JP2003093116A - スライドファスナー - Google Patents
スライドファスナーInfo
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- JP2003093116A JP2003093116A JP2001291542A JP2001291542A JP2003093116A JP 2003093116 A JP2003093116 A JP 2003093116A JP 2001291542 A JP2001291542 A JP 2001291542A JP 2001291542 A JP2001291542 A JP 2001291542A JP 2003093116 A JP2003093116 A JP 2003093116A
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- slide fastener
- guide
- slider
- guide rod
- pull
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B19/00—Slide fasteners
- A44B19/24—Details
- A44B19/26—Sliders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
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- A44B19/24—Details
- A44B19/26—Sliders
- A44B19/30—Sliders with means for locking in position
- A44B19/308—Sliders with means for locking in position in the form of a spring-actuated locking member actuated by the pull member
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/25—Zipper or required component thereof
- Y10T24/2561—Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material
- Y10T24/2566—Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material including position locking-means attached thereto
- Y10T24/257—Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material including position locking-means attached thereto having surface engaging element shifted by reorientation of pull tab
- Y10T24/2571—Resilient or spring biased element
Abstract
(57)【要約】
【課題】 引手廻動式スライダーを備えたスライドファ
スナーにおいて、スライダーの始動動作が円滑かつ容易
にできるスライドファスナーを提供する。 【解決手段】 スライダーの胴体９の上面、前面、下面
に引手７が廻動できるＵ字状ガイド杆１０を配し、Ｕ字
状ガイド杆１０は内側に沿って断面Ｔ字形の引手ガイド
部１１を設け、この引手ガイド部１１が胴体９の前面に
配される部分の内縁に、ファスナーチェン１に取り付け
た上止具４が摺接する部分を弧状面または傾斜面に形成
して上止具４用のガイド面１２を形成し、たとえＵ字状
ガイド杆１０と上止具４とが当接してもガイド面１２に
よって上止具４をスムーズにガイドでき、スライダーの
始動が容易である。
スナーにおいて、スライダーの始動動作が円滑かつ容易
にできるスライドファスナーを提供する。 【解決手段】 スライダーの胴体９の上面、前面、下面
に引手７が廻動できるＵ字状ガイド杆１０を配し、Ｕ字
状ガイド杆１０は内側に沿って断面Ｔ字形の引手ガイド
部１１を設け、この引手ガイド部１１が胴体９の前面に
配される部分の内縁に、ファスナーチェン１に取り付け
た上止具４が摺接する部分を弧状面または傾斜面に形成
して上止具４用のガイド面１２を形成し、たとえＵ字状
ガイド杆１０と上止具４とが当接してもガイド面１２に
よって上止具４をスムーズにガイドでき、スライダーの
始動が容易である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、スライドファス
ナーにおいて、スライダーの引手が胴体の上面、前面、
下面と廻動できる引手廻動式スライダー、およびこの引
手廻動式スライダーに対向するファスナーチェンに設置
する上止具に関するものである。
ナーにおいて、スライダーの引手が胴体の上面、前面、
下面と廻動できる引手廻動式スライダー、およびこの引
手廻動式スライダーに対向するファスナーチェンに設置
する上止具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来知られたスライドファスナーにおけ
る引手廻動式スライダーは、胴体の上面、前面、下面と
を廻動するための引手をガイドする胴体に巡らすＵ字状
のガイド杆が、断面Ｔ字形に形成され、引手をガイドす
るＴ字形のガイド部は隅角内面が直角を呈している。た
とえば図１３に示すように実公昭３８−７９３４号公報
に開示された引手廻動式スライダーは、胴体に巡らした
Ｕ字状ガイド杆の隅角内面を直角状に形成し、引手先端
両側に設けた内向の取付片を嵌装した引手廻動式のスラ
イダーである。
る引手廻動式スライダーは、胴体の上面、前面、下面と
を廻動するための引手をガイドする胴体に巡らすＵ字状
のガイド杆が、断面Ｔ字形に形成され、引手をガイドす
るＴ字形のガイド部は隅角内面が直角を呈している。た
とえば図１３に示すように実公昭３８−７９３４号公報
に開示された引手廻動式スライダーは、胴体に巡らした
Ｕ字状ガイド杆の隅角内面を直角状に形成し、引手先端
両側に設けた内向の取付片を嵌装した引手廻動式のスラ
イダーである。
【０００３】このように形成された引手廻動式スライダ
ーを挿通したファスナーチェンに装着する上止具は、特
別な形態の上止具ではなく通常に用いられている熱可塑
製樹脂製の長方体、あるいは金属製の断面Ｕ字状の上止
具であり、特に引手廻動式スライダーのＵ字状ガイド杆
に対応する上止具ではなかった。
ーを挿通したファスナーチェンに装着する上止具は、特
別な形態の上止具ではなく通常に用いられている熱可塑
製樹脂製の長方体、あるいは金属製の断面Ｕ字状の上止
具であり、特に引手廻動式スライダーのＵ字状ガイド杆
に対応する上止具ではなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明のスライドフ
ァスナーは、図２に示すようにアノラックなどのウエア
の前ポケットの口縁に取り付けてリバーシブルに用いる
スライドファスナーであり、ポケットを裏返しにしてウ
エアをポケットに収納するのに便利なスライドファスナ
ーである。従ってスライドファスナーをポケットの口縁
に取り付けてリバーシブルに使用する場合、ファスナー
チェンの上止具から前端のファスナーテープを多少クロ
ーズ状に取り付け、体裁のよいポケットを形成するた
め、たとえば図３に示すような状態で取り付ける。
ァスナーは、図２に示すようにアノラックなどのウエア
の前ポケットの口縁に取り付けてリバーシブルに用いる
スライドファスナーであり、ポケットを裏返しにしてウ
エアをポケットに収納するのに便利なスライドファスナ
ーである。従ってスライドファスナーをポケットの口縁
に取り付けてリバーシブルに使用する場合、ファスナー
チェンの上止具から前端のファスナーテープを多少クロ
ーズ状に取り付け、体裁のよいポケットを形成するた
め、たとえば図３に示すような状態で取り付ける。
【０００５】この状態でスライドファスナーを開閉使用
すると、前項で述べた引手廻動式スライダーと上止具で
あると、ファスナーチェンを閉鎖状態から開離状態に開
口させるため、引手廻動式スライダーを開離操作する
と、ファスナーチェンの上止具が引手廻動式スライダー
のＵ字状ガイド杆の断面Ｔ字形のガイド部の内面に当接
してスライダーの始動動作を難しくし、スムーズな開離
操作ができない問題点がある。
すると、前項で述べた引手廻動式スライダーと上止具で
あると、ファスナーチェンを閉鎖状態から開離状態に開
口させるため、引手廻動式スライダーを開離操作する
と、ファスナーチェンの上止具が引手廻動式スライダー
のＵ字状ガイド杆の断面Ｔ字形のガイド部の内面に当接
してスライダーの始動動作を難しくし、スムーズな開離
操作ができない問題点がある。
【０００６】この発明は、上述の問題点を考慮して発明
されたものであり、この発明のうち請求項１記載の発明
は、スライドファスナーの閉鎖時に、当接する状態にあ
る引手廻動式スライダーのＵ字状ガイド杆と上止具と
が、ファスナーチェンを開離させるべく引手廻動式スラ
イダーを開離操作を行った際に、お互いが離れる方向へ
摺接して案内され、開離操作をスムーズにスタートでき
るガイド部分を引手廻動式スライダーおよび、または上
止具に具備したスライドファスナーを提供することが主
たる目的である。
されたものであり、この発明のうち請求項１記載の発明
は、スライドファスナーの閉鎖時に、当接する状態にあ
る引手廻動式スライダーのＵ字状ガイド杆と上止具と
が、ファスナーチェンを開離させるべく引手廻動式スラ
イダーを開離操作を行った際に、お互いが離れる方向へ
摺接して案内され、開離操作をスムーズにスタートでき
るガイド部分を引手廻動式スライダーおよび、または上
止具に具備したスライドファスナーを提供することが主
たる目的である。
【０００７】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の目的に加え、ファスナーチェンに取り付けた上止具
よりも前端側の両ファスナーテープがクローズ状、すな
わち接近する側に向けて配されていても、Ｕ字状ガイド
杆と上止具の過剰な接触を無理なく開放し、引手廻動式
スライダーの開離操作がスムーズにスタートできるスラ
イドファスナーを提供することが目的である。
明の目的に加え、ファスナーチェンに取り付けた上止具
よりも前端側の両ファスナーテープがクローズ状、すな
わち接近する側に向けて配されていても、Ｕ字状ガイド
杆と上止具の過剰な接触を無理なく開放し、引手廻動式
スライダーの開離操作がスムーズにスタートできるスラ
イドファスナーを提供することが目的である。
【０００８】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明の目的に加え、ファスナーチェンに挿通された引手廻
動式スライダーの開離操作をスムーズにスタートできる
ガイド部分を引手廻動式スライダーに具備させ、円滑な
引手廻動式スライダーの開離操作ができるスライドファ
スナーを提供することが目的である。
明の目的に加え、ファスナーチェンに挿通された引手廻
動式スライダーの開離操作をスムーズにスタートできる
ガイド部分を引手廻動式スライダーに具備させ、円滑な
引手廻動式スライダーの開離操作ができるスライドファ
スナーを提供することが目的である。
【０００９】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明の目的に加え、ファスナーチェンに挿通された引手廻
動式スライダーの開離操作をスムーズにスタートできる
ガイド部分を、ファスナーチェンに取り付けた上止具に
具備させ、円滑な引手廻動式スライダーの開離操作がで
きるスライドファスナーを提供することが目的である。
明の目的に加え、ファスナーチェンに挿通された引手廻
動式スライダーの開離操作をスムーズにスタートできる
ガイド部分を、ファスナーチェンに取り付けた上止具に
具備させ、円滑な引手廻動式スライダーの開離操作がで
きるスライドファスナーを提供することが目的である。
【００１０】請求項５および６記載の発明は、それぞれ
請求項３記載の発明の目的に加え、引手廻動式スライダ
ーに配設する上止具用のガイド部分をＵ字状ガイド杆の
前面に配設するか、または上止具が摺接する部分に配設
することによって、それぞれスムーズに上止具をガイド
できるスライドファスナーを提供することが目的であ
る。
請求項３記載の発明の目的に加え、引手廻動式スライダ
ーに配設する上止具用のガイド部分をＵ字状ガイド杆の
前面に配設するか、または上止具が摺接する部分に配設
することによって、それぞれスムーズに上止具をガイド
できるスライドファスナーを提供することが目的であ
る。
【００１１】請求項７記載の発明は、請求項３記載の発
明の目的に加え、引手廻動式スライダーの引手が、ガイ
ド部分を介してＵ字状ガイド杆から抜脱することがな
く、引手の廻動操作を確実に行うことができる引手廻動
式スライダーを具備したスライドファスナーを提供する
ことが目的である。
明の目的に加え、引手廻動式スライダーの引手が、ガイ
ド部分を介してＵ字状ガイド杆から抜脱することがな
く、引手の廻動操作を確実に行うことができる引手廻動
式スライダーを具備したスライドファスナーを提供する
ことが目的である。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項１記載の発明は、スライドフ
ァスナーにおけるファスナーチェン１を開離または閉鎖
することができ、スライダー胴体９の上面、前面、下面
に連続して突出するＵ字状のガイド杆１０を備えた引手
廻動式スライダー６を有するスライドファスナーであっ
て、ファスナーチェン１の閉鎖時に当接状態にあるＵ字
状ガイド杆１０と上止具４とを、ファスナーチェン１の
閉鎖時にＵ字状ガイド杆１０と上止具４とが摺接し、か
つ離間することを案内するガイド面１２、３５を引手廻
動式スライダー６および、または上止具４に具備させた
スライドファスナーを主な構成としている。
め、この発明のうち請求項１記載の発明は、スライドフ
ァスナーにおけるファスナーチェン１を開離または閉鎖
することができ、スライダー胴体９の上面、前面、下面
に連続して突出するＵ字状のガイド杆１０を備えた引手
廻動式スライダー６を有するスライドファスナーであっ
て、ファスナーチェン１の閉鎖時に当接状態にあるＵ字
状ガイド杆１０と上止具４とを、ファスナーチェン１の
閉鎖時にＵ字状ガイド杆１０と上止具４とが摺接し、か
つ離間することを案内するガイド面１２、３５を引手廻
動式スライダー６および、または上止具４に具備させた
スライドファスナーを主な構成としている。
【００１３】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に加え、スライドファスナーにおいて、ファス
ナーチェン１に取り付けた上止具４より先端側のファス
ナーテープ２が内方へ向かって湾曲状、すなわちクロー
ズ状に配置させたスライドファスナーである。
明の構成に加え、スライドファスナーにおいて、ファス
ナーチェン１に取り付けた上止具４より先端側のファス
ナーテープ２が内方へ向かって湾曲状、すなわちクロー
ズ状に配置させたスライドファスナーである。
【００１４】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に加え、ファスナーチェン１に配設する引手廻
動式スライダー６は、Ｕ字状ガイド杆１０に沿って一体
に連続する断面Ｔ字形の引手ガイド部１１を形成し、フ
ァスナーチェン１に取り付けた上止具４と当接する引手
ガイド部１１の内縁に弧状面または傾斜面から形成した
上止具４のためのガイド面１２を付設したスライドファ
スナーである。
明の構成に加え、ファスナーチェン１に配設する引手廻
動式スライダー６は、Ｕ字状ガイド杆１０に沿って一体
に連続する断面Ｔ字形の引手ガイド部１１を形成し、フ
ァスナーチェン１に取り付けた上止具４と当接する引手
ガイド部１１の内縁に弧状面または傾斜面から形成した
上止具４のためのガイド面１２を付設したスライドファ
スナーである。
【００１５】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に加え、ファスナーチェン１に取り付ける上止
具４は、引手廻動式スライダー６のＵ字状ガイド杆１０
と当接する外側縁の隅角に弧状面または傾斜面から形成
したＵ字状ガイド杆１０のためのガイド面３５を付設し
たスライドファスナーである。
明の構成に加え、ファスナーチェン１に取り付ける上止
具４は、引手廻動式スライダー６のＵ字状ガイド杆１０
と当接する外側縁の隅角に弧状面または傾斜面から形成
したＵ字状ガイド杆１０のためのガイド面３５を付設し
たスライドファスナーである。
【００１６】請求項５記載の発明は、請求項３記載の発
明の構成に加え、スライドファスナーの引手廻動式スラ
イダー６の胴体９に周設したＵ字状ガイド杆１０に配設
する上止具４用のガイド面１２は、胴体９の上面および
下面に配するＵ字状ガイド杆１０の平行部分を除く胴体
９の前面に配される引手ガイド部１１の内側縁部にガイ
ド面１２を配設したスライドファスナーである。
明の構成に加え、スライドファスナーの引手廻動式スラ
イダー６の胴体９に周設したＵ字状ガイド杆１０に配設
する上止具４用のガイド面１２は、胴体９の上面および
下面に配するＵ字状ガイド杆１０の平行部分を除く胴体
９の前面に配される引手ガイド部１１の内側縁部にガイ
ド面１２を配設したスライドファスナーである。
【００１７】請求項６記載の発明は、請求項３記載の発
明の構成に加え、スライドファスナーの引手廻動式スラ
イダー６の胴体９に周設したＵ字状ガイド杆１０に配設
する上止具４用のガイド面１２は、胴体９の前面に配さ
れ上止具４が摺接する引手ガイド部１１の内側縁部にガ
イド面１２を配設したスライドファスナーである。
明の構成に加え、スライドファスナーの引手廻動式スラ
イダー６の胴体９に周設したＵ字状ガイド杆１０に配設
する上止具４用のガイド面１２は、胴体９の前面に配さ
れ上止具４が摺接する引手ガイド部１１の内側縁部にガ
イド面１２を配設したスライドファスナーである。
【００１８】請求項７記載の発明は、請求項３記載の発
明の構成に加え、ファスナーチェン１に配設する引手廻
動式スライダー６において、Ｕ字状ガイド杆１０の引手
ガイド部１１に設置する上止具４のためのガイド面１２
は、その基端に引手７に形成したＬ形の取付片８と摺接
できる水平状の保持面１４を形成したスライドファスナ
ーである。
明の構成に加え、ファスナーチェン１に配設する引手廻
動式スライダー６において、Ｕ字状ガイド杆１０の引手
ガイド部１１に設置する上止具４のためのガイド面１２
は、その基端に引手７に形成したＬ形の取付片８と摺接
できる水平状の保持面１４を形成したスライドファスナ
ーである。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、この発明のスライドファス
ナーの実施の形態について、図面を参照しながら具体的
に説明する。
ナーの実施の形態について、図面を参照しながら具体的
に説明する。
【００２０】この発明のスライドファスナーは、図２に
示すようにアノラックなどのウエアＡのポケットＢに用
いるリバーシブルなスライドファスナーである。スライ
ドファスナーはよく知られたスライドファスナーであ
り、たとえば図１に示すようにファスナーチェン１がフ
ァスナーテープ２の側縁にポリアセタール、ポリアミ
ド、ポリプロピレン、ポリプチレンテレフタレートなど
の熱可塑性樹脂を射出成形手段によって一体成形してフ
ァスナーエレメント３および上止具４、下止具５を成形
してスライドファスナーを作製する。なおファスナーエ
レメントはジグザグタイプの合成樹脂製モノフィラメン
トの線条ファスナーエレメントでもよく、また単体の金
属製であっても差し支えない。
示すようにアノラックなどのウエアＡのポケットＢに用
いるリバーシブルなスライドファスナーである。スライ
ドファスナーはよく知られたスライドファスナーであ
り、たとえば図１に示すようにファスナーチェン１がフ
ァスナーテープ２の側縁にポリアセタール、ポリアミ
ド、ポリプロピレン、ポリプチレンテレフタレートなど
の熱可塑性樹脂を射出成形手段によって一体成形してフ
ァスナーエレメント３および上止具４、下止具５を成形
してスライドファスナーを作製する。なおファスナーエ
レメントはジグザグタイプの合成樹脂製モノフィラメン
トの線条ファスナーエレメントでもよく、また単体の金
属製であっても差し支えない。
【００２１】一方知られたリバーシブルな引手廻動式ス
ライダー６は、図４〜６に示すように上翼板１５と下翼
板１６とを案内柱１７で連結した胴体９に、引手７を胴
体９の上面、前面、下面と廻動できるように形成するた
め、全体がＵ字状を呈するＵ字状ガイド杆１０を、胴体
９に取り付けるが、その際胴体９の上翼板１５と下翼板
１６の後口側に立設した取付柱２２に対し、Ｕ字状ガイ
ド杆１０が前後に少量移動できるように取付柱２２を包
囲する形で取り付け、引手７の前後方向への引張り操作
によってＵ字状ガイド杆１０を移動させる。
ライダー６は、図４〜６に示すように上翼板１５と下翼
板１６とを案内柱１７で連結した胴体９に、引手７を胴
体９の上面、前面、下面と廻動できるように形成するた
め、全体がＵ字状を呈するＵ字状ガイド杆１０を、胴体
９に取り付けるが、その際胴体９の上翼板１５と下翼板
１６の後口側に立設した取付柱２２に対し、Ｕ字状ガイ
ド杆１０が前後に少量移動できるように取付柱２２を包
囲する形で取り付け、引手７の前後方向への引張り操作
によってＵ字状ガイド杆１０を移動させる。
【００２２】また胴体９の案内柱１７の前面には凹部２
１を設けて停止杆２８のフック片３１を収納し、さらに
案内柱１７の中間に挿入孔２４を横設してスプリング３
３を嵌挿し、停止杆２８のフック片３１を押圧する。胴
体９の上翼板１５の後口側に爪孔２３を穿設して停止杆
２８の停止爪２９を嵌挿し、停止爪２９をファスナーエ
レメント３のガイド溝２０に進退可能に形成する。
１を設けて停止杆２８のフック片３１を収納し、さらに
案内柱１７の中間に挿入孔２４を横設してスプリング３
３を嵌挿し、停止杆２８のフック片３１を押圧する。胴
体９の上翼板１５の後口側に爪孔２３を穿設して停止杆
２８の停止爪２９を嵌挿し、停止爪２９をファスナーエ
レメント３のガイド溝２０に進退可能に形成する。
【００２３】なお引手廻動式スライダー６の胴体９およ
びＵ字状ガイド杆１０をアルミニウム合金、亜鉛合金な
どの金属を用いてダイキャスト成形によって別体に形成
し、引手７は金属板をプレス加工によって作製した後、
引手廻動式スライダー６を組み立てる。
びＵ字状ガイド杆１０をアルミニウム合金、亜鉛合金な
どの金属を用いてダイキャスト成形によって別体に形成
し、引手７は金属板をプレス加工によって作製した後、
引手廻動式スライダー６を組み立てる。
【００２４】Ｕ字状ガイド杆１０は、内面を断面Ｔ字形
に形成し、たとえば図７に示すように胴体９の前面に配
されるＵ字状ガイド杆１０の前片３９は、Ｔ字形の引手
ガイド部１１の中央を内面へ突出させてカム２５を形成
し、上片３７と下片３８の引手ガイド部１１の中央に凹
溝１３をそれぞれ設け、上片３７の凹溝１３には胴体９
に軸支した停止杆２８の上部を嵌入し、下片３８の凹溝
１３には胴体９の下翼板１６の表面に突設した凸条１９
を嵌入できるように形成する。
に形成し、たとえば図７に示すように胴体９の前面に配
されるＵ字状ガイド杆１０の前片３９は、Ｔ字形の引手
ガイド部１１の中央を内面へ突出させてカム２５を形成
し、上片３７と下片３８の引手ガイド部１１の中央に凹
溝１３をそれぞれ設け、上片３７の凹溝１３には胴体９
に軸支した停止杆２８の上部を嵌入し、下片３８の凹溝
１３には胴体９の下翼板１６の表面に突設した凸条１９
を嵌入できるように形成する。
【００２５】停止杆２８は全体が略長コ字状を呈し、一
端に停止爪２９、他端に停止爪２９よりも長いフック片
３１を平行状に設け、フック片３１の基部にピン孔３２
を設けて胴体９へピン３４によって揺動自在に軸支す
る。フック片３１の上側に突片３０を突設し、この突片
３０はＵ字状ガイド杆１０に設けた長孔２６に嵌挿して
停止杆２８の前後への揺動を規制し、Ｕ字状ガイド杆１
０が引手７によって前進したとき長孔２６の縁部で突片
３０を押動させ、スプリング３３の弾力に抗して停止爪
２９をガイド溝２０より浮上させ、引手廻動式スライダ
ー６を閉鎖方向へ摺動させることができる。
端に停止爪２９、他端に停止爪２９よりも長いフック片
３１を平行状に設け、フック片３１の基部にピン孔３２
を設けて胴体９へピン３４によって揺動自在に軸支す
る。フック片３１の上側に突片３０を突設し、この突片
３０はＵ字状ガイド杆１０に設けた長孔２６に嵌挿して
停止杆２８の前後への揺動を規制し、Ｕ字状ガイド杆１
０が引手７によって前進したとき長孔２６の縁部で突片
３０を押動させ、スプリング３３の弾力に抗して停止爪
２９をガイド溝２０より浮上させ、引手廻動式スライダ
ー６を閉鎖方向へ摺動させることができる。
【００２６】また引手廻動式スライダー６を開離方向へ
摺動させると、引手７の引張り操作によってＵ字状ガイ
ド杆１０が後口側へ移動し、同時にカム２５によってフ
ック片３１がスプリング３３を押圧し圧縮して停止爪２
９をガイド溝２０より浮上させ引手廻動式スライダー６
を摺動させることができる。以上が一般的な引手廻動式
スライダーの作動態様である。
摺動させると、引手７の引張り操作によってＵ字状ガイ
ド杆１０が後口側へ移動し、同時にカム２５によってフ
ック片３１がスプリング３３を押圧し圧縮して停止爪２
９をガイド溝２０より浮上させ引手廻動式スライダー６
を摺動させることができる。以上が一般的な引手廻動式
スライダーの作動態様である。
【００２７】この発明のスライドファスナーの特徴は、
スライドファスナーが図３に示すようなファスナーテー
プ２の先端がクローズする形態に配され使用する場合、
引手廻動式スライダー６がファスナーチェン１の開離方
向へスムーズに始動できるスタート機構を備えたところ
に特徴がある。従来のスライドファスナーであれば、図
３の形態であると、ファスナーチェン１に装着した上止
具４が引手廻動式スライダー６に配設したＵ字状ガイド
杆１０における引手ガイド部１１の隅角に、上止具４の
先端が当接して引手廻動式スライダー６の摺動を阻害し
始動が困難である。
スライドファスナーが図３に示すようなファスナーテー
プ２の先端がクローズする形態に配され使用する場合、
引手廻動式スライダー６がファスナーチェン１の開離方
向へスムーズに始動できるスタート機構を備えたところ
に特徴がある。従来のスライドファスナーであれば、図
３の形態であると、ファスナーチェン１に装着した上止
具４が引手廻動式スライダー６に配設したＵ字状ガイド
杆１０における引手ガイド部１１の隅角に、上止具４の
先端が当接して引手廻動式スライダー６の摺動を阻害し
始動が困難である。
【００２８】そこで、この発明の引手廻動式スライダー
６のスタート機構についての第１実施例は、図５に示す
ように、胴体９に周設したＵ字状ガイド杆１０における
上片３７と下片３８を除く前片３９の引手ガイド部１１
の内側縁部を図７，９に示すように傾斜面を切欠して上
止具用のガイド面１２を形成する。
６のスタート機構についての第１実施例は、図５に示す
ように、胴体９に周設したＵ字状ガイド杆１０における
上片３７と下片３８を除く前片３９の引手ガイド部１１
の内側縁部を図７，９に示すように傾斜面を切欠して上
止具用のガイド面１２を形成する。
【００２９】Ｕ字状ガイド杆１０は、引手ガイド部１１
を断面Ｔ字状に形成し、この引手ガイド部１１の内側縁
部を傾斜面に形成してガイド面１２を設けるとともに、
ガイド面１２の基端に、引手７に形成したＬ形の取付片
８の先端と摺接する水平状の引手７を保持するための保
持面１４を形成することによって、引手７を的確に保持
するとともに、引手７をＵ字状ガイド杆１０から抜脱す
るのを未然に防ぐ。なお図７に示す傾斜面のガイド面１
２を傾斜面でなく、図８に示す弧状面であってもよい。
このガイド面１２は上片３７または下片３８の端部から
前片３９の中央に向かって漸次拡張する形に形成する。
を断面Ｔ字状に形成し、この引手ガイド部１１の内側縁
部を傾斜面に形成してガイド面１２を設けるとともに、
ガイド面１２の基端に、引手７に形成したＬ形の取付片
８の先端と摺接する水平状の引手７を保持するための保
持面１４を形成することによって、引手７を的確に保持
するとともに、引手７をＵ字状ガイド杆１０から抜脱す
るのを未然に防ぐ。なお図７に示す傾斜面のガイド面１
２を傾斜面でなく、図８に示す弧状面であってもよい。
このガイド面１２は上片３７または下片３８の端部から
前片３９の中央に向かって漸次拡張する形に形成する。
【００３０】このガイド面１２を引手ガイド部１１に配
設することによって、ファスナーチェン１に装着した上
止具４が従来の形状であっても、たとえば図９に示すよ
うに引手ガイド部１１に矢印方向への力が働くと上止具
４を引手ガイド部１１に設けたガイド面１２によって容
易に左右へ拡開しガイドすることができ、従って引手廻
動式スライダーのスムーズな始動ができる。なお引手廻
動式スライダー６の閉鎖方向への引手７の引張り操作の
支点は図に示したＰ点である。
設することによって、ファスナーチェン１に装着した上
止具４が従来の形状であっても、たとえば図９に示すよ
うに引手ガイド部１１に矢印方向への力が働くと上止具
４を引手ガイド部１１に設けたガイド面１２によって容
易に左右へ拡開しガイドすることができ、従って引手廻
動式スライダーのスムーズな始動ができる。なお引手廻
動式スライダー６の閉鎖方向への引手７の引張り操作の
支点は図に示したＰ点である。
【００３１】スタート機構の第２実施例は、図１０に示
すように胴体９に周設したＵ字状ガイド杆１０における
前片３９の一部、たとえばファスナーチェン１に装着し
た上止具４が摺動接触する部分にのみに傾斜面あるいは
弧状面を切欠してガイド面１２を形成しても引手廻動式
スライダー６のスムーズな始動ができる。
すように胴体９に周設したＵ字状ガイド杆１０における
前片３９の一部、たとえばファスナーチェン１に装着し
た上止具４が摺動接触する部分にのみに傾斜面あるいは
弧状面を切欠してガイド面１２を形成しても引手廻動式
スライダー６のスムーズな始動ができる。
【００３２】スタート機構の第３実施例は、図１１に示
すようにＵ字状ガイド杆１０の前片３９における引手ガ
イド部１１の内側縁部に傾斜面または弧状面を切欠して
上止具４用のガイド面１２を形成し、かつまたファスナ
ーチェン１に装着した上止具４における引手廻動式スラ
イダー６のＵ字状ガイド杆１０の引手ガイド部１１が当
接する隅角を弧状または斜状に切欠してＵ字状ガイド杆
１０用のガイド部３５を形成し、このガイド面１２とガ
イド部３５の摺接によって引手廻動式スライダー６はス
ムーズに始動することができる。
すようにＵ字状ガイド杆１０の前片３９における引手ガ
イド部１１の内側縁部に傾斜面または弧状面を切欠して
上止具４用のガイド面１２を形成し、かつまたファスナ
ーチェン１に装着した上止具４における引手廻動式スラ
イダー６のＵ字状ガイド杆１０の引手ガイド部１１が当
接する隅角を弧状または斜状に切欠してＵ字状ガイド杆
１０用のガイド部３５を形成し、このガイド面１２とガ
イド部３５の摺接によって引手廻動式スライダー６はス
ムーズに始動することができる。
【００３３】スタート機構の第４実施例は、図１２に示
すように引手廻動式スライダー６のＵ字状ガイド杆１０
の上片３７、下片３８、前片３９は従前の形態で内面が
直角状に形成されているが、ファスナーチェン１に装着
した上止具４は、Ｕ字状ガイド杆１０の引手ガイド部１
１が当接する隅角を引手ガイド部１１の外側縁より外側
へ突出する幅広い斜状または弧状に切欠してＵ字状ガイ
ド杆１０用のガイド部３５を形成することによって、引
手廻動式スライダー６の始動がスムーズに行うことがで
きる。
すように引手廻動式スライダー６のＵ字状ガイド杆１０
の上片３７、下片３８、前片３９は従前の形態で内面が
直角状に形成されているが、ファスナーチェン１に装着
した上止具４は、Ｕ字状ガイド杆１０の引手ガイド部１
１が当接する隅角を引手ガイド部１１の外側縁より外側
へ突出する幅広い斜状または弧状に切欠してＵ字状ガイ
ド杆１０用のガイド部３５を形成することによって、引
手廻動式スライダー６の始動がスムーズに行うことがで
きる。
【００３４】以上説明したとおり、この発明のスライド
ファスナーは各種のスタート機構を備えているため、従
来の使用態様は勿論であるが、図３に示すようにファス
ナーチェン１の端部がクロ−ズ気味の使用態様であって
も、引手廻動式スライダー６をスムーズに始動させるこ
とができ、しかも簡単にリバーシブルなスライドファス
ナーに切り換えることができる。
ファスナーは各種のスタート機構を備えているため、従
来の使用態様は勿論であるが、図３に示すようにファス
ナーチェン１の端部がクロ−ズ気味の使用態様であって
も、引手廻動式スライダー６をスムーズに始動させるこ
とができ、しかも簡単にリバーシブルなスライドファス
ナーに切り換えることができる。
【００３５】
【発明の効果】この発明のスライドファスナーは、以上
説明したとおりの構成であり、この構成によって下記の
効果を奏する。
説明したとおりの構成であり、この構成によって下記の
効果を奏する。
【００３６】この発明のうち請求項１記載の発明は、フ
ァスナーチェンを開離または閉鎖可能で、胴体の上面、
前面、下面に連続して突出するＵ字状ガイド杆を備えた
引手廻動式スライダーを有するスライドファスナーであ
って、閉鎖時に当接状態にあるＵ字状ガイド杆と上止具
とを、開離時にＵ字状ガイド杆と上止具４とが摺接し、
かつ離間することを案内するガイド面を引手廻動式スラ
イダーおよび、または上止具に具備させたことによっ
て、閉鎖状のファスナーチェンを開離させるとき、引手
廻動式スライダーの始動動作がきわめてスムーズにで
き、しかも開離操作が容易に行えるスライドファスナー
が得られる効果がある。
ァスナーチェンを開離または閉鎖可能で、胴体の上面、
前面、下面に連続して突出するＵ字状ガイド杆を備えた
引手廻動式スライダーを有するスライドファスナーであ
って、閉鎖時に当接状態にあるＵ字状ガイド杆と上止具
とを、開離時にＵ字状ガイド杆と上止具４とが摺接し、
かつ離間することを案内するガイド面を引手廻動式スラ
イダーおよび、または上止具に具備させたことによっ
て、閉鎖状のファスナーチェンを開離させるとき、引手
廻動式スライダーの始動動作がきわめてスムーズにで
き、しかも開離操作が容易に行えるスライドファスナー
が得られる効果がある。
【００３７】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の効果に加え、ファスナーチェンの上止具を取り付け
た側の端部が内側へ向けてクローズ状に配置したことに
よって、たとえファスナーチェンの先端がクローズ気味
に配されていても、引手廻動式スライダーをスムーズに
スタートでき開離操作が円滑に行え、リバーシブルな製
品に最適なスライドファスナーに仕上げることができる
効果がある。
明の効果に加え、ファスナーチェンの上止具を取り付け
た側の端部が内側へ向けてクローズ状に配置したことに
よって、たとえファスナーチェンの先端がクローズ気味
に配されていても、引手廻動式スライダーをスムーズに
スタートでき開離操作が円滑に行え、リバーシブルな製
品に最適なスライドファスナーに仕上げることができる
効果がある。
【００３８】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明の効果に加え、引手廻動式スライダーはＵ字状ガイド
杆に沿って連続する断面Ｔ字形の引手ガイド部を有し、
上止具と当接する引手ガイド部の内縁に弧状面または傾
斜面から形成した上止具用のガイド面を付設したことに
よって、ファスナーチェンに挿通した引手廻動式スライ
ダーを上止具の形状いかんを問わず、きわめてスムーズ
にスタートさせることができる効果がある。
明の効果に加え、引手廻動式スライダーはＵ字状ガイド
杆に沿って連続する断面Ｔ字形の引手ガイド部を有し、
上止具と当接する引手ガイド部の内縁に弧状面または傾
斜面から形成した上止具用のガイド面を付設したことに
よって、ファスナーチェンに挿通した引手廻動式スライ
ダーを上止具の形状いかんを問わず、きわめてスムーズ
にスタートさせることができる効果がある。
【００３９】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明の効果に加え、上止具は、Ｕ字状ガイド杆と当接する
外側縁の隅角に弧状面または傾斜面から形成したＵ字状
ガイド杆用のガイド面を付設したことによって、ファス
ナーチェンに挿通した引手廻動式スライダーのＵ字状ガ
イド杆の形状いかんを問わず、きわめてスムーズにスタ
ートさせることができる効果がある。
明の効果に加え、上止具は、Ｕ字状ガイド杆と当接する
外側縁の隅角に弧状面または傾斜面から形成したＵ字状
ガイド杆用のガイド面を付設したことによって、ファス
ナーチェンに挿通した引手廻動式スライダーのＵ字状ガ
イド杆の形状いかんを問わず、きわめてスムーズにスタ
ートさせることができる効果がある。
【００４０】請求項５および６記載の発明は、それぞれ
請求項３記載の発明の効果に加え、引手廻動式スライダ
ーのＵ字状ガイド杆の引手ガイド部に配する上止具用の
ガイド面は、胴体の上下面に配する平行部を除く前面の
引手ガイド部の内縁にガイド面を設けるか、または引手
廻動式スライダーのＵ字状ガイド杆の引手ガイド部に配
設する上止具用のガイド面は、胴体の前面に配され上止
具が摺接する引手ガイド部の内縁にガイド面を設けるこ
とによって、上止具の形態に即応できる引手廻動式スラ
イダーを簡易に提供できる効果がある。
請求項３記載の発明の効果に加え、引手廻動式スライダ
ーのＵ字状ガイド杆の引手ガイド部に配する上止具用の
ガイド面は、胴体の上下面に配する平行部を除く前面の
引手ガイド部の内縁にガイド面を設けるか、または引手
廻動式スライダーのＵ字状ガイド杆の引手ガイド部に配
設する上止具用のガイド面は、胴体の前面に配され上止
具が摺接する引手ガイド部の内縁にガイド面を設けるこ
とによって、上止具の形態に即応できる引手廻動式スラ
イダーを簡易に提供できる効果がある。
【００４１】請求項７記載の発明は、請求項３記載の発
明の効果に加え、引手廻動式スライダーのＵ字状ガイド
杆の引手ガイド部に配設する上止具用のガイド面は、そ
の基端に引手のＬ形の取付片と摺接可能な水平状の保持
面を形成したことによって、ファスナーチェンに挿通し
た引手廻動式スライダーに対し、引手をＵ字状ガイド杆
に的確かつ抜脱できないように保持でき、そのうえ引手
の廻動が容易である効果があるなど、この発明が奏する
効果はきわめて顕著である。
明の効果に加え、引手廻動式スライダーのＵ字状ガイド
杆の引手ガイド部に配設する上止具用のガイド面は、そ
の基端に引手のＬ形の取付片と摺接可能な水平状の保持
面を形成したことによって、ファスナーチェンに挿通し
た引手廻動式スライダーに対し、引手をＵ字状ガイド杆
に的確かつ抜脱できないように保持でき、そのうえ引手
の廻動が容易である効果があるなど、この発明が奏する
効果はきわめて顕著である。
【図１】スライドファスナーの正面図である。
【図２】スライドファスナーを使用したウェアの正面図
である。
である。
【図３】スライドファスナーの一使用態様を示す正面図
である。
である。
【図４】引手廻動式スライダーの正面図である。
【図５】同上引手廻動式スライダーの側面図である。
【図６】同上引手廻動式スライダーの図４におけるＡ−
Ａ線断面図である。
Ａ線断面図である。
【図７】Ｕ字状ガイド杆の前片の断面図である。
【図８】Ｕ字状ガイド杆の前片の変形例を示す断面図で
ある。
ある。
【図９】Ｕ字状ガイド杆に配設したスタート機構を示す
一部切欠した正面図である。
一部切欠した正面図である。
【図１０】引手廻動式スライダーの変形例を示す側面図
である。
である。
【図１１】Ｕ字状ガイド杆と上止具に配設したスタート
機構を示す一部切欠した正面図である。
機構を示す一部切欠した正面図である。
【図１２】上止具に配設したスタート機構を示す一部切
欠した正面図である。
欠した正面図である。
【図１３】公知の引手廻動式スライダーの正面図であ
る。
る。
１ ファスナーチェン
４ 上止具
６ 引手廻動式スライダー
７ 引手
８ 取付片
９ 胴体
１０ Ｕ字状ガイド杆
１１ 引手ガイド部
１２ ガイド面（Ｕ字状ガイド杆）
１４ 保持面
３５ ガイド面（上止具）
Claims (7)
- 【請求項１】 ファスナーチェン１を開離または閉鎖可
能で、胴体９の上面、前面、下面に連続して突出するＵ
字状ガイド杆１０を備えた引手廻動式スライダー６を有
するスライドファスナーであって、閉鎖時に当接状態に
あるＵ字状ガイド杆１０と上止具４とを、開離時にＵ字
状ガイド杆１０と上止具４とが摺接し、かつ離間するこ
とを案内するガイド面１２、３５を引手廻動式スライダ
ー６および、または上止具４に具備してなることを特徴
とするスライドファスナー。 - 【請求項２】 ファスナーチェン１の上止具４を取り付
けた側の端部が内側へ向けてクローズ状に配置されてな
る請求項１記載のスライドファスナー。 - 【請求項３】 引手廻動式スライダー６はＵ字状ガイド
杆１０に沿って連続する断面Ｔ字形の引手ガイド部１１
を有し、上止具４と当接する引手ガイド部１１の内縁に
弧状面または傾斜面から形成した上止具４用のガイド面
１２を付設してなる請求項１記載のスライドファスナ
ー。 - 【請求項４】 上止具４は、Ｕ字状ガイド杆１０と当接
する外側縁の隅角に弧状面または傾斜面から形成したＵ
字状ガイド杆１０用のガイド面３５を付設してなる請求
項１記載のスライドファスナー。 - 【請求項５】 引手廻動式スライダー６のＵ字状ガイド
杆１０の引手ガイド部１１に配設する上止具４用のガイ
ド面１２は、胴体９の上下面に配する平行部を除く前面
の引手ガイド部１１の内縁にガイド面１２を配設してな
る請求項３記載のスライドファスナー。 - 【請求項６】 引手廻動式スライダー６のＵ字状ガイド
杆１０の引手ガイド部１１に配設する上止具４用のガイ
ド面１２は、胴体９の前面に配され上止具４が摺接する
引手ガイド部１１の内縁にガイド面１２を配設してなる
請求項３記載のスライドファスナー。 - 【請求項７】 引手廻動式スライダー６のＵ字状ガイド
杆１０の引手ガイド部１１に配設する上止具４用のガイ
ド面１２は、その基端に引手７のＬ形の取付片８と摺接
可能な水平状の保持面１４を形成してなる請求項３記載
のスライドファスナー。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001291542A JP3733309B2 (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | スライドファスナー用スライダー |
| TW091119427A TW589163B (en) | 2001-09-25 | 2002-08-27 | Slide fastener |
| US10/229,165 US20030056342A1 (en) | 2001-09-25 | 2002-08-28 | Slide fastener |
| EP02019973.3A EP1295542B1 (en) | 2001-09-25 | 2002-09-05 | Slider for slide fastener |
| ES02019973.3T ES2462533T3 (es) | 2001-09-25 | 2002-09-05 | Cursor para un cierre de cremallera |
| KR10-2002-0055751A KR100478643B1 (ko) | 2001-09-25 | 2002-09-13 | 슬라이드 파스너 |
| CNB021323364A CN1251630C (zh) | 2001-09-25 | 2002-09-24 | 拉链 |
| HK03103518A HK1061336A1 (en) | 2001-09-25 | 2003-05-19 | Slide fastener |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001291542A JP3733309B2 (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | スライドファスナー用スライダー |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP2003093116A5 JP2003093116A5 (ja) | 2005-04-28 |
| JP3733309B2 JP3733309B2 (ja) | 2006-01-11 |
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ID=19113670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001291542A Expired - Lifetime JP3733309B2 (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | スライドファスナー用スライダー |
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| EP (1) | EP1295542B1 (ja) |
| JP (1) | JP3733309B2 (ja) |
| KR (1) | KR100478643B1 (ja) |
| CN (1) | CN1251630C (ja) |
| ES (1) | ES2462533T3 (ja) |
| HK (1) | HK1061336A1 (ja) |
| TW (1) | TW589163B (ja) |
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| WO2012039065A1 (ja) * | 2010-09-24 | 2012-03-29 | Ykk株式会社 | 自動停止装置付きスライドファスナー用スライダー |
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| ES2356862T3 (es) * | 2008-03-13 | 2011-04-13 | Riri S.A. | Cierre deslizante y tope superior para cierre deslizante. |
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| US8484764B2 (en) | 2010-08-18 | 2013-07-16 | Under Armour, Inc. | Zipper arrangement |
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| US10575601B2 (en) | 2015-10-02 | 2020-03-03 | Under Armour, Inc. | Stop for zipper arrangement |
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| US1302606A (en) | 1917-06-20 | 1919-05-06 | Hookless Fastener Co | Separable fastener-slider. |
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| JPS6232416Y2 (ja) * | 1981-04-09 | 1987-08-19 | ||
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-
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- 2003-05-19 HK HK03103518A patent/HK1061336A1/xx not_active IP Right Cessation
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