JP2003093423A - 睡眠時無呼吸等の防止具 - Google Patents
睡眠時無呼吸等の防止具Info
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- A61F5/56—Devices for preventing snoring
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- Y10S602/00—Surgery: splint, brace, or bandage
- Y10S602/902—Antisnoring or mouth closing devices
Abstract
者にできるだけ苦痛を与えずに防止することにある。 【解決手段】 両側の下顎部に当接する下顎当接具3の
左右両側部に所定の弾性力を有するベルトや紐等の係止
材4をそれぞれ取り付け、この係止材4を顔面側の鼻部
や頭部側に回して係止するようにして上記下顎当接具3
を介して下顎部2を前方に押し出せるようにして、睡眠
時に無呼吸状態や大きないびきが発生するのを防止する
ようにしている。
Description
ける睡眠時無呼吸等の防止具に関するものである。
多く、その中にはその途中で無呼吸状態となってしまう
ことも多数知られている。
退によるもので、顎の筋肉が弛緩したときに下顎が後方
に移動して舌を口腔の後部に運び、これによって咽頭部
の呼吸気道が狭められ、呼吸の流れに渦を生じ、軟口蓋
や周辺の柔らかい筋肉が振動して、いびきという音響現
象を引き起こすものである。
して呼吸気道が閉塞する状態となると、呼吸の中断、す
なわち無呼吸状態となることがある。
きかったり、無呼吸状態が生じる人には、鼻マスクを装
着して一定量の空気を送り込む陽圧呼吸装置や、口腔の
上歯部と下歯部にレジンのアプライアンスをそれぞれ装
着して下顎を前方に位置させるものが知られている。
マスクを取り付けなければならず、かつエアーホースや
エアー供給源装置が必要となる。
で好ましいが、上顎、下顎が自由に動けなくなり、やや
苦痛であるとともに、長時間装着していると顎関節等が
痛くなることがあった。
させて人工呼吸する、いわゆるジョーリフト法を応用し
て、人を仰向いて寝た状態で下顎を両側の下方から支持
して睡眠中の気道閉塞を防止する口腔外装置が知られて
いる。
ので、利用者は仰向いた状態で、寝返り等をすることが
できず、自由が利かないので、苦痛で不便なものであっ
た。
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、睡眠
時に無呼吸状態やいびきが発生するのを防止するため
に、下顎部に当接する下顎当接具の左右両側部に所定の
弾性力を有するベルトや紐等の係止材をそれぞれ取り付
け、この係止材を顔面側の鼻部や頭部に回して係止する
ようにして上記下顎当接具を介して下顎部を前方に押し
出せるように形成したことを特徴とする睡眠時無呼吸等
の防止具を提供するものである。
は、睡眠時に無呼吸状態やいびきが発生するのを防止す
るために、下顎部に当接する下顎当接具の左右両側部に
所定の弾性力を有するベルトや紐等の係止材をそれぞれ
取り付け、この係止材を顔面側の鼻部や頭部に回して係
止するようにして上記下顎当接具を介して下顎部を前方
に押し出せるように形成したことを特徴としている。
置のもので、図1のように利用者の下顎部2にそうよう
にして下顎当接具3を当接し、下顎当接具3に係止材4
を取り付けて下顎部2を前方に押し出せるようにしてい
る。
うに下顎部2、特に下顎後縁から下顎下縁にそうように
内周面を傾斜したほぼU字状等の折曲形状とすることが
でき、その後部ないしその前部の適宜の位置に吊り用の
係止部5を設け、係止部5にゴムベルトやゴム紐等の所
定の弾性力のある軟質の係止材4の端部をベルベットフ
ァスナーや鳩目具、ホックなどの接続手段6で接続して
下顎部2を前方に押し出せるようにしている。
図2のように鼻部にマスク状や鼻部を囲むようにブリッ
ジ状の留め具7に左右対称状に係止し、下顎当接具3を
上記のように押し出せるようにしている。
と上部にスリット状の留め部8、9をそれぞれ左右対称
状に設けていて、下方側の留め部8に上記した下顎当接
具3の係止材4の他端部をそれぞれ連結し、上部の留め
部9にゴムベルトやゴム紐等の耳部や頭部に引っ掛ける
軟質の引掛材10をそれぞれ連結して、下顎当接具3を
介して下顎部2を前方側に押し出して維持できるように
している。
できるように硬質材で形成することができるし、利用者
が寝返り等をしても顎や顔に当たって苦痛を生じないよ
うにソフトに接触するように少なくとも肌への当接部分
にシリコン等のゴムや不織布等の軟質材を使用すること
もできる。
ように利用者の下顎部2に密着できるように型取ってレ
ジンモールドして成形し、その下顎側の当接面や周面に
シリコンラバーやナイロン樹脂、高分子で形成された弾
性材等の軟質材11を所定の厚さに被覆して下顎部2に
沿いやすく密着しやすいように形成することができる。
ールド時の成形体の芯材12として1〜2mm厚さの薄
状のアルミニウム等の金属材やポリプロピレン、AB
S、ナイロン、ポリウレタン等の熱可塑性のレジン、ポ
リイミド、ポリアミド・イミド等のエンジニアプラスチ
ックの薄状の硬質材を折曲して内装し、そのまわりに硬
質のレジン13等を装着して軟質材11で被覆し、全体
として5〜12mm程のできるだけ軽量で薄状にするの
が好ましい。
2に合わせて容易に折曲できるものであり、また熱可塑
性のレジン等のプラスチック板も所要の高温に熱するこ
とで容易に折曲できて利用者の下顎部2に合わせるよう
に容易に細工ができるので好ましいものである。
布や布材等の軟質材を所定の厚さに積層して被覆した
り、巻回して下顎当接具3を成形することもできる。
布、布材等で上記したようにマスク状やブリッジ状に形
成し、顎面に苦痛を生じないようにできる。
部にフック状等に当接係止部14を突設して下顎部2の
後縁部に係止するようにし、下顎当接具3を介して上記
したように下顎部2を前方へ押し出せるようにすること
もできる。
5を幅広く取着してその複数個所に係止材4を取り付
け、下顎当接具3を所望の前方側に押し出して維持する
ようにできる。複数個所に係止材4を取り付けることに
よって、下顎当接具3を介して下顎部2をより所望の前
方側に安定して押し出すようにすることができる。
下顎当接具3の内側の下顎部2の当接部分に所定の長さ
の袋状に形成して蓄熱剤や保冷剤、その他の高分子のゲ
ル材15を装填した軟質材11を着脱可能に取着して使
用するようにもできる。この場合、予め大、中、小等の
所定の大きさに下顎当接具本体部を成形しておいて、下
顎当接具3の内側にそってこの軟質材11を装着して使
用するようにできるので迅速に対応できるとともに、ゲ
ル材15が流動するので利用者の下顎部2にそってソフ
トに当接するようにできて好ましい。特に、図のように
軟質材11をキルティング状等に仕切りをするのが、ゲ
ル材15が分散しなく、均一状に押圧するようにできて
好ましい。
状として下顎全体にそうようにしたが、図8のように下
顎部2の後縁部に嵌装状態で係止するようにほぼL形状
に形成したものとし、上記した係止材4の引っ張りに対
してこの下顎当接具3が下顎部2の後縁部からはずれな
いようにするようにもできる。
の下顎当接具3をゴムベルトやゴム紐等の弾性材やワイ
ヤー、エンジニアリングプラスチックのバンド等の剛性
材の結合材16で結合したり、下顎当接具3を粘着テー
プ等の複数の貼着材17で顔面や下顎に貼着して、上記
した趣旨のように下顎部2を前方へ押し出せるようにす
ることもできる。これらの下顎当接具3にあっても、上
記した構造とすることができる。
を陽圧呼吸装置18のマスク19部に係止してマスク1
9部を固着するとともに、下顎当接具3も固着するよう
にしたものである。このように陽圧呼吸装置と併用する
ようにもできる。
イアンスを装着する睡眠時無呼吸等の防止具との併用す
ることも除外するものでなく、必要に応じて対応するこ
とができる。このアプライアンスと併用すると、下顎当
接具の前方への押圧力によって下顎角等が痛くなるのを
和らげることができる。
である。睡眠時の無呼吸等の防止具1は、下顎当接具3
を図1〜図4のように利用者の下顎部2にそった厚さ1
2mm程度、幅(高さ)25mm程のほぼU字形状に内
側をやや傾けて形成している。
のように予め所定の長さ、1mm厚さ、20mm幅(高
さ)のアルミニウム材の硬質材を芯材12として利用者
の下顎部2にそって折曲して予め型取った型の中に設置
し、この芯材12のまわりに速硬性の硬質のレジン13
を型内に注入して硬化し、その外周部にシリコンラバー
の軟質材11を被覆して成形できる。
止部5に後端部からややその前部のほぼ50mmの長さ
にわたってベルベットファスナーの接続手段6をそれぞ
れ接着し、所定の弾性力を有する1mm厚さ、6mm幅
のゴムベルトの吊り上げ用の係止材4をその端部に取着
したベルベットファスナーの被係止片を介して上記した
係止部5の接続手段6の所定の位置に引っ張り力を調整
して接続するようにしている。
ように鼻部にそってブリッジ状に湾曲して形成した留め
具7の下方側の左右の留め部8にそれぞれ取着し、この
留め具7の他の上方側の留め部9に取着した引掛材10
を介して図1のように頭部に引っ掛けて留め具7を鼻部
に固定し、上記した係止材4を介して下顎当接具3を前
方に押し出せるようにしている。なお、手を介して下顎
当接具3を前方に押し出した位置で上記のように維持す
るようにしてもよい。
1を試用した結果、いびきを減退することができたとと
もに、無呼吸の防止についても所望の効果をあげること
ができ、また寝返りを自由にうつことができ、下顎や鼻
部の肌への当接部分を軟質としていることによって、肌
に痛くなくて良好であった。
しては、3〜15N(300〜1500gf)/片方、
好ましくは5〜10N(500〜1000gf)/片方
で、下顎当接具3の下顎部2への当接面を所要面積とし
て下顎当接具3が食い込んだり、痛みを生じないような
面圧にするのが好ましいものである。この面圧として
は、1〜1.5kPa(10〜100gf/cm2 )位
に調整することが好ましい。
をベルベットファスナーの係脱手段としたので、係止材
の引っ張り具合、引っ張り角度、位置について容易に調
整できて好ましいが、図6のように下顎当接具3を係止
部5の複数個所から引っ張るようにすれば、引っ張り角
度をより一層容易に調整できて有効である。
両端部にフック状に当接係止部14を設けて下顎部2の
後縁部に係止するようにすることによって、下顎当接具
3を有効に前方へ押し出すようにすることができる。
15を装填したソフトな軟質材11を下顎当接具3の内
周面にそって所定の接着剤等で接着して対処することも
できる。この場合、予め大、中、小等の所定の大きさに
下顎当接具本体部を成形しておいて、下顎当接具3の内
側にそってこの軟質材11を装着して使用するようにで
きるので、迅速に対応てきて好ましい。
下顎部2の後縁部に嵌装状態で係止するようにほぼL形
の溝状に形成し、左右両側のL形状の下顎当接具3をゴ
ムバンドやゴム紐の弾性材やワイヤー、エンジニアリン
グプラスチックのバンド等の剛性材の結合材16で結合
したり、下顎当接具3を粘着テープ等の複数の貼着材1
7で顔面や下顎に貼着して行うこともできる。この場
合、下顎後縁部分の拘束だけなので利用者に負担を少な
くできる。
当接具3を前記したように陽圧呼吸装置とを併用するこ
ともできる。その際、下顎当接具3の係止材4を陽圧呼
吸装置18のマスク19部に係止してマスク19を固着
するとともに下顎当接具3も固着するようにできて有効
である。
接具を介して下顎部を前方に押し出せるように形成した
ので、睡眠中に下顎が後方に移動して舌根が沈下して呼
吸気道が閉塞状態となるのを防止でき、大きないびきを
かくのを防げるとともに無呼吸状態となるのを防止する
ことができる。
字形状に形成し、少なくともその下顎部への当接部をソ
フトな軟質材で形成するとともに、下顎当接具の側周部
に複数個所に係止できる係止部を配設して係止材の端部
を複数個所に係止することによって、寝返りを自由にう
てるとともに下顎や鼻部への肌への当接部が軟質材なの
で肌にそうとともに肌に痛くなくでき、さらに複数個所
の係止部を介し利用者に対応して係止材を所要の適格な
方向へ引っ張るように容易に調整することができる。
や熱可塑性のレジン、硬質のエンジニアプラスチック材
を内装することによって、下顎当接具を薄状で軽量なも
のにでき、利用者に利用しやすくできる。特に、アルミ
ニウム板や熱可塑性のレジンでは、所要の形状に折曲で
きて、利用者の下顎部に容易に合わせられて好ましい。
のベルトや紐等の係止材を鼻部を介して耳部や頭部に回
して引っ張るように固定用係止具を介して設けることに
よって、下顎当接具を安定して上顎側および前方へ押し
出すようにできる。
陽圧呼吸治療器のマスク部に係止することによって、陽
圧呼吸装置を併用することもでき、下顎当接具の係止材
を陽圧呼吸装置のマスク部に係止してマスクを固着でき
るとともに、下顎当接具も固着するようにできる。
と側面図(b)、
側面図、
略した側面図、
(a)と軟質材部の一部省略した断面図(b)、
の斜視図、
面図。
接具 4…係止材 5…係止部 6…接続手段 7…留め具
Claims (5)
- 【請求項1】 睡眠時に無呼吸状態やいびきが発生する
のを防止するために、下顎部に当接する下顎当接具の左
右両側部に所定の弾性力を有するベルトや紐等の係止材
をそれぞれ取り付け、 この係止材を顔面側の鼻部や頭部に回して係止するよう
にして上記下顎当接具を介して下顎部を前方に押し出せ
るように形成したことを特徴とする睡眠時無呼吸等の防
止具。 - 【請求項2】 下顎当接具を下顎部にそったほぼU字形
状に形成し、少なくともその下顎部への当接部をソフト
な軟質材で形成するとともに、下顎当接具の側周部に複
数個所に係止できる係止部を配設して係止材の端部を複
数個所に係止するようにした請求項1に記載の睡眠時無
呼吸等の防止具。 - 【請求項3】 下顎当接具にアルミニウム材や、熱可塑
性のレジン、エンジニアプラスチック材を内装した請求
項1または2に記載の睡眠時無呼吸等の防止具。 - 【請求項4】 下顎当接具の弾性力を有する軟質のベル
トや紐等の係止材を鼻部を介して耳部や頭部に回して引
っ張るように留め具を介して設けた請求項1ないし3の
いずれかに記載の睡眠時無呼吸等の防止具。 - 【請求項5】 下顎当接具の係止材の他部を陽圧呼吸治
療器のマスク部に係止するようにした請求項1ないし3
のいずれかに記載の睡眠時無呼吸等の防止具。
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