JP2003099372A - 迷惑メール防止方法および電子メール中継装置 - Google Patents

迷惑メール防止方法および電子メール中継装置

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JP2003099372A
JP2003099372A JP2001294321A JP2001294321A JP2003099372A JP 2003099372 A JP2003099372 A JP 2003099372A JP 2001294321 A JP2001294321 A JP 2001294321A JP 2001294321 A JP2001294321 A JP 2001294321A JP 2003099372 A JP2003099372 A JP 2003099372A
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Koichi Takahashi
孝一 高▲橋▼
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Fujitsu Ltd
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    • H04L51/00User-to-user messaging in packet-switching networks, transmitted according to store-and-forward or real-time protocols, e.g. e-mail
    • H04L51/21Monitoring or handling of messages
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 業者から広告ターゲットへ送りつけられる迷
惑メールの再発を防止すること。 【解決手段】 送信端末100Aからの送信メールM1
を受信端末100Bへ中継する電子メール中継装置40
0Aおよび電子メール中継装置400Bとを備え、受信
者により送信メールが迷惑メールと判断された場合に
は、受信端末100Bからの受信拒否通知に基づいて、
送信メールM1の送信者へ警告通知が出され、警告通知
以後、受信端末100Bから再度の受信拒否通知があっ
た場合、送信者へ罰金請求通知が出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールの送受
信システムに用いられる迷惑メール防止方法および電子
メール中継装置に関するものであり、特に、業者から広
告ターゲットへ送りつけられる迷惑メールの再発を防止
することができる迷惑メール防止方法および電子メール
中継装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時では、インターネット、移動通信ネ
ットワークの普及により、電子メールの送受信が可能な
コンピュータ端末、携帯端末(携帯電話端末、PHS
(Personal Handy phone System)端末)等の所有率が
非常に高く、電子メールを介したコミュニケーションが
一般化している。
【0003】また、電子メールは、コミュニケーション
ツールにとどまらずダイレクト型の広告媒体としても業
者に利用されている。すなわち、業者は、広告ターゲッ
トのIPアドレス(電子メールアドレス)を様々な手段
で取得し、これらのIPアドレス宛に宣伝・広告文が記
述された電子メールを一斉同報する。
【0004】ここで、広告媒体としての電子メールに
は、オプトインメールとスパムメールという性質が異な
る二種類が存在する。オプトインメールは、予め広告タ
ーゲットに宣伝・広告のためのメールを送信することに
ついて承諾を得ているメールである。一方、スパムメー
ルは、上述した承諾を得ていないメールである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した広
告媒体としてのスパムメールは、受信者の意志と無関係
に一方的に業者から送りつけられる旨を述べた。このよ
うなスパムメールは、受信者にとって有益な情報である
場合を除き、非常に迷惑であり、かつ不快感を与えるた
め、迷惑メールとも呼ばれている。また、迷惑メールを
受け取った受信者は、不快感等の精神的な苦痛の他に、
受信にかかる費用も負担しなければならないという金銭
的な出費も強いられる。
【0006】ここで、近時、上述した迷惑メールが社会
問題にも発展している背景より、通信事業者、インター
ネットプロバイダ等により、迷惑メール防止のための様
々な対策を講じているが、めざましい成果が上がってい
ないのが現状である。
【0007】例えば、対策の一つとしては、再三にわた
って迷惑メールを送信している悪質な業者に対して、送
信停止を呼びかけ業者のモラルに訴える等が挙げられ
る。しかしながら、このような対策では、悪質な業者に
対して効果が全く無い。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
迷惑メールの再発防止を図ることができる迷惑メール防
止方法および電子メール中継装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、送信端末からの送信メールを受信端末へ
中継する中継工程と、受信者により前記送信メールが迷
惑メールと判断された場合に前記受信端末からの受信拒
否通知に基づいて、前記送信メールの送信者へ警告通知
を出す警告通知工程と、前記警告通知以後、前記受信端
末から再度の受信拒否通知があった場合、前記送信者へ
罰金請求通知を出す罰金請求通知工程とを含むことを特
徴とする。
【0010】また、本発明は、送信端末と受信端末との
間で電子メールを中継する電子メール中継装置におい
て、送信端末からの送信メールを受信端末へ中継する中
継手段と、受信者により前記送信メールが迷惑メールと
判断された場合に前記受信端末からの受信拒否通知に基
づいて、前記送信メールの送信者へ警告通知を出す警告
通知手段と、前記警告通知以後、前記受信端末から再度
の受信拒否通知があった場合、前記送信者へ罰金請求通
知を出す罰金請求通知手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0011】かかる発明によれば、受信者により送信メ
ールが迷惑メールと判断された場合に送信者へ警告通知
を出し、警告通知以後、受信端末から再度の受信拒否通
知があった場合、送信者へ罰金請求通知を出すようにし
たので、業者から広告ターゲットへ送りつけられる迷惑
メールの再発を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にか
かる迷惑メール防止方法および電子メール中継装置の一
実施の形態について詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明にかかる一実施の形態の構
成を示すブロック図である。この図には、送信端末10
0A、ターミナルアダプタ200A、電子メール中継装
置400A、電子メール中継装置400B、ターミナル
アダプタ200Bおよび受信端末100B等から構成さ
れた迷惑メール防止システムが図示されている。
【0014】この迷惑メール防止システムは、悪質な業
者から一方的に広告ターゲットに送りつけられる迷惑メ
ールの再発を防止するためのシステムである。ここで、
迷惑メール防止システムでは、主として、送信メールM
1、返信メールM2、受信拒否メールM3、警告依頼メ
ールM4および警告メールM5、罰金請求依頼メールM
6および罰金請求メールM7という都合七種類の電子メ
ールが用いられる。
【0015】これらの電子メールは、図2に示したフォ
ーマットF1に基づいて作成される。フォーマットF1
は、ヘッダ部とデータ部とを備えている。ヘッダ部は、
送信元IPアドレス(電子メールアドレス)、送信先I
Pアドレスおよびメール番号から構成されている。な
お、実際には、IPアドレスは、「202.247.130.5」の
ように8ビットごとに区切った4つの数字で表記され
る。しかしながら、一実施の形態では、説明を簡単にす
るために、一実施の形態では、IPアドレスを「abc@bb
b.com」のように、文字で表現したドメイン名表記とす
る。
【0016】送信元IPアドレスは、電子メールの送信
元を識別するためのIPアドレスである。送信先IPア
ドレスは、当該電子メールの送信先(宛先)を識別する
ためのIPアドレスである。メール番号は、当該電子メ
ールを識別するための番号である。
【0017】また、データ部は、メール種別番号および
メッセージから構成されている。メール種別番号は、電
子メールの種別(送信メールM1、返信メールM2、受
信拒否メールM3)に対応する番号である。メール種別
番号00は、図1に示した送信端末100Aから送信さ
れる送信メールM1(図3参照)に対応している。ここ
で、送信メールM1としては、受信者が迷惑と感じる迷
惑メールと、迷惑メール以外の通常の送信メールとがあ
る。
【0018】また、メール種別番号01は、返信メール
M2(図3参照)に対応している。この返信メールM2
は、送信メールM1が受信端末100Bに受信された
後、受信者により当該送信メールM1が迷惑メールでは
ないと判断された場合に送信端末100Aへ返信される
電子メールである。
【0019】また、メール種別番号02は、受信拒否メ
ールM3(図3参照)に対応している。この受信拒否メ
ールM3は、送信メールM1が受信端末100Bに受信
された後、受信者により当該送信メールM1が迷惑メー
ルであると判断された場合に、電子メール中継装置40
0Bへ送信され、当該送信メールM1(迷惑メール)の
受信を拒否する旨をプロバイダBに通知するためのメー
ルである。
【0020】警告依頼メールM4は、受信拒否メールM
3による受信拒否通知を受けた場合に、電子メール中継
装置400B(プロバイダB)から電子メール中継装置
400A(プロバイダA)へ送信される電子メールであ
る。
【0021】この警告依頼メールM4は、当該送信メー
ルM1(迷惑メール)の送信を停止しなければ罰金を課
すという迷惑メールの送信者への警告を、プロバイダB
からプロバイダAに依頼する場合に用いられる。ここ
で、警告を依頼する条件としては、1回目の迷惑メール
が受信されたこと等が挙げられる。
【0022】警告メールM5は、警告依頼メールM4に
基づいて、電子メール中継装置400A(プロバイダ
A)から送信端末100A(迷惑メールの送信者)へ送
信される電子メールである。この警告メールM5は、プ
ロバイダAから送信者へ警告を発する場合に用いられ
る。
【0023】罰金請求依頼メールM6は、同一の送信者
に関して同一の受信者から受信拒否メールM3による受
信拒否通知を、例えば、2回以上受けた場合に、電子メ
ール中継装置400B(プロバイダB)から電子メール
中継装置400A(プロバイダA)へ送信される電子メ
ールである。
【0024】この罰金請求依頼メールM6は、当該送信
メールM1(迷惑メール)の送信に関して、送信者への
罰金請求を、プロバイダBからプロバイダAに依頼する
場合に用いられる。ここで、罰金請求の条件としては、
上述した警告を無視して、同一の受信者側で、2回目以
上の迷惑メールが受信されたこと等が挙げられる。
【0025】罰金請求メールM7は、罰金請求依頼メー
ルM6に基づいて、電子メール中継装置400A(プロ
バイダA)から送信端末100A(迷惑メールの送信
者)へ送信される電子メールである。この罰金請求メー
ルM7は、迷惑メールの送信者に罰金を請求する場合に
用いられる。
【0026】送信端末100Aは、送信メールM1(迷
惑メール等)の送信者(ABC商事)側に設けられたコ
ンピュータ端末であり、通信機器であるターミナルアダ
プタ200A、ISDN(Integlated Service Digital
Network)/IP(Internetprotocol)網300を介し
て、電子メール中継装置400Aと接続されている。
【0027】この送信端末100Aは、送信メールM1
を送信する機能、警告メールM5および罰金請求メール
M7を受信する機能を備えている。また、送信端末10
0Aには、abc@bbb.comというIPアドレスが付与され
ている。なお、一実施の形態では、送信端末100Aは
電子メールの送信および受信の双方の機能を備えている
が、「迷惑メール」の「送信」に着目するため、「送信
端末」という表現を用いる。
【0028】図4は、図1に示した送信端末100Aの
構成を示すブロック図である。同図に示した送信端末1
00Aにおいて、本体101Aは、通信ユニット102
A、CPU(Central Processing Unit)103A、メ
モリユニット104A、ハードディスク105Aおよび
入出力インタフェース106Aから構成されている。
【0029】通信ユニット102Aは、ターミナルアダ
プタ200A(図1参照)に接続されており、通信制御
を行う。CPU103Aは、メールプログラムに基づい
て、電子メールの作成、送信、受信等に関する制御等を
行う。このCPU103Aの動作の詳細については、後
述する。
【0030】メモリユニット104Aは、ROM(Read
Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等か
ら構成されている。ハードディスク105Aは、大容量
の記憶ユニットである。このハードディスク105Aに
は、メールプログラム等が記憶されている。
【0031】入出力インタフェース106Aは、外部機
器とのインタフェースをとるものである。この入出力イ
ンタフェース106Aには、ディスプレイ107A、キ
ーボード108A、プリンタ109Aおよびディジタル
カメラ110Aが接続されている。
【0032】図1に戻り、受信端末100Bは、送信メ
ールM1の受信者(富士通太郎)側に設けられたコンピ
ュータ端末であり、通信機器であるターミナルアダプタ
200B、ISDN/IP網300を介して、電子メー
ル中継装置400Bと接続されている。
【0033】この受信端末100Bは、送信メールM1
を受信する機能、返信メールM2および受信拒否メール
M3を送信する機能を備えている。また、受信端末10
0Bには、fuji@zzz.co.jpというIPアドレスが付与さ
れている。なお、一実施の形態では、受信端末100B
は電子メールの受信および送信の双方の機能を備えてい
るが、「迷惑メール」の「受信」に着目するため、「受
信端末」という表現を用いる。
【0034】図5は、図1に示した受信端末100Bの
構成を示すブロック図である。同図に示した受信端末1
00Bにおいて、本体101Bは、通信ユニット102
B、CPU103B、メモリユニット104B、ハード
ディスク105Bおよび入出力インタフェース106B
から構成されている。
【0035】通信ユニット102Bは、ターミナルアダ
プタ200B(図1参照)に接続されており、通信制御
を行う。CPU103Bは、メールプログラムに基づい
て、電子メールの作成、送信、受信等に関する制御等を
行う。このCPU103Bの動作の詳細については、後
述する。
【0036】メモリユニット104Bは、ROMやRA
M等から構成されている。ハードディスク105Bは、
大容量の記憶ユニットである。このハードディスク10
5Bには、メールプログラム等が記憶されている。
【0037】入出力インタフェース106Bは、外部機
器とのインタフェースをとるものである。この入出力イ
ンタフェース106Bには、ディスプレイ107B、キ
ーボード108B、プリンタ109Bおよびディジタル
カメラ110Bが接続されている。
【0038】図1に戻り、電子メール中継装置400A
は、プロバイダAに設けられており、ISDN/IP網
300とインターネット500との間に介挿されてい
る。プロバイダAは、会員(例えば、ABC商事)に対
してインターネット接続サービスを提供する通信事業者
である。
【0039】この電子メール中継装置400Aは、IS
DN/IP網300側からの電子メール(送信メールM
1)をインターネット500側へ中継し、インターネッ
ト500側からの電子メール(警告依頼メールM4、罰
金請求依頼メールM6)をISDN/IP網300側へ
中継する装置である。また、電子メール中継装置400
Aは、警告メールM5、罰金請求メールM7を作成し、
これらのメールを送信端末100A等へ送信する機能も
備えている。
【0040】図6は、図1に示した電子メール中継装置
400Aの構成を示すブロック図である。同図に示した
電子メール中継装置400Aは、通信ユニット401
A、CPU402A、メモリユニット403A、ハード
ディスク404A、入出力インタフェース405A、課
金管理情報データベース410A、迷惑メール管理情報
データベース420Aおよび履歴情報データベース43
0Aから構成されている。
【0041】通信ユニット401Aは、ターミナルアダ
プタ200Aおよびインターネット500(図1参照)
に接続されており、通信制御を行う。CPU402A
は、中継プログラムに基づいて、電子メールの中継等に
関する制御等を行う。このCPU402Aの動作の詳細
については、後述する。
【0042】メモリユニット403Aは、ROMやRA
M等から構成されている。ハードディスク404Aは、
大容量の記憶ユニットである。このハードディスク40
4Aには、中継プログラム等が記憶されている。入出力
インタフェース405Aは、外部機器とのインタフェー
スをとるものである。この入出力インタフェース405
Aには、キーボード406Aおよびディスプレイ407
Aが接続されている。
【0043】課金管理情報データベース410Aは、プ
ロバイダAの会員に対するメール送受信サービスの課金
を管理するための課金管理情報を格納するデータベース
である。具体的には、課金管理情報データベース410
Aは、図8(a)に示したように、「会員」、「IPア
ドレス」、「メール番号」、「メール種別番号」、「メ
ール種別」、「送信パケット長」、「同報数」、「送信
元IPアドレス−メール番号」、「一括課金数」等のフ
ィールドを備えている。
【0044】「会員」は、プロバイダAの会員名称(会
社名、個人氏名)に関する情報である。「IPアドレ
ス」は、会員の端末を識別するための電子メールアドレ
スである。「メール番号」は、電子メールを識別するた
めの番号である。「メール種別番号」は、図3に示した
「メール種別番号」に対応している。「メール種別」
は、図3に示した「メール種別」に対応している。「送
信パケット長」は、電子メールのパケット長であり、課
金計算に必要な数値である。
【0045】「同報数」は、同一の送信メールを同報送
信した場合の同報数(宛先数)である。なお、同報数が
1である場合には、送信メールの宛先も1である。「送
信元IPアドレス−メール番号」は、電子メールが迷惑
メールである場合の送信元IPアドレスおよびメール番
号に関する情報である。
【0046】一括課金数は、同報された送信メールのう
ち、同一の受信者に迷惑メールとして受信拒否(但し、
2回目以降)された回数に対応しており、一括課金を請
求された数である。ここで、迷惑メールを送信した送信
者には、迷惑メールの送信に関する課金と、前述した罰
金としての課金と、前述した警告、罰金請求にかかる手
数料としての課金とが一括して課金される。
【0047】ここで、本来、送信者への課金は、送信メ
ールの送信に関する課金のみである。つまり、迷惑メー
ルを送信した送信者には、本来の課金に加えて、罰金お
よび手数料に関する課金がペナルティとして課せられ
る。また、罰金の一部または全部は、電子メール中継装
置400A、電子メール中継装置400Bの課金処理で
迷惑メールを受信した受信者に還元される。
【0048】図6に戻り、迷惑メール管理情報データベ
ース420Aは、プロバイダAの会員が受信した迷惑メ
ールを管理する迷惑メール管理情報を格納するデータベ
ースである。この迷惑メール管理情報データベース42
0Aは、後述する迷惑メール管理情報データベース42
0B(図9参照)と同一のテーブル構造とされている。
履歴情報データベース430Aは、プロバイダAの会員
における送受信履歴を管理するための履歴情報を格納す
るデータベースである。
【0049】図1に戻り、電子メール中継装置400B
は、プロバイダBに設けられており、ISDN/IP網
300とインターネット500との間に介挿されてい
る。プロバイダBは、会員(例えば、富士通太郎)に対
してインターネット接続サービスを提供する通信事業者
である。
【0050】この電子メール中継装置400Bは、イン
ターネット500側からの電子メール(送信メールM
1)をISDN/IP網300側へ中継し、ISDN/
IP網300側からの電子メール(返信メールM2、受
信拒否メールM3)をインターネット500側へ中継す
る装置である。また、電子メール中継装置400Bは、
警告依頼メールM4、罰金請求依頼メールM6を作成
し、これらを電子メール中継装置400Aへ送信する機
能も備えている。
【0051】図7は、図1に示した電子メール中継装置
400Bの構成を示すブロック図である。同図に示した
電子メール中継装置400Bは、通信ユニット401
B、CPU402B、メモリユニット403B、ハード
ディスク404B、入出力インタフェース405B、課
金管理情報データベース410B、迷惑メール管理情報
データベース420Bおよび履歴情報データベース43
0Bから構成されている。
【0052】通信ユニット401Bは、ターミナルアダ
プタ200Bおよびインターネット500(図1参照)
に接続されており、通信制御を行う。CPU402B
は、中継プログラムに基づいて、電子メールの中継等に
関する制御等を行う。このCPU402Bの動作の詳細
については、後述する。
【0053】メモリユニット403Bは、ROMやRA
M等から構成されている。ハードディスク404Bは、
大容量の記憶ユニットである。このハードディスク40
4Bには、中継プログラム等が記憶されている。入出力
インタフェース405Bは、外部機器とのインタフェー
スをとるものである。この入出力インタフェース405
Bには、キーボード406Bおよびディスプレイ407
Bが接続されている。
【0054】課金管理情報データベース410Bは、プ
ロバイダBの会員に対するメール送受信サービスの課金
を管理するための課金管理情報を格納するデータベース
である。具体的には、課金管理情報データベース410
Bは、課金管理情報データベース410A(図8(a)
参照)と同様にして、図8(b)に示したように、「会
員」、「IPアドレス」、「メール番号」、「メール種
別番号」、「メール種別」、「送信パケット長」、「同
報数」、「送信元IPアドレス−メール番号」、「一括
課金数」等のフィールドを備えている。
【0055】図7に戻り、迷惑メール管理情報データベ
ース420Bは、プロバイダBの会員が受信した迷惑メ
ールを管理する迷惑メール管理情報を格納するデータベ
ースである。この迷惑メール管理情報データベース42
0Bは、図9に示したように、IPアドレス/プロバイ
ダ情報テーブル421と、IPアドレス/プロバイダ情
報テーブル421の各レコードにリンクされた受信拒否
情報テーブル4221〜422n とから構成されてい
る。
【0056】IPアドレス/プロバイダ情報テーブル4
21は、「迷惑メール送信元IPアドレス」、「所属プ
ロバイダ」、「リンク情報」等のフィールドを備えてい
る。「迷惑メール送信元IPアドレス」は、プロバイダ
Bの会員に受信された迷惑メールを送信した送信元(例
えば、ABC商事)のIPアドレスである。
【0057】「所属プロバイダ」は、迷惑メールの送信
元(例えば、ABC商事)が所属しているプロバイダ
(例えば、プロバイダA)に関する情報である。「リン
ク情報」は、IPアドレス/プロバイダ情報テーブル4
21の各レコード(「迷惑メール送信元IPアドレス」
および「所属プロバイダ」)のリンク先に関する情報で
ある。
【0058】IPアドレス/プロバイダ情報テーブル4
21の1レコード目は、受信拒否情報テーブル4221
にリンクされている。IPアドレス/プロバイダ情報テ
ーブル421の2レコード目は、受信拒否情報テーブル
4222 にリンクされている。同様にして、IPアドレ
ス/プロバイダ情報テーブル421のnレコード目は、
受信拒否情報テーブル422n にリンクされている。
【0059】受信拒否情報テーブル4221 は、IPア
ドレス/プロバイダ情報テーブル421の迷惑メール送
信元IPアドレス(abc@bbb.com)より送信された送信
メールが、受信者により迷惑メールとして受信拒否され
た場合の受信拒否情報を格納するテーブルである。受信
拒否情報テーブル4221 において、「受信拒否IPア
ドレス」は、迷惑メールの受信を拒否した受信者に対応
するIPアドレスである。
【0060】「受信拒否数」は、受信拒否IPアドレス
毎の受信拒否の回数である。「一括課金数」は、受信拒
否IPアドレス毎の前述した一括課金の回数(2回目以
降の受信拒否の回数(受信拒否数−1))である。「受
信拒否合計」は、受信拒否数の合計である。「一括課金
合計」は、一括課金数の合計である。
【0061】なお、図1には、プロバイダAに所属する
端末として、1台の送信端末100Aが図示されている
が、実際には、複数台の送受信可能な端末がプロバイダ
Aに所属している。同様にして、プロバイダBにも、複
数台の送受信可能な複数台の端末が所属している。
【0062】つぎに、一実施の形態の動作について、図
10〜図17に示したフローチャート、図18および図
19を参照しつつ説明する。図10は、図1に示した送
信端末100Aの動作を説明するフローチャートであ
る。
【0063】図11は、図1に示した受信端末100B
の動作を説明するフローチャートである。図12は、図
1に示した電子メール中継装置400Aの動作を説明す
るフローチャートである。図16は、図1に示した電子
メール中継装置400Bの動作を説明するフローチャー
トである。
【0064】以下では、図1に示した送信端末100A
から送信メールが一斉同報され、そのうち受信端末10
0Bに受信された送信メールが迷惑メールとされる場合
をメインに説明する。図10に示したステップSA1で
は、送信端末100AのCPU103A(図4参照)
は、メールプログラムを起動する。
【0065】ステップSA2では、CPU103Aは、
メールを受信したか否かを判断する。この判断結果が
「Yes」である場合、ステップSA7では、CPU1
03Aは、受信したメールをディスプレイ107Aに表
示させる。
【0066】この場合、メールを受信していないとする
と、CPU103Aは、ステップSA2の判断結果を
「No」とする。ステップSA3では、CPU103A
は、ABC商事のオペレータより、送信メール作成の指
示があるか否かを判断し、この場合、判断結果を「N
o」とする。以後、CPU103Aは、ステップSA2
およびステップSA3の判断を繰り返す。
【0067】また、図11に示したステップSB1で
は、受信端末100BのCPU103B(図5参照)
は、メールプログラムを起動させる。ステップSB2で
は、CPU103Bは、図18に示したメニュー画面6
10を表示させる。
【0068】このメニュー画面610は、受信メール一
覧、送信メール一覧または未送信一覧の表示を選択する
ための画面である。ステップSB3では、CPU103
Bは、メニュー画面610の受信メール一覧が選択され
たか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とし
て、同判断を繰り返す。
【0069】また、図12に示したステップSC1で
は、電子メール中継装置400AのCPU402A(図
6参照)は、中継プログラムを起動させる。ステップS
C2では、CPU402Aは、メールを受信したか否か
を判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判
断を繰り返す。
【0070】また、図16に示したステップSG1で
は、電子メール中継装置400BのCPU402B(図
7参照)は、中継プログラムを起動させる。ステップS
G2では、CPU402Bは、メールを受信したか否か
を判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判
断を繰り返す。
【0071】ここで、ABC商事のオペレータにより、
送信メールの作成が指示されると、CPU103Aは、
ステップSA3の判断結果を「Yes」とする。ステッ
プSA4では、CPU103Aは、ABC商事のオペレ
ータの入力およびフォーマットF1(図2参照)に基づ
いて、図18に示した送信メール600を作成する。
【0072】この場合、送信メール600においては、
送信元IPアドレス=abc@bbb.com、メール種別番号=
00(送信メール)に設定される。また、送信メール6
00は、商品のキャンペーン用のメールであり、不特定
多数の端末(受信端末100Bを含む)へ送信される。
従って、送信メール600は、受信者にとって迷惑メー
ルとなる可能性が非常に高い。
【0073】ステップSA5では、CPU103Aは、
アドレス帳を参照し、送信メール600の送信先IPア
ドレス(受信端末100BのIPアドレス=fuji@zzz.c
o.jpを含む)を設定する。ステップSA6では、CPU
103Aは、送信メール600を複数の送信先IPアド
レスへ送信(一斉同報)する。
【0074】そして、送信メール600が電子メール中
継装置400Aに受信されると、電子メール中継装置4
00AのCPU402A(図6参照)は、図12に示し
たステップSC2の判断結果を「Yes」とする。ステ
ップSC3では、CPU402Aは、受信したメールが
送信メールであるか否か、すなわち、受信したメールの
メール種別番号(図2参照)が00であるか否かを判断
し、この場合、判断結果を「Yes」とする。
【0075】ステップSC6では、CPU402Aは、
送信メール600(図2参照)から送信元IPアドレ
ス、メール番号、メール種別番号、送信パケット長の情
報を取得し、これらに基づいて、課金管理情報データベ
ース410A(図8参照)に会員、IPアドレス、メー
ル番号、メール種別番号、メール種別、送信パケット
長、同報数の情報を格納する。ここで、会員の情報は、
送信元IPアドレスをキーとして、送信元IPアドレス
と会員との対応関係を表すテーブル(図示略)から取得
される。
【0076】ステップSC7では、CPU402Aは、
プロバイダAの会員(ABC商事)の履歴情報(送信メ
ール600の送受信時刻等)を履歴情報データベース4
30Aに登録する。ステップSC8では、CPU402
Aは、送信先IPアドレス(fuji@zzz.co.jpを含む)へ
送信メール600をインターネット500側へ中継す
る。
【0077】そして、送信メール600がインターネッ
ト500を介して、電子メール中継装置400Bに受信
されると、電子メール中継装置400BのCPU402
B(図7参照)は、図16に示したステップSG2の判
断結果を「Yes」とする。ステップSG3では、CP
U402Bは、送信メール600に含まれるメール種別
番号(図2参照)を参照して、受信された当該メールが
送信メールであるか否かを判断し、この場合、判断結果
を「Yes」とする。
【0078】ステップSG4では、CPU402Bは、
送信先IPアドレスに基づいて、プロバイダBの会員
(受信者:富士通太郎)の履歴情報(送信メール600
の送受信時刻等)を履歴情報データベース430Bに登
録する。
【0079】ステップSG5では、CPU402Bは、
送信先IPアドレス(fuji@zzz.co.jpを含む)へ送信メ
ール600をISDN/IP網300側へ中継する。こ
れにより、送信メール600は、fuji@zzz.co.jp宛に送
信され、ISDN/IP網300、ターミナルアダプタ
200Bを介して、受信端末100Bに受信される。
【0080】そして、受信者(富士通太郎)は、受信メ
ールを確認すべく、図18に示したメニュー画面610
から受信メール一覧を選択する。これにより、受信端末
100BのCPU103B(図5参照)は、図11に示
したステップSB3の判断結果を「Yes」とする。
【0081】ステップSB4では、CPU103Bは、
図18に示した受信メール一覧画面620をディスプレ
イ107Bに表示させる。この受信メール一覧画面62
0には、受信端末100Bに受信されたメールが一覧表
示されている。ここで、「××キャンペーン」は、送信
メール600に対応している。
【0082】ステップSB5では、CPU103Bは、
受信メール一覧画面620より受信メールが選択された
か否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とし
て、同判断を繰り返す。そして、受信者(富士通太郎)
により、受信メール一覧画面620の「××キャンペー
ン」が選択されると、CPU103Bは、ステップSB
5の判断結果を「Yes」とする。
【0083】ステップSB6では、CPU103Bは、
図18に示した受信メール詳細画面630をディスプレ
イ107Bに表示させる。この受信メール詳細画面63
0には、受信端末100Bに受信された送信メール60
0の詳細内容(××キャンペーンの案内)が表示されて
いる。これにより、受信者(富士通太郎)は、送信メー
ル600の内容を確認する。
【0084】ステップSB7では、CPU103Bは、
受信メール詳細画面630の処理メニューボタンが押下
されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」
として同判断を繰り返す。そして、受信者により処理メ
ニューボタンが押下されると、CPU103Bは、ステ
ップSB7の判断結果を「Yes」とする。
【0085】ステップSB8では、CPU103Bは、
図18に示した処理メニュー画面640をディスプレイ
107Bに表示させる。この処理メニュー画面640
は、受信された送信メール600に対応する処理を選択
するための画面である。この処理としては、「返信」、
「受信拒否」、「保護」、「個別消去」等が挙げられ
る。返信は、送信メール600に対する返信メールを作
成し、これを送信元IPアドレス(送信者)へ送信する
ための処理である。
【0086】「受信拒否」は、送信メール600が迷惑
メールである場合に、送信メール600の受信を拒否す
るための受信拒否メールを作成し、これを送信するため
の処理である。「保護」は、送信メール600をハード
ディスク105B等に保存するための処理である。「個
別消去」は、送信メール600を消去するための処理で
ある。
【0087】ステップSB9では、CPU103Bは、
処理メニュー画面640で「返信」が選択されたか否か
を判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステ
ップSB10では、CPU103Bは、処理メニュー画
面640で「受信拒否」が選択されたか否かを判断し、
この場合、判断結果を「No」とする。
【0088】ステップSB11では、CPU103B
は、処理メニュー画面640で「保護」または「個別消
去」が選択されたか否かを判断し、この場合、判断結果
を「No」とする。以後、CPU103Bは、ステップ
SB9〜ステップSB11の判断を繰り返す。なお、ス
テップSB11の判断結果が「Yes」である場合、ス
テップSB12では、CPU103Bは、保護または個
別消去処理を実行する。
【0089】ここで、受信者は、送信メール600を迷
惑メールであると判断した場合、処理メニュー画面64
0の「受信拒否」を選択する。これにより、CPU10
3Bは、ステップSB10の判断結果を「Yes」とす
る。ステップSB14では、CPU103Bは、フォー
マットF1(図2参照)に基づいて、受信拒否メールM
3(図1参照)を作成する。
【0090】この場合、受信拒否メールM3において
は、送信元IPアドレス=fuji@zzz.co.jp、送信先IP
アドレス=abc@bbb.com、メール種別番号=02(受信
拒否メール)に設定される。ステップSB15では、C
PU103Bは、ステップSB14で作成された受信拒
否メールM3を送信する。
【0091】そして、受信拒否メールM3は、ターミナ
ルアダプタ200BおよびISDN/IP網300を介
して、電子メール中継装置400Bに受信される。これ
により、電子メール中継装置400BのCPU402B
は、ステップSG3の判断結果を「No」とする。
【0092】ステップSG7では、CPU402Bは、
電子メール中継装置400Bに受信された受信拒否メー
ルM3のメール種別番号(図2参照)に基づいて、受信
拒否メールM3が受信拒否メールであるか否かを判断
し、この場合、判断結果を「Yes」とする。
【0093】ステップSG8では、CPU402Bは、
警告依頼/罰金請求依頼メール送信処理を実行する。具
体的には、図17に示したステップSH1では、CPU
402Bは、図9に示した迷惑メール管理情報データベ
ース420Bに、受信端末100Bからの受信拒否メー
ルM3に対応する迷惑メール管理情報を登録する。
【0094】この場合、IPアドレス/プロバイダ情報
テーブル421の1レコード目においては、迷惑メール
送信元IPアドレスにabc@bbb.comの情報が、所属プロ
バイダにプロバイダAの情報が登録される。この所属プ
ロバイダの情報は、IPアドレスと所属プロバイダとの
対応関係を表すIPアドレス/所属プロバイダテーブル
(図示略)から取得される。
【0095】また、上記1レコード目に対応する受信拒
否情報テーブル4221 において、fuji@zzz.co.jp(富
士通太郎に対応)の受信拒否数が1とされる。また、一
括課金数は、受信拒否数が1であるため、0とされる。
【0096】ステップSH2では、CPU402Bは、
電子メール中継装置400Bの運用者へ受信拒否を報知
する。ステップSH3では、CPU402Bは、図19
に示したメニュー画面650をディスプレイ407Bに
表示させる。ステップSH4では、CPU402Bは、
メニュー画面650の受信拒否メール一覧が選択された
か否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とし
て、同判断を繰り返す。
【0097】そして、運用者により受信拒否メール一覧
が選択されると、CPU402Bは、ステップSH4の
判断結果を「Yes」とする。ステップSH5では、C
PU402Bは、図19に示した受信拒否メール一覧画
面660をディスプレイ407Bに表示させる。この受
信拒否メール一覧画面660には、電子メール中継装置
400Bで受信された受信拒否メールの一覧が表示され
ている。
【0098】ステップSH6では、CPU402Bは、
受信拒否メール一覧画面660より受信拒否メールが選
択されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「N
o」として同判断を繰り返す。そして、運用者により、
「××キャンペーン」の受信拒否メール(1回目)が選
択されると、CPU402Bは、ステップSH6の判断
結果を「Yes」とする。
【0099】ステップSH7では、CPU402Bは、
「××キャンペーン」に対応する受信拒否メール詳細画
面670をディスプレイ407Bに表示させる。このデ
ィスプレイ407Bには、プロバイダBの会員(富士通
太郎)により「××キャンペーンメール」(送信メール
600:図18参照)が受信拒否された旨およびその受
信拒否回数(1回目)が表示されている。
【0100】ステップSH8では、CPU402Bは、
受信拒否メール詳細画面670の処理メニューボタンが
押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「N
o」として同判断を繰り返す。そして、運用者により、
処理メニューボタンが押下されると、CPU402B
は、ステップSH8の判断結果を「Yes」とする。ス
テップSH9では、CPU402Bは、図19に示した
処理メニュー画面680をディスプレイ407Bに表示
させる。
【0101】処理メニュー画面680は、警告依頼また
は罰金請求依頼の処理を選択するための画面である。警
告依頼の処理は、同一の受信者に関する迷惑メールの受
信拒否が1回目である場合、プロバイダBから、図9に
示した所属プロバイダ(この場合、プロバイダA)へ、
送信メール600(迷惑メール)を送信した会員(AB
C商事)への警告を依頼するための警告依頼メール69
0を作成および送信するための処理である。
【0102】この警告依頼メール690には、警告依頼
文、迷惑メール送信元IPアドレスおよび受信拒否IP
アドレスの情報が含まれている。
【0103】一方、処理メニュー画面680における罰
金請求依頼の処理は、同一の受信者に関する迷惑メール
の受信拒否が2回目以上である場合、プロバイダBか
ら、図9に示した所属プロバイダ(この場合、プロバイ
ダA)へ、上記会員(ABC商事)への罰金請求を依頼
するための罰金請求依頼メール700を作成および送信
するための処理である。この罰金請求依頼メール700
には、罰金請求依頼文、迷惑メール送信元IPアドレス
および受信拒否IPアドレスの情報が含まれている。
【0104】図17に戻り、ステップSH10では、C
PU402Bは、処理メニュー画面680で警告依頼が
選択されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「N
o」とする。ステップSH11では、CPU402B
は、処理メニュー画面680で罰金請求依頼が選択され
たか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とす
る。以後、CPU402Bは、ステップSH10および
ステップSH11の判断を繰り返す。
【0105】そして、運用者により警告依頼が選択され
ると、CPU402Bは、ステップSH10の判断結果
を「Yes」とする。ステップSH12では、CPU4
02Bは、警告依頼メール690を作成する。ステップ
SH13では、CPU402Bは、インターネット50
0を介して、警告依頼メール690を電子メール中継装
置400Aへ送信する。
【0106】そして、警告依頼メール690が電子メー
ル中継装置400Aに受信されると、電子メール中継装
置400AのCPU402Aは、図12に示したステッ
プSC1の判断結果を「Yes」とする。ステップSC
3では、CPU402Aは、受信された警告依頼メール
690が会員からの送信メール(メール種別番号=0
0)であるか否かを判断し、この場合、判断結果を「N
o」とする。
【0107】ステップSC4では、CPU402Aは、
受信された警告依頼メール690が会員からの返信メー
ル(メール種別番号=01)であるか否かを判断し、こ
の場合、判断結果を「No」とする。ステップSC5で
は、CPU402Aは、警告/罰金請求メール送信処理
を実行する。
【0108】具体的には、図13に示したステップSD
1では、CPU402Aは、迷惑メール管理情報データ
ベース420A(図1参照)に警告依頼メール690に
対応する迷惑メール管理情報を登録する。ステップSD
2では、CPU402Aは、電子メール中継装置400
Aの運用者へメール受信した旨を報知する。ステップS
D3では、CPU402Aは、図6に示したディスプレ
イ407Aに図19に示した処理メニュー画面710を
表示させる。
【0109】処理メニュー画面710は、迷惑メールを
送信した会員に対する警告または罰金請求の処理を選択
するための画面である。警告の処理は、警告依頼メール
690に基づいて、プロバイダAから会員(例えば、A
BC商事)への警告メール740を作成および送信する
ための処理である。
【0110】この警告メール740には、警告文、受信
拒否IPアドレスの情報が含まれている。警告文は、以
後、迷惑メールの受信者(この場合、富士通太郎)へ迷
惑メールを送信しないこと、再度迷惑メールを送信して
受信拒否された場合、罰金を請求することを迷惑メール
の送信者(この場合、ABC商事)へ警告するための文
である。
【0111】一方、処理メニュー画面710における罰
金請求の処理は、同一の受信者に関する迷惑メールの受
信拒否が2回目以上である場合、罰金請求依頼メール7
00に基づいて、プロバイダAから会員(例えば、AB
C商事)への罰金請求メール750を作成および送信す
るための処理である。この罰金請求メール750には、
罰金請求文および受信拒否IPアドレスの情報が含まれ
ている。
【0112】ここで、処理メニュー画面710で警告が
選択されると、CPU402Aは、図13に示したステ
ップSD4の判断結果を「Yes」とする。ステップS
D6では、CPU402Aは、警告メール送信処理を実
行する。具体的には、図14に示したステップSE1で
は、CPU402Aは、図19に示した警告一覧画面7
20をディスプレイ407Aに表示させる。
【0113】ステップSE2では、CPU402Aは、
警告一覧画面720から警告対象が選択されたか否かを
判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断を
繰り返す。そして、警告一覧画面720でABC商事が
選択されると、CPU402Aは、ステップSE2の判
断結果を「Yes」とする。
【0114】ステップSE3では、CPU402Aは、
先に受信した警告依頼メール690をディスプレイ40
7Aに表示させる。ステップSE4では、CPU402
Aは、警告メール740を作成する。ステップSE5で
は、CPU402Aは、警告メール740を送信端末1
00A(ABC商事)へ送信する。
【0115】そして、警告メール740が送信端末10
0Aに受信されると、ABC商事では、fuji@zzz.co.jp
に対応する富士通太郎が送信メール600を迷惑メール
として受信拒否したことおよび警告を認識する。これに
より、ABC商事では、fuji@zzz.co.jpをアドレス帳か
ら削除し、以後、fuji@zzz.co.jp宛に送信メールを送信
しない。
【0116】ここで、ABC商事が悪質な業者であった
場合、ABC商事は、上記警告を無視して、fuji@zzz.c
o.jp宛に送信メールを送信する。これにより、前述した
動作を経て、富士通太郎は、当該送信メールを2回目の
迷惑メールとする。この場合、受信端末100Bから
は、2回目の受信拒否メールM3が電子メール中継装置
400Bへ送信される。
【0117】そして、受信拒否メールM3が電子メール
中継装置400Bに受信されると、前述した動作を経
て、図17に示したステップSH9では、CPU402
Bは、2回目の受信拒否メールM3に関する処理メニュ
ー画面680(図19参照)をディスプレイ407Bに
表示させる。
【0118】この場合、運用者は、2回目で悪質なた
め、処理メニュー画面680で罰金請求を選択する。こ
れにより、CPU402Bは、ステップSH11の判断
結果を「Yes」とする。ステップSH14では、CP
U402Bは、罰金請求依頼メール700を作成する。
【0119】ステップSH15では、CPU402B
は、インターネット500を介して、罰金請求依頼メー
ル700を電子メール中継装置400Aへ送信する。ス
テップSH16では、CPU402Bは、図8(b)に
示した課金管理情報データベース410Bに課金管理情
報を登録する。
【0120】そして、罰金請求依頼メール700が電子
メール中継装置400Aに受信されると、電子メール中
継装置400AのCPU402Aは、図12に示したス
テップSC2の判断結果を「Yes」とする。ステップ
SC3では、CPU402Aは、受信された罰金請求依
頼メール700が会員からの送信メールであるか否かを
判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0121】ステップSC4では、CPU402Aは、
受信された罰金請求依頼メール700が会員からの返信
メールであるか否かを判断し、この場合、判断結果を
「No」とする。ステップSC5では、CPU402A
は、警告/罰金請求メール送信処理を実行する。
【0122】具体的には、図13に示したステップSD
1では、CPU402Aは、迷惑メール管理情報データ
ベース420A(図1参照)に罰金請求依頼メール70
0に対応する迷惑メール管理情報を登録する。ステップ
SD2では、CPU402Aは、電子メール中継装置4
00Aの運用者へメール受信した旨を報知する。ステッ
プSD3では、CPU402Aは、図6に示したディス
プレイ407Aに図19に示した処理メニュー画面71
0を表示させる。
【0123】ここで、処理メニュー画面710で罰金請
求が選択されると、CPU402Aは、図13に示した
ステップSD4の判断結果を「No」とし、ステップS
D5の判断結果を「Yes」とする。ステップSD7で
は、CPU402Aは、罰金請求メール送信処理を実行
する。具体的には、図15に示したステップSF1で
は、CPU402Aは、図19に示した罰金請求一覧画
面730をディスプレイ407Aに表示させる。
【0124】ステップSF2では、CPU402Aは、
罰金請求一覧画面730から罰金請求対象が選択された
か否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として
同判断を繰り返す。そして、罰金請求一覧画面730で
ABC商事が選択されると、CPU402Aは、ステッ
プSF2の判断結果を「Yes」とする。
【0125】ステップSF3では、CPU402Aは、
先に受信した罰金請求依頼メール700をディスプレイ
407Aに表示させる。ステップSF4では、CPU4
02Aは、罰金請求メール750を作成する。ステップ
SF5では、CPU402Aは、罰金請求メール750
を送信端末100A(ABC商事)へ送信する。ステッ
プSF6では、CPU402Aは、課金管理情報データ
ベース410Aに課金管理情報を登録する。
【0126】そして、罰金請求メール750が送信端末
100Aに受信されると、ABC商事では、fuji@zzz.c
o.jp宛の迷惑メールに関して罰金が請求されたことを認
識する。
【0127】また、ABC商事への罰金請求金額は、上
述した迷惑メールの罰金請求の件数に罰金単価(SS
円)が乗算された金額である。この罰金請求金額は、迷
惑メールの送信者(ABC商事)が所属するプロバイダ
Aへの利益と、迷惑メールの受信者(富士通太郎)への
還元金に利用される。また、還元金の使途としては、受
信者が本来プロバイダBに支払うべき利用金額からの割
引や、直接受信者の金融機関口座への振り込み等が挙げ
られる。
【0128】なお、送信メール600が迷惑メールでは
ない場合、受信端末100Bの受信者(富士通太郎)
は、図18に示した処理メニュー画面640で返信を選
択する。これにより、受信端末100BのCPU103
Bは、図11に示したステップSB9の判断結果を「Y
es」とする。
【0129】ステップSB13では、CPU103B
は、受信者の入力指示に基づいて、メール種別番号を0
1としかつ送信先IPアドレスをabc@bbb.comとして、
返信メールM2を作成する。ステップSB15では、C
PU103Bは、返信メールM2をabc@bbb.com宛に送
信する。
【0130】そして、返信メールM2が電子メール中継
装置400Bに受信されると、電子メール中継装置40
0BのCPU402Bは、図16に示したステップSG
3の判断結果を「No」とする。ステップSG6では、
CPU402Bは、判断結果を「No」とする。
【0131】ステップSG4では、CPU402Bは、
履歴情報データベース430B(図7参照)に会員(富
士通太郎)の履歴情報を登録する。ステップSG5で
は、CPU402Bは、送信先IPアドレス(abc@bbb.
com)へ返信メールM2を送信する。
【0132】そして、インターネット500を介して、
返信メールM2が電子メール中継装置400Aに受信さ
れると、電子メール中継装置400AのCPU402A
は、図12に示したステップSC2の判断結果を「Ye
s」とする。ステップSC3では、CPU402Aは、
判断結果を「No」とする。
【0133】ステップSC4では、CPU402Aは、
判断結果を「Yes」とする。ステップSC7では、C
PU402Aは、履歴情報データベース430A(図5
参照)に会員(ABC商事)の履歴情報を登録する。ス
テップSC8では、CPU402Aは、送信先IPアド
レスへ返信メールM2を中継する。
【0134】なお、上述した一実施の形態においては、
迷惑メールの受信者に「今回のみ受信拒否」または「以
後受信拒否」を選択させるようにしてもよい。この場合
には、図2に示したフォーマットF1に代えて、図20
に示したフォーマットF2が用いられる。
【0135】このフォーマットF2では、図3に示した
メール種別番号02「受信拒否メール」に代えて、図2
1に示したメール種別番号02「今回受信拒否メール」
およびメール種別番号03「以後受信拒否メール」が用
いられる。
【0136】さらに、「今回のみ受信拒否」または「以
後受信拒否」を選択させるようにした場合、図9に示し
た迷惑メール管理情報データベース420Bに代えて、
図22に示した迷惑メール管理情報データベース420
Bが用いられる。
【0137】図22に示した受信拒否情報テーブル42
1 〜423n では、以後受信拒否フラグが設定されて
いる。この以後受信拒否フラグは、メール種別番号03
(図20参照)が設定された受信拒否メールM3(図1
参照)が電子メール中継装置400Bに受信された場
合、1に設定される。
【0138】この場合、2回目以降に迷惑メールとして
の送信メールM1(図1参照)が同一の受信者宛に送信
されると、電子メール中継装置400BのCPU402
Bは、以後受信拒否フラグが1である当該受信者宛の送
信メールM1の中継を行わない。これにより、2回目以
降に迷惑メールが受信者に送りつけられるという事態が
回避される。
【0139】以上説明したように、一実施の形態によれ
ば、受信者(富士通太郎)により送信メール600(図
18参照)が迷惑メールと判断された場合に送信者へ警
告メール740(図19参照)を送信し、警告通知以
後、受信端末100Bから再度の受信拒否通知があった
場合、送信者へ罰金請求メール750を送信するように
したので、業者から広告ターゲットへ送りつけられる迷
惑メールの再発を防止することができる。
【0140】また、一実施の形態によれば、送信者から
受領した罰金を受信者へ還元するため、受信者への迷惑
分を金銭により補償することができ、メールサービスに
対する受信者の信頼を高めることができる。
【0141】また、一実施の形態によれば、受信者が本
来支払うべきメールの利用料から罰金分を割り引くた
め、受信者にお得感を与えることができ、メールサービ
スに対する受信者の信頼をさらに高めることができる。
【0142】また、一実施の形態によれば、図20に示
したフォーマットF2のメール種別番号03(以後受信
拒否メール)を設定し、同一の送信端末100Aからの
送信メールが同一の受信端末100B宛に送信された場
合、電子メール中継装置400Bで当該送信メールの中
継を中止するため、迷惑メールの受信に関する無駄な時
間、コストを省くことができる。
【0143】以上本発明にかかる一実施の形態について
図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの
一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。
【0144】例えば、前述した一実施の形態において
は、電子メール中継装置400A、電子メール中継装置
400B、送信端末100Aまたは受信端末100Bの
機能を実現するためのプログラムを図23に示したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体900に記録して、こ
の記録媒体900に記録されたプログラムを同図に示し
たコンピュータ800に読み込ませ、実行することによ
り前述した各機能を実現してもよい。
【0145】コンピュータ800は、上記プログラムを
実行するCPU810と、キーボード、マウス等の入力
装置820と、各種データを記憶するROM830と、
演算パラメータ等を記憶するRAM840と、記録媒体
900からプログラムを読み取る読取装置850と、デ
ィスプレイ、プリンタ等の出力装置860と、装置各部
を接続するバス870とから構成されている。
【0146】CPU810は、読取装置850を経由し
て記録媒体900に記録されているプログラムを読み込
んだ後、プログラムを実行することにより、前述した各
機能を実現する。なお、記録媒体900には、光ディス
ク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク
等の可搬型の記録媒体が含まれることはもとより、ネッ
トワークのようにデータを一時的に記録保持するような
伝送媒体も含まれる。
【0147】また、一実施の形態では、図1に示した電
子メール中継装置400Aおよび電子メール中継装置4
00Bの機能を一つの電子メール中継装置で実現しても
よい。
【0148】(付記1)送信端末からの送信メールを受
信端末へ中継する中継工程と、受信者により前記送信メ
ールが迷惑メールと判断された場合に前記受信端末から
の受信拒否通知に基づいて、前記送信メールの送信者へ
警告通知を出す警告通知工程と、前記警告通知以後、前
記受信端末から再度の受信拒否通知があった場合、前記
送信者へ罰金請求通知を出す罰金請求通知工程と、を含
むことを特徴とする迷惑メール防止方法。 (付記2)前記送信者から受領した罰金を前記受信者へ
還元するための課金処理を実行する課金処理工程を含む
ことを特徴とする付記1に記載の迷惑メール防止方法。 (付記3)前記課金処理工程では、前記受信者が本来支
払うべきメール利用料から前記罰金分を割り引くための
課金処理を実行することを特徴とする付記2に記載の迷
惑メール防止方法。 (付記4)前記中継工程では、前記受信拒否通知があっ
た以後、同一の送信端末からの送信メールが同一の受信
端末宛に送信された場合、当該送信メールの中継を中止
することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載
の迷惑メール防止方法。 (付記5)前記警告通知工程では、1回目の受信拒否通
知で前記警告通知を出し、前記罰金請求通知工程では、
2回目以降の受信拒否通知で前記罰金請求通知を出すこ
とを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の迷惑
メール防止方法。 (付記6)送信端末と受信端末との間で電子メールを中
継する電子メール中継装置において、送信端末からの送
信メールを受信端末へ中継する中継手段と、受信者によ
り前記送信メールが迷惑メールと判断された場合に前記
受信端末からの受信拒否通知に基づいて、前記送信メー
ルの送信者へ警告通知を出す警告通知手段と、前記警告
通知以後、前記受信端末から再度の受信拒否通知があっ
た場合、前記送信者へ罰金請求通知を出す罰金請求通知
手段と、を備えたことを特徴とする電子メール中継装
置。 (付記7)コンピュータを、送信端末からの送信メール
を受信端末へ中継する中継手段、受信者により前記送信
メールが迷惑メールと判断された場合に前記受信端末か
らの受信拒否通知に基づいて、前記送信メールの送信者
へ警告通知を出す警告通知手段、前記警告通知以後、前
記受信端末から再度の受信拒否通知があった場合、前記
送信者へ罰金請求通知を出す罰金請求通知手段、として
機能させるための迷惑メール防止プログラム。
【0149】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信者により送信メールが迷惑メールと判断された場合
に送信者へ警告通知を出し、警告通知以後、受信端末か
ら再度の受信拒否通知があった場合、送信者へ罰金請求
通知を出すようにしたので、業者から広告ターゲットへ
送りつけられる迷惑メールの再発を防止することができ
るという効果を奏する。
【0150】また、本発明によれば、送信者から受領し
た罰金を受信者へ還元するため、受信者への迷惑分を金
銭により補償することができ、メールサービスに対する
受信者の信頼を高めることができるという効果を奏す
る。
【0151】また、本発明によれば、受信者が本来支払
うべきメール利用料から罰金分を割り引くため、受信者
にお得感を与えることができ、メールサービスに対する
受信者の信頼をさらに高めることができるという効果を
奏する。
【0152】また、本発明によれば、受信拒否通知があ
った以後、同一の送信端末からの送信メールが同一の受
信端末宛に送信された場合、当該送信メールの中継を中
止するため、迷惑メールの受信に関する無駄な時間、コ
ストを省くことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】同一実施の形態における電子メールのフォーマ
ットF1を示す図である。
【図3】同一実施の形態におけるメール種別と一括課金
との関係を説明する図である。
【図4】図1に示した送信端末100Aの構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図1に示した受信端末100Bの構成を示すブ
ロック図である。
【図6】図1に示した電子メール中継装置400Aの構
成を示すブロック図である。
【図7】図1に示した電子メール中継装置400Bの構
成を示すブロック図である。
【図8】図6および図7に示した課金管理情報データベ
ース410Aおよび410Bを示す図である。
【図9】図7に示した迷惑メール管理情報データベース
420Bのテーブル構造を示す図である。
【図10】図1に示した送信端末100Aの動作を説明
するフローチャートである。
【図11】図1に示した受信端末100Bの動作を説明
するフローチャートである。
【図12】図1に示したメール中継装置400Aの動作
を説明するフローチャートである。
【図13】図12に示した警告/罰金請求メール送信処
理を説明するフローチャートである。
【図14】図13に示した警告メール送信処理を説明す
るフローチャートである。
【図15】図13に示した罰金請求メール送信処理を説
明するフローチャートである。
【図16】図1に示したメール中継装置400Bの動作
を説明するフローチャートである。
【図17】図16に示した警告依頼/罰金請求依頼メー
ル送信処理を説明するフローチャートである。
【図18】同一実施の形態におけるメールおよび画面遷
移を示す図である。
【図19】同一実施の形態におけるメールおよび画面遷
移を示す図である。
【図20】同一実施の形態における電子メールのフォー
マットF2を示す図である。
【図21】同一実施の形態におけるメール種別および一
括課金を説明する図である。
【図22】図1に示した迷惑メール管理情報データベー
ス420Bの別のテーブル構造を示す図である。
【図23】同一実施の形態の変形例の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
100A 送信端末 400A 電子メール中継装置 100B 受信端末 400B 電子メール中継装置 103A、103B、402A、402B CPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信端末からの送信メールを受信端末へ
    中継する中継工程と、 受信者により前記送信メールが迷惑メールと判断された
    場合に前記受信端末からの受信拒否通知に基づいて、前
    記送信メールの送信者へ警告通知を出す警告通知工程
    と、 前記警告通知以後、前記受信端末から再度の受信拒否通
    知があった場合、前記送信者へ罰金請求通知を出す罰金
    請求通知工程と、 を含むことを特徴とする迷惑メール防止方法。
  2. 【請求項2】 前記送信者から受領した罰金を前記受信
    者へ還元するための課金処理を実行する課金処理工程を
    含むことを特徴とする請求項1に記載の迷惑メール防止
    方法。
  3. 【請求項3】 前記課金処理工程では、前記受信者が本
    来支払うべきメール利用料から前記罰金分を割り引くた
    めの課金処理を実行することを特徴とする請求項2に記
    載の迷惑メール防止方法。
  4. 【請求項4】 前記中継工程では、前記受信拒否通知が
    あった以後、同一の送信端末からの送信メールが同一の
    受信端末宛に送信された場合、当該送信メールの中継を
    中止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載の迷惑メール防止方法。
  5. 【請求項5】 送信端末と受信端末との間で電子メール
    を中継する電子メール中継装置において、 送信端末からの送信メールを受信端末へ中継する中継手
    段と、 受信者により前記送信メールが迷惑メールと判断された
    場合に前記受信端末からの受信拒否通知に基づいて、前
    記送信メールの送信者へ警告通知を出す警告通知手段
    と、 前記警告通知以後、前記受信端末から再度の受信拒否通
    知があった場合、前記送信者へ罰金請求通知を出す罰金
    請求通知手段と、 を備えたことを特徴とする電子メール中継装置。
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