JP2003087843A - 移動体通信システムおよびセッション収容方法 - Google Patents

移動体通信システムおよびセッション収容方法

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JP2003087843A
JP2003087843A JP2001281561A JP2001281561A JP2003087843A JP 2003087843 A JP2003087843 A JP 2003087843A JP 2001281561 A JP2001281561 A JP 2001281561A JP 2001281561 A JP2001281561 A JP 2001281561A JP 2003087843 A JP2003087843 A JP 2003087843A
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label switching
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router
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Takuya Taguchi
卓哉 田口
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信中のノード装置間のセッション情報を瞬
断することなく移動元に設定されたLSPから移動先に
設定されたLSPに移し変えることが可能な移動体通信
システムを得ること。 【解決手段】 本発明の移動体通信システムは、MN1
が外部サブネットワークに移動するまでの間、CN3→
MN1方向のセッションのストリーム転送を、MN1の
移動先/移動元IPアドレスの双方に対して行い、MN
1→CN3方向のセッションのストリーム転送を、MN
1の移動先/移動元IPアドレスの双方から行い、MN
1が外部サブネットワークに移動した段階で、各LSR
が、移動元に対応したセッションの登録を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベルスイッチン
グ方式を用いたパケット転送技術であるMPLS(Mult
i-Protocol Label Switching)を採用する移動体通信シ
ステムに関するものであり、特に、QoS(Quality of
Services)を保証したラベルスイッチングパス(LS
P:Label Switching Path)にセッションを収容する移
動体通信システム、およびそのセッション収容方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の移動体通信システムについ
て説明する。従来の移動体通信システムに採用されてい
るMPLSは、現在インターネットで主流となってい
る、ルータを用いたバケツリレー式のデータ転送を、よ
り高速化/大容量化する技術である。本来、ルータが他
のルータから受け取ったパケットを別のルータに転送す
る場合には、ルーティング(経路選択)情報としてIP
ヘッダを利用するが、MPLSでは「ラベル」と呼ばれ
る短い固定長の識別標識を利用する。
【0003】MPLS対応ルータ(LSR:Label Swit
ching Router)によって構成されたネットワーク内で
は、パケットの行き先に応じて「次にどのルータに転送
するか」という情報を各ルータが保持しており、それぞ
れの経路はラベルによって識別される。このネットワー
クの入口にあるルータにパケットが届くと、パケット内
の経路情報にラベルを付加して次のルータへ転送する。
次のルータでは、パケットについているラベルを見て、
どのルータに転送すべきかを判断し、適切な転送先にパ
ケットを送る。外部ネットワークへの出口にあるルータ
では、到着したパケットからラベルを取り除き、外のル
ータへ転送する。なお、LSR同士はLDP(Label Di
stribution Protocol)というプロトコルを用いて経路
情報の交換を行い、経路が変更されるとラベルの再割り
当てを行う。
【0004】このように、移動体通信システムでは、ラ
ベルに基づいて転送を行うことにより、転送処理と経路
計算処理とを分離し、個々のルータの負担軽減および処
理の高速化を実現する。MPLSのアーキテクチャは、
IETF(Internet Engineering Task Force)の「RFC
3031“Multi-Protocol Label Switching Architectur
e”」において規定されている。
【0005】また、上記MPLSにおいて、QoSを保
証したLSPを設定する手順としては、たとえば、CR
−LDP、RSVP−TEなどが挙げられる。ここで
は、CR−LDPを用いてQoSを保証したLSPの設
定方法を記述する。なお、QoSとは、通信の目的に応
じて最適な帯域割り当てを行い、それぞれの通信に求め
られるレスポンスタイムやスループットを確実に確保す
るための技術(低遅延要求,低遅延ジッタ要求,低誤り
率要求)を表す。実際の処理においては、ルータやスイ
ッチなど通信が集中する部分で、優先度を考慮しながら
パケットを中継する。
【0006】また、インターネットレイヤプロトコルに
おいて、端末装置の移動性をサポートする方式として
は、「Mobile IP」がある。この方式における
ノード装置(MN:Mobile Node)は、任意のノードか
ら一意に接続ポイントを識別することができるホームア
ドレスを持ち、MNがそのホームアドレスに含まれるネ
ットワークプレフィクスから識別されるサブネットワー
ク(以下、「ホームネットワーク」と呼ぶ)に接続して
いる場合、通常のノード装置として通信を実行する。そ
して、MNが上記ホームネットワーク以外のサブネット
ワーク(以下「外部ネットワーク」と呼ぶ)へ移動した
場合には、その外部ネットワークを識別するネットワー
クプレフィクスを含んだ仮のアドレス(CoA:Care o
f Address)を取得し、外部ネットワークに接続してい
る間、CoAを使用して通信を行う。インターネットレ
イヤプロトコルで移動性をサポートする「Mobile
IP」は、IETFのInternet Draft “Mobility Su
pport in IPv6”、RFC(Request For Comment)2002にお
いて規定されている。
【0007】つぎに、上記MPLSと上記「Mobil
e IP」とを結合させて通信を行うための手順につい
て説明する。ここでは、上記MPLSと上記「Mobi
leIP」とを結合させることによって、「Mobil
e IP」においてもQoSを保証する。IETFのIn
ternet Draft “Extension of LDP for Mobile IPServi
ce”と“Integration of Mobile IP and MPLS”は、
「Mobile IP」とMPLSを結合させて通信を
行うための手順を記述したものであり、図20と図21
は、その手順を示す図である。
【0008】図20において、101はMNであり、1
02はHA(Home Agent)であり、103はCN(Corr
espondent Node)であり、104,105,106はア
クセスルータ(AR)であり、107,108,10
9,110はLSRである。
【0009】MN101では、新しいネットワークへ移
動すると、そのネットワークのネットワークプレフィク
スを含んだCoAを取得するため、ルータ要求メッセー
ジを送信する(図20参照)。ここでは、MN101
からのルータ要求を受信したAR105がルータ広告を
送信する。
【0010】ルータ広告を受信したMN101では、新
しいCoAを取得し、HA102に対してBU(登録応
答要求:Binding Update)を送信し、CoAとホームア
ドレスの対応関係を登録する(図20参照)。MN1
01は、このBUで、HA102が登録応答を返送する
ように要求することによって、登録の確実性を得る。
【0011】登録応答を要求されたHA102では、M
N101に向けて登録応答を送信する(図20参
照)。登録応答を受信したLSR108では、MN10
1が移動する前にMN101とCN103の通信に使用
していた既存LSP(LSR107−LSR110−L
SR109)に、LSR108とLSR107との間の
経路を加え、既存LSPを延長する(図20参照)。
そして、LSR108では、HA102が送信した登録
応答をMN101に対して転送する(図20参照)。
【0012】このように、従来の移動体通信システムで
は、上記図20〜の手順によって、移動後のMN1
01とCN103との間にLSPが設定される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】VoIP(Voice over
IP)などのReal Timeアプリケーションのために、エン
ド端末間でセッションを設定するプロトコルとしては、
たとえば、SIP(Session Initiation Protocol:R
FC2543)などが考案されている。IPネットワー
クにおいては、エンド端末間のセッション確立に加え
て、さらに回線のリソース予約が必要であり、それをQ
oS補償LSPで実現することが考えられる。なお、こ
のLSPとセッションを関連付ける必要があるが、その
方法としては、ネットワーク管理装置などがSIPメッ
セージを捕捉し、エンド端末間の経路上のルータに設定
することが考えられる。
【0014】しかしながら、上記、従来の移動体通信シ
ステムにあっては、ラベル数に限界があることから、複
数のセッションを1つのLSPに収容することが必要と
なる。すなわち、MNからCNまでの異なるセッション
をLSPに収容することになる。そのため、MNが移動
する毎に、LSPの設定/解放を行うのではなく、セッ
ションを「MN移動元〜CNのLSP」から「MN移動
先〜CNのLSP」に移し変える、という処理が必要に
なるが、従来技術では、この処理手順が示されていな
い。
【0015】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、移動可能なノード装置が他のノード装置と通信中
に他のサブネットワークに移動した場合であっても、通
信中のノード装置間のセッション情報を、瞬断すること
なく移動元LSPから移動先LSPに移し変えることが
可能な移動体通信システムを得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる移動体通信シス
テムにあっては、移動可能な第1のノード装置(MN1
に相当)と他のサブネットワークに存在する第2のノー
ド装置(CN3に相当)との間で所定のセッションが確
立されている状態で、第1のノード装置が外部のサブネ
ットワークへの移動を予測した場合、第2のノード装置
を収容するアクセスルータ(AR6に相当)が、第1の
ノード装置を収容するアクセスルータ(AR4に相当)
から受信した移動元/移動先アドレスに、前記所定セッ
ションに関する情報を付加した第1の登録要求(セッシ
ョン情報登録要求(1)に相当)を、自身に接続された
ラベルスイッチングルータ(LSR9に相当)に対して
送信し、さらに、前記移動先アドレスを第2のノード装
置に対して送信し、前記第1の登録要求を受信したラベ
ルスイッチングルータが、「第2のノード装置→移動先
の第1のノード装置」方向のパケットを転送するための
ラベルスイッチングパスを設定し、当該パスに前記移動
先アドレスに対応した新たなセッションを登録し、予測
移動先のアクセスルータ(AR5に相当)が、第1のノ
ード装置を収容するアクセスルータから受信した移動元
/移動先アドレスおよび前記所定セッションに関する情
報を含む第2の登録要求(セッション情報登録要求
(2)に相当)を、自身に接続されたラベルスイッチン
グルータ(LSR8に相当)に対して送信し、前記第2
の登録要求を受信したラベルスイッチングルータが、
「移動先の第1のノード装置→第2のノード装置」方向
のパケットを転送するためのラベルスイッチングパスを
設定し、当該パスに前記移動先アドレスに対応した新た
なセッションを登録し、第1のノード装置が外部サブネ
ットワークに移動した段階で、各ラベルスイッチングル
ータが、前記所定セッションの登録を解除することを特
徴とする。
【0017】つぎの発明にかかる移動体通信システムに
あっては、前記第2のノード装置を収容するアクセスル
ータが、前記第1の登録要求を自身に接続されたラベル
スイッチングルータに対して送信し、一方で、第2のノ
ード装置に対しては移動先アドレスを送信しないことと
し、第1のノード装置が外部サブネットワークに移動す
るまでの間、第2のノード装置側のラベルスイッチング
ルータが、「第2のノード装置→移動元の第1のノード
装置」方向のパケットをコピーし、一方を移動元の第1
のノード装置宛に、他方を移動先の第1のノード装置宛
てに、それぞれ送信し、第1のノード装置が外部サブネ
ットワークに移動した段階で、前記第2のノード装置を
収容するアクセスルータが、移動先の第1のノード装置
を収容するアクセスルータから受信した移動先アドレス
を、第2のノード装置に対して送信し、以降、第2のノ
ード装置が、前記登録したセッションどおりに、「第2
のノード装置→移動先の第1のノード装置」方向のパケ
ットを転送することを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかる移動体通信システムに
あっては、前記第2のノード装置を収容するアクセスル
ータが、前記第1の登録要求を自身に接続されたラベル
スイッチングルータに対して送信し、一方で、第2のノ
ード装置に対しては移動先アドレスを送信しないことと
し、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチング
ルータが、さらに、移動先のラベルスイッチングルータ
に対して、第1のノード装置の移動元/移動先アドレス
を送信し、前記移動先のラベルスイッチングルータが、
前記パケットの宛先アドレスを移動元アドレスから移動
先アドレスに変換するエントリを登録し、その後、前記
第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルータ
が、「第2のノード装置→移動先の第1のノード装置」
方向および「第2のノード装置→移動先の第1のノード
装置」方向のパケットを転送するためのp−mp(Poin
t to Multiple Point)ラベルスイッチングパスを設定
し、当該パスに前記移動元/移動先アドレスに対応した
新たなセッションを登録し、第1のノード装置が外部サ
ブネットワークに移動するまでの間、アンカーポイント
のラベルスイッチングルータが、「第2のノード装置→
移動元の第1のノード装置」方向のパケットをコピー
し、一方を移動元の第1のノード装置宛てに、前記エン
トリ実行後の他方を移動先の第1のノード装置宛てに、
それぞれ送信し、第1のノード装置が外部サブネットワ
ークに移動した段階で、前記第2のノード装置を収容す
るアクセスルータが、移動先の第1のノード装置を収容
するアクセスルータから受信した移動先アドレスを、第
2のノード装置に対して送信し、以降、第2のノード装
置が、前記登録した移動先アドレスに対応したセッショ
ンどおりに、「第2のノード装置→移動先の第1のノー
ド装置」方向のパケットを送信することを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかる移動体通信システムに
あっては、前記第2のノード装置を収容するアクセスル
ータが、前記第1の登録要求を自身に接続されたラベル
スイッチングルータに対して送信し、一方で、第2のノ
ード装置に対しては移動先アドレスを送信しないことと
し、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチング
ルータが、さらに、移動先のラベルスイッチングルータ
に対して、第1のノード装置の移動先アドレスおよび第
1のノード装置をユニークに識別するための識別子を送
信し、前記移動先のラベルスイッチングルータが、前記
識別子が含まれたパケットの宛先アドレスを移動元アド
レスから移動先アドレスに変換するエントリを登録し、
その後、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチ
ングルータが、「第2のノード装置→移動先の第1のノ
ード装置」方向および「第2のノード装置→移動先の第
1のノード装置」方向のパケットを転送するためのp−
mp(Point to Multiple Point)ラベルスイッチング
パスを設定し、当該パスに前記移動元/移動先アドレス
に対応した新たなセッションを登録し、第1のノード装
置が外部サブネットワークに移動するまでの間、アンカ
ーポイントのラベルスイッチングルータが、「第2のノ
ード装置→移動元の第1のノード装置」方向のパケット
をコピーし、一方を移動元の第1のノード装置宛てに、
前記エントリ実行後の他方を移動先の第1のノード装置
宛てに、それぞれ送信し、第1のノード装置が外部サブ
ネットワークに移動した段階で、前記第2のノード装置
を収容するアクセスルータが、移動先の第1のノード装
置を収容するアクセスルータから受信した移動先アドレ
スを、第2のノード装置に対して送信し、以降、第2の
ノード装置が、前記登録した移動先アドレスに対応した
セッションどおりに、「第2のノード装置→移動先の第
1のノード装置」方向のパケットを送信することを特徴
とする。
【0020】つぎの発明にかかる移動体通信システムに
あっては、第1のノード装置による移動予測後、所定時
間が経過しても「第2のノード装置→移動元の第1のノ
ード装置」方向のパケットを転送するためのラベルスイ
ッチングパスにセッションの登録がなかった場合、第2
のノード装置側のラベルスイッチングルータが、前記ラ
ベルスイッチングパスを解放することを特徴とする。
【0021】つぎの発明にかかる移動体通信システムに
あっては、第1のノード装置が移動後、所定時間が経過
してもp−mpラベルスイッチングパスにセッションの
登録がなかった場合、第2のノード装置側のラベルスイ
ッチングルータが、前記p−mpラベルスイッチングパ
スを解放することを特徴とする。
【0022】つぎの発明にかかる移動体通信システムに
あっては、前記第2のノード装置を収容するアクセスル
ータが、前記第1の登録要求を自身に接続されたラベル
スイッチングルータに対して送信し、一方で、第2のノ
ード装置に対しては移動先アドレスを送信しないことと
し、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチング
ルータが、さらに、所定の方法で検出したアンカーポイ
ントのラベルスイッチングルータに対して、第1のノー
ド装置をユニークに識別するための識別子および第1の
ノード装置の移動先アドレスを送信し、第1のノード装
置が外部サブネットワークに移動するまでの間、前記ア
ンカーポイントのラベルスイッチングルータが、「第2
のノード装置→移動元の第1のノード装置」方向のパケ
ットを前記所定のセッションどおりに転送し、さらに、
前記識別子が含まれた「第2のノード装置→移動元の第
1のノード装置」方向のパケットの宛先アドレスを移動
元アドレスから移動先アドレスに変換して送信し、第1
のノード装置が外部サブネットワークに移動した段階
で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記登録し
た移動先アドレスに対応したセッションどおりに、「第
2のノード装置→移動先の第1のノード装置」方向のパ
ケットを送信することを特徴とする。
【0023】つぎの発明にかかる移動体通信システムに
あっては、前記アンカーポイントの検出時、初段のラベ
ルスイッチングルータが、既設ラベルスイッチングパス
の最終段のラベルスイッチングルータに対して、当該ラ
ベルスイッチングパスを識別するための識別子を含む検
出要求を、ホップバイホップで送信し、前記検出要求を
受け取った最終段のラベルスイッチングルータが、初段
のラベルスイッチングルータに対して、前記識別子を含
む検出応答をホップバイホップで送信し、その際、前記
検出応答を中継する各ラベルスイッチングルータが、初
段のラベルスイッチングルータが同一の他のラベルスイ
ッチングパスの識別子、および自身のアドレスを、前記
検出応答に付加して転送することを特徴とする。
【0024】つぎの発明にかかる移動体通信システムに
あっては、移動可能な第1のノード装置と他のサブネッ
トワークに存在する第2のノード装置との間で所定のセ
ッションが確立されている状態で、第1のノード装置が
外部のサブネットワークへの移動を予測した場合、予測
移動先のアクセスルータが、第1のノード装置側から受
信した移動元/移動先アドレスおよび前記所定セッショ
ンに関する情報を含む第2の登録要求を、自身に接続さ
れたラベルスイッチングルータに対して送信し、前記第
2の登録要求を受信したラベルスイッチングルータが、
「移動先の第1のノード装置→第2のノード装置」方向
および「第2のノード装置→移動先の第1のノード装
置」方向のパケットを転送可能な双方向のラベルスイッ
チングパスを設定し、当該パスに前記移動先アドレスに
対応した両方向のセッションを登録し、さらに、当該両
方向セッションに関する情報を第1のノード装置側に送
信し、第2のノード装置を収容するアクセスルータが、
第1のノード装置側から受信した移動先アドレスおよび
前記両方向セッションに関する情報を含む第1の登録要
求を、自身に接続されたラベルスイッチングルータに対
して送信し、さらに、前記移動先アドレスを第2のノー
ド装置に対して送信し、前記第1の登録要求を受信した
ラベルスイッチングルータが、前記両方向セッションに
関する情報に基づいて、双方向ラベルスイッチングパス
をセッションの移動先ラベルスイッチングパスと認識
し、第1のノード装置が外部サブネットワークに移動し
た段階で、各ラベルスイッチングルータが、前記所定セ
ッションの登録を解除することを特徴とする。
【0025】つぎの発明にかかるセッション収容方法に
あっては、移動可能な第1のノード装置と他のサブネッ
トワークに存在する第2のノード装置との間で所定のセ
ッションが確立されている状態で、第1のノード装置が
外部のサブネットワークへの移動を予測した場合に、第
2のノード装置を収容するアクセスルータが、第1のノ
ード装置を収容するアクセスルータから受信した移動元
/移動先アドレスに、前記所定セッションに関する情報
を付加した第1の登録要求を、自身に接続されたラベル
スイッチングルータに対して送信し、さらに、前記移動
先アドレスを第2のノード装置に対して送信する第1の
工程と、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチ
ングルータが、「第2のノード装置→移動先の第1のノ
ード装置」方向のパケットを転送するためのラベルスイ
ッチングパスを設定し、当該パスに前記移動先アドレス
に対応した新たなセッションを登録する第2の工程と、
予測移動先のアクセスルータが、第1のノード装置を収
容するアクセスルータから受信した移動元/移動先アド
レスおよび前記所定セッションに関する情報を含む第2
の登録要求を、自身に接続されたラベルスイッチングル
ータに対して送信する第3の工程と、前記第2の登録要
求を受信したラベルスイッチングルータが、「移動先の
第1のノード装置→第2のノード装置」方向のパケット
を転送するためのラベルスイッチングパスを設定し、当
該パスに前記移動先アドレスに対応した新たなセッショ
ンを登録する第4の工程と、第1のノード装置が外部サ
ブネットワークに移動した段階で、各ラベルスイッチン
グルータが、前記所定セッションの登録を解除する第5
の工程と、を含むことを特徴とする。
【0026】つぎの発明にかかるセッション収容方法に
おいて、前記第1の工程にあっては、前記第1の登録要
求を自身に接続されたラベルスイッチングルータに対し
て送信する一方で、第2のノード装置に対しては移動先
アドレスを送信しないこととし、第1のノード装置が外
部サブネットワークに移動するまでの間、第2のノード
装置側のラベルスイッチングルータが、「第2のノード
装置→移動元の第1のノード装置」方向のパケットをコ
ピーし、一方を移動元の第1のノード装置宛に、他方を
移動先の第1のノード装置宛てに、それぞれ送信する第
6の工程と、第1のノード装置が外部サブネットワーク
に移動した段階で、前記第2のノード装置を収容するア
クセスルータが、移動先の第1のノード装置を収容する
アクセスルータから受信した移動先アドレスを、第2の
ノード装置に対して送信し、以降、第2のノード装置
が、前記登録したセッションどおりに、「第2のノード
装置→移動先の第1のノード装置」方向のパケットを転
送する第7の工程と、を含むことを特徴とする。
【0027】つぎの発明にかかるセッション収容方法に
おいて、前記第1の工程にあっては、前記第1の登録要
求を自身に接続されたラベルスイッチングルータに対し
て送信する一方で、第2のノード装置に対しては移動先
アドレスを送信しないこととし、前記第1の登録要求を
受信したラベルスイッチングルータが、さらに、移動先
のラベルスイッチングルータに対して、第1のノード装
置の移動元/移動先アドレスを送信する第6の工程と、
前記移動先のラベルスイッチングルータが、前記パケッ
トの宛先アドレスを移動元アドレスから移動先アドレス
に変換するエントリを登録する第7の工程と、その後、
前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
タが、「第2のノード装置→移動先の第1のノード装
置」方向および「第2のノード装置→移動先の第1のノ
ード装置」方向のパケットを転送するためのp−mp
(Point to Multiple Point)ラベルスイッチングパス
を設定し、当該パスに前記移動元/移動先アドレスに対
応した新たなセッションを登録する第8の工程と、第1
のノード装置が外部サブネットワークに移動するまでの
間、アンカーポイントのラベルスイッチングルータが、
「第2のノード装置→移動元の第1のノード装置」方向
のパケットをコピーし、一方を移動元の第1のノード装
置宛てに、前記エントリ実行後の他方を移動先の第1の
ノード装置宛てに、それぞれ送信する第9の工程と、第
1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段階
で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記登録し
た移動先アドレスに対応したセッションどおりに、「第
2のノード装置→移動先の第1のノード装置」方向のパ
ケットを送信する第10の工程と、を含むことを特徴と
する。
【0028】つぎの発明にかかるセッション収容方法に
おいて、前記第1の工程にあっては、前記第1の登録要
求を自身に接続されたラベルスイッチングルータに対し
て送信する一方で、第2のノード装置に対しては移動先
アドレスを送信しないこととし、前記第1の登録要求を
受信したラベルスイッチングルータが、さらに、移動先
のラベルスイッチングルータに対して、第1のノード装
置の移動先アドレスおよび第1のノード装置をユニーク
に識別するための識別子を送信する第6の工程と、前記
移動先のラベルスイッチングルータが、前記識別子が含
まれたパケットの宛先アドレスを移動元アドレスから移
動先アドレスに変換するエントリを登録する第7の工程
と、その後、前記第1の登録要求を受信したラベルスイ
ッチングルータが、「第2のノード装置→移動先の第1
のノード装置」方向および「第2のノード装置→移動先
の第1のノード装置」方向のパケットを転送するための
p−mp(Point to Multiple Point)ラベルスイッチ
ングパスを設定し、当該パスに前記移動元/移動先アド
レスに対応した新たなセッションを登録する第8の工程
と、第1のノード装置が外部サブネットワークに移動す
るまでの間、アンカーポイントのラベルスイッチングル
ータが、「第2のノード装置→移動元の第1のノード装
置」方向のパケットをコピーし、一方を移動元の第1の
ノード装置宛てに、前記エントリ実行後の他方を移動先
の第1のノード装置宛てに、それぞれ送信する第9の工
程と、第1のノード装置が外部サブネットワークに移動
した段階で、前記第2のノード装置を収容するアクセス
ルータが、移動先の第1のノード装置を収容するアクセ
スルータから受信した移動先アドレスを、第2のノード
装置に対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記
登録した移動先アドレスに対応したセッションどおり
に、「第2のノード装置→移動先の第1のノード装置」
方向のパケットを送信する第10の工程と、を含むこと
を特徴とする。
【0029】つぎの発明にかかるセッション収容方法に
あっては、第1のノード装置による移動予測後、所定時
間が経過しても「第2のノード装置→移動元の第1のノ
ード装置」方向のパケットを転送するためのラベルスイ
ッチングパスにセッションの登録がなかった場合、第2
のノード装置側のラベルスイッチングルータが、前記ラ
ベルスイッチングパスを解放することを特徴とする。
【0030】つぎの発明にかかるセッション収容方法に
あっては、第1のノード装置が移動後、所定時間が経過
してもp−mpラベルスイッチングパスにセッションの
登録がなかった場合、第2のノード装置側のラベルスイ
ッチングルータが、前記p−mpラベルスイッチングパ
スを解放することを特徴とする。
【0031】つぎの発明にかかるセッション収容方法に
おいて、前記第1の工程にあっては、前記第1の登録要
求を自身に接続されたラベルスイッチングルータに対し
て送信する一方で、第2のノード装置に対しては移動先
アドレスを送信しないこととし、前記第1の登録要求を
受信したラベルスイッチングルータが、さらに、所定の
方法で検出したアンカーポイントのラベルスイッチング
ルータに対して、第1のノード装置をユニークに識別す
るための識別子および第1のノード装置の移動先アドレ
スを送信する第6の工程と、第1のノード装置が外部サ
ブネットワークに移動するまでの間、前記アンカーポイ
ントのラベルスイッチングルータが、「第2のノード装
置→移動元の第1のノード装置」方向のパケットを前記
所定のセッションどおりに転送し、さらに、前記識別子
が含まれた「第2のノード装置→移動元の第1のノード
装置」方向のパケットの宛先アドレスを移動元アドレス
から移動先アドレスに変換して送信する第7の工程と、
第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
階で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記登録し
た移動先アドレスに対応したセッションどおりに、「第
2のノード装置→移動先の第1のノード装置」方向のパ
ケットを送信する第8の工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0032】つぎの発明にかかるセッション収容方法に
あっては、前記アンカーポイントの検出時、初段のラベ
ルスイッチングルータが、既設ラベルスイッチングパス
の最終段のラベルスイッチングルータに対して、当該ラ
ベルスイッチングパスを識別するための識別子を含む検
出要求を、ホップバイホップで送信し、前記検出要求を
受け取った最終段のラベルスイッチングルータが、初段
のラベルスイッチングルータに対して、前記識別子を含
む検出応答をホップバイホップで送信し、その際、前記
検出応答を中継する各ラベルスイッチングルータが、初
段のラベルスイッチングルータが同一の他のラベルスイ
ッチングパスの識別子、および自身のアドレスを、前記
検出応答に付加して転送することを特徴とする。
【0033】つぎの発明にかかるセッション収容方法に
あっては、移動可能な第1のノード装置と他のサブネッ
トワークに存在する第2のノード装置との間で所定のセ
ッションが確立されている状態で、第1のノード装置が
外部のサブネットワークへの移動を予測した場合に、予
測移動先のアクセスルータが、第1のノード装置側から
受信した移動元/移動先アドレスおよび前記所定セッシ
ョンに関する情報を含む第2の登録要求を、自身に接続
されたラベルスイッチングルータに対して送信する第1
工程と、前記第2の登録要求を受信したラベルスイッチ
ングルータが、「移動先の第1のノード装置→第2のノ
ード装置」方向および「第2のノード装置→移動先の第
1のノード装置」方向のパケットを転送可能な双方向の
ラベルスイッチングパスを設定し、当該パスに前記移動
先アドレスに対応した両方向のセッションを登録し、さ
らに、当該両方向セッションに関する情報を第1のノー
ド装置側に送信する第2工程と、第2のノード装置を収
容するアクセスルータが、第1のノード装置側から受信
した移動先アドレスおよび前記両方向セッションに関す
る情報を含む第1の登録要求を、自身に接続されたラベ
ルスイッチングルータに対して送信し、さらに、前記移
動先アドレスを第2のノード装置に対して送信する第3
の工程と、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッ
チングルータが、前記両方向セッションに関する情報に
基づいて、双方向ラベルスイッチングパスをセッション
の移動先ラベルスイッチングパスと認識する第4の工程
と、第1のノード装置が外部サブネットワークに移動し
た段階で、各ラベルスイッチングルータが、前記所定セ
ッションの登録を解除する第5の工程と、を含むことを
特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる移動体通
信システムおよびセッション収容方法の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態に
よりこの発明が限定されるものではない。
【0035】実施の形態1.図1は、本発明にかかる移
動体通信システムのネットワーク構成を示す図である。
図1において、1はMN(Mobile Node)であり、2は
HA(Home Agent)であり、3はCN(Correspondent
Node)であり、4,5,6はAR(Access Router:ア
クセスルータ)であり、7,8,9,10,11はLS
R(Label Switching Router:ラベルスイッチングルー
タ)である。
【0036】なお、本発明の移動体通信システム(以降
の実施の形態も含めて)は、従来同様、ラベルスイッチ
ング方式を用いたパケット転送技術であるMPLS(Mu
lti-Protocol Label Switching)を採用する。そして、
通信を継続したまま移動することが可能なノード装置
(MN)が、他のサブネットワークに収容されたノード
装置(CN)と、MPLSネットワークを介して通信を
行っていることを前提とする。
【0037】また、図2は、上記ネットワークにおいて
設定されているLSP、およびその経路を示す図であ
る。これらのLSPには、各々、単一または複数のセッ
ションを収容するための回線リソースが予約されてい
る。なお、ここでいうセッションとは、通信相手と接続
してデータをやり取りするために設定した通信路を表
す。
【0038】また、各ARには、自身が収容するエンド
端末と他のARが収容するエンド端末との間に設定され
ているセッション情報が、予めセッション情報テーブル
に設定されているものとする。エンド端末間でセッショ
ンを設定するプロトコルとしては、たとえば、SIP
(Session Initiation Protocol:RFC2543)な
どが考案されている。ここでは、ネットワーク管理装置
が、SIPメッセージを捕捉し、セッションの両端のエ
ンド端末を収容するARに対して設定する。または、セ
ッションの両端のエンド端末を収容するAR自身が、S
IPメッセージを捕捉して設定する。
【0039】ただし、ARが保持するセッション情報に
は、セッション識別情報とQoS(Quality of Service
s)パラメータ情報が含まれている。セッション識別情
報は、セッションで転送されるパケットを識別するため
の情報、すなわち、セッションの両端に位置するアプリ
ケーション識別情報のペアであり、たとえば、エンド端
末を識別する情報(IPヘッダ),トランスポート層以
上を識別する情報(TCP(Transmission Control Pro
tocol)/UDP(User Data-gram Protocol)ヘッダ,
RTP(Real Time Protocol)ヘッダなどで構成され
る。QoSパラメータ情報は、セッションに適用するQ
oSパラメータであり、これによってセッションに必要
な回線リソース量が決定づけられる。
【0040】また、ARでは、エンド端末方向からパケ
ットを受信すると、上記セッション識別情報によってセ
ッションのパケットをより分け、上記QoSパラメータ
情報に従ってQoSを補償し、NextHopのMPL
Sネットワークのエッジに位置するLSR(LSPのイ
ングレスLSR)に転送する。
【0041】LSPのイングレスLSR(LSPの初段
LSR)には、セッション識別情報とそれに関連付けら
れたLSPが登録されている。イングレスLSRは、受
信したパケットがセッション識別情報にマッチしていれ
ばセッションを収容するLSPに転送する。また、イン
グレスLSRは、セッションで実際に使用されていない
回線リソース量を示す未使用リソース量カウンタ値を管
理する。LSPの未使用リソース量カウンタ値は、セッ
ションを収容する毎に、そのセッションで必要な回線リ
ソース量が加算され、[未使用リソース量カウンタ値]
<[セッションで必要リソース量]であった場合、そのL
SPにセッションを収容することはできない。
【0042】ここでは、MN1とCN3との間にセッシ
ョンが設定されているものとする。すなわち、AR4に
は、自身が収容するMN1とCN3との間のセッション
情報が設定され、CN3を収容するAR6にも同様のセ
ッション情報が設定されている。また、AR4がCN3
にパケットを転送するためのNextHopであるLS
R7、およびAR6がMN1にパケットを転送するため
のNextHopであるLSR9には、図3の「MN移
動予測前」のように、MN1とCN3との間のセッショ
ン識別情報と、それにマッチしたパケットを転送するL
SP、が関連付けられている。なお、図3は、各LSR
におけるセッション識別情報とLSPとが関連付けられ
た状態を示す図である。
【0043】つぎに、MN1がAR4を含むサブネット
ワークからAR5を含むサブネットワークへ移動する場
合の処理、すなわち、実施の形態1のセッション収容方
法について説明する。図4は、実施の形態1のセッショ
ン収容方法を示す図である。また、図5は、図4に記載
された各フレームの構成を示す図である。
【0044】MN1では、AR4からAR5への移動を
予測すると、移動先ネットワークでのIPアドレス(C
oA:Care of Address)を取得するために、移動先A
R5宛てにルータ要求を送信する。ルータ要求を受け取
ったAR5では、ルータ広告を返送し、MN1では、ル
ータ広告により移動先ネットワークでのIPアドレスを
取得する(図4参照)。なお、ルータ広告受信時、A
R4では、移動先ネットワークにおけるMN1のIPア
ドレスと、移動元ネットワークにおけるMN1のIPア
ドレスと、の対応関係を記憶する。
【0045】ルータ広告を受け取ったMN1では、CN
3宛てにMN1の移動先IPアドレスを含むBU(Bind
ing Update)(1)を送信し(図5参照)、MN1の移
動先と移動元の双方に対してパケットを送信するよう
に、依頼する。このとき、AR4では、CN3宛てのB
U(1)を補足すると、の処理で記憶したMN1の移
動元/移動先IPアドレスの対応関係からMN1の移動
元IPアドレスを取得し、それを上記BU(1)に追加
して転送する(図4および図5参照)。また、CoA
を取得したMN1では、HA2宛てに、上記CoAとホ
ームアドレスとを関連付けるためのメッセージであるB
U(2)を送信する。
【0046】また、BU(1)を補足したAR6では、
MN1の移動元/移動先アドレスの対応関係を記憶し、
MN1の移動元IPアドレスを含むセッション識別情報
をピックアップする。そして、MN1の移動元/移動先
IPアドレスおよび上記セッション識別情報を含むセッ
ション情報登録要求(1)を、MN1へのNextHo
pであるLSR9に対して送信する(図4および図5
参照)。また、AR6では、BU(1)からMN1の移
動元IPアドレスを除去し、除去後のBU(1)をCN
3に対して送信する(図4参照)。BU(1)を受信
したCN3では、MN1のCoAとして既に登録されて
いる移動元アドレスに加えて、移動先アドレスを、「S
econdary CoA」として追加登録する。
【0047】一方、セッション情報登録要求(1)を受
信したLSR9では、MN1の移動先IPアドレスと、
自身が持つネットワークトポロジー情報から、MN1の
移動先IPアドレスへ転送するためのLSPを検索す
る。さらに、検索したLSPの未使用リソース量カウン
タ値をチェックし、セッションを収容するために十分な
リソースを保持しているか、を判定する。ここでは、L
SP(9→8)に十分なリソースが残っていた場合を想
定する。
【0048】LSR9では、図3に示す「MN1予測〜
MN1移動」のように、受信したセッション識別情報に
おけるMN1のIPアドレスを移動先IPアドレスに書
き換え、書き換え後のセッション識別情報を、LSP
(9→8)に登録する。そして、上記LSPの未使用リ
ソース量カウンタ値を、収容したセッションで使用する
リソース量分だけ減算する。
【0049】これにより、CN3→MN1方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、CN3から、MN1の移動先
/移動元IPアドレスの双方に行われる。すなわち、移
動元へのストリームはLSP(9→7)で、移動先への
ストリームはLSP(9→8)で、それぞれ転送され
る。
【0050】また、MN1では、移動先LSR8とCN
3側のLSR9との間のLSPにセッションを収容する
ために、MN1の移動先IPアドレスおよびCN3のI
Pアドレスを含むBU(3)を、AR5宛てに送信する
(図4および図5参照)。このとき、AR4では、B
U(3)を補足し、BU(3)に自身が保持するセッシ
ョン情報テーブルからMN1〜CN3間のセッション情
報をピックアップし、ピックアップしたセッション情報
リストおよびMN1の移動元アドレスを、BU(3)に
付加して転送する(図4および図5参照)。
【0051】BU(3)を受信したAR5では、当該B
U(3)に含まれるセッション情報リストおよびMN1
の移動元/移動先IPアドレスを、セッション情報登録
要求(2)として、CN3側のNextHopであるL
SR8に対して送信する(図4および図5参照)。
【0052】セッション情報登録要求(2)を受信した
LSR8では、上記LSR9と同様の手順で、移動先M
N1〜CN3間のセッションを収容するLSPの選定を
行い、セッションを当該LSPに登録する。ここでは、
LSP(8→9)に登録する。このとき、LSR9の場
合と同様に、図3に示す「MN1予測〜MN1移動」の
ように、セッション識別情報のMN1の移動元IPアド
レスを移動先IPアドレスに書き換えて登録する。ま
た、LSP(8→9)の未使用リソース量カウンタ値を
上記と同様の手順で減算する。
【0053】これにより、MN1→CN3方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、MN1の移動先/移動元IP
アドレスの双方から行われる。すなわち、移動先からの
ストリームはLSP(8→9)から、移動元からのスト
リームはLSP(7→9)から、それぞれ転送される。
【0054】なお、LSR8およびLSR9にてセッシ
ョンを収容するための条件を満たすLSPを検出できな
かった場合、セッションの条件を満たすLSR8〜LS
R9のLSPを設定し、そのLSPにセッションを収容
する。また、LSPが設定されている場合であっても、
未使用リソース量カウンタ値がセッションの収容に十分
でなかった場合は、LSPの予約リソース量を増加させ
る。ただし、この2点については、以降のすべての実施
の形態において同様である。
【0055】その後、MN1が予測したサブネットワー
クに移動した場合、MN1では、移動元のHA2、CN
3およびAR4宛てに、移動元IPアドレスを含むBU
(4)、BU(5)およびBU(6)(図5参照、Co
A削除要求)を送信する(図4参照)。
【0056】CN3宛てのBU(5)を補足したAR6
では、で記憶したMN1の移動元/移動先IPアドレ
スの対応関係から、MN1の移動先IPアドレスを取得
し、セッション識別情報のMN1のIPアドレスを移動
先アドレスに書き換える(図4参照)。そして、MN
1の移動元IPアドレスを含むセッション情報削除要求
(2)を、NextHopであるLSR9に対して送信
する(図4および図5参照)。また、BU(5)を受
信したCN3では、MN1のCoA登録から移動元アド
レスを削除し、先に登録しておいた移動先アドレス
(「Secondary CoA」)を「Primar
y CoA」とする。
【0057】セッション情報削除要求(2)を受信した
LSR9では、LSPに設定されているセッション情報
のうち、MN1の移動元IPアドレスを含むセッション
識別情報をすべて削除し、LSPの未使用リソース量カ
ウンタ値をセッションで使用していたリソース分だけ加
算する。
【0058】また、BU(6)を受信したAR4では、
自身のセッション情報テーブルからMN1の移動元IP
アドレスを含むセッション情報を削除し、さらに、MN
1の移動元IPアドレスを含むセッション情報削除要求
(1)を、NextHopであるLSR7に対して送信
する(図4および図5参照)。
【0059】セッション情報削除要求(1)を受信した
LSR7では、LSPに設定されているセッション情報
のうち、MN1の移動元IPアドレスを含むセッション
識別情報をすべて削除し、LSPの未使用リソース量カ
ウンタ値をセッションで使用していたリソース分だけ加
算する。
【0060】これにより、図1に示す移動体通信システ
ムにおいては、MN1の移動先〜CN3間のLSPにだ
け、セッション情報が登録されている状態となる。
【0061】以上、本実施の形態においては、MN1
が、CN3と通信中に他のサブネットワークに移動した
場合であっても、MN1〜CN3間のセッション情報
を、瞬断することなく、移動元LSPから移動先LSP
に移し変えることができる。
【0062】実施の形態2.前述の実施の形態1では、
MN1が移動を予測してから移動を完了するまでの間、
CN3→MN1方向のストリーム転送がMN1の移動元
および移動先の双方に行われる。これに対し、実施の形
態2では、上記の間、CN3がMN1方向のストリーム
転送を移動元に行うことによって、実施の形態1よりも
回線効率を上げながら、実施の形態1と同様の効果を得
る。なお、本発明にかかる移動体通信システムの構成に
ついては、前述の実施の形態1における図1と同様であ
るため、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0063】ここで、MN1がAR4を含むサブネット
ワークからAR5を含むサブネットワークへ移動する場
合の処理、すなわち、実施の形態2のセッション収容方
法について説明する。図6は、実施の形態2のセッショ
ン収容方法を示す図である。また、図7は、図6に記載
されたフレームの構成を示す図である。また、図8は、
LSR9におけるセッション識別情報とLSPとが関連
付けられた状態を示す図である。ここでは、前述の実施
の形態1と処理の異なる、、について説明する。
【0064】AR6では、MN1からのBU(1)を補
足すると、MN1の移動元/移動先アドレスの対応関係
を記憶し、MN1の移動元IPアドレスを含むセッショ
ン識別情報をピックアップする。そして、MN1の移動
元/移動先IPアドレスおよび上記セッション識別情報
を含むセッション情報登録要求(1)を、MN1へのN
extHopであるLSR9に対して送信する(図6
参照)。なお、AR6では、BU(1)をCN3へ中継
しない。したがって、CN3では、MN1のCoAとし
て、移動元アドレスだけが登録されている状態となる。
【0065】一方、セッション情報登録要求(1)を受
信したLSR9では、前述の実施の形態1と同様、MN
1の移動先にパケットを転送するためのLSPとして、
たとえば、LSP(9→8)を選定し、上記セッション
識別情報とLSPを図8の「MN予測〜MN移動」のよ
うに関連付ける(図6参照)。そして、LSP(9→
8)の未使用リソース量カウンタ値を、収容したセッシ
ョンで使用するリソース量分だけ減算する(図6参
照)。なお、セッション識別情報をLSP(9→8)に
関連付ける場合には、セッション識別情報の「移動元M
N」を「移動先MN」に変換してLSP(9→8)に関
連付ける。
【0066】これにより、CN3→MN1方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、CN3からMN1の移動元I
Pアドレスだけに行われ、さらに、それを受信したLS
R9にてコピー処理が行われ、一方は移動元LSPであ
るLSP(9→7)を用いて、他方は移動先LSPであ
るLSP(9→8)を用いて、それぞれ転送される。な
お、LSP(9→8)に転送する場合には、宛先アドレ
スをMN移動先アドレスに変換する。また、LSR9
が、CN3からMN1の移動先IPアドレス宛てのパケ
ットを受信した場合には、LSP(9→8)だけに転送
されることになる。
【0067】その後、MN1が予測したサブネットワー
クに移動した場合、MN1では、移動元のHA2、CN
3およびAR4宛てに、移動元IPアドレスを含むBU
(4)、BU(5)およびBU(6)を送信する(図6
および図7参照)。
【0068】CN3宛てのBU(5)を捕捉したAR5
では、で記憶したMN1の移動元/移動先IPアドレ
スの対応関係から、MN1の移動先IPアドレスを取得
し、BU(5)にMN1の移動先アドレス追加要求を付
加してCN3へ送信する。BU(5)を受信したCN3
では、MN1のCoA登録から移動元アドレスを削除
し、代わりに移動先アドレスを登録し、AR6に対して
BU_ACK(5)を返送する(図6および図7参
照)。
【0069】その後、AR6では、前述の実施の形態1
と同様の手順で、セッション情報削除要求(2)をLS
R9に対して送信する(図6参照)。セッション情報
削除要求(2)を受信したLSR9では、セッション識
別情報とLSPを図8の「MN移動後」のように関連付
け、LSP(9→7)の未使用リソース量カウンタ値
を、収容していたセッション分だけ加算する。
【0070】これにより、CN3→MN1方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、CN3からMN1の移動先I
Pアドレスだけに行われ、それを受信したLSR9で
は、移動先LSPであるLSP(9→8)を用いてパケ
ットを転送する。
【0071】以上、本実施の形態においては、前述の実
施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、
MN1が移動を予測してから移動を完了するまでの間、
CN3が、MN1方向のストリーム転送を移動元だけに
行うため、実施の形態1よりも回線利用効率を改善でき
る。
【0072】実施の形態3.前述の実施の形態2では、
MN1が移動を予測してから移動を完了するまでの間、
CN3→MN1方向のストリーム転送が、CN3を収容
するLSR9〜アンカーポイント(LSR11)におい
て、MN1の移動元および移動先の双方に行われる。こ
れに対し、実施の形態3では、上記の間、CN3→MN
1方向のストリーム転送におけるCN3〜アンカーポイ
ント間を1ストリーム分とすることによって、実施の形
態2よりもさらに回線効率を上げながら、実施の形態1
と同様の効果を得る。なお、本発明にかかる移動体通信
システムの構成については、前述の実施の形態1におけ
る図1と同様であるため、同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0073】ここで、MN1がAR4を含むサブネット
ワークからAR5を含むサブネットワークへ移動する場
合の処理、すなわち、実施の形態3のセッション収容方
法について説明する。図9は、実施の形態3のセッショ
ン収容方法を示す図である。また、図10は、図9に記
載されたフレームの構成を示す図である。また、図11
は、LSR9におけるセッション識別情報とLSPとが
関連付けられた状態を示す図である。ここでは、前述の
実施の形態2と処理の異なる、について、相違点の
みを説明する。
【0074】セッション情報登録要求(1)を受信した
LSR9では、先に説明した実施の形態1と同様に、M
N1の移動先にパケットを転送するためのLSPとし
て、たとえば、LSP(9→8)を選定し、未使用リソ
ース量カウンタ値をセッションで必要なリソース量分だ
け減算する(図9参照)。
【0075】また、LSR9では、設定するp−mp
(Point to Multiple Point)LSPのLSPID(L
SPのイングレスLSRのアドレスと当該イングレスL
SR内でユニークな識別子とを含む)をアサインし、p
−mpLSPの移動先MN1側のエグレスLSR(LS
Pの最終段LSR)であるLSR8に対して、当該p−
mpLSPのLSPIDおよびMN1の移動元/移動先
アドレスを含むアドレス変換テーブル登録要求を送信す
る(図9および図10参照)。アドレス変換テーブル
登録要求を受信したLSR8では、p−mpLSPのL
SPIDに関連付けられたアドレス変換テーブルに、パ
ケットの宛先アドレスをMN1の移動元アドレスから移
動先アドレスに変換するエントリを登録し、LSR9に
対してアドレス変換テーブル登録応答を返信する(図1
0参照)。そして、アドレス変換テーブル登録応答を受
信したLSR9では、LSP(9→8)およびLSP
(9→7)の経路に沿ったp−mpLSPを設定する
(図9参照)。
【0076】なお、p−mpLPSの設定方法について
は、IETFのInternet Draft“MPLS Multicast Traff
ic Engineering”(draft-ooms-mpls-multicast-te-00.t
xt)で述べられている方法等を採用する。また、p−m
pLSPにはリソース予約を行わない。そして、LSR
9では、セッション識別情報とLSPとを図11の「M
N予測〜MN移動」で示されているように関連付ける。
【0077】これにより、CN3〜MN1方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、LSR9〜アンカーポイント
(LSR11)間において、p−mpLSPを用いて行
われるため、CN3〜アンカーポイントまでが1ストリ
ーム分となり、回線利用効率が改善される。このとき、
CN3から送信されたパケットは、LSR11でコピー
され、移動先/移動元の双方に転送される。
【0078】LSR8では、p−mpLSPからパケッ
トを受信すると、宛先アドレスをキーにしてアドレス変
換テーブルを検索し、パケットの宛先アドレスをMN1
の移動元アドレスから移動先アドレスに変換して転送す
る。なお、p−mpLSPに必要な回線リソースは、L
SP(9→7)およびLSP(9←8)の未使用リソー
ス量カウンタ値をセッションのリソース量分だけ減算し
ている状態なので、これらのLSPから借り受ける。ま
た、p−mpLSPの経路上のLSRでは、これを認識
することはできないが、ここでは、LSP毎のシェーピ
ングを行わないDiffServeルータを前提とする。
【0079】その後、セッション情報削除要求(2)を
受信したLSR9では、セッション識別情報とLSPと
を図11の「MN移動後」で示されているように関連付
け、LSP(9→7)の未使用リソース量カウンタ値
を、関連付けていたセッション分だけ加算する。そし
て、LSP8に対してp−mpLSPのLSPIDおよ
びMN1の移動元アドレスを含むアドレス変換テーブル
登録削除要求を送信する(図9および図10参照)。
【0080】アドレス変換テーブル登録削除要求を受信
したLSP8では、LSPIDで示されるp−mpLS
Pに関連付けられているアドレス変換テーブル上の、M
N1の移動元アドレスを含むエントリを削除し、アドレ
ス変換テーブル登録削除応答を返信する(図9および
図10参照)。
【0081】これにより、CN3→MN1方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、MN1の移動先IPアドレス
だけに転送され、LSR9では、受信したパケットを移
動先LSPであるLSP(9→8)へ転送する。
【0082】以上、本実施の形態においては、MN1が
移動を予測してから移動を完了するまでの間、CN3→
MN1方向のストリーム転送におけるLSR9〜アンカ
ーポイント(LSR11)間にp−mpLSPを採用
し、CN3〜アンカーポイント間を1ストリーム分とす
ることとした。これにより、実施の形態2よりもさらに
回線利用効率を改善しながら、実施の形態1と同様の効
果を得ることができる。
【0083】なお、本実施の形態においては、以下のよ
うに、設定したLSPを開放することとしてもよい。た
とえば、MN1の移動予測後、LSP(9→7)に関連
付けられていたMN1〜CN3間のセッションは、p−
mpLSP(9→7,8)に移される。そして、その
後、予め設定しておいた一定時間tが経過しても、LS
P(9→7)にセッションの登録がなかった場合、LS
R9では、LSP(9→7)を解放する。また、MN1
の移動後、p−mpLSP(9→7,8)に関連付けら
れていたMN1〜CN3間のセッションは、LSP(9
→8)に移される。そして、その後、上記一定時間tが
経過しても、p−mpLSP(9→7,8)にセッショ
ンの登録がなかった場合、LSR9では、p−mpLS
P(9→7,8)を解放する。なお、上記LSP解放の
際には、LSP設定を要求した装置に対して解放した旨
を通知する。
【0084】これにより、p−p(Point to Point)L
SPおよびp−mpLSPを、LSP削除要求があるま
で設定している場合に比べて、LSPのラベル消費を抑
えることができ、さらに、一定時間以内にセッションを
設定する要求があった場合に、LSPの再設定にかかわ
る処理を削除できる。具体的にいうと、セッションを移
動先のLSP(9→8)に移し終えた時点では直ちにp
−mpLSPを解放しないので、一定時間t´(t´<
t)以内に他のMNがAR4からAR5へ移動した場
合、p−mpLSPを設定する必要はない。
【0085】実施の形態4.前述の実施の形態3では、
MN1が移動を予測してから移動を完了するまでの間、
MN1の移動先のLSRであるLSR8において、MN
1の移動元アドレスから移動先アドレスへのアドレス変
換が必要となり、アドレス変換テーブル上で、MN1の
移動元アドレスを検索するため処理が発生する。本実施
の形態では、上記検索処理にかかる遅延を最小限に抑え
ることを特徴とする。なお、本発明にかかる移動体通信
システムの構成については、前述の実施の形態1におけ
る図1と同様であるため、同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0086】ここで、MN1がAR4を含むサブネット
ワークからAR5を含むサブネットワークへ移動する場
合の処理、すなわち、実施の形態4のセッション収容方
法について説明する。なお、実施の形態4のセッション
収容方法におけるフレームシーケンスは前述の図9と同
様である。また、図12は、図9に記載された実施の形
態4のフレーム構成を示す図である。また、図13は、
p−mpLSPを転送されるパケットの構成を示す図で
ある。ここでは、前述の実施の形態3と処理の異なる
、について、相違点のみを説明する。
【0087】前述の実施の形態3において、LSR9で
は、LSR8宛てのアドレス変換テーブル登録要求に、
p−mpLSPのLSPIDおよびMN1の移動元/移
動先アドレスを含めて送信する。一方、実施の形態4に
おいては、LSR8宛てのアドレス変換テーブル登録要
求に、p−mpLSPのLSPID,LSR9内でMN
1をユニークに識別する識別子MN−ID,MN1の移
動先アドレスを含めて送信する(図9および図12参
照)。具体的にいうと、LSR9では、p−mpLSP
に転送するパケットに、図13で示すようなセカンドラ
ベルMN−IDを追加して転送する。
【0088】アドレス変換テーブル登録要求を受信した
LSR8では、パケットのセカンドラベルがMN1のM
N−IDである場合、LSPIDで示されるp−mpL
SPに関連付けられたアドレス変換テーブルに、宛先ア
ドレスをMN1の移動先アドレスに変換するエントリを
登録し、LSR9に対してアドレス変換テーブル登録応
答を返信する(図9および図12参照)。
【0089】これにより、CN3〜MN1方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、LSR9〜アンカーポイント
(LSR11)間において、p−mpLSPを用いて行
われるため、CN3〜アンカーポイントまでが1ストリ
ーム分となり、回線利用効率が改善される。このとき、
CN3から送信されたパケットは、LSR11でコピー
され、移動先/移動元の双方に転送される。
【0090】その後、LSR8では、p−mpLSPか
らパケットを受信すると、セカンドラベルMN−IDを
キーにしてアドレス変換テーブルを検索し、検索された
パケットの宛先アドレスをMN1の移動先アドレスに変
換して転送する。
【0091】また、前述の実施の形態3において、LS
R9では、LSR8宛てのアドレス変換テーブル登録削
除要求に、p−mpLSPのLSPID,MN1の移動
元アドレスを含めて送信する。一方、実施の形態4にお
いては、LSR8宛てのアドレス変換テーブル登録削除
要求に、p−mpLSPのLSPIDおよびMN−ID
を含めて送信する(図9および図12参照)。
【0092】アドレス変換テーブル登録削除要求を受信
したLSR8では、LSPIDで示されるp−mpLS
Pに関連付けられているアドレス変換テーブル上の、M
N−IDを含むエントリを削除し、LSR9に対してア
ドレス変換テーブル登録削除応答を返信する(図9お
よび図12参照)。
【0093】これにより、CN3→MN1方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、MN1の移動先IPアドレス
だけに転送され、LSR9では、受信したパケットを移
動先LSPであるLSP(9→8)へ転送する。
【0094】以上、本実施の形態においては、MN1が
移動を予測してから移動を完了するまでの間、CN3→
MN1方向のストリーム転送におけるLSR9〜アンカ
ーポイント(LSR11)間にp−mpLSPを採用
し、CN3〜アンカーポイント間を1ストリーム分とす
ることとした。これにより、実施の形態2よりもさらに
回線利用効率を改善しながら、実施の形態1と同様の効
果を得ることができる。
【0095】また、MN1の移動先のLSRにおいて、
MN1の移動元アドレスからMN1の移動先アドレスへ
のアドレス変換を不要とし、MN−IDを用いた簡易な
方法でアドレス変換を行うこととした。これにより、上
記検索処理にかかる遅延を最小限に抑えることができ
る。
【0096】実施の形態5.前述の実施の形態3では、
MN1が移動を予測してから移動を完了するまでの間、
p−mpLSPを設定するため、その分のラベルを消費
する。本実施の形態では、LSPを新たに設定すること
なく、実施の形態3と同様の効果を得る。なお、本発明
にかかる移動体通信システムの構成については、前述の
実施の形態1における図1と同様であるため、同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0097】ここで、MN1がAR4を含むサブネット
ワークからAR5を含むサブネットワークへ移動する場
合の処理、すなわち、実施の形態3のセッション収容方
法について説明する。図14は、実施の形態5のセッシ
ョン収容方法を示す図である。また、図15は、図14
に記載されたフレームの構成を示す図である。また、図
16は、LSR9におけるセッション識別情報とLSP
とが関連付けられた状態を示す図である。ここでは、前
述の実施の形態2と処理の異なる、について、相違
点のみを説明する。
【0098】LSR9では、セッション情報登録要求
(1)を受信すると、先に説明した実施の形態1と同
様、MN1の移動先に転送するためのLSPとして、た
とえば、LSP(9→8)を選定し、LSP(9→8)
の未使用リソース量カウンタ値を、収容したセッション
で使用するリソース量分だけ減算する(図14参
照)。
【0099】また、LSR9では、MN1に対応するM
N−IDをアサインし、アンカーポイントであるLSR
11に対して、当該MN−ID,移動先/移動元LSP
のLSPID,およびMN1の移動先アドレスを含むM
N登録要求を送信する(図14および図15参照)。
なお、アンカーポイントについては、後述する実施の形
態6の方法によって検出する。
【0100】MN登録要求を受信したLSR11では、
移動元LSPであるLSP(9→7)に、MN−ID,
移動先LSPであるLSP(9→8)のLSPID,お
よびMN1の移動先アドレスを設定し、その後、MN登
録応答を返信する(図15参照)。MN登録応答を受信
したLSR9では、セッション識別情報とLSPを、図
16の「MN予測〜MN移動」のように関連付ける(図
14参照)。
【0101】これにより、CN3→MN1方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、LSR9〜アンカーポイント
(LSR11)間において、移動元LSPであるLSP
(9→7)を用いて行われるため、CN3〜アンカーポ
イントまでが1ストリーム分となり、回線利用効率が改
善される。また、LSR11では、LSP(9→7)の
パケットを受信した場合に、当該LSPに沿って通常ど
おりにパケットを転送する。さらに、LSR11では、
パケットのセカンドラベルMN−IDを参照して宛先ア
ドレスをMN1の移動先アドレスに変換し、MN−ID
に対応した移動先LSPIDが示すLSP(9→8)を
用いてパケットを転送する。なお、移動先/移動元への
パケットについては、アンカーポイントでセカンドラベ
ルを除去する。
【0102】その後、セッション情報削除要求(2)を
受信したLSR9では、セッション識別情報とLSPを
図16の「MN移動後」で示されているように関連付
け、LSP(9→7)の未使用リソース量カウンタ値
を、関連付けていたセッション分だけ加算する。そし
て、LSR11に対して、LSP(9→7)のLSPI
DおよびMN−IDを含むMN登録削除要求を送信する
(図15参照)。MN登録削除要求を受信したLSR1
1では、上記で設定したMN1の登録を削除し、その
後、MN登録削除応答を返信する(図14および図1
5参照)。
【0103】これにより、CN3→MN1方向のセッシ
ョンのストリーム転送は、MN1の移動先IPアドレス
だけに転送され、LSR9では、受信したパケットを移
動先LSPであるLSP(9→8)へ転送する。
【0104】以上、本実施の形態においては、MN1が
移動を予測してから移動を完了するまでの間、CN3→
MN1方向のストリーム転送におけるLSR9〜アンカ
ーポイント(LSR11)間に移動元LSPであるLS
P(9→7)を採用し、CN3〜アンカーポイント間を
1ストリーム分とすることとした。これにより、実施の
形態2よりもさらに回線利用効率を改善しながら、実施
の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0105】実施の形態6.実施の形態6においては、
同じLSRがイングレスとなっているLSPペアのアン
カーポイント(分岐点)を検出する方法を示す。
【0106】図17は、本発明にかかる移動体通信シス
テムのネットワーク構成の一例を示す図である。ここで
は、上記ネットワークにおいて、LSR7→LSR8→
LSR9→LSR11という経路を示すLSP(7→1
1)が設定されていることを前提とする。なお、上記経
路上のLSRは、当該LSPをネットワーク内において
ユニークに識別可能なLSPIDを記憶している。ま
た、LSPIDは、LSPのイングレスLSRのアドレ
スと、当該イングレスLSR内でユニークな識別子と、
を含む。
【0107】ここで、上記LSPが設定されている状態
で、LSR7→LSR8→LSR10という経路を示す
LSP(7→10)を設定する場合について説明する。
まず、LSR7では、LSP(7→10)のLSPID
を含むLABEL_REQUESTを転送する。このL
ABEL_REQUESTは、LSR7→LSR8、つ
ぎに、LSR8→LSR10、とホップバイホップで転
送される。
【0108】LABEL_REQUESTを受信したL
SR10では、LABEL_REQUEST内のLSP
IDと同じLSPIDを含むLABLE_MAPPIN
Gメッセージを、LSR10→LSR8、つぎに、LS
R8→LSR7、とホップバイホップで転送する。この
とき、LSR8では、LABEL_MAPPINGに含
まれるLSPIDと、LSR8自身が記憶している既設
のLSPのLSPIDと、を比較し、イングレスLSR
アドレス部分が同一であるLSPIDおよび自LSRの
アドレスを、LABEL_MAPPINGに付加して転
送する。なお、既にそのLSPIDがLABEL_MA
PPINGに含まれていた場合には付加しない。ここで
は、LSP(7→11)のLSPIDおよびLSR8の
アドレスがLABEL_MAPPINGに付加される。
【0109】そして、イングレスLSR(LSR7)で
は、受信したLABEL_MAPPINGを参照するこ
とにより、アンカーポイントを学習する。なお、ここで
は、LSPを設定する場合の処理について説明したが、
たとえば、既設のLSPの属性変更を行う場合のLAB
EL_MAPPINGであっても、上記と同様の処理を
施すことによって、アンカーポイントを学習できる。
【0110】つぎに、上記LSP(7→11)とLSP
(7→10)が設定されている状態で、LSR8〜LS
R10間の回線が切断した場合について説明する。ま
ず、LSR10では、LSP(7→10)をLSR9経
由の迂回経路とするためのLABEL_MAPPING
を転送する。このLABEL_MAPPINGは、LS
R10→LSR9、つぎに、LSR9→LSR8、とホ
ップバイホップで転送される。このとき、上記LSR8
と同様、LSR9では、既設のLSP(7→11)のL
SPIDと自LSRのアドレスとをLABEL_MAP
PINGに付加して転送する。
【0111】しかしながら、このLABEL_MAPP
INGはLSR8までしか転送されないので、イングレ
スLSRであるLSR7には到達しない。このような場
合、LSR8では、LABEL_MAPPINGに付加
されているLSPID−LSRアドレスのリストをアン
カーポイント通知メッセージに付加し、当該アンカーポ
イント通知メッセージをLSR7に対して送信する。
【0112】このように、本実施の形態では、イングレ
スLSRが、エグレスLSRに向けて所定のLSPのL
SPIDを含むLABEL_REQUESTを転送し、
その応答として、経路上のLSRによって付加されたイ
ングレスLSRアドレス部分が同一のLSPIDと自ア
ドレスとを含むLABEL_MAPPINGを受信す
る。これにより、各LSRでは、自身がイングレスLS
RとなっているすべてのLSPペアのアンカーポイント
を把握することができる。
【0113】実施の形態7.実施の形態7では、双方向
の転送をサポートしているLSPに、セッションの双方
向のストリームを収容する方法について説明する。
【0114】ここで、MN1がAR4を含むサブネット
ワークからAR5を含むサブネットワークへ移動する場
合の処理、すなわち、実施の形態7のセッション収容方
法について説明する。図18は、実施の形態7のセッシ
ョン収容方法を示す図である。また、図19は、図18
に記載されたフレームの構成を示す図である。なお、図
18において、MN1によるルータ要求/ルータ広告に
ついては、前述の実施の形態1〜5と同様である。
【0115】移動を予測したMN1では、移動先AR5
に対してBU(3)(CoA追加)を送信し、その応答
として、BU_ACK(3)の受信を待つ(図18参
照)。BU(3)を受信したAR5では、隣接LSRで
あるLSR8に対してセッション情報登録要求(2)を
送信する(図18および図19参照)。
【0116】セッション情報登録要求(2)を受信した
LSR8では、実施の形態1と同様の方法で両方向のセ
ッションを双方向LSPに関連付けて、その後、各セッ
ションのセッション識別情報と当該LSPIDとを含む
セッション情報登録応答(2)をAR5に対して返信す
る(図18および図19参照)。
【0117】セッション情報登録応答(2)を受信した
AR5では、当該セッション情報登録応答(2)の内容
をBU_ACK(3)に付加し、当該BU_ACK
(3)をMN1に対して返信する(図18および図1
9参照)。このとき、AR4では、BU_ACK(3)
を捕捉し、BU_ACK(3)に含まれる各セッション
のセッション識別情報と、それに関連付けられたLSP
IDと、を記憶し、BU_ACK(3)から記憶した内
容を除去してMN1に転送する(図18参照)。
【0118】BU_ACK(3)を受信したMN1で
は、CN3に対してBU(1)を送信する(図18お
よび図19参照)。このとき、AR4では、BU(1)
を捕捉すると、の処理で記憶した各セッションのセッ
ション識別情報とそれに関連付けられたLSPIDと
を、BU(1)に付加して転送する(図18および図
19参照)。
【0119】BU(1)を捕捉したAR6では、セッシ
ョン情報登録要求(1)にその内容を含め、当該セッシ
ョン情報登録要求(1)を隣接LSRであるLSR9に
対して送信する(図18および図19参照)。セッシ
ョン情報登録要求(1)を受信したLSR9では、セッ
ション情報登録要求(1)に従って、セッション識別情
報に関連付けられたLSPIDで示されるLSPを、セ
ッションの移動先LSPと認識する。以降、実施の形態
1〜5で示されたいずれかの方法を用いて、セッション
を移動元LSPから移動先LSPに移し変える。
【0120】このように、本実施の形態では、先にMN
1の移動先のLSRにてセッション識別情報と双方向L
SPとを関連付け、その後、CN3側のLSRがこの双
方向LSPに関する情報どおりにセッション識別情報を
関連付けることとした。これにより、双方向(MN1→
CN3、CN3→MN1)の転送をサポートしているL
SPに、セッションの双方向のストリームを収容でき
る。
【0121】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、移動可能な第1のノード装置が、他のサブネットワ
ーク内の第2のノード装置と通信中に外部サブネットワ
ークに移動した場合であっても、第1のノード装置〜第
2のノード装置間のセッション情報を、瞬断することな
く移動元に設定されたラベルスイッチングパスから移動
先に設定されたラベルスイッチングパスに移し変えるこ
とが可能な移動体通信システムを得ることができる、と
いう効果を奏する。
【0122】つぎの発明によれば、さらに、第1のノー
ド装置が移動を予測してから移動を完了するまでの間、
第2のノード装置が、第1のノード装置方向のストリー
ム転送を移動元だけに行うため、回線利用効率を改善す
ることが可能な移動体通信システムを得ることができ
る、という効果を奏する。
【0123】つぎの発明によれば、第1のノード装置が
移動を予測してから移動を完了するまでの間、「第2の
ノード装置→第1のノード装置」方向のストリーム転送
における「第2のノード装置側のラベルスイッチングル
ータ〜アンカーポイント」間に、p−mpラベルスイッ
チングパスを採用し、「第2のノード装置〜アンカーポ
イント」間を1ストリーム分とすることとした。これに
より、さらに回線利用効率を改善しながら、セッション
情報を移動先のラベルスイッチングパスに移し変えるこ
とが可能な移動体通信システムを得ることができる、と
いう効果を奏する。
【0124】つぎの発明によれば、第1のノード装置の
移動先ラベルスイッチングルータにおいて、第1のノー
ド装置の移動元アドレスから第1のノード装置の移動先
アドレスへのアドレス変換を不要とし、第1のノード装
置をユニークに識別可能な識別子を用いた簡易な方法で
アドレス変換を行うこととした。これにより、検索処理
にかかる遅延を最小限に抑えることが可能な移動体通信
システムを得ることができる、という効果を奏する。
【0125】つぎの発明によれば、不要なp−pラベル
スイッチングパスをラベルスイッチングパス削除要求が
あるまで設定している場合に比べて、ラベルスイッチン
グパスのラベル消費を抑えることが可能な移動体通信シ
ステムを得ることができる、という効果を奏する。さら
に、一定時間以内にセッションを設定する要求があった
場合に、ラベルスイッチングパスの再設定にかかわる処
理を削除することが可能な移動体通信システムを得るこ
とができる、という効果を奏する。
【0126】つぎの発明によれば、不要なp−mpラベ
ルスイッチングパスをラベルスイッチングパス削除要求
があるまで設定している場合に比べて、ラベルスイッチ
ングパスのラベル消費を抑えることが可能な移動体通信
システムを得ることができる、という効果を奏する。さ
らに、一定時間以内にセッションを設定する要求があっ
た場合に、ラベルスイッチングパスの再設定にかかわる
処理を削除することが可能な移動体通信システムを得る
ことができる、という効果を奏する。
【0127】つぎの発明によれば、第1のノード装置が
移動を予測してから移動を完了するまでの間、「第2の
ノード装置→第1のノード装置」方向のストリーム転送
における「第2のノード装置側のラベルスイッチングル
ータ〜アンカーポイント」間に、移動元に設定されたラ
ベルスイッチングパスを採用し、「第2のノード装置〜
アンカーポイント」間を1ストリーム分とすることとし
た。これにより、さらに回線利用効率を改善しながら、
セッション情報を移動先のラベルスイッチングパスに移
し変えることが可能な移動体通信システムを得ることが
できる、という効果を奏する。
【0128】つぎの発明によれば、初段のラベルスイッ
チングルータが、最終段のラベルスイッチングルータに
向けて所定の検出要求(LABEL_REQUEST)
を転送し、その応答として、経路上のラベルスイッチン
グルータによって付加された、初段ラベルスイッチング
ルータのアドレスが同一の他のラベルスイッチングパス
の識別子と、当該識別子を付加したラベルスイッチング
ルータのアドレスと、を受信する。これにより、ラベル
スイッチングルータが、自身が初段となっているすべて
のラベルスイッチングパスペアのアンカーポイントを把
握することが可能な移動体通信システムを得ることがで
きる、という効果を奏する。
【0129】つぎの発明によれば、先に、第1のノード
装置の移動先のラベルスイッチングルータにて、セッシ
ョン識別情報と双方向のラベルスイッチングパスとを関
連付け、その後、第2のノード装置側のラベルスイッチ
ングルータが、この双方向ラベルスイッチングパスに関
する情報どおりにセッション識別情報を関連付けること
とした。これにより、双方向(第1のノード装置→第2
のノード装置、第2のノード装置→第1のノード装置)
の転送をサポートしているラベルスイッチングパスに、
セッションの双方向のストリームを収容することが可能
な移動体通信システムを得ることができる、という効果
を奏する。
【0130】つぎの発明によれば、移動可能な第1のノ
ード装置が、他のサブネットワーク内の第2のノード装
置と通信中に外部サブネットワークに移動した場合であ
っても、第1のノード装置〜第2のノード装置間のセッ
ション情報を、瞬断することなく移動元に設定されたラ
ベルスイッチングパスから移動先に設定されたラベルス
イッチングパスに移し変えることができる、という効果
を奏する。
【0131】つぎの発明によれば、さらに、第1のノー
ド装置が移動を予測してから移動を完了するまでの間、
第2のノード装置が、第1のノード装置方向のストリー
ム転送を移動元だけに行うため、回線利用効率を改善す
ることができる、という効果を奏する。
【0132】つぎの発明によれば、第1のノード装置が
移動を予測してから移動を完了するまでの間、「第2の
ノード装置→第1のノード装置」方向のストリーム転送
における「第2のノード装置側のラベルスイッチングル
ータ〜アンカーポイント」間に、p−mpラベルスイッ
チングパスを採用し、「第2のノード装置〜アンカーポ
イント」間を1ストリーム分とすることとした。これに
より、さらに回線利用効率を改善しながら、セッション
情報を移動先のラベルスイッチングパスに移し変えるこ
とができる、という効果を奏する。
【0133】つぎの発明によれば、第1のノード装置の
移動先ラベルスイッチングルータにおいて、第1のノー
ド装置の移動元アドレスから第1のノード装置の移動先
アドレスへのアドレス変換を不要とし、第1のノード装
置をユニークに識別可能な識別子を用いた簡易な方法で
アドレス変換を行うこととした。これにより、検索処理
にかかる遅延を最小限に抑えることができる、という効
果を奏する。
【0134】つぎの発明によれば、不要なp−pラベル
スイッチングパスをラベルスイッチングパス削除要求が
あるまで設定している場合に比べて、ラベルスイッチン
グパスのラベル消費を抑えることができる、という効果
を奏する。さらに、一定時間以内にセッションを設定す
る要求があった場合に、ラベルスイッチングパスの再設
定にかかわる処理を削除できる、という効果を奏する。
【0135】つぎの発明によれば、不要なp−mpラベ
ルスイッチングパスをラベルスイッチングパス削除要求
があるまで設定している場合に比べて、ラベルスイッチ
ングパスのラベル消費を抑えることができる、という効
果を奏する。さらに、一定時間以内にセッションを設定
する要求があった場合に、ラベルスイッチングパスの再
設定にかかわる処理を削除できる、という効果を奏す
る。
【0136】つぎの発明によれば、第1のノード装置が
移動を予測してから移動を完了するまでの間、「第2の
ノード装置→第1のノード装置」方向のストリーム転送
における「第2のノード装置側のラベルスイッチングル
ータ〜アンカーポイント」間に、移動元に設定されたラ
ベルスイッチングパスを採用し、「第2のノード装置〜
アンカーポイント」間を1ストリーム分とすることとし
た。これにより、さらに回線利用効率を改善しながら、
セッション情報を移動先のラベルスイッチングパスに移
し変えることができる、という効果を奏する。
【0137】つぎの発明によれば、初段のラベルスイッ
チングルータが、最終段のラベルスイッチングルータに
向けて所定の検出要求(LABEL_REQUEST)
を転送し、その応答として、経路上のラベルスイッチン
グルータによって付加された、初段ラベルスイッチング
ルータのアドレスが同一の他のラベルスイッチングパス
の識別子と、当該識別子を付加したラベルスイッチング
ルータのアドレスと、を受信する。これにより、ラベル
スイッチングルータが、自身が初段となっているすべて
のラベルスイッチングパスペアのアンカーポイントを把
握できる、という効果を奏する。
【0138】つぎの発明によれば、先に、第1のノード
装置の移動先のラベルスイッチングルータにて、セッシ
ョン識別情報と双方向のラベルスイッチングパスとを関
連付け、その後、第2のノード装置側のラベルスイッチ
ングルータが、この双方向ラベルスイッチングパスに関
する情報どおりにセッション識別情報を関連付けること
とした。これにより、双方向(第1のノード装置→第2
のノード装置、第2のノード装置→第1のノード装置)
の転送をサポートしているラベルスイッチングパスに、
セッションの双方向のストリームを収容できる、という
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる移動体通信システムのネット
ワーク構成を示す図である。
【図2】 ネットワークにおいて設定されているLSP
およびその経路を示す図である。
【図3】 セッション識別情報とLSPとが関連付けら
れた状態を示す図である。
【図4】 実施の形態1のセッション収容方法を示す図
である。
【図5】 実施の形態1のフレームの構成を示す図であ
る。
【図6】 実施の形態2のセッション収容方法を示す図
である。
【図7】 実施の形態2のフレームの構成を示す図であ
る。
【図8】 セッション識別情報とLSPとが関連付けら
れた状態を示す図である。
【図9】 実施の形態3のセッション収容方法を示す図
である。
【図10】 実施の形態3のフレームの構成を示す図で
ある。
【図11】 セッション識別情報とLSPとが関連付け
られた状態を示す図である。
【図12】 実施の形態4のフレーム構成を示す図であ
る。
【図13】 p−mpLSPを転送されるパケットの構
成を示す図である。
【図14】 実施の形態5のセッション収容方法を示す
図である。
【図15】 実施の形態5のフレームの構成を示す図で
ある。
【図16】 セッション識別情報とLSPとが関連付け
られた状態を示す図である。
【図17】 本発明にかかる移動体通信システムのネッ
トワーク構成の一例を示す図である。
【図18】 実施の形態7のセッション収容方法を示す
図である。
【図19】 実施の形態7のフレームの構成を示す図で
ある。
【図20】 「Mobile IP」とMPLSを結合
させて通信を行うための手順を示す図である。
【図21】 「Mobile IP」とMPLSを結合
させて通信を行うための手順を示す図である。
【符号の説明】
1 MN(Mobile Node)、2 HA(Home Agent)、
3 CN(Correspondent Node)、4,5,6 AR
(Access Router)、7,8,9,10,11 LSR
(Label Switching Router)。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA13 HA08 HB21 HC09 JL01 LA19 LB06 MD02 5K033 AA01 BA15 CC02 DA19 DB18 EC02 5K067 CC08 DD11 DD19 EE02 EE10 EE16 HH17 HH21 HH23 JJ36

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノード装置とアクセスルータとラベルス
    イッチングルータとを含む複数のサブネットワークで構
    成された移動体通信システムにおいて、 移動可能な第1のノード装置と他のサブネットワークに
    存在する第2のノード装置との間で所定のセッションが
    確立されている状態で、第1のノード装置が外部のサブ
    ネットワークへの移動を予測した場合、 第2のノード装置を収容するアクセスルータが、第1の
    ノード装置を収容するアクセスルータから受信した移動
    元/移動先アドレスに、前記所定セッションに関する情
    報を付加した第1の登録要求を、自身に接続されたラベ
    ルスイッチングルータに対して送信し、さらに、前記移
    動先アドレスを第2のノード装置に対して送信し、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、「第2のノード装置→移動先の第1のノード装
    置」方向のパケットを転送するためのラベルスイッチン
    グパスを設定し、当該パスに前記移動先アドレスに対応
    した新たなセッションを登録し、 予測移動先のアクセスルータが、第1のノード装置を収
    容するアクセスルータから受信した移動元/移動先アド
    レスおよび前記所定セッションに関する情報を含む第2
    の登録要求を、自身に接続されたラベルスイッチングル
    ータに対して送信し、 前記第2の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、「移動先の第1のノード装置→第2のノード装
    置」方向のパケットを転送するためのラベルスイッチン
    グパスを設定し、当該パスに前記移動先アドレスに対応
    した新たなセッションを登録し、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、各ラベルスイッチングルータが、前記所定セッシ
    ョンの登録を解除することを特徴とする移動体通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記第2のノード装置を収容するアクセ
    スルータが、前記第1の登録要求を自身に接続されたラ
    ベルスイッチングルータに対して送信し、一方で、第2
    のノード装置に対しては移動先アドレスを送信しないこ
    ととし、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動するま
    での間、第2のノード装置側のラベルスイッチングルー
    タが、「第2のノード装置→移動元の第1のノード装
    置」方向のパケットをコピーし、一方を移動元の第1の
    ノード装置宛に、他方を移動先の第1のノード装置宛て
    に、それぞれ送信し、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
    が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
    タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
    対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記登録し
    たセッションどおりに、「第2のノード装置→移動先の
    第1のノード装置」方向のパケットを転送することを特
    徴とする請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第2のノード装置を収容するアクセ
    スルータが、前記第1の登録要求を自身に接続されたラ
    ベルスイッチングルータに対して送信し、一方で、第2
    のノード装置に対しては移動先アドレスを送信しないこ
    ととし、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、さらに、移動先のラベルスイッチングルータに対
    して、第1のノード装置の移動元/移動先アドレスを送
    信し、 前記移動先のラベルスイッチングルータが、前記パケッ
    トの宛先アドレスを移動元アドレスから移動先アドレス
    に変換するエントリを登録し、 その後、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチ
    ングルータが、「第2のノード装置→移動先の第1のノ
    ード装置」方向および「第2のノード装置→移動先の第
    1のノード装置」方向のパケットを転送するためのp−
    mp(Point toMultiple Point)ラベルスイッチングパ
    スを設定し、当該パスに前記移動元/移動先アドレスに
    対応した新たなセッションを登録し、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動するま
    での間、アンカーポイントのラベルスイッチングルータ
    が、「第2のノード装置→移動元の第1のノード装置」
    方向のパケットをコピーし、一方を移動元の第1のノー
    ド装置宛てに、前記エントリ実行後の他方を移動先の第
    1のノード装置宛てに、それぞれ送信し、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
    が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
    タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
    対して送信し、 以降、第2のノード装置が、前記登録した移動先アドレ
    スに対応したセッションどおりに、「第2のノード装置
    →移動先の第1のノード装置」方向のパケットを送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載の移動体通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記第2のノード装置を収容するアクセ
    スルータが、前記第1の登録要求を自身に接続されたラ
    ベルスイッチングルータに対して送信し、一方で、第2
    のノード装置に対しては移動先アドレスを送信しないこ
    ととし、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、さらに、移動先のラベルスイッチングルータに対
    して、第1のノード装置の移動先アドレスおよび第1の
    ノード装置をユニークに識別するための識別子を送信
    し、 前記移動先のラベルスイッチングルータが、前記識別子
    が含まれたパケットの宛先アドレスを移動元アドレスか
    ら移動先アドレスに変換するエントリを登録し、 その後、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチ
    ングルータが、「第2のノード装置→移動先の第1のノ
    ード装置」方向および「第2のノード装置→移動先の第
    1のノード装置」方向のパケットを転送するためのp−
    mp(Point toMultiple Point)ラベルスイッチングパ
    スを設定し、当該パスに前記移動元/移動先アドレスに
    対応した新たなセッションを登録し、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動するま
    での間、アンカーポイントのラベルスイッチングルータ
    が、「第2のノード装置→移動元の第1のノード装置」
    方向のパケットをコピーし、一方を移動元の第1のノー
    ド装置宛てに、前記エントリ実行後の他方を移動先の第
    1のノード装置宛てに、それぞれ送信し、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
    が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
    タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
    対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記登録し
    た移動先アドレスに対応したセッションどおりに、「第
    2のノード装置→移動先の第1のノード装置」方向のパ
    ケットを送信することを特徴とする請求項1に記載の移
    動体通信システム。
  5. 【請求項5】 第1のノード装置による移動予測後、所
    定時間が経過しても「第2のノード装置→移動元の第1
    のノード装置」方向のパケットを転送するためのラベル
    スイッチングパスにセッションの登録がなかった場合、 第2のノード装置側のラベルスイッチングルータが、前
    記ラベルスイッチングパスを解放することを特徴とする
    請求項3または4に記載の移動体通信システム。
  6. 【請求項6】 第1のノード装置が移動後、所定時間が
    経過してもp−mpラベルスイッチングパスにセッショ
    ンの登録がなかった場合、 第2のノード装置側のラベルスイッチングルータが、前
    記p−mpラベルスイッチングパスを解放することを特
    徴とする請求項3、4または5に記載の移動体通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記第2のノード装置を収容するアクセ
    スルータが、前記第1の登録要求を自身に接続されたラ
    ベルスイッチングルータに対して送信し、一方で、第2
    のノード装置に対しては移動先アドレスを送信しないこ
    ととし、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、さらに、所定の方法で検出したアンカーポイント
    のラベルスイッチングルータに対して、第1のノード装
    置をユニークに識別するための識別子および第1のノー
    ド装置の移動先アドレスを送信し、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動するま
    での間、前記アンカーポイントのラベルスイッチングル
    ータが、「第2のノード装置→移動元の第1のノード装
    置」方向のパケットを前記所定のセッションどおりに転
    送し、さらに、前記識別子が含まれた「第2のノード装
    置→移動元の第1のノード装置」方向のパケットの宛先
    アドレスを移動元アドレスから移動先アドレスに変換し
    て送信し、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
    が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
    タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
    対して送信し、 以降、第2のノード装置が、前記登録した移動先アドレ
    スに対応したセッションどおりに、「第2のノード装置
    →移動先の第1のノード装置」方向のパケットを送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載の移動体通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記アンカーポイントの検出時は、 初段のラベルスイッチングルータが、既設ラベルスイッ
    チングパスの最終段のラベルスイッチングルータに対し
    て、当該ラベルスイッチングパスを識別するための識別
    子を含む検出要求を、ホップバイホップで送信し、 前記検出要求を受け取った最終段のラベルスイッチング
    ルータが、初段のラベルスイッチングルータに対して、
    前記識別子を含む検出応答をホップバイホップで送信
    し、 その際、前記検出応答を中継する各ラベルスイッチング
    ルータが、初段のラベルスイッチングルータが同一の他
    のラベルスイッチングパスの識別子、および自身のアド
    レスを、前記検出応答に付加して転送することを特徴と
    する請求項7に記載の移動体通信システム。
  9. 【請求項9】 ノード装置とアクセスルータとラベルス
    イッチングルータとを含む複数のサブネットワークで構
    成された移動体通信システムにおいて、 移動可能な第1のノード装置と他のサブネットワークに
    存在する第2のノード装置との間で所定のセッションが
    確立されている状態で、第1のノード装置が外部のサブ
    ネットワークへの移動を予測した場合、 予測移動先のアクセスルータが、第1のノード装置側か
    ら受信した移動元/移動先アドレスおよび前記所定セッ
    ションに関する情報を含む第2の登録要求を、自身に接
    続されたラベルスイッチングルータに対して送信し、 前記第2の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、「移動先の第1のノード装置→第2のノード装
    置」方向および「第2のノード装置→移動先の第1のノ
    ード装置」方向のパケットを転送可能な双方向のラベル
    スイッチングパスを設定し、当該パスに前記移動先アド
    レスに対応した両方向のセッションを登録し、さらに、
    当該両方向セッションに関する情報を第1のノード装置
    側に送信し、 第2のノード装置を収容するアクセスルータが、第1の
    ノード装置側から受信した移動先アドレスおよび前記両
    方向セッションに関する情報を含む第1の登録要求を、
    自身に接続されたラベルスイッチングルータに対して送
    信し、さらに、前記移動先アドレスを第2のノード装置
    に対して送信し、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、前記両方向セッションに関する情報に基づいて、
    双方向ラベルスイッチングパスをセッションの移動先ラ
    ベルスイッチングパスと認識し、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、各ラベルスイッチングルータが、前記所定セッシ
    ョンの登録を解除することを特徴とする移動体通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 移動可能な第1のノード装置と他のサ
    ブネットワークに存在する第2のノード装置との間で所
    定のセッションが確立されている状態で、第1のノード
    装置が外部のサブネットワークへの移動を予測した場合
    のセッション収容方法において、 第2のノード装置を収容するアクセスルータが、第1の
    ノード装置を収容するアクセスルータから受信した移動
    元/移動先アドレスに、前記所定セッションに関する情
    報を付加した第1の登録要求を、自身に接続されたラベ
    ルスイッチングルータに対して送信し、さらに、前記移
    動先アドレスを第2のノード装置に対して送信する第1
    の工程と、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、「第2のノード装置→移動先の第1のノード装
    置」方向のパケットを転送するためのラベルスイッチン
    グパスを設定し、当該パスに前記移動先アドレスに対応
    した新たなセッションを登録する第2の工程と、 予測移動先のアクセスルータが、第1のノード装置を収
    容するアクセスルータから受信した移動元/移動先アド
    レスおよび前記所定セッションに関する情報を含む第2
    の登録要求を、自身に接続されたラベルスイッチングル
    ータに対して送信する第3の工程と、 前記第2の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、「移動先の第1のノード装置→第2のノード装
    置」方向のパケットを転送するためのラベルスイッチン
    グパスを設定し、当該パスに前記移動先アドレスに対応
    した新たなセッションを登録する第4の工程と、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、各ラベルスイッチングルータが、前記所定セッシ
    ョンの登録を解除する第5の工程と、 を含むことを特徴とするセッション収容方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の工程にあっては、前記第1
    の登録要求を自身に接続されたラベルスイッチングルー
    タに対して送信する一方で、第2のノード装置に対して
    は移動先アドレスを送信しないこととし、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動するま
    での間、第2のノード装置側のラベルスイッチングルー
    タが、「第2のノード装置→移動元の第1のノード装
    置」方向のパケットをコピーし、一方を移動元の第1の
    ノード装置宛に、他方を移動先の第1のノード装置宛て
    に、それぞれ送信する第6の工程と、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
    が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
    タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
    対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記登録し
    たセッションどおりに、「第2のノード装置→移動先の
    第1のノード装置」方向のパケットを転送する第7の工
    程と、 を含むことを特徴とする請求項10に記載のセッション
    収容方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の工程にあっては、前記第1
    の登録要求を自身に接続されたラベルスイッチングルー
    タに対して送信する一方で、第2のノード装置に対して
    は移動先アドレスを送信しないこととし、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、さらに、移動先のラベルスイッチングルータに対
    して、第1のノード装置の移動元/移動先アドレスを送
    信する第6の工程と、 前記移動先のラベルスイッチングルータが、前記パケッ
    トの宛先アドレスを移動元アドレスから移動先アドレス
    に変換するエントリを登録する第7の工程と、 その後、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチ
    ングルータが、「第2のノード装置→移動先の第1のノ
    ード装置」方向および「第2のノード装置→移動先の第
    1のノード装置」方向のパケットを転送するためのp−
    mp(Point toMultiple Point)ラベルスイッチングパ
    スを設定し、当該パスに前記移動元/移動先アドレスに
    対応した新たなセッションを登録する第8の工程と、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動するま
    での間、アンカーポイントのラベルスイッチングルータ
    が、「第2のノード装置→移動元の第1のノード装置」
    方向のパケットをコピーし、一方を移動元の第1のノー
    ド装置宛てに、前記エントリ実行後の他方を移動先の第
    1のノード装置宛てに、それぞれ送信する第9の工程
    と、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
    が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
    タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
    対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記登録し
    た移動先アドレスに対応したセッションどおりに、「第
    2のノード装置→移動先の第1のノード装置」方向のパ
    ケットを送信する第10の工程と、 を含むことを特徴とする請求項10に記載のセッション
    収容方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の工程にあっては、前記第1
    の登録要求を自身に接続されたラベルスイッチングルー
    タに対して送信する一方で、第2のノード装置に対して
    は移動先アドレスを送信しないこととし、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、さらに、移動先のラベルスイッチングルータに対
    して、第1のノード装置の移動先アドレスおよび第1の
    ノード装置をユニークに識別するための識別子を送信す
    る第6の工程と、 前記移動先のラベルスイッチングルータが、前記識別子
    が含まれたパケットの宛先アドレスを移動元アドレスか
    ら移動先アドレスに変換するエントリを登録する第7の
    工程と、 その後、前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチ
    ングルータが、「第2のノード装置→移動先の第1のノ
    ード装置」方向および「第2のノード装置→移動先の第
    1のノード装置」方向のパケットを転送するためのp−
    mp(Point toMultiple Point)ラベルスイッチングパ
    スを設定し、当該パスに前記移動元/移動先アドレスに
    対応した新たなセッションを登録する第8の工程と、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動するま
    での間、アンカーポイントのラベルスイッチングルータ
    が、「第2のノード装置→移動元の第1のノード装置」
    方向のパケットをコピーし、一方を移動元の第1のノー
    ド装置宛てに、前記エントリ実行後の他方を移動先の第
    1のノード装置宛てに、それぞれ送信する第9の工程
    と、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
    が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
    タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
    対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記登録し
    た移動先アドレスに対応したセッションどおりに、「第
    2のノード装置→移動先の第1のノード装置」方向のパ
    ケットを送信する第10の工程と、 を含むことを特徴とする請求項10に記載のセッション
    収容方法。
  14. 【請求項14】 第1のノード装置による移動予測後、
    所定時間が経過しても「第2のノード装置→移動元の第
    1のノード装置」方向のパケットを転送するためのラベ
    ルスイッチングパスにセッションの登録がなかった場
    合、 第2のノード装置側のラベルスイッチングルータが、前
    記ラベルスイッチングパスを解放することを特徴とする
    請求項12または13に記載のセッション収容方法。
  15. 【請求項15】 第1のノード装置が移動後、所定時間
    が経過してもp−mpラベルスイッチングパスにセッシ
    ョンの登録がなかった場合、 第2のノード装置側のラベルスイッチングルータが、前
    記p−mpラベルスイッチングパスを解放することを特
    徴とする請求項12、13または14に記載のセッショ
    ン収容方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の工程にあっては、前記第1
    の登録要求を自身に接続されたラベルスイッチングルー
    タに対して送信する一方で、第2のノード装置に対して
    は移動先アドレスを送信しないこととし、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、さらに、所定の方法で検出したアンカーポイント
    のラベルスイッチングルータに対して、第1のノード装
    置をユニークに識別するための識別子および第1のノー
    ド装置の移動先アドレスを送信する第6の工程と、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動するま
    での間、前記アンカーポイントのラベルスイッチングル
    ータが、「第2のノード装置→移動元の第1のノード装
    置」方向のパケットを前記所定のセッションどおりに転
    送し、さらに、前記識別子が含まれた「第2のノード装
    置→移動元の第1のノード装置」方向のパケットの宛先
    アドレスを移動元アドレスから移動先アドレスに変換し
    て送信する第7の工程と、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、前記第2のノード装置を収容するアクセスルータ
    が、移動先の第1のノード装置を収容するアクセスルー
    タから受信した移動先アドレスを、第2のノード装置に
    対して送信し、以降、第2のノード装置が、前記登録し
    た移動先アドレスに対応したセッションどおりに、「第
    2のノード装置→移動先の第1のノード装置」方向のパ
    ケットを送信する第8の工程と、 を含むことを特徴とする請求項10に記載のセッション
    収容方法。
  17. 【請求項17】 前記アンカーポイントの検出時は、 初段のラベルスイッチングルータが、既設ラベルスイッ
    チングパスの最終段のラベルスイッチングルータに対し
    て、当該ラベルスイッチングパスを識別するための識別
    子を含む検出要求を、ホップバイホップで送信し、 前記検出要求を受け取った最終段のラベルスイッチング
    ルータが、初段のラベルスイッチングルータに対して、
    前記識別子を含む検出応答をホップバイホップで送信
    し、 その際、前記検出応答を中継する各ラベルスイッチング
    ルータが、初段のラベルスイッチングルータが同一の他
    のラベルスイッチングパスの識別子、および自身のアド
    レスを、前記検出応答に付加して転送することを特徴と
    する請求項16に記載のセッション収容方法。
  18. 【請求項18】 移動可能な第1のノード装置と他のサ
    ブネットワークに存在する第2のノード装置との間で所
    定のセッションが確立されている状態で、第1のノード
    装置が外部のサブネットワークへの移動を予測した場合
    のセッション収容方法において、 予測移動先のアクセスルータが、第1のノード装置側か
    ら受信した移動元/移動先アドレスおよび前記所定セッ
    ションに関する情報を含む第2の登録要求を、自身に接
    続されたラベルスイッチングルータに対して送信する第
    1工程と、 前記第2の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、「移動先の第1のノード装置→第2のノード装
    置」方向および「第2のノード装置→移動先の第1のノ
    ード装置」方向のパケットを転送可能な双方向のラベル
    スイッチングパスを設定し、当該パスに前記移動先アド
    レスに対応した両方向のセッションを登録し、さらに、
    当該両方向セッションに関する情報を第1のノード装置
    側に送信する第2工程と、 第2のノード装置を収容するアクセスルータが、第1の
    ノード装置側から受信した移動先アドレスおよび前記両
    方向セッションに関する情報を含む第1の登録要求を、
    自身に接続されたラベルスイッチングルータに対して送
    信し、さらに、前記移動先アドレスを第2のノード装置
    に対して送信する第3の工程と、 前記第1の登録要求を受信したラベルスイッチングルー
    タが、前記両方向セッションに関する情報に基づいて、
    双方向ラベルスイッチングパスをセッションの移動先ラ
    ベルスイッチングパスと認識する第4の工程と、 第1のノード装置が外部サブネットワークに移動した段
    階で、各ラベルスイッチングルータが、前記所定セッシ
    ョンの登録を解除する第5の工程と、 を含むことを特徴とするセッション収容方法。
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