JP2003099428A - 翻訳支援装置、翻訳者端末制御プログラム、校正者端末制御プログラム - Google Patents

翻訳支援装置、翻訳者端末制御プログラム、校正者端末制御プログラム

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JP2003099428A
JP2003099428A JP2001292188A JP2001292188A JP2003099428A JP 2003099428 A JP2003099428 A JP 2003099428A JP 2001292188 A JP2001292188 A JP 2001292188A JP 2001292188 A JP2001292188 A JP 2001292188A JP 2003099428 A JP2003099428 A JP 2003099428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事業として行われる翻訳作業において、翻訳
メモリの翻訳文流用箇所と、新規翻訳箇所とを識別可能
に翻訳後文章を編集し、これを翻訳校正者に提示するこ
と。 【解決手段】 翻訳対象となる各原文を、翻訳メモリの
内容を流用することができる翻訳文流用可能原文と、翻
訳メモリの内容を流用することができない翻訳文流用不
能原文とに区分する。そして、翻訳文流用不能原文につ
いては、翻訳者の端末に送信し、これに対する新規翻訳
文を取得する。更に、翻訳メモリの内容を流用した流用
翻訳文と、上記新規翻訳文とを識別可能に編集した校正
用文章を、校正者の端末に送信し、当該新規翻訳文に対
する校正を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、翻訳支援装置に係
り、特に、翻訳者が過去に翻訳した翻訳文を蓄積し、こ
れを再利用することにより、翻訳対象となる文章を翻訳
する工程を効率化する翻訳支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ある言語により記載された翻訳対象を他
の言語に翻訳する作業に、いわゆる翻訳メモリを搭載し
た翻訳ツールが用いられることがある。この翻訳ツール
は、パーソナルコンピュータに実装されるものである。
そして、当該翻訳ツールに搭載された翻訳メモリは、
「対訳データベース」とも呼ばれるが、当該ツールを用
いて翻訳者が自ら過去に翻訳した翻訳文を、翻訳対象と
なった原文と関連付けて随時蓄積するデータベースであ
る。この翻訳メモリを搭載した翻訳ツールを用いた場
合、翻訳者は、翻訳対象を構成する原文のうち、翻訳メ
モリに蓄積された原文と同一又は近似する原文について
は、これを過去に翻訳した翻訳文に自動変換させた上
で、残りの原文のみを自ら翻訳すればよいため、翻訳効
率が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記翻訳ツールを用い
て翻訳を行う場合にあっても、事業として行われる翻訳
であれば、各翻訳担当者による翻訳後文章について誤訳
の有無をチェックし、誤訳があればこれを訂正する校正
作業は不可欠の工程といえる。
【0004】即ち、一般に事業として行われる翻訳作業
は、複数の翻訳者に対し各人が担当する翻訳対象原文を
割り振り、各翻訳者担当の翻訳作業が完了した上で、当
該各翻訳担当者に翻訳された文章を編集し、これを当該
翻訳者と異なる者が校正するといった工程を有する。し
かしながら、上記翻訳ツールを用いた翻訳における校正
作業であれば、翻訳者により新規に翻訳された部分、即
ち、翻訳メモリの内容に基づいて自動変換した流用部分
以外についてのみ校正の有無を確認すればその目的を達
成できるにもかかわらず、従来、各翻訳者に翻訳された
文章のうち、上記翻訳メモリの内容に基づく流用部分
と、当該翻訳者が新規に翻訳した部分とを識別可能に編
集して校正者に出力できるシステムが存在しなかった。
そのため、結果として校正者は、毎回の校正作業におい
て、校正の必要のない上記流用部分も誤訳のチェックを
することになっていた。したがって、各翻訳者が上記翻
訳メモリを搭載した翻訳ツールにより翻訳した翻訳文を
校正用に編集する際、当該翻訳メモリからの流用箇所
と、当該翻訳者が新規に翻訳した箇所を識別可能に編集
できるシステムを構築して欲しいとの要請があった。
【0005】更に、事業として行われる翻訳作業の通常
においては、複数の翻訳者に翻訳担当を割り振り、各担
当毎に並行して翻訳が進められるため、各翻訳担当者に
おける翻訳の進捗状況を定量的に把握できるようなシス
テムを構築し欲しいとの要請があった。
【0006】
【発明の目的】このような状況下において、本発明は、
事業として行われる翻訳作業において、翻訳メモリの内
容に基づく翻訳文流用箇所と、新規翻訳箇所とを識別可
能に翻訳後文章を編集し、これを翻訳校正者に提示する
一連の工程を実現できる翻訳支援装置を提供することを
目的とする。更に、本発明は、各翻訳担当者における翻
訳の進捗状況を定量的に把握できるような翻訳支援装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、情報の記憶手段、翻訳者の
翻訳者端末及び翻訳校正者の校正者端末と情報の送受信
を行う通信手段、上記各手段の動作を制御する処理手段
を備え、記憶手段が、翻訳対象となる複数の原文から構
成される文章を記憶する文章ファイルと、翻訳校正者に
より校正された翻訳文を当該翻訳文に対応する原文と関
連付けて蓄積する翻訳支援データベースとを格納する。
【0008】そして、上述の処理手段は、a1)上記記
憶手段の文章ファイルから、翻訳対象となる各原文を読
み出す処理と、b1)当該読み出した各原文と同一の原
文が蓄積されているかを、当該翻訳支援データベースに
それぞれ問い合わせる処理と、 c1)当該問い合わせ
に基づいて、上述の文章ファイルから読み出した各原文
を、同一の原文が蓄積されている翻訳文流用可能原文
と、同一の原文が蓄積されていない翻訳文流用不能原文
とに区分する処理と、d1)翻訳文流用可能原文に区分
した原文を、翻訳支援データベースに蓄積された翻訳文
にそれぞれ変換した流用翻訳文を生成する処理と、e
1)翻訳文流用不能原文に区分した原文を、当該区分し
た各原文の翻訳を担当する翻訳者の翻訳者端末へ通信手
段を介してそれぞれ送信する処理とを実行する。
【0009】更に処理手段は、f1)原文の送信先であ
る翻訳者端末から、上記送信した原文について翻訳され
た新規翻訳文を前記通信手段を介して取得したとき、所
定のレイアウト情報と、上記生成した流用翻訳文と、上
記取得した新規翻訳文とに基づいて、流用翻訳文と、当
該取得した新規翻訳文とを識別可能な校正用文章を編集
する処理と、g1)校正用文章を編集したとき、当該校
正用文章を校正者端末へ通信手段を介して送信する処理
と、h1)校正者端末から、当該翻訳校正者に校正され
た新規翻訳文を通信手段を介して取得する処理と、i
1)所定のレイアウト情報と、当該生成した流用翻訳文
と、当該翻訳校正者に校正された各新規翻訳文とに基づ
いて、出版用文章を編集する処理と、j1)翻訳校正者
に校正された各新規翻訳文を当該新規翻訳文に対応する
原文と関連付けて翻訳支援データベースに蓄積する処理
とを実行する。
【0010】ここにいう「新規翻訳文」とは、翻訳文流
用不能原文に区分した原文を、各翻訳担当者に翻訳を割
り当てる翻訳単位に区分した場合において、当該各翻訳
単位毎に翻訳された各翻訳文を意味する。
【0011】請求項2記載の発明は、上記記憶手段の文
章ファイルが、翻訳対象となる複数の原文を当該各原文
の属性と関連付けた文章を記憶し、上記処理手段が、上
記e1)ステップにおいて、翻訳文流用不能原文に区分
した各原文を、各翻訳者の翻訳者端末へ送信する際、上
記区分した各原文の属性を文章ファイルの内容に基づい
て特定すると共に、当該属性が共通する原文群を、当該
原文群の翻訳を担当する翻訳者の翻訳者端末へそれぞれ
送信することを特徴とする請求項1記載の翻訳支援装置
である。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の翻
訳支援装置と情報の送受信を行う通信手段、情報の表示
手段、情報の入力手段、翻訳インターフェース制御情報
を記憶した記憶手段、上記各手段の動作を制御する処理
手段を備えた翻訳者端末において、当該処理手段に、a
3)翻訳支援装置から、当該翻訳者端末の翻訳者が翻訳
を担当する原文を、上記通信手段を介して取得するステ
ップと、b3)上記記憶手段のインターフェース制御情
報に基づいて、当該取得した原文についての新規翻訳文
を受け取る為の翻訳インターフェースを生成するステッ
プと、c3)当該取得した原文と、当該生成した翻訳イ
ンターフェースとを表示手段に表示するステップと、d
3)上記入力手段から、翻訳インターフェースを介して
上記原文に関する新規翻訳文を取得するステップと、e
3)当該取得した新規翻訳文を、記憶手段に格納するス
テップと、f3)上記記憶手段から当該新規翻訳文を読
み出すステップと、g3)当該読み出した新規翻訳文
を、上記通信手段を介して翻訳支援装置に送信するステ
ップとを実行させる翻訳者端末制御プログラムである。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の翻
訳支援装置と情報の送受信を行う通信手段、情報の表示
手段、情報の入力手段、校正インターフェース制御情報
を記憶した記憶手段、上記各手段の動作を制御する処理
手段を備えた校正者端末において、上記処理手段に、a
4)上記翻訳支援装置が編集した校正用文章を、通信手
段を介して翻訳支援装置から取得するステップと、b
4)当該取得した校正用文章を解析し、当該校正用文章
に含まれる新規翻訳文を識別するステップと、c4)上
記記憶手段の校正インターフェース制御情報に基づい
て、当該識別した新規翻訳文のみの校正を受け付けるた
めの、校正インターフェースを生成するステップと、d
4)上記取得した校正用文章と、当該生成した校正イン
ターフェースとを上記表示手段に表示するステップと、
e4)入力手段から、当該校正インターフェースを介し
て新規翻訳文の校正を取得するステップと、f4)当該
校正を取得したとき、当該校正後の新規翻訳文を記憶手
段に格納するステップと、g4)記憶手段から当該校正
後の新規翻訳文を読み出すステップと、h4)当該読み
出した新規翻訳文を通信手段を介して上記翻訳支援装置
に送信するステップを実行させる校正者端末制御プログ
ラムである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施形態について説明する。
【0015】図1は、本実施形態のシステム構成を示す
ブロック図である。
【0016】本システムは、翻訳者端末10、校正者端
末20、翻訳支援装置40により構成されている。翻訳
者端末10、校正者端末20、翻訳支援装置40は、イ
ンターネット50を介して接続されている。説明の便宜
上図1には、翻訳者端末10及び校正者端末20を一つ
しか記載していないが、これらは複数存在することを想
定している。
【0017】翻訳者端末10は、翻訳者の使用するパー
ソナルコンピュータであり、翻訳者記憶手段11、翻訳
者通信手段12、翻訳者入力手段13、翻訳者表示手段
14、翻訳者処理手段15とからなる。
【0018】翻訳者記憶手段11は、例えば、メモリ、
レジスタ、ハードディスクである。当該翻訳者記憶手段
11は、HTML(hyper text markup language)で組
まれた情報を閲覧するブラウザの制御情報を格納する。
更に、翻訳支援装置40から翻訳対象となる原文を受信
し、これについての入力された翻訳文を再び翻訳支援装
置40に送信するための情報送受制御情報と、翻訳者か
ら当該原文に関する新規翻訳文の入力を受け付ける翻訳
インターフェースを表示するための翻訳インターフェー
ス制御情報とからなる翻訳者端末制御プログラムを、上
記ブラウザの制御情報のプラグインとして格納してい
る。
【0019】翻訳者通信手段12は、例えば、ルータで
ある。
【0020】翻訳者入力手段13は、例えば、キーボー
ドである。
【0021】翻訳者表示手段14は、例えば、コンピュ
ータディスプレイである。
【0022】翻訳者処理手段15は、例えばCPUを含
み、分散処理を行う複数の演算手段を含んでもよい。当
該翻訳者処理手段15は、上記翻訳者端末制御プログラ
ムを実行することにより、a3)翻訳支援装置40か
ら、当該翻訳者端末10の翻訳者が翻訳を担当する原文
を、翻訳者通信手段12を介して取得する処理と、b
3)翻訳者記憶手段11のインターフェース制御情報に
基づいて、当該取得した原文についての新規翻訳文を受
け取る為の翻訳インターフェースを生成する処理と、c
3)当該取得した原文と、当該生成した翻訳インターフ
ェースとを上記翻訳者表示手段14に表示する処理と、
d3)上述の翻訳者入力手段13から、翻訳インターフ
ェースを介して原文に関する新規翻訳文を取得する処理
とを行う。
【0023】そして、翻訳者処理手段15は、上記翻訳
者端末制御プログラムを実行することにより、e3)取
得した新規翻訳文を、上記翻訳者記憶手段11に格納す
る処理と、f3)翻訳者記憶手段11から当該新規翻訳
文を読み出す処理と、g3)当該読み出した新規翻訳文
を翻訳者通信手段12を介して翻訳支援装置40に送信
する処理とを行う。
【0024】また、当該翻訳者には、認証のための個別
のID、パスワードが割り振られている。
【0025】校正者端末20は、翻訳校正者の使用する
パーソナルコンピュータであり、校正者記憶手段21、
校正者通信手段22、校正者入力手段23、校正者表示
手段24、校正者処理手段25とからなる。本実施形態
における校正とは、上記翻訳者に翻訳された新規翻訳文
を原文と照らし合わせ、誤訳があればこれを訂正するこ
とを意味する。
【0026】校正者記憶手段21は、例えば、メモリ、
レジスタ、ハードディスクである。当該校正者記憶手段
21には、HTMLで組まれた情報を閲覧するブラウザ
の制御情報を格納する。更に、翻訳支援装置40から新
規翻訳文を受信し、これについて校正された当該新規翻
訳文を再び翻訳支援装置40に送信するための情報送受
制御情報と、校正者から当該新規翻訳文に関する校正の
入力を受け付ける校正インターフェースを表示するため
の校正インターフェース制御情報とからなる校正者端末
制御プログラムを、上記ブラウザの制御情報のプラグイ
ンとして格納している。
【0027】校正者通信手段22は、翻訳者通信手段1
2と同一の構成であり、校正者入力手段23は、翻訳者
入力手段13と同一の構成である。また、校正者表示手
段24は、翻訳者表示手段14と同一の構成である。
【0028】校正者処理手段25は、例えばCPUを含
み、分散処理を行う複数のコンピュータを含んでもよ
い。当該校正者処理手段25は、上記校正者端末制御プ
ログラムを実行することにより、a4)翻訳支援装置4
0が編集した校正用文章を、校正者通信手段22を介し
て翻訳支援装置40から取得する処理と、b4)当該取
得した校正用文章を解析し、当該校正用文章に含まれる
新規翻訳文を識別する処理と、c4)校正者記憶手段2
1の校正インターフェース制御情報に基づいて、上記識
別した新規翻訳文のみの校正を受け付けるための、校正
インターフェースを生成する処理と、d4)当該取得し
た校正用文章と、当該生成した校正インターフェースと
を上記校正者表示手段24に表示するステップと、e
4)校正者入力手段23から、校正インターフェースを
介して新規翻訳文の校正を取得する処理とを行う。
【0029】そして、校正者処理手段25は、上記校正
者端末制御プログラムを実行することにより、f4)校
正を取得したとき、当該校正後の新規翻訳文を校正者記
憶手段21に格納する処理と、g4)校正者記憶手段2
1から当該校正後の新規翻訳文を読み出す処理と、h
4)当該読み出した新規翻訳文を校正者通信手段22を
介して翻訳支援装置40に送信する処理とを行う。
【0030】翻訳支援装置40は、記憶手段41と、通
信手段42と、処理手段43とから構成される。
【0031】記憶手段41は、例えば、メモリ、レジス
タ、ハードディスクであり、文章ファイルを格納する文
章ファイルデータベース41aと、校正者端末20の翻
訳校正者によって校正された翻訳文を当該翻訳文に対応
する原文と関連付けて蓄積する翻訳支援データベース4
1bとを備える。
【0032】文章ファイルデータベース41aに格納す
る各文章ファイルには、翻訳対象となる複数の原文から
構成される文章を記憶するが、この文章ファイルは、S
GML(standard generalized markup language)のフ
ァイル形式で格納されており、この文章を構成する各原
文に関連付けられるSGMLタグの名称、及び当該SG
MLタグによる文書構造は当該翻訳支援装置40のシス
テム運営者によりDTD(document type definition)
のファイルとして予め設定されている。
【0033】これを具体例を参照しつつ更に詳細に説明
しておく。
【0034】文章ファイルに格納される各原文には、上
記DTDにより定義された開始タグと終了タグが関連付
けられている。当該DTDは、先ず、各原文毎に<sent
ence>というタグを関連付ける事を定義しており、複数
の原文を各章ごとのルート要素として管理するための<
chap>を更に定義している。また、上記各原文毎に関連
付けられる<sentence>タグには、各章において当該原
文を配置する順番を示す「num」という第1の属性と、
修正許容の有無を示す「change」という第2の属性を関
連付けるように定義している。尚、この属性「change」
の属性値は、"yes"と"no"の2種類があり、通常"yes"と
初期設定されているが、翻訳禁止原文については、例外
的に"no"と初期設定される。この翻訳禁止原文は、その
性質上翻訳されると意味をなさなくなる原文であり、例
えば、全世界共通で単一の表現形式で使用される名称等
が該当する。更に当該DTDは、当該原文の性質を示す
「property」という第3の属性をも関連付けるように定
義している。当該性質を示す第3の属性の属性値には、
操作手順を示す「operate」、機能概要を示す「functio
n」、注意書きを示す「caution」等がある。したがっ
て、例えば、電気機器の取扱マニュアルにおける、ある
章の第1番目に配列され、かつ操作手順に関する「電源
スイッチを入れてください」という原文であれば<sent
ence num="1" change ="yes" property ="operat
e">電源スイッチを入れてください</sentence>とい
う要素として文章ファイルに記憶される。このようなS
GMLタグに関連付けられた数十ないし数百の原文が集
合して、ひとつの「章」というルート要素を構成するも
のである。また、上述のように、原文の配列順だけでな
く、操作手順等の性質「property」をも第3の属性とし
て関連付けるのは、原文の性質に応じて文章を区分し、
性質の同じ複数の原文群毎に翻訳担当者を割り当てる為
である。これについては後に詳述する。
【0035】一方、翻訳支援データベース41bには、
上述した翻訳者端末10の翻訳者に翻訳され、更に校正
者端末20の翻訳校正者により校正された翻訳文を当該
翻訳文に対応する原文と関連付けて格納する。翻訳者に
より翻訳された新規翻訳文であって、翻訳校正者により
校正の有無を判定された新規翻訳文については、次回同
一の原文について翻訳を行う際、既に翻訳された翻訳文
を流用することにより、翻訳作業の重複を回避し、作業
を効率化するためである。当該翻訳支援データベース4
1bに格納された翻訳文は、例えば、「電源スイッチを
入れてください」という原文に対し、「Turn the power
on」といったものが想定できる。
【0036】通信手段42は、例えばルータである。
【0037】処理手段43は、CPUを含み、分散処理
を行う複数の演算手段を含んでもよい。
【0038】次に、翻訳支援装置40の実行する翻訳文
章生成処理について詳述する。当該翻訳文章生成処理
は、各翻訳者から新規翻訳文を取得するまでの新規翻訳
文取得処理と、当該取得した新規翻訳文に対する校正を
取得するまでの校正取得処理とに分けて説明することが
できる。本実施形態における翻訳文章生成処理は各章ご
と、即ち、<chap>のタグに関連付けられたルート要素
毎に行われる。
【0039】はじめに、新規翻訳文取得処理について、
図2のフローチャートを参照しつつ説明する。同図左側
に示すのは、翻訳支援装置40側で実行される処理であ
り、同図右側に示すのは、翻訳者端末10側で実行され
る処理である。
【0040】まず、翻訳支援装置40にアクセスした翻
訳者端末10と校正者端末20が、自己のID、パスワ
ードを提示して翻訳支援装置40にログインし、当該翻
訳支援装置40と、翻訳者端末10及び校正者端末20
との接続状態が維持されていることが本処理及び校正取
得処理の前提として要求される。
【0041】処理手段43は、記憶手段41における文
章ファイルデータベース41aから、今回翻訳対象とな
る文章の文章ファイルを特定する(S101)。
【0042】処理手段43は、当該特定した文章ファイ
ルから、翻訳対象となる各原文を読み出す(S10
2)。今回翻訳の対象となる、SGMLタグに関連付け
られた各原文は、上述のようにSGMLファイル形式の
文章ファイルで格納されており、各章を構成する各原文
が<chap>のタグに関連付けられたルート要素を構成し
ている。したがって、処理手段43は、各原文をSGM
Lタグに関連付けられた要素の状態で、且つ<chap>の
タグに関連付けられたルート要素単位で読み出す。
【0043】処理手段43は、当該読み出した各原文と
同一の原文が蓄積されているかを、記憶手段41の翻訳
支援データベース41bに問い合わせる(S103)。
但し、処理手段43は、当該読み出した各原文のうち、
「change」の属性の属性値が"no"と初期設定される翻訳
禁止原文については、上記問合せの対象から除外する。
原文をそのまま維持するので翻訳の必要性がないからで
ある。
【0044】処理手段43は、上述の問い合わせに基づ
いて、上記特定した文章ファイルから読み出した各原文
を、翻訳文流用可能原文と、翻訳文流用不能原文とに区
分する(S104)。翻訳文流用可能原文とは、翻訳支
援データベース41bに、同一の原文が蓄積されている
原文である。一方、翻訳文流用不能原文とは、翻訳支援
データベース41bに、同一の原文が蓄積されていない
原文である。
【0045】処理手段43は、上記翻訳文流用可能原文
に区分した原文を、翻訳支援データベース41bに蓄積
された翻訳文にそれぞれ変換した流用翻訳文を生成する
(S105)。例えば、処理手段43が、<sentence
num="1" change ="yes"property ="operate">電源
スイッチを入れてください</sentence>という原文を
文章ファイルから読み出し、且つ、「電源スイッチを入
れてください」という原文と関連付けた「Turn the pow
er on」という翻訳文が翻訳支援データベース41bに
格納されていたとき、処理手段43は、<sentence nu
m="1" change ="yes" property ="operate">Turn
the power on</sentence>という流用翻訳文を生成す
る。
【0046】更に、処理手段43は、当該生成した流用
翻訳文のSGMLタグにおける第2の属性「change」の
属性値を「"no"」にする(S106)。
【0047】処理手段43は、翻訳文流用不能原文に区
分した各原文を、当該区分した各原文の翻訳を担当する
翻訳者の翻訳者端末10に送信する(S107)。ここ
で、処理手段43は、各原文に関連付けられた各SGM
Lタグを校正者端末20が処理可能なHTMLタグに変
換し、且つ当該SGMLタグに示された各属性(「nu
m」、「change」、「property」の各属性)及びその属
性値を、変換されたHTMLタグの属性名及び属性値と
してそのまま維持する。また、当該翻訳文流用不能原文
に区分した原文の各翻訳者への割り当ては、各原文のS
GMLタグに示された属性「property」の属性値に応じ
て行う。各原文に関連付けられたSGMLタグには、文
章の性質を示す「property」という属性が関連付けら
れ、その属性値には、操作手順を示す「operate」、機
能概要を示す「function」、注意書きを示す「cautio
n」等があることは上述した。したがって、処理手段4
3は、翻訳文流用不能原文に区分した各原文を、操作手
順を説明する原文群、或いは、機能概要を説明する原文
群といったように文章の性質に応じてソートし、当該ソ
ートした原文群毎に、翻訳を担当する翻訳者を決定する
ものである。例えば、処理手段43は、操作手順を説明
する原文群は翻訳者Aの翻訳者端末10に送信する一
方、機能概要を説明する原文群は翻訳者Bの翻訳者端末
10に送信するといったように、原文の各翻訳者への割
り当てを決定する。なお、処理手段43は、上記生成し
た流用翻訳文、及び翻訳禁止原文を、上記翻訳文流用不
能原文に区分した各原文と併せて翻訳者端末10へ送信
する。そして、各流用翻訳文及び翻訳禁止原文の送信先
である各担当翻訳者の翻訳者端末10は、当該各流用翻
訳文及び翻訳禁止原文のタグに示された属性「propert
y」の属性値に応じて振り分けられる。この点は、上記
翻訳文流用不能原文に区分した各原文と同様である。
【0048】このように、文章の性質を示す文章属性が
同一の原文群が同一の翻訳者によって翻訳されるよう
に、原文の各翻訳者への翻訳割り当てを決定するのは、
以下の理由による。本実施形態においては、翻訳文流用
不能原文の翻訳は、複数の各翻訳担当者によって行われ
る。しかしながら、翻訳は人為的な作業である為、配列
順1から10までは翻訳者A、配列順11から20まで
は翻訳者B、配列順21から30までは翻訳者Cといっ
たように、単純な配列順に翻訳者を割り当てていった場
合、翻訳者が変わる箇所毎に、読み手に不自然な印象を
与えることになる。各翻訳者の癖が微妙に翻訳文に影響
するからである。したがって、本実施形態においては、
予め、翻訳対象となる原文に、文章の性質を示す属性
「property」をSGMLタグとして関連付けておき、こ
の属性の属性値が共通する原文群を一つの纏まりとして
同一の翻訳者に割り当てることにより、最終的に編集さ
れた文章を読んだ読み手に不自然な印象を与えることを
回避するものである。
【0049】翻訳者端末10の翻訳者処理手段15は、
上記翻訳支援装置40から、当該翻訳者端末10の翻訳
者が担当する原文、及びタグに示された属性「propert
y」の属性値が当該原文と同一である流用翻訳文、翻訳
禁止原文を、翻訳者通信手段12を介して取得して翻訳
者記憶手段11に記憶する(S108)。
【0050】翻訳者処理手段15は、翻訳者記憶手段1
1のインターフェース制御情報に基づいて、当該取得し
た原文についての新規翻訳文を受け取る為の翻訳インタ
ーフェースを生成する(S109)。この翻訳インター
フェースは、「change」の属性値が"Yes"である原文、
即ち、翻訳文流用不能原文に区分された原文のみに関す
る翻訳の入力を求める為のものである。
【0051】そして、翻訳者端末処理手段15は、上記
取得した原文(翻訳禁止原文含む)及び流用翻訳文と、
当該生成した翻訳インターフェースとを翻訳者表示手段
14に表示する(S110)。図3に、翻訳者表示手段
14に表示される原文等と翻訳インターフェースの一例
を示す。画面左側には、翻訳文流用不能原文に区分した
原文、新規翻訳文、翻訳禁止原文を表示する。各原文等
の左側には、番号が付されている。画面右側には、翻訳
インターフェースを表示する。当該翻訳インターフェー
スには、画面左側の各原文等の番号に対応した新規翻訳
文記入欄がそれぞれ設けられている。但し、「change」
の属性値が"No"である流用翻訳文については、新規な翻
訳の必要はないため、「翻訳不要」と表示する。また、
翻訳禁止原文についても、原文をそのまま維持すること
から翻訳の必要がないため、「change」の属性値が"No"
と設定されており、同じく「翻訳不要」と表示する。そ
して画面下には、「確定」のボタンが備えられている。
ここで、図3は、1番目から4番目までの原文に対する
新規翻訳文が、当該翻訳者端末10の翻訳者により既に
入力された状態を示している。また、7番、9番、12
番については、流用翻訳文又は翻訳禁止原文に対応する
新規翻訳文記入欄であるため、「翻訳不要」と表示されて
いる。翻訳者は、上記画面左側に表示された原文を参照
し、すべての原文(図3のケースでは5番から6番、8
番、10番から11番、13番から14番の各原文)に
対する適切な翻訳を画面右側の翻訳インターフェースに
翻訳者入力手段13を介して入力していく。
【0052】翻訳者処理手段15は、翻訳者入力手段1
3から、上記翻訳インターフェースを介して、上記流用
不能原文に区分した原文に関する新規翻訳文を取得する
(S111)。
【0053】翻訳者処理手段15は、当該取得した新規
翻訳文を、翻訳者記憶手段11の所定の記憶領域に格納
する(S112)。その際、当該新規翻訳文には、翻訳
対象として表示された原文に対応するHTMLタグを関
連付けて格納する。
【0054】表示されたすべての原文に対する新規翻訳
文を入力した翻訳者は、翻訳者入力手段13から、画面
下の「確定」を選択する。
【0055】翻訳者入力手段13から、「確定」が選択
されたことを特定する情報を取得した翻訳者処理手段1
5は、翻訳者記憶手段11から、当該新規翻訳文と、翻
訳禁止原文と、流用翻訳文とを読み出す(S113)。
当該新規翻訳文は、HTMLタグに関連付けられた要素
の状態で読み出される。更に、流用翻訳文及び翻訳禁止
原文についても、HTMLタグに関連付けられた要素の
状態で読み出される。
【0056】翻訳者処理手段15は、当該読み出した新
規翻訳文と、流用翻訳文と、翻訳禁止原文とを翻訳者通
信手段12を介して翻訳支援装置40に送信する(S1
14)。以上で、新規翻訳文取得処理がすべて終了し、
直ちに校正取得処理が開始される。校正取得処理につい
て、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。同図
左側に示すのは翻訳支援装置40側で実行される処理で
あり、同図右側に示すのは校正者端末20側で実行され
る処理である。
【0057】上記送信した原文について翻訳された新規
翻訳文と、流用翻訳文と、翻訳禁止原文とを、原文の送
信先である翻訳者端末10から取得して記憶手段41に
記憶した処理手段43は、まず、当該取得した新規翻訳
文等のHTMLタグをSGMLタグに再び変換し、その
上で、所定のレイアウト情報と、上記生成した流用翻訳
文と、翻訳禁止原文と、当該取得した新規翻訳文とに基
づいて、流用翻訳文及び翻訳禁止原文と、当該取得した
新規翻訳文とを識別可能な校正用文章を編集する(S1
15)。上述のように、上記S105のステップにおい
て、翻訳支援データベース41bに蓄積された翻訳文に
変換した流用翻訳文については、SGMLタグにおける
第2の属性「change」の属性値を「"no"」に変更する。
また、翻訳禁止原文はSGMLタグにおける第2の属性
「change」の属性値が「"no"」と当初から設定されてい
る。したがって、処理手段43は、上記流用翻訳文及び
翻訳禁止原文と、上記各翻訳者端末10から取得した新
規翻訳文とを、これに関連付けられたSGMLタグの第
1の属性「num」の属性値をキーとして配列順にソート
することにより、流用翻訳文及び翻訳禁止原文と、新規
翻訳文とを識別可能な校正用文章とすることが出来る。
【0058】当該校正用文章を編集した処理手段43
は、当該編集した校正用文章を校正者端末20に通信手
段42を介して送信する(S116)。その際、処理手
段43は、当該校正用文章を構成する流用翻訳文、翻訳
禁止原文、及び流用翻訳文に関連付けられた各SGML
タグを、校正者端末20が処理可能なHTMLタグに変
換するが、当該SGMLタグに関連付けられた各属性は
変換されたHTMLタグの属性としてそのまま維持され
る。
【0059】校正者端末20の校正者処理手段25は、
翻訳支援装置40が編集した校正用文章を、校正者通信
手段22を介して翻訳支援装置40から取得する(S1
17)。
【0060】校正者処理手段25は、当該取得した校正
用文章を解析し、当該校正用文章に含まれる新規翻訳文
を識別する(S118)。上述のように、流用翻訳文に
ついては「change」の属性値が「"no"」と変更され、ま
た、翻訳禁止原文は当初から「change」の属性値が「"n
o"」と設定される一方、新規翻訳文は「change」の属性
値が「"yes"」と維持されるので、校正者処理手段25
は、当該属性値に基づいて、流用翻訳文及び翻訳禁止原
文と新規翻訳文とを識別する。
【0061】校正者処理手段25は、校正者記憶手段2
1の校正インターフェース制御情報に基づいて、当該識
別した新規翻訳文のみの校正を受け付けるための、校正
インターフェースを生成する(S119)。
【0062】校正者処理手段25は、上記取得した校正
用文章と、当該生成した校正インターフェースとを校正
者表示手段24に表示する(S120)。図5に校正者
表示手段23に表示される校正用文章と、校正インター
フェースの一例を示す。画面左側には、校正用文章を表
示する。ここで、流用翻訳文及び翻訳禁止原文は黒の文
字(不図示)で表示される一方、新規翻訳文は赤色の文
字(不図示)で表示される。そして、画面右側には、校
正インターフェースを表示する。当該校正インターフェ
ースには、画面左側に表示した各番号に対応した校正記
入欄がそれぞれ設けられている。但し、黒文字表記され
る流用翻訳文又は翻訳禁止原文に対応する校正記入欄に
は、「校正不要」と表示され、校正後の新規翻訳文を入
力できないようになっている。更に、画面下には、「確
定」のボタンが備えられている。ここで図5は、1番目
から11番目までの翻訳文に対する校正が、当該校正者
端末20の校正者により既に入力された状態を示す。
【0063】各翻訳校正者には、翻訳対象となる原文が
既に送付されており、当該翻訳校正者は、当該表示され
た校正用文章と、上記原文の内容を照合すると共に、各
翻訳文と他の翻訳文との関係における文章の流れを検討
し、当該校正用文章に含まれる新規翻訳文について正し
い翻訳がされているか判断する。そして、当該各新規翻
訳文について訂正すべき点を発見したときは、当該訂正
すべき新規翻訳文の番号に対応する校正記入欄に校正後
の新規翻訳文を入力する一方、訂正を要しない新規翻訳
文に対応する校正記入欄には「O.K.」と入力する。
但し、「校正不要」と表示された校正記入欄は、流用翻
訳文又は翻訳禁止原文に対応するものであるため、訂正
後の新規翻訳文を入力できないようにインターフェース
によって制限される。
【0064】校正者処理手段25は、校正者入力手段2
3から、上記校正インターフェースを介して新規翻訳文
の校正を取得する(S121)。
【0065】校正者処理手段25は、当該校正を取得し
たとき、当該校正後の新規翻訳文を校正者記憶手段21
に格納する(S122)。例えば、校正者処理手段25
は、翻訳校正者によって「O.K.」が入力されたとき
は、上記画面左側に表示された新規翻訳文を校正後の新
規翻訳文として格納する一方、新規翻訳文が上記画面右
側の校正記入欄に入力されたときは、当該入力された新
規翻訳文を格納する。また、当該校正後の新規翻訳文
は、校正対象であった新規翻訳文に対応するHTMLタ
グを関連付けて格納する。
【0066】上記表示されたすべての新規翻訳文に対す
る校正記入欄に、「O.K.」又は校正後の新規翻訳文
を入力した翻訳校正者は、画面下の「確定」を選択す
る。
【0067】上記画面下の「確定」が選択されたことを
特定する情報を校正者入力手段23から取得した校正者
処理手段25は、校正者記憶手段21から当該校正後の
新規翻訳文を読み出す(S123)。当該校正後の新規
翻訳文は、HTMLタグに関連付けられた要素の状態で
読み出される。
【0068】校正者処理手段25は、当該読み出した新
規翻訳文を校正者通信手段22を介して翻訳支援装置4
0に送信する(S124)。
【0069】翻訳支援装置40の処理手段43は、校正
者端末20から、当該翻訳校正者に校正された新規翻訳
文を通信手段42を介して取得する(S125)。そし
て処理手段43は、当該校正後の新規翻訳文に関連付け
られたHTMLタグを、これに対応するSGMLタグに
再び変換する。
【0070】処理手段43は、所定のレイアウト情報
と、上記記憶手段41に記憶した流用翻訳文及び翻訳禁
止原文と、上記翻訳校正者に校正された各新規翻訳文と
に基づいて、出版用文章を編集する(S126)。当該
編集された出版用文章は、SGMLファイルとして記憶
手段41の所定の記憶領域に保存され、翻訳済みの文章
として適宜読み出すことが可能となる。
【0071】処理手段43は、翻訳校正者に校正された
各新規翻訳文を当該新規翻訳文に対応する原文と関連付
けて記憶手段41の翻訳支援データベース41bに蓄積
する(S127)。当該蓄積された新規翻訳文は、当該
蓄積後、文章ファイルから読み出した他の原文における
流用翻訳文の生成にリアルタイムに反映されていくた
め、以降の翻訳文章生成処理において、翻訳支援データ
ベース41bの翻訳文を流用できる範囲、即ち、各翻訳
者による翻訳作業を省略できる範囲が拡大していくこと
になる。
【0072】以上で校正取得処理がすべて終了する。
【0073】このように、本実施形態によれば、翻訳支
援装置40の記憶手段41に翻訳支援データベース41
bを設け、各翻訳者により翻訳され、且つ翻訳校正者に
より校正された翻訳文については、これを翻訳財産とし
て蓄積し、次回以降同一の原文に関する翻訳の必要が生
じたときにこれを再利用することにより、翻訳効率を向
上させることができる。
【0074】また、上記翻訳者に翻訳された新規翻訳文
と、翻訳支援データベース41bから流用した流用翻訳
文とを校正者端末20に送信する際には、当該新規翻訳
文と、流用翻訳文とを識別可能に編集した形で送信する
ため、校正者端末20の翻訳校正者は、翻訳された文章
全体の流れを把握できる一方で、校正の必要のない流用
翻訳文を容易に識別でき、新規翻訳文のみについて校正
の有無を確認すればよいため、校正終了までの時間を大
幅に短縮することができる。
【0075】更に、翻訳者端末10の翻訳者により翻訳
された新規翻訳文に誤訳があると判断したとき、校正者
端末20の翻訳校正者自らが、校正インターフェースを
介してこれを訂正することができるので、翻訳処理の効
率化を極めて容易に実現できる。
【0076】記憶手段41の文章ファイルデータベース
41aには、翻訳対象となる各原文をSGMLタグとそ
れぞれ関連付けたSGMLファイルの形式で格納するた
め、複数人に翻訳担当を割り当て、各翻訳者が並行して
翻訳を行うという状況下においても、各翻訳者端末10
から取得した翻訳文を、所定の配置順、レイアウトに再
編集することを極めて容易に実行することができる。
【0077】また、上記SGMLタグには、当該原文の
性質を示す属性「property」が含まれており、この属性
「property」に対応する属性値に応じた原文群を同一の
翻訳者に割り振るため、各翻訳者に翻訳され、翻訳校正
者による校正を受けた翻訳文を編集した出版用文章を読
んだときに、各翻訳者の癖により不自然な印象が生じる
という事態を回避できる。
【0078】上記実施形態においては、一章あたりの翻
訳文章生成処理を説明したが、一つの文章ファイルに含
まれる他の章についても、翻訳を担当する翻訳者、及び
当該翻訳者による翻訳を校正する翻訳校正者のチームを
別個に設けることにより、複数の章に含まれる原文につ
いての翻訳文章生成処理を並行しておこなうことが可能
となり、原文から翻訳文生成までの時間を大幅に短縮す
ることができる。
【0079】また、各翻訳者端末10の翻訳者へ依頼し
た原文や、各校正者端末20の翻訳校正者に依頼した校
正用文章のデータ量は、例えば、翻訳者Aには○○Kby
teの原文を送っており、校正者Bには○○○Kbyteの校
正用文章を送っているというように、翻訳支援装置40
の側で定量的に把握することができるので、各翻訳者1
0からの新規翻訳文の取得状況や、各校正者端末20か
らの校正された新規翻訳文の取得状況を確認することに
より、全工程の中に占める現在の翻訳工程の進捗状況を
容易に把握することができる。
【0080】尚、本発明の実施形態は、上記に限定され
るものではない。
【0081】上記実施形態においては、文章ファイルデ
ータベース41aに、翻訳対象となる日本語の原文を格
納しておき、これを翻訳支援データベース41bの英語
訳に基づいて英語に翻訳する構成を紹介したが、翻訳支
援データベース41bのコンテンツを、対フランス語翻
訳用、対ドイツ語翻訳用にすることにより、他の言語へ
の翻訳であっても、これを容易にすることができる。
【0082】また、上記実施形態においては、SGML
ファイルを、各翻訳者端末10、校正者端末20が処理
可能なHTMLファイルに変換して送信する構成を採用
していたが、各端末が実装するアプリケーションが、X
ML(extensible markup language)形式による情報を
処理可能であれば、上記SGMLファイルをXMLファ
イルに変換して送信してもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように構成され機能する本
発明によれば、記憶手段に翻訳支援データベースを設
け、過去に翻訳された翻訳文を蓄積し、当該翻訳文と同
一の翻訳文については、これを流用して翻訳文を生成す
ることにより、翻訳工程における重複作業を回避し、翻
訳効率を向上させることができる。
【0084】また、本発明は、翻訳対象となる原文の翻
訳者端末への送信と当該翻訳者端末からの新規翻訳文の
取得、及び校正用文章の校正者端末への送信と、当該校
正者端末からの校正された新規翻訳文の取得とを、通信
回線を介して行い、更に、上記翻訳支援データベースか
ら流用した流用翻訳文と、翻訳者端末の翻訳者に新規に
翻訳された新規翻訳文とを識別可能に上記校正用文章を
編集する。したがって、校正者端末の翻訳校正者は、今
回校正の必要のある箇所と、校正の必要のない箇所を容
易に識別でき、校正終了までの時間を短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施形態の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】実施形態の動作を示すフローチャート図である
(新規翻訳文取得処理)。
【図3】表示手段に表示される原文と翻訳インターフェ
ースの一例を示す図である。
【図4】実施形態の動作を示すフローチャート図である
(校正取得処理)。
【図5】表示手段に表示される校正用文章と校正インタ
ーフェースの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 翻訳者端末 11 翻訳者記憶手段 12 翻訳者通信手段 13 翻訳者入力手段 14 翻訳者表示手段 15 翻訳者処理手段 20 校正者端末 21 校正者記憶手段 22 校正者通信手段 23 校正者入力手段 24 校正者表示手段 25 校正者処理手段 40 翻訳支援装置 41 記憶手段 41a 文章ファイルデータベース 41b 翻訳支援データベース 42 通信手段 43 処理手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記憶手段、翻訳者の翻訳者端末及
    び翻訳校正者の校正者端末と情報の送受信を行う通信手
    段、前記各手段の動作を制御する処理手段を備え、 前記記憶手段は、 翻訳対象となる複数の原文から構成される文章を記憶す
    る文章ファイルと、前記翻訳校正者により校正された翻
    訳文を当該翻訳文に対応する原文と関連付けて蓄積する
    翻訳支援データベースとを格納する翻訳支援装置であっ
    て、 前記処理手段は、 a1)前記記憶手段の文章ファイルから、翻訳対象とな
    る各原文を読み出すこと、 b1)当該読み出した各原文と同一の原文が蓄積されて
    いるかを、前記翻訳支援データベースにそれぞれ問い合
    わせること、 c1)前記問い合わせに基づいて、前記文章ファイルか
    ら読み出した各原文を、前記同一の原文が蓄積されてい
    る翻訳文流用可能原文と、前記同一の原文が蓄積されて
    いない翻訳文流用不能原文とに区分すること、 d1)前記翻訳文流用可能原文に区分した原文を、前記
    翻訳支援データベースに蓄積された翻訳文にそれぞれ変
    換した流用翻訳文を生成すること、 e1)前記翻訳文流用不能原文に区分した原文を、当該
    区分した各原文の翻訳を担当する翻訳者の翻訳者端末へ
    前記通信手段を介してそれぞれ送信すること、 f1)前記原文の送信先である翻訳者端末から、前記送
    信した原文について翻訳された新規翻訳文を前記通信手
    段を介して取得したとき、所定のレイアウト情報と、前
    記生成した流用翻訳文と、前記取得した新規翻訳文とに
    基づいて、流用翻訳文と、当該取得した新規翻訳文とを
    識別可能な校正用文章を編集すること、 g1)前記校正用文章を編集したとき、当該校正用文章
    を前記校正者端末へ前記通信手段を介して送信するこ
    と、 h1)校正者端末から、当該翻訳校正者に校正された前
    記新規翻訳文を前記通信手段を介して取得すること、 i1)所定のレイアウト情報と、前記生成した流用翻訳
    文と、前記翻訳校正者に校正された各新規翻訳文とに基
    づいて、出版用文章を編集すること、 j1)前記翻訳校正者に校正された各新規翻訳文を当該
    新規翻訳文に対応する原文と関連付けて前記翻訳支援デ
    ータベースに蓄積すること、 を特徴とする翻訳支援装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段の文章ファイルは、 翻訳対象となる複数の原文を当該各原文の属性と関連付
    けた文章を記憶し、 前記処理手段は、 前記e1)ステップにおいて、翻訳文流用不能原文に区
    分した各原文を、各翻訳者の翻訳者端末へ送信する際、 前記区分した各原文の属性を前記文章ファイルの内容に
    基づいて特定すると共に、前記属性が共通する原文群
    を、当該原文群の翻訳を担当する翻訳者の翻訳者端末へ
    それぞれ送信することを特徴とする請求項1記載の翻訳
    支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の翻訳支援装置と情報の送
    受信を行う通信手段、情報の表示手段、情報の入力手
    段、翻訳インターフェース制御情報を記憶した記憶手
    段、前記各手段の動作を制御する処理手段を備えた翻訳
    者端末において、 前記処理手段に、 a3)前記翻訳支援装置から、当該翻訳者端末の翻訳者
    が翻訳を担当する原文を、前記通信手段を介して取得す
    るステップと、 b3)前記記憶手段のインターフェース制御情報に基づ
    いて、前記取得した原文についての新規翻訳文を受け取
    る為の翻訳インターフェースを生成するステップと、 c3)前記取得した原文と、前記生成した翻訳インター
    フェースとを前記表示手段に表示するステップと、 d3)前記入力手段から、前記翻訳インターフェースを
    介して前記原文に関する新規翻訳文を取得するステップ
    と、 e3)前記取得した新規翻訳文を、前記記憶手段に格納
    するステップと、 f3)前記記憶手段から当該新規翻訳文を読み出すステ
    ップと、 g3)当該読み出した新規翻訳文を前記通信手段を介し
    て前記翻訳支援装置に送信するステップと、 を実行させる翻訳者端末制御プログラム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の翻訳支援装置と情報の送
    受信を行う通信手段、情報の表示手段、情報の入力手
    段、校正インターフェース制御情報を記憶した記憶手
    段、前記各手段の動作を制御する処理手段を備えた校正
    者端末において、 前記処理手段に、 a4)前記翻訳支援装置が編集した校正用文章を、前記
    通信手段を介して翻訳支援装置から取得するステップ
    と、 b4)当該取得した校正用文章を解析し、当該校正用文
    章に含まれる新規翻訳文を識別するステップと、 c4)前記記憶手段の校正インターフェース制御情報に
    基づいて、前記識別した新規翻訳文のみの校正を受け付
    けるための、校正インターフェースを生成するステップ
    と、 d4)前記取得した校正用文章と、前記生成した校正イ
    ンターフェースとを前記表示手段に表示するステップ
    と、 e4)前記入力手段から、前記校正インターフェースを
    介して前記新規翻訳文の校正を取得するステップと、 f4)前記校正を取得したとき、当該校正後の新規翻訳
    文を前記記憶手段に格納するステップと、 g4)前記記憶手段から当該校正後の新規翻訳文を読み
    出すステップと、 h4)当該読み出した新規翻訳文を前記通信手段を介し
    て前記翻訳支援装置に送信するステップと、 を実行させる校正者端末制御プログラム。
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