JP2003087384A - 腕装着携帯電話装置及び電話装置 - Google Patents

腕装着携帯電話装置及び電話装置

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JP2003087384A
JP2003087384A JP2001223573A JP2001223573A JP2003087384A JP 2003087384 A JP2003087384 A JP 2003087384A JP 2001223573 A JP2001223573 A JP 2001223573A JP 2001223573 A JP2001223573 A JP 2001223573A JP 2003087384 A JP2003087384 A JP 2003087384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕に装着され、小型かつ電話やインターネッ
ト、電子メール等をし易い腕装着携帯電話装置及び電話
装置を提供する。 【解決手段】 操作部35により電話番号を入力する。
そして、入力された電話番号は、カバーケース5の表示
部33で確認する。確認後通話キー11を押すと発呼信
号が出され、通信接続が確立される。相手の声は受話孔
9から聞こえ、マイク17に向けて話す。従って、受話
孔9から離れていても音声が聞こえるため、楽な姿勢で
電話ができる。一方、周囲の環境等から相手の声が受話
孔9から聞こえるのが困る場合には、カバーケース5を
本体ケース1から分離して受話孔9を耳に当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は腕装着携帯電話装置
及び電話装置に係わり、特に腕に装着され、小型かつ電
話やインターネット、電子メール等をし易い腕装着携帯
電話装置及び電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット接続が可能で、電
子メールの行える携帯電話が知られている。そして、携
帯電話は、ハンディタイプで軽くなりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯電話で
は人の耳の位置に受話孔が当てられる。この受話孔には
スピーカが内蔵されている。このとき、人の口元の位置
には送話孔が位置される。この送話孔にはマイクが内蔵
されている。従って、ただ単に携帯電話を小型化した場
合には、耳と口元の間隔と一致しなくなる。そして、送
話孔を頬で塞ってしまったり、口元から遠く離れること
から周囲雑音を多く拾ってしまうおそれもある。
【0004】また、携帯電話は状況次第では、バイブレ
ーションモードにして胸ポケット等の肌に接する部分に
保持する必要がある。この点を忘れてしまうと着信通報
を気づかないおそれもある。
【0005】更に、軽くなったとは言え、かさばるので
つい外出時に持つのをためらったり、忘れてしまうこと
がある。
【0006】更に、携帯電話を腕時計に一体化した場合
には、人込みの中で周囲の人に聞こえさせることなく、
どのようにしたら敏速な行動のもとに相手と通話が可能
かという問題がある。このとき、イヤホンを装着する方
法も考えられるが、片手のみでの腕時計へのイヤホンの
装着には時間を要し面倒なことが多い。特に、相手から
電話のあった場合には呼び出し音が鳴り続け、結果的に
間に合わないおそれがある。
【0007】また、イヤホンを腕から耳まで延ばすのに
は相当量のケーブルの長さが必要となり、自動巻きする
にはかさばり、折角の小型化が損なわれる。腕を下に降
ろしたときと口元に持っていったときとのケーブルの必
要な長さが大きく異なる。このため、突然腕を下に降ろ
したときにはイヤホンが耳から引っ張られ、抜けるおそ
れがある。イヤホンは地面に叩きつけられ、壊れるおそ
れもある。更に、イヤホンを別に持参する場合にはイヤ
ホンを探す手間等も要する。
【0008】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、腕に装着され、小型かつ電話やインター
ネット、電子メール等をし易い腕装着携帯電話装置及び
電話装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項
1)は、無線により通話及び/又は通信の可能な腕装着
携帯電話装置であって、腕回りに装着自在な腕装着手段
と、該腕装着手段に取り付けられた第1のケースと、該
第1のケースに対し回動自在の第2のケースと、該第2
のケースと前記第1のケースとを結合しつつ回動可能と
する回動結合手段とを備え、前記第2のケースは前記腕
装着手段の長手方向かつ該腕装着手段を装着した人の外
側に向けて開閉されることを特徴とする。
【0010】第2のケースは腕装着手段の長手方向かつ
この腕装着手段を装着した人の外側に向けて回動結合手
段を介して開閉される。このため、本発明である腕装着
携帯電話装置は腕時計と同様に構成でき、腕時計に慣れ
たユーザには操作し易く、表示も見やすい。
【0011】また、本発明(請求項2)は、前記第2の
ケースに配設された受話手段を備え、前記回動結合手段
には、前記第1のケースと前記第2のケースとの結合と
離脱が自在である着脱手段を有することを特徴とする。
【0012】着脱手段により第1のケースと第2のケー
スとを分離可能とする。そして、第2のケースに配設さ
れた受話手段を耳に当て、腕装着手段や第1のケース等
に配設された送話手段に向かって話す。第1のケースと
第2のケース間は有線で結ばれていてもよいし、無線で
あってもよい(この点は、以下の各請求項の分離可能な
部材間についても同様であり、記載は省略する)。
【0013】以上により、第1のケースと第2のケース
とを結合させた状態であっても、分離させた状態であっ
ても通話できる。分離させた場合には人込み等であって
も電話が可能である。
【0014】更に、本発明(請求項3)は、無線により
通話及び/又は通信の可能な腕装着携帯電話装置であっ
て、腕回りに装着自在な腕装着手段と、該腕装着手段に
着脱自在に取り付けられたケースと、該ケースを前記腕
装着手段に着脱させる着脱手段と、前記ケースに配設さ
れた受話手段とを備えて構成した。
【0015】ケースには受話手段が配設され、この受話
手段を耳に当て、送話手段に向かって話すことで通話が
できる。ケースは腕装着手段から外すことができるので
通話が楽に行える。ケースの形状は問わない。
【0016】更に、本発明(請求項4)は、前記腕装着
手段の少なくとも一か所に配設された支軸手段と、該支
軸手段と前記第2のケース又は前記ケースの間に配設さ
れたケース支持手段と、該ケース支持手段が前記支軸手
段回りに回動自在とされたことを特徴とする。
【0017】第2のケース又はケースは、紐や後述する
ようなケーブルにより腕装着手段との間で保持されても
よいが、ケース支持手段で保持する。そして、このケー
ス支持手段を支軸手段回りに例えば90度程度回動させ
ることで、第2のケース又はケースを手に持つことがで
きる。ケース支持手段は伸縮自在としてもよい。
【0018】更に、本発明(請求項5)は、前記腕装着
手段の少なくとも一か所に配設された支軸手段と、該支
軸手段により回動自在のマイク支持手段と、該マイク支
持手段に取り付けられたマイクと、前記マイク支持手段
を回動させることで、前記マイクが前記腕装着手段より
離れ人の口元付近に位置されることを特徴とする。
【0019】マイクが人の口元付近に位置されるので、
送話の感度がよい。ケース等に配設された受話手段と組
み合わせることで、楽な姿勢で通話ができる。マイク支
持手段は伸縮自在としてもよい。
【0020】更に、本発明(請求項6)は、無線により
通話及び/又は通信の可能な腕装着携帯電話装置であっ
て、腕回りに装着自在な腕装着手段と、該腕装着手段の
少なくとも一か所に配設された支軸手段と、該支軸手段
により前記腕装着手段に対し3次元自由度方向に回動自
在のマイク支持手段と、該マイク支持手段に取り付けら
れたマイクと、前記マイク支持手段を回動させること
で、前記マイクが前記腕装着手段より離れ人の口元付近
に位置されることを特徴とする。
【0021】マイク支持手段は、支軸手段により腕装着
手段に対し3次元自由度方向に回動自在である。このた
め、マイクを人の口元付近に簡単に位置させることがで
きる。
【0022】更に、本発明(請求項7)は、前記支軸手
段の配設位置を前記腕装着手段回りに変更可能とする配
設位置変更手段を備えて構成した。
【0023】支軸手段の配設位置を腕装着手段回りに変
更可能としたので、ケース支持手段、マイク支持手段の
長さ調節が可能である。支軸手段の配設位置の変更は、
支軸手段を腕装着手段に沿って摺動後固定させたり、支
軸手段を着脱自在なボタン等にて構成し、複数の支軸手
段の内から一つを選択した後ボタン止め等することで可
能である。
【0024】更に、本発明(請求項8)は、無線により
通話及び/又は通信の可能な腕装着携帯電話装置であっ
て、腕回りに装着自在な腕装着手段と、該腕装着手段に
収納又は止められたマイク支持手段と、該マイク支持手
段に取り付けられたマイクと、前記マイク支持手段を前
記腕装着手段より引き出し又は前記腕装着手段の止めか
ら開放することで、前記マイクが前記腕装着手段より離
れ人の口元付近に位置されることを特徴とする。
【0025】マイク支持手段を腕装着手段より引き出し
又は腕装着手段の止めから開放する。このことにより、
マイクが腕装着手段より離れ、人の口元付近に位置する
ようになるため音声感度が上がる。
【0026】更に、本発明(請求項9)は、無線により
通話及び/又は通信の可能な腕装着携帯電話装置であっ
て、腕回りに装着自在な腕装着手段と、該腕装着手段に
取り付けられたケースと、前記通話及び/又は通信で利
用される電話番号及び/又は該電話番号に属する人名、
社名を保存する保存手段と、該保存手段に保存された前
記電話番号等を追加、修正、削除可能な電話番号等編集
手段とを備え、該電話番号等編集手段は前記ケースとは
独立された操作ケースに収納されたことを特徴とする。
【0027】保存手段は、例えばケース側に配設する。
操作ケースからこの保存手段に保存された電話番号等を
追加、修正、削除可能とする。従って、ケース側にかか
る編集に必要な操作キーや表示画面等は不要となり、簡
素かつ小型にできる。
【0028】更に、本発明(請求項10)は、無線によ
り通話及び/又は通信の可能な腕装着携帯電話装置であ
って、腕回りに装着自在な腕装着手段と、該腕装着手段
に取り付けられ、少なくとも通信手段の内蔵されたケー
スと、該ケースとは独立され、操作手段及び/又は表示
手段とを有する操作ケースとを備え、該操作ケースによ
りインターネット、電子メール及びゲームのいずれか少
なくとも一つが前記通信手段を介してされることを特徴
とする。
【0029】操作ケースは、ケースとは独立して構成さ
れている。操作ケース側には寸法等の制限は少ないの
で、操作キーや画面等は大きく構成できる。このため操
作がし易く表示も見やすい。従って、この操作ケースに
よりインターネット、電子メール、ゲーム等が楽に可能
である。また、普段、電話だけの用途ならばケースを利
用して行える。このため簡単かつ便利である。そして、
インターネット等を行う場合には操作ケースを利用すれ
ばよい。
【0030】更に、本発明(請求項11)は、無線によ
り通話及び/又は通信の可能な腕装着携帯電話装置であ
って、腕回りに装着自在な腕装着手段と、該腕装着手段
に取り付けられ、通話手段の内蔵されたケースと、該ケ
ースとの間で信号交信が可能で、かつ通信手段を有する
操作ケースとを備え、該操作ケースによりインターネッ
ト、電子メール及びゲームのいずれか少なくとも一つが
前記通信手段を介してされることを特徴とする。このよ
うに、操作ケース側に通信手段を有するようにしてもよ
い。
【0031】更に、本発明(請求項12)は、前記ケー
スを前記腕装着手段から分離又は前記ケースの一部を分
離可能とする着脱手段と、該着脱手段により分離された
前記ケース又は前記ケースの一部を前記操作ケースと結
合する結合手段を備えて構成した。
【0032】ケース又はケースの一部を操作ケースと結
合することで、ケース側の画面やスピーカを利用するこ
とができる。
【0033】更に、本発明(請求項13)は、前記操作
ケースには受話手段が配設されたことを特徴とする。こ
のことにより、操作ケースの受話手段を耳に当てて通話
することができる。
【0034】更に、本発明(請求項14)は、前記腕装
着手段又は前記第1のケースに配設され、端部に接続端
子を有するケーブルを備え、該接続端子は、前記第2の
ケース、前記ケース、前記操作ケース又は別途配設され
るパソコン等の情報処理機器に対し接続替え可能なこと
を特徴とする。接続端子は、他の情報処理機器等にも対
応されるので汎用性が高い。
【0035】更に、本発明(請求項15)は、前記操作
ケースには、電話番号を入力可能な電話番号入力手段及
び/又は電話番号と該電話番号に属する人名、社名等を
保存した電話帳を備え、前記電話番号入力手段で入力さ
れた電話番号又は前記電話帳から選択された電話番号に
基づき電話がかけられることを特徴とする。
【0036】操作ケース側から電話番号を入力したり、
電話帳から電話番号等を選択することで電話をかけるこ
とができる。このため、頻度高く電話する電話番号は、
ケース側に保存し、それ以外は操作ケース側から電話す
ることができる。ケース側からは迅速に電話することが
できる。また、ケース側に電話番号入力手段や電話帳を
不要とすることで、簡素かつ小型に構成できる。
【0037】更に、本発明(請求項16)は、無線によ
り通話及び/又は通信の可能な腕装着携帯電話装置であ
って、腕回りに装着自在な腕装着手段と、該腕装着手段
に取り付けられ、通話及び/又は通信機能を内蔵する第
1のケースと、前記腕装着手段の前記第1のケースに連
設された部位又は前記第1のケースの下部に形成された
第2のケースと、該第2のケース又は前記第1のケース
にケーブルを収納するケーブル収納手段と、該ケーブル
収納手段に収納されたケーブルを引出かつ自動収納可能
とするケーブル引出収納手段とを備えて構成した。
【0038】第1のケースの内部、腕装着手段の第1の
ケースに連設された部位に形成された内部空間や、第1
のケースの下部を利用してケーブル収納手段を配設す
る。ケーブルは、イヤホンケーブルや、第1のケースの
通話、通信機能と腕装着手段を結ぶ配線等として利用可
能である。配線として利用した場合には、ケーブルを引
出すことで送話手段と受話手段間の距離を確保でき、電
話をし易くなる。また、このケーブルによりケース等を
落とすこともなくなる。更に、ケース側にケーブル収納
手段を配設しない場合には、ケースを小型に抑えること
ができる。
【0039】更に、本発明(請求項17)は、前記ケー
ブルをアンテナとして利用したことを特徴とする。
【0040】更に、本発明(請求項18)は、前記第1
のケース、前記第2のケース、前記ケース又は前記操作
ケースにはタッチペンが配設され、画像の作成、編集、
保存、読み込みの可能なことを特徴とする。画像には絵
や文字も含まれる。手書きメール等も可能である。
【0041】更に、本発明(請求項19)は、前記着脱
手段による離脱がされたとき、受信した音声の音量を切
り替える音量切替手段を備えて構成した。
【0042】このことにより、通話内容が他人に聞こえ
ては困る場合とそうでない環境にいる場合とで受話手段
を使い分けることができる。
【0043】更に、本発明(請求項20)は、前記第1
のケース、前記第2のケース、前記ケース及び前記操作
ケースのいずれか少なくとも一つにはカレンダー及び/
又は時間を表示する時計手段を備えて構成した。
【0044】更に、本発明(請求項21)は、通話及び
/又は通信の可能な電話装置であって、通話内容を録音
する録音手段と、該録音された情報に対し該録音の期
日、該録音の相手の電話番号、人名を割り付ける期日等
割り付け手段と、前記期日、前記相手の電話番号及び人
名のいずれか少なくとも一つの項目を一覧表示する一覧
表示手段と、該一覧表示手段で一覧表示された項目を選
択する選択手段と、該選択手段で選択された件名に属す
る録音情報を再生する再生手段を備えて構成した。
【0045】電話装置は有線、無線共に適用可能であ
る。通話内容を後日等に再度聞くことができる。録音の
期日、録音の相手の電話番号、人名が自動的に割り付け
られて保存される。一覧表示の中から再生したい通話内
容を選択できるので便利である。
【0046】更に、本発明(請求項22)は、通話及び
/又は通信の可能な電話装置であって、カメラにより撮
像された画像及び/又は受信された画像を保存する画像
保存手段と、該撮像及び/又は受信された画像に対し該
撮像又は受信された期日、相手の電話番号、人名を割り
付ける期日等割り付け手段と、前記期日、前記相手の電
話番号及び人名のいずれか少なくとも一つの項目を一覧
表示する一覧表示手段と、該一覧表示手段で一覧表示さ
れた項目を選択する選択手段と、該選択手段で選択され
た件名に属する画像情報を再生する再生手段を備えて構
成した。
【0047】電話装置は有線、無線共に適用可能であ
る。画像は動画も含む。動画と共に音声を録音できる場
合(例えばテレビ電話等)も含む。
【0048】更に、本発明(請求項23)は、前記録音
情報又は前記撮像情報の内容を抜粋する説明文及び/又
はタイトルを編集する編集手段と、該編集手段で編集さ
れた前記説明文及び/又はタイトルをも前記項目と共に
一覧表示することを特徴とする。
【0049】録音情報又は撮像情報には、ユーザ自身の
コメントやタイトルを付けられるようにする。また、コ
メント等は編集可能である。従って、一覧表示を見れば
直ちに内容を判断できる。
【0050】更に、本発明(請求項24)は、前記一覧
表示手段で一覧表示された項目を検索する検索手段を備
えて構成した。
【0051】更に、本発明(請求項25)は、無線によ
り通話及び/又は通信の可能な電話装置であって、送話
手段を有する第1のケースと、受話手段を有する第2の
ケースと、該第2のケース及び前記第1のケース間が有
線にて電気的に接続されていないことを特徴とする。
【0052】第2のケース及び第1のケース間に有線が
存在しないので、第1のケースや第2のケースを持ち替
えたり、第1のケース及び第2のケース間の距離を変動
させることが自由に行える。
【0053】更に、本発明(請求項26)は、無線によ
りテレビ電話の可能な電話装置であって、通信機能の内
蔵されたケースと、該ケースとは独立された操作ケース
とを備え、該操作ケース又は前記ケースの一方に受信情
報の内から音声情報を抽出して再生し、他方に受信情報
の内から画像情報を抽出して表示することを特徴とす
る。
【0054】音声情報と画像情報とを異なるケースで再
生することができる。このため、画像情報を見ながら、
音声情報を耳に当てて聞く等できる。
【0055】更に、本発明(請求項27)は、無線によ
り通話及び/又は通信の可能な電話装置であって、通話
及び/又は通信機能の内蔵されたケースと、該ケースと
は独立され、端部にイヤホンの取り付けられたイヤホン
ケーブルを有する音声再生の可能な操作ケースとを備
え、前記イヤホンケーブル又は該イヤホンケーブルに併
設された所定のケーブルにより前記ケースと前記操作ケ
ース間とが電気的に接続されることを特徴とする。
【0056】イヤホンケーブルをケースと操作ケース間
の電気的な接続に兼用することで、又は、イヤホンケー
ブルに併設された所定のケーブルを用いることで、専用
の接続用ケーブルが不要となる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。本発明の第1実施形態の平面図を図1に、側
面図を図2に示す。図1及び図2において、腕装着携帯
電話装置10は、本体ケース1の端部にヒンジ3が配設
されている。そして、このヒンジ3を介してカバーケー
ス5が本体ケース1の上に重ねられ、本体ケース1に対
しカバーケース5が折り畳まれたようになっている。
【0058】カバーケース5の表面には表示部7が配設
され、時計として時間等が表示されるようになってい
る。表示部7の下方には受話孔9が配設され、内蔵のス
ピーカから音声が聞こえるようになっている。カバーケ
ース5の左右側部には通話キー11の他、時計設定用の
スイッチやモード等の各種設定スイッチ等が配設されて
いる。
【0059】本体ケース1の上下端部にはバンドケース
13A、13Bが取り付けられている。バンドケース1
3A、13Bの横断面はほぼ角形で、内部は空洞となっ
ており、可撓性のあるプラスチック等の素材でできてい
る。バンドケース13A、13Bの上部には横筋状の溝
15が複数本形成され、腕回りに曲がり易く構成されて
いる。バンドケース13Aの更に上端にはマイク17が
配設されている。但し、マイク17はバンドケース13
B側に配設することも可能である。そして、バンドケー
ス13A、13Bの各端部には皮や布、柔軟なプラスチ
ック等の時計バンド19、21が取り付けられている。
時計バンド19回りにはバンド止め部材20が配設され
ている。時計バンド19、21により、腕装着携帯電話
装置10は腕回りに装着自在なようになっている。
【0060】本体ケース1の右側部には挟持部材23が
取り付けられ、タッチペン25を挟持可能なようになっ
ている。バンドケース13A、13B及び本体ケース1
を通りアンテナ27が配設されている。但し、アンテナ
27はカバーケース5に内蔵としてもよい。また、バン
ドケース13A、13Bの表面には後述するように、引
き延ばされたケーブルを自動巻き取りするための、巻取
スイッチ29A、29Bがそれぞれ配設されている。更
に、ケーブルの自動巻き取りを調整するための巻取調整
スイッチ31A、31Bがそれぞれ配設されている。本
体ケース1及びカバーケース5の内部には、無線部、ベ
ースバンド部、受話部、送話部、操作部、電源部、演算
処理部、RAMやROMからなる記憶部等が含まれてい
る。また、図示しない外部端子によりパソコンとの接続
も可能である。
【0061】図3には、カバーケース5を開いたときの
様子を示す。カバーケース5の内側面には表示部33が
配設され、電話帳、電話番号表示、インターネット表
示、電子メールの表示、各種演算の表示、テレビ電話に
よる動画表示等が可能なようになっている。また、タッ
チペン25を用いて、絵等や文字を表示部33にて書き
保存したり、手書電子メールが可能なようになってい
る。操作部35にはキーが複数配列されている。キーは
電源スイッチ、各種機能スイッチ、数字やアルファベッ
ト、記号が入力可能なテンキーやジョグダイヤル等であ
る。
【0062】次に、図4にヒンジの詳細構造図を示す。
カバーケース5の外側端部に突設されるカバーケース側
端部3a、3bにより、カバーケース側端部3aとカバ
ーケース側端部3bの間には凹部3cが形成されてい
る。この凹部3cには、本体ケース1の端部中央に突設
された本体ケース側端部3dが納められるようになって
いる。本体ケース側端部3dの左右側部には穴39a、
39bが設けられ、内部にはバネ41a、41bを介在
して進退出部材43a、43bが挿入されている。進退
出部材43a、43bは本体ケース側端部3dの左右側
部より所定長分突出されている。
【0063】一方、カバーケース側端部3a、3bの内
側内部には、本体ケース1側に向けてハの字状に拡開さ
れた溝37a、37bが刻設されている。溝37a、3
7bの上方には穴45a、45bが連設されている。こ
の穴45a、45bは、カバーケース側端部3a、3b
を貫通している。また、穴45a、45bの内部所定箇
所には周状に刻設された空洞47a、47bが形成され
ている。穴45a、45bには空洞47a、47b内部
に収納された円板49a、49bを周囲に有するボタン
51a、51bが配設されている。そして、進退出部材
43a、43bは、この溝37a、37bに対し、バネ
41a、41bが収縮されつつ案内され、穴45a、4
5bにて伸長されるようになっている。伸長された進退
出部材43a、43bの頭部は、ボタン51a、51b
の底部と当接されるようになっている。
【0064】かかる構成において、ヒンジ3はカバーケ
ース5と本体ケース1とを分離したり結合したりでき
る。結合する場合には、溝37a、37bと進退出部材
43a、43bとを合わせた後、カバーケース5を押し
込めばよいので簡単である。進退出部材43a、43b
は溝37a、37bに沿って案内され穴45a、45b
に落とされる。このようにして、カバーケース5が本体
ケース1に連結されたときには、ボタン51a、51b
が進退出部材43a、43bの頭部により押され、一部
がカバーケース側端部3a、3bより突出する。分離さ
せる場合には、ボタン51a、51bを親指と人指し指
等で押し込んだ状態で、カバーケース5を引っ張ること
で可能である。
【0065】また、ヒンジ3回りの側面拡大図を図5に
示す。図5において、本体ケース1の右上端部には部分
円形状の凹部53が形成されている。この凹部53の内
側にはゴム材55が貼られている。但し、ゴム材55を
貼らずに本体ケース1に対し、柔らかく摩擦抵抗の大き
い部材を用いるようにしてもよい。凹部53の下方には
平面部1aが形成されている。ボタン51a、51b回
りのカバーケース側端部3a、3bは不均一な曲面形状
を有し、ボタン51a、51bを中心としてカバーケー
ス側端部3a、3bの図5左方に向かう径は右方に向か
う径より小さく構成されている。そして、この曲面形状
に連設されて平面部3eが形成されている。
【0066】従って、ヒンジ3を中心としてカバーケー
ス5を開いていくと、ゴム材55に対しカバーケース側
端部3a、3bの曲面が次第に深く圧接されるようにな
る。そして、最終的には平面部1aと平面部3eとが当
接されることで停止する。このとき、表示部33が人の
目から見やすい角度になり、ぐらつきも無い。
【0067】次に、図6をもとにカバーケース5を閉じ
たときの止め構造について説明する。図6において、本
体ケース1の左端部より上方に向けて、止め部材57が
突出されている。止め部材57は弾性を有する。この止
め部材57は右方に向けて「く」の字状に曲げられた
後、先端部が危険防止のため折り返されている。カバー
ケース5の左端部は、この「く」の字形状に合わせて一
部に三角状の溝が刻設されている。かかる構成におい
て、止め部材57の「く」の字状部分がカバーケース5
の左端部の溝に収納されることでカバーケース5を止め
ることができる。
【0068】次に、図7をもとにケーブルの引き出し構
造について説明する。図7において、本体ケース1とバ
ンドケース13A、13Bとは連設されている。そし
て、本体ケース1の底部にはバンドケース13A、13
B間を直線的に結ぶ貫通孔59が複数本にわたり形成さ
れている。貫通孔59には、一端がバンドケース13
A、13Bの外部に引き出されるケーブル61が通され
ている。ケーブル61の一端はカバーケース5に接続さ
れている。そして、このケーブル61は、バンドケース
13B側の小滑車63Aを経由して折り返される。その
後、再び貫通孔59を通り、バンドケース13A側の小
滑車63Bを経由して折り返される。以下、同様にケー
ブル61は小滑車63C、63Dも経由され、ケーブル
61の他端が本体ケース1側の端子に固定されている。
各小滑車63A、63B、63C、63Dには軸心を同
一にする案内車65A、65B、65C、65Dがそれ
ぞれ固定されている。
【0069】各案内車65A、65B、65C、65D
は溝67A、67B、67C、67Dに案内されて図中
左右方向に移動自在である。そして、各案内車65A、
65B、65C、65Dには、バネ69A、69B、6
9C、69Dの一端が取り付けられている。バネ69
A、69Cの他端は、巻取調整スイッチ31Bに取付け
られ、バネ69B、69Dの他端は、巻取調整スイッチ
31Aに取付けられている。案内車65Aと案内車65
C間、案内車65Bと案内車65D間には、連結棒71
A、71Bが渡され固定されている。
【0070】かかる構成において、巻取調整スイッチ3
1A、31Bはバンドケース13A、13Bに対し固く
ねじ止めされている。カバーケース5を本体ケース1か
ら外すと、ケーブル61が引っ張られ、バンドケース1
3Aの側部から引き出される。このとき、小滑車63
A、63B、63C、63Dは互いに接近する。そし
て、カバーケース5を本体ケース1に戻せば、バネ69
A、69B、69C、69Dの作用により自動的にケー
ブル61を収納することができる。
【0071】バネ69A、69B、69C、69Dの経
時変化やケーブル61の引っ掛かり等に対しては、巻取
調整スイッチ31A、31Bの位置を調整することで対
処可能である。小滑車63の個数は4個に限るものでは
ない。ケーブル61の引き出し量やバンドケース13
A、13Bの長さに応じて対処可能である。
【0072】このように、バンドケース13A、13B
部分にケーブル61を収納したので、本体ケース1の部
分がかさばらなくて済む。また、ケーブル61によりカ
バーケース5を紛失しない。ケーブル61は可撓性を有
するので、バンドケース13A、13Bはある程度曲げ
られてもよい。小滑車63A、63B、63C、63D
と案内車65A、65B、65C、65Dは小さく、か
つ薄く構成可能なので、バンドケース13A、13Bも
薄く構成できる。また、バンドケース13A、13Bの
上部に形成された溝15により、一層可撓性も向上す
る。
【0073】なお、ケーブルの引き出し構造の別構成例
を図8及び図9に示す。図8は、小滑車63の可動方向
をバンドケース13A、13Bの幅方向にした例であ
る。また、図9は、小滑車63の可動方向を四角形の対
角線上にした例である。
【0074】次に、図10をもとにケーブルの戻り止め
構造について説明する。図10において、バンドケース
13A、13Bの内側両側部には、所定間隔毎に複数の
溝73が刻設されている。連結棒71A、71Bの端部
には穴75が配設され、この穴75にはバネ77を介し
てフック79が摺動自在に挿入されている。フック79
の先端は図中左方に傾斜を有し、かつ右方に垂面を有す
るかぎ状に構成されている。また、フック79の途中に
はピン81が立設されている。そして、このピン81は
横方向に延びる摺動部材85に形成された長穴83の内
部を摺動自在である。
【0075】摺動部材85の左右端部は図中縦方向に刻
設された案内溝87A、87Bに沿って摺動自在であ
る。摺動部材85の左右端部の上端には、摺動部材85
のバランスのため案内溝87A、87Bに沿って図中下
方向に付勢する補助バネ89A、89Bが配設されてい
る。摺動部材85の適所には巻取スイッチ29が立設さ
れている。
【0076】かかる構成において、ケーブル61がバン
ドケース13Aから引き出されると、小滑車63Aが図
中左方に移動する。このとき、フック79の先端の傾斜
及びバネ77の作用により溝73をスキップしつつ移動
する。そして、ケーブル61の引き出しを止めると、フ
ック79が、フック79の先端の垂面、バネ69A及び
バネ77の作用により溝73に止められる。
【0077】巻取スイッチ29を図中下方に押すこと
で、フック79は溝73から外され、ピン81はバネ6
9Aの作用により、摺動部材85の長穴83の内部を摺
動する。このことにより、ケーブル61は巻き戻され
る。図1を参照すると分かるように、巻取スイッチ29
は、バンドケース13A、13Bに対応して2箇所に一
対ずつ配設されるのが望ましい。従って、まず一方の巻
取スイッチ29を操作してケーブル61の長さを半減さ
せた後、カバーケース5を本体ケース1に対し結合す
る。その後、残った巻取スイッチ29を操作して残りの
ケーブル61を完全に収納する。このようにすること
で、ケーブル61の長さからくる絡まりや他の部位への
引っ掛かり等を適切に防止できる。
【0078】次に、本発明の第1実施形態の使用方法に
ついて説明する。操作部35により電話番号を入力す
る。そして、入力された電話番号は、カバーケース5の
表示部33で確認する。確認後通話キー11を押すと発
呼信号が出され、通信接続が確立される。相手の声は受
話孔9から聞こえ、マイク17に向けて話す。従って、
受話孔9から離れていても音声が聞こえるため、楽な姿
勢で電話ができる。
【0079】一方、周囲の環境等から相手の声が受話孔
9から聞こえるのが困る場合には、図11のように、カ
バーケース5を本体ケース1から分離する。このとき、
ケーブル61が引き出され、所定長引き出されたときに
図示しないリミットスイッチが働く。このリミットスイ
ッチにより、受話孔9の内蔵スピーカの音量を小さくな
るように切替える。このときの音量は、人が受話孔9に
耳を当てたときに聞こえる程度の音量である。但し、リ
ミットスイッチは、カバーケース5を本体ケース1から
分離すると働くように構成してもよい。そして、このリ
ミットスイッチが働いたときにはスピーカの音量を小さ
くする。
【0080】電話の途中でカバーケース5を本体ケース
1から分離することも可能である。この場合には、分離
した途中からスピーカの音量が小さくなる。但し、着信
音を知らせるため鳴らす場合や、カバーケース5が本体
ケース1に取り付けられている場合に聞こえる音声等
は、受話孔9の内蔵スピーカとは別に配設されるスピー
カによって音声を発生させ、リミットスイッチが働いた
ときに両スピーカを切り換えるようにしてもよい。その
後、受話孔9を耳に当て、マイク17に向かって話す。
受話孔9を耳に当てた場合には、丁度マイク17の位置
が人の口元に位置するようになるので感度がよい。この
ようにすることで、耳と口元の間の距離が保てる。ケー
ブル61によりカバーケース5を落とすことはない。
【0081】また、人込み等で電話をかける場合には、
操作部35により電話番号を入力する。そして、入力さ
れた電話番号は、カバーケース5の表示部33で確認す
る。確認後、カバーケース5を手に持ち通話キー11を
押した後、受話孔9を耳に当て、マイク17に向かって
話す。電話番号を再確認したい場合には、図12のよう
にカバーケース5を裏返し表示部33により確認でき
る。
【0082】着信のあったときには、音声若しくはバイ
ブレーションにて知らされる。このとき、表示部33に
て相手の電話番号を確認した後、通話キー11を押すこ
とで電話をすることができる。スピーカから流れる音量
は大きいので、ほぼそのままの姿勢で楽に会話をするこ
とができる。
【0083】しかしながら、人込み等で着信のあったと
きには、カバーケース5を本体ケース1から分離する。
表示部33にて相手の電話番号を確認してもよい。この
際ケーブル61の引き出しに伴いリミットスイッチが働
く。このリミットスイッチにより、受話孔9の内蔵スピ
ーカの音量を小さくなるように切替等される。カバーケ
ース5を手に持ち通話キー11を押した後、受話孔9を
耳に当てマイク17に向かって話す。このことにより、
通話内容が他人に聞かれることはない。
【0084】なお、従来の携帯電話では、携帯電話をカ
バン等から取り出して通話キー11を押すまでの時間を
要していた。また、着信メロディ如何では、自分にかか
った電話なのか、他人にかかった電話なのか不明で携帯
電話をカバン等から取り出すのに時間を要し、電話に出
られないこともあった。しかしながら、本実施形態の腕
装着携帯電話装置10では、腕に装着されているので直
ちに応答できる。他人にかかった電話とも区別できる。
【0085】また、表示部33にインターネットの画像
を表示すると共に、内蔵スピーカから音声を発生させ、
操作部35を操作することでインターネットをすること
ができる。電子メールも可能である。カバーケース5
は、バンドケース13の長手方向かつユーザの外側に開
閉されるので腕時計に慣れたユーザには操作し易く、表
示も見やすい。
【0086】更に、図13には腕装着携帯電話装置10
の本体ケース1及びカバーケース5を腕の内側に装着し
た場合を示す。この場合には、マイク91を本体ケース
1の端部に配設することができる。ケーブル61の長さ
も短くてすむ。
【0087】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。本発明の第2実施形態は、本体ケース1及びカバ
ーケース5の双方をバンドケース13から分離可能とす
るものである。図14には、本体ケース1の内部から本
体ケース1の底側を見たときの様子を示す。また、図1
5(A)には、図14中のA−A矢視断面図を示す。
【0088】図14及び図15(A)において、バンド
ケース13A、13Bの双方はケース底板93により連
設されている。そして、ケース底板93の上部には本体
ケース1の底が合わされるようになっている。本体ケー
ス1の上端部及び下端部にはキー95が部分的に本体ケ
ース1の外部に突出されている。キー95の内側には固
定棒97の一端が取付けられている。そして、この固定
棒97の他端にはブーメラン状に曲げられた操作部材9
9の一端部がピン101により回動自在に軸支されてい
る。また、この操作部材99のほぼ中央付近にはピン1
03が貫通され、このピン103は本体ケース1に対し
回動自在に軸支されている。本体ケース1の4箇所に
は、本体ケース1の内部に向けて突設された突設部10
5が形成されている。一方、ケース底板93側には、こ
の突設部105に納められるよう形状合わせされた嵌合
突設部107が形成されている。嵌合突設部107の上
部には開口108を有し、フック109がこの開口10
8から突設部105内の空洞に向けて突出されている。
【0089】フック109の先端は、図中左方に曲面傾
斜を有するかぎ状に構成されている。また、フック10
9の下部はピン111により嵌合突設部107の壁面に
対し軸支されている。フック109は、バネ113によ
り付勢され、フック109の先端が図中左方に傾倒され
るようになっている。そして、フック109の先端の曲
面傾斜部分には、操作部材99の端部99aが当接され
るようになっている。突設部105内には、フック10
9の抜け防止のための抜け防止部115が形成されてい
る。
【0090】かかる構成において、キー95を押すと、
ピン103を中心に操作部材99が回転する。このと
き、操作部材99の端部99aがフック109の先端を
側方に押し、本体ケース1とケース底板93の係合が解
除される。この状態で、本体ケース1を引っ張ると、本
体ケース1がケース底板93から外れる。逆に、本体ケ
ース1をケース底板93に対し結合する場合には、突設
部105に対し嵌合突設部107を収納するように位置
合わせした後押し込む。フック109は、抜け防止部1
15をフック109の曲面傾斜により越えて突設部10
5内の空洞に到達する。フック109は、バネ113に
より傾倒され、抜け防止部115の存在により抜けなく
なる。なお、図15(B)に示すように、抜け防止部1
15を平行に形成し、その間に操作部材99を通すよう
にしてもよい。
【0091】また、図15(C)に示すように、本体ケ
ース1及びカバーケース5を上又は側部から保持部材に
より保持するようにしてもよい。コの字状で弾性を有す
るバンド部102は、端部がバンドケース13A、13
B内に固定若しくは回動自在に軸支されている。バンド
部102の中央にはゴム等の弾性材104がバンド部1
02回りに回動自在に配設されている。かかる構成にお
いて、バンド部102の付勢力により本体ケース1及び
カバーケース5を保持自在である。なお、ケーブル61
の収納時のバネ69A、69B、69C、69Dの戻り
力を利用して、本体ケース1及びカバーケース5をケー
ス底板93に対し保持するようにしてもよい。この際に
は、本体ケース1におけるケーブル61の引出し口とは
反対側の本体ケース1端部を、ケース底板93に対し係
合させるための係合手段を配設する。この係合手段は、
例えば、ケース底板93側に鉤状凸部を突設させ、一方
本体ケース1端部側にこの鉤状凸部に係合される凹部を
形成する(図示略)。このように本体ケース1の端部の
一方が係合手段により、また他方がケーブル61により
保持されることで、本体ケース1及びカバーケース5は
ケース底板93に対し安定する。また、この係合手段の
一部又はすべては、磁石としてもよい。
【0092】図16には、このようにして本体ケース1
及びカバーケース5をケース底板93から外したときの
様子を示す。両手の親指を使用したり、本体ケース1及
びカバーケース5を片手で確実に保持しつつ操作部35
のキー操作を行い、電話番号の入力や電子メールの文字
入力等をできるので楽である。通話の際にはカバーケー
ス5及び本体ケース1を裏返し、受話孔9を耳に当て、
マイク17に向かって話す。また、ケーブル61により
本体ケース1とカバーケース5を落としたり無くすこと
はない。
【0093】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。図17に本発明の第3実施形態の構成図を示す。
カバーケース5は本体ケース1から外されている。ヒン
ジ3の凹部3cには、操作ケース117のヒンジ端部3
dが納められるようになっている。ヒンジの構造は、図
4に説明したのと同様である。
【0094】操作ケース117の背面図を図18に、図
17中のB−B矢視断面図を図19に示す。操作ケース
117の表面には操作部119が配設されている。操作
部119のキーの大きさは、本体ケース1の操作部35
のキーより大きく、かつキー同士の間隔を広く確保でき
る。このため操作し易い。
【0095】本発明の第1実施形態では、本体ケース1
の右側部にタッチペン25を挟持させるとして説明した
が、本発明の第3実施形態ではタッチペン25を操作ケ
ース117の内部に形成された収納部121内に収納す
る。パソコンとの接続は操作ケース117側に外部端子
を接続するようにしてもよい。操作ケース117の裏面
には、図18の右側部に示すように、半円形の切込12
3が形成され、操作ケース117の内部には空洞125
が配設されている。そして、この空洞125には名刺や
定期券が収納されるようになっている。名刺等は切込1
23に指を入れて押し出すことで簡単に外に出すことが
できる。
【0096】空洞125には、名刺等が外に飛び出るの
を防止するために、押さえ金具127が支軸129回り
に回動自在に配設されている。押さえ金具127は、板
バネ131により押されている。また、操作ケース11
7の裏面には鏡133が貼付されている。但し、名刺等
を収納せずに、データ保存用のICメモリ等の記録媒体
や、ゲーム、電卓、手帳、辞書等のアプリケーションソ
フトを保存した記録媒体等を外部から収納可能としても
よい。データ保存用のICメモリ等の記録媒体は、例え
ば電子メールやインターネットのデータ保存、電話の会
話の録音、画像の記録等に用いる。
【0097】電気的な接続構造は、図4において、バネ
41a、41b、進退出部材43a、43b、ボタン5
1a、51b、円板49a、49bを通じてカバーケー
ス5と操作ケース117間で電気が導通するように円板
49a、49bに対し圧接される箇所に電極を配設す
る。そして、一方をコモン端子、他方を信号端子とす
る。信号端子には信号をシリアル伝送する。操作ケース
117内部には電源及び制御用IC等を配設する。端子
への接続の際にはインピーダンス等が変化するので、こ
の変化を検出して電源をONさせたり、モードの切替え
を行う。但し、別途専用のスイッチやコネクタを設ける
ようにしてもよい。
【0098】かかる構成において、操作ケース117は
常時は名刺入れや定期入れ、化粧鏡等としてポケットや
バッグ等に入れて利用可能である。そして、カバーケー
ス5を本体ケース1から外してこの操作ケース117と
結合させる。表示部33を見ながら、電子メールの文字
入力やインターネット等が可能である。文字入力は両手
により操作できるので楽である。または、一方の手の中
に操作ケース117を安定させつつ文字入力可能であ
る。
【0099】また、操作ケース117には、図20に示
すように、表示部135を配設することも可能である。
この場合には、操作ケース117を単独で電卓や電話帳
等としても利用できる。そして、操作ケース117のみ
を利用して電子メール文等を予め作成してメモリに随時
保存しておき、操作ケース117をカバーケース5に対
し結合した後に送信等できる。電話帳等も予め操作ケー
ス117のみを利用して作成可能である。
【0100】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。図21に本発明の第4実施形態の構成図を示す。
本発明の第4実施形態は、撮像を可能とするものであ
る。カバーケース5の側部には、カメラ137の接続端
子137aが図示しないジャックに挿入されている。カ
メラ137は、この接続端子137a回りに回動自在で
ある。撮像された画像は、メモリ内に保存可能である。
また、図示しない外部端子によりパソコン等と接続可能
であり、印刷等も可能である。
【0101】カバーケース5を外して図22のように利
用することも可能である。この場合には、メモリ等が大
きく確保できる。カメラ137を手前に向ければテレビ
電話が可能であり、前方に向ければ例えば景色や黒板の
文字等を撮像可能である。但し、操作ケース117側に
カメラ137を装着するようにしてもよい。カメラ13
7は、カバーケース5や操作ケース117に内蔵されて
もよい。
【0102】次に、本発明の第5実施形態について説明
する。本発明の第5実施形態の側面図は、図2とほぼ同
様である。但し、本体ケース1は配設せず、本体ケース
1に代えてケース底板92が配設されている。従って、
図2の場合よりも薄く構成されている。カバーケース5
に相当する部分には、本体ケース1及びカバーケース5
を一体として格納ケース139を配設する。格納ケース
139は、本発明の第1実施形態と異なり、挟持部材2
3、タッチペン25、表示部33、操作部35等は無
い。従って、格納ケース139は、小型かつ簡素にでき
る。格納ケース139はケース底板92に対し、図4、
図5及び図6と同様の構成により着脱自在に止められて
いる。
【0103】ヒンジ3をケース底板92より外して、格
納ケース139を操作ケース117に取り付けたときの
様子を図23に示す。また、格納ケース139の背面図
を図24に示す。格納ケース139の背面には受話孔1
41が配設され、内蔵のスピーカから音声が聞こえるよ
うになっている。
【0104】かかる構成により、電話番号は検索キー1
2等を押すことにより予め登録された電話番号や受信さ
れた電話番号の履歴等から選択して電話することができ
る。格納ケース139をケース底板92に取り付けた状
態でも、外部に聞こえやすい音量にて電話で相手と会話
することができる。
【0105】また、格納ケース139をケース底板92
と分離し、格納ケース139を手に持って受話孔141
を耳に当て、相手と通話することができる。一方、操作
ケース117で入力した電話番号や操作ケース117に
内蔵の電話帳に基づいても電話がかけられる。従って、
頻度高く電話する番号のみを格納ケース139側のメモ
リに保存しておき、この中から直ぐに選択可能とし、頻
度の低いものは操作ケース117より入力したり電話帳
の中から選択する。格納ケース139に保存された電話
番号と人名等は操作ケース117より表示部135を見
ながら追加、削除、修正等が可能である。電話帳の編集
等も、操作ケース117により表示部135を見ながら
可能である。操作ケース117から送信した送信の履歴
から電話番号を抽出して、格納ケース139に保存する
こともできる。
【0106】格納ケース139における電話番号の選択
は、まず分類を選択する。この分類は、仕事、友人、家
族等の分類である。その後選択された分類に基づき人名
が表示される。そして、この人名にはこの人名に属する
電話番号が予め対応されて保存されている。この人名の
中から所望とする人名を決定することで電話番号を決定
する。人名は、複数個ずつを一画面に表示させてこの中
から選択させるようにしてもよい。なお、受信の履歴も
保存されており、この受信の履歴からも電話番号を選択
可能である。また、格納ケース139に、この受信の履
歴から抽出した電話番号を登録することもできる。
【0107】また、操作ケース117により、インター
ネット、電子メール、画像作成、電卓やゲーム等のアプ
リケーションソフトができる。操作ケース117には、
外部記憶媒体を挿入可能としてもよい。操作部119は
通常のカード型電卓と同様に操作し易い。操作ケース1
17はポケット等に入れて持ち運びできる。操作ケース
117は単独でも電卓や辞書、ゲーム機等として使用可
能である。また、電子メール等を予め作成して保存して
おき、格納ケース139を接続後に送信できる。操作ケ
ース117による操作中であっても、格納ケース139
を裏返して受話孔141を耳に当て、相手と通話するこ
とができる。電子メール等のデータを外部記憶媒体に保
存できる。
【0108】次に、本発明の第6実施形態について説明
する。本発明の第6実施形態の側面図を図25に示す。
本発明の第6実施形態は、本体ケース1及びカバーケー
ス5を一体として格納ケース143を配設する。但し、
本発明の第1実施形態と異なり、ヒンジ3や挟持部材2
3、タッチペン25、表示部33、操作部35、止め部
材57等は無い。格納ケース143は、ケース底板93
に対し、図14及び図15と同様の構成により着脱自在
に止められている。但し、図26の部分断面図に示すよ
うに、図15とは異なり、接続端子145が配設されて
いる。接続端子145は、コネクタ雄145aがケース
底板93側に、コネクタ雌145bが格納ケース143
側に配設されている。
【0109】図27には、配線の様子を概略図に示す。
また、接続端子の接続例を図28に示す。図27及び図
28において、接続端子145のPN+1番端子は一方
がアンテナ27と接続され、他方が格納ケース143の
内部回路に接続されている。接続端子145の残りの端
子P・・Pは、ケーブル61を介して格納ケース1
43の接続端子147と連絡されている。但し、この端
子P・・Pは、格納ケース143の内部回路には接
続されておらず、開放されている。また、接続端子14
7の残りの端子P、Pは、一方がケーブル61を介
してマイク17と接続され、他方が格納ケース143の
内部回路に接続されている。
【0110】図29には、格納ケース143をケース底
板93から分離したときの様子を示す。図30に格納ケ
ース143の裏面図を示す。また、図31には、接続端
子147を格納ケース143から外し、操作ケース11
7に接続した場合を示す。図31において、格納ケース
143はケース底板93に結合された状態である。この
ときの接続端子の接続例を図32に示す。接続端子14
7の端子P、Pはマイク17と接続されている。こ
のため、操作ケース117側で端子PとP、端子P
とPを短絡しておく。従って、このマイク17の信
号は操作ケース117を経た後、接続端子145を介し
て格納ケース143の内部回路に接続される。接続端子
147の残りの端子P・・P は、操作ケース117
と格納ケース143間の制御、表示等に利用される。接
続端子147の残りの端子P・・Pを利用し、図示
しない変換コネクタを介して他のモバイルパソコン等と
も接続可能である。
【0111】次に、本発明の第6実施形態の動作につい
て説明する。表示部7には時計等が表示されている。小
型化及び簡素化を考慮したため、格納ケース143に電
話番号等を入力する操作スイッチは無い。但し、小型化
を考慮しなければ配設してもよい。電話番号は予め頻度
高く電話する番号のみが各分類に従い保存されている。
そして、その中からまず分類を選択した後、表示される
人名を決定することで電話番号を決定する。その後、通
話キー11を押すことで、かかる電話番号について電話
接続が行われる。
【0112】図27のように、格納ケース143がケー
ス底板93に結合された状態では、マイク17と格納ケ
ース143内蔵のスピーカにより通話可能である。人の
耳がこのスピーカから多少離れていても、スピーカから
は適度に大きな音量で聞こえる。従って、スピーカやマ
イク17と多少離れた状態でも通話可能である。
【0113】次に、通話内容を他人に聞かれたくない場
合や人込み等においては、キー95を押して格納ケース
143をケース底板93から外す。この際にはリミット
スイッチが働き、スピーカの音量は小さくなるように機
能する。また、このとき接続端子145は開放されるの
で、アンテナ27との接続は切れるが、このリミットス
イッチによりケーブル61をアンテナとするよう切り換
えられる。図30のように格納ケース143を裏返し、
受話孔144を耳に当てて相手の音声を聞きつつマイク
17に向けて話す。なお、図28において、接続端子1
45のPN+1番端子は一方がアンテナ27と接続さ
れ、他方が格納ケース143の内部回路に接続されてい
るとして説明したが、接続端子145を経由せず、マイ
ク17と同様の配線処理を行い、接続端子147の端子
に接続するようにしてもよい。この際には、図32のマ
イクに施したのと同様の配線処理をアンテナにも施す。
【0114】次に、インターネットや電子メールをする
場合には、図31のように接続端子147を格納ケース
143から外して、操作ケース117に接続する。表示
部135を見ながらインターネットや電子メールが可能
である。送信、受信は格納ケース143を通じて行われ
る。但し、メール文は予め操作ケース117のみで作成
して保存しておいてもよい。
【0115】格納ケース143に保存されていない電話
番号は、この操作ケース117により番号入力したり、
電話帳から選択して電話をすることができる。このよう
に、普段よく電話をする人のみを格納ケース143側に
保存し、選択により電話を可能とする。このため、単純
な操作のみで電話をかけることができる。一方、普段あ
まり電話しない人の電話番号に関しては操作ケース11
7を利用して電話番号入力や電話帳を利用等する。かか
る格納ケース143側に保存される電話番号の登録や修
正、削除等の編集は操作ケース117側から行うことが
できる。
【0116】操作ケース117を利用して電話をするこ
とも可能である。このとき、図33のように、操作ケー
ス117の裏側に配設された受話孔118を耳に当てて
相手の音声を聞きつつマイク17に向けて話す。このた
め、接続端子145の端子P 、P間に所定電圧以上
の信号が入力されていること又はこの端子間のインピー
ダンスの変化を検出することで、図31の利用ケースで
あることを自動判断し、格納ケース143側のスピーカ
を使用せずに操作ケース117の受話孔118のスピー
カを生かせるようにする。
【0117】このように、格納ケース143は、普段は
時計として使用可能である。また、格納ケース143を
ケース底板93に結合した状態で通話することができ
る。格納ケース143は、操作部35等の無い分小型で
ある。そして、通話内容を人に聞かれたくない場合に
は、格納ケース143をケース底板93から分離し、格
納ケース143を耳に当てて話す。インターネットや電
子メールはボタン配列や表示部が大きい操作ケース11
7を利用できるので楽である。このときには接続端子1
47を接続替えするだけでよい。但し、格納ケース14
3では、最小限のボタン及び表示部によりインターネッ
トを行えるようにしてもよい。
【0118】操作ケース117はポケットにも入れら
れ、ケーブル61を接続しない場合にも電卓やゲーム、
手帳、辞書等として利用可能である。また、ケーブル6
1を接続すれば、通信先の相手とゲームを行うことも可
能である。ケーブル61を接続しない状態で電子メール
や手書きメール等の作成を予め行っておくことも可能で
ある。ケーブル61を接続すれば、操作ケース117を
利用して電話をすることも可能である。通話内容の録音
や受信した電子メール、撮像した画像等の保存も可能で
ある。
【0119】通話内容の録音は、日時、電話番号、相手
の人名等と共に記録される。日時以外の情報である例え
ば録音の題目、抄録等を操作部119から入力して併せ
て記録するようにしてもよい。そして、日時、電話番
号、人名、題目等が表示部135にサムネイル表示され
る。表示された中から項目を選択することで通話内容を
再生できる。日時、電話番号、人名、題目、抄録等は検
索可能である。
【0120】撮像した画像も同様に日時と共に記録され
る。このとき、日時以外の情報である例えば撮像場所や
題目、抄録等を操作部119から入力して併せて記録す
るようにしてもよい。受信された画像の場合には、受信
の日時、電話番号、相手の人名等と共に記録される。画
像が動画情報であっても同様である。そして、表示部1
35にサムネイル表示された中から項目を選択すること
で画像情報を再生できる。日時、電話番号、人名、題
目、抄録等は検索可能である。なお、テレビ電話による
映像及び音声に関しても同様に再生、検索処理可能であ
る。
【0121】次に、本発明の第7実施形態について説明
する。図34に本発明の第7実施形態の構成図を示す。
本発明の第7実施形態では、マイク149が時計バンド
21の先端部に取り付けられ、マイク149に至るケー
ブル151が時計バンド21内に通されている。時計バ
ンド21をバンド止め部材20に通した状態であって
も、マイク149は十分口元に近いため、一定の感度に
て音声を受信できる。
【0122】しかしながら、車中等で周囲雑音の大きい
場合には、図34に示すように、時計バンド21の端部
をバンド止め部材20から引き抜いて外す。このことに
より、マイク149は口元に直接届き感度が格段に良く
なる。時計バンド21は可撓性を有するため、口元への
正確な位置調整も他の手により簡単に可能である。そし
て、この時計バンド21の可撓性により、何かにぶつか
った場合でも安全である。
【0123】時計バンド21をバンド止め部材20から
外し、格納ケース143を耳に当てた状態では、自重に
より時計バンド21は多少落下され、口元の位置に自然
に近づく。しかしながら,口元の位置に強制的にもって
いくため、この時計バンド21には形状記憶合金を埋設
するようにしてもよい。通話の終了した場合には、再び
バンド止め部材20内に通せばよいので簡単である。時
計バンド21は、左手に装着されても右手に装着されて
も人の内側に向くので、本発明の第7実施形態の構成は
左手用と右手用とに区別する必要がなく統一して製造可
能である。
【0124】なお、本発明の第7実施形態の別構成例を
図35に示す。図35において、バンドケース13Bの
下端には、時計バンド21に平行してマイク支持部材1
46の上端が固定されている。マイク支持部材146の
下端にはマイク148が配設されている。カバーケース
5は本体ケース1より図中左方に向けて多少突設されて
いる。そして、バンドケース13A及び本体ケース1の
側部には止め部材150が配設されている。時計バンド
21を時計バンド19のバンド止め部材20に通した後
に、このマイク支持部材146を止め部材150により
挟持させる。マイクを口元に近づけたい場合には、この
マイク支持部材146を止め部材150から外す。マイ
ク支持部材146は形状記憶合金にて形成されるのが望
ましい。
【0125】
【0126】また、本発明の第7実施形態の更に別構成
例を図36及び図37に示す。図36において、格納ケ
ース143及びバンドケース13A、13Bを貫通する
ようにマイク支持部材152が通されている。マイク支
持部材152の先端部にはマイク148が配設されてい
る。図37に、このマイク支持部材152周辺の拡大図
を示す。マイク支持部材152の上層には縦筋状にガイ
ド凸部154が突設されている。このガイド凸部154
に対峙する格納ケース143及びバンドケース13A、
13B側には、図示しないガイド凹部が形成されてい
る。そして、このガイド凹部に対しガイド凸部154
は、嵌合されつつ摺動自在になっている。
【0127】マイク支持部材152の一端には電極部材
152aが形成され、この電極部材152aは、バンド
ケース13Bの内部に配設されたコネクタ156に嵌合
されるようになっている。マイク支持部材152の一端
の側部には突設部材158が形成されており、この突設
部材158には電極部材158aが形成されている。電
極部材152aと電極部材158aは、マイク148と
接続されている。バンドケース13Aの内部にはコネク
タ160が埋設され、電極部材158aと嵌合されるよ
うになっている。
【0128】以上により、マイク支持部材152を引き
出せば、マイク148を口元に近づけることができる。
通話後は、マイク支持部材152を押し込めばよい。図
35〜図37の場合、時計バンド19、21は一体に形
成することも可能である。
【0129】次に、本発明の第8実施形態について説明
する。図38及び図39に本発明の第8実施形態のブロ
ック図を示す。本発明の第8実施形態の構成図は、前述
の各実施形態と同様である。例として本発明の第8実施
形態を第1実施形態との対比のもとに説明するが、他の
各実施形態についても同様に適用可能である。
【0130】本発明の第8実施形態が第1実施形態と異
なるのは、本体ケース1とカバーケース5間にはケーブ
ル61を接続しない点である。そして、本体ケース1側
は送話機能を、カバーケース5側は受話機能を専用に備
える。
【0131】図38に本体ケース1側のブロック図を示
す。図38において、操作部35は入力インターフェイ
ス153を介して制御演算部155と接続されている。
この制御演算部155には、記憶部157及び無線送信
部159が接続されている。制御演算部155は、時計
機能、電話機能及びカレンダー機能等の処理を行うよう
になっている。記憶部157は、RAMやROMにて構
成されている。
【0132】また、この記憶部157には、送信の履
歴、電話帳等のデータや電話用のIDコード等のシステ
ムの基本データ等も保存されるようになっている。マイ
ク17で抽出された音声は送話増幅部161にて増幅さ
れるようになっている。そして、通話送信回路部163
を経て無線送信部159から送信された電波は無線基地
局に送信されるようになっている。
【0133】一方、図39にカバーケース5側のブロッ
ク図を示す。図39において、表示部33及び表示部7
は、表示コントローラ165を介して制御演算部167
と接続されている。無線基地局から無線受信部169で
受信した電波は、通話受信回路部171を経て受話増幅
部173で増幅され、スピーカ175より聞こえるよう
になっている。記憶部177には、記憶部157と共通
の電話用のIDコードが保存されている。
【0134】かかる構成において、操作部35により電
話番号を入力する。または、電話帳等のデータや送信の
履歴から電話番号を読み取るようにしてもよい。そし
て、通話キー11を押すことで発呼信号に続き電話番号
データが無線基地局に対し送信され、相手先と接続す
る。本体ケース1側とカバーケース5側とは共通のID
コードを有することにより、それぞれ送信と受信が可能
である。無線受信部169で着信された音声は、スピー
カ175を通じてユーザに聞こえる。ユーザが話しをす
る場合にはマイク17に向かって話す。
【0135】以上により、ケーブル61を配設せず、本
体ケース1とカバーケース5とを離隔することができ
る。従って、通話中にカバーケース5を持つ手を替える
こともできる。なお、カバーケース5を耳に対し固定可
能な耳固定部材(図示略)をカバーケース5側に配設す
れば、手ぶらにて通話することもできる。
【0136】次に、本体ケース1には図40に示すよう
に信号送信部179及び信号受信部181を配設する。
また、カバーケース5にも図41に示すように信号送信
部183及び信号受信部185を配設する。そして、本
体ケース1には送受信の可能な無線送受信部187、通
話送受信回路部189が配設され、同様にカバーケース
5には無線送受信部191、通話送受信回路部193が
配設されている。
【0137】信号送信部183からはカバーケース5側
の情報が、無線送受信部191を経て本体ケース1側に
向けて送出され、かつ信号受信部185には本体ケース
1側から送信された情報が無線送受信部191を経て受
信されるようになっている。交信される情報は、混信を
避けるため、IDコードに続けて符号化されて発信され
る。受信される情報はIDコードを確認する。また、信
号の送信は間欠的に短時間に行うようにすれば一層混信
され難い。情報は、例えば発呼信号、通話中フラグ、モ
ード信号、送受信履歴データ、終話信号等のシステムに
必要な情報や待ち受け電力の節約等のために必要な交換
情報等である。
【0138】このように、本体ケース1とカバーケース
5間の情報を交信可能としたことで、ケーブル61を有
さなくても、送話、受話間等やシステムの制御を円滑に
行うことができる。人込み等であっても混信することは
なく通話可能である。
【0139】次に、本発明の第9実施形態について説明
する。本発明の第9実施形態は、テレビ電話を利用する
場合についてである。まず、図3及び図21に示す構成
の場合について説明する。図3及び図21に示すよう
に、カメラ137で撮像した映像を、マイク17で拾っ
た音声と共に電話の相手に送信する。そして、受信され
た画像情報及び音声情報をもとに、表示部33に電話の
相手の画像表示を行い、内蔵スピーカにより相手の声を
聞くことでテレビ電話をすることができる。
【0140】このように、腕装着携帯電話装置10単独
であってもテレビ電話が可能である。この場合には、相
手の声が大きく聞こえ、スピーカから耳が離隔している
場合でも十分である。
【0141】一方、図42に操作ケース117と本体ケ
ース1をケーブル201で接続した場合を示す。ケーブ
ル201は、操作ケース117に内蔵された引出・巻取
自在リール部203から引出し及び巻取収納自在なよう
になっている。ケーブル201の端部には端子205が
配設され、本体ケース1側の端子に接続されるようにな
っている。端子205の接続の際には本体ケース1内蔵
の図示しない当接スイッチが働くようになっている。こ
の当接スイッチが働くと、カバーケース5側の受話孔9
からは音声が聞こえず、操作ケース117側の受話孔1
18の内蔵スピーカから音声が聞こえるように切り換え
られる。
【0142】そして、表示部33に電話の相手の画像表
示を行い、操作ケース117の受話孔118を耳に当て
て内蔵スピーカにより相手の声を聞く。マイク17に向
けて話すことで人込みの中でも他人に電話相手からの通
話内容を聞かれることなくテレビ電話をすることができ
る。
【0143】なお、このケーブル201により図31の
ように、本体ケース1側に保存される電話番号の登録や
修正、削除等の編集を操作ケース117側から行った
り、操作ケース117側でインターネットをすることが
できる。この場合、ケーブル201をケーブル61に代
用することができる。ケーブル201はケーブル61に
比べ距離を必要とするので、操作ケース117側に引出
・巻取自在リール部203を配設するのが望ましい。
【0144】次に、図43のように、カバーケース5を
本体ケース1から取り外すと、本体ケース1に内蔵され
た図示しない分離検知スイッチが働くようになってい
る。この分離検知スイッチが働くと、受話孔9の内蔵ス
ピーカから音声が聞こえ、かつ操作ケース117の表示
部135に画像が表示されるように切り換えられる。操
作ケース117の表示部135で画像を見ながら、マイ
ク91(図11ではマイク17)に向けて話す。受話孔
9に耳を当てつつ話すので、他人に電話相手からの通話
内容を聞かれることなくテレビ電話をすることができ
る。表示部135は、表示部33より画面が大きいので
見やすい。カメラ137は例えば操作ケース117に内
蔵である。
【0145】なお、図44に示すように、操作ケース1
17をラジオやテレビ、音楽再生プレーヤとしてもよ
い。この場合、イヤホンケーブル207にはイヤホン2
09が接続され、このイヤホンケーブル207が引出・
巻取自在リール部203から引出し等自在である。そし
て、イヤホンケーブル207には、ケーブル201が併
設されている。そして、このイヤホン209の側部には
端子205が配設されている。この端子205には、ケ
ーブル201の一端が接続され、ケーブル201の他端
は操作ケース117の内部回路に接続されている。但
し、イヤホンケーブル207をケーブル201として兼
用してもよい。端子205は、本体ケース1側の端子に
接続自在なようになっている。但し、端子205は、イ
ヤホンケーブル207の途中に配設してもよい。
【0146】そして、この端子205を本体ケース1側
の端子に接続することで、上述のようにテレビ電話をす
ることができる。端子205を本体ケース1側の端子か
ら外してイヤホン209を耳に挿入等すれば、ラジオ等
の音声を聞くことができる。但し、イヤホンケーブル2
07は引出・巻取自在リール部203に収納せず、外付
けとしてもよい。また、図42の場合には、イヤホン2
09により通話相手の声を聞いてもよい。更に、イヤホ
ンケーブル207は、端子205の接続中に端子205
の配設されていない側のケーブルを利用して相手の声等
を聞くようにしてもよい。
【0147】次に、本発明の第8実施形態で説明したの
と同様に、図42、図43でケーブル201を接続しな
いようにすることも可能である。但し、本体ケース1及
びカバーケース5側では送信と受信の両方を行い、操作
ケース117側では受信のみを行う。共に共通のIDコ
ードにより処理される。そして、図42の場合には、操
作ケース117で受信した電波から音声のみを再生し、
表示部33ではカバーケース5側で受信した電波から画
像のみを再生する。このようなモード設定を、ケーブル
61、201を接続した際又は各機器において設定可能
とする。なお、ケーブル61等の接続により本体ケース
1側に保存される電話番号等の編集を操作ケース117
側から行ったり、操作ケース117側でインターネット
をすることができる。但し、操作ケース117側に送信
機能、受信機能の双方を有すれば、ケーブル61等の接
続によらずとも操作ケース117側でインターネットを
することができる。
【0148】一方、図43の場合には、操作ケース11
7で受信した電波から画像のみを再生し、表示部135
で表示する。また、カバーケース5では受信した電波か
ら音声のみを再生し、内蔵のスピーカから出力する。但
し、この場合には送信機能が本体ケース1側に存在する
ので、カメラ137は、本体ケース1又はカバーケース
5に設定する必要がある。
【0149】次に、本発明の第10実施形態について説
明する。本発明の第10実施形態は、図45に示すよう
に、ケーブル61をバンドケース13A、13B部分で
はなく、ケース底板301の内部に組み込まれた引出・
巻取自在リール部303によりリール状に引出・巻取収
納自在としたものである。一方、図46には、格納ケー
ス305をケース底板301から取り出した様子を示
す。格納ケース305は円筒状であり、下部周囲には雌
ねじ307が螺刻されている。ケース底板301の内側
周囲には、格納ケース305の雌ねじ307に対応する
雄ねじが螺刻されている。また、格納ケース305の裏
面(又は表面でもよい)には、受話孔309が配設され
ている。このように、接続端子145を配設しないよう
な場合には、格納ケース305をケース底板301に対
し螺着可能である。
【0150】次に、本発明の第11実施形態について説
明する。本発明の第11実施形態は、図47に示すよう
に、格納ケースをケース底板から外す際に、ケーブルを
用いないものである。図48には、図47中のC矢視部
分側面図を示す。格納ケース143は、図14及び図1
5と同様の構成により、ケース底板93から分離可能な
ようになっている。格納ケース143の表面には、受話
孔308が配設されている。ケース底板93の端部には
バンド部材311A、311Bの一端が止められてい
る。バンド部材311Aの他端部には係止部材313A
が配設され、この係止部材313Aは、ヒンジ315に
より可動自在である。一方、バンド部材311Bの適所
には係止部材313Bが配設されている。そして、係止
部材313Aは係止部材313Bに対し係止自在なよう
になっている。係止部材313Aにはマイク17が配設
されている。
【0151】バンド部材311Bには、その一端部から
所定範囲を被覆するように被覆部材317が配設されて
いる。バンド部材311Bの適所には、可動ピン319
が回動自在に軸支されている。格納ケース143の端部
には可撓性を有するケース支持部材321の一端が固定
され、一方、ケース支持部材321の他端は、可動ピン
319の頭部に固定されている。被覆部材317には、
バンド方向に凹部323が形成されている。そして、こ
の凹部323にケース支持部材321が嵌合されるよう
になっている。
【0152】かかる構成において、格納ケース143を
ケース底板93に結合した状態では、受話孔308で相
手の声を聞きつつマイク17に向けて話す。通話内容を
他人に聞かれたくない場合や人込み等では、格納ケース
143をケース底板93から分離する。この際には、ケ
ース支持部材321が凹部323から外れる。可動ピン
319を軸として、格納ケース143をほぼ90度程度
回動させ手に持つことで、受話孔308を耳に当てつつ
話すことができる。通話の終了後には、再び格納ケース
143をバンド方向に一致するよう回動させて、格納ケ
ース143をケース底板93に結合する。このとき、ケ
ース支持部材321が凹部323に収納される。
【0153】次に、マイクを口元に近づける方法につい
て説明する。図49には、マイク支持部材325がケー
ス支持部材321と共に凹部323に収納されている様
子を示す。マイク支持部材325もケース支持部材32
1と同様に可撓性を有する。図50には、マイク支持部
材325とケース支持部材321とを可動ピン319を
中心に、バンド方向からほぼ90度程度回動させたとき
の様子を示す。図51には、可動ピン319の頭部にヒ
ンジ327を配設し、このヒンジ327回りにマイク支
持部材325とケース支持部材321とが回動自在な様
子を示す。格納ケース143をケース底板93から分離
する際には、マイク支持部材325がケース支持部材3
21と連動されて外れるように、ケース支持部材321
の所定部には、突設片321aが突設されている。
【0154】かかる構成において、格納ケース143を
ケース底板93から分離すると、ケース支持部材321
と共に突設片321aによりマイク支持部材325も同
時に凹部323から外れる。ヒンジ327を中心に、マ
イク支持部材325をケース支持部材321と反対側に
開く。このことにより、格納ケース143の受話孔30
8を耳に当てつつ、マイク支持部材325の端部に配設
されたマイク148に向けて話すことができる。マイク
148は、任意角度で口元に近づけることができるた
め、送話信号のS/N比を高くできる。
【0155】なお、ヒンジ327、可動ピン319に代
えて、ピボットを配設するようにしてもよい(図示
略)。ピボットは、マイク支持部材325、ケース支持
部材321のそれぞれの端部に球状凸部を取り付け、こ
の球状凸部が3次元自由度を有するように所定の開口が
された収納凹部に収納される。そして、この収納凹部は
バンド部材311Bに配設されている。ピボットは2つ
配設すれば、マイク支持部材325、ケース支持部材3
21がそれぞれ独立した3次元動作を行うことができ
る。
【0156】図52には、このようにマイク支持部材3
25を開いた例を図示する。但し、図3及び図11のカ
バーケース5でも同様に構成可能であることを示すため
に、図52では格納ケース143に代えてカバーケース
5を例としている。このとき、ケース支持部材321の
端部はヒンジ3に軸支され、回動自在なようになってい
る。
【0157】次に、本発明の第12実施形態について説
明する。本発明の第12実施形態は、ケース支持部材3
21(マイク支持部材325)の寸法を長くする一方法
についてである。
【0158】ケース支持部材321(マイク支持部材3
25)を複数の部材に分け、部材相互間を嵌合させた
り、蛇腹管とすることで、伸縮自在とし寸法を調節する
ことは可能である。しかしながら、図53及び図54に
示すように、かかる伸縮構造を適用せずに、寸法を調節
することも可能である。図53には、ケース支持部材3
21の回動の様子を示す平面図、図54には、図53中
のD−D矢視断面図を示す。図53及び図54におい
て、上板331と下板333とは支持部材335により
固定されている。バンド部材311Bには、バンド方向
に凹部337が形成されている。そして、この凹部33
7には、両サイドから内側に向けて突設片339が所定
高さ突設されている。突設片339は、上板331と下
板333とにより挟まれ、上板331と下板333と
が、この突設片339に沿って摺動自在になっている。
【0159】上板331は、そのバンド方向の上下端部
が円形状部331aにより膨出され、かつ両側部には平
面状部331bを有し、この平面状部331bが凹部3
37に沿って摺動自在なようになっている。上板331
の上部には、ヒンジ341が設けられ、このヒンジ34
1によりケース支持部材321が回動自在になってい
る。図53のほぼ中央には、円形状に形成された端部3
43が凹部337に連設されている。
【0160】端部343の内径は、円形状部331aの
外径よりわずかに大きく設計されているため、上板33
1はこの端部343の内壁に沿って回動自在なようにな
っている。支持部材335には、バネ345の一端が掛
けられ、バネ345の他端は、バンド部材311Bの内
部適所に固定されている。
【0161】かかる構成において、ケース支持部材32
1が凹部323に納められた際には、バネ345の作用
によりケース支持部材321が引っ張られ、たるみの無
い状態に収納される。また、ケース支持部材321の長
さは、ケース支持部材321の格納ケース143(カバ
ーケース5)との接続部分から端部343までの長さよ
り長く取れる。格納ケース143をケース底板93から
分離すると、ケース支持部材321が凹部323から外
れる。格納ケース143を引っ張ると、上板331は端
部343まで移動される。端部343の径は、上板33
1の幅寸法より大きく形成されているため、上板331
は端部343内を回動可能である。ケース支持部材32
1をバンド方向からほぼ90度程度回動させる。ケース
支持部材321は、ヒンジ341により高さ方向にも回
動自在である。以上により、ケース支持部材321の長
さを調節できる。なお、ケース支持部材321は、ヒン
ジ341を貫通され、適当な長さに調節された後にヒン
ジ341等にて固定されるようにしてもよい。
【0162】次に、本発明の第13実施形態について説
明する。本発明の第13実施形態は、ケース支持部材3
21(マイク支持部材325)の寸法を長くする別方法
について説明する。図55及び図56に示すように、バ
ンド部材311Aには、長穴347がバンド方向に沿っ
て開けられている。この長穴347には可動ピン349
が通され、可動ピン349は長穴347に沿って摺動自
在である。可動ピン349の頭部には、ボタン凹部35
3が固定されている。このボタン凹部353は、ボタン
凸部355により掛止自在になっている。ボタン凸部3
55の上部にはヒンジ351が配設され、このヒンジ3
51回りにマイク支持部材325とケース支持部材32
1とが回動自在なようになっている。マイク支持部材3
25及びケース支持部材321は、長さ調節のため一端
部がヒンジ351を貫通して止められている。可動ピン
349の底部には、ネジ357が形成され、このネジ3
57を締結することで可動ピン349の位置は長穴34
7の所定箇所に固定されるようになっている。また、マ
イク支持部材325の他端部は、ケース底板93の側部
に配設された係止部材359により止められるようにな
っている。
【0163】かかる構成において、可動ピン349の固
定位置は、装着者の腕回りの寸法等に応じて任意に変更
可能である。装着の際には、まずバンド部材311A、
311Bを腕に巻き、係止部材313A、313Bによ
り止める。その後、マイク支持部材325とケース支持
部材321とを腕回りに回して、ボタン凸部355をボ
タン凹部353に止める。その後、マイク支持部材32
5を係止部材359に止める。この状態で、マイク14
8は格納ケース143に近く位置されており、受話孔3
08から相手の声を聞きつつマイク148に向けて話す
ことができる。
【0164】次に、通話内容を他人に聞かれたくない場
合や人込み等では、格納ケース143をケース底板93
から分離する。この際には、リミットスイッチが働き、
スピーカの音量は小さくなるように機能する。また、格
納ケース143がケース底板93から分離される際に
は、マイク支持部材325が係止部材359により上方
に持ち上げられることで、係止部材359から自然に外
れる。格納ケース143は、ボタン凸部355とボタン
凹部353の嵌合により可動ピン349を中心として回
動可能である。バンド方向からほぼ90度程度回動させ
た状態で、格納ケース143の受話孔308を耳に当て
つつ、マイク支持部材325の端部に配設されたマイク
148に向けて話すことができる。
【0165】なお、可動ピン349を長穴347に沿っ
て摺動させるのではなく、ボタン凹部353をバンド方
向に沿った適所に複数個予め固定しておき、適宜選択さ
れたボタン凹部353に対しボタン凸部355を止める
ようにしてもよい。また、本発明の第1〜第10実施形
態に示すケーブル61、201により本体ケース1、カ
バーケース5、格納ケース139、143、117、3
05を結ぶ構成と、本発明の第11〜第13実施形態に
示すマイク支持部材325、可動ピン319、349等
を組み合わせるようにしてもよい。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、腕
装着携帯電話装置は、従来の腕時計と同様に腕に装着さ
れ、小型かつ電話やインターネット、電子メール等をし
易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の平面図
【図2】 本発明の第1実施形態の側面図
【図3】 カバーケースを開いたときの様子を示す図
【図4】 ヒンジの詳細構造図
【図5】 ヒンジ回りの側面拡大図
【図6】 カバーケースを閉じたときの止め構造
【図7】 ケーブルの引き出し構造
【図8】 ケーブルの引き出し構造の別構成例
【図9】 ケーブルの引き出し構造の別構成例
【図10】 ケーブルの戻り止め構造
【図11】 カバーケースを本体ケースから分離したと
きの様子を示す図
【図12】 カバーケースを裏返したときの表示部の様
子を示す図
【図13】 腕装着携帯電話装置を腕の内側に装着した
場合
【図14】 本体ケースの内部から本体ケースの底側を
見たときの様子を示す図
【図15】 図14中のA−A矢視断面図
【図16】 本体ケース及びカバーケースをケース底板
から外したときの様子を示す図
【図17】 本発明の第3実施形態の構成図
【図18】 操作ケースの背面図
【図19】 図17中のB−B矢視断面図
【図20】 操作ケースに表示部を配設した例
【図21】 本発明の第4実施形態の構成図
【図22】 利用態様の一例
【図23】 格納ケースを操作ケースに取り付けたとき
の様子を示す図
【図24】 格納ケースの背面図
【図25】 本発明の第6実施形態の側面図
【図26】 格納ケースとケース底板の部分断面図
【図27】 配線の様子を示す概略図
【図28】 接続端子の接続例
【図29】 格納ケースをケース底板から分離したとき
の様子を示す図
【図30】 格納ケースの裏面図
【図31】 接続端子を格納ケースから外し、操作ケー
スに接続した場合を示す図
【図32】 接続端子の接続例
【図33】 操作ケースの裏側に受話孔が配設された例
【図34】 本発明の第7実施形態の構成図
【図35】 本発明の第7実施形態の別構成例
【図36】 本発明の第7実施形態の更に別構成例
【図37】 マイク支持部材周辺の拡大図
【図38】 本発明の第8実施形態のブロック図(本体
ケース側)
【図39】 本発明の第8実施形態のブロック図(カバ
ーケース側)
【図40】 信号送信部及び信号受信部を配設した例
【図41】 信号送信部及び信号受信部を配設した例
【図42】 テレビ電話の利用方法を説明する図
【図43】 同上
【図44】 操作ケースをラジオ等とした例
【図45】 本発明の第10実施形態の側面図
【図46】 格納ケース回りの様子を示す図
【図47】 本発明の第11実施形態の側面図
【図48】 図47中のC矢視部分側面図
【図49】 マイク支持部材がケース支持部材と共に凹
部に収納されている様子を示す図
【図50】 マイク支持部材とケース支持部材とを可動
ピンを中心に、バンド方向からほぼ90度程度回動させ
たときの様子を示す図
【図51】 可動ピン回りの部分拡大図
【図52】 マイク支持部材を開いた例
【図53】 本発明の第12実施形態(ケース支持部材
の回動の様子を示す平面図)
【図54】 図53中のD−D矢視断面図
【図55】 本発明の第13実施形態の側面図
【図56】 可動ピン回りの部分拡大図
【符号の説明】
1 本体ケース 3、327、341、351 ヒンジ 5 カバーケース 7 表示部 9 受話孔 10 腕装着携帯電話装置 11 通話キー 12 検索キー 13A、13B バンドケース 17、91、148、149 マイク 19、21 時計バンド 25 タッチペン 27 アンテナ 29A、29B 巻取スイッチ 31A、31B 巻取調整スイッチ 33 表示部 35、119 操作部 61、201 ケーブル 63 小滑車 65 案内車 69、345 バネ 79、109 フック 81 ピン 83 長穴 85 摺動部材 92、93 ケース底板 95 キー 99 操作部材 105 突設部 107 嵌合突設部 117 操作ケース 133 鏡 135 表示部 137 カメラ 139、143、305 格納ケース 141、308、309 受話孔 145、147 接続端子 146、152 マイク支持部材 153 入力インターフェイス 155、167 制御演算部 157、177 記憶部 159 無線送信部 161 送話増幅部 163 通話送信回路部 165 表示コントローラ 169 無線受信部 171 通話受信回路部 173 受話増幅部 175 スピーカ 179、183 信号送信部 181、185 信号受信部 187、191 無線送受信部 189、193 通話送受信回路部 203、303 引出・巻取自在リール部 207 イヤホンケーブル 209 イヤホン 301 ケース底板 317 被覆部材 319、349 可動ピン 321 ケース支持部材 323 凹部 325 マイク支持部材 331 上板 333 下板 337 凹部 343 端部 353 ボタン凹部 355 ボタン凸部 357 ネジ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線により通話及び/又は通信の可能な
    腕装着携帯電話装置であって、腕回りに装着自在な腕装
    着手段と、該腕装着手段に取り付けられた第1のケース
    と、該第1のケースに対し回動自在の第2のケースと、
    該第2のケースと前記第1のケースとを結合しつつ回動
    可能とする回動結合手段とを備え、前記第2のケースは
    前記腕装着手段の長手方向かつ該腕装着手段を装着した
    人の外側に向けて開閉されることを特徴とする腕装着携
    帯電話装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のケースに配設された受話手段
    を備え、前記回動結合手段には、前記第1のケースと前
    記第2のケースとの結合と離脱が自在である着脱手段を
    有することを特徴とする請求項1記載の腕装着携帯電話
    装置。
  3. 【請求項3】 無線により通話及び/又は通信の可能な
    腕装着携帯電話装置であって、腕回りに装着自在な腕装
    着手段と、該腕装着手段に着脱自在に取り付けられたケ
    ースと、該ケースを前記腕装着手段に着脱させる着脱手
    段と、前記ケースに配設された受話手段とを備えたこと
    を特徴とする腕装着携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 前記腕装着手段の少なくとも一か所に配
    設された支軸手段と、該支軸手段と前記第2のケース又
    は前記ケースの間に配設されたケース支持手段と、該ケ
    ース支持手段が前記支軸手段回りに回動自在とされたこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の腕装着携帯電
    話装置。
  5. 【請求項5】 前記腕装着手段の少なくとも一か所に配
    設された支軸手段と、該支軸手段により回動自在のマイ
    ク支持手段と、該マイク支持手段に取り付けられたマイ
    クと、前記マイク支持手段を回動させることで、前記マ
    イクが前記腕装着手段より離れ人の口元付近に位置され
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の腕装
    着携帯電話装置。
  6. 【請求項6】 無線により通話及び/又は通信の可能な
    腕装着携帯電話装置であって、腕回りに装着自在な腕装
    着手段と、該腕装着手段の少なくとも一か所に配設され
    た支軸手段と、該支軸手段により前記腕装着手段に対し
    3次元自由度方向に回動自在のマイク支持手段と、該マ
    イク支持手段に取り付けられたマイクと、前記マイク支
    持手段を回動させることで、前記マイクが前記腕装着手
    段より離れ人の口元付近に位置されることを特徴とする
    腕装着携帯電話装置。
  7. 【請求項7】 前記支軸手段の配設位置を前記腕装着手
    段回りに変更可能とする配設位置変更手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4、5又は6記載の腕装着携帯電話
    装置。
  8. 【請求項8】 無線により通話及び/又は通信の可能な
    腕装着携帯電話装置であって、腕回りに装着自在な腕装
    着手段と、該腕装着手段に収納又は止められたマイク支
    持手段と、該マイク支持手段に取り付けられたマイク
    と、前記マイク支持手段を前記腕装着手段より引き出し
    又は前記腕装着手段の止めから開放することで、前記マ
    イクが前記腕装着手段より離れ人の口元付近に位置され
    ることを特徴とする腕装着携帯電話装置。
  9. 【請求項9】 無線により通話及び/又は通信の可能な
    腕装着携帯電話装置であって、腕回りに装着自在な腕装
    着手段と、該腕装着手段に取り付けられたケースと、前
    記通話及び/又は通信で利用される電話番号及び/又は
    該電話番号に属する人名、社名を保存する保存手段と、
    該保存手段に保存された前記電話番号等を追加、修正、
    削除可能な電話番号等編集手段とを備え、該電話番号等
    編集手段は前記ケースとは独立された操作ケースに収納
    されたことを特徴とする腕装着携帯電話装置。
  10. 【請求項10】 無線により通話及び/又は通信の可能
    な腕装着携帯電話装置であって、腕回りに装着自在な腕
    装着手段と、該腕装着手段に取り付けられ、少なくとも
    通信手段の内蔵されたケースと、該ケースとは独立さ
    れ、操作手段及び/又は表示手段とを有する操作ケース
    とを備え、該操作ケースによりインターネット、電子メ
    ール及びゲームのいずれか少なくとも一つが前記通信手
    段を介してされることを特徴とする腕装着携帯電話装
    置。
  11. 【請求項11】 無線により通話及び/又は通信の可能
    な腕装着携帯電話装置であって、腕回りに装着自在な腕
    装着手段と、該腕装着手段に取り付けられ、通話手段の
    内蔵されたケースと、該ケースとの間で信号交信が可能
    で、かつ通信手段を有する操作ケースとを備え、該操作
    ケースによりインターネット、電子メール及びゲームの
    いずれか少なくとも一つが前記通信手段を介してされる
    ことを特徴とする腕装着携帯電話装置。
  12. 【請求項12】 前記ケースを前記腕装着手段から分離
    又は前記ケースの一部を分離可能とする着脱手段と、該
    着脱手段により分離された前記ケース又は前記ケースの
    一部を前記操作ケースと結合する結合手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項9、10又は11記載の腕装着携
    帯電話装置。
  13. 【請求項13】 前記操作ケースには受話手段が配設さ
    れたことを特徴とする請求項9、10、11又は12記
    載の腕装着携帯電話装置。
  14. 【請求項14】 前記腕装着手段又は前記第1のケース
    に配設され、端部に接続端子を有するケーブルを備え、
    該接続端子は、前記第2のケース、前記ケース、前記操
    作ケース又は別途配設されるパソコン等の情報処理機器
    に対し接続替え可能なことを特徴とする請求項1〜13
    のいずれか1項に記載の腕装着携帯電話装置。
  15. 【請求項15】 前記操作ケースには、電話番号を入力
    可能な電話番号入力手段及び/又は電話番号と該電話番
    号に属する人名、社名等を保存した電話帳を備え、前記
    電話番号入力手段で入力された電話番号又は前記電話帳
    から選択された電話番号に基づき電話がかけられること
    を特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の腕
    装着携帯電話装置。
  16. 【請求項16】 無線により通話及び/又は通信の可能
    な腕装着携帯電話装置であって、腕回りに装着自在な腕
    装着手段と、該腕装着手段に取り付けられ、通話及び/
    又は通信機能を内蔵する第1のケースと、前記腕装着手
    段の前記第1のケースに連設された部位又は前記第1の
    ケースの下部に形成された第2のケースと、該第2のケ
    ース又は前記第1のケースにケーブルを収納するケーブ
    ル収納手段と、該ケーブル収納手段に収納されたケーブ
    ルを引出かつ自動収納可能とするケーブル引出収納手段
    とを備えたことを特徴とする腕装着携帯電話装置。
  17. 【請求項17】 前記ケーブルをアンテナとして利用し
    たことを特徴とする請求項16記載の腕装着携帯電話装
    置。
  18. 【請求項18】 前記第1のケース、前記第2のケー
    ス、前記ケース又は前記操作ケースにはタッチペンが配
    設され、画像の作成、編集、保存、読み込みの可能なこ
    とを特徴とする請求項1〜17のいずれか一項に記載の
    腕装着携帯電話装置。
  19. 【請求項19】 前記着脱手段による離脱がされたと
    き、受信した音声の音量を切り替える音量切替手段を備
    えたことを特徴とする請求項2、3、4、5、7、1
    2、14、15又は18記載の腕装着携帯電話装置。
  20. 【請求項20】 前記第1のケース、前記第2のケー
    ス、前記ケース及び前記操作ケースのいずれか少なくと
    も一つにはカレンダー及び/又は時間を表示する時計手
    段を備えたことを特徴とする請求項1〜19のいずれか
    一項に記載の腕装着携帯電話装置。
  21. 【請求項21】 通話及び/又は通信の可能な電話装置
    であって、通話内容を録音する録音手段と、該録音され
    た情報に対し該録音の期日、該録音の相手の電話番号、
    人名を割り付ける期日等割り付け手段と、前記期日、前
    記相手の電話番号及び人名のいずれか少なくとも一つの
    項目を一覧表示する一覧表示手段と、該一覧表示手段で
    一覧表示された項目を選択する選択手段と、該選択手段
    で選択された件名に属する録音情報を再生する再生手段
    とを備えたことを特徴とする電話装置。
  22. 【請求項22】 通話及び/又は通信の可能な電話装置
    であって、カメラにより撮像された画像及び/又は受信
    された画像を保存する画像保存手段と、該撮像及び/又
    は受信された画像に対し該撮像又は受信された期日、相
    手の電話番号、人名を割り付ける期日等割り付け手段
    と、前記期日、前記相手の電話番号及び人名のいずれか
    少なくとも一つの項目を一覧表示する一覧表示手段と、
    該一覧表示手段で一覧表示された項目を選択する選択手
    段と、該選択手段で選択された件名に属する画像情報を
    再生する再生手段とを備えたことを特徴とする電話装
    置。
  23. 【請求項23】 前記録音情報又は前記撮像情報の内容
    を抜粋する説明文及び/又はタイトルを編集する編集手
    段と、該編集手段で編集された前記説明文及び/又はタ
    イトルをも前記項目と共に一覧表示することを特徴とす
    る請求項21又は請求項22記載の電話装置。
  24. 【請求項24】 前記一覧表示手段で一覧表示された項
    目を検索する検索手段を備えたことを特徴とする請求項
    21、22又は23に記載の電話装置。
  25. 【請求項25】 無線により通話及び/又は通信の可能
    な電話装置であって、送話手段を有する第1のケース
    と、受話手段を有する第2のケースと、該第2のケース
    及び前記第1のケース間が有線にて電気的に接続されて
    いないことを特徴とする電話装置。
  26. 【請求項26】 無線によりテレビ電話の可能な電話装
    置であって、通信機能の内蔵されたケースと、該ケース
    とは独立された操作ケースとを備え、該操作ケース又は
    前記ケースの一方に受信情報の内から音声情報を抽出し
    て再生し、他方に受信情報の内から画像情報を抽出して
    表示することを特徴とする電話装置。
  27. 【請求項27】 無線により通話及び/又は通信の可能
    な電話装置であって、通話及び/又は通信機能の内蔵さ
    れたケースと、該ケースとは独立され、端部にイヤホン
    の取り付けられたイヤホンケーブルを有する音声再生の
    可能な操作ケースとを備え、前記イヤホンケーブル又は
    該イヤホンケーブルに併設された所定のケーブルにより
    前記ケースと前記操作ケース間とが電気的に接続される
    ことを特徴とする電話装置。
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