JP2003084774A - 楽曲の選択方法及び装置 - Google Patents

楽曲の選択方法及び装置

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JP2003084774A
JP2003084774A JP2001272768A JP2001272768A JP2003084774A JP 2003084774 A JP2003084774 A JP 2003084774A JP 2001272768 A JP2001272768 A JP 2001272768A JP 2001272768 A JP2001272768 A JP 2001272768A JP 2003084774 A JP2003084774 A JP 2003084774A
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Sakae Omachi
栄 大町
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディ配信センターから楽曲の配信を受け
るとき、オンデマンドでは楽曲の選択が面倒であり、ラ
ンダムでは適切な曲が配信されない。 【解決手段】 オーディオ配信センター2にはファジー
選曲ルールデータベース7を備え、配信用楽曲データベ
ース10に蓄積している楽曲全てに対して、車両の現在
位置に対応して、その位置が特定の地点からの距離に応
じて、また平均車速に応じて、また現在時刻に応じて各
々推薦度が変化するデータを蓄積しておく。利用者から
ファジー選曲による楽曲の配信要求がナビゲーション装
置2にあったときには、データ取込部5が現在位置、車
速、現在時刻を取り込み、そのデータをオーディオ配信
センター2に送信する。オーディオ配信センターでは前
記ファジー選曲ルールデータベースにより、その車両に
とって最も推薦度の高い楽曲を選択し、配信用楽曲デー
タベース10から利用者に楽曲の配信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の楽曲の中か
ら任意のものを選択するに際して、楽曲に付属している
テキストデータ以外の情報を用いて適切なものを選択す
ることができ、特に利用者に対して楽曲を配信するオー
ディオ配信センターにおいて利用者に対して適切な楽曲
選択用サービスを行うことができるようにした楽曲の選
択方法及びその方法を実施する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用オーディオ装置はAM/FMラジ
オ、カセットテープ、CD、MDと多様化しており、利
用者が好みの曲を任意に選択して聞くことができるよう
になっている。これら従来から用いられているオーディ
オ供給源を大別すると、市販のCDを初め、予め音楽が
録音されているカセットテープ、MDのように、利用者
の好みのオーディオが記録されたオーディオ記録媒体を
購入して聴く方式、カセットテープやMD、或いはCD
−R、CD−RWに利用者の好みの曲を録音・記録して
聴く方式、更には放送受信機のように不特定の人に対し
てオーディオを配信する放送局からの電波を受信して聴
く方式に大別される。
【0003】これらのオーディオ供給源はそれぞれ一長
一短があるが、利用者の好みのオーディオが記録された
オーディオ記録媒体を購入して聴く方式は、複数のオー
ディオ媒体を選択して聴くことができるようにしたチェ
ンジャを用いたとしても選択の範囲には限りがあり、特
に最新の多くの曲を常に所有していることは不可能に近
い。また、そのオーディオ記録媒体に収録されている曲
の中には利用者にとって不要な曲も多く、希望する曲の
みを選択するには多くの手数を要することとなる。
【0004】また、オーディオ記録媒体に利用者の好み
の曲を録音・記録して聴く方式では、そのような曲を各
種オーディオ記録媒体や放送等から選択して編集する必
要があり、多くの手数を要し面倒である。また、各種の
オーディオ記録媒体等から好みの曲を編集しても限りが
あり、広いジャンルの曲を用意しておくことも困難であ
る。
【0005】この点では放送受信機で希望の局を選択し
て聴くことは、何らオーディオ記録媒体を用意する必要
が無く、しかも広いジャンルの中から、利用者のそれな
りの好みによって選択を行うことができる点で大きなメ
リットを有し、更に視聴する曲が予め決められていない
ことによりかえって聴く曲に意外性があり、新鮮な感じ
をもって聴くことができる。そのため種々のオーディオ
装置が車両に搭載されている場合でも、放送受信機は手
軽に色々な曲を聴くことができるオーディオ装置として
欠くことができないものとなっている。
【0006】しかしながらこのような放送受信機におい
ても、放送局が不特定多数の人に対してオーディオを配
信しているため、現在受信している局の放送が利用者の
好みのジャンルの放送を行わなくなったときは他の局に
変えなければならない。その際に利用者にとって適切と
思われる局を探すことは困難であり、とりあえずしばら
く聴いてみて再度他の局に変える、という操作を繰り返
すこととなり面倒である。また、このときには利用者が
聴きたい曲を放送している放送局が存在しないこともあ
る。
【0007】このような放送受信機の欠点を解消するも
のとして、車両に搭載した移動電話、或いは車両に持ち
込んだ携帯電話によってオーディオ配信センターに利用
者が希望する特定の曲名等を送信し、オーディオ配信セ
ンターでは予め蓄えている多くの曲を記録した配信用楽
曲データベースからその曲を抽出して配信するオン・デ
マンド方式の音楽配信システムが注目されている。特に
近年は車両に対する各種情報提供センターが充実してお
り、携帯電話の普及と相まって車両に対する上記のよう
なオーディオ配信システムが普及しようとしている。
【0008】上記のようなオーディオ配信システムによ
ると、利用者が希望する曲のみを選択して配信を受ける
ことができるため、放送受信機と同様に車両内に多くの
オーディオ記録媒体を持ち込む必要が無く、最新の曲で
も自由に聴くことが可能となる。また放送のように不特
定の利用者に配信される曲と異なり、利用者に好みの曲
の配信を受けることができるので、選局の煩わしさもな
くなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オーデ
ィオ配信センターの能力が充実すると、蓄積しているオ
ーディオデータが莫大なものとなり、利用者が所望の楽
曲を選択することは次第に困難となってくる。即ち、利
用者がオーディオ配信センターに対して希望の楽曲を配
信してもらうには、アーティストと曲名によって特定の
曲に限られるもののみを入力して送信できる場合はよい
が、そのようなケースは少なく、また、例えば車両用オ
ーディオ装置において楽曲の配信を受ける場合は、ドラ
イブ中のバックグラウンドミュージックとして聴くケー
スが多いと思われ、必ずしも特定の楽曲を指定して聴か
なくても良い場合が多い。
【0010】このように、特定の楽曲にこだわらない場
合には、利用者はオーディオ配信センターが利用者の固
有の状態を考慮して適切と思われる曲を配信してくれれ
ばそれでよい場合もある。しかしながら、利用者がオー
ディオ配信センターに対して、利用者の固有の状態を考
慮して適切な曲を配信するように依頼しても、オーディ
オ配信センター側ではどのような曲を配信したらよいの
か全くわからない。
【0011】また、オーディオ配信センターはこのよう
なときの楽曲の選択に際して、利用者が日頃楽曲の配信
要求を行っているジャンルやアーティストを検索して、
その検索結果に基づいて適切と思われる曲を選択して配
信することも考えられる。しかしながら、利用者が常に
そのような曲を聴きたいと思っているとは限らず、日頃
聞き慣れた曲よりもドライブ中の車両の雰囲気に適した
曲がバックグラウンドミュージックとして流れてくれれ
ばよいと思うことも多い。
【0012】また、オーディオ配信センターが蓄積して
いる曲は、各曲のジャンル、アーティスト名、曲名、リ
リースされた年月等のテキストデータを所有することと
なるので、利用者は日頃聞き慣れているジャンルを指示
し、或いは好きなアーティストを指示することにより該
当する曲のリストを送信してもらい、これを表示してそ
の中から適当と思う曲を選択して配信要求を行うことも
考えられる。
【0013】しかしながら、オーディオ配信センターの
蓄積曲が莫大になってくると、例えば特定のジャンルを
指定した場合でも極めて多くの曲が該当し、その中から
適切な曲を選択することが困難となってくる。また、例
えばジャンルを特定することによりオーディオ配信セン
ターから送信されてきた多くの曲のリスト中から適切な
曲を選択するには、表示されている曲名、アーティスト
名等を見ながら選択を行う必要があるが、このようなデ
ータを運転者が注視することは危険であり好ましくな
い。
【0014】そのため、長時間のドライブのような場合
には、利用者はオーディオ配信センターが任意に選択し
た曲を配信してもらうことが考えられる。その場合には
単にランダムに配信を受けるほか、予め利用者が希望す
るジャンルやアーティストを選択して、その範囲で配信
してもらうことも考えられる。しかし、いずれの場合で
も予めオーディオ配信センターが選択した曲の配信を順
に受けるだけであり、利用者が現在運転している車両の
走行状況に対応した曲の選択等がなされることはない。
【0015】即ち、例えば長時間のドライブを楽しんで
いるとき、そこが浜辺に沿った道路であるときと山岳地
帯を走行しているときでは車両の雰囲気は大きく異な
り、その雰囲気に合った曲が配信されないときには違和
感を感じることがある。また、高速道路を走行している
ときと一般道路を走行しているときとでは車両の速度に
よって雰囲気が大きく異なり、特に街中の一般道路を走
行している場合と、海辺の高速道路や山沿いの自動車専
用道を走行しているときとは車両の雰囲気が大きく異な
る。更には、日中の走行と夜間の走行とは車両の雰囲気
が大きく異なり、日中でも早朝、お昼、夕暮れ等の時間
によっても雰囲気が大きく異なる。そのため、前記のよ
うなオーディオ配信方式ではこのような考慮がなされな
いので車両の走行雰囲気に合わない曲の配信がなされる
ことが多くなり、利用者にとって必ずしも好ましい楽曲
の配信がなされないこととなる。
【0016】したがって本発明は、オーディオ配信セン
ターから楽曲の配信を受けるに際して、従来のテキスト
データによる楽曲の選択のみでなく、車両が走行してい
る雰囲気に適した曲を自動的に選択して配信を受けるこ
とができるようにし、またテキストデータで抽出された
多数の楽曲の中から他の手段で容易に絞り込みを行うこ
とができるようにした楽曲の選択方法、及びその方法を
実施する装置を提供することを主たる目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る楽曲の選択
方法は、上記課題を解決するため、利用者の楽曲選択希
望信号と利用者の雰囲気に関連するデータを入力し、利
用者の雰囲気に関連するデータの変化に応じて変化する
楽曲の推薦値を各楽曲毎に備えた選曲ルールデータベー
スに基づき、前記入力した利用者の雰囲気に関連するデ
ータに対応した各楽曲の推薦値を演算し、推薦値の大き
な楽曲のデータを優先して利用者に出力するようにした
ものである。
【0018】本発明に係る他の楽曲の選択方法は、利用
者の楽曲選択希望信号を入力し、楽曲データの特徴抽出
処理により得た各楽曲の特徴データを蓄積している楽曲
特徴データベースから、前記利用者の楽曲選択希望に一
致する楽曲についての楽曲特徴データを読み出し、前記
読み出した楽曲特徴データを、当該楽曲の他のデータと
共に出力するようにしたものである。
【0019】また、本発明に係る楽曲の選択装置は、利
用者の楽曲選択希望信号と利用者の雰囲気に関連するデ
ータを入力する楽曲選択希望信号入力部と、利用者の雰
囲気に関連するデータの変化に応じて変化する楽曲の推
薦値を各楽曲毎に備えた選曲ルールデータベースと、前
記選曲ルールデータベースに基づき、前記入力した利用
者の雰囲気に関連するデータに対応した各楽曲の推薦値
を演算する演算部と、推薦値の大きな楽曲のデータを優
先して利用者に出力するデータ出力部とからなるもので
ある。
【0020】また、本発明に係る他の楽曲の選択装置
は、前記利用者の雰囲気に関連するデータを、地図上の
位置、車速、時刻、季節、天気のうち少なくとも一つに
関連するデータとしたものである。
【0021】また、本発明に係る他の楽曲の選択装置
は、利用者の楽曲選択希望信号を入力する楽曲選択希望
信号入力部と、楽曲データの特徴抽出処理により得た各
楽曲の特徴データを蓄積している楽曲特徴データベース
と、前記楽曲特徴データベースから前記利用者の楽曲選
択希望に一致する楽曲についての楽曲特徴データを読み
出す楽曲選択部と、前記読み出した楽曲特徴データを、
当該楽曲の他のデータと共に出力するデータ出力部とか
らなるものである。
【0022】また、本発明に係る他の楽曲の選択装置
は、前記楽曲特徴データを、楽曲のテンポ、リズム、ハ
ーモニーの少なくとも一つ関する楽曲特徴データとした
ものである。
【0023】また、本発明に係る他の楽曲の選択装置
は、前記楽曲特徴データを視覚化する特徴量視覚化変換
処理部を備えたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に沿っ
て説明する。本発明は種々の態様で実施することができ
るものであるが、図1はその中の1実施例として、利用
者が車両の走行雰囲気に応じて適切な曲の配信をオーデ
ィオ配信センターに依頼し、オーディオ配信センターで
は利用者から送られてきた車両の雰囲気と何らかの関係
のあるデータを元に、適切と思われる曲を選択して配信
する例の機能ブロック図を示している。
【0025】図1に示す例においては、特に、利用者1
の車両に設置されたナビゲーション装置3からオーディ
オ配信センター2に対して、通信装置6を用いて楽曲の
配信要求を行う例を示している。今後の車両用ナビゲー
ション装置には通信機能を備え、携帯電話等の通信装置
と接続することにより、各種情報を提供している情報セ
ンターから任意の情報の提供を受け、インターネットか
ら更に種々の情報を取り込むことができるシステムが普
及することが予測されている。このようなシステムの一
機能として、利用者1からオーディオ配信センター2に
対して楽曲の配信要求を行い、これをダウンロードして
聴くオーディオ視聴形態が、前記のような各種オーディ
オ視聴方式の持つ問題点を解決する手段として普及する
ことが考えられている。
【0026】オーディオ配信センター2に対してオーデ
ィオ配信要求を行うには、上記実施例のようなナビゲー
ション装置3から行うほか、例えばオーディオ装置に通
信機能と楽曲ダウンロード機能を備え、携帯電話等の通
信装置6によりオーディオ配信センター2に対してオー
ディオ配信要求を行うようにしても良い。
【0027】また、オーディオ配信センターに対する楽
曲配信要求方式としては種々の配信要求方式の中から選
択を行うことができるようにし、例えば特定の曲を指定
して配信要求を行う方式、特定のジャンルやアーティス
トを指定して配信要求を行う方式も可能であるが、本発
明においては後述するように車両の走行位置や車速、更
には時刻等の走行雰囲気に応じて適切な楽曲の配信を受
ける方式であるので、上記のような種々の配信方式が存
在する場合には、利用者は操作信号入力部4に対して、
車両の走行雰囲気に応じた楽曲の配信方式を選択して入
力することとなる。
【0028】図示実施例においてはナビゲーション装置
3にデータ取込部5を備えており、ナビゲーション装置
3が備えているGPS受信機からのデータの処理結果等
に基づく自車の経度・緯度データの取り込みを行い、ま
た車両の車速パルス入力部から車速データを取り込み、
時計機能部から時刻データを取り込む。必要に応じてそ
の他各種データの取り込みを行っても良い。なお、現在
時刻はオーディオ配信センターで入力することができる
ので、これを送らないシステムに設定しておくこともで
きる。
【0029】通信装置6は上記のような操作信号入力部
4からの利用者の配信要求信号、及びデータ取込部5で
取り込んだ前記のような各種のデータをオーディオ配信
センタ2に対して送信し、車両の走行雰囲気に関するデ
ータとして利用してもらう。この通信部6は、後述する
ようにオーディオ配信センタ2から、前記利用者の配信
要求に対応した楽曲を選択して配信してくるとき、これ
を受信し、演奏装置12に出力する。
【0030】一方、オーディオ配信センター2において
は、オーディオ配信センターが蓄積している配信用楽曲
データベース10の各曲に対応して、後に詳述するよう
なファジー選曲ルールを形成しているデータを蓄積して
いるファジー選曲ルールデータベース7を備えている。
【0031】したがって利用者1から前記のような車両
の走行雰囲気に応じた楽曲配信要求があったときには、
ファジー推論演算部8が前記ファジー選曲ルールデータ
ベース7のデータに基づいて各曲の重み付けに対応した
演算を行う。その計算結果をファジー推論による推薦度
のデータとして楽曲選択決定部9に出力し、楽曲選択決
定部9は原則として前記ファジー推論演算部で演算した
結果得られた各曲の計算値の最も大きな曲、即ち推薦度
が最大の楽曲を配信する曲として決定し、配信用楽曲デ
ータベース10からその曲を選択して利用者1に対して
送信する。
【0032】但し、利用者に対して上記のようにして送
信される曲が連続することを防止するため演奏順記憶部
11を設けており、前記楽曲選択決定部9においては配
信用楽曲データベース10から特定の曲を選択するに際
して、演算した曲が直前に出力した曲と同じにならない
ように、即ち利用者1の演奏装置12において同じ曲が
連続して演奏されることがないように、演奏順記憶部1
1のデータを参照して楽曲の選択を行う。したがって、
楽曲選択決定部9が今回選択しようとしている曲と直前
の選択曲とが同じであることを検出したときには、次の
順位の2番目の候補曲を選択し、それを利用者1に対し
て配信をする。
【0033】利用者側ではオーディオ配信センター2か
ら送信されてくる上記のようにして選択された楽曲を通
信装置6で受信し、オーディオ装置における演奏装置1
2でこれをオーディオ出力とし、スピーカ13から出力
する。オーディオ配信センター2から配信されるデータ
の形式は種々の形式が可能であるが、例えばMP3デー
タとして送られる場合には演奏装置12はMP3のデコ
ーダを備え、それを通常のオーディオ出力とする。
【0034】上記実施例においては楽曲選択決定部9で
直前に選択した曲と同じ曲を選択しようとしたときに次
の候補の曲を選択したものであるが、直前に選択した曲
以外に、予め設定した例えば3曲前までの曲と一致する
ときにはその選曲を止め、次の曲を選択する等の設定を
行っても良い。
【0035】また、上記実施例においては、車両の走行
雰囲気に対応した楽曲の選択配信を行う機能ブロックを
主に示したが、その他、前記のようにランダムに選択し
た曲の配信、利用者から指示のあったジャンルやアーテ
ィストの曲の中からランダムに選択して配信を行う等、
その他の選択手法を実施する機能を備え、これらも必要
に応じて選択して利用することができるようにしても良
い。
【0036】上記のような機能ブロックからなる本発明
の実施例においては、例えば図2に示す作動フローに従
って処理を行う利用者側と、図3に示す作動フローに従
って処理を行うオーディオ配信センター側とが共同する
ことにより作動を行うことができる。以下これらの作動
フローを前記図1の機能ブロック図、及びその他の参考
図と共に説明する。
【0037】本発明によって車両の走行雰囲気に応じた
楽曲をオーディオ配信センターから配信を受けるため
に、車両の中の利用者側では図2に示すようなファジー
選曲配信要求・受信処理を行う。例えば利用者が車両に
搭載したオーディオ装置の1機能として、或いはナビゲ
ーション装置の通信機能の一部としてオーディオ配信セ
ンターに対して楽曲の配信要求を行う指示の入力があっ
たか否か、またその際に各種の配信要求の態様を備えて
いるときには、その中から車両の走行雰囲気に応じた楽
曲の配信、即ちファジー選曲による楽曲の配信要求の入
力があったか否かの判別を行う(ステップS1)。
【0038】ステップ1における判別の結果、未だその
要求がないと判別したときにはこの作動を繰り返して要
求がある迄待ち、その要求があったと判別したときには
図1の実施例ではナビゲーション装置3において各種デ
ータの収集を行う。この実施例においてはナビゲーショ
ン装置が備えているGPS受信機等からのデータの処理
結果に基づく自車の経度・緯度データの取り込みを行う
(ステップS3)。
【0039】また通常のカーナビゲーション装置が車両
走行中であることを検出するため入力している車速パル
スにより、或いは別途車両から入力した車速信号により
車速データを取り込む(ステップS3)。更に、ナビゲ
ーション装置が備えている時計機能により、或いは別途
車両から入力した時刻信号により現在時刻の取り込みを
行う(ステップS4)。なお、前記ステップS2〜ステ
ップS4の各情報の取り込みには特に順序はなく、別の
順序で、或いはこれらのデータの取り込みを図1のデー
タ取込部5において並列処理によって行っても良い。
【0040】次いで前記のようなファジー選曲による配
信要求の信号、緯度経度データ、車速データ、現在時刻
等のデータを通信装置6からオーディオ配信センター2
に対して送信することにより、オーディオ配信センター
に対するファジー選曲による楽曲配信要求を行う(ステ
ップS5)。
【0041】このようなオーディオ配信センターへのデ
ータ類の送信により、オーディオ配信センターにおいて
は後述する図3に示すような受信・選曲・配信処理作動
を行う(ステップS6)。次いで利用者側の車両におい
ては、オーディオ配信センターから配信されてきたこの
楽曲を受信し(ステップS7)、演奏装置で配信されて
きた曲の演奏を行い(ステップS8)、その後配信要求
が終了したか否かの判別を行う(ステップS9)。この
判別に際しては、前記のように利用者がファジー選曲に
よる配信要求の信号を入力した後、これを解除する信号
を入力したとき、また解除信号が入力されない場合で
も、車両のアクセサリスイッチを切った信号が入力した
ときにも配信要求が終了したものと判別し、この処理を
終了する(ステップS10)。
【0042】また、配信要求が終了したと判別する上記
のような信号が入力されないときは、利用者はその要求
を継続しているものと見なし、再びステップS2に戻り
以下同様の作動を繰り返す。その際には、通信装置6で
オーディオ配信センターから楽曲の配信を受信したこと
を例えばナビゲーション装置3の通信部で検出し、次の
楽曲の配信を受けるため自動的にステップS2以降のデ
ータ取り込み処理を開始し、連続的な配信要求を行う。
【0043】一方、オーディオ配信センター2において
は上記のような利用者からのファジー選曲配信要求があ
ったときには、例えば図3に示すようなオーディオ配信
センターにおける受信・選曲・配信処理を行う。最初、
車両からのファジー選曲による楽曲の配信要求を受信し
(ステップS11)、その要求信号と共に送信されてく
る現在地の緯度経度、車速、現在時刻等の車両状況デー
タの受信を行う(ステップS12)。
【0044】次いでファジー選曲ルールデータベースの
データにより、蓄積している曲毎のマッチング度を演算
する(ステップS13)。このマッチング度の演算に際
しては、例えば図5に示すようなデータを用いることが
できる。この例においては、図5に示すようなデータが
曲毎に記録され、図6に示すように蓄積されている。
【0045】図5に示すルールデータベース内の推薦度
評価関数の例においては、基準地点からの距離による推
薦係数μdと、平均車速による推薦係数μvと、現在時
刻による推薦係数μtとを備え、推薦度μをこれらの係
数の掛け算によって求める例を示している。
【0046】基準地点からの距離による推薦係数μd
は、一例として図4に示すように、海の中の特定の地点
P1を海の雰囲気を示す代表地点とし、これを第1の基
準地点としており、図5(a)に示すようにここからの
距離γが大きくなる程その係数が小さくなるようなグラ
フを描く数式データ、或いは距離と係数の関係をデジタ
ル化した表データ、グラフデータとしたものをルールデ
ータベース内に備えている。
【0047】したがって、図4に示すように車両がC1
の位置にあるとき、その位置データが前記のように車両
から送信されてきているので、基準地点P1との距離γ
を求めることができ、その距離に対応する推薦係数μd
(≦1)を求める。図に示したグラフのカーブは各曲に
より異なり、その地点に極めて関係の深い楽曲から、ほ
とんど関係の無い曲まで、それぞれの特有の大きさとカ
ーブに設定されている。
【0048】図4に示す例においては、車両がC1の地
点では海から比較的近い地点を走行しており、したがっ
て海の雰囲気に合った楽曲の選択を行うことが好ましい
が、各曲に対して上記のような海の代表的な位置として
決めた基準地点P1との距離に応じて各曲の重み付けを
行うデータが記録されているので、この海に極めて関係
の深い曲はその推薦係数が1に近く、逆に関係の薄い曲
はこの地点に近い場合でもその推薦係数は1にならず、
それよりも小さく設定される。種々の楽曲の推薦度特性
を比較して示す図7のように、同図(b)の楽曲bは基
準地点から離れると急速にその推薦係数が小さくなり、
基準地点P1と関係の深い曲であることがわかる
【0049】図5(a)に示す例においては、基準地点
P1からの距離に応じた推薦係数μdのみを示している
が、この推薦係数をμ1dとし、その他例えば図4に示
すように山岳地帯の代表的な地点P2を第2基準地点と
して、ここからの距離に応じた特有の推薦係数の大きさ
とカーブを各曲毎に同様に設定し、この推薦係数をμ2
dとすることによりこの推薦係数を求め、これらの係数
値の平均により基準地点からの距離による推薦係数とし
ても良い。なお、基準地点からの距離による推薦関数は
一般的にμd(P1、γ)で表される。
【0050】それにより図4に示す車両C1の位置で
は、山岳地帯の基準地点P2からの距離γ2より海の中
の基準地点P1からの距離γ1の方が近いので、山岳地
帯の雰囲気にあった曲よりも海の雰囲気にあった曲が選
択される。逆に図4に示す車両C2の位置では、山岳地
帯の中、或いはその近くを走行しているので、山岳地帯
の基準地点P2からの距離γ4が海の中の基準地点P1
からの距離γ3より近いので、海の雰囲気にあった曲よ
りも山岳地帯の雰囲気に合った曲が選択される。
【0051】基準地点からの距離による推薦係数を求め
るに際しては、上記のような第1基準地点P1、第2基
準地点P2以外に、更に第3、第4の基準地点とし、各
曲に対して同様の設定を行い、車両位置とその地点の距
離γを求めてその距離γに応じた推薦係数を演算し、そ
れらの平均によって求めても良い。
【0052】平均車速による推薦係数μvは例えば図4
に示すように、車両C1の位置においては高速道路R1
を走行していることによりその速度v1が大きい時、そ
の速度の雰囲気に対応した曲を選択するため、平均車速
による推薦係数として例えば図5(b)に示すようなデ
ータを各曲毎に備えている。この例においては、基準と
する平均車速をν0とし、これを中心に早くても遅くて
も減少する特性を備えた例を示している。
【0053】各曲毎に対するこの特性の設定に際して
は、基準とする平均車速ν0の値を各曲毎に設定し、ま
たその平均車速から速度が上昇する場合のカーブを設定
し、逆に速度が少なくなる場合のカーブを設定すること
により得ることができる。したがってこのカーブの形状
は原則として各曲によって異ならせ、また速度が速い方
向へのカーブと少ない方向へのカーブとを非対称形に異
ならせても良い。したがって、例えば速度が100km
/hを基準とする平均車速とし、それ以上の車速では推
薦係数μvを常に1になるように設定し、それ以下では
徐々に0に近付くように設定することもできる。なお、
基準平均車速による推薦関数は一般的にμv(ν1、
ν)で表される。種々の楽曲の推薦度特性を比較して示
す図7のように、同図(b)の楽曲bは基準とする車速
が遅い曲であり、逆に同図(c)の楽曲cは基準とする
車速が早い曲であり、所定の速度以上では常に推薦係数
が1になるようにした例を示している。
【0054】図4に示す例においては、車両C2の位置
では山岳地帯の一般道路を走行しているとき、平均車速
v2は小さく、したがって上記のような平均車速による
推薦係数のデータを備えたデータベースにより、速度の
低い雰囲気に適した曲の推薦係数μvが大きくなり、そ
のような曲が選択される可能性が高くなる。
【0055】現在時刻による推薦係数μtは例えば図5
(c)に示すような特性曲線のデータを備え、この例に
おいては基準とする時刻τ0を中心に、時刻がずれる程
その推薦係数が小さくなるように設定している。各曲に
対するこの特性の設定も前記と同様に、基準とする時刻
τ0の値を各曲毎に設定し、その時刻よりも遅い側、及
び早い側にそれぞれの曲に特有のカーブを設定する。そ
れにより、例えば早朝、お昼、夕方、夜によってその雰
囲気に合わせた曲を選択することができる。なお、現在
時刻による推薦関数は一般的にμt(τ1、τ)で表さ
れる。図7の各種の例においては、同図(b)の楽曲b
は基準とする時刻が早い曲であり、逆に同図(c)の楽
曲cは基準とする時刻が遅い曲である例を示している。
【0056】図1のファジー選曲ルールデータベース7
には、図5に示すようなデータが図1の配信用楽曲デー
タベース10に存在する全ての曲に対して、各曲毎に図
6に示すように蓄積されており、利用者側から送信され
た現在地の緯度経度、平均車速、現在時刻のデータか
ら、各曲毎の基準地点からの距離による推薦係数μd、
平均車速による推薦係数μv、現在時刻による推薦係数
μtを求め、総合的した推薦度μの値を各推薦係数の一
般化した式の乗算として、μ=μd(P1、γ)×μv
(ν1、ν)×μt(τ1、τ)で求めることができ、
この値は車両の現在の雰囲気に対する各楽曲のマッチン
グ度ということができる。る。
【0057】再び図3の作動フローに沿って述べると、
同図において、ステップS13のファジー選曲ルールデ
ータベースのデータにより、蓄積している曲毎のマッチ
ング度を演算する処理は、上記のような演算によって行
われる。次いでマッチング度の大きい順に順位付けを行
い(ステップS13)、マッチング度の最大の曲を選択
する(ステップS15)。次いでこのようにして求めた
マッチング度の最大の曲が、先に配信した曲か否かを判
別する(ステップS16)。ここで先に配信した曲では
ないと判別されたときには選択した曲を配信用データベ
ースから抽出する(ステップS17)。
【0058】ここで、先に配信した曲か否かの「先に」
の判別基準は、例えば直前に配信した曲とした場合に
は、それにより利用者に対して連続して同じ曲が配信さ
れ、利用者が連続して同じ曲を聴くことがないようにす
ることができる。その他、この「先に」を例えば「3曲
前」と設定することにより、直前の曲以外に2曲前、3
曲前に選択した曲を排除する。このように上記の値は必
要に応じて任意に設定することができる。
【0059】次いで選択した曲を利用者に配信し(ステ
ップS18)、次の配信要求があったか否かを判別し、
特に配信要求の停止信号の入力がないとき、或いはアク
セサリスイッチを切ったようなときには、次の配信要求
を行わないものとしてこの処理を終了する(ステップS
21)。また、このような信号の入力がないときには、
利用者によるファジー選曲の配信要求が継続しているも
のとして、ステップS12に戻り、前記と同様の作動を
繰り返す。
【0060】また、前記ステップS16において選択し
たマッチング度の最大の曲が先に配信した曲であると判
別したときには、マッチング度が次に大きい曲、即ちこ
の場合では2番目の曲を選択する(ステップS20)。
その後再びステップS16に戻り、例えばステップS1
6において「先に」が「3曲前」に設定しているとき
に、マッチング度が次に大きい曲として選択した曲がや
はり「先に」選択した曲であった場合には、再びステッ
プS20においてマッチング度が次にに大きい曲を選択
することにより同様の作動を繰り返し、同じ曲が近接し
て配信することがないようにし、条件に合う曲が選択さ
れたときにはステップS17以降に進んでその曲の配信
を行う。
【0061】上記実施例においては、車両の走行雰囲気
を表す指標として車両の現在位置の経緯度、平均車速、
時刻を選択した例を示したが、その他、例えば季節に対
応した各曲毎のデータ、天気に対応した同様のデータ
等、種々の車両の雰囲気に関連したデータに対応したデ
ータを備えることができ、その際には利用者側からその
ための季節、天気のデータを送信する。但し、これらの
季節や天気はオーディオ配信センター側で既に入力して
いる各種の情報の中から得ることができるので、これら
のデータが利用者から送信されることが無くても対応し
た推薦係数を求めることが可能である。その結果、春、
夏、秋、冬に対応した適切な曲が選択され、快晴、曇
り、雨、雪等の天気に対応した車両の雰囲気に合った適
切な曲が選択される。
【0062】前記のような楽曲の配信方式は車両に対す
る配信に限らず、例えば一般家庭において配信を受ける
際にも適用することができ、例えば家庭において一般電
話回線からオーディオ配信センターにファジー選曲によ
る配信希望を行ったときには、オーディオ配信センター
がその電話回線の送信番号から利用者の地域を検索し、
その地域の天気を他の情報源から予め入力している天気
のデータから求め、利用者の現在いる場所の天気の雰囲
気に合った曲の選択を行うことができ、その際には現在
の季節、時刻の指標も考慮してより適切な選択を行うこ
とができる。したがって利用者から格別のデータの入力
なしに、ファジー選曲による楽曲の配信が可能となる。
なお、オーディオ配信センターに対する通信手段が上記
のような一般回線以外に、例えばPHSの携帯電話であ
る場合には発信者の地域は極めて限られた範囲で特定で
き、他の携帯電話においても発信者の地域がある程度特
定できるので、そのデータを用いて利用者の地域を検出
することも可能である。
【0063】また、本発明は上記実施例のようにファジ
ー選曲を行った結果に基づいて自動的に楽曲の配信を行
った例を示したが、例えばファージー選曲を行った結果
を推薦度の大きい順にリスト化して利用者に提示するよ
うにし、利用者がその中から希望するものをカーソル等
で指示することにより配信希望を行うように構成しても
良い。
【0064】また、上記実施例において、ファジー選曲
による楽曲の配信を受ける際に、特にジャンルやアーテ
ィストの条件を加えることなしに行う例を示したが、こ
れらの条件も送信し、オーディオ配信センターでは例え
ば利用者からJ−POPのジャンルの条件が送信されて
きたときには、その条件に合う多数の楽曲の中から適切
な曲を選択するに際して、前記のようなファジー選曲ル
ールを適用して選曲を行い、順次配信を行うように設定
することもできる。
【0065】なお、上記のような車両の現在位置に対応
した最適な楽曲の選択手法は楽曲の配信以外に、例えば
行楽施設やイベント会場の宣伝の配信に際して、各施設
等を各々基準地点として設定し、車両の現在位置に最も
近い施設を順に選択してコマーシャルの配信を行うこと
も可能となる。
【0066】前記のような楽曲の配信方法やシステムを
採用することにより、利用者の格別の操作なしに擬似的
なオンデマンド配信サービスを行うことができる。ま
た、オーディオ配信センターにおいても適切な楽曲の選
択を自動的に行うことができるので、自動的なDJサー
ビスとして、大幅な省力化を行うことができる。更に必
要に応じてこれらの選曲ルールデータベースを容易に変
更することができ、適宜追加や削除を行うことにより、
このシステムを使用しながらより適切なファジー選曲ル
ールを確立することができる。
【0067】上記実施例においては、例えばオーディオ
配信センターのように極めて多数の楽曲を用意し、その
中から適切な楽曲を選択するに際して、従来から用いら
れているジャンルやアーティストのような、曲に付属し
ているテキストデータのみでは適切な楽曲の選択を行う
ことができないとき、ファジー選曲ルールによって適切
な楽曲の選択を行うようにした例を示したが、その他、
例えば図8に機能ブロック図を示すように、利用者がジ
ャンル等の楽曲選択指示を行ったとき、多数の該当楽曲
が存在する場合に利用者が容易にその中から適切な楽曲
の選択を行うことができるように、表示装置に楽曲の特
徴を視覚的に表現するようにしても良い。
【0068】図8に示す例においては、楽曲選択指示部
21から利用者によるジャンルやアーティストでの楽曲
選択指示があったとき、楽曲選択処理部22では楽曲特
徴データベース25を検索し、その条件に合う楽曲を抽
出すると共に、それらの楽曲について予め付与されてい
るテンポ、リズム度、ハーモニー感等を同時に出力し、
これを特徴量視覚化変換処理部26で、例えば同図の表
示装置27に示しているような表示を行う。
【0069】前記楽曲特徴データベース25には、前記
図1の配信用楽曲データベース10に相当する楽曲デー
タベース23に収集されているCD、MIDIデータ、
MP3データ等種々の楽曲について、予め各曲のテン
ポ、リズム感、和音進行の調性や転調によるハーモニー
感等についてデータを自動収集しておき、そのデータを
用いる。
【0070】このようなデータを作製するには種々の手
法が存在するが、例えばテンポについては楽曲中の打楽
器音の出現周期を計測し、所定の推定ルールで数値に変
換を行う。またMIDI楽曲のように最初からテンポ情
報がデータの中に数値化して入っているものはそのまま
用いることができる。リズム感についても上記と同様
に、打楽器音の出現回数と頻度から所定のルールで数値
化を行うことにより得ることができる。また、ハーモニ
ー感については楽曲中の各時点の和音を計測し、その変
化の頻度、周期、また基本パターンとの類似度などから
数値化を行うことにより和音進行の調性を求め、リズム
感のデータとする。また、転調を検出し、この出現回数
もパラメータとして独立に数値化し、ハーモニー化の一
つのデータとすることもできる。なお、自動化処理が全
く困難な属性については、特定の評価者が視聴し、主観
的に数値化しても良い。
【0071】図8の表示装置27における表示例では、
曲名毎にテンポ、リズム度、ハーモニー感を表示した例
を示しており、テンポは1分間の4分音符数を表し、数
値化して利用者が一見してわかるようにしている。また
リズム度については前記のようにして得たデータに基づ
き、やや強、弱、強、やや弱等の自然言語で表してい
る。ハーモニー感については、星印の数によりその程度
を表しており、その数が多いほどハーモニー感が高いこ
とを示し、利用者が一見してその曲の特性を理解するこ
とができるようにしている。
【0072】上記のような表示方式としては各種の方式
が考えられ、例えば図8に例示したテンポの数字やリズ
ム感、更には必要に応じてハーモニー感もその程度によ
り、青から赤に表示色を変える等、色によって識別を容
易にすることもできる。なお、この表示規則は基本的に
はシステムで予め定められた方式とするが、種々の表示
方式を用意し、利用者が希望するものを任意に選択して
使用するようにしても良い。
【0073】上記のような楽曲の特徴を一覧で表示する
方式は各種の分野で使用することができるが、例えば図
9に示すように、前記図1に示す実施例と同様に車両に
おいてオーディオ配信センターから楽曲の配信を受ける
とき、利用者が希望する特定の楽曲を選択する際に使用
することができる。
【0074】図9には車両内の利用者31が、ナビゲー
ション装置33の通信機能を利用してオーディオ配信セ
ンター32から楽曲の配信を受ける時の機能ブロック図
を示しており、利用者が配信を希望する楽曲のジャンル
等を操作信号入出力部34に入力し、更に配信希望の信
号を入力すると、操作信号入出力部34はその信号を携
帯電話等の通信装置36に出力する。通信装置36はオ
ーディオ配信センター32にこの信号を送り、オーディ
オ配信センター32では絞込用検索条件入力部40でこ
の信号を入力し、絞込用楽曲選択部41で利用者が入力
したジャンル等の楽曲絞り込み条件に合わせて楽曲特徴
データベース49に記録されている楽曲情報を検索し、
適合する楽曲を抽出する。
【0075】このとき各楽曲には前記図8に示したもの
と同様に楽曲データベース47の楽曲に対して特徴抽出
処理48を行い、テンポ、リズム性、調性等の楽曲の特
徴データが記録されているので、特徴視覚化変換処理部
44においてこれを視覚化するためのデータに変換し、
楽曲絞込用表示データ出力部45から利用者31の通信
装置36に対して送信する。通信装置36はこのデータ
をナビゲーション装置の楽曲絞込用表示データ入力部に
出力し、ナビゲーション装置33の表示装置に前記図6
の表示例のように表示を行う。
【0076】利用者はこの表示を見ることにより容易に
希望する楽曲の選択を行うことができ、例えば上下動カ
ーソルキー等の操作により特定の曲を選択し、任意の個
数を確定した後そのデータを操作信号入出力部34から
通信装置36を介してオーディオ配信センター32に送
信する。オーディオ配信センター34では配信楽曲指示
入力部42でこれを入力し、配信用楽曲出力処理部43
では楽曲データベース47から指定された楽曲を抽出
し、楽曲データ出力部46に順に送り、楽曲データ出力
部46は利用者の通信装置36にこの楽曲データを送信
し、利用者側のオーディオ装置37はこれを演奏してス
ピーカ38から出力する。
【0077】上記のようなシステムにより、利用者は従
来困難であった特定ジャンルの中から希望する楽曲を選
択する作業を容易に行うことができるようになる。本発
明は上記のような車両におけるオーディオ配信センター
からの楽曲の配信の他、一般家庭におけるインターネッ
トを介したMP3やMIDIデータのダウンロード時の
選曲に際しても使用することができる。
【0078】また、いわゆるレコードショップ等におい
て極めて多数存在するCDの中から利用者が希望するも
のを選択する際に、補助データ表示装置を設け、販売店
では前記のような楽曲特徴データベースを予め用意し、
利用者が補助データ表示装置を操作することにより前記
のように一見してその特徴を理解できる表示を見ること
ができ、適切な購入CDの選択を行うことができるよう
になる。このようなシステムは、CDレンタル店等にお
いても同様に用いることができる。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る楽曲の選択方法は、利用者
の楽曲選択希望信号と利用者の雰囲気に関連するデータ
を入力し、利用者の雰囲気に関連するデータの変化に応
じて変化する楽曲の推薦値を各楽曲毎に備えた選曲ルー
ルデータベースに基づき、前記入力した利用者の雰囲気
に関連するデータに対応した各楽曲の推薦値を演算し、
推薦値の大きな楽曲のデータを優先して利用者に出力す
るようにしたので、オーディオ配信センターから楽曲の
配信を受けるに際して、車両が走行している雰囲気に適
した曲を、利用者の格別な操作なしに自動的にオンデマ
ンドのように選択して配信を受けることが可能となる。
またオーディオ配信センターにおいては格別の手数を要
することなく車両が走行している雰囲気に対応した各曲
のデータを作製することができ、またその選曲ルールデ
ータベースの変更により容易にシステムの変更が可能と
なる。
【0080】また、本発明に係る他の楽曲の選択方法
は、利用者の楽曲選択希望信号を入力し、楽曲データの
特徴抽出処理により得た各楽曲の特徴データを蓄積して
いる楽曲特徴データベースから、前記利用者の楽曲選択
希望に一致する楽曲についての楽曲特徴データを読み出
し、前記読み出した楽曲特徴データを、当該楽曲の他の
データと共に出力するようにしたので、極めて多数存在
する希望楽曲候補の中から楽曲の特徴データに基づい
て、容易に真に希望する曲の選択を行うことができるよ
うになる。
【0081】また、本発明に係る楽曲の選択装置は、利
用者の楽曲選択希望信号と利用者の雰囲気に関連するデ
ータを入力する楽曲選択希望信号入力部と、利用者の雰
囲気に関連するデータの変化に応じて変化する楽曲の推
薦値を各楽曲毎に備えた選曲ルールデータベースと、前
記選曲ルールデータベースに基づき、前記入力した利用
者の雰囲気に関連するデータに対応した各楽曲の推薦値
を演算する演算部と、推薦値の大きな楽曲のデータを優
先して利用者に出力するデータ出力部とからなるので、
前記楽曲の選択方法の発明と同様に、オーディオ配信セ
ンターから楽曲の配信を受けるに際して、車両が走行し
ている雰囲気に適した曲を、利用者の格別な操作なしに
自動的にオンデマンドのように選択して配信を受けるこ
とが可能となる。またオーディオ配信センターにおいて
は格別の手数を要することなく車両が走行している雰囲
気に対応した各曲のデータを作製することができ、また
その選曲ルールデータベースの変更により容易にシステ
ムの変更が可能となる。
【0082】また、本発明に係る他の楽曲の選択装置
は、前記利用者の雰囲気に関連するデータを、地図上の
位置、車速、時刻、季節、天気のうち少なくとも一つに
関連するデータとしたので、車両の雰囲気に対応したデ
ータを入力することができ、適切な楽曲の配信を受ける
ことが可能となる。また、地図上の位置は車両に搭載し
たナビゲーション装置から自動的に取り込むことがで
き、車速、時刻、季節も自動的な取り込みが可能であ
り、天気は例えば地図上の位置と時間により天気図用法
から自動的に取り込むことが可能であり、これらのデー
タの取り込みに多くの手数を要することがない。
【0083】また、本発明に係る他の楽曲の選択装置
は、利用者の楽曲選択希望信号を入力する楽曲選択希望
信号入力部と、楽曲データの特徴抽出処理により得た各
楽曲の特徴データを蓄積している楽曲特徴データベース
と、前記楽曲特徴データベースから前記利用者の楽曲選
択希望に一致する楽曲についての楽曲特徴データを読み
出す楽曲選択部と、前記読み出した楽曲特徴データを、
当該楽曲の他のデータと共に出力するデータ出力部とか
らなるので、極めて多数存在する希望楽曲候補の中か
ら、楽曲の特徴データに基づいて容易に真に希望する曲
の選択を行うことができるようになり、適切な選曲が可
能となる。
【0084】また、本発明に係る他の楽曲の選択装置
は、前記楽曲特徴データを、楽曲のテンポ、リズム、ハ
ーモニーの少なくとも一つ関する楽曲特徴データとした
ので、楽曲の特徴を適切に表すことができ、またそれら
のデータは自動的に作成することが可能であり、多くの
手数を必要としない。
【0085】また、本発明に係る他の楽曲の選択装置
は、前記楽曲特徴データを視覚化する特徴量視覚化変換
処理部を備えたので、利用者は楽曲特徴データを容易に
識別することができ、特定の楽曲の選択が極めて容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】同実施例で利用者側において行う、ファジー選
曲配信要求・受信処理の作動フロー図である。
【図3】同実施例でオーディオ配信センター側において
行う、オーディオ配信センターにおける受信・選曲・配
信処理の作動フロー図である。
【図4】前記実施例を適用する状況を説明する図であ
る。
【図5】前記実施例で用いるルールデータベース内の推
薦度評価関数の例を示す図である。
【図6】同実施例で用いるファジー選曲ルールデータベ
ースの説明図である。
【図7】同実施例で用いるルールデータベースのデータ
例を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例の機能ブロック図である。
【図9】本発明の更に他の実施例の機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 利用者 2 オーディオ配信センター 3 ナビゲーション装置 4 操作信号入力部 5 データ取込部 6 通信装置 7 ファジー選曲ルールデータベース 8 ファジー推論部 9 楽曲選択決定部 10 配信用楽曲データベース 11 演奏順記憶部 12 演奏装置 13 スピーカ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の楽曲選択希望信号と利用者の雰
    囲気に関連するデータを入力し、 利用者の雰囲気に関連するデータの変化に応じて変化す
    る楽曲の推薦値を各楽曲毎に備えた選曲ルールデータベ
    ースに基づき、前記入力した利用者の雰囲気に関連する
    データに対応した各楽曲の推薦値を演算し、 推薦値の大きな楽曲のデータを優先して利用者に出力す
    ることを特徴とする楽曲の選択方法。
  2. 【請求項2】 利用者の楽曲選択希望信号を入力し、 楽曲データの特徴抽出処理により得た各楽曲の特徴デー
    タを蓄積している楽曲特徴データベースから、前記利用
    者の楽曲選択希望に一致する楽曲についての楽曲特徴デ
    ータを読み出し、 前記読み出した楽曲特徴データを、当該楽曲の他のデー
    タと共に出力することを特徴とする楽曲の選択方法。
  3. 【請求項3】 利用者の楽曲選択希望信号と利用者の雰
    囲気に関連するデータを入力する楽曲選択希望信号入力
    部と、 利用者の雰囲気に関連するデータの変化に応じて変化す
    る楽曲の推薦値を各楽曲毎に備えた選曲ルールデータベ
    ースと、 前記選曲ルールデータベースに基づき、前記入力した利
    用者の雰囲気に関連するデータに対応した各楽曲の推薦
    値を演算する演算部と、 推薦値の大きな楽曲のデータを優先して利用者に出力す
    るデータ出力部とからなることを特徴とする楽曲の選択
    装置。
  4. 【請求項4】 前記利用者の雰囲気に関連するデータ
    は、地図上の位置、車速、時刻、季節、天気のうち少な
    くとも一つに関連するデータであることを特徴とする請
    求項3記載の楽曲の選択装置。
  5. 【請求項5】 利用者の楽曲選択希望信号を入力する楽
    曲選択希望信号入力部と、 楽曲データの特徴抽出処理により得た各楽曲の特徴デー
    タを蓄積している楽曲特徴データベースと、 前記楽曲特徴データベースから前記利用者の楽曲選択希
    望に一致する楽曲についての楽曲特徴データを読み出す
    楽曲選択部と、 前記読み出した楽曲特徴データを、当該楽曲の他のデー
    タと共に出力するデータ出力部とからなることを特徴と
    する楽曲の選択装置。
  6. 【請求項6】 前記楽曲特徴データは、楽曲のテンポ、
    リズム、ハーモニーの少なくとも一つ関する楽曲特徴デ
    ータであることを特徴とする請求項5記載の楽曲の選択
    装置。
  7. 【請求項7】 前記楽曲特徴データを視覚化する特徴量
    視覚化変換処理部を備えたことを特徴とする請求項5記
    載の楽曲の選択装置。
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