JP2003097193A - セグメントにおける雄型継ぎ手の係合力増大方法および係合力増大用補助具 - Google Patents
セグメントにおける雄型継ぎ手の係合力増大方法および係合力増大用補助具Info
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Abstract
ぎ手の凹部との係合を確実に行えるようにする係合力増
大方法および係合力増大用補助具の提供。 【解決手段】 雄型継ぎ手4の凸部4aの弾性力発生過
程で発生させた凸部4aよりも大きな弾性力によって、
その凸部4aと雌型継ぎ手3の凹部3aとの係合力を増
大させる。例えば、雄型継ぎ手4の凸部4aより大きな
弾性力を有する弾性体の係合力増大用補助具1を、凸部
4aの弾性力発生過程で弾性力を発生して凸部4aの凹
部3aへの係合力を増大できるように設ける。そして、
簡単な構造の継ぎ手部で、雄型継ぎ手4の凸部4aと雌
型継ぎ手3の凹部3aとが確実に係合できるようにす
る。
Description
ル覆工用の各セグメントリングを構成する各セグメント
のリング間の接合用として設けられ、雌型継ぎ手の凹部
に係合する弾性体の凸部を有する雄型継ぎ手において、
その凸部の雌型継ぎ手の凹部への係合を確実に行えるよ
うにする係合力増大方法および係合力増大用補助具に関
するものである。
であり、雌型継ぎ手の凹部に係合する弾性体の凸部を有
する雄型継ぎ手としては、その凸部を、基部に固定した
一端部から延びた他端部に雌型継ぎ手の凹部に係止する
爪状係止部を形成した板体状の各係止片から構成したも
のが知られている。
手の凹部との係合は、凸部を凹部内に挿入した時に、凸
部の各係止片が絞られて外周を小さくしその絞られた各
係止片の弾性力で凸部が元の外周に戻ることにより、凸
部を構成している各係止片の他端部に形成した爪状係止
部が雌型継ぎ手の凹部に係止することで行われる。
は、雌型継ぎ手の凹部が変位不能に固定されていること
から、凸部を構成している各係止片の弾性力だけで係合
することになる。
片)の弾性力で係合を図るには、寸法を大きくして各係
止片の弾性力を大きくするか、または、小さい弾性力で
係止できるように、各係止片他端部の爪状係止部の形状
を工夫するなどの手段を取ることになる。
する場合には、その各係止片を収納する空間をセグメン
トの接合面に設けることとなり、セグメントの厚さの局
所的な減少(断面欠損の増大)や鉄筋の配筋上の工夫な
ど、セグメント本体の構造に影響が及ぶようになりやす
い。
い弾性力で係止できるようにした場合には、雄型継ぎ手
の引抜き抵抗力に対する信頼性に影響を与えてしまう。
たもので、その目的は雄型継ぎ手の凸部の寸法や形状を
工夫することなく、雄型継ぎ手の凸部の弾性力で行われ
る雌型継ぎ手の凹部との係合を確実なものできるセグメ
ントにおける雄型継ぎ手の係合力増大方法および係合力
増大用補助具を提供することにある。
明)では、雄型継ぎ手における弾性体の凸部と雌型継ぎ
手の凹部との係合時に、雄型継ぎ手の凸部の弾性力発生
過程でその弾性力よりも大きな弾性力を発生させ、その
大きな弾性力によって、雄型継ぎ手の凸部と雌型継ぎ手
の凹部との係合力を増大させることにする。
その大きな弾性力を、係合力増大用補助具で発生させる
ことにする。そして、この係合力増大用補助具は、雄型
継ぎ手の凸部の弾性力より大きな弾性力を有する弾性体
で形成されており、雄型継ぎ手の凸部と雌型継ぎ手の凹
部との係合時に、雄型継ぎ手の凸部の弾性力発生過程で
発生する弾性力によって、凸部の凹部への係合力を増大
できるように設けている。
しては、基部の外周に固定した一端部から延びた他端部
に、雌型継ぎ手の凹部に係止する爪状係止部を形成した
板体状の各係止片からなり、係合時に各係止片が絞られ
て外周を小さくしその絞られた各係止片の弾性力で元の
外周に戻るように構成したものがある。
の凹部への係合力を増大させる係合力増大用補助具は、
請求項3の発明のように、雄型継ぎ手の凸部の各係止片
の弾性力より大きな弾性力を有する弾性体で形成されて
おり、凸部と凹部との係合時に、各係止片の前記爪状係
止部の位置である凸部の内部において、凸部の各係止片
の弾性力発生過程で発生する弾性力で、爪状係止部の凹
部への係止力および凸部の凹部への係合力を増大できる
ように設けている。
によれば、雄型継ぎ手の凸部の弾性力発生過程で発生さ
せた凸部よりも大きな弾性力によって、雄型継ぎ手の凸
部と雌型継ぎ手の凹部との係合力を増大させるので、簡
単な構造の継ぎ手部で、雄型継ぎ手の凸部と雌型継ぎ手
の凹部とを確実に係合できるようにしている。
ば、大きな弾性力を発生させる手段として、雄型継ぎ手
の凸部より大きな弾性力を有する弾性体の係合力増大用
補助具を、雄型継ぎ手の凸部の弾性力発生過程で弾性力
を発生して凸部の凹部への係合力を増大できるように設
けることにより、簡単な構造の継ぎ手部で、雄型継ぎ手
の凸部と雌型継ぎ手の凹部とを確実に係合できるように
している。
れば、各係止片で構成した雄型継ぎ手の凸部の雌型継ぎ
手の凹部への係合力を増大させる係合力増大用補助具
は、凸部の各係止片より大きな弾性力を有する弾性体で
形成し、各係止片の爪状係止部の位置である凸部の内部
において、爪状係止部の凹部への係止力および凸部の凹
部への係合力を増大できるように設けているので、簡単
な構造の継ぎ手部で、雄型継ぎ手の凸部と雌型継ぎ手の
凹部とを確実に係合できるようにしている。
ける雄型継ぎ手の係合力増大方法および係合力増大用補
助具を、図示する一実施形態によって説明する。
用の各セグメントリング(図示せず)を構成する各セグ
メント2のリング間の接合用として設けられ、雌型継ぎ
手3の凹部3aに係合する弾性体の凸部4aを有する雄
型継ぎ手4において、その凸部4aの弾性力で行われる
雌型継ぎ手3の凹部3aとの係合を確実にするものであ
る。
雄型継ぎ手4の凸部4aと雌型継ぎ手3の凹部3aとの
係合時に、凸部4aの弾性力発生過程でその弾性力より
も大きな弾性力を発生させ、その大きな弾性力によっ
て、凸部4aの凹部3aへの係合力を増大させている。
示すように、係合力増大用補助具1で発生させている。
そして、その係合力増大用補助具1は、雄型継ぎ手4の
凸部4aの弾性力より大きな弾性力を有する弾性体で形
成されており、雄型継ぎ手4の凸部4aと雌型継ぎ手3
の凹部3aとの係合時に、雄型継ぎ手4の凸部4aの弾
性力発生過程で発生する弾性力によって、凸部4aの凹
部3aへの係合力を増大できるように設けている。
は、基部4bの外周に固定した一端部から延びた他端部
に、雌型継ぎ手3の凹部3aに係止する爪状係止部4c
を形成した板体状の各係止片4dからなり、係合時に各
係止片4dが絞られて外周を小さくしその絞られた各係
止片4dの弾性力で元の外周に戻るように構成して弾性
体としている。
用孔5の底面5aに固定ボルト7で固定している六角形
の基部4bと、この基部4bの周表面に六個固定されて
凸部4aを形成しており、基部4bに固定した一端部か
ら延びて各セグメント2の接合面2aから突出した他端
部に爪状係止部4cを形成してなる板体状の係止片4d
とからなっている。従って、この雄型継ぎ手4の凸部4
aは、略六角形状に形成されていることになる。
即ち、各係止片4dで構成した凸部4aの凹部3aへの
係合力を増大させる係合力増大用補助具1は、雄型継ぎ
手4の凸部4aの各係止片4dの弾性力より大きな弾性
力を有する弾性体で形成されており、凸部4aと凹部3
aとの係合時に、各係止片4dの爪状係止部4cの位置
である凸部4aの内部において、凸部4aの各係止片4
dの弾性力発生過程で発生する弾性力で、爪状係止部4
cの凹部3aへの係止力および凸部4aの凹部3aへの
係合力を増大できるように設けている。
は、雄型継ぎ手4の凸部4aと雌型継ぎ手3の凹部3a
との係合前に、雄型継ぎ手4の凸部4aの内部に予め設
けている。即ち、係合力増大用補助具1は、各係止片4
dの爪状係止部4cの位置である凸部4aの内部に設け
ている。
具1は、ウレタンゴム等の弾性体で形成されており、六
個の係止片4dが当面する押圧面1aを六面有する略六
角形に形成された本体1bと、この本体1bの一端に設
けられた、本体1bの外周よりも大きな外周の鍔部1c
とからなっている。
力は、凸部4aと凹部3aとの係合時に、凸部4aの内
部において、絞られた各係止片4dが各押圧面1aを押
圧することで変形して外周を小さくした時に発生するこ
とになる。
継ぎ手4の凸部4aと雌型継ぎ手3の凹部3aとの係合
時に、各係止片4dの爪状係止部4cの位置である凸部
4aの内部において、凸部4aの各係止片4dの弾性力
発生過程で発生する弾性力で、爪状係止部4cの凹部3
aへの係止力および凸部4aの凹部3aへの係合力を増
大できるように設けている。
は、凸部4aの内部において、変形して外周を小さくで
きると共に、凸部4aの絞られた各係止片4dを押圧す
ることできるものならば、この実施形態のように六面の
押圧面1aを有する略六角形のものに限らず、どのよう
なものでもよい。
実施形態のような本体1bに中空部1dを有する中空タ
イプに限らず、この中空部が形成されていない中実タイ
プでもよい。
き一方のセグメント2に設けていると共に、雌型継ぎ手
3は接合すべき他方のセグメント2に設けている。そし
て、シールドトンネル覆工用の各セグメントリング(図
示せず)を構成する各セグメント2をトンネル軸方向
(図2の矢印の方向)へ移動させ、雄型継ぎ手4の凸部
4aと雌型継ぎ手3の凹部3aとを互いに嵌合させるこ
とで、各セグメントリングにおけるリング間の接合を行
っている。
合面2aには、雄型継ぎ手4の取付け用として、接合面
2aに開口する取付け用孔5が形成されている。また、
他方のセグメント2の接合面2aには、雌型継ぎ手3の
凹部3aへの導き用として、接合面2aに開口する導入
孔6が形成されている。
6に連通してセグメント2内に形成している凹部3a
と、この凹部3aの導入孔6側に設けており、導入孔6
および凹部3aに連通する係止孔3cが穿設された係止
板3bとからなっている。
雌型継ぎ手3とは、接合すべき両セグメント2の接合面
2aが当面した時に、雄型継ぎ手4の爪状係止部4cと
雌型継ぎ手3の係止板3bとが係止して、雄型継ぎ手3
の凸部3aと雌型継ぎ手4の凹部4aとが係合するよう
に構成している。
示すように、雄型継ぎ手4の基部4bが固定されている
底面5aと、この底面5aの周縁からセグメント2の接
合面2aまで傾斜して延びる内周面5bとから、接合面
2aの開口面積が底面5aの面積よりも大きくなるよう
に形成している。
5と同様に、セグメント2の接合面2aから雌型継ぎ手
3の係止板3bまで傾斜して延びる内周面6aを有して
いる。なお、この導入孔6の底面の部分は、雌型継ぎ手
3の凹部3aに連通する孔が形成されている。
力増大方法を実施する係合力増大用補助具1を用いての
両セグメント2の接合は、次に述べるようにして行う。
手3の凹部3aとの係合前に、図3に示すように、係合
力増大用補助具1を凸部4aの内部に挿入して、図4に
示すように、係合力増大用補助具1を雄型継ぎ手4の凸
部4aの内部に、予め、設けおく。
凸部4aと、雌型継ぎ手3の凹部3aとが対向するよう
にして、接合すべき両セグメント2の接合面2aを対向
させる。
凸部4aと、雌型継ぎ手3の凹部3aとを係合させて、
接合すべき両セグメント2の接合面2aを当面させる。
先ず、係合初期において、各係止片4dの爪状係止部4
cが係止板3bの係止孔3cに当接することにより、凸
部4aを構成している各係止片4dが変位してその先端
部が萎んで、即ち、各係止片4dが絞られて凸部4aの
外周が小さくなる。
れた各係止片4dが各押圧面1aを押圧することで、係
合力増大用補助具1が変形して係合力増大用補助具1に
弾性力が発生する。
の爪状係止部4cが雌型継ぎ手3の凹部3内に入った
ら、爪状係止部4cが係止板3bの係止孔3cに当接し
なくなるので、絞られた各係止片4dの弾性力で雄型継
ぎ手4の凸部4aが元の外周に戻って、各係止片4dの
爪状係止部4cが雌型継ぎ手3の係止板3bに係止する
ことになる。
1も弾性力で元の形状に戻ろうとするので、その係合力
増大用補助具1の各押圧面1aによって、凸部4aの各
係止片4dが押圧されることになる。
止片4dの爪状係止部4cが凹部3の係止板3bに確実
強固に係止して、雄型継ぎ手4の凸部4aと雌型継ぎ手
3の凹部3aとが係合することになる。
る。このように、この発明の係合力増大方法では、雄型
継ぎ手4における弾性体の凸部4aと、雌型継ぎ手3の
凹部3aとの係合時において、凸部4aの弾性力発生過
程で発生させた凸部4aよりも大きな弾性力により、凸
部4aの凹部3aへの係合力を増大させるので、簡単な
構造の継ぎ手部で、雄型継ぎ手4の凸部4aと雌型継ぎ
手3の凹部3aとを確実で強固に係合させることができ
る。
の発明の係合力増大用補助具1では、雄型継ぎ手4の凸
部4aより大きな弾性力を有する弾性体で構成し、雄型
継ぎ手4の凸部4aの弾性力発生過程で弾性力を発生し
て凸部4aの凹部3aへの係合力を増大できるように設
けることにより、簡単な構造の継ぎ手部で雄型継ぎ手4
の凸部4aと雌型継ぎ手3の凹部3aとを確実で強固に
係合させることができる。
片4dで形成して弾性体とした場合、この発明の係合力
増大用補助具1は、凸部4aの各係止片4dより大きな
弾性力を有する弾性体で形成し、各係止片4dの爪状係
止部4cの位置である凸部4aの内部において、爪状係
止部4cの凹部3aへの係止力および凸部4aの凹部3
aへの係合力を増大できるように設けているので、簡単
な構造の継ぎ手部で雄型継ぎ手4の凸部4aと雌型継ぎ
手3の凹部3aとを確実で強固に係合させることができ
る。
して、凹部3aの係止板3bに確実に係止できるように
すると、係止板3bの係止孔3cの通過時に、凸部4a
の各係止片4dが絞られる時の変位量が大きくなるが、
この場合でも、係合力増大用補助具1によって各係止片
4dを押圧することで、爪状係止部4cの係止板3bへ
の係止を確実なものにできる。
雄型継ぎ手4の凸部4aの内部に設けるだけなので、寸
法や形状を工夫する等、既存の雄型継ぎ手4の凸部4a
と雌型継ぎ手3の凹部3aの構造を変えることなく、し
かも、雄型継ぎ手の凸部の特別な装置を設けるような必
要もなく、係合力を増大できて、雄型継ぎ手4の凸部4
aと雌型継ぎ手3の凹部3aとを確実で強固に係合させ
ることができる。
(係合力増大用補助具1)によれば、簡単な継ぎ手構造
で、雄型継ぎ手4の凸部4aと雌型継ぎ手3の凹部3a
との係合(各係止片4dの爪状係止部4cと凹部3aの
係止板3bとの係止)を確実に行えると共に、その引抜
き抵抗力の向上を図ることができる。
助具1の別形態を示すものである。ここでの係合力増大
用補助具1は、図7に示すように、雄型継ぎ手4の凸部
4aと雌型継ぎ手3の凹部3aとの係合前に、雌型継ぎ
手3の凹部3aの内部に予め設けており、図8に示すよ
うに、凸部4aと凹部3aとの係合時に雄型継ぎ手4の
凸部4aの内部に入り込むようにしている。
ての両セグメント2の接合は、次に述べるようにして行
う。
すように、固定ボルト7によって、雌型継ぎ手3の凹部
3aの底部に固定する。
における凸部4aを雌型継ぎ手3の凹部3aに挿入する
と、係合力増大用補助具1が、図8に示すように、凸部
4aの内部に入り込むことになる。
爪状係止部4cが、雌型継ぎ手3における係止板3bの
係止孔3cの通過する時に、凸部4aの各係止片4dが
絞られるのに伴い、凸部4aの内部において、絞られた
各係止片4dが係合力増大用補助具1の各押圧面1aを
押圧することで、係合力増大用補助具1が変形して係合
力増大用補助具1に弾性力が発生することになる。
爪状係止部4cが雌型継ぎ手3の凹部3内に入ったら、
爪状係止部4cが係止板3bの係止孔3cに当接しなく
なるので、絞られた各係止片4dの弾性力で雄型継ぎ手
4の凸部4aが元の外周に戻って、各係止片4dの爪状
係止部4cが雌型継ぎ手3の係止板3bに係止すること
になる。
1も弾性力で元の形状に戻ろうとするので、その係合力
増大用補助具1の各押圧面1aによって、凸部4aの各
係止片4dが押圧されることになる。
止片4dの爪状係止部4cが凹部3の係止板3bに確実
強固に係止して、雄型継ぎ手4の凸部4aと雌型継ぎ手
3の凹部3aとが係合することになる。
凸部4aと雌型継ぎ手3の凹部3aとの係合作業時にお
いて、前述した実施形態のように係合力増大用補助具1
を凸部4a内に挿入する作業が必要なくなる。
と雌型継ぎ手3の凹部3aとの係合作業時のみにおいて
は、その作業時間を短縮することができる。
力増大用補助具1)を用いる雄型継ぎ手4の別形態を示
すものである。
全体として、略中央部を大径とした略円筒形状に形成し
ている。また、この凸部4aは、前述した実施形態の各
係止片よりも大きな四個の各係止片4dで構成してい
る。
部には、単純な円筒形状に形成した弾性体の係合力増大
用補助具1が挿入してある。
補助具1との形状は、前述した実施形態のものに限定さ
れるものではない。
継ぎ手3の凹部3aとの係合作業や、係合力増大用補助
具1の作用は、前述した実施形態のものと同様にして行
われる。
弾性力発生過程で発生させた凸部よりも大きな弾性力に
よって、雄型継ぎ手の凸部と雌型継ぎ手の凹部との係合
力を増大させるので、簡単な構造の継ぎ手部で、雄型継
ぎ手の凸部と雌型継ぎ手の凹部との係合を確実なものに
できる。
て、雄型継ぎ手の凸部より大きな弾性力を有する弾性体
の係合力増大用補助具を、雄型継ぎ手の凸部の弾性力発
生過程で弾性力を発生して凸部の凹部への係合力を増大
できるように設けることにより、簡単な構造の継ぎ手部
で、雄型継ぎ手の凸部と雌型継ぎ手の凹部との係合を確
実なものにできる。
凸部の雌型継ぎ手の凹部への係合力を増大させる係合力
増大用補助具は、凸部の各係止片より大きな弾性力を有
する弾性体で形成し、各係止片の爪状係止部の位置であ
る凸部の内部において、爪状係止部の凹部への係止力お
よび凸部の凹部への係合力を増大できるように設けてい
るので、簡単な構造の継ぎ手部で、雄型継ぎ手の凸部と
雌型継ぎ手の凹部との係合を確実なものにできる。
大用補助具を用いたセグメントの接合状態を示す概略断
面図である。
係合力増大用補助具を示す概略図で、(b)は(a)の
A−A線矢視図で、(c)は(b)のB−B線断面図で
ある。
凸部への挿入状態を示す概略断面図である。
大用補助具を用いたセグメントの接合過程を示す概略断
面図である。
大用補助具を用いたセグメントの接合過程を示す概略断
面図である。
大用補助具の別形態を示す概略断面図である。
の接合過程を示す概略断面図である。
の接合過程を示す概略断面図である。
手の別形態を示す概略断面図である。
1c…鍔部、1d…中空部、2…セグメント、2a…接
合面、3…雌型継ぎ手、3a…凹部、3b…係止板、3
c…係止孔、4…雄型継ぎ手、4a…凸部、4b…基
部、4c…爪状係止部、4d…係止片、5…取付け用
孔、5a…底面、5b…内周面、6…導入孔、6a…内
周面、7…固定ボルト。
Claims (5)
- 【請求項1】 シールドトンネル覆工用の各セグメント
リングを構成する各セグメントのリング間の接合用とし
て設けられ、雌型継ぎ手の凹部に係合する弾性体の凸部
を有する雄型継ぎ手において、その凸部の弾性力で行わ
れる前記凹部との係合を確実なものにする係合力増大方
法であり、 前記凸部と凹部との係合時に、前記凸部の弾性力発生過
程でその弾性力よりも大きな弾性力を発生させ、その大
きな弾性力によって、前記凸部の凹部への係合力を増大
させることを特徴とするセグメントにおける雄型継ぎ手
の接合力増大方法。 - 【請求項2】 シールドトンネル覆工用の各セグメント
リングを構成する各セグメントのリング間の接合用とし
て設けられ、雌型継ぎ手の凹部に係合する弾性体の凸部
を有する雄型継ぎ手において、その凸部の弾性力で行わ
れる前記凹部との係合を確実なものにする係合力増大用
補助具であり、 前記凸部の弾性力より大きな弾性力を有する弾性体で形
成され、前記凸部と凹部との係合時に、前記凸部の弾性
力発生過程で発生する弾性力によって、凸部の凹部への
係合力を増大できるように設けていることを特徴とする
セグメントにおける雄型継ぎ手の接合力増大用補助具。 - 【請求項3】 シールドトンネル覆工用の各セグメント
リングを構成する各セグメントのリング間の接合用とし
て設けられ、基部の外周に固定した一端部から延びた他
端部に前記凹部に係止する爪状係止部を形成した板体状
の各係止片からなり、係合時に各係止片が絞られて外周
を小さくしその絞られた各係止片の弾性力で元の外周に
戻るように構成した凸部を有する雄型継ぎ手において、
その凸部の弾性力で行われる雌型継ぎ手の凹部との係合
を確実なものにする係合力増大用補助具であり、 前記凸部の各係止片の弾性力より大きな弾性力を有する
弾性体で形成され、前記凸部と凹部との係合時に、前記
各係止片の爪状係止部位置である凸部の内部において、
凸部の各係止片の弾性力発生過程で発生する弾性力で、
前記爪状係止部の凹部への係止力および前記凸部の凹部
への係合力を増大できるように設けていることを特徴と
するセグメントにおける雄型継ぎ手の係合力増大用補助
具。 - 【請求項4】 前記雄型継ぎ手の凸部と雌型継ぎ手の凹
部との係合前に、雄型継ぎ手の凸部の内部に予め設けて
いることを特徴とする請求項2または請求項3記載のセ
グメントにおける雄型継ぎ手の係合力増大用補助具。 - 【請求項5】 前記雄型継ぎ手の凸部と雌型継ぎ手の凹
部との係合前に、雌型継ぎ手の凹部の内部に予め設けて
おり、前記凸部と凹部との係合時に雄型継ぎ手の凸部の
内部に入り込むようにしていることを特徴とする請求項
2または請求項3記載のセグメントにおける雄型継ぎ手
の係合力増大用補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001288203A JP3630654B2 (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | セグメントにおける雄型継ぎ手の係合力増大方法および係合力増大用補助具 |
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