JP2003089870A - スパツタリング方法及び該方法に使用するスパツタリングターゲット用カバー - Google Patents

スパツタリング方法及び該方法に使用するスパツタリングターゲット用カバー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパツタリング装置に装着する際、スパツタ
リングターゲットが傷つけられたり、汚染されたり、ダ
ートマーク(dirt marks)が付いたり等しないようにす
る、スパツタリング方法及び該方法に使用するカバーを
提供すること。 【解決手段】 ターゲット材22の上面及び周面を覆
う、一端が開口して、他端が閉じた、円筒形状のカバー
部分11と、該カバー部分11の開口端に取り付けられ
た複数個の留めピン部分12とを具備したカバー10を
予めスパッタリングターゲット20に装着して、ターゲ
ット材22の上面、周面を保護してから、スパッタリン
グターゲット20をスパッタリング装置30に固定す
る。固定作業終了後にカバー10を取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタリングタ
ーゲットをスパッタリング装置に装着する際、該スパッ
タリングターゲットの汚染や破損等を防止する、スパツ
タリング方法、及び該方法に使用するスパツタリングタ
ーゲット用カバーに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】スパツタリングターゲ
ットは、通常、搬送時や保管時にターゲット材表面への
塵の付着や、ターゲット材表面の破損等を防止するため
に、包装材内に収容されている。しかし、包装材を開封
し、スパッタリングターゲットを、スパツタリング装置
のカソードにボルトにより固定する際、不注意によって
工具でターゲット材表面に引っ掻き傷を付けてしまうそ
れがあった。また、この固定に際し、気密性保持のため
のスパッタリングターゲットの基台にOリングを装着す
るが、該Oリングのグリースがターゲット材を汚染し、
これがスパッタリングの際のパーティクルを引き起こす
原因となっていた。
【0003】スパッタリングターゲットをスパッタリン
グ装置に固定する際に生ずる汚染等は作業者の不注意と
見なされて、特に対策が取られていたわけではない。タ
ーゲット材表面の汚染に対する対策は、もっぱら搬送
時、保管時に対して行われていたのが現状である。
【0004】しかし、気付かずにターゲット材表面がO
リングのグリース等によって汚染されて、これが原因と
なりスパッタリング中にパーティクルが発生し、最終製
品であるマイクロデバイスの歩留まりを下げることもあ
り、根本的な対策が要望されていた。
【0005】また、スパッタリングターゲットをスパッ
タリング装置に固定する際、ターゲット材の表面を傷つ
けたり、汚染したりしないように注意しなければなら
ず、これがスパツタリング作業能率を低下させる一因と
なり、作業能率の観点からも根本的な対策が要望されて
いた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、スパツタリングターゲットをスパツタリング装置に
装着する際、スパツタリングターゲットが傷つけられた
り、汚染されたり、ダートマーク(dirt marks)が付いた
り等しないようにする、スパツタリング方法及び該方法
に使用するカバーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のスパツタリング方法は、スパッタリングターゲット
をスパッタリング装置内に装着してスパッタリングを行
うスパッタリング方法にして、次の乃至の工程を具
備することを特徴とする。
【0008】スパツタリングターゲットにカバーを被
せ、該スパッタリングターゲットを保護する工程; 保護工程でカバーが被せられたスパッタリングターゲ
ットを、スパッタリング装置内に固定し、またOリング
を、スパッタリングターゲットの基台に設けた溝に装着
する工程; 装着工程完了後、カバーを取り外す工程。
【0009】前記カバーは、前記スパッタリングターゲ
ットを覆うカバー部分と、該カバー部分を前記スパッタ
リングターゲットの基台に着脱可能に取り付ける留めピ
ン部分からなる。この留めピン部分は、前記スパッタリ
ングターゲットの基台に設けられた、Oリングを外すた
めのOリング外し溝に係脱可能に係合する係合ピンであ
ることが好ましい。
【0010】また、前記スパッタリング装置が、直流グ
ロー放電によりスパッタリングを行う直流スパッタリン
グ装置である場合、前記カバーを非磁性材料から構成す
ることが好ましい。この場合、前記カバー部分と前記留
めピン部分を別体に構成し、前記カバー部分をアクリル
樹脂製で、前記留めピン部分をPEEK(ポリエーテル
エーテルケトン)樹脂製とすることが好ましい。
【0011】また、上記目的を達成する本発明のスパツ
タリングターゲット用カバーは、スパッタリングターゲ
ットを保護するスパツタリングターゲット用カバーにし
て、スパッタリングターゲットをスパッタリング装置に
装着する際、該スパッタリングターゲットを覆い、ター
ゲット表面(上面、周面)を保護するための、一端が開
口し、他端が閉じたカバー部分と、該カバー部分の一端
縁部に設けられて、カバー部分を前記スパッタリングタ
ーゲットの基台に着脱可能に取り付ける留めピン部分か
らなることを特徴とする。
【0012】前記留めピン部分は、前記スパッタリング
ターゲットの基台に設けられた、Oリングを外すための
Oリング外し溝に係脱可能に係合する係合ピンであるこ
とが好ましい。
【0013】また、前記カバー部分と前記留めピン部分
を別体に構成し、前記カバー部分をアクリル樹脂製で、
前記留めピン部分をPEEK(ポリエーテルエーテルケ
トン)樹脂製とすることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例について添
付図面を参照して説明する。図1は本発明のカバーを装
着した、スパツタリングターゲットの断面図、図2は同
スパッタリングターゲットの平面図、図3はカバーの底
面図、図4は同カバーの部分断面図、図5は留めピン部
分のための取付孔を示す、図3のA部分の部分拡大図、
図6は取付孔内に留めピン部分が差し込まれた状態を示
す、図4のB部分の部分拡大図、図7は本発明のスパッ
タリング方法に使用するスパッタリング装置の概略断面
図、図8は本発明の方法を説明するフローチャートであ
る。
【0015】まず、本発明のスパツタリングターゲット
用カバーの一実施例を図1乃至図6を参照して説明す
る。スパッタリングターゲット20は、例えば、円盤状
の基台21上にアルミニウム(Al)やチタン(Ti)等のター
ゲット材22を肉盛りして構成される。基台21の表面
周縁部には、ターゲット材22を囲むようにOリング2
3を装着するためのOリング用溝24が設けられ、また
該Oリング用溝24の内側に位置して、Oリング用溝2
4に連通し、Oリング用溝24からOリング23を取り
外す際に工具が差し込まれる、Oリング外し溝25がほ
ぼ等間隔に4個設けられている。また、Oリング用溝2
4の外側に位置する、基台21の周縁部には、図2に示
すように、スパッタリングターゲット20をスパッタリ
ング装置30(図7参照)に固定する際に使用する有頭
ボルト(図示せず)の挿通孔26が等間隔に20個設け
られる。
【0016】このようなスパッタリングターゲット20
をスパッタリング装置30(図7参照)に装着する際に
ターゲット材22を傷、汚れ、ダートマーク(dirt mark
s)等から保護する、本発明のカバーの一実施例を説明す
る。
【0017】本実施例によれば、カバー10は、ターゲ
ット材22の上面及び周面を覆う、一端が開口して、他
端が閉じた、円筒形状のカバー部分11と、該カバー部
分11の開口端に取り付けられた複数個の留めピン部分
12とを具備する。
【0018】カバー部分11は、例えば、アクリル樹脂
から形成されていて、6インチのスパッタリングターゲ
ット20上のターゲット材22を囲繞する大きさに設定
されている。また、カバー部分11の一端に設けられた
開口端面には、留めピン部分12を差し込んで取り付け
るための取付孔13がカバー部分11の円周方向に沿っ
てほぼ等間隔に複数個、例えば12個設けられている
(図3及び図5参照)。
【0019】留めピン部分12は、Oリング外し溝25
内に係脱自在に係合するように構成されていて(留めピ
ン部分12の外径がOリング外し溝25に合わせて設定
されていて)、繰り返して使用している間に折損した
り、破損したりするおそれがある。このため、留めピン
部分12は、アクリル樹脂よりも硬く、折れにくい、例
えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂によ
りカバー部分11と別体に形成されていて、折損した
り、破損した場合、新たな留めピン部分12をカバー部
分11の別の取付孔13に差し込んで取り付けることが
できるようにしてある。
【0020】本実施例では、留めピン部分12は、例え
ば4個あり、互いに等しい間隔をあけて(留めピン部分
12間の開き角度が90゜となるようにして)、カバー
部分11に設けられた12個の取付孔13のうち、所定
の4個の取付孔13内に差し込むことにより、カバー部
分11に簡単に取り付けられるようにしてある。
【0021】留めピン部分12をカバー部分11と一体
にした場合、留めピン部分12が折損、破損した場合、
カバー部分11に破損部分がなくてもカバー10全体を
廃棄しなければならず、不経済となるが、このような事
態を回避することが出来る。
【0022】上記実施例のカバー10によれば、カバー
10をスパッタリングターゲット20に装着する際、ス
パッタリングターゲット20の基台21に設けられたO
リング外し溝25を利用できるように、留めピン部分1
2を形成して、この留めピン部分12を介してスパッタ
リングターゲット20に着脱自在に装着できるように構
成してあるので、スパッタリングターゲット20にカバ
ー10を取り付けるための特別の加工を施さずに済み、
またターゲット材22を消費して新たなスパッタリング
ターゲット20と交換する場合にも、引き続き使用が可
能で、経済的である。
【0023】また、カバー10は、カバー部分11がア
クリル樹脂製で、また留めピン部分12がPEEK樹脂
製であり、共に非磁性体から構成されているので、スパ
ッタリング装置30が、直流グロー放電によりスパッタ
リングを行うタイプの直流スパッタリング装置である場
合に都合がよい。すなわち、直流スパッタリング装置内
に装備したマグネット31(図7参照)の磁力の影響に
よって工具類(スパッタリングターゲット20をスパッ
タリング装置30に固定するための工具類)がカバー1
0に衝突して、カバー10を破損するようなおそれがな
い。
【0024】次ぎに、図7及び図8を参照して、本発明
のスパッタリング方法の一実施例について説明する。本
実施例のスパッタリング方法では、図1乃至図6のカバ
ー10を使用して行う。また、スパッタリング装置30
は、例えば、図7に示す直流スパッタリング装置を使用
する。この直流スパッタリング装置は、チャンバ32内
で直流グロー放電を行い、生成されたイオンを負電位の
カソード33上に固定したスパッタリングターゲット2
0のターゲット材22に衝突させ、放出された原子をス
パッタリングターゲット20と対向する位置に配置され
たウェハ34上に付着させるように構成される。なお、
カソード33付近に配置されたマグネット31は、グロ
ー放電を促進させる。図7中、35は直流電源、36は
チャンバ32に設けられたアルゴンガス導入口、37は
真空ポンプ(図示せず)に接続される、チャンバ32に
設けられた吸引口である。
【0025】まず、スパッタリングターゲット20の包
装材(図示せず)を開封する(ステップ40)。この
際、包装材によりターゲット材22の表面を傷つけた
り、汚染したりしないように注意する。次いで、カバー
10を、カバー部分11でターゲット材22の上面及び
周面が空間をあけて覆われるように、スパッタリングタ
ーゲット20上に載置し、留めピン部分12の先端部を
スパッタリングターゲット20の基台21に設けたOリ
ング外し溝25に係合させる(ステップ41)。このよ
うにしてカバー10を装着し、ターゲット材22を保護
したら、スパッタリングターゲット20をチャンバ32
のカソード33に有頭ボルト(図示せず)を介して固定
し、またカバー10の外側からOリング23を被せてO
リング用溝24内に装着する(ステップ42)。図7は
この状態を示している。スパッタリングターゲット20
の装着完了後、留めピン部分12の先端部とOリング外
し溝25との係合を解除し、カバー10をスパッタリン
グターゲット20から外し、ターゲット材22を露呈さ
せる(ステップ43)。次いで、チャンバ32内を所定
の圧力まで減圧し、直流電源35により所定の電圧を印
加し、チャンバ32内で直流グロー放電させ、スパッタ
リングを行う(ステップ44)。ウェハ34上にターゲ
ット材22が付着して膜形成が行われたら、チャンバ3
2から取り出し、新たなウェハ34を装着して、ターゲ
ット材22が無くなるまで、スパッタリングを繰り返
す。ターゲット材22が無くなり、さらにスパッタリン
グを繰り返す場合には、ターゲット材22が無くなった
スパッタリングターゲット20をカソード33から外
し、新たなスパッタリングターゲット20を準備し、同
様のステップを繰り返す。
【0026】上記実施例のスパッタリング方法によれ
ば、予めスパッタリングターゲット20にカバー10を
装着して、ターゲット材22を保護した状態で、スパッ
タリングターゲット20をカソード33に固定し、スパ
ッタリングターゲット20の基台にOリング23を装着
するので、ターゲット材22の表面が工具類によって引
っ掻き傷が付けられたり、Oリング23のグリースによ
って汚染されたりするおそれがなく(付着したグリース
がスパッタリング中にパーティクルとなることがな
く)、このようなスパッタリング方法を繰り返して製造
されるマイクロデバイス等の歩留まりを向上させること
が可能となる。また、スパッタリングターゲット20を
カソード33に固定する固定作業において、ターゲット
材22の表面が傷付けられたり、汚染されたりしないよ
うに留意する必要がなくなり、スパッタリング作業の能
率を向上させることが可能となる。
【0027】また、図1乃至図6に示すカバー10を使
用することにより、経済的にターゲット材22の表面を
保護することが出来る。また、カバー10は上述した如
く繰り返し使用可能である。
【0028】なお、スパッタリング装置30にマグネッ
ト31が装備されていない場合、カバー10を、基台2
1に接触する部分を除いて、金属で構成することも可能
である。カバー10の基台21と接触する部分は、カバ
ー10と基台21との擦過によってパーティクルが発生
するのを防止するために、アクリル樹脂等の合成樹脂に
より構成する。また、マグネット31を装備したスパッ
タリング装置30であっても、カバー10を、基台21
に接触する部分を除いて、アルミニウムや銅等の非磁性
金属により構成することも可能である。
【0029】また、留めピン部分12をカバー部分11
の取付孔13に差し込むようにした場合を示したが、取
付孔13に雌ネジを形成し、留めピン部分12に雄ネジ
を形成して、留めピン部分12を取付孔13に螺合する
ようにしてもよい。また、差し込んだり、螺合したりす
る代わりに、接着剤を使用して留めピン部分12をカバ
ー部分11に固定するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスパッタリ
ング方法によれば、カバーによって予めターゲット材を
保護してからスパッタリングターゲットをスパッタリン
グ装置に固定し、固定作業完了後にカバーを取り外すよ
うにしているので、スパッタリングターゲットをスパッ
タリング装置に固定する際に生じるターゲット材の傷、
汚れ等を確実に防止することが出来る。また、スパツタ
リングターゲットの固定作業に際し、ターゲット材の
傷、汚れ等に留意しなくても済み、固定作業の能率が向
上する。
【0031】また、本発明のスパッタリングターゲット
用カバーによれば、スパッタリングターゲットを覆い、
ターゲット材表面(上面、周面)を保護するための、一
端が開口し、他端が閉じたカバー部分と、該カバー部分
の一端縁部に設けられて、カバー部分を前記スパッタリ
ングターゲットの基台に着脱可能に取り付ける留めピン
部分からなるので、スパッタリングターゲットへの装着
が容易であり、ターゲット材表面の傷、汚れを確実に防
止することが出来る。
【0032】また、留めピン部分を、スパッタリングタ
ーゲットの基台に設けられているOリング外し溝に係脱
自在に係合できるように構成した場合には、スパッタリ
ングターゲットにカバーを取り付けるための加工を何ら
施さなくても済み、既存のスパッタリングターゲットに
そのままカバーを取り付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカバーを装着した、スパツタリングタ
ーゲットの断面図である。
【図2】同スパッタリングターゲットの平面図である。
【図3】カバーの底面図である。
【図4】同カバーの部分断面図である。
【図5】留めピン部分のための取付孔を示す、図3のA
部分の部分拡大図である。
【図6】取付孔内に留めピン部分が差し込まれた状態を
示す、図4のB部分の部分拡大図である。
【図7】本発明のスパッタリング方法に使用するスパッ
タリング装置の概略断面図である。
【図8】本発明のスパッタリング方法を説明するフロー
チャートである。同底面図である。
【符号の説明】
10 カバー 11 カバ
ー部分 12 留めピン部分 13 取付
孔 20 スパッタリングターゲット 21 基台 22 ターゲット材 23 Oリ
ング 24 Oリング用溝24 25 Oリ
ング外し溝25 30 スパッタリング装置 32 チャ
ンバ 33 カソード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 康之 茨城県つくば市北原10番地 株式会社 エ ルエスアイ ロジック ジャパン セミコ ンダクター内 (72)発明者 高橋 和行 茨城県つくば市北原10番地 株式会社 エ ルエスアイ ロジック ジャパン セミコ ンダクター内 (72)発明者 平 政春 茨城県つくば市北原10番地 株式会社 エ ルエスアイ ロジック ジャパン セミコ ンダクター内 Fターム(参考) 4K029 DA10 DC22 DC34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリングターゲットをスパッタリ
    ング装置のチャンバ内に装着してスパッタリングを行う
    スパッタリング方法にして、 前記スパツタリングターゲットにカバーを被せて、該ス
    パッタリングターゲットを保護する工程と、 前記保護工程でカバーが被せられた前記スパッタリング
    ターゲットを、前記チャンバ内に固定し、またOリング
    を、前記スパッタリングターゲットの基台に設けた溝に
    装着する工程と、 前記装着工程完了後、前記カバーを取り外す工程とを具
    備してなることを特徴とするスパッタリング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスパッタリング方法に
    して、 前記カバーは、前記スパッタリングターゲットを覆うカ
    バー部分と、該カバー部分を前記スパッタリングターゲ
    ットの基台に着脱可能に取り付ける留めピン部分からな
    ることを特徴とするスパッタリング方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスパッタリング方法に
    して、 前記留めピン部分は、前記スパッタリングターゲットの
    基台に設けられた、前記Oリングを外すためのOリング
    外し溝に係脱可能に係合する係合ピンであることを特徴
    とするスパッタリング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか一項に記載のス
    パッタリング方法にして、 前記スパッタリング装置は、直流グロー放電によりスパ
    ッタリングを行う直流スパッタリング装置で、前記カバ
    ーは、非磁性材料から構成されることを特徴とするスパ
    ッタリング方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のスパッタリング方法に
    して、 前記カバー部分と前記留めピン部分は別体に構成され、
    前記カバー部分はアクリル樹脂製で、前記留めピン部分
    はPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂製であ
    ることを特徴とするスパッタリング方法。
  6. 【請求項6】 スパッタリングターゲットを保護するス
    パツタリングターゲット用カバーにして、 前記スパッタリングターゲットをスパッタリング装置に
    装着する際、該スパッタリングターゲットを覆い、ター
    ゲット材の表面を保護するための、一端が開口し、他端
    が閉じたカバー部分と、該カバー部分の一端縁部に設け
    られて、カバー部分を前記スパッタリングターゲットの
    基台に着脱可能に取り付ける留めピン部分からなること
    を特徴とするスパツタリングターゲット用カバー。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のスパツタリングターゲ
    ット用カバーにして、 前記留めピン部分は、前記スパッタリングターゲットの
    基台に設けられた、Oリングを外すためのOリング外し
    溝に係脱可能に係合する係合ピンであることを特徴とす
    るスパツタリングターゲット用カバー。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載のスパツタリング
    ターゲット用カバーにして、 前記カバー部分と前記留めピン部分は別体に構成され、
    前記カバー部分はアクリル樹脂製で、前記留めピン部分
    はPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂製であ
    ることを特徴とするスパツタリングターゲット用カバ
    ー。
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