JP2003085681A - 放流警報システム及び放流警報方法 - Google Patents

放流警報システム及び放流警報方法

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JP2003085681A
JP2003085681A JP2001277479A JP2001277479A JP2003085681A JP 2003085681 A JP2003085681 A JP 2003085681A JP 2001277479 A JP2001277479 A JP 2001277479A JP 2001277479 A JP2001277479 A JP 2001277479A JP 2003085681 A JP2003085681 A JP 2003085681A
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Kazunori Terao
一憲 寺尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダム放流に先立って警報音を送出する放流警
報システム及び放流警報方法に関し、周囲の環境条件に
対応して警報音送出制御を行う。 【解決手段】 監視局から下流側に複数の警報局を所定
の距離をおいて配置し、監視局から放流に先立って放流
警報通知を送出し、この放流警報通知を受信した警報装
置1は、サイレン装置2を駆動して警報音を送出し、こ
のサイレン装置2から警報音を送出できない時にスピー
カ装置3−1,3−2,3−3から警報音を送出する放
流警報システム及び放流警報方法であって、警報局は、
風向,風速,降雨,騒音等の周囲の環境状態を検出する
センサ8と、このセンサ8による検出情報により、放流
警報通知の受信時にサイレン装置2のみ駆動するか又は
サイレン装置2とスピーカ装置3−1,3−2,3−3
とを組合せて駆動するかを判定して制御する警報制御部
5とを含むものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダム放流に先立っ
て下流域の河川水位の急激な上昇による人身事故を未然
に防止する為に、サイレン装置やスピーカ装置によって
放流予告の警報音を送出する放流警報システム及び放流
警報方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発電用や利水用等のダムに於いて、貯水
水位の上昇等により一時的に放流量を増加する場合があ
る。このような放流により、下流域の河川水位が急激に
増加し、人身事故が発生することがある。その為に、放
流に先立って、下流域に放流警報を行った後、放流を開
始することになる。このような放流警報システムは、例
えば、図3に示す構成が知られている。同図に於いて、
51はダムの水位等の状態を監視し、放流制御等を行
い、且つ放流に先立って放流警報通知を送出する監視
局、52−1,52−2,・・・は下流域に500m〜
2km程度の距離をおいて配置した警報局、53−1,
53−2,53−3,・・・はサイレン装置、54はス
ピーカ装置を示す。
【0003】前述のように、ダムの放流に先立って監視
局51から各警報局52−1,52−2,・・・に対し
て有線又は無線により放流警報通知を行うものであり、
この放流警報通知を監視局51から全警報局に一斉に伝
送、或いは各警報局で順次中継伝送する。この場合、無
線による伝送が一般的である。
【0004】各警報局52−1,52−2,・・・は、
100V等の商用電源によって駆動される例えば0.7
5kW〜3.7kWのモータを含むサイレン装置53−
1,53−2,・・・と、商用電源によって充電される
バッテリを電源として動作する出力100W程度の増幅
器により駆動されるスピーカ装置54とを含み、このス
ピーカ装置54は、サイレン装置の補助的な警報用のも
のであり、サイレン装置53−1,53−2,・・・か
ら警報音を送出できない場合、例えば、警報局対応の商
用電源が停電の時に、スピーカ装置を駆動して警報音を
送出するものである。このスピーカ装置は、監視局対応
に0〜数個とし、複数個の場合は流域に沿って数100
m間隔で配置する場合が一般的である。又サイレン装置
の音圧は130ホーン程度、スピーカ装置の音圧は12
0ホーン程度である。
【0005】監視局51からの放流警報通知を警報局5
2−1,52−2,・・・で受信すると、サイレン装置
53−1,53−2,・・・を駆動して、放流警報音を
送出する。又商用電源の停電時或いはサイレン装置の故
障発生時には、自動的にスピーカ装置54による放流警
報音を送出するように切替えることができる。又予め接
続設定することにより、サイレン装置とスピーカ装置と
を同時に駆動して放流警報音を送出する構成とすること
も知られている。この場合、商用電源の停電時には、切
替機能を設けることなく、スピーカ装置から放流警報音
を送出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ダム放流に先立つ放流
警報は、ダムの下流域に総て聞こえるようにする必要が
ある。しかし、下流域の環境が変化し、充分に警報が伝
達されない状態が発生する。例えば、付近の道路の自動
車の通行量が増加し、それによる騒音によって放流警報
音が聞こえなくなったり、又降雨による騒音によって放
流警報音が聞こえなくなったりする。そこで、放流警報
音の音量を増大することが考えられるが、サイレン装置
やスピーカ装置の出力容量にも限度があり、且つ設置個
所付近の住民から騒音として苦情が生じる問題がある。
又小型のサイレン装置やスピーカ装置を短い間隔で下流
域に沿って設置することが考えられるが、警報局の設置
個数が多くなるから、コストアップと設置個所確保との
問題が生じる。本発明は、従来の問題点を解決するもの
で、環境変化に対応して適切な警報音送出を可能とする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の放流警報システ
ムは、図1を参照して説明すると、監視局から下流側に
複数の警報局を所定の距離をおいて配置し、監視局から
放流に先立って放流警報通知を送出し、この放流警報通
知を受信した警報装置1は、サイレン装置2を駆動して
警報音を送出し、このサイレン装置2から警報音を送出
できない時にスピーカ装置3−1,3−2,3−3から
警報音を送出する放流警報システムであって、警報局は
周囲の環境状態を検出するセンサ8と、このセンサ8に
よる検出情報により、放流警報通知の受信時にサイレン
装置2のみ駆動するか又はサイレン装置2とスピーカ装
置3−1,3−2,3−3とを組合せて駆動するかを判
定して制御する警報制御部5とを含む構成を有する。
【0008】又センサ8は、風向計と日照計と騒音計と
の少なくとも1個を含む構成とすることができる。又警
報局は、サイレン装置2と、流域に沿って所定間隔で分
散配置した複数のスピーカ装置3−1,3−2,3−3
とを駆動する機能と、センサ8を構成する騒音計と風向
計との何れか一方又は両方をスピーカ装置3−1,3−
2,3−3対応に設けた構成とを有する。
【0009】又本発明の放流警報方法は、監視局からの
放流警報通知により、警報局からサイレン装置2を駆動
して警報音を送出し、且つサイレン装置2を駆動できな
い時に、スピーカ装置3−1,3−2,3−3により警
報音を送出する放流警報方法であって、警報局の周囲の
環境状態をセンサ8により検出し、このセンサ8の検出
情報により、サイレン装置2のみを駆動して警報音を送
出するか、又はサイレン装置2とスピーカ装置3−1,
3−2,3−3とを組合せて警報音を送出するかを判定
する過程を含むものである。
【0010】又センサ8を風向計と日照計と騒音計とに
より構成し、監視局からの放流警報通知を受信した時
に、風向計による風向情報と、日照計による照度情報
と、騒音計による騒音レベル情報とを基に、サイレン装
置2による警報音の伝搬特性が低下していると判定した
時に、サイレン装置2とスピーカ装置3−1,3−2,
3−3とを同時に駆動する過程を含むことができる。又
スピーカ装置3−1,3−2,3−3対応に、センサ8
を構成する風向計と騒音計との何れか一方又は両方を配
置し、サイレン装置2とスピーカ装置とを同時に駆動す
る条件に於いて、スピーカ装置対応の風向情報と騒音レ
ベル情報とを基に単一又は複数のスピーカ装置を選択し
て、サイレン装置2と同時に駆動する過程を含むことが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、1は警報装置、2はサイレン装置、3−1,
3−2,3−3はスピーカ装置、4はサイレン駆動制御
部、5は警報制御部、6は擬似音発生部、7−1,7−
2,7−3はスピーカ装置対応の増幅器、8は風向計,
日照計,騒音計,風速計,気圧計,雨量計等の環境状態
を検出するセンサ、SW1〜SW3はスイッチを示す。
スピーカ装置3−1,3−2,3−3は、監視局間の距
離や山等の地形に対応して、流域に沿って数100mお
きに配置する。
【0012】又警報装置1は、スピーカ装置3−1,3
−2,3−3対応の増幅器7−1,7−2,7−3と、
スピーカ装置3−1,3−2,3−3を選択的に駆動す
る為のスイッチSW1,SW2,SW3と、制御経路を
省略しているが、これらのスイッチSW1,SW2,S
W3を制御する警報制御部5と、スピーカ装置3−1,
3−2,3−3からサイレン装置2と同様な警報音を発
生させる為の擬似音発生部6とを含む構成を有し、又監
視局からの放流警報通知を受信する機能も備えているも
のであるが、図示を省略している。この受信機能を利用
した音声放送入力をスピーカ装置から放送するように増
幅器7−1,7−2,7−3を制御する構成も含むもの
である。
【0013】又警報制御部5によって制御されるサイレ
ン駆動制御部4は、図示を省略した100V等の商用電
源を用いてサイレン装置2を駆動するものである。又セ
ンサ8は、警報局の周辺の環境状態を検出するもので、
警報音の伝搬特性に影響を及ぼす環境状態を検出し、そ
の検出情報を警報制御部5に入力する。警報制御部5
は、監視局からの放流警報通知を受信した時に、センサ
8からの検出情報を基に、サイレン装置2のみ駆動する
か、又はスピーカ装置の選択組合せを行うかを判定し、
サイレン装置2のみを駆動する場合は、サイレン駆動制
御部4を起動して、サイレン装置2を駆動する。又スピ
ーカ装置の選択組合せを行う場合は、スイッチSW1〜
SW3を制御して、サイレン装置2と組合せるスピーカ
装置対応の増幅器に擬似音発生部6からの警報擬似音を
入力し、サイレン装置とスピーカ装置とから警報音を送
出する。又サイレン装置が故障の場合、例えば、サイレ
ン装置のモータが故障で回転しない場合やサイレン駆動
制御部4の故障でサイレン装置を駆動できない場合、或
いは、商用電源の停電の場合は、擬似音発生部6からの
警報擬似音を、増幅器7−1〜7−3で増幅してスピー
カ装置3−1〜3−3に入力し、警報音を送出すること
になる。
【0014】センサ8は、警報音の伝搬特性等に影響を
及ぼす周囲の環境状態を検出するもので、警報音は、風
上より風下に伝搬し易いものであるから、風向計を設
け、風下の方向に警報音を送出する状態の場合は、サイ
レン装置2のみを駆動し、風上の方向に警報音を送出す
る状態の場合は、サイレン装置2とスピーカ装置とを組
合せて駆動する。この場合、スピーカ装置3−1,3−
2,3−3対応の位置に風向計を設けて、スピーカ装置
の周辺の風向を基にサイレン装置2と組合せるスピーカ
装置の選択を行うことができる。
【0015】又昼間より夜間の方が警報音が伝搬し易い
状態であるから、例えば、日照計の検出情報を基に昼間
と夜間とを識別して、夜間の警報音送出時は、サイレン
装置2のみ駆動し、昼間の警報音送出時は、スピーカ装
置と組合せて駆動することができる。又周囲騒音によっ
ても警報音の伝搬特性が影響を受けるものであるから、
騒音計を設けて周囲騒音を検出し、周囲騒音が大きい場
合は、サイレン装置2とスピーカ装置とを組合せて警報
音を送出し、周囲騒音が小さい場合は、サイレン装置2
のみを駆動する。この場合、スピーカ装置の近傍の周囲
騒音を検出するように騒音計を配置し、放流警報通知受
信直前のスピーカ装置の近傍の周囲騒音が大きい場合
は、サイレン装置2と共に、そのスピーカ装置を駆動し
て警報音を送出することができる。
【0016】又警報音の伝搬特性は、風向のみでなく、
風速にも影響を受けるから、風速計を設けて、風向と風
速とにより、サイレン装置2のみ、又はスピーカ装置と
組合せて駆動して警報音送出を行うことができる。例え
ば、風速が10m/sを超えて、風上に警報音を送出す
る状態の時に、サイレン装置2とスピーカ装置とを同時
に駆動するように制御することができる。又気圧によっ
ても警報音伝搬特性が影響を受けるから、気圧計による
検出情報を用いることができる。又降雨或いは降雪によ
り警報音伝搬特性が影響を受けるから、雨量計により雨
量が多い場合、或いは降雪計により降雪量が多い場合に
は、サイレン装置とスピーカ装置とを組合せて、警報音
の音量を増大することができる。なお、降雨が激しい時
は、騒音計により検出する騒音レベルも高いので、両方
の検出情報を加味して判定することができる。又温度に
よっても警報音伝搬特性が影響を受けるから、温度計に
よる検出情報を用いて、サイレン装置とスピーカ装置と
の組合せ駆動を行うか否かを判定することもできる。
【0017】例えば、センサ8として、風向計と日照計
と騒音計とを用い、警報制御部5は、風向計による風向
情報と、日照計による日照情報と、騒音計による騒音レ
ベル情報とを基に、監視局からの放流警報通知を受信し
た直前の風向と、日照情報と、騒音レベル情報とを基
に、警報音送出方向が風上か風下か、又昼間か夜間か、
又周囲の騒音が大きいか小さいかの条件を基に、例え
ば、風向は風上、日照情報により昼間、周囲騒音は大と
なった場合、サイレン装置2とスピーカ装置3−1〜3
−3とを組合せて駆動することになる。
【0018】図2は本発明の実施の形態の警報装置の説
明図であり、11はマイクロプロセッサ等による制御処
理部、12は警報制御部、13は条件判定部、14は送
受信処理部、15は集音処理部、16はレベル判定部、
17,18はAD変換器(A/D)、19は擬似音発生
部、20はチャイム音発生部、21は切替部、22は監
視情報入力部、23−1,23−2,23−3はスピー
カ装置対応の増幅器、24は試験部、25は内部バスを
示す。
【0019】増幅器23−1,23−2,23−3は、
図1の増幅器7−1,7−2,7−3に対応し、切替部
21は、図1のスイッチSW1,SW2,SW3の機能
を含むものである。又警報制御部12と条件判定部13
との機能が、図1の警報制御部5の機能に対応し、又図
1のセンサ8を、風向計と日照計と騒音計とにより構成
した場合を示す。この風向計と接続したAD変換器17
は、例えば、16方位,8方位或いは東西南北の4方位
のディジタル信号に変換する機能とすることができる。
又風向計をスピーカ装置対応に設けた場合は、この風向
計対応にAD変換器を設けることになる。
【0020】又日照計と接続したAD変換器18は、曇
天状態を含む昼間と、月光状態を含む夜間との照度差を
識別する機能とすることができる。又集音処理部15
は、騒音計の検出情報をレベル判定部16に入力し、レ
ベル判定部16は、騒音レベルを例えば大小の2段階或
いは大中小の3段階等として判定する。この騒音レベル
情報を、隣接警報局へ送出して、条件判定の為の一部と
させることができる。
【0021】又条件判定部13は、レベル判定部16か
らの騒音レベル情報と、AD変換器17からの風向情報
と、AD変換器18からの照度情報とを基に、サイレン
装置のみを駆動するか、又はスピーカ装置との組合せに
より駆動するかを判定する。又スピーカ装置対応に風向
計や騒音計を設けた場合、スピーカ装置対応の風向情報
と騒音レベル情報とを含めて、サイレン装置と組合せて
駆動するスピーカ装置を選択することができる。
【0022】又制御処理部11は、各部を制御するもの
で、警報局からの音声放送受信の場合は、警報制御部1
2からチャイム音発生部20を起動し、又警報制御部1
2から切替部21を制御して、チャイム音発生部20か
らのチャイム音を増幅器23−1〜23−3により増幅
してスピーカ装置に入力し、チャイム音を放送する。そ
して、次に受信処理部14を介した音声放送内容を切替
部21を介して増幅器23−1〜23−3により増幅し
てスピーカ装置に入力し、音声放送を行う。
【0023】又制御処理部11は、放流警報通知の受信
を識別すると、警報制御部12を起動する。起動された
警報制御部12は、この起動された時点、即ち、放流警
報通知の受信直前の風向情報と日照情報と騒音レベル情
報とを基に、条件判定部13による判定結果に対応して
切替部21を制御し、サイレン駆動制御部を介してサイ
レン装置を駆動し、又スピーカ装置も組合せる場合は、
擬似音発生部19を起動する。又スピーカ装置の選択組
合せの場合は、選択されたスピーカ装置対応の増幅器に
切替部21を制御して、擬似音発生部19からの警報擬
似音を入力することになる。
【0024】なお、監視情報入力部22は、各種の監視
情報を入力して、制御処理部11に通知するもので、例
えば、商用電源が正常か否かの監視情報や、サイレン装
置をサイレン駆動制御部から駆動した時に警報音が送出
されたか否か、即ち、サイレン装置の正常性の監視情報
等が含まれる。又試験部24は、サイレン装置やスピー
カ装置等を含めて各部の試験を行う操作と結果の判定と
を行う機能を有するものである。
【0025】警報局の前述の各部の機能は、マイクロプ
ロセッサ等の情報処理機能によって実現することも可能
であり、商用電源を整流して安定化した直流電圧を動作
電源とする。又商用電源の停電時は、図示を省略したバ
ッテリから、各部に直流電圧を供給する構成を有するも
のである。又商用電源の停電時には、バッテリからサイ
レン装置を駆動できないので、前述のように、擬似音発
生部19からの擬似音を増幅してスピーカ装置を駆動
し、警報音を送出するものである。
【0026】又サイレン装置やスピーカ装置は、警報音
の放射方向を規制するホーンを備えた構成とし、流域方
向に沿った方向に警報音を送出する構成とすることがで
きる。又隣接警報局との間に配置されたスピーカ装置
を、隣接警報装置から通知された騒音レベル情報を参照
し、例えば、その騒音レベル情報が騒音が大きいことを
示す場合に、駆動して警報音を送出することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ダム放
流に先立って監視局から各警報局へ放流警報通知を送出
し、警報局は、その放流警報通知を受信すると、サイレ
ン装置2を駆動して警報音を送出するものであるが、警
報局の周囲の環境状態をセンサ8により検出し、その検
出情報を基に、サイレン装置2のみを駆動するか、又は
サイレン装置2とスピーカ装置3−1,3−2,3−3
とを組合せて同時に駆動するかを判定するもので、風
向,風速,昼夜,降雨,降雪等の気象条件や、自動車走
行,工事中,飛行体の飛翔等による騒音条件による警報
音の不感聴地帯が生じないように、且つ付近住民に対す
る騒音問題が生じないように、警報音の音量を制御する
ことができる利点がある。又センサ8により環境状態を
検出した検出情報を隣接警報局へ送出して、自警報局に
於ける判定条件の一つとすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の警報装置の説明図であ
る。
【図3】放流警報システムの説明図である。
【符号の説明】
1 警報装置 2 サイレン装置 3−1,3−2,3−3 スピーカ装置 4 サイレン駆動制御部 5 警報制御部 6 擬似音発生部 7−1,7−2,7−3 増幅器 8 センサ SW1,SW2,SW3 スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視局から下流側に複数の警報局を所定
    の距離をおいて配置し、前記監視局から放流に先立って
    放流警報通知を送出し、該放流警報通知を受信した前記
    警報装置は、サイレン装置を駆動して警報音を送出し、
    該サイレン装置から警報音を送出できない時にスピーカ
    装置から警報音を送出する放流警報システムに於いて、 前記警報局は周囲の環境状態を検出するセンサと、 該センサによる検出情報により前記放流警報通知の受信
    時に前記サイレン装置のみ駆動するか又は該サイレン装
    置と前記スピーカ装置とを組合せて駆動するかを判定し
    て制御する警報制御部とを備えたことを特徴とする放流
    警報システム。
  2. 【請求項2】 前記センサを風向計と日照計と騒音計と
    の少なくとも1個を含む構成としたことを特徴とする請
    求項1記載の放流警報システム。
  3. 【請求項3】 前記警報局は、前記サイレン装置と、流
    域に沿って所定間隔で分散配置した複数のスピーカ装置
    とを駆動する機能と、前記センサを構成する騒音計と風
    向計との何れか一方又は両方を前記スピーカ装置対応に
    設けた構成とを有することを特徴とする請求項1記載の
    放流警報システム。
  4. 【請求項4】 監視局からの放流警報通知により、警報
    局からサイレン装置を駆動して警報音を送出し、且つサ
    イレン装置を駆動できない時に、スピーカ装置により警
    報音を送出する放流警報方法に於いて、 前記警報局の周囲の環境状態をセンサにより検出し、該
    センサの検出情報により、前記サイレン装置のみを駆動
    して警報音を送出するか、又は前記サイレン装置と前記
    スピーカ装置とを組合せて警報音を送出するかを判定す
    る過程を含むことを特徴とする放流警報方法。
  5. 【請求項5】 前記センサを風向計と日照計と騒音計と
    により構成し、前記監視局からの放流警報通知を受信し
    た時に、前記風向計による風向情報と、前記日照計によ
    る照度情報と、前記騒音計による騒音レベル情報とを基
    に、前記サイレン装置による警報音の伝搬特性が低下し
    ていると判定した時に、前記サイレン装置と前記スピー
    カ装置とを同時に駆動する過程を含むことを特徴とする
    請求項4記載の放流警報方法。
  6. 【請求項6】 前記スピーカ装置対応に前記センサを構
    成する風向計と騒音計との何れか一方又は両方を配置
    し、前記サイレン装置と前記スピーカ装置とを同時に駆
    動する条件に於いて、スピーカ装置対応の風向情報と騒
    音レベル情報とを基に単一又は複数のスピーカ装置を選
    択して、前記サイレン装置と同時に駆動する過程を含む
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の放流警報方法。
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