JP2003087932A - ジャンクションボックス - Google Patents

ジャンクションボックス

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JP2003087932A
JP2003087932A JP2001269396A JP2001269396A JP2003087932A JP 2003087932 A JP2003087932 A JP 2003087932A JP 2001269396 A JP2001269396 A JP 2001269396A JP 2001269396 A JP2001269396 A JP 2001269396A JP 2003087932 A JP2003087932 A JP 2003087932A
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JP
Japan
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case
ecu
junction box
electronic control
control unit
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JP2001269396A
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Tatsuya Tsunoda
達哉 角田
Yasuhisa Tanaka
靖久 田中
Yoshihiro Isshiki
義博 一色
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンクションボックスに付設するECUケ
ースの改良を図る。 【解決手段】 ジャンクションボックスのケース本体の
下面に、ロアケースのみからなる電子制御ユニット収容
ケース(ECUケース)を着脱自在に付設して電子制御
ユニット収容空間を形成し、上記ECUケースは上記ケ
ース本体の一側部より突出し、この突出部の上面開口を
閉鎖する蓋をヒンジ部を介してECUケースと一体的に
形成し、かつ、ECUケースの側壁内面より電子制御ユ
ニットの両端を位置決め保持する係止部を突設し、上記
電子制御ユニット収容空間に車種に対応した電子制御ユ
ニットを挿入して上記係止部で係止して収容している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のジャン
クションボックスに関し、詳しくは、電子制御ユニット
を付設するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のジャンクションボックスは、ケー
ス内部に絶縁板を介在させてバスバーを積層配置し、該
バスバーから突設したタブをケースに搭載するコネク
タ、リレー、ヒューズと接続させている。上記絶縁板と
交互に積層配置するバスバーは導電性金属板を所要の回
路形状に打ち抜いて形成されている。このバスバーと外
部回路となるワイヤハーネスの電線端末の端子とはコネ
クタを介して接続しており、電線端末の端子をコネクタ
のキャビティに挿入し、このコネクタをジャンクション
ボックスのケース外面に形成したコネクタ収容部に嵌合
すると、バスバーに形成したタブと上記コネクタ内の電
線端末の端子とが嵌合される構成とされている。
【0003】また、上記ジャンクションボックスに電子
制御ユニット(以下、ECUと称す)を付設している場
合が多く、その場合には、図9(A)(B)(C)の3
種類の形態がある。
【0004】図9(A)では、ジャンクションボックス
1とECU2とを別個に作成し、ECU2はロアケース
2aとアッパーケース2bとからなるケース内部にEC
U基板3を収容しており、この別個に作成したECU2
をジャンクションボックス1のケース外面に付設してい
る。図9(B)では、ECU2はロアケース2aのみ
で、該ロアケース2a内にECU基板3を収容した状態
で、ジャンクションボックス1のケース下面に付設して
セットしている。図9(C)ではジャンクションボック
ス1のケース内部にECU収容部1aを設け、該ECU
収容部1a内にECU基板3を収容している。該構成と
すると、ECUケースを設ける必要がないため、現在は
このジャンクションボックスのケース内部にECU基板
を内蔵することが主流になっている。
【0005】従来のジャンクションボックスは、1車種
に1種類のジャンクションボックスを車両専用部品とし
て作成しており、よって、ジャンクションボックスとE
CUとはセットで構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】昨今、コストの低下を
図るために、車両グループ毎に1つのジャンクションボ
ックスで共用化し、該車両グループ内の低グレードから
高グレード車まで幅広い機能を持てるようにすることが
ジャンクションボックスに要望されている。しかし、前
記低グレード車ではECUを搭載しない場合が発生す
る。この場合、ジャンクションボックス内部にECU基
板を収容する構成とすると、ECU収容部1aのスペー
スが無駄になり、ジャンクションボックスの厚みを増大
して、必要以上に大型化する問題がある。さらに、高グ
レード車では、ECU基板に高機能な回路を取り込むた
め、ECU基板は大型化する傾向があり、その大きさに
応じてジャンクションボックス内のECU収容部を大き
くすると、ECUを搭載しないジャンクションボックス
では更に無駄なスペースが発生する。
【0007】また、従来のジャンクションボックスで
は、内部回路とワイヤハーネスの外部回路の接続は、ジ
ャンクションボックスを車体取付前の段階においても、
コネクタを介して接続しているため、コネクタとワイヤ
ハーネスとの接続作業が必要となると共に部品点数が増
加する問題がある。さらに、バスバーを回路形状に打ち
抜いて形成するため、回路変更が生じるとバスバーを形
成しなおす必要があり、バスバー形成用の金型費が非常
に高くつき、回路変更に柔軟に対応できない問題があ
る。また、バスバー材料となる導電性金属板の歩留まり
が非常に悪く、コストアップの要因となる。
【0008】また、内部回路となるバスバーにコネク
タ、ヒューズおよびリレーを接続する構成としているた
め、ヒューズ、リレーと内部回路との接続が変わる仕様
変更が生じた場合に、内部回路の全体を変更しなければ
ならず、回路変更に容易に対応出来ない問題がある。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、同一グループでジャンクションボックスを共用化す
る際に、ECU非搭載時にジャンクションボックスの小
型化を可能にし、さらに、ECU搭載時においてもグレ
ードに応じたECU基板を搭載できるようにすることを
課題としている。さらに、本発明では、ジャンクション
ボックス内に収容するバスバーの歩留まりを向上させ、
回路変更に容易に対応できるようにすることも課題とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ジャンクションボックスのケース本体の
下面に、周壁と底壁とからなり上面開口のECUケース
を着脱自在に付設して電子制御ユニット収容空間を形成
し、上記ECUケースは上記ケース本体の一側部より突
出し、この突出部の上面開口を閉鎖する蓋をヒンジ部を
介してECUケースと一体的に形成し、かつ、ECUケ
ースの側壁内面より電子制御ユニットの両端を位置決め
保持する係止部を突設し、上記電子制御ユニット収容空
間に車種に対応した電子制御ユニットを挿入して上記係
止部で係止して収容していることを特徴とするジャンク
ションボックスを提供している。
【0011】上記構成とすると、ジャンクションボック
スに対して、周壁と底壁からなる上面開口の1部品のE
CUケースを着脱自在に付設しているため、ECUを搭
載しない車種の場合には、ECUケースを搭載しないこ
とでジャンクションボックスの小型化を図ることができ
る。かつ、該ECUケースは上面開口の1部品のみから
構成するため、アッパーケースとロアケースとからEC
Uケースを構成する場合と比較して、部品点数およびス
ペースの削減等を図ることができる。また、上記ECU
ケースは、ジャンクションボックスのケース本体から側
方に突出させて付設しているため、大型のECUを搭載
でき、高グレード車に対応させることができると共に、
低グレード車の場合はECUケースに挿入するECU基
板を変更すれば良いため、高グレード車から低グレード
車まで適用することができる。
【0012】また、ケース本体から側方に飛び出した開
口部分はECUケースに設けた蓋で閉鎖するため、簡単
に密閉されたECU収容部として防水、防塵を図ること
ができる。 さらに、ECUケース内部には、ECU基
板の両端を位置決め保持する係止部を備えているので、
ECUを面倒なボルト留め等をすることなく、ワンタッ
チで安定した状態で固定できる。
【0013】上記ジャンクションボックスのケース本体
の内部に、外部回路に接続するベース回路部を収容し、
該ベース回路部では、X方向の短冊状の縦バスバーを平
行配列して収容していると共に、該縦バスバーの配置位
置にあたるケース本体のアッパーケースに、外部電線端
末接続用のキャビティをY方向に多数並列した電線接続
ブロックを複数列突設し、直交方向に配列される上記縦
バスバーと電線接続ブロックのキャビティとをX−Y方
向の格子状として、縦バスバーと電線とを所要の交差位
置で接続して所要の回路を形成している。
【0014】上記のように、ジョンクションボックスの
内部回路として短冊形状の縦バスバーを用い、ケース内
部に並列配置としているため、導電性金属板の歩留まり
を100%に出来ると共に、従来の縦バスバーに必要で
あったフォーミング加工を省略でき、しかも、ケース内
部に一括して自動組み付けを行うことができる。また、
上記縦バスバーと上記電線接続ブロックのキャビティと
をX−Y方向の格子状としているので、上記電線をキャ
ビティに挿入して縦バスバーと接続するだけで所要の回
路を形成することができると共に、電線を縦バスバーに
コネクタレスで接続することができ、部品点数およびコ
ネクタ接続作業を低減することができる。さらに、上記
電線と上記縦バスバーとの接続位置さえ変更すれば回路
変更を容易に行うことができる。
【0015】上記ジャンクションボックスを外部回路に
接続する上記ベース回路部と、ヒューズ接続回路部ある
いは/およびリレー接続回路部に分割し、ベース回路部
を備えたベースモジュールと、上記ヒューズ接続回路部
あるいは/およびリレー接続回路部を備えたヒューズ・
リレーモジュールを備え、これらモジュールを結合する
と共にモジュール内の導体を接続してジャンクションボ
ックスを組み立てている。
【0016】上記のように、ジャンクションボックスが
モジュール分割されていると、仕様変更が行なわれる際
には、該当するモジュールのみを変更すればよいので、
ジャンクションボックス全体を作り直さずに済み、フレ
キシブルに対応することができる。なお、上記ヒューズ
・リレーモジュールは、ヒューズモジュールとリレーモ
ジュールとにさらに分割してもよいことは言うまでもな
い。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1乃至図7は第1実施形態を示し、自動
車のワイヤハーネスに接続されるジャンクションボック
ス100は、ベースモジュール10、ヒューズ・リレー
モジュール11、ECUケース18より構成している。
【0018】ECUケース18は、周壁と底壁からなる
上面開口の1部品のECUケースのみからなる。該EC
Uケース18は、ベースモジュール10のアッパーケー
ス12とロアケース14とから構成されるケース本体1
01の下面(即ち、ロアケース14の下面)に付設する
と、該付設状態でECUケース18はケース本体101
の一側部より突出した状態となる大きさとしている。
【0019】ECUケース18はケース本体101より
側方に飛び足した部分が、図3に示すように開口18a
となり、ECUケース18の他の上面開口はケース本体
101のロアケース14の下面で閉鎖される。上記開口
18aを閉鎖する蓋18bをヒンジ部18cを介してE
CUケース18の外側壁18dの上端に一体的に成形し
ている。該蓋18bの先端には、閉鎖状態でロアケース
14のエッジ14aに外嵌するL形状の係止部18a1
を設けている。
【0020】また、ECUケース18の内部には、対向
する側壁に沿って、ECU19の基板19aを位置決め
保持するための係止部18e、18fを突設し、これら
係止部18e、18fに溝18e1、18f1を凹設し
ている。上記ECUケース18に挿入する基板19aの
両端を係止部18e、18fの溝18e1、18f1に
挿入することにより、ECU19を位置決め保持するよ
うにしている。
【0021】上記ECUケース18には、ケース本体1
01に付設する前に、その上面開口よりECU19を挿
入して、基板19aを係止部18e、18fで係止した
後、図3(B)のように、蓋18bをヒンジ部18cを
支点として開口18a側に折り曲げ、ロアケース14の
下面と共に、ECUケース18の上面開口を閉鎖してい
る。
【0022】上記ECUケース18をケース本体101
のロアケースに着脱自在に付設するため、ECUケース
の側壁の上部に図1(B)に示すようにロック枠18g
を設ける一方、ロアケース14の側壁の下部よりロック
爪14aを突設して、ロック結合させている。
【0023】上記ベースモジュール10は、アッパーケ
ース12とロアケース14とからなるケース内部に図2
に示すようにX方向の短冊状の縦バスバー13を多数並
列状態で収容している。縦バスバー13はベース回路を
構成し、アッパーケース12に設けた電線接続ブロック
15の各キャビティ16に、電線w1の端子20を直接
挿入して縦バスバー13と直接接続している。このベー
スモジュール10のロアケース14の一側にヒューズ・
リレーモジュール11を搭載している。
【0024】詳しくは、ベースモジュール10のアッパ
ーケース12の上面の一側には、Y方向の略全長にわた
って複数の電線接続ブロック15を平行列で突設し、各
列の電線接続ブロック15は端子挿入部となるキャビテ
ィ16をY方向に多数並設している。また、電線接続ブ
ロック15の一方側には複数のコネクタ収容部17を突
設している。
【0025】アッパーケースの内面は、図5に概略的に
示すように、多数並設する縦バスバー13を固定するた
めの溝12aを等ピッチで多数並設している。これら各
溝12aは、電線接続ブロック15のキャビティ16の
底面開口およびコネクタ収容部17の底面開口をはさん
で連続させて、各溝12aに縦バスバー13を挿入して
位置決め保持している。
【0026】上記各溝12aに挿入固定する縦バスバー
13は、連続した一枚の短冊状の縦バスバー13−1
と、これを分断して複数枚の縦バスバー13−2を隙間
をあけて連続させたものとがある。上記X方向に配置す
る縦バスバー13と上記Y方向に並設するキャビティ1
6に挿入する電線w1端末の端子20とはX−Y方向の
格子状に配置され、所要位置で縦バスバー13と端子2
0とを接続して、所要の回路を構成している。
【0027】上記各キャビティ16に挿入する電線w1
端末に圧着された端子20は、図6に示すように、一対
の挟持片20aを備え、縦バスバー13を端子20の一
対の挟持片20aにより挟持して接続している。
【0028】上記アッパーケース12に設けたコネクタ
収容部17には、図7に示すように、電線w2端末の端
子31を挿入係止したコネクタ30を嵌合し、コネクタ
30の外側のロック爪30aとコネクタ収容部17の内
壁のロック爪17aとをロック結合している。コネクタ
30には縦バスバー挿通溝30bを設けて縦バスバー1
3をコネクタ内に挿通させ、コネクタ内の端子31を縦
バスバー13に挟持させて接続している。
【0029】上記アッパーケースと嵌合するロアケース
14には、図1、2に示すように、アッパーケース12
との嵌合部の一側端よりヒューズ・リレーモジュール設
置部22を突設している。このヒューズ・リレーモジュ
ール設置部22にはヒュージブルリンク収容部23を突
設すると共に、端子穴24を設けている。このヒューズ
・リレーモジュール設置部22の下部にヒューズ・リレ
ーモジュール11のケース25を組み付けている。該ケ
ース25に端子穴24に嵌合する端子収容部26を上向
きに突出すると共に、下向きにリレー搭載部27、ヒュ
ーズ搭載部28を突設している。
【0030】上記ヒューズ・リレーモジュール設置部2
2とケース25との間には図4に示すように絶縁板36
を収容し、該絶縁板36にヒューズ・リレー用のバスバ
ー40を固定し、このバスバー40を一端に上向きに屈
折した狭持片からなる端子40aを設け、縦バスバー1
3に狭持させて、ベースモジュール10の内部回路の縦
バスバー13とヒューズ・リレーモジュール11のバス
バー40とを接続している。また、バスバー40の他端
は屈折させて、先端に狭持片からなる端子40bを設
け、ヒューズ収容部28、リレー収容部27、ヒュージ
ブルリンク収容部23に挿入するリレー、ヒューズ、ヒ
ュージブルリンクの端子と接続させている。
【0031】さらに、ベースモジュール10の下部に上
記ECUケース18を組みつけ、該ECUケース18の
内部にECU19を収容し、該ECU19の導体をベー
スモジュール10側に延在するバスバー40と接続させ
ている。
【0032】上記構成からなるジャンクションボックス
100では、ジャンクションボックス100と着脱可能
な別体のECUケース18を搭載することでECU19
を収容する構造としているので、ECU19を搭載しな
い車種の場合には、ECUケース18を搭載しないこと
でジャンクションボックス100の小型化を図ることが
できる。ECU19の幅D1がベース回路部を収容して
いるジャンクションボックス本体の幅D2よりも大きい
と、ECU非搭載の車種において、ECUケースを取り
外すことで、ジャンクションボックスの小型化を促進で
きる。
【0033】また、ECUケース18にはECU19を
セットした後にロアケース14にロック結合するため、
ECUケース18内に車種に応じたECU19を取り付
けることができる。其の際、ECUケース18内部に
は、ECU19の基板19aの両端を位置決め保持する
係止部18e、18fを備えているので、基板19aを
面倒なボルト留め等をすることなく、ワンタッチで安定
保持することができる。また、ECU19をECUケー
ス18の内部に取り付けた後は、蓋18bで開口18a
を閉鎖して、ECUケース19の内部を密閉状態とし
て、防水、防塵を図ることができる。
【0034】ジョンクションボックスの内部回路として
短冊形状の縦バスバーを用い、ケース内部に並列配置と
しているため、導電性金属板の歩留まりを100%に出
来ると共にフォーミング加工を省略でき、しかも、ケー
ス内部に一括して自動組み付けを行うことができる。
【0035】また、縦バスバー13をアッパーケース1
2とロアケース14内に並列配置して収容してベースモ
ジュール10を組み立てており、このベースモジュール
10に対して、並列させた電線w1の端子20を、アッ
パーケース12の電線接続ブロック15のキャビティ1
6に直接的に一括挿入するだけで縦バスバー13に接続
させることができ、部品点数およびコネクタ接続作業を
低減することができる。また、ワイヤハーネス端末のコ
ネクタ30もコネクタ収容部17に嵌合させるだけで、
コネクタ30内の端子31を縦バスバー13に接続させ
ることができる。
【0036】また、上記ジャンクションボックス100
では、各電線w1と縦バスバー13との接続位置さえ変
更すれば回路変更を容易に行うことができる。かつ、ベ
ースモジュール10とヒューズ・リレーモジュール11
とを分離し、ヒューズ・リレーモジュール11のヒュー
ズ・リレー用のバスバー40を縦バスバー13と接続さ
せているため、ベース回路と外部電線との接続形態の変
更があるだけの場合にはヒューズ・リレーモジュール1
1を共用することができる。同様に、ヒューズ・リレー
モジュール11のヒューズ接続回路等のみ変更がある場
合にはベースモジュール10を共用することができる。
なお、ヒューズ・リレーモジュールは一体化せずに、ヒ
ューズモジュールとリレーモジュールとに分割して形成
してもよい。
【0037】図8は第2実施形態のECUケース18’
を示す。第1実施形態との相違点は、ECUケース18
の底壁の外端よりL字状の蓋18b’をヒンジ部18
c’を介して一体的に形成している。即ち、ECUケー
ス18’は外側壁も開閉可能としている。該ECUケー
ス18’内部には、ECU基板19aの一端を位置決め
保持するための係止部18f’を設けていると共に、蓋
18b’に他端を位置決め保持する係止18e’を設け
ている。上記係止部18f’でECU基板19aの一端
を位置決め保持した後、蓋18b’をヒンジ部18c’
で開口18a’側に折り曲げると、ECU基板19aの
他端が係止部18e’の溝18e’1に挿入され、EC
U基板19aの両端が位置決め保持される。なお、他の
構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0038】上記ECUケース18’では、外側壁も蓋
18b’として開閉可能とし、外側にも開口を設けてい
るため、ECUケース18’をジャンクションボックス
のケース本体にロック固定した後に、外側の開口よりE
CUをスライド挿入することができる。また、メンテナ
ンス時において、蓋18b’を開いて、側方の開口より
ECUを引き出すことができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ジャンクションボックスとは別体のECUケ
ースを着脱自在に付設してECUを搭載する構造として
いるため、ECUを搭載しない車種では、ECUケース
を搭載しないことでジャンクションボックスの小型化を
図ることができる。特に、ECUケースがジャンクショ
ンボックスのケース本体より側方へ飛び出している場合
には、ECU非搭載の車種において、ECUケースを取
り外すことによるジャンクションボックスの小型化の効
果をさらに発揮する。
【0040】また、ECUケースはロアケースのみから
なるため、ジャンクションボックスのケース本体より側
方に飛び出した部分は開口となるが、該開口を閉鎖する
蓋をヒンジ部を介して一体形成しているので、ECUを
ECUケース内にセットしてジャンクションボックスの
ケース本体に取り付けた後、上記開口を蓋で簡単に閉鎖
することができ、防水、防塵性を確保することができ
る。さらに、ECUケース内部には、ECU基板の両端
を位置決め保持する係止部を備えているので、ワンタッ
チ固定でき、ECUを面倒なボルト留め等をする必要は
ない。
【0041】さらに、ジョンクションボックスの内部回
路として短冊形状の縦バスバーを用いているため、導電
性金属板の歩留まりを100%に出来ると共にフォーミ
ング加工を省略できる。また、電線を縦バスバーにコネ
クタレスで接続することができ、電線のコネクタ接続作
業を無くすことが出来ると共に部品点数の削減を図るこ
とができる。
【0042】また、上記ジャンクションボックスは、上
記ベース回路部を構成するベースモジュールと、上記ヒ
ューズ・リレー接続回路部を備えたヒューズ・リレーモ
ジュールとにモジュール分割されているので、仕様変更
が行なわれる際には、該当するモジュールのみを変更す
ればよいので、ジャンクションボックス全体を作り直さ
ずに済み、フレキシブルな対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の第1実施形態に係るジャン
クションボックスの上方側から見た斜視図、(B)はロ
ック構造を示す要部側面図である。
【図2】 ジャンクションボックスの分解斜視図であ
る。
【図3】 第1実施形態のECUケースであり、(A)
は蓋を閉じる前の断面図、(B)は蓋を閉じた後の断面
図である。
【図4】 ジャンクションボックスの断面図である。
【図5】 アッパーケースの内面に縦バスバーを取り付
ける状態を示す斜視図である。
【図6】 電線端末の端子と縦バスバーの接続状態を示
す斜視図である。
【図7】 (A)は電線が接続されたコネクタの斜視
図、(B)はコネクタをコネクタ収容部に嵌合した状態
の断面図である。
【図8】 第2実施形態のECUケースであり、(A)
は蓋を閉じる前の断面図、(B)は蓋を閉じた後の断面
図である。
【図9】 (A)(B)(C)は従来のジャンクション
ボックスにECUを搭載する場合の概略図である。
【符号の説明】
100 ジャンクションボックス 101 本体ケース 10 ベースモジュール 11 ヒューズモジュール 12 アッパーケース 12a 溝 13 縦バスバー 14 ロアケース 15 電線接続ブロック 16 キャビティ 17 コネクタ収容部 18 ECUケース 18a 開口 18b 蓋 18c ヒンジ部 18e、18f 係止部 18e1、18f1 溝 19 電子制御ユニット(ECU) 19a ECU基板 20 端子 22 ヒューズ・リレーモジュール設置部 25 ケース 30 コネクタ
フロントページの続き (72)発明者 一色 義博 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5G361 BA01 BA02 BB01 BC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションボックスのケース本体の
    下面に、周壁と底壁とからなる上面開口のECUケース
    を着脱自在に付設して電子制御ユニット収容空間を形成
    し、 上記ECUケースは上記ケース本体の一側部より突出
    し、この突出部の上面開口を閉鎖する蓋をヒンジ部を介
    してECUケースと一体的に形成し、かつ、ECUケー
    スの側壁内面より電子制御ユニットの両端を位置決め保
    持する係止部を突設し、上記電子制御ユニット収容空間
    に車種に対応した電子制御ユニットを挿入して上記係止
    部で係止して収容していることを特徴とするジャンクシ
    ョンボックス。
  2. 【請求項2】 上記ジャンクションボックスのケース本
    体の内部に、外部回路に接続するベース回路部を収容
    し、該ベース回路部では、X方向の短冊状の縦バスバー
    を平行配列して収容していると共に、該縦バスバーの配
    置位置にあたるケース本体のアッパーケースに、外部電
    線端末接続用のキャビティをY方向に多数並列した電線
    接続ブロックを複数列突設し、直交方向に配列される上
    記縦バスバーと電線接続ブロックのキャビティとをX−
    Y方向の格子状として、縦バスバーと電線とを所要の交
    差位置で接続して所要の回路を形成している請求項1に
    記載のジャンクションボックス。
  3. 【請求項3】 上記ジャンクションボックスを外部回路
    に接続する上記ベース回路部と、ヒューズ接続回路部あ
    るいは/およびリレー接続回路部に分割し、ベース回路
    部を備えたベースモジュールと、上記ヒューズ接続回路
    部あるいは/およびリレー接続回路部を備えたヒューズ
    ・リレーモジュールを備え、これらモジュールを結合す
    ると共にモジュール内の導体を接続してジャンクション
    ボックスを組み立てている請求項2に記載のジャンクシ
    ョンボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012105502A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Yazaki Corp ワイヤハーネス
CN106848620A (zh) * 2017-02-15 2017-06-13 江苏川都电力科技有限公司 一种通用型防脱式并沟线夹

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JP2012105502A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Yazaki Corp ワイヤハーネス
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