JP2003092765A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JP2003092765A
JP2003092765A JP2001284034A JP2001284034A JP2003092765A JP 2003092765 A JP2003092765 A JP 2003092765A JP 2001284034 A JP2001284034 A JP 2001284034A JP 2001284034 A JP2001284034 A JP 2001284034A JP 2003092765 A JP2003092765 A JP 2003092765A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画質低下を軽減すると共に、回路の簡素化をも
実現可能な信号処理装置を提供する。 【解決手段】複数の分光感度特性のうち、少なくとも1
つの分光感度特性に関する信号(G信号)の情報量が、
他の分光感度特性に関する信号(R又はB信号)の情報
量より多い信号を処理する信号処理装置において、信号
記録又は送信時に、「周波数分解手段を用いた高周波成
分信号生成」と、「周波数分解手段を用いて高周波成分
を抑圧する信号圧縮」とを共に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号処理装置に関
し、特に、複数の分光感度特性のうち、少なくとも1つ
の分光感度特性に関する信号の情報量が、他の分光感度
特性に関する信号の情報量より多い信号を処理する信号
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−284798号公報は、入力
された信号を分光感度特性により周波数分解し、情報量
が多い分光感度特性の高周波成分を、情報量が少ない他
の分光感度特性の高周波成分の推定に用いることで高精
細な信号を得る信号処理装置を開示している。
【0003】また、特願平11−318729号明細書
は、上記した特開平9−284798号公報に記載の技
術を用いて、画像入力手段の配列がベイヤー配列をなし
ている入力手段により、周波数分解による高周波成分の
推定を行う信号処理装置を開示している。
【0004】また、特願平11−318730号明細書
は、上記した特開平9−284798号公報に記載の技
術を用いて、周波数分解による高周波成分の推定を行な
い、更に、DCT係数を用いて圧縮又は伸長を行う信号
処理装置を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平9−284798号公報において、より高精細
な信号を得る手法は単独で行われており、周波数分解に
よる圧縮伸長と組み合わせた場合の利点については明確
な開示をしていない。
【0006】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、周波数分解による圧縮伸長を行なって高
周波成分が抑圧される事により画質が低下した場合であ
っても、周波数分解による高周波成分の推定を行うこと
により、画質低下を軽減すると共に、回路の簡素化をも
実現可能な信号処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、複数の分光感度特性のうち、少な
くとも1つの分光感度特性に関する信号の情報量が、他
の分光感度特性に関する信号の情報量より多い信号を処
理する信号処理装置において、信号を、その周波数成分
に応じて複数に分解する第1の周波数分解手段と、情報
量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号の低周波
成分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分光感度特
性に関する信号の低周波成分信号との間で、相関係数を
演算する相関係数演算手段と、この相関係数演算手段か
ら得られた相関係数と、前記第1の周波数分解手段から
得られた第1番目の分光感度特性に関する信号の高周波
成分信号に基づいて、情報量が少ない第2番目以降の分
光感度特性に関する信号の高周波成分信号を生成する高
周波成分信号生成手段と、前記第1の周波数分解手段か
ら得られた第1番目の分光感度特性に関する信号の低周
波成分信号と、前記第1の周波数分解手段から得られた
第1番目の分光感度特性に関する信号の高周波成分信号
と、前記第1の周波数分解手段から得られた情報量が少
ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の低周波
成分信号と、前記高周波成分信号生成手段から得られた
第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波成分
信号とを合成する第1の周波数合成手段と、前記第1の
周波数合成手段から得られた信号を、その周波数成分に
応じて複数に分解する第2の周波数分解手段と、前記第
2の周波数分解手段から得られた第1番目の分光感度特
性に関する信号の高周波成分信号と、前記第2の周波数
分解手段から得られた第2番目以降の分光感度特性に関
する信号の高周波成分信号について、高周波数域側の信
号を削除する量を制御する事により高周波成分の信号量
を可変する高周波成分信号量可変手段と、前記第2の周
波数分解手段から得られた第1番目の分光感度特性に関
する信号の低周波成分信号と、前記第2の周波数分解手
段から得られた情報量が少ない第2番目以降の分光感度
特性に関する信号の低周波成分信号と、前記高周波成分
信号量可変手段から得られた第1番目の分光感度特性に
関する信号の高周波成分信号と、前記高周波成分信号量
可変手段から得られた第2番目以降の分光感度特性に関
する信号の高周波成分信号を記録又は送信する信号記録
/送信手段とを具備する。
【0008】また、第2の発明は、複数の分光感度特性
のうち、少なくとも1つの分光感度特性に関する信号の
情報量が、他の分光感度特性に関する信号の情報量より
多い信号を処理する信号処理装置において、信号を、そ
の周波数成分に応じて複数に分解する第1の周波数分解
手段と、情報量が多い第1番目の分光感度特性に関する
信号の低周波成分信号と、情報量が少ない第2番目以降
の分光感度特性に関する信号の低周波成分信号との間
で、相関係数を演算する相関係数演算手段と、この相関
係数演算手段から得られた相関係数と、前記第1の周波
数分解手段から得られた第1番目の分光感度特性に関す
る信号の高周波成分信号に基づいて、情報量の少ない第
2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波成分信
号を生成する高周波成分信号生成手段と、前記第1の周
波数分解手段から得られた第1番目の分光感度特性に関
する信号の高周波成分信号と、前記第1の周波数分解手
段から得られた第2番目以降の分光感度特性に関する信
号の高周波成分信号について、高周波数域側の信号を削
除する量を制御する事により高周波成分の信号量を可変
する高周波成分信号量可変手段と、前記第1の周波数分
解手段から得られた第1番目の分光感度特性に関する信
号の低周波成分信号と、前記第1の周波数分解手段から
得られた情報量が少ない第2番目以降の分光感度特性に
関する信号の低周波成分信号と、前記高周波成分信号量
可変手段から得られた第1番目の分光感度特性に関する
信号の高周波成分信号と、前記高周波成分信号量可変手
段から得られた第2番目以降の分光感度特性に関する信
号の高周波成分信号を記録又は送信する信号記録/送信
手段とを具備する。
【0009】また、第3の発明は、複数の分光感度特性
のうち、少なくとも1つの分光感度特性に関する信号の
情報量が、他の分光感度特性に関する信号の情報量より
多い信号を処理する信号処理装置において、送信又は記
録された、情報量が多い第1番目の分光感度特性に関す
る信号の低周波成分信号と、当該第1番目の分光感度特
性に関する信号の高周波成分信号と、情報量が少ない第
2番目以降の分光感度特性に関する信号の低周波成分信
号と、高周波成分信号生成手段から生成された、当該第
2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波成分信
号を、再生又は受信して合成する第1の周波数合成手段
と、信号を、その周波数成分に応じて複数に分解する第
1の周波数分解手段と、情報量が多い第1番目の分光感
度特性に関する信号の低周波成分信号と、情報量が少な
い第2番目以降の分光感度特性に関する信号の低周波成
分信号との間で、相関係数を演算する相関係数演算手段
と、この相関係数演算手段から得られた相関係数と、前
記第1の周波数分解手段から得られた第1番目の分光感
度特性に関する信号の高周波成分信号に基づいて、情報
量の少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の
高周波成分信号を生成する高周波成分信号生成手段と、
この高周波成分信号生成手段から得られた第2番目以降
の分光感度特性に関する信号の高周波成分信号と、情報
量の少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の
低周波成分信号とを合成して、第2番目以降の分光感度
特性に関する信号の出力信号を生成する第2の周波数合
成手段とを具備する。
【0010】また、第4の発明は、複数の分光感度特性
のうち、少なくとも1つの分光感度特性に関する信号の
情報量が、他の分光感度特性に関する信号の情報量より
多い信号を処理する信号処理装置において、記録又は再
生された、情報量が多い第1番目の分光感度特性に関す
る信号の低周波成分信号と、第1番目の分光感度特性に
関する信号の高周波成分信号と、情報量が少ない第2番
目以降の分光感度特性に関する信号の低周波成分信号
と、高周波成分信号生成手段から得られた、第2番目以
降の分光感度特性に関する信号の高周波成分信号を再生
または受信する信号再生/受信手段と、前記信号再生/
受信手段から出力される信号のうち、情報量が多い第1
番目の分光感度特性に関する信号の低周波成分信号と、
情報量が少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信
号の低周波成分信号との間で、相関係数を演算する相関
係数演算手段と、この相関係数演算手段から得られた相
関係数と、前記信号再生/受信手段から得られた第1番
目の分光感度特性に関する信号の高周波成分信号に基づ
いて、情報量の少ない第2番目以降の分光感度特性に関
する信号の高周波成分信号を生成する高周波成分信号生
成手段と、この高周波成分信号生成手段から得られた第
2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波成分信
号と、第2番目以降の分光感度特性に関する信号の低周
波成分信号とを合成して、第2番目以降の分光感度特性
に関する信号の出力信号を生成する周波数合成手段とを
具備する。
【0011】また、第5の発明は、第1又は第2の発明
に係る信号処理装置において、さらに上記複数の分光感
度特性のうち、第1番目の分光感度特性に関する信号を
発生する光電変換単位領域の数が、第2番目以降に関す
る分光感度特性に関する信号を発生する光電変換単位領
域の数の複数倍存在する画像入力手段を有する。
【0012】また、第6の発明は、第1〜第3、第5の
いずれか1つの発明に係る信号処理装置において、さら
に上記第1及び第2の周波数分解手段は、分布が局所的
な関数を基底関数として周波数分解を行う。
【0013】また、第7の発明は、第1、第3〜第5の
いずれか1つの発明に係る信号処理装置において、さら
に上記周波数合成手段は、分布が局所的な関数を基底関
数として周波数合成を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。本実施形態の信号処理装置
は、複数の分光感度特性のうち、少なくとも1つの分光
感度特性に関する信号の情報量が、他の分光感度特性に
関する信号の情報量より多い信号を処理する信号処理装
置である。ここでは情報量が多い第1番目の分光感度特
性に関する信号としてG(Green)信号を、情報量
が少ない第2番目の分光感度特性に関する信号としてR
(Red)信号を、情報量が少ない第3番目の分光感度
特性に関する信号としてB(Blue)信号を想定す
る。
【0015】図1は、本発明の実施形態に係る、記録又
は送信系の信号処理装置の構成を示す図である。図1に
おいて、画像入力部1は、処理すべき画像信号を入力す
る部分である。R用バッファ3−1は入力された画像信
号のうちR信号を記憶する。また、G用バッファ3−2
は入力された画像信号のうちG信号を記憶する。また、
B用バッファ3−3は入力された画像信号のうちB信号
を記憶する。
【0016】R用周波数分解部4−1は、R信号を、そ
の周波数成分に応じて複数(ここでは高周波成分と低周
波成分)に分解する。R高域用バッファ5−1は分解し
たR信号の高周波成分信号を記憶する部分であり、R低
域用バッファ5−2は分解したR信号の低周波成分信号
を記憶する部分である。
【0017】また、G用周波数分解部4−2は、G信号
を、その周波数成分に応じて複数(ここでは高周波成分
と低周波成分)に分解する。G高域用バッファ5−3は
分解したG信号の高周波成分信号を記憶する部分であ
り、G低域用バッファ5−4は分解したG信号の低周波
成分信号を記憶する部分である。
【0018】また、B用周波数分解部4−3は、B信号
を、その周波数成分に応じて複数(ここでは高周波成分
と低周波成分)に分解する。B高域用バッファ5−5は
分解したB信号の高周波成分信号を記憶する部分であ
り、B低域用バッファ5−6は分解したB信号の低周波
成分信号を記憶する部分である。
【0019】G、R用相関係数演算部6−1は、R低域
用バッファ5−2からのR信号の低周波成分信号と、G
低域用バッファ5−4からのG信号の低周波成分信号と
の間で、相関係数を演算する。
【0020】同様に、G、B用相関係数演算部6−2
は、G低域用バッファ5−4からのG信号の低周波成分
信号と、B低域用バッファ5−6からのB信号の低周波
成分信号との間で、相関係数を演算する。
【0021】R用高周波成分信号生成部7−1は、G、
R用相関係数演算部6−1からの相関係数と、G高域用
バッファ5−3からのG信号の高周波成分信号とに基い
て、R用高周波成分信号を生成する。
【0022】同様にして、B用高周波成分信号生成部7
−4は、G、B用相関係数演算部6−2からの相関係数
と、G高域用バッファ5−3からのG信号の高周波成分
信号とに基いて、B用高周波成分信号を生成する。
【0023】また、G、R用高周波信号比較部7−2
は、R高域用バッファ5−1からのR信号の高周波成分
信号と、G高域用バッファ5−3からのG信号の高周波
成分信号とを比較する。
【0024】同様に、G、B用高周波信号比較部7−3
は、B高域用バッファ5−5からのB信号の高周波成分
信号と、G高域用バッファ5−3からのG信号の高周波
成分信号とを比較する。
【0025】R用高周波成分信号切り替え部8−1は、
G、R用高周波信号比較部7−2での比較結果に基い
て、R高域用バッファ5−1からのR信号の高周波成分
信号と、R用高周波成分信号生成部7−1からのR用高
周波成分信号とを切り替えて出力する。
【0026】同様にして、B用高周波成分信号切り替え
部8−2は、G、B用高周波信号比較部7−3での比較
結果に基いて、B高域用バッファ5−5からのB信号の
高周波成分信号と、B用高周波成分信号生成部7−4か
らのB用高周波成分信号とを切り替えて出力する。
【0027】信号圧縮部9は、R低域用バッファ5−2
からのR信号の低周波成分信号と、R用高周波成分信号
切り替え部8−1からの高周波成分信号と、G高域用バ
ッファ5−3からのG信号の高周波成分信号と、G低域
用バッファ5−4からのG信号の低周波成分信号と、B
用高周波成分信号切り替え部8−2からの高周波成分信
号と、B低域用バッファ5−6からのB信号の低周波成
分信号に対して圧縮処理を施す。
【0028】記録又は送信部9は、圧縮された、R低域
用バッファ5−2からのR信号の低周波成分信号と、R
用高周波成分信号切り替え部8−1からの高周波成分信
号と、G高域用バッファ5−3からのG信号の高周波成
分信号と、G低域用バッファ5−4からのG信号の低周
波成分信号と、B用高周波成分信号切り替え部8−2か
らの高周波成分信号と、B低域用バッファ5−6からの
B信号の低周波成分信号とを記録あるいは送信する。
【0029】制御部2は上記した各部の動作を制御する
部分であり、後述する補間、ブロック分割、ブロック制
御を行なう。
【0030】なお、上記した画像入力部1は、G信号を
発生する光電変換単位領域の数が、RまたはB信号を発
生する光電変換単位領域の数の複数倍存在するものとす
る。さらに、画像入力部1の色フィルターの配列は図7
に示すようなベイヤー配列をなしている。図7におい
て、R(Red)信号は輝度成分より色度成分を多く含
み、所定領域の画素数が2番目に多い。G(Gree
n)信号は輝度成分を最も多く含み、所定領域の画素数
が1番多い。B(Blue)信号は輝度成分より色度成
分を多く含み、所定領域の画素数が2番目に多い。
【0031】図2は、本発明の実施形態に係る、再生又
は受信系の信号処理装置の構成を示す図である。再生又
は受信部11は、G信号の低周波成分信号と、G信号の
高周波成分信号と、BあるいはR信号の低周波成分信号
と、R又はB用高周波成分信号切り替え部8−1,8−
2からの高周波成分信号を再生又は受信する。
【0032】R高域用バッファ13−1は、再生又は受
信された信号のうち、R信号の高周波成分信号を記憶す
る部分である。R低域用バッファ13−2は再生又は受
信された信号のうち、R信号の低周波成分信号を記憶す
る部分である。
【0033】G高域用バッファ13−3は、再生又は受
信された信号のうち、G信号の高周波成分信号を記憶す
る部分である。G低域用バッファ13−4は再生又は受
信された信号のうち、G信号の低周波成分信号を記憶す
る部分である。
【0034】B高域用バッファ13−5は、再生又は受
信された信号のうち、B信号の高周波成分信号を記憶す
る部分である。B低域用バッファ13−6は再生又は受
信された信号のうち、B信号の低周波成分信号を記憶す
る部分である。
【0035】G、R用相関係数演算部14−1は、R低
域用バッファ13−2からのR信号の低周波成分信号
と、G低域用バッファ13−4からのG信号の低周波成
分信号との間で、相関係数を演算する。
【0036】同様にして、G、B用相関係数演算部14
−2は、B低域用バッファ13−6からのB信号の低周
波成分信号と、G低域用バッファ13−4からのG信号
の低周波成分信号との間で、相関係数を演算する。
【0037】R用高周波成分信号生成部17−1は、
G、R用相関係数演算部14−1からの相関係数と、G
高域用バッファ13−3からのG信号の高周波成分信号
に基いて、R用高周波成分信号を生成する。
【0038】B用高周波成分信号生成部17−4は、
G、B用相関係数演算部14−2からの相関係数と、G
高域用バッファ13−3からのG信号の高周波成分信号
に基いて、B用高周波成分信号を生成する。
【0039】G、R用高周波信号比較部17−2は、R
高域用バッファ13−1からのR信号の高周波成分信号
と、G高域用バッファ13−3からのG信号の高周波成
分信号とを比較する。
【0040】同様にして、G、B用高周波信号比較部1
7−3は、B高域用バッファ13−5からのB信号の高
周波成分信号と、G高域用バッファ13−3からのG信
号の高周波成分信号とを比較する。
【0041】R用高周波成分信号切り替え部18−1
は、G、R用高周波信号比較部17−2からの比較結果
に基いて、R高域用バッファ13−1からのR信号の高
周波成分信号と、R用高周波成分信号生成部17−1か
らのR信号高周波成分信号とを切り替えて出力する。
【0042】同様にして、B用高周波成分信号切り替え
部18−2は、G、B用高周波信号比較部17−3から
の比較結果に基いて、B高域用バッファ13−5からの
B信号の高周波成分信号と、B用高周波成分信号生成部
17−4からのB信号高周波成分信号とを切り替えて出
力する。
【0043】R用周波数合成部19−1は、R低域用バ
ッファ13−2からのR信号の低周波成分信号と、R用
高周波成分信号切り替え部18−1からの高周波信号と
を合成して、R信号の出力信号を生成する。
【0044】同様にして、G用周波数合成部19−2
は、G高域用バッファ13−3からのG信号の高周波成
分信号と、G低域用バッファ13−4からのG信号の低
周波成分信号とを合成して、G信号の出力信号を生成す
る。
【0045】同様にして、B用周波数合成部19−3
は、B低域用バッファ13−6からのB信号の低周波成
分信号と、B用高周波成分信号切り替え部18−2から
の高周波信号とを合成して、B信号の出力信号を生成す
る。
【0046】画像出力部20は、R、G、Bの出力信号
を画像信号として出力する。
【0047】制御部12は上記した各部の動作を制御す
る部分であり、ブロック制御を行なう。
【0048】図3は、信号記録時に、周波数分解による
圧縮記録と、周波数分解による高周波信号成分生成とを
個別に行なう場合の動作フローの詳細を説明するための
図であり、ステップS1〜S8−2では周波数分解によ
る高周波成分信号生成に関する処理を行ない、ステップ
S9−1〜S13では周波数分解による圧縮記録に関す
る処理を行なう。()内の信号の種類(R、G、B)
は、理解を容易にするために代表例を示しており、それ
以外には、「Cr、Y、Cb」や「Pr、Y、Pb」等
の組合わせが考えられる。
【0049】ステップS1で入力された画像に対して
R、G、B信号ごとの補間処理を行なう(ステップS2
−1、S2−2、S2−3)。
【0050】図8はこの補間処理について説明するため
の図である。図8の(A)は、R、G、B全画素につい
てのベイヤー配列を示している。図8の(B)は、補間
前のG画素についてのベイヤー配列を示している。この
場合、G信号の重心は2×2画素の中心(黒丸で示す部
分)となる。また、図8の(C)は、補間前のR画素に
ついてのベイヤー配列を示している。この場合、R信号
の重心は各画素の中心(黒丸で示す部分)となる。図8
の(D)は、補間前のB画素についてのベイヤー配列を
示している。この場合、B信号の重心は、R信号の場合
と同様に各画素の中心(黒丸で示す部分)となる。
【0051】このため、G信号の重心と、R又はB信号
の重心との間で水平及び垂直方向に0.5画素のずれが
生じ、これが原因となって方向性のある偽色が発生す
る。
【0052】そこで本実施形態では、R、G、Bの各信
号について画素補間を行ない、補間後の2×2画素の重
心は、R、G、B信号のどれもが2×2画素の中心にな
るようにしている(図8の(B’)、(C’)、
(D’)。このような補間処理によれば、R、G、Bそ
れぞれの間で重心が異なることによる偽色は発生しな
い。
【0053】図3に戻って、次にステップS3−1、S
3−2、S3−3ではR、G、Bそれぞれについて第1
のブロック分割処理を行なう。以下に説明する第1のブ
ロック分割処理の方法は、後述する第2以降のブロック
分割処理にも適用される。
【0054】図9はこの第1のブロック分割処理につい
て説明するための図である。このブロック分割処理で
は、図9の(A)に示すような1画像をm×n個の複数
のブロックに分割して、分割した各ブロック毎に各色の
高域情報の推定を行なう。以下、これについて詳細に説
明する。図9の(B)は処理される1つの原画像を示し
ている。この画像は、図9の(C)に示すような、高輝
度画素だけからなる2×2画素のブロック(低周波成
分)と、図9の(D)に示すような、低輝度画素だけか
らなる2×2画素のブロック(低周波成分)と、図9の
(E)に示すような、高輝度画素と低輝度画素からなる
2×2画素のブロック(高周波成分)とで構成されてい
る。図9の(B)の画像では、最も右下のブロックが高
周波成分であり、ここでは、(高輝度値−低輝度値)の
絶対値=Vpreであるとする。
【0055】このように、画像の一部にしか高周波成分
が含まれていない場合において、複数ブロックに分割し
ないで処理を行なった場合には、画像全体における相関
係数(高周波成分/低周波成分)が低いために、高周波
成分は処理後に減少する。図9の(F)はこの処理後の
画像を示しており、その最も右下のブロック部分に、図
9の(G)に示すような、輝度値が低下した高輝度画素
と輝度値が上昇した低輝度画素からなるブロックが発生
する。このブロックでは(高輝度値−低輝度値)の絶対
値<Vpreとなるので、画像が不明瞭になってしまう。
【0056】そこで本実施形態では、図9の(B)に示
す原画像を複数のブロック(1ブロック=2×2画素)
に分割した上で処理を行なうようにする。図9の(H)
は処理後の画像を示している。複数のブロックに分割す
ると、最も右下のブロックでの相関係数(高周波成分/
低周波成分)は高いため、高周波成分は処理後でも減少
しない。すなわち、(高輝度値−低輝度値)の絶対値=
Vpreが成り立つ。
【0057】図10は上記したブロック分割処理の変形
例を説明するための図である。この変形例では上記した
ブロック分割処理において、図10の(A)で示される
ような全画面の範囲にわたって、高周波成分信号生成部
で処理されるブロック単位と、信号記録または送信処理
あるいは信号再生または受信処理で処理されるブロック
単位を同一単位とすることを特徴としている。
【0058】図3に戻って、ステップS4−1、S4−
2、S4−3ではR、G、B信号それぞれについて第1
の周波数分解処理により、低周波成分信号と高周波成分
信号とに分解する。以下に説明する第1の周波数分解処
理の方法は、後述する第2以降の周波数分解処理にも適
用される。
【0059】図11は、この第1の周波数分解処理の一
例を説明するための図である。図11の(A)に示すよ
うなグリーン画素を補間した画素配列のブロックにおい
て、局所的関数を基底関数(ここではHarr関数)と
したウェーブレット変換による周波数域分解を行なう。
Harr関数を用いているので垂直方向の局所的関数は
図11の(B)に示すようなLPF(ローパスフィル
タ)とHPF(ハイパスフィルタ)とが適用され、水平
方向の局所的関数は図11の(C)に示すようなLPF
(ローパスフィルタ)とHPF(ハイパスフィルタ)と
が適用される。また、このときのウェーブレット変換に
おいては、例えば以下の演算式が用いられる。
【0060】 GLL={(GUL+GUR)+(GDL+GDR)}/4 GHL={(GUL−GUR)+(GDL−GDR)}/4 GLH={(GUL+GUR)−(GDL+GDR)}/4 GHH={(GUL−GUR)−(GDL−GDR)}/4 上記ウェーブレット変換により、周波数分解されたG画
素の4つの成分、GLL、GHL、GLH、GHHが得られる
(図11の(D))。
【0061】図3に戻って、次に、ステップS4−1で
得られたR信号の低周波成分信号と、ステップS4−2
で得られたG信号の低周波成分信号との間で相関係数を
演算する(ステップS5−1)。同様にして、ステップ
S4−3で得られたB信号の低周波成分信号と、ステッ
プS4−2で得られたG信号の低周波成分信号との間で
相関係数を演算する(ステップS5−2)。
【0062】次に、ステップS4−1で得られたR信号
の高周波成分信号と、ステップS4−2で得られたG信
号の高周波成分信号とを比較する(ステップS6−
1)。同様にして、ステップS4−3で得られたB信号
の高周波成分信号と、ステップS4−2で得られたG信
号の高周波成分信号とを比較する(ステップS6−
2)。
【0063】次に、ステップS5−1で得られた相関係
数と、ステップS4−2で得られたG信号の高周波成分
信号とに基いて、R信号の高周波成分信号を生成する
(ステップS7−1)。同様にして、ステップS5−2
で得られた相関係数と、ステップS4−2で得られたG
信号の高周波成分信号とに基いて、B信号の高周波成分
信号を生成する(ステップS7−2)。
【0064】次に、ステップS6−1での比較結果に基
いて、ステップS7−1で得られたR信号の高周波成分
信号と、ステップS4−1で得られたR信号の高周波成
分信号とを切り替えて出力する(ステップS8−1)。
同様にして、ステップS6−2での比較結果に基いて、
ステップS7−2で得られたB信号の高周波成分信号
と、ステップS4−3で得られたB信号の高周波成分信
号とを切り替えて出力する(ステップS8−2)。
【0065】図12は上記した高周波成分信号の切替え
処理の第1の実施形態を説明するための図である。この
実施形態では、G信号の高周波成分信号とR信号または
B信号の高周波成分信号とを比較し、その差がしきい値
よりも小さい場合には周波数分解処理の出力を選択し、
大きい場合には高周波成分信号生成処理の出力を選択す
る。
【0066】図13は上記した高周波成分信号の切替え
処理の第2の実施形態を説明するための図である。この
実施形態では、G信号の高周波成分信号の振幅の分散値
とR信号またはB信号の高周波成分信号の振幅の分散値
とを比較し、その差がしきい値よりも小さい場合には周
波数分解処理の出力を選択し、大きい場合には高周波成
分信号生成処理の出力を選択する。
【0067】図14は上記した振幅の分散の演算方法の
一例を説明するための図である。図14に示すような画
素がベイヤー配列をなしている場合、分光感度特性に関
する信号ごとに分散を求めることを考えると、R、G、
B各色の信号振幅の分散は(pΣ(x2)−(Σx)2
/(p2)により求めることができる。但し、p=対象
色の総画素数、x=対象画素値、である。
【0068】図15は上記した高周波成分信号の切替え
処理の第3の実施形態を説明するための図である。この
実施形態では、G信号の高周波成分信号の振幅の(最大
値−最小値)の絶対値と、R信号またはB信号の高周波
成分信号の振幅の(最大値−最小値)の絶対値とを比較
し、その差がしきい値よりも小さい場合には周波数分解
処理の出力を選択し、大きい場合には高周波成分信号生
成処理の出力を選択する。
【0069】図16は上記した高周波成分信号の切替え
処理の第4の実施形態を説明するための図である。この
実施形態では、G信号の高周波成分信号の振幅の分散値
としきい値とを比較し、分散値がしきい値よりも小さい
場合には周波数分解処理の出力を選択し、大きい場合に
は高周波成分信号生成処理の出力を選択する。
【0070】図17は上記した高周波成分信号の切替え
処理の第5の実施形態を説明するための図である。この
実施形態では、G信号の高周波成分信号の振幅の(最大
値−最小値)の絶対値としきい値とを比較し、(最大値
ー最小値)の絶対値がしきい値よりも小さい場合には周
波数分解処理の出力を選択し、大きい場合には高周波成
分信号生成処理の出力を選択する。
【0071】図3に戻って、次に、ステップS4−1で
得られたR信号の低周波成分信号と、ステップS8−1
で選択されたR信号の高周波成分信号に対して第1の周
波数合成処理を行なう(ステップS9−1)。また、ス
テップS4−2で得られたG信号の低周波成分信号とG
信号の高周波成分信号に対して第1の周波数合成を行な
う(ステップS9−2)。さらに、ステップS4−3で
得られたB信号の低周波成分信号と、ステップS8−2
で選択されたB信号の高周波成分信号に対して第1の周
波数合成を行なう(ステップS9−3)。
【0072】ここでの周波数合成処理では、上記周波数
分解処理と同様に、分布が局所的な関数を基底関数とし
て周波数合成を行なう(例えばウェーブレット変換)。
この周波数合成処理は後述する第2以降の周波数合成処
理にも適用される。
【0073】図3に戻って、次に、ステップS9−1で
周波数合成されたR信号、ステップS9−2で周波数合
成されたG信号、ステップS9−3で周波数合成された
B信号各々に対して第2のブロック分割処理を行なう
(ステップS10−1、S10−2、S10−3)。
【0074】次に、ステップS10−1でブロック分割
されたR信号に対して第2の周波数分解処理を行なうこ
とにより、低周波成分信号と高周波成分信号に周波数分
解する(ステップS11−1)。同様にして、ステップ
S10−2でブロック分割されたG信号に対して第2の
周波数分解処理を行なうことにより、低周波成分信号と
高周波成分信号に周波数分解する(ステップS11−
2)。同様にして、ステップS10−3でブロック分割
されたB信号に対して第2の周波数分解処理を行なうこ
とにより、低周波成分信号と高周波成分信号に周波数分
解する(ステップS11−3)。
【0075】次に、ステップS11−1、S11−2、
S11−3での第2の周波数分解処理により得られた
R、G、Bの各信号の高周波成分信号の量を、高周波数
域側の信号を削除する量を制御することにより、可変す
る処理を行なう(ステップS12−1、S12−2、S
12−3)。
【0076】次に、ステップS11−1で得られたR信
号の低周波成分信号と、ステップS12−1で可変され
たR信号の高周波成分信号と、ステップS11−2で得
られたG信号の低周波成分信号と、ステップS12−2
で可変されたG信号の高周波成分信号と、ステップS1
1−3で得られたB信号の低周波成分信号と、ステップ
S12−3で可変されたB信号の高周波成分信号とを記
録又は送信する(ステップS13)。
【0077】図4は、図3に示す動作フローの変形例を
示す図である。この変形例では図4における周波数合成
処理(ステップS9−1、S9−2、S9−3)、第2
のブロック分割処理(ステップS10−1、S10−
2、S10−3)、第2の周波数分解処理(ステップS
11−1、S11−2、S11−3)が省略されてい
る。したがって、ステップS4−1で得られたR信号の
低周波成分信号と、ステップS4−2で得られたG信号
の低周波成分信号と、ステップS4−3で得られたB信
号の低周波成分信号とはそのまま記録又は送信(ステッ
プS13)される。
【0078】また、ステップS8−1で選択されたR信
号の高周波信号と、ステップS4−2で得られたG信号
の高周波成分信号と、ステップS8−2で選択されたB
信号の高周波信号に対して高周波成分信号量可変処理
(ステップS12−1、S12−2、S12−3)がな
される。
【0079】図5は、信号再生時に、周波数分解による
再生と、周波数分解による高周波信号成分生成とを個別
に行なう場合の動作フローの詳細を説明するための図で
あり、ステップS21〜S23−3では周波数合成によ
る伸長再生に関する処理を行ない、ステップS24−1
〜S31では周波数分解による高周波成分信号生成に関
する処理を行なう。
【0080】まず、記録又は送信された、G信号の低周
波成分信号及び高周波成分信号と、R又はB信号の低周
波成分信号と、高周波成分信号生成部で生成された、R
又はB信号の高周波成分信号を再生又は受信し(ステッ
プS21)、R、G、B信号の各々の高周波成分信号と
低周波成分信号とに対して第3のブロック分割を行なう
(ステップS22−1、S22−2、S22−3)。
【0081】次に、R、G、B信号の各々の高周波成分
信号と低周波成分信号とに対して第2の周波数合成処理
を行なう(ステップS23−1、S23−2、S23−
3)。次に、R、G、B信号の各々に対して第4のブロ
ック分割処理を行なう(ステップS24−1、S24−
2、S24−3)。ブロック分割処理が施されたR、
G、B信号の各々に対して第3の周波数分解処理が行な
われてR、G、B信号の各々について高周波成分信号と
低周波成分信号とを取得する(ステップS25−1、S
25−2、S25−3)。
【0082】次に、ステップS25−1で得られたR信
号の低周波成分信号と、ステップS25−2で得られた
G信号の低周波成分信号との間で相関係数を演算する
(ステップS26−1)。同様にして、ステップS25
−3で得られたB信号の低周波成分信号と、ステップS
25−2で得られたG信号の低周波成分信号との間で相
関係数を演算する(ステップS26−2)。
【0083】次に、ステップS25−1で得られたR信
号の高周波成分信号と、ステップS25−2で得られた
G信号の高周波成分信号とを比較する(ステップS27
−1)。同様にして、ステップS25−3で得られたB
信号の高周波成分信号と、ステップS25−2で得られ
たG信号の高周波成分信号とを比較する(ステップS2
7−2)。
【0084】次に、ステップS26−1で得られた相関
係数と、ステップS25−2で得られたG信号の高周波
成分信号とに基いて、R信号の高周波成分信号を生成す
る(ステップS28−1)。同様にして、ステップS2
6−2で得られた相関係数と、ステップS25−2で得
られたG信号の高周波成分信号とに基いて、B信号の高
周波成分信号を生成する(ステップS28−2)。
【0085】次に、ステップS27−1での比較結果に
基いて、ステップS28−1で得られたR信号の高周波
成分信号と、ステップS25−1で得られたR信号の高
周波成分信号とを切り替えて出力する(ステップS29
−1)。同様にして、ステップS27−2での比較結果
に基いて、ステップS28−2で得られたB信号の高周
波成分信号と、ステップS25−3で得られたB信号の
高周波成分信号とを切り替えて出力する(ステップS2
9−2)。
【0086】次にステップS25−1で得られたR信号
の低周波成分信号と、ステップS29−1で選択された
R信号の高周波信号に対して第3の周波数合成を行なう
(ステップS30−1)。また、ステップS25−2で
得られたG信号の低周波成分信号と高周波成分信号に対
して第3の周波数合成を行なう(ステップS30−
2)。さらに、ステップS25−3で得られたB信号の
低周波成分信号と、ステップS29−2で選択されたB
信号の高周波信号とに対して第3の周波数合成を行なう
(ステップS30−3)。
【0087】最後に周波数合成されたR、G、Bの信号
を画像として出力する(ステップS31)。
【0088】図6は、図5に示す動作フローの変形例を
示す図である。この変形例では図5における第2の周波
数合成処理(ステップS23−1、S23−2、S23
−3)、第4のブロック分割処理(ステップS24−
1、S24−2、S24−3)、第3の周波数分解処理
(ステップS25−1、S25−2、S25−3)が省
略されている。したがって、ステップS22−1、S2
2−2、S22−3で得られたR、G、Bの各色信号に
対するブロック分割出力はステップS26−1以降の処
理にそのまま使用される。
【0089】なお、図3に示す信号記録時における動作
フローと、図5に示す信号再生時における動作フローを
組み合わせて用いることが可能である。
【0090】また、図4に示す信号記録時における動作
フローと、図6に示す信号再生時における動作フローを
組み合わせて用いることが可能である。
【0091】さらには、図3に示す信号記録時における
動作フローと、図6に示す信号再生時における動作フロ
ーの組み合わせ、図4に示す信号記録時における動作フ
ローと、図5に示す信号再生時における動作フローの組
み合わせも可能である。
【0092】(付記)上記した具体的な実施形態から以
下のような構成の発明を抽出することが可能である。
【0093】(1)複数の分光感度特性のうち、少なく
とも1つの分光感度特性に関する信号の情報量が、他の
分光感度特性に関する信号の情報量より多い信号を処理
する信号処理装置において、信号を、その周波数成分に
応じて複数に分解する第1の周波数分解手段と、情報量
が多い第1番目の分光感度特性に関する信号の低周波成
分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分光感度特性
に関する信号の低周波成分信号との間で、相関係数を演
算する相関係数演算手段と、この相関係数演算手段から
得られた相関係数と、前記第1の周波数分解手段から得
られた第1番目の分光感度特性に関する信号の高周波成
分信号に基づいて、情報量が少ない第2番目以降の分光
感度特性に関する信号の高周波成分信号を生成する高周
波成分信号生成手段と、前記第1の周波数分解手段から
得られた第1番目の分光感度特性に関する信号の低周波
成分信号と、前記第1の周波数分解手段から得られた第
1番目の分光感度特性に関する信号の高周波成分信号
と、前記第1の周波数分解手段から得られた情報量が少
ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の低周波
成分信号と、前記高周波成分信号生成手段から得られた
第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波成分
信号とを合成する第1の周波数合成手段と、前記第1の
周波数合成手段から得られた信号を、その周波数成分に
応じて複数に分解する第2の周波数分解手段と、前記第
2の周波数分解手段から得られた第1番目の分光感度特
性に関する信号の高周波成分信号と、前記第2の周波数
分解手段から得られた第2番目以降の分光感度特性に関
する信号の高周波成分信号について、高周波数域側の信
号を削除する量を制御する事により高周波成分の信号量
を可変する高周波成分信号量可変手段と、前記第2の周
波数分解手段から得られた第1番目の分光感度特性に関
する信号の低周波成分信号と、前記第2の周波数分解手
段から得られた情報量が少ない第2番目以降の分光感度
特性に関する信号の低周波成分信号と、前記高周波成分
信号量可変手段から得られた第1番目の分光感度特性に
関する信号の高周波成分信号と、前記高周波成分信号量
可変手段から得られた第2番目以降の分光感度特性に関
する信号の高周波成分信号を記録又は送信する信号記録
/送信手段と、を具備することを特徴とする信号処理装
置。
【0094】(従来の問題点)信号記録又は送信時に
「周波数分解手段を用いた信号圧縮」だけを行った場
合、高周波成分が抑圧されている事により、画質が低下
する(信号圧縮により、圧縮画像の細かい箇所が不鮮明
になる)。
【0095】(効果)信号記録又は送信時に「周波数分
解手段を用いて高周波成分を抑圧する信号圧縮」と共
に、「周波数分解手段を用いた高周波成分信号生成」を
行うことにより、信号圧縮時に発生する、高周波成分の
量の低下による画質低下を低減することが可能になる
(信号圧縮前の操作により、圧縮後画像の細かい箇所が
不鮮明になる度合いを軽減することができる)。
【0096】(1.1)複数の分光感度特性のうち、少
なくとも1つの分光感度特性に関する信号の情報量が、
他の分光感度特性に関する信号の情報量より多い信号を
処理する信号処理装置において、信号を、その周波数成
分に応じて複数に分解する第1の周波数分解手段と、情
報量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号の低周
波成分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分光感度
特性に関する信号の低周波成分信号との間で、相関係数
を演算する相関係数演算手段と、この相関係数演算手段
から得られた相関係数と、前記第1の周波数分解手段か
ら得られた第1番目の分光感度特性に関する信号の高周
波成分信号に基づいて、情報量の少ない第2番目以降の
分光感度特性に関する信号の高周波成分信号を生成する
高周波成分信号生成手段と、前記第1の周波数分解手段
から得られた第1番目の分光感度特性に関する信号の高
周波成分信号と、前記第1の周波数分解手段から得られ
た第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波成
分信号について、高周波数域側の信号を削除する量を制
御する事により高周波成分の信号量を可変する高周波成
分信号量可変手段と、前記第1の周波数分解手段から得
られた第1番目の分光感度特性に関する信号の低周波成
分信号と、前記第1の周波数分解手段から得られた情報
量が少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の
低周波成分信号と、前記高周波成分信号量可変手段から
得られた第1番目の分光感度特性に関する信号の高周波
成分信号と、前記高周波成分信号量可変手段から得られ
た第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波成
分信号を記録又は送信する信号記録/送信手段と、を具
備することを特徴とする信号処理装置。
【0097】(従来の問題点)(1)と同様。
【0098】(効果)(1)の構成と比較して、回路規
模が削減可能か、又は短いシーケンスで、同一の処理内
容が実現可能である(装置の小型化、又は処理の高速化
が可能となる)。
【0099】(2)複数の分光感度特性のうち、少なく
とも1つの分光感度特性に関する信号の情報量が、他の
分光感度特性に関する信号の情報量より多い信号を処理
する信号処理装置において、送信又は記録された、情報
量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号の低周波
成分信号と、当該第1番目の分光感度特性に関する信号
の高周波成分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分
光感度特性に関する信号の低周波成分信号と、高周波成
分信号生成手段から生成された、当該第2番目以降の分
光感度特性に関する信号の高周波成分信号を、再生又は
受信して合成する第1の周波数合成手段と、信号を、そ
の周波数成分に応じて複数に分解する第1の周波数分解
手段と、情報量が多い第1番目の分光感度特性に関する
信号の低周波成分信号と、情報量が少ない第2番目以降
の分光感度特性に関する信号の低周波成分信号との間
で、相関係数を演算する相関係数演算手段と、この相関
係数演算手段から得られた相関係数と、前記第1の周波
数分解手段から得られた第1番目の分光感度特性に関す
る信号の高周波成分信号に基づいて、情報量の少ない第
2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波成分信
号を生成する高周波成分信号生成手段と、この高周波成
分信号生成手段から得られた第2番目以降の分光感度特
性に関する信号の高周波成分信号と、情報量の少ない第
2番目以降の分光感度特性に関する信号の低周波成分信
号とを合成して、第2番目以降の分光感度特性に関する
信号の出力信号を生成する第2の周波数合成手段と、を
具備することを特徴とする信号処理装置。
【0100】(従来の問題点)記録時に「周波数分解手
段を用いて高周波成分を抑圧する信号圧縮」を行い、高
周波成分信号が抑圧されている記録信号に対して、信号
再生又は受信時に「周波数合成手段を用いた信号伸長」
だけを行った場合、高周波成分が抑圧されている事によ
り、画質が低下する(事前に信号圧縮が行われていた場
合、伸長画像の細かい箇所が不鮮明になる)。
【0101】(効果)信号再生又は受信時に「周波数合
成手段を用いた信号伸長」と共に、「周波数分解手段を
用いた高周波成分信号生成」を行うことにより、信号圧
縮記録時に発生した高周波成分の量の低下による画質低
下を、信号伸長時に低減することが可能になる(事前に
信号圧縮が行われていた場合、信号伸長後の操作によ
り、伸長後画像の細かい箇所が不鮮明になる度合いを軽
減することができる)。
【0102】(2.1)複数の分光感度特性のうち、少
なくとも1つの分光感度特性に関する信号の情報量が、
他の分光感度特性に関する信号の情報量より多い信号を
処理する信号処理装置において、記録又は再生された、
情報量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号の低
周波成分信号と、第1番目の分光感度特性に関する信号
の高周波成分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分
光感度特性に関する信号の低周波成分信号と、高周波成
分信号生成手段から得られた、第2番目以降の分光感度
特性に関する信号の高周波成分信号を再生または受信す
る信号再生/受信手段と、前記信号再生/受信手段から
出力される信号のうち、情報量が多い第1番目の分光感
度特性に関する信号の低周波成分信号と、情報量が少な
い第2番目以降の分光感度特性に関する信号の低周波成
分信号との間で、相関係数を演算する相関係数演算手段
と、この相関係数演算手段から得られた相関係数と、前
記信号再生/受信手段から得られた第1番目の分光感度
特性に関する信号の高周波成分信号に基づいて、情報量
の少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高
周波成分信号を生成する高周波成分信号生成手段と、こ
の高周波成分信号生成手段から得られた第2番目以降の
分光感度特性に関する信号の高周波成分信号と、第2番
目以降の分光感度特性に関する信号の低周波成分信号と
を合成して、第2番目以降の分光感度特性に関する信号
の出力信号を生成する第1の周波数合成手段と、を具備
することを特徴とする信号処理装置。
【0103】(従来の問題点)2.と同様 (効果)(2)の構成と比較して、回路規模が削減可能
か、又は短いシーケンスで、同一の処理内容が実現可能
である(装置の小型化、又は処理の高速化が可能にな
る)。
【0104】(3)上記した(1)の構成と(2)の構
成とを組合わせたことを特徴とする信号処理装置。
【0105】(従来の問題点)「周波数分解手段を用い
て高周波成分を抑圧する信号圧縮伸長」を行なった場
合、高周波成分が抑圧されていることにより、画質が低
下する(圧縮画像と伸長画像の細かい箇所が不鮮明にな
る)。
【0106】(効果)「周波数分解手段を用いて高周波
成分を抑圧する信号圧縮伸長」と共に、「周波数分解手
段を用いた高周波成分信号生成」を行なうことにより、
伸長後の信号において高周波成分の量の低下が軽減さ
れ、画質低下を軽減することが可能である(信号圧縮前
又は伸長後の操作により、圧縮後画像の細かい箇所が不
鮮明になる度合いが軽減される)。
【0107】(3.1)上記した(1.1)の構成と
(2.1)の構成とを組合わせたことを特徴とする信号
処理装置。
【0108】(従来の問題点)(1)、(2)と同様。
【0109】(効果)(3)の構成と比較して、回路規
模が削減可能か、又は短いシーケンスで、同一の処理内
容が実現可能である(装置の小型化、又は処理の高速化
が可能になる)。
【0110】(4)さらに上記複数の分光感度特性のう
ち、第1番目の分光感度特性に関する信号を発生する光
電変換単位領域の数が、第2番目以降に関する分光感度
特性に関する信号を発生する光電変換単位領域の数の複
数倍存在する画像入力手段を有することを特徴とする
(1)、(1.1)、(3)、(3.1)のいずれか1
つに記載の信号処理装置。
【0111】(従来の問題点)「画像入力手段」を持っ
た撮影装置において、「周波数分解手段を用いて高周波
成分を抑圧する信号圧縮伸長」を行った場合、高周波成
分が抑圧されている事により、画質が低下する(圧縮画
像と伸長画像の細かい箇所が不鮮明になる)。
【0112】(効果)「画像入力手段」を持った撮影装
置において、「周波数分解手段を用いて高周波成分を抑
圧する信号圧縮伸長」を行った場合にでも、高周波成分
の抑圧を低減する事により、画質の低下を低減可能であ
る。従って圧縮画像において、より高画素な画像入力手
段を用いることにより撮影した画像に近い画質を得るこ
とが可能である(圧縮画像と伸長画像の細かい箇所が不
鮮明になる度合いが低減される)。
【0113】(5)さらに上記画像入力手段の色フィル
ターの配列が、ベイヤー配列をなしていることを特徴と
する(4)に記載の信号処理装置。
【0114】(従来の問題点)「ベイヤー配列の色フィ
ルターを持つ画像入力手段」を持った撮影装置におい
て、「周波数分解手段を用いて高周波成分を抑圧する信
号圧縮伸長」を行った場合、高周波成分が抑圧されてい
る事により、画質が低下する(圧縮画像と伸長画像の細
かい箇所が不鮮明になる)。
【0115】(効果)「ベイヤー配列の色フィルターを
持つ画像入力手段」を持った撮影装置において、「周波
数分解手段を用いて高周波成分を抑圧する信号圧縮伸
長」を行った場合にでも、高周波成分の抑圧を低減する
事により、画質の低下を低減可能である。
【0116】従って、単板の画像入力手段を持つ装置の
場合にでも、圧縮画像において、より高画素な画像入力
手段を用いることにより撮影した画像に近い画質を得る
ことが可能となる(圧縮画像と伸長画像の細かい箇所が
不鮮明になる度合いが低減)。
【0117】(6)さらに上記相関係数演算手段の2つ
の入力信号の所定領域における各分光感度特性に関する
信号の重心を等しくするための補間手段を具備すること
を特徴とする(5)に記載の信号処理装置。
【0118】(従来の問題点)「画像入力手段」の各分
光感度毎(色)毎の重心の違いにより、擬色が発生し
た。
【0119】(効果)擬色の発生を押さえ、画質を向上
させることが可能となる。
【0120】(7)さらに、1つの信号を複数のブロッ
クに分割するブロック分割手段を具備し、前記高周波成
分信号生成手段は、前記ブロック分割手段により分割さ
れたブロック毎に高周波成分を生成することを特徴とす
る(1)〜(6)のいずれか1つに記載の信号処理装
置。
【0121】(従来の問題点)画像全体について相関係
数と高周波成分信号生成を行った場合において、高周波
成分の存在する範囲が少ない場合には、高周波成分の生
成量が少ない(原画像の一部だけに高精細情報が存在す
る画像を圧縮伸長し、ブロック分割を行わずに高周波成
分生成を行うと、高精細な箇所が不鮮明になる)。
【0122】(効果)高周波成分の推定が必要であるに
もかかわらず、生成が行われない場合が少なくなる(原
画像の一部だけに微細な情報が存在する場合にも、圧縮
伸長後に高精細箇所が不鮮明になる度合いを低減するこ
とができる)。
【0123】(7.1)さらに、前記信号記録/送信手
段、及び前記信号再生/受信手段は、前記ブロック分割
手段により分割されたブロック毎に信号処理を行うこと
を特徴とする(7)に記載の信号処理装置。
【0124】(従来の問題点)画像全体で、信号記録送
信、及び信号記録受信を行った場合は、符号誤りや外来
ノイズに対する耐性が低い(符号誤りが一カ所でも発生
すれば、全信号が再生不可能となる)。
【0125】(効果)符号誤りや外来ノイズに対する耐
性が上がる(誤り訂正等の技術を用いない場合には、符
号誤りが一カ所発生しても、信号の1ブロックが再生不
可能となるだけで、他のブロックは再生できる)。
【0126】(7.2)さらに、前記高周波成分信号生
成手段で処理されるブロック単位と、前記信号記録/送
信手段、及び前記信号再生/受信手段で処理されるブロ
ック単位は、同一単位であることを特徴とする(7)に
記載の信号処理装置。
【0127】(従来の問題点)処理ブロックの範囲が異
なると、システム構成が複雑になり、且つ回路規模が大
きくなる場合がある。
【0128】(効果)処理ブロックの範囲が同一であれ
ば、システム構成が簡易になり、且つ回路規模が縮小可
能である。
【0129】(8)さらに上記周波数分解手段から得ら
れた、第1番目の分光感度特性に関する信号の高周波成
分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分光感度特性
に関する信号の高周波成分信号とを比較する高周波信号
比較手段と、上記高周波信号比較手段における比較結果
に応じて、上記高周波成分信号生成手段から得られた高
周波成分信号と、周波数分解手段から得られた第2番目
以降の分光感度特性に関する信号の高周波成分信号と
を、適応的に切り替える高周波成分信号切り替え手段と
を特徴とする(1)〜(7.2)のいずれか1つに記載
の信号処理装置。
【0130】(従来の問題点)例えば「Greenを情
報量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号」と
し、「Red又はBlueを第2番目以降の分光感度特
性に関する信号」と仮定する。この時、Red又はBl
ueの高域情報よりも、Greenの高域情報が少ない
場合に、高周波成分生成を行うと、高域情報が減少し、
画像の精細度が低下する(色依存性のある信号の場合
に、精細度が低下する場合がある)。
【0131】(効果)(従来の問題点)の仮定条件で、
Red又はBlueの高域情報よりも、Greenの高
域情報が少ない場合にも、Red又はBlueの元から
持つ画像の高域情報が減少せず精細度が劣化しない。
【0132】(9)さらに前記高周波信号比較手段及び
前記高周波成分信号切り替え手段は、情報量が少ない第
2番目以降の分光感度特性に関する信号毎に用意される
ことを特徴とする(8)に記載の信号処理装置。
【0133】(従来の問題点)例えば「Greenを情
報量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号」と
し、「Red又はBlueを第2番目以降の分光感度特
性に関する信号」と仮定する。更に、Redの高域情報
よりもGreenの高域情報が少なく、且つBlueの
高域情報よりも、Greenの高域情報が多いと仮定す
る。
【0134】この場合に、高域情報生成を用いた画素補
間処理を行うと、Redの高域情報が減少し、画像の精
細度が悪くなる。即ち、特定色の高域情報が減少する
(色依存性のある信号の場合に色によって精細度が低下
する場合がある)。
【0135】(効果)「従来例とその問題点」の仮定条
件下でも、特定色の高域情報が減少することがない(色
依存性のある信号の場合に、色によって精細度が低下す
る場合を回避可能である)。
【0136】(10)さらに上記高周波信号比較手段
は、第1番目と第2番目以降の分光感度特性に関する信
号の高周波成分信号の振幅の分散値を演算する分散演算
手段と、得られたそれぞれの分散値を比較する比較手段
とを具備することを特徴とする(8)に記載の信号処理装
置。
【0137】(従来の問題点)高周波信号比較を正確に
行うと、演算量が多く実処理時間が長くなってしまう。
【0138】(効果)高周波信号の比較を全信号につい
て行なう場合と比べてほぼ同等の判断が可能で、演算量
が少なく、少ない処理時間で実現可能になる。
【0139】(11)さらに上記高周波信号比較手段
は、第1番目と第2番目以降の分光感度特性に関する信
号の高周波成分信号の振幅の最大値と最小値の差を演算
する演算手段と、得られたそれぞれの最大値と最小値の
差を比較する比較手段とを具備することを特徴とする
(8)に記載の信号処理装置。
【0140】(従来の問題点)「第1番目と第2番目以
降の分光感度特性に関する高周波成分信号の振幅の分散
値」を用いた場合でも、演算量が多く、実処理時間が長
い。
【0141】(効果)「第1番目と第2番目以降の分光
感度特性に関する信号の高周波成分信号の振幅の分散
値」を用いた場合と比較して、ほぼ同等の判断が可能
で、演算量が少なく、少ない処理時間で実現可能にな
る。
【0142】(12)さらに上記高周波信号比較手段
は、第1番目の分光感度特性に関する信号の高周波成分
信号の振幅の分散値を演算する分散演算手段と、得られ
た分散値としきい値とを比較する比較手段とを具備する
ことを特徴とする(8)に記載の信号処理装置。
【0143】(従来の問題点)「第1番目と第2番目以
降の分光感度特性に関する信号の高周波成分信号の振幅
の分散値」の比較を用いた場合でも、演算量が多く、実
処理時間が長い。
【0144】(効果)少ない演算量で同等の効果が得ら
れる。
【0145】(13)さらに上記高周波信号比較手段
は、第1番目の分光感度特性に関する信号の高周波成分
信号の振幅の最大値と最小値の差を演算する演算手段
と、得られた最大値と最小値の差としきい値とを比較す
る比較手段とを具備することを特徴とする(8)に記載
の信号処理装置。
【0146】(従来の問題点)「高周波信号比較手段」
において、「第1番目の分光感度特性に関する信号の高
周波成分信号の振幅の最大値と最小値の差」と「しきい
値」との比較を用いた場合でも、演算量が多く、実処理
時間が長い。
【0147】(効果)少ない演算利用で、同等の効果が
得られる。
【0148】(14)さらに上記周波数分解手段は、分
布が局所的な関数を基底関数として周波数分解を行うこ
とを特徴とする(2.1)を除く(1)〜(13)のい
ずれか1つに記載の信号処理装置。
【0149】(従来の問題点)分布が局所的でない例え
ばDCT係数を用いた周波数分解手段による圧縮を行っ
た場合、画質劣化が多かった。
【0150】(効果)DCT係数を用いた周波数分解手
段による圧縮を行った場合よりも、精細度の優れた画質
が得られる。
【0151】(15)さらに上記周波数合成手段は、分
布が局所的な関数を基底関数として周波数合成を行うこ
とを特徴とする(1.1)を除く(1)〜(13)のい
ずれか1つに記載の信号処理装置。
【0152】(従来の問題点)分布が局所的でない例え
ばDCT係数を用いた周波数合成手段による伸長を行っ
た場合、画質劣化が多かった。
【0153】(効果)DCT係数を用いた周波数分解手
段による伸長を行った場合よりも、精細度の優れた画質
が得られる。
【0154】(16)さらに上記分布が局所的な関数を
基底関数として周波数分解を行う周波数分解手段は、ウ
ェーブレット変換により周波数分解を行うことを特徴と
する(14)に記載の信号処理装置。
【0155】(従来の問題点)分布が局所的でない例え
ばDCT係数を用いた周波数分解手段による圧縮を行っ
た場合、画質劣化が多かった。
【0156】(効果)DCT係数を用いた周波数分解手
段による圧縮を行った場合よりも、精細度の優れた画質
が得られ、実現が容易である。
【0157】(17)さらに上記、分布が局所的な関数
を基底関数として周波数合成を行う周波数合成手段は、
逆ウェーブレット変換により周波数合成を行うことを特
徴とする(15)に記載の信号処理装置。
【0158】(従来の問題点)分布が局所的でない例え
ばDCT係数を用いた周波数合成手段による伸長を行っ
た場合、画質劣化が多かった。
【0159】(効果)DCT係数を用いた周波数合成手
段による伸長を行った場合よりも、精細度の優れた画質
が得られ、実現が容易である。
【0160】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、信号圧
縮時に発生する、高周波成分の量の低下による画質低下
を低減することが可能である(信号圧縮前の操作によ
り、圧縮後画像の細かい箇所が不鮮明になる度合いを軽
減することができる)。
【0161】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の構成と比較して、回路規模が削減可能か、又は短いシ
ーケンスで、同一の処理内容が実現可能である(装置の
小型化、又は処理の高速化が可能となる)。
【0162】請求項3に記載の発明によれば、信号圧縮
記録時に発生した高周波成分の量の低下による画質低下
を、信号伸長時に低減することが可能になる(事前に信
号圧縮が行われていた場合、信号伸長後の操作により、
伸長後画像の細かい箇所が不鮮明になる度合いを軽減可
能である)。
【0163】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
の構成と比較して、回路規模が削減可能か、又は短いシ
ーケンスで、同一の処理内容が実現可能である(装置の
小型化、又は処理の高速化が可能になる)。
【0164】請求項5に記載の発明によれば、「画像入
力手段」を持った撮影装置において、「周波数分解手段
を用いて高周波成分を抑圧する信号圧縮伸長」を行った
場合にでも、高周波成分の抑圧を低減する事により、画
質の低下を低減可能である。従って圧縮画像において、
より高画素な画像入力手段を用いて撮影した画像に近い
画質を得ることが可能である(圧縮画像と伸長画像の細
かい箇所が不鮮明になる度合いが低減される)。
【0165】請求項6に記載の発明によれば、DCT係
数を用いた周波数分解手段による圧縮を行った場合より
も、精細度の優れた画質が得られる。
【0166】請求項7に記載の発明によれば、DCT係
数を用いた周波数合成手段による伸長を行った場合より
も、精細度の優れた画質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、記録又は送信系の信
号処理装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る、再生又は受信系の信
号処理装置の構成を示す図である。
【図3】信号記録時に、周波数分解による記録と、周波
数分解による高周波信号成分生成とを個別に行なう場合
の動作フローの詳細を説明するための図である。
【図4】図3に示す動作フローの変形例を示す図であ
る。
【図5】信号再生時に、周波数分解による再生と、周波
数分解による高周波信号成分生成とを個別に行なう場合
の動作フローの詳細を説明するための図である。
【図6】図5に示す動作フローの変形例を示す図であ
る。
【図7】画像入力部1の色フィルターの配列の一例とし
てのベイヤー配列を示す図である。
【図8】本実施形態の補間処理について説明するための
図である。
【図9】本実施形態のブロック分割処理について説明す
るための図である。
【図10】本実施形態のブロック分割処理の変形例を説
明するための図である。
【図11】本実施形態の周波数分解処理の一例を説明す
るための図である。
【図12】高周波成分信号の切替え処理の第1の実施形
態を説明するための図である。
【図13】高周波成分信号の切替え処理の第2の実施形
態を説明するための図である。
【図14】m画素×n画素からなる画像を示す図であ
る。
【図15】高周波成分信号の切替え処理の第3の実施形
態を説明するための図である。
【図16】高周波成分信号の切替え処理の第4の実施形
態を説明するための図である。
【図17】高周波成分信号の切替え処理の第5の実施形
態を説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像入力部 2 制御部 3−1 R用バッファ 3−2 G用バッファ 3−3 B用バッファ 4−1 R用周波数分解部 4−2 G用周波数分解部 4−3 B用周波数分解部 5−1 R高域用バッファ 5−2 R低域用バッファ 5−3 G高域用バッファ 5−4 G低域用バッファ 5−5 B高域用バッファ 5−6 B低域用バッファ 6−1 G、R用相関係数演算部 6−2 G、B用相関係数演算部 7−1 R用高周波成分信号生成部 7−2 G、R用高周波信号比較部 7−3 G、B用高周波信号比較部 7−4 B用高周波成分信号生成部 8−1 R用高周波成分信号切り替え部 8−2 B用高周波成分信号切り替え部 9 信号圧縮部 10 記録又は送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 11/04 H04N 1/40 D 5J064 Fターム(参考) 5C057 AA06 DA01 EA01 EA02 EA07 EH01 EL01 EM07 GC00 GG01 5C065 AA01 BB10 BB30 CC01 DD02 DD17 EE06 GG02 5C077 LL02 MP08 PP32 PP37 PP49 PQ08 RR19 RR21 5C078 AA09 BA53 CA01 CA21 DA17 DA22 5C079 HA02 HB01 LA14 MA03 MA11 NA02 NA25 5J064 AA03 AA04 BA16 BB04 BC01 BC11 BC14 BC18 BC25 BC27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分光感度特性のうち、少なくとも
    1つの分光感度特性に関する信号の情報量が、他の分光
    感度特性に関する信号の情報量より多い信号を処理する
    信号処理装置において、 信号を、その周波数成分に応じて複数に分解する第1の
    周波数分解手段と、 情報量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号の低
    周波成分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分光感
    度特性に関する信号の低周波成分信号との間で、相関係
    数を演算する相関係数演算手段と、 この相関係数演算手段から得られた相関係数と、前記第
    1の周波数分解手段から得られた第1番目の分光感度特
    性に関する信号の高周波成分信号に基づいて、情報量が
    少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周
    波成分信号を生成する高周波成分信号生成手段と、 前記第1の周波数分解手段から得られた第1番目の分光
    感度特性に関する信号の低周波成分信号と、前記第1の
    周波数分解手段から得られた第1番目の分光感度特性に
    関する信号の高周波成分信号と、前記第1の周波数分解
    手段から得られた情報量が少ない第2番目以降の分光感
    度特性に関する信号の低周波成分信号と、前記高周波成
    分信号生成手段から得られた第2番目以降の分光感度特
    性に関する信号の高周波成分信号とを合成する第1の周
    波数合成手段と、 前記第1の周波数合成手段から得られた信号を、その周
    波数成分に応じて複数に分解する第2の周波数分解手段
    と、 前記第2の周波数分解手段から得られた第1番目の分光
    感度特性に関する信号の高周波成分信号と、前記第2の
    周波数分解手段から得られた第2番目以降の分光感度特
    性に関する信号の高周波成分信号について、高周波数域
    側の信号を削除する量を制御する事により高周波成分の
    信号量を可変する高周波成分信号量可変手段と、 前記第2の周波数分解手段から得られた第1番目の分光
    感度特性に関する信号の低周波成分信号と、前記第2の
    周波数分解手段から得られた情報量が少ない第2番目以
    降の分光感度特性に関する信号の低周波成分信号と、前
    記高周波成分信号量可変手段から得られた第1番目の分
    光感度特性に関する信号の高周波成分信号と、前記高周
    波成分信号量可変手段から得られた第2番目以降の分光
    感度特性に関する信号の高周波成分信号を記録又は送信
    する信号記録/送信手段と、を具備することを特徴とす
    る信号処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の分光感度特性のうち、少なくとも
    1つの分光感度特性に関する信号の情報量が、他の分光
    感度特性に関する信号の情報量より多い信号を処理する
    信号処理装置において、 信号を、その周波数成分に応じて複数に分解する第1の
    周波数分解手段と、 情報量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号の低
    周波成分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分光感
    度特性に関する信号の低周波成分信号との間で、相関係
    数を演算する相関係数演算手段と、 この相関係数演算手段から得られた相関係数と、前記第
    1の周波数分解手段から得られた第1番目の分光感度特
    性に関する信号の高周波成分信号に基づいて、情報量の
    少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周
    波成分信号を生成する高周波成分信号生成手段と、 前記第1の周波数分解手段から得られた第1番目の分光
    感度特性に関する信号の高周波成分信号と、前記第1の
    周波数分解手段から得られた第2番目以降の分光感度特
    性に関する信号の高周波成分信号について、高周波数域
    側の信号を削除する量を制御する事により高周波成分の
    信号量を可変する高周波成分信号量可変手段と、 前記第1の周波数分解手段から得られた第1番目の分光
    感度特性に関する信号の低周波成分信号と、前記第1の
    周波数分解手段から得られた情報量が少ない第2番目以
    降の分光感度特性に関する信号の低周波成分信号と、前
    記高周波成分信号量可変手段から得られた第1番目の分
    光感度特性に関する信号の高周波成分信号と、前記高周
    波成分信号量可変手段から得られた第2番目以降の分光
    感度特性に関する信号の高周波成分信号を記録又は送信
    する信号記録/送信手段と、 を具備することを特徴とする信号処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の分光感度特性のうち、少なくとも
    1つの分光感度特性に関する信号の情報量が、他の分光
    感度特性に関する信号の情報量より多い信号を処理する
    信号処理装置において、 送信又は記録された、情報量が多い第1番目の分光感度
    特性に関する信号の低周波成分信号と、当該第1番目の
    分光感度特性に関する信号の高周波成分信号と、情報量
    が少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の低
    周波成分信号と、高周波成分信号生成手段から生成され
    た、当該第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高
    周波成分信号を、再生又は受信して合成する第1の周波
    数合成手段と、 信号を、その周波数成分に応じて複数に分解する第1の
    周波数分解手段と、 情報量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号の低
    周波成分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分光感
    度特性に関する信号の低周波成分信号との間で、相関係
    数を演算する相関係数演算手段と、 この相関係数演算手段から得られた相関係数と、前記第
    1の周波数分解手段から得られた第1番目の分光感度特
    性に関する信号の高周波成分信号に基づいて、情報量の
    少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周
    波成分信号を生成する高周波成分信号生成手段と、 この高周波成分信号生成手段から得られた第2番目以降
    の分光感度特性に関する信号の高周波成分信号と、情報
    量の少ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の
    低周波成分信号とを合成して、第2番目以降の分光感度
    特性に関する信号の出力信号を生成する第2の周波数合
    成手段と、 を具備することを特徴とする信号処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の分光感度特性のうち、少なくとも
    1つの分光感度特性に関する信号の情報量が、他の分光
    感度特性に関する信号の情報量より多い信号を処理する
    信号処理装置において、 記録又は再生された、情報量が多い第1番目の分光感度
    特性に関する信号の低周波成分信号と、第1番目の分光
    感度特性に関する信号の高周波成分信号と、情報量が少
    ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の低周波
    成分信号と、高周波成分信号生成手段から得られた、第
    2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波成分信
    号を再生または受信する信号再生/受信手段と、 前記信号再生/受信手段から出力される信号のうち、情
    報量が多い第1番目の分光感度特性に関する信号の低周
    波成分信号と、情報量が少ない第2番目以降の分光感度
    特性に関する信号の低周波成分信号との間で、相関係数
    を演算する相関係数演算手段と、 この相関係数演算手段から得られた相関係数と、前記信
    号再生/受信手段から得られた第1番目の分光感度特性
    に関する信号の高周波成分信号に基づいて、情報量の少
    ない第2番目以降の分光感度特性に関する信号の高周波
    成分信号を生成する高周波成分信号生成手段と、 この高周波成分信号生成手段から得られた第2番目以降
    の分光感度特性に関する信号の高周波成分信号と、第2
    番目以降の分光感度特性に関する信号の低周波成分信号
    とを合成して、第2番目以降の分光感度特性に関する信
    号の出力信号を生成する第1の周波数合成手段と、 を具備することを特徴とする信号処理装置。
  5. 【請求項5】 さらに上記複数の分光感度特性のうち、
    第1番目の分光感度特性に関する信号を発生する光電変
    換単位領域の数が、第2番目以降に関する分光感度特性
    に関する信号を発生する光電変換単位領域の数の複数倍
    存在する画像入力手段を有することを特徴とする請求項
    1または2記載の信号処理装置。
  6. 【請求項6】 さらに上記第1及び第2の周波数分解手
    段は、分布が局所的な関数を基底関数として周波数分解
    を行うことを特徴とする請求項1〜3、5のいずれか1
    つに記載の信号処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに上記第1及び第2の周波数合成手
    段は、分布が局所的な関数を基底関数として周波数合成
    を行う、 ことを特徴とする請求項1、3〜5のいずれか1つに記
    載の信号処理装置。
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