JP2003097945A - 路面勾配推定装置 - Google Patents
路面勾配推定装置Info
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Abstract
値に生じる誤差を解消し、もって路面勾配を高精度で推
定できる路面勾配推定装置を提供する。 【解決手段】 加速度センサの出力値Gsから、車両に
生じる実加速度Gv、路面勾配に起因する傾斜ピッチン
グ角θp1で発生する加速度Gp1、車両の加減速に起因す
る加減速ピッチング角θp2で発生する加速度Gp2を減算
して、路面勾配による加速度Grを求め、この加速度Gr
の角度換算値を路面傾斜角θrとする。
Description
る路面の勾配を推定する路面勾配推定装置に関するもの
である。
利用されており、例えばパラレル式ハイブリッド車両の
クリープトルク制御に利用されている。即ち、この種の
ハイブリッド車両では、運転者のアクセルオフ時にも僅
かなトルクを駆動輪に伝達してクリープ現象を発生させ
ているが、このときのクリープトルクを路面勾配に応じ
て補正することで、路面勾配によるクリープ現象の変化
を防止している。
実用化されており、例えば車両に装着した加速度センサ
の出力値に基づいて路面勾配を推定するものを挙げるこ
とができる。以下に推定原理を説明すると、図7に示す
ように車両が傾斜路を走行中の場合、重力加速度gには
路面と平行な成分が発生して(以下、勾配による加速度
Grという)、この加速度Grに実際の車両の前後加速度
Gvを加算した値Gsが加速度センサにより検出される。
従って、例えば車輪速センサの出力値等に基づいて実際
の車両の前後加速度Gvを算出し、次式(13)に従ってセ
ンサ出力値Gsから前後加速度Gvを減算すれば、勾配に
よる加速度Grを算出でき、更に、この勾配による加速
度Grから次式(14)に従って路面傾斜角θを求めること
ができる。
センサの出力値Gsに影響を及ぼす要因は勾配による加
速度Grに限らず、前後のサスペンション変位等に伴っ
て車両の前後姿勢が変化したときにも(以下、この現象
をピッチングという)、同様に加速度センサの出力値G
sが影響を受ける。
両の加減速に伴って発生し、例えば傾斜路では、平坦路
に比較して車両の前後荷重(前後サスペンションに作用
する荷重)が増減するため、これに伴って車両にピッチ
ングが生じ、加減速時も同様に、定速走行時に比較して
前後荷重が増減することでピッチングが生じ、結果とし
て加速度センサの出力値Gsに誤差が発生する。そし
て、上記した路面勾配推定装置では、これらの要因を全
く考慮しないため、路面勾配を十分な精度で推定するこ
とができなかった。
加速度センサの出力値に生じる誤差を解消し、もって路
面勾配を高精度で推定することができる路面勾配推定装
置を提供することにある。
め、請求項1の発明は、車両に作用する加速度を検出す
る加速度センサと、車両に生じる実加速度を検出する実
加速度検出手段と、車両に生じるピッチング角を検出す
るピッチング角検出手段と、加速度センサからの出力値
に基づき、第1勾配換算値を算出する第1勾配換算値算
出手段と、実加速度検出手段からの出力値に基づき、第
2勾配換算値を算出する第2勾配換算値算出手段と、第
1勾配換算値から第2勾配換算値とピッチング角とを減
算して、車両がおかれている路面勾配を算出する路面勾
配算出手段とを備えたものである。
より車両がピッチングすると、このときのピッチング角
による影響を加速度センサが受ける。従って、加速度セ
ンサの出力値には、車両に生じる実加速度と路面勾配に
よる加速度に加えて、車両のピッチングによる加速度が
誤差として含まれることになる。加速度センサの出力値
は第1勾配換算値算出手段により第1勾配換算値に換算
され、実加速度は第2勾配換算値算出手段により第2勾
配換算値に換算され、ピッチング角はピッチング角算出
手段により検出される。そして、第1勾配換算値から第
2勾配換算値とピッチング角とが減算されて路面勾配が
算出されるため、結果として車両のピッチングにより加
速度センサの出力値に生じる誤差が解消される。
出手段が、路面勾配に基づいて車両に生じるピッチング
角を検出する路面勾配ピッチング角検出手段を含むもの
である。傾斜路で走行中或いは停車中の車両は、登坂路
で後輪側に、降坂路で前輪側に荷重が移動するため、結
果としてサスペンションやタイヤの変位等を生じて、車
両には路面勾配に応じたピッチング角が生じる。このピ
ッチング角が路面勾配ピッチング角検出手段により検出
されて、路面勾配算出手段による路面勾配の算出に適用
されるため、結果として路面勾配に起因した車両のピッ
チングによるセンサ出力値の誤差が解消される。
検出手段が、車両の加減速運転に基づいて車両に生じる
ピッチング角を検出する加減速ピッチング角検出手段を
含むものである。加減速時の車両は、加速時に後輪側
に、減速時に前輪側に荷重が移動し、結果としてサスペ
ンションやタイヤの変位等を生じて、車両には加減速に
応じたピッチング角が生じる。このピッチング角が加減
速ピッチング角検出手段により検出されて、路面勾配算
出手段による路面勾配の算出に適用されるため、結果と
して加減速に起因した車両のピッチングによるセンサ出
力値の誤差が解消される。
配推定装置の一実施形態を説明する。本実施形態の路面
勾配推定装置が搭載された車両はパラレル式のハイブリ
ッド車両として構成されており、エンジン及びモータを
走行用の駆動源としている。図1は本実施形態の路面勾
配推定装置を示す全体構成図であり、路面勾配推定装置
の全体的な制御を実行するECU(電子コントロールユ
ニット)1は車室内に設置され、図示しない入出力装
置、記憶装置(ROM、RAM等)、中央処理装置(C
PU)、タイマカウンタ等を備えている。ECU1の入
力側には、車両の車輪速Nwを検出する実加速度検出手
段としての車輪速センサ2、前後方向の車体加速度Gs
を検出する加速度センサ3、及び図示しない各種センサ
類が接続されており、一方、ECU1の出力側には、上
記エンジン及びモータの作動状態を制御するための各種
デバイス類が接続されている。上記加速度センサ3は、
例えば揺動可能に支持された錘の移動量に基づき、車両
に作用する前後加速度を車体加速度Gsとして検出する
ように構成されている。
制御すると共に、図示しないコントローラを介してモー
タの駆動及び回生状態を制御し、エンジンやモータによ
り車両を走行させる。又、ECU1は運転者のアクセル
オフ時にクリープトルク制御を実行し、モータトルクを
調整したり、エンジン及びモータの出力側に設けられた
クラッチの係合状態を調整したりして、僅かなトルクを
駆動輪に伝達してクリープ現象を発生させる。一方、E
CU1はアイドルストップ制御を実行し、停車時におい
てアクセルオフ等の所定の停止条件が満たされるとエン
ジンを自動停止し、更にアクセルオン等の所定の始動条
件によりエンジンを自動始動する。
推定手順を示すブロック図であり、この手順に従ってE
CU1により路面勾配が推定される。ここで、同図に示
す推定手順は、路面傾斜角(路面勾配)θrを算出する
ための次式(1)に基づいて設定されたものであり、同式
(1)が導き出された根拠については後述する。 θr=[θs-(Gv/9.8・W・h・Kf+Gv/9.8・W・h・Kr)/(l2・Kf・Kr)-sin-1(Gv/9.8)] ・(l2・Kf・Kr)/(l2・Kf・Kr+W・h・Kf+W・h・Kr) ………(1) ここに、θsは車体加速度Gsを角度換算したセンサ出力
傾斜角、Gvは車輪速Nwより求めた車輪加速度、Wは車
両重量、hは重心高さ、lはホイールベース、Kfは前
輪サスペンションのバネ定数、Krは後輪サスペンショ
ンのバネ定数である。
の推定手順を説明すると、まず、上記加速度センサ3に
より検出された車体加速度Gsは、第1ローパスフィル
タ11a及び第2ローパスフィルタ11bを経て傾斜角
換算部12に入力される。傾斜角換算部12では車体加
速度Gsを傾斜角に換算(sin-1Gs)し、上式(1)中のセ
ンサ出力傾斜角θsとして減算処理部13に入力する
(第1勾配換算値算出手段)。
車輪速Nwは、第1ローパスフィルタ14aを経て微分
処理部15に入力される。微分処理部15では車輪速N
wを微分処理して上記車輪加速度Gvを算出し(実加速度
検出手段)、この車輪加速度Gvは第2ローパスフィル
タ14bを経て傾斜角換算部16で傾斜角に換算(sin
-1Gv)され、換算後の値が加速度換算傾斜角θvとして
上記減算処理部13に入力される(第2勾配換算値算出
手段)。つまり、加速度換算傾斜角θvは、上式(1)中の
sin-1(Gv/9.8)に相当するものである。減算処理部13
では入力されたセンサ出力傾斜角θsから加速度換算傾
斜角θvが減算され、減算後の値θs−θvが減算処理部
17に入力される。
た車輪加速度Gvを車両に生じる実加速度として利用し
たが、路面に対する車両の加速度を検出可能なものであ
ればよく、例えば車輪速Nwに代えて車速センサや非接
触型レーザを用いて車速を検出し、この車速から実加速
度を求めてもよい。一方、上記車輪加速度Gvは前輪及
び後輪のピッチング角算出部18a,18bに入力さ
れ、この車輪加速度Gvに基づいて、前輪ピッチング角
算出部18aでは、前輪側のサスペンション変位に起因
して発生するピッチング角(2・h・W)/(9.8・l2・Kf)が算出
され、後輪ピッチング角算出部では、後輪側のサスペン
ション変位に起因して発生するピッチング角(2・h・W)/
(9.8・l2・Kr)が算出される。これらのピッチング角は加
算処理部19で加算され、加算後の値が加減速ピッチン
グ角θp2として上記減算処理部17に入力される(加減
速ピッチング角検出手段)。つまり、加減速ピッチング
角θp2は、上式(1)中のGv/9.8・W・h・Kf+Gv/9.8・W・h・Kr)/
(l2・Kf・Kr)に相当するものである。
から更に加減速ピッチング角θp2が減算され、減算後の
値θs−θv−θp2が乗算処理部20に入力される。乗算
処理部20では、入力された値θs−θv−θp2に傾斜ピ
ッチング補正値Kap{=(l2・Kf・Kr)/(l2・Kf・Kr+W・h・Kf+W
・h・Kr)}が乗算され、乗算後の値がローパスフィルタ2
1を経て路面傾斜角θrとして出力される(路面勾配算
出手段)。
上式(1)中の(l2・Kf・Kr)/(l2・Kf・Kr+W・h・Kf+W・h・Kr)が設
定されており、この傾斜ピッチング補正値Kapの乗算処
理が、後述する傾斜ピッチング角θp1の減算処理に相当
する。そして、傾斜ピッチング補正値Kapは車両の諸元
から確定できることから、計算上は予め設定された定数
として取り扱われる(路面勾配ピッチング角検出手
段)。
b,14a,14b,21は、路面凹凸や車両挙動の過
渡変化に起因して発生する路面傾斜角θrの推定誤差を
低減するためのものであり、路面勾配の変化に比較して
路面凹凸や車両挙動の変化が急激に生じることを利用
し、所定以上の周波数をカットすることで、これらの要
因の影響を排除している。各ローパスフィルタ11a,
11b,14a,14b,21のカットオフ周波数は、
車輪速Nwから求めた車速Vに比例して可変され、路面
凹凸や車両挙動が急激に作用する高車速域ほど、カット
オフ周波数を高く設定している。
傾斜角θrは、ECU1による車両の各種走行制御に利
用される。例えば、上記したクリープトルク制御では、
路面傾斜角θrに応じてクリープトルクを補正して、路
面勾配に関わらず一定のクリープ現象を発生させる。
又、アイドルストップ制御では、所定以上の路面傾斜角
θrでの停車時にアイドルストップを禁止し、モータの
みで再発進したときの発進トルクの不足による車両の後
退りを防止する。
て説明する。加速度センサ3にて検出された車体加速度
Gsは、路面勾配による加速度のみならず、前後のサス
ペンション変位に伴って車両にピッチング(前後姿勢の
変化)が生じた場合でも影響を受ける。このようなピッ
チングは車両の前後荷重配分の変化に伴って発生するも
のであり、その要因として、路面勾配に起因するもの
(上記傾斜ピッチング角θp1)と車両の加減速に起因す
るもの(上記加減速ピッチング角θp2)が挙げられる。
即ち、傾斜路での走行時には、登坂路で後輪側に、降坂
路で前輪側に荷重が移動し、結果として路面傾斜角θr
に応じた前後のサスペンション変位が生じる。又、車両
の加減速時には、加速時に後輪側に、減速時に前輪側に
荷重が移動し、結果として車両の加速度(上記車輪加速
度Gv)に応じた前後のサスペンション変位が生じる。
生する加速度をGp1、加減速ピッチング角θp2によって
発生する加速度をGp2とすると、図3に示すように傾斜
路上で車両が加減速した場合、加速度センサ3にて検出
された車体加速度Gsには、実加速度を表す車輪加速度
Gvと路面勾配による加速度Grに加えて、車両のピッチ
ングによる加速度Gp1,θp2が誤差として含まれること
になる。よって、正確な路面傾斜角θrを求めるには、
これらの加速度Gp1,Gp2の影響を車体加速度Gsから排
除する必要がある。
角θp1を解析する。ここで、計算の簡略化のために、以
下の条件を前提とする。 1)車両の前後方向の重心位置はホイールベースlの中
心とする。 2)サスペンションのバネ定数に比較して極小なタイヤ
のバネ定数は考慮しない。 3)前後輪の接地点は勾配路でも平坦路でも変化しない
ものとする。
p1の発生状況を示す説明図である。この図に示すよう
に、傾斜路で走行中或いは停車中の車両は、前後のタイ
ヤで路面上に接すると共に、ホイールベースlの中心か
ら重心高さhだけ上方の重心位置に、車重Wにより路面
に平行な力Faを受けることになる。尚、図では登坂路
の場合を示しているが、降坂路の場合も力Faの作用方
向が逆になる他は同様である。
図5に示す模式図として表すことができる。即ち、ホイ
ールベースlの中心を回転中心とし、この回転中心から
重心高さhだけ離間した位置に力Faを受け、その結
果、前後輪の接地点に互いに逆方向の等しい力が作用す
る。これによる前軸荷重及び後軸荷重の変化量ΔWaf,
ΔWarは、次式(2)で表される。
る。この前後軸の荷重変化による前後輪のサスペンショ
ン変位量ΔXaf,ΔXarは、次式(3),(4)で表される。 ΔXaf=ΔWaf/Kf ………(3) ΔXar=ΔWar/Kr ………(4) 尚、Kf,Krは、上記のように前後輪サスペンションの
バネ定数である。
は、次式(5)で表される。 θp1=tan-1[(ΔXaf+ΔXar)/l] ………(5) 次に、加減速によって発生する車両のピッチング角θp2
を解析する。図6は車両の加減速による加減速ピッチン
グ角θp2の発生状況を示す説明図であり、このときの車
両は、加減速により傾斜路に平行な力Fv(=W・Gv/
9.8)を重心位置に受けることになる。従って、車両
に作用するモーメントは、上記した路面の傾斜による場
合と同じく図5の模式図で表すことができ、このときの
前軸荷重及び後軸荷重の変化量ΔWvf,ΔWvrは、次式
(6)で表される。
位量ΔXvf,ΔXvrは、次式(7),(8)で表される。 ΔXvf=ΔWvf/Kf ………(7) ΔXvr=ΔWvr/Kr ………(8) その結果、加減速によるピッチング角θp2は、次式(9)
で表される。
出力傾斜角θs(車体加速度Gsの角度換算値)、加速度
換算傾斜角θv(車輪加速度Gvの角度換算値)、ピッチ
ング角θp1,θp2との関係をまとめると、次式(10)が成
立する。 θs=θr+θp1+θp2+θv ………(10) 上式(10)は次式(11)のように変換できる。
(1/2勾配で誤差3.5%)。同様にθ<<1の領域で
はcosθ=1となるので、tanθ=sinθ/cosθからtanθ
=θとする(1/2勾配で誤差7.8%)。よって、tan
-1θ=θと近似することでθrについて整理すると次式
(12)が得られ、同式(12)から上式(1)を導き出すことが
できる。
き出された上式(1)に基づく手順(図2のブロック図)
に従って路面傾斜角θrが算出され、路面勾配や車両の
加減速に起因してサスペンション変位が生じたときのピ
ッチング角θp1,θp2が路面傾斜角θrから排除される。
その結果、これらのピッチング角θp1,θp2により加速
度センサ3の出力値Gsに生じる誤差を解消し、もって
路面勾配の推定精度を大幅に向上させることができる。
て車両の走行制御をより的確に実施可能となり、例えば
上記したクリープトルク制御では、路面勾配に影響され
ることなく一定のクリープ現象を確実に発生でき、又、
アイドルストップ制御では、的確なアイドルストップ判
定により再発進時の車両の後退りを確実に防止できる。
の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例え
ば、上記実施形態では、路面勾配に起因して発生するピ
ッチング角θp1と車両の加減速に起因して発生するピッ
チング角θp2とを共に考慮したが、何れか一方を省略し
たり、或いは、別の要因により発生したピッチング角を
加えたりしてもよい。尚、ピッチング角θp1を省略する
場合には、図2中の乗算処理部20による処理を省き、
ピッチング角θp2を省略する場合には、図2中のピッチ
ング角算出部18a,18b、加算処理部19、減算処
理部17を省けばよい。
チングを解析して上式(1)を求める際に、計算の簡略化
のために条件1)〜3)を設定したが、これらの条件を
定めることなく、より実状に則した解析を行ってもよ
い。具体的には、条件1)を設定せずに、実際の車両の
重心位置を考慮したり、条件2)を設定せずに、タイヤ
のバネ定数を考慮したり、条件3)を設定せずに、前後
輪の接地点を考慮したりしてもよい。
定装置によれば、車両に生じるピッチング角を検出し、
このピッチング角を道路勾配の算出処理に適用するよう
にしたため、車両のピッチングにより加速度センサの出
力値に生じる誤差を解消し、もって路面勾配を高精度で
推定することができる。
である。
ロック図である。
する誤差を示す説明図である。
示す説明図である。
メントを示す模式図である。
状況を示す説明図である。
図である。
段、路面勾配ピッチング角検出手段、加減速ピッチング
角検出手段、第1勾配換算値算出手段、第2勾配換算値
算出手段、路面勾配算出手段) 2 車輪速センサ(実加速度検出手段) 3 加速度センサ
Claims (3)
- 【請求項1】 車両に作用する加速度を検出する加速度
センサと、 上記車両に生じる実加速度を検出する実加速度検出手段
と、 上記車両に生じるピッチング角を検出するピッチング角
検出手段と、 上記加速度センサからの出力値に基づき、第1勾配換算
値を算出する第1勾配換算値算出手段と、 上記実加速度検出手段からの出力値に基づき、第2勾配
換算値を算出する第2勾配換算値算出手段と、 上記第1勾配換算値から上記第2勾配換算値と上記ピッ
チング角とを減算して、上記車両がおかれている路面勾
配を算出する路面勾配算出手段とを備えたことを特徴と
する路面勾配推定装置。 - 【請求項2】 上記ピッチング角検出手段は、上記路面
勾配に基づいて上記車両に生じるピッチング角を検出す
る路面勾配ピッチング角検出手段を含むことを特徴とす
る請求項1に記載の路面勾配推定装置。 - 【請求項3】 上記ピッチング角検出手段は、上記車両
の加減速運転に基づいて上記車両に生じるピッチング角
を検出する加減速ピッチング角検出手段を含むことを特
徴とする請求項1に記載の路面勾配推定装置。
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