JP2003089388A - ジェット推進艇のステアリングノズル角度調整機構 - Google Patents
ジェット推進艇のステアリングノズル角度調整機構Info
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Abstract
ないで簡単におこなうことができるジェット推進艇のス
テアリングノズル角度調整機構を提供する。 【解決手段】 ステアリングノズル角度調整機構10
は、ジョイント44のネック部46に操作ケーブル52
の後端52aをねじ結合し、ステアリングノズル30の
アーム35に取付ロッド42を固定し、取付ロッド42
にジョイント44の通孔45bを差込み、ジョイント4
4をナット48で固定し、このナット48をロックナッ
ト49でロックし、ナット48の上にロックナット49
をねじ込むことによりナット48の緩みを防止するよう
に構成したものである。
Description
ズルにステアリングノズルを付設し、操作ケーブルを用
いてステアリングノズルを左右にスイングさせる方式の
ジェット推進艇のステアリングノズル角度調整機構に関
する。
−48394号公報「小型船舶装置の推進ノズル駆動装
置および入出力変換機構」が知られている。以下、この
公報に示す図1の一部を次図に再掲(但し、符号は振り
直す)してジェット推進艇を詳しく説明する。
ノズルの側面図である。ジェット推進艇100は、艇尾
にジェット推進機101を備え、ジェット推進機101
の後方に推進ノズル102を左右の支軸103,103
で上下方向にスイング自在に備え、ジェット推進機10
1を駆動することにより推進ノズル102の出口102
aから水を噴射し、水の噴射力を利用して推進するもの
である。
を介して操作ケーブル105を連結することで、操作ケ
ーブル105で推進ノズル102の向きを上下方向に変
えることができる。このように、推進ノズル102の向
きを変えることで、ジェット推進艇100の艇体姿勢を
推進状態に応じて好適に保つことができる。
02に操作ケーブル105を連結するためのジョイント
104は、一般にヘッド部104aに取付ロッド106
の球体106aを回転自在に取付るとともに、ネック部
104bに雌ねじ(図示しない)を形成した構成にす
る。
ーブル105を推進ノズル102に連結する際には、先
ず、ネック部104bの雌ねじに操作ケーブル105後
端の雄ねじを結合する。このとき、操作ケーブル105
に対してジョイント105の突出量が適正になるように
調整する。
介して取付けた取付ロッド106を推進ノズル102の
貫通孔に差込み、取付ロッド106の先端を推進ノズル
102の内周側に突出させる。次いで、突出した取付ロ
ッド106の先端にナット107をねじ結合して取付ロ
ッド106を推進ノズル102に固定することにより、
推進ノズル102に操作ケーブル105を連結する。
連結した後、推進ノズル102が正規の角度に取りつい
ているか否かを確認する。推進ノズル102が正規の方
向を向いていない場合には、取付ロッド106からナッ
ト107を外して、推進ノズル102からジョイント1
04を外す。続いて、推進ノズル102から外したジョ
イント104を操作ケーブル105に対して回転するこ
とにより、操作ケーブル105に対するジョイント10
4の突出量を再度調整する。
推進ノズル102の貫通孔に再度差込み、推進ノズル1
02の内周側に突出した取付ロッド106の先端にナッ
ト107をねじ結合して、取付ロッド106を推進ノズ
ル102に再度固定する。この状態で、推進ノズル10
2が正規の角度に取りついているか否かを再度確認す
る。推進ノズル102が正規の角度に取りついている場
合には推進ノズル102に操作ケーブル105を連結す
る作業を完了する。
ブル105を連結した後、推進ノズル102の角度を正
規の状態に再調整するためには、取付ロッド106に一
旦ねじ結合したナット107を、取付ロッド106から
外す必要がある。このため、推進ノズル102の向きを
正規の角度に調整する作業に手間がかかる。
結するためのもう一つのジョイントを示す側面図であ
る。ジョイント110によれば、ヘッド部110aの通
孔に取付ボルト111を差込み、通孔に差込んだ取付ボ
ルト111の先端111aを推進ノズル113にねじ結
合することにより、推進ノズル113に操作ケーブル1
05を連結することができる。
いても、推進ノズル113に操作ケーブル105を連結
した後、推進ノズル113の向きを正規の位置に再調整
するためには、推進ノズル113に一旦ねじ結合した取
付ボルト111を推進ノズル113から外す必要があ
る。このため、図9と同様に推進ノズル113の向きを
正規の角度に調整する作業に手間がかかる。
ル102,113を上下方向にスイングする例について
説明したが、ジェット推進艇のなかには、推進ノズルを
左右方向にスイング自在に取付け、この推進ノズル(以
下、「ステアリングノズル」という)の向きを操作ケー
ブルで左右方向に変えて艇体を左右に旋回させるものも
ある。このステアリングノズルに操作ケーブルを連結す
る場合にも、図9及び図10で説明した不具合と同様の
不具合が発生する。
ズルの角度調整を手間をかけないで簡単におこなうこと
ができるジェット推進艇のステアリングノズル角度調整
機構を提供することにある。
に本発明の請求項1は、艇尾に水を噴射するジェットノ
ズルを設け、このジェットノズルにステアリングノズル
を付設し、操作ケーブルを用いて前記ステアリングノズ
ルを左右にスイングさせてジェットノズルからのジェッ
トの方向を変えることで操舵する方式のジェット推進艇
において、前記ステアリングノズル側に取付ロッドを取
付け、この取付ロッドにジョイントを抜き差し自在に枢
支し、このジョイントに前記操作ケーブルを連結可能
で、かつジョイントに操作ケーブルに連結した際のケー
ブル長さを調整可能に構成したことを特徴とする。
け、この取付ロッドにジョイントを抜き差し自在に枢支
可能に構成することで、取付ロッドにジョイントを差込
むだけで、ステアリングノズルに操作ケーブルを仮止め
することができる。これにより、取付ロッドにジョイン
トを差込むだけの仮止めの状態で、ステアリングノズル
の角度が正規であるか否かを確認することができる。こ
のため、ステアリングノズルの角度を再調整する必要が
ある場合でも、ジョイントを取付ロッドから簡単に外す
ことができる。
ノズルを設け、このジェットノズルにステアリングノズ
ルを付設し、操作ケーブルを用いて前記ステアリングノ
ズルを左右にスイングさせてジェットノズルからのジェ
ットの方向を変えることで操舵する方式のジェット推進
艇において、ジェットノズルにステアリングノズルをス
イング自在に支持する支軸の両側で、かつジェットノズ
ル及びステアリングノズルの各々に、ステアリングノズ
ルの位置決め用突起または位置決め用凹部を設けたこと
を特徴とする。
ズルに組付けた際に、ステアリングノズルが正規の角度
に配置してあるか否かを確認する必要があり、この確認
を従来は作業者の感に頼っていた。このため、ステアリ
ングノズルを正規の角度に配置するためには熟練が要求
された。
ル及びステアリングノズルの各々に、ステアリングノズ
ルの位置決め用突起または位置決め用凹部を設けた。こ
れにより、例えば、ステアリングノズルの突起とジェッ
トノズルの突起とを目印にして、それぞれの突起間の距
離を測定することで、熟練を要さないでもステアリング
ノズルを正規の角度に配置することができる。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るステアリングノズル角
度調整機構を備えたジェット推進艇の側面図である。ジ
ェット推進艇10は、艇体11の前部12に燃料タンク
14を取付け、この燃料タンク14の後方にエンジン1
5を設け、このエンジン15の後方にジェット推進機室
16を設け、このジェット推進機室16でかつ艇尾11
aにジェット推進機20を設け、このジェット推進機2
0の後方にステアリングノズル30を備え、このステア
リングノズル30の角度を調整するとともにステアリン
グノズル30を正規の角度に配置可能なステアリングノ
ズル角度調整機構40を備え、このステアリングノズル
角度調整機構40を介してステアリングノズル30に操
作ケーブル52を連結し、この操作ケーブル52を操作
する操舵ハンドル18を燃料タンク14の上方に取付
け、操舵ハンドル18の後方にシート17を備える。
13aから後方へ延びたハウジング21を有し、このハ
ウジング21内にインペラ22を回転自在に取り付け、
インペラ22をエンジン15(図1に示す)の駆動軸2
3に連結したものである。
よれば、燃料タンク14からエンジン15に燃料を供給
してエンジン15を駆動し、このエンジン15の駆動力
を駆動軸23を介してインペラ22に伝え、インペラ2
2を回転することにより艇底13の吸込口13aから水
を吸引し、吸引した水をハウジング21の後端、すなわ
ちジョイントノズル24の出口25を通してステアリン
グノズル30の出口31から噴射水を噴射して推進する
ことができる。この際に、操舵ハンドル18で操作ケー
ブル52を操作してステアリングノズル30を上下の支
軸26,26を中心にして左右方向にスイングすること
で、艇体11を左右に旋回することができる。
アリングノズル角度調整機構を示す分解斜視図である。
ジェットノズル24は、後方に向って漸次縮径するよう
に形成した円錐台状の筒体であり、ハウジング21の後
端部を構成する部材である。このジェットノズル24
は、出口25の外周25aに上下のボス28,28を備
え、上下のボス28,28にそれぞれ取付用の雌ねじ2
8a,28a(上側のみを図示する)を形成した部材で
ある。
ル24と同様に、後方に向って漸次縮径するように形成
した円錐台状の筒体であり、入口32側の上下にそれぞ
れ平坦部33,33(上側のみを図示する)を形成し、
上下の平坦部33,33にそれぞれ取付孔34,34を
形成し、入口32側の右側壁にアーム35を備える。
ズル24に取付ける際には、ステアリングノズル30の
入口32側をジェットノズル24の出口25側に被せ、
上下の平坦部33,33の取付孔34,34にそれぞれ
上下の支軸26,26を差込み、これらの差込んだ支軸
26,26をジェットノズル24の上下の雌ねじ28
a,28aにねじ結合する。これにより、ステアリング
ノズル30を左右方向にスイング自在に取付けることが
できる。
ステアリングノズル30に操作ケーブル52を連結する
とともに、ステアリングノズル30の取付角度を調整す
る連結・調整手段41と、ステアリングノズル30を正
規の角度に配置するためのステアリングノズルの位置決
め手段55とからなる。
ル30のアーム35に固定する取付ロッド42と、この
取付ロッド42に差込み可能なヘッド部45を設けると
ともに、操作ケーブル52にねじ結合可能なネック部4
6を設けたジョイント44とを主要部材とする。
は、ジェットノズル24の出口25側の左右側にそれぞ
れ形成した左右の第1位置決め用突起(位置決め用突
起)56a,56bと、ステアリングノズル30の出口
31側の左右側にそれぞれ形成した左右の第2位置決め
用突起(位置決め用突起)57a,57bとからなる。
ステアリングノズル30の右側壁に設け、先端に取付ロ
ッド42をねじ結合するためのねじ孔35a(図3に示
す)を形成した部材である。取付ロッド42は、下端部
にヘッド部42aを備え、ロッド部42bの上端からヘ
ッド部42aまでねじ加工を施した部材である。
部46とからなる。ヘッド部45は中央に球体45aを
回動自在に備え、この球体45aに通孔45bを形成し
た部材である。このヘッド部45に一体に形成したネッ
ク部46は、先端に雌ねじ46a(図3に示す)を形成
し、この雌ねじ46aに操作ケーブル52の後端52a
をねじ結合する部材である。
ンドル18のアーム18aに連結し、後端52aをジョ
イント44のネック部46にねじ結合で連結するように
構成した部材である。このように、連結・調整手段41
でステアリングノズル30に操作ケーブル52を連結す
ることにより、操舵ハンドル18で操作ケーブル52を
操作してステアリングノズル30を上下の支軸26,2
6を中心にして左右方向にスイングすることができる。
アリングノズル角度調整機構を示す側面図である。連結
・調整手段41は、ステアリングノズル30側に取付ロ
ッド42を取付け、この取付ロッド42にジョイント4
4を抜き差し自在に枢支し、このジョイント44に操作
ケーブル52を連結可能で、かつジョイント44に操作
ケーブル52を連結した際のケーブル長さL3(図6
(b)に示す)を調整可能に構成した。
イント44のネック部46に形成した雌ねじ46aに操
作ケーブル52の後端52aのねじ部をねじ結合し、ス
テアリングノズル30のアーム35のねじ孔35aに取
付ロッド42をねじ込み、取付ロッド42の先端(上
端)側からロックナット43をねじ込んで取付ロッド4
2のヘッド部42aとロックナット43でアーム35を
挟持することで、アーム35に取付ロッド42を固定
し、取付ロッド42にジョイント44の通孔45bを差
込み、ジョイント44の上にワッシャ47を嵌込み、ワ
ッシャ47の上にナット48をねじ込むことにより、ナ
ット48とロックナット43でジョイント44を取付ロ
ッド42にスイング自在に取付け、ナット48の上にロ
ックナット49をねじ込むことによりナット48の緩み
を防止し、ジョイント44のネック部46までロックナ
ット53を締めることによりステアリングノズル30に
操作ケーブル52を連結する機構である。
aを回動自在に備え、この球体45aを取付ロッド42
に取付けることにより、取付ロッド42にジョイント4
4を取付けた状態で、ネック部46を球体45aに対し
て任意の方向にスイング可能をすることができる。
は、ジェットノズル24の出口25側の左右外側面で軸
線27上に左右の第1位置決め用突起56a,56bを
配置し、ステアリングノズル30の出口31側の左右の
外側面で軸線37上に左右の第2位置決め用突起57
a,57bを配置したものである。
アリングノズル角度調整機構を示す後面図であり、ジェ
ット推進機20のハウジング21をボルト19・・・(・・・
は複数を示す)でジェット推進機室16に取付けた状態
を示す。さらに、この図は、ハウジング21の後部を構
成するジェットノズル24に上下の支軸26,26でス
テアリングノズル30を左右方向にスイング自在に取付
け、さらにステアリングノズル30のアーム35に取付
ロッド42を固定し、この取付ロッド42にジョイント
44を取付けた状態を示す。
55は、ジェットノズル24にステアリングノズル30
をスイング自在に支持する上下の支軸26,26の左右
(両側)で、かつジェットノズル24の出口25に左右
の第1位置決め用突起56a,56bを備えるととも
に、ステアリングノズル30の出口31に左右の第2位
置決め用突起57a,57bを備える。
ットノズル24の出口25側の左右外側面にそれぞれ左
右の第1位置決め用突起56a,56bを形成するとと
もに、ステアリングノズル30の出口31側にそれぞれ
左右の第2位置決め用突起57a,57bを形成した状
態を示す。
置されているか否かを確認する際には、左第1位置決め
用突起56aと左第2位置決め用突起57aとの間の間
隔L1を測定し、右第1位置決め用突起56bと右第2
位置決め用突起57bとの間の間隔L2を測定する。間
隔L1と間隔L2とが同一であれば、ステアリングノズ
ル30が正規の角度に配置されていると判断する。
角度に配置されているか否かを確認する方法として、例
えばジェットノズル24やステアリングノズル30の外
周側から、ステアリングノズル30の傾きを測定する方
法が考えられる。しかし、ジェットノズル24やステア
リングノズル30の外周の周囲には種々の部材が配置さ
れているので、外周側からステアリングノズル30の傾
きを測定することは難しい。
の左右外側面にそれぞれ左右の第1位置決め用突起56
a,56bを形成するとともに、ステアリングノズル3
0の出口31側にそれぞれ左右の第2位置決め用突起5
7a,57bを形成して、ステアリングノズル30の内
側から突起間の距離を測定することにした。なお、第1
位置決め用突起56a,56bをジェットノズル24の
外側面に設け、第2位置決め用突起57a,57bをス
テアリングノズル30の外側面に設けることで、ジェッ
ト水の流れを損なわないようにした。
ル角度調整機構の作用を図6〜図8に基づいて説明す
る。図6(a),(b)は本発明に係るジェット推進艇
のステアリングノズル角度調整機構を構成する連結・調
整手段の第1作用説明図である。(a)において、ジョ
イント44を矢印の如く回転することにより、ネック
部46の雌ねじ46aに操作ケーブル52の後端52a
の雄ねじをねじ結合する。
52aにジョイント44を取付けた状態で、ケーブル長
さL3が規定の長さになるように調整する。この状態
で、取付ロッド42のロッド部42bに球体45aの通
孔45bを矢印の如く差込む。なお、取付ロッド42
はアーム35のねじ孔35aにねじ込んだ後、ロックナ
ット43をロッド部42bに締めつけることで、アーム
35に固定した部材である。
ト推進艇のステアリングノズル角度調整機構を構成する
連結・調整手段の第2作用説明図である。(a)におい
て、取付ロッド42のロッド部42bに球体45aの通
孔45bを差込んだ状態で、図5に示すステアリングノ
ズル30が正規の角度に配置されているか否かを確認す
る。なお、ステアリングノズル30が正規の角度に配置
されているか否かを確認する方法については図8で詳し
く説明する。
置されていない場合には、ジョイント44を取付ロッド
42から矢印の如く外して、図6(a)のようにジョ
イント44を操作ケーブル52に対して回転させる。こ
れにより、図6(b)に示すケーブル長さL3を再度調
整して、取付ロッド42のロッド部42bに球体45a
の通孔45bを矢印の如く再度差込む。
部42bに球体45aの通孔45bを差込んだ状態で、
ステアリングノズル30が正規の角度に配置されている
か否かを再度確認する。ステアリングノズル30が正規
の角度に配置されている場合には、取付ロッド42のロ
ッド部42bに上端からワッシャ47を差込み、ワッシ
ャ47の上からナット48を締めつけ、ナット48の上
からロックナット49を締めつける。これにより、取付
ロッド42にジョイント44を取付ける。
じ結合しているロックナット53を、矢印の如く回転
することによりジョイント44のネック部46に当接さ
せ、操作ケーブル52に対してジョイント44をロック
する。これにより、ステアリングノズル30に操作ケー
ブル52を連結する作業を完了する。
30にアーム35を介して取付ロッド42を立て、この
取付ロッド42にジョイント44の通孔45bを差込む
だけで、ステアリングノズル30に操作ケーブル52を
仮止めすることができる構成にした。
44の通孔45bを掛けるだけの仮止めの状態で、ステ
アリングノズル30の取付け角度が正規であるか否かを
確認することができる。このため、ステアリングノズル
30の取付け角度を再調整する必要がある場合でも、ジ
ョイント44を取付ロッド42から簡単に外すことがで
きる。従って、ステアリングノズル30の取付け角度の
調整を手間をかけないで簡単におこなうことができる。
ト推進艇のステアリングノズル角度調整機構を構成する
ステアリングノズルの位置決め手段の作用説明図であ
る。(a)において、ステアリングノズル30を真直ぐ
にセットした状態で、左第1位置決め用突起56aと左
第2位置決め用突起57aとの間の間隔L1をスケール
59で測定し、右第1位置決め用突起56bと右第2位
置決め用突起57bとの間の間隔L2をスケール59で
測定する。間隔L1と間隔L2とが同一であれば、ステ
アリングノズル30が正規の角度に配置されていると判
断する。
を右方向に傾けた状態で、右第1位置決め用突起56b
と右第2位置決め用突起57bとの間の間隔L4をスケ
ール59で測定する。(c)において、ステアリングノ
ズル30を左方向に傾けた状態で、右第1位置決め用突
起56aと右第2位置決め用突起57aとの間の間隔L
5をスケール59で測定する。間隔L4と間隔L5とが
同一であれば、ステアリングノズル30が正規の角度に
配置されていると判断する。
アリングノズル30の各々に、第1、第2の位置決め用
突起56a,56b,57a,57bを形成すること
で、ジェットノズル24の突起56a,56bとステア
リングノズル30の突起57a,57bとを目印にし
て、位置決め用突起56a,57a間の距離や、位置決
め用突起56b,57b間の距離を測定することができ
る。この測定値に基づいて、熟練を要さないでもステア
リングノズル30を正規の角度に配置することができる
ので、ステアリングノズル30の角度の調整を手間をか
けないで簡単におこなうことができる。
ズルの位置決め手段55として第1位置決め用突起56
a,56b及び第2位置決め用突起57a,57bを例
に説明したが、これに限らないで、第1位置決め用突起
56a,56b及び第2位置決め用突起57a,57b
に変えて、それぞれ第1位置決め用凹部及び第2位置決
め用凹部を採用しても同様の効果を得ることができる。
24に形成した第1位置決め用突起と、ステアリングノ
ズル30に形成した第2位置決め用突起との間の間隔
を、一例としてスケール59で測定する例について説明
したが、これに限らないで、その他の測定器具で測定す
ることは可能である。
を取付ける手段や、アーム35に取付ロッド42を取付
ける手段は前記実施形態にかぎらない。例えば、前記実
施形態では、取付ロッド42にジョイント44を差込ん
だ後、ワッシャ47、ナット48、ロックナット49で
ジョイント44を固定した例について説明したが、例え
ばワッシャ47を使用しないことも可能である。
全体にねじを形成した例について説明したが、ジョイン
ト44を差込む部位にはねじを形成しなくてもよい。加
えて、取付ロッド42をアーム35のねじ孔35aにね
じ結合した例について説明したが、例えばねじ孔35a
を通孔に代えて、取付ロッド42をアーム35の通孔に
差込むようにすることも可能である。
のネック部46を操作ケーブル52にねじ結合した例に
ついて説明したが、ジョイント44のネック部46と操
作ケーブル52との連結はねじ結合に限らない。要はジ
ョイント44のネック部46に操作ケーブル52に連結
した際のケーブル長さL3を調整可能に連結することが
可能であればよい。
する。請求項1は、ステアリングノズル側に取付ロッド
を取付け、この取付ロッドにジョイントを抜き差し自在
に枢支可能に構成することで、取付ロッドにジョイント
を差込むだけで、ステアリングノズルに操作ケーブルを
仮止めすることができる。これにより、取付ロッドにジ
ョイントを差込むだけの仮止めの状態で、ステアリング
ノズルの角度が正規であるか否かを確認することができ
る。このため、ステアリングノズルの角度を再調整する
必要がある場合でも、ジョイントを取付ロッドから簡単
に外すことができる。従って、ステアリングノズルの角
度の調整を手間をかけないで簡単におこなうことができ
る。
ングノズルの各々に、ステアリングノズルの位置決め用
突起または位置決め用凹部を設けた。これにより、例え
ば、ステアリングノズルの突起とジェットノズルの突起
とを目印にして、それぞれの突起間の距離を測定するこ
とで、熟練を要さないでもステアリングノズルを正規の
角度に配置することができる。従って、ステアリングノ
ズルの角度の調整を手間をかけないで簡単におこなうこ
とができる。
を備えたジェット推進艇の側面図
ズル角度調整機構を示す分解斜視図
ズル角度調整機構を示す側面図
ズル角度調整機構を示す後面図
ズル角度調整機構を構成する連結・調整手段の第1作用
説明図
ズル角度調整機構を構成する連結・調整手段の第2作用
説明図
ズル角度調整機構を構成するステアリングノズルの位置
決め手段の作用説明図
面図
のもう一つのジョイントを示す側面図
4…ジェットノズル、26…上下の支軸、30…ステア
リングノズル、35…アーム、44…ジョイント、40
…ステアリングノズル角度調整機構、41…連結・調整
手段、42…取付ロッド、45…ヘッド部、45b…通
孔、46…ネック部、46a…雌ねじ、49…ロックナ
ット、52…操作ケーブル、52a…操作ケーブルの後
端(操作ケーブルの一端)、55…ステアリングノズル
の位置決め手段、56a,56b…第1位置決め用突
起、57a,57b…第1位置決め用突起。
Claims (2)
- 【請求項1】 艇尾に水を噴射するジェットノズルを設
け、このジェットノズルにステアリングノズルを付設
し、操作ケーブルを用いて前記ステアリングノズルを左
右にスイングさせてジェットノズルからのジェットの方
向を変えることで操舵する方式のジェット推進艇におい
て、 前記ステアリングノズル側に取付ロッドを取付け、この
取付ロッドにジョイントを抜き差し自在に枢支し、この
ジョイントに前記操作ケーブルを連結可能で、かつジョ
イントに操作ケーブルに連結した際のケーブル長さを調
整可能に構成したことを特徴とするジェット推進艇のス
テアリングノズル角度調整機構。 - 【請求項2】 艇尾に水を噴射するジェットノズルを設
け、このジェットノズルにステアリングノズルを付設
し、操作ケーブルを用いて前記ステアリングノズルを左
右にスイングさせてジェットノズルからのジェットの方
向を変えることで操舵する方式のジェット推進艇におい
て、 前記ジェットノズルにステアリングノズルをスイング自
在に支持する支軸の両側で、かつジェットノズル及びス
テアリングノズルの各々に、ステアリングノズルの位置
決め用突起または位置決め用凹部を設けたことを特徴と
するジェット推進艇のステアリングノズル角度調整機
構。
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