JP2003093663A

JP2003093663A - 遊技機

Info

Publication number: JP2003093663A
Application number: JP2001289215A
Authority: JP
Inventors: Takatoshi Takemoto; 孝俊武本; Masayuki Tsurumi; 正行鶴見
Original assignee: Ace Denken KK
Current assignee: Ace Denken KK
Priority date: 2001-09-21
Filing date: 2001-09-21
Publication date: 2003-04-02

Abstract

(57)【要約】【課題】遊技者のスリルと興奮を十分に喚起できる興趣
に富んだ遊技機を提供する。【解決手段】第３始動検出手段１２１Ｃによる球の検出
に基づいて直接的に可変入賞装置１５０の可変動作が実
行され、第１始動検出手段１２１Ａあるいは第２始動検
出手段１２１Ｂによる球の検出に基づいて可変表示装置
３１０あるいは第２可変表示装置３２０の可変表示が実
行され、実行結果が特定表示態様になると、可変入賞装
置１５０の可変動作が間接的に実行されるようにし、従
来の異なる機種間における遊技方法を融合させて、全く
新しい遊技方法を演出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に球を
打ち出す遊技で所定の条件が成立すると遊技者に有利な
遊技価値を付与する遊技機に関する。ここで遊技機と
は、主としてパチンコ機を指すものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の遊技機としてパチンコ機
が一般に広く知られているが、このパチンコ機にも色々
な種類がある。大まかに言えば、第１種遊技機（フィー
バー機）や第２種遊技機（羽根物）などに代表されるよ
うに、様々な遊技方法を楽しめる機種が存在する。

【０００３】第１種遊技機は、始動口へ球が入賞すると
可変表示装置に複数種類の識別情報が可変表示され、こ
の表示結果が特定表示態様となった場合に遊技者に有利
な遊技価値を発生させるものである。また、第２種遊技
機は、機械仕掛けのメイン役物内に入った球がその内部
の特別入賞口に入賞した場合に遊技価値を発生させるも
のである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のパチンコ機では、第１種あるいは第２種
などの何れの機種であっても、それぞれの機種が属する
分類範囲内で遊技方法がほぼ特定のパターンに類型化さ
れてしまっており、遊技内容がマンネリ化して新鮮味に
欠けてしまう傾向にあった。

【０００５】また、第２種遊技機にあっては、機械仕掛
けのメイン役物にある一対の可動翼の開閉動作に最大の
特徴があるのだが、その開閉動作は機械式であるゆえに
単調となりやすく、しかもこの可動翼の開閉だけでは、
球の入賞度合いを想像することが難しくまた調整するこ
とが困難という問題もあった。

【０００６】本発明は、以上のような従来の技術が有す
る問題点に着目してなされたもので、従来の異なる機種
間における遊技方法を融合させて、全く新しい遊技方法
を演出することにより、遊技者のスリルと興奮を十分に
喚起できる興趣に富んだ遊技機を提供することを目的と
している。

【０００７】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。［１］遊技盤に形成された遊技領域（１７）に、可変表
示装置（３１０）と、第２可変表示装置（３２０）と、
可変入賞装置（１５０）と、複数の始動検出手段（１２
１Ａ〜１２１Ｄ）とを備える他、これらを制御する遊技
制御手段（１００、３００）を備えて成り、遊技中に所
定の条件が成立すると遊技者に有利な遊技価値を付与す
る遊技機において、前記可変表示装置（３１０）は、複
数種類の識別情報を可変表示可能に設けられ、前記第２
可変表示装置（３２０）は、複数種類の識別情報を可変
表示可能に設けられ、前記可変入賞装置（１５０）は画
面（１５０ａ）上に表示されるものであり、該画面（１
５０ａ）上に、遊技者にとって有利な状態と不利な状態
とに可変動作する条件変更手段（１５１）と、仮想の球
が入賞し得る入賞領域とを表示して成り、前記始動検出
手段は入賞した球を検出するものであり、前記遊技制御
手段（１００、３００）は、前記複数の始動検出手段
（１２１Ａ〜１２１Ｄ）の中の第１始動検出手段（１２
１Ａ）による球の検出に基づいて、前記可変表示装置
（３１０）の可変表示を実行し、該可変表示の実行結果
が予め定めた特定表示態様となった場合に、前記可変入
賞装置（１５０）の可変動作を実行し、前記複数の始動
検出手段（１２１Ａ〜１２１Ｄ）の中の第２始動検出手
段（１２１Ｂ）による球の検出に基づいて、前記第２可
変表示装置（３２０）の可変表示を実行し、該可変表示
の実行結果が予め定めた特定表示態様となり、かつ、そ
の後の前記複数の始動検出手段（１２１Ａ〜１２１Ｄ）
の中の第４始動検出手段（１２１Ｄ）による球の検出に
基づいて、前記可変入賞装置（１５０）の可変動作を実
行し、前記複数の始動検出手段（１２１Ａ〜１２Ｄ）の
中の第３始動検出手段（１２１Ｃ）による球の検出に基
づいて、前記可変入賞装置（１５０）の可変動作を実行
することを特徴とする遊技機。

【０００８】［２］前記遊技制御手段（１００、３０
０）は、前記第１始動検出手段（１２１Ａ）、前記第３
始動検出手段（１２１Ｃ）および前記第４始動検出手段
（１２１Ｄ）の各々による球の検出に基づいて、該各々
の始動検出手段に対応した回数を上限として前記可変入
賞装置（１５０）の可変動作を実行することを特徴とす
る［１］に記載の遊技機。

【０００９】［３］前記可変入賞装置（１５０）の入賞
領域は、通常入賞口（１５４）および特定入賞口（１５
５）を有し、前記遊技制御手段（１００、３００）は、
前記第１始動検出手段（１２１Ａ）、前記第３始動検出
手段（１２１Ｃ）および前記第４始動検出手段（１２１
Ｄ）の各々による球の検出に基づいて、該各々の始動検
出手段に対応した回数を上限として前記可変入賞装置
（１５０）の可変動作を実行し、前記遊技制御手段（１
００、３００）は、前記特定入賞口（１５５）に球が入
賞した場合に、前記第１始動検出手段（１２１Ａ）、前
記第３始動検出手段（１２１Ｃ）および前記第４始動検
出手段（１２１Ｄ）の各々による球の検出に基づいた前
記可変入賞装置（１５０）の可変動作を終了せず、前記
通常入賞口（１５４）に球が入賞した場合に、前記第１
始動検出手段（１２１Ａ）および前記第４始動検出手段
（１２１Ｄ）の各々による球の検出に基づいた前記可変
入賞装置（１５０）の可変動作を終了しない一方、前記
第３始動検出手段（１２１Ｃ）による球の検出に基づい
た前記可変入賞装置（１５０）の可変動作を終了するこ
とを特徴とする［１］に記載の遊技機。

【００１０】［４］前記第３始動検出手段（１２１Ｃ）
に係る始動口（２１Ｃ）は、前記複数の始動検出手段
（１２１Ａ〜１２１Ｄ）の中で前記第３始動検出手段
（１２１Ｃ）により球を検出する確率が最も高くなるよ
うな位置に配設されていることを特徴とする［１］に記
載の遊技機。

【００１１】［５］前記可変表示装置（３１０）および
前記第２可変表示装置（３２０）の各々の可変表示の実
行結果が予め定めた特定表示態様とそれぞれなった場合
に、いずれの特定表示態様を優先して遊技を進行するべ
きであるかを監視する優先監視手段（１１００）を備え
たことを特徴とする［１］に記載の遊技機。

【００１２】［６］前記優先監視手段（１１００）は、
前記可変表示装置（３１０）および前記第２可変表示装
置（３２０）の各々の可変表示の始動時の差が所定時間
内であるとき、監視することを特徴とする［５］に記載
の遊技機。

【００１３】［７］前記優先監視手段（１１００）は、
前記可変表示装置（３１０）および前記第２可変表示装
置（３２０）の各々の可変表示の停止時に、監視するこ
とを特徴とする［５］に記載の遊技機。

【００１４】［８］前記遊技制御手段（１００、３０
０）は、前記特定表示態様となって、前記可変入賞装置
（１５０）の可変動作を実行するとき、前記可変表示装
置（３１０）の可変表示の実行結果と、前記第２可変表
示装置（３２０）の可変表示の実行結果とのいずれに基
づいたものであるかを視覚あるいは聴覚で認識させるこ
とを特徴とする［１］に記載の遊技機。

【００１５】［９］ロータ（Ｒ１）と可動片開閉用の始
動口（２１Ｄ）とを有し、前記ロータ（Ｒ１）は、球が
入賞可能な状態と球が入賞不能な状態とに回転可能な権
利物用の役物であり、前記第２可変表示装置（３２０）
の可変表示の実行結果が予め定めた特定表示態様となる
と、入賞した球と共に回転するものであり、前記可動片
開閉用の始動口（２１Ｄ）は、前記ロータ（Ｒ１）が回
転した際に該ロータ（Ｒ１）から落下した球が入賞可能
なものであって、前記可動片開閉用の始動口（２１Ｄ）
の内部に、前記第４始動検出手段（１２１Ｄ）が設けら
れていることを特徴とする［１］に記載の遊技機。

【００１６】［１０］前記条件変更手段（１５１）を有
する可変入賞装置（１５０）の傍らに、球を遊技領域
（１７）の裏側に取り込む取込口（１８）を開設し、該
取込口（１８）に入賞した球を仮想の球に見立てて、前
記可変入賞装置（１５０）の画面（１５０ａ）上に球図
柄として出現させて可変表示することを特徴とする
［１］に記載の遊技機。

【００１７】［１１］前記取込口（１８）の周囲に障害
釘（１９）を配置し、該障害釘（１９）の配置態様によ
り前記可変入賞装置（１５０）の入賞領域に対する球の
入賞難易を調整可能にすることを特徴とする［１０］に
記載の遊技機。

【００１８】［１２］前記遊技制御手段（１００、３０
０）は、前記可変表示装置（３１０）に映像信号を出力
するための第１の画像制御ＩＣ（３０４ａ）と、前記第
２可変表示装置（３２０）に映像信号を出力するための
第２の画像制御ＩＣ（３０４ｂ）と、前記可変入賞装置
（１５０）に映像信号を出力するための第３の画像制御
ＩＣ（３０４ｃ）とを有していることを特徴とする
［１］に記載の遊技機。

【００１９】［１３］前記遊技制御手段（１００、３０
０）は、前記可変表示装置（３１０）を表示制御するた
めの第１の表示器制御基板（３００ａ）と、前記第２可
変表示装置（３２０）を表示制御するための第２の表示
器制御基板（３００ｂ）と、前記可変入賞装置（１５
０）を表示制御するための第３の表示器制御基板（３０
０ｃ）とを有していることを特徴とする［１］に記載の
遊技機。

【００２０】前記本発明は次のように作用する。本発明
に係る遊技機によれば、第３始動検出手段（１２１Ｃ）
による球の検出に基づいて可変入賞装置（１５０）の可
変動作が実行される。

【００２１】可変入賞装置（１５０）は画面（１５０
ａ）上に表示されるものであり、該画面（１５０ａ）上
に、遊技者にとって有利な状態と不利な状態とに可変動
作する条件変更手段（１５１）と、仮想の球が入賞し得
る入賞領域とが表示される。このように、可変入賞装置
（１５０）は画面（１５０ａ）上に表示されるものであ
り、機械式の動作に何ら制約されることなく、斬新で自
由な動作を表現することが可能であり、しかも表示制御
によって、球の入賞度合いを容易に調整することも可能
となる。

【００２２】一方、第１始動検出手段（１２１Ａ）によ
る球の検出に基づいて、前記可変表示装置（３１０）の
可変表示が実行される。可変表示装置（３１０）におけ
る可変表示は、複数種類の識別情報が可変表示された後
に様々な組み合わせで停止表示するものであるが、前記
可変表示装置（３１０）における可変表示の実行結果が
予め定めた特定表示態様となった場合には、この実行結
果に対応した所定の開閉態様で前記可変入賞装置（１５
０）の可変動作が実行される。

【００２３】このように、可変表示装置（３１０）の表
示と可変入賞装置（１５０）の可変動作とを組み合わせ
ることにより、遊技が変化に富むものとなり、遊技全体
の興趣を高めることができる。

【００２４】また、一方、第２始動検出手段（１２１
Ｂ）による球の検出に基づいて、前記第２可変表示装置
（３２０）の可変表示が実行される。第２可変表示装置
（３２０）における可変表示は、複数種類の識別情報が
可変表示された後に様々な組み合わせで停止表示するも
のであるが、前記第２可変表示装置（３２０）における
可変表示の実行結果が予め定めた特定表示態様となった
場合に、その後、第４始動検出手段（１２１Ｄ）による
球の検出に基づいて、前記可変入賞装置（１５０）の可
変動作が実行される。

【００２５】このように、第２可変表示装置（３２０）
の表示と可変入賞装置（１５０）の可変動作とを組み合
わせることにより、また、第４始動検出手段（１２１
Ｄ）による球の検出を条件に加えることにより、遊技が
より変化に富むものとなり、遊技全体の興趣をさらに高
めることができる。

【００２６】また、第１始動検出手段（１２１Ａ）、第
３始動検出手段（１２１Ｃ）および第４始動検出手段
（１２１Ｄ）の各々による球の検出に基づいて、可変表
示装置の可変動作がそれぞれ実行されるが、その際に、
各々の始動検出手段に対応した回数を上限として可変入
賞装置（１５０）の可変動作が実行される。

【００２７】そして、可変入賞装置（１５０）が不利な
状態から有利な状態に可変動作すると、入賞領域に球が
入賞し易くなり、入賞領域に入賞した球が１０個になる
と、あるいは、有利な状態に可変動作してから所定時間
が経過すると、可変入賞装置（１５０）が有利な状態か
ら不利な状態に可変動作し、１回分の可変動作が終了す
る。可変入賞装置（１５０）の可変動作の回数は例え
ば、１０回〜１６回を上限とするものである。

【００２８】可変入賞装置（１５０）の入賞領域が有利
な状態に可変動作して、入賞領域に球が入賞すると、入
賞する球１個に対して所定数の賞球が払い出される。

【００２９】しかしながら、入賞領域が通常入賞口（１
５４）および特定入賞口（１５５）を有しているもので
は、次のように作用する。

【００３０】すなわち、特定入賞口（１５５）に球が入
賞した場合に、第１始動検出手段（１２１Ａ）、第３始
動検出手段（１２１Ｃ）および第４始動検出手段（１２
１Ｄ）の各々による球の検出に基づいた可変入賞装置
（１５０）の可変動作は終了しない。すなわち、球が入
賞する所が特定入賞口（１５５）であれば、可変入賞装
置（１５０）の可変動作は、所定回数を上限として継続
する。

【００３１】一方、通常入賞口（１５４）に球が入賞し
た場合に、第１始動検出手段（１２１Ａ）および第４始
動検出手段（１２１Ｄ）の各々による球の検出に基づい
た可変入賞装置（１５０）の可変動作は終了しないが、
第３始動検出手段（１２１Ｃ）による球の検出に基づい
た可変入賞装置（１５０）の可変動作は終了する。すな
わち、球が入賞する所が通常入賞口（１５４）であっ
て、かつ、第３始動検出手段（１２１Ｃ）による球の検
出に基づいた可変入賞装置（１５０）の可変動作であれ
ば、可変入賞装置（１５０）の可変動作は、上限の回数
に達していなくても、終了して継続しない。すなわち、
可変入賞装置（１５０）の可変動作が第３始動検出手段
（１２１Ｃ）による球の検出に基づいたものであると
き、遊技者は、特定入賞口（１５５）または通常入賞口
（１５４）のどちらに球が入賞するかのスリルを味わう
ことができる。

【００３２】また、可変入賞装置（１５０）の可変動作
は、第３始動検出手段（１２１Ｃ）による球の検出に基
づいたものが、可変表示における特定表示態様の成否に
関係なく実行されるので、遊技者に有利なものとなる。
そのような第３始動検出手段（１２１Ｃ）に係る始動口
（２１Ｃ）は、前記複数の始動検出手段（１２１Ａ〜１
２１Ｄ）の中で前記第３始動検出手段（１２１Ｃ）によ
り球を検出する確率が最も高くなるような位置に配設さ
れることで、さらに、遊技者にとって有利なものとな
る。

【００３３】本遊技機は、可変表示装置（３１０）およ
び前記第２可変表示装置（３２０）を設けているので、
可変表示装置（３１０）および前記第２可変表示装置
（３２０）の各々の可変表示の実行結果が予め定めた特
定表示態様にそれぞれ同時にあるいは前後してなる場合
が発生する。そのような場合に、いずれの特定表示態様
を優先して遊技を進行するのかを監視するために優先監
視手段（１１００）を備えている。

【００３４】この優先監視手段（１１００）は、可変表
示装置（３１０）および第２可変表示装置（３２０）の
各々の可変表示の始動時の差が所定時間内であるとき、
監視するようにしてもよく、可変表示装置（３１０）お
よび第２可変表示装置（３２０）の各々の可変表示の停
止時に、監視するようにしてもよい。すなわち、優先監
視手段（１１００）は、絶えず監視するのではなく、必
要に応じて監視する。また、前記所定時間は、例えば１
秒、５秒、１０秒であり、また、０秒すなわち同時も含
まれている。

【００３５】そして、可変入賞装置（１５０）の可変動
作を実行するとき、可変表示装置（３１０）の可変表示
の実行結果と、第２可変表示装置（３２０）の可変表示
の実行結果とのいずれに基づいたものであるかを視覚あ
るいは聴覚で認識させる。遊技者が視覚などで認識する
ことができることで、可変入賞装置（１５０）の可変動
作の予定される上限回数などが判り、遊技の進行を正確
に判断することができる。

【００３６】前述したように、第２可変表示装置（３２
０）における可変表示の実行結果が予め定めた特定表示
態様となった場合に、その後、第４始動検出手段（１２
１Ｄ）による球の検出に基づいて、可変入賞装置（１５
０）の可変動作が実行される。

【００３７】また、ロータ（Ｒ１）と可動片開閉用の始
動口（２１Ｄ）とを有しているものがあり、そのロータ
（Ｒ１）は、球が入賞可能な状態と球が入賞不能な状態
とに回転可能な権利物用の役物である。第２可変表示装
置（３２０）における可変表示の実行結果が予め定めた
特定表示態様となった場合に、ロータ（Ｒ１）が入賞し
た球と共に回転し、ロータ（Ｒ１）が回転した際にロー
タ（Ｒ１）から落下した球が可動片開閉用の始動口（２
１Ｄ）に入賞可能になっている。その可動片開閉用の始
動口（２１Ｄ）の内部に、第４始動検出手段（１２１
Ｄ）が設けられている。

【００３８】したがって、第２始動検出手段（１２１
Ｂ）による球の検出から、第２可変表示装置（３２０）
の可変表示の実行結果が特定表示態様になるのを経て、
第４始動検出手段（１２１Ｄ）による球の検出まで、複
数の条件の成立の下で、可変入賞装置（１５０）の可変
動作が実行されるようになり、遊技が単調にならない
で、遊技性が高まる。

【００３９】前記可変入賞装置（１５０）の傍らに、球
を遊技領域（１７）の裏側に取り込む取込口（１８）を
開設し、該取込口（１８）に入賞した球を仮想の球に見
立てて、前記可変入賞装置（１５０）の画面上に球図柄
（Ｐ）として出現させて可変表示すれば、実際に遊技領
域（１７）を流下する球と、前記可変入賞装置（１５
０）に表示される球図柄（Ｐ）とを、同一の球の如く見
かけ上関連付けることができ、遊技者が違和感を感じる
こともない。

【００４０】ここで、前記取込口（１８）の周囲に障害
釘（１９）を配置し、該障害釘（１９）の配置態様によ
って、前記可変入賞装置（１５０）の入賞領域に対する
球の入賞難易を調整することができる。かかる場合、例
えば前記可変入賞装置（１５０）の表示においては、前
記条件変更手段（１５１）による可変動作により球が一
律に入賞しやすいように制御することを前提とし、前記
障害釘（１９）の配置の如何により前記取込口（１８）
に対して球を入賞しやすくしたり、逆に入賞しがたいよ
うに任意に調整可能とする。

【００４１】あるいはまた、前記可変入賞装置（１５
０）の画面（１５０ａ）上における前記球図柄（Ｐ）お
よび条件変更手段図柄（１５１）の表示制御により、前
記可変入賞装置（１５０）の入賞領域に対する球の入賞
難易を調整するようにしてもよい。かかる場合、例えば
前記取込口（１８）には障害釘（１９）により球が一律
に入賞しやすいように設定しておき、前記球図柄（Ｐ）
および条件変更手段図柄（１５１）の表示制御により、
球図柄（Ｐ）を入賞しやすくしたり、逆に入賞しがたい
ように任意に調整可能とする。

【００４２】可変表示装置（３１０）、第２可変表示装
置（３２０）および、可変入賞装置（１５０）に対し
て、第１の表示器制御基板（３００ａ）、第２の表示器
制御基板（３００ｂ）および、第３の表示器制御基板
（３００ｃ）をそれぞれ設けたので、可変表示装置（３
１０）、第２可変表示装置（３２０）および、可変入賞
装置（１５０）は相互に独立して動作可能になり、ま
た、第１の表示器制御基板（３００ａ）を可変表示装置
（３１０）に組み付け、第２の表示器制御基板（３００
ｂ）を第２可変表示装置（３２０）に組み付け、あるい
は、第３の表示器制御基板（３００ｃ）を可変入賞装置
（１５０）に組み付けておけば、部品の取扱や配線作業
が容易になり、組立性が向上する。

【００４３】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施の形態を説明する。図１〜図１２は本発明の一
実施の形態に係る遊技機を示している。本実施の形態に
係る遊技機は、遊技盤２上に球を打ち出す遊技を実行す
る遊技機本体１と、これに付設されプリペイドカードの
挿入により球を貸し出すカードユニット（ＣＲ球貸機）
ｂから成る。

【００４４】先ず遊技機本体１全体の概要を説明する。
図１は遊技機本体１とカードユニットｂの前面図であ
る。遊技機本体１は、遊技機の特定遊技状態を点灯によ
って報知する遊技機状態ランプ４２２と、額縁状に形成
され正面のガラスを固定するガラス枠１１と、該ガラス
枠の後方にガラス枠１１の開放を検出するためのガラス
枠開放検出スイッチ１３２と、遊技者によって発射され
た球が移動しゲームを進行させるための部品が取り付け
られている遊技盤２が着脱自在に取り付けられている。

【００４５】ガラス枠１１の下部表面には、貸出球や払
出球を貯留する上受け皿３と、該上受け皿３から溢れた
球を貯留する下受け皿４と、前記上受け皿３に貯留した
球を抜き出すための上受け皿球抜きレバー７と、前記下
受け皿４に貯留した球を抜き出すための下受け皿球抜き
レバー８と、遊技者が打球操作するための打球操作ハン
ドル５とが設けられている。また、打球操作ハンドル５
には、球の発射を停止するための発射停止スイッチ６５
２が設けられている。なお、下受け皿４の傍らには、喫
煙者用の灰皿６も設けられている。

【００４６】更にカードユニットｂの操作を遊技者が行
うための装置として、有価価値カードの残余度数を表示
し確認するための度数表示部１２と、球の貸出指示を行
うための貸出ボタン９と、有価価値カードの返却指示を
行うための返却ボタン１０が上受け皿３の近傍に設けら
れ、それらの出力端子は遊技機背面の操作パネル基板ａ
にそれぞれ接続されている。

【００４７】図２は遊技機本体１とカードユニットｂの
背面図である。遊技機本体１の背面には各種機能別の制
御基板と部品等で構成されている。ここで制御基板とし
て、遊技全体の動作を管理し制御する主基板１００と、
該主基板１００からの指示情報をパラレル通信により受
信し賞品球の払出動作と、カードユニット接続基板９０
０とカードユニット通信を行うことにより貸球動作の制
御を行う払出制御基板２００と、球の発射を制御する発
射制御基板６００と、該発射制御基板６００によって制
御される発射モータ６５３と、各基板に所定の電力を供
給する電源基板７００と、主基板１００からの賞球情報
が入力され、払出制御基板２００からの球貸情報が入力
され、かつ、外部機器と接続し枠用外部情報（賞球信
号、球貸し信号、球切れ信号）を出力するための枠用外
部端子板８００と、カードユニットｂと接続するための
カードユニット接続基板９００が設けられている。

【００４８】また、保護カバー９３内には、表示器制御
基板３００、ランプ制御基板４００、音声制御基板５０
０等が遊技盤２に設けられている。それぞれの制御基板
は専用のケースに納められ、外部からのゴミや他の設備
機器からのこぼれ球、更には静電気、電気ノイズからも
保護されるようにしている。中でも主基板１００のケー
スは、専用のネジを使用し所定の回数だけ開閉できる構
造となっている。

【００４９】次に、パチンコ球補給装置から受ける球の
流路について説明する。図２において、パチンコ球補給
装置（図示せず）から補給された球は、遊技機上部のタ
ンクユニット９０に貯留され、賞品球の払出および貸球
動作が行われる毎に、球はシュートユニット９１、払出
ユニット９２を通過し上受け皿３へ送出される。

【００５０】タンクユニット９０は、パチンコ球補給装
置から補給される球を貯留するものであり、該タンクユ
ニット９０の底面には、賞球タンク球有無スイッチ８０
１と球ならし９４が設けられている。賞球タンク球有無
スイッチ８０１は、タンクユニット９０に貯留される球
の有無を検出するスイッチであり、貯留する球の重みに
よってスイッチが入力され、その検出信号は枠用外部端
子板８００を経由し外部へ出力される。

【００５１】また、球ならし９４は、シュートユニット
９１のレーンを流れる球が球圧により隆起しないように
球を均すためのものである。タンクユニット９０の底面
は傾斜しており、シュートユニット９１と接合する部分
に球が集合し落下する構造になっている。

【００５２】シュートユニット９１は、前記タンクユニ
ット９０から流下してくる球を二つのレーンに分け整列
する。球が払出ユニット９５に向かう途中には前記球な
らし９４によって球圧による隆起が押さえられるが、更
に球ならし９５によってより効果的に球を均すように
し、払出ユニット９２へ送り込むようにしてある。

【００５３】また、シュートユニット９１の球通路上に
は、シュート球切れスイッチ１３１が設けられている。
シュート球切れスイッチ１３１は、払出ユニット９２ま
での球の有無を検出するスイッチであり、その検出信号
は主基板１００に入力され球の有無が監視される。この
スイッチ１３１は、前記賞球タンク球有無スイッチ８０
１と用途は類似するが、主基板１００との接続有無が大
きな違いとなる。

【００５４】払出ユニット９２は、前記上受け皿３まで
の球通路を形成するとともに、球通路上に、球を送り出
すための払出モータ２２２と、球の流れ（落下）を抑制
する払出停止ソレノイド２２３と、貸出球と払出球の経
路を切換る経路切換ソレノイド２２４と、払出球を検出
するための賞球検出スイッチ１３０と、貸出球を検出す
るための球貸し検出スイッチ２２０等が設けられてい
る。

【００５５】前記払出モータ２２２と払出停止ソレノイ
ド２２３は、前記払出制御基板２００と接続され制御さ
れる。主基板１００から払出制御基板２００に所定の球
の払出要求があると、払出制御基板２００は、前記経路
切換ソレノイド２２４を作動させ、球の経路を払出球側
へとし、払出モータ２２２と払出停止ソレノイド２２３
によって球を上受け皿３へ送出する。

【００５６】また、遊技者の操作により、カードユニッ
トｂからカードユニット接続基板９００を介して、払出
制御基板２００に所定の球の貸出要求信号が入力される
と、払出制御基板２００は前記経路切換ソレノイド２２
４を作動させ、球の経路を貸出球側へとし、払出モータ
２２２と払出停止ソレノイド２２３によって球を上受け
皿３へ送出する。

【００５７】また、要求の内容によって球経路を可変と
しているのは、賞球検出スイッチ１３０と前記球貸し検
出スイッチ２２０によって、それぞれの所定の球数のカ
ウントを分けて確実に計数するためである。更に、賞球
検出スイッチ１３０は主基板１００に接続され、払出制
御基板２００と同様に所定の球数のカウントを行い、よ
り正確に払出が行われたことを確認できるようにしてい
る。

【００５８】前記上受け皿３からの溢れ球が下受け皿４
へ流下するように形成された球通路上には、オーバフロ
ースイッチ１３３が設けられている。前記下受け皿４に
貯留した球が一杯になり、該オーバフロースイッチ１３
３の設置位置まで球が達すると、その貯留した球の球圧
によってスイッチが入力され、その検出信号は主基板１
００へ入力される。主基板１００は前記オーバフロース
イッチ１３３の入力を検出すると、払出制御基板２００
に対して球の発射を停止するように指示情報を出力す
る。

【００５９】図３は遊技盤２の正面図である。遊技盤２
の正面には、発射された球を遊技領域１７へ導くための
誘導レール１６と、遊技領域１７に導かれた遊技球の流
れに変化を与えるための釘（図示省略）や風車１５と、
各入賞口と、各始動口２１Ａ、２１Ｂ、２１Ｃと、可動
片開閉用の始動口２１Ｄと、各始動口２１Ａ、２１Ｂ、
２１Ｃに入賞した球を検出する始動口スイッチである第
１始動検出手段１２１Ａ（図５参照）、第２始動検出手
段１２１Ｂ、第３始動検出手段１２１Ｃ（図５参照）
と、可動片開閉用の始動口２１Ｄに入賞した球を検出す
る始動口スイッチである第４始動検出手段１２１Ｄ（図
５参照）が設けられている。各始動口２１Ａ、２１Ｂ、
２１Ｃは、上下方向に並べられて配置されている。上段
の始動口２１Ｃは、下段の始動口２１Ａや中段の始動口
２１Ｂに対し、最も入賞する確率が高くなるように配置
されている。

【００６０】可動片開閉用の始動口２１Ｄは、ロータＲ
１とともに回転入賞手段を構成している。回転入賞手段
は、遊技領域１７の右端に配されている。

【００６１】ロータＲ１は、可動片開閉用の始動口２１
Ｄの上方に配され、球が入賞可能な状態と球が入賞不能
な状態とに回転可能な権利物用の役物であり、第２可変
表示装置３２０の可変表示の実行結果が予め定めた特定
表示態様となると、主基板１００がロータ駆動手段（図
示省略）を制御することで、入賞した球と共に回転する
ものである。

【００６２】具体的には、ロータＲ１は、丸枠内に回転
可能に配設され、丸枠の上端側は切り欠かれており、ロ
ータＲ１の一端側には球が入り込む入賞溝が形成されて
いる。丸枠の上端側切欠にロータＲ１の入賞溝が合致す
ると、球が入賞可能な状態となり、上端側切欠に入賞溝
が合致しないとき球が入賞不能な状態となる。

【００６３】また、可動片開閉用の始動口２１Ｄは、ロ
ータＲ１が回転してその入賞溝から落下した球が入賞可
能なものであって、可動片開閉用の始動口２１Ｄの内部
に、第４始動検出手段１２１Ｄが設けられている。

【００６４】この他にも、遊技盤２の正面には、複数種
類の識別情報を可変表示する可変表示装置３１０と、同
じく、複数種類の識別情報を可変表示する第２可変表示
装置３２０と、遊技者にとって有利な状態と不利な状態
とに可変動作する様子が画面１５０ａ上に表示される可
変入賞装置１５０とが設けられている。第２可変表示装
置３２０は第２始動検出手段１２１Ｂの検出信号によ
り、複数種類の普通図柄の可変表示を行うよう設定され
ている。

【００６５】遊技盤２の最下部には、遊技球が遊技領域
１７内の各入賞口の何れにも入らず落下した球を、遊技
機外に排出するためのアウト口２９が設けられている。
アウト口２９に球が入った場合には、遊技者に何らの特
典も与えられず、賞品球の払い出しも行われない。

【００６６】更に装飾ランプとして、可変表示装置３１
０を作動させるための保留球数（始動口２１Ａに入賞し
た球数で最大数は４個）を遊技者に報知するための特別
図柄保留ＬＥＤ４２０、第２可変表示装置３２０を作動
させるための保留球数（第２始動検出手段１２１Ｂによ
り検出した球数で最大数は４個）を遊技者に報知するた
めの第２特別図柄保留ＬＥＤ４２９、サイドケースラン
プ４２３、遊技枠状態ランプ４２４、サイドＬＥＤ４２
８等が設けられている。

【００６７】また入賞口としては、前記各始動口２１
Ａ、２１Ｂ、２１Ｃ、可動片開閉用の始動口２１Ｄの
他、右袖入賞口２２ａ、左袖入賞口２２ｂなどが設けら
れている。遊技球が各入賞口に入賞すると、各入賞口に
付設されたスイッチにより入賞球が検出され、入賞球が
検出されるごとに各入賞口に割り当てられた所定の賞品
球が払い出される。

【００６８】図４は遊技盤２の背面図である。遊技盤２
の背面には、既に図２で示したものと同様に、各種の制
御基板やその関連部品等が組み付けられている。制御基
板としては、可変表示装置３１０、第２可変表示装置３
２０の制御を行う表示器制御基板３００、前記装飾ラン
プの制御を行うランプ制御基板４００、音声の制御を行
う音声制御基板５００、外部機器と接続し盤用外部情報
（大当たり１信号、大当たり２信号、図柄確定回数信
号）を出力するための盤用外部端子板８５０等が設けら
れている。

【００６９】各入賞口の入賞球を検出するためのスイッ
チとして、始動口スイッチである始動検出手段１２１Ａ
〜１２１Ｄ、右袖入賞口スイッチ１２２ａ、左袖入賞口
スイッチ１２２ｂ等が各入賞口付近に設置されている。
各入賞口のスイッチは、それぞれの入賞口付近に設けて
いるが、入賞球が遊技機外に排出されるまでの通路上に
配置することもできる。

【００７０】各入賞口に球が入賞すると、各入賞口スイ
ッチにより検知され、検知される毎に、各入賞口毎に割
り当てられた次の所定の賞品球の払出が行われる。始動
口２１Ａ〜２１Ｃ、可動片開閉用の始動口２１Ｄには５
発、右袖入賞口２２ａ、左袖入賞口２２ｂには８発、可
変入賞装置１５０には１５発と割り当てられている。賞
品球数の割り当ては入賞口毎に固定化しているが、任意
に変更することもできる。

【００７１】役物を可変動作させる関連装置には、普通
電動役物の拡縮動作するための普通電動役物ソレノイド
１３６ａ、１３６ｂ、１３６ｃが設けられている。

【００７２】次に遊技盤２上の主要な構成要素について
さらに詳細に説明する。前記始動口２１Ａ〜２１Ｃは、
一般に始動チャッカーと称されるものである。

【００７３】始動口２１Ａ、２１Ｂ、２１Ｃは、その左
右両端に一対の可動片から成る条件変更手段を備え、普
通電動役物ソレノイド１３６ａ、１３６ｂ、１３６ｃか
ら成る駆動源で各可動片を開閉させるようにし、すなわ
ち、始動口２１Ａ、２１Ｂ、２１Ｃが、各可動片の開閉
動作により、球が入賞し難い通常の閉状態と入賞し易い
開状態に変化する、いわゆる電動チューリップ役物とし
て構成されている。

【００７４】下段の始動口２１Ａに球が入賞すること
が、次述する可変表示装置３１０で可変表示が実行され
るための始動条件として設定されている。また、中段の
始動口２１Ｂに球が入賞することが、第２可変表示装置
３２０で可変表示が実行されるための始動条件として設
定されている。さらに、上段の始動口２１Ｃに球が入賞
することが、可変入賞装置１５０の可変動作が実行され
るための始動条件として設定されている。

【００７５】第１始動検出手段１２１Ａ〜第４始動検出
手段１２１Ｄは入賞球を検知してＯＮになると、それぞ
れ固有の始動入賞信号を主基板（遊技制御基板）１００
に出力するものである。なお、第１始動検出手段１２１
Ａ〜第４始動検出手段１２１Ｄは、例えば光センサ、近
接センサ、あるいは磁気センサなどの各種センサにより
構成すればよい。

【００７６】前記可変入賞装置１５０は機械式の役物で
はなく画面１５０ａ上に表示されるものとして構成され
ている。画面１５０ａは、後述する可変表示装置３１０
と同様に液晶ユニットから成る。かかる画面１５０ａ上
には、遊技者にとって有利な状態と不利な状態とに可変
動作する条件変更手段である一対の可動翼１５１を備え
た入賞領域が予め表示されており、また仮想の球である
球図柄Ｐが適宜表示される。

【００７７】各可動片１５１は、通常は互いに近接する
ように上方へ延びる閉状態（不利な状態）に表示される
が、可変動作時には、それぞれ左右に広がる開状態（有
利な状態）に変化して見かけ上は入賞容易な状態とな
る。また、入賞領域の内部には球を受け入れる通常入賞
口１５４および特定入賞口１５５が表示されている。

【００７８】また、可変入賞装置１５０の真上傍らに
は、実際の球を遊技領域１７の裏側に取り込む取込口１
８が開設されており、この取込口１８に入賞した球が仮
想の球に見立てられて、前記画面１５０ａ上に球図柄Ｐ
として出現させて可変表示されるようになっている。そ
れにより、実際に遊技領域１７を流下する球と、前記可
変入賞装置１５０に表示される球図柄Ｐとが、同一の球
の如く見かけ上関連付けられることになり、遊技者が違
和感を感じることもない。なお取込口１８の近傍には、
取込口１８に入った球を検知する取込口スイッチ１２９
が設けてある。取込口スイッチ１２９の出力信号はゲー
ト回路１１０ｂを通じてＣＰＵ１０２に入力されてい
る。

【００７９】本実施の形態では、前記可変入賞装置１５
０の画面１５０ａ上における前記球図柄Ｐおよび各可動
翼１５１の表示制御により、前記可変入賞装置１５０の
入賞領域に対する球の入賞難易を調整するように設定さ
れている。かかる場合、前記取込口１８には障害釘１９
により球が一律に入賞しやすいように設定されており、
前記球図柄Ｐおよび各可動翼１５１の表示制御により、
球図柄Ｐを入賞しやすくしたり、逆に入賞しがたいよう
に任意に調整することができる。なお、各可動翼１５１
が閉状態にある際には、取込口１８に球が入賞しても障
害部材の存在により、球図柄Ｐは画面１５０ａ上に現れ
ないようになっている。

【００８０】前記障害釘１９の配置態様によって、前記
可変入賞装置１５０の入賞領域に対する球の入賞難易を
調整するようにしてもよい。かかる場合、例えば、前記
可変入賞装置１５０の表示においては、前記可動翼１５
１による可変動作により球が一律に入賞しやすいように
制御することを前提とし、前記障害釘１９の配置の如何
によって、前記取込口１８に対して球を入賞しやすくし
たり、逆に入賞しがたいように任意に調整可能とする。

【００８１】前記可変表示装置３１０は、その画面中に
識別情報としての各種図柄を可変表示可能な表示領域を
備えるものであり、液晶ユニットにより構成されている
が、ＣＲＴ表示器、ドラムユニット、７セグメント表示
器などを採用することも可能である。可変表示装置３１
０では、後述する所定の始動条件の成立に基づき、可変
表示の権利が獲得されて表示遊技が実行される。

【００８２】表示遊技では、前記表示領域上で複数種類
の各種図柄（識別情報）がスクロール変動するように設
定されている。かかる表示遊技の実行中、あるいは後述
する特別遊技状態の期間中に、再び所定の始動条件が成
立した場合には、表示遊技の権利を獲得するが保留とさ
れ、現在進行中の表示遊技などが終了した後、保留にさ
れていた権利が順次消化されるようになっている。ここ
で表示遊技の保留数は最大４個と設定されており、その
数は前記特別図柄保留ＬＥＤ４２０によって報知され
る。

【００８３】図１、図３に示すように、本実施の形態に
おける表示遊技では、可変表示装置３１０の表示領域は
横３列の３つの表示部に分割されて使用され、各表示部
ごとに各種図柄が縦方向へスクロールする可変表示が開
始される。そして、所定時間経過後に各表示部ごとに１
つずつ任意の図柄が停止するように設定されている。各
表示部はスロットマシンにおける１つのリールとしての
役割を果たしている。

【００８４】前記表示遊技の結果として、各表示部に停
止した図柄が、前述したように所定の組み合わせ（例え
ば「５，５，５」などと３つとも総て同一に揃った場合
など）となった場合が特定表示態様と定められている。
また、前記特定表示態様のうちの特定図柄「７」が全部
揃う組み合わせとなると、さらに特別な特定表示態様と
なる。なお、特定表示態様が確定する前に、最後の表示
部を１つ除いた他の２つの表示部に停止した図柄が一致
した状態がリーチ表示態様に該当する。

【００８５】前記表示遊技の結果が最終的に特定表示態
様に確定すると、可変入賞装置１５０が所定回数（１６
回）を限度に繰り返し開閉する（所定の遊技価値）が発
生し得るように設定されている。また前記表示遊技の結
果が、最終的に前記特定表示態様に確定しなかった場合
は外れ表示態様に該当する。なお、表示遊技に用いる識
別情報は、０〜９の数字や記号などの単純な図柄に限定
されるものではなく、例えば特定のキャラクターを模し
たものを用いてもよい。

【００８６】前記第２可変表示装置３２０は、その画面
中に識別情報としての各種図柄を可変表示可能な表示領
域を備えるものであり、液晶ユニットにより構成されて
いるが、ＣＲＴ表示器、ドラムユニット、７セグメント
表示器などを採用することも可能である。可変表示装置
３１０では、後述する所定の始動条件の成立に基づき、
可変表示の権利が獲得されて表示遊技が実行される。

【００８７】表示遊技では、前記表示領域上で複数種類
の各種図柄（識別情報）がスクロール変動するように設
定されている。かかる表示遊技の実行中に、第２始動検
出手段１２１Ｂによって球の検出があった場合は、表示
遊技の権利を獲得するが保留とされ、現在進行中の表示
遊技などが終了した後、保留にされていた権利が順次消
化されるようになっている。ここで表示遊技の保留数は
最大４個と設定されており、その数は前記第２特別図柄
保留ＬＥＤ４２９によって報知される。

【００８８】表示遊技の結果、「７，７」などの「当た
り」である特定表示態様になると、ロータＲ１が回転
し、ロータＲ１が回転した際にそのロータＲ１の入賞溝
Ｒ２から落下した球が可動片開閉用の始動口２１Ｄに入
賞し、第４始動検出手段１２１Ｄが球の入賞を検出する
と、可変入賞装置１５０が所定回数（１６回）を限度に
繰り返し開閉する所定の遊技価値が発生し得るように設
定され、一対の可動片１５１が、球が入賞し難い通常の
閉状態（不利な状態）から入賞し易い開状態（有利な状
態）に作動する。また前記判定の結果が、最終的に前記
特定表示態様に確定しなかった場合は外れ表示態様に該
当する。

【００８９】次に遊技機本体１の制御に用いられる各種
制御基板について説明する。図５及び図６は、遊技機本
体１の制御に用いられる各種制御基板及びそれに関連す
る構成要素を示すブロック図である。図５、図６には、
制御基板として、主基板（遊技制御基板ともいう）１０
０、払出制御基板２００、表示器制御基板３００、ラン
プ制御基板４００、音声制御基板５００、発射制御基板
６００、電源基板７００が示されている。

【００９０】ここで主基板１００と表示器制御基板３０
０は、全体として遊技制御手段を構成する。かかる遊技
制御手段は、下段の始動口２１Ａへの球の入賞に基づい
て、可変表示装置３１０の可変表示を実行し、中段の始
動口２１Ｂへの球の入賞に基づいて第２可変表示装置３
２０の可変表示を実行し、可変表示装置３１０あるいは
第２可変表示装置３２０の可変表示で所定条件が成立す
ると、可変入賞装置１５０の可変動作を間接的に実行す
る一方、上段の始動口２１Ｃへの球の入賞に基づいて、
可変入賞装置１５０の可変動作を直接的に実行する。

【００９１】より詳しく言えば遊技制御手段は、上段の
始動口２１Ｃへ球が入賞すると、直接的に可変入賞装置
１５０の可変動作を実行し、可変表示装置３１０の可変
表示の実行結果が特定表示態様となって所定条件が成立
した場合に、また、第２可変表示装置３２０の可変表示
の実行結果が特定表示態様となり、かつ、その後始動口
２１Ｄへ球が入賞して所定条件が成立した場合に、前記
可変入賞装置１５０の可変動作を実行する。

【００９２】さらに、遊技制御手段は、特定入賞口１５
５に球が入賞した場合に、第１始動検出手段１２１Ａ、
第３始動検出手段１２１Ｃおよび第４始動検出手段１２
１Ｄの各々による球の検出に基づいた可変入賞装置１５
０の可変動作を終了せずに、可変入賞装置１５０の可変
動作を継続して実行し、通常入賞口１５４に球が入賞し
た場合に、第１始動検出手段１２１Ａおよび第４始動検
出手段１２１Ｄの各々による球の検出に基づいた可変入
賞装置１５０の可変動作を終了せずに、可変入賞装置１
５０の可変動作を継続して実行する一方、第３始動検出
手段１２１Ｃによる球の検出に基づいた可変入賞装置１
５０の可変動作を終了する。

【００９３】可変表示装置３１０および第２可変表示装
置３２０の各々の可変表示の実行結果が予め定めた特定
表示態様とそれぞれなった場合に、いずれの特定表示態
様を優先して遊技を進行するべきであるかを監視するた
めの優先監視手段１１００が備えられている。優先監視
手段１１００は、ワンチップマイコン１０１内に設けら
れている。

【００９４】優先監視手段１１００は、可変表示装置３
１０および第２可変表示装置３２０の各々の可変表示の
始動時の差が所定時間（０秒、５秒あるいは１０秒）内
であるとき、監視するように設定され、かつ、可変表示
装置３１０および第２可変表示装置３２０の各々の可変
表示の停止時に監視するように設定されている。

【００９５】遊技制御手段は、各可変表示の実行結果で
特定表示態様となって、可変入賞装置１５０の可変動作
を実行するとき、可変表示装置３１０の可変表示の実行
結果と、前記第２可変表示装置３２０の可変表示の実行
結果とのいずれに基づいたものであるかを視覚あるいは
聴覚で認識させる。具体的には、可変表示装置３１０や
第２可変表示装置３２０の各識別情報や各表示枠を点滅
させてもよく、関連する各始動口２１Ａ、２１Ｂ、２１
Ｃ、可動片開閉用の始動口２１Ｄの一つを点滅させても
よい。

【００９６】次に、図６に示す主基板１００について説
明する。主基板１００は、主基板内部のクロック回路１
０８が生成するクロックを基準に動作する。またクロッ
ク回路１０８が生成したクロックを内部タイマー１０７
で分周して得た一定時間間隔の割込み信号をＣＰＵ１０
２に入力することで、一定時間毎に当該ＣＰＵ１０２を
リセットする。ＣＰＵ１０２は、リセット間隔よりも短
い時間で終了するように分割した処理をリセット毎に実
行することで一連の動作を遂行する。

【００９７】第１始動検出手段１２１Ａ〜第４始動検出
手段１２１Ｄ、右袖入賞口スイッチ１２２ａ、左袖入賞
口スイッチ１２２ｂは、それぞれ球の入賞を検知するた
めのスイッチであり、これらのスイッチからの入力信号
は、ゲート回路１１０ａに供給される。

【００９８】取込口スイッチ１２９、左賞球検出スイッ
チ１３０ａ、右賞球検出スイッチ１３０ｂ、シュート球
切れスイッチ１３１、ガラス枠開放検出スイッチ１３
２、オーバフロースイッチ１３３からの各入力信号は、
ゲート回路１１０ｂに供給される。

【００９９】ゲート回路１１０ａ、１１０ｂのアドレス
は、ＣＰＵ１０２のアドレス空間にメモリマップドＩ／
Ｏ方式で設定されている。ＣＰＵ１０２が出力するアド
レス信号及びライト／リードの制御信号を、ＣＰＵ１０
２が出力するシステムクロックに従って、アドレスデコ
ード回路１１３でデコードすることによりチップセレク
ト信号を生成する。

【０１００】このチップセレクト信号にてゲート回路１
１０ａ、１１０ｂがセレクトされると、第１始動検出手
段１２１Ａ等からの各入力信号がゲート回路を通じてデ
ータバスに出力される。データバス上の各入力信号は、
一定時間毎に発生する割込み信号によって、次にリセッ
トされるまでの間に複数回検出されてチャタリング防止
処理が行われた後、入力信号毎に指定されたＲＡＭ領域
に記憶される。

【０１０１】第１始動検出手段１２１Ａ〜第４始動検出
手段１２１Ｄからの入力信号は５個賞球の賞球信号とし
て、また右袖入賞口スイッチ１２２ａ、左袖入賞口スイ
ッチ１２２ｂからの入力信号はそれぞれ８個賞球の賞球
信号として、さらに可変入賞装置１５０において画面１
５０ａ上の通常入賞口１５４や特定入賞口１５５に球図
柄Ｐが入賞することは１５個賞球の賞球信号として扱わ
れ、それぞれのスイッチで検出された入賞個数が指定さ
れたＲＡＭ領域に記憶される。またこれと同時に、賞球
総数がＣＰＵ１０２で演算処理され、指定のＲＡＭ領域
に記憶される。

【０１０２】その他、第１始動検出手段１２１Ａ、第２
始動検出手段１２１Ｂからの入力信号に対してそれぞれ
乱数値がセットされ、これらの値がＲＡＭ領域に記憶さ
れる。このデータを基にして、遊技機本体１の遊技状態
が設定され各制御基板にデータが出力される。また取込
口１８に球が入賞した際にも取込口スイッチ１２９から
の入力信号に基づいて乱数値がセットされ、このデータ
に基づいて球図柄Ｐの動きなど可変入賞装置１５０の表
示内容が制御される。

【０１０３】各制御基板への出力データは、データバス
の途中に設けたバッファ１１４を通り、さらに出力デー
タバスを通してラッチ回路１１２ａ〜１１２ｇに出力さ
れる。出力用のラッチ回路とＣＰＵ１０２とを結ぶデー
タバスの途中にバッファ１１４を配置することでバス信
号が一方向の流れになり、不正防止の対策となる。

【０１０４】始動口スイッチ５個賞球ＲＡＭ領域、左右
袖入賞口スイッチ、左右落し入賞口スイッチ８個賞球Ｒ
ＡＭ領域、特定入賞口スイッチ、通常入賞口スイッチ１
５個賞球ＲＡＭ領域にデータがあることにより、ＣＰＵ
１０２は、各賞球数に設定された８ビット賞球データを
順次、データバス、出力データバスを通じてラッチ回路
１１２ａに出力する。これと同調するように払出制御基
板２００に対する割り込み信号、ストローブ信号の制御
信号をデータバス、出力データバスを通じてラッチ回路
１１２ｅに出力する。

【０１０５】メモリマップドＩ／Ｏで制御されたアドレ
スデコード回路１１３でデコードして得たチップセレク
ト信号がラッチ回路１１２ａ、ラッチ回路１１２ｅに順
次出力されると、８ビット賞球データがラッチ回路１１
２ａに、割込み信号、ストローブ信号の制御信号がラッ
チ回路１１２ｅにそれぞれラッチされ、８ビットパラレ
ル賞球出力信号と割り込み信号、ストローブ信号の２ビ
ットの制御信号で構成された出力信号が、払出制御基板
に賞球データとして出力される。

【０１０６】図７に示す払出制御基板２００は、球排出
機構を制御して、賞球データに対応した数の賞球排出を
行うものである。排出した賞球の検知を、左賞球検出ス
イッチ１３０ａ、右賞球検出スイッチ１３０ｂで行い、
その検出信号がゲート回路２１１に出力される。チップ
セレクト信号がアドレスデコード回路２１３からゲート
回路２１１に出力されることにより、左賞球検出スイッ
チ１３０ａ、右賞球検出スイッチ１３０ｂの出力する検
知信号がデータバス上に出力されＣＰＵ１０２に取り込
まれる。

【０１０７】これらの検出信号に基づいて、実際に払い
出した賞球総数がＣＰＵ１０２で演算処理され、その値
がＲＡＭ領域の記憶データから減算処理され、リアルタ
イムに賞球総数のデータが更新される。また排出賞球数
の設定数ごとに出力信号がラッチ回路１１２ｆに出力さ
れ、アドレスデコード回路１１３のチップセレクト信号
に同期して外部へパルス出力される。

【０１０８】第１始動検出手段１２１Ａ、第２始動検出
手段１２１Ｂの入力信号に対してそれぞれ乱数値を取得
し、これに基づいてＣＰＵ１０２で遊技演出の種類（制
御パターン）が決定され、遊技状態演出データが生成さ
れてＲＡＭ領域に記憶される。また取込口１８に球が入
賞した際にも取込口スイッチ１２９からの入力信号に基
づいて乱数値がセットされ、このデータに基づいて球図
柄Ｐの動きなど可変入賞装置１５０の遊技状態演出デー
タが生成される。

【０１０９】また、表示器制御基板３００へは、可変表
示装置３１０の可変表示に関して、その遊技状態演出デ
ータに対応した停止図柄を定める各種図柄データが時系
列に表示演出データとして出力され、また、可変入賞装
置１５０の可変動作に関して、その遊技状態演出データ
に対応した球図柄Ｐや各可動翼１５１の開閉を定める可
変動作および入賞データも時系列に表示演出データとし
て出力される。

【０１１０】すなわち、ＣＰＵ１０２から８ビット認識
コード、表示状態演出８ビットデータが、データバスを
通じてラッチ回路１１２ｂに順次出力されると、これら
と同調するように表示器制御基板３００への割り込み信
号、各ストローブ信号の２ビット制御信号がラッチ回路
１１２ｅへ出力される。

【０１１１】これらの信号は、メモリマップドＩ／Ｏで
制御されたアドレスデコード回路１１３からデコードさ
れて出力されるチップセレクト信号に基づくタイミング
で、順次ラッチ回路にラッチされてパラレル出力され、
時系列に左図柄データ、中図柄データ、右図柄データ、
関連図柄データ、変動停止データが表示演出データとし
て、表示器制御基板３００に順次出力される。

【０１１２】表示演出データに同調して、８ビットパラ
レルランプ表示出力データと制御信号が、ランプ制御表
示基板４００にラッチ回路１１２ｃを通じて出力され
る。また、表示演出データに同調して、８ビットパラレ
ル音源出力データと制御信号が音声制御基板５００にラ
ッチ回路１１２ｄを通じて出力される。すなわち、各デ
ータがデータバスに出力されるタイミングに同調してア
ドレスデコード回路からチップセレクト信号が出力さ
れ、ラッチ回路１１２ｃ、１１２ｄにデータバス上のデ
ータがラッチされて、ランプ制御表示基板４００等に出
力される。

【０１１３】一方、可変表示装置３２０の可変表示に際
しては、前述した可変表示装置３１０の可変表示に際し
て乱数値が取得される場合と同じように各種信号の処理
が成される。乱数値の取得結果が当たりの場合には、ロ
ータＲ１を回転すべくモータを制御し、その後、第４始
動検出手段１２１Ｄからの入賞信号が取得された場合
に、前述したように、可変入賞装置１５０が制御され
る。

【０１１４】主基板１００に電源が供給されると、電源
基板７００よりリセット信号が供給され主基板１００の
各デバイスはリセット状態になる。その後システムリセ
ット信号が非能動状態となり、各デバイスは能動状態に
遷移する。システムリセット信号が非能動状態に信号変
化するとクロック同期、遅延回路１０９による遅延処理
により一定時間の経過後にワンチップマイコン１０１へ
のリセット信号が非能動となる。これによりワンチップ
マイコン１０１が稼動状態になり、主基板１００の動作
状態が保たれる。その後、ワンチップマイコン１０１の
初期設定が行われる。

【０１１５】遊技機外部供給の電源が不安定な場合に
は、電源基板７００から停電検出信号がワンチップマイ
コン１０１のＮＭＩ（ノンマスカブルインターラプト）
１０５に供給され、ワンチップマイコン１０１において
各記憶領域の退避動作が行われる。

【０１１６】具体的には、一定時間にわたって賞球検出
データの検知を行った後、ＲＡＭ領域に停電処理判定の
データを保存し、ＲＡＭ１０４の保護を行う。すなわ
ち、電源電圧が低下する事で、電源基板７００からＲＡ
Ｍ１０４にバックアップ電源ＤＣ５ＶＢＢが供給され、
ＲＡＭ１０４の記憶状態が保持される。

【０１１７】電源が次に供給されたとき、停電処理判定
のデータの有無に基づき停電処理のあったことを認識す
ると、ワンチップマイコン１０１は停電復旧処理を行
う。初期設定の時、ＲＡＭ初期化信号が能動状態であれ
ば、ＣＰＵ１０２はＩ／Ｏポート１０６のデータを検出
してＲＡＭ領域の初期化を行う。

【０１１８】シュート球切れスイッチ１３１で球切れを
検知した信号及びオーバフロースイッチ１３３で遊技盤
面の下皿にて賞球の球詰まりを検出した信号は、ゲート
回路１１０ｂ及びデータバスを通じてワンチップマイコ
ン１０１に取り込まれる。これらの信号は、データ変換
後、ラッチ回路１１２ａから賞球出力データと同じ構成
にて払出制御基板２００へ出力される。該ラッチ回路１
１２ａ〜１１２ｇの出力は、一方向であり、不可逆性の
出力形態をとる。

【０１１９】主基板１００は、主基板内部のクロック回
路１０８が生成するクロックを基準に動作する。また内
部タイマー１０７は、分周動作により一定時間間隔で割
込み信号をＣＰＵ１０２に発生する。ＣＰＵ１０２は、
当該割り込み信号が入力される一定時間毎に各種処理を
行うようになっている。

【０１２０】次に、図７に示す払出制御基盤２００につ
いて説明する。払出制御基板２００は、主基板１００か
ら受信のみの一方向通信を行い、８ビットパラレル賞球
データ、賞球データ制御信号１、賞球データ制御信号２
で構成された通信データを受信する。

【０１２１】賞球データ制御信号１が、ワンチップマイ
コン２０１のカウンタ回路２０２に入力されると、当該
カウンタ回路２０２からＣＰＵ２０３に割り込み信号が
出力される。これにより、賞球データ制御信号１は、Ｃ
ＰＵ２０３に対して賞球データの取り込みをトリガーと
する。

【０１２２】ＣＰＵ２０３は、アドレスデコード回路２
１３を通じてチップセレクト信号をゲート回路２１２、
ゲート回路２１１に出力し、ゲート回路２１２、２１１
に入力されている賞球データや各種の信号をゲート回路
及びデータバスを介して取り込み、ＲＡＭ２０５に保存
する。そして、取り込んだ賞球データに対応する賞球数
で順次、払出動作を行う。

【０１２３】ＣＰＵ２０３は、賞球経路切換信号をデー
タバスを通じてラッチ回路２１５に出力し、これと同時
にアドレスデコード回路２１３からチップセレクト信号
を出力させる。これにより賞球経路切換信号がソレノイ
ド２２４に出力され、払出動作の賞球経路確保が行われ
る。その後、ラッチ回路２１４に払出停止ソレノイド信
号の停止解除信号を出力し、払出モータ２２２に払出モ
ータ制御信号１，２，３，４を順次出力し、チップセレ
クト信号の出力タイミングによりモータ回転の制御をし
ながら賞球払出動作を行う。

【０１２４】クロック回路２０９のクロックを基準に、
内部タイマー２０８で一定時間間隔の割込み信号をＣＰ
Ｕ２０３に対して生成し、この割込みタイミングで賞球
払出球の検出信号をデータバスに取り込み、所定の賞球
数を検出したとき、払出停止ソレノイド２２３、払出モ
ータ２２２の駆動を停止する。なお、賞球払出球の検出
は、球貸し経路に設置された右賞球検出スイッチ１３０
ｂ、左賞球検出スイッチ１３０ａで行われ、これらの検
出信号はゲート回路２１１にチップセレクト信号を出力
することでデータバスに取り込まれる。

【０１２５】球貸し動作は、カードユニット（ＣＲ球貸
機）ｂとの間で球貸し信号を、ゲート回路２１１、ラッ
チ回路２１５を通して送受信することにより行われる。
球貸し動作時、ＣＰＵ２０３はラッチ回路２１５を通し
て球貸し経路切換信号を経路切換ソレノイド２２４に出
力して球貸し経路を確保し、球貸し経路に設置された右
貸し球検出スイッチ２２０ａ、左貸し球検出スイッチ２
２０ｂで貸し球の検出を行い、払出動作を行う。

【０１２６】球貸し動作において、一定数ごとにラッチ
回路２１５から外部へ情報出力される。また、球貸し信
号の送受信が正常な状態において、ラッチ回路２１５か
ら、発射制御基板６００に対して発射許可信号が能動状
態で出力される。また球貸し信号の送受信に異常が発生
すると、発射許可信号は非能動状態に変化し、球発射不
可能な状態になる。しかし、球貸し信号の送受信が正常
な状態に復帰することで、発射可能となる。

【０１２７】その他、払出動作においては、主基板１０
０から、賞球データにシュート球切れスイッチ１３１の
シュート球切れ信号、及び遊技機本体１の下受け皿４に
設置されたオーバフロースイッチ１３３のオーバフロー
信号が送信されると、払出制御基板２００は払出動作を
停止する。また賞球データに各解除信号が送信されるこ
とにより払出動作を再開する。

【０１２８】払出制御基板２００に電源が供給される
と、電源基板７００よりシステムリセット信号が供給さ
れ、払出制御基板２００の各デバイスはリセット状態に
なる。その後、リセット信号が非能動状態で、各デバイ
スは能動状態に遷移する。

【０１２９】クロック同期・遅延回路２１０の遅延処理
により、ワンチップマイコン２０１へのリセット信号
は、元のリセット信号が非能動状態に信号変化してから
一定時間の経過後に非能動になる。こうして元のリセッ
ト信号が非能動状態になってから一定時間の経過後に、
ワンチップマイコン２０１は稼動状態になり、払出制御
基板２００の動作状態が保たれる。その後、ワンチップ
マイコン２０１の初期設定が行われる。

【０１３０】遊技機外部供給の電源が不安定な場合に
は、電源基板７００からワンチップマイコン２０１のＮ
ＭＩ（ノンマスカブルインターラプト）２０６に停電検
出信号が供給され、ワンチップマイコン２０１において
各記憶領域の退避動作が行われる。具体的には、一定時
間にわたって賞球検出データの検知を行った後、ＲＡＭ
領域に停電処理判定のデータを保存し、ＲＡＭ２０５の
保護を行う。

【０１３１】電源電圧が低下する場合は、電源基板７０
０からＲＡＭ２０５にバックアップ電源としてＤＣ５Ｖ
ＢＢが供給され、ＲＡＭ２０５の記憶状態が保持され
る。再度電源供給がされたとき、停電処理判定のデータ
の存在を認識することで、ワンチップマイコン２０１は
停電復旧処理を行う。初期設定の時、ＲＡＭ初期化信号
が能動状態であれば、ＣＰＵ２０３はＩ／Ｏポート１０
６のデータを検出して、ＲＡＭ領域の初期化を行う。

【０１３２】次に、図８に示す表示器制御基板３００に
ついて説明する。表示器制御基板３００は、遊技盤２上
に設置された可変表示装置３１０、第２可変表示装置３
２０および可変入賞装置１５０の制御を主に行う。表示
器制御基板３００は、可変表示装置３１０、第２可変表
示装置３２０の表示制御や可変入賞装置１５０の可変動
作に関して、それぞれ所定の画像処理手順（プログラ
ム）や画像制御データを記憶している表示器制御ＲＯＭ
３０２と、所定の画像処理手順を読み取り実行する表示
器制御ＣＰＵ３０１を有している。

【０１３３】また表示器制御基板３００は、前記表示器
制御ＣＰＵ３０１によって画像処理手順を実行すること
で取得した情報を記憶するための表示器制御ＲＡＭ３０
３と、主基板１００からの指示情報や表示器制御基板内
の各制御ＩＣ等と入出力を行うための入出力インターフ
ェース３０６と、表示器制御ＣＰＵ３０１によって、入
出力インターフェース３０６を介して制御指示情報を取
得し、具体的な画像を生成する画像制御ＩＣ３０４を有
している。

【０１３４】さらに表示器制御基板３００は、画像制御
ＩＣ３０４に管理され、多種多様な画像をデータ化し記
憶している画像データＲＯＭ３０５と、表示器制御ＣＰ
Ｕ３０１が正常に動作し画像が表示されていることを確
認するための信号を外部に出力するための試射試験端子
３０７等を有している。

【０１３５】表示器制御ＣＰＵ３０１には、入出力イン
ターフェース３０６を介して、主基板１００からパラレ
ル通信によって指示情報が入力される。表示器制御ＣＰ
Ｕ３０１は、入力された指示情報の内容を、表示器制御
ＲＯＭ３０２に記憶されている画像処理手順に従って実
行し、表示器制御ＲＡＭ３０３に情報を整理して格納し
ながら、画像制御ＩＣ３０４へ具体的な指示を行う。

【０１３６】画像制御ＩＣ３０４は、表示器制御ＣＰＵ
３０１の指示に従い、画像データＲＯＭ３０５を参照し
て、具体的な映像信号を生成し、可変表示装置３１０お
よび第２可変表示装置３２０の各々へ所定のタイミング
で出力する。図８のブロック図では、画像制御ＩＣ３０
４が生成した画像データやパレット（色）情報等を一時
的に記憶しておく領域であるＶＲＡＭが図示されていな
いが、画像制御ＩＣ３０４の内部にＶＲＡＭを内蔵した
ワンチップマイコンで構成してもよい。

【０１３７】電源基板７００からのリセット信号は、遊
技機本体１に電源が投入されると、電源基板７００から
表示器制御ＣＰＵ３０１に入力される。その後、表示器
制御ＣＰＵ３０１は、表示器制御ＲＯＭ３０２に記憶さ
れている画像制御手順に従って、表示器制御基板３００
内の各制御回路の初期化を行う。

【０１３８】次に、図９に示すランプ制御基板４００に
ついて説明する。ランプ制御基板４００は、遊技機本体
１の前面や遊技盤２上に設置された遊技機状態ランプ４
２２、サイドケースランプ４２３、各種ＬＥＤ４２０、
４２４、４２８、４２９等の点灯制御を行うものであ
る。

【０１３９】ランプ制御基板４００は、所定のランプ制
御処理手順（プログラム）や制御データを記憶している
ランプ制御ＲＯＭ４０２と、所定のランプ制御処理手順
を読み取り実行するランプ制御ＣＰＵ４０１と、ランプ
制御ＣＰＵ４０１によってランプ制御処理手順を実行す
ることで取得した情報を記憶するランプ制御ＲＡＭ４０
３と、主基板１００からの指示情報やランプ制御基板４
００内の各制御回路等と入出力を行うための入出力イン
ターフェース４０４と、ランプ制御ＣＰＵ４０１によっ
て入出力インターフェースを介してランプ制御基板４０
０と接続している各ランプ・ＬＥＤの点灯信号を、駆動
させるためのドライバー回路４０５等で構成されてい
る。

【０１４０】ランプ制御ＣＰＵ４０１には、入出力イン
ターフェース４０４を介して、主基板１００からパラレ
ル通信により指示情報が入力される。ランプ制御ＣＰＵ
４０１は、入力された指示情報の内容をランプ制御ＲＯ
Ｍ４０２に記憶されているランプ制御処理手順に従って
実行し、ランプ制御ＲＡＭ４０３に情報を整理して格納
しながら、ドライバー回路４０５を動作させ、接続され
ている各ランプ・ＬＥＤの点灯・消灯を行う。

【０１４１】電源基板７００からのリセット信号は、遊
技機本体１に電源が投入されると、電源基板７００から
ランプ制御ＣＰＵ４０１に入力される。そして、ランプ
制御ＣＰＵ４０１は、ランプ制御ＲＯＭ４０２に記憶さ
れている制御手順に従って、ランプ制御基板内の各制御
回路の初期化を行う。

【０１４２】次に、図１０に示す音声制御基板５００に
ついて説明する。音声制御基板５００は、遊技機本体１
が遊技状態にある時、ゲーム演出による効果音や音声等
の制御を行うものである。また、遊技状態でない場合
は、遊技機本体１の異常状態を知らせるための警告音等
の制御を行う。

【０１４３】音声制御基板５００は、所定の音声処理手
順（プログラム）や制御データを記憶している音声制御
ＲＯＭ５０２と、所定の音声制御手順を読み取り実行す
る音声制御ＣＰＵ５０１と、音声制御ＣＰＵ５０１によ
り音声処理手順を実行して取得した情報を記憶する音声
制御ＲＡＭ５０３と、主基板１００からの指示情報や音
声制御基板５００内の各制御ＩＣ等と入出力を行うため
の入出力インターフェース５０６と、音声制御ＣＰＵ５
０１により入出力インターフェースを介し制御指示情報
を取得して具体的な音声を生成する音声制御ＩＣ５０４
と、音声制御ＩＣ５０４に管理され、多種多様な音声を
データ化し記憶している音声データＲＯＭ５０５と、音
声制御ＩＣ５０１から生成された音声信号を増幅するア
ンプ回路５０７から構成される。

【０１４４】音声制御ＣＰＵ５０１は、入出力インター
フェース５０６を介して、主基板１００からパラレル通
信により指示情報が入力される。音声制御ＣＰＵ５０１
は、入力された指示情報の内容を音声制御ＲＯＭ５０２
に記憶されている音声制御手順に従って実行し、音声制
御ＲＡＭ５０３に情報を整理して格納しながら、音声制
御ＩＣ５０４へ具体的な指示を行う。

【０１４５】音声制御ＩＣ５０４は、音声制御ＣＰＵ５
０１の指示に従い、音声データＲＯＭ５０５を参照し、
具体的な音声の信号を生成しアンプ回路５０７へ出力す
る。電源基板からのリセット信号は、パチンコ機に電源
が投入されると、該電源基板７００から音声制御ＣＰＵ
５０１に入力され、音声制御ＣＰＵ５０１は音声制御Ｒ
ＯＭ５０３に記憶されている音声制御手順に従い、音声
制御基板内の各制御回路の初期化を行う。

【０１４６】次に、図１１に示す発射制御基板６００に
ついて説明する。発射制御基板６００は、発射モータ６
５３に使用されているパルスモータの回転数を、所定の
回転数にするためのパルスを生成する回路である発振回
路６０１と、分周回路６０２と、ハンドル部６５０内の
タッチセンサ６５１からの信号、ストップスイッチ６５
２からの信号、電源基板７００からのリセット信号、そ
して、前記払出制御基板２００からの発射許可信号を判
断し、発射モータ駆動信号を生成するモータ駆動信号制
御回路６０３と、パルスモータ（発射モータ６５３）の
各コイルに励磁させるためのドライバー回路６０４等と
から構成されている。

【０１４７】前記ハンドル部６５０は、遊技者がハンド
ル５に触れているか否かを検出するタッチセンサ６５
１、遊技者が任意に球の発射を停止できるようにするス
トップスイッチ６５２、球を発射させるためのパルスモ
ータ６５３（発射モータ）等で構成されている。

【０１４８】電源基板７００からのリセット信号は、遊
技機本体１に電源が投入されると、電源基板７００から
モータ駆動信号制御回路６０３へ入力され、発射制御基
板６００の各回路を初期化する。

【０１４９】ハンドル部６５０内のタッチセンサ６５１
は、遊技者がハンドル５に触れている状態であれば発射
が可能であるとみなす信号を出力し、遊技者がハンドル
５に触れていない状態であれば、発射が不可能であると
みなす信号をモータ駆動信号制御回路６０３にそれぞれ
出力する。

【０１５０】ストップスイッチ６５２は、遊技者が任意
に球の発射を停止することができるように設けたスイッ
チであり、遊技者によりストップスイッチ６５２の操作
がされた場合に、モータ駆動信号制御回路６０３に球の
発射停止信号を出力し、ストップスイッチ６５２の入力
がない場合に、球の発射信号を出力する。

【０１５１】また、ストップスイッチ６５２は、遊技者
から何らストップスイッチ６５２に対し操作がなく、ハ
ンドル５を回転させた状態にない場合には、ストップス
イッチ６５２から入力がされた状態と同じ信号を出力す
る。すなわち、ハンドル５内部の構造上、ハンドル５が
回転していない状態ではストップスイッチ６５２からの
信号が入力されている状態になるようになっている。つ
まり、遊技機本体１に電源が投入され、前記リセット信
号がモータ駆動信号制御回路６０３に入力され、各回路
の初期化が行われた後、遊技者がハンドル５に触れて回
転させた状態になって初めて球が発射される。

【０１５２】次に、図１２に示す電源基板７００につい
て説明する。外部から供給されるＡＣ２４Ｖをダイオー
ドブリッジ整流器で全波整流を行い、直流電源ＤＣ２４
Ｖを生成する。ＤＣ２４Ｖ電源にダイオードを通してコ
ンデンサーで平滑を行い、ＤＣ３２Ｖ電源を生成する。
ＤＣ２４Ｖ、ＤＣ３２Ｖは非安定電源である。

【０１５３】ＤＣ２４Ｖを電源回路７０１に供給して、
安定電源ＤＣ１８Ｖ、ＤＣ１２Ｖ、ＤＣ５Ｖの定電圧電
源が生成され、前記主基板１００、前記払出制御基板２
００、前記ランプ制御基板４００、前記音声制御基板５
００、前記表示器制御基板３００、前記発射制御基板６
００に供給される。

【０１５４】生成されたＤＣ５Ｖの定電圧電源を、ダイ
オードを通してバックアップ回路７０２のコンデンサー
に接続して、ＤＣ５ＶＢＢのバックアップ電源を生成
し、ＤＣ５ＶＢＢが主基板１００、前記払出制御基板２
００に供給される。前記ＡＣ２４Ｖはカードユニット接
続基板９００に供給され、前記払出制御基板２００とカ
ードユニットｂの通信用電源、操作パネル基板ａの電源
に使用される。

【０１５５】ＤＣ２４Ｖ電源の電圧レベルを電圧検出回
路７０８で検出して遅延回路７０７に出力する。遅延回
路７０７は内部時定数５００ミリｓｅｃの遅延時間をも
ち、電圧検出回路７０８の連続出力時間が遅延回路７０
７の時定数より大きくないと遅延回路７０７は出力信号
を出力しない。この為、ＤＣ２４Ｖ電源の電圧レベルが
遅延回路７０７の時定数より小さい時間の電圧変動及び
電源停止は無視され停電検出信号は電源基板より外部に
出力されない。

【０１５６】遅延回路７０７に時定数より大きな入力信
号があると、遅延回路７０７は停電検出信号を前記主基
板１００、前記払出制御基板２００、シフトレジスタ７
０４のシリアル入力端子に出力する。８ビットシフトレ
ジスタ７０４は、クロック回路７０６より周期２０ミリ
ｓｅｃのクロックが常時入力されている。

【０１５７】ここで８ビットのデータ入力端子はゼロに
固定している。この為、停電検出信号が８ビットシフト
レジスタ７０４に入力すると、８クロック（約１６０ミ
リｓｅｃ）後８ビットシフトレジスタ７０４からリセッ
ト信号が前記主基板１００、前記払出制御基板２００、
前記発射制御基板６００、前記表示器制御基板３００、
前記ランプ制御基板４００、前記音声制御基板５００に
出力される。

【０１５８】電源立ち上げ時及び停電復帰後、周辺回路
電源立ち上げ時より遅延回路７０７の時定数の時間、停
電検出信号及びリセット信号は能動状態で出力してい
る。遅延回路７０７の時定数の時間後、停電検出信号は
非能動状態になり、リセット信号は、８ビットシフトレ
ジスタ７０４の８クロック後非能動状態で出力される。
ＲＡＭ初期化信号は、ＲＡＭ初期化スイッチ７０５を手
動で押すことにより能動状態で前記主基板１００、前記
払出制御基板２００に出力される。

【０１５９】次に遊技機の作用について説明する。図１
において遊技者がハンドル５を操作すると、パチンコ球
が１つずつ遊技盤２に形成されている遊技領域１７に打
ち込まれる。やがて、パチンコ球は、始動口２１Ａ、２
１Ｂ、２１Ｃ内のいずれかに入賞し、始動検出スイッチ
１２１Ａ、１２１Ｂ、１２１Ｃによりそれぞれ検出さ
れ、その始動検出手段１２１Ｃの始動信号に基づき、可
変入賞装置１５０の一対の可動片１５１の可変動作が直
接的に実行され、その始動検出手段１２１Ａ、１２１Ｂ
の始動信号に基づき、可変表示装置３１０、第２可変表
示装置３２０において各種図柄（識別情報）の可変表示
が実行される。

【０１６０】すなわち、主基板１００の制御により、上
段の始動口２１Ｃへ球が入賞した場合には、可変入賞装
置１５０の一対の可動片１５１の可変動作が実行され、
所定の賞球が払い出され、下段の始動口２１Ａへ球が入
賞した場合には、可変表示装置３１０の可変表示が実行
され、中段の始動口２１Ｂへ球が入賞した場合には、第
２可変表示装置３２０の可変表示される。

【０１６１】可変入賞装置１５０の入賞領域内の特定入
賞口１５５に球が入賞すると、可変表示装置３１０およ
び第２可変表示装置３２０において各種図柄（識別情
報）の可変表示がそれぞれ実行される。一方、可変入賞
装置１５０の入賞領域内の通常入賞口１５４に球が入賞
すると、可変入賞装置１５０の可変動作が１回だけ実行
される（可動片１５１が１回だけ開き状態になる）。

【０１６２】より詳細には、可変入賞装置１５０の可変
動作の表示中に取込口１８に球が入賞すると、球の行方
を定める乱数値が取得される。取込口１８に入賞した球
は、仮想の球に見立てられて画面１５０ａ上に球図柄Ｐ
として出現し、先の乱数値に従って進路が決定され、各
可動翼１５１の開閉と相俟って可変表示される。球図柄
Ｐおよび各可動翼１５１の表示制御により、前記可変入
賞装置１５０の入賞領域に対する様々な球の入賞態様が
演出される。

【０１６３】すなわち、可変入賞装置１５０の入賞領域
に球図柄Ｐが入って通常入賞口１５４に入賞するか否か
等が、取込口１８へ球が入賞した際に取得した乱数値に
基づき所定の制御プログラムに従って演出される。な
お、可変入賞装置１５０が可変動作していない際に、取
込口１８に球が入賞しても、見かけ上球は障壁部材に弾
かれることになり、可変入賞装置１５０の画面１５０ａ
に球図柄Ｐが表示されることはない。したがって、可変
入賞装置１５０の可変動作していないときは、取込口１
８へ球が入った際に乱数値を取得しなくてもよい。

【０１６４】このように球が入賞した始動口２１Ａ、２
１Ｂ、２１Ｃの種類に応じて、その後に続く遊技内容が
全く異なるものとなる。それにより、遊技が変化に富む
ものとなり遊技全体の興趣を高めることができる。

【０１６５】前記下段の始動口２１Ａに球が入賞する
と、その始動検出手段１２１Ａからの入力信号に対して
乱数値が取得され、これに基づいて主基板１００のＣＰ
Ｕ１０２で表示遊技の演出パターンが決定され、表示演
出データとして出力される。かかるデータに基づき、前
記可変表示装置３１０で複数種類の識別情報の可変表示
が開始される。可変表示装置３１０の表示領域は横３列
の表示部に分割され、３つの表示部ごとに各種図柄が縦
方向にスクロールし、所定時間が経過すると各表示部ご
とに１つずつ任意の図柄が停止表示される。

【０１６６】前記乱数値が大当たりに相当するものであ
った場合、可変表示装置３１０には、３つの表示部のう
ち先ず２個の図柄が同一種類に確定するリーチ表示を経
て、３個目の図柄も同一種類に確定し例えば「５、５、
５」等のぞろ目となる特定表示態様が確定する。一方、
前記乱数値がハズレであった場合、可変表示装置３１０
には結局３個の図柄が総て同一種類には揃わない外れ表
示態様が確定する。

【０１６７】表示遊技の実行結果が前記特定表示態様に
確定した場合には、続いて可変入賞装置１５０の一対の
可動片１５１が１６回を上限に繰り返し開閉し、遊技者
に遊技価値としての特別遊技状態が発生する。可変入賞
装置１５０の可動片１５１の開閉が繰り返される特別遊
技状態中に、可変入賞装置１５０の入賞領域内に入った
球が通常入賞口１５４あるいは特定入賞口１５５に入賞
すると、所定数の賞球が払い出されるとともに、球の入
賞する先が通常入賞口１５４あるいは特定入賞口１５５
に関係なく特別遊技状態は継続する。

【０１６８】なお、表示遊技の実行中あるいは特別遊技
状態の発生中に、再び始動口２１Ａに球が入賞した場合
には、表示遊技の権利が保留され、現在進行中の表示遊
技などが終了した後、保留にされていた権利が順次消化
されるようになっている。ここで表示遊技の保留数は最
大４個まで特別図柄保留ＬＥＤ４２０によって表示され
る。

【０１６９】前記中段の始動口２１Ｂに球が入賞する
と、その始動検出手段１２１Ｂからの入力信号に対して
乱数値が取得され、これに基づいて主基板１００のＣＰ
Ｕ１０２で表示遊技の演出パターンが決定され、表示演
出データとして出力される。かかるデータに基づき、前
記第２可変表示装置３２０で複数種類の識別情報の可変
表示が開始される。第２可変表示装置３２０の表示領域
は横２列の表示部に分割され、２つの表示部ごとに各種
図柄が可変表示され、所定時間が経過すると各表示部ご
とに１つずつ任意の図柄が停止表示される。

【０１７０】前記乱数値が大当たりに相当するものであ
った場合、第２可変表示装置３２０には、２つの図柄が
同一種類に確定し例えば「７、７」等のぞろ目となる特
定表示態様が確定する。一方、前記乱数値がハズレであ
った場合、第２可変表示装置３２０には２つの図柄が同
一種類には揃わない外れ表示態様が確定する。

【０１７１】表示遊技の実行結果が前記特定表示態様に
確定した場合には、ロータＲ１が入賞不能な状態から入
賞可能な状態に回転し、ロータＲ１の入賞溝Ｒ２に球が
入賞する。あるいは、入賞可能な状態にあるロータＲ１
の入賞溝Ｒ２に球が入賞する。球が入賞すると、あるい
は、所定時間経過後に、ロータＲ１が反転し、ロータＲ
１の入賞溝Ｒ２から球が落下する。その落下した球が可
動片開閉用の始動口２１Ｄに入賞して、第４始動検出手
段１２１Ｄが球の入賞を検出すると、可変入賞装置１５
０の一対の可動片１５１が１６回を上限に繰り返し開閉
し、遊技者に遊技価値としての特別遊技状態が発生す
る。可変入賞装置１５０の可動片１５１の開閉が繰り返
される特別遊技状態中に、可変入賞装置１５０の入賞領
域内に入った球が通常入賞口１５４あるいは特定入賞口
１５５に入賞すると、所定数の賞球が払い出されるとと
もに、球の入賞する先が通常入賞口１５４あるいは特定
入賞口１５５に関係なく特別遊技状態は継続する。

【０１７２】なお、表示遊技の実行中あるいは特別遊技
状態の発生中に、再び始動口２１Ｂに球が入賞した場合
には、表示遊技の権利が保留され、現在進行中の表示遊
技などが終了した後、保留にされていた権利が順次消化
されるようになっている。ここで表示遊技の保留数は最
大４個まで第２特別図柄保留ＬＥＤ４２９によって表示
される。

【０１７３】上段の始動口２１Ｃに球が入賞すると、そ
の始動検出手段１２１Ｃからの入力信号に基づいて、可
変入賞装置１５０の一対の可動片１５１が１６回を上限
に繰り返し開閉し、遊技者に遊技価値としての特別遊技
状態が発生する。可変入賞装置１５０の可動片１５１の
開閉が繰り返される特別遊技状態中に、可変入賞装置１
５０の入賞領域内に入った球が通常入賞口１５４あるい
は特定入賞口１５５に入賞すると、所定数の賞球が払い
出されるとともに、球の入賞する先が特定入賞口１５５
であれば、特別遊技状態は継続するが、球の入賞する先
が通常入賞口１５４であれば、特別遊技状態は終了す
る。

【０１７４】以上、本発明の実施形態を図面によって説
明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る変更や追加があっても本発明に含まれる。

【０１７５】なお、本実施の形態では、可変表示装置お
よび第２可変表示装置の各々の可変表示の始動時に必要
により、またはその可変表示の停止時に常時、優先監視
手段１１００が両方の表示装置の可変表示の実行結果あ
るいは、予定される実行結果を監視するようにしたもの
を示したが、例えば、両方の表示装置の可変表示の実行
結果が前後して特定表示態様になるとき、優先監視手段
１１００は、いずれの特定表示態様を優先して遊技を進
行するかを決めればよく、特定表示態様になった時の先
後を決めるのではない。したがって、前後して特定表示
態様になるとき、後に特定表示態様になった方を優先監
視手段１１００が優先する場合もあり得る。また、両方
の表示装置の可変表示の実行結果の一方が特定表示態様
であり、他方が外れ表示態様であるとき、優先監視手段
１１００が特定表示態様を当然に優先することはいうま
でもない。

【０１７６】また、遊技制御手段は、特定表示態様とな
って、可変入賞装置１５０の可変動作を実行するとき、
可変表示装置３１０の可変表示の実行結果と、第２可変
表示装置３２０の可変表示の実行結果とのいずれに基づ
いたものであるかを、スピーカー５１０から所定の音楽
を流すことで遊技者に認識させるようにしてもよい。

【０１７７】また、図８においては、１つの表示器制御
基板３００内に１つの表示器制御ＣＰＵ３０１と１つの
画像制御ＩＣ３０４がそれぞれ設けられているものが示
されており、その表示器制御ＣＰＵ３０１が入出力イン
ターフェース３０６を介して、主基板１００からパラレ
ル通信によって指示され、入力された指示情報の内容を
画像制御ＩＣ３０４へ指示を行い、画像制御ＩＣ３０４
から映像信号を可変表示装置３１０、第２可変表示装置
３２０、可変入賞装置１５０に出力するものを示した。

【０１７８】これに限らず、可変表示装置３１０に映像
信号を出力するための第１の画像制御ＩＣ３０４ａと、
第２可変表示装置３２０に映像信号を出力するための第
２の画像制御ＩＣ３０４ｂと、可変入賞装置１５０に映
像信号を出力するための第３の画像制御ＩＣ３０４ｃと
を設けるようにしてもよい。すなわち、図１３に示すよ
うに、１つの表示器制御基板３００内に１つの表示器制
御ＣＰＵ３０１と３つの画像制御ＩＣ３０４ａ、３０４
ｂ、３０４ｃが設けられ、第１の画像制御ＩＣ３０４ａ
から映像信号を可変表示装置３１０に出力し、第２の画
像制御ＩＣ３０４ｂから映像信号を第２可変表示装置３
２０に出力し、第３の画像制御ＩＣ３０４ｃから映像信
号を可変入賞装置１５０に出力するようにしてもよい。
また、画像制御ＩＣ３０４ａ、３０４ｂ、３０４ｃには
画像データＲＯＭ３０５ａ、３０５ｂ、３０５ｃがそれ
ぞれ接続されている。

【０１７９】さらに、可変表示装置３１０を表示制御す
るための第１の表示器制御基板３００ａと、第２可変表
示装置３２０を表示制御するための第２の表示器制御基
板３００ｂと、可変入賞装置１５０を表示制御するため
の第３の表示器制御基板３００ｃとを設けるようにして
もよい。すなわち、図１４および図１５に示すように、
第１の表示器制御基板３００ａ内の表示器制御ＣＰＵ３
０１ａが、入力された指示情報の内容を第１の表示器制
御基板３００ａ内の画像制御ＩＣ３０４ａへ指示を行う
と、画像制御ＩＣ３０４ａから映像信号を可変表示装置
３１０に出力し、また、第２の表示器制御基板３００ｂ
内の表示器制御ＣＰＵ３０１ｂが、入力された指示情報
の内容を第２の表示器制御基板３００ｂ内の画像制御Ｉ
Ｃ３０４ｂへ指示を行うと、画像制御ＩＣ３０４ｂから
映像信号を第２可変表示装置３２０に出力し、さらに、
第３の表示器制御基板３００ｃ内の表示器制御ＣＰＵ３
０１ｃが、入力された指示情報の内容を第３の表示器制
御基板３００ｃ内の画像制御ＩＣ３０４ｃへ指示を行う
と、画像制御ＩＣ３０４ｃから映像信号を可変入賞装置
１５０に出力するものであってもよい。

【０１８０】また、表示器制御ＣＰＵ３０１ａ、画像制
御ＩＣ３０４ａには表示器制御ＲＡＭ３０３ａ、画像デ
ータＲＯＭ３０５ａがそれぞれ接続され、表示器制御Ｃ
ＰＵ３０１ｂ、画像制御ＩＣ３０４ｂには表示器制御Ｒ
ＡＭ３０３ｂ、画像データＲＯＭ３０５ｂがそれぞれ接
続され、表示器制御ＣＰＵ３０１ｃ、画像制御ＩＣ３０
４ｃには表示器制御ＲＡＭ３０３ｃ、画像データＲＯＭ
３０５ｃがそれぞれ接続されている。

【０１８１】それにより、可変表示装置３１０、第２可
変表示装置３２０、可変入賞装置１５０は相互に独立し
て動作可能になり、また、第１の表示器制御基板３００
ａを可変表示装置３１０に組み付け、第２の表示器制御
基板３００ｂを第２可変表示装置３２０に組み付け、第
３の表示器制御基板３００ｃを可変入賞装置１５０に組
み付けておけば、部品の取扱や配線作業が容易になり、
組立性が向上する。

【０１８２】また、実施の形態では識別情報として数字
の図柄を用いたが、各種の文字や記号あるいは動物や植
物などの絵柄等を識別情報として用いてもよい。また上
記の実施の形態では、本発明をパチンコ機について説明
したが、プログラム制御される、スマートボールゲーム
機、アレンジボールゲーム機といった遊技機にも同様に
本発明を適用することができる。このような各場合にお
いても、上記実施の形態と同様な効果が奏される。

【０１８３】

【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、第３始
動検出手段による球の検出に基づいて直接的に可変入賞
装置の可変動作が実行され、第１始動検出手段あるいは
第２始動検出手段による球の検出に基づいて可変表示装
置あるいは第２可変表示装置の可変表示が実行され、実
行結果が特定表示態様になると、可変入賞装置の可変動
作が間接的に実行されるようにしたので、従来の異なる
機種間における遊技方法を融合させて、全く新しい遊技
方法を演出することにより、遊技者のスリルと興奮を十
分に喚起できる興趣に富むものにすることができる。

【０１８４】また、可変入賞装置は画面上に表示される
ものであるので、機械式の動作に何ら制約されることな
く、斬新で自由な動作を表現することが可能であり、し
かも表示制御によって、球の入賞度合いを容易に調整す
ることも可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。

【図２】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す背面
図である。

【図３】本発明の一実施の形態に係る遊技機の遊技盤を
示す正面図である。

【図４】本発明の一実施の形態に係る遊技機の内部構造
を示す説明図である。

【図５】本発明の実施の形態に係る遊技機の回路構成全
体を示すブロック図である。

【図６】本発明の実施の形態に係る遊技機の有する主基
板の回路構成を示すブロック図である。

【図７】本発明の実施の形態に係る遊技機の有する払出
制御基板の回路構成を示すブロック図である。

【図８】本発明の実施の形態に係る遊技機の有する表示
器制御基板の回路構成を示すブロック図である。

【図９】本発明の実施の形態に係る遊技機の有するラン
プ制御基板の回路構成を示すブロック図である。

【図１０】本発明の実施の形態に係る遊技機の有する音
声制御基板の回路構成を示すブロック図である。

【図１１】本発明の実施の形態に係る遊技機の有する発
射制御基板の回路構成を示すブロック図である。

【図１２】本発明の実施の形態に係る遊技機の有する電
源基板の回路構成を示すブロック図である。

【図１３】本発明の別の実施の形態に係る遊技機の有す
る表示器制御基板の回路構成を示すブロック図である。

【図１４】本発明のさらに別の実施の形態に係る遊技機
の回路構成全体を示すブロック図である。

【図１５】図１４に示す表示器制御基板の回路構成を示
すブロック図である。

【符号の説明】

１…遊技機本体２…遊技盤３…上受け皿４…下受け皿５…ハンドル６…灰皿７…上受け皿球抜きレバー８…下受け皿球抜きレバー９…貸出ボタン１０…返却ボタン１１…ガラス枠１２…度数表示部１５…風車１６…誘導レール１７…遊技領域１８…取込口１９…障害釘２１Ａ、２１Ｂ、２１Ｃ…始動口２１Ｄ…可動片開閉用の始動口２２ａ…右袖入賞口２２ｂ…左袖入賞口２９…アウト口１００…主基板１０１…ワンチップマイコン１０２…ＣＰＵ１０３…ＲＯＭ１０４…ＲＡＭ１０５…ＮＭＩ１０６…Ｉ／Ｏポート１０７…内部タイマー１０８…クロック回路１０９…クロック同期・遅延回路１１０ａ、１１０ｂ…ゲート回路１１２ａ〜１１２ｇ…ラッチ回路１１３…アドレスデコード回路１１４…バッファ１１５…リセット１１６…試射試験信号端子１２１Ａ…第１始動検出手段（第１始動口スイッチ）１２１Ｂ…第２始動検出手段（第２始動口スイッチ）１２１Ｃ…第３始動検出手段（第３始動口スイッチ）１２１Ｄ…第４始動検出手段（第４始動口スイッチ）１２２ａ…右袖入賞口スイッチ１２２ｂ…左袖入賞口スイッチ１２９…取込口スイッチ１３０…賞球検出スイッチ１３０ａ…右賞球検出スイッチ１３０ｂ…左賞球検出スイッチ１３１…シュート球切れスイッチ１３２…ガラス枠開放検出スイッチ１３３…オーバフロースイッチ１３６ａ〜１３６ｃ…普通電動役物ソレノイド１５０…可変入賞装置１５１…可動片（条件変更手段）１５４…通常入賞口１５５…特定入賞口２００…払出制御基板２０１…ワンチップマイコン２０２…カウンタ回路２０３…ＣＰＵ２０４…ＲＯＭ２０５…ＲＡＭ２０６…ＮＭＩ２０７…Ｉ／Ｏポート２０８…内部タイマー２０９…クロック回路２１０…クロック同期・遅延回路２１１、２１２…ゲート回路２１３…アドレスデコード回路２１４、２１５…ラッチ回路２１６…リセット２２０…球貸し検出スイッチ２２０ａ…右球貸し検出スイッチ２２０ｂ…左球貸し検出スイッチ２２２…払出モータ２２３…払出停止ソレノイド２２４…経路切換ソレノイド３００…表示器制御基板３０１…表示器制御ＣＰＵ３０２…表示器制御ＲＯＭ３０３…表示器制御ＲＡＭ３０４…画像制御ＩＣ３０５…画像データＲＯＭ３０６…入出力インターフェース３０７…試射試験信号端子３１０…可変表示装置３２０…第２可変表示装置４００…ランプ制御基板４０１…ランプ制御ＣＰＵ４０２…ランプ制御ＲＯＭ４０３…ランプ制御ＲＡＭ４０４…入出力インターフェース４０５…ドライバー回路４２０…特別図柄保留ＬＥＤ４２２…遊技機状態ランプ４２３…サイドケースランプ４２４…遊技枠状態ランプ４２８…サイドＬＥＤ４２９…第２特別図柄保留ＬＥＤ５００…音声制御基板５０１…音声制御ＣＰＵ５０２…音声制御ＲＯＭ５０３…音声制御ＲＡＭ５０４…音声制御ＩＣ５０５…音声データＲＯＭ５０６…入出力インターフェース５０７…アンプ回路５１０…スピーカー６００…発射制御基板６０１…発振回路６０２…分周回路６０３…モータ駆動信号制御回路６０４…ドライバー回路６５０…ハンドル部６５１…タッチセンサ６５２…発射停止スイッチ６５３…発射モータ７００…電源基板７０１…定電圧電源装置７０２…バックアップ電源７０３…電圧検出回路７０４…シフトレジスタ７０５…ＲＡＭ初期化スイッチ７０６…クロック回路７０７…遅延回路７０８…電圧検出回路７０９…停電検出回路８００…枠用外部端子板８０１…賞球タンク球有無スイッチ８５０…盤用外部端子板９００…カードユニット接続基板１１００…優先監視手段ａ…操作パネル基板ｂ…カードユニットｃ…電源ＡＣ２４ＶＲ１…ロータＲ２…入賞溝

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ａ６３Ｆ 7/02 ３１５Ａ６３Ｆ 7/02 ３１５Ａ３１６３１６Ａ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】遊技盤に形成された遊技領域に、可変表示
装置と、第２可変表示装置と、可変入賞装置と、複数の
始動検出手段とを備える他、これらを制御する遊技制御
手段を備えて成り、遊技中に所定の条件が成立すると遊
技者に有利な遊技価値を付与する遊技機において、前記可変表示装置は、複数種類の識別情報を可変表示可
能に設けられ、前記第２可変表示装置は、複数種類の識別情報を可変表
示可能に設けられ、前記可変入賞装置は、画面上に表示されるものであり、
該画面上に、遊技者にとって有利な状態と不利な状態と
に可変動作する条件変更手段と、仮想の球が入賞し得る
入賞領域とを表示して成り、前記始動検出手段は入賞した球を検出するものであり、前記遊技制御手段は、前記複数の始動検出手段の中の第
１始動検出手段による球の検出に基づいて、前記可変表
示装置の可変表示を実行し、該可変表示の実行結果が予
め定めた特定表示態様となった場合に、前記可変入賞装
置の可変動作を実行し、前記複数の始動検出手段の中の
第２始動検出手段による球の検出に基づいて、前記第２
可変表示装置の可変表示を実行し、該可変表示の実行結
果が予め定めた特定表示態様となり、かつ、その後の前
記複数の始動検出手段の中の第４始動検出手段による球
の検出に基づいて、前記可変入賞装置の可変動作を実行
し、前記複数の始動検出手段の中の第３始動検出手段に
よる球の検出に基づいて、前記可変入賞装置の可変動作
を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項２】前記遊技制御手段は、前記第１始動検出手
段、前記第３始動検出手段および前記第４始動検出手段
の各々による球の検出に基づいて、該各々の始動検出手
段に対応した回数を上限として前記可変入賞装置の可変
動作を実行することを特徴とする請求項１に記載の遊技
機。
【請求項３】前記可変入賞装置の入賞領域は、通常入賞
口および特定入賞口を有し、前記遊技制御手段は、前記第１始動検出手段、前記第３
始動検出手段および前記第４始動検出手段の各々による
球の検出に基づいて、該各々の始動検出手段に対応した
回数を上限として前記可変入賞装置の可変動作を実行
し、前記遊技制御手段は、前記特定入賞口に球が入賞した場
合に、前記第１始動検出手段、前記第３始動検出手段お
よび前記第４始動検出手段の各々による球の検出に基づ
いた前記可変入賞装置の可変動作を終了せず、前記通常
入賞口に球が入賞した場合に、前記第１始動検出手段お
よび前記第４始動検出手段の各々による球の検出に基づ
いた前記可変入賞装置の可変動作を終了しない一方、前
記第３始動検出手段による球の検出に基づいた前記可変
入賞装置の可変動作を終了することを特徴とする請求項
１に記載の遊技機。
【請求項４】前記第３始動検出手段に係る始動口は、前
記複数の始動検出手段の中で前記第３始動検出手段によ
り球を検出する確率が最も高くなるような位置に配設さ
れていることを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項５】前記可変表示装置および前記第２可変表示
装置の各々の可変表示の実行結果が予め定めた特定表示
態様とそれぞれなった場合に、いずれの特定表示態様を
優先して遊技を進行するべきであるかを監視する優先監
視手段を備えたことを特徴とする請求項１に記載の遊技
機。
【請求項６】前記優先監視手段は、前記可変表示装置お
よび前記第２可変表示装置の各々の可変表示の始動時の
差が所定時間内であるとき、監視することを特徴とする
請求項５に記載の遊技機。
【請求項７】前記優先監視手段は、前記可変表示装置お
よび前記第２可変表示装置の各々の可変表示の停止時
に、監視することを特徴とする請求項５に記載の遊技
機。
【請求項８】前記遊技制御手段は、前記特定表示態様と
なって、前記可変入賞装置の可変動作を実行するとき、
前記可変表示装置の可変表示の実行結果と、前記第２可
変表示装置の可変表示の実行結果とのいずれに基づいた
ものであるかを視覚あるいは聴覚で認識させることを特
徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項９】ロータと可動片開閉用の始動口とを有し、前記ロータは、球が入賞可能な状態と球が入賞不能な状
態とに回転可能な権利物用の役物であり、前記第２可変
表示装置の可変表示の実行結果が予め定めた特定表示態
様となると、入賞した球と共に回転するものであり、前記可動片開閉用の始動口は、前記ロータが回転した際
に該ロータから落下した球が入賞可能なものであって、
前記可動片開閉用の始動口の内部に、前記第４始動検出
手段が設けられていることを特徴とする請求項１に記載
の遊技機。
【請求項１０】前記条件変更手段を有する可変入賞装置
の傍らに、球を遊技領域の裏側に取り込む取込口を開設
し、該取込口に入賞した球を仮想の球に見立てて、前記
可変入賞装置の画面上に球図柄として出現させて可変表
示することを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項１１】前記取込口の周囲に障害釘を配置し、該
障害釘の配置態様により前記可変入賞装置の入賞領域に
対する球の入賞難易を調整可能にすることを特徴とする
請求項１０に記載の遊技機。
【請求項１２】前記遊技制御手段は、前記可変表示装置
に映像信号を出力するための第１の画像制御ＩＣと、前
記第２可変表示装置に映像信号を出力するための第２の
画像制御ＩＣと、前記可変入賞装置に映像信号を出力す
るための第３の画像制御ＩＣとを有していることを特徴
とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項１３】前記遊技制御手段は、前記可変表示装置
を表示制御するための第１の表示器制御基板と、前記第
２可変表示装置を表示制御するための第２の表示器制御
基板と、前記可変入賞装置を表示制御するための第３の
表示器制御基板とを有していることを特徴とする請求項
１に記載の遊技機。