JP2003091783A - 防犯用センサ装置 - Google Patents
防犯用センサ装置Info
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Abstract
検出して不法侵入者を検知する防犯用センサの光軸調整
作業を、調整に必要な時間継続して行うことのできる防
犯用センサ装置を提供する。 【解決手段】 赤外線ビームIRを出射する投光部1
と、前記投光部1からの赤外線ビームIRを受光する受
光部2とを備えた防犯用センサ装置であって、前記投光
部1に、投光部1のカバー10が外されたとき作動し、
カバー10が外されたことを示す識別信号Bを出力する
第1スイッチ16と、前記識別信号Bを投光部1から受
光部2に送出する識別信号送信回路17とを設け、前記
受光部2に、前記識別信号Bを受信して前記カバー10
が取外されたことを報知するための信号を出力する識別
信号認識回路28を設けた。
Description
る赤外線ビームを受光部で常に受光し、この赤外線ビー
ムを不法侵入者が遮断したとき警報を発する防犯用セン
サ装置に関する。
適宜の距離離れた位置に配置し、両者の光軸を正確に合
わせることで、壁面や地面等で反射された赤外線ビーム
の迷光量を少なくして、侵入者の検知能力を高めてい
る。しかし、投光部と受光部の距離が遠くなると、両者
の光軸調整作業が難しくなり、作業時間が長くなる。従
来の防犯用センサ装置では、検知動作の妨害行為を検出
するため、投光部の投光器や受光部の受光器の前面を覆
っているカバーが取外されたとき、投光動作および受光
動作を停止して、警報を送出するように構成されてい
る。
業時には、作業者の手動操作によりタイマーを作動さ
せ、タイマーで計時している間は、投光動作および受光
動作を継続し、光軸調整に必要な赤外線ビームの出射を
継続するようにしている。しかし、タイマーで計時して
いる間だけ赤外線ビームの出射を継続する構成では、調
整作業者に、「一定時間内に光軸調整を済ませなければ
ならない」という意識を持たせるため、光軸調整が正確
に行われないおそれがあった。また、投光部と受光部の
設置距離が遠くなると、光軸調整が難しくなって作業時
間も長くなる。このため、途中でタイマー計時が終了す
ると赤外線ビームの出射が停止するので、再度タイマー
を作動させて赤外線ビームを出射させる操作が必要とな
り、調整作業が一時中断するために調整作業の連続性が
損なわれ、作業効率が低下するとともに、光軸調整精度
も低下するおそれがあった。
解決して、光軸調整作業を必要な時間継続して行うこと
のできる防犯用センサ装置を提供することを目的とす
る。
に、本発明の第1構成に係る防犯用センサ装置は、赤外
線ビームを出射する投光部と、前記投光部からの赤外線
ビームを受光する受光部とを備え、人体等による前記赤
外線ビームの遮断により人体等を検知する防犯用センサ
装置であって、前記投光部に、投光部のカバーが外され
たとき作動し、その状態を示す識別信号を出力する第1
スイッチと、前記識別信号を投光部から受光部に送出さ
せる送信回路とが設けられ、前記受光部に、前記識別信
号を受信して前記カバーの取外しを報知するための信号
を出力する認識回路が設けられている。
れると、第1のスイッチが作動してカバーが外されたこ
とを示す識別信号が受光部に送出されるとともに、投光
部からの赤外線ビームの出射は継続される。したがっ
て、光軸調整作業が容易となる。受光部の認識回路は、
受信した識別信号から、投光部のカバーが外されている
ことを報知する信号を送出するので、受光部側で投光部
のカバーが外されていることを認知して、警報を発する
こともできる。
は、赤外線ビームを出射する投光部と、前記投光部から
の赤外線ビームを受光する受光部とを備え、人体等によ
る前記赤外線ビームの遮断により人体等を検知する防犯
用センサ装置であって、前記投光部に、手動操作により
光軸調整作業時であることを示す識別信号を出力する第
2スイッチと、前記識別信号を投光部から受光部に送出
させる送信回路とが設けられ、前記受光部に、前記識別
信号を受信して前記カバーの取外しを報知するための信
号を出力する認識回路が設けられている。
部のカバーを外したとき、作業者が第2スイッチを操作
すると、光軸調整作業時であることを示す識別信号が受
光部に送出されるとともに、投光部からの赤外線ビーム
の出射は継続される。したがって、光軸調整作業が容易
となる。受光部の認識回路は、受信した識別信号から、
投光部のカバーが外されていることを報知する信号を送
出するので、受光部側で投光部のカバーが外されている
ことを認知して、警報を発することもできる。
記送信回路は、前記投光部から出射される赤外線ビーム
に前記識別信号を重畳させるものであり、前記認識回路
は前記受光部の受光信号から前記識別信号を弁別するも
のである。上記構成によれば、投光部から出射される赤
外線ビームに識別信号が重畳されて受光部に送出され、
受光部の認識回路で前記識別信号が弁別されるので、識
別信号のみを送受信するための装置を設ける必要がな
く、装置の構成を簡素化できる。
基づいて説明する。図1に示すように、この防犯用セン
サ装置は、赤外線ビームIRを出射する投光部1と、出
射された赤外線ビームIRを受光する受光部2とを備え
ている。投光部1は壁などの取付面に取り付けられるベ
ース9と、このベース9を覆うカバー10とを有し、受
光部2も同様に、ベース19と、このベース19を覆う
カバー20とを有する。
センサ装置のブロック図を示す。前記投光部1の投光器
11と受光部2の受光器21は、不法侵入者を検知しよ
うとする領域を挟む位置に、互いの光軸が一致する向き
で設置される。前記投光器11は、図示していない赤外
線発光ダイオード等の発光素子と、投光する赤外線ビー
ムIRを形成するための投光レンズまたは反射ミラーの
ような送信側光学系および光軸調整機構とを備えてお
り、発光素子が、投光器駆動回路12により所定周波数
で発光駆動されて、図3(A)に示すパルス変調光から
なる赤外線ビームIRが、投光部1の前面を覆うカバー
10を通して出射される。図1のベース9には、後述す
るようにセンサ回路要素が装着され、このセンサ回路要
素がカバー10により覆われる。
していない受光レンズまたは集光ミラーのような受信側
光学系と、フォトダイオード等の受光素子および光軸調
整機構とを備えており、受光素子は、受光部2の前面を
覆うカバー20を通して入射した赤外線ビームIRを受
光し、その赤外線受光量に応じたレベルの電気信号を出
力する。この電気信号は、増幅器22で増幅されて検波
器23に入力され、迷光成分を除去したパルス変調光の
レベルに応じた信号Aが出力される。この出力信号A
は、判別回路24において予め設定された侵入検知レベ
ル以下であるか否かが判別され、前記検知レベル以下の
とき検知信号が警報回路25に出力され、警報回路25
から警報信号が図1の警備センタ30に出力されて、不
法侵入者があることを報知するように構成されている。
図1のベース19には、後述するようにセンサ回路要素
が装着され、このセンサ回路要素がカバー20により覆
われる。
軸調整機構は、カバー10およびカバー20を取外した
状態で行うように構成されており、投光器11は、カバ
ー10を取外したときも赤外線ビームIRの出射を継続
する。また、投光器11と受光器21の光軸調整は、通
常、投光器11の光軸調整を行ったのち、受光器21の
光軸調整を行い、必要に応じてこの光軸調整を繰り返
す。
30で光軸調整モードに設定しておき、投光器11およ
び受光器21のカバー10,20を取り外し、投光器1
1の光軸の向きを、投光器11に組み込まれた光学的な
照準器(図示せず)を用いて、目測で受光器21に対向
させる。ここで、投光器11の光軸調整のためにカバー
10が取外されると、機械式または磁気式等の第1スイ
ッチ16が作動し、識別信号送信回路17から図3
(B)に示す高周波パルス信号であるカバー取外し識別
信号Bを投光器駆動回路12に出力し、投光器11から
図3(C)に示す、侵入者検知用のパルス状の赤外線ビ
ームIRに識別信号Bを重畳した波形の赤外線ビーム
(IR+B)を出射する。受光部2では、検波器23で
識別信号Bが分離され、識別信号認識回路28で識別信
号Bが認識されると、投光部1のカバー10が取外され
ていることを示す報知信号が送出され、これによって、
受光部2側で、投光部1が光軸調整作業中であることを
認識することができる。
られた光軸調整信号送信部27と、投光部1の光軸調整
信号受信部14とを通信線3もしくは無線で接続し、受
光部2のレベルメータ26の表示を投光部1の光軸調整
信号受信部14に接続されたレベルメータ15でモニタ
ーしながら、レベルメータ15の指示値が最大となるよ
うに、投光器11の水平方向および垂直方向の光軸を微
調整することで行う。
力信号Aのレベルを表示するレベルメータ26の振れが
最大となるように、受光器21の水平方向および垂直方
向の光軸を、受光器21に組込まれた照準器(図示せ
ず)を用いて調整する。
11,投光器駆動回路12,光軸調整信号受信部14,
レベルメータ15,第1スイッチ16,識別信号送信回
路17)は、図1のベース9に取り付けられており、図
2の受光部2のセンサ回路要素(受光器21,増幅器2
2,検波器23,判別回路24,警報回路25,レベル
メータ26光軸調整信号送信部27,識別信号認識回路
28)は、図1のベース19に取り付けられている。
0を装着する。このカバー10の装着により第1スイッ
チ16がOFFになり、識別信号Bの送出が停止する。
つぎに通信線3を取外し、不法侵入者検知モードに移行
する。
整のために、カバー10を取外しても、赤外線ビームI
Rの出射が停止しないので、光軸調整を時間の制限を受
けることなく続行することができ、作業能率が向上する
とともに、調整精度も向上する。他方、受光部2におい
て、投光部1の投光器11の光軸調整が行われているこ
とを認識できるので、光軸調整時の受光レベルの低下に
伴って警報信号が送出されても、不法侵入者検知と誤認
することがない。また、不法侵入者検知モード時は、投
光部1のカバー10が取外されると識別信号Bが受光部
2で受信されて認識されるので、警報を発することがで
きる。
用センサ装置のブロック図を示す。図4において、図2
と同一符号はそれぞれ同一構成部分を示しているので、
その詳しい説明を省略する。本実施形態が前記第1実施
形態と相違する点は、図1の第1スイッチ16に代え
て、光軸調整作業者の手動操作によって作動し、識別信
号送信回路17から識別信号Bを送出し、次の操作によ
って送出を停止させる第2スイッチ18を設けた点であ
る。
整時に、カバー10を取外したとき、第2スイッチ18
をONにして識別信号Bを重畳した赤外線ビーム(IR
+B)を受光部2に送信し、投光器11の光軸調整が終
了すると、カバー10を装置したのち第2スイッチ18
をOFFにして識別信号Bの送出を停止することで、不
法侵入者検知モードに移行する。したがって、前記第1
実施形態と同様に時間の制限なく、投光器11の光軸調
整を行うことができる。
に識別信号を重畳して受光部に送出し、受光部で識別信
号を検出してカバーが取外されていることを報知するよ
うに構成したが、識別信号を無線の電波信号で送受信す
る構成としてもよく、また、光軸調整時のみ接続する通
信線を介して識別信号を送受信する構成としても、前記
実施形態と同様の効果が得られる。
ンサ装置は、光軸調整のために投光部のカバーが取外さ
れたとき作動する第1スイッチ、または手動操作によっ
て作動する第2スイッチを設け、前記スイッチが作動し
たとき前記投光部から前記受光部に向かって投光部のカ
バーが取外されたことを示す識別信号を送出し、受光部
において、送られてきた識別信号を検出してカバーが取
外されたことを報知する信号を出力するように構成す
る。投光部のカバーを外しても赤外線ビームは出射され
続けるので、カバーを外して行う投光部の光軸調整作業
中は、時間の制限を受けることなく光軸調整を行うこと
ができる。したがって、光軸調整作業の能率向上と、光
軸調整精度の向上が図れる。
を示す側面図である。
を示す図である。
の回路構成を示すブロック図である。
ス、10,20…カバー、11…投光器、12…投光器
駆動回路、14…光軸調整信号受信部、15,26…レ
ベルメータ、16…第1スイッチ、17…識別信号送信
回路、18…第2スイッチ、21…受光器、22…増幅
器、23…検波器、24…判別回路、25…警報回路、
27…光軸調整信号送信部、28…識別信号認識回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 赤外線ビームを出射する投光部と、前記
投光部からの赤外線ビームを受光する受光部とを備え、
人体等による前記赤外線ビームの遮断により人体等を検
知する防犯用センサ装置であって、 前記投光部に、投光部のカバーが外されたとき作動し、
その状態を示す識別信号を出力する第1スイッチと、前
記識別信号を投光部から受光部に送出させる送信回路と
が設けられ、 前記受光部に、前記識別信号を受信して前記カバーの取
外しを報知するための信号を出力する認識回路が設けら
れている防犯用センサ装置。 - 【請求項2】 赤外線ビームを出射する投光部と、前記
投光部からの赤外線ビームを受光する受光部とを備え、
人体等による前記赤外線ビームの遮断により人体等を検
知する防犯用センサ装置であって、 前記投光部に、手動操作により光軸調整作業時であるこ
とを示す識別信号を出力する第2スイッチと、前記識別
信号を投光部から受光部に送出させる送信回路とが設け
られ、 前記受光部に、前記識別信号を受信して前記カバーの取
外しを報知するための信号を出力する認識回路が設けら
れている防犯用センサ装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記送信回
路は、前記投光部から出射される赤外線ビームに前記識
別信号を重畳させるものであり、前記認識回路は前記受
光部の受光信号から前記識別信号を弁別するものである
防犯用センサ装置。
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