JP2003095923A - 油脂類成形物の製造法 - Google Patents

油脂類成形物の製造法

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JP2003095923A JP2001293139A JP2001293139A JP2003095923A JP 2003095923 A JP2003095923 A JP 2003095923A JP 2001293139 A JP2001293139 A JP 2001293139A JP 2001293139 A JP2001293139 A JP 2001293139A JP 2003095923 A JP2003095923 A JP 2003095923A
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健 西村
Hisayoshi Shimizu
久義 清水
Hiroshi Otsuki
浩 大槻
Yoshiro Funakoshi
嘉郎 船越
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の溶融法による低融点油脂類成形物の製造
は冷却等に時間がかかり、製造効率が低かった。したが
って、より高速で製造することができ、品質にも優れた
油脂類成形物の製造法が待たれていた。 【解決手段】油脂類を10℃以下の雰囲気で破砕し、必
要により界面活性剤を添加し、造粒して得られた粒子を
圧縮金型に充填して20℃以下の温度域で圧縮成形する
ことにより、圧縮成形機による圧縮成形物の製造が可能
となり、得られる圧縮成形物は品質、局所崩壊性、含量
均一性に優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融点が50℃以下
の低融点油脂類を金型を用いた圧縮成形法により工業的
に有利に油脂類の圧縮成形物を製造する方法に関するも
ので、医薬、動物薬、農薬、食品等の製造分野での幅広
い応用が期待される。
【0002】
【従来の技術】従来油脂類を一定の形状に成形するに
は、油脂類を溶融した後、金型もしくは直接容器に充填
し、冷却して製造するのが一般的である。これに対し
て、油脂性基剤と薬剤の混合物を40〜45℃で混練
し、得られた塊状物を4℃に冷却して、メッシュ幅0.
5〜2mm幅の篩を用いて顆粒化し、この顆粒を金型に
充填した後、10℃またはそれ以下の温度で結合剤を添
加することなく圧縮成形する坐薬の方法が提案されてい
る(特公昭62−27046)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の技術においては、低融点油脂類の顆粒を製造す
る際篩に通すと油脂類が素麺状になり一定の大きさの顆
粒が製造し難いという問題や、造粒機による顆粒の製造
において撹拌機の回転に撚り油脂の一部が溶融し、油脂
塊が生成する等の問題があり、更に得られた顆粒の粒度
分布が広く、粒径も不揃いで流動性に乏しいなどの問題
点がある。また、油脂類粒子を圧縮成形する際、成形物
の強度が乏しく、また特にRが小さく、くぼみの大きい
金型(杵・臼も含める)を用いるときに油脂類粒子が杵
に付着し、連続的に圧縮成形し難いことや、得られた圧
縮成形物表面にへこみやキズ等が発生し、外観の良好な
成形物が得られないという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、鋭
意検討の結果、圧縮成形用の粒子の製造法として溶融油
脂類を10℃以下の温度に冷却し、その油脂類をサイコ
ロ状に粗砕し、その粗砕物を−20℃以下で粉砕して、
粒度分布の揃った粒子とし、20℃以下で通常の造粒機
により造粒し、圧縮成形用油脂粒子を製造する、さらに
必要に応じて該油脂類粒子に離型性としての界面活性剤
を配合し、得られた粒子を、20℃以下で圧縮成形機に
より圧縮成形する、必要に応じて、金型(臼・杵)に適
当な離型剤を塗布したうえ、圧縮成形することにより、
外観形状の良好な成形品が、支障なく安定的且つ工業的
有利に製造することができることを見出し、本発明を完
成するに至った。すなわち本発明は、(1)融点50℃
以下の油脂類を10℃以下で破砕し、造粒して得られた
粒子を20℃以下に冷却した雰囲気下で圧縮成形する油
脂類成形物の製造法、(2)粒子が、界面活性剤を添加
して得られたものである(1)記載の油脂類成形物の製
造法、(3)界面活性剤を油脂類に対し0.5〜10重
量%添加した(2)記載の油脂類成形物の製造法、
(4)粒子が、造粒時さらに薬剤またはその他の配合物
を添加して得られたものである(1)または(2)記載
の油脂類成形物の製造法、(5)圧縮成形時、界面活性
剤を金型内に塗布または噴霧する(1)〜(4)のいず
れかに記載の油脂類成形物の製造法、(6)粉末状の界
面活性剤を金型内に塗布または噴霧する(5)記載の油
脂類成形物の製造法、(7)界面活性剤を沸点85℃以
下の溶媒に溶解または懸濁した液を金型内に噴霧または
塗布する(5)記載の油脂類成形物の製造法、および
(8)圧縮成形時、金型に冷気を吹きつけて金型の温度
を−20〜10℃に保つ(1)〜(7)のいずれかに記
載の油脂類成形物の製造法、である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる油脂類は、融
点50℃以下、好ましくは15℃〜40℃の医薬品や菓
子に通常用いられるものであればどのようなものでもよ
く、好ましいものとしては、カカオ脂、ラウリン脂、牛
脂、ハードファット、またはこれらと中鎖脂肪酸グリセ
ライドなどの1種または2種以上を混合したものが挙げ
られる。油脂類には、医薬品に使用される薬剤や菓子製
造用の各種配合物等を溶解または分散させることができ
る。本発明に使用することができる薬剤としては特に限
定されず、たとえばインドメタシン、イブプロフェン、
アセトアミノフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェ
ンナトリウム、ジクロフェナックナトリウム等の鎮痛消
炎剤、例えば塩酸ジフェニルピラリン、マレイン酸クロ
ルフェニラミン、塩酸プロプラノール等の抗ヒスタミン
剤、塩酸プロカイン、塩酸ジブカイン、塩酸リドカイン
等の局所麻酔剤、硝酸ミコナゾール、クロトリマゾー
ル、硝酸エコナゾール等の抗生物質、例えばインターフ
ェロン、インターロイキン、ウロキナーゼ、ヒト成長ホ
ルモン、LHRHアゴニストである酢酸リュープロレリ
ンなどの生理活性ペプチド、酢酸プレドニゾロン、メチ
ルプレドニゾロン、コルチゾン、トリアムシロノン、デ
キサメサゾン等の副腎皮質ホルモン、アラントインに代
表される瘡治癒剤、レチノール、酢酸トコフェロール等
の油溶性ビタミン類およびアスコルビン酸等の水溶性ビ
タミン類等が挙げられる。薬剤の油脂類に対する配合割
合は、通常0.001〜10重量%程度である。菓子製
造用配合物としては、ココア、甘味料、香料、清涼剤、
粉乳などがあげられる。
【0006】本発明においては、まず、油脂類および必
要な界面活性剤、薬剤、その他の配合物を含む粒子を製
造する。例えば、溶融状態の油脂と必要な界面活性剤、
薬物その他の配合物を均一に混合し、一旦10℃以下の
温度に冷却して固化する。この固化物をサイコロ状やペ
レット状に粗砕する。つぎに粗砕物を−20〜−70
℃、好ましくは−25〜−40℃の低温下に、たとえば
コーミル機などの破砕機により平均粒子径が300〜1
000μm、好ましくは500〜800μmとなるよう
に破砕する。ついで破砕物を造粒機で造粒する。薬剤そ
の他の配合物及び界面活性剤は、油脂類の溶融から造粒
までのいずれかの工程で、または造粒後、油脂類と混合
することができる。界面活性剤は離型剤としての働きを
するもので、たとえば蔗糖脂肪酸エステル、脂肪酸金属
塩など、通常の医薬品製造時に用いられる物が使用され
る。
【0007】蔗糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸とし
ては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸などが挙げられるが、ステアリン
酸エステルが好ましい。脂肪酸金属塩の脂肪酸としては
前述のエステルを構成する酸が、金属塩としては、カル
シウム、マグネシウム、アルミニウムや亜鉛塩が一般的
であり、特にステアリン酸マグネシウムが好ましい。必
要によりさらにタルクなどの鉱物性の滑沢剤を配合して
もよい。これらの界面活性剤の使用量は、油脂類に対し
て、通常0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%
である。界面活性剤の使用量が少なすぎると、成形時材
料が金型に付着する、いわゆる、スティッキングが起こ
り、また多すぎると成形品にひび割れ、即ちキャッピン
グが起こったり、使用時に割れたりすることがある。造
粒した粒子の粒子径は0.05〜2.5mm、好ましく
は0.1〜2.0mmである。必要により、篩を用い
て、所望の粒子径を有する粒子を得ることができる。こ
の粒子を製造するまでのいずれかの過程において、さら
に適量の添加剤、たとえば防腐剤、防黴剤、殺菌剤等を
配合してもよい。このようにして油脂類及び界面活性を
含む粘着性のない圧縮成形用粒子が得られる。この粒子
を圧縮金型に充填し、20℃以下、好ましくは10℃以
下の雰囲気下で圧縮成形する。圧縮時の圧力は、通常2
00〜3000kgf/cm、好ましくは300〜1
500Kgf/cm程度である。
【0008】しかし、機械により圧縮成形する場合、機
械の駆動による発熱及び圧縮時の摩擦熱により、金型の
温度が上昇してきたり、油脂類の種類によっては油脂が
金型に付着してくることがある。このような場合には、
金型の外部から、微粉状界面活性剤または界面活性剤を
沸点85℃以下の揮発性溶媒、たとえばエチルアルコー
ル、イソプロピールアルコール又は、それらの含水物な
どに分散または溶解したものを金型内部に噴霧又は塗布
してもよい。含水物の場合の水分は、通常50v/v%
以下、好ましくは、25v/v%以下である。さらに、
粘着性の高い油脂類を配合した場合は、たとえば−20
〜5℃程度に冷却した空気を金型に吹きつけて、金型の
温度が−20〜10℃に保たれるようにしてもよい。こ
の外部から界面活性剤を噴霧しながら圧縮成形する方法
として、例えば、特開平07−124231等に示され
た方法を適用してもよい。成形後の圧縮成形物は、30
℃以下、好ましくは、25℃以下で保存することによ
り、型くずれを起こすことなく、良好な形状を保持させ
ることができる。本発明の圧縮成形物の製法は医薬品や
菓子などの製造に好適に使用できる。
【0009】
【実施例】以下に実施例、比較例及び試験例を挙げて本
発明を更に具体的に説明する。 実施例1 処方(坐薬1個当たりの成分とその重量) リドカイン 60mg アラントイン 20mg 酢酸プレドニゾロン 1mg ビタミンEアセテート 60mg イソカカオ脂 1574mg 蔗糖ステアリン酸エステル(HLB 3) 35mg 1750mg リョウトウシュガーエステルS−370F
【0010】製法 予め60℃に溶融したイソカカオ脂に、リドカイン、ア
ラントイン、酢酸プレドニゾロン、ビタミンEアセテー
トを加えて均一に混合し、10℃に冷却して固化させ
た。この固化物を粗砕し、ついで−30℃に冷却してコ
ーミル機で微粉砕して平均粒子径630μmの粒子を得
た。得られた粒子に蔗糖ステアリン酸エステル(HLB
3)の粉末を均一に混合し、造粒機で造粒して平均粒
子径900μmに造粒し、12メッシュ(1400μ
m)の金網を用いて篩別した。この粒子を圧縮成形機の
金型に充填し5℃、800kgf/cmの圧力で2時
間圧縮成形(120個/分)して成形品(坐薬)を製造
したが、油脂の圧縮金型への付着はなく、得られた成形
品は保存、使用時とも形崩れを起こさない良品であっ
た。
【0011】 実施例2 処方(坐薬1個当たりの成分とその重量) アラントイン 20mg リドカイン 60mg 酢酸プレドニゾロン 1mg ビタミンEアセテート 60mg トレハロース 100mg イソカカオ脂 1474mg 蔗糖ステアリン酸エステル(HLB 11) 35mg 1750mg リョウトウシュガーエステルS−1170S
【0012】製法 上記処方により、イソカカオ脂にビタミンEアセテー
ト、酢酸プレドニゾロンを加えて均一に80℃で溶融混
合し、10℃に冷却して固化させた。この固化物を粗砕
し、ついで−30℃に冷却してコーミル機で微粉砕して
平均粒子径580μmの粒子を得た。得られた油脂粒子
を造粒機で造粒し、その後リドカイン、アラントイン、
トレハロース、及びショ糖ステアリン酸エステル(HL
B 11)を混合して平均粒子径800μmに造粒し、
12メッシュ(1400μm)の金網を用いて篩別し
た。得られた粒子を、実施例1と同条件で圧縮成形機に
より2時間連続して圧縮成形したが、粒子の金型への付
着はなく、得られた成形品の外観は良好であった。
【0013】比較例1 蔗糖ステアリン酸エステル(HLB 3)を用いないでイ
ソカカオ脂を1609mg用いた以外は、実施例1と同
じ要領で圧縮成形を開始したが、約30分後から材料の
金型への付着が起こり、圧縮成形を中止した。
【0014】比較例2 蔗糖ステアリン酸エステル(HLB 11)を用いない
で、イソカカオ脂1509mgを用いた外は実施例2と
同様にして圧縮成形を開始したが、約30分後から材料
の金型への付着が起こり、圧縮成形を中止した。
【0015】 実施例3 処方(坐薬1個当たりの成分とその重量) リドカイン 60mg アラントイン 20mg 酢酸プレドニゾロン 1mg ビタミンEアセテート 60mg α−インターフェロン 900万IU ヒト血清アルブミン 5mg イソカカオ脂 1569mg ショ糖ステアリン酸エステル(HLB 3) 17.5mg ショ糖ステアリン酸エステル(HLB 11) 17.5mg 計 1750mg 製法 上記処方により、イソカカオ脂にビタミンEアセテー
ト、酢酸プレドニゾロンを加えて均一に80℃で溶融混
合し、10℃に冷却して固化させた。この固化物を粗砕
し、ついで−30℃に冷却してコーミル機で微粉砕して
平均粒子径580μmの粒子を得た。得られた油脂粒子
に、リドカイン、アラントイン、及びショ糖ステアリン
酸エステル(HLB 11)を混合して造粒機で平均粒
子径830μmに造粒し、12メッシュ(1400μ
m)の金網を用いて篩別した。こうして得られた造粒物
に予め処方量のα−インターフェロンとヒト血清アルブ
ミンを凍結乾燥にて製造した粉末を混合して粒子を得
た。一方、ショ糖ステアリン酸エステル(HLB 3)
の2w/v%エタノール懸濁液を調製し、トリガースプ
レー容器(カタログ名:自動スプレー)に小分けした。
この懸濁液を粒子充填前の金型に連続的に噴霧しなが
ら、20℃、2時間連続して240個/分の割合で坐薬
を製造した。その間粒子の金型への付着はなく、得られ
た坐薬は良好な外観を有していた。
【0016】 実施例4 処方(坐薬1個当たりの成分とその重量) リドカイン 60mg アラントイン 20mg 酢酸プレドニゾロン 1mg ビタミンEアセテート 60mg イソカカオ脂 1574mg 蔗糖ステアリン酸エステル(HLB 3) 17.5mg 蔗糖ステアリン酸エステル(HLB11) 17.5mg 計 1750mg 製法 上記処方により、実施例1と同様の操作により、造粒物
を得た。20℃の室温下で240個/分の割合で坐薬を
製造したがその際、金型に−20℃に冷却した圧縮空気
を吹き付け、金型の温度を約−5℃以下に保った。3時
間連続運転したが、材料の金型への付着は全く起こら
ず、得られた坐薬の外観は良好なものであった。
【0017】試験例1 実施例1〜4で得られた坐薬および実施例1と同一処方
で従来の溶融法により製造した坐薬について、次の試験
を行った。 1.DSC 25℃で2週間および2ヶ月保存した坐薬の膨大部(中
央部)約3mgをとりアルミニウム製クリンプセルに入
れ、窒素雰囲気下、−20〜50℃を2℃/分で昇温
し、最大シフトを示したピーク頂点温度を融点とした。
結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】2.硬度 予め25℃で2週間および2ヶ月保持した坐薬を、エル
ウエカ硬度計で硬度を測定(30℃)した。結果を表2
に示す。
【0020】
【表2】
【0021】3.含量均一試験 試料5個をとり、個々の坐薬中のリドカイン及びアラン
トインを液体クロマトグラフィーで測定した。結果を表
3に示した。
【0022】
【表3】 上記試験結果から明らかなとおり、実施例1〜4の坐薬
は従来法の溶融坐薬に比べて融点は殆ど変わらず、含量
均一性にも優れている。硬度はやや低いものの使用時や
搬送時においても全く問題はなく、品質は良好である。
【0023】
【発明の効果】通常機械による圧縮成形では、材料原末
の金型への付着が起こって製造が不可能な圧縮成形物の
成形が、本発明によれば付着が起こらず、従来の溶融法
に比べて遜色のない成形品が得られる。また得られた成
形品は良好な外観を有するとと共に、良好な局所崩壊
性、含量均一性を有している。
フロントページの続き (72)発明者 大槻 浩 京都府福知山市笹尾町995番地 天藤製薬 株式会社内 (72)発明者 船越 嘉郎 京都府京都市北区紫竹西桃ノ本町21 Fターム(参考) 4C076 AA01 BB29 DD68 EE52A EE53A FF05 GG14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】融点50℃以下の油脂類を10℃以下で破
    砕し、造粒して得られた粒子を20℃以下に冷却した雰
    囲気下で圧縮成形する油脂類成形物の製造法。
  2. 【請求項2】粒子が、界面活性剤を添加して得られたも
    のである請求項1記載の油脂類成形物の製造法。
  3. 【請求項3】界面活性剤を油脂類に対し0.5〜10重
    量%添加した請求項2記載の油脂類成形物の製造法。
  4. 【請求項4】粒子が、造粒時さらに薬剤またはその他の
    配合物を添加して得られたものである請求項1または2
    記載の油脂類成形物の製造法。
  5. 【請求項5】圧縮成形時、界面活性剤を金型内に塗布ま
    たは噴霧する請求項1〜4のいずれかに記載の油脂類成
    形物の製造法。
  6. 【請求項6】粉末状の界面活性剤を金型内に塗布または
    噴霧する請求項5記載の油脂類成形物の製造法。
  7. 【請求項7】界面活性剤を沸点85℃以下の溶媒に溶解
    または懸濁した液を金型内に噴霧または塗布する請求項
    5記載の油脂類成形物の製造法。
  8. 【請求項8】圧縮成形時、金型に冷気を吹きつけて金型
    の温度を−20〜10℃に保つ請求項1〜7のいずれか
    に記載の油脂類成形物の製造法。
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