JP2003098084A - 土壌中の重金属系有害物質分析方法およびその装置 - Google Patents

土壌中の重金属系有害物質分析方法およびその装置

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JP2003098084A
JP2003098084A JP2001293423A JP2001293423A JP2003098084A JP 2003098084 A JP2003098084 A JP 2003098084A JP 2001293423 A JP2001293423 A JP 2001293423A JP 2001293423 A JP2001293423 A JP 2001293423A JP 2003098084 A JP2003098084 A JP 2003098084A
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Sumio Yamauchi
澄男 山内
Kozo Yoshikawa
孝三 吉川
Haruhiko Ema
晴彦 江間
Akihiro Hamazaki
彰弘 浜崎
Yoshihiro Kita
吉博 北
Makio Atsumi
真喜男 厚見
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土壌中の重金属系有機化合物を精度よく定量
分析することができる分析方法およびその装置を提供す
る。 【解決手段】 レーザ光を発振するレーザ発振器11
と、レーザ発振器11からのレーザ光を土壌に照射する
レーザ照射器12と、レーザ光の照射に伴う土壌からの
発光を受光する受光器13と、受光器13で受光した前
記発光の強度を分光器17を介して測定する検出器18
と、土壌中の水分を測定する水分センサ14と、水分セ
ンサ14での測定結果から土壌中の水分量を求める水分
分析器19と、土壌を撮影する撮影カメラ15と、撮影
カメラ15からのCCD受像器20を介した撮影結果か
ら土壌の粒径を求める画像処理器21と、水分分析器1
9および画像処理器21での算出結果に基づいて検出器
18での測定結果を補正して土壌中の重金属系有害物質
の量を求めるデータ処理器22とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌中に含まれて
いる鉛やカドミウムやクロム等のような重金属系有害物
質を分析する分析方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土壌中に含まれている鉛やカドミウムや
クロム等のような重金属系有害物質を分析する場合、従
来は、土壌を酸性水溶液中に入れて、土壌中の上記重金
属系有害物質を酸溶液抽出し、土壌を取り除いた酸溶液
に各種処理(妨害物質の除去等)を施した後、当該酸溶
液を発光分光分析等により分析していた。
【0003】しかしながら、このようにして土壌中の重
金属系有害物質を分析すると、その抽出作業等を含めた
前処理に時間がかかってしまい(約2日間)、分析結果
を得るまでに長時間を有してしまうだけでなく、分析廃
液が多く発生するため、その後処理に難点があった。
【0004】このため、土壌にレーザ光を照射して土壌
中の重金属系有害物質からの発光を測定することによ
り、土壌中の重金属系有害物質を定量分析するレーザ誘
起発光分析(Laser-Induced Breakdown Spectroscopy:
LIBS)法が適用され始めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、LIBS法
により土壌中の重金属系有害物質を定量分析しようとす
ると、レーザ光のエネルギが土壌中の水分に吸収されて
低下してしまうため、土壌中の水分量によって分析結果
が異なってしまい、さらに、土壌の粒径によっても分析
結果が異なってしまい、実用上に難点があった。
【0006】このようなことから、本発明は、土壌中の
重金属系有機化合物を精度よく定量分析することができ
る分析方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明による土壌中の重金属系有害物
質分析方法は、土壌中の水分量および土壌の粒径を測定
する一方、レーザ光を土壌に照射して、当該レーザ光の
照射に伴う土壌からの発光の強度を測定し、上記水分量
および上記粒径に基づいて当該発光強度を補正し、補正
した発光強度に基づいて、土壌中の重金属系有害物質の
量を求めることを特徴とする。
【0008】第二番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析方法は、第一番目の発明において、水分量お
よび粒径と発光強度との予め求められている相関関係に
基づいて、測定した水分量および粒径から、測定した発
光強度を補正することを特徴とする。
【0009】第三番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析方法は、第二番目の発明において、前記相関
関係が、土壌の種類ごとに定められていることを特徴と
する。
【0010】また、前述した課題を解決するための、第
四番目の発明による土壌中の重金属系有害物質分析装置
は、レーザ光を発振するレーザ発振手段と、前記レーザ
発振手段からのレーザ光を土壌に照射するレーザ照射手
段と、前記レーザ光の照射に伴う土壌からの発光を受光
する受光手段と、前記受光手段で受光した前記発光の強
度を測定する発光強度測定手段と、土壌中の水分を測定
する水分測定手段と、前記水分測定手段での測定結果に
基づいて、土壌中の水分量を求める水分量算出手段と、
土壌を撮影する撮影手段と、前記撮影手段での撮影結果
に基づいて、土壌の粒径を求める粒径算出手段と、前記
水分算出手段および前記粒径算出手段での算出結果に基
づいて、発光強度測定手段での測定結果を補正すると共
に、補正した発光強度に基づいて、土壌中の重金属系有
害物質の量を求める重金属系有害物質量算出手段とを備
えていることを特徴とする。
【0011】第五番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析装置は、第四番目の発明において、前記重金
属系有害物質量算出手段が、水分量および粒径と発光強
度との予め求められている相関関係に基づいて、前記水
分量算出手段および前記粒径算出手段での算出結果か
ら、発光強度測定手段での測定結果を補正することを特
徴とする。
【0012】第六番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析装置は、第五番目の発明において、前記相関
関係が、土壌の種類ごとに定められていることを特徴と
する。
【0013】第七番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析装置は、第四番目から第六番目の発明のいず
れかにおいて、前記レーザ照射手段、前記受光手段、前
記水分測定手段、前記撮影手段が保持具に一体的に取り
付けられていることを特徴とする。
【0014】第八番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析装置は、第七番目の発明において、前記保持
具が、ボーリングマシンのボーリング治具の先端側に取
り付けられていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による土壌中の重金属系有
害物質分析方法およびその装置の実施の形態を図1〜3
を用いて以下に説明する。図1は、重金属系有害物質分
析装置の概略構成図、図2は、土壌中の水分と発光強度
との関係を土質ごとに表したグラフ、図3は、土壌の粒
径と発光強度との関係を土質ごとに表したグラフであ
る。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0016】図1に示すように、本実施の形態にかかる
土壌中の有機系有害物質分析装置は、レーザ光を発振す
るレーザ発振器11と、レーザ発振器11に光ファイバ
10aを介して接続されたレーザ照射器12と、上記レ
ーザ光の照射に伴う土壌からの発光を受光する受光器1
3と、土壌中の水分を測定する水分センサ14と、土壌
を撮影する撮影カメラ15と、これら部材12〜15を
保持するプローブ16と、前記受光器13に光ファイバ
10bを介して接続された分光器17と、この分光器1
7に光路10cを介して接続されて前記光の強度を測定
する検出器18と、前記水分センサ14からの信号に基
づいて土壌中の水分量を求める水分分析器19と、前記
撮影カメラ15に光ファイバ10dを介して接続された
CCD受像器20と、このCCD受像器20の信号を画
像処理して土壌の粒子の大きさを求める画像処理器21
と、上記水分分析器19および画像処理器21からの信
号に基づいて、前記検出器18での測定結果を補正する
と共に、補正した発光強度に基づいて、土壌中の重金属
系有機化合物の量を求めるデータ処理器22と、このデ
ータ処理器22での算出結果を表示する表示器23とを
備えてなるものである。
【0017】レーザ発振器11は、例えば1064nm
の波長のレーザ光101をパルス的に発振するようにな
っている。
【0018】レーザ照射器12は、レーザ発振器11か
ら光ファイバ10aを介して発振されてきたレーザ光を
土壌へ向けて照射するようになっている。
【0019】受光器13は、レーザ光の照射に伴う土壌
中の鉛やカドミウムやクロム等の重金属系有害物質から
の発光を受光するようになっている。
【0020】水分センサ14は、土壌の誘電率等の測定
により水分を測定することができるようになっている。
【0021】撮影カメラ15は、照明具を備え、土壌の
画像を撮影することができるようになっている。
【0022】プローブ16は、上記部材12〜15を一
体的に保持すると共に、油圧式やスクリュ式のボーリン
グマシンのボーリング治具の先端側の周面に取り付けら
れ、ボーリングマシンでのボーリングにより土壌中へ挿
入することができるようになっている。
【0023】分光器17は、前記受光器13に光ファイ
バ10bを介して接続し、前記重金属系有害物質から発
光した目的とする波長領域の当該光のみを透過させるよ
うになっている。
【0024】検出器18は、前記分光器17に光路10
cを介して接続し、当該分光器17で分光された前記光
の強度を測定するようになっている。
【0025】水分分析器19は、前記水分センサ14か
らの信号に基づき、土壌中の水分量を求めるようになっ
ている。
【0026】CCD受像器20は、前記撮影カメラ15
に光ファイバ10dを介して接続し、撮影カメラ15で
撮影された土壌の画像を電気信号に変換するようになっ
ている。
【0027】画像処理器21は、前記CCD受像器20
からの信号を画像処理して、土壌の粒径を求めるように
なっている。
【0028】データ処理器22は、土壌中の水分量およ
び土壌の粒径と発光強度との予め求められている相関関
係に基づいて、前記水分分析器19および前記画像処理
器21での算出結果から、前記検出器18で測定された
発光強度を補正すると共に、当該補正発光強度に基づい
て、土壌中の重金属系有害物質の量を求めるようになっ
ている。
【0029】表示器22は、データ処理器22での算出
結果を表示するようになっている。
【0030】なお、本実施の形態では、レーザ発振器1
1等によりレーザ発振手段を構成し、レーザ照射器12
等によりレーザ照射手段を構成し、受光器13等により
受光手段を構成し、水分センサ14等により水分測定手
段を構成し、撮影カメラ15等により撮影手段を構成
し、プローブ16等により保持具を構成し、分光器1
7、検出器18等により発光強度測定手段を構成し、水
分分析器19等により水分量算出手段を構成し、CCD
受像機20、画像処理器21等により粒径算出手段を構
成し、データ処理器22等により重金属系有害物質量算
出手段を構成し、表示器23等により表示手段を構成し
ている。
【0031】このような重金属系有害物質分析装置を使
用した土壌中の重金属系有害物質分析方法を次に説明す
る。
【0032】まず、始めに、油圧式やスクリュ式のボー
リングマシンのボーリング治具の先端側の周面に上記プ
ローブ16を取り付け、当該ボーリングマシンでボーリ
ングを開始し、目的とする位置までボーリングして当該
プローブ16を土壌中へ挿入する。
【0033】次に、レーザ発振器11を作動してレーザ
照射器12からレーザ光を土壌へ向けて照射すると、土
壌中に含まれている重金属系有害物質からの発光を受光
器13が受光し、分光器17が目的とする波長領域の当
該光のみを選択し、検出器18が当該光の強度を測定す
る。
【0034】これと同時に、水分センサ14が土壌中の
水分を測定し、当該水分センサ14からの信号に基づい
て、水分分析器19が土壌中の水分量を求めると共に、
撮影カメラ15が土壌の影像を撮影して、CCD受像器
20が電気信号に変換し、当該CCD受像器20からの
信号に基づいて、画像処理器21が土壌の粒径を求め
る。なお、撮影カメラ15が礫や木片等のような土壌以
外のものを撮影した場合には、土壌の粒径を算出できる
ように前記ボーリングマシンを作動して測定箇所を変更
し、誤差因子を排除する。
【0035】このようにして土壌中の水分量および土壌
の粒径が求められると、データ処理器22は、土壌中の
水分量および土壌の粒径と発光強度との予め求められて
いる相関関係に基づいて、水分分析器19および画像処
理器21での算出結果から、検出器18で測定された発
光強度を補正する。
【0036】すなわち、図2に示すように、土壌中に含
まれている水分量が多いほど、土壌中の重金属系有害物
質からの発光強度が低下し、また、図3に示すように、
土壌の粒径が小さいほど、土壌中の重金属系有害物質か
らの発光強度が低下するため、各土質ごとに予め求めら
れているこれらの相関関係に基づいて、実測された水分
量および粒径から、実測した発光強度を補正するのであ
る。
【0037】このようにして補正発光強度を求めると、
データ処理器22は、当該補正発光強度に基づいて、土
壌中の重金属系有害物質の量を求める。
【0038】続いて、表示器22は、データ処理器22
で求められた重金属系有害物質の量を表示する。これに
より、土壌中の重金属系有害物質量の知見を得ることが
できる。
【0039】つまり、土壌中の水分量および土壌の粒径
を測定する一方、レーザ光を土壌に照射して、当該レー
ザ光の照射に伴う土壌からの発光の強度を測定し、土壌
中の水分量および土壌の粒径と発光強度との予め求めら
れている土壌の種類ごとの相関関係に基づいて、測定し
た水分量および粒径から、測定した発光強度を補正し、
補正した発光強度に基づいて、土壌中の重金属系有害物
質の量を求めるようにしたのである。
【0040】このため、本実施の形態では、土壌中の水
分量や土壌の粒径が異なっていても、土壌中の重金属系
有害物質を精度よく定量分析することができる。
【0041】したがって、本実施の形態によれば、LI
BS法による土壌中の重金属系有機化合物の定量分析を
実用化することができる。
【0042】なお、本実施の形態では、ボーリングマシ
ンのボーリング治具にプローブ16を取り付けて現地で
土壌を直接的に測定できるようにしたが、例えば、プロ
ーブ16を試料台に変更すれば、分析室での分析器とし
て利用することも可能である。
【0043】また、本実施の形態では、LIBS法によ
り土壌中の重金属系有害物質を分析する場合について説
明したが、例えば、レーザ照射器12から照射するレー
ザ光の波長を変更(例えば266nm)すれば、レーザ
誘起蛍光分析(LIF)法により土壌中の有機系有害物
質を分析することも可能となる。
【0044】
【発明の効果】第一番目の発明による土壌中の重金属系
有害物質分析方法は、土壌中の水分量および土壌の粒径
を測定する一方、レーザ光を土壌に照射して、当該レー
ザ光の照射に伴う土壌からの発光の強度を測定し、上記
水分量および上記粒径に基づいて当該発光強度を補正
し、補正した発光強度に基づいて、土壌中の重金属系有
害物質の量を求めるので、土壌中の水分量や土壌の粒径
が異なっていても、土壌中の重金属系有害物質を精度よ
く定量分析することができる。
【0045】第二番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析方法は、第一番目の発明において、水分量お
よび粒径と発光強度との予め求められている相関関係に
基づいて、測定した水分量および粒径から、測定した発
光強度を補正するので、土壌中の水分量や土壌の粒径が
異なっていても、土壌中の重金属系有害物質を正確かつ
精度よく定量分析することができる。
【0046】第三番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析方法は、第二番目の発明において、前記相関
関係が、土壌の種類ごとに定められているので、土壌の
種類が異なっていても、土壌中の重金属系有害物質を正
確かつ精度よく定量分析することができる。
【0047】第四番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析装置は、レーザ光を発振するレーザ発振手段
と、前記レーザ発振手段からのレーザ光を土壌に照射す
るレーザ照射手段と、前記レーザ光の照射に伴う土壌か
らの発光を受光する受光手段と、前記受光手段で受光し
た前記発光の強度を測定する発光強度測定手段と、土壌
中の水分を測定する水分測定手段と、前記水分測定手段
での測定結果に基づいて、土壌中の水分量を求める水分
量算出手段と、土壌を撮影する撮影手段と、前記撮影手
段での撮影結果に基づいて、土壌の粒径を求める粒径算
出手段と、前記水分算出手段および前記粒径算出手段で
の算出結果に基づいて、発光強度測定手段での測定結果
を補正すると共に、補正した発光強度に基づいて、土壌
中の重金属系有害物質の量を求める重金属系有害物質量
算出手段とを備えているので、土壌中の水分量や土壌の
粒径が異なっていても、土壌中の重金属系有害物質を精
度よく定量分析することができる。
【0048】第五番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析装置は、第四番目の発明において、前記重金
属系有害物質量算出手段が、水分量および粒径と発光強
度との予め求められている相関関係に基づいて、前記水
分量算出手段および前記粒径算出手段での算出結果か
ら、発光強度測定手段での測定結果を補正するので、土
壌中の水分量や土壌の粒径が異なっていても、土壌中の
重金属系有害物質を正確かつ精度よく定量分析すること
ができる。
【0049】第六番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析装置は、第五番目の発明において、前記相関
関係が、土壌の種類ごとに定められているので、土壌の
種類が異なっていても、土壌中の重金属系有害物質を正
確かつ精度よく定量分析することができる。
【0050】第七番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析装置は、第四番目から第六番目の発明のいず
れかにおいて、前記レーザ照射手段、前記受光手段、前
記水分測定手段、前記撮影手段が保持具に一体的に取り
付けられていることから、重金属系有害物質を分析した
箇所の水分測定や粒径測定を行うことが容易にできるの
で、土壌中の重金属系有害物質を正確かつ精度よく定量
分析することが容易にできる。
【0051】第八番目の発明による土壌中の重金属系有
害物質分析装置は、第七番目の発明において、前記保持
具が、ボーリングマシンのボーリング治具の先端側に取
り付けられていることから、ボーリングマシンにより保
持具を地中にまで挿入することができるので、現地でサ
ンプリングすることなく目的とする箇所の土壌を分析す
ることができ、分析の容易化および迅速化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による土壌中の重金属系有害物質分析装
置の実施の形態の概略構成図である。
【図2】土壌中の水分と発光強度との関係を土質ごとに
表したグラフである。
【図3】土壌の粒径と発光強度との関係を土質ごとに表
したグラフである。
【符号の説明】
10a,10b,10d 光ファイバ 10c 光路 11 レーザ発振器 12 レーザ照射器 13 受光器 14 水分センサ 15 撮影カメラ 16 プローブ 17 分光器 18 検出器 19 水分分析器 20 CCD受像器 21 画像処理器 22 データ処理器 23 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江間 晴彦 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 浜崎 彰弘 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 北 吉博 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 厚見 真喜男 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G043 AA01 BA01 CA06 EA01 EA10 HA05 JA01 KA01 KA03 KA05 KA08 KA09 LA03 NA01 NA05 NA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土壌中の水分量および土壌の粒径を測定
    する一方、レーザ光を土壌に照射して、当該レーザ光の
    照射に伴う土壌からの発光の強度を測定し、上記水分量
    および上記粒径に基づいて当該発光強度を補正し、補正
    した発光強度に基づいて、土壌中の重金属系有害物質の
    量を求めることを特徴とする土壌中の重金属系有害物質
    分析方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 水分量および粒径と発光強度との予め求められている相
    関関係に基づいて、測定した水分量および粒径から、測
    定した発光強度を補正することを特徴とする土壌中の重
    金属系有害物質分析方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記相関関係が、土壌の種類ごとに定められていること
    を特徴とする土壌中の重金属系有害物質分析方法。
  4. 【請求項4】 レーザ光を発振するレーザ発振手段と、 前記レーザ発振手段からのレーザ光を土壌に照射するレ
    ーザ照射手段と、 前記レーザ光の照射に伴う土壌からの発光を受光する受
    光手段と、 前記受光手段で受光した前記発光の強度を測定する発光
    強度測定手段と、 土壌中の水分を測定する水分測定手段と、 前記水分測定手段での測定結果に基づいて、土壌中の水
    分量を求める水分量算出手段と、 土壌を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段での撮影結果に基づいて、土壌の粒径を求
    める粒径算出手段と、 前記水分算出手段および前記粒径算出手段での算出結果
    に基づいて、発光強度測定手段での測定結果を補正する
    と共に、補正した発光強度に基づいて、土壌中の重金属
    系有害物質の量を求める重金属系有害物質量算出手段と
    を備えていることを特徴とする土壌中の重金属系有害物
    質分析装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記重金属系有害物質量算出手段が、水分量および粒径
    と発光強度との予め求められている相関関係に基づい
    て、前記水分量算出手段および前記粒径算出手段での算
    出結果から、発光強度測定手段での測定結果を補正する
    ことを特徴とする土壌中の重金属系有害物質分析装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記相関関係が、土壌の種類ごとに定められていること
    を特徴とする土壌中の重金属系有害物質分析装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかにおい
    て、 前記レーザ照射手段、前記受光手段、前記水分測定手
    段、前記撮影手段が保持具に一体的に取り付けられてい
    ることを特徴とする土壌中の重金属系有害物質分析装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記保持具が、ボーリングマシンのボーリング治具の先
    端側に取り付けられていることを特徴とする土壌中の重
    金属系有害物質分析装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010185719A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 National Agriculture & Food Research Organization 穀粉の判別方法及び装置
KR101461120B1 (ko) 2013-05-08 2014-11-12 광주과학기술원 레이저 유도 붕괴 분광법을 이용한 cigs 박막의 정량분석 방법
KR101612027B1 (ko) 2015-02-06 2016-04-12 한국석유관리원 토양 내 중금속 모니터링 장치
CN114062237A (zh) * 2021-11-15 2022-02-18 刘侠 一种土壤检测方法

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