JP2003085524A - カード状装置システム - Google Patents

カード状装置システム

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JP2003085524A
JP2003085524A JP2001280293A JP2001280293A JP2003085524A JP 2003085524 A JP2003085524 A JP 2003085524A JP 2001280293 A JP2001280293 A JP 2001280293A JP 2001280293 A JP2001280293 A JP 2001280293A JP 2003085524 A JP2003085524 A JP 2003085524A
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card
shaped device
circuit board
connector
electrical contact
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JP2001280293A
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English (en)
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Yukio Nakajima
幸夫 中島
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化に適し、高い精度で確実に電気接点同
士を接続することが可能な着脱式のカード状装置システ
ム等を提供する。 【解決手段】 メモリチップ等が実装され位置決め端縁
11cに対して電気接点11bが位置決めして配列され
た回路基板11と、上記位置決め端縁11cと電気接点
11bとを露呈するようにこの回路基板を覆う外装体1
2と、を有するカード状装置1と、上記電気接点11b
に対応して設けられた電気接点22と、この電気接点2
2に対して位置決めして設けられたガイド部21eと、
を有するカード状装置用コネクタ2と、を備え、上記回
路基板11の位置決め端縁11cが上記ガイド部21e
の位置決め端面21gに直接当接して、検出スイッチ2
3の板ばね23aにより押圧されることによって、電気
接点11bと電気接点22が導通時に正確に位置決めさ
れるようにしたカード状装置システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード状装置シス
テム、より詳しくは、メモリカード等のカード状装置を
カード状装置用コネクタに着脱可能なカード状装置シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子カメラやデジタルレコーダ
ー、PDA(Personal Digital Assistants)などの各
種の小型電子情報機器において、メモリ機能やインタフ
ェース機能などを備えたICカードやメモリカードなど
のカード状装置が使用されるようになってきている。
【0003】こうした関連技術の一例として、実用新案
登録第3079263号公報には、マルチメディアカー
ド(Multi Media Card)、スマートメディアカード(Sm
artMedia(R) Card)、メモリスティックカード(Mem
ory Stick Card)の3種類のメモリカードを択一的に装
着して、何れにもアクセスすることができるようにした
メモリカードホルダ装置が記載されている。
【0004】その他にも、SDカードといったタイプの
メモリカードなども市販されている。
【0005】また、パーソナルコンピュータ等に用いら
れるSIMMやDIMMなどの増設用メモリは、メモリ
チップを実装した回路基板を直接メモリスロットに装着
するものとして知られており、その他にもゲーム機のR
OMパックなどに、回路基板が露呈するようなタイプの
ものがある。
【0006】上述したようなカード状装置は、機器側に
設けられたカード状装置用コネクタに装着されて用いら
れるが、カード状装置システムを採用する機器が小型の
ものであることが多く、しかもより一層の小型化を図る
傾向にあるために、カード状装置およびカード状装置用
コネクタは、両方とも可能な限り小型化されることが求
められている。
【0007】このような要求に対応するために、カード
状装置に用いられる通信のプロトコルとしては、一般的
に、シリアル方式が採用されることが多い。このシリア
ル方式は、デジタルデータを1bitずつ連続的に送信
するものであり、接点数が少ないために、小型化を図る
のが比較的容易であるという特徴を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このシリアル
方式は、上述したように1bitずつのデータ送信を行
うものであるために、通信に時間を要するという難点が
ある。さらに、電子機器の内部では、通常は、複数のビ
ット情報を同時に(並列的に)送受信するパラレル方式
が採用されており、かつ、カード状装置がメモリカード
である場合に内部に実装されるメモリチップ等も同様に
パラレル方式が採用されているために、通信プロトコル
としてシリアル方式を採用すると、パラレル−シリアル
変換回路をカード状装置側に設ける必要があるととも
に、機器側にも設ける必要があることになり、コストが
増加するとともに、カード状装置システムを小型化する
際の阻害要因となってしまう。
【0009】また、カード状装置のインタフェースとし
てパラレルを採用する場合には、シリアルに比べて通信
速度が向上するとともにパラレル−シリアル変換回路等
が不要になるという利点があるが、接点の数がシリアル
に比べて多いために、接点同士の間隔が微細化しすぎる
ことになり、カード状装置とカード状装置用コネクタと
の接触精度が低下して信頼性が損なわれてしまうため
に、カード状装置の小型化を図るのが困難になるという
課題があった。
【0010】さらに、上述したような、従来より製品化
されているメモリカード等では、電子回路が配された回
路基板をプラスチック等で成型された外装体内の凹部に
嵌合するなどして、該外装体を介してカード状装置用コ
ネクタ側と位置決めするようになっているが、凹部を回
路基板よりも多少大きめに作る必要があるために、回路
基板を外装体に嵌合する際に位置ずれが生じ、高い精度
で電気接点を位置決めすることができなかった。
【0011】そして、カード状装置の小型化を図るため
には、回路基板も例えば0.2mm〜0.3mm程度の
非常に薄い基板を使用する必要があるが、このような場
合に、回路基板単体でカード状装置コネクタの切片によ
る応力を受けると、湾曲などの変形が生じてしまい、接
触信頼性を確保することができない。読み出し専用のR
OMカードなどでは、接触不良による読み出しが発生し
ても、ユーザが装着し直すことにより接触が確保されて
使用可能となるが、例えば電子カメラの画像ファイルを
記録するためのカード状装置では、撮影時に接触不良が
発生すると大切な画像を記録することができなくなって
しまうために、格段に高い接触信頼性が求められてい
る。
【0012】一方で、上記SDカードなどのように、電
気接点の背面側を外装部材により覆うとともに電気接点
同士の間に絶縁性のリブを設けて、剛性を高めかつ電気
接点に手指が接触することのないようにした技術がある
が、この場合には、上述と同様に外装体を介してカード
状装置コネクタとの位置決めが行われることになるため
に、電気接点同士の接触位置の精度が低下することにな
る。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、高い精度で確実に電気接点同士を接続することが
可能なカード状装置システム、カード状装置、カード状
装置用コネクタを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明によるカード状装置システムは、自己
の所定部に電子回路が配され且つ自己の特定の端縁に対
して所定の位置となるように位置決めして電気接点が配
列された回路基板とこの回路基板の上記電気接点および
上記特定の端縁の少なくとも一部を露呈するとともに該
回路基板のその他の端縁を概略覆う外装体とを備えたカ
ード状装置と、このカード状装置を装着するためのもの
であって上記カード状装置側の電気接点に対応して設け
られた電気接点とこの電気接点に対する相対位置が所定
の固定的なものとなるように位置決めして設けられたガ
イド部とを備えたカード状装置用コネクタと、を具備
し、上記カード状装置における回路基板の特定の端縁の
少なくとも一部が位置決め端縁として機能して、上記カ
ード状装置用コネクタにおけるガイド部に当接すること
により、上記カード状装置側の電気接点と上記カード状
装置用コネクタ側の電気接点との相対位置が所定のもの
となるように上記カード状装置の外装体は上記当接を可
能ならしめるべく回路基板の上記特定の端縁を露呈させ
るように形成されたものである。
【0015】また、第2の発明によるカード状装置は、
電気接点とこの電気接点に対する相対位置が所定の固定
的なものとなるように位置決めして設けられたガイド部
とを備えたカード状装置用コネクタに装着し得るカード
状装置であって、自己の所定部に電子回路が配され且つ
自己の特定の端縁に対して所定の位置となるように位置
決めして電気接点が配列された回路基板と、この回路基
板の上記電気接点および上記特定の端縁の少なくとも一
部を露呈するとともに該回路基板のその他の端縁を概略
覆う外装体と、を具備し、上記回路基板の特定の端縁の
少なくとも一部が位置決め端縁として機能して、上記カ
ード状装置用コネクタにおけるガイド部に当接すること
により、上記電気接点と上記カード状装置用コネクタ側
の電気接点との相対位置が所定のものとなるように上記
外装体は上記当接を可能ならしめるべく回路基板の上記
特定の端縁を露呈させるように形成されたものである。
【0016】さらに、第3の発明によるカード状装置用
コネクタは、自己の所定部に電子回路が配され且つ自己
の特定の端縁に対して所定の位置となるように位置決め
して電気接点が配列された回路基板とこの回路基板の上
記電気接点および上記特定の端縁の少なくとも一部を露
呈するとともに該回路基板のその他の端縁を概略覆う外
装体とを備えたカード状装置を装着し得るカード状装置
用コネクタであって、上記カード状装置側の電気接点に
対応して設けられた電気接点と、この電気接点に対する
相対位置が所定の固定的なものとなるように位置決めし
て設けられたガイド部と、を具備し、上記ガイド部は、
位置決め端縁として機能する上記カード状装置における
回路基板の特定の端縁の少なくとも一部に当接すること
により、上記カード状装置側の電気接点と上記電気接点
との相対位置が所定のものとなるようにするものであ
る。
【0017】第4の発明によるカード状装置は、上記第
2の発明によるカード状装置において、カード状装置が
カード状装置用コネクタに装着される際の被装着姿勢を
検出するための装着姿勢検出用形状部をさらに具備した
ものである。
【0018】第5の発明によるカード状装置は、上記第
4の発明によるカード状装置において、上記装着姿勢検
出用形状部が上記外装体に形成されたものである。
【0019】第6の発明によるカード状装置は、上記第
4の発明によるカード状装置において、上記装着姿勢検
出用形状部が上記回路基板に形成されたものである。
【0020】第7の発明によるカード状装置は、上記第
2の発明によるカード状装置において、上記回路基板
が、メモリチップが実装されたものであって、上記カー
ド状装置側の電気接点は、該メモリチップと信号の授受
を行うためのものである。
【0021】第8の発明によるカード状装置は、上記第
2の発明によるカード状装置において、上記回路基板
が、位置決め端縁として機能する上記特定の端縁の近傍
に、当該特定の端縁の摺動による摩耗を低減するための
金属箔が形成されたものである。
【0022】第9の発明によるカード状装置用コネクタ
は、上記第3の発明によるカード状装置用コネクタにお
いて、上記カード状装置用コネクタ側の電気接点を保持
するコネクタ基体をさらに具備し、上記ガイド部は、こ
のコネクタ基体に一体に形成されたものである。
【0023】第10の発明によるカード状装置用コネク
タは、上記第3の発明によるカード状装置用コネクタに
おいて、上記カード状装置用コネクタ側の電気接点と上
記ガイド部とを保持するものであってモールド工程によ
り形成されたコネクタ基体をさらに具備し、上記ガイド
部は、上記カード状装置用コネクタ側の電気接点と一体
となるように金属により成型され、上記コネクタ基体を
形成するモールド工程を経て該コネクタ基体に固定され
た後に、上記カード状装置用コネクタ側の電気接点と切
り離されて形成されたものである。
【0024】第11の発明によるカード状装置用コネク
タは、上記第3の発明によるカード状装置用コネクタに
おいて、上記カード状装置に付勢力を作用させることに
より、上記特定の端縁を上記ガイド部に押圧するための
付勢部材をさらに具備したものである。
【0025】第12の発明によるカード状装置用コネク
タは、上記第11の発明によるカード状装置用コネクタ
において、上記付勢部材が、上記付勢力を作用させてい
るときには上記カード状装置が第1の姿勢で装着されて
いると検出し、該付勢力を作用させていないときには該
第1の姿勢とは異なる第2の姿勢で装着されているかま
たは装着されていないと検出する検出手段を兼ねたもの
である。
【0026】第13の発明によるカード状装置用コネク
タは、上記第3の発明によるカード状装置用コネクタに
おいて、上記カード状装置が第1の姿勢で装着されよう
とするときには該カード状装置の外形と干渉することな
くカード状装置側の電気接点がカード状装置用コネクタ
側の電気接点に接続されるのを許容し、該カード状装置
が上記第1の姿勢とは異なる第2の姿勢で装着されよう
とするときには該カード状装置の外形の少なくとも一部
と干渉することによりカード状装置側の電気接点がカー
ド状装置用コネクタ側の電気接点に接続されるのを阻止
する装着姿勢規定形状部をさらに具備したものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1、図2は本発明の第1の実施
形態を示したものであり、図1はカード状装置とカード
状装置用コネクタとを有してなるカード状装置システム
の構成を示す平面図、図2はカード状装置の内部構成を
示す分解斜視図である。
【0028】このカード状装置システムは、図1に示す
ように、カード状装置1と、カード状装置用コネクタ2
とを含んで構成されている。
【0029】上記カード状装置1は、図2にも示すよう
に、電子回路たるメモリチップ14を実装する回路基板
11を、下側から外装体12により、上側から外装体1
3により挟み込んで、上述の順に接着固定などして一体
的に構成されている。
【0030】下側の外装体12には、上記回路基板11
を嵌め込むための凹部12aが形成されており、この凹
部12aは取り囲む3辺側が土手状に盛り上がった枠部
となって上記回路基板11の特定の端縁を除く端縁を覆
うものとなっているが、残りの1辺側は枠部が設けられ
ることなくそのままの肉厚で端縁に達している。
【0031】この外装体12の図1に示す装着方向左先
端側には、装着姿勢検出用形状部たる矩形状の切欠12
bが設けられており、この切欠12bの装着方向に沿っ
た端面が端面12d、装着方向に垂直な端面が端面12
cとなっている。後述するように、この端面12cと装
着方向左側の側面とが交わる部分の角部12eは、装着
時に案内される部分であり、また、装着方向右側の側面
の前方側は、後述する板ばね23aにより押圧される側
面部分12fとなっている。
【0032】上記回路基板11は、上述したようにメモ
リチップ14が実装された例えば矩形板状をなす電気回
路基板であり、小型軽量化を図るために、例えば0.2
mm〜0.3mm程度の薄い回路基板を採用している。
【0033】なお、上記メモリチップ14は、図示のよ
うに裸のICチップで構成しても良いが、モールド材料
でパッケージングされたICなどを用いるようにしても
構わない。
【0034】このメモリチップ14に接続されるよう
に、回路基板11には回路パターン11aが形成されて
いる。この回路パターン11aは、上記メモリチップ1
4に接続されている部分から、該回路基板11の長辺側
の端縁に向かって配線され、その端縁に面する部分に形
成された該メモリチップ14と信号の授受を行うための
複数の電気接点11bに接続されている。
【0035】この回路基板11の図1に示す装着方向の
左側端縁の先端側は、位置決め用端縁として機能する特
定の端縁11cとなっており、さらにこの端縁11cの
先端の角部は、装着時に案内される角部11dとなって
いる。上記位置決め用の端縁11cは、図1に示すよう
に、上記切欠12b内に延出しており、つまり上記端面
12dよりも図1の配置においては、左側に位置してい
る。
【0036】上記端縁11cは上記電気接点11bのパ
ターンに対して正確な位置を確保するために、該電気接
点11bのパターンを光学的な手段で位置検出しながら
切り出し加工される。また、電気接点11b同士は、上
記回路パターン11aと同様に、回路基板11上に形成
された銅箔面をエッチングすることにより形成されてい
るために、互いの位置を高い精度で確保することが可能
である。
【0037】このような回路基板11は、上記外装体1
2の凹部12aに嵌め込まれた後に、外装体13により
上側から覆われ、接着法などにより固定されるようにな
っており、これによって上記メモリチップ14や回路パ
ターン11aを保護するようになっている。この外装体
13は、より詳しくは、上記電気接点11bを露呈し、
かつ上記位置決め用の端縁11cや角部11dを露呈し
つつ、回路基板11のそれ以外の辺や面を覆うものであ
る。
【0038】なお、図2においては、外装体13を用い
てメモリチップ14と回路パターン11aの少なくとも
一部とを覆うことにより保護しているが、該外装体13
を不要とする目的で、メモリチップ14と回路パターン
11aの少なくとも一部とを上記電気接点11bとは反
対側の面に設けてスルーホールで接続することにより、
外装体12によって保護することが可能である。このよ
うな構成とすれば、より薄型かつ軽量で、製造コストを
下げることも可能となる。従って、図1においては、外
装体13を用いない例についてを図示している。
【0039】また、上記カード状装置用コネクタ2は、
図1に示すように、上記カード状装置1がほぼ嵌合され
る形状の装着部21aを備えたコネクタ基体21に、電
気接点22や検出手段たる検出スイッチ23を配設した
ものである。
【0040】すなわち、上記装着部21aは、装着方向
奥側の端面21bから複数の電気接点22が突出されて
おり、これらの電気接点22は、例えば先端側にスプー
ン状の接触部22aが形成された略細長金属板で構成さ
れている。該電気接点22は、上記回路基板11の電気
接点11bに各対応して、例えば等間隔となるように複
数配列されている。
【0041】これら複数の電気接点22は、一枚の金属
板を例えば櫛状にプレス抜きすることにより一体に形成
され、この一体となった複数の電気接点22を、コネク
タ基体21をモールド成型で作成する際に固定し、その
後に電気接点22同士を接続する櫛状の基端側を切断す
ることにより形成されたものであり、電気接点22同士
は、その配列の間隔や位置などが高い精度で位置決めさ
れている。
【0042】上記装着部21aの装着方向左側の端面2
1dの手前入り口側には、案内斜面21fが形成されて
いて、上記カード状装置1を装着する際に、上記角部1
2eが摺動して装着動作が円滑に行われるよう案内する
ようになっている。
【0043】さらに、上記装着部21aの、装着方向奥
側の端面21bと装着方向左側の端面21dとが交わる
左奥の角部には、装着姿勢規定形状部たるガイド部21
eが形成されている。
【0044】このガイド部21eは、上記装着部21a
の装着方向右側の端面21cと平行に形成された位置決
め端面21gと、上記端面21bと平行に形成された装
着姿勢規定形状部たる装着姿勢規定面21hと、上記角
部11dが摺動することにより上記位置決め用の端縁1
1cを上記位置決め端面21gに円滑に案内するための
斜面21iと、を有して構成されていて、コネクタ基体
21をモールド成型する際に、一体に形成されたもので
ある。従って、このガイド部21eは、上記電気接点2
2に対して、十分に高い精度で位置決めがなされてい
る。
【0045】上記装着姿勢規定面21hは、図1に示す
ような順姿勢(第1の姿勢)でカード状装置1が挿入さ
れたときには、該カード状装置1に端面12cと端縁1
1cとが形成されているために、該カード状装置1と干
渉することなく電気接点11bと電気接点22とが接続
されるのを許容し、また、カード状装置1が図1とは裏
表逆となる逆姿勢(第2の姿勢)で挿入されたときに
は、その外形と干渉して電気接点11bと電気接点22
とが接続されるのを阻止するものである。従って、この
装着姿勢規定面21hは、上記電気接点22の先端より
も装着部21aの入り口側に位置している。
【0046】また、上記斜面21iと位置決め端面21
gとが交わる位置にある角部は、同様に、上記電気接点
22の先端よりも装着部21aの入り口側に位置してい
る。これにより、電気接点11bと電気接点22とが導
通される時点では、端縁11cと位置決め端面21gと
が当接して、これら電気接点11bと電気接点22の、
図1の左右方向における位置決めが既に達成されるよう
になっている。
【0047】上記検出スイッチ23は、金属等の導体に
より形成されていて付勢部材を兼ねた板ばね23aと、
この板ばね23aに近接して配置された電気接点23b
とを有して構成されている。
【0048】上記板ばね23aは凸部23cを有してお
り、カード状装置1が装着されていないときには、この
凸部23cは、上記端面21cの上記位置決め端面21
gに対向する部分から、装着部21aの内部に突出する
ようになっている。
【0049】この凸部23cは、カード状装置1が順姿
勢で装着されると、上記側面部分12fに当接して、該
板ばね23aの付勢力によりカード状装置1を押圧し、
上記端縁11cと位置決め端面21gとが密接するよう
に付勢する。これにより、電気接点22と電気接点11
bが正確に位置決めされるようになっている。このとき
には、板ばね23aが撓んで上記接点23bに当接し互
いに導通されるために、カード状装置1が順姿勢で装着
されていることが検出される。
【0050】一方、カード状装置1が逆姿勢で装着され
ようとすると、上述したように、該カード状装置1の外
形が上記装着姿勢規定面21hに当接して、それ以上の
挿入が阻止されるために、上記凸部23cはカード状装
置1に接触しない。従って、板ばね23aと電気接点2
3bとは非導通のままであり、これにより、カード状装
置1が逆姿勢で装着されているか、または装着されてい
ないことが検出される。
【0051】なお、上述では、カード状装置としてメモ
リカード、つまり記憶機能を備えたカード状装置を例に
挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば通信機能を備えたカード状装置や、その他各種の機
能を備えたカード状装置に適用することが可能である。
【0052】また、上述では装着姿勢検出用形状部を外
装体12に設けたが、回路基板11自体に設けるように
しても構わない。
【0053】このような第1の実施形態によれば、端縁
11cに対して高い精度で位置決めされた電気接点11
bと、位置決め端面21gに対して十分に高い精度で位
置決めされた電気接点22とは、該端縁11cと位置決
め端面21gとを上記板ばね23aの付勢力により密接
させた状態となった後に導通されるために、この導通時
には、回路基板11が嵌合される外装体12等を介して
位置決めする場合よりも、電気接点11bと電気接点2
2とが充分に高い精度で位置決めされる。
【0054】こうして、高い信頼性を確保しながら、小
型化に適した着脱式のカード状装置システムとなる。
【0055】図3は本発明の第2の実施形態を示したも
のであり、カード状装置の電気接点付近の詳細な構成例
を示す分解斜視図である。この第2の実施形態におい
て、上述の第1の実施形態と同様である部分については
説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明す
る。
【0056】このカード状装置1Aは、回路基板11
を、下側から外装体12により、上側から外装体13に
より挟み込んで構成されている点は、上述した第1の実
施形態における図2に示したものと同様である。
【0057】この第2の実施形態においては、図3
(A)に示すように、外装体13の装着方向先端側の端
面13bから、複数のリブ13e,13cが突設されて
いて、例えば電気接点11bを2つずつ挟み込むような
間隔で設けられている。また、電気回路基板11の端縁
11cに最も近接する位置に設けられたリブ13cは、
先端側に斜面13dを有するとともに、外装体13の側
面13aから所定量だけ他のリブ13eに寄った位置に
設けられている。これは、後で回路基板11を挟み込ん
だときに、上記端縁11cを延出させるためである。
【0058】また、図3(B)に示すような回路基板1
1の下側に配設される外装体12は、図3(C)に示す
ように、装着方向の先端側にも枠部12gが設けられて
おり、この枠部12gには、三角形状の案内斜面部12
hが複数形成されている。これらの案内斜面部12h
は、該カード状装置1Aを装着する際に、上記リブ13
e,13cの先端が引っかかることなく円滑に装着され
るように案内するためのものである。さらに、上記枠部
12gと端面12dとが交わる角部にも、斜面部12i
が設けられている。
【0059】そして、図3(B)に示すような回路基板
11を、図3(C)に示すような外装体12と、図3
(A)に示すような外装体13とにより挟み込むこと
で、図3(D)に示すようなカード状装置1Aが構成さ
れるようになっている。
【0060】このような第2の実施形態によれば、上述
した第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するととも
に、回路基板を両面側から保護するとともに、リブを設
けたことにより、回路基板の電気接点が手指などによっ
て接触され汚れるのを防止することができる。これによ
り、電気接点の信頼度がより向上する。
【0061】図4は本発明の第3の実施形態を示したも
のであり、カード状装置用コネクタの要部の構成を示す
平面図である。この第3の実施形態において、上述の第
1,第2の実施形態と同様である部分については説明を
省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0062】この第3の実施形態のカード状装置用コネ
クタ2Aは、図4に示すように、上述した第1の実施形
態のカード状装置用コネクタ2とほぼ同様に構成されて
いるが、ガイド部の構成が異なっている。
【0063】すなわち、この実施形態においては、装着
姿勢規定形状部たるガイド部24は、電気接点22と同
一の金属板をプレス加工することにより形成されてい
る。
【0064】このガイド部24および上記複数の電気接
点22は、一枚の金属板を例えば櫛状にプレス抜きする
ことにより一体に形成され、この一体となった複数の電
気接点22を、コネクタ基体21をモールド成型で作成
する際に固定し、その後にガイド部24と複数の電気接
点22とを接続する櫛状の基端側を切断することにより
形成されたものである。
【0065】これにより、ガイド部24は、電気接点2
2に対してより高い精度で位置決めされている。
【0066】このガイド部24には、回路基板11の端
縁11cと当接して電気接点同士を位置決めするための
位置決め端面24aと、上記角部11dと当接して端縁
11cを位置決め端面21gへ案内するための斜面24
bとが形成されている。
【0067】また、このガイド部24を挟み込むように
形成されたコネクタ基体21側に、上記装着姿勢規定面
21hが形成されている。
【0068】このような第3の実施形態によれば、上述
した第1,第2の実施形態とほぼ同様の効果を奏すると
ともに、カード状装置用コネクタのガイド部を電気接点
と同一の金属板をプレス抜きすることにより形成したた
めに、電気接点同士を導通させる際の位置精度をより向
上することが可能となる。
【0069】図5は本発明の第4の実施形態を示したも
のであり、カード状装置用コネクタの要部の構成を示す
斜視図である。この第4の実施形態において、上述の第
1から第3の実施形態と同様である部分については説明
を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0070】この第4の実施形態のカード状装置用コネ
クタ2Bは、図5に示すように、上述した第3の実施形
態のカード状装置用コネクタ2Aとほぼ同様に構成され
ているが、ガイド部の構成が異なっている。
【0071】すなわち、装着姿勢規定形状部たるガイド
部25は、電気接点22と同一の金属板を上述した第3
の実施形態と同様にプレス加工することにより形成され
ているが、この実施形態においてはその加工が立体的と
なっている。
【0072】ガイド部25は、装着部21a内に延出し
た部分が下に折り曲げられて位置決め端面25aが形成
されており、その先端側がさらに折り曲げられて斜面2
5bとなり、先端がコネクタ基体21に埋め込まれてい
る。このガイド部25は、位置決め端面25aの背面側
がコネクタ基体21により支持される構造となってお
り、これによってカード状装置1が押圧されたときの剛
性が確保されている。
【0073】また、上記装着姿勢規定面21hがコネク
タ基体21に形成されているのは、第3の実施形態と同
様である。
【0074】このような第4の実施形態によれば、上述
した第1から第3の実施形態とほぼ同様の効果を奏する
とともに、カード状装置用コネクタの位置決め端面やこ
の位置決め端面へ案内するための斜面の幅が広くなるた
めに、より確実に回路基板の端縁を受けることが可能と
なる。また、プレス加工による精度の高さももちろん享
受することができる。
【0075】図6は本発明の第5の実施形態を示したも
のであり、カード状装置とカード状装置用コネクタとを
有してなるカード状装置システムの構成を示す平面図で
ある。この第5の実施形態において、上述の第1から第
4の実施形態と同様である部分については説明を省略
し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0076】カード状装置1Cは、装着方向左先端側に
矩形状の切欠12bが設けられるとともに、装着方向右
先端側にも矩形状の切欠12jが設けられている。
【0077】また、回路基板11の端縁11cの近傍と
なる上面端部には金属箔11eが、また上記切欠12j
に延出する位置決め用の端縁11fの近傍となる上面端
部には金属箔11gがそれぞれ設けられている。これら
の金属箔11e,11gは、上記電気接点11bをエッ
チングにより形成する際に、同一の工程により同時に形
成されるものである。
【0078】一方、カード状装置用コネクタ2Cは、上
記切欠12bに対応するガイド部21eが形成されてい
るとともに、上記切欠12jに対応する装着姿勢規定形
状部たるガイド部21jが形成されていて、該ガイド部
21jの位置決め端面21kと回路基板11の上記端縁
11fとが当接して、上記端縁11cおよび位置決め端
面21gとともに位置決めを行うようになっている。
【0079】また、ガイド部21eの装着方向に垂直な
方向の突出量は、ガイド部21jの同方向の突出量より
も大きいために、順姿勢での装着は可能であるが、逆姿
勢での装着は阻止されることは上述と同様である。
【0080】なお、この図6に示す例においては、ガイ
ド部やこのガイド部に対向する凸部をコネクタ基体と一
体に形成しているが、上述した第3の実施形態や第4の
実施形態と同様に、一枚の金属板をプレス抜きすること
により、電気接点と同時に形成して精度を高めるように
しても構わないことは勿論である。
【0081】このような第5の実施形態によれば、上述
した第1から第4の実施形態とほぼ同様の効果を奏する
とともに、回路基板の摺動を行う特定の端縁近傍に金属
箔を設けたために、該端縁の摩耗を低減することが可能
となる。また、金属箔を電気接点を形成する工程におい
て同時に作成するようにしたために、作業工程を増やす
ことなく、コストを増すことなく、形成することができ
る。
【0082】図7は本発明の第6の実施形態を示したも
のであり、カード状装置とカード状装置用コネクタとを
有してなるカード状装置システムの構成を示す平面図で
ある。この第6の実施形態において、上述の第1から第
5の実施形態と同様である部分については説明を省略
し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0083】この実施形態においては、カード状装置1
Dの電気接点11bは、例えば、等間隔に配列された組
が所定の間隔をおいて複数設けられており、図示の例で
は、左寄りに配列された6本でなる組みと、右寄りに配
列された3本でなる組み、とを有して構成されている。
【0084】さらに、カード状装置1Dは、電気接点1
1bの組み同士の間に、略矩形状の切欠11hが設けら
れており、装着部21aの中央部よりもやや図7の右側
に寄った位置となっている。これによって、図7に示す
ような順姿勢でカード状装置1Dを装着することは可能
であるが、これとは裏表逆の逆姿勢での装着は阻止され
ることは上述と同様である。また、上述した第1の実施
形態等において設けられていたような装着方向左先端側
や右先端側の切欠は、設けられていない。
【0085】上記切欠11hは、装着方向に沿った左右
の内端縁が位置決め用の端縁11iとなっており、該切
欠11hの出口付近には後述するガイド部26との嵌合
を案内するための斜端縁11jが設けられている。
【0086】また、この回路基板11を嵌合する外装体
12には、該切欠11hを露呈させるように一回り大き
い切欠12lが形成され、さらに装着方向左先端側の角
部がカード状装置用コネクタ2Dの上記案内斜面21f
に当接する角部12kとなっている。
【0087】一方、カード状装置用コネクタ2Dは、上
記回路基板11の電気接点11bに対応して、左寄りに
配列された6本でなる電気接点22の組みと、右寄りに
配列された3本でなる電気接点22の組み、とを有して
構成されている。
【0088】さらに、カード状装置用コネクタ2Dは、
装着部21aの端面21bの上記切欠11hに対応する
位置から装着姿勢規定形状部たるガイド部26が突設さ
れており、このガイド部26の装着方向に沿った側面が
上記位置決め用の端縁11iに当接する位置決め端面2
6aとなっている。
【0089】なお、この図7に示した例においては、カ
ード状装置用コネクタ側に凸状をなすガイド部を設け、
回路基板側に凹状をなす切欠を設けたが、これとは逆
に、回路基板側に凸状部分を設け、カード状装置用コネ
クタ2D側に対応する凹状部分を設けることも可能であ
る。
【0090】このような第6の実施形態によれば、上述
した第1から第5の実施形態とほぼ同様の効果を奏する
とともに、略矩形状をなす回路基板の一辺の途中に切欠
を設け、これに対応するガイド部をカード状装置用コネ
クタに設けることによっても、互いの電気接点同士を正
確に位置決めすることが可能となる。
【0091】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカード状装
置システム、カード状装置、カード状装置用コネクタに
よれば、高い精度で確実に電気接点同士を接続すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のカード状装置とカー
ド状装置用コネクタとを有してなるカード状装置システ
ムの構成を示す平面図。
【図2】上記第1の実施形態におけるカード状装置の内
部構成を示す分解斜視図。
【図3】本発明の第2の実施形態におけるカード状装置
の電気接点付近の詳細な構成例を示す分解斜視図。
【図4】本発明の第3の実施形態におけるカード状装置
用コネクタの要部の構成を示す平面図。
【図5】本発明の第4の実施形態におけるカード状装置
用コネクタの要部の構成を示す斜視図。
【図6】本発明の第5の実施形態のカード状装置とカー
ド状装置用コネクタとを有してなるカード状装置システ
ムの構成を示す平面図。
【図7】本発明の第6の実施形態のカード状装置とカー
ド状装置用コネクタとを有してなるカード状装置システ
ムの構成を示す平面図。
【符号の説明】
1,1A,1C,1D…カード状装置 2,2A,2B,2C,2D…カード状装置用コネクタ 11…回路基板 11a…回路パターン 11b…電気接点(カード状装置側の電気接点) 11c,11f,11i…位置決め用の端縁(特定の端
縁) 11h…切欠 12…外装体 12b…切欠(装着姿勢検出用形状部) 12c…端面 13…外装体 14…メモリチップ(電子回路) 21…コネクタ基体 21a…装着部 21e,21j,24,25,26…ガイド部(装着姿
勢規定形状部) 21g,21k,24a,25a,26a…位置決め端
面 21h…装着姿勢規定面(装着姿勢規定形状部) 22…電気接点(カード状装置用コネクタ側の電気接
点) 23…検出スイッチ(検出手段) 23a…板ばね(付勢部材) 23b…電気接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 AA03 BA03 BB09 CA01 5B058 CA02 CA14 KA24 YA20 5E021 FA05 FB18 JA04 JA05 JA11 KA05 KA09 MA19 5E023 AA04 AA21 AA29 BB01 BB19 EE21 GG14 GG15 HH01 HH06 HH08 HH18

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己の所定部に電子回路が配され且つ自
    己の特定の端縁に対して所定の位置となるように位置決
    めして電気接点が配列された回路基板と、この回路基板
    の上記電気接点および上記特定の端縁の少なくとも一部
    を露呈するとともに該回路基板のその他の端縁を概略覆
    う外装体と、を備えたカード状装置と、 このカード状装置を装着するためのものであって、上記
    カード状装置側の電気接点に対応して設けられた電気接
    点と、この電気接点に対する相対位置が所定の固定的な
    ものとなるように位置決めして設けられたガイド部と、
    を備えたカード状装置用コネクタと、 を具備し、 上記カード状装置における回路基板の特定の端縁の少な
    くとも一部が位置決め端縁として機能して、上記カード
    状装置用コネクタにおけるガイド部に当接することによ
    り、上記カード状装置側の電気接点と上記カード状装置
    用コネクタ側の電気接点との相対位置が所定のものとな
    るように上記カード状装置の外装体は上記当接を可能な
    らしめるべく回路基板の上記特定の端縁を露呈させるよ
    うに形成されたものであることを特徴とするカード状装
    置システム。
  2. 【請求項2】 電気接点とこの電気接点に対する相対位
    置が所定の固定的なものとなるように位置決めして設け
    られたガイド部とを備えたカード状装置用コネクタ、に
    装着し得るカード状装置であって、 自己の所定部に電子回路が配され、且つ、自己の特定の
    端縁に対して所定の位置となるように位置決めして電気
    接点が配列された回路基板と、 この回路基板の上記電気接点および上記特定の端縁の少
    なくとも一部を露呈するとともに該回路基板のその他の
    端縁を概略覆う外装体と、 を具備し、 上記回路基板の特定の端縁の少なくとも一部が位置決め
    端縁として機能して、上記カード状装置用コネクタにお
    けるガイド部に当接することにより、上記電気接点と上
    記カード状装置用コネクタ側の電気接点との相対位置が
    所定のものとなるように上記外装体は上記当接を可能な
    らしめるべく回路基板の上記特定の端縁を露呈させるよ
    うに形成されたものであることを特徴とするカード状装
    置。
  3. 【請求項3】 自己の所定部に電子回路が配され且つ自
    己の特定の端縁に対して所定の位置となるように位置決
    めして電気接点が配列された回路基板とこの回路基板の
    上記電気接点および上記特定の端縁の少なくとも一部を
    露呈するとともに該回路基板のその他の端縁を概略覆う
    外装体とを備えたカード状装置、を装着し得るカード状
    装置用コネクタであって、 上記カード状装置側の電気接点に対応して設けられた電
    気接点と、 この電気接点に対する相対位置が所定の固定的なものと
    なるように位置決めして設けられたガイド部と、 を具備し、 上記ガイド部は、位置決め端縁として機能する上記カー
    ド状装置における回路基板の特定の端縁の少なくとも一
    部に当接することにより、上記カード状装置側の電気接
    点と上記電気接点との相対位置が所定のものとなるよう
    にするものであることを特徴とするカード状装置用コネ
    クタ。
  4. 【請求項4】 カード状装置がカード状装置用コネクタ
    に装着される際の被装着姿勢を検出するための、装着姿
    勢検出用形状部をさらに具備したことを特徴とする請求
    項2に記載のカード状装置。
  5. 【請求項5】 上記装着姿勢検出用形状部は、上記外装
    体に形成されたものであることを特徴とする請求項4に
    記載のカード状装置。
  6. 【請求項6】 上記装着姿勢検出用形状部は、上記回路
    基板に形成されたものであることを特徴とする請求項4
    に記載のカード状装置。
  7. 【請求項7】 上記回路基板は、メモリチップが実装さ
    れたものであって、上記カード状装置側の電気接点は、
    該メモリチップと信号の授受を行うためのものであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のカード状装置。
  8. 【請求項8】 上記回路基板は、位置決め端縁として機
    能する上記特定の端縁の近傍に、当該特定の端縁の摺動
    による摩耗を低減するための金属箔が形成されたもので
    あることを特徴とする請求項2に記載のカード状装置。
  9. 【請求項9】 上記カード状装置用コネクタ側の電気接
    点を保持するコネクタ基体をさらに具備し、 上記ガイド部は、このコネクタ基体に一体に形成された
    ものであることを特徴とする請求項3に記載のカード状
    装置用コネクタ。
  10. 【請求項10】 上記カード状装置用コネクタ側の電気
    接点と上記ガイド部とを保持するものであって、モール
    ド工程により形成されたコネクタ基体をさらに具備し、 上記ガイド部は、上記カード状装置用コネクタ側の電気
    接点と一体となるように金属により成型され、上記コネ
    クタ基体を形成するモールド工程を経て該コネクタ基体
    に固定された後に、上記カード状装置用コネクタ側の電
    気接点と切り離されて形成されたものであることを特徴
    とする請求項3に記載のカード状装置用コネクタ。
  11. 【請求項11】 上記カード状装置に付勢力を作用させ
    ることにより、上記特定の端縁を上記ガイド部に押圧す
    るための付勢部材をさらに具備したことを特徴とする請
    求項3に記載のカード状装置用コネクタ。
  12. 【請求項12】 上記付勢部材は、上記付勢力を作用さ
    せているときには上記カード状装置が第1の姿勢で装着
    されていると検出し、該付勢力を作用させていないとき
    には該第1の姿勢とは異なる第2の姿勢で装着されてい
    るかまたは装着されていないと検出する検出手段を兼ね
    たものであることを特徴とする請求項11に記載のカー
    ド状装置用コネクタ。
  13. 【請求項13】 上記カード状装置が第1の姿勢で装着
    されようとするときには該カード状装置の外形と干渉す
    ることなくカード状装置側の電気接点がカード状装置用
    コネクタ側の電気接点に接続されるのを許容し、該カー
    ド状装置が上記第1の姿勢とは異なる第2の姿勢で装着
    されようとするときには該カード状装置の外形の少なく
    とも一部と干渉することによりカード状装置側の電気接
    点がカード状装置用コネクタ側の電気接点に接続される
    のを阻止する装着姿勢規定形状部をさらに具備したこと
    を特徴とする請求項3に記載のカード状装置用コネク
    タ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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