JP2003090790A - 防水シート劣化判定方法とその方法に使用する劣化判定部材および劣化判定構造 - Google Patents

防水シート劣化判定方法とその方法に使用する劣化判定部材および劣化判定構造

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JP2003090790A
JP2003090790A JP2001286459A JP2001286459A JP2003090790A JP 2003090790 A JP2003090790 A JP 2003090790A JP 2001286459 A JP2001286459 A JP 2001286459A JP 2001286459 A JP2001286459 A JP 2001286459A JP 2003090790 A JP2003090790 A JP 2003090790A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工防水シートを切り取る必要なく劣化状態を
判定することのできる防水シートの劣化判定方法とその
方法に使用する判定部材および判定構造の提供。 【解決手段】施工防水シートS1の劣化状態を判定する
判定用シートS2を、施工防水シートS1の外表面に予
め固定しておき、必要な時期に、判定用シートS2を取
り外して劣化状態を検査し、その検査結果に基づいて施
工防水シートS1の劣化状態を判定する劣化判定方法
と、施工防水シートS1の劣化状態を判定する判定用シ
ートS2と固定用部材4を備え、判定用シートS2の裏
面の一部が、固定用部材4に接着され、裏面の残余部
が、非接着状態に構成されて、固定用部材4が、施工防
水シートS1外表面への固定部を備えている劣化判定部
材5と、施工防水シートS1の劣化状態を判定する判定
用シートS2が、施工防水シートS1の外表面に固定さ
れている劣化判定構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋の屋上面やベ
ランダなどのような構造物の防水処理対象面を覆って施
工してある施工防水シートの劣化状態を判定する防水シ
ート劣化判定方法とその方法に使用する劣化判定部材お
よび劣化判定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】このような施工防水シートは、経年に伴
って徐々に劣化するため、所望の防水機能を維持するた
めには、定期的に施工防水シートの劣化状態を検査し、
必要に応じて新たな防水シートに張り替える必要があ
り、従来では、施工された防水シートの一部を切り取っ
て検査し、その検査結果に基づいて張り替え時期を判定
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の方
法では、施工防水シートの劣化状態を判定するに際し、
施工された防水シートの一部を切り取るため、そのまま
では漏水のおそれがあり、何らかの補修工事が必要とな
る欠点があった。特に、劣化状態を判断した結果、あま
り劣化が進んでおらず、現在の施工防水シートをそのま
ま使用できるような場合には、その補修工事も大掛かり
なものとなり、この点に改良の余地があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、施工された防水シートを切り
取る必要なく、その施工防水シートの劣化状態を判定す
ることのできる防水シートの劣化判定方法とその方法に
使用する劣化判定部材および劣化判定構造を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は、図1〜図8に例示するごとく、構造物の
防水処理対象面1を覆って施工してある施工防水シート
S1の劣化状態を判定する防水シート劣化判定方法であ
って、前記施工防水シートS1の劣化状態を判定するた
めの判定用シートS2を、前記施工防水シートS1の外
表面の一部に予め固定しておき、前記施工防水シートS
1の劣化判定が必要な時期に、前記判定用シートS2の
少なくとも一部を前記施工防水シートS1の外表面から
取り外して劣化状態を検査し、その判定用シートS2の
検査結果に基づいて前記施工防水シートS1の劣化状態
を判定するところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は、図1の
(ロ)、図2、図3に例示するごとく、防水シート劣化
判定方法において、前記判定用シートS2が、前記施工
防水シートS1の外表面に接着されて固定されていると
ころにある。
【0007】請求項3の発明の特徴構成は、防水シート
劣化判定方法において、前記判定用シートS2が、前記
施工防水シートS1と同一の防水シートで構成されてい
るところにある。
【0008】請求項4の発明の特徴構成は、図4〜図7
に例示するごとく、構造物の防水処理対象面1を覆って
施工してある施工防水シートS1の劣化状態を判定する
防水シート劣化判定部材であって、その劣化判定部材5
が、前記施工防水シートS1の劣化状態を判定するため
の判定用シートS2と固定用部材4,12を備え、前記
判定用シートS2の裏面の一部が、前記固定用部材4,
12に接着され、その裏面の残余部が、前記固定用部材
4,12に対して非接着状態に構成されて、前記固定用
部材4,12が、前記施工防水シートS1外表面への固
定部6,11,12を備えているところにある。
【0009】請求項5の発明の特徴構成は、図5に例示
するごとく、防水シート劣化判定部材において、前記固
定部が、前記固定用部材4に開口された固定具9用の貫
通孔6であるところにある。
【0010】請求項6の発明の特徴構成は、図1〜図8
に例示するごとく、構造物の防水処理対象面1を覆って
施工してある施工防水シートS1の劣化状態を判定する
防水シート劣化判定構造であって、前記施工防水シート
S1の劣化状態を判定するための判定用シートS2が、
前記施工防水シートS1の外表面に固定されているとこ
ろにある。
【0011】請求項7の発明の特徴構成は、図4、図5
に例示するごとく、防水シート劣化判定構造において、
前記判定用シートS2の裏面の一部が、固定用部材4に
接着され、その裏面の残余部が、前記固定用部材4に対
して非接着状態に構成されて、前記固定用部材4が、前
記判定用シートS2を外表面側に向けて固定具9により
前記施工防水シートS1に固定されているところにあ
る。
【0012】請求項8の発明の特徴構成は、図4、図5
に例示するごとく、防水シート劣化判定構造において、
前記固定具9が、前記施工防水シートS1の外表面に接
着されたボルト部材7と、そのボルト部材7に係合する
ナット部材8で構成されているところにある。
【0013】請求項9の発明の特徴構成は、図8に例示
するごとく、防水シート劣化判定構造において、前記判
定用シートS2を切り取る際に前記施工防水シートS1
を保護するための保護部材14が、その施工防水シート
S1の外表面と前記判定用シートS2との間に介在さ
れ、前記判定用シートS2が、前記保護部材14を覆う
とともに、その判定用シートS2の全周縁部が、前記施
工防水シートS1の外表面に接着されて固定されている
ところにある。
【0014】請求項10の発明の特徴構成は、防水シー
ト劣化判定構造において、前記判定用シートS2が、前
記施工防水シートS1と同一の防水シートで構成されて
いるところにある。
【0015】なお、上述のように、図面との対照を便利
にするために符号を記したが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【0016】〔作用および効果〕請求項1の発明の特徴
構成によれば、施工防水シートの劣化状態を判定する防
水シート劣化判定方法であって、施工防水シートの劣化
状態を判定するための判定用シートを、施工防水シート
の外表面の一部に予め固定しておき、施工防水シートの
劣化判定が必要な時期に、判定用シートの少なくとも一
部を施工防水シートの外表面から取り外して劣化状態を
検査し、その判定用シートの検査結果に基づいて施工防
水シートの劣化状態を判定するので、施工防水シートを
切り取ることなく、施工防水シートの劣化状態を的確に
判定することができる。
【0017】すなわち、判定用シートが、施工防水シー
トの外表面に固定されているので、経年に伴う劣化の条
件、つまり、風雨や日射あるいは温度変化などに基づく
劣化の条件は、判定用シートと施工防水シートとの間で
差異がなく、そのため、判定用シートの劣化状態と施工
防水シートの劣化状態との間には、ほぼ一定した関係が
成立する。したがって、判定用シートの劣化状態を検査
し、その検査結果に基づいて施工防水シートの劣化状態
を判定することにより、施工防水シートを切り取る必要
も、また、その後の補修工事の必要もなく、施工防水シ
ートの劣化状態を的確に判定することができる。
【0018】請求項2の発明の特徴構成によれば、防水
シート劣化判定方法において、判定用シートが、施工防
水シートの外表面に接着されて固定されているので、例
えば、ボルトやビスなどの固定具を必要とせず、したが
って、固定具などが施工防水シート外表面から突出する
おそれもなく、判定用シートを施工防水シート外表面に
確実に固定することができる。
【0019】請求項3の発明の特徴構成によれば、防水
シート劣化判定方法において、判定用シートが、施工防
水シートと同一の防水シートで構成されているので、判
定用シートの劣化状態と施工防水シートの劣化状態との
間には、より確実な関係が成立し、施工防水シートの劣
化状態をより的確に判定することができるとともに、特
に、防水シートの施工と相前後して判定用シートを固定
した場合には、両者の劣化状態にほとんど差異がなく、
施工防水シートの劣化状態を確実に判定することができ
る。
【0020】請求項4の発明の特徴構成によれば、施工
防水シートの劣化状態を判定する防水シート劣化判定部
材であって、その劣化判定部材が、施工防水シートの劣
化状態を判定するための判定用シートと固定用部材を備
え、判定用シートの裏面の一部が、固定用部材に接着さ
れ、その裏面の残余部が、固定用部材に対して非接着状
態に構成されて、固定用部材が、施工防水シート外表面
への固定部を備えているので、判定用シートを外表面側
に向けて劣化判定部材を施工防水シートに固定する際、
固定用部材の固定部を利用して簡単に固定することがで
き、劣化判定部材を施工防水シートの外表面に固定すれ
ば、請求項1の発明に関連して述べたように、施工防水
シートの劣化判定が必要な時期に、判定用シートの劣化
状態を検査することにより、施工防水シートを切り取る
必要も、その後の補修工事の必要もなく、施工防水シー
トの劣化状態を的確に判定することができる。そして、
その検査のための判定用シートは、その裏面の一部が、
固定用部材に接着され、その裏面の残余部が、固定用部
材に対して非接着状態に構成されているので、その非接
着状態の箇所に、例えば、カッターや鋏などを挿入して
切断することにより、判定用シートを簡単に切り取って
検査することができる。
【0021】請求項5の発明の特徴構成によれば、防水
シート劣化判定部材において、固定部が、固定用部材に
開口された固定具用の貫通孔であるから、劣化判定部材
を施工防水シートの外表面に固定するにあたり、その貫
通孔を利用して、ボルトやビス、あるいは、ボルト・ナ
ットなどの固定具を使用して確実に固定することができ
る。
【0022】請求項6の発明の特徴構成によれば、施工
防水シートの劣化状態を判定する防水シート劣化判定構
造であって、施工防水シートの劣化状態を判定するため
の判定用シートが、施工防水シートの外表面に固定され
ているので、上述したように、施工防水シートの劣化判
定が必要な時期に、判定用シートの少なくとも一部を切
り取って、その判定用シートの劣化状態を検査すること
により、施工防水シートを切り取る必要も、その後の補
修工事の必要もなく、施工防水シートの劣化状態を的確
に判定することができる。
【0023】請求項7の発明の特徴構成によれば、防水
シート劣化判定構造において、判定用シートの裏面の一
部が、固定用部材に接着され、その裏面の残余部が、固
定用部材に対して非接着状態に構成されて、固定用部材
が、判定用シートを外表面側に向けて固定具により施工
防水シートに固定されているので、例えば、固定用部材
に対して非接着状態の箇所において、判定用シートの裏
面にカッターや鋏などを挿入して判定用シートを切り取
ることも、また、固定具を外すことによって、判定用シ
ートを固定用部材ごと取り外し、その後に判定用シート
を切り取ることも可能で、検査のための判定用シートの
切り取りを容易に行うことができる。
【0024】請求項8の発明の特徴構成によれば、防水
シート劣化判定構造において、固定具が、施工防水シー
トの外表面に接着されたボルト部材と、そのボルト部材
に係合するナット部材で構成されているので、ボルト部
材に対するナット部材の係合によって判定用シートを有
する固定用部材を確実に固定することができるととも
に、ナット部材を外すことによって判定用シートを有す
る固定用部材を簡単に取り外すことができる。
【0025】請求項9の発明の特徴構成によれば、防水
シート劣化判定構造において、判定用シートを切り取る
際に施工防水シートを保護するための保護部材が、その
施工防水シートの外表面と判定用シートとの間に介在さ
れ、判定用シートが、保護部材を覆うとともに、その判
定用シートの全周縁部が、施工防水シートの外表面に接
着されて固定されているので、ボルトやビスなどの固定
具を必要とせず、したがって、固定具などが施工防水シ
ート外表面から突出するおそれもなく、判定用シートを
施工防水シート外表面に固定することができる。そし
て、その固定は判定用シートの全周縁部にわたる接着に
よるため、施工防水シートへの確実な固定が可能とな
り、しかも、カッターなどにより判定用シートを切り取
る際には、保護部材が施工防水シートをカッターなどか
ら保護するので、施工防水シートを損傷することなく、
判定用シートのみを確実に切り取ることができる。
【0026】請求項10の発明の特徴構成によれば、防
水シート劣化判定構造において、判定用シートが、施工
防水シートと同一の防水シートで構成されているので、
請求項3の発明に関連して述べたように、判定用シート
の劣化状態と施工防水シートの劣化状態との間により確
実な関係が成立して、施工防水シートの劣化状態をより
的確に判定することができ、特に、防水シートの施工と
相前後して判定用シートを固定した場合には、両者の劣
化状態にほとんど差異がなく、施工防水シートの劣化状
態を確実に判定することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明による防水シート劣化判定
方法とその方法に使用する劣化判定部材および劣化判定
構造につき、その実施の形態を図面に基づいて説明す
る。防水シートS1は、塩化ビニル樹脂やオレフィン樹
脂などで形成され、例えば、図1の(イ)に示すよう
に、構造物の防水処理対象面の一例である建屋の屋上面
1を覆って施工するもので、その屋上面1には、接着層
付きの金属製ディスク2が、適当間隔置きに予め打設さ
れている。この接着層付きディスク2を備えた屋上面1
にその上方から防水シートS1を敷き、必要に応じて、
各防水シートS1どうしを熱融着や溶剤による溶着など
によって接着するとともに、各ディスク2に対して防水
シートS1の上面から誘導加熱装置3を押圧し、各ディ
スク2の接着層によって防水シートS1を接着固定して
施工する。
【0028】このようにして施工された施工防水シート
S1の劣化状態を判定するために、第1の実施形態で
は、図1の(ロ)、図2、および、図3に示すように、
長方形の判定用シートS2が、施工防水シートS1の外
表面の一部に接着されて固定されている。この判定用シ
ートS2は、施工防水シートS1と同一の防水シート、
つまり、施工防水シートS1と同じ材料で形成されて、
同じ厚みを有する防水シートで構成され、例えば、長辺
L1が200mm程度、短辺L2が100mm程度の大
きさに構成されている。その判定用シートS2の長辺L
1側の両端部裏面が、50mmずつ施工防水シートS1
の外表面に溶着により接着され、その裏面の残余部、つ
まり、長辺L1方向における中央部L3が、100mm
程度の長さにわたって施工防水シートS1の外表面に対
して非接着状態に構成されて施工防水シートS1に固定
されている。
【0029】判定用シートS2は、通常、施工防水シー
トS1が施工される直前あるいは直後に固定され、施工
防水シートS1の劣化判定が必要な時期、例えば、防水
シートS1を施工して10年程度が経過すると、その予
め固定しておいた判定用シートS2において、中央部L
3の下方にカッターや鋏などを挿入し、図2に示すよう
に、その少なくとも一部を切り取って施工防水シートS
1の外表面から取り外すのである。そして、取り外した
判定用シートS2の劣化状態を定量的に検査し、例え
ば、引っ張り強度が初期値の70%を下回ると、施工防
水シートS1の張り替え時期であると判定し、70%以
上であると、そのときの引っ張り強度に応じて張り替え
時期を何か月か先に想定することになる。また、引っ張
り強度が70%を大きく上回る場合には、何年か後に再
度劣化状態を判定することになり、そのためには、複数
枚の判定用シートS2を予め施工防水シートS1の外表
面に固定しておくのが望ましい。
【0030】この第1の実施形態において、判定用シー
トS2は、必ずしも施工防水シートS1施工時の直前後
において固定されるとは限らず、すでに施工されている
施工防水シートS1に固定されることもある。すなわ
ち、防水シートS1を施工した後、何年か経過した時点
で判定用シートS2の必要性が生じる場合もあり、その
場合には、施工後何年か経過した施工防水シートS1の
外表面に判定用シートS2が固定されることになる。そ
の場合、判定用シートS2は、必ずしも施工防水シート
S1と同一の防水シートで構成する必要はなく、例え
ば、施工防水シートS1の経年による劣化を考慮した上
で、それに見合った強度を有するシートで構成すること
もでき、また、施工防水シートS1と同一の防水シート
で構成する場合には、その判定用シートS2の検査結果
に対し、例えば、各種のデータに基づいて、経年分の劣
化を補正した状態で施工防水シートS1の劣化状態を判
定することになる。
【0031】つぎに、第2〜第5の実施形態について説
明するが、重複説明を避けるため、第1の実施形態と同
じ部品や同じ作用を有する部品については、同じ符号を
付すことで説明を省略し、主として第1の実施形態と異
なる構成についてのみ説明する。
【0032】第2の実施形態では、図4および図5に示
すように、固定用部材としてのボード4を有する防水シ
ート劣化判定部材5が使用される。この劣化判定部材5
は、PVCなどの合成樹脂や石膏からなる長方形のボー
ド4とそのボード4の表面に接着された同じ大きさの判
定用シートS2で構成され、この判定用シートS2も、
例えば、長辺L1が200mm程度、短辺L2が100
mm程度の大きさで、その長辺L1側の両端部裏面が、
50mmずつボード4の表面に接着され、その裏面の残
余部が、100mm程度の長さにわたってボード4の表
面に対して非接着状態に構成されている。この劣化判定
部材5には、ボード4と判定用シートS2を貫通する状
態で、施工防水シートS1の外表面への固定部としての
貫通孔6が、ボード4と判定用シートS2との2箇所の
接着部分にそれぞれ設けられている。
【0033】この劣化判定部材5を施工防水シートS1
の外表面に固定するには、合成樹脂製のボルト部材7
と、そのボルト部材7に係合する合成樹脂製のナット部
材8からなる固定具9が使用され、ボルト部材7の一端
部には、円形板7aが一体的に設けられている。したが
って、ボルト部材7の円形板7aを施工防水シートS1
の外表面に接着し、劣化判定部材5の貫通孔6内にボル
ト部材7を挿通して、上方からナット部材8を係合する
ことにより、判定用シートS2を外表面側に向けて劣化
判定部材5を施工防水シートS1の外表面に固定するこ
とができる。そして、施工防水シートS1の劣化判定が
必要な時期になると、図5において仮想線で示すよう
に、ナット部材8を外して劣化判定部材5を取り外し、
第1の実施形態と同様に、判定用シートS2の少なくと
も一部を切り取って、その判定用シートS2の劣化状態
を定量的に検査し、施工防水シートS1の張り替え時期
を判定するのであり、この第2の実施形態においても、
複数個の劣化判定部材5を施工防水シートS1の外表面
に固定しておくのが望ましい。
【0034】なお、この第2の実施形態において、判定
用シートS2よりもボード4の方を大きくして、ボード
4にのみ貫通孔6を設けて実施することもできる。さら
に、貫通孔6を使用して劣化判定部材5を施工防水シー
トS1の外表面に固定するに際し、上述したボルト部材
7とナット部材8に代えて、ビスなどの各種の固定具を
用いて固定することもでき、その場合にも、固定具を合
成樹脂により形成するのが望ましい。
【0035】第3の実施形態では、図6に示すように、
第2の実施形態と同様、合成樹脂や石膏からなる固定用
部材としての長方形のボード4とそのボード4の表面に
接着された同じ大きさの判定用シートS2からなる劣化
判定部材5が使用される。この実施形態による劣化判定
部材5は、上述のような貫通孔6を備えておらず、例え
ば、接着剤による接着層10によって施工防水シートS
1の外表面に固定されており、したがって、ボード4裏
面の接着層10の接する接着面11が、施工防水シート
S1の外表面に対する固定部として機能することにな
る。この実施形態においては、施工防水シートS1の劣
化判定が必要な時期になると、接着層10を剥がして劣
化判定部材5を取り外すか、あるいは、劣化判定部材5
から判定用シートS2の少なくとも一部を切り取って検
査することになり、この場合も、複数個の劣化判定部材
5を施工防水シートS1の外表面に固定しておくのが望
ましい。
【0036】第4の実施形態でも、図7に示すように、
第2や第3の実施形態と同様、長方形の固定用部材12
とその固定用部材12の表面に接着された判定用シート
S2からなる劣化判定部材5が使用されている。しか
し、この実施形態による固定用部材12は、合成樹脂や
石膏製ではなく、磁石の細片が混入されたゴム製のボー
ドで構成されている。すなわち、施工防水シートS1の
外表面にゴム製ボード12と同じ大きさの金属板13が
接着され、その金属板13にゴム製ボード12を吸着さ
せることにより、劣化判定部材5が、施工防水シートS
1の外表面に固定されるように構成されている。したが
って、施工防水シートS1の劣化判定が必要な時期にな
ると、金属板13から劣化判定部材5を取り外し、判定
用シートS2の少なくとも一部を切り取って検査するこ
とになり、この場合も、複数個の劣化判定部材5を施工
防水シートS1の外表面に固定しておくのが望ましい。
【0037】なお、この第4の実施形態において、例え
ば、上述したような金属製ディスク2などが施工防水シ
ートS1の裏側に存在する場合には、金属板13を使用
する必要はなく、その金属製ディスク2にゴム製ボード
12を吸着することができ、したがって、このゴム製ボ
ード12が、固定用部材として機能すると同時に、施工
防水シートS1の外表面に対する固定部としても機能す
ることになる。
【0038】これら第2〜第4の実施形態においても、
劣化判定部材5は、必ずしも施工防水シートS1施工時
の直前後において固定されるとは限らず、すでに施工さ
れている施工防水シートS1に固定されることもある。
したがって、第1の実施形態で説明したように、劣化判
定部材5の判定用シートS2は、施工防水シートS1と
同一の防水シートとは限らず、施工防水シートS1と異
なる材料や異なる厚みのシートにより構成されることも
ある。
【0039】第5の実施形態は、第2〜第4の実施形態
と異なり、図8の(イ)と(ロ)に示すように、ほぼ円
形の判定用シートS2が、施工防水シートS1に直接接
着され、かつ、第1の実施形態と異なり、円形の判定用
シートS2の全周縁部が、施工防水シートS1の外表面
に接着されて、判定用シートS2の外表面と施工防水シ
ートS1との間に合成樹脂からなる円形の保護部材14
が介在されている。つまり、この実施形態では、判定用
シートS2が、施工用防水シートS1を保護するための
保護部材14を覆う状態で、その全周縁部が、施工防水
シートS1に接着されて固定されている。したがって、
この実施形態においては、施工防水シートS1の劣化判
定が必要な時期になると、図8の(ロ)に示すように、
カッターなどによって判定用シートS2の少なくとも一
部を直接切り取って検査することになり、その際、保護
部材14が施工防水シートS1を保護しているため、施
工防水シートS1を損傷することなく判定用シートS2
を切り取ることができ、この場合も、複数の判定用シー
トS2を施工防水シートS1の外表面に固定しておくの
が望ましい。なお、この第5の実施形態においても、判
定用シートS2が、すでに施工されている施工防水シー
トS1に固定されることもあり、したがって、施工防水
シートS1と異なる材料や異なる厚みのシートにより構
成されることもある。
【0040】〔別実施形態〕 (1)これまでの実施形態では、防水シートS1を施工
するに際して接着層付きの金属製ディスク2を使用した
例を示したが、例えば、防水処理対象面としての屋上面
1に適当間隔を置いて複数本の長尺状の金属板を固定
し、その金属板に防水シートS1を接着して施工した
り、あるいは、屋上面1の全面にわたって防水シートS
1を直接接着して施工することもでき、防水シートS1
の施工に関しては種々の方法を採用することができる。
また、防水シートS1についても、特に塩化ビニル樹脂
製やオレフィン樹脂製のものに限るものではなく、各種
の材料からなる防水シートに適用することができ、さら
に、防水シートS1を施工する防水処理対象面について
も、建屋の屋上面1に限らず、建屋の屋根やベランダな
どのような防水処理を必要とする各種の防水処理対象面
を含むものである。
【0041】(2)これまでの実施形態では、判定用シ
ートS2を検査して施工防水シートS1の劣化状態を判
定するに際し、判定用シートS2の引っ張り強度が初期
値の70%を下回るか否かを基準として、施工防水シー
トS1の張り替え時期を判定する例を示したが、これは
単なる一例であって、劣化判定の基準については、施工
防水シートS1や判定用シートS2の材料および特質な
どに応じて適宜変更できるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】防水シートの施工状態と第1の実施形態による
劣化判定構造の斜視図
【図2】第1の実施形態による防水シート劣化判定構造
の斜視図
【図3】第1の実施形態による防水シート劣化判定構造
の断面図
【図4】第2の実施形態による防水シート劣化判定構造
の斜視図
【図5】第2の実施形態による防水シート劣化判定構造
の断面図
【図6】第3の実施形態による防水シート劣化判定構造
の断面図
【図7】第4の実施形態による防水シート劣化判定構造
の断面図
【図8】第5の実施形態による防水シート劣化判定構造
の斜視図と断面図
【符号の説明】 1 防水処理対象面 4,12 固定用部材 5 劣化判定部材 6 固定部としての貫通孔 7 ボルト部材 8 ナット部材 9 固定具 11,12 固定部 14 保護部材 S1 施工防水シート S2 判定用シート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の防水処理対象面を覆って施工し
    てある施工防水シートの劣化状態を判定する防水シート
    劣化判定方法であって、 前記施工防水シートの劣化状態を判定するための判定用
    シートを、前記施工防水シートの外表面の一部に予め固
    定しておき、前記施工防水シートの劣化判定が必要な時
    期に、前記判定用シートの少なくとも一部を前記施工防
    水シートの外表面から取り外して劣化状態を検査し、そ
    の判定用シートの検査結果に基づいて前記施工防水シー
    トの劣化状態を判定する防水シート劣化判定方法。
  2. 【請求項2】 前記判定用シートが、前記施工防水シー
    トの外表面に接着されて固定されている請求項1に記載
    の防水シート劣化判定方法。
  3. 【請求項3】 前記判定用シートが、前記施工防水シー
    トと同一の防水シートで構成されている請求項1または
    2に記載の防水シート劣化判定方法。
  4. 【請求項4】 構造物の防水処理対象面を覆って施工し
    てある施工防水シートの劣化状態を判定する防水シート
    劣化判定部材であって、 その劣化判定部材が、前記施工防水シートの劣化状態を
    判定するための判定用シートと固定用部材を備え、前記
    判定用シートの裏面の一部が、前記固定用部材に接着さ
    れ、その裏面の残余部が、前記固定用部材に対して非接
    着状態に構成されて、前記固定用部材が、前記施工防水
    シート外表面への固定部を備えている防水シート劣化判
    定部材。
  5. 【請求項5】 前記固定部が、前記固定用部材に開口さ
    れた固定具用の貫通孔である請求項4に記載の防水シー
    ト劣化判定部材。
  6. 【請求項6】 構造物の防水処理対象面を覆って施工し
    てある施工防水シートの劣化状態を判定する防水シート
    劣化判定構造であって、 前記施工防水シートの劣化状態を判定するための判定用
    シートが、前記施工防水シートの外表面に固定されてい
    る防水シート劣化判定構造。
  7. 【請求項7】 前記判定用シートの裏面の一部が、固定
    用部材に接着され、その裏面の残余部が、前記固定用部
    材に対して非接着状態に構成されて、前記固定部材が、
    前記判定用シートを外表面側に向けて固定具により前記
    施工防水シートに固定されている請求項6に記載の防水
    シート劣化判定構造。
  8. 【請求項8】 前記固定具が、前記施工防水シートの外
    表面に接着されたボルト部材と、そのボルト部材に係合
    するナット部材で構成されている請求項7に記載の防水
    シート劣化判定構造。
  9. 【請求項9】 前記判定用シートを切り取る際に前記施
    工防水シートを保護するための保護部材が、その施工防
    水シートの外表面と前記判定用シートとの間に介在さ
    れ、前記判定用シートが、前記保護部材を覆うととも
    に、その判定用シートの全周縁部が、前記施工防水シー
    トの外表面に接着されて固定されている請求項6に記載
    の防水シート劣化判定構造。
  10. 【請求項10】 前記判定用シートが、前記施工防水シ
    ートと同一の防水シートで構成されている請求項6〜9
    のいずれか1項に記載の防水シート劣化判定構造。
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