JP2003090408A - 電動式アクチュエータ - Google Patents

電動式アクチュエータ

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JP2003090408A
JP2003090408A JP2001286625A JP2001286625A JP2003090408A JP 2003090408 A JP2003090408 A JP 2003090408A JP 2001286625 A JP2001286625 A JP 2001286625A JP 2001286625 A JP2001286625 A JP 2001286625A JP 2003090408 A JP2003090408 A JP 2003090408A
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JP
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tube
rod
piston
electric actuator
cover
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JP2001286625A
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English (en)
Inventor
Masaya Ogawa
雅也 小川
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Taiyo Steel Co Ltd
Taiyo Ltd
Original Assignee
Taiyo Steel Co Ltd
Taiyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特別な制御を行うことなく効率良く連続的に往
復駆動を行うこと。 【解決手段】電動機19を駆動源としてロッド14が直
線駆動する電動式アクチュエータ1であって、チューブ
11と、チューブ内に軸方向に沿って配置され電動機に
よって回転駆動されるクロスネジ軸16と、チューブの
端部に設けられたカバー12と、カバーを摺動可能に貫
通しチューブに対して出入り可能に設けられた中空のロ
ッド14と、ロッドの内側の端部に設けられチューブの
内周面を摺動するピストン15と、ピストンに設けられ
クロスネジ軸のネジ溝に係合するコマ33とを有してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機を駆動源と
してロッドが直線駆動する電動式アクチュエータに関す
る。本発明の電動式アクチュエータは、例えば、荷の引
き上げのためのウインチにおいて、ワイヤーを巻き取る
ドラムを軸方向に連続的に往復駆動するために用いられ
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、軽荷重の伸縮駆動の駆動
源として、エアーシリンダが使用されてきた。しかし、
エアーシリンダを動作させるためにはコンプレッサが必
要であり、その設置スペースと設備コストを要し、且つ
配管が必要であるとともに、エネルギー効率が悪いとい
う欠点がある。
【0003】エアーシリンダの効率の悪さを改善するた
めに、電動機を駆動源とする電動式アクチュエータがし
ばしば使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電動式アクチュエータ
を用いた場合に、回転運動を直線運動に変換するために
ボールネジなどのスクリューを使用することとなる。そ
のため、直線往復移動を行わせるために正転と逆転の制
御が必要となり、コスト高となる。
【0005】また、駆動機構となるスクリューおよびそ
の摺動部分の潤滑および外部環境からの保護を旨く行う
必要があるが、実際には容易ではない。本発明は、上述
の問題に鑑みてなされたもので、特別な制御を行うこと
なく効率良く連続的に往復駆動を行うことのできる電動
式アクチュエータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動式アク
チュエータは、電動機を駆動源としてロッドが直線駆動
する電動式アクチュエータであって、チューブと、前記
チューブ内に軸方向に沿って配置され前記電動機によっ
て回転駆動されるクロスネジ軸と、前記チューブの端部
に設けられたカバーと、前記カバーを摺動可能に貫通し
前記チューブに対して出入り可能に設けられた中空のロ
ッドと、前記ロッドの内側の端部に設けられ前記チュー
ブの内周面を摺動するピストンと、前記ピストンに設け
られ前記クロスネジ軸のネジ溝に係合するコマと、を有
してなる。
【0007】好ましくは、前記カバーと前記ロッドとの
間にはパッキンが設けられて互いに密に摺動するように
構成されており、前記チューブの内部において前記ピス
トンの移動にともなう容積変動によるエアーの吸排を行
うためのエアーブリーザが設けられてなる。
【0008】また、前記チューブ内には、潤滑油が、前
記チューブの軸が水平になるように配置したときに前記
クロスネジ軸の下方の表面が沈む程度に満たされてお
り、前記ピストンの外周面には、前記チューブの内周面
に接するように油含浸性材料が設けられ、前記カバーの
内周面には、前記ロッドの外周面に接するように油含浸
性材料が設けられてなる。
【0009】また、前記ロッドと前記ピストンとは、互
いの軸が偏心位置にあり、これによって前記ロッドが周
方向に回転不能となっている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る電動式アクチ
ュエータ1の断面正面図、図2は電動式アクチュエータ
1の要部を拡大して示す断面図、図3は電動式アクチュ
エータ1の左側面図、図4はピストン15に設けられた
コマ33とネジ溝との関係を示す図である。
【0011】これらの図において、電動式アクチュエー
タ1は、チューブ11、カバー12、カバー13、ロッ
ド14、ピストン15、クロスネジ軸16、ベアリング
17、減速機18、電動機19、およびエアーブリーザ
20などからなる。
【0012】チューブ11は、炭素鋼、ステンレス鋼、
またはアルミニウム合金などの金属材料からなる円筒状
のものである。カバー12およびカバー13は、チュー
ブ11のそれぞれの端部に設けられる。
【0013】ロッド14は、同様な金属材料から中空に
形成され且つ外側の端部に先端金具22が取り付けられ
ており、カバー12を摺動可能に貫通し、且つチューブ
11に対して出入り可能に設けられる。ロッド14の軸
心は、チューブ11の軸心とずれた位置に配置されてい
る。
【0014】カバー12には、ロッド14が貫通するよ
うに穴が設けられ、その穴の内周面に、後述する油含浸
性材料35と同様な材料からなる油含浸性材料36、パ
ッキン37、およびウエアリングなどが設けられる。パ
ッキン37によって、ロッド14はカバー12に対して
密に摺動する。
【0015】ピストン15は、ロッド14の内側の端部
に設けられ、チューブ11の内周面を摺動する。ロッド
14は、チューブ11に対して偏心しているため、ピス
トン15に対しても偏心している。つまり、ロッド14
とピストン15とは、互いの軸が偏心位置にあり、これ
によって、ロッド14およびピストン15は、チューブ
11およびカバー12に対して周方向に回転不能となっ
ている。
【0016】クロスネジ軸16は、チューブ11内に軸
方向に沿って配置され、ベアリング17によって回転可
能に支持される。クロスネジ軸16の外周面には、右ネ
ジ溝31と左ネジ溝32とが互いに交差するように、且
つそれらのネジ溝31,32が軸方向の端部において互
いに連続するように形成されている。
【0017】クロスネジ軸16は、減速機18を介し、
電動機19によって回転駆動される。ピストン15に
は、軸34によって回転可能なコマ33が設けられてい
る。コマ33は、平面視が長円状であり、クロスネジ軸
16のネジ溝31,32のいずれか一方に入り込んで係
合し、係合したネジ溝に沿って移動する。コマ33は、
ネジ溝の端部までくると、そのまま連続して他方のネジ
溝に入って係合し、それまでとは逆の方向に移動を開始
する。
【0018】但し、実際は、ピストン15が回転しない
ので、クロスネジ軸16の回転にともなって、コマ33
つまりピストン15が直線方向に往復移動する。ピスト
ン15の往復移動によってロッド14が往復移動する。
【0019】また、ピストン15には、その外周面に、
円環状の溝が設けられており、その溝に、チューブ11
の内周面に接するように油含浸性材料35が設けられ
る。油含浸性材料35として、油の含浸性が良好で、且
つ摺動性の良好なものが用いられる。例えば、フェルト
などの不織布、ポリウレタンフォーム、発泡NBR(連
泡)などが用いられる。なお、油含浸性材料35は、チ
ューブ11の全周にわたって設けられなくてもよい。つ
まり、油が溜められる部分では、油が左右に連通する必
要があるので、油含浸性材料35の環状の一部を切り欠
いたりまたは穴を設けるなど、油の連通路を確保する必
要がある。
【0020】カバー13には、一方のシリンダ室に連通
する連通穴41が設けられており、連通穴41に、半円
を描くように曲げられた管路からなるエアーブリーザ2
0が取り付けられている。エアーブリーザ20は、ピス
トン15の移動にともなうシリンダ室の容積変動を吸収
するため、大気との間でエアーの吸排を行う。
【0021】チューブ11の内部には油が入っている。
すなわち、電動式アクチュエータ1は、多くの場合にチ
ューブ11の軸が水平になるように配置して使用され
る。そのように配置されたときに、クロスネジ軸16の
下方の表面が沈む程度に、油が図の油面JMまで満たさ
れている。
【0022】したがって、油含浸性材料35,36の一
部は必ず油に浸り、毛細管現象によって油含浸性材料3
5,36の全体に油に含浸する。油含浸性材料35,3
6に含浸した油によって、チューブ11とピストン1
5、およびカバー12とロッド14とのそれぞれの間の
潤滑が行われる。また、クロスネジ軸16の外周面の一
部が常に油に浸るので、その回転によってクロスネジ軸
16の外周面の全周が油に浸ることとなり、ピストン1
5との間の潤滑が行われる。さらに、コマ33とネジ溝
31,32との間の潤滑も行われる。
【0023】本実施形態の電動式アクチュエータ1によ
ると、電動機19を連続的に回転駆動することにより、
ロッド14は連続的に往復運動を行う。したがって、先
端金具22にワイヤーを巻き取るドラムを連結しておけ
ば、ドラムを軸方向に容易に往復駆動することができ
る。
【0024】さらに、本実施形態の電動式アクチュエー
タ1では、クロスネジ軸16が中空のロッド14の内部
に収納され、且つ、チューブ11の内部に密封状態で納
められるので、外部環境の如何に影響されることなく、
確実な動作が行われる。しかも、摺動部分の潤滑が充分
に効率良く行われる。密閉構造としたことにより生じる
容積変動によるエアー圧の変化は、エアーブリーザ20
の作用によって解消される。ロッド14とピストン15
との偏心によって、ピストン15の回転が防止される。
【0025】このように、本実施形態の電動式アクチュ
エータ1では、簡単な構造であるにも係わらず、特別な
制御を行うことなく効率良く連続的に往復駆動を行うこ
とができる。
【0026】その他、電動式アクチュエータ1の各部ま
たは全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発
明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、特別な制御を行うこと
なく効率良く連続的に往復駆動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動式アクチュエータの断面正面
図である。
【図2】電動式アクチュエータの要部を拡大して示す断
面図である。
【図3】電動式アクチュエータの左側面図である。
【図4】ピストンに設けられたコマとネジ溝との関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 電動式アクチュエータ 11 チューブ 12 カバー 14 ロッド 15 ピストン 16 クロスネジ軸 19 電動機 20 エアーブリーザ 35,36 油含浸性材料 37 パッキン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機を駆動源としてロッドが直線駆動す
    る電動式アクチュエータであって、 チューブと、 前記チューブ内に軸方向に沿って配置され前記電動機に
    よって回転駆動されるクロスネジ軸と、 前記チューブの端部に設けられたカバーと、 前記カバーを摺動可能に貫通し前記チューブに対して出
    入り可能に設けられた中空のロッドと、 前記ロッドの内側の端部に設けられ前記チューブの内周
    面を摺動するピストンと、 前記ピストンに設けられ前記クロスネジ軸のネジ溝に係
    合するコマと、 を有してなることを特徴とする電動式アクチュエータ。
  2. 【請求項2】前記カバーと前記ロッドとの間にはパッキ
    ンが設けられて互いに密に摺動するように構成されてお
    り、 前記チューブの内部において前記ピストンの移動にとも
    なう容積変動によるエアーの吸排を行うためのエアーブ
    リーザが設けられてなる、 請求項1記載の電動式アクチュエータ。
  3. 【請求項3】前記チューブ内には、潤滑油が、前記チュ
    ーブの軸が水平になるように配置したときに前記クロス
    ネジ軸の下方の表面が沈む程度に満たされており、 前記ピストンの外周面には、前記チューブの内周面に接
    するように油含浸性材料が設けられ、 前記カバーの内周面には、前記ロッドの外周面に接する
    ように油含浸性材料が設けられ、 てなる請求項1または請求項2記載の電動式アクチュエ
    ータ。
  4. 【請求項4】前記ロッドと前記ピストンとは、互いの軸
    が偏心位置にあり、これによって前記ロッドが周方向に
    回転不能となっている、 請求項1記載の電動式アクチュエータ。
JP2001286625A 2001-09-20 2001-09-20 電動式アクチュエータ Pending JP2003090408A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182551A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Ckd Corp 電動アクチュエータ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH034962U (ja) * 1989-06-02 1991-01-18
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JP2001124175A (ja) * 1999-10-29 2001-05-08 Iai:Kk アクチュエータ

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