JP2003085797A - 光ピックアップ用対物レンズ駆動装置 - Google Patents

光ピックアップ用対物レンズ駆動装置

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JP2003085797A
JP2003085797A JP2001276976A JP2001276976A JP2003085797A JP 2003085797 A JP2003085797 A JP 2003085797A JP 2001276976 A JP2001276976 A JP 2001276976A JP 2001276976 A JP2001276976 A JP 2001276976A JP 2003085797 A JP2003085797 A JP 2003085797A
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Japan
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lens holder
coil
focus
objective lens
driving device
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JP2001276976A
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English (en)
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Masahiro Nakamura
中村  匡宏
Takashi Ishikawa
孝至 石川
Nobumasa Ono
信正 小野
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVDおよびCDなどの光ディスクからの情
報の読み取り、あるいは書き込みに使用される光ピック
アップ装置において、より効率よくレンズホルダを駆動
させるための推力を発生させることができる光ピックア
ップ用対物レンズ駆動装置を提供する。 【解決手段】 フォーカス駆動用コイル1に取り付けら
れた一対の磁性体ヨーク3によってフォーカス方向およ
びトラッキング方向の両方向の磁気的に安定した中立点
を作ることができるので、磁性体ヨーク3の数を減らす
ことができる。また、レンズホルダ5に取り付けられる
表裏2極マグネット6の背面には磁性体ヨーク3が設け
られない。したがって、可動部であるレンズホルダ5の
部品点数を削減でき、レンズホルダの重量が軽減される
ので、フォーカス方向およびトラッキング方向の推力を
より効率よく発生させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digital V
ersatile Disk)、CD(Compact Disk)などの光ディ
スクからの情報の読み取りおよび書き込みに使用される
光ピックアップ用対物レンズ駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップ用対物レンズ駆動装置と
しては、対物レンズを有するレンズホルダが、ベースに
設けられた軸によって支持され、軸に平行な方向である
フォーカス方向および軸周りの方向であるトラッキング
方向にレンズホルダを駆動する軸摺動型の対物レンズ駆
動装置が使用されている。軸摺動型対物レンズ駆動装置
方式の1つに、ムービングマグネット方式がある。
【0003】ムービングマグネット方式は、駆動するレ
ンズホルダにマグネットを配置し、ベースにコイルを配
置する方式である。
【0004】従来の対物レンズ駆動装置として、特開平
10−172158号公報記載の「対物レンズの駆動装
置」が開示されている。対物レンズの駆動装置は、DV
DおよびCDなどの光情報記録媒体に対して記録再生可
能な対物レンズ駆動装置で、レンズホルダにマグネット
を搭載したムービングマグネット方式による軸摺動型の
対物レンズ駆動装置である。
【0005】図14は、従来のムービングマグネット方
式による軸摺動型の対物レンズ駆動装置61の構成図で
ある。対物レンズ駆動装置61は、フォーカス方向に分
極されたマグネット31、トラッキング方向に分極され
たマグネット32、マグネット背面ヨーク33、レンズ
ホルダ34、フォーカス方向およびトラッキング方向に
駆動させるためのコイル35、コイル背面ヨーク36、
2つの対物レンズ37,38、軸39、ベース40を備
えて構成されている。軸39によって支持されるレンズ
ホルダ34には、軸39と平行な方向であるフォーカス
方向に分極されたマグネット31、軸39の周方向であ
るトラッキング方向に分極されたマグネット32、マグ
ネット背面ヨーク33および2つの対物レンズ37,3
8が設けられている。軸39が取り付けられているベー
ス40には、フォーカス方向およびトラッキング方向に
駆動させるためのコイル35およびコイル背面ヨーク3
6が設けられている。図15は、従来のムービングマグ
ネット方式による軸摺動型の対物レンズ駆動装置61の
磁気回路の構成図である。磁気回路は、フォーカス方向
に分極されたマグネット31、トラッキング方向に分極
されたマグネット32、マグネット背面ヨーク33、フ
ォーカス方向およびトラッキング方向に駆動させるため
のコイル35およびコイル背面ヨーク36を備えて構成
されている。
【0006】マグネット背面ヨーク33とコイル背面ヨ
ーク36とは、フォーカス方向およびトラッキング方向
の駆動力を確保するためと、磁気的な中立点を作ること
を目的として、マグネットおよびコイルの背面に設けら
れている。また、フォーカス方向およびトラッキング方
向に分極されたマグネット31,32は、マグネット背
面に取り付けられたマグネット背面ヨーク33と、マグ
ネットと対面して取り付けられている四角形に巻かれた
コイル35と、コイル35の背面に取り付けられたコイ
ル背面ヨーク36とによって磁気的な閉回路を作るため
に分極されており、さらにコイル背面ヨーク36を用い
て磁気的な中立点を作るために分極されている。コイル
35に電流を流すことで、マグネットの作る電磁場がコ
イル35に電磁気力を作用させる、すなわちコイル35
に流れる電流と、マグネットによって生じる電磁場とが
相互作用することによって、レンズホルダ34をフォー
カス方向およびトラッキング方向に駆動させることがで
きる。フォーカス方向に分極されたマグネット31の対
向位置にあるコイル35は、レンズホルダ34をフォー
カス方向に駆動させるコイルとして機能し、トラッキン
グ方向に分極されたマグネット32の対向位置にあるコ
イル35は、レンズホルダ34をトラッキング方向に駆
動させるコイルとして機能する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のムービングマグ
ネット方式による軸摺動型対物レンズ駆動装置61は、
フォーカス駆動用の磁気回路およびトラッキング駆動用
の磁気回路において、駆動方向であるフォーカス方向お
よびトラッキング方向に分極されたマグネット31,3
2を使用しており、フォーカス駆動用およびトラッキン
グ駆動用の磁気回路を閉回路とするために、マグネット
の背面およびコイルの背面に磁性体のヨーク33,36
を取り付けている。すなわち、従来例においては、磁気
回路を構成している部品点数が非常に多い。また、フォ
ーカス方向およびトラッキング方向に分極されたマグネ
ット31,32を使用しているので、マグネット取り付
け時において、マグネットの極性に注意する必要があ
る。フォーカス方向およびトラッキング方向に分極され
たマグネット31,32は、表裏2極着磁マグネットと
比べると高価で、コストの面で不利である。さらに、ム
ービングマグネット方式の根本的な欠点である可動部の
重量という観点からも、マグネットの背面にヨークを取
り付けるので、可動部であるレンズホルダ34が非常に
重くなり、フォーカス方向およびトラッキング方向の推
力を確保することが困難となる。
【0008】本発明の目的は、DVD(Digital Versat
ile Disk)およびCD(CompactDisk)などの光ディス
クからの情報の読み取り、あるいは書き込みに使用され
る光ピックアップ装置において、より効率よくレンズホ
ルダを駆動させるための推力を発生させることができる
光ピックアップ用対物レンズ駆動装置を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、対物レンズを
有するレンズホルダが、ベースに設けられた軸によっ
て、軸に平行な方向であるフォーカス方向および軸周り
の方向であるトラッキング方向に摺動自在に支持され、
前記レンズホルダには複数のマグネットが取り付けら
れ、前記ベースには、前記マグネットに対向する位置に
一対のフォーカス駆動用コイルおよび一対のトラッキン
グ駆動用コイルが配置されている光ピックアップ用対物
レンズ駆動装置において、レンズホルダに取り付けられ
る複数のマグネットは、全てレンズホルダの径方向に着
磁された表裏2極マグネットであり、前記トラッキング
駆動用コイルには磁性体のヨークを取り付けず、前記フ
ォーカス駆動用コイルに磁性体のヨークが取り付けら
れ、この一対の磁性体のヨークによってフォーカス方向
およびトラッキング方向の両方向の磁気的に安定した中
立点が作られることを特徴とする光ピックアップ用対物
レンズ駆動装置である。
【0010】本発明に従えば、フォーカス駆動用コイル
に取り付けられた一対の磁性体ヨークによって、フォー
カス方向およびトラッキング方向の両方向の磁気的に安
定した中立点を作ることができるので、磁性体ヨークの
数を減らすことができ、部品点数を削減できる。また、
レンズホルダに取り付けられるマグネットは、全てレン
ズホルダの径方向に着磁された表裏2極マグネットであ
るので、取り付けが容易である。さらに、表裏2極マグ
ネットは、従来の分極されているマグネットと比べて安
価であり、生産コストが削減できる。
【0011】また本発明は、前記レンズホルダに取り付
けられる前記表裏2極マグネットの背面には磁性体のヨ
ークが設けられないことを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、レンズホルダに取り付け
られる表裏2極マグネットの背面には磁性体のヨークが
設けられないので、レンズホルダの重量が軽減され、フ
ォーカス方向およびトラッキング方向の推力をより効率
よく発生させることができる。
【0013】また本発明は、前記フォーカス駆動用コイ
ルは、前記表裏2極マグネットに対向し、表裏2極マグ
ネットの着磁方向に延びる磁性体のヨークを有すること
を特徴とする。
【0014】本発明に従えば、フォーカス駆動用コイル
は、表裏2極マグネットに対向し、表裏2極マグネット
の着磁方向に延びる磁性体のヨークを有しているので、
表裏2極マグネットの中央部から強く直線的に発生して
いる磁界の向きと磁性体ヨークの長辺部の向きとが揃う
ことにより、表裏2極マグネットの中心部で磁気的に安
定した中立点を作ることができ、レンズホルダに取り付
けられている表裏2極マグネットが、外力によってフォ
ーカス方向およびトラッキング方向にずれた場合でも、
表裏2極マグネットの中心部へ戻ろうとする復元力が働
く。したがって、レンズホルダを常に磁気的に安定した
中立点に配置させることができる。
【0015】また本発明は、前記フォーカス駆動用コイ
ルは、先細となる一対の先端部が、前記表裏2極マグネ
ットに対向する形状を有する磁性体のヨークを有するこ
とを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、フォーカス駆動用コイル
は、先細となる一対の先端部が、表裏2極マグネットに
対向する形状を有する磁性体ヨークを有しており、磁性
体ヨークの先端部を細い突起状にしているので、表裏2
極マグネットから発生する磁界が、先細となる先端部の
2点に集中的に集められ、表裏2極マグネットの中心部
で均衡状態を保つことになる。すなわち、その均衡状態
が磁気的に安定した中立点となり、表裏2極マグネット
が移動したときの復元力を発生させることになる。した
がって、レンズホルダを常に磁気的に安定した中立点に
配置させることができる。
【0017】また本発明は、前記トラッキング駆動用コ
イルは、コイルに電流を流すことによって発生する熱を
逃がし、コイルの熱抵抗を低減させる非磁性体から成る
放熱部材を有することを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、トラッキング駆動用コイ
ルは、非磁性体から成る放熱部材を有し、コイルに電流
を流すことによって発生する熱を、放熱部材を伝って逃
がすことで放熱効果を高め、コイルの熱抵抗を低減させ
ることができるので、より効率よく推力を発生させるこ
とができる。
【0019】また本発明は、ベースを非磁性体とし、そ
の非磁性体ベースと前記放熱部材とを一体とすることを
特徴とする。
【0020】本発明に従えば、ベースを非磁性体とし、
その非磁性体ベースと放熱部材とを一体としているの
で、放熱の効果がさらに向上し、より効率よく推力を発
生させることができる。
【0021】また本発明は、前記レンズホルダに取り付
けられた前記表裏2極マグネットを挟む形で、レンズホ
ルダの外側および内側に前記フォーカス駆動用コイルを
取り付けることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、レンズホルダに取り付け
られた表裏2極マグネットを挟む形で、レンズホルダの
外側および内側にフォーカス駆動用コイルを取り付ける
ので、表裏2極マグネットが外力によりフォーカス方向
およびトラッキング方向に移動したときに、表裏2極マ
グネットの中心部に戻ろうとする復元力が働き、レンズ
ホルダを常に磁気的に安定した位置に配置させることが
できる。
【0023】また本発明は、前記レンズホルダの内側の
フォーカス駆動用コイルに、コイルに電流を流すことに
よって発生する熱を逃がし、コイルの熱抵抗を低減させ
る非磁性体から成る放熱部材を取り付けたことを特徴と
する。
【0024】本発明に従えば、レンズホルダの内側のフ
ォーカス駆動用コイルに、非磁性体から成る放熱部材を
取り付けたことで、コイルに電流を流すことによって発
生する熱を、放熱部材を伝って逃がすことができるの
で、放熱効果が高まり、コイルの熱抵抗を低減させるこ
とができる。したがって、より効率よく推力を発生させ
ることができる。
【0025】また本発明は、前記レンズホルダの外側お
よび内側のフォーカス駆動用コイルに磁性体のヨークを
取り付けたことを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、レンズホルダの外側およ
び内側のフォーカス駆動用コイルに磁性体のヨークを取
り付けたので、コイルの作る磁束が集中的に磁性体ヨー
クを通過することによって磁束密度が大きくなり、より
効率よく推力を発生させることができる。
【0027】また本発明は、前記レンズホルダは、異な
るディスク規格の光学的情報記録媒体に対応して異なる
開口数を有する2つ以上の対物レンズを有し、前記レン
ズホルダに少なくとも対物レンズと同数の対となる前記
表裏2極マグネットが配置され、それぞれの対となるマ
グネットのフォーカス方向の高さは同じとし、それ以外
のマグネットの対とフォーカス方向の高さを変えること
により、トラッキング方向に回転させて対物レンズを切
り換えることにより、前記レンズホルダのフォーカス方
向の高さを変えることができることを特徴とする請求項
1〜9のいずれか1つに記載の光ピックアップ用対物レ
ンズ駆動装置である。
【0028】本発明に従えば、レンズホルダに少なくと
も対物レンズと同数の対となる表裏2極マグネットが配
置され、それぞれの対となるマグネットのフォーカス方
向の高さは同じとし、それ以外のマグネットの対とフォ
ーカス方向の高さを変えることにより、トラッキング方
向に回転させて対物レンズを切り換えている。このこと
により、レンズホルダのフォーカス方向の高さを変える
ことができるので、レンズホルダの対物レンズの取り付
け面に精度よく段差を設ける必要がなく、従来に比べて
レンズホルダの組み立てが容易にできる。
【0029】また本発明は、非磁性体から成り、レンズ
ホルダを覆うカバーを有し、フォーカス駆動用コイルお
よびトラッキング駆動用コイルの電流による熱抵抗を低
減するために、前記非磁性体のカバーの一部を、それぞ
れのコイルに接触させて熱を逃がすことを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、非磁性体から成り、レン
ズホルダを覆うカバーを有し、フォーカス駆動用コイル
およびトラッキング駆動用コイルの電流による熱抵抗を
低減するために、非磁性体のカバーの一部を、フォーカ
ス駆動用コイルおよびトラッキング駆動用コイルに接触
させて熱を逃がすので、より効率よく推力を発生させる
ことができる。
【0031】また本発明は、前記ベースに穴を設け、前
記レンズホルダの周壁に切り欠きを設け、前記レンズホ
ルダのフォーカス方向駆動時に、前記ベースに開けた穴
に前記レンズホルダの切り欠きの間の突起部が入り込む
ことが可能となっていることを特徴とする。
【0032】本発明に従えば、ベースに穴を設け、レン
ズホルダの周壁に切り欠きを設け、レンズホルダのフォ
ーカス方向駆動時に、ベースに開けた穴にレンズホルダ
の切り欠きの間の突起部が入り込むことが可能となって
いるので、対物レンズ駆動装置をフォーカス方向に薄型
化することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0034】図1は、本発明の第1の実施形態である光
ピックアップ用軸摺動型対物レンズ駆動装置51(以
下、「対物レンズ駆動装置」と略称する)を示す構成図
である。対物レンズ駆動装置51は、フォーカス駆動用
コイル1、トラッキング駆動用コイル2、磁性体ヨーク
3、コイル保持材4、レンズホルダ5、表裏2極マグネ
ット6、2つの対物レンズ7,8、軸9およびベース1
0を備えて構成されている。軸9によって支持されるレ
ンズホルダ5には、レンズホルダ5の径方向に着磁され
た複数の表裏2極マグネット6および2つの対物レンズ
7,8が設けられている。軸9が取り付けられているベ
ース10には、表裏2極マグネットに対向する位置に一
対のフォーカス駆動用コイル1、一対のトラッキング駆
動用コイル2、磁性体ヨーク3およびコイル保持材4が
設けられている。トラッキング方向に駆動させる磁気回
路には、磁性体ヨーク3を取り付けず、トラッキング駆
動用コイル2である空芯コイルを、たとえばアルミニウ
ム、真鋳(黄銅)、ステンレスなどの非磁性体から成る
コイル保持材4に固定した構成としている。一方、フォ
ーカス方向に駆動させる磁気回路には、たとえば鉄など
から成る磁性体ヨーク3が取り付けられている。
【0035】フォーカス方向に磁性体ヨーク3が取り付
けられている理由は、フォーカス方向では、レンズホル
ダ5と軸9との摩擦が大きく、また、レンズホルダ5自
体の重量がかかってくるために、トラッキング方向より
も多くの推力を必要とするためである。すなわち、部品
点数を削減しても必要な推力を確保できるため、推力を
多く必要とするフォーカス方向駆動用コイル1に磁性体
ヨーク3を取り付けている。
【0036】さらに、レンズホルダ5に取り付けている
複数の表裏2極マグネット6は、レンズホルダ5の径方
向に着磁されているので、磁性体ヨーク3の形状を適切
化することにより、一対の磁性体ヨーク3によってフォ
ーカス方向およびトラッキング方向の両方向の磁気的に
安定した中立点を作ることができる。つまり、従来例の
磁気回路では、図15に示すように、フォーカス方向お
よびトラッキング方向に分極されたマグネットを使用し
ており、磁気的に安定した中立点を作るためには、フォ
ーカス方向およびトラッキング方向に分極されたマグネ
ットと対向する位置に磁性体ヨーク3を置く必要があ
る。本実施形態では、磁気的に安定した中立点を作るた
めの磁性体ヨーク3の数を減らすことができ、部品点数
を削減できる。また、従来の対物レンズ駆動装置61で
用いているマグネットは、レンズホルダの駆動方向、す
なわちフォーカス方向およびトラッキング方向に分極さ
れているので、マグネットを取り付けるときに極性に注
意する必要がある。本実施形態で用いている表裏2極マ
グネット6は、全てレンズホルダの径方向に着磁された
マグネットであるので、取り付けが容易である。さら
に、本実施形態で用いている表裏2極マグネット6は、
従来の分極されているマグネットと比べて安価であり、
生産コストが削減できる。
【0037】また、本実施形態の対物レンズ駆動装置5
1において、レンズホルダ5に取り付けられる表裏2極
マグネット6の背面には磁性体ヨーク3が設けられな
い。そのため、レンズホルダの重量が軽減されるので、
フォーカス方向およびトラッキング方向の推力を従来よ
りも効率よく発生させることができる。
【0038】図2は、本発明の第2の実施形態である磁
性体ヨークと表裏2極マグネット6とが作る磁束を示す
図である。フォーカス駆動用コイルは、レンズホルダの
径方向に着磁された表裏2極マグネット6に対向し、表
裏2極マグネットの着磁方向に延びる磁性体のヨークを
有している。マグネットの着磁方向に延びる磁性体のヨ
ークとしては、たとえば、辺a、辺b、辺cを有する直
方体ヨーク11が配置され、奥行き方向の辺cは、辺
a、辺bよりも充分に長い辺であるとする。図2(a)
に示すように、表裏2極マグネット6の中央部から強く
直線的に発生している磁界の向きと、直方体ヨーク11
の長辺部(辺c)の向きとが揃うことにより、表裏2極
マグネット6の中心部で磁気的に安定した中立点を作る
ことができる。これにより、レンズホルダに取り付けら
れている表裏2極マグネット6が、外力によってフォー
カス方向およびトラッキング方向にずれた場合でも、図
2(b)に示すように、表裏2極マグネット6の中心部
へ戻ろうとする復元力が働くため、レンズホルダを常に
磁気的に安定した中立点に配置させることができる。
【0039】図3は、本発明の第3の実施形態である磁
性体ヨーク12と表裏2極マグネット6とが作る磁束を
示す図である。フォーカス駆動用コイルは、先細となる
一対の先端部が、表裏2極マグネット6に対向する形状
を有する磁性体ヨーク(コの字型磁性体ヨーク)12を
有している。コの字型磁性体ヨーク12の先端部を細い
突起状にすることにより、表裏2極マグネット6から発
生する磁界が、先細となる先端部の2点に集中的に集め
られ、表裏2極マグネット6の中心部で均衡状態を保つ
ことになる。すなわち、その均衡状態が磁気的に安定し
た中立点となり、表裏2極マグネット6がずれた場合の
復元力を発生させることになる。したがって、レンズホ
ルダを常に磁気的に安定した中立点に配置させることが
できる。
【0040】図4は、磁性体ヨーク12と表裏2極マグ
ネット6とが作る磁束を示す図である。フォーカス方向
およびトラッキング方向への推力を発生させる原理とし
ては、図4に示すように、先細となる一対の先端部が、
表裏2極マグネット6に対向する形状を有するコの字型
磁性体ヨーク12の2つの突起部13のそれぞれにコイ
ル14を巻くことにより、コイル14を多く巻くことが
でき、またコの字型磁性体ヨーク12に直接巻きつけて
いることにより、磁束密度を大きくすることができる。
このことにより、効率よく推力を発生させることができ
る。さらに、コイル14に電流を流すことによって発生
する熱をコの字型磁性体ヨーク12を伝って逃がすこと
で、熱抵抗による電流制限によって生じる発生推力の低
下を防いでいる。すなわち、コイル14で発生する熱を
逃がすことで、コイル14の熱抵抗を低減させることが
できるので、効率よく推力を発生させることができる。
【0041】図5は、トラッキング駆動用コイルの構成
を示す図である。トラッキング駆動用コイルである空芯
コイル15によって推力を確保している対物レンズ駆動
装置において、トラッキング駆動用コイルは、コイルに
電流を流すことによって発生する熱を逃がし、コイルの
熱抵抗を低減させる非磁性体から成る放熱部材16を有
している。コイルに電流を流すと熱が発生し、その熱に
よって流す電流が制限される。つまり電流が制限される
と発生する推力も制限されることになり、推力発生の効
率が悪くなってしまう。そこで、空芯コイル15の空芯
部に、たとえばアルミニウム、真鋳(黄銅)、ステンレ
スなどの非磁性体から成る放熱部材16を取り付けるこ
とにより、放熱効果が高まり、空芯コイル15の熱抵抗
を低減させることができるので、より効率よく推力を発
生させることができる。
【0042】図6は、本発明の第4の実施形態である対
物レンズ駆動装置の断面図である。本発明による対物レ
ンズ駆動装置は、レンズホルダ5にマグネットが搭載さ
れているので、マグネットに対して外力による影響を与
えないようにするために、ベース10は非磁性体を用い
ている。本実施形態の対物レンズ駆動装置では、非磁性
体から成るベース10と、図5に示す放熱部材16とを
一体化させている。ベース10と放熱部材16とを一体
化させることにより、放熱の効果がさらに向上し、コイ
ル14の熱抵抗を低減させることができるので、より効
率よく推力を発生させることができる。
【0043】図7は、本発明の第5の実施形態である対
物レンズ駆動装置の断面図である。本発明による対物レ
ンズ駆動装置は、レンズホルダ5の径方向に着磁された
表裏2極マグネット6に対向する位置に磁性体ヨーク1
2とコイル14または空芯コイル17が配置されてい
る。本実施形態では、表裏2極マグネット6を挟む形
で、レンズホルダ5の外側および内側にフォーカス駆動
用コイルであるコイル14および空芯コイル17を取り
付けている。これにより、表裏2極マグネット6が外力
によりフォーカス方向およびトラッキング方向に移動し
たときに、表裏2極マグネット6の中心部に戻ろうとす
る復元力が働き、レンズホルダを常に磁気的に安定した
位置に配置させることができる。
【0044】図8は、本発明の第6の実施形態である対
物レンズ駆動装置の断面図である。本実施形態では、レ
ンズホルダ5の内側のフォーカス駆動用コイルである空
芯コイル17に、非磁性体から成る放熱部材16を取り
付けている。放熱部材16を用いて、コイルに電流を流
すことによって発生する熱を逃がすことにより、空芯コ
イル17の熱抵抗を低減させることができ、効率よく推
力を発生させることができる。
【0045】図9は、本発明の第7の実施形態である対
物レンズ駆動装置の断面図である。本実施形態では、レ
ンズホルダ5の外側および内側のフォーカス駆動用コイ
ルであるコイル14および空芯コイル17にコの字型磁
性体ヨーク12,磁性体ヨーク18をそれぞれ取り付け
ている。コイルの作る磁束が、集中的にコの字型磁性体
ヨーク12および磁性体ヨーク18を通過することによ
って、磁束密度が大きくなり、より効率よく推力を発生
させることができる。
【0046】図10は、本発明の第8の実施形態である
対物レンズ駆動装置のレンズホルダの構成を示す図であ
る。レンズホルダ5は、ディスク規格の異なる光学的情
報記録媒体、たとえばDVDおよびCDなどに対応した
開口数を有する2つ以上の対物レンズを有し、レンズホ
ルダ5には、少なくとも対物レンズと同数の対となる表
裏2極マグネットが配置される。本実施形態では、2つ
の対物レンズ7,8を有し、フォーカス駆動およびトラ
ッキング駆動を行うための2対の表裏2極マグネット1
9,20が配置されている。表裏2極マグネット19,
20は、対となっていないマグネットとフォーカス方向
に段差をつけて取り付けられている。つまり、それぞれ
の対となるマグネットのフォーカス方向の高さは同じと
し、それ以外のマグネットの対とフォーカス方向の高さ
を変えることにより、レンズホルダ5をトラッキング方
向に回転させて対物レンズ7,8を切り換える。また、
フォーカス駆動用コイルに取り付けられ、磁気的な中立
点を作っている磁性体ヨークによって、レンズホルダ5
のフォーカス方向の高さを変えている。これは、2つの
対物レンズ7,8の焦点距離が異なることにより、焦点
距離に合わせてレンズホルダ5自体をフォーカス方向に
移動させている。これにより、レンズホルダ5の対物レ
ンズ7,8の取り付け面に精度よく段差を設ける必要が
なく、従来に比べてレンズホルダ5の組み立てが容易に
できる。
【0047】図11は、本発明の第9の実施形態である
対物レンズ駆動装置の断面図である。本実施形態では、
レンズホルダ5を覆い、レンズホルダ5上部に異物混入
防止やレンズホルダ飛出し防止の役目をするカバー21
を取り付けている。このカバー21を磁気的に影響のな
い非磁性体の材料で作成し、さらにカバー21の一部を
フォーカス駆動用コイル1およびトラッキング駆動用コ
イル2に接触させることにより、電流を流すことで発生
する熱を逃がす働きをする。カバー21の作用によって
コイルの熱抵抗を低減させることができ、より効率よく
推力を発生させることができる。
【0048】図12は、本発明の第10の実施形態であ
る対物レンズ駆動装置の構成を示す図である。図12
(a)は、レンズホルダ5部分を示す図である。また、
図12(b)は、ベース10部分を示す図である。
【0049】本実施形態では、図12(a),図12
(b)に示すように、ベース10に穴23を設け、レン
ズホルダ5の周壁に切り欠き22を設けている。
【0050】図13は、本発明の第10の実施形態であ
る対物レンズ駆動装置の断面図である。図13(a)
は、本実施形態において、ベース10に穴23を設け、
レンズホルダ5の周壁に切り欠き22を設けた対物レン
ズ駆動装置の断面図であり、図13(b)は、それに対
応する従来の対物レンズ駆動装置の断面図である。
【0051】図13(b)は、従来の対物レンズ駆動装
置において、レンズホルダ5が最下点にあるときの状態
を示している。軸摺動型の対物レンズ駆動装置は、摺動
するための軸9が必要であり、この軸9はベース10に
固定されている。軸9にレンズホルダ5が差し込まれ、
磁気回路によってフォーカス方向およびトラッキング方
向に駆動する原理となっている。従来の対物レンズ駆動
装置は、図13(b)に示すように、軸9を固定してい
るベース10の上にレンズホルダ5が位置しているた
め、対物レンズ駆動装置のフォーカス方向の厚みが大き
くなってしまう。本実施形態では、図13(a)に示す
ように、ベース10に穴23を設け、レンズホルダ5に
切り欠き22を設けることにより、レンズホルダ5のフ
ォーカス方向駆動時に、レンズホルダ5の切り欠き22
部にベース10が入り込み、ベース10に開けた穴23
にレンズホルダ5の切り欠き22の間の突起部が入り込
むことが可能となっている。このことにより、対物レン
ズ駆動装置をフォーカス方向に薄型化することができ
る。また、レンズホルダ5をフォーカス方向の最上部ま
で浮上させ、トラッキング方向に90度回転させること
によって、2つの対物レンズ7,8の切り換えを行うこ
とができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来に比
べて部品点数を削減できる。また、レンズホルダに取り
付けられるマグネットは、全てレンズホルダの径方向に
着磁された表裏2極マグネットであるので、取り付けが
容易である。さらに、表裏2極マグネットは、従来の分
極されているマグネットと比べて安価であり、生産コス
トが削減できる。
【0053】また本発明によれば、レンズホルダの重量
が軽減され、フォーカス方向およびトラッキング方向の
推力が、より効率よく発生させることができる。
【0054】また本発明によれば、表裏2極マグネット
の中央部から強く直線的に発生している磁界の向きと磁
性体ヨークの長辺部の向きとが揃うことにより、表裏2
極マグネットの中心部で磁気的に安定した中立点を作る
ことができ、レンズホルダに取り付けられている表裏2
極マグネットが、外力によってフォーカス方向およびト
ラッキング方向にずれた場合でも、表裏2極マグネット
の中心部へ戻ろうとする復元力が働く。したがって、レ
ンズホルダを常に磁気的に安定した中立点に配置させる
ことができる。
【0055】また本発明によれば、表裏2極マグネット
から発生する磁界が、先細となる先端部の2点に集中的
に集められ、表裏2極マグネットの中心部で均衡状態を
保つことになる。すなわち、その均衡状態が磁気的に安
定した中立点となり、表裏2極マグネットが移動したと
きの復元力を発生させることになる。したがって、レン
ズホルダを常に磁気的に安定した中立点に配置させるこ
とができる。
【0056】また本発明によれば、放熱効果が高まり、
コイルの熱抵抗を低減させることができるので、より効
率よく推力を発生させることができる。
【0057】また本発明によれば、コイルの作る磁束が
集中的に磁性体ヨークを通過することによって磁束密度
が大きくなり、より効率よく推力を発生させることがで
きる。
【0058】また本発明によれば、レンズホルダの対物
レンズの取り付け面に精度よく段差を設ける必要がな
く、従来に比べてレンズホルダの組み立てが容易にでき
る。
【0059】また本発明によれば、対物レンズ駆動装置
をフォーカス方向に薄型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である光ピックアップ
用軸摺動型対物レンズ駆動装置51を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施形態である磁性体ヨークと
表裏2極マグネット6とが作る磁束を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施形態である磁性体ヨークと
表裏2極マグネット6とが作る磁束を示す図である。
【図4】磁性体ヨークと表裏2極マグネット6とが作る
磁束を示す図である。
【図5】トラッキング駆動用コイルの構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の第4の実施形態である対物レンズ駆動
装置の断面図である。
【図7】本発明の第5の実施形態である対物レンズ駆動
装置の断面図である。
【図8】本発明の第6の実施形態である対物レンズ駆動
装置の断面図である。
【図9】本発明の第7の実施形態である対物レンズ駆動
装置の断面図である。
【図10】本発明の第8の実施形態である対物レンズ駆
動装置のレンズホルダの構成を示す図である。
【図11】本発明の第9の実施形態である対物レンズ駆
動装置の断面図である。
【図12】本発明の第10の実施形態である対物レンズ
駆動装置の構成を示す図である。
【図13】本発明の第10の実施形態である対物レンズ
駆動装置の断面図である。
【図14】従来のムービングマグネット方式による軸摺
動型の対物レンズ駆動装置61の構成図である。
【図15】従来のムービングマグネット方式による軸摺
動型の対物レンズ駆動装置61の磁気回路の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 フォーカス駆動用コイル 2 トラッキング駆動用コイル 3,18 磁性体ヨーク 4 コイル保持材 5,34 レンズホルダ 6,19,20 表裏2極マグネット 7,8,37,38 対物レンズ 9,39 軸 10,40 ベース 11 直方体ヨーク 12 コの字型磁性体ヨーク 13 コの字型磁性体ヨークの突起部 14,35 コイル 15,17 空芯コイル 16 放熱部材 21 カバー 22 切り欠き 23 穴 31 フォーカス方向に分極されたマグネット 32 トラッキング方向に分極されたマグネット 33 マグネット背面ヨーク 36 コイル背面ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 信正 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA02 AA06 AA13 BA01 DC03 EA03 EB11 EC04 ED01 ED03 ED05 ED07 ED08 FA07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを有するレンズホルダが、ベ
    ースに設けられた軸によって、軸に平行な方向であるフ
    ォーカス方向および軸周りの方向であるトラッキング方
    向に摺動自在に支持され、前記レンズホルダには複数の
    マグネットが取り付けられ、前記ベースには、前記マグ
    ネットに対向する位置に一対のフォーカス駆動用コイル
    および一対のトラッキング駆動用コイルが配置されてい
    る光ピックアップ用対物レンズ駆動装置において、 レンズホルダに取り付けられる複数のマグネットは、全
    てレンズホルダの径方向に着磁された表裏2極マグネッ
    トであり、前記トラッキング駆動用コイルには磁性体の
    ヨークを取り付けず、前記フォーカス駆動用コイルに磁
    性体のヨークが取り付けられ、この一対の磁性体のヨー
    クによってフォーカス方向およびトラッキング方向の両
    方向の磁気的に安定した中立点が作られることを特徴と
    する光ピックアップ用対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズホルダに取り付けられる前記
    表裏2極マグネットの背面には磁性体のヨークが設けら
    れないことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ
    用対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーカス駆動用コイルは、前記表
    裏2極マグネットに対向し、表裏2極マグネットの着磁
    方向に延びる磁性体のヨークを有することを特徴とする
    請求項1または2記載の光ピックアップ用対物レンズ駆
    動装置。
  4. 【請求項4】 前記フォーカス駆動用コイルは、先細と
    なる一対の先端部が、前記表裏2極マグネットに対向す
    る形状を有する磁性体のヨークを有することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1つに記載の光ピックアップ
    用対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記トラッキング駆動用コイルは、コイ
    ルに電流を流すことによって発生する熱を逃がし、コイ
    ルの熱抵抗を低減させる非磁性体から成る放熱部材を有
    することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記
    載の光ピックアップ用対物レンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記ベースを非磁性体とし、その非磁性
    体ベースと前記放熱部材とを一体とすることを特徴とす
    る請求項5記載の光ピックアップ用対物レンズ駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 前記レンズホルダに取り付けられた前記
    表裏2極マグネットを挟む形で、レンズホルダの外側お
    よび内側に前記フォーカス駆動用コイルを取り付けるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の光
    ピックアップ用対物レンズ駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記レンズホルダの内側のフォーカス駆
    動用コイルに、コイルに電流を流すことによって発生す
    る熱を逃がし、コイルの熱抵抗を低減させる非磁性体か
    ら成る放熱部材を取り付けたことを特徴とする請求項7
    記載の光ピックアップ用対物レンズ駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記レンズホルダの外側および内側のフ
    ォーカス駆動用コイルに磁性体のヨークを取り付けたこ
    とを特徴とする請求項7記載の光ピックアップ用対物レ
    ンズ駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記レンズホルダは、異なるディスク
    規格の光学的情報記録媒体に対応して異なる開口数を有
    する2つ以上の対物レンズを有し、前記レンズホルダに
    少なくとも対物レンズと同数の対となる前記表裏2極マ
    グネットが配置され、それぞれの対となるマグネットの
    フォーカス方向の高さは同じとし、それ以外のマグネッ
    トの対とフォーカス方向の高さを変えることにより、ト
    ラッキング方向に回転させて対物レンズを切り換えるこ
    とにより、前記レンズホルダのフォーカス方向の高さを
    変えることができることを特徴とする請求項1〜9のい
    ずれか1つに記載の光ピックアップ用対物レンズ駆動装
    置。
  11. 【請求項11】 非磁性体から成り、レンズホルダを覆
    うカバーを有し、フォーカス駆動用コイルおよびトラッ
    キング駆動用コイルの電流による熱抵抗を低減するため
    に、前記非磁性体のカバーの一部を、それぞれのコイル
    に接触させて熱を逃がすことを特徴とする請求項1〜1
    0のいずれか1つに記載の光ピックアップ用対物レンズ
    駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記ベースに穴を設け、前記レンズホ
    ルダの周壁に切り欠きを設け、前記レンズホルダのフォ
    ーカス方向駆動時に、前記ベースに開けた穴に前記レン
    ズホルダの切り欠きの間の突起部が入り込むことが可能
    となっていることを特徴とする請求項1〜11のいずれ
    か1つに記載の光ピックップ用対物レンズ駆動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007234205A (ja) * 2006-02-01 2007-09-13 Sanyo Electric Co Ltd 光ピックアップ装置および光ディスク装置

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