JP2003089457A - ウエブ切断巻付装置 - Google Patents
ウエブ切断巻付装置Info
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Abstract
をなくし、2層,3層の順次巻取りにおける皺の転写に
よる品質阻害を解消する。 【解決手段】前工程から送られてくるウエブWを連続的
に一定の長さ毎に巻芯に巻取る巻取機において、巻芯1
表面に粘着処理なくウエブの切断巻付を可能とするトラ
バース切断装置2と、ウエブを新巻芯1の表面に少なく
とも5/6周以上巻付を可能とするガイドプレート3を
設け、切断するウエブの巻付端を巻芯1とタッチローラ
11の接点に近接せしめる。
Description
定長さ毎に巻芯に巻取る巻取機におけるウエブ切断巻付
装置に関するものである。
工程より連続的に送られてくるウエブを一定長さ毎にタ
ッチローラを介して巻芯に巻付け、押えローラで押さえ
て巻替えることが行われているが、この巻替えにおいて
従来、巻芯の表面に粘着テープ等を貼り付け、一定長さ
のウエブが巻かれた満巻ロールから新巻芯に至る途中の
ウエブを新巻芯に押し付け、直ちに切断刃により切断し
てウエブの切断先端を新巻芯に巻付けることが行われて
いた。
着テープを使用して巻かれた巻取ロールは、これを次工
程で巻き出す場合、粘着テープの糊が機械に付着するこ
とがあり、また巻取り時においても巻芯の表面に粘着テ
ープを巻き付ける作業が増えると共に、テープ費用もか
かることから問題となって、上記方式に代わり巻取機で
のウエブの巻替えに粘着テープを使用しない、いわゆる
ノーテープ巻付方式が採用されている。このノーテープ
方式は、図6に示すように前工程より連続的に送られて
くるウエブWを一定長さ毎にタッチローラ11を介して
巻芯1に巻付け、押えローラ14で押さえて巻替える
が、この一定長さのウエブが巻かれた満巻ロールRから
新巻芯1に至る途中のウエブWを切断刃12により切断
して巻付ガイドローラ13を用いて新巻芯1に巻き付け
るものである。
れている上記ノーテープ巻付方式はウエブの物性から、
新巻芯に巻き付けるウエブの巻付角度θ(図6参照)が
1/4周、即ち90°程度であっても十分に新巻芯に皺
なく折れ込みなく巻付けることができている。しかし、
フィルムの物性において軟らかい性質の軟質塩化ビニ
ル,ポリエチレン,ポリビニルアルコール等においては
新巻芯に十分な巻付がなされていない。即ち、図6にお
ける巻付角度θの約90°、即ち(360°−270
°)の間でウエブを切断し、巻付ガイドローラ13によ
り新巻芯1表面にウエブWの先端を運ぶことになるが、
ウエブの腰がなく、軟らかいため、巻付角度θが大きい
と、切断したウエブの先端が新巻芯1とタッチローラ1
1の接点に達するまでの長さが長くなり、このため、真
っ直ぐに進まず、皺となって送り込まれて、この皺が新
巻芯に巻付き、この上に2層,3層と順次巻取られるこ
とによって巻付時の皺が次に巻かれるウエブに転写さ
れ、巻取ったウエブの品質を阻害することが起こる。
付角度を小さく、新巻芯に所定以上の巻付を可能とする
ウエブガイドプレートを組み合わせることを見出すこと
により上記軟質樹脂のウエブ巻付時における皺を無く
し、皺転写による品質阻害を解消することを目的とする
ものである。
する本発明の特徴は前工程から送られるウエブを連続的
に一定長さ毎に巻芯に巻取る巻取機において、巻芯表面
に粘着処理なくウエブの切断巻付を可能とするトラバー
ス切断装置と、ウエブを新巻芯の表面に少なくとも5/
6周以上にわたり巻付を可能とするガイドプレートを設
けたことにある。ここでガイドプレートはウエブを新巻
芯の表面に少なくとも5/6周以上巻付可能であること
が肝要で、その構成は種々の態様が可能である。
においてエアーパイプを有し、プレート中の流通路を通
して先端の吹付ノズルより圧縮空気を噴射するようにす
る。この構成は必ずしもウエブとガイドプレート先端と
は接触する必要はない。しかし、ガイドプレートの先端
部をウエブに接触させるようにしてもよく、この場合、
ガイドプレートの先端はクロームメッキ,フッ素樹脂加
工などにより滑り性を良好ならしめ、かつ丸味を付与さ
せるのが好ましい。(請求項3)また、ガイドプレート
先端部にガイドコロを組み込み滑りを良好ならしめるこ
とも可能である。(請求項4)
毎に巻芯に巻取るに際し、ロッドレスシリンダー等によ
り切断刃をウエブの流れ方向に対し横断走行(トラバー
ス)してウエブを切断するとき、ガイドプレート先端部
をウエブに接触させ、又は圧縮空気によりウエブを押し
込んで新巻芯に対し、その5/6周以上、巻付かせた状
態で切断刃により切断する。
6周以下、即ち巻付角度60°以下の間でウエブは切断
され、切断されたウエブの先端はすぐ近くの新巻芯とタ
ッチローラの接点に達し、軟らかいウエブでも皺なく巻
付けることができる。
発明の具体的な実施態様を説明する。
あり、両側のターレット盤4,4間に亘設された巻取軸
5に巻芯1が嵌着され、前工程より連続的に送られてく
るウエブWをタッチローラ(図示せず)と巻芯1の間を
通して巻芯に巻付け、切断して巻取ることは従来と同様
であるが、図1においては切断装置としてロッドレスエ
アシリンダー等(図示せず)によりレザー刃等をウエブ
の流れ方向に対し横断走行させてウエブを切断するトラ
バース切断装置2が配設されており、また、ウエブWを
巻芯1の表面に巻付けるのを補助する本発明の特徴をな
すガイドプレート3がウエブ幅方向に延びて設けられて
いる。このうち、トラバース切断装置は従来より使用さ
れている既知のものが用いられる。これに対し、ガイド
プレート3は巻芯1への巻付範囲を決めるものであり、
その先端は巻芯1とタッチローラとの接点に対向して近
接するよう配設されている。
要部のみ示しており、巻芯1へのウエブ巻付時、巻芯表
面にウエブ巻付がなされていない範囲の角度、即ち巻付
角度θ′を出来る限り小ならしめるべく、巻芯1の表面
に従来の3/4周を越える少なくとも5/6周以上にわ
たり巻付け可能なように設定されている。
ブWを巻芯1に対し少なくとも5/6周以上巻付け可能
であることが重要であり、このためにはガイドプレート
3の先端を巻芯1とタッチローラ11との接点に出来る
だけ近づけることが肝要である。
様を示しており、図3においてはガイドプレート3が基
端部においてエアーパイプ3aを有しており、プレート
部を通して圧縮空気流通路3bが形成され、先端部が圧
縮空気噴出のための吹付ノズル3cとなってウエブWと
ガイドプレート3を直接、接触させないが、噴出空気に
より切断巻付端を巻芯1に吹付けて皺にならないような
巻付を可能ならしめている。
直接、ウエブWとガイドプレート3先端部を近接させて
行うのに適した構造であり、ガイドプレート3の先端部
に細いガイドコロ6が組み込まれている。
7を付与したものである。この場合、ウエブがガイドプ
レートの先端を擦るが、物性によってはウエブ表面に傷
が生じないか、または生じても問題のない場合があるの
で、このような場合の使用に好適である。なお、ガイド
プレート先端はウエブに接近するので、ガイドプレート
の先端部をクロームメッキ,フッ素樹脂加工などにより
滑りのよい材質にすることが好適である。かくして、以
上の装置により切断,巻付に際し、巻芯に皺無く、折れ
込みなく巻付けることができる。
巻替え、巻取る巻取機において、巻芯表面に粘着処理な
くウエブの切断巻付を可能とするトラバース切断装置
と、ウエブを新巻芯の表面に少なくとも5/6周以上、
巻付を可能とするガイドプレートを設けた切断,巻付装
置であり、従来、巻芯に巻付がなされていない範囲が1
/4周程度であったのに対し、1/6周以下と小さくす
ることを可能ならしめたため、切断したウエブの巻付端
を巻芯とタッチローラの接点に近接せしめることがで
き、切断,巻付時、巻付端がすぐ近くの上記接点に達
し、軟らかいウエブでも皺なく巻付けることが可能であ
り、従来、懸念されていた2層,3層への皺転写の問題
も一掃される顕著な効果を有する。
図である。
である。
示す要部概要図である。
の態様を示し、(イ)は正面図、(ロ)は側面図であ
る。
1つの態様を示し、(イ)は正面図、(ロ)は側面図で
ある。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】前工程から送られるウエブを連続的に一定
長さ毎に巻芯に巻取る巻取機において、巻芯表面に粘着
処理なくウエブの切断巻付を可能とするトラバース切断
装置と、ウエブを新巻芯の表面に少なくとも5/6周以
上にわたり巻付を可能とするガイドプレートを設けたこ
とを特徴とするウエブ切断巻付装置。 - 【請求項2】ガイドプレートが基端部においてエアーパ
イプを有し、プレート中の流通路を通して先端の吹付ノ
ズルより圧縮空気を噴射するようになっている請求項1
記載のウエブ切断巻付装置。 - 【請求項3】ガイドプレートの先端部をクロームメッ
キ,フッ素樹脂加工などにより滑り性を良好ならしめ、
かつ丸味を付与せしめた請求項1または2記載のウエブ
切断巻付装置。 - 【請求項4】ガイドプレート先端部にガイドコロを組み
込み、滑りを良好ならしめた請求項1記載のウエブ切断
巻付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001286144A JP3648187B2 (ja) | 2001-09-20 | 2001-09-20 | ウエブ切断巻付装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006069794A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 巻取り開始方法、ウェブ巻付け装置 |
JP2018144951A (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-20 | 株式会社日本製鋼所 | フィルム巻き取り機及びフィルム巻き取り方法 |
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2001
- 2001-09-20 JP JP2001286144A patent/JP3648187B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4502751B2 (ja) * | 2004-09-06 | 2010-07-14 | 富士フイルム株式会社 | 巻取り開始方法、ウェブ巻付け装置 |
JP2018144951A (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-20 | 株式会社日本製鋼所 | フィルム巻き取り機及びフィルム巻き取り方法 |
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