JP2003084304A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003084304A
JP2003084304A JP2001278764A JP2001278764A JP2003084304A JP 2003084304 A JP2003084304 A JP 2003084304A JP 2001278764 A JP2001278764 A JP 2001278764A JP 2001278764 A JP2001278764 A JP 2001278764A JP 2003084304 A JP2003084304 A JP 2003084304A
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diode
power supply
liquid crystal
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crystal display
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JP2001278764A
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Akiko Nakamura
亜希子 中村
Masahito Matsunami
將仁 松浪
Hiroshi Tomitani
央 富谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 COG実装工程において静電気が発生した場
合であっても、素子破壊を防止し、歩留まり及び寿命信
頼性を向上する液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 絶縁性基板上にマトリックス状に配置さ
れた薄膜トランジスタで構成されるスイッチング素子
と、表示領域の外側に設けられた第1の電源線及び第2
の電源線とを有する液晶表示装置であって、駆動用IC
の出力端子とスイッチング素子と一体形成した駆動回路
とを接続する信号配線上には、第1のダイオード及び第
2のダイオードが接続されており、第1のダイオード
が、第1の電源線と信号配線との間に配置されるととも
に、第1のダイオードに逆バイアスがかかるように連結
されており、第2のダイオードが、第2の電源線と信号
配線との間に配置されるとともに、第2のダイオードに
逆バイアスがかかるように連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AV機器やOA機
器等の平面ディスプレイとして用いることのできる液晶
表示装置(Liquid Crystal Display)に関する。特
に、ポリシリコン薄膜トランジスタを用いた周辺駆動回
路を内蔵した薄膜トランジスタアレイ及びアクティブマ
トリクス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、液晶表示装置は、ビデオカメラの
ビューファインダやポケットテレビ、さらには高精細投
写型テレビ、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッ
サ等に代表される情報表示端末等、種々の分野で応用さ
れてきており、開発、商品化が活発に行われている。特
に、スイッチング素子としてTFTを用いたアクティブ
マトリクス型液晶表示装置の開発においては、近年、半
導体材料としてポリシリコン薄膜を用いることにより、
画素のドライバ回路を同一基板上に内蔵する方向へと開
発が進んでいる。
【0003】一般に、ポリシリコン薄膜トランジスタは
アモルファスシリコン薄膜トランジスタよりもキャリア
移動度が大きく、またソース・ドレイン領域をゲート電
極と自己整合的に形成することで微細化やゲート・ドレ
イン間の寄生容量の縮小化を図ることができるため、高
速ドライバ回路を形成することが可能となる。そのた
め、画素とドライバ回路を一体形成することができ、液
晶表示装置自体の低コスト化及び高精細化を実現するこ
とができる。
【0004】さらに、より高速/高精細化を実現するた
めに、ドライバ回路全てを画素と一体形成するのではな
く、一部は画素と一体形成し、残りの一部はCOG(Ch
ip On Glass)あるいはTAB(Tape Automated Bondin
g)等で駆動用ICを実装・駆動する構成の液晶表示装
置も開発されている。
【0005】ここで、図5にポリシリコン薄膜トランジ
スタを用いた周辺駆動回路を内蔵した液晶表示装置用回
路基板の構成図を示す。図5においては、ドライバ回路
のうち、データ線駆動回路の一部とゲート線駆動回路に
ついては画素と一体形成し、残りのデータ線駆動回路は
駆動用ICをCOG実装した構成となっている。
【0006】また図5において、1はゲート線を、2は
データ線を、それぞれ示しており、表示画面部分にはマ
トリックス状に画素トランジスタ3と画素電極4、及び
図5には示していないが蓄積容量等が配置されている。
【0007】ゲート線1はゲート線駆動回路5(回路は
一部のみ図示)に接続されているが、ここではゲート線
駆動回路5の内部構成等の説明は省略する。一方、デー
タ線2はデータ線駆動回路6に接続されている。
【0008】また、データ線駆動回路6は、駆動用IC
7と画素トランジスタ3へR、G、Bの映像信号を選択
的に供給するスイッチ部(トランスファゲートトランジ
スタ8a、8b、8c)からなるマルチプレクサ回路9
で構成されている。駆動用IC7からの制御信号によ
り、トランスファゲートトランジスタ8a、8b、8c
が動作し、映像信号線10a、10b、10c、10
d、10e、10fからの映像信号がデータ線2に書き
込まれる構成になっている。
【0009】映像信号線10aと10d、10bと10
e、10cと10fには、それぞれ映像信号とその反転
信号が入力され、それぞれR、G、Bの3色に対応した
信号配線となっている。なお、ゲート線駆動回路5、マ
ルチプレクサ回路9は、画素トランジスタ3とともに薄
膜トランジスタ回路基板上に一体形成されている。
【0010】ゲート線駆動回路5及びデータ線駆動回路
6は、動作信号を入力するためのフレキシブル配線基板
が実装される外部入力端子11と接続され、ゲート線駆
動回路5及びデータ線駆動回路6は、外部入力端子11
を通して、入力信号を整形する外部駆動回路13に接続
されている。外部入力端子11からゲート線駆動回路5
及びデータ線駆動回路6を接続する配線は多数存在し、
表示領域の外周部には、正電源電圧線14a、負電源電
圧線15aが表示領域の外周部を囲むように設けられて
いる他、図中には示していないがクロック線等も多数配
置されている。
【0011】以上のような薄膜トランジスタ回路基板
に、液晶、対向電極、バックライト及び偏光板等の周辺
部材を加えて、液晶表示装置が構成されることになる。
【0012】図6は、図5における従来のデータ線駆動
回路6を示す回路図である。図5に示したように、デー
タ線駆動回路6は、駆動用IC7とマルチプレクサ回路
9で構成されている。マルチプレクサ回路9は、スイッ
チの役目をするトランスファゲートトランジスタ8a、
8b、8cで構成され、駆動用IC7の下には、外部入
力端子11からの入力を受けるための入力端子(入力バ
ンプ)12aと、駆動用IC7の出力をトランスファゲ
ートトランジスタ8a、8b、8cへ送るための出力端
子(出力バンプ)12bが設けられている。トランスフ
ァゲートトランジスタ8a、8b、8cと駆動用IC7
の出力端子(出力バンプ)12bは、直接接続された構
成となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成の液晶表示装置においては、駆動回路の一
部を薄膜トランジスタ回路基板上に作り込んだ状態でC
OG実装を行うため、COG実装工程において発生した
静電気によって、すでに作り込まれている駆動回路の一
部が破壊され、歩留まり率が極端に低下してしまうとい
う問題点があった。
【0014】すなわち、上述したような構成の液晶表示
装置においては、トランスファゲートトランジスタ8
a、8b、8cと駆動用IC7の出力端子(出力バン
プ)12bとを直接接続しているために、COG実装工
程中に外部や出力端子(出力バンプ)12bから侵入し
たり、回路基板上で発生する静電気によって、トランス
ファゲートトランジスタ8a、8b、8cのしきい値電
圧の変動による表示ムラが発生したり、トランスファゲ
ートトランジスタ8a、8b、8c及びデータ線2に接
続されている画素トランジスタ3の破壊等が生じるおそ
れがあった。
【0015】また、素子が破壊される場合、素子が完全
に破壊されていない場合であっても、素子の寿命信頼性
が著しく短くなるという問題も発生している。
【0016】さらに、静電気の発生はCOG実装工程だ
けではなく、薄膜トランジスタ回路基板の製造工程にお
いても常に同様の問題が発生している。例えば、工程中
に金属プレート間を基板が搬送される際、プレートと基
板の接触、分離を繰り返しているうちに剥離帯電が発生
したり、ドライエッチング工程等のプラズマ工程中のチ
ャージアップ等によっても帯電が発生する。
【0017】このように静電気が発生すると、外部入力
端子11からゲート線駆動回路5やデータ線駆動回路6
を接続する長い配線(バスライン)上等にチャージアッ
プされやすく、ディスチャージの際にゲート線駆動回路
5やデータ線駆動回路6を構成する薄膜トランジスタと
配線(バスライン)との間で放電し、素子破壊を起こし
たり、ゲート線1とデータ線2の交差部での絶縁破壊に
よるショート不良が多発する。
【0018】本発明は、上記問題点を解決するために、
COG実装工程において静電気が発生した場合であって
も、素子破壊を防止し、歩留まり及び寿命信頼性を向上
する液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる液晶表示装置は、絶縁性基板上にマト
リックス状に配置された薄膜トランジスタで構成される
スイッチング素子と、表示領域の外側に設けられた第1
の電源線及び第2の電源線とを有し、駆動回路の一部は
スイッチング素子と一体形成するとともに、残りの一部
は駆動用ICをCOG(Chip On Glass)方式で実装す
ることで駆動する液晶表示装置であって、駆動用ICの
出力端子と前記スイッチング素子と一体形成した駆動回
路とを接続する信号配線上には、第1のダイオード及び
第2のダイオードが接続されており、第1のダイオード
が、第1の電源線と信号配線との間に配置されるととも
に、第1のダイオードに逆バイアスがかかるように連結
されており、第2のダイオードが、第2の電源線と信号
配線との間に配置されるとともに、第2のダイオードに
逆バイアスがかかるように連結されていることを特徴と
する。
【0020】かかる構成により、発生した静電気が拡散
又は吸収されることから、トランスファゲートトランジ
スタのしきい値電圧の変動による表示ムラ、あるいはト
ランスファゲートトランジスタ及びデータ線に接続され
ている画素トランジスタの破壊等を未然に防止すること
ができ、COG実装工程及び薄膜トランジスタ回路基板
の製造工程中の静電気に起因する素子破壊が大幅に低減
できることから、液晶表示装置の歩留まり及び液晶表示
素子の寿命信頼性を大幅に向上させることが可能とな
る。
【0021】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる液晶表示装置は、絶縁性基板上にマトリックス状
に配置された薄膜トランジスタで構成されるスイッチン
グ素子を有し、駆動回路の一部はスイッチング素子と一
体形成するとともに、残りの一部は駆動用ICをCOG
方式で実装することで駆動し、駆動用ICの中に第3の
電源線及び第4の電源線を有する液晶表示装置であっ
て、駆動用ICの出力端子と駆動用ICの中の出力回路
とを接続する信号配線上には、第3のダイオード及び第
4のダイオードが接続されており、第3のダイオード
が、第3の電源線と信号配線との間に配置されるととも
に、第3のダイオードに逆バイアスがかかるように連結
されており、第4のダイオードが、第4の電源線と信号
配線との間に配置されるとともに、第4のダイオードに
逆バイアスがかかるように連結されていることを特徴と
する。
【0022】かかる構成により、発生した静電気が拡散
又は吸収されることから、トランスファゲートトランジ
スタのしきい値電圧の変動による表示ムラ、あるいはト
ランスファゲートトランジスタ及びデータ線に接続され
ている画素トランジスタの破壊等を未然に防止すること
ができ、COG実装工程及び薄膜トランジスタ回路基板
の製造工程中の静電気に起因する素子破壊が大幅に低減
できることから、液晶表示装置の歩留まり及び液晶表示
素子の寿命信頼性を大幅に向上させることが可能とな
る。
【0023】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる液晶表示装置は、絶縁性基板上にマトリックス状
に配置された薄膜トランジスタで構成されるスイッチン
グ素子を有し、駆動回路の一部はスイッチング素子と一
体形成するとともに、残りの一部は駆動用ICをCOG
方式で実装することで駆動し、表示領域の外側には第1
の電源線及び第2の電源線を有し、駆動用ICの中には
第3の電源線及び第4の電源線を有する液晶表示装置で
あって、駆動用ICの出力端子とスイッチング素子と一
体形成した駆動回路とを接続する信号配線上には、第1
のダイオード及び第2のダイオードが接続され、駆動用
ICの出力端子と駆動用ICの出力回路とを接続する出
力配線上には、第3のダイオード及び第4のダイオード
が接続されており、第1のダイオードが、第1の電源線
と信号配線との間に配置されるとともに、第1のダイオ
ードに逆バイアスがかかるように連結されており、第2
のダイオードが、第2の電源線と信号配線との間に配置
されるとともに、第2のダイオードに逆バイアスがかか
るように連結されており、第3のダイオードが、第3の
電源線と信号配線との間に配置されるとともに、第3の
ダイオードに逆バイアスがかかるように連結されてお
り、第4のダイオードが、第4の電源線と信号配線との
間に配置されるとともに、第4のダイオードに逆バイア
スがかかるように連結されていることを特徴とする。
【0024】かかる構成により、発生した静電気が拡散
又は吸収されることから、トランスファゲートトランジ
スタのしきい値電圧の変動による表示ムラ、あるいはト
ランスファゲートトランジスタ及びデータ線に接続され
ている画素トランジスタの破壊等を未然に防止すること
ができ、COG実装工程及び薄膜トランジスタ回路基板
の製造工程中の静電気に起因する素子破壊が大幅に低減
できることから、液晶表示装置の歩留まり及び液晶表示
素子の寿命信頼性を大幅に向上させることが可能とな
る。
【0025】また、本発明にかかる液晶表示装置は、第
1のダイオード、第2のダイオード、第3のダイオー
ド、及び第4のダイオードが、それぞれ2つ以上のダイ
オードが直列に連結されていることが好ましい。
【0026】また、本発明にかかる液晶表示装置は、第
1のダイオード、第2のダイオード、第3のダイオー
ド、及び第4のダイオードが、それぞれPMOSトラン
ジスタで構成されていることが好ましい。一般に、PM
OSトランジスタの方が寿命信頼性に富むからである。
【0027】また、本発明にかかる液晶表示装置は、第
1のダイオード、第2のダイオード、第3のダイオー
ド、及び第4のダイオードが、それぞれ駆動用ICの出
力端子ごとに形成されていることが好ましい。
【0028】また、本発明にかかる液晶表示装置は、第
1のダイオード、第2のダイオード、第3のダイオー
ド、及び第4のダイオードには、抵抗が直列に付加され
ていることが好ましい。
【0029】また、本発明にかかる液晶表示装置は、第
1の電源線及び第3の電源線は、信号配線及び出力配線
に印加される信号電位よりも高い電位の信号が入力され
る電源線であり、第2の電源線及び第4の電源線は、信
号配線及び出力配線に印加される信号電位よりも低い電
位の信号が入力される電源線であることが好ましい。
【0030】また、本発明にかかる液晶表示装置は、薄
膜トランジスタがポリシリコン薄膜トランジスタである
ことが好ましい。さらに、本発明にかかる液晶表示装置
は、駆動回路が、データ線駆動回路であることが好まし
い。
【0031】また、本発明にかかる液晶表示装置は、ス
イッチング素子と一体形成する回路が、スイッチング素
子へR、G、Bの映像信号を選択的に供給するスイッチ
部からなるマルチプレクサ回路であることが好ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る液晶表示装置について、図面を参照しながら説明す
る。なお、以下に示す図面において、同一符号は同一対
象物を示すものとする。また、周辺駆動回路を内蔵した
液晶表示装置の構成は、従来例と同じであることから、
特に説明は省略する。
【0033】(実施の形態1)以下に、本発明の実施の
形態1にかかる液晶表示装置について説明する。まず、
図1は本発明の実施の形態1にかかる液晶表示装置にお
けるデータ線駆動回路の駆動用ICの出力端子(出力バ
ンプ)からマルチプレクサ回路までの回路構成図であ
り、図2は当該回路構成の一部を示す平面レイアウト図
である。
【0034】まず、図1について説明する。図1におい
て、7はデータ線駆動回路の一部である駆動用ICを、
12bは駆動用IC7の出力端子(出力バンプ)を、1
4a及び15aはそれぞれ表示領域の外周部を囲むよう
に設けられた正電源電圧線及び負電源電圧線(表示領域
の外周部は示されていない)を、9は画素のスイッチン
グ素子3へR、G、Bの映像信号を選択的に供給するマ
ルチプレクサ回路9を、それぞれ示しており、駆動用I
C7の出力端子(出力バンプ)12bとマルチプレクサ
回路9を接続する信号配線上には、静電気保護回路とな
るTFTダイオード16が接続されている。
【0035】マルチプレクサ回路9は、スイッチである
トランスファゲートトランジスタ8a、8b、8cで構
成され、映像信号が入力される映像信号線10a、10
b、10cとその反転信号が入力される10d、10
e、10f、さらにR、G、Bの映像信号を受け取るR
映像信号出力線17a、G映像信号出力線17b、B映
像信号出力線17cを備えている。
【0036】一方、TFTダイオード16は、2個の2
端子動作薄膜トランジスタで構成される第1のダイオー
ド16a及び第2のダイオード16bが同じ向きに配置
された構成となっている。
【0037】すなわち、第1のダイオード16aは、正
電源電圧線14aと、駆動用IC7の出力端子(出力バ
ンプ)12bとトランスファゲートトランジスタ8a、
8b、8cとを接続する信号配線との間で、かつ第1の
ダイオード16aに逆バイアスがかかるように配置さ
れ、第2のダイオード16bは、負電源電圧線15a
と、駆動用IC7の出力端子(出力バンプ)12bとト
ランスファゲートトランジスタ8a、8b、8cとを接
続する信号配線との間で、かつ第2のダイオード16b
に逆バイアスがかかるように配置されている。
【0038】なお、COG実装工程や薄膜トランジスタ
回路基板の製造工程においては、正電源電圧線14a及
び負電源電圧線15aには電圧が印加されない。しか
し、薄膜トランジスタ回路基板の外部入力端子にプロー
ブを当てて検査する工程においては、正電源電圧線14
aには、駆動用IC7の出力端子(出力バンプ)12b
とトランスファゲートトランジスタ8a、8b、8cと
を接続する信号配線に印加される電圧(通常、3〜5V
程度)よりも高い電圧が印加され、負電源電圧線15a
には、駆動用IC7の出力端子(出力バンプ)12bと
トランスファゲートトランジスタ8a、8b、8cとを
接続する信号配線に印加される電圧よりも低い電圧が印
加されることになる。また、TFTダイオード16は、
駆動用IC7の出力端子(出力バンプ)12bごとに配
置するものである。
【0039】次に、図2について説明する。図2は、図
1における静電気保護回路となるTFTダイオード16
の平面レイアウト図である。なお、図2においては、第
1のダイオードにPMOSトランジスタ、第2のダイオ
ードにNMOSトランジスタを用いた場合のレイアウト
図を示している。
【0040】図2において、18はガラス基板を示して
おり、例えば歪み点590℃のコーニング社製#705
9ガラス基板(厚さ1.1mm)等で形成される。ガラ
ス基板18の上には、SiO2等からなる下地絶縁膜層
(図示せず)を介して、例えば膜厚50nmのポリシリ
コン薄膜からなる半導体層19が所定の形状にパターニ
ングされる。かかるポリシリコン半導体層19は、レー
ザ結晶化等により形成されるものである。
【0041】また、ポリシリコン半導体層19には、チ
ャネル領域19aを挟んでその両側にソース・ドレイン
領域19bが形成されている。ポリシリコン半導体層1
9上には、例えば膜厚100nmのSiO2からなる絶
縁膜(ゲ−ト絶縁膜)(図示せず)を介して、例えば膜
厚300nmのAlからなるゲ−ト電極20が所定の形
状にパタ−ニングされる。かかるゲ−ト電極20上に
は、例えば膜厚400nmのSiO2からなる層間絶縁
膜(図示せず)が堆積され、ゲ−ト絶縁膜及び層間絶縁
膜には、コンタクトホ−ル21がポリシリコン半導体層
19のソ−ス・ドレイン領域19bに達するように形成
されている。
【0042】層間絶縁膜上には、例えば膜厚100nm
のTi及び700nmのAlからなるソース・ドレイン
電極22が所定の形状にパタ−ニングされる。ソース・
ドレイン電極22上には、SiNx等からなるパッシベ
イション保護膜や平坦化樹脂膜(図示せず)を介して、
ITO電極23が所定の形状にパターニングされ、駆動
用IC7の出力端子(出力バンプ)12b上は、ソース
・ドレイン電極22とITO電極23の2層構造になっ
ている。
【0043】以上のような平面レイアウトで、2個の2
端子動作薄膜トランジスタで構成される第1のダイオー
ド16a、第2のダイオード16bからなるTFTダイ
オード16と、正電源電圧線14a、負電源電圧線15
aが構成されている。
【0044】以上のような構成にすることにより、駆動
用IC7の出力端子とマルチプレクサ回路9のトランス
ファゲートトランジスタ8a、8b、8cとの間に静電
気保護回路となるTFTダイオード16を挿入したこと
によって、COG実装工程や薄膜トランジスタ回路基板
の製造工程中に、駆動用IC7の出力端子とトランスフ
ァゲートトランジスタ8a、8b、8cとを接続する信
号配線上に侵入した静電気は、TFTダイオード16を
通して正電源電圧線14a、あるいは負電源電圧線15
aの方へ放電され、ここで吸収されることになる。
【0045】すなわち、正電源電圧線14a及び負電源
電圧線15aは、表示領域の外周部を囲むように設けら
れた配線であることから、静電気が薄膜トランジスタ回
路基板上の配線に侵入した場合、当該配線に侵入した静
電気を分散又は吸収し、トランスファゲートトランジス
タ8a、8b、8cのゲート/ドレイン間の電圧を緩和
することになるので、静電気による破壊等を防止するこ
とができるようになる。
【0046】また、薄膜トランジスタ回路基板の外部入
力端子にプローブを当てて検査する工程においても、例
えば正電源電圧線14aに9V、負電源電圧線15aに
−6Vの電圧を印加しておけば、駆動用IC7の出力端
子とトランスファゲートトランジスタ8a、8b、8c
を接続する信号配線上に静電気が侵入しても、その電圧
レベルによって、正電源電圧線14a側、あるいは負電
源電圧線14a側へ、静電気が吸収されることになる。
【0047】つまり、信号配線上に9Vより高い電圧が
印加された場合は、正電源電圧線14a側のダイオード
(第1のダイオード16a)が動作し、信号配線上に−
6Vより低い電圧が印加された場合は、負電源電圧線側
15aのダイオード(第2のダイオード16b)が動作
することで、静電気の流れの通路が形成されるものであ
る。
【0048】以上のように本実施の形態1によれば、発
生した静電気が拡散又は吸収されることから、トランス
ファゲートトランジスタのしきい値電圧の変動による表
示ムラ、あるいはトランスファゲートトランジスタ及び
データ線に接続されている画素トランジスタの破壊等を
未然に防止することができ、COG実装工程及び薄膜ト
ランジスタ回路基板の製造工程中の静電気に起因する素
子破壊が大幅に低減できることから、液晶表示装置の歩
留まり及び液晶表示素子の寿命信頼性を大幅に向上させ
ることが可能となる。
【0049】なお、本実施の形態1では、第1のダイオ
ード及び第2のダイオードとして、2個の2端子動作薄
膜トランジスタを直列に連結させているが、特に2個に
限定されるものではなく、所望の抵抗値を得ることがで
きるとともに、レイアウト的に制約がなければ、もっと
多く2端子動作薄膜トランジスタを直列に連結させても
良い。
【0050】また、第1のダイオード及び第2のダイオ
ードに、所望の抵抗値を有する抵抗を直列に接続して
も、同様の効果が期待できる。
【0051】さらに、TFTダイオードを構成する2端
子動作薄膜トランジスタは、NMOSトランジスタでも
PMOSトランジスタでも良く、またNMOSトランジ
スタとPMOSトランジスタが混在するものであっても
良い。一般には、PMOSトランジスタの方が寿命信頼
性に優ることから、PMOSトランジスタで構成すると
が、より望ましい。
【0052】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2にかかる液晶表示装置について説明する。まず、
図3は本発明の実施の形態2にかかる液晶表示装置にお
けるデータ線駆動回路の駆動用ICの出力端子(出力バ
ンプ)からマルチプレクサ回路までの回路構成図であ
る。
【0053】図3において、7はデータ線駆動回路の一
部である駆動用ICを、12a及び12bはそれぞれ駆
動用IC7の入力端子(入力バンプ)及び出力端子(出
力バンプ)を、14b及び15bはそれぞれ駆動用IC
7内に設けられた正電源電圧線及び負電源電圧線を、9
は画素のスイッチング素子3へR、G、Bの映像信号を
選択的に供給するマルチプレクサ回路を、それぞれ示し
ており、駆動用IC7の出力端子(出力バンプ)12b
と出力回路24(回路は一部のみ図示)とを接続する出
力配線上には、静電気保護回路となるTFTダイオード
16が配置されている。マルチプレクサ回路9の構成に
ついては、実施の形態1と同様であるので、説明は省略
する。
【0054】一方、TFTダイオード16は、2個の2
端子動作薄膜トランジスタで構成される第3のダイオー
ド16c及び第4のダイオード16dを同じ向きに配置
した構成となっている。
【0055】すなわち、第3のダイオード16cは、正
電源電圧線14bと、駆動用IC7の出力端子(出力バ
ンプ)12bと出力回路24とを接続する出力配線との
間で、かつ第3のダイオード16cに逆バイアスがかか
るように配置され、第4のダイオード16dは、負電源
電圧線15bと、駆動用IC7の出力端子(出力バン
プ)12bと出力回路24とを接続する出力配線との間
で、かつ第4のダイオード16dに逆バイアスがかかる
ように配置されている。
【0056】COG実装工程においては、正電源電圧線
14b及び負電源電圧線15bに電圧が印加されること
はない。しかし、薄膜トランジスタ回路基板の外部入力
端子にプローブを当てて検査する工程においては、正電
源電圧線14bには、駆動用IC7の出力端子(出力バ
ンプ)12bと出力回路24とを接続する出力配線に印
加される電圧(通常、3〜5V程度)よりも高い電圧が
印加され、負電源電圧線15bには、駆動用IC7の出
力端子(出力バンプ)12bと出力回路24とを接続す
る出力配線に印加される電圧よりも低い電圧が印加され
る。また、TFTダイオード16は、駆動用IC7の出
力端子(出力バンプ)12bごとに配置されている。
【0057】以上のような構成とすることによって、駆
動用IC7の出力端子(出力バンプ)と出力回路24と
を接続する出力配線上に静電気保護回路となるTFTダ
イオード16を挿入したことにより、COG実装工程中
に、駆動用IC7の出力端子とトランスファゲートトラ
ンジスタ8a、8b、8cとを接続する信号配線に侵入
した静電気は、TFTダイオード16を通して正電源電
圧線14a、あるいは負電源電圧線15aの方へ放電さ
れ、ここで吸収されることになる。
【0058】すなわち、静電気を分散又は吸収すること
で、トランスファゲートトランジスタ8a、8b、8c
のゲート/ドレイン間の電圧を緩和することができ、静
電気による破壊等を防止することができることになる。
【0059】また、薄膜トランジスタ回路基板の外部入
力端子にプローブを当てて検査する工程においても、例
えば正電源電圧線14aに9V、負電源電圧線15aに
−6Vの電圧を印加しておけば、駆動用IC7の出力端
子とトランスファゲートトランジスタ8a、8b、8c
を接続する信号配線上に静電気が侵入しても、その電圧
レベルによって、正電源電圧線14a側、あるいは負電
源電圧線15a側へ静電気が吸収されることになる。
【0060】つまり、信号配線上に9Vより高い電圧が
印加された場合は、正電源電圧線14a側のダイオード
(第3のダイオード16c)が動作し、信号配線上に−
6Vより低い電圧が印加された場合は、負電源電圧線1
5a側のダイオード(第4のダイオード16d)が動作
することで、静電気の流れの通路が形成されるものであ
る。
【0061】以上のように本実施の形態2によれば、発
生した静電気が拡散又は吸収されることから、トランス
ファゲートトランジスタのしきい値電圧の変動による表
示ムラ、あるいはトランスファゲートトランジスタ及び
データ線に接続されている画素トランジスタの破壊等を
未然に防止することができ、COG実装工程及び薄膜ト
ランジスタ回路基板の製造工程中の静電気に起因する素
子破壊が大幅に低減できることから、液晶表示装置の歩
留まり及び液晶表示素子の寿命信頼性を大幅に向上させ
ることが可能となる。
【0062】なお、本実施の形態2では、第3のダイオ
ード及び第4のダイオードとして、2個の2端子動作薄
膜トランジスタを直列に連結させているが、特に2個に
限定されるものではなく、所望の抵抗値を得ることがで
きるとともに、レイアウト的に制約がなければ、もっと
多く2端子動作薄膜トランジスタを直列に連結させても
良い。
【0063】また、第3のダイオード及び第4のダイオ
ードに、所望の抵抗値を有する抵抗を直列に接続して
も、同様の効果が期待できる。
【0064】さらに、TFTダイオードを構成する2端
子動作薄膜トランジスタは、実施の形態1と同様に、N
MOSトランジスタでもPMOSトランジスタでも良
く、またNMOSトランジスタとPMOSトランジスタ
が混在するものであっても良い。一般には、PMOSト
ランジスタの方が寿命信頼性に優ることから、PMOS
トランジスタで構成するとが、より望ましい。
【0065】(実施の形態3)以下に、本発明の実施の
形態3にかかる液晶表示装置について説明する。まず、
図4は本発明の実施の形態3にかかる液晶表示装置にお
けるデータ線駆動回路の駆動用ICの入力端子(入力バ
ンプ)からマルチプレクサ回路までの回路構成図であ
る。
【0066】図4において、7はデータ線駆動回路の一
部である駆動用ICを、12a及び12bはそれぞれ駆
動用IC7の入力端子(入力バンプ)及び出力端子(出
力バンプ)を、14a及び15aはそれぞれ表示領域の
外周部を囲むように設けられた正電源電圧線及び負電源
電圧線を、14b及び15bはそれぞれ駆動用IC7内
に設けられた正電源電圧線及び負電源電圧線を、9は画
素のスイッチング素子3へR、G、Bの映像信号を選択
的に供給するマルチプレクサ回路を、24は駆動用IC
7の中の出力回路を、それぞれ示しており、駆動用IC
7の出力端子(出力バンプ)12bとマルチプレクサ回
路9とを接続する信号配線上及び駆動用IC7の出力端
子(出力バンプ)12bと出力回路24とを接続する出
力配線上には、それぞれ静電気保護回路となるTFTダ
イオード16が配置されている。マルチプレクサ回路9
の構成については、実施の形態1と同様であるので、説
明は省略する。
【0067】一方、TFTダイオード16は、2個の2
端子動作薄膜トランジスタで構成される第1のダイオー
ド16a及び第2のダイオード16bと、第3のダイオ
ード16c及び第4のダイオード16dを同じ向きに配
置した構成となっている。
【0068】すなわち、第1のダイオード16aは、正
電源電圧線14aと、駆動用IC7の出力端子(出力バ
ンプ)12bとトランスファゲートトランジスタ8a、
8b、8cとを接続する信号配線との間で、かつ第1の
ダイオード16aに逆バイアスがかかるように配置さ
れ、第2のダイオード16bは、負電源電圧線15a
と、駆動用IC7の出力端子(出力バンプ)12bとト
ランスファゲートトランジスタ8a、8b、8cとを接
続する信号配線との間で、第2のダイオード16bに逆
バイアスがかかるように配置されている。
【0069】また、第3のダイオード16cは、正電源
電圧線14bと、駆動用IC7の出力端子(出力バン
プ)12bと出力回路24とを接続する出力配線との間
で、第3のダイオード16cに逆バイアスがかかるよう
に配置され、第4のダイオード16dは、負電源電圧線
15bと、駆動用IC7の出力端子(出力バンプ)12
bと出力回路24とを接続する出力配線との間で、第4
のダイオード16dに逆バイアスがかかるように配置さ
れている。
【0070】なお、COG実装工程や薄膜トランジスタ
回路基板の製造工程においては、正電源電圧線14a、
14b及び負電源電圧線15a、15bには電圧が印加
されない。しかし、薄膜トランジスタ回路基板の外部入
力端子にプローブを当てて検査する工程においては、正
電源電圧線14a、14bには、駆動用IC7の出力端
子(出力バンプ)12bとトランスファゲートトランジ
スタ8a、8b、8c(または出力回路24)とを接続
する信号配線に印加される電圧(通常、3〜5V程度)
よりも高い電圧が印加され、負電源電圧線15a、15
bには、駆動用IC7の出力端子(出力バンプ)12b
とトランスファゲートトランジスタ8a、8b、8c
(または出力回路24)とを接続する信号配線に印加さ
れる電圧よりも低い電圧が印加される。
【0071】また、TFTダイオード16は、駆動用I
C7の出力端子(出力バンプ)12bごとに配置されて
いる。
【0072】以上のような構成とすることによって、駆
動用IC7の出力端子(出力バンプ)と出力回路24と
を接続する出力配線上に静電気保護回路となるTFTダ
イオード16を挿入したことにより、COG実装工程中
に、駆動用IC7の出力端子とトランスファゲートトラ
ンジスタ8a、8b、8cとを接続する信号配線に侵入
した静電気は、TFTダイオード16を通して正電源電
圧線14a、14bあるいは負電源電圧線15a、15
bの方へ放電され、ここで吸収されることになる。
【0073】すなわち、静電気を分散又は吸収すること
で、トランスファゲートトランジスタ8a、8b、8c
のゲート/ドレイン間の電圧を緩和することができ、静
電気による破壊等を防止することができることになる。
【0074】また、薄膜トランジスタ回路基板の外部入
力端子にプローブを当てて検査する工程においても、例
えば正電源電圧線14a、14bに9V、負電源電圧線
15a、15bに−6Vの電圧を印加しておけば、駆動
用IC7の出力端子とトランスファゲートトランジスタ
8a、8b、8cを接続する信号配線上に静電気が侵入
しても、その電圧レベルによって、正電源電圧線14
a、14b側、あるいは負電源電圧線15a、15b側
へ静電気が吸収されることになる。
【0075】つまり、信号配線上に9Vより高い電圧が
印加された場合は、正電源電圧線14a、14b側のダ
イオード(第1のダイオード16a又は第3のダイオー
ド16c)が動作し、信号配線上に−6Vより低い電圧
が印加された場合は、負電源電圧線15a、15b側の
ダイオード(第2のダイオード16b又は第4のダイオ
ード16d)が動作することで、静電気の流れの通路が
形成されるものである。
【0076】以上のように本実施の形態3によれば、発
生した静電気が拡散又は吸収されることから、トランス
ファゲートトランジスタのしきい値電圧の変動による表
示ムラ、あるいはトランスファゲートトランジスタ及び
データ線に接続されている画素トランジスタの破壊等を
未然に防止することができ、COG実装工程及び薄膜ト
ランジスタ回路基板の製造工程中の静電気に起因する素
子破壊が大幅に低減できることから、液晶表示装置の歩
留まり及び液晶表示素子の寿命信頼性を大幅に向上させ
ることが可能となる。
【0077】なお、本実施の形態3では、第1から第4
のダイオードとして、2個の2端子動作薄膜トランジス
タを直列に連結させているが、特に2個に限定されるも
のではなく、所望の抵抗値を得ることができるととも
に、レイアウト的に制約がなければ、もっと多く2端子
動作薄膜トランジスタを直列に連結させても良い。
【0078】また、第1から第4のダイオードに、所望
の抵抗値を有する抵抗を直列に接続しても、同様の効果
が期待できる。
【0079】さらに、TFTダイオードを構成する2端
子動作薄膜トランジスタは、実施の形態1と同様に、N
MOSトランジスタでもPMOSトランジスタでも良
く、またNMOSトランジスタとPMOSトランジスタ
が混在するものであっても良い。一般には、PMOSト
ランジスタの方が寿命信頼性に優ることから、PMOS
トランジスタで構成することが、より望ましい。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明にかかる液晶表示装
置によれば、駆動用ICの出力端子とマルチプレクサ回
路の間や駆動用ICの出力回路内にTFTダイオードか
らなる静電気保護回路を挿入したことにより、発生した
静電気が拡散又は吸収されることから、トランスファゲ
ートトランジスタのしきい値電圧の変動による表示ム
ラ、あるいはトランスファゲートトランジスタ及びデー
タ線に接続されている画素トランジスタの破壊等を未然
に防止することができ、COG実装工程及び薄膜トラン
ジスタ回路基板の製造工程中の静電気に起因する素子破
壊が大幅に低減できることから、液晶表示装置の歩留ま
り及び液晶表示素子の寿命信頼性を大幅に向上させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる液晶表示装置
におけるデータ線駆動回路の駆動用ICの出力端子(出
力バンプ)からマルチプレクサ回路までの回路構成図
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる液晶表示装置
におけるTFTダイオードの平面レイアウト図
【図3】 本発明の実施の形態2にかかる液晶表示装置
におけるデータ線駆動回路の駆動用ICの入力端子(入
力バンプ)からマルチプレクサ回路までの回路構成図
【図4】 本発明の実施の形態3にかかる液晶表示装置
におけるデータ線駆動回路の駆動用ICの入力端子(入
力バンプ)からマルチプレクサ回路までの回路構成図
【図5】 周辺駆動回路を内蔵した液晶表示装置用の薄
膜トランジスタ回路基板の一例を示す構成図
【図6】 従来のデータ線駆動回路を示す回路構成図
【符号の説明】
3 画素トランジスタ 5 ゲート線駆動回路 6 データ線駆動回路 7 駆動用IC 8a、8b、8c トランスファゲートトランジスタ 9 マルチプレクサ回路 10a、10b、10c、10d、10e、10f 映
像信号線 14a 正電源電圧線(回路基板上) 14b 正電源電圧線(駆動用IC内) 15a 負電源電圧線(回路基板上) 15b 負電源電圧線(駆動用IC内) 16 TFTダイオード 16a 第1のダイオード 16b 第2のダイオード 16c 第3のダイオード 16d 第4のダイオード 24 出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 621 G09G 3/20 621M 680 680G 3/36 3/36 (72)発明者 富谷 央 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H092 JA24 JB22 JB31 JB46 JB77 JB79 KA04 NA14 NA29 5C006 AA01 AA22 BB16 BC03 BC11 BC20 BC22 BC23 BF36 FA31 FA33 5C080 AA10 BB05 DD12 DD18 DD19 DD29 FF11 JJ02 5C094 AA37 AA42 BA03 BA04 BA43 CA19 DA09 DB01 DB02 DB04 EA04 EA07 5G435 AA14 AA17 BB12 EE33 EE37 EE41 GG21

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上にマトリックス状に配置さ
    れた薄膜トランジスタで構成されるスイッチング素子
    と、表示領域の外側に設けられた第1の電源線及び第2
    の電源線とを有し、駆動回路の一部は前記スイッチング
    素子と一体形成するとともに、残りの一部は駆動用IC
    をCOG(Chip On Glass)方式で実装することで駆動
    する液晶表示装置であって、 前記駆動用ICの出力端子と前記スイッチング素子と一
    体形成した駆動回路とを接続する信号配線上には、第1
    のダイオード及び第2のダイオードが接続されており、 前記第1のダイオードが、前記第1の電源線と前記信号
    配線との間に配置されるとともに、前記第1のダイオー
    ドに逆バイアスがかかるように連結されており、 前記第2のダイオードが、前記第2の電源線と前記信号
    配線との間に配置されるとともに、前記第2のダイオー
    ドに逆バイアスがかかるように連結されていることを特
    徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板上にマトリックス状に配置さ
    れた薄膜トランジスタで構成されるスイッチング素子を
    有し、駆動回路の一部は前記スイッチング素子と一体形
    成するとともに、残りの一部は駆動用ICをCOG方式
    で実装することで駆動し、前記駆動用ICの中に第3の
    電源線及び第4の電源線を有する液晶表示装置であっ
    て、 前記駆動用ICの出力端子と前記駆動用ICの中の出力
    回路とを接続する信号配線上には、第3のダイオード及
    び第4のダイオードが接続されており、 前記第3のダイオードが、前記第3の電源線と前記信号
    配線との間に配置されるとともに、前記第3のダイオー
    ドに逆バイアスがかかるように連結されており、 前記第4のダイオードが、前記第4の電源線と前記信号
    配線との間に配置されるとともに、前記第4のダイオー
    ドに逆バイアスがかかるように連結されていることを特
    徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 絶縁性基板上にマトリックス状に配置さ
    れた薄膜トランジスタで構成されるスイッチング素子を
    有し、駆動回路の一部は前記スイッチング素子と一体形
    成するとともに、残りの一部は駆動用ICをCOG方式
    で実装することで駆動し、表示領域の外側には第1の電
    源線及び第2の電源線を有し、前記駆動用ICの中には
    第3の電源線及び第4の電源線を有する液晶表示装置で
    あって、 前記駆動用ICの出力端子と前記スイッチング素子と一
    体形成した駆動回路とを接続する信号配線上には、第1
    のダイオード及び第2のダイオードが接続され、 前記駆動用ICの出力端子と前記駆動用ICの出力回路
    とを接続する出力配線上には、第3のダイオード及び第
    4のダイオードが接続されており、 前記第1のダイオードが、前記第1の電源線と前記信号
    配線との間に配置されるとともに、前記第1のダイオー
    ドに逆バイアスがかかるように連結されており、 前記第2のダイオードが、前記第2の電源線と前記信号
    配線との間に配置されるとともに、前記第2のダイオー
    ドに逆バイアスがかかるように連結されており、 前記第3のダイオードが、前記第3の電源線と前記信号
    配線との間に配置されるとともに、前記第3のダイオー
    ドに逆バイアスがかかるように連結されており、 前記第4のダイオードが、前記第4の電源線と前記信号
    配線との間に配置されるとともに、前記第4のダイオー
    ドに逆バイアスがかかるように連結されていることを特
    徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のダイオード及び前記第2のダ
    イオードには、それぞれ2つ以上のダイオードが直列に
    連結されている請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第3のダイオード及び前記第4のダ
    イオードには、それぞれ2つ以上のダイオードが直列に
    連結されている請求項2記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のダイオード、前記第2のダイ
    オード、前記第3のダイオード及び前記第4のダイオー
    ドには、それぞれ2つ以上のダイオードが直列に連結さ
    れている請求項3記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のダイオード及び前記第2のダ
    イオードは、それぞれPMOSトランジスタで構成され
    ている請求項1又は4記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記第3のダイオード及び前記第4のダ
    イオードは、それぞれPMOSトランジスタで構成され
    ている請求項2又は5記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のダイオード、前記第2のダイ
    オード、前記第3のダイオード及び前記第4のダイオー
    ドは、それぞれPMOSトランジスタで構成されている
    請求項3又は6記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のダイオード及び前記第2の
    ダイオードは、それぞれ駆動用ICの出力端子ごとに形
    成されている請求項1、4、7のいずれか一項に記載の
    液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記第3のダイオード及び前記第4の
    ダイオードは、それぞれ駆動用ICの出力端子ごとに形
    成されている請求項2、5、8のいずれか一項に記載の
    液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のダイオード、前記第2のダ
    イオード、前記第3のダイオード、前記第4のダイオー
    ドは、それぞれ駆動用ICの出力端子ごとに形成されて
    いる請求項3、6、9のいずれか一項に記載の液晶表示
    装置。
  13. 【請求項13】 前記第1のダイオード及び前記第2の
    ダイオードには、抵抗が直列に付加されている請求項
    1、4、7、10のいずれか一項に記載の液晶表示装
    置。
  14. 【請求項14】 前記第3のダイオード及び前記第4の
    ダイオードには、抵抗が直列に付加されている請求項
    2、5、8、11のいずれか一項に記載の液晶表示装
    置。
  15. 【請求項15】 前記第1のダイオード、前記第2のダ
    イオード、前記第3のダイオード及び前記第4のダイオ
    ードには、抵抗が直列に付加されている請求項3、6、
    9、12のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の電源線は、信号配線及び出
    力配線に印加される信号電位よりも高い電位の信号が入
    力される電源線であり、前記第2の電源線は、信号配線
    及び出力配線に印加される信号電位よりも低い電位の信
    号が入力される電源線である請求項1、4、7、11、
    14のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  17. 【請求項17】 前記第3の電源線は、信号配線及び出
    力配線に印加される信号電位よりも高い電位の信号が入
    力される電源線であり、前記第4の電源線は、信号配線
    及び出力配線に印加される信号電位よりも低い電位の信
    号が入力される電源線である請求項2、5、8、11、
    14のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の電源線及び前記第3の電源
    線は、信号配線及び出力配線に印加される信号電位より
    も高い電位の信号が入力される電源線であり、前記第2
    の電源線及び前記第4の電源線は、信号配線及び出力配
    線に印加される信号電位よりも低い電位の信号が入力さ
    れる電源線である請求項3、6、9、12、15のいず
    れか一項に記載の液晶表示装置。
  19. 【請求項19】 前記薄膜トランジスタがポリシリコン
    薄膜トランジスタである請求項1から18のいずれか一
    項に記載の液晶表示装置。
  20. 【請求項20】 前記駆動回路がデータ線駆動回路であ
    る請求項1から19のいずれか一項に記載の液晶表示装
    置。
  21. 【請求項21】 前記スイッチング素子と一体形成する
    回路が、前記スイッチング素子へR、G、Bの映像信号
    を選択的に供給するスイッチ部からなるマルチプレクサ
    回路である請求項1から20のいずれか一項に記載の液
    晶表示装置。
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