JP2003093200A - 車両用シートクッション - Google Patents

車両用シートクッション

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JP2003093200A
JP2003093200A JP2001296368A JP2001296368A JP2003093200A JP 2003093200 A JP2003093200 A JP 2003093200A JP 2001296368 A JP2001296368 A JP 2001296368A JP 2001296368 A JP2001296368 A JP 2001296368A JP 2003093200 A JP2003093200 A JP 2003093200A
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JP
Japan
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cloth
seat
cushion plate
cushion
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Application number
JP2001296368A
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English (en)
Inventor
Kazuko Ishikawa
加寿子 石川
Akihito Ishikawa
彰人 石川
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Individual
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の座席に置いて、手荷物が振動や慣性な
どでシートから落下しないように保持するシートクッシ
ョンを提供する。 【解決手段】 底布2と両側の側布3および側布に連結
した後布5で折り畳み可能な箱状の荷受け部材10を形
成させ、底布2の前端部にそなえた取付布7を、クッシ
ョン板1の前縁部裏面に取り付け、前記側布3の上縁端
とクッション板裏面を引っ張り部材4で連結して、荷受
け部材10を開いたときにクッション板を一定の角度に
保持させ、底布両端の取付部材9でシートに取り付け
る。荷受け部材10をクッション板1の下に畳み込ん
で、シート11上に載置するクッションとして使用し、
手荷物を載せるときは、クッション板1の後縁を上方に
回動させて荷受け部材10を開き、荷受け部材10内に
載せ側布3で落下を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両とくに自動車
のシートに載せるクッションに係り、このシートに乗員
がいないときは荷物置きとして使用できるシートクッシ
ョンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の助手席や後部座席に乗員
がいない場合に、手荷物たとえば、カバンや買い物袋な
どを空いたシート上に置くことが多く見られるが、運転
中の振動、とくにカーブやブレーキ時に慣性によって手
荷物が移動し、シートから落下するおそれがある。シー
トの後方はバックシートがあるため荷物の移動が阻止さ
れるが、前方や左右方向には移動した荷物がシートから
落ちやすく、壊れやすい荷物ではブレーキ時などに片手
で押さえて移動しないようにすることもあり、運転に支
障を生じるおそれがある。
【0003】なお、RV車のように、後部座席の背後に
荷物室をそなえた車両では、後部のシートクッションの
前端部を枢軸で取り付け、この枢軸を支点にして上方に
回動できるようにし、シートバックを前方に倒して水平
にすることによって荷物室を広くするものがあり、実開
平5−26606号には、このように回動するシートを
そなえた車両において、後部シートの下方に収納したプ
ロテクタを、シートを上方に回動させたときに起立さ
せ、このプロテクタの内側に荷物を置くようにしたもの
が提案されている。また、特開2000−83768号
には、座席を覆うシートカバーに重ねて、前面部と側面
部をそなえた防止部材本体を設け、荷物を置く場合は、
前記防止部材本体をシートカバーの上側に反転させ、こ
の防止部材本体に取り付けた引っ張り紐を座席の背もた
れの枕部に回して保持させ、反転させた防止部材本体の
内側に荷物を置くようにしたものが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、実開平5−
26606号に示されている車両用シートは、回動可能
に取り付けられているシートをそなえた車両に適用され
るもので、通常の車両では助手席や後部のシートを枢軸
で回動させるようになっていないので適用できない。し
たがって一般的なアクセサリーとして、どの車両にも使
用できるものではなかった。また、座席を覆うシートカ
バーに重ねて一体にした防止部材本体を反転させて荷物
を置くようにしたものでは、荷物を載せる時に、シート
カバーから防止部材本体を反転させて引っ張り紐を掛け
るなどの手数を要するだけでなく、背もたれの頂部に取
り付ける引っ張り紐があるために、手荷物を防止部材本
体内に入れるときに邪魔になる欠点があり、シートカバ
ーの大きさに合う座席でなければ使用できないなどの不
便がある。
【0005】本発明は、すべてのシートに簡単にアクセ
サリーとして備え付けられ、通常はクッションとして使
用し、手荷物を置くときに簡単な操作で落下を防止でき
るようにしたシートクッションを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、車両のシート
上に載置するクッション板と、底布とその両側の側布お
よび側布を連結する後布によって折り畳み可能な箱状に
形成された荷受け部材とをそなえ、前記荷受け部材の底
布の前方に設けた取付布を、クッション板の前縁部裏面
に取り付けてクッション板と荷受け部材とを連結し、側
布の上縁前端とクッション板裏面との間に、荷受け部材
とクッション板を一定の角度に保持させる引っ張り部材
を設け、底布の両端にシートに取り付ける取付部材をそ
なえており、通常は。荷受け部材をクッション板の裏面
に折り畳んで重ねた状態でシート上に載置して、取付手
段でバックシートに固定して乗員のクッションとして使
用し、手荷物を置く場合は、クッション板の後縁を上方
に回動させて、引っ張り部材でクッション板を一定の角
度で斜め位置に保持させ、荷受け部材をシート上で箱状
に開かせ、この荷受け部材の中に手荷物を置くことによ
り側布とクッション板で落下を防止するようにしてい
る。なお、引っ張り部材は、側布の前方を延長してクッ
ション板裏面に取り付けた布や、側布の上縁前端とクッ
ション板裏面とを連結する紐であってもよい。
【0007】また、底布の両側と一方端部を同方向に折
り曲げて、側布と引っ張り部材および後布を連結させ、
前記後布の両端をそれぞれ側布と結合させて箱状の荷受
け部材を構成し、引っ張り部材と側布との境目の上縁に
つまみ縫いを設けて、引っ張り部材の上縁を必要な長さ
に縮め、底布前方に一体に設けられた取付布をクッショ
ン板の前縁部裏面に取り付け、引っ張り部材の前端部を
取付布に重ねて、取付布の前端とともにクッション板裏
面に取り付けることにより、1枚の布で荷受け部材と引
っ張り部材を構成させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】これを、図に示す実施例について
説明する。図1は使用状態に開いたときの斜視図、図2
は荷受け部材と引っ張り部材の作り方の例を示す説明
図、図3はクッションとして使用している状態、図4は
荷物を載せる状態を示す側面図である。図において、1
はクッション板で、ポリウレタンなどの固めの弾性板に
布カバーをかぶせている。10は荷受け部材、2は前記
クッション板1よりやや小さい広さの底布、3は底布の
両側に設けた側布で、前記底布1と一体の布を適宜の幅
で折り曲げ、あるいは別の布を縫い合わせや接着などに
より取り付けている。4は側布3を延長した引っ張り部
材、5は後布で、前記側布3と同様に形成され、両端を
側布3に結合して箱状の荷受け部材10を形成するよう
にしている。6は底布2と一体に設けられた取付布7に
より荷受け部材10をクッション板1裏面のカバー前縁
部に連結する縫い目、8は引っ張り部材4の前端を取付
布7とともにクッション板裏面のカバーに取り付ける縫
い目、9は引っ張り部材4の側布3につながる境目の部
分に設けたつまみ縫いで、引っ張り部材4の上縁の長さ
を調節している。11は縫い目12により荷受け部材1
0の周囲に設けた重なり部、13は底布2の後部両端に
取り付けた取付部材たとえば取付紐、20は車両のシー
ト、21はバックシートである。
【0009】図2に示すように、1枚の布の両側に側布
3、3と、引っ張り部材4、4を折り曲げて底布2と重
ね合わせ、一方の端部を同様に折り曲げて後布5とし、
後布5の両端と側布3、3を箱状になるように縫い付け
る。また、引っ張り部材4の側布3との境目になる部分
に、つまみ縫い9(図1)を設けて、引っ張り部材4の
上縁の長さを調節する。なお、この実施例では、図5に
示すように、底布2および取付布7の周囲で側布3、
3、後布5、引っ張り部材4を折り曲げた重なり部11
を縫い目12で縫い付け、側布3、引っ張り部材4、後
布5を折り畳み易いようにしている。
【0010】このように構成した荷受け部材10の取付
布7を、クッション板1の裏面に重ねて、クッション板
1の前縁部裏面のカバーに縫い目6により取り付けて荷
受け部材10を連結させ、取付布7と引っ張り部材4を
重ねた前端をクッション板1裏面のカバーに縫い目8で
取り付ける。また、底布2の後部両端にバックシート2
1の後ろに回して結ぶ取付部材13を取り付ける。
【0011】荷受け部材10と引っ張り部材4をクッシ
ョン板1の裏面に折り畳み、図3に示すように、シート
20の上にクッション板1を上にして載せ、取付部材1
3をバックシート21の後ろに回して取り付ける。な
お、荷受け部材10の周囲に重なり部11を設けておけ
ば、側布や後布が内側に倒れやすく、折り畳みを容易に
行うことができる。この状態では乗員のクッションとし
て使用される。
【0012】シートに手荷物を置く場合は、クッション
板1の後縁(バックシート側縁)を上方に持ち上げて回
動させると、図4に示すように、引っ張り部材4が、側
布3を引っ張って荷受け部材10を箱状に開かせ、クッ
ション板1は引っ張り部材4で斜め方向に、引っ張り部
材4による一定の角度に保持される。なお、回動したク
ッション板1が、ダッシュボードや前席のバックシート
に接触する場合は、その状態で保持すればよい。このよ
うに、クッション板1の回動で荷受け部材10が自動的
に開き、荷受け部材10内に手荷物を載せることがで
き、側布とクッション板で荷物がシートから落下するこ
とを防止する。
【0013】なお、荷受け部材10を構成する底布2、
側布3、後布5、および引っ張り部材4は、実施例のよ
うに1枚の布で構成する必要はなく、それぞれの布を縫
い合わせ、あるいは接着して結合させてもよい。また、
取付部材13は、図に示す紐に限られず、ボタンや面フ
ァスナーなどで取り付けるようにしてもよい。なお、荷
受け部材などを構成する布の材質としては、適宜のもの
を用いることができ、メッシュの布を用いれば軽便で、
荷物との摩擦も増して滑りを防ぐ利点がある。
【0014】図6は、取付布7を小さくし、引っ張り部
材4に紐を用いた実施例で、図1と同じ部分に同一の符
号を付している。底布2と側布3および後布5で荷受け
部材10が形成され、底布2と一体にした取付布7でク
ッション板1の裏面に縫い目6などで連結されるが、取
付布7はクッション板1の裏面を覆う広さを必要とする
ものではなく、この実施例のように、クッション板に連
結できる程度のものでもよい。また、引っ張り部材4
は、一方端を側布3、3の上縁前端に取り付け、クッシ
ョン板の傾斜に合わせた長さの紐状体で、他方端をクッ
ション板裏面に取り付けている。
【0015】
【発明の効果】このように本発明は、車両のシート上に
載置するクッション板と、底布とその両側の側布および
後布により折り畳み可能な箱状に形成した荷受け部材と
をそなえ、前記底布の前方に一体に設けた取付布によ
り、荷受け部材をクッション板の前縁部裏面に連結し、
側布の上縁前端にクッション板裏面と連結して荷受け部
材とクッション板を一定の角度に保持させる引っ張り部
材と、底布両端にシートへの取付部材を設けているの
で、荷受け部材や引っ張り部材をクッション板の裏面に
薄く折り畳んで、通常はシート上に載せるクッションと
して用い、手荷物を置く場合は、クッション板の後縁を
持ち上げて回動させるだけの操作で、荷受け部材が自動
的に箱状に開き、クッション板は引っ張り部材で斜め方
向の角度に保持され、荷受け部材内に手荷物を入れるだ
けで、側布とクッション板により荷物のシートからの落
下を有効に防止することができる。
【0016】引っ張り部材は、側布を延長することによ
り、側布と一体にでき、荷受け部材と引っ張り部材を1
枚の布で形成することもできる。また、引っ張り部材と
して側布の上縁前端とクッション板裏面とを連結する紐
を用いれば、構造が簡単化される。
【0017】なお、荷受け部材や引っ張り部材は、折り
畳むことによりクッション板の裏面にコンパクトに収納
でき、シートとは別体として取付部材で取り付けるの
で、すべての車両にアクセサリークッションとして使用
でき、手荷物を置くときの操作も簡単で、シートからの
荷物の落下を確実に防止し、運転の支障になることがな
いなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】製作の例を示す説明図である。
【図3】シート上のクッションとして使用する状態を示
す側面図である。
【図4】手荷物を置く時の状態を示す側面図である。
【図5】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図6】別の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 クッション板 2 底布 3 側布 4 引っ張り部材 5 後布 6 縫い目 7 取付布 8 縫い目 9 つまみ縫い 10 荷受け部材 11 重なり部 12 縫い目 13 取付部材 20 シート 21 バックシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 加寿子 福岡県北九州市八幡東区山路1丁目2番30 号 (72)発明者 石川 彰人 福岡県北九州市八幡東区山路1丁目2番30 号 Fターム(参考) 3B084 JA06 JB03 JB05 3B087 CB17 3B096 AA01 AC05 AC08 AC11 AD07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のシート上に載置するクッション板
    と、底布とその両側の側布および側布を連結する後布に
    より折り畳み可能な箱状に形成した荷受け部材とをそな
    え、前記荷受け部材の底布の前方に一体に設けられた取
    付布を前記クッション板の前縁部裏面に連結し、側布の
    上縁前端とクッション板裏面を連結して荷受け部材とク
    ッション板を一定の角度に保持させる引っ張り部材と、
    底布両端にシートへの取付部材を設けたことを特徴とす
    る車両用シートクッション。
  2. 【請求項2】 前記引っ張り部材が、側布の前方を延長
    してクッション板裏面に取り付けた布である請求項1の
    車両用シートクッション。
  3. 【請求項3】 前記引っ張り部材が、側布の上縁前端と
    クッション板裏面とを連結する紐状体である請求項1の
    車両用シートクッション。
  4. 【請求項4】 前記荷受け部材と引っ張り部材および取
    付布が、布の両側と後端部を同方向に折り曲げ、前記折
    り曲げ部で側布と引っ張り部材および後布を形成させ、
    後布の両端をそれぞれ側布に結合させて箱状の荷受け部
    材を構成し、引っ張り部材と側布との境目の上縁につま
    み縫いを設けて引っ張り部材の長さを調節し、前記引っ
    張り部材の前端を取付布とともにクッション板裏面に取
    り付けている請求項1の車両用シートクッション。
JP2001296368A 2001-09-27 2001-09-27 車両用シートクッション Pending JP2003093200A (ja)

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