JP2003094623A - インクジェット方式 - Google Patents

インクジェット方式

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JP2003094623A
JP2003094623A JP2001288083A JP2001288083A JP2003094623A JP 2003094623 A JP2003094623 A JP 2003094623A JP 2001288083 A JP2001288083 A JP 2001288083A JP 2001288083 A JP2001288083 A JP 2001288083A JP 2003094623 A JP2003094623 A JP 2003094623A
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JP
Japan
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ink
printing
ink particles
particles
black
Prior art date
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JP2001288083A
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English (en)
Inventor
Kazumi Tokunaga
一美 徳永
Shinya Kobayashi
信也 小林
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本来のインクジェット印刷手段の他に特別な装
置を付加することなく、非改ざん性印刷を行なうインク
ジェット方式を提供する。 【解決手段】同一の画素に複数個のインク粒子を衝突さ
せ、該画素に通常の画素よりも多くの体積のインクを捕
獲させること、さらには印刷用紙の表面の画素と同じ位
置の裏面の画素にインク粒子を衝突させる。前記複数個
のインク粒子は、黒色のインク粒子と黒以外のカラーイ
ンク粒子用いる。また前記カラーインク粒子は一つまた
は複数個の相異なる色のカラーインク粒子を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方式に関し、特に一つの画素に複数個のインク粒子を
衝突させて印字し、さらには用紙の裏面からも表面の画
素と同一位置にインク粒子を衝突させて改ざん性を防止
するインクジェット方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から証券や請求書の金額や氏名とい
った非改ざん性を求められる印刷においては、印刷用紙
の側に特殊な処理を施して改ざんされたことを検出した
り(特開平7−285286、特開平9−32797
0、特開平10−100573に記載)、印刷する基材
面を取り除くことで、そこに非改ざん性を求める情報を
印刷する(特開平10−273874に記載)、あるい
は非改ざん性を求める印刷部を印刷後、コーティング材
を塗布する(特開2000−177201に記載)等の
手段が講じられている。磁気のような、印刷とは別の手
段で、かつ目には見え難い状態で、重複した内容を本来
の印刷領域とは別の領域に記録する(特開平7−329
465に記載)等の手段も一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法にあっ
ては、特殊な用紙を必要としたり、本来の印刷とは別に
印刷手段が必要としたりして、コストがかさむという欠
点があった。本発明においては、上記したコストがかか
る欠点をなくするとともに、本来のインクジェット印刷
手段の他に特別な装置を付加することなく、非改ざん性
印刷を行なう方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、同一の画素
に複数個のインク粒子を衝突させ、該画素に通常の画素
よりも多くの体積のインクを捕獲させること、さらには
印刷用紙の表面の画素と同じ位置の裏面の画素にインク
粒子を衝突させることにより達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。図1は本発明の改ざん性を防止するインク
ジェット方式の原理を示す模式図である。1は印刷用紙
の断面、2はインクの浸透部分、3は黒色のインク粒
子、4は黄色のインク粒子、5はマゼンタ色のインク粒
子、6はシアン色のインク粒子、7は裏面のインク粒子
群である。図1(a)は従来のインクジェット記録の様
子を模式的に現している。印刷用紙の断面1の記録しよ
うとする画素に黒色のインク粒子3が飛翔している様子
を図示している。前記印刷用紙の断面1に前記黒色のイ
ンク粒子3によって形成されるインクの浸透部分2は印
刷用紙の断面1のごく表面近傍だけに限られる。従って
このような記録では、記録内容は印刷用紙の表面を削り
取るだけで容易に改ざんできてしまう。図2(b)は本
発明の非改ざん性インクジェット記録の一例を模式的に
図示するものである。(a)では前記印刷用紙の断面1
のインクの浸透部分2は黒色のインク粒子3のみで出来
ているが、(b)においては、黒色のインク粒子3の他
に黄色のインク粒子4、マゼンタ色のインク粒子5、シ
アン色のインク粒子6も同一画素の上に飛翔するように
制御されている。(b)の図はインク粒子の用紙に到着
する順を表すものではなく、単に用紙に到着するインク
粒子の種類を表しているだけである。このように同一画
素の上に複数種類のインク粒子を付着させることによ
り、前記印刷用紙の断面1のインクの浸透部分2は
(a)の場合より拡大して印刷用紙の深くまで浸透させ
ることが出来る。図1(c)は本発明の他の実施例を模
式的に示したものである。図1(b)では前記印刷用紙
の片面からの印刷例を示しているのに対し、(c)では
改ざん性を防止するために裏面のインク粒子群7も利用
される。当然のことながら、表裏で同一箇所にインク粒
子を付着させるためには、裏面からの印刷パターンは表
面のパターンを裏返したパターン裏返しパターンにしな
ければならない。印刷パターンはビットマップに展開さ
れたパターンであるのでこのような裏返しパターンを作
成するのは一般的な技術で可能である。また、表裏で同
一箇所にインク粒子を飛翔させるためには印刷用紙の用
紙端からの位置を正確に制御する必要があるが、このよ
うな技術は本発明に限らず一般的に表裏印刷を行なう上
で必須の技術であるのでここでは詳述はしない。一般的
にはこのような非改ざん性を求められるパターンは数字
や顧客氏名等であり、これらのパターンは比較的大きな
パターンであるため、表裏位置の制御も一般的な制御で
十分である。また、同一箇所に付着するインクの量が多
くなると、にじみの問題も発生するが、にじみに関して
も印刷するパターンが比較的大きなパターンである場合
には配慮する必要がなく、多少のにじみはあっても十分
に目的を達成することが可能である。
【0006】また、これらのパターンは比較的大きなパ
ターンであるため、パターン全体を密に印刷する、いわ
ゆるソリッドなパターンである必要はなく、間引きのパ
ターンであってもよい。特に裏面からのインク粒子のパ
ターンは表面から印刷するパターンの間引きのパターン
であってもよい。
【0007】また、図1には、裏面のインク粒子群7と
して、黒、シアン、マゼンタ、黄の4色を例示している
が4色全部を印刷する必要はなく、一つまたは複数色の
印刷であればよいことは言うまでもない。インクの色に
ついても、一般のカラー印刷で用いられるプロセスカラ
ーを上げて説明しているが、プロセスカラーに限定する
必要性はない。
【0008】図2は非改ざん性のインクジェットヘッド
配置を示す模式図である。12は印刷用紙のパス、11
は用紙進行方向を示す矢印である。10は印刷用紙、1
3は表面印刷用シアンヘッド、14は表面印刷用マゼン
タヘッド、15は表面印刷用黄色ヘッド、16は表面印
刷用黒色ヘッドである。17は裏面印刷用シアンヘッ
ド、18は裏面印刷用マゼンタヘッド、19は裏面印刷
用黄色ヘッド、20は裏面印刷用黒色ヘッドである。
【0009】前記印刷用紙10は印刷用紙のパス12に
添って搬送される。印刷用紙10は進行するに伴って表
面印刷用シアンヘッド13、表面印刷用マゼンタヘッド
14、表面印刷用黄色ヘッド15、表面印刷用黒色ヘッ
ド16の下を通過してそれぞれのインク粒子によって画
像が形成される。シアン、マゼンタ、黄、黒の順序は通
常のカラープリンタのインク粒子による画像の形成順序
と同じである。非改ざん性を求められる印刷では通常黒
を中心にした色で印刷されるが、本発明においては黒の
インクで印刷する他に、カラー印刷で用いられる、シア
ン、マゼンタ、黄の1色ないし複数色でも黒で印刷され
る画素と同じ画素に印刷が行なわれ、当該画素に付着す
るインクの量を通常の数倍にすることにより前記印刷用
紙10におけるインクの浸透部分2を厚み方向に増加さ
せることが出来る。
【0010】図3はアンダーカラーリムーバル(UC
R)の原理と本発明をUCRに適用した実施例を示す模
式図である。21は正規のUCRレベル、21は補正さ
れたUCRレベルである。23はシアンインク、24は
マゼンタインク、25は黄インク、26は黒インクであ
る。27は補正後のシアンインク、28は補正後のマゼ
ンタインク、29は補正後の黄インクである。一般にカ
ラーの印刷においてはシアン、マゼンタ、黄の3色を同
一箇所に印刷することで灰色系の減色混合された発色を
得ることが出来る。ところが、灰色は黒のインクで表現
できる。3色による減色混合ではインク量も多くなって
にじみが発生し、それを避ける目的でアンダーカラーリ
ムーバルという方法がとられる。この方法はシアン、マ
ゼンタ、黄の3色が等量のインクで印刷される箇所は灰
色の発色となるため、その部分を前記3色と等濃度の黒
色で置き換えるものである。
【0011】図3(a)は通常のUCRの方法を表して
いる。シアンインク23、マゼンタインク24、黄イン
ク25の共通濃度部分は正規のUCRレベル21であ
る。このレベル以下のシアン23’、マゼンタ24’、
黄25は減色混合では灰色となるため、同じ濃度の灰色
となるように黒インク26を用いて印刷される。正規の
UCRレベル21を越える濃度についてのみシアンイン
ク23、マゼンタインク24が用いられる。
【0012】一般にこのように印刷用紙に余分のインク
が付着しないように、別の言葉で言えばインクがあまり
印刷用紙に染み込まないように制御されているが、本発
明においては逆にインクの付着量を増やすことにより、
印刷用紙の内部にまでインクを染み込ませるように制御
される。本発明の実施例では前記正規のUCRレベル2
1の代わりにそれよりも低いレベルに設定された補正さ
れたUCRレベル22が用いられる。シアン、マゼン
タ、黄のインクでは補正されたUCRレベル22から上
の濃度のインク27、28、29を用いて印刷が行なわ
れる。黒インクについては正規のUCRレベル21のイ
ンク濃度、すなわちシアン、マゼンタ、黄のうち、一番
低い濃度の色と等しい濃度で印刷される。黒の濃度に関
しては補正されたUCRレベル22以下の濃度の部分2
4’部分だけの印刷でも構わない。その場合でも、単位
面積あたりに付着するインク量は増加させることができ
る。また、非改ざん性を求められる印刷部分は黒を基調
として印刷されるようにすると、黒とは異なるインクが
その箇所に重畳しても、色調の変化が目立たないため、
黒のインクと他の一つまたは複数のカラーのインクで印
刷するのが好ましい。
【0013】前記表面からの印刷パターンと同一の画素
に対して裏面からも印刷がなされる。裏面からの印刷は
表面の印刷に対する補助的役割を果たすものである。す
なわち、両面から印刷することにより、前記インクの浸
透部分2は印刷用紙の断面1において表裏を貫通するよ
うにインクを浸透させることが可能となる。その目的の
ため、裏面から印刷するインクの種類は、シアン、マゼ
ンタ、黄、黒の1色または複数色でよく、印刷するパタ
ーンも表面の印刷パターンそのものでも良く、適宜間引
きされたパターンでもかまわない。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、印
刷用紙の断面に深くインクを浸透させることが出来て、
表面を削ったりすることによって改ざんが極めて難しく
なるという効果を生じる。また、構成要素は通常のカラ
ープリンタと同一のものであるため、本発明によってコ
ストが上昇するということはない。また、UCRのレベ
ルを通常のレベルよりも低く設定することにより印刷用
紙に衝突するインクの量をふやすことができるため、従
来の構成要素で容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明インクジェット方式の原理を示す模式図
である。
【図2】本発明インクジェットヘッド配置を示す模式図
である。
【図3】UCRの原理を示す模式図である。
【符号の説明】
1 印刷用紙の断面 2 インクの浸透部分 3 黒色のインク粒子 4 黄色のインク粒子 5 マゼンタ色のインク粒子 6 シアン色のインク粒子 7 裏面のインク粒子群 8 印刷用紙のパス 9 用紙進行方向を示す矢印 10 印刷用紙 11 表面印刷用シアンヘッド 12 表面印刷用マゼンタヘッド 13 表面印刷用黄色ヘッド 14 表面印刷用黒色ヘッド 15 裏面印刷用シアンヘッド 16 裏面印刷用マゼンタヘッド 17 裏面印刷用黄色ヘッド 18 裏面印刷用黒色ヘッド 19正規のUCRレベル 20 補正されたUCRレベル 21 シアンインク 22 マゼンタインク 23 黄インク 24 黒インク 25 補正後のシアンインク 26 補正後のマゼンタインク 27 補正後の黄インク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の画素に複数個のインク粒子を衝突さ
    せ、該画素に通常の画素よりも多くの体積のインクを捕
    獲させることを特徴とするインクジェット方式。
  2. 【請求項2】前記複数個のインク粒子は、黒色のインク
    粒子と黒以外のカラーインク粒子であることを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット方式。
  3. 【請求項3】前記カラーインク粒子は一つまたは複数個
    の相異なる色のカラーインク粒子であることを特徴とす
    る請求項2記載のインクジェット方式。
  4. 【請求項4】印刷用紙の表面の画素と同じ位置の裏面の
    画素に1個あるいは複数個のインク粒子を衝突させるこ
    とを特徴とする請求項1、2又3に記載のインクジェッ
    ト方式。
  5. 【請求項5】前記裏面の画素は前記印刷表面の画素の間
    引きした画素であることを特徴とする請求項4記載のイ
    ンクジェット方式
  6. 【請求項6】前記同一の画素に複数個のインク粒子を衝
    突させる手段として、アンダーカラーリムーバルにおけ
    る黒インクで置き換えるレベルを通常よりも低いレベル
    に設定することを特徴とする請求項5記載のインクジェ
    ット方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005153389A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット記録装置

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