JP2003087671A - デジタルav伝送線路で結合されたデジタルav装置及びそれらの制御方法 - Google Patents

デジタルav伝送線路で結合されたデジタルav装置及びそれらの制御方法

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JP2003087671A JP2001270575A JP2001270575A JP2003087671A JP 2003087671 A JP2003087671 A JP 2003087671A JP 2001270575 A JP2001270575 A JP 2001270575A JP 2001270575 A JP2001270575 A JP 2001270575A JP 2003087671 A JP2003087671 A JP 2003087671A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、画像表示機能を有する機器を含む
複数のAV機器を接続し、画像表示機能を有するAV機
器と他のAV機器との相互間で電源やデータ転送等を制
御可能として、ユーザの利便性を向上させ得るようにし
たデジタルAV伝送線路で結合されたデジタルAV装置
及びそれらの制御方法を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】TV受信機(TV8)にDVDプレーヤ
(DVD5)やセットトップボックス(STB6)を選
択的に接続するスイッチ(SW1)と、パワーオンライ
ン(PW1,PW2)がアクティブ状態のDVDプレー
ヤ(DVD5)やセットトップボックス(STB6)
を、TV受信機(TV8)に接続するようにスイッチ
(SW1)を制御するとともに、TV受信機(TV8)
に対してその主電源3を投入するように制御を行なうマ
イクロコンピュータ3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルAV
(Audio Video)伝送線路で結合されたデジタルAV装
置及びそれらの制御方法に関する。さらに詳しくは、デ
ジタルAV伝送線路と双方向通信バスとパワーオンライ
ンとホットプラグインとが組み合わさった伝送線路を用
いてのデジタルAV装置間の信号伝送とその制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えばテレビジョン放送
受信機等の画像表示機器を含む複数のAV機器を接続
し、各機器相互間でのデータ伝送や制御等を行なうこと
に関係する従来の技術として、以下に述べる5種類のタ
イプが例示される。
【0003】すなわち、従来例1[自動入力切換回路
(特開平5−110962号公報)]、従来例2[ディ
スプレイシステム(特許第2635837号公報)、デ
ィスプレイ装置(特許第2815339号公報)]、従
来例3[双方向テレビジョン受信装置(特開平11−1
63877号公報)]、従来例4[共通コネクターを具
えた電子機器(特開2000−224450号公報)]
及び従来例5[画像表示方法、画像表示システム、ホス
ト装置、画像表示装置、およびデスプレイ用インターフ
ェイス(特開2001−166912号公報)、画像表
示システム、ホスト装置、画像表示装置、および画像表
示方法(特開2001−166761号公報)]であ
る。
【0004】まず、従来例1には、TV(Television)
本体の前面及び後面に設けた映像・音響機器の外部入力
端子において、入力信号を規定の優先順位にしたがって
自動的に切り換えることが開示されている。
【0005】その構成は、図9に示すように、TV本体
の前面及び後面に入力部11及び入力部12を設けてい
る。信号切換部13は、各入力部11,12からの信号
を、規定の優先順位で切り換えて信号処理回路に供給し
ている。前面の入力部12にプラグが挿入されると、信
号切換部13がこの状態を検出して、入力部11の接続
の有無にかかわらず自動的に入力部12の信号をTV本
体の信号処理回路に導くように切り換えられる。
【0006】この従来例1では、TV本体の各入力部に
接続される機器内配線を短くし、各信号のクロストーク
を解消することを目的とする。また、この従来例1で
は、前面または後面の信号により、切換スイッチを手動
で切り換えるという煩わしい操作を解消する自動入力切
換回路を提供することを目的としている。
【0007】図9において、入力部11は、TV本体の
後面に設けられ、AV機器等からの複合映像信号[V
(Video)信号]を入力する入力部であり、例えば2端
子のジャックとしている。同じく、入力部12は、TV
本体の前面に設けられ、V信号等を入力する入力部であ
り、スイッチ機能を有する3端子を有するジャックであ
る。通常、入力部12の端子12a,12bは閉成して
おり、端子12cは接地されている。端子11a,12
aは、それぞれ抵抗R4,R5を介して接地されてい
る。
【0008】一方、信号切換部13は、TV本体に設け
られた電子スイッチである。この信号切換部13は、ア
ナログのスイッチ14,15,16と、これらのスイッ
チの開閉を制御する制御端子17,18を有している。
制御端子17がH(High)レベルになると、スイッチ1
4の入力端14a及び出力端14bは閉成される。ま
た、制御端子18がHレベルになると、スイッチ15の
入出力端15a,15bとスイッチ16の入出力端16
a,16bも閉成される。
【0009】制御端子17及び入力端15aは、プルア
ップ抵抗R6を介して電源に接続され、同じく制御端子
18はプルアップ抵抗R7を介して電源に接続されてい
る。なお、抵抗R7の抵抗値は、抵抗R5より大きいも
のとする。また、入力端14aは、入力部11の端子1
1aに接続され、入力端16aは、入力部12の端子1
2aに接続されている。
【0010】一方、信号切換部13の出力端14b,1
6bは、共にTV本体の信号処理回路に接続され、出力
端15bは接地されている。この信号切換部13は、例
えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconduc
tor)構造のアナログスイッチで構成されている。
【0011】上記のように構成された自動入力切換回路
の動作について説明する。後面の入力部11にのみ信号
が入力されている場合、前面の入力部12の端子12
a,12bが閉成しており、制御端子18の入力はL
(Low)レベルとなる。一方、制御端子17の入力はH
レベルとなり、スイッチ14だけが閉成状態となる。こ
のため、入力部11に入力された信号は、スイッチ14
を介して信号処理回路に供給される。
【0012】次に、入力部12にプラグを接続する場合
を考える。このとき、入力部12の端子12a,12b
は開放状態となり、制御端子18はHレベルとなる。こ
のため、スイッチ15,16が閉成状態となり、制御端
子17の入力がLレベルとなる。このため、スイッチ1
4は開放状態となり、入力部11の端子11aは信号処
理回路と遮断される。したがって、入力部12に入力さ
れた信号は、入力部11の信号の有無にかかわらず、優
先的に信号処理回路に供給される。
【0013】また、上記従来例2は、限定なしの各種デ
ィスプレイ装置と潜在的に互換性のあるディスプレイア
ダプタを有するディスプレイシステムを提供することを
目的としている。
【0014】そして、図10に示すように、ディスプレ
イ装置88と、ディスプレイアダプタ92と、両者を接
続する出力ポート94とを含むディスプレイシステム
が、さらに、ディスプレイ装置88に配置され、複数の
制御コードの形式で制御データを記憶する持久記憶装置
9と、ディスプレイアダプタ92によって発生した指令
信号に応答して記憶装置9と出力ポート94との間で制
御コードを通信する通信ロジック95とを含むことを特
徴としている。
【0015】この通信ロジック95は、ディスプレイ装
置88と出力ポート94との間で制御コードを通信する
シリアルリンク3と、ディスプレイ装置88に配置さ
れ、記憶装置9とシリアルリンク3との間で制御コード
を通信する装置ロジック97と、ディスプレイアダプタ
92に配置され、シリアルリンク3とディスプレイアダ
プタ92との間で制御コードを通信するアダプタロジッ
ク96とを含んでいる。
【0016】また、上記従来例3は、図11に示される
ように、サーバからSTU(Set Top Unit)に送信され
たデータのネットワークユニットへの転送を可能にする
双方向テレビジョン受信装置に関するものである。
【0017】すなわち、この従来例3の発明以前では、
サーバからSTUに大容量のデータをダウンロードする
場合、STUでは、ネットワーク上から受け取ったデー
タを必ず第2のメモリに格納する。このため、第2のメ
モリから第1のメモリにデータを転送する必要が発生す
るが、公的規格の規定するレベルBの構成では、第2の
メモリから第1のメモリにデータ転送を行なう経路を規
定しておらず、データ転送ができないという問題点があ
った。
【0018】従来例3の発明は、このような問題点を解
決するためになされたもので、サーバから大容量のアプ
リケーションをダウンロードする必要が発生した場合に
おいて、サーバから送信されて第2のメモリに格納され
たアプリケーションデータを第1のメモリに転送するこ
とを可能にする双方向テレビジョン受信装置を得ること
を目的としている。
【0019】この従来例3に係る双方向テレビジョン受
信装置においては、情報を蓄積したサーバから送信され
てくるアプリケーションソフト等の大容量の情報が、一
旦第2のメモリに蓄えられ、再び第1のメモリに転送さ
れる場合、情報が一度ATM(Asynchronous Transfer
Mode)セルに変換され、ATMセルバスを経由してAT
Mセル/データ変換部に送信された後、簡易なATMデ
ータ組み立て手順でATMセルからデータに変換され、
第1のマイクロプロセッサの制御により第1のメモリに
転送されて格納されるように構成している。
【0020】第1のメモリは、入出力ポートを2つ有す
るメモリであってもよく、ATMセル/データ変換部か
ら第1のメモリへのデータ転送専用経路を備え、第2の
メモリに蓄えられた情報が第1のメモリに転送される場
合、第1のマイクロプロセッサの介在なしに、ATMセ
ル/データ変換部から第1のメモリにデータ転送専用経
路を用いてデータ転送が行なわれ、格納されるように構
成されている。
【0021】また、第2のメモリに蓄えられた情報が第
1のメモリに転送される場合、第2のI2C(Inter In
tegrated Circuit)コントローラ及びI2Cバスを経由
し第1のI2Cコントローラを通してI2C転送手順で
データが送信され、第1のマイクロプロセッサに制御さ
れて第1のメモリに転送され、格納されるように構成し
ている。
【0022】また、上記従来例4は、図12に示すよう
に、USB(Universal Serial Bus)コネクタに接続さ
れたホストコンピュータ2とデータ通信を行なうASI
C(Application Spacific Integrated Circuit)4
と、マイクロコンピュータ3と、一方のデータライン4
1に接続されたプルアップ抵抗8と、電源回路5とを備
え、スリープモードの設定が可能なデジタルカメラ1に
おいて、ホストコンピュータ2の電源出力端子23を接
続すべき電源入力端子13と、プルアップ抵抗8への電
力供給をオン/オフするオン/オフスイッチ7とを備
え、マイクロコンピュータ3は、スリープモードが設定
されているときはオン/オフスイッチ7をオフとする一
方、電源入力端子13に電源出力端子23が接続された
状態が検出されたとき、スリープモードを解除するとと
もに、オン/オフスイッチ7をオンに切り換える。
【0023】この従来例4に係る電子機器は、複数台の
周辺機器を共通に接続することが可能な共通コネクタを
備えるとともに、この共通コネクタに接続された情報処
理機器とデータ通信を行なって所定の機能を発揮すべき
データ処理回路と、このデータ処理回路の動作を制御す
る制御回路と、データ処理回路と共通コネクタとの間を
繋ぐ一対の正負データラインのうち、一方のデータライ
ンに接続されたプルアップ抵抗と、データ処理回路、制
御回路及びプルアップ抵抗に電力を供給すべき電源回路
とを備えている。
【0024】また、電源回路から制御回路に必要な電力
を供給するとともに、データ処理回路への電力供給を制
限して、その一部もしくは全部の機能を停止させるスリ
ープモードの設定が可能である。
【0025】この従来例4に係る電子機器は、さらに、
情報処理機器に設けられた電源出力端子を接続すべき電
源入力端子と、この電源入力端子に電源出力端子が接続
された状態を検出する接続検出手段と、電源回路からプ
ルアップ抵抗への電力の供給をオン/オフするオン/オ
フ手段とを備え、制御回路は、スリープモードが設定さ
れている期間はオン/オフ手段をオフとする。また、上
記接続検出手段によって接続状態が検出されたとき、ス
リープモードが設定されている場合はスリープモードを
解除するとともに、オン/オフ手段をオン状態に切り換
えることを特徴としている。
【0026】また、上記従来例5には、ホストからディ
スプレイに大容量の画像データの転送する方法と、その
伝送路を用いて逆の方向に小容量データを伝送する実現
方法とが提示されており、デジタルAV信号の伝送と双
方向通信バスの利用方法とが開示されている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】まず、従来例1では、
入力部11に機器が新たに接続されたとしても、入力部
12に機器が接続されていれば、入力部12の機器のみ
選択される構成である。また、入力部12の端子側機器
の映像や音声信号を伝送し出力端16に出力するにあた
って、出力端16の出力を受け処理する信号処理回路等
の電源を操作してはいない。また、受け側が、入力部1
2の機器に優先して入力部11の機器を選択するように
切り換えができず、まして、受け側が、入力部11,1
2に接続された機器の電源やその他の操作を行なうこと
ができない。
【0028】また、従来例2では、従来例1の場合と同
様に、ディスプレイ装置88側の命令でディスプレイア
ダプタ92側の制御を行なうことができず、例えばDV
D(Digital Versatile Disk)プレーヤが接続されたT
V側で、DVDプレーヤを操作することができない。
【0029】さらに、例えば、AVデータの伝送にあた
っては、その著作権保護のためにスクランブル処理が施
される場合があり、このスクランブル処理を従来例2に
当てはめて説明すると、ディスプレイアダプタ92側の
スクランブルキーとディスプレイ装置88側のスクラン
ブルキーとを共通値となすための認証やキー値の検査が
ディスプレイアダプタ92の命令で行なわれ、この場
合、ディスプレイアダプタ92とそれにシリアルリンク
3を介して接続されたディスプレイ装置88との各々の
スクランブル回路が、ある規定期間毎に通信制御され
る。
【0030】このような認証や検査は、ある規定時間内
に処理を終了しなければならない場合が多く、例えばデ
ィスプレイアダプタ92と接続されたディスプレイ装置
88側でディスプレイアダプタ92の操作を行なうとす
ると、ディスプレイアダプタ92側で行なわれている認
証処理を遅延させたりできない問題が発生する。
【0031】また、従来例3では、双方向バスを切り換
えてはいるが、例えば1つの受信装置と2つの入力ソー
スとをそれぞれ選択的に双方向結合するようなバスの切
り換えができるわけではない。さらに、従来例4では、
電子スチルカメラの操作によって、ホスト側の電源等の
制御を行なうことはできない。
【0032】そして、従来例5では、双方向通信バスを
用いて、表示装置側からホスト側にデータを送り、画像
伝送の同期をとる方法が示されているが、従来例2で述
べたのと同様に、例えばAVデータの伝送にあたってそ
の著作権保護のためにスクランブル処理が施される場合
があり、このスクランブル処理を従来例5に当てはめて
説明すると、ホスト側のスクランブルキーとパネル側の
スクランブルキーとを共通値となすための認証やキー値
の検査がホスト側の命令で行なわれ、この場合、ホスト
側とそれに双方向通信ラインであるDDCラインを介し
て接続されたパネル側との各々のスクランブル回路が、
ある規定期間毎に通信制御される。
【0033】このような認証や検査は、ある規定時間内
に処理を終了しなければならない場合が多く、例えばホ
スト側と接続されたパネル側でホスト側の操作を行なう
とすると、ホスト側で行なわれている認証処理を遅延さ
せたりできない問題が発生する。
【0034】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、画像表示機能を有する機器を含む複数の
AV機器を接続し、画像表示機能を有するAV機器と他
のAV機器との相互間で電源やデータ転送等を制御可能
として、ユーザの利便性を向上させ得るようにした極め
て良好なデジタルAV伝送線路で結合されたデジタルA
V装置及びそれらの制御方法を提供することを目的とす
る。
【0035】具体的に言えば、例えば、DVDプレーヤ
とSTB(Set Top Box)とをTV受信機に接続したシ
ステムにおいて、TV受信機の主電源がオフの状態でユ
ーザがDVDプレーヤを再生操作した場合に、TV受信
機の電源が自動的に投入されるとともに、TV受信機と
DVDプレーヤとが自動的に接続状態になるように制御
して、ユーザの利便性を向上させるようにしている。
【0036】また、逆に、例えば、DVDプレーヤとS
TBとをTV受信機に接続したシステムにおいて、ST
Bの主電源がオフの状態で、ユーザがTV受信機の電源
をオンにするとともに、TV受信機とSTBとを接続す
るように切り換えた場合に、STBの電源が自動的に投
入されるように制御して、ユーザの利便性を向上させる
ようにしている。
【0037】さらに、上記した従来例3のように、ディ
スプレイアダプタ92の命令で、シリアルリンク3を介
してディスプレイ装置88の記憶装置9に制御コードを
通信することだけでなく、TV受信機(ディスプレイ装
置)側の命令で、例えば接続されたSTBのチャンネル
を変更する等、ユーザがTV受信機側の操作のみでST
B等を操作できるように制御して、ユーザの利便性を向
上させるようにしている。
【0038】上記のような制御を実施するにあたって、
DVDプレーヤとTV受信機とを接続するデジタル伝送
線路、STBとTV受信機とを接続するデジタル伝送線
路、DVDプレーヤを介してSTBとTV受信機とを接
続するデジタル伝送線路等に対しては、LDVSやTM
DS等の技術を用いた伝送線路規格が用いられる。
【0039】また、上記した各デジタル伝送線路を用い
たデータ伝送時における著作権保護のためのスクランブ
ル処理方法と、その共通鍵を得る認証手続とには、HD
CP(High−Banwidth Digital Copy Protection)の技
術を用いた伝送線路規格が用いられる。
【0040】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデジタル
AV伝送線路で結合されたデジタルAV装置は、画像表
示機能を有する第1のAV機器に対して、AV信号を出
力可能な複数の第2のAV機器が、AVライン、双方向
バスライン、パワーオンライン及びホットプラグライン
を介して、選択的に接続されるように切り替える切替手
段と、複数の第2のAV機器のうち、パワーオンライン
がアクティブ状態になされた第2のAV機器を、第1の
AV機器に接続するように切替手段を制御するととも
に、第1のAV機器に対してその電源を投入するように
制御を行なう制御手段とを備えるようにしたものであ
る。
【0041】また、この発明に係るデジタルAV伝送線
路で結合されたデジタルAV装置の制御方法は、画像表
示機能を有する第1のAV機器に対して、AV信号を出
力可能な複数の第2のAV機器が、AVライン、双方向
バスライン、パワーオンライン及びホットプラグライン
を介して、選択的に接続されるように切り替える際に、
複数の第2のAV機器のうち、パワーオンラインがアク
ティブ状態になされた第2のAV機器を、第1のAV機
器に接続するように切り替え制御を行なうとともに、第
1のAV機器に対してその電源を投入するように制御を
行なうようにしている。
【0042】上記のような構成及び方法によれば、画像
表示機能を有する機器を含む複数のAV機器を接続し、
画像表示機能を有するAV機器と他のAV機器との相互
間で電源やデータ転送等が制御可能となるので、ユーザ
の利便性を向上させることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図1を用い
て第1の実施の形態であるデジタル映像・音声信号(以
下AV信号という)の伝送を行なうためのシステム構成
を説明する。
【0044】AV信号を送り出す装置(ソース)は、D
VDプレーヤ(DVD5)、セットトップボックス(S
TB6)であり、AV信号を受け取る装置(シンク)
は、TV受信機(TV8)である。
【0045】DVDプレーヤ(DVD5)とTV受信機
(TV8)との間は、AV信号を伝送するデジタルAV
ライン(AV1)と、DVDプレーヤ(DVD5)の送
信状態または送信可能状態を示すパワーオンライン(P
W1)と、TV受信機(TV8)の受信状態または受信
可能状態を示すホットプラグライン(HOT1)とで接
続されている。
【0046】セットトップボックス(STB6)とTV
受信機(TV8)との間は、AV信号を伝送するデジタ
ルAVライン(AV2)と、セットトップボックス(S
TB6)の送信状態または送信可能状態を示すパワーオ
ンライン(PW2)と、TV受信機(TV8)の受信状
態または受信可能状態を示すホットプラグライン(HO
T2)とで接続されている。
【0047】DVDプレーヤ(DVD5)、セットトッ
プボックス(STB6)、TV受信機(TV8)は、そ
れぞれ内蔵されたマイクロコンピュータ1,2,3によ
って、各々の装置内の状態検出と制御とが行なわれると
ともに、上記したパワーオンライン(PW1,PW2)
とホットプラグライン(HOT1,HOT2)の状態が
検出され、また操作制御されている。
【0048】DVDプレーヤ(DVD5)内のマイクロ
コンピュータ1は、パワーオンライン(PW1)のレベ
ル状態を制御し、また、ホットプラグライン(HOT
1)のレベル状態を検出している。そして、主電源1や
再生処理回路1等を制御している。この主電源1は、D
VDプレーヤ(DVD5)のスリープ機能部分を除いた
部分に供給される電源である。
【0049】また、DVDプレーヤ(DVD5)内の再
生処理回路1で再生されたデジタルAV信号は、デジタ
ルAVライン(AV1)で伝送するための規定の信号形
式に変換し送出するトランスミッタ(Tx1)を介し
て、デジタルAVライン(AV1)に送出されている。
【0050】セットトップボックス(STB6)内のマ
イクロコンピュータ2は、パワーオンライン(PW2)
のレベル状態を制御し、また、ホットプラグライン(H
OT2)のレベル状態を検出している。そして、主電源
2や受信処理回路2等を制御している。この主電源2
は、セットトップボックス(STB6)のスリープ機能
部分を除いた部分に供給される電源である。
【0051】また、セットトップボックス(STB6)
内の受信処理回路2からのデジタルAV信号は、デジタ
ルAVライン(AV2)で伝送するための規定の信号形
式に変換し送出するトランスミッタ(Tx2)を介し
て、デジタルAVライン(AV2)に送出されている。
【0052】TV受信機(TV8)内のマイクロコンピ
ュータ3は、各ホットプラグライン(HOT1,HOT
2)を制御し、DVDプレーヤ(DVD5)のデジタル
AVライン(AV1)と、セットトップボックス(ST
B6)のデジタルAVライン(AV2)とを選択するス
イッチ(SW1)を切り換え制御し、各パワーオンライ
ン(PW1,PW2)の状態を検出する。
【0053】また、TV受信機(TV8)は、DVDプ
レーヤ(DVD5)からデジタルAVライン(AV1)
を経由して受信したデジタルAV信号を、デジタルAV
ライン(AV1)で伝送するための規定の信号形式から
元のデジタルAV信号に変換するレシーバ(Rx1)
と、セットトップボックス(STB6)からデジタルA
Vライン(AV2)を経由して受信したデジタルAV信
号を、デジタルAVライン(AV2)で伝送するための
規定の信号形式から元のデジタルAV信号に変換するレ
シーバ(Rx2)と、スイッチ(SW1)によって選択
されたデジタルAVライン(AV1,AV2)を介して
伝送されてきたデジタルAV信号(AV3)を表示させ
るための信号処理回路3及び表示処理回路1とを備えて
いる。
【0054】なお、図1では、DVDプレーヤ(DVD
5)とセットトップボックス(STB6)との2台のA
V機器が、TV受信機(TV8)に接続されている例を
示したが、TV受信機(TV8)に接続されるAV機器
の数は3台以上でもよいことはもちろんである。
【0055】また、TV受信機(TV8)の信号処理回
路3や表示処理回路1には、TV受信機(TV8)自体
が受信した番組の表示と、図1中のAV信号(AV3)
の表示との切り替え機能が、一般のTV受信機と同様に
備えられているが、その記載は省略している。
【0056】図2は、図1の変形例を示すもので、DV
Dプレーヤ(DVD5)とセットトップボックス(ST
B6)とを選択的にTV受信機(TV8)に切り替え接
続するための切替器(SW11)を、TV受信機(TV
8)から分離させた例を示している。
【0057】すなわち、図2において、図1と同一部分
に同一符号を付して説明すると、このシステムは、DV
Dプレーヤ(DVD5)、セットトップボックス(ST
B6)、切替器(SW11)及びTV受信機(TV8)
とで構成されている。
【0058】DVDプレーヤ(DVD5)と切替器(S
W11)、セットトップボックス(STB6)と切替器
(SW11)との各接続は、図1と同様であるのでその
説明を省略する。また、DVDプレーヤ(DVD5)と
セットトップボックス(STB6)からは、トランスミ
ッタ(Tx1,Tx2)の記載は省略している。
【0059】TV受信機(TV8)は、1つのAV信号
端子(PORT3)のみでデジタルAV信号を受けてい
て、図1と異なる部分は、デジタルAV信号を切り替え
るスイッチ(SW1)がなく、また、パワーオンライン
(PW3)とホットプラグライン(HOT3)が1つづ
つ存在することである。なお、図2では、TV受信機
(TV8)にあるレシーバの、また切替器(SW11)
にあるレシーバの記載は省略している。
【0060】切替器(SW11)は、DVDプレーヤ
(DVD5)のデジタルAVライン(AV1)を伝送さ
れてくるデジタルAV信号と、セットトップボックス
(STB6)のデジタルAVライン(AV2)を伝送さ
れてくるデジタルAV信号とを選択するスイッチ(SW
1)を切り替え制御し、選択されたデジタルAV信号を
デジタルAVライン(AV3)に出力している。
【0061】また、この切替器(SW11)は、図1に
示したTV受信機(TV8)での信号処理回路3及び表
示処理回路1がなく、デジタルAV信号を送出する端子
(PORT W)を介してTV受信機(TV8)のAV
信号端子(PORT3)と接続されている。この場合、
パワーオンライン(PW3)とホットプラグライン(H
OT3)とが切替器(SW11)のマイクロコンピュー
タ4に接続されていることが追加されている。スイッチ
(SW1)で切り替えられたAV信号(AV3)は、送
り出しのためにトランスミッタが同様に必要であるが、
その記載は省略している。
【0062】切替器(SW11)内のマイクロコンピュ
ータ4は、パワーオンライン(PW3)とホットプラグ
ライン(HOT1,HOT2)とを制御し、パワーオン
ライン(PW1,PW2)とホットプラグライン(HO
T3)の状態を検出し、デジタルAVライン(AV1,
AV2)を選択するスイッチ(SW1)を切り替え制御
する。
【0063】図3は、図1の他の変形例を示すもので、
DVDプレーヤ(DVD5)とセットトップボックス
(STB6)とを選択的にTV受信機(TV8)に切り
替え接続するためのスイッチ(SW1)を、DVDプレ
ーヤ(DVD5)に内蔵させた例を示している。
【0064】すなわち、図3において、図1と同一部分
に同一符号を付して説明すると、このシステムは、スイ
ッチ(SW1)が内蔵されているDVDプレーヤ(DV
D5)、セットトップボックス(STB6)及びTV受
信機(TV8)とで構成されている。
【0065】図2との相違点は、図2では、DVDプレ
ーヤ(DVD5)とスイッチ(SW1)とが別装置で、
デジタルAVライン(AV1)、パワーオンライン(P
W1)及びホットプラグライン(HOT1)で結合され
ていたが、図3では、DVDプレーヤ(DVD5)とス
イッチ(SW1)とが一体となっており、各ライン(A
V1,PW1,HOT1)との結合の端子(PORT
1)はない。その他は、図2と同様である。
【0066】図2及び図3においても、TV受信機(T
V8)の信号処理回路3や表示処理回路1には、TV受
信機(TV8)自体が受信した番組の表示と、図1中の
AV信号(AV3)の表示との切り替え機能が、一般の
TV受信機と同様に備えられているが、その記載は省略
している。
【0067】ここで、図4を用いて、図2に示した例で
の切替器(SW11)の切り替え動作について説明す
る。
【0068】1. 今、DVDプレーヤ(DVD5)と
TV受信機(TV8)とが切替器(SW11)を介して
接続され、DVDプレーヤ(DVD5)からの再生出力
がTV表示されており、セットトップボックス(STB
6)は、主電源2がオフでスリープ状態とする。すなわ
ち、パワーオンライン(PW1)とパワーオンライン
(PW3)、ホットプラグライン(HOT1)とホット
プラグライン(HOT3)とがアクティブで、パワーオ
ンライン(PW2)とホットプラグライン(HOT2)
とがノンアクティブであるとする。
【0069】2. 次に、ユーザがあるチャンネル番組
を視聴するためにセットトップボックス(STB6)の
主電源2をオンにしたとする。図4では、端子(POR
T2)のパワーオンライン(PW2)がアクティブにな
る。
【0070】3. そうすると、切替器(SW11)の
マイクロコンピュータ4は、端子(PORT2)のパワ
ーオンライン(PW2)がアクティブになったことを認
識し、端子(PORT W)のパワーオンライン(PW
3)をノンアクティブとする。
【0071】4. TV受信機(TV8)のマイクロコ
ンピュータ3は、端子(PORTW)のパワーオンライ
ン(PW3)がノンアクティブに変化したことを受け
て、ホットプラグライン(HOT3)を一旦ノンアクテ
ィブとした後、再度アクティブにする。
【0072】5. 切替器(SW11)のマイクロコン
ピュータ4は、ホットプラグライン(HOT3)が一旦
ノンアクティブとなった後、再度アクティブになったこ
とを認識して、端子(PORT2)のホットプラグライ
ン(HOT2)をアクティブとする。この場合、切替器
(SW11)のマイクロコンピュータ4は、同時に、ス
イッチ(SW1)を接点b側に切り替え、端子(POR
T1)のホットプラグライン(HOT1)をノンアクテ
ィブとし、端子(PORT W)のパワーオンライン
(PW3)をアクティブとする。
【0073】6. DVDプレーヤ(DVD5)のマイ
クロコンピュータ1は、端子(PORT D)のホット
プラグライン(HOT1)がノンアクティブであること
を検出して、主電源1をオフにして、パワーオンライン
(PW1)をノンアクティブにする。なお、主電源1を
オフにして、パワーオンライン(PW1)をノンアクテ
ィブにすることを任意であるが、次に、TV受信機(T
V8)側にアクティブになったことを知らせるために
は、パワーオンライン(PW1)をアクティブにするこ
との準備が必要となる。
【0074】7. セットトップボックス(STB6)
のマイクロコンピュータ2は、端子(PORT S)の
ホットプラグライン(HOT2)がアクティブであるこ
とを検出し、デジタルAV信号の伝送を開始する。これ
は、ホットプラグライン(HOT2)をアクティブにし
た時点で伝送を開始しても良い。
【0075】次に、図1に示した例でのスイッチ(SW
1)の切り替え動作について説明する。
【0076】1. 今、DVDプレーヤ(DVD5)と
TV受信機(TV8)とが接続され、DVDプレーヤ
(DVD5)からの再生出力がTV表示されており、セ
ットトップボックス(STB6)は、主電源2がオフで
スリープ状態とする。すなわち、パワーオンライン(P
W1)とホットプラグライン(HOT1)とがアクティ
ブで、パワーオンライン(PW2)とホットプラグライ
ン(HOT2)とがノンアクティブであるとする。
【0077】2. 次に、ユーザがあるチャンネル番組
を視聴するためにセットトップボックス(STB6)の
主電源2をオンにしたとする。セットトップボックス
(STB6)のマイクロコンピュータ2は、端子(PO
RT S)のパワーオンライン(PW2)をアクティブ
にする。
【0078】3. TV受信機(TV8)のマイクロコ
ンピュータ3は、端子(PORT2)のホットプラグラ
イン(HOT2)をアクティブとする。この場合、TV
受信機(TV8)のマイクロコンピュータ3は、同時
に、スイッチ(SW1)を接点b側に切り替え、端子
(PORT1)のホットプラグライン(HOT1)をノ
ンアクティブとする。
【0079】4. DVDプレーヤ(DVD5)のマイ
クロコンピュータ1は、端子(PORT D)のホット
プラグライン(HOT1)がノンアクティブであること
を検出して、主電源1をオフにして、パワーオンライン
(PW1)をノンアクティブにする。なお、主電源1を
オフにして、パワーオンライン(PW1)をノンアクテ
ィブにすることを任意であるが、次に、TV受信機(T
V8)側にアクティブになったことを知らせるために
は、パワーオンライン(PW1)をアクティブにするこ
との準備が必要となる。
【0080】5. セットトップボックス(STB6)
のマイクロコンピュータ2は、端子(PORT S)の
ホットプラグライン(HOT2)がアクティブであるこ
とを検出し、デジタルAV信号の伝送を開始する。これ
は、ホットプラグライン(HOT2)をアクティブにし
た時点で伝送を開始しても良い。
【0081】6. 上記ステップ1の状態から、TV受
信機(TV8)側が、セットトップボックス(STB
6)を選択する場合は、ステップ2を省略してステップ
3から開始される。
【0082】次に、図3に示した例でのスイッチ(SW
1)の切り替え動作について説明する。
【0083】1. 今、DVDプレーヤ(DVD5)と
TV受信機(TV8)とが接続され、DVDプレーヤ
(DVD5)からの再生出力がTV表示されており、セ
ットトップボックス(STB6)は、主電源2がオフで
スリープ状態とする。すなわち、パワーオンライン(P
W3)とホットプラグライン(HOT3)とがアクティ
ブで、パワーオンライン(PW2)とホットプラグライ
ン(HOT2)とがノンアクティブであるとする。
【0084】2. 次に、ユーザがあるチャンネル番組
を視聴するためにセットトップボックス(STB6)の
主電源2をオンにしたとする。セットトップボックス
(STB6)のマイクロコンピュータ2は、端子(PO
RT S)のパワーオンライン(PW2)をアクティブ
にする。
【0085】3. そうすると、DVDプレーヤ(DV
D5)のマイクロコンピュータ1は、端子(PORT
2)のパワーオンライン(PW2)がアクティブになっ
たことを認識し、端子(PORT W)のパワーオンラ
イン(PW3)をノンアクティブとする。
【0086】4. TV受信機(TV8)のマイクロコ
ンピュータ3は、端子(PORT3)のパワーオンライ
ン(PW3)がノンアクティブに変化したことを受け
て、ホットプラグライン(HOT3)を一旦ノンアクテ
ィブとした後、再度アクティブにする。
【0087】5. DVDプレーヤ(DVD5)のマイ
クロコンピュータ1は、ホットプラグライン(HOT
3)が一旦ノンアクティブとなった後、再度アクティブ
になったことと、パワーオンライン(PW2)がアクテ
ィブであることとを認識して、端子(PORT2)のホ
ットプラグライン(HOT2)をアクティブとする。こ
の場合、DVDプレーヤ(DVD5)のマイクロコンピ
ュータ1は、同時に、スイッチ(SW1)を接点b側に
切り替える。
【0088】6. DVDプレーヤ(DVD5)のマイ
クロコンピュータ1は、主電源1をオフにする。
【0089】7. セットトップボックス(STB6)
のマイクロコンピュータ2は、端子(PORT S)の
ホットプラグライン(HOT2)がアクティブであるこ
とを検出し、デジタルAV信号の伝送を開始する。これ
は、ホットプラグライン(HOT2)をアクティブにし
た時点で伝送を開始しても良い。
【0090】8. 次に、上記ステップ7の状態から、
ユーザの選択等を起因として、DVDプレーヤ(DVD
5)の主電源1がオンとなり再生を開始したとすると、
上記ステップ3の処理を実行する。その後、ステップ4
の処理が実行され、ステップ5では、端子(PORT
2)のホットプラグライン(HOT2)をノンアクティ
ブとなし、スイッチ(SW1)が接点a側に切り替えら
れる。
【0091】上記した第1の実施の形態では、DVDプ
レーヤ(DVD5)及びセットトップボックス(STB
6)のどちらかとTV受信機(TV8)とが接続され
て、画像表示をしている途中で、別のソース装置が起点
となってそのソース装置に切り替える動作について述べ
たが、DVDプレーヤ(DVD5)及びセットトップボ
ックス(STB6)が停止している状態から、どちらか
のソース装置が起点となって動作を開始する場合も同様
に説明することができる。
【0092】また、TV受信機(TV8)の表示側を起
点としてソースの切り替えや、主電源をオンにする手続
は、例えば、図2のような接続関係である場合に、セッ
トトップボックス(STB6)をオンとさせるには、ホ
ットプラグラインやパワーオンラインだけではできず、
TV受信機(TV8)側からの指示命令の通信を基本と
して含むことになる。図1の構成ではその限りではな
い。
【0093】これに対し、DVDプレーヤ(DVD5)
やセットトップボックス(STB6)のどちらかとTV
受信機(TV8)が再生や受信及び表示をしている途中
で、TV受信機(TV8)側からそのデジタルAV信号
を送出しているソースの電源をオフにすることは、上記
の手続の方法に含まれている。
【0094】上記の例のように、パワーオンラインとホ
ットプラグラインとは、途中にマイクロコンピュータ4
が介在されたとしても、あたかも素通りしたような概念
での動作が行なわれるようにしている。
【0095】次に、図5を用いて第2の実施の形態であ
るデジタル映像・音声信号(以下AV信号という)の伝
送を行なうためのシステム構成を説明する。
【0096】AV信号を送り出す装置(ソース)は、D
VDプレーヤ(DVD5)、セットトップボックス(S
TB6)であり、AV信号を受け取る装置(ソース)
は、TV受信機(TV8)で、両者の間には、AV信号
の切り替え及び双方向通信バスの切り替えを行なう切替
器(SW11)がある。
【0097】DVDプレーヤ(DVD5)と切替器(S
W11)との間は、AV信号を伝送するデジタルAVラ
イン(AV1)と、DVDプレーヤ(DVD5)の送信
状態または送信可能状態を示すパワーオンライン(PW
1)と、切替器(SW11)の受信状態または受信可能
状態を示すホットプラグライン(HOT1)と、双方向
通信バス(BUS1)とで接続されている。
【0098】セットトップボックス(STB6)と切替
器(SW11)との間は、AV信号を伝送するデジタル
AVライン(AV2)と、セットトップボックス(ST
B6)の送信状態または送信可能状態を示すパワーオン
ライン(PW2)と、切替器(SW11)の受信状態ま
たは受信可能状態を示すホットプラグライン(HOT
2)と、双方向通信バス(BUS2)とで接続されてい
る。
【0099】切替器(SW11)とTV受信機(TV
8)との間は、AV信号を伝送するデジタルAVライン
(AV3)と、切替器(SW11)の送信状態または送
信可能状態を示すパワーオンライン(PW3)と、TV
受信機(TV8)の受信状態または受信可能状態を示す
ホットプラグライン(HOT3)と、双方向通信バス
(BUS3)とで接続されている。
【0100】DVDプレーヤ(DVD5)、セットトッ
プボックス(STB6)、TV受信機(TV8)、切替
器(SW11)は、それぞれマイクロコンピュータ1,
2,3,4を内蔵し、各々の装置内の状態検出と制御と
を行なっているとともに、前述したそれぞれのパワーオ
ンラインとホットプラグラインの状態を検出し、また操
作制御している。同時に、双方向通信バス(BUS1,
BUS2,BUS3)のそれぞれと直接的あるいは間接
的に接続されている。
【0101】DVDプレーヤ(DVD5)内のマイクロ
コンピュータ1は、パワーオンライン(PW1)のレベ
ル状態を制御し、また、ホットプラグライン(HOT
1)のレベル状態を検出している。そして、図示しない
主電源や再生処理回路1等を制御している。この主電源
は、DVDプレーヤ(DVD5)のスリープ機能部分を
除いた部分に供給される電源である。
【0102】DVDプレーヤ(DVD5)内には、著作
権保護のためのSCR(scramble)処理回路1や、その
共通鍵を得るための認証処理回路1を含んでいる。マイ
クロコンピュータ1は、同時に、双方向通信バス(BU
S1)を介してTV受信機(TV8)との認証処理を行
なっている。
【0103】DVDプレーヤ(DVD5)内には、双方
向通信バス(BUS1)を介して入力されるTV受信機
(TV8)からの指示命令で、そのデータがアクセスさ
れるTV受信機(TV8)の表示特性等のデータを保持
するメモリ1があり、TV受信機(TV8)側は、この
メモリ1や再生処理回路1(あるいはマイクロコンピュ
ータ1)等をアクセスする部分を含んでいる。
【0104】また、DVDプレーヤ(DVD5)では、
再生処理回路1で再生され、SCR処理回路1でスクラ
ンブル処理されたデジタルAV信号を、デジタルAVラ
イン(AV1)で伝送するための規定の信号形式に変換
し送出するトランスミッタを介して、デジタルAVライ
ン(AV1)に送出しているが、このトランスミッタに
ついては記載を省いている。
【0105】セットトップボックス(STB6)内のマ
イクロコンピュータ2は、パワーオンライン(PW2)
のレベル状態を制御し、ホットプラグライン(HOT
2)のレベルを検出している。そして、図示しない主電
源や受信処理回路2等を制御している。この主電源は、
セットトップボックス(STB6)のスリープ機能部分
を除いた部分に供給される電源である。
【0106】セットトップボックス(STB6)内に
は、著作権保護のためのSCR処理回路2や、その共通
鍵を得るための認証処理回路2を含んでいる。マイクロ
コンピュータ2は、同時に、双方向通信バス(BUS
2)を介してTV受信機(TV8)との認証処理を行な
っている。
【0107】セットトップボックス(STB6)内に
は、双方向通信バス(BUS2)を介して入力されるT
V受信機(TV8)からの指示命令で、そのデータがア
クセスされるTV受信機(TV8)の表示特性等のデー
タを保持するメモリ2があり、TV受信機(TV8)側
は、このメモリ2や受信処理回路2(あるいはマイクロ
コンピュータ2)等をアクセスする部分を含んでいる。
【0108】また、セットトップボックス(STB6)
では、受信処理回路2で受信され、SCR処理回路2で
スクランブル処理されたデジタルAV信号を、デジタル
AVライン(AV2)で伝送するための規定の信号形式
に変換し送出するトランスミッタを介して、デジタルA
Vライン(AV2)に送出しているが、このトランスミ
ッタについては記載を省いている。
【0109】切替器(SW11)は、DVDプレーヤ
(DVD5)のデジタルAVライン(AV1)とセット
トップボックス(STB6)のデジタルAVライン(A
V2)とを選択するスイッチ(SW1)と、DVDプレ
ーヤ(DVD5)の双方向通信バス(BUS1)とセッ
トトップボックス(STB6)の双方向通信バス(BU
S2)とを選択するスイッチ(SW2)とを備えてい
る。
【0110】切替器(SW11)は、マイクロコンピュ
ータ4を内蔵しており、DVDプレーヤ(DVD5)、
セットトップボックス(STB6)、TV受信機(TV
8)とそれぞれ接続されたパワーオンライン(PW1,
PW2)やホットプラグライン(HOT3)の状態を検
出し、パワーオンライン(PW3)やホットプラグライ
ン(HOT1,HOT2)の状態を制御し、スイッチ
(SW1,SW2)を切り替えてデジタルAVライン
(AV3)にデータを送出し、双方向通信バス(BUS
3)との双方向通信相手(BUS1またはBUS2)を
選択している。
【0111】TV受信機(TV8)内のマイクロコンピ
ュータ3は、パワーオンライン(PW3)の状態を検出
し、ホットプラグライン(HOT3)を制御している。
また、このマイクロコンピュータ3は、表示特性あるい
は能力をコード化したデータを保存するメモリ3(これ
はマイクロコンピュータ3に内蔵されている場合もあ
る)のデータを読み取り、双方向通信バス(BUS3)
を介して、DVDプレーヤ(DVD5)のメモリ1ある
いはセットトップボックス(STB6)のメモリ2に対
して、書き込みや読み出しを行なっている。
【0112】さらに、このマイクロコンピュータ3は、
ユーザの指示を受けユーザに状態表示する操作IF(in
terface)3からの指示を受けて、双方向通信バス(B
US3)を介して、DVDプレーヤ(DVD5)のメモ
リ1、再生処理回路1、マイクロコンピュータ1自体、
セットトップボックス(STB6)のメモリ2、受信処
理回路2、マイクロコンピュータ2自体、切替器(SW
11)等に、その指示に対応するコードデータの書き込
み及び読み出しを行なう。
【0113】TV受信機(TV8)内には、著作権保護
のためのSCR処理回路3や、その共通鍵を得るための
認証処理回路3を含んでいる。この認証処理回路3は、
AV信号のソース側であるDVDプレーヤ(DVD5)
のマイクロコンピュータ1や、セットトップボックス
(STB6)のマイクロコンピュータ2がマスターとな
って制御している。
【0114】なお、TV受信機(TV8)内には、画像
表示を行なうための表示処理回路3も備えられている。
【0115】先に述べた図1や図3に対応する構成が図
5の構成で網羅されていることは、図1から図3及び図
4での説明で明らかであるので、記載説明を省略する。
また切替器(SW11)としては1階層のみ示し、ソー
スとしては2種を示したが、これに限定されるものでは
ない。
【0116】ここで、図6を用いて、図5に示した例で
の切替器(SW11)の切り替え動作について説明す
る。
【0117】1. 今、DVDプレーヤ(DVD5)と
TV受信機(TV8)とが切替器(SW11)を介して
接続され、DVDプレーヤ(DVD5)からの再生出力
がTV表示されており、セットトップボックス(STB
6)は、主電源がオフでスリープ状態とする。すなわ
ち、パワーオンライン(PW1)とパワーオンライン
(PW3)、ホットプラグライン(HOT1)とホット
プラグライン(HOT3)とがアクティブで、パワーオ
ンライン(PW2)とホットプラグライン(HOT2)
とがノンアクティブであるとする。
【0118】2. 次に、ユーザがあるチャンネル番組
を視聴するためにセットトップボックス(STB6)の
主電源をオンにしたとする。図6では、端子(PORT
2)のパワーオンライン(PW2)がアクティブにな
る。
【0119】3. そうすると、切替器(SW11)の
マイクロコンピュータ4は、端子(PORT2)のパワ
ーオンライン(PW2)がアクティブになったことを認
識し、端子(PORT W)のパワーオンライン(PW
3)をノンアクティブとする。
【0120】4. TV受信機(TV8)のマイクロコ
ンピュータ3は、端子(PORTW)のパワーオンライ
ン(PW3)がノンアクティブに変化したことを受け
て、ホットプラグライン(HOT3)を一旦ノンアクテ
ィブとした後、再度アクティブにする。
【0121】5. 切替器(SW11)のマイクロコン
ピュータ4は、ホットプラグライン(HOT3)が一旦
ノンアクティブとなった後、再度アクティブになったこ
とを認識して、端子(PORT2)のホットプラグライ
ン(HOT2)をアクティブとする。この場合、切替器
(SW11)のマイクロコンピュータ4は、パワーオン
ライン(PW2)がアクティブになっているので、パワ
ーオンライン(PW3)をアクティブにすると同時に、
スイッチ(SW2)を接点b側に切り替える。
【0122】6. TV受信機(TV8)のマイクロコ
ンピュータ3は、パワーオンライン(PW3)が変化し
たことを受けて、TV受信機(TV8)側からソースに
向けて双方向通信バス(BUS3)を介して、ソース側
のメモリ2にアクセスする。この通信では、メモリ3に
記載されている表示能力のデータがメモリ2に書き込ま
れているか否かの検査と、書き込まれていない場合に
は、メモリ3に記載されている表示能力のデータをメモ
リ2に書き込む動作とを行なう。この表示側からソース
側への表示側をマスターとした通信を行なうこと自体
は、プロトコルのルールとして規定する必要がある。こ
れを第1フェースと称する。
【0123】7. TV受信機(TV8)のマイクロコ
ンピュータ3は、上記ソース側のメモリ2の検査や表示
能力データの書き込みが終了したら、ホットプラグライ
ン(HOT3)を再びノンアクティブにする。
【0124】8. 切替器(SW11)のマイクロコン
ピュータ4は、ホットプラグライン(HOT3)がノン
アクティブとなったことを検出して、端子(PORT
2)のホットプラグライン(HOT2)をノンアクティ
ブにする。
【0125】9. セットトップボックス(STB6)
のマイクロコンピュータ2は、ホットプラグライン(H
OT2)がノンアクティブに変わったことを検出して、
上記ステップ6で書き込まれたメモリ2の表示能力デー
タに合わせて受信処理回路2の処置を行なった後、パワ
ーオンライン(PW2)をノンアクティブとする。
【0126】10. 切替器(SW11)のマイクロコ
ンピュータ4は、パワーオンライン(PW2)がノンア
クティブとなったことを検出して、パワーオンライン
(PW3)をノンアクティブにする。
【0127】11. TV受信機(TV8)のマイクロ
コンピュータ3は、端子(PORT3)のパワーオンラ
イン(PW3)がノンアクティブになったことを受け
て、再度、ホットプラグライン(HOT3)をアクティ
ブにする。
【0128】12. 切替器(SW11)のマイクロコ
ンピュータ4は、ホットプラグライン(HOT3)がア
クティブになったことを検出して、ホットプラグライン
(HOT2)をアクティブにし、ホットプラグライン
(HOT1)をノンアクティブにするとともに、スイッ
チ(SW1)を接点b側に切り替える。
【0129】13. セットトップボックス(STB
6)のマイクロコンピュータ2は、ホットプラグライン
(HOT2)がアクティブになったことを検出して、パ
ワーオンライン(PW2)をアクティブにするととも
に、TV受信機(TV8)の認証処理回路3との認証手
続を実行する。これ以降は、これらの規定例に従いセッ
トトップボックス(STB6)が制御のマスターとな
る。このソース側から表示側へのソース側をマスターと
した通信を行なうこと自体及び認証処理を行なうこと
は、プロトコルのルールとして規定する必要がある。こ
れを第2フェースと称する。
【0130】14. 切替器(SW11)のマイクロコ
ンピュータ4は、パワーオンライン(PW2)がアクテ
ィブになったことを検出して、パワーオンライン(PW
3)をアクティブにする。
【0131】15. DVDプレーヤ(DVD5)のマ
イクロコンピュータ1は、ホットプラグライン(HOT
1)がノンアクティブになったことを受けてパワーオン
ライン(PW1)をノンアクティブとし、AV信号の送
出を停止する。また、主電源を切る等の処理を行なう。
【0132】先に述べた従来例2では、表示装置の表示
能力を保持したメモリ3に相当するメモリを、セットト
ップボックス(STB6)のマイクロコンピュータ2に
相当する制御器がマスターとなってアクセスし、受信処
理回路2のパラメータ設定を行なっているのに対し、上
記した第2の実施の形態では、セットトップボックス
(STB6)のメモリ2に書き込まれるのは、セットト
ップボックス(STB6)とTV受信機(TV8)とが
接続されて最初の手続のときだけであるため、手続時間
が短くて済むという効果の他に、セットトップボックス
(STB6)は、AV信号を送出する前に表示装置側の
表示能力を調べておくことができるので、受信処理回路
2の設定を事前に決定できるので受信処理の応答が速く
できる特徴を持っている。
【0133】図7は、このような表示能力を示すデータ
の書き込まれたメモリ3のデータフォーマットを示して
いる。なお、他のメモリ1,2のデータフォーマット
は、メモリ3と同様であるため、その説明を省略する。
【0134】すなわち、メモリ3の最初の番地には、表
示装置のユニークなID(identify)が記録される。次
に、映像信号のフォーマットを表わすコードが書き込ま
れる。例えば、水平画素数720/垂直ライン数480
/30Hzインターレース、水平画素数720/垂直ラ
イン数480/60Hzプログレッシブや、水平画素数
1920/垂直ライン数1080/30Hzインターレ
ース等、映像信号のフォーマットを示すコードが記録さ
れる。
【0135】また、最後には、音声信号のフォーマット
を表わすコードが書き込まれる。例えば、リニアPCM
(Pulse Code Modulation)2CH(channel)か6CH
か、サンプリング周波数は48kHzか44.1kHz
か、サンプルデータのビット長は16ビットか20ビッ
トか24ビットか等を示すコードが、映像信号のフォー
マットを示すコードと合わせて書き込まれる。
【0136】TV受信機(TV8)は、セットトップボ
ックス(STB6)のメモリ2の最初の番地の表示装置
のユニークなIDを読み出して、自分のメモリ3のユニ
ークIDと照合する。一致していれば、上記ステップ6
の書き込みを省略して次の処理を実行する。
【0137】一方、セットトップボックス(STB6)
は、メモリ2に書き込んである表示能力のデータを基
に、受信処理回路2のパラメータを設定しておき、ID
を別に保持しておく。そして、上記ステップ9で書き込
みが終わった時点で、そのIDを見比べて同じならば、
受信処理回路2のパラメータの再度の設定を省略するこ
とができ、IDが変わっていれば、パラメータを再設定
する。
【0138】次に、図5に示す構成での、図6に示す初
期手続が終了した後、今、DVDプレーヤ(DVD5)
とTV受信機(TV8)とが切替器(SW11)を介し
て接続されて、DVDプレーヤ(DVD5)からの再生
出力がTV表示されている状態で、DVDプレーヤ(D
VD5)のマイクロコンピュータ1によって、認証処理
回路1とTV受信機(TV8)の認証処理回路3との間
での認証処理が終了し共通のキーが発生される。
【0139】そのキーを用いて、DVDプレーヤ(DV
D5)のSCR処理回路1によってスクランブルされた
AV信号は、そのキーを用いて、TV受信機(TV8)
のSCR処理回路3によってデスクランブルされる準備
が整う。この共通キーの計算は、ある規定時間に終了し
てしまわねばならない(プロトコル第2フェーズ)。
【0140】そのスクランブル開始の同期信号として
は、映像信号の水平同期信号や垂直同期信号等と同様
に、映像信号のフレームに合わせて規定されているスク
ランブル同期信号がある。DVDプレーヤ(DVD5)
のマイクロコンピュータ1によって、SCR処理回路1
のスクランブル開始を指示すると、SCR処理回路1は
上記スクランブル同期信号を起動し、次のAV信号のフ
レームからスクランブルを開始する。
【0141】TV受信機(TV8)のSCR処理回路3
は、そのAV信号フレーム中のスクランブル同期信号を
観測して、次のAV信号フレームからスクランブルを開
始する。
【0142】以降、DVDプレーヤ(DVD5)のマイ
クロコンピュータ1は、定期的に、DVDプレーヤ(D
VD5)のSCR処理回路1のスクランブルキーと、T
V受信機(TV8)のSCR処理回路3のデスクランブ
ルキーとが一致しているか否かを検査している。
【0143】スクランブルキー/デスクランブルキー自
体は秘密であるので、DVDプレーヤ(DVD5)のマ
イクロコンピュータ1が直接その値を読み出すことはで
きないが、SCR処理回路1,3が間接的な値を出して
くれるので、DVDプレーヤ(DVD5)のマイクロコ
ンピュータ1はそれを読み出して比較する。
【0144】ここでのポイントは、ソース側のマイクロ
コンピュータは、スクランブル/デスクランブルの位相
が一致しているか否かを定期的に認証処理を行ない、双
方向通信バスを占有することである。
【0145】他方で、ユーザがTV受信機(TV8)の
操作IF3を通して、DVDプレーヤ(DVD5)の簡
単な操作をできるように、TV受信機(TV8)のマイ
クロコンピュータ3に機能を盛り込むとき、この双方向
通信バスを利用してDVDプレーヤ(DVD5)のマイ
クロコンピュータ1や再生処理回路1をアクセスしたい
が、マイクロコンピュータ1,3の双方向通信バス使用
の競合が発生する。
【0146】このため、バスの調停を行なうが、一般の
バス調停では、相手の通信が終わるまでバスを開放する
ことはなく、上述したような共通キーを得るための認証
を規定時間以内に終了させることができるか否か、また
は、上述したような定期的な処理に悪影響を及ぼさない
か否かが、他のポイントである。これがプロトコルの第
3フェーズとなる。
【0147】図8は、上記第3フェーズのプロトコル概
要を説明している。
【0148】1. 今、DVDプレーヤ(DVD5)と
TV受信機(TV8)とが切替器(SW11)を介して
接続されて、DVDプレーヤ(DVD5)のマイクロコ
ンピュータ1によって、スクランブルキー/デスクラン
ブルキーが一致しているか否かの検証が定期的になされ
ているものとする。
【0149】図8に示す端子(PORT1)のデジタル
AVライン(AV1)からは、AV信号がF1,F2,
F3,……と映像信号のフレーム単位で送出されている
ことを示している。このフレーム単位のAV信号は、T
V受信機(TV8)の端子(PORT3)のデジタルA
Vライン(AV3)を伝送される。
【0150】セットトップボックス(STB6)も、端
子(PORT2)のデジタルAVライン(AV2)か
ら、AV信号をG1,G2,G3,……と映像信号のフ
レーム単位で送出しているかもしれないが、DVDプレ
ーヤ(DVD5)の送出しているF1,F2,F3,…
…なる映像信号のフレームとは、位相も周波数も一致し
ていない。
【0151】2. DVDプレーヤ(DVD5)のマイ
クロコンピュータ1によってスクランブルキー/デスク
ランブルキーが一致しているか否かの定期的検証を、F
1,F2,F3,F4の各AV信号フレームで行ない、
F5,F6,F7,F8の各AV信号フレームでは、T
V受信機(TV8)のマイクロコンピュータ3が操作I
F3からのユーザ操作に伴なう命令等を、DVDプレー
ヤ(DVD5)に送出する。
【0152】また、F9,F10,F11,F12の各
AV信号フレームは、TV受信機(TV8)のマイクロ
コンピュータ3が操作IF3からのユーザ操作に伴なう
他のソース機器の命令等の区間とする。
【0153】3. 図5に戻って、DVDプレーヤ(D
VD5)のマイクロコンピュータ1によってSCR処理
回路1のスクランブル開始が指示されると、SCR処理
回路1は前記スクランブル同期信号を起動し次のAV信
号のフレームからスクランブルを開始するが、上述した
AV信号フレームの位相は、その開始を起点としてSC
R処理回路1にてフレームのカウント値(N1)が計算
され、また、TV受信機(TV8)のSCR処理回路3
は、そのAV信号フレーム中のスクランブル同期信号を
観測して、次のAV信号フレームからスクランブルを開
始するが、上述したAV信号フレームの位相は、その開
始を起点としてSCR処理回路3にてフレームのカウン
ト値(N3)が計算される。
【0154】4. DVDプレーヤ(DVD5)のマイ
クロコンピュータ1は、フレームのカウント値(N1)
を観測し、TV受信機(TV8)のマイクロコンピュー
タ3は、フレームのカウント値(N3)を観測するだけ
で、上記例での3つの双方向通信バス(BUS1,BU
S2,BUS3)の利用法を区間で分離することができ
る(プロトコルの第3フェーズ)。
【0155】これにより、双方向通信バスの調整をなす
ことができ、任意でバスを利用して調停を行なった場合
に見られるような処理の後れは発生せず、規定の認証処
理を始め、定期的な検査の処理も確実に行なうことが可
能となる。
【0156】上記した第2の実施の形態では、AV信号
を送出しそれを受けているソース機器(上記例ではDV
D5)と、受信機器(上記例ではTV8)との間の双方
向通信バスでの通信以外に、受信機器からAV信号を送
出していない、あるいは、送出していても受信装置が受
けていないソース機器への双方向通信バスを用いた通信
は、上記に述べた以外に、AV信号ソース側までのスイ
ッチ(SW2)の階層を知り、そのスイッチを制御して
適応的となるソース機器を制御するための、別のプロト
コルが必要で技術的には可能であるが、その方法の説明
は省略する。
【0157】しかしながら、AV信号の伝送方向とは逆
方向のAV信号ソース側までのスイッチ(SW2)の階
層を知り得なければ、この第2の実施の形態が無効とな
るわけではない。
【0158】また、第1のプロトコル部分と第2のプロ
トコル部分との分離/区別は、パワーオンラインとホッ
トプラグラインの変化する時点までの周期の違いで判定
可能である。すなわち、パワーオンラインやホットプラ
グラインの変化を起点として、次のパワーオンラインや
ホットプラグラインの変化までの時間間隔を観測して規
定時間以上ならば次の変化は第1のプロトコルと判定で
きるし、これに限定するものではなく、その詳細説明は
省略する。
【0159】なお、この発明は上記した各実施の形態に
限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0160】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
画像表示機能を有する機器を含む複数のAV機器を接続
し、画像表示機能を有するAV機器と他のAV機器との
相互間で電源やデータ転送等を制御可能として、ユーザ
の利便性を向上させ得るようにした極めて良好なデジタ
ルAV伝送線路で結合されたデジタルAV装置及びそれ
らの制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すもので、デ
ジタルAV信号の伝送を行なうシステムを説明するため
に示すブロック構成図。
【図2】同第1の実施の形態におけるデジタルAV信号
の伝送を行なうシステムの変形例を説明するために示す
ブロック構成図。
【図3】同第1の実施の形態におけるデジタルAV信号
の伝送を行なうシステムの他の変形例を説明するために
示すブロック構成図。
【図4】同第1の実施の形態における図2に示した変形
例での切替器(SW11)の切り替え動作を説明するた
めに示す図。
【図5】この発明の第2の実施の形態を示すもので、デ
ジタルAV信号の伝送を行なうシステムを説明するため
に示すブロック構成図。
【図6】同第2の実施の形態における切替器(SW1
1)の切り替え動作を説明するために示す図。
【図7】同第2の実施の形態における表示能力を示すデ
ータの書き込まれたメモリのデータフォーマットを説明
するために示す図。
【図8】同第2の実施の形態における第3フェーズのプ
ロトコル概要を説明するために示す図。
【図9】従来例1に係る自動入力切換回路を説明するた
めに示す回路構成図。
【図10】従来例2に係るディスプレイシステム及びデ
ィスプレイ装置を説明するために示すブロック構成図。
【図11】従来例3に係る双方向テレビジョン受信装置
を説明するために示すブロック構成図。
【図12】従来例4に係る共通コネクターを具えた電子
機器を説明するために示すブロック構成図。
【符号の説明】
DVD5…DVDプレーヤ、 STB6…セットトップボックス、 TV8…TV受信機、 SW11…切替器。
フロントページの続き (72)発明者 荒谷 俊介 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝ソシ オエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA21 BA26 DA08 5C026 EA07 EA10 5C056 BA01 BA10 CA01 CA17 DA01 DA11 EA05 EA12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示機能を有する第1のAV機器に
    対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える切替手段と、 前記複数の第2のAV機器のうち、前記パワーオンライ
    ンがアクティブ状態になされた前記第2のAV機器を、
    前記第1のAV機器に接続するように前記切替手段を制
    御する制御手段とを具備してなることを特徴とするデジ
    タルAV伝送線路で結合されたデジタルAV装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記複数の第2のAV
    機器のうち、前記パワーオンラインがアクティブ状態に
    なされた前記第2のAV機器を、前記第1のAV機器に
    接続するように前記切替手段を制御するとともに、前記
    第1のAV機器に対してその電源を投入するように制御
    を行なうことを特徴とする請求項1記載のデジタルAV
    伝送線路で結合されたデジタルAV装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のAV機器は、前記パワーオン
    ラインがノンアクティブ状態になされたことを検出し
    て、自動的に自己の電源をオフすることを特徴とする請
    求項2記載のデジタルAV伝送線路で結合されたデジタ
    ルAV装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1のAV機器の
    ホットプラグラインがノンアクティブ状態になったこと
    を検出して、前記第1のAV機器に接続された前記第2
    のAV機器のパワーオンラインを、アクティブ状態から
    ノンアクティブ状態に変化させることを特徴とする請求
    項1記載のデジタルAV伝送線路で結合されたデジタル
    AV装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のAV機器は、前記ホットプラ
    グラインがノンアクティブ状態になされたことを検出し
    て、自動的に自己の電源をオフすることを特徴とする請
    求項4記載のデジタルAV伝送線路で結合されたデジタ
    ルAV装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第1のAV機器
    が、電源が投入された状態で、その内部に格納された表
    示特性を示すデータを読み取り、該第1のAV機器に接
    続された前記第2のAV機器に伝送して記録させるよう
    に制御することを特徴とする請求項1記載のデジタルA
    V伝送線路で結合されたデジタルAV装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記第1のAV機器か
    ら読み取った表示特性データに含まれる識別情報と、該
    第1のAV機器に接続された前記第2のAV機器に既に
    記録されている表示特性データに含まれる識別情報とを
    比較し、一致した場合に、前記第1のAV機器から読み
    取った表示特性データを前記第2のAV機器に記録させ
    ないように制御することを特徴とする請求項6記載のデ
    ジタルAV伝送線路で結合されたデジタルAV装置。
  8. 【請求項8】 画像表示機能を有する第1のAV機器に
    対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える切替手段を備え、 前記パワーオンラインと前記ホットプラグラインとを、
    前記双方向バスラインを用いた通信の方向と内容とを規
    定するプロトコルに利用することを特徴とするデジタル
    AV伝送線路で結合されたデジタルAV装置。
  9. 【請求項9】 画像表示機能を有する第1のAV機器に
    対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える切替手段と、 前記第1のAV機器で指定した前記第2のAV機器を、
    前記第1のAV機器に接続するように前記切替手段を制
    御する制御手段とを具備してなることを特徴とするデジ
    タルAV伝送線路で結合されたデジタルAV装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記第1のAV機器
    で指定した前記第2のAV機器を、前記第1のAV機器
    に接続するように前記切替手段を制御するとともに、前
    記第1のAV機器側から前記ホットプラグラインをアク
    ティブ状態にして、該第1のAV機器に接続された前記
    第2のAV機器に対してその電源を投入するように制御
    を行なうことを特徴とする請求項9記載のデジタルAV
    伝送線路で結合されたデジタルAV装置。
  11. 【請求項11】 画像表示機能を有する第1のAV機器
    に対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える切替手段と、 双方向バスラインを利用して、前記第1のAV機器に接
    続された前記第2のAV機器から前記第1のAV機器へ
    のデータ伝送を行なう第1の期間と、前記第1のAV機
    器から該第1のAV機器に接続された前記第2のAV機
    器へのデータ伝送を行なう第2の期間とを交互に切り替
    える制御手段とを具備してなることを特徴とするデジタ
    ルAV伝送線路で結合されたデジタルAV装置。
  12. 【請求項12】 画像表示機能を有する第1のAV機器
    に対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える切替手段と、 前記第1のAV機器に接続されることが指定された前記
    第2のAV機器から前記第1のAV機器へのデータ伝送
    を行なう第1の期間と、前記第1のAV機器から該第1
    のAV機器に接続されることが指定された前記第2のA
    V機器へのデータ伝送を行なう第2の期間と、前記第1
    のAV機器から該第1のAV機器に接続されることが指
    定されない前記第2のAV機器へのデータ伝送を行なう
    第3の期間とを交互に切り替えるように前記切替手段を
    制御する制御手段とを具備してなることを特徴とするデ
    ジタルAV伝送線路で結合されたデジタルAV装置。
  13. 【請求項13】 画像表示機能を有する第1のAV機器
    に対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える際に、 前記複数の第2のAV機器のうち、前記パワーオンライ
    ンがアクティブ状態になされた前記第2のAV機器を、
    前記第1のAV機器に接続するように切り替え制御を行
    なうことを特徴とするデジタルAV伝送線路で結合され
    たデジタルAV装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 画像表示機能を有する第1のAV機器
    に対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える際に、 前記複数の第2のAV機器のうち、前記パワーオンライ
    ンがアクティブ状態になされた前記第2のAV機器を、
    前記第1のAV機器に接続するように切り替え制御を行
    なうとともに、前記第1のAV機器に対してその電源を
    投入するように制御を行なうことを特徴とするデジタル
    AV伝送線路で結合されたデジタルAV装置の制御方
    法。
  15. 【請求項15】 画像表示機能を有する第1のAV機器
    に対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える際に、 前記第1のAV機器で指定した前記第2のAV機器を、
    前記第1のAV機器に接続するように切り替え制御を行
    なうことを特徴とするデジタルAV伝送線路で結合され
    たデジタルAV装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 画像表示機能を有する第1のAV機器
    に対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える際に、 前記第1のAV機器で指定した前記第2のAV機器を、
    前記第1のAV機器に接続するように切り替え制御を行
    なうとともに、前記第1のAV機器側から前記ホットプ
    ラグラインをアクティブ状態にして、該第1のAV機器
    に接続された前記第2のAV機器に対してその電源を投
    入するように制御を行なうことを特徴とするデジタルA
    V伝送線路で結合されたデジタルAV装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 画像表示機能を有する第1のAV機器
    に対して、AV信号を出力可能な複数の第2のAV機器
    が、AVライン、双方向バスライン、パワーオンライン
    及びホットプラグラインを介して、選択的に接続される
    ように切り替える際に、 前記第1のAV機器に接続された前記第2のAV機器か
    ら前記第1のAV機器へのデータ伝送を行なう第1の期
    間と、前記第1のAV機器から該第1のAV機器に接続
    された前記第2のAV機器へのデータ伝送を行なう第2
    の期間とを交互に設けるようにすることを特徴とするデ
    ジタルAV伝送線路で結合されたデジタルAV装置の制
    御方法。
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