JP2003088792A - 塗料塗布装置 - Google Patents

塗料塗布装置

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JP2003088792A
JP2003088792A JP2001282973A JP2001282973A JP2003088792A JP 2003088792 A JP2003088792 A JP 2003088792A JP 2001282973 A JP2001282973 A JP 2001282973A JP 2001282973 A JP2001282973 A JP 2001282973A JP 2003088792 A JP2003088792 A JP 2003088792A
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Toshimi Yuki
利美 結城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイ塗布方式により構造粘度の高い塗料を支
持体上に塗布して特に薄い塗膜を形成する場合にも塗膜
表面を充分に平滑化できるようにする。 【解決手段】 スムーザー8はダイ2に取り付けられ、
磁性塗料116の吐出口140の下流側に吐出口140
に近接して配置されている。したがって、ダイ2から吐
出されてベースフィルム104の表面に塗布された磁性
塗料116は、スムーザー8の箇所に到達するまでの間
にほとんど乾燥せず、その結果、磁性塗料116の構造
粘度が高く、かつ塗膜を薄く形成する場合でも、塗膜表
面は、乾燥の影響を受けることなくスムーザー8によっ
て良好に平滑化される。スムーザー8の摺接面10の幅
Iは1〜5mmと、充分な幅となっており、またスムー
ザー8のエッジ14におけるベースフィルム104の屈
曲角θは、エッジ14による平滑化効果のため0〜10
度に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープなどを
製造すべくテープ状の支持体にたとえば磁性塗料を塗布
する際に塗布面を平滑化する手段を備えた塗料塗布装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーディオテープレコーダー装
置、ビデオテープレコーダー装置、コンピューター装置
などで用いられている磁気テープは、ポリエステルフィ
ルムなどの非磁性体の支持体上に磁性塗料を塗布するこ
とによって形成される。磁性塗料は、磁性粉末、結合
剤、分散剤、潤滑剤などを有機溶媒に分散させ、混練す
ることによって調製され、得られた磁性塗料は磁性塗料
塗布装置により支持体に塗布される。
【0003】磁性塗料塗布装置の塗布方式としてはグラ
ビアローラー方式、ダイ塗布方式(エクストルージョン
方式とも呼ばれる)などが用いられている。図6はグラ
ビアローラー方式の磁性塗料塗布装置の一例を示す構成
図である。図6に示したグラビアローラー方式の磁性塗
料塗布装置102では、非磁性支持体であるテープ状の
ベースフィルム104がガイドローラー106を経由し
て塗料塗布部108に導かれ、バックアップローラー1
10とグラビアローラー112とに挟まれて連続走行す
る。グラビアローラー112は塗料槽114内に満たさ
れた磁性塗料116に一部が浸漬しており、グラビアロ
ーラー112の回転により、その外周面に付着した磁性
塗料は、ドクターブレード118によって余分な塗料が
掻き落とされた後、ベースフィルム104の下面に塗布
される。
【0004】磁性塗料が塗布されたベースフィルム10
4は、ベースフィルム走行における下流側に設けた、ス
ムーザー120により塗布面が平滑化され、さらに磁性
塗料を乾燥させるべくガイドローラー106に案内され
て乾燥炉(図示せず)へと導かれる。スムーザー120
は、剛性の材料から成り、ベースフィルム104の全幅
に亘って延在して、そのエッジ部122がベースフィル
ム104に摺動することで塗布面を平滑化する構造とな
っている。
【0005】また、図7はダイ塗布方式の磁性塗料塗布
装置の一例を示す構成図である。図7に示したダイ塗布
方式の磁性塗料塗布装置124では、繰り出しハブ12
6にベースフィルム104を巻回して形成したロールか
ら、ベースフィルム104が、適切に張力が加えられた
状態で繰り出され、ガイドローラー106を経由してダ
イ128の箇所に導かれる。ダイ128は、先端にスリ
ット状の塗料吐出口を有し、この吐出口から吐出された
磁性塗料がベースフィルム104の表面に塗布される。
塗料が塗布されたベースフィルム104は、下流側に設
けたスムーザー120により塗布面が平滑化された後、
塗料を乾燥させるべくガイドローラー106に案内され
て乾燥炉130に導かれ、そして巻き取りハブ132に
巻き取られる。
【0006】図8は、上記ダイ128周辺を詳しく示す
断面側面図である。図8に示したダイ128は、非接触
方式で磁性塗料116をベースフィルム表面に塗布する
構成となっており、塗料供給装置134から供給された
磁性塗料116は、ダイ128内部のポケット部136
に貯留した後、吐出路138を通じ、ダイ128先端
の、正面視スリット状に形成された吐出口140からベ
ースフィルム104の表面に向け吐出される。
【0007】吐出口140および吐出路138は、ベー
スフィルム104の幅方向に、ベースフィルム104の
全幅に亘って延在し、吐出口140および吐出路138
の、ベースフィルム走行方向Aでの幅は通常、等しく、
0.05mm〜1.0mmの範囲に設定される。また、
吐出口140とベースフィルム104の表面との間には
隙間142が形成されている。ベースフィルム104の
裏面側には、ベースフィルム104を挟んでダイ128
に対向する磁石144が配置され、ダイ128から吐出
された磁性塗料116は、この磁石144に吸引される
結果、ベースフィルム表面に確実に塗布される。
【0008】ダイとしては、このような非接触方式のも
の以外に、接触方式のものがあり、図9はこの接触方式
のダイの一例を示す断面側面図である。なお、図9にお
いて図8と同一の要素には同一の符号が付されている。
図9に示したように、このダイ146は、先端部に吐出
口140を挟み、上流側と下流側とに配置されたブレー
ド状のリップ148、150を備え、リップ148、1
50はともに、ベースフィルム104の走行方向Aにお
ける幅が1mmより狭く、ベースフィルム104の全幅
に亘って延在している。
【0009】そして、リップ148は、その先端がベー
スフィルム104の表面に接触するか、あるいはベース
フィルム表面との間に僅かな隙間を形成する状態となっ
ていて、フロントブレードとして機能し、ダイ146か
らベースフィルム104上に吐出される磁性塗料116
の量を規制する。一方、リップ150は、その先端が、
吐出された磁性塗料116を介してベースフィルム10
4の表面に当接し、ドクターエッジとして機能するとと
もに、ベースフィルム104に塗布された磁性塗料11
6の表面を平滑化する。リップ150は、先端部の断面
形状がテーパ状に形成され、ベースフィルム104に対
する当接面の、ベースフィルム走行方向Aでの幅はでき
るだけ狭くなるように図られている。
【0010】図8に示した非接触方式のダイ128を用
いた場合には、ベースフィルム104がダイ128に接
触しないことからベースフィルム104を高速で走行さ
せることができ、したがって相対的に短い時間で磁性塗
料を塗布することができる。一方、図9に示した接触方
式のダイ146を用いた場合には、ダイ146をベース
フィルム104に接触させるのでベースフィルム104
の走行速度は遅くなる。しかし、リップ150が磁性塗
料表面を平滑化する機能を果たすため、スムーザー12
0(図7)は不要となる。
【0011】また、このようなダイ128、146を備
えたダイ塗布方式の塗布装置は、1つのダイ128に複
数のポケット部136と、複数の吐出口140を設ける
ことで、異なる塗料を同時に吐出させることができ、複
数の塗料の同時塗布による複数層の塗膜を容易に形成で
きるという利点を有している。そして、磁気テープの高
性能化を図る上で、ベースフィルム104に磁性層を含
む複数の層を形成することが有効であり、この点でダイ
塗布方式の塗布装置の重要性が高まっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような磁
性塗料塗布装置では、上述のようにスムーザー120
や、リップ150により塗膜表面の平滑化を行っても、
磁性塗料の構造粘度が高い場合などには平滑化が難し
く、塗膜表面にベースフィルム104の走行方向に平行
な微細な縦筋状の面荒れが生じ易いという問題がある。
最近では、磁気テープの高記録密度化のために、磁性粉
として、いっそう微粉末化したものが用いられるように
なっているが、その結果、磁性塗料の凝集性が増大し、
上記縦筋状の面荒れは、ますます生じやすくなってい
る。
【0013】特に、図8に示したように非接触でダイ1
28による塗布を行う場合には、ダイ128からスムー
ザー120までの距離が長いため、ダイ128により塗
布された磁性塗料がスムーザー120の箇所に到達する
までの間に乾燥が進み、上記面荒れや、ベースフィルム
走行方向での塗布厚のムラにともなう平滑度の低下が起
こりやすい傾向にある。また、このような塗膜表面の平
滑度の低下は、塗布厚が薄いほど生じ易く、特に、磁気
テープにおける情報記録の大容量化のため塗布厚を2.
0μm以下ときわめて薄くした場合に顕著となる。
【0014】ベースフィルム104に塗布された磁性塗
料表面の平滑度が悪い場合には、磁気テープからたとえ
ば情報を再生する場合、再生ヘッドと磁気テープとの密
着性が悪くなり、再生出力の不足や再生出力の変動が発
生し、たとえばビデオテープレコーダー装置では、再生
画像にノイズが混入するなどして画質が劣化してしま
う。
【0015】スムーザーとしては図7に示したタイプの
もの以外にも、磁性塗料の塗布面にフィルムを摺接させ
て塗膜表面を平滑化するフィルムスムーザー、ローラー
を塗布面に接触させ回転させるローラースムーザー、磁
界の作用により塗布面を平滑化するマグネットスムーザ
ーなどが知られている。しかし、本発明の発明者が行っ
た実験の結果、いずれのタイプのスムーザーを用いて
も、磁性塗料の構造粘度が高く、かつ塗膜が2.0μm
以下と薄い場合には、次のような問題が生じ、塗膜表面
を平滑化することは困難であった。
【0016】フィルムスムーザーを用いた場合には、塗
膜の乾燥の影響が大きく、乾燥により摩擦抵抗が大きく
なる結果、ベースフィルム104に微振動を与えてしま
い、塗膜表面に、ベースフィルム104の幅方向に延在
する筋(横筋)や、模様が表面に発生してしまう。ま
た、ローラースムーザーの場合には、塗膜表面との接触
抵抗が大きくなり、塗膜表面に形成される筋の幅が広く
なって平滑性が低下する。一方、マグネットスムーザー
の場合には、磁場の不均一性の影響を強く受けて、塗膜
表面の平滑性が失われ易くなる。
【0017】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、ダイ塗布方式により構造
粘度の高い塗料を支持体上に塗布して特に薄い塗膜を形
成する場合にも、塗膜表面を充分に平滑化できるように
した塗料塗布装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、テープ状の塗料支持体を長手方向に走行させ
つつ、ダイより吐出させた塗料を前記支持体の表面に塗
布する塗料塗布装置であって、前記支持体の表面に前記
塗料を介して摺接する摺接面を有する、前記ダイに取り
付けられたスムーザーを備え、前記スムーザーは、前記
ダイの塗料吐出口の下流側に前記吐出口に近接して配置
され、前記スムーザーの前記摺接面に対する前記支持体
の摺接長は1mm以上であることを特徴とする。
【0019】本発明では、スムーザーはダイに取り付け
られて塗料吐出口に近接して配置されているので、ダイ
から吐出されて支持体に塗布された塗料は、スムーザー
の箇所に到達するまでの間にほとんど乾燥せず、したが
って、磁性塗料の構造粘度が高く、かつ塗膜をごく薄く
形成する場合でも、塗膜表面は、乾燥の影響を受けるこ
となくスムーザーによって良好に平滑化される。また、
スムーザーの摺接面に対する支持体の摺接長は1mm以
上と、充分な長さであるため、塗膜表面はスムーザーに
より確実に平滑化される。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1の(A)は本発明によ
る塗料塗布装置の一例を構成するダイ周辺を示す断面側
面図、(B)はスムーザーの拡大断面側面図である。図
中、図8と同一の要素には同一の符号が付されている。
図1の(A)に示したダイ2は、一例として磁気テープ
を製造すべく、非接触で磁性塗料をベースフィルム10
4の表面に塗布するものであり、不図示の塗料供給装置
から供給された磁性塗料116は、ダイ2内のポケット
部136にいったん貯留した後、吐出路138を通じ、
ダイ2先端の吐出口140から、走行するベースフィル
ム104の表面に向け吐出される。
【0021】ダイ2の上流側および下流側にはそれぞ
れ、ベースフィルム104の幅方向に平行な軸を中心に
回転可能に支持されたガイドローラー4、6が配置され
ている。ベースフィルム104の裏面はこれらのガイド
ローラー4、6に当接し、ガイドローラー4、6により
案内されて走行するとともに、特に、後に詳しく説明す
るようにダイ2に対する相対的な位置が規制されてい
る。ベースフィルム104の裏面側には、ベースフィル
ム104を挟んでダイ2に対向する磁石144が配置さ
れ、ダイ2から吐出された磁性塗料116は、この磁石
144に吸引されてベースフィルム表面に確実に塗布さ
れる。
【0022】そして、本実施の形態例では、スムーザー
8がダイ2に取り付けられ、吐出口140の下流側に吐
出口140に近接して、詳しくは吐出口140から10
0mm以内の箇所に突設されている。スムーザー8は、
図1の(B)に示したように、ベースフィルム104の
表面に塗料を介して摺接する平坦な摺接面10を有し、
摺接面10の、ベースフィルム長手方向における幅Iは
1mm以上、5mm以下となっている。本実施の形態例
では摺接面10は平坦であるため、摺接面10全体がベ
ースフィルム104に摺接し、したがって摺接長(ベー
スフィルム104が摺接面10に当接する、ベースフィ
ルム長手方向の長さ)は、摺接面10の上記幅Iに等し
い。また、スムーザー8は、ベースフィルム104の幅
以上の長さを有し、したがって摺接面10はベースフィ
ルム104の幅方向に、ベースフィルム104の全幅に
亘って延在している。スムーザー本体の、ベースフィル
ム長手方向における幅Lは1.0mm〜10mmとする
ことが望ましい。
【0023】スムーザー8先端の前縁部12は面取りさ
れ、上流側ほどベースフィルム104からの距離が大き
くなるように形成されている。摺接面10の下流側の端
部は、ベースフィルム104の幅方向に延在するエッジ
14を形成し、本実施の形態例では、このエッジ14を
稜部として形成される稜角Eは90度となっている。
【0024】図1の(B)に示したガイドローラー4
(本発明に係わる位置規制手段)は、ベースフィルム裏
面に対する当接箇所が、磁性塗料116の吐出方向に平
行な方向おいて、スムーザー8の摺接面10とほぼ同じ
位置となるように配置されている。したがって、ガイド
ローラー4からスムーザー8までの範囲においてベース
フィルム104の走行方向Aと磁性塗料116の吐出方
向とが成す角度はほぼ直角である。
【0025】一方、ガイドローラー6(本発明に係わる
位置規制手段)は、ベースフィルム裏面に対する当接箇
所が、磁性塗料116の吐出方向に平行な方向におい
て、スムーザー8の摺接面10よりダイ2側となってい
るように配置されている。したがって、ベースフィルム
104は、図1に示したように、スムーザー8のエッジ
14で屈曲して走行する。ここで、摺接面10の、エッ
ジ14から下流側への仮想延長面と、エッジ14で屈曲
したベースフィルム104とが成す角度θ(図4の
(B))は、塗膜表面を良好に平滑化する上で10度以
下とすることが望ましい。なお、スムーザー8、特に摺
接面10およびエッジ14の箇所は金属材料など硬度の
高い材料により形成することが望ましく、また、摺接面
10およびエッジ部分の表面は研磨により充分に平滑に
仕上げられていることが望ましい。
【0026】このように構成された磁性塗料塗布装置で
は、ダイ2の吐出口140から吐出された磁性塗料11
6は走行するベースフィルム104の表面に塗布されて
塗膜を形成し、その直後に、ベースフィルム104に磁
性塗料116を介して摺接するスムーザー8により塗膜
表面が平滑化される。
【0027】そして、本実施の形態例の磁性塗料塗布装
置では、スムーザー8がダイ2に取り付けられて吐出口
140にきわめて近接して配置されているので、ダイ2
から吐出されてベースフィルム104に塗布された磁性
塗料116は、スムーザー8の箇所に到達するまでの間
にほとんど乾燥せず、したがって、磁性塗料116の構
造粘度が高く、かつ塗膜を2μm以下と薄く形成する場
合でも、塗膜表面16は、乾燥の影響を受けることなく
スムーザー8によって良好に平滑化される。また、スム
ーザー8の摺接面10の、ベースフィルム長手方向にお
ける幅は1mm以上、5mm以下と、充分な幅であるた
め、塗膜表面はスムーザー8により確実に平滑化され
る。
【0028】さらに、本実施の形態例では、摺接面10
の下流側の端部は、稜角が90度のエッジ14を形成し
ており、ベースフィルム104はこのエッジ14で10
度以下の屈曲角θで屈曲して走行するので、エッジ14
が良好に作用して塗膜表面16はいっそう確実に平滑化
される。
【0029】次に、第2の実施の形態例について説明す
る。図2は第2の実施の形態例を構成するダイ周辺を示
す断面側面図である。図中、図1と同一の要素には同一
の符号が付されている。図2に示したダイ18は、接触
方式で磁性塗料116をベースフィルム104に塗布す
るものであり、ダイ18の先端部に吐出口140を挟ん
でリップ148、150が突設されている。本発明は、
無論このような接触方式のダイ18に対しても有効であ
り、上記実施の形態例の場合と同様、吐出口140の下
流側に近接してスムーザー8がダイ18に突設され、そ
の摺接面10が、走行するベースフィルム104の表面
に磁性塗料116を介して摺接することで、塗膜表面が
良好に平滑化される。
【0030】次に、本発明の第3の実施の形態例につい
て説明する。図3は第3の実施の形態例を構成するダイ
に取り付けられたスムーザー周辺を示す断面側面図であ
る。図中、図1と同一の要素には同一の符号が付されて
いる。図1に示したスムーザー8では、エッジ14を頂
部とする稜角Eは90度であるとしたが、第3の実施の
形態例では、スムーザー20のエッジ部22が、図3に
示したように、下流側に突出した形状となっており、そ
の結果、稜角Eは90度以下の鋭角となっている。これ
により、エッジ14による、塗膜表面の平滑化の効果を
いっそう高めることができる。
【0031】次に、本発明の第4の実施の形態例につい
て説明する。図4の(A)は第4の実施の形態例を構成
するダイに取り付けられたスムーザー周辺を示す断面側
面図、(B)はベースフィルムとスムーザーとの関係を
示す説明図である。図中、図1と同一の要素には同一の
符号が付されている。
【0032】第4の実施の形態例では、図4に示したよ
うに、スムーザー24は、その摺接面26が、ベースフ
ィルム104の長手方向において曲率半径Rの曲面を形
成している。これにより、スムーザー24からベースフ
ィルム104に対して摺接圧が効果的に加わり、塗膜表
面はスムーザー24によって、いっそう良好に平滑化さ
れる。このようなスムーザー24を用いた場合にも、ベ
ースフィルム104はエッジ14において10度以下の
範囲で屈曲させた方がよい。このとき、摺接面26の、
エッジ14から下流側への仮想延長面28(図4の
(B))と、エッジ14で屈曲したベースフィルム10
4とが成す角度θが屈曲角であり、この角度を10度以
下の範囲で設定する。なお、上記仮想延長面28の延在
方向は、図4の(B)でエッジ14における摺接面26
の接線の方向に一致している。
【0033】図4の(B)において、点線30は、ベー
スフィルム104が摺接面26に当接しているものの、
エッジ14で屈曲していない場合のベースフィルム10
4を示している。この場合には、ベースフィルム104
がスムーザー24に摺接することによる平滑化の効果は
得られるが、ベースフィルム104をエッジ14で屈曲
させ塗膜表面をエッジ14により平滑化する効果は得ら
れないことになる。
【0034】なお、スムーザー24のエッジ14におけ
るベースフィルム104の屈曲角θは、上述の場合と同
様、ガイドローラー6(図1)やスムーザー24の位置
制御などにより行える。また、スムーザー24を用いた
場合には、摺接面10が上述のように曲面を形成してい
るため、ガイドローラー4、6の、塗料吐出方向に平行
な方向における位置を変えることで、ベースフィルム1
04が摺接面10を摺動する長さを変更することができ
る。
【0035】次に、本発明の第5の実施の形態例につい
て説明する。図5の(A)は本発明の第5の実施の形態
例を構成するダイ周辺を示す断面側面図、(B)はスム
ーザーの拡大側面図である。図中、図2などと同一の要
素には同一の符号が付されている。図5の(A)に示し
たダイ32は、接触方式で磁性塗料116をベースフィ
ルム104に塗布するものであり、その点で図2のダイ
18と共通している。しかし、ダイ32では、図2のリ
ップ150に変えてリップ34が設けられ、リップ34
がスムーザーとしての機能を果たしている。
【0036】このリップ34は図1などに示したスムー
ザー8と同様に形成されている。すなわち、リップ34
は、図5の(B)に示したように、ベースフィルム10
4の表面に塗料を介して当接する平坦な摺接面10を有
し、摺接面10の、ベースフィルム長手方向における幅
Iは1mm以上、5mm以下となっている。また、摺接
面10はベースフィルム104の幅方向に、ベースフィ
ルム104の全幅に亘って延在している。リップ34本
体の、ベースフィルム長手方向における幅Lは1.0m
m〜10mmとすることが望ましい。リップ34先端の
前縁部12は面取りされ、上流側ほどベースフィルム1
04からの距離が大きくなるように形成されている。ま
た、ガイドローラー6によってベースフィルム104の
位置が規制され、ベースフィルム104はリップ34の
エッジ14で屈曲して走行する。
【0037】このようにスムーザーとして機能するリッ
プ34を用いた場合には、吐出口140から吐出されベ
ースフィルム104に塗布された磁性塗料116は空気
に触れることなくスムーザー、すなわちリップ34に到
達するので、磁性塗料116の乾燥の問題はいっさい発
生せず、したがって塗膜表面はさらに確実に平滑化され
る。
【0038】以上、本発明の実施の形態例について説明
したが、本発明は言うまでもなく以上の例に限定される
ことなく種々の形態で実施してその効果を発揮する。た
とえば、上記実施の形態例ではエッジ14を稜部とする
稜角Eは上述のように90度、あるいは90度以下の鋭
角としたが、稜角Eとしては120度以下の角度とする
ことで、塗膜表面の平滑化の点で良好な結果が得られ
る。また、上記ベースフィルム104の屈曲角θは、種
々の条件に応じて微調整できる構成とすることも有効で
ある。具体的には、ガイドローラー6、ダイ2など、あ
るいはスムーザー8の位置を磁性塗料116の吐出方向
に平行な方向において可変する機構などを設けることが
できる。
【0039】また、ベースフィルム104や、磁性塗料
の材料として上述したものに限らず種々のものを用いる
ことができ、その場合にも本発明は無論有効である。た
とえば、ベースフィルム104の材料としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレンなどのポリエステ
ル樹脂、芳香族のポリアミド樹脂などを用いることがで
きる。なお、ベースフィルム104は連続走行させるた
め、その点で可撓性を有する材料を用いることが好まし
い。
【0040】また、磁性塗料を構成する磁性粉末として
は、Fe、Co、Niなどの強磁性金属材料や、Fe−
Co、Fe−Ni、Fe−Co−Ni、Co−Ni、F
e−Mn−Zn、Fe−Co−Ni−P、Fe−Co−
B、Fe−Co−Cr−BなどのFe、Co、Niを主
成分とする各種金属合金粒子などを用いることができ
る。また、γ−Fe、Co含有γ−Fe
Fe、Co被着γ−Fe、CrO2など、
従来公知の酸化物磁性粉末を用いてもよい。
【0041】これらの磁性粉末とともに用いる結合剤と
しては、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、
ブタジエン、アクリロニトリルなどの重合体、あるいは
これらの二種類以上を組み合わせた共重合体、ポリウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂などを使用できる。
【0042】また、これらの結合材と磁性粉末とを分散
させるための溶剤としては、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサンなどの
ケトン系、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸
エチルなどのエステル系、グリコールジメチルエーテ
ル、ジオキサンなどのグリコールエーテル系、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素などを用いることが
できる。
【0043】そして、このような磁性塗料中には、添加
剤として、分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆
剤などを加えてもよい。さらに、ベースフィルム10
4、すなわち支持体には、必要に応じてバックコート
層、トップコート層などが形成されていてもよい。この
場合、バックコート層、トップコート層の成膜条件は、
通常、この種の磁気テープの製造方法に適用される条件
であればよく、特に限定されるものではない。
【0044】また、本発明は磁性を持たない各種の非磁
性塗料を支持体に塗布する場合にも有効であり、上記バ
ックコート層やトップコート層を形成すべく塗料を塗布
する場合に応用することも可能である。
【0045】
【実施例】《実施例1》図1の構成を有する磁性塗料塗
布装置を実際に製作して、その有効性を確認した。ベー
スフィルム104としては厚みが14μmのポリエステ
ルフィルムを使用し、ベースフィルム104の走行速度
は300m/分とした。また、磁性塗料116の組成な
ど、各種塗布条件を次のように設定した。 [塗布装置] ・スムーザー8の材質:超硬合金(非磁性材料)。 ・ベースフィルム長手方向における吐出口140の幅:
0.25mm。 ・塗布幅:120mm。 ・吐出口140とスムーザー8との距離:30mm。 ・スムーザー形状:曲面(図4)。 ・ベースフィルム長手方向におけるスムーザー8の幅
L:7mm。 [磁石部] 磁石144:ネオジューム合金磁石。表面に4000ガ
ウスの磁力を発生。 [磁性塗料の組成] 金属磁性粉:Co−γ−Fe 100重量部 バインダー:ポリウレタン樹脂(ガラス転移温度、60°C) 7重量部 ポリウレタン樹脂(ガラス転移温度、−10°C) 3重量部 ニトロセルロース 7重量部 カーボン 5重量部 研磨剤:Al 5重量部 潤滑剤:ブチルステアレート 1重量部 溶剤 :メチルエチルケトン:シクロヘキサノン:トルエン=5:1:4 7重量部 [塗膜厚] 乾燥後の厚み:2.2μm テスト条件は次のようにした。
【0046】ガイドローラー4、6の位置を変えること
により、ベースフィルム104の屈曲角θ、ベースフィ
ルム104のスムーザー8に対する摺接長を変化させ、
塗膜表面の状態を観察し、評価した。塗膜表面の状態と
しては特に、平滑化が強すぎる場合に発生し易い縦筋
(スジ)と、平滑化が弱すぎる場合に発生し易い横筋状
の塗膜厚のムラを観察した。観察は目視によるほか、低
倍率の光学顕微鏡(倍率25倍)および透過光写真装置
(倍率1倍)を使用して行った。結果を[表1]に示
す。
【0047】
【表1】
【0048】[表1]において「○」はスジやムラが許
容範囲内であることを表し、「×」は許容範囲を超えて
いることを表す。また「−」は、ムラの程度がきわめて
大きくスジの評価が無意味であり評価しなかったことを
表す。
【0049】また、比較例1〜5では、屈曲角θおよび
摺接長のいずれか一方または両方を、[表1]のように
実施の形態例で示した範囲外の値に設定した。なお、負
の屈曲角(−1〜−10)は、図4の(B)において、
ベースフィルム104を点線30で示したような状態に
した場合の、ベースフィルム104が仮想延長面28に
対して成す角度である。点線30の状態ではベースフィ
ルム104はエッジ14において屈曲しないが、ここで
は統一的に扱うため屈曲角と呼ぶ。
【0050】[表1]に示したように、ベースフィルム
104の屈曲角が10度以下(0〜10度)で、摺接長
が1〜5mmの実施例1では、スジ、ムラともに許容範
囲内であった。一方、比較例1〜3では、ムラが許容範
囲外であってきわめて大きく、また比較例4、5(θ>
10度)ではスジ、ムラともに許容範囲外であった。
【0051】《実施例2》また、図5の構成のダイを有
する第5の実施の形態例の磁性塗料塗布装置を実際に製
作して、その有効性を確認した(実施例2)。比較する
従来の磁性塗料塗布装置としては、ダイが図9に示した
構造を有するものを用いた(比較例6、7)。
【0052】磁性塗料の組成は上記実施例1の場合と同
じとし、塗膜の厚みは乾燥後で1.2μmとした。ま
た、実施例2では、リップ34の幅Lは3mmとした。
比較例6では、リップ150の幅Lは1mmとし、比較
例7ではさらに、図7に示したように、スムーザー(1
20)によりさらに平滑化を行った。ダイ2の吐出口1
40からスムーザーまでの、ベースフィルム104の走
行経路に沿った距離は約2.5mとした。
【0053】塗布後の塗膜表面の状態は粗度計を使い、
表面の粗さを測定し、さらに、色信号を記録再生してノ
イズ特性(C/NおよびS/N)を調べて評価した。結
果を[表2]に示す。
【0054】
【表2】
【0055】[表2]において、「○」は許容範囲内で
あることを表し、「×」は許容範囲外、「△」は許容範
囲内ではあるが充分ではないことを表している。また、
比較例7の場合の摺接長は、リップ150の摺接面の幅
と、別に設けたスムーザーの摺接面10の幅を加えた値
である。また、実施例2および比較例6の摺接長は、摺
接面10が平坦であるため摺接面10の幅Iに等しい。
【0056】[表2]に示したように、ベースフィルム
104の屈曲角が10度以下(0〜10度)で、摺接長
が2.5mmの実施例1では、表面粗度、C/N・S/
Nともに許容範囲内であった。一方、比較例6では、リ
ップ150のみにより平滑化されるので、その効果が不
充分であり、比較例7では、塗布部からスムーザーまで
の距離が長く塗膜の乾燥の影響が大きいため、面荒れが
生じ、表面粗度、C/N・S/Nともに許容範囲外であ
った。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、スムー
ザーはダイに取り付けられて塗料吐出口に近接して配置
されているので、ダイから吐出されて支持体に塗布され
た塗料は、スムーザーの箇所に到達するまでの間にほと
んど乾燥せず、したがって、磁性塗料の構造粘度が高
く、かつ塗膜をごく薄く形成する場合でも、塗膜表面
は、乾燥の影響を受けることなくスムーザーによって良
好に平滑化される。また、スムーザーの摺接面に対する
支持体の摺接長は1mm以上と、充分な長さであるた
め、塗膜表面はスムーザーにより確実に平滑化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による塗料塗布装置の一例を構
成するダイ周辺を示す断面側面図、(B)はスムーザー
の拡大側面図である。
【図2】第2の実施の形態例を構成するダイ周辺を示す
断面側面図である。
【図3】第3の実施の形態例を構成するダイに取り付け
られたスムーザー周辺を示す断面側面図である。
【図4】(A)は第4の実施の形態例を構成するダイに
取り付けられたスムーザー周辺を示す断面側面図、
(B)はベースフィルムとスムーザーとの関係を示す説
明図である。
【図5】(A)は本発明の第5の実施の形態例を構成す
るダイ周辺を示す断面側面図、(B)はスムーザーの拡
大側面図である。
【図6】グラビアローラー方式の磁性塗料塗布装置の一
例を示す構成図である。
【図7】ダイ塗布方式の磁性塗料塗布装置の一例を示す
構成図である。
【図8】上記ダイ周辺を詳しく示す断面側面図である。
【図9】接触方式のダイの一例を示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
2……ダイ、4……ガイドローラー、6……ガイドロー
ラー、8……スムーザー、10……摺接面、12……前
縁部、14……エッジ、16……塗膜表面、18……ダ
イ、20……スムーザー、22……エッジ部、24……
スムーザー、26……摺接面、28……仮想延長面、3
2……ダイ、34……リップ、102……磁性塗料塗布
装置、104……ベースフィルム、106……ガイドロ
ーラー、108……塗料塗布部、110……バックアッ
プローラー、116……磁性塗料、118……ドクター
ブレード、120……スムーザー、122……エッジ
部、124……磁性塗料塗布装置、128……ダイ、1
30……乾燥炉、134……塗料供給装置、136……
ポケット部、138……吐出路、140……吐出口、1
44……磁石、146……ダイ、148……リップ、1
50……リップ。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の塗料支持体を長手方向に走行
    させつつ、ダイより吐出させた塗料を前記支持体の表面
    に塗布する塗料塗布装置であって、 前記支持体の表面に前記塗料を介して摺接する摺接面を
    有する、前記ダイに取り付けられたスムーザーを備え、 前記スムーザーは、前記ダイの塗料吐出口の下流側に前
    記吐出口に近接して配置され、 前記スムーザーの前記摺接面に対する前記支持体の摺接
    長は1mm以上であることを特徴とする塗料塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記摺接面の下流側の端部は、前記支持
    体の幅方向に延在するエッジを形成していることを特徴
    とする請求項1記載の塗料塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記エッジを稜部として形成される稜角
    は120度以下であることを特徴とする請求項2記載の
    塗料塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記支持体は、前記スムーザーの前記エ
    ッジで屈曲して走行することを特徴とする請求項2記載
    の塗料塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記摺接面は支持体長手方向において曲
    面を形成していることを特徴とする請求項1記載の塗料
    塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記摺接面の、前記エッジから下流側へ
    の仮想延長面と、前記エッジで屈曲した前記支持体とが
    成す角度は10度以下であることを特徴とする請求項4
    記載の塗料塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記スムーザーの下流側で前記支持体の
    裏面側から前記支持体を押圧して、前記支持体を前記ス
    ムーザーの前記エッジで屈曲させる位置規制手段を備え
    たことを特徴とする請求項4記載の塗料塗布装置。
  8. 【請求項8】 前記位置規制手段は前記支持体の幅方向
    に延在するローラーを含むことを特徴とする請求項7記
    載の塗料塗布装置。
  9. 【請求項9】 前記スムーザーの上流側で前記支持体の
    裏面側から前記支持体を押圧する位置規制手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の塗料塗布装置。
  10. 【請求項10】 前記位置規制手段は前記支持体の幅方
    向に延在するローラーを含むことを特徴とする請求項9
    記載の塗料塗布装置。
  11. 【請求項11】 前記摺接面の、支持体長手方向におけ
    る幅は5mm以下であることを特徴とする請求項1記載
    の塗料塗布装置。
  12. 【請求項12】 前記ダイの先端に前記吐出口を挟み上
    流側および下流側にそれぞれ前記塗料の吐出方向に突設
    された第1および第2のリップを有し、前記第2のリッ
    プは前記スムーザーを構成していることを特徴とする請
    求項1記載の塗料塗布装置。
  13. 【請求項13】 前記吐出口は前記支持体の幅方向に延
    在するスリット状に形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の塗料塗布装置。
  14. 【請求項14】 前記吐出口は前記支持体の幅方向に、
    前記支持体の全幅に亘って延在していることを特徴とす
    る請求項1記載の塗料塗布装置。
  15. 【請求項15】 前記摺接面は前記支持体の幅方向に、
    前記支持体の全幅に亘って延在していることを特徴とす
    る請求項1記載の塗料塗布装置。
  16. 【請求項16】 前記支持体は非磁性体により形成さ
    れ、前記塗料は磁性を有していることを特徴とする請求
    項1記載の塗料塗布装置。
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