JP2003091941A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JP2003091941A
JP2003091941A JP2002192632A JP2002192632A JP2003091941A JP 2003091941 A JP2003091941 A JP 2003091941A JP 2002192632 A JP2002192632 A JP 2002192632A JP 2002192632 A JP2002192632 A JP 2002192632A JP 2003091941 A JP2003091941 A JP 2003091941A
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circuit
phase
storage medium
clock
disk type
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JP2002192632A
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English (en)
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Ryutaro Hotta
龍太郎 堀田
Shoichi Miyazawa
章一 宮沢
Kenichi Hase
健一 長谷
Akihiko Hirano
章彦 平野
Shinichi Kojima
伸一 児島
Ken Uragami
憲 浦上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相同期回路の特性を、データ転送速度に応
じて、最適に切り替えることができ、データ転送速度に
対して安定に動作できる位相同期回路を提供する。 【解決手段】 位相比較部2と、チャージポンプ部3
と、フィルタ部4と電圧制御発振部5と、応答特性の変
更の指示を格納する格納手段11と、該格納手段11に
格納された指示に基づいて、チャージポンプ部3のゲイ
ン量またはフィルタ部4のフィルタ定数または電圧制御
発振部5の中心周波数のうち、少なくとも1つを変更す
る手段9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相同期回路に係り、
特に、内外周に応じて、書き込みデータの転送速度が変
化する磁気ディスク装置、および、該磁気ディスク装置
を有する情報処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、同期クロックを生成する位相同期
回路は、通常、PLL(Phase-Locked-Loop)で構成され
ている。PLLの応答性を示す定数として特性周波数w
n、及び減衰率ξがあるが、これらの定数は初期位相差
φ、位相引き込み時間Taq等の条件により決定される。
【0003】ここで位相引き込み時間Taqは、位相同期
パターン内で位相引き込みを行わなければならないた
め、パターン長が一定とするとデータの転送速度によっ
て変化する。周波数位相比較器+チャージポンプのゲイ
ンをKd、VCOのゲインをKcとし、第5図に示すフィ
ルタを用いてPLLを構成した場合、特性周波数wn
び減衰率ξはそれぞれ、
【0004】
【数1】
【0005】と表される。
【0006】従来のシステム用の位相同期回路では、一
つのシステムに対して、データ転送速度が一義的に定ま
るので、システムの転送速度が定まれば、最適のPLL
定数を算出し、その定数を固定値として設定することが
可能であった。
【0007】一方、情報処理システムにおける磁気ディ
スク装置は、一般的に書き込みデータ速度が一定であっ
たが、この場合、線記録密度の限界は最内周で決定され
てしまい、外周に行くほど線記録密度は小さくなってい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、磁気デ
ィスク全体の記録容量を向上させるため、一定の線記録
密度でデータを書き込む技術が考案されるようになっ
た。
【0009】すなわち、これらの技術においては、書き
込みクロックを内外周で変化させ、転送速度を可変とす
ることにより、線密度を一定に記録している。
【0010】このような磁気ディスクの読み出しは、デ
ィスクの回転速度を一定に行われるため、読み出しデー
タ速度が異なる。したがって、この場合、読み出しデー
タ速度に同期し、かつ、可変なクロックを生成すること
が必要となる。
【0011】ところが、前記従来技術に係るPLLは、
一つのシステムで複数のデータ速度を有する場合につい
て考慮されておらず、PLLの特性を、データ速度に応
じて、切換ることができなかった。したがって、すべて
のデータ速度に対して安定動作を得ることができないと
いう問題があった。
【0012】本発明は、位相同期回路の特性を、データ
転送速度に応じて、最適に切り替えることができ、デー
タ転送速度に対して安定に動作できる位相同期回路を提
供することにある。
【0013】なお、後述する実施例において、切り替え
る位相同期回路の各特性は、広義に応答特性として捕ら
えることができる。そこで、本明細書中において、応答
特性というときは、この広義の意味で用いることとす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、応答特性の変更の指示を格納する格納手
段と、該格納手段に格納された指示に基づいて、応答特
性を変更する手段を有することを特徴とする位相同期回
路を提供する。
【0015】また、前記目的達成のために、位相比較部
とチャージポンプ部とフィルタ部と電圧制御発振部と、
応答特性の変更の指示を格納する格納手段と、該格納手
段に格納された指示に基づいて、チャージポンプ部のゲ
イン量またはフィルタ部のフィルタ定数または電圧制御
発振部の中心周波数のうち、少なくとも1つを変更する
手段とを備えたことを特徴とする位相同期回路を提供す
る。
【0016】また、本発明は、被同期信号周期の変化に
応じて、応答特性の変更を指示する手段と、該指示を格
納する格納手段および該格納手段に格納された指示に基
づいて応答特性を変更する手段を有する位相同期回路と
を備えたことを特徴とするクロック発生回路をも提供す
る。
【0017】また、あわせて、本発明は、ディスク型記
憶媒体を備えた記憶装置であって、ディスク型記憶媒体
のリードアクセス時、そのディスク型記憶媒体上におけ
るアクセス位置に応じて、リードデータを取り扱う基準
クロックを発生する位相同期回路の応答特性の変更を指
示する手段と、該指示を格納する格納手段および該格納
手段に格納された指示に基づいて応答特性を変更する手
段を有する前記位相同期回路とを有することを特徴とす
る第1の記憶装置を提供する。
【0018】なお、前記第1の記憶装置が、磁気ディス
ク装置である場合には、磁気ディスクのリードアクセス
時、その磁気ディスク上におけるアクセス位置に応じ
て、リードデータを取り扱う基準クロックを発生する位
相同期回路の応答特性の変更を、記憶データ位置のピー
クシフトによる符号間干渉に起因する誤動作が発生しな
いよう指示する手段と、該指示を格納する格納手段およ
び該格納手段に格納された指示に基づいて応答特性を変
更する手段を有する前記位相同期回路とを備えることが
望ましい。
【0019】また、本発明は、ディスク型記憶媒体を備
えた記憶装置であって、ディスク型記憶媒体のリードア
クセス時、リードデータに同期したリ−ドクロックを発
生する位相同期回路と、リ−ドクロックを用いてリード
データを復号する復号化回路と、リ−ドデ−タを遅延さ
せ、位相同期回路が被同期対象とするリ−ドデ−タと復
号化回路が復号化対象とするリ−ドデ−タとの間に位相
差を与える遅延手段と、リ−ド動作を制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は、ディスク型記憶媒体におけ
るリードアクセス位置に応じて、遅延手段における遅延
量を変化させることを特徴とする第2の記憶装置を提供
する。
【0020】また、さらに、本発明は、ディスク型記憶
媒体を備えた記憶装置であって、ディスク型記憶媒体の
ライトアクセス時、基準クロックを発生する発振器と、
ディスク型記憶媒体におけるライトアクセス位置に応じ
て、基準クロックに同期したライトクロックを発生する
位相同期回路と、ライトクロックを用いて書き込みデー
タを符号化する符号化回路と、符号化したライトデ−タ
をディスク型記憶媒体に記憶する書き込み手段と、位相
同期回路の同期が外れたことを検出する同期外れ検出手
段と、同期外れ検出回路が同期外れを検出した場合に、
ディスク型記憶媒体へのライトデ−タの書き込みを抑止
する手段とを有することを特徴とする第3の記憶装置を
提供する。
【0021】また、さらに本発明は、前記記憶装置と、
該記憶装置と接続する情報処理装置とを有することを特
徴とする情報処理システムを提供する。
【0022】また、本発明は、位相同期回路と、位相同
期回路の応答性を設定するレジスタを有することを特徴
とする1チップLSIを提供する。
【0023】なお、前記各位相同期回路およびックロッ
ク発生回路は、LSI内に構成することが望ましい。
【0024】また、前記位相同期回路、または、前記ク
ロック発生回路、または、前記1チップLSIを備えた
ことを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0025】
【作用】本発明に係る位相同期回路によれば、応答特性
の変更の指示を格納する格納手段に、格納された指示に
基づいて、応答特性を変更する。
【0026】また、本発明に係る他の位相同期回路によ
れば、応答特性の変更の指示を格納する格納手段に格納
された指示に基づいて、チャージポンプ部のゲイン量ま
たはフィルタ部のフィルタ定数または電圧制御発振部の
中心周波数のうち、少なくとも1つを変更する。
【0027】また、本発明に係るクロック発生回路によ
れば、同期信号周期の変化に応じて、応答特性の変更の
指示が格納手段に設定され、また、該格納手段に格納さ
れた指示に基づいて、位相同期回路は応答特性を変更す
る。
【0028】また、本発明に係る第1の記憶装置によれ
ば、ディスク型記憶媒体のリードアクセス時、そのディ
スク型記憶媒体上におけるアクセス位置に応じて、リー
ドデータを取り扱う基準クロックを発生する位相同期回
路の応答特性の変更の指示が格納手段に格納され、位相
同期回路は格納手段に格納された指示に基づいて応答特
性を変更する。
【0029】また、本発明に係る磁気ディスク装置によ
れば、磁気ディスクのリードアクセス時、その磁気ディ
スク上におけるアクセス位置に応じて、リードデータを
取り扱う基準クロックを発生する位相同期回路の、応答
特性の記憶データ位置のピークシフトによる符号間干渉
に起因する誤動作が発生しないような変更の指示が、格
納手段に格納される。また、位相同期回路は、該格納手
段に格納された指示に基づいて応答特性を変更する。
【0030】以上のように本発明によれば、たとえば、
一つのシステムで複数の転送速度を有するシステムに対
して、すべてのデータ速度に応じて、最適な応答特性を
設定することが可能となり、常に安定したクロックを供
給できる位相同期回路を実現することができる。
【0031】特に、磁気ディスク装置においては、磁気
ディスク上の記録データのピークシフトによる符号間干
渉に起因する誤同期やデッドロックや過度追従等が発生
しないよう、PLLの特性を、データ速度に応じて、精
度良く切り替える必要があるが、本発明によれば、その
要求に応えることができる。 また、本発明に係る第2
の記憶装置によれば、ディスク型記憶媒体のリードアク
セス時、リードアクセス位置に応じてリ−ドデ−タを遅
延させ、位相同期回路が被同期対象とするリ−ドデ−タ
と復号化回路が復号化対象とするリ−ドデ−タとの間に
所定の位相差を与え、リ−ドデータの転送速度によら
ず、安定な復号化動作を実現する。
【0032】また、本発明に係る第3の記憶装置によれ
ば、ライトデ−タの転送速度が変化するため、位相同期
回路の同期が外れる場合が有りえるが、位相同期回路の
同期が外れた場合に、ディスク型記憶媒体へのライトデ
−タの書き込みを抑止し、記憶媒体の記憶データの破壊
等を防止する。
【0033】
【実施例】以下、本発明に係るPLLの実施例を、磁気
ディスク装置への適用を例に取り説明する。
【0034】まず、第1の実施例について説明する。
【0035】第1図は本実施例に係る磁気デイスク装置
のPLL(位相同期回路)周辺の構成を示すブロック図
である。
【0036】本構成は、Code Data1の周波数及び位相
比較を行う位相比較器2、前記位相比較器2の比較した
位相差に応じた期間一定電流を出力するチャージポンプ
3、前記チャージポンプ3の電流出力を電圧に変換する
フィルタ4、前記フィルタ4の電圧に応じた周波数のク
ロックであるSync Clock6を発生するVCO(電圧制御
発信器)5からなるPLLおよびこれらの各ブロックに
対してゲインや定数等の切換情報を蓄えるレジスタ7、
前記レジスタ7の書き込みを行うためのマイコンバス
8、全体の演算処理を行うCPU9、全体の制御を行う
HDC(ハードディスクコントローラ)10、およびC
PUのプログラムおよび最適定数などのデータが記憶さ
れているROMまたはRAM11より成る。
【0037】第2図は前記レジスタ7の内部信号を示し
たもので、前記マイコンバス8は、双方向のデータバス
o〜Dn12、アドレスバスAo〜An13、および制御
信号14からなり、また、出力信号no〜nn15が各ブ
ロックへ接続される。
【0038】本実施例における磁気ディスク装置は、デ
ィスクの記録容量向上のため、各シリンダごと、あるい
は全シリンダをいくつかのゾーンに分割し、そのゾーン
ごとに書き込み速度を変化させ、線密度の変化を減少さ
せるシステムとする。
【0039】この場合、読み出しデータの周期も各シリ
ンダあるいは各ゾーンごとに変化するため、位相同期回
路のPLLの特性を、それぞれのデータ周期の示す転送
速度に合せて最適化する必要がある。
【0040】いま、あるトラックに書き込まれたデータ
を読み出す場合の動作を具体的に説明すると、ホストコ
ンピュータ等の読み出し命令に対して前記CPU9は、
目的のデータが書かれたセクタのあるトラックがどのシ
リンダあるいはどのゾーンに含まれるかを判断し、前記
ROMまたはRAM11の中からそのシリンダあるいは
ゾーンに対応したPLLの定数をもつ情報を選択し、前
記マイコンバス8を通して、前記レジスタ7に書き込
む。
【0041】前記レジスタ7は、その情報をPLLの各
ブロックに送り、各ブロックはその情報をもとにゲイ
ン、モード等を切換え、目的のデータの書かれた転送速
度に最適な特性をもつPLLを構成する。
【0042】前記ROMまたはRAM11には、各シリ
ンダあるいはゾーンでの転送速度に対して最適なPLL
を構成する定数を理論より、あるいは、実験的に求め、
その情報をあらかじめ蓄えておく、前記レジスタ7への
情報の書き込みは、一般的な外部RAMへの書き込みと
同様に、前記データバス12上のデータが、前記アドレ
スバス13で指定されたレジスタに、前記制御信号14
の中の/CSおよび/WE信号によって行われ、その情
報は前記出力信号15として各PLLブロックへ出力さ
れている。
【0043】また前記レジスタ7の書き換えは、ヘッド
のシーク動作と同時期または直前に行われるため、ヘッ
ドの位置決めが完了するまでの時間(十数ms)には、
前記レジスタ7の書き換え、および、各ブロックのゲイ
ン、定数等の切換は完了し、十分安定な状態になってお
り、読み出し動作に対する問題は生じない。
【0044】次に、第3図〜第6図を用いて各PLLブ
ロックのゲイン切換の例を説明する。
【0045】第3図は、前記チャージポンプ3の出力す
る一定電流の値を切り替える、ゲイン切換回路を示した
もので、カレントミラー16、レベルシフトトランジス
タA17、アナログスイッチA18、抵抗R1〜Rn19
からなる。なお、チャージポンプのゲインは、ゲイン切
換回路より供給される基準電流をIa21とすると、Ia
/8πで表わされる。
【0046】基準電圧Vrefa20から、前記トランジス
タA17を介し、前記アナログスイッチA18で選択さ
れた前記抵抗19の中の1つで決定される電流が、前記
カレントミラー16で折り返されて前記基準電流Ia2
1となる。したがって前記抵抗19にn通りの抵抗値を
用意し、前記レジスタ7から送られる制御信号A22で
前記アナログスイッチAを切換えることにより、n通り
の前記基準電流Iaが得られ、n通りのゲイン切換がで
きる。
【0047】第4図は、前記チャージポンプ3のゲイン
切換回路の別の例を示したもので、トランジスタTr1
rnよりなるカレントミラー29、トランジスタC3
0、抵抗R3131、およびアナログスイッチC32から
なり、第3図の例と同様に、基準電圧Vrefc33から前
記トランジスタC30、前記抵抗R3131で決定される
電流を前記カレントミラー29で折り返して基準電流I
c34を生成するが、前記カレントミラー29の受け側
にn個のトランジスタを並列に接続し、前記レジスタ7
からの制御信号C35により前記アナログスイッチC3
2で接続個数を切換え、折り返し電流の比率を変化させ
ることで前記基準電流Ic34を変化させる。
【0048】なお、Vrefa20を切り替えることによ
り、ゲイン切換回路の出力電流Iaを切り替えることも
可能であるが、この方式は、外乱による影響が大きく動
作が不安定となる欠点を有している。
【0049】第5図は、前記フィルタの切換回路を示し
たもので、コンデンサC123、コンデンサC224、抵
抗R11〜R1n25およびアナログスイッチB26からな
る。第4図に示す構成のフィルタの場合、減衰率ξは、
特性周波数Wnを用いて、ξ=(C1+C2)・R・Wn/2
で表される。ここでRは前記抵抗R11〜R1n25の中の
1つを示す。したがって、前記抵抗25にn通りの抵抗
値を用意し、前記レジスタ7から送られる制御信号B2
8で前記アナログスイッチB28を切換えることによ
り、n通りの減衰率ξを設定することができる。
【0050】第6図は前記VCO5のゲイン切換回路を
示したもので、2n個の入力トランジスタTrr1
rrn,Trl1〜Trln36、基準電流源37、負荷トラ
ンジスタ38よりなる差動増幅回路およびアナログスイ
ッチD39で構成される。
【0051】前記VCO5のゲインは第6図に示す様
に、入力段の差動増幅回路のゲインで決定され、前記入
力トランジスタ36のサイズの1/2乗に比例すること
が知られている。したがって前記入力トランジスタ36
にn個のトランジスタを2対並列に接続し、前記レジス
タ7からの制御信号D40により前記アナログスイッチ
D39で接続個数を切換え、等化的にサイズをn通りに
変化させ、ゲインを切換える。
【0052】前記VCO5は引き込み時間の短縮とキャ
プチャレンジの拡大のため、引き込み動作に入る直前は
転送速度で決まる中心周波数に固定しておく必要があ
る。前記VCO5の中心周波数fcは、タイミングコン
デンサC、トランジスタのベースエミッタ間電圧VBE
および基準電流Icを用いて、
【0053】
【数2】
【0054】で表わされる。
【0055】転送速度可変のシステムにおいては、それ
ぞれの転送速度に対して前記基準電流Icを変化させ、
中心周波数を設定する必要がある。この基準電流Icの
変化は第4図に示す前記チャージポンプのゲイン変換回
路と同様の回路を用いれば、基準電流Icを任意に設定
でき、中心周波数を変化させることができる。
【0056】次に、第7図を用いて、本実施例に係るP
LLを備えた磁気ディスクデータ制御回路70の例を説
明する。
【0057】第7図に示す例は、本実施例の位相同期回
路に周辺機能ブロックを統合したものであり、PLL4
3、レジスタ7に加えて、記録符号への変換、逆変換を
行うエンコーダ47、デコーダ45、Code Read Data5
0の位相調整を行うウィンドウ調整44、システムクロ
ックとデータ転送クロックの変換を行うクロック調整4
6、参照クロック51を基準に書き込み用の任意の周波
数のクロックを生成する書き込みクロック生成49、ピ
ークシフト等の影響を書き込み時に補償する書き込み補
償48、および前記マイコンバス8を備えている。
【0058】本制御回路70において、前記レジスタ7
は、前記PLL43の最適値の他に、他ブロックの調整
用切換信号等の情報も蓄えることにより、システム全体
を、常に最適な状態に保つ。
【0059】なお、本制御回路70は、LSIとして磁
気ディスクに備えることが望ましい。この場合、PLL
に使用される、特性切り替え用の抵抗RやコンデンサC
はLSIの外付け素子としても良い。LSI中に、高精
度の抵抗やコンデンサを設けることは困難と考えられる
からである。
【0060】第8図は、RAM11を、PLL43設定
用の情報を蓄えるための専用として独立させて設けた例
で、この場合は、制御回路70への前記マイコンバス8
を使ったデータ転送が不要となり、切換に要する時間の
短縮になる。
【0061】第9図に、本実施例に係る情報処理システ
ムの構成を示す。
【0062】本システムは、ホストコンピュータ91と
磁気ディスク装置92よりなり、磁気ディスク装置92
は、磁気ディスク93、磁気ディスクを制御するコント
ローラ98、磁気ヘッド94、磁気ヘッドで感知したデ
ータの電気信号を増幅するヘッドアンプ95、増幅した
データの電気的波形を整形する波形整形部96、前記デ
ータ制御回路70、コード変換部97、および、装置全
体を制御するCPU9を備えている。
【0063】以下、本発明に係る第2の実施例を説明す
る。
【0064】第10図に、本実施例に係るPLLの構成
を示す。
【0065】PLLは位相比較器110、フィルタ12
0、VCO130で構成される。本実施例に係るPLL
においては、前記第1実施例に係るPLLのチャ−ジポ
ンプ3は、位相比較器110内に備えられているものと
して説明する。
【0066】第2図に、本実施例に係るPLLの動作タ
イミングを示す。
【0067】位相比較器110は、入力パルス信号10
00とVCO130の出力クロック1040の位相を比
較し、入力パルス信号1000の位相が出力クロック1
040の位相より進んでいた場合は、その位相差に相当
する時間だけ電流IOをフィルタ120に流し出す。逆
に、入力パルス信号1000の位相が出力クロック10
40の位相より遅れていた場合は、その位相差に相当す
る時間だけ電流IOをフィルタ120から引き出す。
【0068】また、入力パルス信号1000の位相と出
力クロック1040の位相が一致していた場合には、フ
ィルタ120に対して作用しない。
【0069】PLLを構成する位相比較器110、フィ
ルタ120、VCO130は、それぞれに制御バス10
50が接続され、これにより、各ブロックの定数が設定
される。
【0070】第12図に、本第2実施例に係るVCO1
30の内部構成を示す。
【0071】図示するように、VCO130は、電圧電
流変換器210、電流制御発振器220、デジタル・ア
ナログ変換器230より構成される。
【0072】図中、制御電圧1030は、電圧電流変換
器210に入力され、制御電流2000に変換される。
【0073】この制御電流2000は、電流制御発振器
220に入力され、出力クロック1040の周波数を制
御する。
【0074】一方、デジタル・アナログ変換器230
は、基準抵抗REXで生成される電流を基準に制御バスに
よる指示1050に従い自走周波数を設定する基準電流
2010を生成し、電流制御発振器220へ入力する。
【0075】第14図に、この、本第2実施例に係るV
CO130の具体的な回路構成を示す。
【0076】図中、210が電圧電流変換器、220が
電流制御発振器、230がデジタル・アナログ変換器で
ある。
【0077】図示するように、電流制御発振器220
は、既知のエミッタ結合型非安定マルチバイブレータで
あり、図中のトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4、Q
5が制御電流2000と基準電流2010の和電流Ic
を折り返すためのカレントミラーを構成している。
【0078】前記第1実施例で述べたように、このと
き、出力クロック1040の周波数f o
【0079】
【数3】
【0080】ただし、VBEはトランジスタのベース・エ
ミッタ間電圧で与えられる。
【0081】次に電圧電流変換器210は、トランジス
タQ6、Q7、抵抗R1、R2、電流源Iaで構成され
る差動増幅器と、差動増幅器の差電流を取出すQ8、Q
9とから成る。
【0082】さらにデジタル・アナログ変換器230
は、電流出力型であり、制御バスのビット数に相当する
数の差動スイッチ、ビット数に相当する重みづけをした
電流源で構成される。そして制御バス1050の各ビッ
トに相当する電流の総和を基準電流2010として出力
する。
【0083】ここで、第13図に、制御バス1050か
ら入力されるnビットのデジタル制御値に対する基準電
流2010および自走周波数の関係を示す。
【0084】図示するように、基準電流2010および
自走周波数は制御バス1050の制御値によって線形的
に変化する。
【0085】また、第15図に、デジタル・アナログ変
換器230の他の構成を示す。
【0086】図中、トランジスタMbは、バイアス電圧
を生成し、トランジスタM1、M2、…Mnは制御バス
のnビットにそれぞれ対応しており、ゲート幅Wが倍々
に大きくなるよう構成している。
【0087】つまりトランジスタMnのゲート幅Wはト
ランジスタM1のゲート幅の2n-1倍となる。
【0088】Mで示す以外の残りの(2×n)個のトラ
ンジスタはスイッチとして使用され、トランジスタMb
で生成したバイアス電圧を各M1からMnのトランジス
タのゲートに印加するかしないかを、制御バス1050
の、対応する各ビットに従い決定する。
【0089】なお、デジタル・アナログ変換器は、電流
出力型であれば他の回路方式でも使用可能である。
【0090】次に、第16図に、位相比較器110の構
成を示す。
【0091】図示するように、位相比較器110は、フ
リップ・フロップFF1、FF2、NANDゲートNA
1、トランジスタQ10、Q11、Q12、Q13、Q
14、Ms1、Ms2、Ms3、Ms4、およびデジタル・アナ
ログ変換器230で構成される。
【0092】フリップ・フロップFF1、FF2、およ
びNANDゲートNA1は、入力パルス信号1000と
出力クロック1040の位相差を検出する。そして、入
力パルス信号1000の位相が出力クロック1040の
位相より進んでいるときは、その位相差に相当する時間
だけFF1のQ出力が“H”になり、逆に入力パルス信
号100の位相が出力クロック1040の位相より遅れ
ているときは、その位相差に相当する時間だけFF2の
Q出力が“H”になる。
【0093】トランジスタMs1とMs2、およびMs3とM
s4は、それぞれ差動スイッチを構成しており、FF1の
Q出力が“H”の時間だけ電流を流し出す。逆に、FF
2のQ出力が“H”の時間だけ電流を引き込む。
【0094】トランジスタQ10、Q11、Q12およ
びQ13、Q14はそれぞれ折り返しカレントミラーを
構成しており、デジタル・アナログ変換器230で生成
された基準電流を、差動スイッチに供給している。
【0095】デジタル・アナログ変換器230の内部構
成は、先に述べた電圧制御発信器130に用いた(第1
4図、第15図参照)ものを用いれば良い。
【0096】ただしVCO130とは独立に定数が設定
できるように、VCO130に使用した制御バス105
0のビットとは、別のm個のビットを使用し、かつ基準
抵抗ROXは独立に設ける。
【0097】もちろん制御バスを共用し、同一制御信号
で切替えることも可能である。
【0098】なお、前記第1の実施例で示したように、
PLLの各部の制御は、第17図に示すように、レジス
タを介して行うようにしても良い。
【0099】第17図中において、PLLは、位相比較
器110、フィルタ120、VCO130、レジスタ1
50で構成され、レジスタ150は、マイクロプロセッ
サ160により情報が書き込まれ、レジスタ150の出
力が制御バス1050となり、これを介して、位相比較
器110、フィルタ120、VCO130の回路定数を
設定する。
【0100】以上示したように、本第2実施例に係るP
LLは、前記第1実施例に係るPLLの効果に加え、主
として半導体素子により構成した為、前記第1実施例で
示したPLLよりも集積化し易いというメリットがあ
る。
【0101】なお、PLLを、前記第1実施例で示した
VCO、位相比較器等の構成部と、本第2実施例で示し
た構成部とを組み合わせて構成するようにしても良い。
【0102】また、前記磁気ディスクデータ制御回路7
0(第7図参照)または情報処理システム(第9図参
照)において、第1実施例に係るPLLに代えて、本第
2実施例に係るPLLを備えるようにしても良い。
【0103】次に、本発明の第3の実施例として各シリ
ンダごと、あるいは全シリンダをいくつかのゾーンに分
割し、そのゾーンごとに書き込み速度を変化させ、線密
度の変化を減少させる磁気ディス装置に適した、磁気デ
ィスクシステム回路について説明する。磁気ディスクシ
ステム回路は、前記情報処理システム(第9図参照)に
おける磁気ディスク装置92の、磁気ディスク93、コ
ントローラ98、磁気ヘッド94、ヘッドアンプ95、
波形整形部96、データ制御回路70、コード変換部9
7、装置全体を制御するCPU9の、読み出し、書き込
みに関した部分に相当するものである。第18図に、本
実施例に係る磁気ディスクシステム回路のリ−ド側の構
成を示す。
【0104】図示するように、磁気ディスクシステム回
路は、マイクロプロセッサ160、不揮発性記憶素子1
70、ディスクコントローラ190、デコーダ200、
セレクタ310、遅延線320、前記第1または第2実
施例に係るPLL330で構成される。
【0105】図中において、磁気媒体180から読み出
された符号化信号4000は、タップ付き遅延線320
に入力される。
【0106】タップ付き遅延線320の各タップはセレ
クタ310に入力される。
【0107】一方、遅延線320の最大遅延の約半分の
遅延量を有するセンタタップから取り出した符号化信号
4010をPLL330へ入力する。
【0108】そして、PLL330で生成された出力ク
ロック1040を、デコーダ200のデータ取り込みの
タイミングクロックとしてデコーダ200に入力する。
【0109】不揮発性記憶素子170には、出力クロッ
ク1040に対して最適な位相関係になるタップを選択
するためのセレクタ制御情報が書かれており、この情報
をマイクロプロセッサ160が読み出してセレクタ31
0に入力する。
【0110】これにより、符号化信号4000の転送速
度が変わった場合であっても、PLL33の回路定数を
制御バスにより切り換えると共にマイクロプロセッサ1
6がセレクタ31の制御情報を切換えることにより、常
に符号化信号4020と出力クロック1040は、最適
な位相関係を保つことができる。
【0111】これにより、デコーダ200は安定した復
号化処理を行ない、ディスクコントローラ190に復号
化信号4030とリードクロック4040を供給するこ
とができる。
【0112】次に、本第3実施例に係る磁気ディスクシ
ステム回路において、前記第1または第2実施例に係る
PLLを磁気媒体への書き込みクロック発生用に用いた
場合について説明する。
【0113】第19図に、この磁気ディスクシステム回
路のライト側の構成を示す。
【0114】磁気ディスクシステム回路は、ディスクコ
ントローラ190、リード・ライト・アンプ410、A
NDゲート420、エンコーダ430、D−タイプフリ
ップフロップ440、インバータ470、同期外れ検出
回路450およびPLL460とから構成される。
【0115】PLL460は、基準クロック信号500
0をもとにして必要な周波数の書き込みクロック502
0を生成する。本実施例においては、基準クロック信号
5000は、装置の簡略化等のため固定値とし、PLL
460にて周波数を変化させ、書き込み転送速度に応じ
たクロックを生成する。
【0116】エンコーダ430は、この書き込みクロッ
ク5020を用い、ディスクコントローラ190から入
力される書き込み信号5010を符号化し、符号化信号
5030を生成する。
【0117】書き込みクロック5020が基準クロック
信号5000と同期しているときは、符号化信号503
0はANDゲートをそのまま通過して、リード・ライト
・アンプ41に入力され、磁気媒体上に信号が記録され
る。しかし、書き込みクロック5020と基準クロック
信号5000の同期が外れると、同期外れ検出回路45
0が、同期外れを検出し、同期外れ信号5040を出力
してディスクコントローラへ知らせると同時に、インバ
ータ470およびD−タイプフリップフロップ440を
用いて直ちにANDゲート42の出力を“L”固定にす
る。これにより、磁気媒体への記録が抑止される。
【0118】その後、同期外れ信号5040が出力され
なくなったことを確認して、ディスクコントローラ19
0は、フリップフロップ440をクリアし、上位装置の
制御下において書き込み動作を再開する。
【0119】ここで、第20図に、書き込み用PLL4
60と、同期外れ検出回路450の内部構成図を示す。
【0120】PLL460は、基準クロック信号をM分
周するM分周器500と、VCO130と、VCO13
0の出力クロック1040をN分周するN分周器140
と、位相比較器110と、フィルタ120とで構成され
る。このPLL460においては、前記第1、第2実施
例と同様に、VCO等の各部の設定を変えることによる
他、M分周器、N分周器の分周率を変えることにより所
定の周波数の出力を得る。
【0121】また、同期外れ検出回路450は、判定用
ウインド生成回路510と、判定回路520で構成され
る。
【0122】判定用ウインド生成回路510は、基準ク
ロック信号5000をM分周するM分周器500から信
号を受けとり、位相比較器110で比較されるエッジの
前後にある幅を持ったウインドを生成する。
【0123】判定回路520は、N分周器140の出力
である分周クロック1010のエッジがウインド内にあ
るかどうかを判定し、ウインド内にあれば同期してい
る。ウインド内になければ同期が外れていると判定す
る。
【0124】第21図に、以上のM分周器500、判定
用ウインド生成回路510、判定回路520の構成を示
す。具体的な実施例を示す。
【0125】以下その動作を基準クロック信号5000
を2k分周する場合について説明する。
【0126】2k分周であるため、D−フリップフロッ
プを用いた2分周回路をk個接続する。これがM分周器
500に相当する。
【0127】判定用ウインド生成回路510は、k入力
NAND7000、インバータ7010、フリップ・フ
ロップ7020で構成される。
【0128】判定回路はフリップ・フロップ7030で
構成されている。
【0129】第22図に、その動作タイミングチャート
を示す。
【0130】判定用ウインド生成回路510は、M分周
器500の出力であるM分周信号6000の立ち上がり
エッジの前後に、それぞれ基準クロック信号5000の
半周期に相当する時間幅を持ったウインド信号6010
を生成する。もちろん、k入力NAND7000に入力
する信号本数を減らせば、ウインド幅は広くなり、同期
判定基準は、ゆるくなる。
【0131】このウインド信号6010を、判定回路5
20のフリップフロップ7030のD入力に接続し、N
分周器140の出力である分周クロック1010をフリ
ップフロップ7030のクロック入力に接続する。
【0132】タイミングチャートに示す如く、分周クロ
ック1010の立ち上がりエッジがウインド内に存在す
れば、同期外れ信号5040は“H”、逆に、ウインド
外に存在するときは“L”を出力する。
【0133】以上のように、本第3実施例に係る磁気デ
ィスクシステム回路を備えた磁気ディスク装置によれ
ば、磁気媒体から読み出したデータとタイミングクロッ
クの位相関係を最適に設定できるため、信頼性の高い復
号化が可能になる。
【0134】また、磁気媒体にデータを書き込む際に、
書き込みクロックの同期が外れると直ちに書き込み動作
を禁止できるため、媒体上のデータ破壊を防止できる。
【0135】以上、本発明に係るPLLの実施例を、磁
気ディスク装置への適用を例に取り説明した。
【0136】なお、以上の実施例に係るPLLは、他の
ディスク型記憶媒体を用いる光ディスク記憶装置や光磁
気ディスク記憶装置等の記憶装置においても同様に適用
できる。
【0137】また、データ速度が可変である情報処理装
置においても、各実施例に係るPLLは、同様に実現で
き、有効に作用する。
【0138】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、その特
性を、データ転送速度に応じて最適に切り替えることが
でき、転送速度に対して安定に動作できる位相同期回路
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るPLLとその周辺部の構成を示
すブロック図である。
【図2】レジスタ回路の構成を示すシンボル図である。
【図3】チャージポンプのゲイン切換回路を示す回路図
である。
【図4】他のチャージポンプのゲイン切換回路を示す回
路図である。
【図5】フィルタの定数切換回路を示す回路図である。
【図6】VCOのゲイン切換回路を示す回路図である。
【図7】データ制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】他のデータ制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】情報処理システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例に係るPLLの構成を示
すブロック図である。
【図11】PLLの動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図12】VCOの構成を示すブロック図である。
【図13】VCOの特性を示す特性図である。
【図14】VCOの構成を示す回路図である。
【図15】デジタル・アナログ変換器の構成を示す回路
図である。
【図16】位相比較器の構成を示す回路図である。
【図17】PLLの他の構成を示すブロック図である。
【図18】第3実施例に係る磁気ディスクシステム回路
のリ−ド側の構成を示すブロック図である。
【図19】磁気ディスクシステム回路のライト側の構成
を示すブロック図である。
【図20】同期外れ検出回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図21】同期外れ検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図22】同期外れ検出回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1…Codo Data信号、2…周波数位相比較、3…チャー
ジポンプ、4…フィルタ、5…VCO、6…Sync Clock
信号、7…レジスタ、8…マイコンバス、9…CPU、
10…HDC(ハードディスクコントローラ)、11…
RAM、43…PLL、110…位相比較器、120…
フィルタ、130…VCO、160…マイクロプロセッ
サ、170…不揮発性記憶素子、190…ディスクコン
トローラ、200…デコーダ、310…セレクタ、32
0…遅延線、330…PLL、410…リード・ライト
・アンプ、420…AND、430…エンコーダ、45
0…同期外れ検出回路、460…PLL。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月1日(2002.7.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 記憶装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮沢 章一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 長谷 健一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 平野 章彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 児島 伸一 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所高崎工場内 (72)発明者 浦上 憲 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所高崎工場内 Fターム(参考) 5D044 BC01 CC05 FG05 GM14 GM18 5J106 AA04 BB03 BB04 CC01 CC24 CC41 DD32 DD33 DD34 DD35 DD38 EE08 EE14 FF02 GG01 GG07 GG15 HH10 KK12 LL01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】応答特性の変更の指示を格納する格納手段
    と、該格納手段に格納された指示に基づいて、応答特性
    を変更する手段を有することを特徴とする位相同期回
    路。
  2. 【請求項2】位相比較部とチャージポンプ部とフィルタ
    部と電圧制御発振部と、 応答特性の変更の指示を格納する格納手段と、 該格納手段に格納された指示に基づいて、チャージポン
    プ部のゲイン量またはフィルタ部のフィルタ定数または
    電圧制御発振部の中心周波数のうち、少なくとも1つを
    変更する手段とを備えたことを特徴とする位相同期回
    路。
  3. 【請求項3】被同期信号周期の変化に応じて、応答特性
    の変更を指示する手段と、該指示を格納する格納手段お
    よび該格納手段に格納された指示に基づいて応答特性を
    変更する手段を有する位相同期回路とを備えたことを特
    徴とするクロック発生回路。
  4. 【請求項4】ディスク型記憶媒体を備えた記憶装置であ
    って、 ディスク型記憶媒体のリードアクセス時、そのディスク
    型記憶媒体上におけるアクセス位置に応じて、リードデ
    ータを取り扱う基準クロックを発生する位相同期回路の
    応答特性の変更を指示する手段と、該指示を格納する格
    納手段および該格納手段に格納された指示に基づいて応
    答特性を変更する手段を有する前記位相同期回路とを有
    することを特徴とする記憶装置。
  5. 【請求項5】磁気ディスクのリードアクセス時、その磁
    気ディスク上におけるアクセス位置に応じて、リードデ
    ータを取り扱う基準クロックを発生する位相同期回路の
    応答特性の変更を、記憶データ位置のピークシフトによ
    る符号間干渉に起因する誤動作が発生しないよう指示す
    る手段と、該指示を格納する格納手段および該格納手段
    に格納された指示に基づいて応答特性を変更する手段を
    有する前記位相同期回路とを有することを特徴とする磁
    気ディスク記憶装置。
  6. 【請求項6】ディスク型記憶媒体を備えた記憶装置であ
    って、 ディスク型記憶媒体のリードアクセス時、リードデータ
    に同期したリ−ドクロックを発生する位相同期回路と、
    リ−ドクロックを用いてリードデータを復号する復号化
    回路と、リ−ドデ−タを遅延させ、位相同期回路が被同
    期対象とするリ−ドデ−タと復号化回路が復号化対象と
    するリ−ドデ−タとの間に位相差を与える遅延手段と、
    リ−ド動作を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、ディスク型記憶媒体におけるリードア
    クセス位置に応じて、遅延手段における遅延量を変化さ
    せることを特徴とする記憶装置。
  7. 【請求項7】ディスク型記憶媒体を備えた記憶装置であ
    って、 ディスク型記憶媒体のライトアクセス時、基準クロック
    を発生する発振器と、ディスク型記憶媒体におけるライ
    トアクセス位置に応じて、基準クロックに同期したライ
    トクロックを発生する位相同期回路と、ライトクロック
    を用いて書き込みデータを符号化する符号化回路と、符
    号化したライトデ−タをディスク型記憶媒体に記憶する
    書き込み手段と、位相同期回路の同期が外れたことを検
    出する同期外れ検出手段と、同期外れ検出回路が同期外
    れを検出した場合に、ディスク型記憶媒体へのライトデ
    −タの書き込みを抑止する手段とを有することを特徴と
    する記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項4、5、6または7記載の記憶装置
    と、該記憶装置と接続する情報処理装置とを有すること
    を特徴とする情報処理システム。
  9. 【請求項9】位相同期回路と、位相同期回路の応答性を
    設定するレジスタを有することを特徴とする1チップL
    SI。
  10. 【請求項10】位相比較部とチャージポンプ部とフィル
    タ部と、 応答特性の変更の指示を格納する格納手段と、該格納手
    段に格納された指示に基づいて、チャージポンプ部のゲ
    イン量またはフィルタ部のフィルタ定数または電圧制御
    発振部の中心周波数のうち、少なくとも1つを変更する
    手段とを備えた位相同期回路と、を有することを特徴と
    する半導体集積回路。
  11. 【請求項11】請求項1または2記載の位相同期回路、
    または、請求項3記載のクロック発生回路、または、請
    求項7または8記載の半導体集積回路LSIを備えたこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】請求項6または7記載の記憶装置であっ
    て、前記ディスク型記憶媒体として磁気ディスクを備え
    たことを特徴とする記憶装置、特に、磁気ディスク装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010541321A (ja) * 2007-09-21 2010-12-24 クゥアルコム・インコーポレイテッド 調整可能位相を有する信号生成器
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JP2017188728A (ja) * 2016-04-01 2017-10-12 日本電波工業株式会社 制御回路

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