JP2003095430A - 容器搬送装置 - Google Patents

容器搬送装置

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JP2003095430A
JP2003095430A JP2001296092A JP2001296092A JP2003095430A JP 2003095430 A JP2003095430 A JP 2003095430A JP 2001296092 A JP2001296092 A JP 2001296092A JP 2001296092 A JP2001296092 A JP 2001296092A JP 2003095430 A JP2003095430 A JP 2003095430A
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JP
Japan
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container
compressed air
ejector
vacuum
switching valve
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Application number
JP2001296092A
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English (en)
Inventor
Shinya Mazaki
伸也 真崎
Takeshi Igarashi
剛 五十嵐
Keiichi Fujimoto
圭一 藤本
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Omron Kirin Techno System Co Ltd
Original Assignee
Kirin Techno System Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空ポンプ等の真空源を設置する必要がな
く、また、簡易且つコンパクトな構成で、動作不良や配
管経路の詰まりを生じることがなく、大きな真空容量を
得ることができる容器搬送装置を提供する。 【解決手段】 容器1を保持する容器台15と、容器1
を吸着する吸引カップ18と、空気供給ポート36から
供給された圧縮空気を加速噴射することにより真空ポー
ト38からの空気を吸引するエゼクタ21と、吸引カッ
プ18とエゼクタ21の真空ポート38とを接続する接
続配管19と、圧縮空気を供給する圧縮空気源33と、
エゼクタ21の空気供給ポート36と圧縮空気源33と
の連通及び連通の解除を切替可能な切替弁23とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器搬送装置、特
に容器を吸着する吸着部を備えた容器搬送装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の検査を行う容器検査装置な
どに組み込まれる容器搬送装置においては、吸引カップ
や吸着パッドなどの吸着部で容器を吸着保持して容器の
搬送を行っている。この吸着部における吸着は真空ポン
プによる真空引きにより行われており、吸着部と真空ポ
ンプとの接続を切替弁によって切り替えることで容器の
吸着及び吸着解除を行い、例えば不良容器の排出などが
行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た容器搬送装置は、吸着部に真空を形成するために真空
ポンプ等の真空源を装置の設置面や装置のフレーム等に
固定して設置する必要があり、装置構成が複雑となり、
大型になるという問題がある。また、充填後の容器を搬
送する場合に、容器が破損等していると、容器内の内容
液が外部に漏れて、内容液が上述した切替弁の周辺で吸
引されてしまうことがある。このように内容液が吸引さ
れてしまうと、切替弁の動作不良や配管経路の詰まりが
生じるおそれがある。
【0004】また、上述した切替弁においては有効断面
積が限られているため、切替弁における配管経路の断面
積が小さくなり、吸着部において十分な真空容量を得に
くいという問題がある。更に、切替弁が摺接する2つの
部材により構成される場合には、これらの部材間に真空
引きによる密着圧力が常に加わるため、この摺接部分の
摩擦が大きくなり、部材の摩耗が生じやすい。特に、上
述した摺接部材間に異物が混入した場合には、摩耗がよ
り激しくなってしまう。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、真空ポンプ等の真空源を設置す
る必要がなく、また、簡易且つコンパクトな構成で、動
作不良や配管経路の詰まりを生じることがなく、大きな
真空容量を得ることができる容器搬送装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような従来技術にお
ける問題点を解決するために、本発明の一態様は、移動
体に設けられた吸着部によって容器を吸着して該容器を
搬送する容器搬送装置において、圧縮空気を供給する圧
縮空気源を備え、上記圧縮空気源から圧縮空気を供給す
ることによって上記吸着部に真空を形成する真空発生器
を上記吸着部に取付けたことを特徴としている。
【0007】また、本発明の他の一態様は、容器を吸着
する吸着部を備えた容器搬送装置において、空気供給ポ
ートから供給された圧縮空気を加速噴射することにより
真空ポートからの空気を吸引するエゼクタと、上記吸着
部と上記エゼクタの真空ポートとを接続する接続配管
と、圧縮空気を供給する圧縮空気源と、上記エゼクタの
空気供給ポートと上記圧縮空気源との連通及び連通の解
除を切替可能な切替弁とを備えたことを特徴としてい
る。
【0008】また、本発明の好ましい一態様は、上記容
器搬送装置と、上記容器を保持する容器台と、上記容器
台に保持された容器を検査する検査装置とを備え、上記
容器搬送装置の吸着部を上記容器台の上部に配置して、
上記容器の底面を吸着することを特徴とする容器検査装
置である。
【0009】更に、本発明の好ましい一態様は、上記容
器搬送装置と、上記容器が嵌り込むポケットを有するス
ターホイールとを備え、上記容器搬送装置の吸着部を上
記スターホイールのポケットに配置して、上記容器の側
面を吸着することを特徴とするスターホイール装置であ
る。
【0010】本発明によれば、エゼクタの空気供給ポー
トに圧縮空気を供給することにより、エゼクタの真空ポ
ートから接続配管を介して空気を吸引し、接続配管に接
続された吸着部によって容器を吸着することができる。
このように、簡易な構造のエゼクタによって容器を吸着
することができ、真空ポンプなどの大きな装置を必要と
しないので、装置全体を簡易且つコンパクトにすること
ができる。また、充填後の容器が破損している場合であ
っても、切替弁には圧縮空気が供給されるため、切替弁
の周辺で容器内の内容液を吸い込んでしまうことがな
く、切替弁の動作不良や配管経路の詰まりが生じること
がない。
【0011】また、同じ配管であっても、圧縮空気を供
給する方が真空ポンプで空気を吸引する場合よりも多く
の空気を移送することができることから、エゼクタに大
量の圧縮空気を供給して、従来よりも大きな真空容量を
得ることが可能となる。また、従来であれば、容器を吸
着するためだけに真空ポンプを設置する必要があった
が、本発明によれば、他の工程においても使用される圧
縮空気源を併用することができるため、装置全体をより
一層コンパクトにすることができる。
【0012】また、従来のように真空ポンプを用いた場
合には、切替弁内の摺接する部材間に常に密着圧力が加
わっていたが、本発明によれば、切替弁に圧縮空気が供
給され、上記密着圧力が生じることがないので、これら
の部材間の摩擦を低減することができる。また、このよ
うな圧縮空気は、異物を切替弁の外部へ向かって吹き出
すように作用するので、上記部材間に異物が混入するこ
とを防止することができる。このように、本発明によれ
ば、切替弁における摩擦及び摩耗を大きく低減すること
が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る容器搬送装置
の一実施形態について図1乃至図7を参照して詳細に説
明する。なお、以下では、本発明に係る容器搬送装置を
容器検査装置に組み込んだ例を説明するが、これに限ら
れるものではない。
【0014】図1は、本発明の一実施形態における容器
検査装置の平面図である。図1に示すように、容器検査
装置は、検査対象となる壜等の容器1を装置内に搬入す
る搬入コンベア2と、容器1の検査を行う容器検査部3
と、搬入コンベア2から容器1を受け取って容器検査部
3に搬入する入口スターホイール4と、容器検査部3に
おいて欠陥検査が終了した容器1を搬出する出口スター
ホイール5と、容器1を装置外に搬出する搬出コンベア
6a,6bとを備えている。本実施形態においては、容
器検査部3と出口スターホイール5に本発明に係る容器
搬送装置が組み込まれている。
【0015】搬入コンベア2は入口スターホイール4に
隣接して配置されており、この搬入コンベア2上には、
容器1を一定間隔で入口スターホイール4に供給するイ
ンフィールドスクリュー7が設置されている。検査対象
となる容器1は、搬入コンベア2により連続的に矢印A
方向から搬入され、インフィールドスクリュー7により
一定の間隔が形成されて入口スターホイール4に順次受
け渡される。
【0016】容器1は、ガイドレール8に案内されつ
つ、入口スターホイール4によって容器検査部3に搬送
される。この容器検査部3には、容器1の欠陥検査を行
うためのCCDカメラ(検査装置)9が設置されてお
り、容器検査部3に受け渡された容器1はCCDカメラ
9により欠陥検査を受ける。欠陥検査を終了した容器1
は、出口スターホイール5に受け渡される。
【0017】出口スターホイール5の近傍には、不良品
の容器1を搬出する第1搬出コンベア6a及び良品の容
器1を搬出する第2搬出コンベア6bが配置されてお
り、出口スターホイール5に受け渡された容器1は、容
器検査部3における検査結果に応じて第1搬出コンベア
6a又は第2搬出コンベア6bに排出される。即ち、容
器検査部3により不良品と判断された容器1は第1搬出
コンベア6aにより装置外に搬送され、良品と判断され
た容器1は第2搬出コンベア6bにより次工程に搬送さ
れる。
【0018】次に、本実施形態における容器検査部3に
ついて図2乃至図6を参照しつつ詳細に説明する。図2
は、図1の容器検査部3の要部を示す縦断面図である。
図2に示すように、容器検査部3は、上下の軸受10,
11を介してフレーム12に回転自在に支持された主軸
13と、主軸13の上端部に固定された移動体としての
回転テーブル14と、回転テーブル14の円周上に等間
隔で配置された複数の容器台15とを備えている。主軸
13の下端にはモータ(図示せず)が接続されており、
このモータの駆動によって、回転テーブル14が主軸1
3を中心として高速で回転するようになっている。
【0019】各容器台15は、上下の軸受16,17を
介して回転自在に回転テーブル14に支持されており、
容器台15は、図示しないプーリを介して自転するよう
になっている。容器台15の上部には、検査対象となる
容器1の底面を吸引して容器1を保持する吸引カップ
(吸着部)18が設けられている。この吸引カップ18
には下方に延びる接続配管19が取付けられており、こ
の接続配管19は容器台15の下端に設けられたロータ
リージョイント20に接続されている。このロータリー
ジョイント20は後述する真空発生器を構成するエゼク
タ21に接続されている。エゼクタ21からは圧縮空気
配管22が延びており、この圧縮空気配管22は主軸1
3の周囲に設けられた切替弁23に接続されている。
【0020】切替弁23は、主軸13にキー24を介し
て固定された回転部25と、フレーム12にボルト26
を介して固定された固定部27とを備えている。図3は
図2に示す切替弁23の周辺の部分拡大図、図4は回転
部25を示す底面図、図5は固定部27を示す平面図で
ある。図3及び図4に示すように、回転部25の下面に
は容器台15と同数の連絡孔28が形成されている。ま
た、回転部25には各容器台15のエゼクタ21から延
びる圧縮空気配管22を接続するための接続ポート29
が取付けられており、各連絡孔28は連絡路30を介し
てそれぞれの接続ポート29に連通している。
【0021】図3及び図5に示すように、固定部27の
上面には、回転部25の底面の連絡孔28に対面して連
通可能な円弧状溝31が形成されており、この円弧状溝
31の中央部には貫通孔32が形成されている。固定部
27には圧縮空気源33から延びる圧縮空気配管34を
接続するための管継手35が取付けられており、上記貫
通孔32は管継手35に接続されている。
【0022】このような構成の切替弁23において、回
転部25が主軸13と一体となって回転することによっ
て、回転部25の下面が固定部27の上面に摺接し、回
転部25の連絡孔28が固定部27の円弧状溝31と連
通したときに、圧縮空気源33とエゼクタ21とが連通
されてエゼクタ21に圧縮空気が供給され、回転部25
の連絡孔28が固定部27の円弧状溝31と連通してい
ないときは、圧縮空気源33とエゼクタ21との連通が
解除されるようになっている。
【0023】図6は、図2のエゼクタ21を示す縦断面
図である。図6に示すように、エゼクタ21は、圧縮空
気配管22が接続される空気供給ポート36と、空気供
給ポート36に取付けられた末広ノズル37と、容器台
15のロータリージョイント20に接続される真空ポー
ト38と、末広ノズル37の後流側に配置されたディフ
ューザ39と、空気供給ポート36から供給される空気
及び真空ポート38から吸引される空気を排気する排気
ポート40とを備えている。空気供給ポート36から供
給された圧縮空気源33の圧縮空気は、末広ノズル37
によって超音速流として吸引室41に加速噴射され、こ
の噴射された空気の随伴流として真空ポート38から空
気が吸引される。末広ノズル37から供給された空気と
真空ポート38から吸引された空気は吸引室41で混合
され、ディフューザ39によって減速増圧されて排気ポ
ート40から吐出される。
【0024】従って、エゼクタ21の空気供給ポート3
6に圧縮空気を供給することにより、真空ポート38か
ら容器台15のロータリージョイント20及び接続配管
19を介して空気を吸引し、容器台15の吸引カップ1
8上に置かれた容器1の底面を吸着することができる。
このように、本発明によれば、簡易な構造のエゼクタ2
1によって吸引カップ18上に置かれた容器1を吸着す
ることができ、真空ポンプなどの大きな装置を必要とし
ないので、装置全体を簡易且つコンパクトにすることが
できる。また、充填後の容器が破損している場合であっ
ても、切替弁23には圧縮空気が供給されているため、
切替弁23の周辺で容器1内の内容液を吸い込んでしま
うことがなく、切替弁23の動作不良や配管経路の詰ま
りが生じることがない。
【0025】ここで、従来のように真空ポンプで空気を
吸引する場合の配管中の圧力は例えば−19.6kPa
(−0.2kg/cm)であるのに対して、圧縮空気
を供給する場合の配管中の圧力は例えば+294kPa
(+3.0kg/cm)と圧力の絶対値が大きく異な
っている。即ち、同じ配管であっても、圧縮空気を供給
する方がより多くの空気を移送することができる。従っ
て、エゼクタ21に大量の圧縮空気を供給して、従来よ
りも大きな真空容量を得ることが可能となる。
【0026】また、真空ポンプを用いた場合には、切替
弁23の摺接する部材(即ち、回転部25と固定部2
7)の間に常に密着圧力が加わっていたが、本発明で
は、切替弁23に圧縮空気が供給され、上記密着圧力が
生じることがないので、回転部25と固定部27との間
の摩擦を低減することができる。また、このような圧縮
空気は、異物を切替弁23の外部へ向かって吹き出すよ
うに作用するので、回転部25と固定部27との間に異
物が混入することを防止することができる。従って、切
替弁23における摩擦及び摩耗を大きく低減することが
可能となる。
【0027】また、従来であれば、容器を吸着するため
だけに真空ポンプを設置する必要があったが、本発明に
よれば、他の工程においても使用される圧縮空気源を併
用することができるため、装置全体をより一層コンパク
トにすることができる。
【0028】次に、上述のように構成された容器検査部
3の動作について説明する。回転テーブル14の回転に
伴い、容器台15が容器1の受け取り位置に近づくと、
この容器台15に対応する回転部25の連絡孔28が、
固定部27の円弧状溝31に近づき、容器1の受け取り
位置の直前で固定部27の円弧状溝31に対向する。こ
れによって、圧縮空気源33とこの容器台15のエゼク
タ21とが連通されてエゼクタ21に圧縮空気が供給さ
れ、エゼクタ21の作用によって吸引カップ18が吸着
可能な状態となる。この状態で、容器1が入口スターホ
イール4から容器検査部3の容器台15に受け渡され、
同時に、容器1の底面が吸引カップ18により吸着保持
される。
【0029】吸引カップ18によって吸着保持された容
器1は、回転テーブル14の回転により搬送され、搬送
中にCCDカメラ9により容器1が撮像され、画像処理
装置により容器1の欠陥検査がされる。検査の終了した
容器1が出口スターホイール5の受け渡し位置にさしか
かると、上記回転部25の連絡孔28が固定部27の円
弧状溝31からずれて、吸引カップ18の吸着が解除さ
れ、容器1が容器台15を離れて出口スターホイール5
へ受け渡される。
【0030】次に、本実施形態における出口スターホイ
ール5について図7を参照しつつ詳細に説明する。図7
は、図1の出口スターホイール5を示す縦断面図であ
る。図7に示すように、出口スターホイール5は、上下
の軸受50,51を介してフレーム52に回転自在に支
持された主軸53と、主軸53の上端部に固着された移
動体としてのスターホイール54と、主軸53に取付け
られた円板状のボディ55とを備えている。スターホイ
ール54の外周縁には、容器1が嵌り込む複数のポケッ
ト56が等間隔に配置されており、それぞれのポケット
56には、容器1の側面を吸着して容器1を保持する吸
着パッド(吸着部)57が配置されている。主軸53に
はモータ(図示せず)が接続されており、このモータの
駆動によって、スターホイール54が主軸53を中心と
して高速で回転するようになっている。
【0031】ボディ52の外周部には、吸着パッド57
と同数の切替弁58が設けられている。また、この出口
スターホイール5にも、上述した容器検査部3と同様の
構成のエゼクタ(真空発生器)59が設けられており、
このエゼクタ59の真空ポート60には吸着パッド57
が接続配管61を介して接続されている。エゼクタ59
の空気供給ポート62からは圧縮空気配管63が延びて
おり、この圧縮空気配管63は上記切替弁58に接続さ
れている。ボディ55の内部には、切替弁58からボデ
ィ55の中央に向かって延びる連絡路64が形成されて
おり、この連絡路64は主軸53の軸上に形成された連
絡路65を介して主軸53の下端に接続されたロータリ
ージョイント66に接続されている。このロータリージ
ョイント66は圧縮空気源67に接続されている。な
お、この圧縮空気源67として、容器検査部3における
圧縮空気源33を併用することもできる。
【0032】切替弁58は下方に突出する作動用突起6
8と上方に突出する復帰用突起69とを備えている。ま
た、フレーム52の所定位置には作動用ピストン70及
び復帰用レバー71が固定されている。切替弁58が作
動用ピストン70の上方にきたときに、作動用ピストン
70が作動して切替弁58の作動用突起68を押上げて
切替弁58を作動させ、エゼクタ59と圧縮空気源67
とが連通される。また、切替弁58が復帰用レバー71
の上方にきたときに、復帰用レバー71が作動して切替
弁58を復帰させ、エゼクタ59と圧縮空気源67との
連通が解除される。
【0033】次に、上述のように構成された出口スター
ホイール5の動作について説明する。スターホイール5
4の回転に伴い、ポケット56が容器1の受け取り位置
に近づくと、作動用ピストン70が作動することによっ
て圧縮空気源67とエゼクタ59とが連通されてエゼク
タ59に圧縮空気が供給され、エゼクタ59の作用によ
って吸着パッド57が吸着可能な状態となる。この状態
で、容器1が容器検査部3の容器台15からスターホイ
ール54に受け渡され、同時に、容器1の側面が吸着パ
ッド57により吸着保持される。
【0034】容器検査部3により容器1が不良品である
と判断された場合には、容器1が第1搬出コンベア6a
まで搬送されたときに、復帰用レバー71が作動して切
替弁58を復帰させ、吸着パッド57の吸着が解除され
る。これにより、容器1がポケット56を離れて第1搬
出コンベア6aにより排出される。一方、容器検査部3
により容器1が良品であると判断された場合には、容器
2が第2搬出コンベア6bまで搬送されたときに、復帰
用レバー71が作動して吸着パッド57の吸着が解除さ
れ、容器1がポケット56を離れて第2搬出コンベア6
bにより次工程に搬送される。
【0035】上述の実施形態においては、本発明に係る
容器搬送装置を検査装置部3及び出口スターホイール5
に組み込んだ例を説明したが、これに限られず、例えば
入口スターホイール3に本発明に係る容器搬送装置を組
み込むこともできる。また、本発明は、上述した容器検
査装置に限らず、容器を吸着して搬送する必要がある装
置であれば、どのような装置にも適用することができ
る。例えば、容器を複数のラインに振り分ける振り分け
装置などに本発明を適用することができる。
【0036】これまで本発明の一実施形態について説明
したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技
術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施され
てよいことは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、エゼ
クタの空気供給ポートに圧縮空気を供給することによ
り、エゼクタの真空ポートから接続配管を介して空気を
吸引し、接続配管に接続された吸着部によって容器を吸
着することができる。このように、簡易な構造のエゼク
タによって容器を吸着することができ、真空ポンプなど
の大きな装置を必要としないので、装置全体を簡易且つ
コンパクトにすることができる。また、充填後の容器が
破損している場合であっても、切替弁には圧縮空気が供
給されるため、切替弁の周辺で容器内の内容液を吸い込
んでしまうことがなく、切替弁の動作不良や配管経路の
詰まりが生じることがない。
【0038】また、同じ配管であっても、圧縮空気を供
給する方が真空ポンプで空気を吸引する場合よりも多く
の空気を移送することができることから、エゼクタに大
量の圧縮空気を供給して、従来よりも大きな真空容量を
得ることが可能となる。また、従来であれば、容器を吸
着するためだけに真空ポンプを設置する必要があった
が、本発明によれば、他の工程においても使用される圧
縮空気源を併用することができるため、装置全体をより
一層コンパクトにすることができる。
【0039】また、従来のように真空ポンプを用いた場
合には、切替弁内の摺接する部材間に常に密着圧力が加
わっていたが、本発明によれば、切替弁に圧縮空気が供
給され、上記密着圧力が生じることがないので、これら
の部材間の摩擦を低減することができる。また、このよ
うな圧縮空気は、異物を切替弁の外部へ向かって吹き出
すように作用するので、上記部材間に異物が混入するこ
とを防止することができる。このように、本発明によれ
ば、切替弁における摩擦及び摩耗を大きく低減すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における容器検査装置の平
面図である。
【図2】図1の容器検査部の要部を示す縦断面図であ
る。
【図3】図2に示す切替弁の周辺の部分拡大図である。
【図4】図2の切替弁の回転部を示す底面図である。
【図5】図2の切替弁の固定部を示す平面図である。
【図6】図2のエゼクタを示す縦断面図である。
【図7】図1の出口スターホイールを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 容器 2 搬入コンベア 3 容器検査部 4 入口スターホイール 5 出口スターホイール 6a,6b 搬出コンベア 7 インフィールドスクリュー 8 ガイドレール 9 CCDカメラ 10,11,16,17,50,51 軸受 12,52 フレーム 13,53 主軸 14 回転テーブル(移動体) 15 容器台 18 吸引カップ 19,61 接続配管 20,66 ロータリージョイント 21,59 エゼクタ(真空発生器) 22,34,63 圧縮空気配管 23,58 切替弁 25 回転部 27 固定部 28 連通孔 29 接続ポート 30,64,65 連絡路 31 円弧状溝 32 貫通孔 33,67 圧縮空気源 35 管継手 36,62 空気供給ポート 37 末広ノズル 38,60 真空ポート 39 ディフューザ 40 排気ポート 41 吸引室 54 スターホイール(移動体) 55 ボディ 56 ポケット 57 吸着パッド 68 作動用突起 69 復帰用突起 70 作動用ピストン 71 復帰用レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 圭一 神奈川県横浜市鶴見区生麦一丁目17番1号 株式会社キリンテクノシステム内 Fターム(参考) 3F072 AA07 GB07 GB10 GE02 KC01 KC07 KC09 KC12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に設けられた吸着部によって容器
    を吸着して該容器を搬送する容器搬送装置において、 圧縮空気を供給する圧縮空気源を備え、 前記圧縮空気源から圧縮空気を供給することによって前
    記吸着部に真空を形成する真空発生器を前記吸着部に取
    付けたことを特徴とする容器搬送装置。
  2. 【請求項2】 容器を吸着する吸着部を備えた容器搬送
    装置において、 空気供給ポートから供給された圧縮空気を加速噴射する
    ことにより真空ポートからの空気を吸引するエゼクタ
    と、 前記吸着部と前記エゼクタの真空ポートとを接続する接
    続配管と、 圧縮空気を供給する圧縮空気源と、 前記エゼクタの空気供給ポートと前記圧縮空気源との連
    通及び連通の解除を切替可能な切替弁とを備えたことを
    特徴とする容器搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の容器搬送装置
    と、前記容器を保持する容器台と、前記容器台に保持さ
    れた容器を検査する検査装置とを備え、 前記容器搬送装置の吸着部を前記容器台の上部に配置し
    て、前記容器の底面を吸着することを特徴とする容器検
    査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の容器搬送装置
    と、前記容器が嵌り込むポケットを有するスターホイー
    ルとを備え、 前記容器搬送装置の吸着部を前記スターホイールのポケ
    ットに配置して、前記容器の側面を吸着することを特徴
    とするスターホイール装置。
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