JP2003087887A - 音声入出力装置 - Google Patents

音声入出力装置

Info

Publication number
JP2003087887A
JP2003087887A JP2001280029A JP2001280029A JP2003087887A JP 2003087887 A JP2003087887 A JP 2003087887A JP 2001280029 A JP2001280029 A JP 2001280029A JP 2001280029 A JP2001280029 A JP 2001280029A JP 2003087887 A JP2003087887 A JP 2003087887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
microphone
sound
microphones
output device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001280029A
Other languages
English (en)
Inventor
Jungo Tsuji
純吾 辻
Takaharu Suzuki
隆治 鈴木
Takashi Iwasa
隆司 岩佐
Michie Sato
美智江 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001280029A priority Critical patent/JP2003087887A/ja
Priority to US10/241,494 priority patent/US20030059061A1/en
Priority to CNB02143140XA priority patent/CN1215717C/zh
Priority to CNA2004101010990A priority patent/CN1638532A/zh
Publication of JP2003087887A publication Critical patent/JP2003087887A/ja
Priority to US11/131,692 priority patent/US20050207591A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ会議において、出席者の声が遠隔地の
相手方のスピーカから明瞭に聴こえるようにするととも
に、エコーキャンセラの開発の負担やコストを減少させ
る。 【解決手段】 スピーカ6の前方に、複数の指向性マイ
クロフォン1a, 1b…を、指向性を有する方向をスピ
ーカ6の正面軸と略直交する方向に向けて配置し、スピ
ーカ6と指向性マイクロフォン1a, 1b…との間に、
スピーカ6から出力した音をスピーカ6の正面軸と略直
交する方向に反射させる反射部材4と、スピーカ6と指
向性マイクロフォン1a, 1b…とを隔てる遮蔽部材3
とを設けた音声入出力装置(マイク・スピーカ一体型装
置)を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビ会議
システムのような遠隔会議システムで使用する音声入出
力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】互いに離れた複数の地点の間で高速回線
を経由して音声を送受信しながら会議を行うシステム
が、企業などで導入されている。
【0003】図1は、そうしたシステムの一種であるテ
レビ会議システムの概要を示す。会議室Raに、マイク
ロフォン101a, スピーカ102a, エコーキャンセ
ラ103a, ビデオカメラ104a, プロジェクタ10
5a, コーデック106a及びDSU(データ回線終端
装置)107aが設けられている。
【0004】会議室Raとは離れた地点にある会議室R
bにも、同様にマイクロフォン101b, スピーカ10
2b, エコーキャンセラ103b, ビデオカメラ104
b,プロジェクタ105b, コーデック106b及びD
SU107bが設けられている。DSU107aとDS
U107bとは、専用回線108やISDN109で結
ばれている。
【0005】エコーキャンセラ103a, 103bは、
自分の側のマイクロフォンに入力した音が相手方のスピ
ーカから出力した後相手方のマイクロフォンに入力して
再び自分の側のスピーカから出力する現象であるエコー
や、このエコーを原因とするハウリングを抑制するため
の装置である。エコーキャンセラ103a, 103b
は、例えばデジタルフィルタとして動作させるためのソ
フトウェアをDSP(デジタルシグナルプロセッサ)に
インストールすることによって構成されている。
【0006】会議室Raにいる出席者の声は、マイクロ
フォン101aに入力し、エコーキャンセラ103a,
コーデック106a, DSU107a, 専用回線108
またはISDN109, DSU107b, コーデック1
06b, エコーキャンセラ103bを順に介して会議室
Rbのスピーカ102bから出力する。会議室Rbにい
る出席者の声も、同様にして、マイクロフォン101b
に入力して会議室Raのスピーカ102aから出力す
る。
【0007】このテレビ会議システムのように複数の地
点間で高速回線経由で音声を送受信しながら会議を行う
システム(本明細書では「遠隔会議システム」と呼ぶこ
とにする)では、マイクロフォンとスピーカとを一体と
した(図1では、マイクロフォン101aとスピーカ1
02aとを一体とし、マイクロフォン101bとスピー
カ102bとを一体とした)装置が用いられることが多
い。
【0008】図2Aは従来のこのマイク・スピーカ一体
型装置の構成例を示しており、同図Bは同図Aのマイク
・スピーカ一体型装置の設置場所を示す。図2Aのよう
に、このマイク・スピーカ一体型装置では、正面軸を鉛
直方向上向きにしたスピーカ121の周囲に、複数のマ
イクロフォン122が正面を水平方向に向けて配置され
ている。(図の角度からは1つのマイクロフォン122
しか見えていないが、各マイクロフォンの上側にはその
マイクロフォンのオン/オフ状態を表示するLEDラン
プ123が設けられており、3つのマイクロフォンにつ
いてのLEDランプ123が見えている)。図2Bのよ
うに、このマイク・スピーカ一体型装置124は、会議
室において出席者が着席するテーブル125の中央に設
置される。
【0009】また、図3Aは従来のこのマイク・スピー
カ一体型装置の別の構成例を示しており、同図Bは同図
Aのマイク・スピーカ一体型装置の設置場所を示す。図
3Aのように、このマイク・スピーカ一体型装置では、
正面軸を水平方向に向けたスピーカ126と、正面をス
ピーカ126と同じ方向に向けたマイクロフォン127
とが設けられるとともに、撮像レンズをスピーカ126
と同じ方向に向けたビデオカメラ128も一体とされて
いる。図3Bのように、このマイク・スピーカ一体型装
置129は、テーブル125の隅に、テーブル125の
中央を向けるようにして設置される。
【0010】また、図4は、従来のこのマイク・スピー
カ一体型装置のさらに別の構成例及びその設置場所を示
している。このマイク・スピーカ一体型装置は、個々の
出席者が1台ずつ使用するものであり、スピーカ130
と、マイクロフォン131と、マイクロフォン131を
オン/オフさせる操作スイッチ132とが設けられてい
る。このマイク・スピーカ一体型装置は、テーブル12
5上の各出席者の席の前に一台ずつ設置される。(テー
ブル125の隅にはテレビ会議システム用のコントロー
ルユニット133が設置されており、各マイク・スピー
カ一体型装置がこのコントロールユニット133に接続
されるとともに、ビデオカメラ134がコントロールユ
ニット133の上にテーブル125の中央を向けて設置
されている。)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2〜図4に
示したような従来のマイク・スピーカ一体型装置には、
それぞれ次のような不都合があった。
【0012】すなわち、図2のマイク・スピーカ一体型
装置では、スピーカ121から上方向に音が出力される
ので、その音が会議室の天井や壁で反射されてから出席
者の耳に届く。そのため、遠隔地の相手方の出席者の声
が明瞭に聴こえなくなる(こちら側の出席者が発言した
場合には、その出席者の声が遠隔地の相手方のマイク・
スピーカ一体型装置129のスピーカ126から明瞭に
聴こえなくなる)ので、会議の進行に支障を生じてしま
うことがある。
【0013】また、図2のような構成のマイク・スピー
カ一体型装置では一般に電源を投入すると全てのマイク
ロフォン122がオンになるので、会議室全体に拡がっ
ている騒音(空調音やプロジェクタの放熱ファンの音な
ど)が全てのマイクロフォンに入力して合成される。そ
のため、出席者の声のレベルに対する騒音のレベルの比
が実際よりも高くなるので、その点でも、出席者の声が
遠隔地の相手方のマイク・スピーカ一体型装置129の
スピーカ126から明瞭に聴こえなくなる。
【0014】また、図2のマイク・スピーカ一体型装置
では、スピーカ121から出力した音が、マイクロフォ
ン122のほうに回り込んでマイクロフォン122に入
力してしまう。そのため、エコーやハウリングを抑制す
るためにエコーキャンセラ(図1ではエコーキャンセラ
103a, 103b)に高い能力が要求されるので、エ
コーキャンセラを構成するDSPに実行させるソフトウ
ェアの開発の負担が増大するとともに、エコーキャンセ
ラとして用いるハードウェア回路のコストが高くなる。
【0015】次に、図3のマイク・スピーカ一体型装置
では、出席者の人数が多い場合(テーブル125が広い
場合)、マイク・スピーカ一体型装置129から遠い席
の出席者の声のマイクロフォン127への入力レベル
は、絶対量として小さくなるとともに、その他の暗騒音
の入力レベルとの相対的な比としても小さくなる。した
がって、マイク・スピーカ一体型装置129から遠い席
の出席者の声は、マイクロフォン127での集音効率が
かなり悪くなる。そのため、この遠い席の出席者が発言
した際に、その出席者の声が遠隔地の相手方のマイク・
スピーカ一体型装置129のスピーカ126から明瞭に
聴こえなくなるので、会議の進行に支障を生じてしまう
ことがある。
【0016】また、図3のマイク・スピーカ一体型装置
でも、スピーカ126から出力した音がマイクロフォン
127のほうに回り込んでマイクロフォン127に入力
してしまうので、やはりエコーキャンセラに高い能力が
要求され、エコーキャンセラの開発の負担増やコスト高
を招いてしまう。
【0017】さらに、出席者の人数が多い場合(テーブ
ル125が広い場合)、マイク・スピーカ一体型装置1
29から遠い席の出席者にもスピーカ126からの音が
聴こえるようにするためにはスピーカ126の出力レベ
ルを高くしなければならないが、スピーカ126の出力
レベルを高くするとスピーカ126からマイクロフォン
127のほうに回り込んで入力する音のレベルが高くな
るので、エコーキャンセラに一層高い能力が要求される
ようになってしまう。
【0018】なお、マイク・スピーカ一体型装置129
を図3Bのようなテーブル125の隅ではなくテーブル
125の中央に置いた場合にも、マイク・スピーカ一体
型装置129の背面方向や側面方向の出席者の声のマイ
クロフォン127での集音効率はやはりかなり悪くなる
ので、それらの方向の出席者の声が遠隔地の相手方のマ
イク・スピーカ一体型装置129のスピーカ126から
明瞭に聴こえなくなる。
【0019】また、このようにマイク・スピーカ一体型
装置129をテーブル125の中央に置いた場合にも、
マイク・スピーカ一体型装置129の背面方向や側面方
向の出席者にスピーカ126からの音が聴こえるように
するためにはやはりスピーカ126の出力レベルを高く
しなければならないので、やはりエコーキャンセラに一
層高い能力が要求されるようになってしまう。
【0020】次に、図4のマイク・スピーカ一体型装置
では、個々の出席者の近くにマイクロフォン131やス
ピーカ130が存在するので、遠隔地の相手方の出席者
の声は明瞭に聴こえる。
【0021】しかし、出席者の人数分だけこのマイク・
スピーカ一体型装置が必要なので、コストが高くなって
しまう。
【0022】また、発言しようとする出席者がいちいち
発言開始前に操作スイッチ132を操作してマイクロフ
ォン131をオンにしなければならないとともに発言終
了後に操作スイッチ132を操作してマイクロフォン1
31をオフにしなければならないので、操作が煩雑にな
ってしまう。
【0023】その上、出席者の着席位置や人数に応じて
このマイク・スピーカ一体型装置の設置位置や必要な数
が変ってくるので、マイクロフォンの設置作業も煩雑に
なってしまう。
【0024】また、図4のマイク・スピーカ一体型装置
でも、スピーカ130から出力した音がマイクロフォン
131のほうに回り込んでマイクロフォン131に入力
してしまうので、やはりエコーキャンセラに高い能力が
要求され、エコーキャンセラの開発の負担増やコスト高
を招いてしまう。
【0025】本発明は、上述の点に鑑み、テレビ会議の
ような遠隔会議において、出席者の声が遠隔地の相手方
のスピーカから明瞭に聴こえるようにする(なおかつ図
4の例のようなコスト高や操作及び設置作業の煩雑化も
招かないようにする)ことと、エコーキャンセラの開発
の負担やコストを減少させることとを課題としてなされ
たものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、スピーカの前方に、複数の指向性マイ
クロフォンを、指向性を有する方向をスピーカの正面軸
と略直交する方向に向けて配置し、このスピーカと指向
性マイクロフォンとの間に、スピーカから出力した音を
スピーカの正面軸と略直交する方向に反射させる反射部
材と、スピーカと指向性マイクロフォンとを隔てる遮蔽
部材とを設けた音声入出力装置(マイク・スピーカ一体
型装置)を提案する。
【0027】この音声入出力装置では、スピーカと複数
の指向性マイクロフォンとの間に、スピーカから出力し
た音をスピーカの正面軸と略直交する方向に反射させる
反射部材が存在する。したがって、この音声入出力装置
をスピーカの正面軸を鉛直方向に向けて会議室のテーブ
ルに設置すると、スピーカからの音がこの反射部材で略
水平方向に反射される。
【0028】これにより、スピーカからの音が会議室の
天井や壁などで反射されることなく出席者の耳に届くよ
うになるので、出席者の声が遠隔地の相手方のスピーカ
から明瞭に聴こえるようになる。
【0029】また、この音声入力装置では、複数の指向
性マイクロフォンが、それぞれ指向性を有する方向をス
ピーカの正面軸と略直交する方向に向けている。したが
って、この音声入出力装置をスピーカの正面軸を鉛直方
向に向けて会議室のテーブルに設置すると、これらの指
向性マイクロフォンが指向性を有する方向が略水平方向
(テーブルに着席した各出席者の方向)になる。
【0030】これにより、各出席者の声を効率的にこれ
らの指向性マイクロフォンで集音することができるの
で、この点からも出席者の声が遠隔地の相手方のスピー
カから明瞭に聴こえるようになる。
【0031】そして、例えば出席者が着席するテーブル
の中央にこの音声入出力装置を設置しておけば足りるの
で、図4の例のようなコスト高や操作及び設置作業の煩
雑化を招くことはない。
【0032】また、この音声入力装置では、スピーカと
複数の指向性マイクロフォンとの間にこの両者を隔てる
遮蔽部材が存在するので、スピーカから出力した音のう
ちこれらの指向性マイクロフォンのほうに回り込む音が
かなり少なくなる。したがってスピーカから音の指向性
マイクロフォンへの入力レベルがかなり小さくなるの
で、エコーキャンセラの処理を経なくても、エコーやハ
ウリングがかなり抑制される。
【0033】これにより、エコーキャンセラ自身にはそ
れほど高い能力が要求されなくなるので、エコーキャン
セラを構成するDSPに実行させるソフトウェアの開発
の負担が軽減されるとともに、エコーキャンセラとして
用いるハードウェア回路のコストも低減されるようにな
る。
【0034】さらに、このようにスピーカから音の指向
性マイクロフォンへの入力レベルが小さくなるので、こ
の点からも、出席者の声を効率的に指向性マイクロフォ
ンで集音することができるようになる。
【0035】なお、この反射部材は、一例として、円錐
状の部材を、円錐の頂点をスピーカの方向に向け、且つ
円錐の中心軸をスピーカの正面軸とほぼ同一線上に位置
させて配置することによって構成すればよい。
【0036】また、この音声入出力装置において、一例
として、複数の指向性マイクロフォンを、指向性を有す
る方向を互いに逆向きにして配置した2つの指向性マイ
クロフォンを1つの組として、複数の組を指向性を有す
る方向を互いにずらすように配置することが好適であ
る。
【0037】複数の指向性マイクロフォンをこうした配
置にした音声入出力装置を例えば会議室のテーブルの中
央に設置すれば、各出席者の声をより一層効率的にこれ
らの指向性マイクロフォンで集音することができるよう
になる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて具体
的に説明する。
【0039】図5, 図6は、それぞれ本発明を適用した
音声入出力装置のマイクロフォン・スピーカ部分の外観
構成を示す正面図(一部断面図), 平面図である。また
図7は、このマイクロフォン・スピーカ部分の外観を略
示する斜視図である。
【0040】この音声入出力装置は、例えばテレビ会議
のような遠隔会議で使用されるマイクロフォン・スピー
カ一体型の装置(会議室内の出席者の声を入力するため
のマイクロフォンと、相手方からの音声を出力するため
のスピーカとを一体とした装置)である。
【0041】この音声入出力装置では、直径約150m
mの円筒形のスピーカボックス5に、ダイナミック形の
スピーカ6が、正面軸を鉛直方向上向きにした状態で保
持されている。
【0042】スピーカボックス5の上縁部においてスピ
ーカ6の正面軸に対称な2つの箇所には、鉛直方向に延
びた細長い支柱7(樹脂または金属から成り剛性を有す
るもの)がそれぞれ取り付けられている。スピーカボッ
クス5の上側には、直径約199mmの円錐状の反射板
4が、円錐の頂点を下方向に向け、且つ円錐の中心軸を
スピーカ6の正面軸とほぼ同一線上に位置させて、各支
柱7の上端部にねじ止めして取り付けられている。
【0043】反射板4の頂点からねじ止め位置までの中
心軸方向上の距離は、支柱7の高さよりも僅かに短くさ
れている。その結果、反射板4の頂点は、スピーカ6の
振動板に接触しない範囲で、この振動板に十分に近づい
た状態になっている。反射板4は、ABS(アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン)樹脂から成っている。
【0044】反射板4の上側には、クッション材2を挟
んで、直径約300mmの円板状の遮蔽板3が、板面を
ほぼ水平面内に位置させ、且つ円板の中心軸を反射板4
の中心軸とほぼ同一線上に位置させて取り付けられてい
る。遮蔽板3も、ABS樹脂から成っている。
【0045】遮蔽板3の板面の中心部には、板面を貫通
する穴があいており、遮蔽板3の上側には、鉛直方向に
延びた円柱状の支柱8(樹脂または金属から成り剛性を
有するもの)が、下端部をこの穴に差し込んで取り付け
られている。支柱8の上端部には、直径約30mmの円
板状の部材9(樹脂または金属から成り剛性を有するも
の)が、円板の中心軸を支柱8の中心軸とほぼ同一線上
に位置させて取り付けられている。
【0046】部材9の上側には、クッション材10を挟
んで、直径約30mmの円板状の部材11(樹脂または
金属から成り剛性を有するもの)が、円板の中心軸を支
柱8の中心軸とほぼ同一線上に位置させて取り付けられ
ている。支柱8の下端部から部材11の上端部までの鉛
直方向上の距離は、約65mmになっている。
【0047】部材11の板面の周縁部分において互いに
等間隔な4つの箇所には、板面を貫通する一対の穴がそ
れぞれあいており、各箇所の穴には、部材11の上側に
リング状の部分を形成した留め金12a〜12dが取り
付けられている。
【0048】部材11には、正面の方向に指向性を有す
る長さ約94mm, 直径約10mmの単一指向性マイク
ロフォン(以下単にマイクロフォンとも呼ぶ)1aが、
後端部を留め金12aに留められることにより、留め金
12aからみて部材11の中心軸とはほぼ反対の方向を
前方とするようにしてほぼ水平面内に保持されている。
【0049】また部材11には、マイクロフォン1aと
同一機種のマイクロフォン1bが、部材11の中心軸に
対して留め金12aと対称な箇所にある留め金12bに
後端部を留められることにより、留め金12bからみて
部材11の中心軸とはほぼ反対の方向を前方とするよう
にして(すなわち指向性を有する方向をマイクロフォン
1aとは逆向きにして)ほぼ水平面内に保持されてい
る。
【0050】また部材11には、やはり同一機種のマイ
クロフォン1cが、後端部を留め金12cに留められる
ことにより、留め金12cからみて部材11の中心軸と
はほぼ反対の方向を前方とするようにして(すなわち指
向性を有する方向をマイクロフォン1aや1bとは90
°ずらして)ほぼ水平面内に保持されている。
【0051】また部材11には、やはり同一機種のマイ
クロフォン1dが、部材11の中心軸に対して留め金1
2cと対称な箇所にある留め金12dに後端部を留めら
れることにより、留め金12dからみて部材11の中心
軸とはほぼ反対の方向を前方とするようにして(すなわ
ち、指向性を有する方向を、マイクロフォン1aや1b
とは90°ずらすとともにマイクロフォン1cとは逆向
きにして)ほぼ水平面内に保持されている。
【0052】このように、この音声入出力装置では、正
面軸を鉛直方向上向きにしたスピーカ6の上側に、反射
板4及び遮蔽板3を隔てて、指向性を有する方向を互い
に逆向きにして配置された2つの単一指向性マイクロフ
ォン1a及び1bから成るマイクロフォンの組(「組
A」と呼ぶことにする)と、同じく指向性を有する方向
を互いに逆向きにして配置された2つの単一指向性マイ
クロフォン1c及び1dから成るマイクロフォンの組
(「組B」と呼ぶことにする)とが、指向性を有する方
向を互いにほぼ90°ずらして配置されている。
【0053】図8は、本発明を適用した音声入出力装置
の信号処理系の回路構成を示す図である。この信号処理
系は、例えば、図2〜図4のマイクロフォン・スピーカ
部分に外付けした筐体(図示略)の内側に収納されてい
る。(あるいは別の例として、図5〜図7のマイクロフ
ォン・スピーカ部分のスピーカボックス5の内側のスペ
−スなどにこの信号処理系を収納してもよい。)
【0054】組Aを構成するマイクロフォン1a, 1b
から出力した音信号は、この信号処理系において、マイ
クロフォンアンプ21a, 21bでそれぞれ増幅された
後、減算器22a, 22bのプラス入力端子にそれぞれ
送られるとともに、同相音検出回路23に送られる。
【0055】同相音検出回路23は、入力した2つの音
信号のレベルの比較や周波数成分の比較や位相の比較を
行うことによってそれら2つの音信号から互いに同相の
音成分を抽出する回路であり、デジタルフィルタまたは
アナログフィルタを用いて構成されている。同相音検出
回路23で抽出された音成分の信号は、減算器22a,
22bのマイナス入力端子に送られる。
【0056】組Bを構成するマイクロフォン1c, 1d
に入力した音は、マイクロフォンアンプ21c, 21d
でそれぞれ増幅された後、減算器22c, 22dのプラ
ス入力端子にそれぞれ送られるとともに、同相音検出回
路24に送られる。
【0057】同相音検出回路24は同相音検出回路23
と同一構成の回路であり、同相音検出回路24で抽出さ
れた音成分の信号は、減算器22c, 22dのマイナス
入力端子に送られる。
【0058】減算器22a〜22dから出力された音信
号は、それぞれスイッチ素子27a〜27dに送られ
る。スイッチ素子27a〜27dの出力端子は、この音
声入出力装置の音声出力端子28に接続されている。ス
イッチ素子27a〜27dの制御入力端子には、後述の
演算回路26から信号が送られる。
【0059】また一方で、組Aを構成するマイクロフォ
ン1a, 1bから出力した音信号は、マイクロフォンア
ンプ21a, 21bを経て音声帯域フィルタ25a, 2
5bにもそれぞれ送られる。組Bを構成するマイクロフ
ォン1c, 1dから出力した音信号は、マイクロフォン
アンプ21c, 21dを経て音声帯域フィルタ25c,
25dにもそれぞれ送られる。
【0060】音声帯域フィルタ25a〜25dは、人の
音声の周波数帯域(100Hz〜4kHz)を通過帯域
とするバンドパスフィルタである。音声帯域フィルタ2
5a〜25dを通過した音信号は、演算回路26に送ら
れる。
【0061】演算回路26は、図9に示すような処理を
繰り返し行う回路である。この処理では、最初に、音声
帯域フィルタ25aからの音信号のレベルと音声帯域フ
ィルタ25bからの音信号のレベルとの差(すなわち組
Aを構成するマイクロフォン1aからの音声帯域の信号
レベルと組Aを構成するマイクロフォン1bからの音声
帯域の信号レベルとの差)を求めるとともに、音声帯域
フィルタ25cからの音信号のレベルと音声帯域フィル
タ25dからの音信号のレベルとの差(すなわち組Bを
構成するマイクロフォン1cからの音声帯域の信号レベ
ルと組Bを構成するマイクロフォン1dからの音声帯域
の信号レベルとの差)を求める(ステップS1)。
【0062】続いて、組Aと組Bとのうち、この信号レ
ベルの差の絶対値が大きいほうの組を決定する(ステッ
プS2)。そして、この決定された組を構成する2つの
マイクロフォンのうち、この信号レベルが大きいほうの
マイクロフォンを決定する(ステップS3)。
【0063】続いて、スイッチ素子27a〜27dのう
ちこの決定されたマイクロフォンに対応するスイッチ素
子だけに(例えばマイクロフォン1aに決定された場合
にはスイッチ素子27aだけに)、スイッチをオンにす
る信号を送る(ステップS4)。
【0064】そして、この音声入出力装置の筐体表面に
マイクロフォン1a〜1dにそれぞれ対応して設けられ
た図8のLED表示部29a〜29dのうち、この決定
されたマイクロフォンに対応するLED表示部だけに、
LEDを点灯させる信号を送る(ステップS5)。
【0065】この演算回路26は、個々のステップS1
〜S5の処理に相当する機能を個別に有する複数のハー
ドウェア回路(減算器や比較器など)を組合わせて構成
してもよいし、ステップS1〜S5の処理を実行させる
ためのソフトウェアをDSPにインストールすることに
よって構成してもよい。
【0066】図8に示すように、スピーカ6には、この
音声入出力装置の音声入力端子30に入力した音信号
が、スピーカアンプ31を経て送られる。
【0067】図10は、この音声入出力装置を使用した
テレビ会議システムの概要を示すものであり、図1と共
通する部分には同一符号を付している。会議室Raに
は、この音声入出力装置41が設けられるとともに、エ
コーキャンセラ103a, ビデオカメラ104a, プロ
ジェクタ105a, コーデック106a及びDSU10
7aが設けられている。
【0068】会議室Raとは離れた地点にある会議室R
bにも、この音声入出力装置41が設けられるととも
に、エコーキャンセラ103b, ビデオカメラ104
b, プロジェクタ105b, コーデック106b及びD
SU107bが設けられている。DSU107aとDS
U107bとは、専用回線108やISDN109で結
ばれている。
【0069】図11に示すように、各会議室Ra, Rb
において、音声入出力装置41のマイクロフォン・スピ
ーカ部分は、出席者全員が着席するテーブル110の中
央に設置されている。
【0070】会議室Ra内の音声入出力装置41の音声
出力端子28から出力した音信号は、エコーキャンセラ
103a, コーデック106a, DSU107a, 専用
回線108またはISDN109, DSU107b, コ
ーデック106b, エコーキャンセラ103bを順に介
して会議室Rbの音声入出力装置41の音声入力端子3
0に入力する。会議室Rb内の音声入出力装置41の音
声出力端子28から出力した音信号も、同様にして、会
議室Raの音声入出力装置41の音声入力端子30に入
力する。
【0071】次に、図10のテレビ会議システムでの会
議の様子について説明する。例えば図12に示すよう
に、会議室Ra内のテーブル110(図11)に着席し
た出席者のうち、音声入出力装置41のマイクロフォン
1a〜1dのうちマイクロフォン1aの正面に最も近い
席の出席者Pが発言したとする。
【0072】このとき、この出席者Pの声とその他の暗
騒音とが、音声入出力装置41の各マイクロフォン1a
〜1dに入力する。そして、組Aを構成するマイクロフ
ォン1a, 1bの出力音信号から、減算器22a, 22
b及び同相音検出回路23により、互いに同相の音成分
の信号が減算される。これにより、指向性を有する方向
を互いに逆向きにして配置された2つのマイクロフォン
1a, 1bの出力音信号から、マイクロフォン1a, 1
bに等しく入力した音成分(会議室Ra全体に拡がって
いる騒音である空調音やプロジェクタ105aの放熱フ
ァンの音など)の信号が除去される。
【0073】同様に、組Bを構成するマイクロフォン1
c, 1dの出力音信号からも、減算器22c, 22d及
び同相音検出回路24により、互いに同相の音成分の信
号が減算される。これにより、指向性を有する方向を互
いに逆向きにして配置された2つのマイクロフォン1
c, 1dの出力音信号からも、会議室Ra全体に拡がっ
ている騒音である空調音やプロジェクタ105aの放熱
ファンの音などの信号が除去される。
【0074】またこのとき、出席者Pの席はマイクロフ
ォン1aの正面に最も近い(逆にマイクロフォン1bの
正面から最も遠い)ので、出席者Pの声は、マイクロフ
ォン1a〜1dのうち、マイクロフォン1aで最もよく
集音されるとともにマイクロフォン1bではほとんど集
音されない。
【0075】したがって、音声帯域フィルタ25a〜2
5dの出力音信号に基づく演算回路26の図9の演算処
理では、ステップS1, S2で、組Aが音声帯域の信号
レベルの差の絶対値が大きいほうの組として決定され、
ステップS3で、マイクロフォン1aが音声帯域の信号
レベルの大きいほうのマイクロフォンとして決定される
ので、ステップS4で、スイッチ素子27a〜27dの
うちスイッチ素子27aだけにスイッチをオンにする信
号が送られる。
【0076】その結果、会議室Ra内の音声入出力装置
41では、マイクロフォン1a〜1dのうち出席者Pの
声を最もよく集音しているマイクロフォン1aに入力し
た音から会議室Ra全体に拡がっている騒音を減算器2
2a及び同相音検出回路23で除去した音がスイッチ素
子27a〜27dで入力音声として選択され、この選択
された音の信号が音声出力端子28から出力する。
【0077】したがって、相手方の会議室Rb内の音声
入出力装置41のスピーカ6からは、会議室Ra内の音
声入出力装置41のマイクロフォン1aに入力した音か
ら会議室Ra全体に拡がっている騒音を除去した音が出
力する。
【0078】これにより、会議室Rb内の音声入出力装
置41のスピーカ6から、この出席者Pの声が明瞭に聴
こえる。
【0079】ここではマイクロフォン1a〜1dのうち
マイクロフォン1aの正面に最も近い席の出席者Pが発
言した場合を例に挙げたが、マイクロフォン1b, 1
c, 1dの正面に最も近い席の出席者が発言した場合
や、出席者Pがマイクロフォン1b, 1c, 1dの正面
に最も近い席のほうに移動しながら発言を続けた場合に
も、会議室Ra内の音声入出力装置41では、同様にし
てそれぞれマイクロフォン1b, 1c, 1dに入力した
音から会議室Ra全体に拡がっている騒音を除去した音
信号が選択されて音声出力端子28から出力する。
【0080】したがって、会議室Rb内の音声入出力装
置41のスピーカ6から、会議室Ra内の出席者の声が
常に明瞭に聴こえる。
【0081】また、ここでは会議室Ra内の出席者が発
言した場合を例に挙げたが、会議室Rb内の出席者が発
言した場合にも、同様にして、会議室Ra内の音声入出
力装置41のスピーカ6から、会議室Rb内の出席者の
声が常に明瞭に聴こえる。
【0082】このように、この音声入力装置によれば、
各組A, Bの2つの指向性マイクロフォンについての音
声帯域の音成分の入力レベルの差に基づき、現在発言し
ている出席者の声を最もよく集音しているマイクロフォ
ンが決定され、その決定されたマイクロフォンに入力し
た音から会議室全体に拡がっている騒音を除去した音が
入力音声として選択されるので、出席者の声が遠隔地の
相手方のスピーカから常に明瞭に聴こえるようになって
いる。
【0083】また、この音声入力装置によれば、図5〜
図7に示したように、スピーカ6の上側に円錐状の反射
板4が存在するので、スピーカ6から上向きに出力した
音は、反射板4で水平方向に反射される。したがって、
スピーカ6からの音は会議室の天井や壁で反射されるこ
となく出席者の耳に届くので、この点からも、遠隔地の
相手方の出席者の声がスピーカから明瞭に聴こえるよう
になっている。
【0084】また、この音声入力装置によれば、図5〜
図7に示したように、反射板4の上側にマイクロフォン
1a〜1dと反射板4とを隔てるようにして遮蔽板3が
存在するので、反射板4で反射した音のうちマイクロフ
ォン1a〜1dのほうに回り込む音がかなり少なくな
る。したがって、スピーカ6から出力した音のマイクロ
フォン1a〜1dへの入力レベルがかなり小さくなる。
【0085】しかも、各マイクロフォン1a〜1dにと
ってスピーカ6との位置関係が互いに同じなので、スピ
ーカ6からマイクロフォン1a〜1dに入力した音は、
互いに同相の音になる。したがって、各マイクロフォン
1a〜1dに僅かなレベルで入力したスピーカ6の出力
音も、図8の減算器22a〜22d及び同相音検出回路
23, 24によって除去されることになる。
【0086】さらに、図11に示したようにテーブル1
10の中央に音声入出力装置41を設置する(各出席者
の近くにスピーカ6を位置させる)ことにより、スピー
カ6からの音の出力レベルをそれほど高くしなくても、
遠隔地の相手方の出席者の声が明瞭に聴こえるようにな
っている。したがって、この点からも、スピーカ6の出
力音のマイクロフォン1a〜1dへの入力レベルをさら
に小さくすることができる。
【0087】したがって、自分の側の音声入出力装置4
1のマイクロフォン1a〜1dに入力した音が相手方の
音声入出力装置41を経て再び自分の側の音声入出力装
置41のスピーカ6から出力する現象であるエコーや、
このエコーを原因とするハウリングが、エコーキャンセ
ラ103a, 103bの処理を経なくてもかなり抑制さ
れる。
【0088】これにより、エコーキャンセラ103a,
103b自身にはそれほど高い能力が要求されなくなる
ので、エコーキャンセラ103a, 103bを構成する
DSPに実行させるソフトウェアの開発の負担が軽減さ
れるとともに、エコーキャンセラ103a, 103bと
して用いるハードウェア回路のコストも低減されるよう
になっている。
【0089】また、このようにスピーカ6からの音のマ
イクロフォン1a〜1dへの入力レベルが非常に小さい
ことや、図11に示したように出席者が着席するテーブ
ル110の中央に音声入出力装置41を設置する(マイ
クロフォン1a〜1dを各出席者の近くに位置させると
ともにマイクロフォン1a〜1dが指向性を有する方向
を各出席者の方向にする)ことにより、各出席者の声の
マイクロフォン1a〜1dへの入力レベルは、絶対量と
して大きくなるとともに、暗騒音(スピーカ6からの音
や空調音やプロジェクタの排気ファンの音など)の入力
レベルとの相対的な比としても大きくなる。これによ
り、出席者の声を効率的にマイクロフォン1a〜1dで
集音できるようになっている。
【0090】次に、この音声入出力装置のいくつかの変
更例を説明する。図13は、第1の変更例として、スピ
ーカ6の上側の反射板の形状を変更した例を示す正面図
(一部断面図)であり、図5と共通する部分には同一の
符号を付している。
【0091】この第1の変更例では、図5の円錐状の反
射板4に代えて、円錐状の部分の周囲にこの円錐の頂点
と同じ向きに湾曲した縁の部分を有する反射板51が、
円錐の頂点を下方向に向け、且つ円錐の中心軸をスピー
カ6の正面軸とほぼ同一線上に位置させて、各支柱7の
上端部にねじ止めして取り付けられている。反射板51
の縁の部分の曲率半径は約22.5mmであり、この縁
の部分の鉛直方向上での長さも約22.5mmである。
【0092】図13中のこの反射板51以外の部分の構
造は、図5に示したのと同じである。
【0093】この第1の変更例によれば、反射板51の
縁の部分がスピーカ6を笠のように蔽うので、反射板5
1で反射した音のうちマイクロフォン1a〜1dのほう
に回り込む音がより一層少なくなる。したがって、スピ
ーカ6から出力した音のマイクロフォン1a〜1dへの
入力レベルをより一層小さくすることができる。
【0094】図14は、第2の変更例として、図8の回
路のうちの減算器22a〜22d,同相音検出回路23,
24, 音声帯域フィルタ25a〜25d, 演算回路2
6,スイッチ素子27a〜27dの部分の機能を全て1
つのDSPで実現させる変更例を示す図であり、図8と
共通する部分には同一の符号を付している。
【0095】この第2の変更例では、組Aを構成するマ
イクロフォン1a, 1bから出力した音信号は、マイク
ロフォンアンプ21a, 21bでそれぞれ増幅され、A
/D変換器61a, 61bでそれぞれデジタル信号に変
換されて、DSP62に送られる。組Bを構成するマイ
クロフォン1c, 1dから出力した音信号も、それぞれ
マイクロフォンアンプ21c, 21d及びA/D変換器
61c, 61dを経てこのDSP62に送られる。
【0096】DSP62には、図15に示すような処理
を繰り返し実行させるソフトウェアがインストールされ
ている。この処理では、最初に、図8の減算器22a〜
22d, 同相音検出回路23, 24の機能に相当する処
理として、A/D変換器61a, 61bから送られた2
つの音信号から互いに同相の音成分を抽出してこの2つ
の音信号からそれぞれこの同相の音成分を減算し、A/
D変換器61c, 61dから送られた2つの音信号から
も互いに同相の音成分を抽出してこの2つの音信号から
それぞれこの同相の音成分を減算する(ステップS1
1)。
【0097】続いて、図8の音声帯域フィルタ25a〜
25dの機能に相当する処理として、A/D変換器61
a〜61dから送られた音信号から、それぞれ人の音声
の周波数帯域(100Hz〜4kHz)の音成分を抽出
する(ステップS12)。
【0098】続いて、図8の演算回路26の機能に相当
する処理として、図9のステップS1〜S3と同じ内容
の処理を行う(ステップS13〜S15)。
【0099】そして、図8の演算回路26及びスイッチ
素子27a〜27dの機能に相当する処理として、ステ
ップS15で決定したマイクロフォンに対応するA/D
変換器(例えばマイクロフォン1aに決定した場合には
A/D変換器61a)から送られた音信号からステップ
S11で同相の音成分を減算した音信号を、図14のD
/A変換器63に送る(ステップS16)。
【0100】そして、図8の演算回路26の機能に相当
する処理として、図9のステップS5と同じ内容の処理
を行う(ステップS17)。
【0101】図14に示すように、このDSP62の処
理のステップS16でD/A変換器63に送られた音信
号は、D/A変換器63でアナログ信号に変換されて、
音声出力端子28から出力される。
【0102】この第2の変更例によれば、回路部分を小
型化することができるので、音声入出力装置全体を小型
化することができる。
【0103】図16, 図17, 図18, 図19は、第3
の変更例として、マイクロフォン,スピーカだけでなく
カメラも一体型にした変更例を示す正面図(一部断面
図),平面図, 回路構成図, システム概要図であり、図
5, 図6, 図8, 図10と共通する部分にはそれぞれ同
一の符号を付している。
【0104】この第3の変更例では、図16, 図17に
示すように、図5の部材11に代えて、部材11と同一
の構造を有するとともに板面の中央部に貫通穴があいた
円板状の部材71が、部材9の上側にクッション材10
を挟んで取り付けられている。
【0105】また、部材9の上側に、鉛直方向に延びた
円柱状の支柱72(樹脂または金属から成り剛性を有す
るもの)が、部材71の中央部の貫通穴を通して取り付
けられている。鉛直方向上での支柱72の上端部の高さ
は、マイクロフォン1a〜1dよりも高くなっている。
【0106】そして、この支柱72の上端部に概ね正方
形状の部材73(樹脂または金属から成り剛性を有する
もの)が取り付けられており、この部材73の上に、4
つのCCDカメラ74a〜74dが、それぞれ正面をマ
イクロフォン1a〜1dと同じ方向に向けて取り付けら
れている。
【0107】図16, 図17中のこの部材71, 支柱7
2, 部材73及びCCDカメラ74a〜74d以外の部
分の構造は、図5, 図6に示したのと同じである。
【0108】また、この第3の変更例では、図18に示
すように、CCDカメラ74a〜74dから出力された
画像信号が、それぞれスイッチ素子75a〜75dに送
られる。スイッチ素子75a〜75dの出力端子は、こ
の音声入出力装置の画像出力端子76に接続されてい
る。
【0109】演算回路26が図9のステップS5でLE
D表示部29a〜29dにLEDランプを点灯させるた
めに送る信号が、スイッチ素子75a〜75dの制御入
力端子にもそれぞれスイッチをオンにさせる信号として
送られる。
【0110】また、この第3の変更例では、図19に示
すように、会議室Raに、この第3の変更例に係る音声
入出力装置81が設けられるとともにエコーキャンセラ
103a, プロジェクタ105a, コーデック106a
及びDSU107aが設けられ、会議室Raとは離れた
地点にある会議室Rbにも、この第3の変更例に係る音
声入出力装置81が設けられるとともにエコーキャンセ
ラ103b, プロジェクタ105b, コーデック106
b及びDSU107bが設けられる。
【0111】会議室Ra内の音声入出力装置81の画像
出力端子76から出力した画像信号は、コーデック10
6a, DSU107a, 専用回線108またはISDN
109, DSU107b, コーデック106bを順に介
して会議室Rbのプロジェクタ105bに送られる。会
議室Rb内の音声入出力装置81の画像出力端子76か
ら出力した画像信号も、同様にして、会議室Raのプロ
ジェクタ105aに送られる。
【0112】この第3の変更例によれば、例えば図12
に示したようにマイクロフォン1a〜1dのうちマイク
ロフォン1aの正面に最も近い席の出席者Pが発言した
場合には、スイッチ素子75a〜75dのうちスイッチ
素子75aだけがオンになることにより、CCDカメラ
74a〜74dのうちマイクロフォン1aと同じ方向に
向いている(すなわち出席者Pが最もよく映っている)
CCDカメラ74aからの画像信号が自動的に選択され
て音声入出力装置81から出力して、相手方のプロジェ
クタに送られる。
【0113】このように、この第3の変更例によれば、
現在発言している出席者が最もよく映っているCCDカ
メラが自動的に選択されて、そのCCDカメラからの画
像が相手方のプロジェクタで投影される。
【0114】したがって、各会議室にカメラを1台だけ
設けたシステムでは現在発言している出席者のほうに逐
一手動でカメラを向けて出席者を撮影しなければならな
いのに対し、そのような煩雑なカメラ操作が必要なくな
るので、より一層円滑に会議を進行することができるよ
うになる。
【0115】図20, 図21は、第4の変更例として、
マイクロフォンの数及び配置を変更した例を示す正面図
(一部断面図), 平面図であり、図5, 図6と共通する
部分にはそれぞれ同一の符号を付している。また、図2
2, 図23は、第5の変更例として、やはりマイクロフ
ォンの数及び配置を変更した例を示す正面図(一部断面
図), 平面図であり、図5, 図6, 図20, 図21と共
通する部分にはそれぞれ同一の符号を付している。
【0116】この第4の変更例では、図5の部材11に
代えて、部材11よりも広い円板状の部材91(樹脂ま
たは金属から成り剛性を有するもの)が、部材9の上側
にクッション材10を挟んで取り付けられている。(図
20, 図21ではクッション材10から下側の部分の図
示を省略しているが、この部分の構造は図5, 図6に示
したのと同じである。)
【0117】部材91の板面の中央部には、鉛直方向に
延びた円柱状の支柱92(樹脂または金属から成り剛性
を有するもの)が取り付けられている。支柱92の周り
には、指向性を有する方向を互いに逆向きにしたマイク
ロフォン1a及び1bから成るマイクロフォンの組(前
述の組A)と、同じく指向性を有する方向を互いに逆向
きにした2つのマイクロフォン1c及び1dから成るマ
イクロフォンの組(前述の組B)と、マイクロフォン1
a〜1dと同一機種であり同じく指向性を有する方向を
互いに逆向きにした2つの単一指向性マイクロフォン1
e及び1fから成るマイクロフォンの組(「組C」と呼
ぶことにする)とが、指向性を有する方向を互いにほぼ
60°ずらして取り付けられている。
【0118】また、この第5の変更例でも、図5の部材
11に代えて、部材91が、部材9の上側にクッション
材10を挟んで取り付けられている。(図22, 図23
でもクッション材10から下側の部分の図示を省略して
いるが、この部分の構造はやはり図5, 図6に示したの
と同じである。)
【0119】部材91の板面の周縁部には、鉛直方向に
延びた6本の円柱状の支柱93(樹脂または金属から成
り剛性を有するもの)が均等に配置して取り付けられて
いる。これらの支柱93には、指向性を有する方向を互
いに逆向きにしたマイクロフォン1a及び1bから成る
マイクロフォンの組(前述の組A)と、同じく指向性を
有する方向を互いに逆向きにした2つのマイクロフォン
1c及び1dから成るマイクロフォンの組(前述の組
B)と、同じく指向性を有する方向を互いに逆向きにし
た2つのマイクロフォン1e及び1fから成るマイクロ
フォンの組(前述の組C)とが、指向性を有する方向を
互いにほぼ60°ずらして取り付けられている。そし
て、組A、B、Cの上側において各支柱93に囲まれた
位置に、円板状の部材94が蓋のようにして取り付けら
れている。
【0120】図示は省略するが、この第4, 第5の変更
例に係る音声入出力装置の信号処理系は、例えば図8の
信号処理系を組A, B, Cという3つの組に対応するよ
うに変更した(組C用のマイクロフォンアンプ, 減算
器, 同相音検出回路, 音声帯域フィルタ, スイッチ素子
などを追加するとともに、演算回路26が図9の処理を
3つの組A, B, Cについて行うようにした)構成にす
ればよい。
【0121】この第4の変更例や第5の変更例によれ
ば、マイクロフォンの組の数が多くなるので、出席者の
人数が多い場合にも各出席者の声をより一層良好に集音
することができるようになる。
【0122】なお、以上の例では図8のような信号処理
系を有する音声入出力装置に本発明を適用しているが、
本発明はこのような信号処理系を有さないもの(図5〜
図7のマイクロフォン・スピーカ部分だけから成るも
の)であってもよい。
【0123】また、この信号処理系を有さない場合に
は、マイクロフォン・スピーカ部分におけるマイクロフ
ォンの配置は、前述の組A, Bのような組を構成しない
配置(2つのマイクロフォンの指向性を有する方向が互
いに逆向きになっていない配置)であってもよい。
【0124】また、以上の例ではマイクロフォン・スピ
ーカ部分に円錐形状の反射板を設けているが、反射板の
形状は、スピーカからの音をスピーカの正面軸と略直交
する方向に反射するものでありさえすれば如何なるもの
あってもよい。
【0125】また、以上の例ではマイクロフォン・スピ
ーカ部分に円板状の遮蔽板を設けているが、遮蔽板の形
状は、スピーカとマイクロフォンとを隔てる(スピーカ
からの音がマイクロフォンのほうに回り込むことを抑制
する)ものでありさえすれば如何なるものであってもよ
い。
【0126】また、以上の例ではマイクロフォン・スピ
ーカ部分に反射板と遮蔽板とを別個の部材として設けて
いるが、この両者の機能を併有する1つの部材を設ける
ようにしてもよい。
【0127】また、以上の例ではテレビ会議システムで
本発明を使用しているが、テレビ会議システム以外の遠
隔会議システムで本発明を使用してもよい。
【0128】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0129】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る音声入出力
装置によれば、テレビ会議のような遠隔会議において、
出席者の声が遠隔地の相手方のスピーカから明瞭に聴こ
え、なおかつコスト高や操作及び設置作業の煩雑化を招
かないという効果や、エコーキャンセラの開発の負担や
コストを減少させることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なテレビ会議システムの概要を示す図で
ある。
【図2】従来のマイク・スピーカ一体型装置の構成及び
設置場所を示す図である。
【図3】従来のマイク・スピーカ一体型装置の構成及び
設置場所を示す図である。
【図4】従来のマイク・スピーカ一体型装置の構成及び
設置場所を示す図である。
【図5】本発明を適用した音声入出力装置のマイクロフ
ォン・スピーカ部分の外観構成を示す図である。
【図6】本発明を適用した音声入出力装置のマイクロフ
ォン・スピーカ部分の外観構成を示す図である。
【図7】本発明を適用した音声入出力装置のマイクロフ
ォン・スピーカ部分の外観を略示する図である。
【図8】本発明を適用した音声入出力装置の信号処理系
の回路構成を示す図である。
【図9】図8の演算回路で行われる処理を示す図であ
る。
【図10】本発明を適用した音声入出力装置を使用した
テレビ会議システムの概要を示す図である。
【図11】図10のテレビ会議システムでの音声入出力
装置の設置場所を示す図である。
【図12】発言中の出席者とマイクロフォンとの位置関
係を例示する図である。
【図13】本発明を適用した音声入出力装置の第1の変
更例を示す図である。
【図14】本発明を適用した音声入出力装置の第2の変
更例を示す図である。
【図15】図14のDSPが実行する処理を示すフロー
チャートである。
【図16】本発明を適用した音声入出力装置の第3の変
更例を示す図である。
【図17】本発明を適用した音声入出力装置の第3の変
更例を示す図である。
【図18】本発明を適用した音声入出力装置の第3の変
更例を示す図である。
【図19】本発明を適用した音声入出力装置の第3の変
更例を示す図である。
【図20】本発明を適用した音声入出力装置の第4の変
更例を示す図である。
【図21】本発明を適用した音声入出力装置の第4の変
更例を示す図である。
【図22】本発明を適用した音声入出力装置の第5の変
更例を示す図である。
【図23】本発明を適用した音声入出力装置の第5の変
更例を示す図である。
【符号の説明】 1a〜1d 単一指向性マイクロフォン、 2, 10
クッション材、 3遮蔽板、 4, 51 反射板、 5
スピーカボックス、 6 スピーカ、 7, 8, 7
2, 92, 93 支柱、 9, 11, 71, 91, 94
円板状部材、12a〜12d 留め金、 21a〜2
1d マイクロフォンアンプ、 22a〜22d 減算
器、 23, 24 同相音検出回路、 25a〜25d
音声帯域フィルタ、 26 演算回路、 27a〜2
7d, 75a〜75d スイッチ素子、 28 音声出
力端子、 29a〜29d LED表示部、 30 音
声入力端子、 31 スピーカアンプ、 41, 81
音声入出力装置、 61a〜61d A/D変換器、
62 DSP、 63 D/A変換器、 73正方形状
部材、 74a〜74d CCDカメラ、 103a,
103b エコーキャンセラ、 104a, 104b
ビデオカメラ、 105a, 105bプロジェクタ、
106a, 106b コーデック、 107a, 107
bDSU、 108 専用回線、 109 ISDN
フロントページの続き (72)発明者 岩佐 隆司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 美智江 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D018 AF16 BB03 BB22 5K027 AA07 BB02 BB03 BB14 DD10 HH03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカの前方に、複数の指向性マイク
    ロフォンが、指向性を有する方向を前記スピーカの正面
    軸と略直交する方向に向けて配置されており、 前記スピーカと前記複数の指向性マイクロフォンとの間
    に、 前記スピーカから出力した音を前記正面軸と略直交する
    方向に反射させる反射部材と、 前記スピーカと前記複数の指向性マイクロフォンとを隔
    てる遮蔽部材とが設けられたことを特徴とする音声入出
    力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の音声入出力装置におい
    て、 上記反射部材は、円錐状の部材を、円錐の頂点を前記ス
    ピーカの方向に向け、且つ円錐の中心軸を前記スピーカ
    の正面軸とほぼ同一線上に位置させて配置して成ること
    を特徴とする音声入出力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の音声入出力装
    置において、 前記複数の指向性マイクロフォンは、指向性を有する方
    向を互いに逆向きにして配置された2つの指向性マイク
    ロフォンを1つの組として、複数の前記組が指向性を有
    する方向を互いにずらして配置されたものであることを
    特徴とする音声入出力装置。
JP2001280029A 2001-09-14 2001-09-14 音声入出力装置 Pending JP2003087887A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001280029A JP2003087887A (ja) 2001-09-14 2001-09-14 音声入出力装置
US10/241,494 US20030059061A1 (en) 2001-09-14 2002-09-11 Audio input unit, audio input method and audio input and output unit
CNB02143140XA CN1215717C (zh) 2001-09-14 2002-09-13 音频输入装置、音频输入方法以及音频输入和输出装置
CNA2004101010990A CN1638532A (zh) 2001-09-14 2002-09-13 音频输入装置、音频输入方法以及音频输入和输出装置
US11/131,692 US20050207591A1 (en) 2001-09-14 2005-05-18 Audio input unit, audio input method and audio input and output unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001280029A JP2003087887A (ja) 2001-09-14 2001-09-14 音声入出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003087887A true JP2003087887A (ja) 2003-03-20

Family

ID=19104103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001280029A Pending JP2003087887A (ja) 2001-09-14 2001-09-14 音声入出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003087887A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004103016A1 (ja) * 2003-05-13 2004-11-25 Sony Corporation マイクロフォン・スピーカ一体構成型双方向通話装置
JP2005333270A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Sony Corp マイクロフォン信号生成方法および通話装置
JP2006217593A (ja) * 2005-01-26 2006-08-17 Robert Bosch Gmbh 代表ユニットのマイクロフォンに複数の状態を表示する方法および代表ユニット用のマイクロフォンおよび会議システム用の代表ユニット
JP2007081929A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Yamaha Corp スピーカ装置及び音声会議装置
JP2007129487A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Yamaha Corp 音声信号送受信装置
WO2007138985A1 (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Yamaha Corporation 放収音装置および放収音装置の制御方法
JP2008147822A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Yamaha Corp 音声会議装置および音声会議システム
JP2008147823A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Yamaha Corp 音声会議装置、音声会議システムおよび放収音ユニット
WO2008149747A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Yamaha Corporation 音響装置
WO2009044749A1 (ja) * 2007-10-01 2009-04-09 Yamaha Corporation 放収音装置
US7804965B2 (en) 2004-11-15 2010-09-28 Sony Corporation Microphone system and microphone apparatus
JP2011524135A (ja) * 2008-06-11 2011-08-25 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 会議オーディオシステム、オーディオ信号の分配方法およびコンピュータプログラム
US8238584B2 (en) 2005-11-02 2012-08-07 Yamaha Corporation Voice signal transmitting/receiving apparatus
US8565464B2 (en) 2005-10-27 2013-10-22 Yamaha Corporation Audio conference apparatus

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7519175B2 (en) 2003-05-13 2009-04-14 Sony Corporation Integral microphone and speaker configuration type two-way communication apparatus
WO2004103016A1 (ja) * 2003-05-13 2004-11-25 Sony Corporation マイクロフォン・スピーカ一体構成型双方向通話装置
JP2005333270A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Sony Corp マイクロフォン信号生成方法および通話装置
JP4639639B2 (ja) * 2004-05-18 2011-02-23 ソニー株式会社 マイクロフォン信号生成方法および通話装置
US7804965B2 (en) 2004-11-15 2010-09-28 Sony Corporation Microphone system and microphone apparatus
JP2006217593A (ja) * 2005-01-26 2006-08-17 Robert Bosch Gmbh 代表ユニットのマイクロフォンに複数の状態を表示する方法および代表ユニット用のマイクロフォンおよび会議システム用の代表ユニット
JP2007081929A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Yamaha Corp スピーカ装置及び音声会議装置
US8855286B2 (en) 2005-10-27 2014-10-07 Yamaha Corporation Audio conference device
US8565464B2 (en) 2005-10-27 2013-10-22 Yamaha Corporation Audio conference apparatus
JP2007129487A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Yamaha Corp 音声信号送受信装置
US8238584B2 (en) 2005-11-02 2012-08-07 Yamaha Corporation Voice signal transmitting/receiving apparatus
US8300839B2 (en) 2006-05-26 2012-10-30 Yamaha Corporation Sound emission and collection apparatus and control method of sound emission and collection apparatus
WO2007138985A1 (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Yamaha Corporation 放収音装置および放収音装置の制御方法
JP2008147823A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Yamaha Corp 音声会議装置、音声会議システムおよび放収音ユニット
JP2008147822A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Yamaha Corp 音声会議装置および音声会議システム
WO2008149747A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Yamaha Corporation 音響装置
US8526633B2 (en) 2007-06-04 2013-09-03 Yamaha Corporation Acoustic apparatus
WO2009044749A1 (ja) * 2007-10-01 2009-04-09 Yamaha Corporation 放収音装置
JP2011524135A (ja) * 2008-06-11 2011-08-25 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 会議オーディオシステム、オーディオ信号の分配方法およびコンピュータプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003087890A (ja) 音声入力装置及び音声入力方法
US20030059061A1 (en) Audio input unit, audio input method and audio input and output unit
JP2003087887A (ja) 音声入出力装置
US9049504B2 (en) Sound emission and collection device
TWI644572B (zh) 匣偏置型麥克風
US10623544B1 (en) Electronic device including a directional microphone
JP3972921B2 (ja) 音声集音装置とエコーキャンセル処理方法
JP2006121709A (ja) 天井マイクロホンアセンブリ
US7997381B2 (en) Speaker assembly
JP2004343262A (ja) マイクロフォン・スピーカ一体構成型・双方向通話装置
US20100215189A1 (en) Ceiling microphone assembly
MX2009000055A (es) Conjunto de diafragma de alta frecuencia y bobina de voz.
JP5168079B2 (ja) 音響装置
US8270597B2 (en) Microphone assembly
JP4797617B2 (ja) 放収音装置
JP7271862B2 (ja) 音声処理装置
JP2005184386A (ja) 音声集音・映像撮像装置
JP4639639B2 (ja) マイクロフォン信号生成方法および通話装置
JP4479227B2 (ja) 音声集音・映像撮像装置および撮像条件決定方法
JP4225129B2 (ja) マイクロフォン・スピーカ一体構成型・双方向通話装置
US10708688B2 (en) Conferencing microphone system
US8379901B2 (en) Sound enhancement system
JPH08204803A (ja) 音声会議装置
JP2005182140A (ja) 飲食店の受注装置および受注方法
US20230412735A1 (en) Distributed Network of Ceiling Image-Derived Directional Microphones