JP2003095504A - ウエブ積層体圧縮装置のウエブ剥離装置 - Google Patents

ウエブ積層体圧縮装置のウエブ剥離装置

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JP2003095504A JP2001297201A JP2001297201A JP2003095504A JP 2003095504 A JP2003095504 A JP 2003095504A JP 2001297201 A JP2001297201 A JP 2001297201A JP 2001297201 A JP2001297201 A JP 2001297201A JP 2003095504 A JP2003095504 A JP 2003095504A
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Yoshihide Ishikawa
宜秀 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ティッシュペーパーのようなウエブ積層体を
圧縮装置で圧縮するようにしたものでは、ウエブ積層体
に蓄積される静電気によってウエブ積層体上層部分のウ
エブ片が圧縮装置の出口において押圧体外表面に吸着さ
れて浮き上がり、ウエブ積層状態が乱れることがある。 【解決手段】 多数枚のウエブ片Wを積層してなるウエ
ブ積層体Xを搬送させながら下部コンベア2と押圧体3
とで上下から挟圧して、該ウエブ積層体Xをウエブ積層
方向に圧縮させ得るようにしたウエブ積層体圧縮装置に
使用されるウエブ剥離装置において、押圧体3の下面側
に、圧縮装置の出口から排出されるウエブ積層体Xの上
面を押圧体3の外表面から剥離させる剥離部材4を設
け、圧縮装置の出口から排出されるウエブ積層体Xの上
層部分のウエブ片が静電気で押圧体外表面に吸着されな
い(浮き上がらない)ようした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、箱入りティッシ
ュペーパーとして使用されるウエブ積層体の嵩を低くす
るためのウエブ積層体圧縮装置に関し、さらに詳しくは
ウエブ積層体圧縮装置の出口から排出されるウエブ積層
体のウエブ片が静電気で圧縮装置の押圧体に吸着されな
いようにするためのウエブ剥離装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】箱入りティッシュペーパーに使用される
ウエブ積層体は、その製造機(ウエブ積層体製造機)に
よって連続して製造され、一定量(例えば200組)づ
つ積層した状態で包装(箱詰め)工程側に搬送される。
そして、包装工程では、図9に示すように、挿入口を開
口させた状態で待機させている紙箱B内に一定量のウエ
ブ積層体Xを押込み装置(図示しない)により押込み、
開口部を閉じて製品(箱入りティッシュペーパー)とさ
れる。 【0003】ところで、ウエブ積層体製造機で製造され
たウエブ積層体は、各側のウエブ片が単にジグザグ状に
折畳まれているだけなので、積層された各折畳みウエブ
片間には空気が介在していて、定量ウエブ積層体の嵩が
高くなっている。 【0004】近年、箱入りティッシュペーパーは、製品
のコンパクト化を図るために、ウエブ積層体を箱入れの
前に上下から圧縮して(ウエブ片間の空気を排除して)
ウエブ積層体の嵩を低くし、その状態で高さの低い紙箱
B内に収容したものが多数出回っている。 【0005】図10及び図11には、従来から使用され
ているウエブ積層体圧縮装置を示しているが、この従来
のウエブ積層体圧縮装置は、ウエブ積層体の製造機と包
装機とを連絡する搬送ライン1の途中に設けられてい
て、下部コンベア2とその上部の押圧体(押圧コンベ
ア)3とを有している。尚、図10の搬送ライン1は、
ウエブ積層体の製造機側に連続する製造側コンベア11
と、乗継ぎコンベア12と、圧縮装置の下部コンベア2
と、乗継ぎコンベア13と、包装機側に連続する包装側
コンベア14とを有しており、ウエブ積層体製造機で製
造された各ウエブ積層体Xが順次搬送ライン1によって
包装機側に搬送されるようになっている。尚、ウエブ積
層体Xは、図10において左側から右側へ搬送される。 【0006】図10及び図11に示すウエブ積層体圧縮
装置において、下部コンベア2は、前プーリ21と後プ
ーリ22間にベルト23を巻掛けし、該ベルト23をモ
ータ20で矢印方向(上面側が右向き)に循環走行させ
得るようにしている。押圧コンベア3は、前プーリ31
と後プーリ32間にベルト33を巻掛けし、該ベルト3
3をモータ30で矢印方向(下面側が右向き)に循環走
行させ得るようにしている。 【0007】押圧コンベア3のベルト33の下面走行部
は、始端側(左側)から終端側(右側)に向けて下降傾
斜させている。押圧コンベア3の始端側下面と下部コン
ベア2の上面との間には、嵩高状態(ウエブ積層体製造
機で製造されたままの状態)のウエブ積層体Xを受入れ
得る間隔を有しているが、押圧コンベア3の終端側下面
と下部コンベア2の上面との間は嵩高状態のウエブ積層
体Xの高さよりかなり小さい間隔(例えば元の嵩高状態
のウエブ積層体の1/2程度の高さ間隔)となってい
る。尚、この圧縮装置では、押圧コンベア3の終端側の
所定長さ範囲が最終圧縮部となるが、この最終圧縮部に
は、下部コンベア2側に後プーリ22とは別に大径の受
ローラ24と小径(2つ)の受ローラ25,25を有
し、押圧コンベア3側に後プーリ32とは別に大径の押
えローラ34と小径(2つ)の押えローラ35,35を
有している。 【0008】そして、この従来例(図10)のウエブ積
層体圧縮装置では、搬送ライン1上を搬送されてくるウ
エブ積層体Xが圧縮装置部分(下部コンベア2と押圧コ
ンベア3間)を通過するときに、該ウエブ積層体Xを上
下から挟圧して各ウエブ片間の空気を排除するようにな
っている。尚、ウエブ片間の空気が排除されたウエブ積
層体Xは、圧縮装置を通過したときに復元力によって若
干高さは膨れるが、元の嵩高状態に比較するとかなり
(例えば元の嵩高状態の2/3程度まで)圧縮されてい
る。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ティッシュ
ペーパーのようなウエブは、ウエブ積層体の製造段階、
あるいは圧縮装置通過時等に異質材料(ロールやベル
ト)との接・離によって(特に離間時に)静電気が発生
・蓄積される性質がある。即ち、ウエブ積層体の製造機
側においては、ウエブが多数のロールを順次通過し、圧
縮装置部分においても、ウエブ積層体Xの上面ウエブが
押圧コンベア3のベルト33に接・離する。このよう
に、ウエブが異質材料に何度も接・離すると、該ウエブ
に静電気が蓄積され、その蓄積静電気量が多くなるほ
ど、ウエブが反対電荷をもつ他の部材に吸着し易くな
る。特にティッシュペーパーのような薄葉紙では、面積
の割りに極めて軽量であるので、少しの静電気でも容易
に吸着される。 【0010】そして、図10〜図11に示す従来のウエ
ブ積層体圧縮装置では、ウエブ積層体Xが圧縮装置部分
を通過するときに、該ウエブ積層体Xの上面が押圧コン
ベア3のベルト33から離れるが、そのときウエブ積層
体Xに静電気が発生又は蓄積されていると(この場合、
ベルト33側に反対電荷の静電気がある)、ウエブ積層
体Xの上面部分のウエブ片Wが符号W′(図11)で示
すようにベルト33の外表面に吸着して浮き上がること
がある。このように、ウエブ積層体Xの上層部分のウエ
ブ片が浮き上がると、ウエブ積層状態が乱れたり、ある
いは符号W″で示すように大きくめくれたりすることが
ある。尚、ウエブ積層体Xの上層部分が大きくめくれる
と、図9に示すように箱詰め時に該めくれ部分W″が紙
箱Bの挿入口の口縁に突き当たって収納作業がうまく行
えなかったり、無理に押込むと該めくれ部分W″が皺に
なったりする。 【0011】ところで、従来のウエブ積層体圧縮装置の
中には、圧縮装置に直前においてウエブ積層体にミスト
を吹き付けて、ウエブ積層体の静電気を除去するように
したものがある。このようにウエブ積層体にミストを付
着させると、静電気除去には効果があるものの、ウエブ
(ティッシュペーパー)が湿気を吸収して品質面で悪影
響を及ぼすという問題がある。 【0012】本願発明は、この種の(ティッシュペーパ
ーのような)ウエブ積層体を圧縮する場合において上記
静電気による押圧体への吸着現象が起こらないようにで
き、且つ品質が低下しないようにできるウエブ積層体圧
縮装置のウエブ剥離装置を提供することを目的としてい
る。 【0013】 【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願発明は、箱入りティッシュペーパーとして使用され
るウエブ積層体を圧縮させるためのウエブ積層体圧縮装
置に使用されるウエブ剥離装置を対象にしている。 【0014】ウエブ積層体圧縮装置は、ウエブ積層体を
製造する製造機とウエブ積層体を箱詰めする包装機とを
連絡する搬送ラインの途中に設置されている。又、この
圧縮装置としては、下部コンベア(搬送ラインの一部と
なる)とその上部の押圧体とで構成される。押圧体は、
一般にベルト式の押圧コンベアが採用されているが、大
径の押圧ローラを使用することもできる。 【0015】そして、ウエブ積層体圧縮装置部分では、
ウエブ積層体製造機側から搬送されてくる嵩高のウエブ
積層体を下部コンベアと押圧体とで上下から圧縮し、各
ウエブ片間の空気を排除することでウエブ積層体の嵩を
例えば元の嵩の2/3程度まで低くする。 【0016】ところで、ウエブ積層体の製造時あるいは
圧縮装置による圧縮時には、ウエブが各種ロールやベル
ト等に接・離して、ウエブに静電気が蓄積される。そし
て、ウエブ積層体に静電気が蓄積されると、該ウエブ積
層体が圧縮装置の出口から排出されるときに、上層部分
のウエブ片が静電気により圧縮装置の押圧体(押圧コン
ベアのベルト)の外表面に吸引される(浮き上がろうと
する)が、本願ではウエブ積層体のウエブ片が押圧体に
吸着されないようにするためのウエブ剥離装置を設けて
いる。 【0017】このウエブ剥離装置は、押圧体の下面側
に、圧縮装置の出口から排出されるウエブ積層体の上面
を押圧体の外表面から強制的に剥離させる剥離部材を設
けている。 【0018】この剥離部材としては、ピアノ線のような
細線材や薄板材等を採用できる。細線材を使用する場合
には、該細線材を押圧体下面に接触状態で設置したり、
あるいは押圧体の幅方向に小間隔(押圧体がベルトの場
合)や周溝(押圧体が大径ローラの場合)を設けたもの
では該小間隔や周溝等内に細線材を収容させた状態で設
置することができる。又、押圧体に上記小間隔や周溝を
設けたものでは、剥離部材として薄板材を使用し、該薄
板材を縦向き姿勢で小間隔や周溝内に差込んで設置する
ことができる。 【0019】この剥離部材は、次のように機能する。即
ち、ウエブ積層体に静電気が蓄積されると、圧縮装置の
出口部分においてウエブ積層体の上層部分のウエブ片が
静電気の吸引作用によって押圧体の外表面に吸着したま
ま上方に引っ張られようとするが、ウエブ積層体が押圧
体の出口部分を通過するときに、剥離部材でウエブ積層
体の上面を押えて押圧体下面から強制的に剥離させるよ
うになる。 【0020】尚、剥離部材(細線材)を押圧体の下面に
接触状態で設置させたものでは、ウエブ積層体が圧縮装
置の出口部分を通過するときには、ウエブ積層体の上面
が剥離部材に摺接するが、剥離部材の接触面積は極めて
小さいので、摺接時の摩擦抵抗は微々たるものである。
従って、ウエブ積層体は、その上面が乱れることなく後
続のコンベアによって後送される。 【0021】 【発明の効果】このように、本願発明のウエブ剥離装置
によれば、押圧体の下面側に設けた剥離部材によって、
ウエブ積層体圧縮装置の出口部分から排出されるウエブ
積層体の上面を押圧体の外表面から剥離させ得るように
なっているので、ウエブ積層体に静電気が蓄積されても
(静電気による吸引作用が発生しても)、該ウエブ積層
体の上面を押圧体の外表面から確実に剥離させることが
できる。従って、ウエブ積層体の上層部分のウエブ片が
乱れず、ウエブ積層体全体をきれいに整頓した状態で包
装機側に搬送でき、包装状態を良好にし得るという効果
がある。又、本願発明のウエブ剥離装置は、極めて低コ
ストで設置でき、しかもこのウエブ剥離装置を用いる
と、ウエブ積層体に蓄積する静電気を除去する必要がな
いので、従来のようにウエブ積層体にミストを吹き付け
る必要がなく、製品に悪影響を及ぼさないという効果も
ある。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して、本
願のいくつかの実施形態を説明すると、図1〜図4には
第1実施形態のウエブ剥離装置を備えたウエブ積層体圧
縮装置が示され、図5〜図6には第2実施形態のウエブ
剥離装置を備えたウエブ積層体圧縮装置が示され、図7
〜図8には第3実施形態のウエブ剥離装置を備えたウエ
ブ積層体圧縮装置が示されている。 【0023】図1〜図4に示す第1実施形態で使用され
ているウエブ積層体圧縮装置は、ウエブ積層体の製造機
とウエブ積層体の包装機とを連絡する搬送ライン1の途
中に設置されている。そして、このウエブ積層体圧縮装
置は、搬送ライン1の一部を構成する下部コンベア2と
その上部の押圧体(以下、これを押圧コンベアという)
3とを有して構成されている。 【0024】ところで、この第1実施形態のウエブ積層
体圧縮装置は、図10の従来例のものと同じものであ
り、第1実施形態のウエブ積層体圧縮装置の構造の詳細
な説明は図10の従来例のものを援用する。尚、この第
1実施形態では、押圧コンベア3のベルト33は、図2
〜図4に示すように1枚ものの平ベルトが採用されてい
る。 【0025】そして、この第1実施形態のウエブ積層体
圧縮装置でも、従来例(図10)のものと同様に、搬送
ライン1上を搬送されてくるウエブ積層体Xが圧縮装置
部分(下部コンベア2と押圧コンベア3間)を通過する
ときに、該ウエブ積層体Xを上下から挟圧して各ウエブ
片間の空気を排除し、該ウエブ積層体Xを元の嵩高さの
例えば2/3程度まで圧縮することができる。 【0026】図1〜図4に示す第1実施形態のウエブ剥
離装置は、3本の細線材41,41,41(例えば太さ
が0.5mm程度のピアノ線)からなる剥離部材4を使用し
ている。この剥離部材4となる各細線材41,41,4
1は、押圧コンベア3における前プーリ31より前方位
置から後プーリ32より後方位置に亘る範囲で、押圧コ
ンベア3のベルト33の下面側に設けている。又、この
各細線材41,41,41は、図2〜図4に示すように
下部コンベア2上を搬送されるウエブ積層体Xの幅内
で、該ウエブ積層体Xの上面の中央部と両端寄りの合計
3箇所に対応し得る位置においてベルト33の走行方向
と平行に向けた状態で配置されている。各細線材41,
41,41の前後各端部は、図1に示すように前取付台
42と後取付台43でそれぞれ支持している。前取付台
42と後取付台43による各細線材41の端部支持高さ
は、図1に示すように押圧コンベア3の最終圧縮部(大
径押えローラ34と後プーリ32間)のベルト33下面
より僅かに高い程度の位置に設定しており、各細線材4
1がベルト33下面に対して平行に近い状態で張設され
ている。このように、各細線材41を押圧コンベア3の
ベルト33下面に対して平行に近い状態で張設すると、
各細線材41を緊張させても、該各細線材41のベルト
33下面に対する圧接力は比較的小さくなり、且つ細線
材41が極細なので、ベルト33下面が各細線材41に
摺接しても両者間にさほどの摩擦力は発生しない。尚、
この第1実施形態では、各細線材41は、押圧コンベア
3の最終圧縮部(大径押えローラ34と後プーリ32
間)の範囲でのみ接触する。 【0027】第1実施形態のウエブ剥離装置を設けたウ
エブ積層体圧縮装置では、ウエブ積層体製造機側から搬
送されてくるウエブ積層体Xが下部コンベア2と押圧コ
ンベア3間に進入すると、ウエブ積層体Xの上面が押圧
コンベア3のベルト33下面に接触する前に剥離部材4
(各細線材41)に接触するが、そのとき各細線材41
が極細であるので各細線材41との接触抵抗は微々たる
ものである。従って、ウエブ積層体Xは、その上面部分
のウエブ片Wが乱れることがなく、ウエブ積層体X全体
が正常姿勢のままで下部コンベア2上を後送される。
尚、ウエブ積層体Xの上面がベルト33下面に接触する
前に各細線材41に摺接すると、図4に示すようにウエ
ブ積層体Xの上面Xaにおける各細線材41,41,4
1の接触部分がそれぞれ凹むが、各細線材41,41,
41でウエブ積層体上面Xaの全面を押し下げるほどの
機能はない。 【0028】そして、ウエブ積層体Xが圧縮装置の最終
圧縮部の入口付近(大径受ローラ24と大径押えローラ
34間)に差しかかったときに、押圧コンベア3のベル
ト33下面でウエブ積層体Xの上面Xaの全幅が押し下
げられ、続いてウエブ積層体Xが最終圧縮部を通過する
ときに、図3に示すようにウエブ積層体X全体が圧縮さ
れる。各細線材41,41,41は押圧コンベア3のベ
ルト33の下面側に配置しているが、最終圧縮部では各
細線材41は該ベルト33下面に接触しているので、圧
縮時にウエブ積層体上面Xaが各細線材41の線径(0.
5mm程度)の深さだけ凹むものの、該各細線材41が押
圧コンベア3による圧縮作用の邪魔にならない。尚、ウ
エブ積層体Xの上面Xaが各細線材41に摺接しながら
圧縮・搬送されると、ウエブ積層体上面Xaに線径分の
筋状凹み跡ができるが、この筋状凹み跡は品質を低下さ
せるものでなく、且つ紙箱に収納した製品状態では外部
から見えないので見映えが悪くなることがない。 【0029】ところで、ウエブ積層体Xは、圧縮装置で
圧縮された後、該圧縮装置の出口から排出されるが、そ
のときウエブ積層体Xに静電気が蓄積されていると、ウ
エブ積層体Xの上層部分のウエブ片Wが静電気の吸引作
用によって押圧コンベア3のベルト33下面に吸着した
まま上方に引っ張られようとする。ところが、押圧コン
ベア3のベルト33下面には、剥離部材4(各細線材4
1)が設置されており、ウエブ積層体Xが押圧コンベア
3の終端部を通過するときに、剥離部材4(各細線材4
1)でウエブ積層体Xの上面Xaをベルト33下面から
強制的に剥離させるようになる。従って、ウエブ積層体
Xは、その上面Xaが乱れることなく後続のコンベア1
3,14によって後送される。 【0030】図5及び図6に示す第2実施形態のウエブ
剥離装置は、剥離部材4として第1実施形態と同様に3
本の細線材41,41,41を使用しているが、この第
2実施形態では、押圧コンベア3のベルト33として、
図6に示すように幅方向に4分割した4つの分割ベルト
36,36・・を使用している。又、押圧コンベア3の
後プーリ32には、各細線材41,41,41が対応す
る3位置にそれぞれ細幅の周溝38,38,38を形成
している。そして、4つの各分割ベルト36,36・・
は、後プーリ32の各周溝38,38,38とほぼ同間
隔37,37,37を隔てて並設されている。 【0031】この第2実施形態では、各細線材41,4
1,41は、押圧コンベア3の後プーリ32の直前位置
から該後プーリ32の所定後方位置(第1実施形態の後
取付台43と同位置)までの比較的短いものを使用して
いる。各細線材41の前端は、押圧コンベア3側の後プ
ーリ32と小径押えローラ35との間でベルト33の下
面側走行部の上側直近位置において、止具44で支持し
ている。そして、この各細線材41,41,41は、該
止具44の位置から若干の上り傾斜状態で、後プーリ3
2の各周溝38,38,38及び各分割ベルト36,3
6・・間の間隔37,37,37をそれぞれ通して後プ
ーリ32の後方に導き、各細線材の後端を後取付台43
で支持している。従って、各細線材41,41,41
は、押圧コンベア3のベルト33下面高さより僅かに上
位の高さに位置している。 【0032】この第2実施形態では、各細線材41,4
1,41が押圧コンベア3(ベルト33)に接触するこ
とがなく(細線材41やベルト33が摩耗しない)、且
つ通常はウエブ積層体Xの上面Xaが細線材41に接触
しない(ウエブ積層体上面Xaに筋状凹み跡がつかな
い)。尚、ウエブ積層体Xに静電気が蓄積して、ウエブ
積層体上層部分のウエブ片が押圧コンベア3のベルト3
3(分割ベルト36)に吸着される場合でも、各細線材
41,41,41によりウエブ積層体上面Xaをベルト
33の外表面から確実に剥離させることができる。 【0033】図7及び図8に示す第3実施形態では、剥
離部材4として第2実施形態の細線材に変えて薄板材4
5(例えば厚さ1mm程度)を使用している。即ち、この
第3実施形態では、押圧コンベア3として、第2実施形
態と同様に4つの分割ベルト36,36・・を使用する
とともに、後プーリ32の外周3箇所にそれぞれ周溝3
8,38,38を形成したものを使用している。他方、
剥離部材4としては、3枚の薄板材45,45,45を
使用し、該各薄板材45,45,45を縦向き姿勢で後
プーリ32の後側からそれぞれ分割ベルト36,36・
・間の間隔37及び後プーリ32の周溝38内に挿入さ
せている。各薄板材45,45,45の下面は、押圧コ
ンベア3のベルト33下面より僅かに上位の高さに位置
させている。尚、各薄板材45は、取付台46で支持し
ている。 【0034】この第3実施形態のウエブ剥離装置では、
第1実施形態及び第2実施形態と同様にウエブ積層体X
の上層部分のウエブ片を押圧コンベア3のベルト33か
ら確実に剥離させることができるとともに、第2実施形
態と同様にウエブ積層体上面Xaに剥離部材4による筋
状凹み跡がつかない。又、この第3実施形態では、各薄
板材45,45,45を、押圧コンベア3の外側(後
側)からのみの作業で取付けることができるので、その
取付作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本願第1実施形態のウエブ剥離装置を用いたウ
エブ積層体圧縮装置の側面図である。 【図2】図1の一部拡大斜視図である。 【図3】図1のIII−III拡大断面図である。 【図4】図1のIV−IV拡大断面図である。 【図5】本願第2実施形態のウエブ剥離装置を用いたウ
エブ積層体圧縮装置の一部側面図である。 【図6】図5のVI−VI拡大断面図である。 【図7】本願第3実施形態のウエブ剥離装置を用いたウ
エブ積層体圧縮装置の一部側面図である。 【図8】図7のVIII−VIII拡大断面図である。 【図9】ウエブ積層体の箱詰め方法を示す斜視図であ
る。 【図10】従来のウエブ積層体圧縮装置の側面図であ
る。 【図11】図11の一部拡大斜視図である。 【符号の説明】 1は搬送ライン、2は下部コンベア、3は押圧コンベア
(押圧体)、4は剥離部材、31は前プーリ、32は後
プーリ、33はベルト、41は細線材、45は薄板材、
Wはウエブ片、Xはウエブ積層体、Xaはウエブ積層体
上面である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 多数枚のウエブ片(W)を積層してなる
    ウエブ積層体(X)を搬送させながら下部コンベア
    (2)とその上部の押圧体(3)とで上下から挟圧し
    て、該ウエブ積層体(X)をウエブ積層方向に圧縮させ
    得るようにしたウエブ積層体圧縮装置において、 前記押圧体(3)の下面側に、圧縮装置の出口から排出
    されるウエブ積層体(X)の上面を押圧体(3)の外表
    面から剥離させる剥離部材(4)を設けた、 ことを特徴とするウエブ積層体圧縮装置のウエブ剥離装
    置。
JP2001297201A 2001-09-27 2001-09-27 ウエブ積層体圧縮装置のウエブ剥離装置 Pending JP2003095504A (ja)

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