JP2003090674A - 貯蔵庫のヒンジ装置 - Google Patents

貯蔵庫のヒンジ装置

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JP2003090674A
JP2003090674A JP2002169123A JP2002169123A JP2003090674A JP 2003090674 A JP2003090674 A JP 2003090674A JP 2002169123 A JP2002169123 A JP 2002169123A JP 2002169123 A JP2002169123 A JP 2002169123A JP 2003090674 A JP2003090674 A JP 2003090674A
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hinge device
lid
rotating shaft
hinge
storage
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Yomei Kin
容明 金
Jeong-Man Nam
正晩 南
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • E05F1/00Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass
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    • E05F1/12Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs
    • E05F1/1207Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs with a coil spring parallel with the pivot axis
    • E05F1/1223Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs with a coil spring parallel with the pivot axis with a compression or traction spring
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
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    • E05D11/10Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts
    • E05D11/1028Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts for maintaining the hinge in two or more positions, e.g. intermediate or fully open
    • E05D11/1078Devices for preventing movement between relatively-movable hinge parts for maintaining the hinge in two or more positions, e.g. intermediate or fully open the maintaining means acting parallel to the pivot

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
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  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒンジ装置の小型化を通してヒンジ装置が本
体の外部に突出しないようにすることで貯蔵庫の外観が
美麗になり、構造が簡単になることにより作製と設置が
容易になる貯蔵庫のヒンジ装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明は本体上部を開閉する蓋部を回動
自在に連結する貯蔵庫のヒンジ装置において、本体と蓋
部のうちのいずれか一方に設けられる中空のハウジング
と、ハウジング内部に設けられ両端がハウジングに回動
自在に支持される回動軸部と、回動軸部の一端からハウ
ジングの外部に延び本体と蓋部のうちの他方に固定され
る延長部と、回動軸部の外面に設けられる一つ以上の突
起部を備えたヒンジ軸と、回動軸部の長手方向に進退す
るよう回動軸部の外面に結合され突起部と接する側にカ
ム溝が形成された移動部材と、移動部材を突起部側に加
圧するようハウジング内に設けられた加圧ばねを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貯蔵庫のヒンジ装置
に係り、さらに詳しくは上部が開放された保存室を有す
る本体と保存室の上部を覆う蓋部を回動自在に連結する
貯蔵庫のヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、本体の上部が開閉される形態の
貯蔵庫としては、上部の蓋部が回動して開閉されるよう
になった通常のキムチ冷蔵庫がある。図1に示した通
り、キムチ冷蔵庫は内部に上部が開放される保存室2が
形成された本体1と、保存室2の開放された上部を開閉
する蓋部3、そして蓋部3と本体1を回動自在に連結す
るよう本体1の後方上部に設けられるヒンジ装置4と、
を備える。
【0003】また、このような貯蔵庫において、ヒンジ
装置4は本体1の後方上部に設けられるヒンジケース4
aを備え、蓋部3と本体1を回動自在に連結するヒンジ
軸4bがヒンジケース4aの内部に設けられる。また、
ヒンジケース4a内には蓋部3を開閉する際蓋部3が開
閉される方向に回動するようにする伸縮ロッド4cと、
伸縮ロッド4cを支持するコイルバネ4dが備えられ、
伸縮ロッド4cの伸縮及び回動を案内するための案内溝
4eが設けられる。このような構成は、通常使用者が貯
蔵庫の蓋部3を開ける時蓋部が開く方向に回動させ、蓋
部を閉める時蓋部が閉る方向に回動するようにして蓋部
5の容易な開閉を可能にした。
【0004】しかし、このような従来の貯蔵庫のヒンジ
装置は装置の構成が複雑であり体積が大きいのみなら
ず、貯蔵庫を製造する過程においてこれを装着し難い問
題点があった。また、従来のヒンジ装置は伸縮ロッド4
cの動作特性上ヒンジ装置4が本体1の外側に突出設置
されるため外観上良くないのみならず、突出するヒンジ
装置4によって貯蔵庫の使い勝手を悪くする問題点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述したよう
な問題点を解決するために案出されたもので、その目的
はヒンジ装置の基本機能を有しながらも装置の小型化を
通してヒンジ装置が貯蔵庫の外部に突出しない状態に装
着されることができ、ヒンジ装置の装着を容易にする貯
蔵庫のヒンジ装置を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明は、本体上部を開閉する蓋部を回動自在
に連結する貯蔵庫のヒンジ装置において、前記本体と前
記蓋部のうちのいずれか一方に設けられるハウジング
と、該ハウジングの内部に設けられ両端が前記ハウジン
グに回動自在に支持される回動軸部と、該回動軸部の一
端から前記ハウジングの外部に延び、前記本体と前記蓋
部のうちの他方に固定される延長部と、前記回動軸部の
外面に設けられる一つ以上の突起部を備えたヒンジ軸
と、前記回動軸部の長手方向に進退するよう前記回動軸
部の外面に結合され前記突起部と接する側にカム溝が形
成された移動部材と、該移動部材を前記突起部側に加圧
するよう前記ハウジング内に設けられた加圧ばねと、を
備えることを特徴とする。
【0007】また、前記ハウジングは所定長さを備え、
両端が開放された胴体部と、該胴体部の開放された両端
にそれぞれ結合される二つのカバー部を含み、前記回動
軸部は両端が前記二つのカバー部に支持されることを特
徴とする。
【0008】そして、前記ハウジングの内部には前記移
動部材の回転を制限しつつ安定的な進退を案内するよう
前記移動部材を貫通した状態に前記回動軸部と並んで配
され、両端が前記カバー部に固定される一つ以上の案内
部材が設けられる。
【0009】また、前記カバー部に結合される前記回動
軸部の外面には前記回動軸部の軸方向移動を制限しつつ
円滑な回転を可能にする支持爪が設けられることを特徴
とする。
【0010】そして前記加圧ばねは前記回動軸部の外面
に嵌着される圧縮コイルばねであることを特徴とする。
【0011】また前記移動部材には前記回動軸部の外面
に挟込まれる円筒形のカム部が一体に設けられ、前記カ
ム溝は前記突起部と接する側の前記カム部の端部に傾斜
した谷状に形成されることを特徴とする。
【0012】そして、前記カム溝は前記突起部が最も深
い谷部に至った時前記蓋部が完全に開いてこれ以上の回
動が制限されるよう前記回動軸部の長手方向に形成され
た停止面と、前記移動部材が前記突起部側に加圧される
際前記突起部を前記蓋部のオープン方向に加圧案内する
よう螺旋方向に傾斜して形成されたオープン案内面と、
前記突起部が最も高い山部に至った時前記突起部が前記
蓋部のクローズ方向に回動するよう前記回動軸部の回転
方向に形成された所定長さのクローズ案内面を含むこと
を特徴とする。
【0013】また、前記ヒンジ軸は前記回動軸部の外面
に回転が制限された状態に嵌着される円筒部材をさらに
含み、前記突起部が前記円筒部材の外面に突出形成され
ることを特徴とする。
【0014】そして、前記円筒部材の内面には前記円筒
部材の回転制限のための平面部が設けられ、前記回動軸
部の外面には前記円筒部材の平面部に対応する平面部が
設けられることを特徴とする。
【0015】また、前記突起部は前記回動軸部の長手方
向と交差する方向に貫通するよう挟込まれるピンよりな
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明に係る望ましい実施例を詳述する。また、以降の説明
では本発明に係るヒンジ装置が通常の上部開放型キムチ
冷蔵庫に適用した場合を一例として説明する。
【0017】本発明に係るヒンジ装置が適用されるキム
チ冷蔵庫は、図2及び図3に示した通り、断熱体で構成
され内部に上部が開放される保存室11が形成された本
体10と、保存室11の上部を開閉できるよう本体10
の上部に結合される蓋部20と、を含む。本体10の内
部の保存室11は中央の区画部12を通して左右両側空
間に分割される。また、各保存室11の側壁の外面には
保存室11を冷却させるためのもので通常の冷媒管より
なる蒸発器13と、キムチの熟成のためのもので、通常
の電熱線よりなるヒータ14が設けられる。図3におい
て符号15は本体10の下部の機械室16に設けられる
通常の圧縮機である。
【0018】また、本体10上部の蓋部20は両側に区
画された各保存室11の上部を開閉できるよう両側に二
つが設けられ、各蓋部20の後方端部はヒンジ装置30
を通して本体10と回動自在な状態に連結される。すな
わち各蓋部20がヒンジ装置30を通して回動して開閉
されるよう構成されている。
【0019】ここで、ヒンジ装置30は本体10と蓋部
20を回動自在に連結する機能だけではなく、蓋部20
の開閉を容易にするよう働く。すなわち、ヒンジ装置3
0は通常のキムチ冷蔵庫の蓋部20が断熱体で構成され
ることにより所定の重さを有するものであることを勘案
して、ユーザが蓋部20を開く時蓋部20が開く方向に
回動させ、蓋部20を閉める際蓋部20が閉る方向に回
動させて蓋部20の容易な開閉を可能にする。
【0020】また、本発明はこのように働くヒンジ装置
30が小型化させて本体10の外部に突出しないよう装
着されることにより、キムチ冷蔵庫の美麗な外観を提供
できる。すなわち図2に示した通り、本体10の後方の
上部にはヒンジ装置30が収納され固定できるよう内部
にヒンジ装置30の外形に相応する収納空間17aが形
成され、その外面が半円形よりなる複数のヒンジ装置結
合部17が設けられ、蓋部20の後方端部にはヒンジ装
置結合部17と対応して結合されるように構成された連
結部21が設けられている。そして、ヒンジ装置30が
装着される時はヒンジ装置30のハウジングが結合部1
7の収納空間17aに内蔵され、ヒンジ軸40が蓋部2
0の連結部21に結合されることにより蓋部20が回動
可能な状態に連結され、ヒンジ装置30が外部に突出し
なくなる。ここで、本実施例はヒンジ装置結合部17が
本体10に形成され、ヒンジ軸40の連結される連結部
21が蓋部20に形成される例を説明しているが、この
ような態様を変更してヒンジ装置結合部17が蓋部20
に設けられ、連結部21が本体10に設けられるように
することもできる。
【0021】ヒンジ装置30は、図4及び図5に示した
通り、中空の胴体部31と、胴体部31の両側に結合さ
れる二つのカバー部32、33よりなるハウジングを具
備し、ハウジングに設けられるものでヒンジ軸40と、
ハウジング内でヒンジ軸40の長手方向に進退しカム部
55が設けられた移動部材50と、移動部材50を加圧
する加圧ばね60、移動部材50の進退を案内する案内
部材70と、を備える。
【0022】ハウジングの胴体部31は両端が開放され
た円筒形で構成され、胴体部31が貯蔵庫本体10のヒ
ンジ装置結合部17に装着される時回動制限されたまま
固定できるようその上部と下部に平面部31a、31b
を備える。そして、二つのカバー部32、33は胴体部
31の開放された両側に対応して平板状に設けられ、多
数の固定ネジ34の締結を通して胴体部31の開放され
た両端に固定される。また、二つのカバー部32、33
の略中央にはヒンジ軸40が回転自在に結合できるよう
軸着穴32a、33aが形成される。
【0023】ヒンジ軸40はハウジングの胴体部31内
に進入して設けられる回動軸部41と、回動軸部41と
同一な軸線をなすよう一体に設けられた延長部42を備
える。この際、回動軸部41の両端は二つのカバー部3
2、33に形成された軸着穴32a、33aに回転可能
な状態に結合され、延長部42はカバー部32の外側に
延びて蓋部20の連結部21に結合される。そして、蓋
部20の連結部21にはヒンジ軸の延長部42が嵌着さ
れるよう結合孔22が形成されている。また延長部42
は蓋部20の結合孔22に回動が制限された状態に固定
できるよう外面両側が平面42aで構成され、蓋部20
の結合孔22もこれに応ずる形状に設けられる。このよ
うな構成は使用者が蓋部20を開閉する際ヒンジ軸40
を蓋部20と共に回転させるものである。
【0024】また、カバー部32の軸着穴32aに結合
される回動軸部41の外面には回動軸部41の軸方向移
動を制限しながら円滑な回転を可能にする支持爪43が
設けられている。これは後述する加圧ばね60の弾性に
よりヒンジ軸40に大きな軸方向力がかかってもヒンジ
軸40の軸方向の動きが防止できるようにしたものであ
る。この際、支持爪43は別のリング状に製作され、回
動軸部41の外面に固定させるか回動軸部41と一体に
構成できる。
【0025】また回動軸部41の外面にはヒンジ軸40
が回転する際前述した移動部材50のカム部55を通し
て移動部材50をヒンジ軸40の長手方向に進退させる
ための二つの突起部44が設けられる。この際、二つの
突起部44は回動軸部41の回転を勘案して相互対称を
なす位置に配されるが、二つの突起部44は回動軸部4
1に一体に形成されたり、回動軸部41の長手方向につ
いて交差する方向に貫通形成されたピン結合孔41aに
装着される所定長さのピン(PIN)を通して具現されう
る。
【0026】また、二つの突起部44は、図9に示した
通り、回動軸部41の外面に挟込まれる別の円筒部材4
6の外面に形成されうる。この際、二つの突起部44が
円筒部材46と一体に成形され、回動軸部41に挟込ま
れる円筒部材46の内面には回動軸部41について回転
が制限された状態に結合されうるよう相互対向する内面
に平面部46aが設けられ、回動軸部41の外面には円
筒部材46の平面部46aと対応して結合する平面部4
1bが設けられる。
【0027】移動部材50は図4ないし図7に示した通
り、ハウジングの胴体部31内で回動軸部41の長手方
向に進退するようその中央に形成された貫通孔51が回
動軸部41の外面に嵌着される。また移動部材50には
突起部44と隣接する側に一体のカム部55が設けら
れ、回動軸部41の外面に沿って進退する間回動が制限
されうるよう横方向の幅が高さより大きく形成される。
そして、移動部材50の両側の下部にはハウジングの胴
体部31の内面に形成された案内爪31cを通して進退
が案内されるよう進退案内溝54が形成されている。こ
の際、案内爪31cは胴体部31の内面の下部両側に長
手方向に長く形成される。また移動部材50はヒンジ軸
40の長手方向に進退する間揺れが最小化されるよう貫
通孔51の形成された中央部の厚さが両側より厚く形成
される。
【0028】また、移動部材50の両側には回動が制限
された状態でさらに安定的な進退が可能になるよう棒状
の案内部材70が嵌着される。このような結合のため移
動部材50の両側には案内部材70が貫通する案内孔5
2が形成され、案内孔52が形成された部分には進退過
程で揺れが防止されるよう案内部材70の外面を所定長
さだけ包む円筒形の支持リブ53(図7参照)が形成さ
れている。また案内部材70は回動軸部41と離隔され
た状態で回動軸部41と平行をなすよう設けられ、その
両端がハウジングの二つのカバー部32、33にそれぞ
れ固定される。
【0029】加圧ばね60はカム部55を備えた移動部
材50を回動軸部41の突起部44側に加圧するもの
で、通常の圧縮コイルばねで構成され回動軸部41の外
面に嵌着される。すなわち、加圧ばね60は一端がカバ
ー部33に支持され、他端が移動部材50に支持される
ことにより移動部材50を突起部44側に加圧する。本
実施例では加圧ばね60が圧縮コイルばねよりなる場合
を説明したが、弾性を有する板ばねやその他の弾性部材
を用いて移動部材50を突起部側に押すようにすること
もできる。
【0030】移動部材50のカム部55は、図7に示し
た通り、回動軸部41の外面に挟込まれる円筒形に設け
られ、突起部44と接する側の端部に螺旋方向に傾斜し
た谷状のカム溝56を備える。
【0031】またカム溝56は、図8に示した通り、回
動軸部41に設けられた突起部44が最も深い谷部に至
った時(A区間)これ以上の回動が制限されるよう回動軸
部41の長手方向に形成された停止面56aと、突起部
44を蓋部20のオープン方向に加圧案内するよう螺旋
方向に傾斜して形成されたオープン案内面56bと、そ
れから突起部44が最も高い山部に至った時(C区間)突
起部44が蓋部50のクローズ方向に回動できるよう回
動軸部41の回転方向に所定長さに延びたクローズ案内
面56cと、を備える。
【0032】このような構成は突起部44が最も深い谷
に至った時(A区間)突起部44が停止面56aに係止さ
れることにより蓋部20が完全に開いた状態になってこ
れ以上のオープンが制限され得るようにしたものであ
り、突起部44がオープン案内面56bに位置する際
(B区間)突起部44がオープン案内面56bに押されな
がら蓋部20が開く方向に回動するようにしたものであ
り、突起部44が最も高い山部に至ってクローズ案内面
56cに沿って移動する際(C区間)蓋部20が自重によ
り自ら閉められるようにしたものである。
【0033】次いで、このような構成の本発明に係る貯
蔵庫ヒンジ装置の動作を説明する。使用者が貯蔵庫の蓋
部20を開閉する時は蓋部20と連結されたヒンジ軸4
0が蓋部20と共に回動し、ヒンジ軸40の回動軸部4
1に設けられた突起部44も回動する。この際、突起部
44は移動部材50の傾斜したカム溝56内で回動す
る。そして、移動部材50は加圧ばね60の弾性により
突起部44側に移動しようとする力を有する状態なの
で、ヒンジ軸40が回動する際(蓋部が開閉される時)ヒ
ンジ軸40の長手方向に進退しつつ突起部44を加圧す
る。そして加圧力を有する移動部材50の進退動作を通
して蓋部20の開閉方向に回転しようとして蓋部20の
容易な開閉がなされる。
【0034】このような動作は移動部材50が進退する
際傾斜したカム溝56が突起部44を加圧するためヒン
ジ軸40の回転をもたらし、ヒンジ軸40の開閉方向に
回転しようとすることで可能になる。すなわち、貯蔵庫
の蓋部20が図3のオープン区間に位置する際ヒンジ軸
40はオープン方向に回転しようとし、クローズ区間に
一致する際クローズ方向に回転するため、蓋部20の容
易な開閉が可能になる。
【0035】さらに詳しく説明すれば、貯蔵庫の蓋部2
0が開くときは図5に示した通り、移動部材50が突起
部44側に移動しつつカム溝56のオープン案内面56
bを通して突起部44を加圧し、突起部44は傾斜した
オープン案内面56bを通して押されながら蓋部20が
開く方向に回転する。すなわち、突起部44が図8のB
区間を経てA区間に押されるのでヒンジ軸40が開く方
向に回転しようとする力を有する。この際、加圧ばね6
0の弾性力を適切に調節してヒンジ軸40が開く方向に
回転しようとする力と蓋部20が自重により閉じようと
する力がほぼ同じくなるようにすれば、蓋部20が図3
のオープン区間内で停止された状態を維持できるように
なる。そして突起部44がカム溝56のA区間に至った
時は突起部44が停止面56aにかかってこれ以上の回
転が制限されるため、蓋部20はこれ以上開かない。
【0036】蓋部20が閉る時は突起部44が図8のB
区間からC区間に移動するので、移動部材50は図6に
示した通り、加圧ばね60側に移動し加圧ばね60は圧
縮される。そして、突起部44がクローズ案内面56c
(図8のC区間)に位置する時はクローズ案内面56c
がヒンジ軸40の回転方向と並んだ状態なので、加圧ば
ね60の弾性によるヒンジ軸40の回転力がいずれかの
方向にも作用しない。従って、この際蓋部20は蓋部2
0の自重により自ら回動しつつ閉る。すなわち蓋部20
が図3のクローズ区間に位置する時は自ら回動しつつ閉
る。
【0037】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明に係る貯蔵庫の
ヒンジ装置は小型化を通してヒンジ装置が本体の外部に
突出しない状態で本体と蓋部を連結できるため、貯蔵庫
の外観が美麗になるのみならず、貯蔵庫の設置のための
占有空間を小さくする効果を奏する。
【0038】また、本発明はヒンジ装置が従来に比べて
小型化し構造が簡単なので作製と設置が容易な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のキムチ冷蔵庫の蓋部装着構造を示した
断面図である。
【図2】 本発明が適用されたキムチ冷蔵庫の外形及び
蓋部装着構造を示した斜視図である。
【図3】 本発明が適用されたキムチ冷蔵庫の内部構成
及び蓋部装着構造を示した断面図である。
【図4】 本発明に係る貯蔵庫のヒンジ装置構成を示し
た分解斜視図である。
【図5】 本発明に係る貯蔵庫のヒンジ装置組立状態斜
視図であって、蓋部が開く時の動作を示した図である。
【図6】 本発明に係る貯蔵庫のヒンジ装置組立状態斜
視図であって、蓋部が閉る時の動作を示した図である。
【図7】 本発明に係る貯蔵庫ヒンジ装置の移動部材斜
視図である。
【図8】 本発明に係る貯蔵庫ヒンジ装置の移動部材に
形成されたカム溝の展開図である。
【図9】 本発明に係る貯蔵庫ヒンジ装置のヒンジ軸構
成を示した斜視図であって、他の実施例を示した図であ
る。
【符号の説明】
10 本体 20 蓋部 30 ヒンジ装置 31 ハウジングの胴体部 32、33 ハウジングのカバー部 32a、33a 軸着穴 40 ヒンジ軸 41 回動軸部 42 延長部 43 支持爪 44 突起部 46 円筒部材 50 移動部材 55 カム部 56 カム溝 60 加圧ばね 70 案内部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E032 BA01 CA02 EA03 EC01 3E084 AA05 AA14 AB10 BA02 CA03 FA06 GA06 GB06 KA16 3L102 JA01 KA03 KB12 KB13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体上部を開閉する蓋部を回動可能に連
    結する貯蔵庫のヒンジ装置において、 前記本体と前記蓋部のうちのいずれか一方に設けられる
    ハウジングと、 該ハウジングの内部に設けられ両端が前記ハウジングに
    回動自在に支持される回動軸部と、該回動軸部の一端か
    ら前記ハウジングの外部に延び前記本体と前記蓋部のう
    ちの他方に固定される延長部と、前記回動軸部の外面に
    設けられる一つ以上の突起部を備えたヒンジ軸と、 前記回動軸部の長手方向に進退するよう前記回動軸部の
    外面に結合され前記突起部と接する側にカム溝が形成さ
    れた移動部材と、 前記移動部材を前記突起部側に加圧するよう前記ハウジ
    ング内に設けられた加圧ばねを含むことを特徴とする貯
    蔵庫のヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングは所定の長さを備え、両
    端が開放された胴体部と、該胴体部の開放された両端に
    それぞれ結合される二つのカバー部を含み、 前記回動軸部の両端が前記二つのカバー部に支持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の貯蔵庫のヒンジ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの内部には前記移動部材
    の回転を制限すると同時に安定的な進退を案内するよう
    前記移動部材を貫通した状態に前記回動軸部と並んで配
    置され、両端が前記カバー部に固定される一つ以上の案
    内部材が設けられることを特徴とする請求項2に記載の
    貯蔵庫のヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 前記カバー部に結合される前記回動軸部
    の外面には前記回動軸部の軸方向移動を制限しつつ円滑
    な回転を可能にする支持爪が設けられることを特徴とす
    る請求項2に記載の貯蔵庫のヒンジ装置。
  5. 【請求項5】 前記加圧ばねは前記回動軸部の外面に嵌
    着される圧縮コイルばねであることを特徴とする請求項
    1に記載の貯蔵庫のヒンジ装置。
  6. 【請求項6】 前記移動部材には前記回動軸部の外面に
    挟込まれる円筒形のカム部が設けられ、前記カム溝が前
    記突起部と接する側の前記カム部の端部に傾斜した谷状
    に形成されることを特徴とする請求項1に記載の貯蔵庫
    のヒンジ装置。
  7. 【請求項7】 前記カム溝は前記突起部が最も深い谷部
    に至った時前記蓋部が完全に開いてこれ以上の回動が制
    限されるよう前記回動軸部の長手方向に形成された停止
    面と、前記移動部材が前記突起部側に加圧される際前記
    突起部を前記蓋部のオープン方向に加圧案内するよう螺
    旋方向に傾斜して形成されたオープン案内面と、前記突
    起部が最も高い山部に至った時前記突起部が前記蓋部の
    クローズ方向に回動するよう前記回動軸部の回転方向に
    形成された所定長さのクローズ案内面と、を含むことを
    特徴とする請求項6に記載の貯蔵庫のヒンジ装置。
  8. 【請求項8】 前記ヒンジ軸は前記回動軸部の外面に回
    転が制限された状態に挟込まれる円筒部材をさらに備
    え、前記突起部が前記円筒部材の外面に突出するよう形
    成されることを特徴とする請求項1に記載の貯蔵庫のヒ
    ンジ装置。
  9. 【請求項9】 前記円筒部材の内面には前記円筒部材の
    回転制限のための平面部が設けられ、前記回動軸部の外
    面には前記円筒部材の平面部に対応する平面部が設けら
    れることを特徴とする請求項8に記載の貯蔵庫のヒンジ
    装置。
  10. 【請求項10】 前記突起部は前記回動軸部の長手方向
    と交差方向に貫通するよう挟込まれるピンよりなること
    を特徴とする請求項1に記載の貯蔵庫のヒンジ装置。
  11. 【請求項11】 本体上部を開閉する蓋部を回動可能に
    連結する貯蔵庫のヒンジ装置において、 一端が前記本体と前記蓋部のうちのいずれか一方に固定
    され、他端が前記本体と前記蓋部のうちの他方に回動自
    在に結合され、回動する部分の外面に一つ以上の突起部
    が設けられたヒンジ軸と、 回転が制限された状態で前記ヒンジ軸の長手方向に進退
    するよう前記ヒンジ軸の外面に結合され前記突起部と接
    する側にカム溝が形成された移動部材と、 該移動部材を前記突起部側に加圧するよう設けられた加
    圧ばねを含むことを特徴とする貯蔵庫のヒンジ装置。
  12. 【請求項12】 前記ヒンジ軸は、前記回動軸部の外面
    に回転が制限されたまま挟み込まれる円筒部材をさらに
    含み、前記突起部が前記円筒部材の外面に突出形成され
    ることを特徴とする請求項11に記載の貯蔵庫のヒンジ
    装置。
  13. 【請求項13】 前記円筒部材の内面には前記円筒部材
    の回転制限のための平面部が設けられ、前記回動軸部の
    外面には前記円筒部材の平面部に対応する平面部が設け
    られることを特徴とする請求項12に記載の貯蔵庫のヒ
    ンジ装置。
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