JP2003084248A - コンタクトレンズ用酵素剤 - Google Patents

コンタクトレンズ用酵素剤

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JP2003084248A JP2001280416A JP2001280416A JP2003084248A JP 2003084248 A JP2003084248 A JP 2003084248A JP 2001280416 A JP2001280416 A JP 2001280416A JP 2001280416 A JP2001280416 A JP 2001280416A JP 2003084248 A JP2003084248 A JP 2003084248A
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正樹 今安
Takashi Yamamoto
貴志 山本
Taizo Kadoide
泰造 角出
Yusuke Nagai
祐介 永井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトレンズの汚れ、とくに固着したタ
ンパク質を効率的に除去することができるコンタクトレ
ンズ用酵素剤およびそれを用いた処理方法を提供するこ
と。 【解決手段】 特定の微生物由来のタンパク質分解酵
素、およびホウ酸化合物を含有し、ホウ酸塩の濃度が1
0〜30重量%であるコンタクトレンズ用酵素剤、およ
びコンタクトレンズ用処理液に、前記コンタクトレンズ
用酵素剤を添加し、コンタクトレンズを接触させること
を特徴とするコンタクトレンズの処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンタクトレンズ
用酵素剤に関する。さらに詳しくは、コンタクトレンズ
用洗浄保存液や殺菌液、洗浄保存殺菌液などの処理液に
添加して、コンタクトレンズを接触させ、コンタクトレ
ンズの汚れを除去するための液体酵素剤に関する。
【0002】
【従来の技術】コンタクトレンズの汚れの中には、涙液
中の脂質やタンパク質などがあり、このなかでもタンパ
ク質は、コンタクトレンズに固着し除去することが困難
である。従来、これらのコンタクトレンズの洗浄として
は、界面活性剤を使用したこすり洗い洗浄が試みられて
きたが、固着してしまったタンパク質を充分除去できる
ものではなかった。さらに、このタンパク質の汚れを除
去するため、種々の酵素剤が開発されている。
【0003】たとえば特開2000−17299公報に
は、タンパク質分解酵素、ホウ酸化合物および界面活性
剤を含有する酵素剤が開示されている。それらの濃度は
化学修飾されたタンパク質分解酵素が0.1〜10重量
%、ホウ酸化合物が0.5〜10重量%、好ましくは
1.0〜5重量%、界面活性剤が0.01〜10重量%
であり、ホウ酸化合物と界面活性剤を併用することによ
りタンパク質分解酵素の安定性を向上させたものであ
る。また特開2001−83471公報には、酵素と、
50〜70%v/vの炭素数2〜3のポリオールと4〜
8%w/vのホウ酸化合物を含有する酵素剤が開示され
ている。
【0004】しかしながら、前記酵素剤ではホウ酸化合
物を洗浄助剤としてとらえる概念がなく、ホウ酸化合物
の濃度が低いため、コンタクトレンズに付着したごく軽
度のタンパク質汚れは除去されるが、コンタクトレンズ
に頑強に固着したタンパク質汚れを充分に除去すること
ができないものであった。
【0005】したがって、頑強に固着したタンパク質の
汚れを効果的に除去することができる酵素剤の提案が待
ち望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、コンタクトレンズに固
着したタンパク質の汚れを効果的に除去することができ
るうえ、酵素の安定性を向上させた液体酵素剤を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、特定の微生物
由来のタンパク質分解酵素、およびホウ酸化合物を含有
し、ホウ酸化合物の濃度が10〜30重量%であるコン
タクトレンズ用酵素剤に関する。
【0008】さらに本発明は、コンタクトレンズ用処理
液に、前記コンタクトレンズ用酵素剤を添加し、コンタ
クトレンズを接触させることを特徴とするコンタクトレ
ンズの処理方法に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の液体酵素剤は、バチルス
・レンタス(Bacillus lentus)由来のタンパク質分解
酵素およびホウ酸化合物を含有し、ホウ酸化合物の濃度
は10〜30重量%である。
【0010】前記タンパク質分解酵素としては、バチル
ス・レンタス由来のものであればどのようなものでもよ
い。具体的には、市販品である商品名エスペラーゼCL
C(ノボノルディスク(Novo Nordisk)社
製)が、酵素活性の点からより好ましい。
【0011】また前記ホウ酸化合物は、本液体酵素剤に
おいて、緩衝剤かつ洗浄助剤として作用するものであ
り、ホウ酸、メタホウ酸、四ホウ酸、ホウ砂、メタホウ
酸塩、四ホウ酸塩など公知のものを使用することができ
る。これらのなかでも、酵素をより安定化し、さらに洗
浄力も向上させる点からホウ砂が好ましい。
【0012】コンタクトレンズ用酵素剤中の微生物由来
タンパク質分解酵素の濃度は、コンタクトレンズに固着
したタンパク質を充分に除去するには0.001重量%
以上、好ましくは0.01重量%以上であることが望ま
しい。また、安全性の点から、コンタクトレンズ用酵素
剤中の微生物由来タンパク質分解酵素の濃度は5重量%
以下が好ましい。
【0013】コンタクトレンズ用酵素剤中のホウ酸化合
物の濃度は、洗浄力をさらに向上させ、コンタクトレン
ズに固着したタンパク質を充分に除去するには10重量
%以上であることが必要であり、11.5重量%以上で
あることが好ましい。また、ホウ酸化合物を液体酵素剤
中に溶解させるためには、コンタクトレンズ用酵素剤中
のホウ酸化合物の濃度は30重量%以下である必要があ
り、25重量%以下であることが好ましい。
【0014】コンタクトレンズ用酵素剤にはさらに、界
面活性剤を含有させることができる。
【0015】前記界面活性剤としては、公知のものが使
用できるが、洗浄力をより向上させ、また、より酵素を
安定化させる点から非イオン界面活性剤が好ましく、な
かでもポリオキシエチレン含有化合物が好ましい。
【0016】前記ポリオキシエチレン含有化合物として
は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテルおよびポリオキシエチレンアルキルフ
ェノールエーテルなどがあげられる。具体的には、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレ
ンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソル
ビタンジオレエート、ポリオキシエチレンソルビタント
リオレエートなど、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
としては、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオ
キシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンジ
オレエートなど、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
としては、ポリオキシエチレンオレインエーテル、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
ステアリルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルエー
テル、ポリオキシエチレンパルミチルエーテルなど、ポ
リオキシエチレンアルキルフェノールエーテルとして
は、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル、ポ
リオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポリオ
キシエチレンジノニルフェノールエーテルなどがあげら
れる。ポリオキシエチレン化合物のなかでも、洗浄力を
より向上させ、また、より酵素を安定化させる点からポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好まし
く、そのなかでもポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレートが好ましい。
【0017】コンタクトレンズ用酵素剤中の界面活性剤
の濃度は、0.1〜20重量%、好ましくは1〜20重
量%であることが望ましい。0.1重量%より少ないと
洗浄剤としての効果が期待できず、20重量%より多い
と処理を行なうコンタクトレンズを変形させてしまう可
能性が考えられる。
【0018】さらに、コンタクトレンズ用酵素剤には、
酵素活性を安定化するためグリセリンを含有させること
ができる。
【0019】コンタクトレンズ用酵素剤中のグリセリン
の濃度は、40〜70重量%が好ましい。40重量%よ
り少ないと酵素活性を安定化する効果が期待できず、7
0重量%より多いと酵素を溶解させることが困難となる
傾向がある。
【0020】コンタクトレンズ用酵素剤のpHは、酵素
の安定性の点から5〜7、好ましくは5.1〜6.5で
あることが望ましい。
【0021】本発明の処理方法は、コンタクトレンズ用
処理液に前記コンタクトレンズ用酵素剤を添加したコン
タクトレンズ用酵素処理液を用い、該コンタクトレンズ
用酵素処理液にコンタクトレンズを接触させることによ
り、コンタクトレンズの汚れ、とくに固着したタンパク
質を除去するものである。
【0022】前記コンタクトレンズ用処理液としては、
コンタクトレンズ用の洗浄保存液や洗浄保存殺菌液など
保存液、殺菌保存液であり、本発明のコンタクトレンズ
用酵素剤の酵素活性を阻害するものでなければ、どのよ
うなものでもよい。具体的には、市販のO2ケア(メニ
コン社製)や特開2000−47156公報記載のSi
mplicity(ボストン社製)などがあげられる。
【0023】コンタクトレンズ用酵素剤の添加量は、コ
ンタクトレンズ用処理液1mLに対して5〜100μ
L、好ましくは10〜60μLであることが望ましい。
5μLより少ないとタンパク質汚れを充分に除去するこ
とが困難であり、100μLより多いと過剰量の酵素が
コンタクトレンズに付着してしまい、新たなタンパク質
汚れとなる傾向がある。
【0024】コンタクトレンズ用酵素処理液にコンタク
トレンズを接触させる方法にはとくに限定はないが、た
とえば処理容器に入れたコンタクトレンズ用処理液中に
コンタクトレンズ用酵素剤を滴下し、撹拌したのちコン
タクトレンズを浸漬させる方法や、コンタクトレンズに
該コンタクトレンズ用酵素処理液を塗布したり噴霧する
方法などが採用され得る。
【0025】コンタクトレンズ用酵素処理液にコンタク
トレンズを有効時間接触させることによりコンタクトレ
ンズの汚れ、とくにレンズに固着したタンパク質汚れが
除去されるが、コンタクトレンズを接触させる時間は、
通常30分間〜12時間、好ましくは1時間〜8時間で
あることが望ましい。
【0026】またコンタクトレンズ用処理液の液温には
とくに限定がなく、除去操作を行なう室温程度でよい。
【0027】本発明のコンタクトレンズ用酵素剤を用い
ることにより、コンタクトレンズの汚れ、とくに固着し
たタンパク質を充分に除去することができる。
【0028】
【実施例】つぎに、本発明のコンタクトレンズ用酵素剤
およびそれを用いたコンタクトレンズの処理方法を実施
例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる
実施例のみに限定されるものではない。
【0029】実施例1〜5および比較例1〜9 表1に示す組成で、溶媒に水を用いコンタクトレンズ用
酵素剤を調製した。
【0030】
【表1】
【0031】実施例6 つぎに、コンタクトレンズ用処理液[ポリヘキサメチレ
ンビグアニド(PHMB)5ppm、プロピレングリコ
ール 1.5w/v%、ポロクサマー407(BSAF
ジャパン社製)0.5w/v%、Bis−tris(ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)イミノトリス(ヒドロキシ
メチル)メタン)0.5w/v%、EDTA・2Na
0.5w/v%、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
0.3w/v%、溶媒:水]2mLに実施例1のコン
タクトレンズ用酵素剤32.5μLを添加し、本発明の
コンタクトレンズ用酵素剤を含有したコンタクトレンズ
用酵素処理液とした。
【0032】試験例1(固着タンパク質除去率評価試
験) まず、リゾチーム0.2mg/mLを生理食塩水にて溶
解させ、人工汚染水溶液を調製した。
【0033】得られた人工汚染水溶液中に酸素透過性ハ
ードコンタクトレンズ(登録商標:メニコンZ、(株)
メニコン製)を浸漬し、80℃に加熱してリゾチームを
変性させ、レンズ表面に人工的なタンパク質汚れを固着
させた。この操作を2回繰り返して人工タンパク質固着
レンズを作製した。得られた人工タンパク質固着レンズ
の濁度を濁度計(NDH−300A、日本電色工業株式
会社製)を用いて測定し、このときの濁度をAとした。
濁度測定を実施したレンズを実施例2〜4または比較例
1〜9におけるコンタクトレンズ用酵素剤を用いて実施
例6に記載した方法で作製した各コンタクトレンズ用酵
素処理液中に4時間浸漬し、レンズを超純水ですすいだ
のちに乾燥させて再び濁度を測定し、このときの濁度を
Bとした。固着タンパク質除去率を下記の式にて算出し
た。結果を表2に示す。
【0034】固着タンパク質除去率(%)={(A−
B)/A}×100
【0035】試験例2(アルブミン分解量評価試験) 0.6mg/mLのウシ血清アルブミン水溶液を500
μL試験管に分注し、100℃で加熱してウシ血清アル
ブミンを乾固させた。この操作により、試験管に300
μgの熱変性したウシ血清アルブミンが固着する。ウシ
血清アルブミンが固着した試験管に、実施例1または2
におけるコンタクトレンズ用酵素剤を用いて実施例6に
記載した方法で作製した各コンタクトレンズ用酵素処理
液を加えて90分間静置した。90分静置後、コンタク
トレンズ用酵素処理液を取り除いて試験管を2mLの超
純水で試験管を3回洗浄した。試験管を乾燥させたの
ち、500μLの0.1mol/L水酸化ナトリウム水
溶液を加え、超音波で3分間処理した。底面の残存アル
ブミンが剥がれたら、50℃に設定した恒温槽で加温
し、すべてを可溶化させた。BCA Protein
Assay Reagent Kit(PIERCE社
製)および分光光度計(UV−2400PC、(株)島
津製作所製)を用いて可溶化されたウシ血清アルブミン
を定量し、このときの定量値をCとした。酵素処理液に
よるウシ血清アルブミンの分解量を下記の式から算出し
た。結果を表2に示す。
【0036】アルブミン分解量(μg)=300−C
【0037】
【表2】
【0038】試験例3(酵素の残存活性評価試験) 無菌的に調製したコンタクトレンズ用酵素剤(実施例1
または2)を45℃の条件下に移し、ここから0、7、
14、28日後に50μLを無菌的に採取し、10mm
ol/L Tris−HCl(pH8.0)3mLに加
えてよく撹拌し、酵素希釈液とした。2mLの酵素希釈
液をねじ口瓶に分注し、37℃に保った恒温水槽中で静
置した。37℃に加温した2%カゼイン溶液2mLを酵
素希釈液に加え、カゼイン分解反応を開始した。0分後
と10分後に反応溶液から1mL取り出し、0.4mo
l/L トリクロロ酢酸1mLと混合し、反応を停止し
た。30分以上室温で静置し、遠心により沈澱を除いた
のち、280nmの吸光度を分光光度計(UV−240
0PC、(株)島津製作所製)により測定した。0分後
の吸光度から10分後の吸光度を引いた値をその酵素液
の活性とし、0日目の活性と比較することにより残存活
性を求めた。その結果、実施例1および2では作製後2
8日目のコンタクトレンズ用酵素剤中の酵素の残存活性
は、それぞれ105.6%および104.7%であっ
た。
【0039】表2に示された固着タンパク質除去率の結
果から、別の酵素を用いた、比較例4〜9が5.1〜1
6.4(%)であるのに対し、実施例2および4は、3
2.3、43.1(%)と高く、本発明の酵素を用いた
酵素剤が、ほかの酵素を用いた酵素剤と比較してレンズ
に固着したタンパク質を効果的に除去できることがわか
る。さらに固着タンパク質除去率は実施例2および3で
は32.1(%)以上であるのに対し、ホウ砂の濃度が
0重量%である比較例1では2.4(%)と非常に低
く、ホウ砂の濃度が8重量%である比較例3でも21.
5(%)であり、ホウ砂の濃度が10重量%以上である
本発明のコンタクトレンズ用酵素剤の方が、レンズに固
着したタンパク質を効果的に除去できることがわかる。
【0040】表2に示されたアルブミン分解量の結果か
ら、界面活性剤を加えない実施例1が84.2μgであ
るのに対し、加えた実施例2が98.6μgであること
から、洗浄剤として界面活性剤を加えることにより、よ
り効果的に除去できることがわかる。
【0041】また、実施例1および2のように本発明の
コンタクトレンズ用酵素剤は、調製28日後でも残存活
性が100%以上であり、本発明のコンタクトレンズ用
酵素剤は安定性に問題のないことがわかる。
【0042】
【発明の効果】本発明のコンタクトレンズ用酵素剤を用
い、これをコンタクトレンズ用処理液に添加し、コンタ
クトレンズを浸漬させることにより、コンタクトレンズ
に固着したタンパク質を効果的に除去することができ
る。さらに、本発明のコンタクトレンズ用酵素剤は安定
性にも優れており、有効に利用することができ、安全性
にもすぐれている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角出 泰造 愛知県春日井市高森台五丁目1番地10 株 式会社メニコン総合研究所内 (72)発明者 永井 祐介 愛知県春日井市高森台五丁目1番地10 株 式会社メニコン総合研究所内 Fターム(参考) 2H006 DA08 DA09 4C058 AA09 BB07 JJ06 JJ26 4H011 AA02 BA01 BB18 BC19 DA13 DC05 DD07 DH11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バチルス・レンタス(Bacillus lentu
    s)由来のタンパク質分解酵素、およびホウ酸化合物を
    含有し、ホウ酸化合物の濃度が10〜30重量%である
    コンタクトレンズ用酵素剤。
  2. 【請求項2】 ホウ酸化合物の濃度が11.5〜25重
    量%である請求項1記載のコンタクトレンズ用酵素剤。
  3. 【請求項3】 pHが5〜7である請求項1記載のコン
    タクトレンズ用酵素剤。
  4. 【請求項4】 バチルス・レンタス由来のタンパク質分
    解酵素の濃度が0.001〜5重量%である請求項1記
    載のコンタクトレンズ用酵素剤。
  5. 【請求項5】 バチルス・レンタス由来のタンパク質分
    解酵素の濃度が0.01〜5重量%である請求項1記載
    のコンタクトレンズ用酵素剤。
  6. 【請求項6】 ホウ酸化合物がホウ砂である請求項1記
    載のコンタクトレンズ用酵素剤。
  7. 【請求項7】 非イオン性界面活性剤を0.1〜20重
    量%含有する請求項1記載のコンタクトレンズ用酵素
    剤。
  8. 【請求項8】 グリセリンを40〜70重量%含有する
    請求項1記載のコンタクトレンズ用酵素剤。
  9. 【請求項9】 コンタクトレンズ用処理液に請求項1記
    載のコンタクトレンズ用酵素剤を添加し、コンタクトレ
    ンズを接触させることを特徴とするコンタクトレンズの
    処理方法。
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