JP2003085146A - 情報処理装置、情報処理用プログラムを格納する記憶媒体および情報処理用コンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理用プログラムを格納する記憶媒体および情報処理用コンピュータプログラム

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JP2003085146A
JP2003085146A JP2002193096A JP2002193096A JP2003085146A JP 2003085146 A JP2003085146 A JP 2003085146A JP 2002193096 A JP2002193096 A JP 2002193096A JP 2002193096 A JP2002193096 A JP 2002193096A JP 2003085146 A JP2003085146 A JP 2003085146A
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mall
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Application number
JP2002193096A
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English (en)
Inventor
Toru Kuwabara
透 桑原
Motoji Asano
元司 浅野
Hidehiko Kakinuma
英彦 柿沼
Keiji Shiotani
啓二 塩谷
Yoshitsugu Hasumizu
▲恵▼継 蓮水
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 登録しているオンラインショッピングモール
以外のモールについても、簡単な手続で、同一の決済処
理により利用できような、オンラインショッピングシス
テムを提供する。 【解決手段】 ユーザ200は、予め設定されている仮
のIDを用いて、登録していない他のオンラインショッ
プ400をアクセスする。商品を購入した場合には、オ
ンラインショップ400がマネーゲート500に受注デ
ータを送信し、マネーゲート500からの要求に応じて
ユーザが登録しているモール事業者300が決済に係わ
るクレジット番号などの情報をマネーゲート500に送
信し、これらがマネーゲート500で合わされて最終的
な受注データが生成され、これによりカード会社600
に対して決済処理が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばオンライ
ンショッピングなどのインターネットを介した商取引に
関する決済仲介処理装置、決済仲介処理用の処理プログ
ラムを格納する記憶媒体、決済仲介用のコンピュータプ
ログラム、オンラインショップ装置、オンラインショッ
ピング方法およびオンラインショッピングシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】これまでのオンラインショッピングの処
理の流れを図36に示す。
【0003】いずれかのオンラインモールに登録してい
る会員(ユーザ)が、そのモールのホームページにアク
セスすると、通常はそこにナビゲーションページがあ
り、モールから各加盟店のホームページにリンクされて
いる。
【0004】この各加盟店のホームページでユーザが、
商品の申込みを行なうと(1)、この注文データは加盟
店に届く(2)。加盟店では、伝票を作成し、仮想モー
ルのデベロッパたるモール事業者に通知する(3)。
【0005】モール事業者は、会員に確認メールを発信
し、会員が購入の申込みをしたことの確認をとる
(4)。そして、会員が、購入の確認の信号を送信する
と(5)、ID、パスワードで対応が付けられたクレジ
ットカード番号がモール事業者サーバの中に格納されて
いて、このカード番号が決済機関の決済システムに入力
され、このシステムを介してカード会社に通知され、カ
ード会社では、オーソリゼイションされる(6)。
【0006】オーソリゼイションがOKならば、与信結
果がモール事業者に返信され(6)、その結果が会員に
与信結果として(7)、および、加盟店に売上承認連絡
(8)として、各々通知される。
【0007】加盟店は、商品を会員に発送するとともに
(9)、売上データをモール事業者サーバにアップロー
ドすることにより、売上確定処理を行ない(10)、モ
ール事業者は、各加盟店から入力される売上データをま
とめて、決済機関の決済システムに入力する(11)。
【0008】そして、決済システムは、この売上データ
に基づいて各カード会社ごとにクレジットデータを渡
し、各カード会社では、これに基づいて各会員に商品代
金を請求するとともに(12)、商品代金を決済システ
ムを介してモール事業者に渡す(11)。
【0009】これにより各加盟店に対して売上代金が入
金され、資金決済が行われる(13)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
これまでの電子商取引きシステムにおいては、各オンラ
インショップやモールにより決済手段が多種多様であり
各々独立している。そして、あるモールで発行されたI
Dとパスワードは、そのモール内でしか使用できない。
そのため、いろいろなオンラインショップやモールを利
用したいユーザは、複数のショップやモールに何度も個
人情報、カード番号などを入力しユーザ登録をしなけれ
ばならない。
【0011】そして、その結果、手続きが面倒である上
に、管理すべきIDやパスワードが増加するという問題
が発生している。
【0012】また、このような手続きを何度も繰り返す
ことにより、カード情報の漏洩の危険性が増大するとい
う問題も生じている。
【0013】したがって本発明の目的は、複数のシステ
ムで商取引きを行なう場合においても、手続きが容易で
管理すべきIDやパスワードが増えることなく決済に係
わる秘密情報の漏洩の危険性が少なくなるような決済シ
ステムを実現する決済仲介処理装置を提供することにあ
る。
【0014】また、本発明の他の目的は、自分が登録し
ているオンラインショップやモール以外のショップやモ
ールも、簡単な手続きで利用でき、管理すべきIDやパ
スワードが増えることなく決済に係わる秘密情報の漏洩
の危険性も少なくなるようなオンラインショッピングシ
ステムを提供するためのオンラインショップ装置を提供
することにある。
【0015】さらに本発明の他の目的は、そのようなオ
ンラインショッピング方法およびオンラインシステムを
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の決済仲介処理装置は、ユーザからのネット
ワークを介した要求に応じて対価の支払いを伴う所定の
行為を行なう第1の装置より、前記所定の行為の要求に
係わる受注情報を受け付ける受注情報受付け手段と、前
記受け付けた受注情報に基づいて、ユーザが所定の方法
による金銭の支払いに係わる契約を行なっている第2の
装置より、当該ユーザが要求した前記所定の行為の対価
の支払いを当該ユーザより受けるための支払情報を獲得
する支払い情報獲得手段と、前記受け付けた受注情報お
よび前記獲得した支払情報に基づいて、前記ユーザが要
求した前記所定の行為の前記対価の決済を行なう決済処
理手段とを有する。
【0017】好適には、前記ネットワークを介した要求
に応じて対価の支払いを伴う所定の行為は、任意の商品
の販売であり、前記受注情報受付け手段は、ネットワー
クを介して任意の商品を販売する第1の装置より、商品
の注文に係わる受注情報を受け付け、前記支払い情報獲
得手段は、前記受け付けた受注情報に基づいて、前記第
2の装置より、ユーザが注文した商品の対価の支払いを
当該ユーザより受けるための支払情報を獲得し、前記決
済処理手段は、受け付けた受注情報および前記獲得した
支払情報に基づいてユーザが購入した商品の対価の決済
を行なう。
【0018】一例として、前記第1の装置および前記第
2の装置は、各々ユーザが所定の方法による金銭の支払
いに係わる契約を含む登録を行なっており、少なくとも
前記登録を行なっているユーザに対してネットワークを
介したアクセスを許可し、当該アクセスにより任意の商
品を販売する複数の商品販売手段の、各々いずれかであ
り、前記受注情報受付け手段は、複数の前記商品販売手
段のいずれかより、少なくとも当該商品販売手段以外の
前記商品販売手段に前記登録をしているユーザからの商
品の注文に係わる受注情報を受け付け、前記支払い情報
獲得手段は、前記受け付けた受注情報に基づいて、当該
ユーザが前記登録をしている前記商品販売手段より、当
該ユーザが注文した商品の対価の支払いを当該ユーザよ
り受けるための支払情報を獲得する。
【0019】別の一例として、前記第1の装置と前記第
2の装置とは、それぞれ、前記ネットワークを介したア
クセスにより商品を販売するオンラインショップ手段
と、前記オンラインショップ手段に対する前記ネットワ
ークを介したアクセスを制御するオンラインショップ管
理手段との、いずれか一方である。
【0020】別の面から見た本発明の決済仲介処理装置
は、第1のサイトで商品の購入を行なおうとするユーザ
から、そのユーザ自身が会員登録をしている別の第2の
サイトでのそのユーザの個人特定情報の入力を受け付け
る手段と、入力された前記個人特定情報を前記第2のサ
イトに送信し、個人特定の結果および決済に必要な情報
をその第2のサイトから入手する手段と、を具備する。
【0021】さらに別の面から見た本発明の決済仲介処
理装置は、第1のサイトで商品の購入を行なおうとする
ユーザから、そのユーザ自身が会員登録をしている別の
第2のサイトでのそのユーザの個人特定情報および決済
に必要な情報の入力を受け付ける手段と、入力された前
記個人特定情報を前記第2のサイトに送信し、個人特定
の結果をその第2のサイトから入手する手段と、を具備
する。
【0022】さらに別の面から見た本発明の決済仲介処
理装置は、第1のサイトで商品の購入を行なおうとする
ユーザから、そのユーザ自身の個人特定を行ないうる第
2のサイトの選択入力を受け付ける手段と、選択された
前記第2のサイトに対してそのユーザの個人特定結果の
返信を要求し、返信された個人特定結果に基づいて決済
処理を行なう手段と、を具備する。
【0023】このような別の面から見た本発明の決済仲
介処理装置において、前記第2のサイトは、一例とし
て、前記ネットワークを介したアクセスにより商品を販
売するオンラインショップのサイト、あるいは、前記オ
ンラインショップのサイトに対する前記ネットワークを
介したアクセスを制御するオンラインショップの管理サ
イトである。
【0024】ここで、本発明の決済仲介処理装置におい
て、前記第2の装置(第2のサイト)の運営者および当
該決済仲介処理装置の運営者を含む当該商品の販売に係
わる運営者に対して、手数料を支払う処理を行なう手数
料支払い処理手段をさらに有しても良く、この場合、一
例として、前記手数料支払い処理手段は、前記決済を行
なった商品の対価の一部を前記手数料に充当する。
【0025】また、前記第1の装置(第1のサイト)ご
とに、前記第2の装置(第2のサイト)に前記登録を行
なっているユーザによる前記第1の装置(第1のサイ
ト)へのアクセスを可能にするための実際とは異なるユ
ーザ情報を前記第2の装置(第2のサイト)ごとに記憶
しておき、その実際とは異なるユーザ情報のユーザ入力
に応じて前記第1の装置(第1のサイト)へのアクセス
を可能にするアクセス情報提供手段をさらに有しても良
い。この場合、一例として、前記実際とは異なるユーザ
情報は、当該決済仲介処理装置のユーザIDを含む。
【0026】また、前記支払い情報獲得手段は、前記受
け付けた受注情報に基づいて、前記第2の装置(第2の
サイト)より、ユーザが注文した商品の対価の支払いを
当該ユーザのクレジットカードにより決済をするため
の、クレジットカード番号を含む前記支払情報を獲得
し、前記決済処理手段は、前記受注情報および前記支払
情報に基づいて、当該ユーザのクレジットカードに係わ
るクレジットカード会社より、前記ユーザが購入した商
品の対価の支払いを受けるための処理を実行するように
しても良い。
【0027】また、一例として、前記支払い情報獲得手
段(個人特定の結果および決済に必要な情報をその第2
のサイトから入手する手段)は、前記受け付けた受注情
報に含まれる受注番号と、前記獲得した支払情報に含ま
れる受注番号とに基づいて、これらの情報を対応付け
る。
【0028】さらに、前記第1の装置(第1のサイト)
に支払方法の選択入力を許容する支払方法選択画面を提
供する支払方法入力表示手段と、この支払方法入力表示
手段によって当該決済仲介処理装置による決済が選択入
力された場合にのみ当該決済仲介処理装置の機能を実行
させる決済仲介実行手段と、を設けても良い。
【0029】別の一例として、前記ネットワークを介し
てアクセスする前記ユーザの装置に対して、当該決済仲
介処理装置によって決済仲介処理が可能である前記商品
販売手段(第1のサイト)のリストを選択可能に表示さ
せるリスト表示手段と、選択された前記商品販売手段
(第1のサイト)に前記ユーザの装置をアクセスさせる
自動アクセス手段と、を設けても良い。
【0030】さらに別の一例として、当該決済仲介処理
装置によって決済仲介処理が可能である前記商品販売手
段(第1のサイト)が販売する商品に1又は2以上の検
索キーワードを対応させて記憶する検索キーワード記憶
手段と、前記ネットワークを介してアクセスする前記ユ
ーザの装置に検索キーワード入力用のダイアログボック
スを表示させる検索キーワード入力手段と、この検索キ
ーワード入力手段によって入力された検索キーワードに
基づいて前記検索キーワード記憶手段から対応する前記
商品販売手段(第1のサイト)を検索し、検索された前
記商品販売手段(第1のサイト)に前記ユーザの装置を
アクセス可能とさせる第2の自動アクセス手段と、を設
けても良い。
【0031】ここで、本発明の決済仲介処理装置は、実
質的にはネットワークを介してアクセス可能なコンピュ
ータである。そこで、本発明の決済仲介処理装置が奏す
る機能を実行するコンピュータプログラムを格納する記
憶媒体またはコンピュータプログラムとして規定するこ
ともできる。
【0032】また、本発明のオンラインショップ装置
は、ネットワークを介したアクセスにより任意の商品を
販売するオンラインショップを登録し管理するショップ
管理手段と、ユーザとの間で金銭の支払いに係わる契約
を含む登録処理を行ない、当該登録されたユーザに対し
て前記登録したオンラインショップヘのアクセスを許可
するユーザ管理手段とを有するオンラインショップ装置
であって、前記ユーザ管理手段は、他のオンラインショ
ップ管理装置に前記登録を行なっているユーザが、当該
ユーザが購入した商品の対価の支払いを当該ユーザが登
録している前記他のオンラインショップ装置より当該ユ
ーザの所定の支払情報を獲得し決済を行なう決済仲介処
理装置を介してアクセスしてきた場合に、当該ユーザか
らの前記登録したオンラインショップヘのアクセスを許
可する。
【0033】また、本発明の他のオンラインショップ装
置は、ネットワークを介したアクセスにより任意の商品
を販売するオンラインショップを登録し管理するショッ
プ管理手段と、ユーザとの間で金銭の支払いに係わる契
約を含む登録処理を行ない、当該登録されたユーザに対
して前記登録したオンラインショップヘのアクセスを許
可するユーザ管理手段とを有するオンラインショップ装
置であって、前記ユーザ管理手段は、前記登録されたユ
ーザが他の前記オンラインショップ装置により管理され
ているオンラインショップで商品を購入した場合で、当
該ユーザが購入した商品の対価の決済を仲介して行なう
決済仲介処理装置より要求があった場合には、当該ユー
ザの前記金銭の支払いに係わる契約に基づく当該ユーザ
が決済を行なうための所定の支払い情報を前記決済仲介
処理装置に提供する。
【0034】また、本発明のオンラインショッピング方
法は、ネットワーク上に設けられた任意のオンラインシ
ョップにおいて、ネットワークを介してアクセスしてき
た任意のユーザが出した商品の注文に基づいて、受注情
報を生成し、該生成した受注情報を決済仲介処理装置に
送信し、前記決済仲介処理装置において、当該商品の注
文を行なったユーザが登録しているオンラインショップ
装置より、当該ユーザから支払いを受けるための所定の
支払い情報を獲得し、前記獲得した支払い情報に基づい
て前記ユーザに対して決済を行ない、前記決済を行なっ
た当該商品の対価に対する所定の手数料を、少なくとも
前記オンラインショップおよび前記決済仲介処理装置に
支払い、該手数料を支払った残りを前記オンラインショ
ップに支払う。
【0035】また、本発明のオンラインショッピングシ
ステムは、ネットワークを介したアクセスにより任意の
商品を販売する複数のオンラインショップと、前記オン
ラインショップを登録し管理するショップ管理手段と、
ユーザとの間で金銭の支払いに係わる契約を含む登録処
理を行ない、当該登録されたユーザに対して前記登録し
たオンラインショップヘのアクセスを許可するユーザ管
理手段とを有するオンラインショップ装置であって、他
のオンラインショップ管理装置に前記登録を行なってい
るユーザが、決済仲介処理装置を介してアクセスしてき
た場合に、当該ユーザからの前記登録したオンラインシ
ョップヘのアクセスを許し、前記登録されたユーザが他
の前記オンラインショップ装置により管理されているオ
ンラインショップで商品を購入した場合に当該ユーザが
決済を行なうための所定の支払い情報を前記決済仲介処
理装置に提供する、複数のオンラインショップ装置と、
任意の前記オンラインショップ装置より受注情報を受付
ける受注情報受付け手段と、前記受け付けた受注情報に
基づいてユーザが登録を行なっている前記オンラインシ
ョップ装置より対価の支払いを当該ユーザより受けるた
めの支払情報を獲得する支払い情報獲得手段と、前記受
け付けた受注情報および前記獲得した支払情報に基づい
て、前記ユーザが要求した前記所定の行為の前記対価の
決済を行なう決済処理手段とを有する決済仲介処理装置
とを有する。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について、
図1〜図26を参照して説明する。
【0037】本実施の形態においては、複数のオンライ
ンショッピングモール(以後、単にモールという)が通
信ネットワーク上に展開されており、いずれかのモール
の会員であれば他のモールに新たに登録しなくとも他の
モールでオンラインショッピングができるようなオンラ
インショッピングシステムについて説明する。
【0038】最初に、本実施の形態では、複数の項目毎
にオンラインショッピングシステムを説明する。そこ
で、これらの項目の目次を次に列挙する。
【0039】−目次− A.概要説明 (1)基本的な構成 (2)基本的な動作 .商品購入時の動作 .売上・決済処理 B.詳細説明 (1)構成例 (2)動作、処理の流れ .物品の販売 .デジタルコンテンツの販売 a)認証サイトがユーザのクレジットカード番号を認識
していない場合 b)認証サイトがユーザのクレジットカード番号を認識
している場合 (3)各サイト間の通信 .マネーゲートの基本形態において登録事業者サイト
と販売サイトとが同一である場合のサイト間通信 .マネーゲートの基本形態において登録事業者サイト
と販売サイトとが異なる場合のサイト間通信 .ショッピングスイッチ受付サービス利用形態におい
て登録事業者サイトと販売サイトとが同一である場合の
サイト間通信 .ショッピングスイッチ受付サービス利用形態におい
て登録事業者サイトと販売サイトとが異なる場合のサイ
ト間通信 (4)まとめ 以上列挙したような項目に沿って、以下、本実施の形態
について説明する。
【0040】A.概要説明 (1)基本的な構成 まず、本実施の形態のオンラインショッピングシステム
の基本的な構成について図1〜図4を参照して説明す
る。
【0041】図1は、そのようなオンラインショッピン
グシステムの基本的な構成を示す図である。
【0042】オンラインショッピングシステム100
は、ユーザ200、モール事業者300(第1の装置、
第1のサイト、第2の装置、第2のサイト、商品販売装
置、オンラインショップ手段、オンラインショップ管理
手段)、オンラインショップ400(第1の装置、第1
のサイト、第2の装置、第2のサイト、商品販売装置、
オンラインショップ手段、オンラインショップ管理手
段)、マネーゲート500(決済仲介処理装置)、カー
ド会社600および通信ネットワーク700、710、
720を、その基本的な構成として有する。
【0043】ここで、ユーザ200、モール事業者30
0、オンラインショップ400、マネーゲート500お
よびカード会社600は、少なくとも文言上その一部が
自然人や法人等として表現されているが、これらは、商
取引の場面においては自然人や法人等を意味し、その機
能が実行される場面においてはそれらの自然人や法人等
が所有し操作したりするコンピュータを意味している。
つまり、それらのユーザ200、モール事業者300、
オンラインショップ400、マネーゲート500および
カード会社600は、その機能が実行される場面におい
ては、記憶媒体としての記憶装置に格納された動作プロ
グラム等に基づいてプロセッサがデータ処理を実行する
コンピュータである。そこで、後述する各種の手段は、
記憶装置に格納された動作プログラム等に基づくプロセ
ッサにより実行される各種の機能によって実行される。
なお、動作プログラムであるコンピュータプロラムを格
納する記憶媒体としては、コンピュータの記憶装置に限
らず、例えば、CD−ROMを典型とする可搬性を有す
る記憶媒体にパッケージングされていても良い。
【0044】ユーザ200は、商取引の場面において
は、通信ネットワーク700を介して実際にオンライン
ショップ400において商品を購入する主に一般個人の
ユーザである。
【0045】ユーザ200は、商取引の場面において
は、通信ネットワーク700を介してモール事業者30
0が開設しているモールあるいはオンラインショップ4
00が開設しているショップをアクセスすることが可能
な環境を有し、複数のモール事業者300の少なくとも
いずれか1つのモールに登録した会員であって、モール
事業者300が料金の支払いに対して保証しているユー
ザである。
【0046】通常、ユーザ200は、その機能が実行さ
れる場面においては、通信ネットワーク700の任意の
ノードに接続されたパーソナルコンピュータなどにより
構成される。
【0047】モール事業者300は、商取引の場面にお
いては、ローカルな個々のインターネット・サービス・
プロバイダ(ISP)、換言すれば個々のオンラインシ
ョッピングモールの開設者であり、オンラインショッピ
ングのプラットフォームであるモールなどをインターネ
ット700上に展開し、オンラインショップの開設希望
者およびオンラインショップのユーザ双方に、オンライ
ンショップサービスを提供する。
【0048】具体的には、モール事業者300は、その
機能が実行される場面においては、開設したモールヘ出
店するオンラインショップ400の管理を行なう(ショ
ップ管理手段)。
【0049】また、モール事業者300は、その機能が
実行される場面において、会員登録したユーザ200
を、利用者データベースの形で記憶し管理する(ユーザ
管理手段)。
【0050】また、その機能が実行される場面におい
て、モール事業者300によっては、開設するモール内
のオンラインショップ400における受注を管理する場
合もある。そのような場合には、モール事業者300
は、たとえば受注データベースによる全受注データの管
理、ユーザ200への注文の確認、決済機関へのオーソ
リ要求など、オンラインショッピング全般に渡る種々の
処理を行なう。
【0051】また、オンラインショッピングシステム1
00においては、各モールに登録しているユーザ200
は、後述するマネーゲート500を介することにより、
登録をしていない他のモールにおいても買い物ができる
ようになっており、そのようなシステムを実現するため
に、各モール事業者300は次のような処理を行なう。
ここでの処理は、いうまでもなくコンピュータによる処
理である。
【0052】まず、マネーゲート500を介したショッ
ピングを認める他のモールの会員用に、その会員を自分
のモールの会員として扱うためのIDなどの情報を他の
モールごとに発行し、利用者マスタに登録しておく。
【0053】具体的に図2を参照して説明する。
【0054】今、相互にマネーゲート500を介したシ
ョッピングを求める3つのモールA〜モールCがあった
とすると、各モールのモール事業者300は、自分以外
の他のモールに対してID、パスワードおよびダミーの
クレジットカード番号を設定しておく。
【0055】たとえば、モールAのモール事業者300
aは、モールBの会員用に、「mlb@mg2」というID、
「12345678」というパスワード、「111100000002」とい
うダミーのクレジット番号を、また、モールCの会員用
に、「mlc@mg2」というID、「12345678」というパス
ワード、「111100000003」というダミーのクレジット番
号を各々発行し、自らの会員IDに記憶しておく。これ
らのID、パスワードおよびクレジット番号は、仮のま
たは実際とは異なるID、パスワードおよびクレジット
番号となる。
【0056】なお、マネーゲート500を介したアクセ
スのためのこれらのIDを、マネーゲートIDというも
のとする。
【0057】また、これら各モール事業者300で発行
された情報は、後述するマネーゲート500の、各モー
ル事業者の属性情報へリンクを張ったWeb画面の登録
管理を行なうためのコレットサーバ510(図1参照)
においても、図4に示すような事業者マスタの形態で登
録される。つまり、マネーゲート500のコレットサー
バ510においては、各ユーザ200について、モール
事業者毎に、仮のまたは実際とは異なるID、パスワー
ドおよびクレジット番号を記憶しておく。これにより、
各モール事業者300からID、パスワードおよびクレ
ジット番号がコレットサーバ510に送信された場合、
それらのID、パスワードおよびクレジット番号という
属性情報が仮のまたは実際とは異なるものであるとして
も、コレットサーバ510においては、それらの属性情
報がどのユーザ200の属性情報であるかを認識するこ
とができる。
【0058】また、モール事業者300は、そのような
他のモール会員用のIDを用いた、当該他のモールの会
員からのモールヘのアクセスを受け付け、モール内のオ
ンラインショップ400でのショッピングを可能にす
る。
【0059】そして、そのような他のモールの会員から
モール内のショップが受注を受けた場合には、モール事
業者300は、ユーザ200に対する注文の確認を行な
った後、これをマネーゲート500に通知する。そし
て、マネーゲート500より受注の承認が得られた場合
に、受注処理を行ない、オンラインショップ400に対
する出荷依頼などを行なう。
【0060】さらに、モール事業者300が管理する会
員が他のモールでショッピングを行なった場合には、マ
ネーゲート500より本人認証リクエストが送られるの
で、それに基づいて認証を行ない、クレジットカード番
号などの決済に係わる情報をマネーゲート500に送信
する。
【0061】そのため、モール事業者300は、たとえ
ば図3に示すようなポップアップ画面をウェブサーバに
格納しておき、マネーゲート500よりリクエストが送
られてきた時には、このポップアップ画面をユーザ20
0の画面上に立ち上げる。
【0062】なお、モール事業者300とマネーゲート
500との間の通信路710は、セキュアな通信が行な
える必要があり、専用線か、SSL(Secure S
ocket Layer)でデータを送る仕組みを持つ
ことが必要である。
【0063】モール事業者300は、このように、ショ
ップ400とユーザ200およびマネーゲート500の
間で、オンラインショッピングが適切に行なえるように
種々の処理を行なう。
【0064】オンラインショップ400は、モール事業
者300が提供する環境上にショップを開設し、通信ネ
ットワーク700を介して、ユーザ200に対して、物
品やデジタルコンテンツなどの任意の商品をオンライン
販売する。
【0065】そしてオンラインショップ400は、実質
的にマネーゲート500に対してオーソリ要求や資金決
済などの処理を行なう。この時モールの形態によって
は、モール事業者300が仲介して一旦受注データを管
理した後、マネーゲート500に対して処理するように
する場合もある。
【0066】なお、このオンラインショップ400自体
が、1つのモールを形成していてもよい。
【0067】マネーゲート500は、複数のモール事業
者300による決済を統合して行なうための決済処理統
合機関である。
【0068】まず、マネーゲート500は、各モール事
業者300に割り振った事業者の属性情報へのリンクを
張ったWeb画面(以後、これをコレットあるいはコレ
ットオブジェクトという)の登録管理を行なうコレット
サーバ510を有しており、ユーザ200が、自分が登
録しているモール以外のモールにおいても容易に商品を
注文できるようにしている。つまり、コレットは、ユー
ザ200のコンピュータにおいては、そのユーザ200
の属性情報を含む独自のコレットとして自らのコンピュ
ータ内に保有されており、コレットオブジェクトとして
ユーザ200の画面上に出現させることができる。この
コレットオブジェクトには、アクセス可能なモール事業
者300やオンラインショップ400ごとに仮のまたは
実際とは異なるIDについての情報がリンク付けられて
いる。
【0069】コレットサーバ510には、前述したよう
に、各モール事業者300が発行した他のモールに対す
るIDなどの情報、すなわち、図4に示すような、各モ
ールの会員ごとに、名前、ダミークレジットカード番
号、パスワード、および、モール事業者300ごとの使
用IDおよびURLが記録されている事業者マスタが記
憶されている。モール事業者300ごとのコレットは、
この事業者マスタを参照しながら、他のモールにおいて
注文を行なう場合に、所望の情報を所望のフィールドに
書き込む。
【0070】具体的には、まず、ユーザ200におい
て、URLに基づいて事業者を判別し、使用するIDを
決定し、ユーザ200によるコレットオブジェクトをド
ロップする操作などに基づいて、そのユーザ200がア
クセスしているモール事業者300やオンラインショッ
プ400ではID、パスワードおよびクレジットカード
番号などを書き込むフィールドを検出し、書き込む。こ
れは、モール事業者300やオンラインショップ400
にアクセスしているユーザ200の画面上に表示される
認証用のユーザ属性入力画面(図3参照)に対するユー
ザ200の入力操作によって実行される。この場合、コ
ンピュータとしてのユーザ200は、そのモール事業者
300やオンラインショップ400である事業者のUR
Lを認識していることから、事業者を特定することがで
きる。そこで、そのような認証用のユーザ属性入力画面
中へのコレットオブジェクトのドロップ操作などによっ
て、ユーザ200が保有するコレットは、特定された事
業者に応じて仮のまたは実際とは異なるID、パスワー
ドおよびクレジットカード番号を選択することができ、
この選択結果としての仮のまたは実際とは異なるID、
パスワードおよびクレジットカード番号をモール事業者
300やオンラインショップ400に送信するわけであ
る。そこで、ユーザ200がアクセスしているモール事
業者300やオンラインショップ400は、そのような
仮のまたは実際とは異なるID、パスワードおよびクレ
ジットカード番号をコレットサーバ510に送信するこ
とになる。ここに、受注情報受付け手段の機能が実行さ
れる。
【0071】コレットサーバ510は、他のモールで買
い物をしたユーザ200個人のIDを得る処理の中で、
マネーゲート500の受注管理サーバ520からの指示
に基づいて、ユーザ200が登録しているモール事業者
300を検出し、そのモール事業者300に対して、ユ
ーザ200に対してID・パスワード入力画面を提供し
個人特定および決済に必要なデータを獲得すべき旨の指
示を出す処理も行なう。ここに、アクセス情報提供手
段、支払い情報獲得手段の機能が実行される。
【0072】もっとも、別の実施の形態として、ユーザ
200がアクセスするモール事業者300やオンライン
ショップ400が提供する認証用のユーザ属性入力画面
には、そのユーザ200が登録しているモール事業者3
00やオンラインショップ400における個人特定情報
としてのユーザIDを入力するようにしても良い。入力
方法は、コレットオブジェクトのドラックや値数入力
等、その種類を問わない。この場合、コレットサーバ5
10は、各ユーザ200についてのユーザIDのリスト
を参照可能となっている。そのユーザIDのリストに
は、少なくとも、ユーザ200とそのユーザ200が登
録しているモール事業者300やオンラインショップ4
00等の事業者を特定し得る情報とが対応付けられて含
まれている。そこで、ユーザ200がアクセスしている
モール事業者300やオンラインショップ400は、そ
のユーザのユーザIDをコレットサーバ510に送信す
ることになる。ここに、受注情報受付け手段の機能が実
行される。そして、ユーザIDの送信を受けたコレット
サーバ510は、そのユーザ200がどのモール事業者
300やオンラインショップ400に登録しているのか
をユーザIDのリストを参照して検索し、そのモール事
業者300等に対して、ID・パスワード入力画面をユ
ーザ200に提供して個人特定および決済に必要なデー
タを獲得すべき旨の指示を出す処理も行なう。ここに、
アクセス情報提供手段、支払い情報獲得手段の機能が実
行される。
【0073】マネーゲート500は、注文情報の管理を
行なう受注管理サーバ520を有しており、ユーザ20
0、モール事業者300およびオンラインショップ40
0間の全ての決済処理を行なう(決済処理手段)。
【0074】より具体的には、まず、この受注管理サー
バ520において、モール事業者300より送信された
新たな注文情報より、新規に受注データを生成して登録
する。
【0075】この受注データには、その注文がマネーゲ
ート500を介して行なわれた場合、すなわち、ユーザ
200が自分が登録しているモール以外のモールのショ
ップで行なった注文だった場合、ユーザ200が登録し
ているモールのIDが記載されているのみでユーザ20
0個人のIDやクレジットカード番号は記載されていな
い。そこで、受注管理サーバ520は、コレットサーバ
510に対して、前述したようにユーザ200個人のI
Dを得るように指示を行なう。
【0076】あるいは、別の実施の形態として、ユーザ
200が自分が登録しているモール以外のモールのショ
ップで注文を行なった場合の受注データに、ユーザ20
0が登録しているモール等でのユーザIDが記載されて
いる場合を想定する。この場合には、受注データに、ユ
ーザ200が登録しているモール等でのユーザIDが記
録されているだけであり、ユーザ200個人のクレジッ
トカード番号は記載されていない。そこで、この場合に
も、受注管理サーバ520は、コレットサーバ510に
対して、前述したようにユーザ200個人のクレジット
カード番号を得るように指示を行なう。
【0077】もっとも、さらに別の実施の形態として、
ユーザ200がアクセスするモール事業者300やオン
ラインショップ400が提供する認証用のユーザ属性入
力画面には、そのユーザ200が登録しているモール事
業者300やオンラインショップ400におけるユーザ
IDに加えて、決済に必要な情報としてクレジットカー
ド番号を入力するようにしても良い。入力方法は、コレ
ットオブジェクトのドラックや値数入力等、その種類を
問わない。この場合、コレットサーバ510は、前述し
たような各ユーザ200についてのユーザIDのリスト
を参照可能となっている。そこで、ユーザ200がアク
セスしているモール事業者300やオンラインショップ
400は、そのユーザのユーザIDおよびクレジットカ
ード番号をコレットサーバ510に送信することにな
る。ここに、受注情報受付け手段の機能が実行される。
そして、ユーザIDおよびクレジットカード番号の送信
を受けたコレットサーバ510は、そのユーザ200が
どのモール事業者300やオンラインショップ400に
登録しているのかをユーザIDのリストを参照して検索
し、そのモール事業者300等に対して、ID入力画面
をユーザ200に提供して個人特定に必要なデータを獲
得すべき旨の指示を出す処理も行なう。ここに、アクセ
ス情報提供手段、支払い情報獲得手段の機能が実行され
る。
【0078】受注管理サーバ520は、最終的に、その
ユーザ200が会員登録をしているモール事業者300
より送信されるユーザ200のID、クレジットカード
番号などの情報を、登録してある受注データに書き込
む。このようなユーザ200が会員登録をしているモー
ル事業者300への問い合わせ過程においては、ユーザ
に向けて、ユーザ特定情報および決済必要情報の入力を
促すダイアログを表示させても良い。この場合には、そ
のダイアログにおいて、ユーザ200自らがユーザID
やパスワード、クレジットカード番号等の情報を入力
し、その情報をそのユーザ200が登録しているモール
事業者300等に問い合わせ、そのモール事業者300
等においてユーザ確認を実行させ、これを受注管理サー
バ520に返信させる。あるいは、各ユーザに対応する
クレジットカード番号を各ユーザが会員登録しているモ
ール事業者300等において認識している場合には、ユ
ーザ200に対して、上述したようなダイアログにユー
ザIDやパスワード等のようなユーザ特定情報のみを入
力させ、その情報をそのユーザ200が登録しているモ
ール事業者300等に問い合わせ、そのモール事業者3
00等においてユーザ確認の実行とクレジットカード番
号の検索とを実行させるようにしても良い。その後、そ
のモール事業者300からユーザ確認と決済に必要な情
報としてのクレジットカード番号との返信を受注管理サ
ーバ520に行なわせるようにする。
【0079】このような処理を経た後、受注管理サーバ
520は、正規にクレジットカード番号などが書き込ま
れた受注データをカード会社600に送信して、オーソ
リ要求を行なうとともに、オーソリ承認を受け取り、シ
ョップ400側に注文了承、あるいは、キャンセルなど
の情報を送信する。
【0080】なお、このオーソリ処理に関しては、受注
管理サーバ520は、モール事業者300よりオーソリ
要求がある前に予めオーソリ要求を行ない、得られたオ
ーソリ結果を蓄積しておく。そして、後から来たモール
事業者300のオーソリ要求に対しては、その受注番号
より対応するオーソリ結果を検出し、これを返信する。
【0081】そして受注管理サーバ520は、販売した
代金の利益分配の処理を行なう(手数料支払い処理手
段)。
【0082】たとえば、マネーゲート500を介した販
売の場合には、カード会社600より商品売上代金より
所定の割合の手数料が差し引かれた額の支払いが行なわ
れる。この支払いに対してマネーゲート500は、ユー
ザ200が登録しているモール事業者300に、ユーザ
200の紹介手数料として売上の所定の割合を支払い、
さらにオンラインショップ400が開設されていたモー
ル事業者300に対して売上の所定の割合の手数料を支
払い、また、自らも所定の割合の手数料を徴収し、残り
をオンラインショップ400に支払う。
【0083】カード会社600は、マネーゲート500
からの情報に基づいて、実際に決済処理を行なうもので
あり、これまでの構成と同じである。
【0084】通信ネットワーク700は、オンラインシ
ョッピングシステム100のモールやショップ、購入者
などのノードが設けられ、オンラインショッピングシス
テム100を展開する広域な通信ネットワークシステム
であって、本実施の形態においては、インターネットで
ある。以後、通信ネットワーク700はインターネット
700という。
【0085】また、通信路710および通信路720
は、モール事業者300とマネーゲート500、およ
び、マネーゲート500とカード会社600との間の通
信ネットワークであって、各々セキュアな通信を行ない
得るような環境整備が必要である。
【0086】したがって、専用線か、SSL(Secu
re Socket Layer)でデータを送る仕組み
を持つことが必要である。
【0087】前述したように、本発明の決済仲介処理に
おいては、あるモール事業者300やオンラインショッ
プ400に登録していないユーザ200について、その
ユーザ200が登録しているモール事業者300等(第
2のサイト、認証サイト)からそのユーザ200の認証
情報や決済に必要な情報を獲得し、そのユーザ200に
登録していないモール事業者300等(第1のサイト、
販売サイト)でのオンラインショッピングを可能にする
というものである。そこで、このような処理を可能にす
るためには、少なくとも、ユーザ200個人を特定する
情報、そのユーザ200が登録しているモール事業者3
00等を特定する情報、および、そのユーザ200が決
済するのに必要な情報の獲得が必須となる。そこで、実
施に際しては、それらの各種の情報をどの段階で獲得す
るように構成するかを適宜設定することが可能である。
上述した本実施の形態の説明においても、その一部の組
み合わせを紹介したが、実施に際しては、そのような紹
介した組み合わせに限らず、各種の組み合わせが可能で
ある。
【0088】ここで、上述したオンラインショッピング
の過程において、決済するのに必要な情報、例えばクレ
ジットカード番号の取り扱いに関しては、各種の形態が
実現可能である。一例として、モール事業者300に対
するユーザ200の登録に際し、あるいは登録後に、そ
のモール事業者300に対するクレジットカード番号等
の通知が必要である場合には、そのモール事業者300
は登録しているユーザ200のクレジットカード番号等
の決済に必要な情報を予め獲得していることになる。そ
こで、このようなモール事業者300が第2のサイトで
ある認証サイトとなる場合には、上述したオンラインシ
ョッピングの過程においてユーザ200によるクレジッ
トカード番号等の入力が不要である。これに対し、登録
に際してあるいはその後にもユーザ200からクレジッ
トカード番号等を要求しないモール事業者300の場合
には、そのモール事業者300が第2のサイトである認
証サイトとなるとすると、上述したオンラインショッピ
ングの過程においてユーザ200によるクレジットカー
ド番号等の入力が必須となる。 (2)基本的な動作 次に、このような構成のオンラインショッピングシステ
ム100の基本的な動作について、図5および図6を参
照して説明する。
【0089】.商品購入時の動作 まず、ユーザ200が商品を購入した際の動作につい
て、図5を参照して説明する。
【0090】まず、ユーザ200がオンラインショップ
400の提供するWebページなどから商品を購入す
る、すなわち、商品の注文をオンラインショップ400
に出すと(1)、オンラインショップ400は、金額な
ど、カード会社600に対するオーソリに必要なデータ
を有する受注データを生成し、その受注データをマネー
ゲート500に送信する(2)。
【0091】マネーゲート500は、その受注データを
マネーゲート500内の受注サーバに保持するととも
に、その受注データに付加されているIPアドレスおよ
びモール事業者300のIDに基づいて、ユーザ200
を特定し、そのユーザ200に対して、IDとパスワー
ドを要求する(3)。
【0092】ユーザ200がその要求に応えてIDとパ
スワードを入力することにより、その入力されたIDと
パスワードは、モール事業者300に送信される
(4)。
【0093】このIDとパスワードに基づいて、モール
事業者300において認証処理が行われて適正なユーザ
200であることが確認されたら、モール事業者300
は、そのIDとパスワードからクレジットデータを求め
て、そのクレジットデータをマネーゲート500に送信
する(5)。この時のモール事業者300からマネーゲ
ート500へのクレジットデータの送信は、インターネ
ットを介さずに専用線を介して行なう。
【0094】マネーゲート500は、モール事業者30
0より入力されたクレジットデータを、受注サーバに記
憶されているオンラインショップ400より入力された
受注データに書き込み、カード会社600に対してオー
ソリ要求を行なう(6)。
【0095】カード会社600は、その要求に基づいて
オーソリを行ない、オーソリ結果をマネーゲート500
に返信する(7)。
【0096】マネーゲート500は、返信されたオーソ
リ結果に基づく受注処理を行なうか否かの決定を、一旦
オンラインショップ400に送信し(8)、オンライン
ショップ400は、その結果を見て、最終的にマネーゲ
ート500に対してオーソリ要求を行なう(9)。この
オーソリ要求に対しては、マネーゲート500は、これ
をカード会社600まで飛ばすことをせず、既にマネー
ゲート500が保持しているオーソリ結果をオンライン
ショップ400に対して返信する(10)。
【0097】そして、このオーソリ結果に基づいて、オ
ンラインショップ400はユーザ200に注文が完了し
た旨の結果を通知し、商品を発送する(11)。
【0098】.売上・決済処理 次に、締め日などに行なう売上・決済処理の動作につい
て、図6を参照して説明する。
【0099】まず、各オンラインショップ400は、売
上データをマネーゲート500に送信する(1)。
【0100】マネーゲート500においては、受注サー
バに保持している受注データと送信された売上データと
を照合して、売上データにクレジット番号を入れ、クレ
ジット番号を入れた売上データをカード会社600に送
信し、代金請求を行なう(2)。
【0101】これによりカード会社600は、ユーザ2
00に対して代金を請求し(3)、支払いを受ける
(4)。
【0102】そして、カード会社600は、所定の手数
料を差し引いてマネーゲート500に代金を支払う
(5)。
【0103】マネーゲート500は、モール事業者30
0に対して顧客紹介手数料として所定の歩合を支払い
(6)、また、自分の手数料b%をさらに差し引いて、
オンラインショップ400に対して代金を支払う
(7)。
【0104】B.詳細説明 次に、このように基本的な構成および動作として示すこ
とのできるのオンラインショッピングシステムの、実際
の構成例およびその動作、処理の流れの例について図7
〜図26を参照して具体的に説明する。
【0105】(1)構成例 図7は、実際のネットワークに適用されたオンラインシ
ョッピングシステム100の構成を示す図である。
【0106】図7に示すように、実際のオンラインショ
ッピングシステム100においては、ユーザ200、モ
ール事業者300およびカード会社600はいずれも複
数存在し、さらに、これらは常時その構成がダイナミッ
クに変化しているものである。
【0107】ユーザ200は、ネットワーク700に接
続される任意のノードであって、複数のモール事業者3
00の中のいずれかに登録することにより、オンライン
ショッピングシステム100のユーザ200となり得
る。すなわち、いずれかのモール事業者300に登録す
ることにより、オンラインショッピングシステム100
のその他のモールからも、そのモールの会員と同様の処
理により、買い物を行なうことができる。
【0108】モール事業者300は、決済処理手段とし
てマネーゲート500を利用することを前提とし、オン
ラインショッピングシステム100内の他のモール事業
者が開設したモールに対して自らの会員ユーザが買い物
にアクセスすること、逆に、他のモール事業者に登録し
ているユーザが自らが開設しているモールに買い物にア
クセスしてくることを認めれば、任意のモール事業者が
オンラインショッピングシステム100のモール事業者
300として登録可能である。
【0109】そして、後述するように、そのような会員
ユーザ200の相互のアクセスにより商品の売買が成立
した場合に、会員の登録を受付管理しているモール事業
者300および商品を販売したオンラインショップ40
0を管理しているモール事業者300の双方が所定の手
数料を受け取ることができるようにすることにより、こ
のようなモール事業者300にも利益がもたらされる。
【0110】マネーゲート500は、このようなオンラ
インショッピングシステム100において、前述したよ
うなコレットサーバ510および受注管理サーバ520
により、ユーザ200、モール事業者300およびオン
ラインショップ400間のアクセスおよび決済処理を一
元管理する。これにより、それら相互のアクセスおよび
ショッピングが可能となる。
【0111】(2)動作、処理の流れ 以下、図7に示すような実際のオンラインショッピング
システム100の動作、換言すればこのようなオンライ
ンショッピングシステム100における処理の流れにつ
いて、具体的に説明する。
【0112】なお、以下の説明は、前述した基本的なオ
ンラインショッピングシステムの動作を実際のシステム
に適用した形態の説明である。したがって、前述した流
れとは多少の相違があるが、実質的なデータの流れ、動
作が異なるものではない。
【0113】本実施の形態では、図7に示すようなオン
ラインショッピングシステム100において、モール
A、B、Cを開設しているモール事業者300のいずれ
かに対して会員登録を行なっているユーザ200が、会
員登録をしていないモールA、B、Cに開設されている
ショップ400においてオンラインショッピングを行な
う場合の処理を考える。
【0114】この場合、ユーザ200は、少なくとも1
つのモール事業者300またはオンラインショップ40
0の会員である必要がある。その態様としては、各種の
態様が考えられる。まず、ユーザ200が、物品の販売
やデジタルコンテンツの販売を行なうオンラインショッ
プ400の会員であることが考えられる。この場合、そ
のオンラインショップ400の会員であることにより、
そのオンラインショップ400が加盟しているモール事
業者300の会員となる場合も想定される。そして、モ
ール事業者300に着目すると、このモール事業者30
0は、自分に登録しているオンラインショップ400へ
のユーザアクセスを管理制御するような例えばインター
ネット・サービス・プロバイダ(ISP)のようなもの
であっても、そのモール事業者300自体が物品の販売
やデジタルコンテンツの販売等を行なうオンラインショ
ップ機能を有するものであっても良い。さらに、モール
事業者300は、図7中に見られるように、複数のオン
ラインショップ400を管理するモール事業者自体を管
理するような構成であっても良い。しかも、モール事業
者300のモール運営形態としては、モール事業者30
0自体がカード会社600と契約をしているような運営
形態も許容される(図7中のモール事業者300a参
照)。つまり、モール事業者300aは、複数のカード
会社600と契約をしており、加盟店となるオンライン
ショップ400やモール事業者300に対して、それら
のオンラインショップ400やモール事業者300が独
自にカード会社600と契約を結ぶことなく、契約して
いるカード会社600による決済を可能とするという運
営を提供するものである。
【0115】ユーザ200は、インターネットである通
信ネットワーク700を介して、モール事業者300に
も、オンラインショップ400にも、マネーゲート50
0にも接続可能である。この場合、後述するように、ユ
ーザ200は、自分が会員となっているモール事業者3
00ではないモール事業者300に対しても接続可能で
ある。
【0116】ここで、ユーザ200がマネーゲート50
0に接続した場合の処理を説明する。マネーゲート50
0は、ユーザ接続用のホームページをユーザ200に提
供する。この場合のユーザ200は、オンラインショッ
ピングシステム100のいずれかのモール事業者300
またはオンラインショップ400の会員である。
【0117】マネーゲート500がユーザ200に提供
するホームページは、例えば、図8および図9に例示す
るような検索ページ550を有している。この検索ペー
ジ550は、ある物品やデジタルコンテンツの購入予定
があるユーザ200に対し、その物品やデジタルコンテ
ンツを購入するためのオンラインショップ400(以
下、モール事業者300も含む場合を想定する)をオン
ラインショッピングシステム100中から検索するため
のページである。この目的を実現するために、マネーゲ
ート500は、検索ページ550を表示するための画像
イメージデータや表示プログラム、検索エンジンの他、
検索キーワード記憶手段を備えている。この検索キーワ
ード記憶手段は、マネーゲート500によって決済仲介
処理が可能である商品販売手段、つまり、オンラインシ
ョッピングシステム100中のオンラインショップ40
0が販売する商品に1又は2以上の検索キーワードを対
応させて記憶するファイル構造を備えている。
【0118】ここで、検索ページ550は、マネーゲー
ト500にインストールされた表示プログラムに従い、
オンラインショッピングシステム100中の全てのオン
ラインショップ400についてのリストをショップ表示
欄551に表示する(リスト表示手段)。このショップ
表示欄551には、オンラインショップ400の名称5
52とリンク情報553とが表示されている。表示され
るリンク情報553は、いわゆるURL(Unifor
m Resource Locator)であり、マネー
ゲート500が備える検索エンジンは、このリンク情報
553にカーソルを合わせてクリックすることにより、
対応するオンラインショップ400のページに移行する
ことができるようなプログラムを有している(自動アク
セス手段)。
【0119】マネーゲート500にインストールされた
表示プログラムは、検索ページ550にそのようなショ
ップ表示欄551ばかりでなく、検索キーワード入力用
のダイアログボックス554も表示する(検索キーワー
ド入力手段)。このダイアログボックス554は、図8
および図9に示すように、検索キーワード入力用の入力
領域555と、検索実行を指定するための命令ボタン5
56とを有している。そして、マネーゲート500にイ
ンストールされた検索エンジンプログラムは、ダイアロ
グボックス554の入力領域555に所定のキーワード
が入力された後に命令ボタン556がクリックされた場
合に、入力された検索キーワードに基づいて前述した検
索キーワード記憶手段から対応するオンラインショップ
400を検索し、検索されたオンラインショップ400
のページにユーザ200をリンク可能な状態にさせる
(第2の自動アクセス手段)。ここで、リンク可能な状
態の一例としては、図9に例示するように、検索された
オンラインショップ400のリストをショップ表示欄5
51に表示させ、このショップ表示欄551に、検索さ
れたオンラインショップ400の名称552とリンク情
報553とを表示する。リンク可能な状態の別の一例と
しては、例えば、検索されたオンラインショップ400
が一つだけであれば、そのオンラインショップ400の
ページにユーザ200を自動的にリンク付けるというこ
とも実施可能である。この場合、ユーザ200が能動的
あるいは受動的に所定のオンラインショップ400のペ
ージにアクセスするに際し、そのオンラインショップ4
00はそのユーザ200が登録していないモール事業者
300である可能性がある。この場合には、後述するコ
レットサーバ510にアクセスする方法によって、ユー
ザ200は、登録していないモール事業者300が管理
するオンラインショップ400のページを閲覧し、その
ページにおいてショッピングをすることが可能となる。
このような処理の詳細については後述する。
【0120】以下、物品の販売とデジタルコンテンツの
販売とに分けて説明する。
【0121】.物品の販売 たとえば、図7に示すようなオンラインショッピングシ
ステム100において、モールBを開設しているモール
事業者300bに対して会員登録を行なっているユーザ
200bjが、モールAに開設されているショップ40
0aiにおいて物品のショッピングを行なう場合の処理
の流れについて、図7〜図18を参照して説明する。こ
の場合、モールBを開設しているモール事業者300b
は、ユーザ200bjのクレジットカード番号等の決済
に必要な情報を知らないものとする。
【0122】モールBの会員であるユーザ200bjが
モールAのオンラインショップ400ai(第1のサイ
ト、販売サイト)にネット上で買い物に行き、購入した
い所望の商品を発見した場合、ユーザ200bjは、た
とえば図12に示すような買い物かごオブエクト801
をクリックすることによりオーダーシート802を開
き、これに順次記入をすることによりオーダを行なう。
この時、ユーザ200bjはモールAの会員ではない
が、自分が会員となっているモールBに対して登録され
ている所定のIDを指定することにより、モールAの会
員と同様に、換言すれば自分がモールBのショップで商
品を購入するのと同様に、モールBのモール事業者30
0b(第2のサイト、認証サイト)に対して登録してあ
るクレジットカードを用いて支払いを行なうことができ
る。
【0123】一例として、その所定のIDを指定するた
めに、ユーザ200bjは、マネーゲート500のコレ
ットサーバ510にアクセスし、モールBの会員用のコ
レットを利用してオーダを行なう(処理P1)。具体的
には、たとえば図12にオブジェクト803で示すよう
なオブジェクトを立ち上げ、このオブジェクトをオーダ
ーシート802の代金支払い用のモ一ルAの会員IDを
記載する箇所にドロップする。ここで、オブジェクト8
03には、そのユーザbjのモールID等に関する情報
がリンク付けられている。そこで、そのオブジェクト8
03をオーダーシート802の代金支払い用のモールA
の会員IDを記載する箇所にドロップするという操作に
よって、その個所にユーザbjのモールIDが入力され
ることになる。
【0124】コレットサーバ510には、図4に示した
ように、各モールの会員に対応して、他のモールのUR
Lおよびそのモールを利用する際のID(マネーゲート
ID)などの情報が記載されているので、この操作によ
り、オーダーシート802の代金支払い者のIDの項目
には、モールBのマネーゲートIDが書き込まれること
になる。
【0125】所定のIDを入力するための別の一例とし
ては、ユーザ200が登録しているモール事業者300
等のユーザIDをユーザ200に入力させるようにして
も良い。このような構成にする場合には、コレットサー
バ510等に、ユーザIDとそのユーザIDを登録して
いるモール事業者300等とを対応付けたリストを記憶
させておく必要がある。
【0126】そして、最後に、たとえばユーザ200b
jが注文ボタンを押下するなどすることにより、ショッ
プ400aiに対して注文がなされる。
【0127】このような商品の注文を受け付けたモール
Aのショップ400aiは、購入者のIDやメールアド
レスおよび金額などの注文情報を有する受注データを生
成し、ショップを開設しているモールAのモール事業者
300aに送信する(処理P2)。なお、モールBの会
員がマネーゲート500を介してモールAのショップ4
00aiで買い物をした本実施の形態においては、この
受注データ中のIDは、図2に示したマネーゲート利用
者登録情報としてマネーゲート500のコレットサーバ
510に設定されている、モールB会員用のマネーゲー
トIDとなる。
【0128】ショップ400aiからの受注データを受
信したモールAのモール事業者300aは、データベー
スに受注情報を登録し、受注番号を採番する(処理P
3)。そして、特に物品の販売の場合には、図13に示
すような、注文情報、受注番号(受付番号)、確認UR
Lなどを記載した確認メール804をユーザ200bj
に送信する(処理P4:ユーザ管理手段)。
【0129】確認メールを受信したユーザ200bj
は、指定された確認URLにアクセスする(処理P
5)。
【0130】この確認URLへのアクセス処理P5時
も、一例として、ユーザ200bjはマネーゲート50
0のコレットサーバ510にアクセスし、モールBの会
員用のコレットを利用してオーダを行なう。すなわち、
図14に示すようなアクセス受付画面805によりユー
ザIDの入力が求められている時に、コレットオブジェ
クト806を立ち上げ、このオブジェクトをIDを記載
する箇所にドロップすることにより、モールB会員用の
マネーゲートIDを書き込む。あるいは、別の一例とし
て、モールBでの会員用のユーザIDを値数入力等の手
法で入力する。
【0131】確認URLにアクセスしたユーザ200b
jは、さらに、たとえば図15に示すような画面807
より受付番号(受注番号)を入力し、図16に示すよう
な画面808により、自らの注文内容を確認する。そし
て、問題がなければ購入する旨のボタン809を選択し
て確認を行なう(処理P6)。
【0132】ユーザ200bjからの注文の確認を得た
モールAのモール事業者300aは、ID、受注番号、
ユーザ200bjのIPアドレスおよび注文情報などの
受注データをマネーゲート500に送信する(処理P
7)。
【0133】受注データを受信したマネーゲート500
は、受信した受注データを受注管理サーバ520に登録
する(処理P8)。なお、この登録は、受注データをカ
ード会社などとオーソリ要求を行なう際のデータ形式で
記録する。そのためにはユーザ200bjのクレジット
カード番号が必要であるが、この時点では、図2に示し
たマネーゲート利用者登録情報に設定されているダミー
のクレジットカード番号を記録しておく。
【0134】受注データを記録したマネーゲート500
は、ユーザ200bjが会員登録をしているモールBの
モール事業者300bに、ユーザ200bjに対してモ
ールBにおけるIDおよびクレジットカード番号の入力
を得るようなウェブ画面を立ち上げ、IDおよびクレジ
ットカード番号を得るように指示する(処理P9)。な
お、この時マネーゲート500は、得られるユーザ20
0bjの情報と受注データを対応付けるために、受注番
号(受付番号)の情報をモールBのモール事業者300
bに送信しておく。これに基づいて、モールBのモール
事業者300bは、ユーザ200bjに対して、図17
に示すような、IDおよびクレジットカード番号を要求
する画面810を立ち上げる(処理P10)、その結
果、ユーザ200bjにおいては、画面808と画面8
10を立ち上げているモール事業者が異なることが一見
気づかないような状態で、注文内容を確認する画面80
8上にIDおよびクレジットカード番号の入力を要求す
るオブジェクト810が表示される。このように、オブ
ジェクト810においてクレジットカード番号の入力を
ユーザ200bjに求める理由は、そのユーザ200b
jが会員登録をしているモールBを開設しているモール
事業者300bは、ユーザ200bjのクレジットカー
ド番号等の決済に必要な情報を知らないからである。
【0135】ユーザ200bjが、画面810を介し
て、ID、パスワードなどの入力および確認などの作業
を行なうと、その結果が画面810を立ち上げているモ
ールBのモール事業者300bに通知される(処理P1
1)。
【0136】これに基づいてモールBのモール事業者3
00bは、マネーゲート500に対して、ユーザ200
bjのクレジットカード番号、有効期限および入会状態
などのカード会社とのオーソリに用いる情報、モールB
におけるID、IPアドレスおよび先にマネーゲート5
00より送信されていた受注番号の情報を、マネーゲー
ト500に送信する(処理P12)。
【0137】そして、マネーゲート500においては、
モールBのモール事業者300bより入力された受注番
号に基づいて、先に受注管理サーバ520に記録されて
いる受注データを検索して対応する受注データを抽出
し、その受注データに設定されているダミーのクレジッ
トカード番号をモールBのモール事業者300bより受
信したユーザ200bjの正規のクレジットカード番号
に書き換えることにより、モールBのモール事業者30
0bからのデータをデータベースに登録する(処理P1
3:支払い情報獲得手段)。
【0138】次にマネーゲート500は、正規のクレジ
ットカード番号が設定された受注データを用いて、カー
ド会社600に対してオーソリ要求を行なう(処理P1
4)カード会社600は、その要求に基づいてオーソリ
を行ない、適正であればオーソリ承認をマネーゲート5
00に返信する(処理P15)。
【0139】マネーゲート500は、返信されたオーソ
リ結果に基づいて、注文を承認する旨のデータをモール
Aのモール事業者300aに送信する(処理P16)。
【0140】以上の処理により、決済処理手段の機能が
実行される。
【0141】この受信された情報に基づいて、モールA
のモール事業者300aは、マネーゲートを用いない他
の受注と同一の処理となる受注処理を今一度行ない(処
理P17)、その受注処理に基づいて、マネーゲート5
00に対して再度オーソリ要求を行なう(処理P1
8)。
【0142】マネーゲート500は、モールAのモール
事業者300aからのこのオーソリ要求に対して、既に
カード会社600より受信していたオーソリ承認を返信
する(処理P19)。
【0143】マネーゲート500よりオーソリ承認を受
けたモールAのモール事業者300aは、受注が完了し
たものとして、ユーザ200bjに対して与信結果およ
び処理完了の報告を、たとえば図18に示すようなオブ
ジェクト形態で行なうと同時に(処理P20)、ショッ
プ400aiに対して、売上承認および出荷依頼を行な
う(処理P21)。
【0144】このように、本システムでは、マネーゲー
ト500がカード会社600に対してオーソリ要求をす
るタイミング(処理P14)と、モール事業者300b
からの要求に基づいてオーソリ承認を返信するタイミン
グ(処理P19)との間にずれを生じさせている。これ
は、マネーゲート500を介することなくモールAの会
員がモールAにおいてオンラインショッピングを行なう
場合、ユーザからの注文内容確認を待ってモールAはカ
ード会社600にオーソリ要求を行なっているので、こ
れとの整合を取る意味で、カード会社600からのオー
ソリ承認に基づいて注文承認通知をモールAに行ない
(処理P16)、この注文承認通知に基づいてモールA
からオーソリ要求があって(処理P18)からオーソリ
承認を返信している。
【0145】ユーザからの注文内容確認を待ってオーソ
リ要求をしているのは、ユーザの誤操作による誤発注や
なりすまし注文に基づく誤発送対策のためであり(本出
願人による出願、特開平10−289267号公報参
照)、オンラインショッピングに必須の構成ではないの
で、モールAが上述のような注文内容確認システムを採
用しない場合は、ユーザ200bjのクレジットカード
番号が判明次第オーソリをカード会社600に要求し、
モールAからのオーソリ要求に応答してオーソリ結果を
通知しても良い。
【0146】出荷依頼を受けたショップ400aiは、
ユーザ200bjに商品を発送し(処理P22)、さら
にモールAのモール事業者300aに対して出荷情報を
送信する(処理P23)。
【0147】モールAのモール事業者300aは、ショ
ップ400aiから受信した出荷情報を蓄積しておき、
たとえば月末などの締め日に合わせて、ダミークレジッ
トカード番号、売上金額およびオーソリ番号を有する売
上データ、および、受注番号、商品名および金額の情報
を有する売上利用明細データを生成し(処理P24)、
各々マネーゲート500に送信する(処理P25)。
【0148】マネーゲート500においては、受信した
売上データ中のダミークレジットカード番号データを実
際のクレジットカード番号データに変換し(処理P2
6)、カード会社600に対して、クレジットカード番
号、商品名および金額の情報を有する請求データを送信
する(処理P27)。
【0149】この請求データに基づいて、カード会社6
00は月ごとの所定の期日にユーザ200bjに対して
一括してカード使用料金の請求を行ない(処理P2
8)、指定日の銀行引き落としなどの処理により支払い
を受ける(処理P29)。
【0150】ユーザ200bjより支払いを受けたカー
ド会社600は、支払われた金銭より所定の手数料を差
し引いて(処理P30)、残額をマネーゲート500に
支払う(処理P31)。
【0151】マネーゲート500は、カード会社600
より支払われた金額よりさらに自らの手数料を差し引き
(処理P32)、モールAのモール事業者300aに対
してモール事業者としての所定の手数料を支払い(処理
P33)、モールBのモール事業者300bに対して会
員の紹介手数料として所定の割合の手数料を支払い(処
理P34)、残った金銭をモールAのショップ400a
iに支払う(処理P35)。
【0152】以上のような処理により、ユーザ200b
jは、自分が登録していないモールAのショップ400
aiより、所望の物品を購入する。
【0153】.デジタルコンテンツの販売 次に、同じく例えば図7に示すようなオンラインショッ
ピングシステム100において、モールBを開設してい
るモール事業者300bに対して会員登録を行なってい
るユーザ200bjが、モールAに開設されているショ
ップ400aiにおいてショッピングを行なう場合であ
って、特に、デジタルコンテンツを購入する場合の処理
の流れについて、図19を参照して説明する。
【0154】a)認証サイトがユーザのクレジットカー
ド番号を認識していない場合 まず、認証サイト(第2のサイト)となるモールBを開
設しているモール事業者300bが、ユーザ200bj
のクレジットカード番号等の決済に必要な情報を知らな
い場合について説明する。
【0155】デジタルコンテンツを購入する場合も、基
本的には、前述した物品を購入する場合と同じ処理であ
る。しかし、物品の場合と異なリ、デジタルコンテンツ
をネットワーク700を介して配信することにより販売
する場合には、受注の確認をメールにより行なう必要が
なくなる。すなわち、図13〜図15に示したような画
面などを用いた、確認メールのユーザ200bjへの送
信(処理P4)、これに対するユーザ200bjからの
アクセス(処理P5)が不要となる。
【0156】したがって、図19に示すように、ユーザ
200bjがマネーゲート500のコレットサーバ51
0のモールBの会員用のコレットを利用して、あるい
は、モールBの会員用のユーザIDを入力してショップ
400aiに対してオーダを行ない(処理P1)、商品
の注文を受け付けたモールAのショップ400aiが購
入者のIDやメールアドレスおよび注文情報(あるいは
ユーザID)をモール事業者300aに送信し(処理P
2)、モールAのモール事業者300aが受注情報の登
録および受注番号の採番を行なったら(処理P3)、直
ちに図16に示すような注文確認の画面808がユーザ
200bjに提示される(処理P5’)。
【0157】ユーザ200bjは、これを見て自らの注
文内容を確認し、問題がなければ購入する旨のボタン8
09を選択して注文の了承を行なう(処理P6’)。
【0158】以下の、ユーザ200bjからの注文の確
認を得たモールAのモール事業者300aが注文情報な
どの受注データをマネーゲート500に送信する(処理
P7)処理以降の処理は、図10〜図18を参照して前
述した物品を購入する場合の処理と同じである。
【0159】ユーザ200bjが自分が登録していない
モールAのショップ400aiよりデジタルコンテンツ
を購入する場合には、このような処理が好適である。
【0160】b)認証サイトがユーザのクレジットカー
ド番号を認識している場合次に、モールAを開設してい
るモール事業者300aに対して会員登録を行なってい
るユーザ200aiが、直接決済処理を行なうショップ
400ckにおいて物品のショッピングを行なう場合の
処理の流れについて、図7および図20〜図26を参照
して説明する。この場合、認証サイト(第2のサイト)
となるモールAを開設しているモール事業者300a
は、ユーザ200aiのクレジットカード番号等の決済
に必要な情報を知っている。また、モールAを開設して
いるモール事業者300aは、独自にカード会社600
と決済契約を結んでいる。
【0161】なお、図7に示すようにショップ400c
kはモールCのモール事業者300cにショップを開設
しているものとするが、このモールCのモール事業者3
00cは、モール内の各ショップにおける受注や決裁に
何ら係わらず、単にインターネット700上におけるサ
イトをショップに提供するのみの事業者ということとな
る。
【0162】このような形態のオンラインショッピング
においても、基本的には前述した各例と同様の手順で処
理は進められる。
【0163】まず、モールAの会員であるユーザ200
aiは、マネーゲート500のコレットサーバ510の
モールAの会員用のコレットを利用し、ショップ400
ckのサイトに入る(処理P1)。
【0164】具体的には、たとえば図21に示すような
オブジェクト814を立ち上げ、このオブジェクトを、
たとえばショップ400ckのホームページ812に設
けられているIDおよびパスワードを記載する箇所81
3にドロップする。コレットサーバ510には、図4に
示したように、各モールの会員に対応して、他のモール
のURLおよびそのモールを利用する際のID(マネー
ゲートID)などの情報が記載されているので、この操
作により、ホームページ812のIDおよびパスワード
の項目813には、モールAのマネーゲートIDおよび
パスワードが書き込まれ、これによりユーザ200ai
はショップ400ckのサイトにアクセス可能となる。
【0165】別の一例として、モールAの会員であるユ
ーザ200aiは、そのモールAでの会員用のユーザI
Dを利用してショップ400ckのサイトに入るように
しても良い(処理P1)。
【0166】ショップ400ckのサイトに入ったら、
ユーザ200aiは、ホームページで紹介されている商
品を順次閲覧しながら、たとえば図22に示すようない
わゆる買い物かご815と言われるような機能を用いて
順次買い物を行なう。そして最終的に、たとえば図23
に示すようなオーダーシート816を立ち上げ、これに
より注文を行なう(処理P2’’)。その際、たとえば
図23に示すような注文方法および支払方法を選択する
ウィンドウ817が表示される(支払方法入力表示手
段)。そこで、マネーゲート500を介した支払いを選
択する場合には、そのウィンドウ817において、「S
hopping Switch」の項を選択し、これよ
りマネーゲート500を介した支払いを選択しておく。
このようなマネーゲート500の選択により、以下の処
理が実行される。
【0167】ショップ400ckは、このような受注を
受け付けたら、受注データを生成し、これをデータベー
ス登録するとともに受注番号を採番する(処理P
3’’)。
【0168】そして、特に物品の販売の場合には、図2
4に示すような注文書確認画面818を直ちにユーザ2
00aiに提示し、注文の確認を求める(処理P
5’’)。
【0169】ユーザ200aiは、これを見て自らの注
文内容を確認し問題がなければ、このサイトに入ったの
と同じようにコレットオブジェクト814を呼び出し、
これをID記載箇所819にドロップしてIDを入力
し、さらに、注文を送信する旨のボタン820を選択し
て注文の了承を行なう(処理P6’’)。
【0170】ユーザ200aiからの注文の確認を得た
ショップ400ckは、ID、受注番号、ユーザ200
aiのIDアドレスおよび注文情報などの受注データを
マネーゲート500に送信する(処理P7’’)。
【0171】マネーゲート500は、受信した受注デー
タを受注管理サーバ520に登録し、(処理P8)、ユ
ーザ200aiが会員登録をしているモールAのモール
事業者300aに、ユーザ200aiに対してモールA
におけるIDおよびパスワードの入力を得るようなウェ
ブ画面821を立ち上げ、IDおよびパスワードを得る
ように指示する(処理P9’)。なお、この時マネーゲ
ート500は、得られるユーザ200aiの情報と受注
データを対応付けるために、受注番号(受付番号)の情
報をモールAのモール事業者300aに送信しておく。
【0172】ここで、ユーザ200aiに対してクレジ
ットカード番号等のような決済に必要な情報の入力を求
めないのは、モールAのモール事業者300aにおいて
そのユーザ200aiのクレジットカード番号等を認識
可能だからである。
【0173】これに基づいて、モールAのモール事業者
300aは、ユーザ200aiに対して、図25に示す
ような、IDおよびパスワードを要求する画面821を
立ち上げる(処理P10’’)。その結果、ユーザ20
0aiにおいては、画面818と画面821を立ち上げ
ているモール事業者が異なることが一見気づかないよう
な状態で、注文内容を確認する画面818上にIDおよ
びパスワードの入力を要求するオブジェクト821が表
示される。
【0174】ユーザ200aiが、画面821を介し
て、ID、パスワードの入力を行なうと、その結果がモ
ールAのモール事業者300aに通知され(処理P1
1’’)、これに基づいてモールAのモール事業者30
0aは、マネーゲート500に対して、ユーザ200a
iのクレジットカード番号、有効期限および入会状態な
どのカード会社とのオーソリに用いる情報、モールAに
おけるID、IPアドレスおよび先にマネーゲート50
0より送信されていた受注番号の情報を、マネーゲート
500に送信する(処理P12)。
【0175】そして、マネーゲート500においては、
モールAのモール事業者300aより入力された受注番
号に基づいて、先に受注管理サーバ520に記録されて
いる受注データを検索して対応する受注データを抽出
し、その受注データに設定されているダミーのクレジッ
トカード番号をモールAのモール事業者300aより受
信したユーザ200aiの正規のクレジットカード番号
に書き換えることにより、モールAのモール事業者30
0aからのデータをデータベースに登録する(処理P1
3)。
【0176】次にマネーゲート500は、カード会社6
00に対してオーソリ要求を行ない(処理P14)、こ
れに基づいてカード会社600はオーソリを行ない、適
正であればオーソリ承認をマネーゲート500に返信す
る(処理P15)。
【0177】ここで、別の一例として、モールAを開設
しているモール事業者300aは、独自にカード会社6
00と決済契約を結んでいることから、このようなモー
ルAを開設しているモール事業者300aが契約を結ん
でいるカード会社600との間で決済を行なうようにし
ても良い。この場合、マネーゲート500がカード会社
600に対してオーソリ要求を行ない(処理P14)、
これに基づいてカード会社600がオーソリを行ない、
適正であればオーソリ承認をマネーゲート500に返信
する(処理P15)という処理は実行されない。つま
り、モールAを開設しているモール事業者300aの側
でオーソリ要求処理およびオーソリ承認の受信処理を実
行する。一例として、モール事業者300aは、ユーザ
200aiが画面821を介してID、パスワードの入
力を行ない、その結果がモールAのモール事業者300
aに通知された後のタイミングで(処理P11’’)、
カード会社600に対してオーソリ要求を行なうように
すれば良い。その結果、カード会社600がオーソリを
行ない、適正であればオーソリ承認をモール事業者30
0aに返信することになる。そこで、モール事業者30
0aは、マネーゲート500に対して、ユーザ200a
iについてクレジット承認が得られたこと、つまりオー
ソリ承認を伝達する。
【0178】マネーゲート500は、返信されたオーソ
リ結果に基づいて注文を承認する旨のデータをショップ
400ckに送信し(処理P16)、この受信された情
報に基づいて、ショップ400ckは、マネーゲートを
用いない他の受注と同一の処理となる受注処理を今一度
行ない(処理P17’’)、その受注処理に基づいて、
マネーゲート500に対して再度オーソリ要求を行なう
(処理P18’’)。
【0179】マネーゲート500は、ショップ400c
kからのこのオーソリ要求に対して、既にカード会社6
00より受信していたオーソリ承認を返信する(処理P
19)。
【0180】これによりショップ400ckは、受注が
完了したものとして、ユーザ200aiに対して与信結
果および処理完了の報告を、たとえば図26に示すよう
なオブジェクト822により行なうと同時に(処理P2
0’’)、自ら売上承認および出荷処理を行なう(処理
P21’’)。
【0181】以下、商品発送(P22)以降の処理も、
モール事業者における処理をショップ400ckが行な
うことにより、図11を参照して前述した場合と同様に
行なわれる。なお、これにともなって、モールCのモー
ル事業者300cへの手数料分配の処理P33に対応す
る処理は不要となる。
【0182】以上のような処理により、ユーザ200a
iは、モールではなく直接決済処理を行なう形態のショ
ップ400ckについても、登録をしていなくとも物品
を購入することができる。
【0183】ここで、上述の例の場合において、決済を
どこで行なうか、つまり、ショップ400ckで行なう
か、マネーゲート500が行なうか、あるいは、モール
事業者300aが行なうかということについては、ユー
ザ200aiに選択権を与えることが望ましい。ユーザ
200aiに選択権を与える手法としては、一例とし
て、図23に示すような注文方法および支払方法を選択
するウィンドウ817においてユーザ200aiに選択
許容性を付与することが実施可能である。
【0184】(3)各サイト間の通信 次いで、各サイト間の通信処理について図7〜図35を
用いて説明する。
【0185】まず、各サイト間のインターフェースの利
用態様を表1に例示する。その態様は、表1に説明する
通り、マネーゲート500の基本形態と、ショッピング
スイッチ受付サービス利用形態と、メールオーダー形態
との3態様がある。その概要については表1で説明する
通りである。
【0186】
【表1】 これらの3態様のうち、メールオーダー形態は、受注確
認をメールで実施するが、決済処理を通信上で実行しな
い形態であるため、その説明は省略する。これに対し、
マネーゲート500の基本形態とショッピングスイッチ
受付サービス利用形態とについては、図27ないし図3
5に基づいて以下に述べる。
【0187】次いで、受注処理におけるサイト間インタ
ーフェースは、受注サイトであるモール事業者300や
オンラインショップ400ごとに異なる。具体的には、
マネーゲート500に登録している登録事業者サイト
(例えば、モール事業者300)と実際のショッピング
をユーザ200に提供する販売サイト(例えば、オンラ
インショップ400)とが同一である場合と異なる場合
とがある。後者の典型的な例としては、登録事業者サイ
トがインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)
である場合である。そこで、マネーゲート500の基本
形態とショッピングスイッチ受付サービス利用形態との
それぞれについて、登録事業者サイトと販売サイトとが
同一である場合と異なる場合とについて、それぞれ説明
する。つまり、以後の説明は、4態様となる。
【0188】ここで、図27はマネーゲート500の基
本形態において登録事業者サイトと販売サイトとが同一
である場合のサイト間通信の流れを示すフローチャー
ト、図28はマネーゲート500の基本形態において登
録事業者サイトと販売サイトとが異なる場合のサイト間
通信の流れを示すフローチャート、図29はショッピン
グスイッチ受付サービス利用形態において登録事業者サ
イトと販売サイトとが同一である場合のサイト間通信の
流れを示すフローチャート、図30はショッピングスイ
ッチ受付サービス利用形態において登録事業者サイトと
販売サイトとが異なる場合のサイト間通信の流れを示す
フローチャートである。そして、図31〜図35には、
サイト間通信によってサイト間を送受信される電文フォ
ーマットを示す。
【0189】.マネーゲートの基本形態において登録
事業者サイトと販売サイトとが同一である場合のサイト
間通信 まず、図27に示すように、実際のシステムとしては、
共にモール事業者300やオンラインショップ400で
あるショッピングサイト(第1のサイト、販売サイト)
450と認証サイト(第2のサイト)350とには、そ
れぞれに本来の機能をもたらすための受注サイト451
とウェブサーバ351とが設けられるばかりでなく、そ
れぞれ、マネーゲート500と連携するショッピングス
イッチ連携サーバ452、352が設けられている。そ
して、これらの各態様において、図7に例示したモール
事業者300aに相当するシステム300aが連携して
いる。前述したように、このモール事業者300aは、
自分自身が複数のカード会社600と契約をしており、
加盟店となるオンラインショップ400やモール事業者
300に対して、それらのオンラインショップ400や
モール事業者300が独自にカード会社600と契約を
結ぶことなく、契約しているカード会社600による決
済を可能とするという運営を提供する。具体的には、モ
ール事業者300aは、加盟店となるオンラインショッ
プ400やモール事業者300においてユーザ200が
クレジットカード取引を指定した場合、そのクレジット
カード取引に対するオーソリ要求を受け付け、カード会
社600に対してオーソリ要求をしてその結果を受け取
り、オンラインショップ400などに結果を通知するこ
と、及び、例えば月単位のオンラインショップ400な
どの売上をまとめて各々のカード会社600に請求する
作業を行なう。
【0190】以下、サイト間通信について詳しく述べ
る。
【0191】前提として、ユーザ200がインターネッ
トである通信ネットワーク700を介してショッピング
サイト450の受注サイト451にアクセスするには、
そのユーザ200が会員登録をしている認証サイト35
0を特定する情報が必要となる。そこで、このような認
証サイト350を特定する情報を入力してショッピング
サイト450の受注サイト451にアクセスしているユ
ーザ200から注文書要求が送信されると(1)、受注
サイト451はそのユーザ200に対して注文書を送信
する(2)。その際の電文内容は図31に示す通りであ
る。これにより、ユーザ200にオーダ画面が提供され
る。
【0192】ユーザ200は、そのオーダ画面から発注
をする。この際、コレット入力等を実行すると、コレッ
トサーバ510に認証サイト情報要求が出される
(3)。つまり、認証サイト350は、そのユーザ20
0が会員登録をしているサイトであるが、そのサイトは
1つとは限らないため、認証サイト350が複数ある場
合、ユーザ200に選択の余地が与えられるわけであ
る。認証サイト情報要求がなされたコレットサーバ51
0は、認証サイト選択画面をユーザ200に提供し
(4)、ユーザ200に任意の認証サイト350を選択
する機会を与える。
【0193】その認証サイト選択画面で所望の認証サイ
ト350をユーザ200が選択すると、受注サイト45
1に注文要求がなされる(5)。この注文要求には、ユ
ーザ200が指定した認証登録事業者取引先コードが含
まれている。すると、ショッピングサイト450では、
そのショッピングスイッチ連携サーバ452に注文登録
要求が発信され(7)、その後、ショッピングスイッチ
連携サーバ452は、マネーゲート500の受注管理サ
ーバ520に向けて注文登録要求を発信する(8)。以
上の処理に際しての電文内容は、図31に示す通りであ
る。
【0194】その後に続く処理としては、受注管理サー
バ520からショッピングスイッチ連携サーバ452へ
の注文登録応答(9)、ショッピングスイッチ連携サー
バ452から受注サイト451への注文登録応答がなさ
れ(10)、受注サイト451からユーザ200にコレ
ットリダイヤル要求(受注)がなされる(17)。この
コレットリダイヤル要求(受注)には、マネーゲートI
Dが含まれているが、このマネーゲートIDは、取引単
位でコレットサーバ510が生成するIDであり、この
時点では、マネーゲートIDによってユーザ200の同
一性が識別されることはない。
【0195】そこで、ユーザ200がコレットリダイヤ
ル(受注)をすると、その際の電文はコレットサーバ5
10に送信される(18)。コレットリダイヤル(受
注)の電文を受けたコレットサーバ510は、認証サイ
トリダイレクト要求をユーザ200に返送する(1
9)。図32に示すように、この認証サイトリダイレク
ト要求には、前述した(5)の処理でユーザ200が指
定した認証登録事業者のURLが含まれている。そこ
で、この認証登録事業者URLを利用し、ユーザ200
から、対応するURLを有する認証登録事業者である認
証サイト350のウェブサーバ351にログオン要求が
なされる(20)。これを受けた認証サイト350のウ
ェブサーバ351は、そのユーザ200にログオン画面
を提供する(21)。
【0196】ログオン画面の提供を受けたユーザ200
は、ログオン画面中に認証ユーザIDやクレジットカー
ド番号等の自己同一性を識別し得る情報を入力した上
で、認証サイト350のウェブサーバ351に対してロ
グオン要求をし(22)、これにより、そのウェブサー
バ351での認証が実行される。つまり、ここで初め
て、そのユーザの秘密性が高い情報である認証IDやク
レジットカード番号等の情報がオンライン送信されるわ
けである。もっとも、前述した通り、認証サイト350
におけるウェブサーバ351において、認証ID等をキ
ーとしてそのユーザ200のクレジットカード番号を検
索可能であれば、ログオン要求時にクレジットカード番
号の送信が不要であり、一層の安全性が図られる。
【0197】こうして、認証処理を実行したウェブサー
バ351は、認証サイト350のショッピングスイッチ
連携サーバ352に認証結果通知を行ない(23)、こ
れに応じて認証サイト350のショッピングスイッチ連
携サーバ352は受注管理サーバ520に認証結果通知
を行なう(24)。
【0198】この後、受注管理サーバ520は、モール
事業者300aのシステム(e−SCOTT)に対して
オーソリ要求を送信する(25)。これに応じて、モー
ル事業者300aは、ユーザ200毎に決定されるクレ
ジットカードのカード会社600にオーソリ要求を行な
い、カード会社600からその結果であるオーソリ結果
を受信する。そして、そのオーソリ結果を受注管理サー
バ520に返信する(25)。
【0199】モール事業者300aのシステム(e−S
COTT)からクレジットカードのオーソリ結果を受け
た受注管理サーバ520は、ショッピングサイト450
に設置されたショッピングスイッチ連携サーバ452に
対してオーソリ結果を含む認証結果報告を行なう(2
6)。これにより、ショッピングスイッチ連携サーバ4
52は、オーソリされたかどうかを知ることができる。
そこで、オーソリ結果を含む認証結果報告を受けたショ
ッピングサイト450のショッピングスイッチ連携サー
バ452は、受注管理サーバ520にオーソリ結果に応
じた結果についての結果コードを含む認証結果報告を送
信し(27)、売買取引成立の有無を受注管理サーバ5
20に連絡する。これに応じて、受注管理サーバ520
は、認証サイトのショッピングスイッチ連携サーバ35
2へオーソリ結果および結果コードを含む認証結果通知
応答(28)をし、そのショッピングスイッチ連携サー
バ352は認証サイト350のウェブサーバ351へオ
ーソリ結果および結果コードを含む認証結果通知応答
(29)を行なう。これにより、認証サイト350は、
オーソリ結果および売買取引成立の有無を知ることがで
きる。
【0200】その後、認証サイト350のウェブサーバ
351からユーザ200へのコレットリダイレクト要求
(認証)がなされ(30)、これに応じてユーザ200
からコレットサーバ510へのコレットリダイレクト
(認証)がなされる(31)。そして、これに応じてコ
レットサーバ510からユーザ200へ受注サイトリダ
イレクト要求がなされ(32)、ユーザ200から受注
サイト450へのリダイレクトがなされる(33)。
【0201】その結果、ショッピングサイト450にお
いて、受注サイト451とショッピングスイッチ連携サ
ーバ452との間でのオーソリ結果要求(API)(3
5)、オーソリ結果応答(API)(36)、オーソリ
要求(API)(40)がそれぞれなされ、オーソリ要
求(API)を受けたショッピングスイッチ連携サーバ
452と受注管理サーバ520との間でのオーソリ要求
(41)とオーソリ応答(42)とがそれぞれなされ
る。そして、オーソリ応答を受けたショッピングサイト
450のショッピングスイッチ連携サーバ452は受注
サイト451にオーソリ応答(API)を送信し、受注
サイト451はユーザ200に完了画面を提供する(4
5)。
【0202】このような一連の処理によって、ショッピ
ングサイト450では会員登録していないユーザ200
でも、認証サイト350で会員登録をしていれば、ショ
ッピングサイト450でのオンラインショッピングが可
能となる。
【0203】.マネーゲートの基本形態において登録
事業者サイトと販売サイトとが異なる場合のサイト間通
信 まず、図28に示すように、実際のシステムとしては、
モール事業者300やオンラインショップ400である
ショッピングサイト(第1のサイト、販売サイト)45
0の他に、受注登録事業者サイト360(第1のサイ
ト)と認証サイト(第2のサイト)350とが設けられ
ている。受注登録事業者サイト360は、ショッピング
サイト450である受注サイト451に対して、この受
注サイト451を管理するオンラインショップ管理手段
として機能する。そして、それらの受注登録事業者サイ
ト360と認証サイト350とには、それぞれに本来の
機能をもたらすための受注既存システムサイト361と
ウェブサーバ351とが設けられるばかりでなく、それ
ぞれ、マネーゲート500と連携するショッピングスイ
ッチ連携サーバ362、352が設けられている。そし
て、これらの各態様において、図7に例示したモール事
業者300aに相当するシステム300aが連携してい
る。
【0204】以下、サイト間通信について詳しく述べ
る。
【0205】前提として、ユーザ200がインターネッ
トである通信ネットワーク700を介してショッピング
サイト450の受注サイト451にアクセスするには、
そのユーザ200が会員登録をしている認証サイト35
0を特定する情報が必要となる。そこで、このような認
証サイト350を特定する情報を入力してショッピング
サイト450の受注サイト451にアクセスしているユ
ーザ200から注文書要求が送信されると(1)、受注
サイト451はそのユーザ200に対して注文書を送信
する(2)。その際の電文内容は図31に示す通りであ
る。これにより、ユーザ200にオーダ画面が提供され
る。
【0206】ユーザ200は、そのオーダ画面から発注
をする。この際、コレット入力等を実行すると、コレッ
トサーバ510に認証サイト情報要求が出される
(3)。つまり、認証サイト350は、そのユーザ20
0が会員登録をしているサイトであるが、そのサイトは
1つとは限らないため、認証サイト350が複数ある場
合、ユーザ200に選択の余地が与えられるわけであ
る。認証サイト情報要求がなされたコレットサーバ51
0は、認証サイト選択画面をユーザ200に提供し
(4)、ユーザ200に任意の認証サイト350を選択
する機会を与える。
【0207】その認証サイト選択画面で所望の認証サイ
ト350をユーザ200が選択すると、受注サイト45
1に注文要求がなされる(5)。この注文要求には、ユ
ーザ200が指定した認証登録事業者取引先コードが含
まれている。すると、受注サイト451は、受注登録事
業者サイト360の受注既存システム361に対して受
注要求を行ない(6)、すると、その受注既存システム
361は受注登録事業者サイト360のショッピングス
イッチ連携サーバ362に注文登録要求を発信する
(7)。その後、ショッピングスイッチ連携サーバ36
2は、マネーゲート500の受注管理サーバ520に向
けて注文登録要求を発信する(8)。以上の処理に際し
ての電文内容は、図31に示す通りである。
【0208】その後に続く処理としては、受注管理サー
バ520からショッピングスイッチ連携サーバ362へ
の注文登録応答(9)、ショッピングスイッチ連携サー
バ362から受注既存システム361への注文登録応答
がなされ(10)、受注既存システム361から受注サ
イト451への受注応答を介して(11)、ユーザ20
0にコレットリダイヤル要求(受注)がなされる(1
7)。このコレットリダイヤル要求(受注)には、マネ
ーゲートIDが含まれているが、このマネーゲートID
は、取引単位でコレットサーバ510が生成するIDで
あり、この時点では、マネーゲートIDによってユーザ
200の同一性が識別されることはない。
【0209】そこで、ユーザ200がコレットリダイヤ
ル(受注)をすると、その際の電文はコレットサーバ5
10に送信される(18)。コレットリダイヤル(受
注)の電文を受けたコレットサーバ510は、認証サイ
トリダイレクト要求をユーザ200に返送する(1
9)。図32に示すように、この認証サイトリダイレク
ト要求には、前述した(5)の処理でユーザ200が指
定した認証登録事業者のURLが含まれている。そこ
で、この認証登録事業者URLを利用し、ユーザ200
から、対応するURLを有する認証登録事業者である認
証サイト350のウェブサーバ351にログオン要求が
なされる(20)。これを受けた認証サイト350のウ
ェブサーバ351は、そのユーザ200にログオン画面
を提供する(21)。
【0210】ログオン画面の提供を受けたユーザ200
は、ログオン画面中に認証ユーザIDやクレジットカー
ド番号等の自己同一性を識別し得る情報を入力した上
で、認証サイト350のウェブサーバ351に対してロ
グオン要求をし(22)、これにより、そのウェブサー
バ351での認証が実行される。つまり、ここで初め
て、そのユーザの秘密性が高い情報である認証IDやク
レジットカード番号等の情報がオンライン送信されるわ
けである。もっとも、前述した通り、認証サイト350
におけるウェブサーバ351において、認証ID等をキ
ーとしてそのユーザ200のクレジットカード番号を検
索可能であれば、ログオン要求時にクレジットカード番
号の送信が不要であり、一層の安全性が図られる。
【0211】こうして、認証処理を実行したウェブサー
バ351は、認証サイト350のショッピングスイッチ
連携サーバ352に認証結果通知を行ない(23)、こ
れに応じて認証サイト350のショッピングスイッチ連
携サーバ352は受注管理サーバ520に認証結果通知
を行なう(24)。
【0212】この後、受注管理サーバ520は、モール
事業者300aのシステム(e−SCOTT)に対して
オーソリ要求を送信する(25)。これに応じて、モー
ル事業者300aは、ユーザ200毎に決定されるクレ
ジットカードのカード会社600にオーソリ要求を行な
い、カード会社600からその結果であるオーソリ結果
を受信する。そして、そのオーソリ結果を受注管理サー
バ520に返信する(25)。
【0213】モール事業者300aのシステム(e−S
COTT)からクレジットカードのオーソリ結果を受け
た受注管理サーバ520は、受注登録事業者サイト36
0に設置されたショッピングスイッチ連携サーバ362
に対してオーソリ結果を含む認証結果報告を行なう(2
6)。これにより、ショッピングスイッチ連携サーバ3
62は、オーソリされたかどうかを知ることができる。
そこで、オーソリ結果を含む認証結果報告を受けた受注
登録事業者サイト360のショッピングスイッチ連携サ
ーバ362は、受注管理サーバ520にオーソリ結果に
応じた結果についての結果コードを含む認証結果報告を
送信し(27)、売買取引成立の有無を受注管理サーバ
520に連絡する。これに応じて、受注管理サーバ52
0は、認証サイトのショッピングスイッチ連携サーバ3
52へオーソリ結果および結果コードを含む認証結果通
知応答(28)をし、そのショッピングスイッチ連携サ
ーバ352は認証サイト350のウェブサーバ351へ
オーソリ結果および結果コードを含む認証結果通知応答
(29)を行なう。これにより、認証サイト350は、
オーソリ結果および売買取引成立の有無を知ることがで
きる。
【0214】その後、認証サイト350のウェブサーバ
351からユーザ200へのコレットリダイレクト要求
(認証)がなされ(30)、これに応じてユーザ200
からコレットサーバ510へのコレットリダイレクト
(認証)がなされる(31)。そして、これに応じてコ
レットサーバ510からユーザ200へ受注サイトリダ
イレクト要求がなされ(32)、ユーザ200から受注
サイト450へのリダイレクトがなされる(33)。
【0215】その結果、ショッピングサイト450の受
注サイト451から受注登録事業者サイト360の受注
既存システム361へのオーソリ要求(34)、受注登
録事業者サイト360における受注既存システム361
とショッピングスイッチ連携サーバ362との間でのオ
ーソリ結果要求(API)(35)、オーソリ結果応答
(API)(36)、オーソリ要求(API)(40)
がそれぞれなされ、オーソリ要求(API)を受けたシ
ョッピングスイッチ連携サーバ362と受注管理サーバ
520との間でのオーソリ要求(41)とオーソリ応答
(42)とがそれぞれなされる。そして、オーソリ応答
を受けた受注登録事業者サイト360のショッピングス
イッチ連携サーバ362は受注既存システム361にオ
ーソリ応答(API)を送信し、受注既存システム36
1はショッピングサイト450の受注サーバ451にオ
ーソリ応答を送信し、受注サイト451はユーザ200
に完了画面を提供する(45)。
【0216】このような一連の処理によって、ショッピ
ングサイト450では会員登録していないユーザ200
でも、認証サイト350で会員登録をしていれば、ショ
ッピングサイト450でのオンラインショッピングが可
能となる。
【0217】.ショッピングスイッチ受付サービス利
用形態において登録事業者サイトと販売サイトとが同一
である場合のサイト間通信 まず、図29に示すように、実際のシステムとしては、
共にモール事業者300やオンラインショップ400で
あるショッピングサイト(第1のサイト、販売サイト)
450と認証サイト(第2のサイト)350とには、そ
れぞれに本来の機能をもたらすための受注サイト451
とウェブサーバ351とが設けられるばかりでなく、そ
れぞれ、マネーゲート500と連携するショッピングス
イッチ連携サーバ452、352が設けられている。ま
た、ショッピングサイト450に、ショッピングスイッ
チ受付サーバ453も設けられている。このショッピン
グスイッチ受付サーバ453は、ユーザ200からの発
注先となるサーバであり、ショッピングサイト450
は、そのショッピングスイッチ受付サーバ453を設け
ることで、マネーゲート500のシステムに組み込まれ
た場合であっても、既存の受注サイト451での受注処
理に対する影響を最小限に留めることが可能となる。そ
して、これらの各態様において、図7に例示したモール
事業者300aに相当するシステム300aが連携して
いる。
【0218】以下、サイト間通信について詳しく述べ
る。
【0219】前提として、ユーザ200がインターネッ
トである通信ネットワーク700を介してショッピング
サイト450の受注サイト451にアクセスするには、
そのユーザ200が会員登録をしている認証サイト35
0を特定する情報が必要となる。そこで、このような認
証サイト350を特定する情報を入力してショッピング
サイト450の受注サイト451にアクセスしているユ
ーザ200から注文書要求が送信されると(1)、受注
サイト451はそのユーザ200に対して注文書を送信
する(2)。その際の電文内容は図31に示す通りであ
る。これにより、ユーザ200にオーダ画面が提供され
る。
【0220】ユーザ200は、そのオーダ画面から発注
をする。この際、コレット入力等を実行すると、コレッ
トサーバ510に認証サイト情報要求が出される
(3)。つまり、認証サイト350は、そのユーザ20
0が会員登録をしているサイトであるが、そのサイトは
1つとは限らないため、認証サイト350が複数ある場
合、ユーザ200に選択の余地が与えられるわけであ
る。認証サイト情報要求がなされたコレットサーバ51
0は、認証サイト選択画面をユーザ200に提供し
(4)、ユーザ200に任意の認証サイト350を選択
する機会を与える。
【0221】その認証サイト選択画面で所望の認証サイ
ト350をユーザ200が選択すると、ショッピングス
イッチ受付サーバ453に注文要求がなされる(5)。
この注文要求には、ユーザ200が指定した認証登録事
業者取引先コードが含まれている。すると、ショッピン
グサイト450では、そのショッピングスイッチ連携サ
ーバ452に注文登録要求が発信され(7)、その後、
ショッピングスイッチ連携サーバ452は、マネーゲー
ト500の受注管理サーバ520に向けて注文登録要求
を発信する(8)。以上の処理に際しての電文内容は、
図31に示す通りである。
【0222】その後に続く処理としては、受注管理サー
バ520からショッピングスイッチ連携サーバ452へ
の注文登録応答(9)、ショッピングスイッチ連携サー
バ452から受注サイト451への注文登録応答がなさ
れ(10)、受注サイト451からユーザ200にコレ
ットリダイヤル要求(受注)がなされる(17)。この
コレットリダイヤル要求(受注)には、マネーゲートI
Dが含まれているが、このマネーゲートIDは、取引単
位でコレットサーバ510が生成するIDであり、この
時点では、マネーゲートIDによってユーザ200の同
一性が識別されることはない。
【0223】そこで、ユーザ200がコレットリダイヤ
ル(受注)をすると、その際の電文はコレットサーバ5
10に送信される(18)。コレットリダイヤル(受
注)の電文を受けたコレットサーバ510は、認証サイ
トリダイレクト要求をユーザ200に返送する(1
9)。図32に示すように、この認証サイトリダイレク
ト要求には、前述した(5)の処理でユーザ200が指
定した認証登録事業者のURLが含まれている。そこ
で、この認証登録事業者URLを利用し、ユーザ200
から、対応するURLを有する認証登録事業者である認
証サイト350のウェブサーバ351にログオン要求が
なされる(20)。これを受けた認証サイト350のウ
ェブサーバ351は、そのユーザ200にログオン画面
を提供する(21)。
【0224】ログオン画面の提供を受けたユーザ200
は、ログオン画面中に認証ユーザIDやクレジットカー
ド番号等の自己同一性を識別し得る情報を入力した上
で、認証サイト350のウェブサーバ351に対してロ
グオン要求をし(22)、これにより、そのウェブサー
バ351での認証が実行される。つまり、ここで初め
て、そのユーザの秘密性が高い情報である認証IDやク
レジットカード番号等の情報がオンライン送信されるわ
けである。もっとも、前述した通り、認証サイト350
におけるウェブサーバ351において、認証ID等をキ
ーとしてそのユーザ200のクレジットカード番号を検
索可能であれば、ログオン要求時にクレジットカード番
号の送信が不要であり、一層の安全性が図られる。
【0225】こうして、認証処理を実行したウェブサー
バ351は、認証サイト350のショッピングスイッチ
連携サーバ352に認証結果通知を行ない(23)、こ
れに応じて認証サイト350のショッピングスイッチ連
携サーバ352は受注管理サーバ520に認証結果通知
を行なう(24)。
【0226】この後、受注管理サーバ520は、モール
事業者300aのシステム(e−SCOTT)に対して
オーソリ要求を送信する(25)。これに応じて、モー
ル事業者300aは、ユーザ200毎に決定されるクレ
ジットカードのカード会社600にオーソリ要求を行な
い、カード会社600からその結果であるオーソリ結果
を受信する。そして、そのオーソリ結果を受注管理サー
バ520に返信する(25)。
【0227】モール事業者300aのシステム(e−S
COTT)からクレジットカードのオーソリ結果を受け
た受注管理サーバ520は、ショッピングサイト450
に設置されたショッピングスイッチ連携サーバ452に
対してオーソリ結果を含む認証結果報告を行なう(2
6)。これにより、ショッピングスイッチ連携サーバ4
52は、オーソリされたかどうかを知ることができる。
そこで、オーソリ結果を含む認証結果報告を受けたショ
ッピングサイト450のショッピングスイッチ連携サー
バ452は、受注管理サーバ520にオーソリ結果に応
じた結果についての結果コードを含む認証結果報告を送
信し(27)、売買取引成立の有無を受注管理サーバ5
20に連絡する。これに応じて、受注管理サーバ520
は、認証サイトのショッピングスイッチ連携サーバ35
2へオーソリ結果および結果コードを含む認証結果通知
応答(28)をし、そのショッピングスイッチ連携サー
バ352は認証サイト350のウェブサーバ351へオ
ーソリ結果および結果コードを含む認証結果通知応答
(29)を行なう。これにより、認証サイト350は、
オーソリ結果および売買取引成立の有無を知ることがで
きる。
【0228】その後、認証サイト350のウェブサーバ
351からユーザ200へのコレットリダイレクト要求
(認証)がなされ(30)、これに応じてユーザ200
からコレットサーバ510へのコレットリダイレクト
(認証)がなされる(31)。そして、これに応じてコ
レットサーバ510からユーザ200へ受注サイトリダ
イレクト要求がなされ(32)、ユーザ200からショ
ッピングスイッチ受付サーバ453へのリダイレクトが
なされる(33)。
【0229】その結果、ショッピングサイト450にお
いて、ショッピングスイッチ受付サーバ453とショッ
ピングスイッチ連携サーバ452との間でのオーソリ結
果要求(API)(35)、オーソリ結果応答(AP
I)(36)がそれぞれなされ、オーソリ結果応答(A
PI)を受けたショッピングスイッチ受付サーバ453
は、ユーザ200に対して既存CGIリダイレクト要求
を行ない(37)、これを受けたユーザ200は受注サ
イト451に既存CGIリダイレクトを行なう(3
8)。これに応じて受注サイト451は、ショッピング
サイト450のショッピングスイッチ連携サーバ452
に向けてオーソリ要求(API)を行ない(40)、オ
ーソリ要求(API)を受けたショッピングスイッチ連
携サーバ452と受注管理サーバ520との間でのオー
ソリ要求(41)とオーソリ応答(42)とがそれぞれ
なされる。そして、オーソリ応答を受けたショッピング
サイト450のショッピングスイッチ連携サーバ452
は受注サイト451にオーソリ応答(API)を送信
し、受注サイト451はユーザ200に完了画面を提供
する(45)。
【0230】このような一連の処理によって、ショッピ
ングサイト450では会員登録していないユーザ200
でも、認証サイト350で会員登録をしていれば、ショ
ッピングサイト450でのオンラインショッピングが可
能となる。
【0231】また、比較対象となる図27の処理に比
べ、ショッピングスイッチ受付サーバ453を設けるこ
とで、このショッピングスイッチ受付サーバ453が
(7)、(10)、(35)および(36)の処理を実
行するため、この点で受注サイト451の負担が軽減さ
れる。よって、マネーゲート500のシステムに組み込
まれた場合であっても、既存の受注サイト451での受
注処理に対する影響を最小限に留めることが可能とな
る。
【0232】.ショッピングスイッチ受付サービス利
用形態において登録事業者サイトと販売サイトとが異な
る場合のサイト間通信 まず、図30に示すように、実際のシステムとしては、
モール事業者300やオンラインショップ400である
ショッピングサイト(第1のサイト、販売サイト)45
0の他に、受注登録事業者サイト360(第1のサイ
ト)と認証サイト(第2のサイト)350とが設けられ
ている。受注登録事業者サイト360は、ショッピング
サイト450である受注サイト451に対して、この受
注サイト451を管理するオンラインショップ管理手段
として機能する。そして、それらの受注登録事業者サイ
ト360と認証サイト350とには、それぞれに本来の
機能をもたらすための受注既存システムサイト361と
ウェブサーバ351とが設けられるばかりでなく、それ
ぞれ、マネーゲート500と連携するショッピングスイ
ッチ連携サーバ362、352が設けられている。そし
て、これらの各態様において、図7に例示したモール事
業者300aに相当するシステム300aが連携してい
る。
【0233】以下、サイト間通信について詳しく述べ
る。
【0234】前提として、ユーザ200がインターネッ
トである通信ネットワーク700を介してショッピング
サイト450の受注サイト451にアクセスするには、
そのユーザ200が会員登録をしている認証サイト35
0を特定する情報が必要となる。そこで、このような認
証サイト350を特定する情報を入力してショッピング
サイト450の受注サイト451にアクセスしているユ
ーザ200から注文書要求が送信されると(1)、受注
サイト451はそのユーザ200に対して注文書を送信
する(2)。その際の電文内容は図31に示す通りであ
る。これにより、ユーザ200にオーダ画面が提供され
る。
【0235】ユーザ200は、そのオーダ画面から発注
をする。この際、コレット入力等を実行すると、コレッ
トサーバ510に認証サイト情報要求が出される
(3)。つまり、認証サイト350は、そのユーザ20
0が会員登録をしているサイトであるが、そのサイトは
1つとは限らないため、認証サイト350が複数ある場
合、ユーザ200に選択の余地が与えられるわけであ
る。認証サイト情報要求がなされたコレットサーバ51
0は、認証サイト選択画面をユーザ200に提供し
(4)、ユーザ200に任意の認証サイト350を選択
する機会を与える。
【0236】その認証サイト選択画面で所望の認証サイ
ト350をユーザ200が選択すると、受注サイト45
1に注文要求がなされる(5)。この注文要求には、ユ
ーザ200が指定した認証登録事業者取引先コードが含
まれている。すると、受注サイト451は、受注登録事
業者サイト360の受注既存システム361に対して受
注要求を行ない(6)、すると、その受注既存システム
361は受注登録事業者サイト360のショッピングス
イッチ連携サーバ362に注文登録要求を発信する
(7)。その後、ショッピングスイッチ連携サーバ36
2は、マネーゲート500の受注管理サーバ520に向
けて注文登録要求を発信する(8)。以上の処理に際し
ての電文内容は、図31に示す通りである。
【0237】その後に続く処理としては、受注管理サー
バ520から受注登録事業者サイト360のショッピン
グスイッチ連携サーバ362への注文登録応答(9)、
ショッピングスイッチ連携サーバ362から受注既存シ
ステム361への注文登録応答がなされ(10)、受注
既存システム361からショッピングサイト450の受
注サイト451への受注応答を介して(11)、ユーザ
200にオーダ受信報告画面が提供される(12)。そ
して、その直後に、受注登録事業者サイト360の受注
既存システム361からユーザ200に確認メールが送
信される(13)。そこで、ユーザ200は、確認メー
ルを確認した後、受注既存システム361に受注確認書
要求を発信し(14)、これを受けた受注既存システム
361は、ユーザ200に受注確認画面を提供する(1
5)。これを確認したユーザ200は、受注既存システ
ム361に注文確認要求を送信し(16)、これに応じ
て受注既存システム361よりユーザ200にコレット
リダイヤル要求(受注)がなされる(17)。このコレ
ットリダイヤル要求(受注)には、マネーゲートIDが
含まれているが、このマネーゲートIDは、取引単位で
コレットサーバ510が生成するIDであり、この時点
では、マネーゲートIDによってユーザ200の同一性
が識別されることはない。
【0238】そこで、ユーザ200がコレットリダイヤ
ル(受注)をすると、その際の電文はコレットサーバ5
10に送信される(18)。コレットリダイヤル(受
注)の電文を受けたコレットサーバ510は、認証サイ
トリダイレクト要求をユーザ200に返送する(1
9)。図32に示すように、この認証サイトリダイレク
ト要求には、前述した(5)の処理でユーザ200が指
定した認証登録事業者のURLが含まれている。そこ
で、この認証登録事業者URLを利用し、ユーザ200
から、対応するURLを有する認証登録事業者である認
証サイト350のウェブサーバ351にログオン要求が
なされる(20)。これを受けた認証サイト350のウ
ェブサーバ351は、そのユーザ200にログオン画面
を提供する(21)。
【0239】ログオン画面の提供を受けたユーザ200
は、ログオン画面中に認証ユーザIDやクレジットカー
ド番号等の自己同一性を識別し得る情報を入力した上
で、認証サイト350のウェブサーバ351に対してロ
グオン要求をし(22)、これにより、そのウェブサー
バ351での認証が実行される。つまり、ここで初め
て、そのユーザの秘密性が高い情報である認証IDやク
レジットカード番号等の情報がオンライン送信されるわ
けである。もっとも、前述した通り、認証サイト350
におけるウェブサーバ351において、認証ID等をキ
ーとしてそのユーザ200のクレジットカード番号を検
索可能であれば、ログオン要求時にクレジットカード番
号の送信が不要であり、一層の安全性が図られる。
【0240】こうして、認証処理を実行したウェブサー
バ351は、認証サイト350のショッピングスイッチ
連携サーバ352に認証結果通知を行ない(23)、こ
れに応じて認証サイト350のショッピングスイッチ連
携サーバ352は受注管理サーバ520に認証結果通知
を行なう(24)。
【0241】この後、受注管理サーバ520は、モール
事業者300aのシステム(e−SCOTT)に対して
オーソリ要求を送信する(25)。これに応じて、モー
ル事業者300aは、ユーザ200毎に決定されるクレ
ジットカードのカード会社600にオーソリ要求を行な
い、カード会社600からその結果であるオーソリ結果
を受信する。そして、そのオーソリ結果を受注管理サー
バ520に返信する(25)。
【0242】モール事業者300aのシステム(e−S
COTT)からクレジットカードのオーソリ結果を受け
た受注管理サーバ520は、受注登録事業者サイト36
0に設置されたショッピングスイッチ連携サーバ362
に対してオーソリ結果を含む認証結果報告を行なう(2
6)。これにより、ショッピングスイッチ連携サーバ3
62は、オーソリされたかどうかを知ることができる。
そこで、オーソリ結果を含む認証結果報告を受けた受注
登録事業者サイト360のショッピングスイッチ連携サ
ーバ362は、受注管理サーバ520にオーソリ結果に
応じた結果についての結果コードを含む認証結果報告を
送信し(27)、売買取引成立の有無を受注管理サーバ
520に連絡する。これに応じて、受注管理サーバ52
0は、認証サイトのショッピングスイッチ連携サーバ3
52へオーソリ結果および結果コードを含む認証結果通
知応答(28)をし、そのショッピングスイッチ連携サ
ーバ352は認証サイト350のウェブサーバ351へ
オーソリ結果および結果コードを含む認証結果通知応答
(29)を行なう。これにより、認証サイト350は、
オーソリ結果および売買取引成立の有無を知ることがで
きる。
【0243】その後、認証サイト350のウェブサーバ
351からユーザ200へのコレットリダイレクト要求
(認証)がなされ(30)、これに応じてユーザ200
からコレットサーバ510へのコレットリダイレクト
(認証)がなされる(31)。そして、これに応じてコ
レットサーバ510からユーザ200へ受注サイトリダ
イレクト要求がなされ(32)、ユーザ200から受注
登録事業者サイト360の受注既存システム361への
リダイレクトがなされる(33)。
【0244】その結果、受注登録事業者サイト360に
おいて、受注既存システム361とショッピングスイッ
チ連携サーバ362との間でのオーソリ結果要求(AP
I)(35)、オーソリ結果応答(API)(36)、
オーソリ要求(API)(40)がそれぞれなされ、オ
ーソリ要求(API)を受けたショッピングスイッチ連
携サーバ362と受注管理サーバ520との間でのオー
ソリ要求(41)とオーソリ応答(42)とがそれぞれ
なされる。そして、オーソリ応答を受けた受注登録事業
者サイト360のショッピングスイッチ連携サーバ36
2は受注既存システム361にオーソリ応答(API)
を送信し、受注既存システム361はショッピングサイ
ト450の受注サーバ451にオーソリ応答を送信し、
受注サイト451はユーザ200に完了画面を提供する
(45)。
【0245】このような一連の処理によって、ショッピ
ングサイト450では会員登録していないユーザ200
でも、認証サイト350で会員登録をしていれば、ショ
ッピングサイト450でのオンラインショッピングが可
能となる。
【0246】また、比較対象となる図28の処理に比
べ、受注登録事業者サイト360における受注既存シス
テム361とユーザ200との間でのデータ送受信処理
が増加している(例えば、(13)〜(16)および
(33)等)。これは、マネーゲート500のシステム
に組み込まれる以前から、受注登録事業者サイト360
における受注既存システム361が通常処理として実行
していた処理であり、その意味で、マネーゲート500
のシステムに組み込まれた場合であっても、既存の受注
登録事業者サイト360における受注既存システム36
1での受注処理に対する影響を最小限に留めることが可
能となる。
【0247】(4)まとめ このように、本実施の形態のオンラインショッピングシ
ステムにおいては、いずれかの会員制のモールおよびシ
ョップの会員となっているユーザは、自分が登録してい
ない他のモールおよびショップからも、何ら新たな登録
処理などを行なう必要なく商品を購入することができ
る。したがって、ユーザが会員登録すべきモールやショ
ップの数の増加を抑制でき、ユーザが管理すべきIDや
パスワードが増えることなく決済に係る秘密情報の漏洩
の危険性を少なくすることができる。またその際の処理
は、自らが登録しているモールやショップからショッピ
ングを行なうのと同等の容易な処理でよい。したがっ
て、ユーザの利便性が著しく向上する。その結果、オン
ラインショッピングシステムの環境が向上し、オンライ
ンショッピングシステムの利用者の増加や、より活発な
取り引きが期待できる。
【0248】また、ユーザが会員登録をしていないモー
ル事業者、オンラインショップ等に対しては、本当のユ
ーザID、パスワード、クレジットカード番号といった
実際にそのユーザを特定し認証し得る情報を渡さず、ユ
ーザIDやクレジットカード番号についてはダミーのも
のを渡しているので、この面からも決済に係る秘密情報
の漏洩の危険性を少なくすることができる。
【0249】また、各モール事業者においては、登録会
員に対して、その登録IDで様々なモールおよびショッ
プで買い物ができるという会員への付加価値を提供する
ことができ、より会員を広く募ることができる。
【0250】また、自らの会員が他のモールでショッピ
ングを行なった場合には手数料を得ることができるの
で、顧客紹介料というような新たな手数料収入が見込め
る。
【0251】さらに、各ショップにおいても、自らがシ
ョップを開設しているモールの会員以外からも広くユー
ザが買い物に来るので、売上高の増加が期待できる。
【0252】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。
【0253】たとえば、前述した各処理における、自ら
が登録しているモールおよびショップ以外の他のモール
やショップのサイトヘの入り方、そこでのショッピング
の形態、そこでの受注の方法、受注確認の方法、受注デ
ータの管理の方法、オーソリ方法、手順およびタイミン
グ、出荷方法、売上データの集計方法、利益分配率およ
び利益分配方法などは、任意好適な種々の方法で行なっ
てよい。
【0254】また、ショップでの受注情報と、ユーザが
登録しているモール事業者のクレジット番号などの情報
との対応付けは、前述した実施の形態では受注番号によ
り行なうものとした。しかしこれは、IPアドレスによ
り行なってもよいし、Cookieの機能を利用して行
なうようにしてもよい。
【0255】また、オンラインショッピングシステム1
00が構成されるネットワークはインターネットに限ら
れるものではなく、任意のネットワークシステムでよ
い。
【0256】さらに、上述の各実施の形態ではモール事
業者がオンラインショップの管理をする構成を採用して
いたが、ユーザが会員登録をして決済に必要なデータを
渡していれば、モール事業者の代わりにオンラインショ
ップを管理しないインターネット・サービス・プロバイ
ダ(ISP)がオンラインショップの管理をする構成で
あっても良い。
【0257】加えて、決済の手法としては、クレジット
カードによるクレジット決済に限らず、電子マネー、J
−Debit、e−Wallet等のような、例えば各
種の電子決済に馴染むような各種の決済手法を採用する
ことができる。この場合、決済に必要な情報は、それら
の電子決済に必要な情報ということになる。
【0258】
【発明の効果】このように、本発明によれば、複数のシ
ステムで商取引きを行なう場合においても、手続きが容
易で管理すべきIDやパスワードが増えることなく決済
に係わる秘密情報の漏洩の危険性が少なくなるような決
済システムを実現する決済仲介処理装置を提供すること
ができる。
【0259】また、自分が登録しているオンラインショ
ップやモール以外のショップやモールも、簡単な手続き
で利用でき、管理すべきIDやパスワードが増えること
なく決済に係わる秘密情報の漏洩の危険性も少なくなる
オンラインショッピングシステムを提供するためのオン
ラインショップ装置を提供することができる。
【0260】さらに、そのようなオンラインショッピン
グ方法およびオンラインシステムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のオンラインシ
ョッピングシステムの基本構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は、図1に示したオンラインショッピング
システムのモール事業者の利用者マスタに記録されてい
る、他のモールの会員用の登録内容を示す模式図であ
る。
【図3】図3は、図1に示したオンラインショッピング
システムのモール事業者において、他のモールでショッ
ピングを行なった会員に対して行なう認証処理のポップ
アップ画面を示す模式図である。
【図4】図4は、図1に示したオンラインショッピング
システムのマネーゲートの事業者マスタに記録されてい
る、モール事業者ごとの他のモールをアクセスするため
の情報を示す模式図である。
【図5】図5は、図1に示したオンラインショッピング
システムにおける、ユーザが商品を購入した際の処理の
流れを説明するための模式図である。
【図6】図6は、図1に示したオンラインショッピング
システムにおいて締め日などに行なう売上・決済処理の
処理の流れを説明するための模式図である。
【図7】図7は、本実施の形態のオンラインショッピン
グシステムの実際の構成を示す模式図である。
【図8】図8は、マネーゲートが開設するオンラインシ
ョップ検索用のホームページにアクセスしたユーザに提
供される検索用ページを例示する模式図である。
【図9】図9は、入力された検索キーワードが検索され
た後の画面例を示す模式図である。
【図10】図10は、図7に示したオンラインショッピ
ングシステムにおいて、ユーザが他のモールの他のショ
ップより物品を購入した場合の処理の流れを示す第1の
模式図である。
【図11】図11は、図7に示したオンラインショッピ
ングシステムにおいて、ユーザが他のモールの他のショ
ップより物品を購入した場合の処理の流れを示す第2の
模式図である。
【図12】図12は、図10および図11に示した処理
において用いられるユーザの端末上の画面を説明するた
めの第1の模式図である。
【図13】図13は、図10および図11に示した処理
において用いられるユーザの端末上の画面を説明するた
めの第2の模式図である。
【図14】図14は、図10および図11に示した処理
において用いられるユーザの端末上の画面を説明するた
めの第3の模式図である。
【図15】図15は、図10および図11に示した処理
において用いられるユーザの端末上の画面を説明するた
めの第4の模式図である。
【図16】図16は、図10および図11に示した処理
において用いられるユーザの端末上の画面を説明するた
めの第5の模式図である。
【図17】図17は、図10および図11に示した処理
において用いられるユーザの端末上の画面を説明するた
めの第6の模式図である。
【図18】図18は、図10および図11に示した処理
において用いられるユーザの端末上の画面を説明するた
めの第7の模式図である。
【図19】図19は、図7に示したオンラインショッピ
ングシステムにおいて、ユーザが他のモールの他のショ
ップよりデジタルコンテンツを購入した場合の処理の流
れを示す模式図である。
【図20】図20は、図7に示したオンラインショッピ
ングシステムにおいて、ユーザが独立して決裁処理など
を行なう他のショップより物品を購入した場合の処理の
流れを示す模式図である。
【図21】図21は、図20に示した処理において用い
られるユーザの端末上の画面を説明するための第1の模
式図である。
【図22】図22は、図20に示した処理において用い
られるユーザの端末上の画面を説明するための第2の模
式図である。
【図23】図23は、図20に示した処理において用い
られるユーザの端末上の面面を説明するための第3の模
式図である。
【図24】図24は、図20に示した処理において用い
られるユーザの端末上の画面を説明するための第4の模
式図である。
【図25】図25は、図20に示した処理において用い
られるユーザの端末上の画面を説明するための第5の模
式図である。
【図26】図26は、図20に示した処理において用い
られるユーザの端末上の画面を説明するための第6の模
式図である。
【図27】図27は、マネーゲートの基本形態において
登録事業者サイトと販売サイトとが同一である場合のサ
イト間通信の流れを示すフローチャートである。
【図28】図28は、マネーゲートの基本形態において
登録事業者サイトと販売サイトとが異なる場合のサイト
間通信の流れを示すフローチャートである。
【図29】図29は、ショッピングスイッチ受付サービ
ス利用形態において登録事業者サイトと販売サイトとが
同一である場合のサイト間通信の流れを示すフローチャ
ートである。
【図30】図30は、ショッピングスイッチ受付サービ
ス利用形態において登録事業者サイトと販売サイトとが
異なる場合のサイト間通信の流れを示すフローチャート
である。
【図31】図31は、サイト間通信によってサイト間を
送受信される電文フォーマット(1〜8)を示す模式図
である。
【図32】図32は、サイト間通信によってサイト間を
送受信される電文フォーマット(9〜23)を示す模式
図である。
【図33】図33は、サイト間通信によってサイト間を
送受信される電文フォーマット(24〜29)を示す模
式図である。
【図34】図34は、サイト間通信によってサイト間を
送受信される電文フォーマット(30〜35)を示す模
式図である。
【図35】図35は、サイト間通信によってサイト間を
送受信される電文フォーマット(36〜45)を示す模
式図である。
【図36】図36は、従来のオンラインショッピングシ
ステムにおける、処理の流れを説明するための模式図で
ある。
【符号の説明】
100…オンラインショッピングシステム 200…ユーザ 300…モール事業者、第1の装置、第2の装置、第1
のサイト、第2のサイト 400…オンラインショップ、第1の装置、第2の装
置、第1のサイト、第2のサイト 500…マネーゲート 600…カード会社 700,710,720…通信ネットワーク 801〜822…オブジェクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿沼 英彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 塩谷 啓二 東京都港区南青山1丁目1番1号 株式会 社ソニーファイナンスインターナショナル 内 (72)発明者 蓮水 ▲恵▼継 東京都港区南青山1丁目1番1号 株式会 社ソニーファイナンスインターナショナル 内 Fターム(参考) 5B085 AE02 AE23 BC02 BG02 BG07 CA02 CA04 CA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサイトにアクセスしようとするユ
    ーザから、そのユーザ自身の個人特定を行ないうる第2
    のサイトの選択入力を受け付ける手段と、 選択された前記第2のサイトに対してそのユーザの個人
    特定結果の返信を要求し、返信された個人特定結果に基
    づいてサービスを行なう手段と、を具備する情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1のサイトは、ユーザからのアク
    セスに応じて対価の支払いを伴う所定の行為を行うもの
    であり、前記サービスを行う手段は、前記ユーザが要求
    した前記所定の行為の前記対価の決済を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 情報処理用のコンピュータにインストー
    ルされ、このコンピュータに、 第1のサイトにアクセスしようとするユーザから、その
    ユーザ自身の個人特定を行ないうる第2のサイトの選択
    入力を受け付ける機能と、 選択された前記第2のサイトに対してそのユーザの個人
    特定結果の返信を要求し、返信された個人特定結果に基
    づいてサービスを行なう機能と、を実行させるプログラ
    ムを格納する記憶媒体。
  4. 【請求項4】 情報処理用のコンピュータにインストー
    ルされ、このコンピュータに、 第1のサイトにアクセスしようとするユーザから、その
    ユーザ自身の個人特定を行ないうる第2のサイトの選択
    入力を受け付ける機能と、 選択された前記第2のサイトに対してそのユーザの個人
    特定結果の返信を要求し、返信された個人特定結果に基
    づいてサービスを行なう機能と、を実行させるコンピュ
    ータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007512595A (ja) * 2003-11-26 2007-05-17 ポイント オブ ペイ プロプライエタリー リミテッド 安全な支払いシステム
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