JP2003097139A - アコーディオンドア - Google Patents

アコーディオンドア

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JP2003097139A JP2001288770A JP2001288770A JP2003097139A JP 2003097139 A JP2003097139 A JP 2003097139A JP 2001288770 A JP2001288770 A JP 2001288770A JP 2001288770 A JP2001288770 A JP 2001288770A JP 2003097139 A JP2003097139 A JP 2003097139A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付勢手段によって自動的に閉鎖または開放さ
せることができるアコーディオンドアにおいて、製品寸
法等に依存せずに、その開閉速度を適度なものとする。 【解決手段】 アコーディオンドアにおいて、伸縮可能
なヒンジの前後に化粧被覆材を配置することによってア
コーディオンドア本体を形成し、アコーディオンドア本
体を、レール内を走行可能となったランナーによって吊
下げ支持し、該ランナーにレール内を走行させることに
よって開閉自在とし、引張バネによってランナー12が
アコーディオンドアを閉じる方向に自動的に走行するよ
うになっている。ランナー12にはブレーキ66が設け
られる。ランナー12が閉じる方向に自動的に走行する
場合にのみ、ブレーキ66が作動して、ランナー12の
走行速度を減速させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アコーディオンド
アに関し、特に、付勢手段によってアコーディオンドア
を自動的に閉鎖または開放させることができるアコーデ
ィオンドアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアコーディオンドアとし
ては、例えば特開昭52−146951号公報や実公昭
60−17513号公報に記載されたものがある。
【0003】特開昭52−146951号公報に記載さ
れたものは、アコーディオンドアに使用される蝶番であ
って、蝶番体Aと蝶番体Bとを中央部にて軸に装着して
回動可能とし、相隣れる蝶番体Aの先端と蝶番体Bの先
端とを連結してなる蝶番において、両端を略直角に曲折
せるバネを軸に取着し、該バネの曲折部を蝶番体Aと蝶
番体Bの側面に当接させたものである。そして、このバ
ネの復帰力によってアコーディオンドアのスプリングバ
ックを防止し、アコーディオンドアの開放または閉塞を
自動的に行うようにしている。
【0004】実公昭60−17513号公報に記載され
たものは、アコーディオンドアに使用される連蝶番に関
するものであって、一対の蝶番片をX字形に交叉させ、
その交叉部を軸着したものを複数個連結して連蝶番を形
成し、相隣り合う蝶番片に各軸着部寄りから互いに反対
側の連結部に向けて長孔を穿設し、各長孔に摺動自在に
嵌合したスライド部品間にスプリングを懸架したもので
ある。短縮状態にある連蝶番を伸張して閉方向に動作さ
せると、スライド部品の間隔が開いてスプリングが伸ば
されていき、連蝶番が伸張の限界の半分くらいまで伸張
されると、最大限に伸張されたスプリングに蓄積された
張力によって、スライド部品が長孔の反対側に引き寄せ
られ、各蝶番片には互いに近づけようとする作用が働く
ため、連蝶番が自力で限界長さまで伸長し、戻りを止め
るようになっている。逆に、伸張状態にある連蝶番を短
縮するときも、半分の長さに短縮されたところで、スプ
リングが最大限に伸び、連蝶番がさらに短縮されると、
スライド部品が長孔の元位置へ引き寄せられて、連蝶番
が自力で短縮の限界長さまで短縮して戻りを止めるよう
になっている。
【0005】これらの公知のアコーディオンドアに対し
て、少しの簡単な操作だけで、閉方向または開方向に自
動的に動作させることができるようにすることを目的と
して、本願発明の出願人は、特願2001−14523
9において、新規なアコーディオンドアを提案してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアコーディオンドアにおいて、自動的に開または閉
方向に動作させる場合に、製品のサイズまたは付勢手段
を構成するバネ等のバネ力によって、その開閉速度が異
なってしまうために、製品毎に開閉速度にばらつきが生
じる。このため、小さいサイズの製品に合わせてバネ強
度の設定を行うと、大きなサイズの製品では開閉速度が
遅くなりすぎて、場合によっては完全に自動で閉じるま
たは開くことができないことも起こりうる。逆に、大き
なサイズの製品に合わせてバネ強度の設定を行うと、小
さいサイズでは開閉速度が速くなりすぎる。このため、
サイズによって異なるバネを使用することも考えられる
が、部品を共通化できず、結果として製品コストが上昇
する。
【0007】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、アコーディオンドアの開閉速度が製品によって速す
ぎたり、遅すぎたりすることなく、開閉速度を適度なも
のとすることができるアコーディオンドアを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、伸縮可能なアコーディ
オンドア本体を、レール内を走行可能となったランナー
によって吊下げ支持し、該ランナーにレールを走行させ
ることによって開閉自在とし、さらに付勢手段を設け、
該付勢手段の付勢力により開方向または閉方向のいずれ
か一方にランナーが自動的にレールを走行可能となった
アコーディオンドアにおいて、ランナーの走行速度を減
速制御する制動手段が設けられることを特徴とする。
【0009】ランナーが付勢手段によって、自動的に開
方向または閉方向に移動する場合に、制動手段がランナ
ーの走行速度を減速制御する。即ち、付勢手段の付勢力
をある程度、大きく設定しておき、制動手段によって減
速させることにより、結果としてアコーディオンドアの
最大開または最大閉速度をある許容範囲内に収めること
ができる。こうして、アコーディオンドアのサイズ毎に
よって付勢手段の付勢力の精密な調整を行わなくとも、
その開閉速度が速すぎたり、遅すぎたりすることなく、
開閉速度を適度なものとすることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記制動手段は、ランナーが自動的にレー
ルを走行する場合にのみ作動することを特徴とする。ラ
ンナーを手動で走行させる場合、即ち手動でアコーディ
オンドアを動かそうとする場合には、制動手段が作動し
ないために、その操作荷重が大きくなることなく、操作
者に制動手段に起因する負担をかけることはない。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載のも
のにおいて、前記ランナーの少なくとも1つのランナー
は、前記制動手段及びそのランナーの走行方向に車軸が
移動自在となった車輪を備えており、該車軸が走行方向
の一方向に偏位した状態でのみ前記制動手段と係合し
て、前記制動手段が作動することを特徴とする。前記ラ
ンナーが付勢手段によって、自動的に開方向または閉方
向に移動する場合に、その車軸が慣性力によって反対方
向へと移動し、その状態で制動手段と係合することで、
制動手段を作動させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0013】図1は本発明のアコーディオンドアを表す
全体図である。図において、10はレールであり、レー
ル10を走行可能となったマスタランナー11、12及
び複数のランナー13によって、アコーディオンドア本
体14が吊下げ支持されている。アコーディオンドア本
体14は、左右方向両端部に設けられたフレーム16、
18と、フレーム16、18の間に渡り伸縮可能なヒン
ジ20と、ヒンジ20に連結されてヒンジ20の前後に
配置される布、プラスチックシート、レザー等からなる
化粧被覆材22とから形成される。
【0014】ヒンジ20は、上下方向に適当な間隔で複
数設けることができる。最上方に配置されるヒンジ20
の一部詳細図を図2に示す。図に示したように、ヒンジ
20は、一対のほぼ同一長さのヒンジ片24、25を互
いの中央部で枢軸26により枢着連結してX字状に連結
してヒンジ要素28を形成し、さらに、隣り合うヒンジ
要素28を構成するヒンジ片24、25の端部同士を枢
軸30により枢着連結して、複数のヒンジ要素28を次
々と連結していくことによって形成されている。従っ
て、ヒンジ20は、対向する枢軸26、26(枢着連結
点)及び対向する枢軸30、30(枢着連結点)を4頂
点とし、あるヒンジ要素28を構成するヒンジ片24、
25のそれぞれ半分と、その隣りのヒンジ要素28を構
成するヒンジ片25、24のそれぞれ半分とを4辺とす
る菱形形状をなした菱形形状部32が複数連結されたも
のからなる。この菱形形状部32の内角が変化して菱形
形状部32が変形することにより、ヒンジ20が伸縮す
るようになっている。以下、説明のために、各菱形形状
部32の辺を構成する、或るヒンジ要素28の枢軸30
から枢軸26とを結んだ線と、この枢軸30から連結さ
れた隣りのヒンジ要素28の枢軸26とを結んだ線との
間でなす内角をヒンジ開き角度θと言うこととする。ま
た、各ヒンジ20のそれぞれ上下方向に対応するヒンジ
要素28の各枢軸30は、枢軸30内を貫通する線材3
6によって連結されており、上下方向の各ヒンジ要素2
8は、同調して伸縮するように形成される。
【0015】本実施形態では、アコーディオンドアを閉
鎖させる場合に、少し閉じる方向へとアコーディオンド
アを手動で操作することによって、自動的にアコーディ
オンドアを閉じる方向へと移動させることができるよう
になっており、そのための手段として、弾性体である引
張バネ34が付勢手段として最上方に配置されたヒンジ
20のみに、さらに設けられている。勿論、この例の付
勢手段は一例であり、この例に限らず、任意の付勢手段
を設けることができる。
【0016】引張バネ34は、菱形形状部32の対向す
る頂点となる一対の枢軸30、30間に掛け渡されてお
り、この引張バネ34によって、常時、菱形形状部32
の対向する頂点となる枢軸30、30が互いに接近する
方向へと付勢されている。この引張バネ34は、すべて
の菱形形状部32に設けることもできるが、適宜間隔で
例えば図示した例のように、一つおきの菱形形状部32
に設けてもよく、バネ力とアコーディオンドア本体14
の重量とのバランスによって適宜設定することができ
る。また、引張バネ34を設けるヒンジは、最上方にあ
るヒンジに限定されることはなく、任意のヒンジ20に
設けることが可能であり、任意のヒンジ20の任意の菱
形形状部32に設けることが可能である。さらに、引張
バネ34は、各枢軸30を貫通している線材36に掛け
渡すようにすることも可能である。
【0017】アコーディオンドアを閉鎖させる際に、先
頭となるマスターランナー12には、本発明による制動
手段が設けられている。図4ないし図8に示したよう
に、マスターランナー12は、レール10を転動する補
助車輪対60、60及び制動用車輪対62、62と、前
記ヒンジ20に連結されるピン64と、ピン64の上端
が連結されると共に補助車輪対60、60の車軸61及
び制動用車輪対62、62の車軸63とが軸支されるラ
ンナーケース65とを有している。補助車輪対60、6
0の車軸61はランナーケース65に対して相対的に走
行方向に移動不能に軸支されているのに対して、制動用
車輪対62、62の車軸63は、ランナーケース65の
前面及び後面に形成されてマスターランナー12の走行
方向に対して伸びる長孔65a内に摺動可能に嵌挿され
ており、よってランナーケース65に対して相対的に走
行方向に移動可能となっている。ランナーケース65内
には、制動手段を構成するブレーキ66が収容される。
ブレーキ66としては、遠心力が作用することによりロ
ータとステータとが摺接して、両者の間で摩擦力が作用
することにより制動力が発生するトルクリミッターや、
ロータとステータとの間に充填されたオイル等の粘性流
体により制動力が発生するオイルダンパーなどを使用す
ることができる。このブレーキ66のロータは、制動用
ギヤ68に連結されている。制動用ギヤ68は、前記制
動用車輪対62に連結された車輪用ギヤ70に噛合い可
能となっており、制動用車輪対62の車軸63が長孔6
5aのアコーディオンドア開方向側へと偏位した場合
に、車輪用ギヤ70と制動用ギヤ68が噛み合い、逆に
制動用車輪対62の車軸63が長孔65aのアコーディ
オンドア閉方向側へと偏位した場合には、車輪用ギヤ7
0と制動用ギヤ68との噛み合いが外れるようになって
いる。これらのブレーキ66、制動用ギヤ68、制動用
車輪対62等はマスターランナー12だけでなくまたは
マスターランナー12の代わりにすべてのランナー13
または選択されたランナー13に設けることも可能であ
るが、アコーディオンドアが自動的に移動できる状態に
なっているときに走行可能な状態にあるランナーに設け
ることが好ましい。
【0018】アコーディオンドア本体14内には、横U
字状アーム42が配設されており、この横U字状の中央
部には、マグネット44が固定されている。このマグネ
ット44に対向して、フレーム18の左右方向内側面に
は、磁性体46が固定されており、このマグネット44
と磁性体46とでストッパを構成している。マグネット
44と磁性体46とが互いに吸着されることにより、ア
コーディオンドアの開状態を維持することができるよう
になっている。また、フレーム18には、把手50が取
り付けられている。
【0019】以上のように構成されるアコーディオンド
アにおいて、図2に示す状態は、アコーディオンドア本
体14が開状態、すなわちヒンジ20が収縮した状態と
なっている。このとき、引張バネ34には引張力が作用
しているが、各菱形形状部32のヒンジ開き角度θが小
さく、各菱形形状部32の2辺を構成するヒンジ片2
4、25は、それぞれ引張バネ34の引張力の方向とほ
ぼ平行となっており、各ヒンジ片24、25に作用する
回転モーメントは小さい。従って、マグネット44と磁
性体46との間の吸着力によって、アコーディオンドア
本体14は開状態を維持している。
【0020】アコーディオンドアが開いた状態から、マ
グネット44と磁性体46とからなるストッパを解除し
て両者を離反させ、図1のフレーム18に設けられた把
手50を持ってフレーム18を閉方向へと移動させてい
き、ランナー12をレール10に沿って走行させていく
と、ヒンジ20は、図2の収縮状態から伸張状態へと変
化する。これにより、ヒンジ20の各菱形形状部32の
ヒンジ開き角度θが増加する。ヒンジ開き角度θが増加
すると、各菱形形状部32の2辺を構成するヒンジ片2
4、25に作用する引張バネ34の引張力による回転モ
ーメントが大きくなり、ヒンジ20を伸張させる推力が
働き、手動でフレーム18を動かさなくとも、自動的に
ランナー12、13がレール10内を走行し、アコーデ
ィオンドアが閉じる。完全にフレーム18が移動する
と、ヒンジ片24、25に作用する引張バネ34の引張
力は依然としてアコーディオンドア本体14を閉じた状
態に維持する。
【0021】自動的にこのアコーディオンドアが閉じる
ときに、マスターランナー12において、制動用車輪対
62の車軸63が、図4及び図5に示したように、その
慣性力により長孔65aのドア開方向側へと偏位するの
で、車輪用ギヤ70と制動用ギヤ68とが噛み合い、車
軸63の回転が車輪用ギヤ70を介して制動用ギヤ68
に伝達する。そしてブレーキ66に回転が伝達するため
に、ブレーキ66内の例えばロータとステータとの間で
相対回転が発生して、制動力が発生する。こうして、マ
スターランナー12の走行速度がブレーキ66によって
減速される。このために、仮にブレーキ66が存在しな
いとした場合に、アコーディオンドア寸法がいかなるも
のであっても、マスターランナー12が大きな走行速度
で走行するように引張バネ34の引張力は元々ある程度
大きく設定されており、ブレーキ66で減速することに
より、寸法に依存せずに最大走行速度が許容速度範囲内
に入るように設定されている。
【0022】次に、このアコーディオンドアが閉じた状
態から再びアコーディオンドアを開く場合には、把手5
0を持ってフレーム18を開方向へ移動させていく。こ
のとき、引張バネ34の引張力によってヒンジ片24、
25に作用する回転モーメントに逆らってヒンジ片2
4、25を逆方向へと回転させなければならないが、先
に説明したように、ある程度、アコーディオンドアが開
いて、前記ヒンジ20の菱形形状部32のヒンジ開き角
度θが小さくなると、回転モーメントが小さくなってい
くために、フレーム18を移動させるための操作力が軽
くなり、引張バネ34による反力の影響を受けずに、軽
い力でヒンジ20を収縮させてアコーディオンドアを開
けることができる。そして、アコーディオンドア本体1
4が十分に収縮して、マグネット44と磁性体46とが
接近してこれらが吸着すると、アコーディオンドア本体
14は開状態を維持する。
【0023】この手動でアコーディオンドアを開くとき
に、マスターランナー12においては、制動用車輪対6
2の車軸63が、図7及び図8に示したように、その慣
性力により長孔65aのドア閉方向側へと偏位するの
で、車輪用ギヤ70と制動用ギヤ68との噛み合いが外
れ、ブレーキ66は作動しない。従って、制動がかかる
ことなく、操作者に与える操作荷重が大きくなることは
ない。
【0024】このように本実施形態においては、アコー
ディオンドアを閉じる場合においては、ストッパを解除
して少し動かすといった少しの操作を行うだけで、その
後は自動的にアコーディオンドアが閉じる。このとき
に、ブレーキ66による制動力が作用するために、マス
ターランナー12の走行速度が制限されて、アコーディ
オンドアの閉じる速度を許容速度範囲内に収めることが
でき、一方、アコーディオンドアを手動で開く場合にお
いては、ブレーキ66による制動力が作用しないため
に、操作を阻害することはない。
【0025】尚、以上の例において、制動手段としてブ
レーキ66を設けたがこれに限るものではなく、ブレー
キ66を省略して制動用ギヤ68を制動手段としてもよ
い。車輪用ギヤ70と制動用ギヤ68が噛合うことで制
動力を発生させることができるからである。
【0026】また、以上の例のアコーディオンドアで
は、閉じる方向に移動させる場合に、自動的にアコーデ
ィオンドアを閉じ、開く方向に移動させる場合に、手動
で行うようにしたが、これに限るものではない。例え
ば、図9及び図10に示すように、引張バネ34を、菱
形形状部32の対向する頂点となる一対の枢軸26、2
6間に掛け渡して、枢軸26、26が互いに接近する方
向へと付勢するようにすることにより、開く方向に移動
させる場合に自動的にアコーディオンドアを閉じ、閉じ
る方向に移動させる場合に、手動で行うようにすること
ができる。この場合にも、同様に制動手段を適用するこ
とができ、制動手段の設けられたマスターランナー12
を、開く方向に移動する際に制動手段が作動し、閉じる
方向に移動する際には制動手段が作動しないように、図
4の逆向きに設定することで実現することができる。
【0027】また、本発明では、付勢手段として引張バ
ネ34を用いた例を説明した。引張バネ34は、推力と
バネ荷重のバランスをとるのに良好であるが、引張バネ
34以外の弾性体を付勢手段の構成部品として用いるこ
ともできる。引張バネの代わりに一方の対向する枢着連
結点同士の間に圧縮バネを掛け渡して、他方の対向する
枢着連結点同士を互いに接近させる方向へと付勢するよ
うにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制動手段を設け、ランナーが付勢手段によって、自動的
に開方向または閉方向に移動する場合に、該制動手段が
ランナーの走行速度を減速制御するようにしたために、
付勢手段の付勢力をある程度、大きく設定して制動手段
によって減速させることにより、結果としてアコーディ
オンドアの最大開または最大閉速度をある許容範囲内に
収めることができる。こうして、アコーディオンドアの
サイズによって付勢手段の付勢力の精密な調整を行わな
くとも、その開閉速度が速すぎたり、遅すぎたりするこ
となく、開閉速度を適度なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアコーディオンドアの全体正面図であ
る。
【図2】図1のヒンジの収縮状態(アコーディオンドア
が開いた状態)を表す平面図である。
【図3】図1のヒンジの伸張状態(アコーディオンドア
が閉じた状態)を表す平面図である。
【図4】制動手段が設けられたマスターランナーがアコ
ーディオンドアの閉じる方向へ走行する状態を表す正面
図である。
【図5】図4のマスターランナーの底面から見た図であ
る。
【図6】図4のマスターランナーの側面図(レールを含
む)である。
【図7】制動手段が設けられたマスターランナーがアコ
ーディオンドアの開く方向へ走行する状態を表す正面図
である。
【図8】図7のマスターランナーの底面から見た図であ
る。
【図9】本発明の他の実施形態によるヒンジの収縮状態
を表す平面図である。
【図10】本発明の他の実施形態によるヒンジの伸張状
態を表す平面図である。
【符号の説明】
10 レール 12 マスターランナー 13 ランナー 14 アコーディオンドア本体 34 引張バネ(付勢手段) 63 車軸 66 ブレーキ(制動手段) 68 制動用ギヤ(制動手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能なアコーディオンドア本体(1
    4)が、ランナー(12、13)によって吊下げ支持さ
    れ、該ランナー(12、13)がレール(10)を走行
    することによって開閉自在となり、さらに付勢手段(3
    4)が設けられ、該付勢手段(34)の付勢力により開
    方向または閉方向のいずれか一方にランナー(12、1
    3)が自動的にレール(10)を走行可能となったアコ
    ーディオンドアにおいて、 ランナー(12)の走行速度を減速制御する制動手段
    (66、68)が設けられることを特徴とするアコーデ
    ィオンドア。
  2. 【請求項2】 前記制動手段(66、68)は、ランナ
    ー(12)が自動的にレール(10)を走行する場合に
    のみ作動することを特徴とする請求項1記載のアコーデ
    ィオンドア。
  3. 【請求項3】 前記ランナー(12、13)の少なくと
    も1つのランナー(12)は、前記制動手段(66)及
    びそのランナー(12)の走行方向に車軸(63)が移
    動自在となった車輪(62)を備えており、該車軸(6
    3)が走行方向の一方向に偏位した状態でのみ前記制動
    手段(66、68)と係合して、前記制動手段(66、
    68)が作動することを特徴とする請求項2記載のアコ
    ーディオンドア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011074737A (ja) * 2009-10-02 2011-04-14 Matsuroku Kk 引き戸クローザ

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