JP2003087776A - 画像配信システム、ユーザ嗜好ベース制御システム、および方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

画像配信システム、ユーザ嗜好ベース制御システム、および方法、並びにコンピュータ・プログラム

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JP2003087776A
JP2003087776A JP2001273300A JP2001273300A JP2003087776A JP 2003087776 A JP2003087776 A JP 2003087776A JP 2001273300 A JP2001273300 A JP 2001273300A JP 2001273300 A JP2001273300 A JP 2001273300A JP 2003087776 A JP2003087776 A JP 2003087776A
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哲二郎 近藤
Kazutaka Ando
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの嗜好に基づく画像取得、音声取得を
可能とするユーザ嗜好ベース制御システムを提供する。 【解決手段】 多数のユーザから受信する画像の選択あ
るいは点数等の画像評価情報、あるいはカメラ制御情報
としてのカメラパラメータを蓄積し、蓄積データの解析
処理により、最もユーザの嗜好度の高い画像を選択する
ことを可能とした画像配信システムを提供する。さら
に、ビデオカメラ、録音機器の制御において、ユーザの
嗜好、行動特性に基づく特徴量を用いた制御構成を実現
し、例えば激しい動きの多いユーザと、静止した状態の
多いユーザにおいて異なる反力をアクチュエータに生じ
させる制御などによりユーザに対応した最適な画像の撮
影可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像配信システ
ム、ユーザ嗜好ベース制御システム、および方法、並び
にコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細に
は、例えばカメラによる取得画像、マイクによる取得音
声情報をユーザの嗜好を反映した情報として取得するこ
とを可能とする画像配信システム、ユーザ嗜好ベース制
御システム、および方法、並びにコンピュータ・プログ
ラムに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、インターネットを介した映像配信
システム等により、例えばビルの屋上に配置したカメラ
をネットワーク接続したPCから操作してカメラ方向の
操作、ズームアップなどの操作を行ない、ユーザの見た
い画像を提示するサービスが普及している。また、個人
においても所有するビデオカメラを使用して様々な映像
を撮影し、編集することが日常的に行なわれている。
【0003】このような、画像情報、あるいは音声情報
の取得処理において、情報取得装置、例えばカメラを操
作するのは例えばPCを操作する個人であり、またビデ
オカメラを操作する個人である。このような情報取得装
置は、各個人の嗜好に基づいて制御される。例えばビデ
オカメラで撮影対象を撮影しようとするユーザは、ユー
ザの見たい画像をカメラでとらえるようにカメラ方向を
設定し、ズームの設定などを行なう。
【0004】このようなカメラワークにはそれぞれ個人
特有のクセがあり、例えば動きの激しい画像が好みのユ
ーザはカメラの動きも大きくなり、また動きの小さい画
像が好みのユーザはカメラの動きも小さくなる傾向があ
る。人のビデオカメラの操作傾向を分析した図を図1に
示す。図1は、複数人にビデオカメラにより画像の撮影
を行なってもらい、撮影画像の分析を行い、縦方向およ
び横方向の動きベクトルの大きさに対する各撮影者の分
布状況をまとめた図である。
【0005】図において、上方にいくほど、垂直方向の
動きベクトルが大、すなわち、縦方向の動きの激しい画
像であることを示し、右にいくほど、水平方向の動きベ
クトルが大、すなわち、横方向の動きの激しい画像であ
ることを示している。X印、および○印は、撮影者を示
している。X印に該当する撮影者は、比較的動きの大き
い画像を撮影しており、○印の人は動きの小さい穏やか
な画像を撮影している。領域Aの内部の人は、大きな動
きが好みで、領域Bに属する人は小さな動きが好みであ
るといった判定が可能である。このように、各個人の撮
影画像には特徴があり、この特徴は各個人の嗜好が反映
したものとなる。
【0006】また、ネットワークを介したPCによるカ
メラ操作を可能とした構成においても、その操作は各個
人の嗜好をベースにして制御されることになる。ネット
ワークを介したカメラ操作は、多くのユーザが順にカメ
ラの制御権を取得して、所定時間のカメラ制御を行な
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、人の操作に
基づいて画像等の情報を取得する例えばカメラの操作情
報を分析し、嗜好に応じた最適な画像の取得を可能とす
る画像配信システム、ユーザ嗜好ベース制御システム、
および方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
ネットワークを介して画像データを配信する画像配信サ
ーバと、前記画像配信サーバに接続し、画像データを受
信、表示するクライアント端末とを有し、前記クライア
ント端末は、前記画像配信サーバの提示する画像データ
に対する指示データを入力し、前記画像配信サーバに送
信し、前記画像配信サーバは前記クライアント端末から
の指示データに基づいて該画像配信サーバの提示画像の
評価処理を実行し、評価処理に基づく最適画像選定処理
を実行する構成を有することを特徴とする画像配信シス
テムにある。
【0009】さらに、本発明の画像配信システムの一実
施態様において、前記画像配信サーバの提示する画像デ
ータはクライアント端末から送信可能なカメラパラメー
タによって制御可能なカメラによって撮影された画像デ
ータであり、前記クライアント端末の入力する指示デー
タは、前記カメラの制御に適用するカメラパラメータで
あり、前記画像配信サーバは前記クライアント端末から
受信する多数のカメラパラメータの統計処理に基づいて
最適カメラパラメータを選択し、該最適カメラパラメー
タの設定により前記カメラによって撮影された画像デー
タを最適画像として選定する処理を実行する構成を有す
ることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の画像配信システムの一実
施態様において、前記画像配信サーバの提示する画像デ
ータは、複数の異なる画像データであり、前記クライア
ント端末の入力する指示データは、前記複数の異なる画
像データに対する選択指示データまたは点数評価データ
であり、前記画像配信サーバは前記クライアント端末か
ら受信する多数の選択指示データまたは点数評価データ
の統計処理に基づいて該画像配信サーバの提示する複数
の異なる画像データの評価処理を実行し、該評価処理に
基づく最適画像選定処理を実行する構成を有することを
特徴とする。
【0011】さらに、本発明の画像配信システムの一実
施態様において、前記画像配信サーバの提示する画像デ
ータは、複数の異なる画像データであり、前記クライア
ント端末の入力する指示データは、画像データに対する
部分領域指示データであり、前記画像配信サーバは前記
クライアント端末から受信する多数の部分領域指示デー
タの統計処理に基づいて該画像配信サーバの提示する画
像データの評価処理を実行し、該評価処理に基づく最適
画像選定処理を実行する構成を有することを特徴とす
る。
【0012】さらに、本発明の第2の側面は、画像デー
タまたは音声データの記録を実行する情報取得装置の制
御を、該情報取得装置を操作するユーザの嗜好行動特性
対応データに基づく特徴量により実行するユーザ嗜好ベ
ース制御システムであり、ユーザの嗜好行動特性データ
を取得する情報取得部と、嗜好行動特性データに基づい
てユーザの嗜好行動特性特徴量を抽出する特徴量抽出部
とを有する特徴量取得手段と、前記特徴量取得手段の取
得した特徴量データとユーザIDとを対応付けて格納す
る蓄積データベースと、前記蓄積データベースに格納さ
れた特徴量データを受信し、該受信特徴量データに基づ
く制御を行なう画像データまたは音声データの記録を実
行する情報取得装置と、を有することを特徴とするユー
ザ嗜好ベース制御システム。
【0013】さらに、本発明のユーザ嗜好ベース制御シ
ステムの一実施態様において、前記情報取得装置は、画
像撮影機能を持つビデオカメラであり、前記特徴量取得
手段は、ビデオカメラ機能を有し、前記特徴量抽出部
は、撮影された画像から取得される動きベクトルデータ
に基づく特徴量データを生成する構成を有し、蓄積デー
タベースは、前記動きベクトルデータに基づく特徴量デ
ータとユーザIDとを対応付けて記憶し、前記情報取得
装置としてのビデオカメラは、蓄積データベースから提
供される動きベクトルデータに基づく特徴量データに基
づいてアクチュエータに対する制御信号を生成する構成
を有することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明のユーザ嗜好ベース制御シ
ステムの一実施態様において、前記情報取得装置は、画
像撮影機能を持つビデオカメラであり、前記特徴量取得
手段は、ビデオカメラ機能を有し、前記特徴量抽出部
は、撮影された画像から取得される輝度データに基づく
特徴量データを生成する構成を有し、前記蓄積データベ
ースは、前記輝度データに基づく特徴量データとユーザ
IDとを対応付けて記憶し、前記情報取得装置としての
ビデオカメラは、蓄積データベースから提供される輝度
データに基づく特徴量データに基づいて撮影輝度制御部
に対する制御信号を生成する構成を有することを特徴と
する。
【0015】さらに、本発明のユーザ嗜好ベース制御シ
ステムの一実施態様において、前記情報取得装置は、音
声取得機能を持つ録音機器であり、前記特徴量取得手段
は、音声取得機能を有し、前記特徴量抽出部は、取得さ
れた音声データに基づいて音量データまたは音質データ
の少なくともいずれかに基づく特徴量データを生成する
構成を有し、前記蓄積データベースは、前記音量データ
または音質データの少なくともいずれかに基づく特徴量
データとユーザIDとを対応付けて記憶し、前記情報取
得装置としての録音機器は、蓄積データベースから提供
される音量データまたは音質データの少なくともいずれ
かに基づく特徴量データに基づいてマイクパラメータ制
御部に対する制御信号を生成する構成を有することを特
徴とする。
【0016】さらに、本発明のユーザ嗜好ベース制御シ
ステムの一実施態様において、前記特徴量取得手段は、
情報記録機能を持つカード型記録媒体であり、前記蓄積
データベースは、カード型記録媒体でに記録された画像
または音楽識別情報に対応する画像データまたは音楽デ
ータに基づく特徴量データを、前記カード型記録媒体の
所有ユーザの識別子に対応付けて記憶し、前記情報取得
装置は、前記蓄積データベースに格納された特徴量デー
タを受信し、該受信特徴量データに基づく制御を行なう
構成を有することを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の第3の側面は、ユーザの
嗜好行動特性データを取得する情報取得部と、嗜好行動
特性データに基づいてユーザの嗜好行動特性特徴量を抽
出する特徴量抽出部とを備えたことを特徴とする特徴量
取得装置にある。
【0018】さらに、本発明の特徴量取得装置の一実施
態様において、前記情報取得部は、画像データを取得す
るカメラ手段であり、前記特徴量抽出部は、前記カメラ
手段によって撮影された画像から取得される動きベクト
ルデータに基づく特徴量データを生成する構成を有する
ことを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の特徴量取得装置の一実施
態様において、前記情報取得部は、画像データを取得す
るカメラ手段であり、前記特徴量抽出部は、前記カメラ
手段によって撮影された画像から取得される輝度値デー
タに基づく特徴量データを生成する構成を有することを
特徴とする。
【0020】さらに、本発明の特徴量取得装置の一実施
態様において、前記情報取得部は、音声データを取得す
るマイク手段であり、前記特徴量抽出部は、前記マイク
手段によって集音された音声データから取得される音量
データまたは音質データの少なくともいずれかに基づく
特徴量データに基づく特徴量データを生成する構成を有
することを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の第4の側面は、画像デー
タまたは音声データの記録を実行する情報取得装置であ
り、ユーザの嗜好行動特性対応データに基づく特徴量に
基づく制御を行なう構成を有することを特徴とする情報
取得装置にある。
【0022】さらに、本発明の情報取得装置の一実施態
様において、前記情報取得装置は、画像データを取得す
るカメラ装置であり、前記特徴量は、ユーザの嗜好行動
特性に対応する画像データから求められる動きベクトル
データに基づく特徴量データであり、該特徴量データに
基づいてアクチュエータに対する制御信号を生成する構
成を有することを特徴とする。
【0023】さらに、本発明の情報取得装置の一実施態
様において、前記情報取得装置は、画像データを取得す
るカメラ装置であり、前記特徴量は、ユーザの嗜好行動
特性に対応する画像データから求められる輝度値データ
に基づく特徴量データであり、該特徴量データに基づい
て撮影輝度制御部に対する制御信号を生成する構成を有
することを特徴とす。
【0024】さらに、本発明の情報取得装置の一実施態
様において、前記情報取得装置は、音声データを取得す
る録音装置であり、前記特徴量は、ユーザの嗜好行動特
性に対応する音声データから求められる音量データまた
は音質データの少なくともいずれかに基づく特徴量デー
タであり、該特徴量データに基づいてマイクパラメータ
の制御信号を生成する構成を有することを特徴とする。
【0025】さらに、本発明の第5の側面は、ネットワ
ークを介して画像データを配信する画像配信サーバと、
前記画像配信サーバに接続し、画像データを受信、表示
するクライアント端末とを有するシステムにおける画像
選定方法であり、前記クライアント端末において、前記
画像配信サーバの提示する画像データに対する指示デー
タを入力し、前記画像配信サーバに送信するステップ
と、前記画像配信サーバにおいて、前記クライアント端
末からの指示データに基づいて該画像配信サーバの提示
画像の評価処理を実行し、評価処理に基づく最適画像選
定処理を実行するステップと、を有することを特徴とす
る画像選定方法にある。
【0026】さらに、本発明の画像選定方法の一実施態
様において、前記画像配信サーバの提示する画像データ
はクライアント端末から送信可能なカメラパラメータに
よって制御可能なカメラによって撮影された画像データ
であり、前記クライアント端末の入力する指示データ
は、前記カメラの制御に適用するカメラパラメータであ
り、前記画像配信サーバは前記クライアント端末から受
信する多数のカメラパラメータの統計処理に基づいて最
適カメラパラメータを選択し、該最適カメラパラメータ
の設定により前記カメラによって撮影された画像データ
を最適画像として選定する処理を実行することを特徴と
する。
【0027】さらに、本発明の画像選定方法の一実施態
様において、前記画像配信サーバの提示する画像データ
は、複数の異なる画像データであり、前記クライアント
端末の入力する指示データは、前記複数の異なる画像デ
ータに対する選択指示データまたは点数評価データであ
り、前記画像配信サーバは前記クライアント端末から受
信する多数の選択指示データまたは点数評価データの統
計処理に基づいて該画像配信サーバの提示する複数の異
なる画像データの評価処理を実行し、該評価処理に基づ
く最適画像選定処理を実行することを特徴とする。
【0028】さらに、本発明の画像選定方法の一実施態
様において、前記画像配信サーバの提示する画像データ
は、複数の異なる画像データであり、前記クライアント
端末の入力する指示データは、画像データに対する部分
領域指示データであり、前記画像配信サーバは前記クラ
イアント端末から受信する多数の部分領域指示データの
統計処理に基づいて該画像配信サーバの提示する画像デ
ータの評価処理を実行し、該評価処理に基づく最適画像
選定処理を実行することを特徴とする。
【0029】さらに、本発明の第6の側面は、画像デー
タまたは音声データの記録を実行する情報取得装置の制
御を、該情報取得装置を操作するユーザの嗜好行動特性
対応データに基づく特徴量により実行するユーザ嗜好ベ
ース制御方法であり、ユーザの嗜好行動特性データを取
得する情報取得ステップと、嗜好行動特性データに基づ
いてユーザの嗜好行動特性特徴量を抽出する特徴量抽出
ステップと、前記特徴量データとユーザIDとを対応付
けて蓄積データベースに格納する記憶ステップと、前記
情報取得装置において、前記蓄積データベースに格納さ
れた特徴量データを受信し、該受信特徴量データに基づ
く制御を行なう画像データまたは音声データの記録を実
行するステップと、を有することを特徴とするユーザ嗜
好ベース制御方法にある。
【0030】さらに、本発明のユーザ嗜好ベース制御方
法の一実施態様において、前記情報取得装置は、画像撮
影機能を持つビデオカメラであり、前記特徴量取得ステ
ップは、ビデオカメラによる画像撮影ステップであり、
前記特徴量抽出ステップは、撮影された画像から取得さ
れる動きベクトルデータに基づく特徴量データを生成す
るステップを含み、前記記憶ステップは、蓄積データベ
ースに前記動きベクトルデータに基づく特徴量データと
ユーザIDとを対応付けて記憶するステップを含み、前
記情報取得装置としてのビデオカメラは、蓄積データベ
ースから提供される動きベクトルデータに基づく特徴量
データに基づいてアクチュエータに対する制御信号を生
成するステップを実行することを特徴とする。
【0031】さらに、本発明のユーザ嗜好ベース制御方
法の一実施態様において、前記情報取得装置は、画像撮
影機能を持つビデオカメラであり、前記特徴量取得ステ
ップは、ビデオカメラによる画像撮影ステップであり、
前記特徴量抽出ステップは、撮影された画像から取得さ
れる輝度データに基づく特徴量データを生成するステッ
プを含み、前記記憶ステップは、蓄積データベースに、
前記輝度データに基づく特徴量データとユーザIDとを
対応付けて記憶するステップを含み、前記情報取得装置
としてのビデオカメラは、蓄積データベースから提供さ
れる輝度データに基づく特徴量データに基づいて撮影輝
度制御部に対する制御信号を生成するステップを実行す
ることを特徴とする。
【0032】さらに、本発明のユーザ嗜好ベース制御方
法の一実施態様において、前記情報取得装置は、音声取
得機能を持つ録音機器であり、前記特徴量取得ステップ
は、録音機器による音声取得ステップであり、前記特徴
量抽出ステップは、取得された音声データに基づいて音
量データまたは音質データの少なくともいずれかに基づ
く特徴量データを生成するステップを含み、前記記憶ス
テップは、蓄積データベースに、前記音量データまたは
音質データの少なくともいずれかに基づく特徴量データ
とユーザIDとを対応付けて記憶するステップを含み、
前記情報取得装置としての録音機器は、蓄積データベー
スから提供される音量データまたは音質データの少なく
ともいずれかに基づく特徴量データに基づいてマイクパ
ラメータ制御部に対する制御信号を生成するステップを
実行することを特徴とする。
【0033】さらに、本発明のユーザ嗜好ベース制御方
法の一実施態様において、前記特徴量取得手段は、情報
記録機能を持つカード型記録媒体であり、前記記憶ステ
ップは、蓄積データベースに、カード型記録媒体でに記
録された画像または音楽識別情報に対応する画像データ
または音楽データに基づく特徴量データを、前記カード
型記録媒体の所有ユーザの識別子に対応付けて記憶する
ステップを含み、前記情報取得装置は、前記蓄積データ
ベースに格納された特徴量データを受信し、該受信特徴
量データに基づく制御を行なうことを特徴とする。
【0034】さらに、本発明の第7の側面は、ユーザの
嗜好行動特性データを取得する情報取得ステップと、嗜
好行動特性データに基づいてユーザの嗜好行動特性特徴
量を抽出する特徴量抽出ステップと、を有することを特
徴とする特徴量取得方法にある。
【0035】さらに、本発明の特徴量取得方法の一実施
態様において、前記情報取得ステップは、画像データを
取得するステップであり、前記特徴量抽出ステップは、
前記画像データから取得される動きベクトルデータに基
づく特徴量データを生成するステップを含むことを特徴
とする。
【0036】さらに、本発明の特徴量取得方法の一実施
態様において、前記情報取得ステップは、画像データを
取得するステップであり、前記特徴量抽出ステップは、
前記画像データから取得される輝度値データに基づく特
徴量データを生成するステップを含むことを特徴とす
る。
【0037】さらに、本発明の特徴量取得方法の一実施
態様において、前記情報取得ステップは、音声データを
取得するステップであり、前記特徴量抽出ステップは、
前記音声データから取得される音量データまたは音質デ
ータの少なくともいずれかに基づく特徴量データに基づ
く特徴量データを生成するステップを含むことを特徴と
する。
【0038】さらに、本発明の第8の側面は、画像デー
タまたは音声データの記録を実行する前記情報取得装置
を適用した情報取得方法であり、ユーザの嗜好行動特性
対応データに基づく特徴量に基づく制御を実行した情報
取得処理を行なうことを特徴とする情報取得方法にあ
る。
【0039】さらに、本発明の情報取得方法の一実施態
様において、前記情報取得装置は、画像データを取得す
るカメラ装置であり、前記特徴量は、ユーザの嗜好行動
特性に対応する画像データから求められる動きベクトル
データに基づく特徴量データであり、該特徴量データに
基づいてアクチュエータに対する制御信号を生成し、該
制御信号に基づく制御下で情報取得処理を行なうことを
特徴とする。
【0040】さらに、本発明の情報取得方法の一実施態
様において、前記情報取得装置は、画像データを取得す
るカメラ装置であり、前記特徴量は、ユーザの嗜好行動
特性に対応する画像データから求められる輝度値データ
に基づく特徴量データであり、該特徴量データに基づい
て撮影輝度制御部に対する制御信号を生成し、該制御信
号に基づく制御下で情報取得処理を行なうことを特徴と
する。
【0041】さらに、本発明の情報取得方法の一実施態
様において、前記情報取得装置は、音声データを取得す
る録音装置であり、前記特徴量は、ユーザの嗜好行動特
性に対応する音声データから求められる音量データまた
は音質データの少なくともいずれかに基づく特徴量デー
タであり、該特徴量データに基づいてマイクパラメータ
の制御信号を生成し、該制御信号に基づく制御下で情報
取得処理を行なうことを特徴とする。
【0042】さらに、本発明の第9の側面は、ネットワ
ークを介して画像データを配信する画像配信サーバと、
前記画像配信サーバに接続し、画像データを受信、表示
するクライアント端末とを有するシステムにおける画像
選定処理をコンピュータ・システム上で実行せしめるコ
ンピュータ・プログラムであって、前記画像配信サーバ
の提示する画像データに対する指示データを前記クライ
アント端末から受信するステップと、前記クライアント
端末からの指示データに基づいて該画像配信サーバの提
示画像の評価処理を実行するステップと、評価処理に基
づく最適画像の選定処理を実行するステップと、を具備
することを特徴とするコンピュータ・プログラムにあ
る。
【0043】さらに、本発明の第10の側面は、画像デ
ータまたは音声データの記録を実行する情報取得装置の
制御を、該情報取得装置を操作するユーザの嗜好行動特
性対応データに基づく特徴量により実行するユーザ嗜好
ベース制御処理をコンピュータ・システム上で実行せし
めるコンピュータ・プログラムであって、ユーザの嗜好
行動特性データを取得する情報取得ステップと、嗜好行
動特性データに基づいてユーザの嗜好行動特性特徴量を
抽出する特徴量抽出ステップと、前記特徴量データとユ
ーザIDとを対応付けて蓄積データベースに格納する記
憶ステップと、前記情報取得装置において、前記蓄積デ
ータベースに格納された特徴量データを受信し、該受信
特徴量データに基づく制御を行なう画像データまたは音
声データの記録を実行するステップと、を具備すること
を特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0044】なお、本発明のコンピュータ・プログラム
は、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎
用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読
な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDや
FD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークな
どの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログ
ラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読
な形式で提供することにより、コンピュータ・システム
上でプログラムに応じた処理が実現される。
【0045】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
画像配信システム、ユーザ嗜好ベース制御システム、お
よび方法について詳細に説明する。
【0047】以下、実施例の説明を以下の2つのシステ
ムに分けて説明する。 (1)例えばネットワークを介して多くのユーザによっ
て操作可能なカメラの操作を可能とした画像配信システ
ムにおいて、多くのユーザの嗜好にあった画像、すなわ
ち多くのユーザに好まれる画像を、多くのユーザのカメ
ラ操作情報に基づいて分析して、最適画像を選定して提
供する構成。 (2)個人の操作する情報取得装置、例えばビデオカメ
ラ、マイク等をそのユーザの操作情報の分析結果に基づ
いて制御する構成。
【0048】[(1)画像配信システム]まず、ネット
ワークを介して多くのユーザによって操作可能なカメラ
の操作を可能とした画像配信システムにおいて、多くの
ユーザのカメラ操作情報を分析して、最適画像を選定し
て提供する実施例構成について説明する。
【0049】図2にシステム構成の概要を説明する図を
示す。インターネットあるいは有線、無線のデータ通信
網を介してPC11、PDA12、携帯電話13等の映
像表示可能なディスプレイを有する通信可能なクライア
ント端末10に対して画像配信サーバ20から画像を配
信する。画像配信サーバ20は、クライアント端末10
とのデータ送受信を実行し、ユーザのカメラ操作情報に
基づいてカメラ22の制御を実行する制御部21、制御
部21の制御のもとに操作されるカメラ22を有し、画
像データを蓄積した画像データベース23を有する。
【0050】ユーザ端末10は、カメラ22の撮影画像
を端末のディスプレイに表示し、カメラの向き、焦点距
離などを、各端末の入力手段からの入力により調整す
る。調整パラメータを含むデータは、ネットワークを介
して画像配信サーバ20に送信され、画像配信サーバは
受信データに基づいてカメラ22の操作制御を実行す
る。このようなユーザ操作を反映させたシステムは、既
に実現されている。
【0051】本発明のユーザ嗜好ベース制御システム、
およびユーザ嗜好ベース制御方法では、多くのユーザの
制御情報を、画像配信サーバ20側で蓄積し、データ分
析を実行して最適画像をユーザに提供する。ユーザの制
御情報としては、例えばa.構図(カメラの向き、被写
体までの距離など)、b.レンズ(焦点距離、レンズ特
性など)、c.シャッタースピード、d.絞り、e.光
の周波数(赤外、可視光)などがある。これらのパラメ
ータは、自動的にその良し悪しを判定することは困難で
ある。そこで、本発明のシステムでは、これらのパラメ
ータの最適条件をネットワーク接続されたユーザから送
信される制御情報に基づいて決定する。
【0052】図3に本発明のシステムにおいて画像配信
サーバとクライアント端末で実行する処理をまとめたフ
ローを示す。図3において、左側が画像配信サーバの処
理、右側がクライアント端末側処理を示している。
【0053】まず、サーバはクライアント端末に対して
画像を送信(S101)する。画像はサーバ側に備えら
れたカメラによって撮影される画像、またはデータベー
スに予め蓄積された画像である。クライアントはサーバ
から送信される画像を受信(S201)し、ディスプレ
イに表示(S202)する。ユーザはディスプレイに表示
される画像を見て、嗜好に応じたユーザ情報を入力手段
を介して入力(S203,S204)する。入力ユーザ
情報はサーバに送信(S205)され、クライアントか
らのユーザ情報を受信(S102,S103)したサー
バは、受信データに含まれるユーザ情報に基づいてデー
タ処理(S104)を実行する。
【0054】サーバの実行するデータ処理は、ユーザ情
報に基づく最適画像の抽出処理として実行される。最適
画像の抽出処理は、ユーザ情報に基づくカメラの制御、
あるいは画像選択、画像処理等であり、これらの具体的
態様については、後段で説明する。ステップS104の
データ処理によって抽出された画像がステップS101
においてクライアントに配信される。
【0055】サーバとの接続が終了するまでクライアン
ト端末からの操作情報に基づくデータ処理、画像送信が
繰り返し実行される。なお、送信画像データは、必要に
応じて送信側で圧縮され、受信側において伸長処理がな
されてディスプレイに表示される。ユーザの意思(嗜
好)を反映した画像を選択するために、画像配信サーバ
の実行するデータ処理について説明する。画像配信サー
バがユーザの嗜好を反映した画像を選択するための手法
としては、例えば (1)複数の画像の中から最適な画像をユーザに選択さ
せ、選択情報の分析により画像選択を実行する。 (2)複数の画像をユーザに提示して、ユーザによって
付与された点数情報をサーバ側で分析して最適画像を選
択する。 (3)カメラでの撮影画像の操作情報をユーザから取得
し、操作情報に基づいて最適画像を選択する。 (4)画像の好きな部分領域をクライアントに指示して
もらい、その指示領域情報に基づいて、領域画像を拡大
して配信する。
【0056】上記ような様々な手法をとることが可能で
ある。上記(1),(2)の方法を適用する場合は、図
3のフローのステップS204でユーザから入力される
情報は、(1)画像の選択情報、(2)点数情報であ
り、サーバは、ステップS104のデータ処理ステップ
において、これらの情報に基づいて最適画像の選択を行
なう。(1)の画像の選択情報をユーザから取得する場
合は、多くのクライアントから受信する選択情報をデー
タベースに蓄積し、最も選択頻度の高い画像を最適画像
として設定することができる。また、(2)の画像の点
数情報をユーザから取得する場合は、多くのクライアン
トから受信する点数情報をデータベースに蓄積し、最も
点数の高い画像を最適画像として設定することができ
る。
【0057】(3)のカメラの操作情報に基づく最適画
像の判定処理について、図4のフローを参照して説明す
る。
【0058】まず、サーバはクライアント端末に対して
画像を送信(S111)する。画像はサーバ側に備えら
れたカメラによって撮影される画像である。クライアン
トはサーバから送信される画像を受信(S211)し、
ディスプレイに表示(S212)する。ユーザはディスプ
レイに表示される画像を見て、嗜好に応じたユーザ情報
として、カメラの操作情報としてのカメラパラメータを
キーボード、マウス等の入力手段を介して入力(S21
3,S214)する。カメラパラメータは、例えばカメ
ラの方向、ズーム調整情報を含むパラメータである。入
力パラメータ情報はサーバに送信(S215)され、ク
ライアントからのユーザ入力パラメータ情報を受信(S
112)したサーバは、受信データに含まれるパラメー
タに基づいてカメラを操作(S113)する。
【0059】サーバとの接続が終了するまでクライアン
ト端末からのパラメータ情報に基づくカメラ制御が繰り
返し実行される。なお、送信画像データは、必要に応じ
て送信側で圧縮され、受信側において伸長処理がなされ
てディスプレイに表示される。サーバは、クライアント
端末との接続完了後(S305でYes)に、ユーザが
最終的に設定したカメラパラメータをユーザの満足度の
最も高い最終的な選択パラメータとしてデータ蓄積手段
に記憶する。
【0060】このような選択パラメータは、サーバにア
クセスし、カメラ操作を行なった多くのユーザから取得
され、サーバはこれらの多数の選択パラメータの統計処
理を行なって最適画像、すなわち最適パラメータの選択
し、最適パラメータに基づく最適画像を選択する。具体
的には、多数決方式、すなわち最も多くのユーザの設定
したパラメータを最も指示の高いパラメータとし、これ
を最適パラメータとする。あるいは取得した多数のパラ
メータの平均値を算出し、平均パラメータ値に基づく画
像を最適画像とする方法がある。多数決方式、平均値算
出方式を融合した手法を用いてもよい。
【0061】このように、サーバは多数のユーザのカメ
ラ操作情報に基づいて、最適画像を選択可能となる。こ
の最適画像は、例えばクライアントが最初にサーバに接
続した際に提示する初期画像として適用することによ
り、多くのユーザの感心度を高めることが可能となる。
なお、図4の説明では、サーバのデータ処理に用いる選
択パラメータをユーザがサーバとの接続終了時に設定し
たパラメータとした例を説明したが、サーバとクライア
ントの接続時間において、最も設定時間の長かったパラ
メータをそのクライアントにおける最も好きなパラメー
タであると判定し、このパラメータを選択パラメータと
して統計処理を行なう構成としてもよい。
【0062】サーバにおけるデータ処理の流れを図5に
示す。サーバは、ユーザの入力した選択情報、点数情
報、パラメータ情報等を取得(S121)すると、既に
データ蓄積手段に蓄積済みのデータ、すなわち多数のユ
ーザによって入力された過去の選択情報、点数情報、パ
ラメータ情報等をデータ蓄積手段から取得(S122)
する。
【0063】サーバは、ステップS121で取得した最
新データと、ステップS122で、データ蓄積手段から
取得したデータとに基づいて統計処理(S123)を実
行し、これをデータ蓄積手段に蓄積(S124)する。
統計処理は、処理対象が選択情報、点数情報であれば、
最多選択情報、最多点数情報に基づいて最適画像を選択
する処理として実行され、パラメータの統計処理におい
ては、前述したように、多数決方式、平均値算出方式等
を適用した処理となる。
【0064】次に、サーバが統計処理に基づく蓄積デー
タを利用した処理例について、図6のフローを参照して
説明する。サーバの最適画像選択に際しては、サンプル
データとして必要な最低限のクライアントからのユーザ
情報が入力されていることを条件とする。すなわち、閾
値以上のユーザ情報が集積されていることを条件とし
て、閾値以上のユーザ情報に基づく統計処理結果に基づ
いて最適画像を選択する処理を実行する。
【0065】図6のフローの各ステップについて説明す
る。ステップS131で、さーばは、最適画像抽出処理
に適用する画像データおよび、過去に入力された画像に
対するユーザ情報を統計処理した結果データを取得す
る。ステップS132において、統計処理に適用したユ
ーザ情報のサンプル数がサーバに予め定められた閾値以
上であるか否か判定する。
【0066】閾値以上のユーザ情報が無い場合は、統計
処理による最適画像選択処理に十分なデータ量ではない
と判断し、ステップS135に進み、エラーメッセージ
表示を行ない、統計処理に基づく最適画像選択処理は実
行せず、ステップS136でデータ蓄積を継続する。
【0067】閾値以上のユーザ情報がある場合は、ステ
ップS133において統計処理結果に基づいて最適画像
の選択を実行する。統計処理は、処理対象が選択情報、
点数情報であれば、最多選択情報、最多点数情報に基づ
いて最適画像を選択する処理として実行され、パラメー
タの統計処理においては、前述したように、多数決方
式、平均値算出方式等を適用した処理として実行され、
これらの統計処理に基づいて最適画像が選択される。選
択結果をS134で出力する。この結果選択された最適
画像は、例えばクライアントが最初にサーバに接続した
際に提示する初期画像として適用することにより、多く
のユーザの感心度を高めることが可能となる。
【0068】次に、本発明のシステムの構成について、
図7、図8を参照して説明する。まず、図7のシステム
構成について説明する。システムはインターネット等の
通信ネットワークを介して通信可能な画像配信サーバと
クライアント端末によって構成される。図には1つのク
ライアント端末を示しているが、多数のクライアント端
末がサーバとの間でデータ通信を行なう。
【0069】サーバには、画像を撮影するカメラ10
1、画像蓄積部102を有し、カメラ101によって撮
影された画像、または、画像蓄積部102に蓄積された
画像のいずれかが、画像取得部103において取得さ
れ、画像処理部104において、データ圧縮処理等、通
信経路のデータ転送制約に合致するように処理が実行さ
れ、入出力(I/O)プロセッサ105を介して通信部
108からクライアント側に送信される。
【0070】クライアント側は、通信部111を介して
データを受信し、入出力(I/O)プロセッサ112を
介して画像処理部113に転送し、画像処理部では、画
像伸長処理等、転送データを表示可能なデータに変換す
る処理を実行して例えばLCD等の画像表示部114に
表示する。
【0071】クライアントは、さらに、例えばキーボー
ド等の指示データ取得部115から提示画像に対するユ
ーザ情報を入力する。これらは例えば画像選択情報、画
像に対する点数情報等である。ユーザによって入力され
たユーザ情報は、入出力(I/O)プロセッサ112を
介して通信部111からサーバに転送される。
【0072】クライアントから送信されたユーザ情報
は、サーバにおいて通信部108で受信され、入出力
(I/O)プロセッサ105を介してデータ処理部10
6に転送され、データ処理部106では、クライアント
から送信された画像選択情報、画像に対する点数情報等
をデータ蓄積部107に蓄積する処理、および前述した
画像選択情報、画像に対する点数情報等に基づく統計処
理等を実行して、統計データをデータ蓄積部107に蓄
積する。
【0073】図8は、カメラの撮影画像のみを選択対象
画像とし、ユーザから入力されるパラメータに基づいて
カメラの制御を実行する構成を持つ場合のシステムを示
した図である。
【0074】サーバには、ユーザの指定したカメラパラ
メータによって制御可能な画像を撮影するカメラ101
を有し、カメラ101によって撮影された画像が、画像
取得部103において取得され、画像処理部104にお
いて、データ圧縮処理等、通信経路のデータ転送制約に
合致するように処理が実行され、入出力(I/O)プロ
セッサ105を介して通信部108からクライアント側
に送信される。
【0075】クライアント側は、通信部111を介して
データを受信し、入出力(I/O)プロセッサ112を
介して画像処理部113に転送し、画像処理部では、画
像伸長処理等、転送データを表示可能なデータに変換す
る処理を実行して例えばLCD等の画像表示部114に
表示する。
【0076】クライアントは、さらに、例えばキーボー
ド等のカメラパラメータ指示データ取得部121からカ
メラ方向、ズーム等の制御パラメータを入力する。ユー
ザによって入力されたパラメータは、入出力(I/O)
プロセッサ112を介して通信部111からサーバに転
送される。
【0077】クライアントから送信されたパラメータ
は、サーバにおいて通信部108で受信され、入出力
(I/O)プロセッサ105を介してデータ処理部10
6に転送され、データ処理部106では、クライアント
から送信されたパラメータをデータ蓄積部107に蓄積
する処理、および前述したパラメータに基づく統計処理
等を実行して、統計データをデータ蓄積部107に蓄積
する。
【0078】上述したように本実施例のシステムでは、
多数のユーザから受信する画像の選択あるいは点数等の
画像評価情報、あるいはカメラ制御情報としてのカメラ
パラメータを蓄積し、蓄積データの解析処理により、最
もユーザの嗜好度の高い画像を選択することが可能とな
る。
【0079】[(2)情報取得装置の制御システム]次
に、個人の操作する情報取得装置、例えばビデオカメ
ラ、マイク等をそのユーザの操作情報の分析結果に基づ
いて制御する構成を持つ情報取得装置の制御システムに
ついて説明する。
【0080】本実施例のシステム概要について、図9を
参照して説明する。ユーザは、情報取得装置としてのビ
デオカメラ205により何らかの被写体を撮影し生成物
204としての画像データを取得するものとする。この
とき、ユーザはビデオカメラを操作し、ビデオカメラの
撮影方向を操作し、ズームの操作を行ない、絞り等、様
々なパラメータの調整を行ない、被写体画像を生成す
る。
【0081】本実施例のシステムではビデオカメラの向
き、ズーム操作、絞り等、様々なパラメータ調整をユー
ザの行動特性に基づいて自動アシストする。図の例で
は、ユーザの行動特性に基づいてビデオカメラ205の
アクチュエータ204のアシスト制御を行なう例を示し
ている。
【0082】ユーザの行動特性の取得処理は、例えばユ
ーザの身につけたセンサ201によって行われる。ユー
ザは日常、センサ201を装着し、行動する。センサ2
01はユーザの行動特性を取得するもので、具体的に
は、例えばユーザの動きを検出するセンサ、あるいは回
りの騒音状況を検出する音センサなどであり、映像を取
得するカメラ、音声を取得するマイクなどが適用され
る。
【0083】センサによって取得される情報は、蓄積デ
ータベース202に蓄積され、蓄積データベースに蓄積
されたデータに基づいてユーザの使用するビデオカメラ
205の各種バラメータが制御される。例えば、センサ
201がユーザの動きを激しい細かい動きが多い動きデ
ータを取得していた場合、蓄積データベース202に蓄
積されたユーザ特性、すなわち激しい動きに対応したア
クチュエータ203の制御がなされる。ビデオカメラを
操作するユーザが激しい動きを行なっても最適な画像が
撮影可能となるようにアクチュエータの制御を行なう。
【0084】なお、ユーザの行動特性の取得をセンサを
用いて行なう以外に、ユーザの視聴する例えばテレビの
画像データ、聴取する様々なメディア、ラジオ、CD等
の音声データ等に基づいてユーザの嗜好、行動特性を取
得したり、あるいはユーザの所有するクレジットカー
ド、ICカード等に記録されたレンタルビデオの記録デ
ータに基づいてユーザの嗜好、行動特性を取得し、これ
らの取得データに基づいて特徴量を抽出する構成も可能
である。これらの各々について、以下説明する。
【0085】図10に本システムにおけるデータの流れ
を説明するブロック図を示す。図10において、センサ
211はユーザの嗜好、行動特性を抽出する手段であ
り、前述のようにユーザの動き情報、騒音情報を取得す
るセンサである。なお、このセンサ以外にも上述したよ
うに特徴量の抽出のための情報提供手段としては、ユー
ザの視聴するテレビの画像データ、聴取する様々なメデ
ィア、ラジオ、CD等の音声データ、あるいはユーザの
所有するクレジットカード、ICカード等の記録データ
を用いることができる。
【0086】特徴量抽出部212は、センサ211の取
得したユーザの嗜好、行動特性から制御対象の制御情報
として適用可能な情報を抽出する処理を実行する。例え
ばセンサ211がユーザの動き情報を取得するための映
像情報を提供するシステム、例えば撮像装置であった場
合、センサから出力される映像から検出される動きベク
トルを分析し、激しい動きをしているか、あるいは静止
した状態が多いか等を特徴量として抽出する。また、セ
ンサ211がユーザの回りの音声情報を取得するシステ
ム、例えばマイクであった場合、センサから出力される
音声情報から検出される音量、音量の変化等を分析し、
騒々しい環境にいるか、静粛な環境にいるか等を特徴量
として抽出する。
【0087】特徴量抽出部212によって抽出されたユ
ーザの嗜好、行動特性に対応するデータとなる特徴量
は、例えばネットワーク、あるいはケーブル等、有線、
無線のデータ伝送路を介して蓄積データベース213に
蓄積される。
【0088】蓄積データベース213には、センサ21
1によって取得され、特徴量抽出部212によって抽出
されたユーザの嗜好、行動特性に対応するデータが過去
に取得済みのデータとともに格納される。蓄積データベ
ース213が複数のユーザの嗜好、行動特性に対応する
データを格納する場合は、格納データはユーザIDに対
応付けられて格納される。個の場合伝送路のデータはユ
ーザIDとともに送信されるデータとする。
【0089】この蓄積データベース213に格納された
データは、ユーザが例えばビデオカメラ等によって画像
撮影を行なおうとする場合にビデオカメラの制御アシス
トデータとして用いられる。
【0090】蓄積データベース213に格納された特徴
量データは、ユーザの操作するビデオカメラ220に送
信され、制御信号生成部214において、被写体219
を撮影した画像、すなわち記録・生成部217から提供
される画像データに基づいて取得される特徴量データと
ともに、アクチュエータ216の制御信号生成のために
使用される。例えば、蓄積データベース213に蓄積さ
れたユーザ特性が激しい動きに対応したデータであれ
ば、制御信号生成部214は、ビデオカメラを操作する
ユーザが激しい動きを行なっても最適な画像が撮影可能
となるようにアクチュエータ215に対する制御を行な
う。
【0091】ユーザは、ユーザ操作部(ユーザインタフ
ェース)216を介してビデオカメラの操作を行ない、
アクチュエータ215は、制御信号生成部によって生成
される制御によって制御され、この結果、ユーザの特徴
に応じた最適画像が撮影される。なお、特徴量抽出部2
18は、記録・生成部217の撮影画像に基づく特徴量
を抽出する処理を実行するものであり、例えば映像デー
タの動きベクトルを検出してその動き予測を行なう処理
により、特徴量を抽出し、制御信号生成部214に出力
する。特徴量抽出部218はフィードバック制御用の特
徴量を生成出力する機能を持つ。
【0092】以下、ユーザの嗜好、行動特性を取得する
センサとしてビデオカメラを用いた例、マイクを用いた
例について、その詳細を説明する。
【0093】まず、ユーザの嗜好、行動特性を取得する
センサとしてビデオカメラを用いた例について説明す
る。本例では、ユーザの撮影するビデオカメラのアクチ
ュエータおよび輝度値制御の制御アシストをユーザの行
動特性データに基づいて行なう例を説明する。図11に
システム構成ブロック図を示す。図11において、上段
から、それぞれ嗜好、行動特性取得部としての(1)ビ
デオカメラA310、(2)蓄積データベース320、
ユーザが被写体を撮影する(3)ビデオカメラB330
の各処理構成を分離して示している。各構成のデータ転
送はネットワーク等のデータ伝送路を介して行われる。
【0094】特徴量取得装置としてのビデオカメラA3
10における処理から説明する。ビデオカメラA310
は、ユーザの嗜好、行動特性を取得するセンサとして機
能し、ここではユーザに装着され、ユーザの動きに対応
した画像を取得する処理を実行する。ビデオカメラA3
10は、画像取得部の光学系311、カメラブロック3
12、ビデオ信号処理部313を有し、さらに特徴抽出
部314内に特徴データ(動きベクトル,輝度値)抽出
部315、メモリ316、定常性計算部317を有し、
さらに蓄積データベース(DB)への情報送信部318
を有する。
【0095】ビデオカメラA310の詳細構成を図12
に示す。光学系311においては、例えば実際には撮像
レンズや絞りなどを備えて構成される光学系が備えられ
ている。カメラレンズ511は、この光学系311に含
まれる。また、この光学系311には、光学系311に
対してオートフォーカス動作を行わせるためのフォーカ
スモータや、ズームキーの操作に基づくズームレンズの
移動を行うためのズームモータなどが、モータ部512
として備えられる。
【0096】カメラブロック312には、主として光学
系311により撮影した画像光をデジタル画像信号に変
換するための回路部が備えられる。このカメラブロック
312のCCD(Charge Coupled Device)521に対し
ては、光学系311を透過した被写体の光画像が与えら
れる。CCD521においては上記光画像について光電
変換を行うことで撮像信号を生成し、サンプルホールド
/AGC(Automatic Gain Control)回路522に供給す
る。サンプルホールド/AGC回路522では、CCD
21から出力された撮像信号についてゲイン調整を行う
と共に、サンプルホールド処理を施すことによって波形
整形を行う。サンプルホールド/AGC回路522の出
力は、ビデオA/Dコンバータ523に供給されること
で、デジタルとしての画像信号データに変換される。
【0097】上記CCD521、サンプルホールド/A
GC回路522、ビデオA/Dコンバータ523におけ
る信号処理タイミングは、タイミングジェネレータ52
4にて生成されるタイミング信号により制御される。タ
イミングジェネレータ524では、信号処理に利用され
るクロックを入力し、このクロックに基づいて所要のタ
イミング信号を生成するようにされる。これにより、カ
メラブロック312における信号処理タイミングを、ビ
デオ信号処理部313における処理タイミングと同期さ
せるようにしている。カメラコントローラ525は、カ
メラブロック312内に備えられる上記各機能回路部が
適正に動作するように所要の制御を実行すると共に、光
学系311に対してオートフォーカス、自動露出調整、
絞り調整、ズームなどのための制御を行うものとされ
る。例えばオートフォーカス制御であれば、カメラコン
トローラ525は、所定のオートフォーカス制御方式に
従って得られるフォーカス制御情報に基づいて、フォー
カスモータの回転角を制御する。これにより、撮像レン
ズはジャストピント状態となるように駆動されることに
なる。
【0098】ビデオ信号処理部313は、記録時におい
ては、カメラブロック312から供給されたデジタル画
像信号について圧縮処理を施す。なお本例において、画
像信号データ(画像データ)の圧縮/伸張処理方式とし
ては、動画像についてはMPEG(Moving Picture Expe
rts Group)2を採用し、静止画像についてはJPEG(J
oint Photographic Coding Experts Group) を採用して
いるものとする。また、音声信号デーのタ圧縮/伸張処
理方式には、ATRAC(Adaptve Transform Acoustic
Coding) 2を採用するものとする。
【0099】ビデオ信号処理部313のデータ処理/シ
ステムコントロール回路531は、主として、当該ビデ
オ信号処理部313における画像信号データの圧縮/伸
張処理に関する制御処理と、ビデオ信号処理部313を
経由するデータの入出力を司るための処理を実行する。
また、データ処理/システムコントロール回路531を
含むビデオ信号処理部313全体についての制御処理
は、ビデオコントローラ538が実行するようにされ
る。このビデオコントローラ538は、例えばマイクロ
コンピュータ等を備えて構成され、カメラブロック31
2のカメラコントローラ525と、例えば図示しないバ
スライン等を介して相互通信可能とされている。
【0100】ビデオ信号処理部313における記録時の
基本的な動作として、データ処理/システムコントロー
ル回路531には、カメラブロック312のビデオA/
Dコンバータ523から供給された画像信号データが入
力される。データ処理/システムコントロール回路53
1では、入力された画像信号データを例えば動き検出回
路535に供給する。動き検出回路535では、例えば
メモリ536を作業領域として利用しながら入力された
画像信号データについて動き補償等の画像処理を施した
後、ビデオ信号処理回路533に供給するとともに、特
徴量抽出部314の動きベクトル抽出部に動き情報を出
力する。
【0101】ビデオ信号処理回路533においては、例
えばメモリ534を作業領域として利用しながら、入力
された画像信号データについてMPEG2のフォーマッ
トに従って圧縮処理を施し、動画像としての圧縮データ
のビットストリーム(MPEG2ビットストリーム)を
出力するようにされる。また、ビデオ信号処理回路53
3では、例えば動画像としての画像信号データから静止
画としての画像データを抽出してこれに圧縮処理を施す
際には、JPEGのフォーマットに従って静止画として
の圧縮画像データを生成するように構成されている。な
お、JPEGは採用せずに、MPEG2のフォーマット
による圧縮画像データとして、正規の画像データとされ
るIピクチャ(Intra Picture) を静止画の画像データと
して扱うことも考えられる。ビデオ信号処理回路533
により圧縮符号化された画像信号データ(圧縮画像デー
タ)は、例えば、バッファメモリ532に対して所定の
転送レートにより書き込まれて一時保持される。なおM
PEG2のフォーマットにおいては、周知のようにいわ
ゆる符号化ビットレート(データレート)として、一定
速度(CBR;Constant Bit Rate)と、可変速度(VB
R;Variable Bit Rate)の両者がサポートされており、
ビデオ信号処理部313ではこれらに対応できるものと
している。
【0102】例えばVBRによる画像圧縮処理を行う場
合には、例えば、動き検出回路535において、画像デ
ータをマクロブロック単位により前後数十〜数百フレー
ム内の範囲で動き検出を行って、動きありとされればこ
の検出結果を動きベクトル情報としてMPEG2ビデオ
信号処理回路533に伝送する。MPEG2ビデオ信号
処理回路33では、圧縮符号化後の画像データをある所
要のデータレートとするように、上記動きベクトル情報
をはじめとする所要の情報を利用しながら、マクロブロ
ックごとの量子化係数を決定していくようにされる。電
源ブロック319は、各機能部に対する電源を供給す
る。
【0103】特徴量抽出部314の特徴データ抽出部3
15は、ユーザの嗜好、行動特性に対応した特徴量を抽
出する。ここでは、特徴量としてユーザの行動に伴って
ビデオカメラA310で撮影された画像中の輝度デー
タ、および動き情報(具体的には撮影画像の動きベクト
ル)を取得して、これらをユーザが撮影に使用するビデ
オカメラB330の制御アシスト情報として適用するも
のとする。
【0104】特徴データ抽出部315は、ビデオ信号処
理回路533から輝度データを受領し、また、動き検出
回路535において検出された動きベクトル情報を受領
し、特徴量データの抽出解析処理を実行し、結果をメモ
リ316に蓄積する。メモリ316に蓄積されるデータ
例を図13に示す。
【0105】図13に示すように、動きベクトルは、輝
度値データは、時間0,1,2,…と時系列データとし
て格納される。予め設定されたデータ取得タイミング、
時間0,1,2,…において、動きベクトルが撮影画像
の画像フレーム全体の全画面動きベクトルを取得し、そ
の水平成分、垂直成分値を格納する。また、輝度値につ
いても時間0,1,2,…において全画面の平均輝度値
と、輝度値の分散を計算して格納する。
【0106】メモリ316に格納されたデータは、さら
に定常性計算部317に出力され、格納データの変化度
合いを考慮した定常性データを出力する。ユーザに装着
されたセンサ(ビデオカメラA310)の取得する画像
から抽出され、メモリに格納される特徴量データは、時
間に応じて蓄積量が増加する。その蓄積データは、例え
ば大きな動きを反映した動きベクトルや小さな動きを反
映した動きベクトルが混在したものとなり、また輝度値
データも明るい輝度値を示すデータや、暗い輝度値を示
すデータが混在したものとなる。定常性計算部317
は、多様な蓄積データに基づいて、最もユーザの嗜好、
行動特性を反映した定常的なデータを抽出する処理を行
なう。定常性計算は、例えば動きベクトル、輝度値デー
タの全ての時系列データに基づいて平均値を取得する方
法や、動きベクトルの時間的変化が激しいか、継続的な
同一の動きベクトルを持つ傾向があるか等の変化率を動
きベクトル変化率として出力する方法がある。ここで
は、時系列の動きベクトル情報からベクトル変化率を算
出する例として説明する。なお、ベクトル変化率は動き
ベクトルの内積算出による変化角度の計算によって実行
可能である。
【0107】定常性計算部317において算出された、
定常性データは蓄積データベースへの情報送信部318
を介して蓄積データベースに転送される。
【0108】図11に戻り、蓄積データベースにおける
処理について説明する。蓄積データベース320は、図
11に示すように、情報受信部321、情報蓄積部32
2、特徴量抽出部323、特徴量管理部324、情報送
受信部325を有する。
【0109】情報受信部321は、ビデオカメラ310
から、ビデオカメラによって撮影された画像に基づいて
取得された特徴量データを受信する。情報蓄積部321
は、例えばハードディスク等の記憶手段である。情報蓄
積部321に蓄積されるデータ例を図14に示す。図1
4に示すように、データは、ユーザ識別子としてのユー
ザIDに対応付けられて格納される。格納データは、先
に図13を用いて説明した特徴量データにビデオカメラ
A310の定常性計算部317において計算されたベク
トル変化率を加えたものである。各データがサンプリン
グ時間0,1,2,…に対応した時系列データとして格
納される。
【0110】特徴量抽出部323は、ユーザから送信さ
れ、情報蓄積部322蓄積された特徴量に基づいて、実
際に制御対象となるビデオカメラ330に出力する特徴
量を生成または選定する。制御対象となるビデオカメラ
330は、蓄積データベース320の情報中から特定の
特徴量のみを送信するように、蓄積データベース320
に対してリクエストが可能である。例えば動きベクトル
のみの特徴量、あるいは輝度値に関する特徴量の選択送
信リクエストが可能であり、特徴量抽出部323は、こ
のようなリクエストに応じた特徴量選定処理を実行す
る。さらに、特徴量抽出部323は、情報蓄積部322
蓄積されたデータに応じて全画面動きベクトルや平均輝
度値などの各特徴量の分散値を求め、これを制御対象と
なるビデオカメラ330に送信する特徴量として設定す
る処理も実行する。例えば全画面動きベクトルの水平成
分の分散値が小さければ、そのユーザは水平方向に一定
の動きを示している、あるいはそのような画像を観察し
ている可能性が高く、また、例えば全画面動きベクトル
の水平成分の分散値が0に近ければ、そのユーザは垂直
方向に一定の動きを示している、あるいはそのような画
像を観察している可能性が高い。このような特徴に基づ
いて、制御対象となるビデオカメラ330に送信する特
徴量を設定する。
【0111】特徴量管理部324は、制御対象となるビ
デオカメラ330からのデータ送信リクエストに応じて
送信対象とする特徴量データの抽出を行なう。ビデオカ
メラ330からのデータ送信リクエストはユーザIDお
よび特徴量の種類を示す識別データを伴ってビデオカメ
ラ330から蓄積データベース320に送信され、特徴
量管理部324はリクエストに応じたデータを抽出して
情報送受信部325から特徴量データを送信する。
【0112】次に特徴量に基づいて制御アシストのなさ
れるビデオカメラB330の構成について説明する。ビ
デオカメラB330は、ユーザの嗜好、行動特性に基づ
いて取得された特徴量に基づくアシスト制御が実行され
るビデオカメラである。ビデオカメラB330は、画像
取得部の光学系331、カメラブロック332、ビデオ
信号処理部333を有し、さらに特徴抽出部内に特徴デ
ータ(動きベクトル,輝度値)抽出部334、メモリ3
35、定常性計算部336を有し、記録生成部内にドラ
イブ部341、デッキ部342を有し、さらに蓄積デー
タベース(DB)からの情報取得部339、特徴量に基
づく制御信号を生成する制御信号生成部337、制御信
号生成部337からの出力制御信号に基づいて制御が実
行されるカメラ雲台アクチュエータ338、撮影輝度制
御部340を有する。
【0113】ビデオカメラB330の詳細構成を図15
に示す。光学系331、カメラブロック332、ビデオ
信号処理部333、特徴量抽出部の構成は、先に説明し
たビデオカメラA310と同様の構成であるので説明を
省略する。記録生成部は、ビデオカメラの撮影画像を記
録するメディアを格納したデッキ部342と、メディア
の駆動を行なうドライブ部341からなり、ビデオ信号
処理部333から撮影信号を受信してメディアに対する
記録処理を行なう。
【0114】ビデオカメラB330は、通信インタフェ
ースとして構成される蓄積データベースからの情報取得
部339から特徴量データを取得する。これらは、情報
データベース320においてビデオカメラAから取得し
たデータに基づく特徴量データである。
【0115】情報データベース320から送信される特
徴量データは、制御信号生成部337に送られる。制御
信号生成部337には、さらに、ビデオカメラB330
の撮影画像に基づいて特徴量を求めるビデオカメラBの
特徴量抽出部の定常性計算部からの特徴量が撮影画像の
フィードバックデータとして入力される。制御信号生成
部337は、この2つの信号に基づいて制御信号を生成
する。この例では、カメラ雲台アクチュエータ338を
制御する信号と、撮影輝度制御部340を制御する2つ
の信号を生成するものとする。
【0116】カメラ雲台アクチュエータ338を制御す
る信号は、センサであるビデオカメラA310の取得し
た画像から得られる動きベクトルに基づいて生成され、
撮影輝度制御部340を制御する信号は、ビデオカメラ
A310の取得した画像から得られる輝度値データに基
づいて生成される。
【0117】カメラ雲台アクチュエータ338を制御す
る信号は、カメラ雲台に入力されるユーザの力の反力を
発生させる制御信号として用いられる。反力:fは、例
えばバネモデルでは、f=−kx、バネマスモデルでは
f=−kx+κ(dx/dt)で与えられる、ただしx
は変位を示す。制御信号生成部337には、ビデオカメ
ラB330の撮影画像に基づいて得られる動きベクトル
に基づいて得られるカメラの動きデータが定常性計算部
317から入力され、また、ユーザの嗜好、行動特性に
基づく特徴量として蓄積データベース320から特徴量
データが入力される。
【0118】例えば、蓄積データベースから入力される
特徴量データが激しい動きに対応した動きベクトルを持
つものであれば、制御信号生成部337は、ビデオカメ
ラを操作するユーザが激しい動きを行なっても最適な画
像が撮影可能となるようにカメラ雲台アクチュエータ3
38の反力を調整する。反力の値は、ユーザの嗜好、行
動特性に基づく特徴量として蓄積データベース320か
ら入力される特徴量データと、ビデオカメラB330の
撮影画像に基づいて得られる動きベクトルに基づいて得
られるカメラの動きデータに基づいてフィードバック制
御される。
【0119】従来は、ビデオカメラの撮影画像のみに基
づくフィードバック制御が行われ、すべてのユーザにお
いて同様の制御信号が生成されるが、本発明の構成、す
なわち、ユーザの嗜好、行動特性に基づく特徴量として
蓄積データベース320から入力される特徴量データを
適用した制御では、激しい動きの多いユーザと、静止し
た状態の多いユーザにおいて異なる反力をアクチュエー
タに生じさせる制御が可能となり、各ユーザに対応した
最適な画像が撮影可能となる。
【0120】また、撮影輝度制御部340に対しても制
御信号生成部337は、ユーザの嗜好、行動特性に基づ
く特徴量として蓄積データベース320から入力される
特徴量データとしての輝度データと、ビデオカメラB3
30の撮影画像に基づいて得られる輝度データに基づい
てフィードバック制御される。蓄積データベース320
から入力される特徴量データが明るい値を示していれ
ば、撮影輝度制御部340は、通常のフィードバック制
御に比較して、より絞りを開放した状態とし、蓄積デー
タベース320から入力される特徴量データが暗い値を
示していれば、撮影輝度制御部340は、通常のフィー
ドバック制御に比較して、より絞りを閉じた状態とし、
撮影画像の輝度を各ユーザの嗜好、行動特性に合致する
ように調整する。
【0121】図16、図17、図18にセンサとして作
用するビデオカメラA、蓄積データベース、特徴量に基
づく制御のなされるビデオカメラBのそれぞれの処理フ
ローを示す。各機器の処理を処理フローに従って説明す
る。
【0122】まず、センサとして作用するビデオカメラ
Aの処理を図16のフローに従って説明する。ステップ
S301において、画像取得部(図11参照)が画像を
取得する。ステップS302において特徴量抽出部にお
いて特徴量を抽出する。特徴量は例えば動きべくとる、
輝度値データ等である。ステップS303において、ユ
ーザIDを付加し、ステップS304において蓄積デー
タベースへデータ送信を行なう。なお、蓄積データベー
スへのデータ送信は、ネットワークを介するのに限ら
ず、記憶媒体に格納し、記録媒体を蓄積データベースに
セットする処理として実行してもよい。
【0123】次に、蓄積データベースの処理を図17の
フローに従って説明する。ステップS311において、
情報保存要求の有無を判定し、情報保存要求がある場合
は、ステップS312において、受信情報からユーザI
Dを取得し、ステップS313において、ユーザID毎
に特徴量データの処理、保存を行なう。ステップS31
1において、情報保存要求でないと判定され、ステップ
S314において情報出力要求ありと判定された場合
は、ステップS315で、情報出力要求のユーザIDを
取得し、取得したユーザIDに基づいて蓄積データから
抽出した特徴量データを情報出力要求の発信者に送信す
る。なお、このデータ転送もネットワークに限らず、記
憶媒体を介する転送でもよい。
【0124】次に、特徴量に基づく制御のなされるビデ
オカメラBの処理を図18のフローに従って説明する。
ステップS321において、画像取得部にて撮影画像デ
ータを取得し、ステップS322において取得画像を記
録部(メディア)に記録する。ステップS323では、
蓄積データベースからのユーザの特徴量の取得が可能か
否かを判定し可能でない場合は、ステップS328以下
に進む。可能である場合は、ステップS324におい
て、ユーザIDを入力し、ステップS325においてユ
ーザIDとともに蓄積データベースヘ情報送信要求を行
なう。
【0125】特徴量データの受信の完了をステップS3
26で判定し、完了が未済みでタイムアウト(S333
でYes)した場合は、ステップS334で情報取得失
敗のメッセージデータを表示部に表示する。
【0126】特徴量データの受信が完了した場合は、ス
テップS327において、蓄積データベースからの特徴
量をメモリに格納し、ステップS328においてユーザ
によるカメラ操作を検知し、ステップS329デ撮影画
像からの特徴量を抽出する。この場合の特徴量は通常の
フィードバック制御にも適用可能な特徴量である。さら
に、ステップS330において蓄積データベースから取
得した特徴量に基づく制御を行なうか否かを判定する。
これは、ユーザによる設定に基づく判定である。蓄積デ
ータベースから取得した特徴量に基づく制御を行なう場
合は、ステップS331で蓄積データベースの特徴量を
加味した制御信号を各制御部、例えばアクチュエータ、
輝度制御部に出力する。蓄積データベースから取得した
特徴量に基づく制御を行なわない場合は、ステップS3
32で蓄積データベースの特徴量を加味しない通常のフ
ィードバック制御信号を各制御部、例えばアクチュエー
タ、輝度制御部に出力する。
【0127】次に、音声情報をセンサによって取得し、
ユーザの嗜好、行動特性を反映した特徴量として音声情
報を適用した例について説明する。
【0128】ユーザの嗜好、行動特性を取得するセンサ
としてマイクを用いた例について説明する。本例では、
ユーザが録音機器を操作して録音処理を行なう場合の音
量、音質制御の制御アシストをユーザの行動特性データ
に基づいて行なう例を説明する。図19にシステム構成
ブロック図を示す。図19において、上段から、それぞ
れ嗜好、行動特性取得部としての(1)マイクA61
0、(2)蓄積データベース620、ユーザが被写体を
撮影する(3)マイクB630の各処理構成を分離して
示している。各構成のデータ転送はネットワーク等のデ
ータ伝送路を介して行われる。
【0129】特徴量取得装置としてのマイクA310に
おける処理から説明する。マイクA310は、ユーザの
嗜好、行動特性を取得するセンサとして機能し、ここで
はユーザに装着され、ユーザの所在環境に対応した音声
を取得する処理を実行する。マイクA610は、音声取
得部の音響系611、マイクブロック612、オーディ
オ信号処理部613を有し、さらに特徴抽出部614内
に特徴データ(例えば音量、音質)抽出部615、メモ
リ616、定常性計算部617を有し、さらに蓄積デー
タベース(DB)への情報送信部618を有する。
【0130】マイクA310の詳細構成を図20に示
す。図20は、ビデオカメラにおける音声取得部として
のマイクを持つ構成として示してある。音響系611に
は、音声を取得するマイクが備えられている。マイクブ
ロック612には、アナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換部が備えられる。音声圧縮エンコーダ/
デコーダ(ENC/DEC)711には、A/D変換部
を介して、例えばマイクロフォンにより集音された音声
がデジタルによる音声信号データとして入力される。音
声圧縮エンコーダ/デコーダ711では、例えばATR
AC2のフォーマットに従った圧縮処理を施す。
【0131】また、マイクロフォンにより集音された音
声がデジタルによる音声信号データとして入力されたデ
ータは、音声圧縮エンコーダ/デコーダ(ENC/DE
C)711を介して特徴量抽出部614の特徴データ抽
出部615に入力される。
【0132】特徴データ抽出部615は、ユーザの嗜
好、行動特性に対応した特徴量を抽出する。ここでは、
特徴量としてユーザの行動に伴ってマイクA610で集
音された音声データ中の音量データ、および周波数の高
い高音部が多いか周波数の低い低音部が多いか等の音質
データを取得して、これらをユーザが録音に使用するマ
イクB630の制御アシスト情報として適用するものと
する。
【0133】特徴データ抽出部615は、音量データ、
および音質データを取得して、メモリ616に蓄積す
る。メモリ616に格納されたデータは、さらに定常性
計算部617に出力され、格納データの変化度合いを考
慮した定常性データを出力する。定常性計算は、例えば
音量、音質データの全ての時系列データに基づく平均
値、変化率に基づいて実行される。定常性計算部617
において算出された、定常性データは蓄積データベース
への情報送信部618を介して蓄積データベースに転送
される。
【0134】図19に戻り、蓄積データベースにおける
処理について説明する。蓄積データベース620は、図
19に示すように、情報受信部621、情報蓄積部62
2、特徴量抽出部623、特徴量管理部624、情報送
受信部625を有する。
【0135】情報受信部621は、マイク610から、
マイクによって集音されたデータに基づいて取得された
特徴量データを受信する。情報蓄積部621は、例えば
ハードディスク等の記憶手段である。特徴量抽出部62
3は、ユーザから送信され、情報蓄積部622蓄積され
た特徴量に基づいて、実際に制御対象となるマイク63
0に出力する特徴量を生成または選定する。制御対象と
なるマイク630は、蓄積データベース620の情報中
から特定の特徴量のみを送信するように、蓄積データベ
ース620に対してリクエストが可能である。例えば音
量のみの特徴量、あるいは音質に関する特徴量の選択送
信リクエストが可能であり、特徴量抽出部623は、こ
のようなリクエストに応じた特徴量選定処理を実行す
る。
【0136】特徴量管理部624は、制御対象となるマ
イク630からのデータ送信リクエストに応じて送信対
象とする特徴量データの抽出を行なう。マイク630か
らのデータ送信リクエストはユーザIDおよび特徴量の
種類を示す識別データを伴ってマイク630から蓄積デ
ータベース620に送信され、特徴量管理部624はリ
クエストに応じたデータを抽出して情報送受信部625
から特徴量データを送信する。
【0137】次に特徴量に基づいて制御アシストのなさ
れるマイクB630の構成について説明する。マイクB
630は、ユーザの嗜好、行動特性に基づいて取得され
た特徴量に基づくアシスト制御が実行されるマイクであ
る。マイクB630は、音声取得部の音響系631、マ
イクブロック632、オーディオ信号処理部633を有
し、さらに特徴抽出部内に特徴データ(音量,音質)抽
出部634、メモリ635、定常性計算部636を有
し、記録生成部内にドライブ部641、デッキ部642
を有し、さらに蓄積データベース(DB)からの情報取
得部639、特徴量に基づく制御信号を生成する制御信
号生成部637、制御信号生成部637からの出力制御
信号に基づいて制御が実行されるマイクパラメータ制御
部640を有する。
【0138】マイクB330の詳細構成を図21に示
す。音響系631、マイクブロック632、オーディオ
信号処理部633、特徴量抽出部の構成は、先に説明し
たマイクA610と同様の構成であるので説明を省略す
る。記録生成部は、マイクの取得音声を記録するメディ
アを格納したデッキ部642と、メディアの駆動を行な
うドライブ部641からなり、オーディオ信号処理部6
33から音声信号を受信してメディアに対する記録処理
を行なう。
【0139】マイクB630は、通信インタフェースと
して構成される蓄積データベースからの情報取得部63
9から特徴量データを取得する。これらは、情報データ
ベース620においてマイクAから取得したデータに基
づく特徴量データである。
【0140】情報データベース620から送信される特
徴量データは、制御信号生成部637に送られる。制御
信号生成部637には、さらに、マイクB630の取得
音声に基づいて特徴量を求めるマイクBの特徴量抽出部
の定常性計算部からの特徴量がマイクパラメータ制御用
のフィードバックデータとして入力される。制御信号生
成部637は、この2つの信号に基づいて制御信号を生
成する。この例では、マイクパラメータを制御する信号
を生成し、音量、音質の調整パラメータ設定を行なう。
【0141】従来は、マイクの取得音声のみに基づくフ
ィードバック制御が行われ、すべてのユーザにおいて同
様の制御信号が生成されるが、本発明の構成、すなわ
ち、ユーザの嗜好、行動特性に基づく特徴量として蓄積
データベース620から入力される特徴量データを適用
した制御では、音量の大の環境下にいることの多いユー
ザと、静粛な環境にいることが多いユーザが異なる特徴
量を持ち、これらの特徴量に基づいてマイクパラメータ
を制御する信号を生成する。また周波数の高い高音域の
音の多い環境下にいることの多いユーザと、周波数の低
い低音域の音の多い環境下にいることの多いユーザと
は、異なる特徴量を持ち、これらの特徴量に基づいてマ
イクパラメータを制御する信号を生成する。例えば周波
数の高い高音域の音の多い環境下にいることの多いユー
ザの操作する録音機器においては、周波数の高い高音域
の音を集音しやすいようにマイクパラメータを制御す
る。
【0142】音声に基づく特徴量抽出、特徴量に基づく
マイクパラメータ制御の処理手順は、先に画像データに
関して説明した図16、図17、図18のビデオカメラ
A、蓄積データベース、ビデオカメラBのそれぞれの処
理フローにおいて、取得データを音声として、特徴量デ
ータを音量、音質に置き換えたものとなる。
【0143】次に、ユーザの所有するクレジットカー
ド、ICカード等の記録データを特徴量取得装置として
適用する例について説明する。クレジットカード、IC
カードには、例えば所有するユーザの借りたビデオ、C
D等のデータ、あるいはインターネットで配信された映
像、音楽の識別データが記録されているものとする。こ
れらはユーザの嗜好に基づいて選択されたデータであ
り、前述のカメラをセンサとした場合の動きベクトルの
取得、輝度データの取得、マイクをセンサとした場合の
音量、音質データの取得を、クレジットカード、ICカ
ードに記録された映像、音楽データに基づいて解析し
て、これらの解析データに基づく特徴量をユーザの操作
するビデオカメラ、録音機器に対する制御量として用い
る。
【0144】図22に、ビデオカメラを操作するユーザ
に対する制御量をICカード810に記録された映像ソ
ース購入記録に基づいて実行する場合の各機器の処理構
成を説明するブロック図を示す。
【0145】ユーザはICカード810を保有し、IC
カード810のメモリ811にはユーザの借りたビデ
オ、CD等のデータ、あるいはインターネットで配信さ
れた映像、音楽の識別データが記録されている。ユーザ
はこれらのデータをICカードのデータ読み取りを実行
するリーダ/ライタ820にセットし、インタフェース
812を介してデータ出力を行なう。この際、ユーザI
Dも併せて出力する。
【0146】リーダライタ820は、ICカード810
からデータをI/F822を介して入力し、メモリ82
1にユーザIDに対応付けて格納し、通信部823を介
してこれらのデータを蓄積データベース320に転送す
る。蓄積データベース910は、リーダライタ820か
ら入力する映像、音楽の識別データを情報受信部911
において入力し、情報蓄積部912に格納し、特徴量抽
出部913において特徴量の抽出を行なう。特徴量抽出
部913は、映像、音楽の識別データに基づいて、対応
する画像データまたは音楽データを読み出し、これらの
画像データ、音声データの特徴を抽出する。例えば画像
データからは前述のビデオカメラをセンサとした場合と
同様、動きベクトル、輝度値データ等を特徴量として抽
出し、音声データからは音量、音質データ等を特徴量と
して抽出する。抽出された特徴量は特徴量管理部914
の管理のもとに情報送受信部915を介して制御対象と
なるビデオカメラ920や、マイクを有する録音機器9
30等に出力され、前述と同様の制御信号が生成され、
ユーザの特徴量に基づく制御が実行される。
【0147】いくつかの実施例について説明してきた
が、ユーザの特徴量の取得方法としては、この他にユー
ザの保有するテレビ、ステレオ、携帯型再生装置などユ
ーザが見たり聞いたりする機器自体から、ユーザの視聴
あるいは聴取するコンテンツに基づく方法が可能であ
る。ユーザの嗜好に基づいて選択される映像、音楽か
ら、上記実施例と同様の手法により、動きベクトル、輝
度値、音量、音質データ等の様々な特徴量を抽出し、こ
れらをビデオカメラ、録音機器の制御情報として適用す
ることで、ユーザ固有の嗜好、行動特性に対応した制御
が可能となる。
【0148】なお、上述の実施例で述べた一連の処理
は、ハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者
の複合構成によって実行することが可能である。ソフト
ウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを
記録したプログラムを、各サーバ内のメモリにインスト
ールして実行させる。一連の処理をソフトウェアによっ
て行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラ
ムが、例えばサーバとしてのコンピュータや1チップの
マイクロコンピュータ等にインストールされる。
【0149】各種処理の実行プログラムは、システムに
内蔵されている記録媒体としてのハードディスクやRO
Mに予め記録しておくことができる。あるいは、プログ
ラムはフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM
(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto opti
cal)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気
ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体
に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくこと
ができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆ
るパッケージソフトウエアとして提供することができ
る。
【0150】また、プログラムは、1つのコンピュータ
により処理されるものであっても良いし、複数のコンピ
ュータによって分散処理されるものであっても良い。さ
らに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて
実行されるものであっても良い。
【0151】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0152】なお、明細書に記載された各種の処理は、
記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実
行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあ
るいは個別に実行されてもよい。また、本明細書におい
てシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、
各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【0153】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
ユーザ嗜好ベース制御を行なう画像配信システムによれ
ば、多数のユーザから受信する画像の選択あるいは点数
等の画像評価情報、あるいはカメラ制御情報としてのカ
メラパラメータを蓄積し、蓄積データの解析処理によ
り、最もユーザの嗜好度の高い画像を選択することを可
能とした画像配信システムが実現される。
【0154】さらに、本発明のユーザ嗜好ベース制御を
行なう情報取得装置の制御システムによれば、ビデオカ
メラ、録音機器の制御において、ユーザの嗜好、行動特
性に基づく特徴量とを用いる構成としたので、ユーザの
嗜好、行動特性に基づく特徴量に応じた各個人に固有の
特性に適応した制御が可能となる。例えば激しい動きの
多いユーザと、静止した状態の多いユーザにおいて異な
る反力をアクチュエータに生じさせる制御などによりユ
ーザに対応した最適な画像の撮影可能となる。また、周
波数の高い高音域の音の多い環境下にいることの多いユ
ーザの操作する録音機器においては、周波数の高い高音
域の音を集音しやすいようにマイクパラメータを制御す
ることにより、ユーザの好みを反映した録音が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオカメラ撮影画像の画像特性を各個人別に
評価した図である。
【図2】本発明の画像配信システムの構成例を示す図で
ある。
【図3】本発明の画像配信システムの処理フローを示す
図である。
【図4】本発明の画像配信システムにおいてカメラパラ
メータを指示データとして用いた場合の処理フローを示
す図である。
【図5】本発明の画像配信システムにおいてサーバ側で
実行するデータ処理について説明するフロー図である。
【図6】本発明の画像配信システムにおいてサーバ側で
実行する最適画像抽出処理について説明するフロー図で
ある。
【図7】本発明の画像配信システムのサーバ、クライア
ントの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の画像配信システムのサーバ、クライア
ントの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の情報取得装置の制御システムの概要を
説明する図である。
【図10】本発明の情報取得装置の制御システムの構成
を示すブロック図である。
【図11】本発明の情報取得装置の制御システムにおい
て、ビデオカメラによる取得画像に基づく特徴量抽出お
よび制御処理構成を説明するブロック図である。
【図12】本発明の情報取得装置の制御システムにおい
て、センサとしてのビデオカメラの構成を説明するブロ
ック図である。
【図13】本発明の情報取得装置の制御システムにおけ
るセンサとしてのビデオカメラの取得する特徴量のデー
タ構成例を示す図である。
【図14】本発明の情報取得装置の制御システムにおけ
る蓄積データベースの記憶する特徴量のデータ構成例を
示す図である。
【図15】本発明の情報取得装置の制御システムにおい
て、特徴量に基づく制御対象となるビデオカメラの構成
を説明するブロック図である。
【図16】本発明の情報取得装置の制御システムにおけ
るセンサとしてのビデオカメラの処理を説明するフロー
図である。
【図17】本発明の情報取得装置の制御システムにおけ
る蓄積データベースの処理を説明するフロー図である。
【図18】本発明の情報取得装置の制御システムにおい
て、特徴量に基づく制御対象となるビデオカメラの処理
を説明するフロー図である。
【図19】本発明の情報取得装置の制御システムにおい
て、マイクによる取得音声に基づく特徴量抽出および制
御処理構成を説明するブロック図である。
【図20】本発明の情報取得装置の制御システムにおい
て、センサとしてのマイクの構成を説明するブロック図
である。
【図21】本発明の情報取得装置の制御システムにおい
て、特徴量に基づく制御対象となる録音機器の構成を説
明するブロック図である。
【図22】本発明の情報取得装置の制御システムにおい
て、ICカードの格納データに基づく特徴量抽出および
制御処理構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
10 クライアント端末 11 PC 12 PDA 13 携帯電話 20 画像配信サーバ 21 制御部 22 カメラ 23 画像データベース 101 カメラ 102 画像蓄積部 103 画像取得部 104 画像処理部 105 I/Oプロセッサ 106 データ処理部 107 データ蓄積部 108 通信部 111 通信部 112 I/Oプロセッサ 113 画像処理部 114 画像表示部 121 カメラパラメータ指示データ取得部 201 センサ 202 蓄積データベース 203 アクチュエータ 204 生成物 205 カメラ 211 センサ 212 特徴量抽出部 213 蓄積データベース 214 制御信号生成部 215 アクチュエータ 216 ユーザ操作部 217 記録・生成部 219 被写体 220 ビデオカメラ 310 ビデオカメラA 311 光学系 312 カメラブロック 313 ビデオ信号処理部 314 特徴量抽出部 315 特徴データ抽出部 316 メモリ 317 定常性計算部 318 情報送信部 319 電源ブロック 320 蓄積データベース 321 情報受信部 322 情報蓄積部 323 特徴量抽出部 324 特徴量管理部 325 情報送受信部 330 ビデオカメラB 331 光学系 332 カメラブロック 333 ビデオ信号処理部 334 特徴データ抽出部 335 メモリ 336 定常性計算部 337 制御信号生成部 338 カメラ雲台アクチュエータ 339 情報取得部 340 撮影輝度制御部 341 ドライブ部 342 デッキ部 511 レンズ 512 モータ 521 CCD 522 サンプルホールドAGC 523 ビデオAD 524 タイミングジェネレータ 525 カメラコントローラ 531 データ処理/システムコントローラ 532 バッファメモリ 533 ビデオ信号処理部 534 メモリ 535 動き検出部 536 メモリ 538 ビデオコントローラ 610 マイクA 611 音響系 612 マイクブロック 613 オーディオ信号処理部 614 特徴量抽出部 615 特徴データ抽出部 616 メモリ 617 定常性計算部 618 情報送信部 620 蓄積データベース 621 情報受信部 622 情報蓄積部 623 特徴量抽出部 624 特徴量管理部 625 情報送受信部 630 マイクB 631 音響系 632 マイクブロック 633 オーディオ信号処理部 634 特徴データ抽出部 635 メモリ 636 定常性計算部 637 制御信号生成部 640 マイクパラメータ制御部 711 音声圧縮ENC/DEC 810 ICカード 811 メモリ 812 インタフェース 820 リーダライタ 821 メモリ 822 インタフェース 823 通信部 910 蓄積データベース 911 情報受信部 912 情報蓄積部 913 特徴量抽出部 914 特徴量管理部 915 情報送受信部 920 ビデオカメラ 930 録音機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 義教 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C054 AA02 CE15 CF05 CG02 CH02 DA07 DA08 EA01 EA03 EA05 EA07 ED07 FC12 FC16 FF02 GB11 HA14 HA19 5C064 BA01 BB03 BC06 BC10 BC16 BC20 BC25 BD02 BD08

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して画像データを配信す
    る画像配信サーバと、 前記画像配信サーバに接続し、画像データを受信、表示
    するクライアント端末とを有し、 前記クライアント端末は、前記画像配信サーバの提示す
    る画像データに対する指示データを入力し、前記画像配
    信サーバに送信し、 前記画像配信サーバは前記クライアント端末からの指示
    データに基づいて該画像配信サーバの提示画像の評価処
    理を実行し、評価処理に基づく最適画像選定処理を実行
    する構成を有することを特徴とする画像配信システム。
  2. 【請求項2】前記画像配信サーバの提示する画像データ
    はクライアント端末から送信可能なカメラパラメータに
    よって制御可能なカメラによって撮影された画像データ
    であり、 前記クライアント端末の入力する指示データは、前記カ
    メラの制御に適用するカメラパラメータであり、 前記画像配信サーバは前記クライアント端末から受信す
    る多数のカメラパラメータの統計処理に基づいて最適カ
    メラパラメータを選択し、該最適カメラパラメータの設
    定により前記カメラによって撮影された画像データを最
    適画像として選定する処理を実行する構成を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像配信システム。
  3. 【請求項3】前記画像配信サーバの提示する画像データ
    は、複数の異なる画像データであり、 前記クライアント端末の入力する指示データは、前記複
    数の異なる画像データに対する選択指示データまたは点
    数評価データであり、 前記画像配信サーバは前記クライアント端末から受信す
    る多数の選択指示データまたは点数評価データの統計処
    理に基づいて該画像配信サーバの提示する複数の異なる
    画像データの評価処理を実行し、該評価処理に基づく最
    適画像選定処理を実行する構成を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像配信システム。
  4. 【請求項4】前記画像配信サーバの提示する画像データ
    は、複数の異なる画像データであり、 前記クライアント端末の入力する指示データは、画像デ
    ータに対する部分領域指示データであり、 前記画像配信サーバは前記クライアント端末から受信す
    る多数の部分領域指示データの統計処理に基づいて該画
    像配信サーバの提示する画像データの評価処理を実行
    し、該評価処理に基づく最適画像選定処理を実行する構
    成を有することを特徴とする請求項1に記載の画像配信
    システム。
  5. 【請求項5】画像データまたは音声データの記録を実行
    する情報取得装置の制御を、該情報取得装置を操作する
    ユーザの嗜好行動特性対応データに基づく特徴量により
    実行するユーザ嗜好ベース制御システムであり、 ユーザの嗜好行動特性データを取得する情報取得部と、
    嗜好行動特性データに基づいてユーザの嗜好行動特性特
    徴量を抽出する特徴量抽出部とを有する特徴量取得手段
    と、 前記特徴量取得手段の取得した特徴量データとユーザI
    Dとを対応付けて格納する蓄積データベースと、 前記蓄積データベースに格納された特徴量データを受信
    し、該受信特徴量データに基づく制御を行なう画像デー
    タまたは音声データの記録を実行する情報取得装置と、 を有することを特徴とするユーザ嗜好ベース制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記情報取得装置は、画像撮影機能を持つ
    ビデオカメラであり、 前記特徴量取得手段は、ビデオカメラ機能を有し、前記
    特徴量抽出部は、撮影された画像から取得される動きベ
    クトルデータに基づく特徴量データを生成する構成を有
    し、 蓄積データベースは、前記動きベクトルデータに基づく
    特徴量データとユーザIDとを対応付けて記憶し、 前記情報取得装置としてのビデオカメラは、蓄積データ
    ベースから提供される動きベクトルデータに基づく特徴
    量データに基づいてアクチュエータに対する制御信号を
    生成する構成を有することを特徴とする請求項5に記載
    のユーザ嗜好ベース制御システム。
  7. 【請求項7】前記情報取得装置は、画像撮影機能を持つ
    ビデオカメラであり、 前記特徴量取得手段は、ビデオカメラ機能を有し、前記
    特徴量抽出部は、撮影された画像から取得される輝度デ
    ータに基づく特徴量データを生成する構成を有し、 前記蓄積データベースは、前記輝度データに基づく特徴
    量データとユーザIDとを対応付けて記憶し、 前記情報取得装置としてのビデオカメラは、蓄積データ
    ベースから提供される輝度データに基づく特徴量データ
    に基づいて撮影輝度制御部に対する制御信号を生成する
    構成を有することを特徴とする請求項5に記載のユーザ
    嗜好ベース制御システム。
  8. 【請求項8】前記情報取得装置は、音声取得機能を持つ
    録音機器であり、 前記特徴量取得手段は、音声取得機能を有し、前記特徴
    量抽出部は、取得された音声データに基づいて音量デー
    タまたは音質データの少なくともいずれかに基づく特徴
    量データを生成する構成を有し、 前記蓄積データベースは、前記音量データまたは音質デ
    ータの少なくともいずれかに基づく特徴量データとユー
    ザIDとを対応付けて記憶し、 前記情報取得装置としての録音機器は、蓄積データベー
    スから提供される音量データまたは音質データの少なく
    ともいずれかに基づく特徴量データに基づいてマイクパ
    ラメータ制御部に対する制御信号を生成する構成を有す
    ることを特徴とする請求項5に記載のユーザ嗜好ベース
    制御システム。
  9. 【請求項9】前記特徴量取得手段は、情報記録機能を持
    つカード型記録媒体であり、 前記蓄積データベースは、カード型記録媒体でに記録さ
    れた画像または音楽識別情報に対応する画像データまた
    は音楽データに基づく特徴量データを、前記カード型記
    録媒体の所有ユーザの識別子に対応付けて記憶し、 前記情報取得装置は、前記蓄積データベースに格納され
    た特徴量データを受信し、該受信特徴量データに基づく
    制御を行なう構成を有することを特徴とする請求項5に
    記載のユーザ嗜好ベース制御システム。
  10. 【請求項10】ユーザの嗜好行動特性データを取得する
    情報取得部と、嗜好行動特性データに基づいてユーザの
    嗜好行動特性特徴量を抽出する特徴量抽出部とを備えた
    ことを特徴とする特徴量取得装置。
  11. 【請求項11】前記情報取得部は、画像データを取得す
    るカメラ手段であり、 前記特徴量抽出部は、前記カメラ手段によって撮影され
    た画像から取得される動きベクトルデータに基づく特徴
    量データを生成する構成を有することを特徴とする請求
    項10に記載の特徴量取得装置。
  12. 【請求項12】前記情報取得部は、画像データを取得す
    るカメラ手段であり、 前記特徴量抽出部は、前記カメラ手段によって撮影され
    た画像から取得される輝度値データに基づく特徴量デー
    タを生成する構成を有することを特徴とする請求項10
    に記載の特徴量取得装置。
  13. 【請求項13】前記情報取得部は、音声データを取得す
    るマイク手段であり、 前記特徴量抽出部は、前記マイク手段によって集音され
    た音声データから取得される音量データまたは音質デー
    タの少なくともいずれかに基づく特徴量データに基づく
    特徴量データを生成する構成を有することを特徴とする
    請求項10に記載の特徴量取得装置。
  14. 【請求項14】画像データまたは音声データの記録を実
    行する情報取得装置であり、ユーザの嗜好行動特性対応
    データに基づく特徴量に基づく制御を行なう構成を有す
    ることを特徴とする情報取得装置。
  15. 【請求項15】前記情報取得装置は、画像データを取得
    するカメラ装置であり、 前記特徴量は、ユーザの嗜好行動特性に対応する画像デ
    ータから求められる動きベクトルデータに基づく特徴量
    データであり、該特徴量データに基づいてアクチュエー
    タに対する制御信号を生成する構成を有することを特徴
    とする請求項14に記載の情報取得装置。
  16. 【請求項16】前記情報取得装置は、画像データを取得
    するカメラ装置であり、 前記特徴量は、ユーザの嗜好行動特性に対応する画像デ
    ータから求められる輝度値データに基づく特徴量データ
    であり、該特徴量データに基づいて撮影輝度制御部に対
    する制御信号を生成する構成を有することを特徴とする
    請求項14に記載の情報取得装置。
  17. 【請求項17】前記情報取得装置は、音声データを取得
    する録音装置であり、 前記特徴量は、ユーザの嗜好行動特性に対応する音声デ
    ータから求められる音量データまたは音質データの少な
    くともいずれかに基づく特徴量データであり、該特徴量
    データに基づいてマイクパラメータの制御信号を生成す
    る構成を有することを特徴とする請求項14に記載の情
    報取得装置。
  18. 【請求項18】ネットワークを介して画像データを配信
    する画像配信サーバと、前記画像配信サーバに接続し、
    画像データを受信、表示するクライアント端末とを有す
    るシステムにおける画像選定方法であり、 前記クライアント端末において、前記画像配信サーバの
    提示する画像データに対する指示データを入力し、前記
    画像配信サーバに送信するステップと、 前記画像配信サーバにおいて、前記クライアント端末か
    らの指示データに基づいて該画像配信サーバの提示画像
    の評価処理を実行し、評価処理に基づく最適画像選定処
    理を実行するステップと、 を有することを特徴とする画像選定方法。
  19. 【請求項19】前記画像配信サーバの提示する画像デー
    タはクライアント端末から送信可能なカメラパラメータ
    によって制御可能なカメラによって撮影された画像デー
    タであり、 前記クライアント端末の入力する指示データは、前記カ
    メラの制御に適用するカメラパラメータであり、 前記画像配信サーバは前記クライアント端末から受信す
    る多数のカメラパラメータの統計処理に基づいて最適カ
    メラパラメータを選択し、該最適カメラパラメータの設
    定により前記カメラによって撮影された画像データを最
    適画像として選定する処理を実行することを特徴とする
    請求項18に記載の画像選定方法。
  20. 【請求項20】前記画像配信サーバの提示する画像デー
    タは、複数の異なる画像データであり、 前記クライアント端末の入力する指示データは、前記複
    数の異なる画像データに対する選択指示データまたは点
    数評価データであり、 前記画像配信サーバは前記クライアント端末から受信す
    る多数の選択指示データまたは点数評価データの統計処
    理に基づいて該画像配信サーバの提示する複数の異なる
    画像データの評価処理を実行し、該評価処理に基づく最
    適画像選定処理を実行することを特徴とする請求項18
    に記載の画像選定方法。
  21. 【請求項21】前記画像配信サーバの提示する画像デー
    タは、複数の異なる画像データであり、 前記クライアント端末の入力する指示データは、画像デ
    ータに対する部分領域指示データであり、 前記画像配信サーバは前記クライアント端末から受信す
    る多数の部分領域指示データの統計処理に基づいて該画
    像配信サーバの提示する画像データの評価処理を実行
    し、該評価処理に基づく最適画像選定処理を実行するこ
    とを特徴とする請求項18に記載の画像選定方法。
  22. 【請求項22】画像データまたは音声データの記録を実
    行する情報取得装置の制御を、該情報取得装置を操作す
    るユーザの嗜好行動特性対応データに基づく特徴量によ
    り実行するユーザ嗜好ベース制御方法であり、 ユーザの嗜好行動特性データを取得する情報取得ステッ
    プと、 嗜好行動特性データに基づいてユーザの嗜好行動特性特
    徴量を抽出する特徴量抽出ステップと、 前記特徴量データとユーザIDとを対応付けて蓄積デー
    タベースに格納する記憶ステップと、 前記情報取得装置において、前記蓄積データベースに格
    納された特徴量データを受信し、該受信特徴量データに
    基づく制御を行なう画像データまたは音声データの記録
    を実行するステップと、 を有することを特徴とするユーザ嗜好ベース制御方法。
  23. 【請求項23】前記情報取得装置は、画像撮影機能を持
    つビデオカメラであり、 前記特徴量取得ステップは、ビデオカメラによる画像撮
    影ステップであり、 前記特徴量抽出ステップは、撮影された画像から取得さ
    れる動きベクトルデータに基づく特徴量データを生成す
    るステップを含み、 前記記憶ステップは、蓄積データベースに前記動きベク
    トルデータに基づく特徴量データとユーザIDとを対応
    付けて記憶するステップを含み、 前記情報取得装置としてのビデオカメラは、 蓄積データベースから提供される動きベクトルデータに
    基づく特徴量データに基づいてアクチュエータに対する
    制御信号を生成するステップを実行することを特徴とす
    る請求項22に記載のユーザ嗜好ベース制御方法。
  24. 【請求項24】前記情報取得装置は、画像撮影機能を持
    つビデオカメラであり、 前記特徴量取得ステップは、ビデオカメラによる画像撮
    影ステップであり、 前記特徴量抽出ステップは、撮影された画像から取得さ
    れる輝度データに基づく特徴量データを生成するステッ
    プを含み、 前記記憶ステップは、蓄積データベースに、前記輝度デ
    ータに基づく特徴量データとユーザIDとを対応付けて
    記憶するステップを含み、 前記情報取得装置としてのビデオカメラは、 蓄積データベースから提供される輝度データに基づく特
    徴量データに基づいて撮影輝度制御部に対する制御信号
    を生成するステップを実行することを特徴とする請求項
    22に記載のユーザ嗜好ベース制御方法。
  25. 【請求項25】前記情報取得装置は、音声取得機能を持
    つ録音機器であり、 前記特徴量取得ステップは、録音機器による音声取得ス
    テップであり、 前記特徴量抽出ステップは、取得された音声データに基
    づいて音量データまたは音質データの少なくともいずれ
    かに基づく特徴量データを生成するステップを含み、 前記記憶ステップは、蓄積データベースに、前記音量デ
    ータまたは音質データの少なくともいずれかに基づく特
    徴量データとユーザIDとを対応付けて記憶するステッ
    プを含み、 前記情報取得装置としての録音機器は、 蓄積データベースから提供される音量データまたは音質
    データの少なくともいずれかに基づく特徴量データに基
    づいてマイクパラメータ制御部に対する制御信号を生成
    するステップを実行することを特徴とする請求項22に
    記載のユーザ嗜好ベース制御方法。
  26. 【請求項26】前記特徴量取得手段は、情報記録機能を
    持つカード型記録媒体であり、 前記記憶ステップは、蓄積データベースに、カード型記
    録媒体でに記録された画像または音楽識別情報に対応す
    る画像データまたは音楽データに基づく特徴量データ
    を、前記カード型記録媒体の所有ユーザの識別子に対応
    付けて記憶するステップを含み、 前記情報取得装置は、 前記蓄積データベースに格納された特徴量データを受信
    し、該受信特徴量データに基づく制御を行なうことを特
    徴とする請求項22に記載のユーザ嗜好ベース制御方
    法。
  27. 【請求項27】ユーザの嗜好行動特性データを取得する
    情報取得ステップと、 嗜好行動特性データに基づいてユーザの嗜好行動特性特
    徴量を抽出する特徴量抽出ステップと、 を有することを特徴とする特徴量取得方法。
  28. 【請求項28】前記情報取得ステップは、画像データを
    取得するステップであり、 前記特徴量抽出ステップは、前記画像データから取得さ
    れる動きベクトルデータに基づく特徴量データを生成す
    るステップを含むことを特徴とする請求項27に記載の
    特徴量取得方法。
  29. 【請求項29】前記情報取得ステップは、画像データを
    取得するステップであり、 前記特徴量抽出ステップは、前記画像データから取得さ
    れる輝度値データに基づく特徴量データを生成するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項27に記載の特徴量
    取得方法。
  30. 【請求項30】前記情報取得ステップは、音声データを
    取得するステップであり、 前記特徴量抽出ステップは、前記音声データから取得さ
    れる音量データまたは音質データの少なくともいずれか
    に基づく特徴量データに基づく特徴量データを生成する
    ステップを含むことを特徴とする請求項27に記載の特
    徴量取得方法。
  31. 【請求項31】画像データまたは音声データの記録を実
    行する前記情報取得装置を適用した情報取得方法であ
    り、ユーザの嗜好行動特性対応データに基づく特徴量に
    基づく制御を実行した情報取得処理を行なうことを特徴
    とする情報取得方法。
  32. 【請求項32】前記情報取得装置は、画像データを取得
    するカメラ装置であり、 前記特徴量は、ユーザの嗜好行動特性に対応する画像デ
    ータから求められる動きベクトルデータに基づく特徴量
    データであり、該特徴量データに基づいてアクチュエー
    タに対する制御信号を生成し、該制御信号に基づく制御
    下で情報取得処理を行なうことを特徴とする請求項31
    に記載の情報取得方法。
  33. 【請求項33】前記情報取得装置は、画像データを取得
    するカメラ装置であり、 前記特徴量は、ユーザの嗜好行動特性に対応する画像デ
    ータから求められる輝度値データに基づく特徴量データ
    であり、該特徴量データに基づいて撮影輝度制御部に対
    する制御信号を生成し、該制御信号に基づく制御下で情
    報取得処理を行なうことを特徴とする請求項31に記載
    の情報取得方法。
  34. 【請求項34】前記情報取得装置は、音声データを取得
    する録音装置であり、 前記特徴量は、ユーザの嗜好行動特性に対応する音声デ
    ータから求められる音量データまたは音質データの少な
    くともいずれかに基づく特徴量データであり、該特徴量
    データに基づいてマイクパラメータの制御信号を生成
    し、該制御信号に基づく制御下で情報取得処理を行なう
    ことを特徴とする請求項31に記載の情報取得方法。
  35. 【請求項35】ネットワークを介して画像データを配信
    する画像配信サーバと、前記画像配信サーバに接続し、
    画像データを受信、表示するクライアント端末とを有す
    るシステムにおける画像選定処理をコンピュータ・シス
    テム上で実行せしめるコンピュータ・プログラムであっ
    て、 前記画像配信サーバの提示する画像データに対する指示
    データを前記クライアント端末から受信するステップ
    と、 前記クライアント端末からの指示データに基づいて該画
    像配信サーバの提示画像の評価処理を実行するステップ
    と、 評価処理に基づく最適画像の選定処理を実行するステッ
    プと、 を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラ
    ム。
  36. 【請求項36】画像データまたは音声データの記録を実
    行する情報取得装置の制御を、該情報取得装置を操作す
    るユーザの嗜好行動特性対応データに基づく特徴量によ
    り実行するユーザ嗜好ベース制御処理をコンピュータ・
    システム上で実行せしめるコンピュータ・プログラムで
    あって、 ユーザの嗜好行動特性データを取得する情報取得ステッ
    プと、 嗜好行動特性データに基づいてユーザの嗜好行動特性特
    徴量を抽出する特徴量抽出ステップと、 前記特徴量データとユーザIDとを対応付けて蓄積デー
    タベースに格納する記憶ステップと、 前記情報取得装置において、前記蓄積データベースに格
    納された特徴量データを受信し、該受信特徴量データに
    基づく制御を行なう画像データまたは音声データの記録
    を実行するステップと、 を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラ
    ム。
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