JP2003095209A - ターレット形包装機の包材折り込み方法およびその包材折り込み装置 - Google Patents

ターレット形包装機の包材折り込み方法およびその包材折り込み装置

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JP2003095209A JP2001287424A JP2001287424A JP2003095209A JP 2003095209 A JP2003095209 A JP 2003095209A JP 2001287424 A JP2001287424 A JP 2001287424A JP 2001287424 A JP2001287424 A JP 2001287424A JP 2003095209 A JP2003095209 A JP 2003095209A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装する製品の厚みを変更しても包装工程を
ターレット内だけで完結させることができるターレット
形包装機の包材折り込み方法およびその包材折り込み装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の包材折り込み方法は、ターレッ
ト6の受入位置で製品Aをポケット内に突っ込み、先ず
フィルムシートSを胴折りする。そのポケットが所定の
位置に位置付けられたとき胴フラップ折り・胴シールを
行い、次の折り込み位置で筒状のフィルムシートSを耳
折りする。このとき、一方のサイドフラップは製品Aの
側面に沿ってターレット6の間欠方向に延びる姿勢に折
り上げられ、この後、製品Aの側方に向けて延びる姿勢
に折り戻される。そして、ターレット6が次に間欠回転
するのに伴い、折り戻されたサイドフラップが折り込ま
れ、フィルムシートSのサイド折りがターレット6の2
ポジションで完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装するべき製品
のサイズ変更に適した形態で包材を折り込むことができ
るターレット形包装機の包材折り込み方法およびその包
材折り込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のターレット形包装機の包材折り
込み方法は、例えば特開平10−59312号公報に記
載されている。この公知の折り込み方法は包材の胴折
り、胴フラップ折り・胴シール、胴シール後の耳折り、
そして、耳折りにより形成された前側のサイドフラップ
の折り込みを1つのターレット内で行うものとしてい
る。特に後側のサイドフラップは、製品に対しその厚み
方向に折り上げた状態に形成されるため、包装するべき
製品の厚みを変更しても耳折り用の折り上げタッカを共
通にできるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た折り込み方法ではターレットから半包装品を排出し、
この後、ターレット内で折り残されたサイドフラップの
折り戻しやその折り込み・サイドシールはいずれもター
レットの外で行うため、その分、ターレットから先まで
包装工程が延びるし、製品の厚みを変更した場合はター
レットだけでなく、その先の包装工程にまで調整箇所が
およぶものとなる。
【0004】本発明の目的は新規な折り方法および装置
を提供することにある。特に、本発明は包装するべき製
品の厚みを変更しても包装工程をターレット内だけで完
結させることができるターレット形包装機の包材折り込
み方法およびその包材折り込み装置の提供を課題とした
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の包材折り込み方
法(請求項1)は、包材の胴折り、胴フラップ折り・胴
シール、耳折り、サイドフラップ折りおよびサイドシー
ルを1つのターレット内で行うものとしている。より具
体的には、ターレットの間欠回転に伴い以下の各工程を
順次実施する。
【0006】先ず胴折り工程では、ターレットの受入位
置でポケット内に製品を包材とともに押し込み、製品の
胴回りに包材を胴折りする。このとき、ポケットからタ
ーレットの径方向に突出する一対の胴フラップが形成さ
れる。次に、ターレットの間欠回転に伴い、製品を受け
入れたポケットが排出位置に向けて進む過程で胴フラッ
プ折り・胴シール工程を実施する。この工程では胴フラ
ップを製品の端面に順次折り込んで互いに胴シールす
る。これにより、包材が製品に胴巻きされ、製品の両側
に突出する包材の左右の耳が形成される。なお、胴フラ
ップ折りや胴シール動作は、ポケットが所定位置に位置
付けられたときに行ってもよいし、ターレットの間欠回
転動作とともに行ってもよい。
【0007】胴シールの後にポケットが排出位置より手
前の折り込み位置に位置付けられると、この位置で耳折
り工程を実施する。この工程では、包材の左右の耳を製
品の両側面に折り込むことにより、これら側面に沿って
ターレットの間欠回転方向に延びる左右の外サイドフラ
ップおよび製品の側方に向けて延びる左右の内サイドフ
ラップをそれぞれ形成する。内サイドフラップと外サイ
ドフラップの区別は、折り込み済みの状態で内側に位置
する方を内サイドフラップ、その外側に重なる方を外サ
イドフラップとしている。このとき左右の外サイドフラ
ップは製品に対していわゆる折り上げられた状態となる
ため、耳折り工程では製品の厚みにかかわらず外サイド
フラップの形成が可能となる。
【0008】耳折り工程に引き続き、同じ折り込み位置
で内フラップ折り工程を実施する。この工程では左右の
内サイドフラップをそれぞれ製品の側面に折り込む。内
サイドフラップの折り込みに続き、同じ折り込み位置で
フラップ戻し工程を実施する。この工程では、左右の外
サイドフラップをそれぞれ製品の側方に向けて延びる姿
勢に折り戻す。このとき、折り込み済みの内サイドフラ
ップはその折り込み状態を保持されている。
【0009】フラップ戻し工程の後、外フラップ折り工
程を実施する。この工程では、上記の姿勢に折り戻され
た左右の外サイドフラップをそれぞれ製品の側面にて内
サイドフラップの外側に重ね合わせるようにして折り込
む。この折り込みにより、包材のサイド折りは完了す
る。外サイドフラップの折り込みは、ポケットが折り込
み位置にあるときに行ってもよいし、ターレットの間欠
回転動作に伴いポケットが折り込み位置から排出位置に
向けて移動するタイミングで行ってもよい。
【0010】外フラップ折り工程に続いてサイドシール
工程を実施する。この工程では、サイド折り完了後の製
品を収めたポケットが排出位置に移動する過程で製品の
側面にて折り込み済みの包材をサイドシールする。この
サイドシール動作もまた、ポケットが所定位置に位置付
けられたときに行ってもよいし、ターレットの間欠回転
動作とともに行ってもよい。これにより製品の折り畳み
包装が全て完了し、ターレット内で包装品が形成され
る。この後、ポケットが排出位置に位置付けられると、
ターレットから包装品が排出されることになる。
【0011】上述の包材折り込み方法によれば、包材の
胴シール後、ターレットの折り込み位置で耳折りおよび
内サイドフラップの折り込みがなされ、さらに外サイド
フラップの折り込みがなされるので、ターレットの1ポ
ジションまたは2ポジション内にて包材のサイド折りを
全て完了することができる。本発明の包材折り込み装置
(請求項2)は、1つのターレット内で上述した包材折
り込み方法の全工程を実施するための各種部材・手段等
を備える。すなわち包材折り込み装置は、外周部に複数
のポケットを有し、一方向に間欠的に回転されて1つの
ポケットが受入位置に位置付けられたとき、そのポケッ
ト内に包材を胴折りして製品を受け取り、この後、さら
に間欠回転されてポケットが排出位置に位置付けられた
ときに当該ポケットから製品を排出可能なターレットを
備えるほか、このターレットと協働する胴フラップ折り
・胴シール手段、耳折り手段、内フラップ折り手段、外
フラップ折り戻し手段、サイド折り込みガイド、接離手
段およびサイドシール手段を備えている。
【0012】具体的には、先ず胴フラップ折り・胴シー
ル手段はターレットの間欠回転によりポケットが受入位
置から排出位置に向けて進むとき、所定の胴折り位置で
ポケットからターレットの径方向に突出する胴フラップ
を製品の端面に順次折り込んで互いに胴シールする。耳
折り手段は受入位置と排出位置との間で、間欠回転方向
でみて胴折り位置より前方の折り込み位置に設けられて
おり、この折り込み位置に胴シール後の製品を収めたポ
ケットが位置付けられたとき、製品の両側に突出した包
材の左右の耳を製品の側面に折り込むことにより、これ
ら側面に沿ってターレットの間欠回転方向に延びる左右
の外サイドフラップおよび製品の側方に向けて延びる左
右の内サイドフラップをそれぞれ形成する。
【0013】内フラップ折り手段は、耳折り手段により
包材の耳折りがされた後、折り込み位置で左右の内サイ
ドフラップをそれぞれ製品の側面に折り込む。また外フ
ラップ折り戻し手段は、左右の外サイドフラップをそれ
ぞれ製品の側面から側方に向けて突出する姿勢に折り戻
す。サイド折り込みガイドはターレットの両側を折り込
み位置からその間欠回転方向に延びており、このサイド
折り込みガイドはポケット内の製品の両側面に対して相
対的に移動することでポケット内の製品の両側面に左右
の外サイドフラップを折り込む。
【0014】接離手段は、耳折り手段により外サイドフ
ラップが形成されるとき、サイド折り込みガイドの端縁
をポケット内の製品に対してターレットの間欠回転方向
に離間させる一方、サイド折り込みガイドにより外サイ
ドフラップが折り込まれるとき、その端縁を外サイドフ
ラップの基端近傍に位置付けるべくポケット内の製品に
対して近接させる。
【0015】そして、サイドシール手段はターレットの
両側に設けられており、製品の側面にて折り込み済みの
包材をサイドシールする。上述した包材折り込み装置に
よれば、ターレットの受入位置で製品および包材を受け
入れたポケットがターレットの間欠回転に伴い排出位置
に向けて移動するとき、この過程で当該ポケットが胴フ
ラップ折り・胴シール手段、耳折り手段、内フラップ折
り手段、外フラップ折り戻し手段、サイド折り込みガイ
ドおよびサイドシール手段を順次通過することにより、
上述した包材折り込み方法の全工程が実施される。特に
外サイドフラップの形成時、接離手段によりサイド折り
込みガイドがポケット内の製品に対して離間されている
ので、折り上げられた外サイドフラップがサイド折り込
みガイドに干渉することはない。その一方、外サイドフ
ラップの折り込み時は、接離手段によりサイド折り込み
ガイドの端縁が外サイドフラップの基端近傍に位置付け
られるので、この後、製品の側面に対するサイド折り込
みガイドの相対移動を利用して外サイドフラップの折り
込みを確実に案内することができる。また、包装するべ
き製品の厚みが変更された場合であっても、耳折り手段
は外サイドフラップを製品に対して折り上げるようにし
て形成するため、製品の厚みにかかわらず共通部品を使
用することができる。
【0016】上述のように、サイド折り込みガイドが製
品の両側面に対して相対移動するとき、その端縁により
左右の外サイドフラップの折り込みを案内することがで
きるが、本発明ではサイド折り込みガイドが固定された
状態でターレットの回転により製品が移動する場合、タ
ーレットが停止している状態でサイド折り込みガイドが
製品の側面に沿って移動する場合、あるいは、サイド折
り込みガイドおよび製品の両方が移動する場合のいずれ
もが含まれる。特に、サイド折り込みガイドが固定され
た状態でターレットの回転により製品が移動する場合、
サイド折り込みガイドの端縁の位置は製品の厚みに応じ
て適切に位置決めされる必要がある。
【0017】このため、上記に加えて本発明の包材折り
込み装置は位置調整手段を備えており(請求項3)、こ
の位置調整手段は、接離手段によりサイド折り込みガイ
ドが近接動作される際、その端縁が位置付けられるべき
位置をポケット内の製品の厚みに応じて調整する。これ
により、製品の厚みにかかわらず、ターレットの1ポジ
ションまたは2ポジション内でのサイド折りの完了が実
現されている。
【0018】さらに加えて、本発明の包材折り込み装置
は内フラップ折り手段が内サイドフラップの折り込みを
なす作用位置をポケット内の製品の厚みに応じて調整す
る作用位置調整手段を備えることが好ましい(請求項
4)。この場合、内フラップ折り手段による内サイドフ
ラップの折り込み後、その折り込み状態がより良好に維
持される。
【0019】上述した耳折り手段は、折り込み位置でタ
ーレットの径方向に離間し、製品の側面に沿って前記ポ
ケットの外周側および内周側にそれぞれ配置された一対
の耳折りタッカと、これら一対の耳折りタッカを互いに
接離させる駆動手段とを含むものとなっている(請求項
5)。上述のように、耳折り手段は外サイドフラップを
折り上げるようにして形成するため、一対の耳折りタッ
カは製品の厚みにかかわらず共通のものでよい。
【0020】また駆動手段による一対の耳折りタッカの
接離動作は、上述した接離手段によるサイド折り込みガ
イドの接離動作に連動して行われる態様が好ましく(請
求項6)、具体的には一対の耳折りタッカが互いに近接
されるとき、サイド折り込みガイドが製品から離間され
るものとなっている。したがって、耳折りタッカの近接
動作により包材の耳が折り込まれていくとき、この折り
込みに伴い外サイドフラップが次第に折り上げられてい
くと、この間にサイド折り込みガイドは製品に対して退
避されるので、外サイドフラップとサイド折り込みガイ
ドとの干渉が確実に避けられる。一方、耳折りタッカの
離間動作によって外サイドフラップは折り戻され、これ
に連動してサイド折り込みガイドが製品に近接されるこ
とから、この後、製品の両側面に対するサイド折り込み
ガイドの相対的な移動により外サイドフラップの折り込
みを確実に案内することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、ターレット形包装機にお
いて実施される一連の包装プロセスを概略的に示してい
る。ターレット形包装機は包材ロールとしてのフィルム
リールFRを備えており、このフィルムリールFRから
熱溶着性のフィルムFが所定の供給経路に沿って引き出
されている。供給経路の終端には鉛直に延びる繰出経路
2が連なっており、この繰出経路2にてフィルムFはフ
ィルムシートSとなる。
【0022】繰出経路2の上方にはテープリールTRが
配置されており、このテープリールTRから開封テープ
Tが引き出されている。開封テープTはフィルムFの引
出経路の途中でフィルムFに接続される。ターレット形
包装機には、フィルムFの繰出経路2と包装するべき製
品Aの移送経路とが互いに交差して配置されている。具
体的には、繰出経路2を挟んで一方の側に製品Aの供給
コンベヤ4が配置されており、その他方の側にはターレ
ット6が配置されている。供給コンベヤ4は繰出経路2
に向けて水平に延び、製品Aを一列にして搬送する。供
給コンベヤ4の終端には図示しないエレベータが配置さ
れており、このエレベータは供給コンベヤ4の搬送面と
同一のレベルで製品Aを1個ずつ受け取り、その後、上
昇して1個の製品Aを供給コンベヤ4上の製品列から切
り出すことができる。
【0023】図1にはターレット6の回転中心のみが示
されているが、ターレット6はその外周部に等間隔を存
して複数のポケットを備えている。ターレット6は周方
向でみてポケット間の角度ずつ間欠的に回転されてお
り、その回転方向は機体正面からみて時計回り(図中矢
印方向)となっている。各ポケットはちょうど1つの製
品Aを受け入れできる大きさに設定されており、これら
ポケットはターレットの間欠回転に伴い、所定の受入位
置に順次位置付けられる。受入位置は繰出経路2を挟ん
でエレベータの上昇位置と同一レベルに規定されてお
り、受入位置に1つのポケットが水平に位置付けられる
と、そのポケット内の受入基準面(下側の内面)は製品
Aの下面と同一のレベルに位置付けられる。したがっ
て、ターレット6内では供給コンベヤ4上でみて製品A
の下面が基準面となる。
【0024】図1には示されていないが、繰出経路2の
途中にはカッタユニットが配置されており、また繰出経
路2の下方にはフィルムグリッパ(繰り出し爪)が配置
されている。カッタユニットは供給コンベヤ4より上方
に位置し、図示のようにフィルムFを横断方向に切断す
ることができる。またフィルムグリッパは繰出経路2に
沿って上下に往復し、カッタユニットまで上昇してフィ
ルムの下端を把持した後、その下降に伴いフィルムFを
繰出経路2に沿って繰り出す。なおこの繰り出し動作に
伴い、フィルムリールFRから新たなフィルムFが引き
出され、この過程でフィルムFには開封テープTが連続
して貼り付けられていく。
【0025】フィルムグリッパは供給コンベヤ4より下
方の下限位置まで下降し、繰り出したフィルムFを供給
コンベヤ4の終端とターレット6との間に垂下させる。
この時点で、カッタユニットはフィルムFおよび開封テ
ープTをその横断方向に切断し、これにより、カッタユ
ニットから下方には所定長さを有する包材として、開封
テープ付きのフィルムシートSが形成される。
【0026】さらに、供給コンベヤ4上での製品Aの供
給方向でみて、エレベータの上昇位置より後方には図示
しない押込プッシャが待機している。この押込プッシャ
はその待機位置から繰出経路2を横切ってターレット6
の受入位置に至る押し込み経路に沿って往復することが
できる。したがって、押込プッシャが受入位置に向けて
移動されると、押込プッシャはエレベータの上昇位置に
ある製品AをフィルムシートSとともにターレット6の
受入位置に向けて押し出し、そして、受入位置にあるタ
ーレット6の1つのポケット内に製品Aをフィルムシー
トSとともに押し込む。この過程にて、フィルムシート
Sは製品Aの胴回りにU字状に胴折りされる。
【0027】ポケット内の製品Aおよび胴折りされたフ
ィルムシートSはターレット6の間欠回転に伴い、その
周方向に移動し、この過程でフィルムシートSは後述す
る胴フラップ折り・胴シール、左右の耳折り、左右のサ
イドフラップ折り、そして、左右のサイドシール等の各
折り込みやシール処理を順次受ける。なお製品Aの左右
とはその移送方向でみて両側を意味し、図1ではターレ
ット形包装機の機体奥側が製品Aの左側に、手前側が右
側にそれぞれ相当する。このようにして包材であるフィ
ルムシートSは製品Aを完全に包み込み、この結果、ダ
ブルポイントエンドフォールドの形態で折り畳み包装品
Hが得られる。ターレット6は上述の受入位置と反対
側、つまり、その回転方向でみて180゜先方に排出位
置を有しており、この排出位置にて、包装品Hはターレ
ット6のポケットから排出される。
【0028】図2は、ターレット6の構成を概略的に示
している。ターレット6は左右一対のサイドディスク1
0を有しており、図2には機体手前側のサイドディスク
10が示されている。左右のサイドディスク10は回転
軸12の軸線方向に所定の間隔を存して離間し、互いに
平行に配置されている。回転軸12は図示しない間欠駆
動ユニットに接続されており、その間欠的な駆動により
回転軸12とともにターレット6が一方向に間欠的に回
転される。
【0029】各サイドディスク10の外周部は複数のブ
ラケット片14に加工されている。本実施形態では12
枚のブラケット片14が放射状に形成されており、これ
らブラケット片14は周方向に等間隔を存して配置され
ている。左右のサイドディスク10は、対応する各ブラ
ケット片14が周方向に整合されて互いに対をなしてい
る。各対をなす左右のブラケット片14には1個ずつポ
ケット16が取り付けられており、それゆえターレット
6は合計12個のポケット16を有するものとなってい
る。各ポケット16は2枚の羽根部材から構成され、こ
れら羽根部材はサイドディスク10の周方向に離間し、
その内部にフィルムシートSとともに製品Aを受け入れ
ることができる。
【0030】ポケット16の総数が12個であることか
ら、ターレット6は30°ずつ間欠回転し、この結果、
各ポケット16は受入位置および排出位置に順次位置付
けられる一方、ターレット6の間欠回転に伴い、1つの
ポケット16は受入位置から5つの中間位置を順次経て
排出位置に至ることとなる。例えば、受入位置に空のポ
ケット16が新規に位置付けられると、このとき排出位
置には完成した包装品Hを収容したポケット16が位置
付けられる。この状態から、上述の押込プッシャ20に
より空のポケット16内に製品Aが押し込まれると、そ
の一方で排出位置にあるポケット16からは排出プッシ
ャ22の押し出し動作により包装品Hが排出される。製
品Aの押し込み後、押込プッシャ20が待機位置に復帰
し、さらに上述のエレベータ8が上昇して次の製品Aを
切り出すと図2に示される状態となる。
【0031】上述した一連の動作により、ターレット6
の受入位置ではフィルムシートSが製品Aの胴回りに胴
折りされ、そして、フィルムシートSはその一部がポケ
ット16、つまり、製品Aの端面および両側面からそれ
ぞれ突出した状態となる(動折り工程)。なお、製品A
の端面から突出したフィルムシートSの部位は胴フラッ
プとなる。
【0032】受入位置でフィルムシートSとともに製品
Aを受け入れたポケット16は、この後、ターレット6
の間欠回転に伴い、排出位置に向けて進んでいく。本発
明の包材折り込み装置は、当該ポケット16が排出位置
に到達するまでの間にフィルムシートSの折り込みとそ
のヒートシールを全て完了させるものであり、そのため
の設備として胴フラップ折り・胴シールユニット24と
サイド折り・サイドシールユニット26とを備える。
【0033】以下の説明では便宜上、受入位置からター
レット6の間欠回転方向に数えて2つ目の中間位置を胴
フラップ折り・胴シール位置と称する。また適宜、特定
の中間位置については後に称呼を追加する。胴フラップ
折り・胴シールユニット24はターレット6の外側に配
置されている。ポケット16が胴フラップ折り・胴シー
ル位置に位置付けられると、この位置で当該ポケット1
6は胴フラップ折り・胴シールユニット24の作業領域
に入る。
【0034】胴フラップ折り・胴シールユニット24
は、折り込みブロック28と折り込みヒータブロック3
0とから構成されている。折り込みブロック28はター
レット6の回転方向でみて折り込みヒータブロック30
よりも上流側に位置付けられ、また、折り込みヒータブ
ロック30はヒータを内蔵している。折り込みブロック
28はターレット6の間欠回転方向でみて、胴フラップ
折り・胴シール位置にあるポケット16の後側からその
真上まで往復的に揺動することができる。一方、折り込
みヒータブロック30は胴フラップ折り・胴シール位置
にあるポケット16の前側からその真上まで往復的に揺
動することができる。
【0035】フィルムシートSとともに製品Aを受け入
れたポケット16が胴フラップ折り・胴シール位置に位
置付けられると、折り込みブロック28は当該ポケット
16に向けて往動し、その下端縁にてフィルムシートS
における一方の胴フラップを製品Aの端面上に折り込
む。一方、折り込みヒータブロック30は折り込みブロ
ック28に遅れて往動し始める。そして、折り込みブロ
ック28が復動し始めた直後に折り込みヒータブロック
30は製品Aの端面に到達し、他方の胴フラップを折り
込んで、これを折り込み済みの一方の胴フラップに重ね
合わせる。
【0036】この際、折り込みヒータブロック30は胴
フラップを介して製品Aの端面を押圧する。この状態
で、胴フラップは相互にヒートシール、つまり、胴シー
ルされ、この後、折り込みヒータブロック30は復動し
て待機位置に復帰する。このようにして胴フラップ折り
・胴シールがなされると(胴フラップ折り・胴シール工
程)、フィルムシートSは製品Aの回りを囲む筒状とな
り、その両側部は製品Aの両側面からそれぞれ突出した
筒状部分を形成し、各筒状部分は一対ずつの短辺および
長辺を有する。
【0037】なお、上述した折り込みブロック28およ
び折り込みヒータブロック30はカムやリンクを含む動
力伝達経路を介して駆動源(いずれも図示されていな
い)に接続されており、この駆動源から動力の供給を受
け、所定のタイミングで揺動される。ポケット16の移
動方向でみて、受入位置から3つ目の中間位置、つま
り、胴フラップ折り・胴シール位置の1つ先の中間位置
を折り込み位置と規定すると、サイド折り・サイドシー
ルユニット26は、折り込み位置から排出位置までの間
にわたって配置されている。サイド折り・サイドシール
ユニット26は左右一対のサイドフレーム32を備えて
おり、これらサイドフレーム32はターレット6の両側
に互いに平行にして配置され、ターレット6の両側を鉛
直方向に延びている。
【0038】ターレット6のポケット16が折り込み位
置に到達すると、そのポケット16は左右のサイドフレ
ーム32の間に位置付けられる。左右のサイドフレーム
32間には、ターレット6の両側に上下一組をなす耳折
りタッカ34,36が配置されており、これら耳折りタ
ッカ34,36はフィルムシートSの筒状部分を耳折り
する。
【0039】図3は、サイド折り・サイドシールユニッ
ト26の各種部材を示している。サイド折り・サイドシ
ールユニット26は上述した耳折りタッカ34,36の
他に内フラップ折りガイド38、サイド折り込みガイド
40,42、固定サイドガイド44およびサイドシーラ
48等を備えている。これら各種部材はターレット6の
両側にそれぞれ配置され、左右で対をなしている。耳折
りタッカ34,36や内フラップ折りガイド38、サイ
ド折り込みガイド40,42はいずれも可動部材であ
り、これらは図3中に各矢印で示されるように、所定の
往復動作を与えられる。
【0040】まず各耳折りタッカ34,36は上下方向
に往復可能に設けられており、その往動時に互いに近接
し、復動時に離間する。また、各内フラップ折りガイド
38は水平面内にて往復回動可能に設けられており、そ
の往動時に折り込み位置にあるポケット16に近接し、
復動時に離間する。サイド折り込みガイド40,42は
水平方向に往復可能に設けられており、これらサイド折
り込みガイド40,42は一体的に往復動作する。そし
て、これらサイド折り込みガイド40,42は往動時に
折り込み位置にあるポケット16に近接し、復動時に離
間する。
【0041】上述した耳折りタッカ34,36や内フラ
ップ折りガイド38、サイド折り込みガイド40,42
の往復動作に伴うフィルムシートSの折り込みについて
概略的に説明する。今、ターレット6が間欠回転され、
それまで1つ手前の中間位置にあったポケット16が折
り込みに位置付けられると、そのポケット16内の製品
AにおけるフィルムシートSはその両側の筒状部分が対
応する側の耳折りタッカ34,36の間に位置付けられ
る。この状態で、各上下の耳折りタッカ34,36は互
いに接近する方向に往動され、フィルムシートSの上下
の耳を製品Aの側面にそれぞれ折り込む。この折り込み
は製品Aの両側にて、フィルムシートSに2つずつサイ
ドフラップを形成する。ここで2つのサイドフラップの
うち、先に折り込まれる方を内サイドフラップIFと
し、その外側に重ね合わされる方を外サイドフラップO
Fと規定すると、内サイドフラップIFはターレット6
の間欠回転方向でみて後側に形成され、外サイドフラッ
プOFは前側に形成される。
【0042】上下の耳折りタッカ34,36はフィルム
シートSの筒状部分に向けて先細状に突出した板材から
なり、その先端から斜め方向に延びるエッジは外サイド
フラップOFの折り上げ縁となっている。一方、耳折り
タッカ34,36の先端から、それぞれ上下方向に延び
るエッジは製品Aの一方の面(基準面)と略同一面内に
位置付けられている。このため上下の耳折りタッカ3
4,36が互いに近接しながら筒状部分を耳折りする
と、内サイドフラップIFは製品Aの側方に延びる姿勢
で形成され、一方、外サイドフラップOFは製品Aの側
面に沿ってターレット6の間欠回転方向に延びる姿勢、
つまり、製品Aの厚み方向に折り上げられた状態で形成
される(図1参照)。
【0043】内外のサイドフラップIF,OFが形成さ
れ、左右の内フラップ折りガイド38が図2に示す休止
位置から折り込み位置にあるポケット16に向けて往動
されると、図3に示されるように内フラップ折りガイド
38の先端部は内サイドフラップIFを製品Aの側面に
折り込んだ状態となる。サイド折り込みガイド40,4
2はプレート状の部材であり、これらサイド折り込みガ
イド40,42は折り込み位置にあるポケット16の近
傍から水平方向に延びている。固定サイドガイド44も
またプレート状をなし、固定サイドガイド44はサイド
折り込みガイド40,42の下方に連なるように配置さ
れている。これにより、サイド折り込みガイド40,4
2および固定サイドガイド44は、折り込み位置から排
出位置までの間の各中間位置にあるポケット16を側方
から覆っている。
【0044】上述のように耳折りタッカ34,36の近
接動作により外サイドフラップOFが形成されるとき、
サイド折り込みガイド40,42は折り込み位置にある
ポケット16から離間した位置にある。この後、サイド
折り込みガイド40,42は耳折りタッカ34,36の
離間動作に連動してポケット16に近接し、図3に示さ
れるようにサイド折り込みガイド40の鉛直な端縁は製
品Aの直ぐ近傍に位置付けられる。このとき、外サイド
フラップOFは耳折りタッカ34,36による折り上げ
を解除されて製品Aの側方に延びる姿勢に復帰してお
り、それゆえ外サイドフラップOFは、内フラップ折り
ガイド38の先端縁とサイド折り込みガイド40の端縁
との間に位置付けられた状態となる。
【0045】この後、ターレット6が次に間欠回転され
ると、折り込み位置にあったポケット16は次の中間位
置に移動する。この際、そのポケット16が左右のサイ
ド折り込みガイド40間に進入すると、各サイド折り込
みガイド40はその端縁にて外サイドフラップOFを折
り込み、既に折り込み状態にある内サイドフラップIF
に重ね合わせる。なお、一連の内フラップ折りガイド3
8やサイド折り込みガイド40,42等の詳細な構成や
動作に関しては耳折りタッカ34,36の動作とともに
後述する。
【0046】排出位置より1つ手前の中間位置をサイド
シール位置と規定すると、固定サイドガイド44は、サ
イドシール位置に開口46を有しており、この開口46
は当該中間位置にあるポケット16を固定サイドガイド
44から露出させる。開口46にはサイドシーラ48が
配置されており、このサイドシーラ48は開口46を通
じ、サイドシール位置にあるポケット16に対して接離
可能である。したがって、ターレット6の間欠回転に伴
い、折り込み位置にあったポケット16がサイドシール
位置に位置付けられると、サイドトシーラ48は折り込
み済みの耳および両サイドフラップに接触し、これらを
ヒートシールする。この結果、ターレット6内で包装品
Hが完成される。
【0047】この後、包装品Hを収容したポケット16
が排出位置に位置付けられると、前述したように排出プ
ッシャ22により包装品Hはポケット16から排出され
て一連の包装プロセスが完了する。図4から図8は、上
述した耳折りタッカ34,36およびサイド折り込みガ
イド40,42に往復動作を与えるための機構を具体的
に示している。
【0048】図4,5に示されるように、サイド折り・
サイドシールユニット26は駆動軸50を有しており、
この駆動軸50は左右のサイドフレーム32を貫通して
水平に延びている。駆動軸50は機体内部にて図示しな
い駆動源に接続されており、この駆動源により駆動軸5
0は往復的に回動されるものとなっている。駆動軸50
はスリーブ52を介して左右のサイドフレーム32に支
持されている。各スリーブ52は駆動軸50に平行キー
54を介して連結されており、スリーブ52には平行キ
ー54の長手方向へのスライドを許容するキー溝56が
形成されている。一方、各スリーブ52は軸受58を介
してサイドフレーム32に支持されており、これにより
駆動軸50と各スリーブ52とが一体的に回動可能であ
る一方、左右のサイドフレーム32は駆動軸50の軸方
向にスライド可能となっている。
【0049】左右のスリーブ52の外周にはそれぞれ、
サイドフレーム32の内側に駆動レバー60が取り付け
られている。各駆動レバー60は基端部がスリーブ52
の外周に締め付けて固定され、駆動軸50から斜め下方
に延びている。上述のように駆動軸50が往復回動され
ると、これに伴い、駆動レバー60はターレット6の側
面に沿って往復回動される。
【0050】左右のサイドフレーム32には山形のアッ
パヨーク62が回動自在に支持されており、各アッパヨ
ーク62は一端が支点64から下方に延び、他端が製品
Aの移送方向でみて後方に延びている。また、左右のサ
イドフレーム32の外側にはそれぞれサブフレーム66
が配置されている。サブフレーム66はサイドフレーム
32の下部を側方から部分的に覆っており、ターレット
6の回転方向でみて、折り込み位置に沿うサブフレーム
66の端縁はサイドフレーム32の端縁に合致してい
る。各サブフレーム66は直動ガイド68を介してサイ
ドフレーム32に連結されており、これによりサブフレ
ーム66はサイドフレーム32に対して上下方向にスラ
イド可能となっている。そして、各サブフレーム66に
はロワヨーク70が回動自在に支持されており、ロワヨ
ーク70は対応する側のアッパヨーク62と上下で対称
に配置されている。したがって、ロワヨーク70は一端
が支点72から上方に延び、他端が製品Aの移送方向で
みて後方に延びている。
【0051】図4,6に示されるように、左右のサイド
フレーム32の内側面にはクロスフレーム74がそれぞ
れ取り付けられている。各クロスフレーム74はアッパ
ヨーク62とロワヨーク70との間を水平方向に延び、
それぞれサイドフレーム32の内側面からターレット6
に向けて突出している。各クロスフレーム74の突出端
面には直動ガイド76が水平姿勢で取り付けられてお
り、左右の直動ガイド76は対応する側のターレット6
の側面と平行に延びている。
【0052】上述のサイド折り込みガイド40,42は
直動ガイド76を介してクロスフレーム74に支持され
ており、これにより、サイド折り込みガイド40,42
は水平方向にスライド可能となっている。各直動ガイド
76は2つのスライドブロック78を有しており、サイ
ド折り込みガイド40,42はそれぞれ別個のスライド
ブロック78に取り付けられている。なお、図6には一
方のスライドブロック78のみが示されている。
【0053】図7は、サイド折り込みガイド40,42
と駆動レバー60との接合関係を詳しく示している。図
4〜図7を適宜参照すると、左右のサイド折り込みガイ
ド42には、それぞれ外側面の上縁部に連結ガイド80
が取り付けられている。連結ガイド80はサイド折り込
みガイド42の上縁から上方に突出し、この突出端部に
リンクロッド82がピン接合されている。上述の駆動レ
バー60は、それぞれリンクロッド82を介して対応す
る側の連結ガイド80に連結されており、これにより、
駆動レバー60の揺動がサイド折り込みガイド42の水
平往復動に変換して伝達される機構となっている。な
お、図4には連結ガイド80が破線で示されているが、
サイド折り込みガイド42は図示を省略されている。
【0054】左右の連結ガイド80の突出端部はさらに
サイド折り込みガイド40に向けて延長されており、こ
の延長部分は図4に示されるように、ターレット6の側
方に向けてL字状に屈曲されている。そして、サイド折
り込みガイド40の上方にはアジャストスクリュー83
が配置されており、このアジャストスクリュー83は水
平姿勢で配置され、その頭部が連結ガイド80の延長部
分に回転自在に支持されている。これにより、アジャス
トスクリュー83は連結ガイド80に対して軸線方向に
拘束される一方、その軸線回りの回転が許容されてい
る。
【0055】サイド折り込みガイド40にはブラケット
84が取り付けられており、このブラケット84はサイ
ド折り込みガイド40の上方に突出している。そして、
ブラケット84の突出端部にはねじ穴が形成されてお
り、このねじ穴にアジャストスクリュー83がねじ込ま
れている。アジャストスクリュー83は、連結ガイド8
0およびブラケット84を介して2つのサイド折り込み
ガイド40,42を相互に連結するとともに、その回転
により2つのサイド折り込みガイド40,42の間隔を
調整することができる。具体的には、アジャストスクリ
ュー83を回転させると、サイド折り込みガイド40が
アジャストスクリュー83の送り方向に変位することか
ら、2つのサイド折り込みガイド40,42の間隔を調
整することができる。このようなサイド折り込みガイド
40,42の間隔調整は、製品Aの厚み変更に応じて行
われるものとなっているが、その詳細については後述す
る。
【0056】連結ガイド80は上下方向に所定の長さを
有しており、その突出端部から下方の部位にガイド溝8
5が形成されている。ガイド溝85は一定の幅で上下方
向に延びており、このガイド溝85内にはローラ86が
転動自在に収容されている。ローラ86は上述のアッパ
ヨーク62の一端に支持されており、これによりアッパ
ヨーク62とサイド折り込みガイド42とは互いに転が
り対偶で接合されている。したがってサイド折り込みガ
イド42の水平往復動は、ガイド溝85内でのローラ8
6の転動を伴うアッパヨーク62の往復回動に変換され
る機構となっている。
【0057】サイド折り込みガイド42にはクロスフレ
ーム74を挟んで連結ガイド80の下方にローラガイド
88が取り付けられている。ローラガイド88には連結
ガイド80と同様のガイド溝90のみが形成されてお
り、ガイド溝90には連結ガイド80と同様にローラ9
2が転動自在に収容されている。ローラ92はロワヨー
ク70の一端に支持されており、ロワヨーク70もまた
サイド折り込みガイド42と互いに転がり待遇で接合さ
れている。したがってサイド折り込みガイド42の水平
往復動は、アッパヨーク62と同様にロワヨーク70の
往復回動に変換される機構となっている。
【0058】また図4に示されるように、アッパヨーク
62の支点64とロワヨーク70の支点72とは同一の
鉛直線上に配置されている。同様に上下のガイド溝8
5,90もまた同一の鉛直線上に配置されており、アッ
パヨーク62とロワヨーク70とが上下対称に成形され
ていることから、これらアッパヨーク62およびロワヨ
ーク70の往復回動は互いに同一の角度で対称に行われ
るものとなっている。このようなアッパヨーク62およ
びロワヨーク70の往復回動は、さらに耳折りタッカ3
4,36の上下方向への接離動作に変換される機構とな
っており、以下にその機構について説明する。
【0059】左右のサイドフレーム32の内側面にはそ
れぞれ直動ガイド94が垂直姿勢で取り付けられてお
り、各直動ガイド94はサイドフレーム32の端縁部に
沿って上下方向に延びている。図6中に2点鎖線で示さ
れるように、各直動ガイド94は上下2つのスライドブ
ロック96を有しており、そして、これら上下のスライ
ドブロック96にそれぞれスライド板98が取り付けら
れている。図6には左側のサイドフレーム32のみが示
されているが、スライド板98は左右のサイドフレーム
32にそれぞれ上下一組ずつターレット6の両側に平行
にして配置されている。各スライド板98の内面にはブ
ラケット100が取り付けられており、このブラケット
100は折り込み位置にあるポケット16内の製品Aよ
りも前側に位置している。また、各ブラケット100は
ターレット6の側面に向けて垂直に延びており、左右の
ブラケット100はターレット6を挟んで互いに対向し
ている。
【0060】図8に示されるように、ブラケット100
にはそれぞれロッカアーム102が支持されており、左
右のロッカアーム102は上下で対称をなしている。各
ロッカアーム102の基端部はボス状に形成されてお
り、この基端部はブラケット100にピン接合されてい
る。それゆえロッカアーム102は基端部を中心として
ブラケット100に対し回動自在となっている。また各
ロッカアーム102は基端部から先端に向けて鉤形に屈
曲して成形されており、上下のロッカアーム102は先
端を互いに対向させるようにして配置されている。
【0061】耳折りタッカ34,36はそれぞれロッカ
アーム102の基端部に取り付けられており、一方、各
ロッカアーム102の先端部にはローラ状のカムフォロ
ワ104が回転自在に取り付けられている。左右のサイ
ドフレーム32の端面には、それぞれ上下2つずつカム
板106,108が取り付けられており、これらカム板
106,108は左右のサイドフレーム32から互いに
対向するべくターレット6の側面に向けて延びている。
【0062】各カム板106,108の端面はカムフォ
ロワ104に対するカム面として形成されており、カム
フォロワ104がカム面に沿って従動すると、ロッカア
ーム102が基端部を中心として揺動されることにな
る。なお、各ロッカアーム102はスプリング110の
引張力でブラケット100に引きつけられており、これ
によりカムフォロワ104はカム面に常時押し付けられ
ている。
【0063】各上下のスライド板98は、それぞれリン
クロッド112を介してアッパヨーク62、ロワヨーク
70の他端に連結されている。これにより、アッパヨー
ク62およびロワヨーク70の揺動が上下のスライド板
98の鉛直方向への往復動に変換される機構が実現され
ている。またアッパヨーク62およびロワヨーク70は
上下対称に同時に揺動されることから、上下のスライド
板98はアッパヨーク62およびロワヨーク70の揺動
に伴い、互いに接離動作を与えられる。そして上下の耳
折りタッカ34,36は、上述したスライド板98の接
離動作によって互いに接離動作を与えられる。
【0064】図8には、上下の耳折りタッカ34,36
が互いに近接した状態で示されている。このとき上下の
ロッカアーム102はカム面に沿って従動し、それぞれ
耳折りタッカ34,36を垂直な姿勢に保持している。
これに対し、上下の耳折りタッカ34,36が互いに離
間した状態では、図8中に2点鎖線で示されるように上
下のロッカアーム102がそれぞれブラケット100に
対して回動し、耳折りタッカ34,36は製品Aの側面
に対して傾斜した姿勢となる。このとき上下の耳折りタ
ッカ34,36はいずれも先端が製品Aの側方に離間し
ている。したがって上下の耳折りタッカ34,36に
は、お互いの接離動作とともに製品Aの側面に対する接
離動作が与えられる機構となっており、このような接離
動作は耳折りタッカ34,36がフィルムシートSを耳
折りする際、その先端を筒状部分の根元から僅かに離れ
た位置に接触させる。これにより、耳折りタッカ34,
36による筒状部分の耳折りがスムーズに行われるもの
となっている。
【0065】図9は、特にサイドフレーム32とサブフ
レーム66との連結関係を詳しく示している。ターレッ
ト6の左右において、それぞれ下側の耳折りタッカ36
は上側の耳折りタッカ34に対して接離可能となってい
る。これは、製品Aのサイズ変更に対応して上下の耳折
りタッカ34,36の間隔を調整するものであり、この
ためサブフレーム66は上下方向に位置決め可能となっ
ている。
【0066】上述のように、左右のサブフレーム66は
それぞれサイドフレーム32に直動ガイド68を介して
連結されているが、サイドフレーム32とサブフレーム
66との相対的な位置関係はアジャストスクリュー11
4により調整可能である。具体的には、左右のサイドフ
レーム32の上縁部にはそれぞれ受け台116,118
が取り付けられており、これら受け台116,118は
サイドフレーム32の端面から製品Aの移送方向でみて
後側に延びている。そして、受け台116,118には
それぞれアジャストスクリュー114の上端部が回転自
在に支持されている。
【0067】各アジャストスクリュー114はクロスフ
レーム74を貫通し、サイドフレーム32の内側に沿っ
て鉛直方向に延びている。アジャストスクリュー114
はクロスフレーム74より上側が大径に形成され、下側
の小径部はサイドフレーム32の下縁より下方に突出し
ており、この突出端部にねじ部が形成されている。そし
て、アジャストスクリュー114の小径部にはストッパ
120が嵌め合わされており、このストッパ120はク
ロスフレーム74の直下位置に固定されている。したが
って、各アジャストスクリュー114はクロスフレーム
74にてその軸線方向への変位を拘束されている。
【0068】一方、各サブフレーム66にはブラケット
122が取り付けられており、このブラケット122は
サブフレーム66の内側面からターレット6の側面に向
けて水平に延びている。そして、各ブラケット122に
はねじ穴が形成されており、このねじ穴にアジャストス
クリュー114のねじ部がねじ込まれている。したがっ
て、左右のアジャストスクリュー114はそれぞれ受け
台116,118およびブラケット122を介してサイ
ドフレーム32とサブフレーム66とを相互に連結する
とともに、その回転によりサイドフレーム32に対する
サブフレーム66の位置を上下方向に調整することがで
きる。具体的には、アジャストスクリュー114を回転
させると、サブフレーム66がアジャストスクリュー1
14の送り方向に変位することから、サイドフレーム3
2に対してサブフレーム66の位置を上下に調整するこ
とができる。
【0069】このようなサブフレーム66の上下位置の
調整は、製品Aのサイズ変更に応じて行われる。図9で
みて、製品Aの上下方向の長さWが変更される場合、製
品Aはターレット6の外周側が基準端面となることか
ら、その長さWが変更されると、製品Aの他端面の位置
はターレット6の内周側で変位する。したがって、製品
Aの長さWを変更する際は、下側の耳折りタッカ36を
製品Aの他端面の位置に合わせて調整するものとする。
【0070】なお、図8に示されるように下側のカム板
108には上下方向に延びる長穴124が形成されてお
り、この長穴124を通じてクランクレバー126のね
じ部がサイドフレーム32内にねじ込まれている。クラ
ンクレバー126はサイドフレーム32に対してカム板
108を締め付け、サブフレーム66を固定することが
できる。それゆえ、サブフレーム66の位置を調整する
ときは、先にクランクレバー126の締め付けを緩め、
サブフレーム66をフリーにした状態でアジャストスク
リュー114を回転させることになる。
【0071】図10および図11は、耳折りタッカ3
4,36による実際の耳折り動作の過程を示している。
また、これら図10,図11ではターレット6の左側
(機体奥側)の各種部材により構成されるリンク機構が
1点鎖線で示されている。図10中、駆動軸50が反時
計回り方向に回動されると、駆動軸50を中心として駆
動レバー60が同じ方向に回動し、この回動はリンクロ
ッド82を介してサイド折り込みガイド40,42の水
平移動に変換される。またサイド折り込みガイド40,
42の水平移動は、上述のようにアッパヨーク62およ
びロワヨーク70の支点64,72を中心とした回動に
変換され、この回動により耳折りタッカ34,36が互
いに近接される。
【0072】したがって、駆動軸50を中心とした反時
計回り方向への駆動レバー60の往回動は、折り込み位
置にある製品Aの側面に沿って耳折りタッカ34,36
をフィルムシートSの筒状部分に進入させるとともに、
製品Aからサイド折り込みガイド40,42をターレッ
ト6の回転方向に離間させる耳折り動作を与える。この
耳折り動作により、図11に示されるようにフィルムシ
ートSの筒状部分をなしていた短辺が製品Aの側面に耳
折りされることにより、左右の外サイドフラップOFお
よび内サイドフラップIFがそれぞれ形成される。
【0073】この後、内サイドフラップIFが折り込ま
れ、駆動軸50が時計回り方向に復動されると、これを
中心として駆動レバー60が同じ方向に復動し、サイド
折り込みガイド40,42および耳折りタッカ34,3
6は図11の状態から図10の状態に復帰する。図12
は、片側の内フラップ折りガイド38に折り込み動作を
与えるための機構を示している。内フラップ折りガイド
38はプレートからなり、その先端がターレット6の側
面に向けて略直角に折曲されている。なお、内フラップ
折りガイド38の屈曲部は上下方向に延びており、その
全長は包装するべき製品Aの最大長さに合わせて設定さ
れている。
【0074】内フラップ折りガイド38の基端部はヒン
ジアーム128に固定されており、このヒンジアーム1
28は回動軸129を中心として水平面内を回動自在で
ある。また回動軸129には回動レバー130が取り付
けられており、この回動レバー130はリンクロッド1
31aにピン接合されている。リンクロッド131aは
もう一つのリンクロッド131bと互いに長手方向にス
ライド可能に組み合わされており、これらリンクロッド
131a,bのスライドはクランクレバー132の締め
付けにより拘束されている。クランクレバー132の締
め付けを緩めると、これらリンクロッド131a,bは
互いにフリーとなり、この状態でリンクロッド131
a,bを互いにスライドさせることで全長を伸縮させる
ことができる。なおリンクロッド131a,bは所望の
全長に調整された状態でクランクレバー132の締め付
けにより互いに固定されている。
【0075】もう一つのリンクロッド131bは駆動レ
バー133にピン接合されており、この駆動レバー13
3は駆動軸134の一端に固着して取り付けられてい
る。駆動軸134は左右のサイドフレーム32を貫通し
て機体奥側へ水平に延びており、その基端は機体内部に
て図示しない駆動源に接続されている。これら駆動軸1
34および駆動レバー133は、上述の駆動軸50や駆
動レバー60と同様に駆動源により往復的に回動される
ものとなっている。したがって、駆動レバー133の往
復回動によりリンクロッド131a,bは所定のタイミ
ングで往復動し、回動レバー130を介して内フラップ
折りガイド38を往復回動させる。
【0076】回動レバー130の上側にはアングルレバ
ー135が配置されており、このアングルレバー135
の一端に回動軸129が取り付けられている。アングル
レバー135はその中央の屈曲部にて支持軸136に取
り付けられ、この支持軸136を中心に水平面内を回動
自在である。アングルレバー135の他端はエアシリン
ダ137のピストンロッド138に接続されており、こ
のピストンロッド138の伸縮により、アングルレバー
135は支持軸136を中心として回動可能である。
今、ピストンロッド138が収縮されてアングルレバー
135が図示の状態から反時計回り方向に回動される
と、回動レバー130もまた同一の方向に回動される。
この結果、その回動軸129は実線の前進位置から2点
鎖線で示す後退位置に変位する。
【0077】このように回動レバー130はアングルレ
バー135の回動により、その回動軸(回動中心)12
9が水平方向に変位されるため、リンクロッド131b
のピン接合端は駆動レバー133に対して上下方向に回
動可能であるだけでなく、水平方向にも回動可能となっ
ている。図12中、内フラップ折りガイド38が折り込
み動作を始める前は、回動軸129が後退位置(2点鎖
線で示す)にあって、内フラップ折りガイド38はその
屈曲部が製品Aの側面から離れた状態にある(図12中
のa位置)。
【0078】内フラップ折りガイド38の折り込み動作
が開始されると、先ずアングルレバー135が支持軸1
36を中心として時計回り方向に回動され、回動軸12
9は後退位置から前進位置に変位する。このとき、内フ
ラップ折りガイド38もまた支持軸136を中心として
時計回り方向に回動される結果、内フラップ折りガイド
38は製品Aの側面に向けてせり出される(図12中の
b位置)。
【0079】次に、前進位置にある回動軸129を中心
に回動レバー130が時計回り方向に回動されると、内
フラップ折りガイド38は折り込み位置にある製品Aに
向けて時計回り方向に回動し、実線で示されるように製
品Aの側面に屈曲部の外面を密着させる(図12中のc
位置)。この際、内フラップ折りガイド38の屈曲部の
往回動経路、つまり、アクセス経路Xは製品Aの側面に
接するものとなっている。ここで、アクセス経路Xは内
フラップ折りガイド38の先端の回動軌跡を示してい
る。
【0080】この後、回動レバー130の回動軸129
が後退位置に変位されると、内フラップ折りガイド38
は製品Aの側方に引き下げられる(図12中のd位
置)。そして、回動レバー130がその回動軸129を
中心として反時計回り方向に回動されると、内フラップ
折りガイド38の屈曲部はアクセス経路Xからターレッ
ト6のより側方に移動した復回動経路、すなわち、退避
経路Yに沿って移動し、最初の状態に復帰する(図12
中のa位置)。これにより、折り込み位置の1つ手前の
中間位置にある製品Aが次に折り込み位置まで移送され
る際、退避経路Yを復回動する内フラップ折りガイド3
8とフィルムシートSの筒状部分Tとの干渉が避けられ
るようになっている。なお、図12にはターレット6の
各ポケット16内の製品Aが全て同一平面上に示されて
いる。
【0081】上述した内フラップ折りガイド38に往復
回動、つまり、内サイドフラップIFの折り込み動作を
与えるための機構は、エアシリンダ137を含めてユニ
ット化されている。すなわち、左右のサイドフレーム3
2の外側には、それぞれ外側面に沿ってスライドフレー
ム139が配置されており、このスライドフレーム13
9は直動ガイド140を介してサイドフレーム32に連
結されている。直動ガイド140はサイドフレーム32
の外側面に水平姿勢で取り付けられており、スライドフ
レーム139はそのスライドブロック142に固定され
ている。したがって左右のサイドフレーム32に対し、
各スライドフレーム139は水平方向にスライド可能で
ある。
【0082】エアシリンダ137は、その後端にてヒン
ジブラケット143に接続されており、エアシリンダ1
37はブラケット143を介してスライドフレーム13
9に支持されている。またアングルレバー135の支持
軸136もまたスライドフレーム139に取り付けられ
ており、それゆえ、エアシリンダ137、アングルレバ
ー135、回動レバー130、ヒンジアーム128およ
び内フラップ折りガイド38はいずれも、スライドフレ
ーム139とともに水平方向にスライド可能となってい
る。
【0083】一方、製品Aの移送方向でみて、左右のサ
イドフレーム32の前端縁にはそれぞれクロスプレート
144が取り付けられている。各クロスプレート144
はサイドフレーム32の外側に張り出しており、この張
出部分にアジャストスクリュー146が回転自在に支持
されている。スライドフレーム139の上縁部には、ね
じ受部148が形成されており、アジャストスクリュー
146はねじ受部148にねじ込まれている。また、ア
ジャストスクリュー146にはストッパ150が嵌め合
わされており、このストッパ150によりアジャストス
クリュー146はクロスプレート144に対して軸線方
向への変位が拘束されている。
【0084】したがって、アジャストスクリュー146
はクロスプレート144を介してサイドフレーム32と
スライドフレーム139とを相互に連結するとともに、
その回転によりサイドフレーム32に対してスライドフ
レーム139を水平方向に移動させ、サイドフレーム3
2に対する内フラップ折りガイド38の位置を水平方向
に調整することができる。具体的には、アジャストスク
リュー146を回転させると、スライドフレーム139
がアジャストスクリュー146の送り方向に変位するこ
とから、サイドフレーム32に対して内フラップ折りガ
イド38が内サイドフラップIFの折り込み作用をなす
位置をターレット6の回転方向、つまり、折り込み位置
における製品Aの厚み方向に調整することができる。こ
のときスライドフレーム139のスライドによりエアシ
リンダ137の位置もあわせて調整されることから、内
フラップ折りガイド38と別にエアシリンダ137独自
の位置調整の必要はない。このような内フラップ折りガ
イド38の位置調整や上述したリンクロッド131a,
bの長さ調整は、製品Aの厚み変更に応じて行われるも
のとなっているが、その詳細については後述する。
【0085】なお、クロスプレート144には、その端
面からクランクレバー152のねじ部がねじ込まれてお
り、このねじ部の先端はクロスプレート144内にてア
ジャストスクリュー146の外面に当接している。クラ
ンクレバー152はクロスプレート144に対してアジ
ャストスクリュー146を締め付け、その回転を拘束す
ることができる。それゆえ、内フラップ折りガイド38
の位置を調整するときは、先にクランクレバー152の
締め付けを緩めてからアジャストスクリュー146を回
転させることになる。
【0086】以上の説明により、耳折りタッカ34,3
6やサイド折り込みガイド40,42、内フラップ折り
ガイド38に個々の動作を与える機構の詳細が明らかと
なっているが、以下にはこれら機構による動作の連係に
ついて説明する。また以下の説明により、図1のターレ
ット形包装機において実施される包材折り込み方法の残
りの各工程も明らかとなる。
【0087】図13は、前述のようにフィルムシートS
の胴折り後、その胴フラップ折り・胴シールがなされた
後の製品Aがターレット6の折り込み位置に位置付けら
れた直後の状態を示している。このとき、上下の耳折り
タッカ34,36は互いに離間した休止位置にあり、ま
た、内フラップ折りガイド38は折り込み動作前の状態
(図12中のa位置)にあって、その回動レバー130
の回動軸129が後退位置に位置付けられている。
【0088】この状態から、図14に示されるように耳
折りタッカ34,36が互いに近接動作し、フィルムシ
ートSの耳折りを開始すると、これに連動してサイド折
り込みガイド40,42が製品Aから離間し始める。ま
た、このときアングルレバー135が回動を受け、回動
レバー130の回動軸129が後退位置から前進位置に
変位されることにより、内フラップ折りガイド38が製
品Aの側面に向けてせり出される(図12中のa位置か
らb位置へ移動)。
【0089】図15に示されるように耳折りタッカ3
4,36が耳折りを完了すると、上述のように製品Aの
両側に左右の内サイドフラップIFおよび外サイドフラ
ップOFがそれぞれ形成される(耳折り工程)。このと
きサイド折り込みガイド40,42は製品Aから最も離
間した位置にあるので、外サイドフラップOFとサイド
折り込みガイド40との干渉が避けられている。
【0090】また耳折りタッカ34,36による耳折り
が完了したとき、内フラップ折りガイド38は既に往動
を開始しており、その屈曲部はアクセス経路Xに沿って
製品Aに向かって移動中である(図12中のb位置から
c位置へ移動)。この後、図16に示されるように内フ
ラップ折りガイド38の屈曲部が製品Aの側面に到達す
ると、内サイドフラップIFの折り込みが開始される。
このとき、内フラップ折りガイド38の屈曲部は耳折り
タッカ34,36の先端に部分的にオーバラップする関
係となるが、内フラップ折りガイド38の屈曲部と製品
Aの側面との間には耳折りタッカ34,36の復動を許
容するギャップが確保されており、これらの先端同士が
互いに干渉することはない。
【0091】そして、図17に示されるように内フラッ
プ折りガイド38が完全に往動し、その屈曲部が内サイ
ドフラップIFを介して製品Aの側面に密着すると、内
サイドフラップIFの折り込みが完了する(内サイドフ
ラップ折り工程)。このとき耳折りタッカ34,36は
復動し始めており、耳折りタッカ34,36は内フラッ
プ折りガイド38と製品Aの側面との間から抜け出す過
程にある。この過程で、外サイドフラップOFは耳折り
タッカ34,36による折り上げを解除されるので、外
サイドフラップOFはその基部における弾性力(いわゆ
る腰)で自由状態に復帰しようとする。また、このとき
サイド折り込みガイド40,42は上下の耳折りタッカ
34,36の復動に連動して復動し、製品Aに対して近
接する過程にあるので、サイド折り込みガイド40の端
縁が外サイドフラップOFに僅かに接触し、その折り戻
しを助ける働きをすることもできる。特に、フィルムシ
ートSの材質によって外サイドフラップOFの弾性力が
不足する場合は、サイド折り込みガイド40の端縁が外
サイドフラップOFに接触することで積極的に折り戻し
を案内することができる。この結果、外サイドフラップ
OFは図12中に2点鎖線で示される姿勢から、実線で
示されるように製品Aの側方に向けて延びる姿勢に折り
戻されることになる(フラップ戻し工程)。
【0092】そして、耳折りタッカ34,36およびサ
イド折り込みガイド40,42がともに復動を完了する
と、サイド折り込みガイド40の端縁が外サイドフラッ
プOFの基端近傍に位置付けられる。この後、図18に
示されるように耳折りタッカ34,36が製品Aから離
れるとともに、サイド折り込みガイド40が折り込み位
置に位置付けられると、ターレット6が間欠回転され
る。したがって、折り込み位置のポケット16はその製
品Aとともに次の中間位置に向けて移動し、この際、外
サイドフラップOFは前述したようにサイド折り込みガ
イド40により折り込まれる(外サイドフラップ折り工
程)。
【0093】ターレット6が回転を始め、外サイドフラ
ップOFが折込まれると、次に、内フラップ折りガイド
38の回動レバー130はアングルレバー135の回動
を受けて、その回動軸129が前進位置から後退位置に
変位される。この結果、内フラップ折りガイド38の屈
曲部は図12中に2点鎖線で示されるように製品Aの側
面から引き下がる(図12中のd位置)。
【0094】そして、図19に示されるように、内フラ
ップ折りガイド38はリンクロッド131a,bの復動
により復回動され、次の製品Aが折り込み位置に位置付
けられる前に最初の休止位置に復帰する(図12中のd
位置からa位置へ移動)。したがって、内フラップ折り
ガイド38が退避経路Yに沿って休止位置まで復動する
際、次の製品Aにおける筒状部分が内フラップ折りガイ
ド38に干渉することはない。
【0095】この後、前述の動作が繰り返されること
で、ターレット6の折り込み位置での耳折りと内サイド
フラップ折り、そして、その後のターレット6の間欠回
転に伴う外サイドフラップ折りが同様にして実施され
る。サイド折りが完了した製品Aは、前述のように折り
込み位置より2つ先の中間位置でサイドシールされる
(サイドシール工程)。
【0096】以上は一実施形態の包材折り込み装置によ
り実施される包材折り込み方法であるが、本実施形態で
は製品Aの厚みを変更しても、サイド折り・サイドシー
ルユニット26の調整作業だけで同様の包装工程を実施
可能である。具体的には、包装するべき製品Aの厚みを
変更する場合、上述したアジャストスクリュー83,1
46による調整作業とともに、リンクロッド131a,
bの長さ調整を行う。
【0097】具体的には、図12に示されるように内フ
ラップ折りガイド38が折り込み位置に往回動した状態
(図12中のc位置)でアジャストスクリュー146を
いずれかの方向に回転させ、内フラップ折りガイド38
を水平方向に位置決めする。またクランクレバー132
の締め付けを緩めてリンクロッド131a,bを互いに
スライドさせ、内フラップ折りガイド38の屈曲部が製
品Aの側面と平行になるようにリンクロッド131a,
bの全長を調整し、クランクレバー132を締め付け
る。この場合、製品Aの厚み方向でみて製品Aの端縁と
内フラップ折りガイド38の先端縁との間隔Gが所定値
(例えば1.0mm程度)となるように内フラップ折り
ガイド38の位置を調整する(作用位置調整手段)。
【0098】また、図7に示されるようにアジャストス
クリュー83をいずれかの方向に回転させてサイド折り
込みガイド40を水平方向に位置決めする。この際、駆
動レバー60は休止位置にあって、各サイド折り込みガ
イド40,42は折り込み位置に最も近接した位置にあ
るものとする。この状態で、内フラップ折りガイド38
の先端縁とサイド折り込みガイド40の端縁との間隔G
が上述の所定値となるようにサイド折り込みガイド40
の位置を調整する(位置調整手段)。
【0099】その他、必要な作業としてターレット6の
ポケットサイズ変更や、フィルムシートSの繰り出し長
さの変更等が挙げられるが、これらの詳細については省
略する。上述のように製品Aの厚みが変更された場合に
あっても、ターレット6内でフィルムシートSのサイド
折りおよびサイドシールを全て完了することができる。
また、製品Aの厚み変更の際に耳折りタッカ34,36
を交換する必要がなく、アジャストスクリュー83,1
46の調整だけで対応可能である。
【0100】本発明は上述の一実施形態に制約されるも
のではなく、種々の変形が可能である。例えば、一実施
形態ではターレット6の上半周に包装経路を設定してい
るが、下半周に包装経路を設定してもよい。また、一実
施形態ではサイド折り込みガイド40,42の水平往復
動を耳折りタッカ34,36に連動させて行っている
が、耳折りタッカ34,36とは別系統の駆動源により
サイド折り込みガイド40,42を往復動させるもので
もよい。
【0101】さらに、サイド折り込みガイド40,42
にプレヒータを設置していれば、サイド折り完了後に半
包装品がサイドシール位置に到達するまでの間、そのサ
イド折り込み面に予熱を受けるので、サイドシーラ48
によるヒートシール時間を短縮することができる。上述
の実施形態では内フラップ折りガイド38を往復的に回
動させているが、これに代えて、内フラップ折りガイド
38にいわゆるブロックモーションを与えるようにして
もよい。
【0102】また上述の外サイドフラップ折り工程は、
ターレット6の回転動作を伴わずに折り込み位置で行う
こともできる。例えばサイド折り込みガイド40,42
の往復ストロークを延長し、復動の終端でサイド折り込
みガイド40が折り込み位置にある製品Aの側面に重な
るようにすれば、ポケット16を移動させることなく1
ポジションで全てのサイド折りが完了する。この場合、
外サイドフラップOFの折り戻し後、サイド折り込みガ
イド40が製品Aの側面に沿って移動するので、その端
縁にて外サイドフラップOFの折り込みを案内すること
ができる。ただし、このとき外サイドフラップOFの折
り込み時に内フラップ折りガイド38との干渉を避ける
ため、内フラップ折りガイド38が製品Aの側面から退
避するタイミングを適切に設定する必要がある。
【0103】さらに、サイド折り込みガイド40にヒー
タブロックを設置しておけば、サイド折り込みガイド4
0により外サイドフラップOFの折り込みとともにサイ
ドシールをも行うことができる。この場合、ターレット
6の1ポジションで耳折り工程・内サイドフラップ折り
工程・フラップ戻し工程・外サイドフラップ折り工程お
よびサイドシール工程の全ての実施が可能となる。
【0104】
【発明の効果】本発明は新規な包材折り込み方法を実現
した(請求項1)。本発明は新規な包材折り込み装置を
実現した(請求項2)。特に本発明の包材折り込み装置
(請求項3)は、ターレット内で一連の包装プロセスを
全て完了する折り込み装置であり、製品の厚み変更に伴
う部品交換を不要にする。このため、包装機全体の小型
化や設置スペースの削減・作業効率の向上等に大きく寄
与する。
【0105】さらに内フラップ折り手段の作用位置を調
整可能であれば(請求項4)、製品の厚みが変更されて
も内サイドフラップの折り込みがより安定化する。本発
明の包材折り込み装置は、耳折りタッカにより包材を耳
折りすることから(請求項5)、製品の厚みに関わらず
部品を共通化することができ、装置の簡素化に貢献す
る。
【0106】また、耳折りタッカとサイド折り込みガイ
ドの接離動作を連動させることで(請求項6)、駆動源
の簡略化と折り込み動作の連係を図ることができ、合理
的かつコンパクトな機構を実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターレット形包装機内での製品に対する一連の
包装プロセスを概略的に示した斜視図である。
【図2】図1の包装機のターレットを概略的に示した正
面図である。
【図3】サイド折り・サイドシールユニットにおける各
種部材の概略配置図である。
【図4】サイド折り・サイドシールユニットの折り込み
機構を具体的に示した正面図である。
【図5】部分的に断面を含むサイド折り・サイドシール
ユニットの平面図である。
【図6】図5中、VI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図5中、VII−VII線に沿う断面図である。
【図8】サイド折り・サイドシールユニットにおける機
体手前側(右側)の耳折り機構を具体的に示した図であ
る。
【図9】サブフレームの位置調整機構を具体的に示した
図である。
【図10】耳折り機構の動作を説明するための図であ
る。
【図11】図10の状態から耳折り機構が折り込み動作
したときの状態を示す図である。
【図12】内フラップ折りガイドの折り込み機構を示し
た平面図である。
【図13】折り込み位置にて耳折りタッカおよび内フラ
ップ折りガイドがともに休止位置にある状態を示した側
面図である。
【図14】図13の状態から耳折りタッカおよび内フラ
ップ折りガイドが往動を開始した状態を示す図である。
【図15】図14の状態から耳折りタッカによる耳折り
が完了した状態を示す図である。
【図16】図15の状態から耳折りタッカが復動を開始
し、内フラップ折りガイドによる内サイドフラップの折
り込み過程を示す図である。
【図17】図16の状態から内フラップ折りガイドによ
る内サイドフラップの折り込みが完了した状態を示す図
である。
【図18】図17の状態から耳折りタッカが復動を終
え、ターレットが間欠回転した状態を示す図である。
【図19】図18の状態から内フラップ折りガイドが休
止位置へ復帰する過程を示す図である。
【符号の説明】 6 ターレット 24 胴フラップ折り・胴シールユニット(胴フラッ
プ折り・胴シール手段) 34,36 耳折りタッカ(耳折り手段,外フラップ折
り戻し手段) 38 内フラップ折りガイド(内フラップ折り手段,外
フラップ折り戻し手段) 40 サイド折り込みガイド(外フラップ折り戻し手
段,サイドシール手段) 48 サイドシーラ(サイドシール手段) 50 駆動軸(接離手段) 60 駆動レバー(接離手段) 62 アッパヨーク(駆動手段) 70 ロワヨーク(駆動手段) 83 アジャストスクリュー(位置調整手段) 146 アジャストスクリュー(作用位置調整手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装するべき製品をポケット内に受け入
    れるための受入位置および製品の排出を行うための排出
    位置をそれぞれ有し、かつ一方向に間欠的に回転される
    ターレットを備えたターレット形包装機の包材折り込み
    方法において、 前記ターレットの1つのポケットが前記受入位置に位置
    付けられたとき、そのポケット内に製品を包材とともに
    押し込んで製品の胴回りに包材を胴折りする胴折り工程
    と、 前記ターレットの間欠回転により、製品を受け入れた前
    記ポケットが前記排出位置に向けて進むとき、この過程
    で前記ポケットから前記ターレットの径方向に突出する
    胴フラップを製品の端面に順次折り込んで互いに胴シー
    ルする胴フラップ折り・胴シール工程と、 前記胴シールの後、前記ポケットが前記排出位置より手
    前の折り込み位置に位置付けられたとき、製品の両側に
    突出した包材の左右の耳を製品の両側面に折り込むこと
    により、これら側面に沿って前記間欠回転方向に延びる
    左右の外サイドフラップおよび製品の側方に向けて延び
    る左右の内サイドフラップをそれぞれ形成する耳折り工
    程と、 前記耳折り工程に続き、前記折り込み位置で左右の前記
    内サイドフラップをそれぞれ製品の側面に折り込む内サ
    イドフラップ折り工程と、 前記内サイドフラップ折り工程に続き、前記折り込み位
    置で左右の前記外サイドフラップをそれぞれ製品の側方
    に向けて延びる姿勢に折り戻すフラップ戻し工程と、 前記フラップ戻し工程の後、前記姿勢に折り戻された左
    右の前記外サイドフラップをそれぞれ製品の側面にて前
    記内サイドフラップの外側に重ね合わせて折り込む外サ
    イドフラップ折り工程と、 前記外サイドフラップ折り工程に引き続き、製品の側面
    にて前記折り込み済みの包材をサイドシールするサイド
    シール工程とを具備したことを特徴とするターレット形
    包装機の包材折り込み方法。
  2. 【請求項2】 外周部に複数のポケットを有し、一方向
    に間欠的に回転されて1つのポケットが受入位置に位置
    付けられたとき、そのポケット内に包材を胴折りして製
    品を受け取り、この後、さらに間欠回転されて前記ポケ
    ットが排出位置に位置付けられたときに前記ポケットか
    ら製品を排出可能なターレットと、 前記ターレットの間欠回転により前記ポケットが前記受
    入位置から前記排出位置に向けて進むとき、所定の胴折
    り位置で前記ポケットから前記ターレットの径方向に突
    出する胴フラップを製品の端面に順次折り込んで互いに
    胴シールする胴フラップ折り・胴シール手段と、 前記受入位置と前記排出位置との間で、前記胴折り位置
    より前記間欠回転方向でみて前方の折り込み位置に設け
    られ、この折り込み位置に前記胴シール後の製品を収め
    たポケットが位置付けられたとき、製品の両側に突出し
    た包材の左右の耳を製品の側面に折り込むことにより、
    これら側面に沿って前記間欠回転方向に延びる左右の外
    サイドフラップおよび製品の側方に向けて延びる左右の
    内サイドフラップをそれぞれ形成する耳折り手段と、 前記耳折り手段により包材の耳折りがされた後、前記折
    り込み位置で左右の前記内サイドフラップをそれぞれ製
    品の側面に折り込む内フラップ折り手段と、 左右の前記外サイドフラップをそれぞれ製品の側面から
    側方に向けて突出する姿勢に折り戻す外フラップ折り戻
    し手段と、 前記ターレットの両側を前記折り込み位置から前記間欠
    回転方向に延び、前記ポケット内の製品の両側面に対し
    て相対的に移動することで左右の前記外サイドフラップ
    を折り込むサイド折り込みガイドと、 前記耳折り手段により前記外サイドフラップが形成され
    るとき、前記サイド折り込みガイドの端縁を前記ポケッ
    ト内の製品に対して前記間欠回転方向に離間させ、一
    方、前記サイド折り込みガイドにより前記外サイドフラ
    ップが折り込まれるとき、前記端縁を前記外サイドフラ
    ップの基端近傍に位置付けるべく前記ポケット内の製品
    に対して近接させる接離手段と、 前記ターレットの両側に設けられ、製品の側面にて前記
    折り込み済みの包材をサイドシールするサイドシール手
    段とを具備したことを特徴とするターレット形包装機の
    包材折り込み装置。
  3. 【請求項3】 前記接離手段により前記サイド折り込み
    ガイドが近接動作される際、前記端縁が位置付けられる
    べき位置を前記ポケット内の製品の厚みに応じて調整す
    る位置調整手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    2に記載のターレット形包装機の包材折り込み装置。
  4. 【請求項4】 前記内フラップ折り手段が前記内サイド
    フラップの折り込みをなす作用位置を前記ポケット内の
    製品の厚みに応じて調整する作用位置調整手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項3に記載のターレット形
    包装機の包材折り込み装置。
  5. 【請求項5】 前記耳折り手段は、 前記折り込み位置で前記ターレットの径方向に離間し、
    製品の側面に沿って前記ポケットの外周側および内周側
    にそれぞれ配置された一対の耳折りタッカと、 前記一対の耳折りタッカを互いに接離させる駆動手段と
    を含むことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記
    載のターレット形包装機の包材折り込み装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段による前記一対の耳折りタ
    ッカの接離動作は前記接離手段による前記サイド折り込
    みガイドの接離動作に連動して行われ、前記一対の耳折
    りタッカが互いに近接されるとき、前記サイド折り込み
    ガイドが製品から離間されることを特徴とする請求項5
    に記載のターレット形包装機の包材折り込み装置。
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