JP2003088180A - 同期電動機制御システム - Google Patents

同期電動機制御システム

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JP2003088180A
JP2003088180A JP2001271946A JP2001271946A JP2003088180A JP 2003088180 A JP2003088180 A JP 2003088180A JP 2001271946 A JP2001271946 A JP 2001271946A JP 2001271946 A JP2001271946 A JP 2001271946A JP 2003088180 A JP2003088180 A JP 2003088180A
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exciter
current
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Masafumi Nakamura
雅史 中村
Osamu Tanaka
修 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流励磁装置の瞬時停電に際して、直流励磁
装置−電機子側変換装置間での保護協調を不要とし、ま
た商用電源により運転される同期電動機の停止を不要と
する。 【解決手段】 直流励磁装置1のコンバータ回路12に
対して並列に還流サイリスタ11を接続し、直流励磁装
置1に瞬時停電が発生した場合に、還流サイリスタ11
をオンすることにより、同期電動機3の励磁巻線31の
インダクタンス成分により流れ続けようとする励磁電流
Ifを還流サイリスタ11を通じて還流させるようにす
る。この構成により、励磁電流Ifが励磁巻線31に流
れ続けるので、電機子側変換装置2にとっては、直流励
磁装置1が正常に運転していることと同等であり、同期
電動機3の運転を継続することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電機子側変換装置
により同期電動機に電機子電流を供給し、直流励磁装置
により同期電動機に励磁電流を供給するようにした同期
電動機制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の同期電動機制御システム
の構成を示す図である。同図の同期電動機制御システム
は、励磁巻線31を備えた同期電動機3と、同期電動機
3に電機子電流を供給して同期電動機3を始動・加速す
る電機子側変換装置2と、同期電動機3の励磁巻線31
に励磁電流を供給する直流励磁装置1と、電機子側変換
装置2の入力トランス4とを有する構成である。
【0003】このように構成された同期電動機制御シス
テムでは、直流励磁装置1に瞬時停電が発生した場合、
同期電動機3の励磁巻線31のインダクタンス成分によ
る逆起電力により、直流励磁装置1の励磁回路に過電圧
が発生するおそれがある。また、同期電動機3の界磁磁
束が急変するため、同期電動機3の脱調の原因ともな
る。
【0004】このため、従来は、直流励磁装置1の瞬時
停電発生時には直流励磁装置1および電機子側変換装置
2を直ちに同時停止するか、若しくは電機子側変換装置
2を直流励磁装置1よりも先に停止させることが必要で
あった。また、直流励磁装置1が復電し、正常運転に復
帰するまでは、電機子側変換装置2の運転を停止してお
く必要があった。このように直流励磁装置1−電機子側
変換装置2間での保護協調をとることが必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
図7に示すような構成の同期電動機制御システムでは以
下のような問題があった。同図の同期電動機制御システ
ムは、一台の電機子側変換装置2と複数台の同期電動機
3、および各々の同期電動機3に対応する複数台の直流
励磁装置1で構成され、電機子側変換装置2により複数
の同期電動機3を個別に順次始動・加速させ、商用周波
速度に達した後は商用電源で運転するようにしたもので
ある。
【0006】しかしながら、この同期電動機制御システ
ムでは、直流励磁装置1が複数存在し、直流励磁装置1
と電機子側変換装置2との組合せが都度異なるため、直
流励磁装置1−電機子側変換装置2間での保護協調をと
ることが困難であった。
【0007】また、商用電源により同期電動機3が運転
される場合には、直流励磁装置1に瞬時停電が発生した
場合であっても同期電動機3の運転停止を不要にする必
要があった。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、瞬時停電に際して直流励
磁装置−電機子側変換装置間での保護協調を不要とし、
また商用電源により同期電動機が運転される場合には同
期電動機の運転停止を不要とすることのできる同期電動
機制御システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の本発明は、同期電動機に電機子電流を供給す
る電機子側変換装置、および同期電動機の励磁巻線に励
磁電流を供給するコンバータ回路を内蔵した直流励磁装
置を備えた同期電動機制御システムにおいて、前記直流
励磁装置の瞬時停電を検出する検出手段と、前記コンバ
ータ回路に対して並列に接続されたスイッチング素子
と、前記検出手段により瞬時停電が検出された場合に、
コンバータ回路の出力電流を0にするとともに、前記ス
イッチング素子をオンする停電時制御手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0010】本発明にあっては、励磁電流を供給するコ
ンバータ回路に並列にスイッチング素子を接続し、直流
励磁装置に瞬時停電が発生した場合、コンバータ回路の
出力電流を0にするとともにこのスイッチング素子をオ
ンし、励磁巻線のインダクタンス成分により流れ続けよ
うとする励磁電流をスイッチング素子を通じて還流させ
るようにしている。
【0011】このような構成としたことで、直流励磁装
置に瞬時停電が発生してコンバータ回路を停止しても、
スイッチング素子を通じて励磁電流が励磁巻線に流れ続
けるので、電機子側変換装置にとっては、直流励磁装置
が正常に運転していることと同等であることから、電機
子側変換装置の運転を継続することができ、もって直流
励磁装置の瞬時停電に際して直流励磁装置−電機子側変
換装置間での保護協調を不要とし、また商用電源により
同期電動機が運転される場合には同期電動機の運転停止
を不要とすることができる。
【0012】ここで、前記スイッチング素子は、還流サ
イリスタ又は還流GTOにより構成されることを特徴と
する。
【0013】第2の本発明は、同期電動機に電機子電流
を供給する電機子側変換装置、および同期電動機の励磁
巻線に励磁電流を供給するコンバータ回路を内蔵した直
流励磁装置を備えた同期電動機制御システムにおいて、
前記直流励磁装置の瞬時停電を検出する検出手段と、前
記コンバータ回路に対して並列に接続されたスイッチお
よびダイオードの直列回路と、前記検出手段により瞬時
停電が検出された場合に、コンバータ回路の出力電流を
0にするとともに、前記スイッチを閉じる停電時制御手
段と、を有することを特徴とする。
【0014】本発明にあっては、励磁電流を供給するコ
ンバータ回路に並列にスイッチおよびダイオードの直列
回路を接続し、直流励磁装置に瞬時停電が発生した場
合、コンバータ回路の出力電流を0にするとともにこの
スイッチを閉じ、励磁巻線のインダクタンス成分により
流れ続けようとする励磁電流をスイッチおよびダイオー
ドを通じて還流させるようにしている。
【0015】第3の本発明は、第1の本発明において、
前記検出手段により前記直流励磁装置の復電が検出され
た場合に、前記スイッチング素子をオフするとともに、
前記コンバータ回路の出力電流を所定レートで上昇させ
る復電時制御手段を有することを特徴とする。
【0016】第4の本発明は、第2の本発明において、
前記検出手段により前記直流励磁装置の復電が検出され
た場合に、前記スイッチを開くとともに、前記コンバー
タ回路の出力電流を所定レートで上昇させる復電時制御
手段を有することを特徴とする。
【0017】第3,4の本発明にあっては、スイッチン
グ素子あるいはスイッチおよびダイオードの直列回路を
通じての励磁電流の還流中に直流励磁装置が復電した場
合、スイッチング素子をオフしあるいはスイッチを開
き、励磁電流をコンバータ回路を通じて還流させ、コン
バータ回路の出力電流を所定レートで上昇させることに
より、直流励磁装置を運転復帰させるようにしている。
【0018】第5の本発明は、第1の本発明において、
前記検出手段により前記直流励磁装置の復電が検出され
た場合に、前記スイッチング素子をオフするとともに、
前記コンバータ回路の出力電流を所定の電流基準どおり
出力させる復電時制御手段を有することを特徴とする。
【0019】第6の本発明は、第2の本発明において、
前記検出手段により前記直流励磁装置の復電が検出され
た場合に、前記スイッチを開くとともに、前記コンバー
タ回路の出力電流を所定の電流基準どおり出力させる復
電時制御手段を有することを特徴とする。
【0020】第5,6の本発明にあっては、スイッチン
グ素子あるいはスイッチおよびダイオードの直列回路を
通じての励磁電流の還流中に直流励磁装置が復電した場
合、スイッチング素子をオフしあるいはスイッチを開
き、励磁電流をコンバータ回路を通じて還流させ、コン
バータ回路に所定の電流基準どおりの励磁電流を出力さ
せることで、直流励磁装置をより短い時間で正常な運転
に復帰させるようにしている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0022】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態における同期電動機制御システムの構成を示す回
路図である。同図の同期電動機制御システムは、励磁巻
線31を備えた同期電動機3と、同期電動機3に電機子
電流を供給して同期電動機3を始動・加速する電機子側
変換装置2と、同期電動機3の励磁巻線31に励磁電流
を供給する直流励磁装置1と、電機子側変換装置2の入
力トランス4とを有する構成である。
【0023】直流励磁装置1は、同期電動機3に供給す
る励磁電流を発生するためのコンバータ回路12と、ス
イッチング素子である還流サイリスタ11とが並列に接
続された構成である。コンバータ回路12は、三相交流
入力の各相に対応して設けられた複数のスイッチング素
子を備えており、これらの各スイッチング素子の極性に
還流サイリスタ11の極性が合うように並列接続され
る。また、同期電動機3の励磁巻線31は、これらコン
バータ回路12、還流サイリスタ11に並列に接続され
る。
【0024】次に、このように構成される同期電動機制
御システムの動作について説明する。
【0025】同期電動機3が通常運転している場合、電
機子側変換装置2は同期電動機3に対して電機子電流を
供給し、直流励磁装置1は同期電動機3の励磁巻線31
に励磁電流を供給する。直流励磁装置1の還流サイリス
タ11はオフとなっており、同期電動機3の励磁巻線3
1に流れる励磁電流Ifは、コンバータ回路12の出力
電流If’に等しい。
【0026】図2は、直流励磁装置1に瞬時停電が発生
した場合の補償制御シーケンスを示す図である。直流励
磁装置1に瞬時停電が発生した場合、コンバータ回路1
2は正常運転ができなくなるため、まず図示していない
電源喪失検出回路により直流励磁装置1の電源喪失を検
出し、直流励磁装置1の電流基準を強制的に0とする。
これに追従してコンバータ回路12の全てのスイッチン
グ素子を強制的にオフさせ、コンバータ回路12の出力
電流If’を0とする。このとき、励磁巻線31のイン
ダクタンス成分により、励磁巻線31を流れる励磁電流
Ifは、コンバータ回路12の出力電圧がなくなった後
も流れ続けようとする。
【0027】そこで、還流サイリスタ11にオン信号を
出力する。還流サイリスタ11がオンすると、励磁巻線
を流れる励磁電流Ifは、還流サイリスタ11を通じて
減衰しながらではあるが還流するようになる。励磁電流
Ifが励磁巻線31に流れ続けることによって、電機子
側変換装置2にとっては、直流励磁装置1が正常に運転
していることと同等であることから、電機子側変換装置
2は運転を継続することができる。
【0028】この還流中に直流励磁装置1が復電した場
合、電源喪失検出回路により電源喪失が検出されなくな
ったところで、還流サイリスタ11にオフ信号を出力
し、直流励磁装置1の電流基準を一定レートで所定値ま
で上昇させる。この電流基準の上昇に追従してコンバー
タ回路12の出力電流If’が上昇すると、還流サイリ
スタ11に逆バイアスがかかり、還流サイリスタ11が
オフし、励磁電流Ifはコンバータ回路12を通じて還
流するようになる。このようにして直流励磁装置1を瞬
時停電発生前の状態に復帰させる。
【0029】したがって、本実施の形態によれば、直流
励磁装置1のコンバータ回路12に対して並列に還流サ
イリスタ11を接続し、直流励磁装置1に瞬時停電が発
生した場合に、還流サイリスタ11をオンすることによ
り、同期電動機3の励磁巻線31のインダクタンス成分
により流れ続けようとする励磁電流Ifを還流サイリス
タ11を通じて還流させるようにしたことで、電機子側
変換装置2にとっては直流励磁装置1が正常に運転して
いることと同等であることから、電機子側変換装置2の
運転を継続することができる。
【0030】この制御は直流励磁装置1により単独で行
われるので、電機子側変換装置1台に対して複数台の直
流励磁装置で構成されるシステムでは、直流励磁装置の
瞬時停電に際して直流励磁装置−電機子側変換装置間で
の保護協調を不要とすることができ、また商用電源によ
り同期電動機が運転されるシステムでは、直流励磁装置
の瞬時停電に際して同期電動機の運転停止を不要とする
ことができ、瞬時停電に対する補償が可能となる。
【0031】また、本実施の形態によれば、直流励磁装
置1が復電した場合、還流サイリスタ11をオフし、コ
ンバータ回路12の出力電流If’を一定レートで上昇
させるようにしたことで、直流励磁装置1を迅速に運転
復帰させることができる。
【0032】[第2の実施の形態]図3は、第2の実施
の形態における同期電動機制御システムの構成を示す回
路図である。その特徴としては、図1における直流励磁
装置1の還流サイリスタ11に代えてスイッチ13およ
びダイオード13が直列に接続された直列回路をコンバ
ータ回路12に対して並列に接続した構成としたことに
ある。その他、図1と同一物には同一の符号を付すこと
とし、ここでは重複した説明を省略する。
【0033】直列励磁装置1に瞬時停電が発生した場
合、コンバータ回路12の全てのスイッチング素子をオ
フしてコンバータ回路12の出力電流If’を強制的に
0にするとともに、スイッチ13を閉じて励磁巻線31
のインダクタンス成分が流そうとする励磁電流Ifをス
イッチ13およびダイオード14を通じて還流させる。
【0034】この還流中に直流励磁装置1が復電した場
合、電源喪失が検出されなくなったところで、スイッチ
13を開くとともに、コンバータ回路12の出力電流I
f’を一定レートで上昇させる。なお、ダイオード14
は、直流励磁装置1の復電後、コンバータ回路12から
出力電流If’を出力する際に、コンバータ回路12が
短絡状態にならないようにするためのものである。
【0035】したがって、本実施の形態によれば、コン
バータ回路12に対して並列にスイッチ13およびダイ
オード14からなる直列回路を接続し、直流励磁装置1
に瞬時停電が発生した場合に、コンバータ回路12の出
力電流If’を強制的に0にするとともにスイッチ13
を閉じ、同期電動機3の励磁巻線31のインダクタンス
成分により流れ続けようとする励磁電流Ifをスイッチ
13およびダイオード14を通じて還流させるようにし
たことで、第1の実施の形態と同様に、同期電動機3の
運転を継続することができ、直流励磁装置−電機子側変
換装置間での保護協調を不要とすることができ、また商
用電源により運転される同期電動機の運転停止を不要と
することができる。
【0036】また、本実施の形態によれば、直流励磁装
置1が復電した場合、スイッチ13を開き、コンバータ
回路12の出力電流If’を一定レートで上昇させるよ
うにしたことで、第1の実施の形態と同様に、直流励磁
装置1を運転復帰させることができる。
【0037】[第3の実施の形態]図4は、第3の実施
の形態における同期電動機制御システムの構成を示す回
路図である。その特徴としては、図1における直流励磁
装置1の還流サイリスタ11に代えて還流GTO15を
コンバータ回路12に対して並列に接続した構成とした
ことにある。その他、図1と同一物には同一の符号を付
すこととし、ここでは重複した説明を省略する。
【0038】図5は、直流励磁装置1に瞬時停電が発生
した場合の本実施の形態における補償制御シーケンスを
示す図である。直列励磁装置1に瞬時停電が発生した場
合、直流励磁装置1の電流基準を強制的に0とする。こ
れに追従してコンバータ回路12の全てのスイッチング
素子を強制的にオフさせ、コンバータ回路12の出力電
流If’を0にするとともに、コンバータ回路12の全
てのスイッチング素子をオフしてコンバータ回路12の
出力電流If’を強制的に0にするとともに、還流GT
O15をオンして励磁巻線31のインダクタンス成分が
流そうとする励磁電流Ifを還流GTO15を通じて還
流させる。
【0039】この還流中に直流励磁装置1が復電した場
合、コンバータ回路12のスイッチング素子のうち、三
相交流入力の一相分に対応するスイッチング素子をオン
し、還流GTO15をオフすることにより、励磁電流I
fをコンバータ回路12を通じて還流させる。このと
き、電流基準を瞬時停電発生前の所定値に直ちに再設定
し、コンバータ回路12の出力電流If’をこの所定の
電流基準どおり出力させるために、コンバータ回路12
の他のスイッチング素子をオンする。
【0040】したがって、本実施の形態によれば、コン
バータ回路12に対して還流GTO15を並列に接続
し、直流励磁装置1に瞬時停電が発生した場合に、コン
バータ回路12の出力電流If’を強制的に0にすると
ともに還流GTO15をオンし、励磁巻線31のインダ
クタンス成分により流れ続けようとする励磁電流Ifを
還流GTO15を通じて還流させるようにしたことで、
第1の実施の形態と同様に、同期電動機3の運転を継続
することができ、直流励磁装置−電機子側変換装置間で
の保護協調を不要とすることができ、また商用電源によ
り運転される同期電動機の運転停止を不要とすることが
できる。
【0041】また、本実施の形態によれば、直流励磁装
置1が復電した場合、還流GTO15をオフし、コンバ
ータ回路12の出力電流If’を所定の電流基準どおり
出力させるようにしたことで、直流励磁装置1をより短
い時間で正常な運転に復帰させることができる。
【0042】なお、第1、第2の実施の形態において
は、直流励磁装置1が復電した場合、コンバータ回路1
2の出力電流If’を一定レートで上昇させることとし
たが、これら各実施の形態においても、コンバータ回路
12の出力電流If’を電流基準どおり出力させること
ができる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る同
期電動機制御システムによれば、直流励磁装置に瞬時停
電が発生した場合に、コンバータ回路を停止しても励磁
電流が同期電動機の励磁巻線に流れ続けるので、電機子
側変換装置にとっては直流励磁装置が正常に運転してい
ることと同等であることから、電機子側変換装置の運転
を継続することができ、直流励磁装置−電機子側変換装
置間での保護協調を不要とすることができ、また商用電
源により同期電動機が運転される場合には同期電動機の
運転停止を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における同期電動機制御シス
テムの構成を示す回路図である。
【図2】図1のシステムにおいて直流励磁装置に瞬時停
電が発生した場合の補償制御シーケンスを示す図であ
る。
【図3】第2の実施の形態における同期電動機制御シス
テムの構成を示す回路図である。
【図4】第3の実施の形態における同期電動機制御シス
テムの構成を示す回路図である。
【図5】図4のシステムにおいて直流励磁装置に瞬時停
電が発生した場合の補償制御シーケンスを示す図であ
る。
【図6】従来の同期電動機制御システムの構成を示す図
である。
【図7】従来の別の同期電動機制御システムの構成を示
す図である
【符号の説明】
1 直流励磁装置 2 電機子側変換装置 3 同期電動機 4 入力トランス 11 還流サイリスタ 12 コンバータ回路 13 スイッチ 14 ダイオード 15 還流GTO 31 励磁巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H572 CC05 DD05 FF01 HA04 HA11 HB06 HC02 HC07 LL24 MM13 5H576 BB06 CC05 DD02 DD05 FF03 HA05 HB02 LL24 MM01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期電動機に電機子電流を供給する電機
    子側変換装置、および同期電動機の励磁巻線に励磁電流
    を供給するコンバータ回路を内蔵した直流励磁装置を備
    えた同期電動機制御システムにおいて、 前記直流励磁装置の瞬時停電を検出する検出手段と、 前記コンバータ回路に対して並列に接続されたスイッチ
    ング素子と、 前記検出手段により瞬時停電が検出された場合に、コン
    バータ回路の出力電流を0にするとともに、前記スイッ
    チング素子をオンする停電時制御手段と、 を有することを特徴とする同期電動機制御システム。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子は、還流サイリス
    タ又は還流GTOにより構成されることを特徴とする請
    求項1記載の同期電動機制御システム。
  3. 【請求項3】 同期電動機に電機子電流を供給する電機
    子側変換装置、および同期電動機の励磁巻線に励磁電流
    を供給するコンバータ回路を内蔵した直流励磁装置を備
    えた同期電動機制御システムにおいて、 前記直流励磁装置の瞬時停電を検出する検出手段と、 前記コンバータ回路に対して並列に接続されたスイッチ
    およびダイオードの直列回路と、 前記検出手段により瞬時停電が検出された場合に、コン
    バータ回路の出力電流を0にするとともに、前記スイッ
    チを閉じる停電時制御手段と、 を有することを特徴とする同期電動機制御システム。
  4. 【請求項4】 前記検出手段により前記直流励磁装置の
    復電が検出された場合に、前記スイッチング素子をオフ
    するとともに、前記コンバータ回路の出力電流を所定レ
    ートで上昇させる復電時制御手段を有することを特徴と
    する請求項1又は2記載の同期電動機制御システム。
  5. 【請求項5】 前記検出手段により前記直流励磁装置の
    復電が検出された場合に、前記スイッチを開くととも
    に、前記コンバータ回路の出力電流を所定レートで上昇
    させる復電時制御手段を有することを特徴とする請求項
    3記載の同期電動機制御システム。
  6. 【請求項6】 前記検出手段により前記直流励磁装置の
    復電が検出された場合に、前記スイッチング素子をオフ
    するとともに、前記コンバータ回路の出力電流を所定の
    電流基準どおり出力させる復電時制御手段を有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の同期電動機制御シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記検出手段により前記直流励磁装置の
    復電が検出された場合に、前記スイッチを開くととも
    に、前記コンバータ回路の出力電流を所定の電流基準ど
    おり出力させる復電時制御手段を有することを特徴とす
    る請求項3記載の同期電動機制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU176853U1 (ru) * 2017-05-29 2018-01-31 Открытое акционерное общество "Научно-исследовательское предприятие общего машиностроения" (ОАО "НИПОМ") Возбудитель тиристорный цифровой синхронного электродвигателя

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RU176853U1 (ru) * 2017-05-29 2018-01-31 Открытое акционерное общество "Научно-исследовательское предприятие общего машиностроения" (ОАО "НИПОМ") Возбудитель тиристорный цифровой синхронного электродвигателя

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