JP2003095642A - 硼化マグネシウム及びその製造方法 - Google Patents
硼化マグネシウム及びその製造方法Info
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Abstract
上又は融点以上の温度で、製造して得られるMgB2及
びMgB2を製造する方法の提供 【解決手段】 原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を
含まない雰囲気で、Mgと酸化硼素を500℃以上、1
000℃以下の温度に維持されることにより得られるこ
とを特徴とする硼化マグネシウム及びその製法。
Description
及びその製造方法に関するものである。
(以下MgB2とも言う)が新たに発明された。このM
gB2は超伝導体としての特性を、金属系材料としては
高温である39K(-233℃以下)で示すこと、及び
従来の超伝導体を構成する元素と相違する元素の組み合
わせからなることで脚光を浴びている(Nagamat
su et al、Nature 410(2001)
63.)。このMgB2は、前記したとおり、その超伝
導転移温度Tcが39Kであり、現在用いられている他
の超伝導体である、NbTi合金(Tc=9.5K),
Nb3Sn(Tc=18.4K)に比較して高い。又、
過剰なマグネシウムを添加することで、線材に必要な展
性が得られていることから、この物質は有効であるとさ
れており、その期待は大きい。ところで、この超伝導体
MgB2の多結晶の製法としては、(1)3万気圧程度
の高圧を印加しながら、700℃以上の高温度下におい
て単体のマグネシウムと硼素を反応させる方法、(2)
タンタルやモリブデン管中に、単体のマグネシウムと硼
素を真空状態で封じた後、高圧を用いることなく、90
0℃以上の温度下に反応させる方法などが知られてい
る。前記(1)の製法では、数万気圧の高圧による試料
合成装置(例えばキュービックアンビル装置)を使用す
るが、この装置は実験室の半分を占有するような、極め
て大規模な装置であること、また一回の操作により合成
可能な試料の量は僅か数百mgであることから、現段階
ではその量産及び工業的な応用には、かなりの困難が予
想されている。また、前記(2)の、タンタルやモリブ
デン管中に、単体のマグネシウムと硼素を真空状態で封
じることについても、具体的に、量産化する場合に当然
に予想される、大きな管を用い、その中に真空で封入す
ることが技術的に難しいとされている。MgB2の単結
晶については、発見された当初から、通常の方法である
溶解固化法では、MgB2の相が得られないことも知ら
れていた。最近、3つのグループから、独立に数百ミク
ロン程度の単結晶を育成させることができることが報告
されているが、基本的には上記の典型的な2つの多結晶
合成法に準じた方法で作成されている。MgB2を製造
するために、単体のMgとBを直接反応させる際の問題
点は、Mg及びBの融点の差が極めて大きい(Mg:6
49℃、B:2300℃)点にある。このように融点の
差が大きいことにより、反応を行おうとすると、前記の
ような厳しい合成条件を採用せざるを得ない。前記の直
接に反応させる場合には、このような過酷な条件を用い
ない方法の開発が必要であり、より簡便で実用化が容易
な合成法の開発が、この新しい超伝導体利用の重要な鍵
であるといっても過言ではない。超伝導体としてではな
く、従来知られている一般的なホウ化物の製法を見てみ
ると、単体原料どうしの熱時反応、金属酸化物の単体硼
素による還元、ハロゲン化物の混合物を水素で一括還
元、硼素のハロゲン化物を金属で還元、融解塩系におけ
る電解還元、炭素を用いた酸化物混合物の一括還元、金
属酸化物の炭化硼素による還元、混合酸化物の金属によ
る還元が知られている。これらの製法の応用を検討して
みても明らかなように、適用できるものがなく、MgB
2を製造する際に、Mg及びBの単体を直接反応させる
ことは困難が予想される。一方、ジルコニウムと亜鉛を
数%含むマグネシウム合金(ZK60)とB4C粒子、
SiCホイスカを混合、焼結し圧縮成型した材料にMg
B2が存在するという報告がある(Gu ら、 Jou
rnal of Materials Science
35(2000)2499.)。この報告で得ようと
する生成物は前記合金であり、その合金は超伝導性の物
質を得ようとしているものではないが、以下に述べる部
分的な記載がある。なお、MgB2の超伝導発見につい
ては、この報告の後である、2001年1月である。従
って、上記報告で製造しようとする主目的生成物の点で
本発明の目的生成物とは相違する。この反応は関連する
物質も多く、種々の反応が同時に生起させることにより
生成されることが知られている。焼結させた結果に関し
て、電子線回析や電子顕微鏡の観察結果を解析し、その
結果から、 4Mg+B2O3 ――――> MgB2+3MgO で示される反応が一部生起していると考えられるとの記
載がある。しかしながら、報告されている反応は、前記
したように3種類以上の元素が関与した一部で起こる反
応について述べているものであり、反応原料という点か
らみると、MgとB2O3を直接反応させるものではな
いから、上記反応式の反応について述べているものでは
ない。さらに、ここに記載されている反応では、焼結・
加工の際には、高い圧力(70気圧)をかけている。こ
のようなことから、上記報文に記載されている反応は、
高圧が不可欠であるとするものであり、高圧が不要で、
かつ比較的低温で合成可能なMgB2の合成方法を示す
ものではない。さらに、硼素単体を製造する場合に、 3Mg+B2O3 ――――> 3MgO+2B で示される反応が利用されることがある。この場合は、
硼素に注目するものであり、MgB2を得るためのもの
ではない。単にMgでB2O3を還元する反応である。
MgB2を得るには、出発原料のMgの量がより多く必
要となり、この反応式とは全く異なる式を利用する必要
がある。結局、これらを考慮すると、超伝導体MgB2
の製法に関しては、従来この物質及びこれに類似する物
質の製法について検討してみてもわかるように、高圧を
使用せず、低温を用いる反応方法は存在しない。従っ
て、前記超電導物質を製造する際に、従来の困難な条件
を緩和する条件下での製造方法を開発する必要性はある
ものの、困難が予想される。
用いられてきた条件を緩和された条件、即ち、この種の
製造条件としては比較的低温である500℃以上又はM
gとB2O3の共晶点以上又は融点以上の温度で、製造
して得られるMgB2及びMgB2を製造する方法を提
供することである。
3が、4:1のモル比である粒子混合物が十分に混合さ
れた状態で、アルゴン雰囲気中或いは水素が50%混じ
ったアルゴン雰囲気中、700℃の温度で、少なくとも
特定時間(2時間)以上維持することにより、MgとB
2O3を直接溶融反応させることができること、その結
果、MgB2の相を含む混合物を得られることことを見
出して、本発明を完成させた。
る。 (1)原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を含まない
雰囲気で、Mgと酸化硼素を500℃以上、1000℃
以下の温度に維持されることにより得られることを特徴
とする硼化マグネシウム。 (2)原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を含まない
雰囲気で、Mgと酸化硼素の両物質により構成される共
晶点又は両物質による溶融混合物の溶融点及びこれらの
近傍或いはそれ以上の温度、1000℃以下の温度に維
持されることにより得られることを特徴とする硼化マグ
ネシウム。 (3)原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を含まない
雰囲気で、Mgと酸化硼素の融点に関し、その低い方の
融点以上、1000℃以下の温度に維持されることによ
り得られることを特徴とする硼化マグネシウム。 (4)原料のMgと酸化硼素がモル比で4:1の割合で
混合されていることを特徴とする請求項1乃至3のいず
れか記載の硼化マグネシウム。 (5)原料のMgと酸化硼素各粒子を混合し、その焼結
時にアルミナ或いはMgO或いはBNの坩堝中に充填さ
れていることを特徴とする前記(1)乃至(4)のいず
れか記載の硼化マグネシウム。 (6)原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を含まない
雰囲気で、Mgと酸化硼素を500℃以上、1000℃
以下の温度に維持することを特徴とする硼化マグネシウ
ムの製造方法。 (7)原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を含まない
雰囲気で、Mgと酸化硼素の両物質により構成される共
晶点又は両物質による溶融混合物の溶融点及びこれらの
近傍或いはそれ以上の温度以上、1000℃以下の温度
に維持することを特徴とする硼化マグネシウムの製造方
法。 (8)原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を含まない
雰囲気で、Mgと酸化硼素の融点に関し、その融点が低
い方の融点以上、1000℃以下の温度に維持すること
を特徴とする硼化マグネシウムの製造方法。 (9)原料のMgと酸化硼素がモル比で4:1の割合で
混合されていることを特徴とする前記(6)乃至(8)
いずれか記載の硼化マグネシウムの製造方法。 (10)原料のMgと酸化硼素各粒子を混合し、アルミ
ナ或いはMgO或いはBNの坩堝に充填することを特徴
とする前記(6)乃至(9)いずれか記載の硼素化マグ
ネシウムの製造方法。
Mg及びB2O3である。両者ともに、その純度は、9
9.99%程度、或いはそれ以上のものである。これら
の原料は、市販品を用いることができる。Mgの粒子
は、できるだけ、細かいものが好ましく、一般には数十
〜数百ミクロン程度の範囲のものとすることが好まし
い。但し、Mgは酸化されやすいことから表面の酸化が
問題にならないように、窒素中で保管されていた等の、
酸化防止に対して十分に配慮された原料を用いることが
必要である。あくまでも、他の物質を含有しない状態の
Mgを用いることが必要であるということである。酸化
硼素(B2O3)についても、同様に、数十〜数百ミク
ロンの範囲のものが用いられる。
らを適当な量比のものとして用いられる。過剰量のB2
O3を用いる場合に生成物中にB2O3が含まれること
となるであろう。また、Mgを過剰量とすると,MgO
などの副生物やMgが共存することとなるであろう。こ
れらのことを考慮してその割合を定めることが通常行わ
れる。Mg及びB2O3をモル比で4:1、あるいは、
これを考慮した割合で秤量した割合、例えば、3〜5:
2〜1の割合程度のものを、十分に混合する。一部に偏
在するように原料が混合されていることは好ましくな
い。これらを容器、例えば、坩堝に入れる。容器は管状
或いは筒状のものが用いられる。坩堝を構成する材料に
は、アルミナ製、MgO製或いはBN製のものを用い
る。これらの原料は反応温度に耐えるのみならず、反応
原料とも関係するものと考えられる。例えば、石英製の
ものを用いると、B2O3と反応し、爆発が起こり、良
好な結果を得ることができない。前記の材料からなる容
器に充填後、石英管にいれて、反応原料が直接石英管と
接触しないようにしても良好な結果を得ることができな
い。B2O3の蒸気圧が比較的高いことと、石英とB2
O3が容易に反応し、石英管の強度が弱くなるためであ
ると考えられる。アルゴンを室温で封じた真空炉におい
て、前記坩堝が加熱される。加熱温度は、500℃以
上、好ましくは、550℃以上の温度が用いられる。ま
た、両物質により構成される共晶点又は両物質による溶
融混合物の溶融点及びこれらの近傍或いはそれ以上の温
度に加熱することが好ましい。また、さらに、Mgと酸
化硼素の融点に関し、その低い方の融点の近傍或いはそ
れ以上、加熱することが好ましい。これは硼素化マグネ
シウムを製造する条件下において定められる事柄であ
る。酸化硼素の融点は、580℃であり、マグネシウム
は649℃である。上限は明確に限定されるものではな
く、適宜決定すればよい。不必要に高温とすることは必
要なく、通常、上限としては、1000℃以下、好まし
くは、800℃以下、場合によっては、750℃程度の
温度が採用される。また、この温度条件下に維持する時
間は、原料物質が十分に融解でき、その結果、硼化マグ
ネシウムが生成する時間を適宜設定すればよい。本発明
者らは2時間の実験で硼化マグネシウムの生成を確認し
ており、少なくともこの程度の時間は必要とされる。雰
囲気圧力は、数気圧以下であればよい。これは、反応の
促進、試料の均熱状態を維持するために採用されるもの
であって、場合によっては真空下であっても差し支えな
い。どのような管で合成するかによって、管が爆発、破
裂しない程度の圧力を選択すればよい。重要なことは酸
素が存在してはいけないことである。マグネシウムが酸
素と反応し、当該反応が起きないからである。焼結時間
は1時間から数時間が適当である。この反応を化学反応
式で示すと以下のとおりである。 4Mg+B2O3 ――――> MgB2+3MgO 得られる生成物中には、目的生成物であるMgB2に不
純物として酸化マグネシウムが含有された状態で得られ
る。不純物の酸化マグネシウムを、MgB2が溶解しな
い無機酸、例えば、塩酸や硝酸等に溶解させることで、M
gB2のみを得ることができる。これにより得られるM
gB2は多結晶体である。
しやすい金属であり、超伝導転移温度39Kの高温超電
導体である。超伝導体であることについては、超伝導量
子干渉計(SQUID)を用いた磁化測定により、反磁
性(磁化が負の符号を持つ)の状態を確認することで、
判定できる。厳密には、この方法と電気抵抗がゼロにな
ることを確認することで、超伝導体として確認される。
本発明では、試料が細かい粒子状になっているため電気
抵抗を測定していないが、磁化が38Kで負になる他の
原因があり得ないことから、今回の生成物中に超伝導体
が存在すると判定した。B、Mg、Oの化合物で超伝導
を示すのは、MgB2のみであり、従って上記生成物中
にMgB2が生成されたと結論した。本発明で得られ
た、磁化の温度依存性の結果の一例を示すと、図1のと
おりである。また典型的な生成物を顕微鏡で観察した結
果は、図2に示すとおりである。Mgの粒子表面に金色
のMgB2が生成していることを確認、観察することが
できた。
る。本発明は、この実施例に限定されるものではない。 実施例1 モル比で4:1のMg及びB2O3各粒子を十分に混合
した。この混合物を、アルミナ製の管状の坩堝に充填
し、アルゴンガスを封じた加熱炉中に配置し、700℃で
2時間にわたり加熱した。得られた反応生成物を取り出
し、超伝導量子干渉計(SQUID)を用いた磁化測定
により、反磁性(磁化が負の符号を持つ)の状態を確認
することができた。その結果、得られた生成物は超伝導
体であることを確認した。測定結果は図1に示すとおり
であった。また、得られた生成物の顕微鏡による観察さ
れた結果は、図2に示すとおりである。MgB2は、M
gの粒子表面に金色のMgB2として生成していること
を観察した。
造する際に、反応条件として従来の製法で必要とされて
いた高圧を必要とすることなく、又温度も1000℃以
下の低い温度範囲の条件下に行うことができるものであ
る。この製法を用いることにより、その他の金属硼素化
物を製造することもできる。
ることを示す測定結果を示す図
れた図
Claims (10)
- 【請求項1】 原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を
含まない雰囲気で、Mgと酸化硼素を500℃以上、1
000℃以下の温度に維持されることにより得られるこ
とを特徴とする硼化マグネシウム。 - 【請求項2】 原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を
含まない雰囲気で、Mgと酸化硼素の両物質により構成
される共晶点又は両物質による溶融混合物の溶融点及び
これらの近傍或いはそれ以上の温度、1000℃以下の
温度に維持されることにより得られることを特徴とする
硼化マグネシウム。 - 【請求項3】 原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を
含まない雰囲気で、Mgと酸化硼素の融点に関し、その
低い方の融点以上、1000℃以下の温度に維持される
ことにより得られることを特徴とする硼化マグネシウ
ム。 - 【請求項4】 原料のMgと酸化硼素がモル比で4:1
の割合で混合されていることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれか記載の硼化マグネシウム。 - 【請求項5】 原料のMgと酸化硼素各粒子を混合し、
その焼結時にアルミナ或いはMgO或いはBNの坩堝中
に充填されていることを特徴とする請求項1乃至4いず
れか記載の硼化マグネシウム。 - 【請求項6】 原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を
含まない雰囲気で、Mgと酸化硼素を500℃以上、1
000℃以下の温度に維持することを特徴とする硼化マ
グネシウムの製造方法。 - 【請求項7】 原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を
含まない雰囲気で、Mgと酸化硼素の両物質により構成
される共晶点又は両物質による溶融混合物の溶融点及び
これらの近傍或いはそれ以上の温度以上、1000℃以
下の温度に維持することを特徴とする硼化マグネシウム
の製造方法。 - 【請求項8】 原料のMgと酸化硼素を混合し、酸素を
含まない雰囲気で、Mgと酸化硼素の融点に関し、その
低い方の融点以上、1000℃以下の温度に維持するこ
とを特徴とする硼化マグネシウムの製造方法。 - 【請求項9】 原料のMgと酸化硼素がモル比で4:1
の割合で混合されていることを特徴とする請求項6乃至
8いずれか記載の硼化マグネシウムの製造方法。 - 【請求項10】 原料のMgと酸化硼素各粒子を混合
し、アルミナ或いはMgO或いはBNの坩堝に充填する
ことを特徴とする請求項6乃至9いずれか記載の硼素化
マグネシウムの製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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