JP2003092453A - レーザー駆動回路 - Google Patents

レーザー駆動回路

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JP2003092453A
JP2003092453A JP2001283580A JP2001283580A JP2003092453A JP 2003092453 A JP2003092453 A JP 2003092453A JP 2001283580 A JP2001283580 A JP 2001283580A JP 2001283580 A JP2001283580 A JP 2001283580A JP 2003092453 A JP2003092453 A JP 2003092453A
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JP
Japan
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laser diode
mos transistor
drive current
channel mos
voltage
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JP2001283580A
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English (en)
Inventor
Akinobu Soneta
昭伸 曽根田
Akihiro Shibata
章宏 柴田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧源の電圧を下げて低電力化を図ることが
できるレーザー駆動回路を提供する。 【解決手段】 レーザーダイオード駆動用PchMOS
トランジスタ1のドレイン端子と接地端子との間にレー
ザーダイオード2を接続し、レーザーダイオード駆動用
PchMOSトランジスタ1のソース端子を電圧源8に
接続し、レーザーダイオード駆動電流検出用PchMO
Sトランジスタ11のゲート端子をレーザーダイオード
駆動用PchMOSトランジスタ1のゲート端子に接続
し、レーザーダイオード駆動電流検出用PchMOSト
ランジスタ11のソース端子を電圧源8に接続し、レー
ザーダイオード駆動電流検出用PchMOSトランジス
タ11のドレイン端子と接地端子との間にレーザーダイ
オード駆動電流検出用抵抗12を接続し、レーザーダイ
オード駆動電流検出用PchMOSトランジスタ11の
ドレイン端子の電圧を電流モニタ電圧として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
再生装置に使用するレーザー駆動回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置において装置が動
作不具合になった場合の不具合解析手法の一つとして、
レーザーダイオードの劣化状態をレーザーダイオードの
駆動電流をモニタすることにより求める手法が用いられ
ている。具体的には、PチャネルMOSトランジスタを
用いたレーザーダイオード駆動回路において、駆動電流
を測定するためにレーザーダイオード駆動用Pチャネル
MOSトランジスタのソース端子と電圧源の間にレーザ
ーダイオード駆動電流検出用抵抗を接続してソース端子
電圧をモニタすることにより駆動電流を測定している。
レーザーダイオードは劣化してくると、必要な光量を得
るために必要な駆動電流が増加してくる。
【0003】図3は従来のレーザー駆動回路の構成を示
すブロック図である。図3において、1はレーザーダイ
オード駆動用PチャネルMOSトランジスタである。2
はレーザーダイオードである。3はレーザーダイオード
2の発光量をモニタするためのモニタ用フォトダイオー
ドからなるモニタ用フォトディテクタである。4はモニ
タ用フォトディテクタ3の電流出力を電圧に変換するモ
ニタ電流検出用抵抗である。5はレーザーダイオード2
の発光量を設定するレーザーダイオード発光量設定入力
(電圧)である。6はレーザーダイオード発光量設定入
力5とモニタ電流検出用抵抗4の電圧出力とを比較する
比較器である。7は比較器6の比較結果に応じた電流調
整電圧を発生し、この電圧をレーザーダイオード駆動用
PチャネルMOSトランジスタ1の駆動電流を制御する
ためにレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSトラ
ンジスタ1のゲート端子に印加する電流調整電圧発生回
路である。8は電圧源である。9はレーザーダイオード
駆動用PチャネルMOSトランジスタ1の駆動電流をモ
ニタするためのレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗
である。10は駆動電流モニタ出力である。
【0004】レーザーダイオード駆動用PチャネルMO
Sトランジスタ1はレーザーダイオード2に電流を供給
し、レーザーダイオード2により出力された光はモニタ
用フォトディテクタ3で検出され電流に変換され出力さ
れる。モニタ用フォトディテクタ3の電流出力はモニタ
電流検出用抵抗4により電圧に変換される。レーザーダ
イオード2の発光設定入力(電圧)5とモニタ電流検出
用抵抗4の電圧出力は比較器6により比較され、比較器
6による比較結果が電流調整電圧発生回路7に送られ
る。
【0005】電流調整電圧発生回路7は、比較器6によ
る比較結果に応じて制御される電圧をレーザーダイオー
ド駆動用PチャネルMOSトランジスタ1のゲート端子
に印加してレーザーダイオード駆動電流量を制御するこ
とにより、レーザーダイオード2の発光量がレーザーダ
イオード発光量設定入力5に対応した値になるように制
御する。レーザー駆動電流は、電圧源8より、レーザー
ダイオード駆動電流検出用抵抗9を通ってレーザーダイ
オード駆動用PチャネルMOSトランジスタ1のソース
端子に流れドレイン端子よりレーザーダイオード2に流
れ込む。
【0006】したがって、レーザーダイオード駆動電流
検出用抵抗9とレーザーダイオード駆動用PチャネルM
OSトランジスタ1の接続点の電圧を駆動電流モニタ出
力10として測定することによりレーザーダイオード2
の駆動電流を測定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、図3に示す構成
では、レーザーダーオード2は発光時には駆動電流によ
らずほぼ固定の動作電圧を発生するが、電圧源8とレー
ザーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタ1
のソース端子の間にレーザーダイオード駆動電流検出用
抵抗9が接続されているため、駆動電流に応じたレーザ
ーダイオード駆動電流検出用抵抗9による電圧降下が発
生する。
【0008】電圧源8と接地端子の間には、レーザーダ
イオード駆動電流検出用抵抗9による電圧降下とレーザ
ーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタ1の
ソース・ドレイン間電圧とレーザーダーオード2の動作
電圧とが直列に存在するため、電圧源8の電圧を下げる
とレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジ
スタ1のソース・ドレイン間電圧が低下し、レーザーダ
イオード2を駆動するための充分な電流をレーザーダイ
オード2に供給することができなくなり、電圧源8の電
圧を下げることによる低消費電力化ができないという課
題があった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、低消費電力化することができるレーザー駆動回路
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のレーザー駆動回路は、レー
ザーダイオードを駆動するものであり、ドレイン端子と
接地端子との間にレーザーダイオードを接続しソース端
子を電圧源に接続したレーザーダイオード駆動用Pチャ
ネルMOSトランジスタと、ゲート端子をレーザーダイ
オード駆動用PチャネルMOSトランジスタのゲート端
子に接続し、ソース端子を電圧源に接続したレーザーダ
イオード駆動電流検出用PチャネルMOSトランジスタ
と、レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMO
Sトランジスタのドレイン端子と接地端子との間に接続
したレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗とを備えて
いる。そして、レーザーダイオード駆動電流検出用Pチ
ャネルMOSトランジスタのドレイン端子に現れる電圧
を駆動電流モニタ出力として取り出すようにしている。
【0011】この構成によれば、同一ゲート電圧でレー
ザーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタの
ドレイン電流と同じもしくは相関関係のあるドレイン電
流を流すレーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネル
MOSトランジスタを設け、レーザーダイオード駆動電
流検出用PチャネルMOSトランジスタのドレイン電流
をレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗に流すことに
より、レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルM
OSトランジスタのドレイン端子から駆動電流モニタ出
力を得るようにしているので、レーザーダイオードと直
列にレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗を接続する
必要がなくなる。その結果、電圧源の電圧が直接レーザ
ーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタのソ
ース端子に印加されることになり、レーザーダイオード
駆動電流によりレーザーダイオード駆動用PチャネルM
OSトランジスタのソース電圧を降下させることなく、
駆動電流モニタ出力を求めることができる。そのため、
電圧源の電圧を下げてもレーザーダイオードに十分な駆
動電流を供給することが可能となり、したがって電圧源
の電圧を下げることにより低消費電力化することが可能
となる。
【0012】また、本発明の請求項2記載のレーザー駆
動回路は、レーザーダイオードを駆動するものであり、
ドレイン端子と接地端子との間にレーザーダイオードを
接続しソース端子を電圧源に接続したレーザーダイオー
ド駆動用PチャネルMOSトランジスタと、レーザーダ
イオードの発光量をモニタしレーザーダイオードの発光
量に応じた電流を出力するモニタ用フォトディテクタ
と、モニタ用フォトディテクタの電流出力を電圧に変換
するモニタ電流検出用抵抗と、モニタ電流検出用抵抗の
電圧出力とレーザーダイオードの発光量設定入力とを比
較する比較器と、比較器による比較結果に応じた電流調
整電圧をレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSト
ランジスタのゲート端子に与えることによりレーザーダ
イオードの発光量がレーザーダイオードの発光量設定入
力に対応した値になるように制御する電流調整電圧発生
回路と、ゲート端子をレーザーダイオード駆動用Pチャ
ネルMOSトランジスタのゲート端子に接続し、ソース
端子を電圧源に接続したレーザーダイオード駆動電流検
出用PチャネルMOSトランジスタと、レーザーダイオ
ード駆動電流検出用PチャネルMOSトランジスタのド
レイン端子と接地端子との間に接続したレーザーダイオ
ード駆動電流検出用抵抗とを備えている。そして、レー
ザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMOSトラン
ジスタのドレイン端子に現れる電圧を駆動電流モニタ出
力として取り出すようにしている。
【0013】この構成によれば、同一ゲート電圧でレー
ザーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタの
ドレイン電流と同じもしくは相関関係のあるドレイン電
流を流すレーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネル
MOSトランジスタを設け、レーザーダイオード駆動電
流検出用PチャネルMOSトランジスタのドレイン電流
をレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗に流すことに
より、レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルM
OSトランジスタのドレイン端子から駆動電流モニタ出
力を得るようにしているので、レーザーダイオードと直
列にレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗を接続する
必要がなくなる。その結果、電圧源の電圧が直接レーザ
ーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタのソ
ース端子に印加されることになり、レーザーダイオード
駆動電流によりレーザーダイオード駆動用PチャネルM
OSトランジスタのソース電圧を降下させることなく、
駆動電流モニタ出力を求めることができる。そのため、
電圧源の電圧を下げてもレーザーダイオードに十分な駆
動電流を供給することが可能となり、したがって電圧源
の電圧を下げることにより低消費電力化することが可能
となる。
【0014】また、本発明の請求項3記載のレーザー駆
動回路は、請求項1または2記載のレーザー駆動回路に
おいて、レーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネル
MOSトランジスタのゲート幅をレーザーダイオード駆
動用PチャネルMOSトランジスタのゲート幅のn分の
1(nは任意の数値)に縮小している。
【0015】この構成によれば、レーザーダイオード駆
動電流検出用PチャネルMOSトランジスタのドレイン
電流はレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSトラ
ンジスタがレーザーダイオードを駆動するドレイン電流
のn分の1になり、レーザーダイオード駆動電流検出用
PチャネルMOSトランジスタのドレイン電圧を測定
し、求めた電流値を計算にてn倍することによりレーザ
ー駆動電流を求めることができる。そのため、レーザー
ダイオード駆動電流検出用PチャネルMOSトランジス
タの消費電流を削減することができる。
【0016】また、本発明の請求項4記載のレーザー駆
動回路は、請求項1、2または3記載のレーザー駆動回
路において、レーザーダイオード駆動電流検出用抵抗の
抵抗値をレーザーダイオードの動作電圧と等しくなる駆
動電流モニタ出力が発生する抵抗値に設定している。
【0017】この構成によれば、レーザーダイオード駆
動用PチャネルMOSトランジスタのソース・ドレイン
電圧と、レーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネル
MOSトランジスタのソース・ドレイン電圧が等しくな
り、その結果、レーザー駆動電流を高精度に求めること
ができる。
【0018】また、本発明の請求項5記載のレーザー駆
動回路は、請求項1、2または3記載のレーザー駆動回
路において、接続先選択信号に応じてレーザーダイオー
ド駆動電流検出用PチャネルMOSトランジスタのゲー
ト端子をレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSト
ランジスタのゲート端子と電圧源のいずれか一方に選択
的に接続するスイッチを設けている。
【0019】この構成によれば、レーザー駆動電流をモ
ニタする場合にはスイッチによりレーザーダイオード駆
動電流検出用PチャネルMOSトランジスタのゲート端
子とレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSトラン
ジスタのゲート端子とをショート(接続)する。レーザ
ー駆動電流をモニタしない場合にはスイッチによりレー
ザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMOSトラン
ジスタのゲート端子と電圧源とをショート(接続)し、
レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMOSト
ランジスタをオフにさせる。従来の構成では、レーザー
駆動電流をモニタする必要がない場合にもレーザーダイ
オード駆動電流検出用PチャネルMOSトランジスタに
電流が流れていたが、本発明では電流を流すことがなく
低消費電力化ができる。
【0020】ここで、レーザー駆動電流をモニタする必
要がない場合について説明する。光ディスク再生装置で
は、装置出荷時のレーザー駆動電流を測定し、メモリに
書き込んでおく場合と、装置に不具合が発生した場合に
レーザーの不具合かどうかを判断するためにレーザー駆
動電流をモニタする。したがって、光ディスク再生装置
が正常に動作している場合は、レーザー駆動電流をモニ
タする必要がない。不具合の判断基準は、出荷時のレー
ザー駆動電流との比較、駆動電流の絶対値での判断とい
うことになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0022】図1は第1の実施の形態におけるレーザー
駆動回路の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1はレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSト
ランジスタである。2はレーザーダイオードである。3
はレーザーダイオード2の発光量をモニタするモニタ用
フォトダイオードからなるモニタ用フォトディテクタで
ある。4はモニタ用フォトディテクタ3の電流出力を電
圧に変換するモニタ電流検出用抵抗である。5はレーザ
ーダイオード2の発光量設定入力(電圧)である。
【0023】6はモニタ電流検出用抵抗4の電圧出力と
レーザーダイオードの発光量設定入力5とを比較する比
較器である。7は比較器6の比較結果に応じた電流調整
電圧を発生し、この電圧をレーザーダイオード駆動用P
チャネルMOSトランジスタ1の駆動電流を制御するた
めにレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSトラン
ジスタ1のゲート端子に印加する電流調整電圧発生回路
である。8はレーザーダイオード駆動用PチャネルMO
Sトランジスタ1のソース端子に接続する電圧源であ
る。
【0024】11はゲート端子をレーザーダイオード駆
動用PチャネルMOSトランジスタ1のゲート端子に接
続しソース端子を電圧源8に接続したレーザーダイオー
ド駆動電流検出用PチャネルMOSトランジスタであ
る。12はレーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネ
ルMOSトランジスタ11のドレイン端子と接地端子と
の間に接続されたレーザーダイオード駆動電流検出用抵
抗である。13はレーザーダイオード駆動電流検出用P
チャネルMOSトランジスタ11のドレイン端子とレー
ザーダイオード駆動電流検出用抵抗12の接続点より取
り出される駆動電流モニタ出力である。
【0025】以上のように構成された第1の実施の形態
におけるレーザー駆動回路について以下その動作を説明
する。
【0026】レーザーダイオード駆動用PチャネルMO
Sトランジスタ1はレーザーダイオード2に電流を供給
し、レーザーダイオード2により出力された光はモニタ
用フォトディテクタ3で検出され電流に変換され出力さ
れる。モニタ用フォトディテクタ3の電流出力はモニタ
電流検出用抵抗4により電圧に変換される。レーザーダ
イオードの発光設定入力(電圧)5とモニタ電流検出用
抵抗4の電圧出力は比較器6により比較され、比較器6
による比較結果が電流調整電圧発生回路7に送られる。
【0027】電流調整電圧発生回路7は、比較器6によ
る比較結果に応じて制御される電圧をレーザーダイオー
ド駆動用PチャネルMOSトランジスタ1のゲート端子
に印加してレーザーダイオード駆動電流量を制御するこ
とにより、レーザーダイオード2の発光量がレーザーダ
イオード発光量設定入力5に対応した値になるように制
御する。レーザー駆動電流は、電圧源8より、レーザー
ダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタ1のソ
ース端子に流れドレイン端子よりレーザーダイオード2
に流れ込む。
【0028】このとき、レーザーダイオード駆動電流検
出用PチャネルMOSトランジスタ11のゲート・ソー
ス電圧はレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSト
ランジスタ1のゲート・ソース間電圧とは同電圧であ
り、レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMO
Sトランジスタ11はこの電圧に応じた電流をドレイン
端子よりレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗12に
供給する。レーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネ
ルMOSトランジスタ11に流れる電流は、レーザーダ
イオード駆動用PチャネルMOSトランジスタ1に流れ
る電流と同じもしくは相関関係がある。
【0029】レーザーダイオード駆動電流検出用抵抗1
2の一端は接地端子に接続されているので、上記電流と
レーザーダイオード駆動電流検出用抵抗12の抵抗値に
より発生する電圧を駆動電流モニタ出力13として測定
でき、レーザー駆動電流を求めることができる。
【0030】ここで、レーザーダイオード駆動電流検出
用PチャネルMOSトランジスタ11はレーザーダイオ
ード駆動用PチャネルMOSトランジスタ1との関係に
おいて、要求される特性について説明する。2つのPチ
ャネルMOSトランジスタ1,11の電気的特性が等し
いことが要求される条件である。電気的特性を等しくす
るためには、同一基板上に同一条件で、かつレイアウト
的には近くに配置することが必要である。ただし、後述
するように、両PチャネルMOSトランジスタ1,11
の電流比をn:1に設定することも可能であり、この場
合には、ゲート幅をn:1にする。
【0031】この構成によれば、同一ゲート電圧でレー
ザーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタ1
のドレイン電流と同じもしくは相関関係のあるドレイン
電流を流すレーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネ
ルMOSトランジスタ11を設け、レーザーダイオード
駆動電流検出用PチャネルMOSトランジスタ11のド
レイン電流をレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗1
2に流すことにより、レーザーダイオード駆動電流検出
用PチャネルMOSトランジスタ11のドレイン端子か
ら駆動電流モニタ出力13を得るようにしているので、
レーザーダイオード2と直列にレーザーダイオード駆動
電流検出用抵抗を接続する必要がなくなる。その結果、
電圧源8の電圧が直接レーザーダイオード駆動用Pチャ
ネルMOSトランジスタ1のソース端子に印加されるこ
とになり、レーザーダイオード駆動電流によりレーザー
ダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタ1のソ
ース電圧を降下させることなく、駆動電流モニタ出力1
3を求めることができる。そのため、電圧源8の電圧を
下げてもレーザーダイオードに十分な駆動電流を供給す
ることが可能となり、したがって電圧源8の電圧を下げ
ることにより低消費電力化することが可能となる。
【0032】上記の構成において、レーザーダイオード
駆動電流検出用PチャネルMOSトランジスタ11のゲ
ート幅をレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSト
ランジスタ1のゲート幅のn分の1(nは任意の数値)
に縮小してもよい。
【0033】この構成によれば、レーザーダイオード駆
動電流検出用PチャネルMOSトランジスタ11のドレ
イン電流はレーザーダイオード駆動用PチャネルMOS
トランジスタ1がレーザーダイオード2を駆動するドレ
イン電流のn分の1になり、レーザーダイオード駆動電
流検出用PチャネルMOSトランジスタ11のドレイン
電圧を測定し、求めた電流値を計算にてn倍することに
よりレーザー駆動電流を求めることができる。そのた
め、レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMO
Sトランジスタ11の消費電流を削減することができ
る。
【0034】また、レーザーダイオード駆動電流検出用
抵抗12の抵抗値をレーザーダイオード2の動作電圧と
等しくなる駆動電流モニタ出力が発生する抵抗値に設定
することが好ましい。
【0035】ここで、上記の抵抗値の設定に関してさら
に詳しく説明する。レーザーダイオード駆動用およびレ
ーザーダイオード駆動電流検出用の2つのPチャネルM
OSトランジスタのゲート幅をn:1ではなく1:1に
設定して、2つのPチャネルMOSトランジスタの特性
を合わせた場合に上記の設定が好ましいものとなる。レ
ーザーの電圧と抵抗×電流により発生する電圧とを合わ
せるように抵抗値を設定することにより、2つのPチャ
ネルMOSトランジスタのドレイン電圧を等しくして、
レーザー駆動電流とレーザーモニタ電流とを等しくする
ことにより、精度の高いレーザーモニタ電流を求めるこ
とができる。
【0036】この構成によれば、レーザーダイオード駆
動用PチャネルMOSトランジスタ1のソース・ドレイ
ン電圧と、レーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネ
ルMOSトランジスタ11のソース・ドレイン電圧が等
しくなり、その結果、上記のようにレーザー駆動電流を
高精度に求めることができる。
【0037】図2は第2の実施の形態におけるレーザー
駆動回路の構成を示すブロック図である。図2におい
て、20はレーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネ
ルMOSトランジスタ11のゲート端子をレーザーダイ
オード駆動用PチャネルMOSトランジスタ1のゲート
端子に接続するか、または電圧源8に接続するかを切り
替えるためのスイッチであり、図1の構成に対して追加
されている。21はスイッチ20の切り替えを制御する
接続先選択入力である。
【0038】以上のように構成された第2の実施の形態
におけるレーザー駆動回路について、以下その動作を説
明する。
【0039】上述したようにレーザー駆動電流をモニタ
する場合は、スイッチ20を接続先選択入力21により
制御してレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSト
ランジスタ1のゲート端子とレーザーダイオード駆動電
流検出用PチャネルMOSトランジスタ11のゲート端
子をショート(接続)する。この場合の動作は第1の実
施の形態における動作と同じである。
【0040】一方、レーザー駆動電流をモニタしない場
合は、スイッチ20を接続先選択入力21により制御し
て電源電圧8とレーザーダイオード駆動電流検出用Pチ
ャネルMOSトランジスタ11のゲート端子をショート
(接続)する。この場合、レーザーダイオード駆動電流
検出用PチャネルMOSトランジスタ11はオフし、レ
ーザーダイオード駆動電流検出用抵抗12に電流が供給
されないため、消費電流の削減ができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、レーザ
ーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジスタの駆
動電流と同じもしくは相関関係のある電流を流すレーザ
ーダイオード駆動電流検出用PチャネルMOSトランジ
スタを設け、このレーザーダイオードダイオード駆動電
流検出用PチャネルMOSトランジスタにレーザーダイ
オード駆動電流検出用抵抗を接続しているので、レーザ
ーダイオード駆動電流検出用PチャネルMOSトランジ
スタのドレイン端子電圧を測定することによりレーザー
ダイオードの駆動電流を求めることができ、かつ、電圧
源の電圧をそのままレーザーダイオード駆動用Pチャネ
ルMOSトランジスタのソース電圧にすることができる
ため、電圧源の電圧を下げてもレーザーダイオードを駆
動するのに十分な電流をレーザーダイオードに供給する
ことが可能となり、従来構成に比べて低消費電力化が可
能な優れたレーザー駆動回路が得られる。
【0042】また、レーザーダイオード駆動電流検出用
PチャネルMOSトランジスタのゲート幅をレーザーダ
イオード駆動用PチャネルMOSトランジスタのゲート
幅のn分の1にしているので、レーザーダイオード駆動
電流検出用PチャネルMOSトランジスタの消費電流を
削減することができる。
【0043】また、レーザーダイオード駆動電流検出用
抵抗の抵抗値をレーザーダイオードの動作電圧と等しく
なる駆動電流モニタ出力が発生する抵抗値に設定するこ
とにより、レーザー駆動電流を高精度に求めることがで
きる。
【0044】また、レーザーダイオード駆動電流検出用
PチャネルMOSトランジスタのゲート端子をスイッチ
によりレーザーダイオード駆動用PチャネルMOSトラ
ンジスタのゲート端子と電圧源とに選択的に接続するよ
うにしているので、レーザー駆動電流をモニタしないと
きには、レーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネル
MOSトランジスタのゲート端子を電圧源に接続するこ
とで、レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルM
OSトランジスタを遮断することができ、レーザー駆動
電流をモニタしないときの消費電力を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるレーザー駆
動回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるレーザー駆
動回路の構成を示すブロック図である。
【図3】従来のレーザー駆動回路の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 レーザーダイオード駆動用PチャネルMOSトラ
ンジスタ 2 レーザーダイオード 3 モニタ用フォトディテクタ 4 モニタ電流検出用抵抗 5 レーザーダイオードの発光量設定入力 6 比較器 7 電流調整電圧発生回路 8 電圧源 9 レーザーダイオード駆動電流検出用抵抗 10 駆動電流モニタ出力 11 レーザーダイオード駆動電流検出用Pチャネル
MOSトランジスタ 12 レーザーダイオード駆動電流検出用抵抗 13 駆動電流モニタ出力 20 スイッチ 21 接続先選択入力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D119 AA37 BA01 HA68 5D789 AA37 BA01 HA68 5F073 EA29 FA01 GA12 GA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザーダイオードを駆動するレーザー
    駆動回路であって、 ドレイン端子と接地端子との間に前記レーザーダイオー
    ドを接続しソース端子を電圧源に接続したレーザーダイ
    オード駆動用PチャネルMOSトランジスタと、 ゲート端子を前記レーザーダイオード駆動用Pチャネル
    MOSトランジスタのゲート端子に接続し、ソース端子
    を前記電圧源に接続したレーザーダイオード駆動電流検
    出用PチャネルMOSトランジスタと、 前記レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMO
    Sトランジスタのドレイン端子と前記接地端子との間に
    接続したレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗とを備
    え、 前記レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMO
    Sトランジスタのドレイン端子に現れる電圧を駆動電流
    モニタ出力として取り出すようにしたことを特徴とする
    レーザー駆動回路。
  2. 【請求項2】 レーザーダイオードを駆動するレーザー
    駆動回路であって、 ドレイン端子と接地端子との間に前記レーザーダイオー
    ドを接続しソース端子を電圧源に接続したレーザーダイ
    オード駆動用PチャネルMOSトランジスタと、 前記レーザーダイオードの発光量をモニタし前記レーザ
    ーダイオードの発光量に応じた電流を出力するモニタ用
    フォトディテクタと、 前記モニタ用フォトディテクタの電流出力を電圧に変換
    するモニタ電流検出用抵抗と、 前記モニタ電流検出用抵抗の電圧出力と前記レーザーダ
    イオードの発光量設定入力とを比較する比較器と、 前記比較器による比較結果に応じた電流調整電圧を前記
    レーザーダイオード駆動用PチャネルMOSトランジス
    タのゲート端子に与えることにより前記レーザーダイオ
    ードの発光量が前記レーザーダイオードの発光量設定入
    力に対応した値になるように制御する電流調整電圧発生
    回路と、 ゲート端子を前記レーザーダイオード駆動用Pチャネル
    MOSトランジスタのゲート端子に接続し、ソース端子
    を前記電圧源に接続したレーザーダイオード駆動電流検
    出用PチャネルMOSトランジスタと、 前記レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMO
    Sトランジスタのドレイン端子と前記接地端子との間に
    接続したレーザーダイオード駆動電流検出用抵抗とを備
    え、 前記レーザーダイオード駆動電流検出用PチャネルMO
    Sトランジスタのドレイン端子に現れる電圧を駆動電流
    モニタ出力として取り出すようにしたことを特徴とする
    レーザー駆動回路。
  3. 【請求項3】 レーザーダイオード駆動電流検出用Pチ
    ャネルMOSトランジスタのゲート幅をレーザーダイオ
    ード駆動用PチャネルMOSトランジスタのゲート幅の
    n分の1(nは任意の数値)に縮小したことを特徴とす
    る請求項1または2記載のレーザー駆動回路。
  4. 【請求項4】 レーザーダイオード駆動電流検出用抵抗
    の抵抗値を前記レーザーダイオードの動作電圧と等しく
    なる駆動電流モニタ出力が発生する抵抗値に設定したこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載のレーザー駆
    動回路。
  5. 【請求項5】 接続先選択入力に応じてレーザーダイオ
    ード駆動電流検出用PチャネルMOSトランジスタのゲ
    ート端子をレーザーダイオード駆動用PチャネルMOS
    トランジスタのゲート端子と電圧源のいずれか一方に選
    択的に接続するスイッチを設けたことを特徴とする請求
    項1、2または3記載のレーザー駆動回路。
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