JP2003083831A - 真空遮断器 - Google Patents

真空遮断器

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JP2003083831A
JP2003083831A JP2001278195A JP2001278195A JP2003083831A JP 2003083831 A JP2003083831 A JP 2003083831A JP 2001278195 A JP2001278195 A JP 2001278195A JP 2001278195 A JP2001278195 A JP 2001278195A JP 2003083831 A JP2003083831 A JP 2003083831A
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JP
Japan
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insulating frame
conductor
circuit breaker
leakage current
phases
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JP2001278195A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kimijima
芳幸 君島
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】三相一体成形の絶縁フレームを有する真空遮断
器において、絶縁材料の劣化により充電部相間に流れる
漏れ電流を検出可能にする。 【解決手段】絶縁フレーム2の充電部相間部分に導電体
8を配設し、この導電体8をアース板10、連結棒11
を介して、接地された操作機構部8のフレーム8aに接
続する。絶縁フレーム2の絶縁劣化により、絶縁フレー
ム2の外側あるいは内側をPあるいはQの経路で伝わっ
て、充電部相間に漏れ出ようとする電流は途中で導電体
8に伝わり接地金属に導かれる。これにより、地絡継電
器が動作し、絶縁劣化が生じたことが検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力用の三相真
空遮断器に関し、特に三相一体成形された絶縁フレーム
に各相の真空バルブが共通に搭載された真空遮断器に関
する。
【0002】
【従来の技術】真空遮断器には、三相3本の真空バルブ
が三相一体成形された絶縁フレームに共通に搭載された
ものと、各相の真空バルブをそれぞれ独立に搭載した絶
縁フレームが三相分あるものとがある。図4は、三相一
体成形された絶縁フレームを有する真空遮断器の従来例
を示す縦断面図である。図4において、真空遮断器は真
空バルブ1を搭載した絶縁フレーム2と、この絶縁フレ
ーム2に固定された操作機構部3とからなり、主遮断部
を構成する真空バルブ1は操作機構部3により、開閉軸
4を介して開閉操作される。真空バルブ1の固定接触子
側端部には固定側端子5が接続され、また可動接触子側
端部には可撓導体を介して可動側端子6が接続されてお
り、これらの端子5,6は絶縁フレーム2の上面に垂直
に立ち上げられている。
【0003】また、図4において、操作機構部3の下部
には過電流継電器7が設置され、この過電流継電器7は
可動接触子側端子5に配置された変流器8を介して主回
路電流を監視し、主回路に過大電流(短絡電流、過負荷
電流)が流れると引外し信号を送出して真空遮断器をト
リップさせる。図示しないが真空遮断器の外部には地絡
継電器が設置され、この地絡継電器は端子5に接続され
た電源側主回路導体の不平衡電流を検出する図示しない
零相変流器により地絡の発生を監視し、接地金属に地絡
電流が流れると、引外し信号を送出して真空遮断器をト
リップさせる。
【0004】図5は図4の真空遮断器の絶縁フレーム2
を示すもので、図4(A)は裏面図、図4(B)はその
正面図である。モールド樹脂により一体成形された絶縁
フレーム2は、門形の本体2aの内側が隔壁2bにより
三相に区画され、正面側はカバー2cで覆われている。
また、本体2aを端子5,6が貫通して立ち上がる部分
には、円筒状の端子カバー2dが設けられている。各相
の真空バルブ1は、絶縁フレーム2の各々の区画内に、
図示の通りそれぞれ収納されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような三相一体成
形の絶縁フレーム2を有する真空遮断器は、各相の充電
部を支持する絶縁材料が互いに一体化されているため、
絶縁材料が劣化すると、相間に微小な短絡電流(漏れ電
流)が流れることがあった。この漏れ電流は、図5
(B)に矢印PあるいはQで示すように、充電部である
端子5,6あるいは真空バルブ1から、絶縁フレーム2
の内側あるいは外側を伝わって流れ出し、その電流同士
がつながって起こる。
【0006】ところが、この漏れ電流は真空遮断器の負
荷電流に比べて非常に微小で、例えば2〜3Aのレベル
であるため、通常の負荷電流の増加と区別がつかず、従
って過電流継電器7では検出できない。そのため、従来
は相間の漏れ電流の発生、つまり絶縁フレーム2の絶縁
材料の劣化を見逃し、更に劣化が進行して大事故につな
がる危険性があった。
【0007】そこで、この発明の課題は、三相一体成形
の絶縁フレームを有する真空遮断器において、絶縁フレ
ームの絶縁材料の劣化により生じる相間の微小な短絡電
流(漏れ電流)を早期に的確に検出できるようにするこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、地絡継電器
は微小な地絡電流でも検出すること、また地絡電流は主
回路の充電部から漏れ電流が流れ出し、その電流が接地
金属とつながって起こることに着目し、絶縁フレームの
絶縁材料の劣化により相間に生じる微小な短絡電流(漏
れ電流)を模擬的に地絡電流に仕立て、この模擬地絡電
流を地絡継電器で検出することにより、上記課題を解決
するものである。
【0009】すなわち、この発明は、三相一体成形され
た絶縁フレームに、各相の主遮断部を構成する真空バル
ブが搭載された真空遮断器において、前記絶縁フレーム
の充電部相間部分に導電体を配設するとともに、この導
電体を接地金属に接続し、前記絶縁フレームを介して充
電部相間に漏れ電流が流れた場合に、この漏れ電流を前
記導電体を通じて前記接地金属に導き、地絡継電器を動
作させて前記漏れ電流を検出するようにするものである
(請求項1)。この請求項1によれば、絶縁フレームの
絶縁材料の劣化により充電部相間に漏れ出る電流を導電
体を介してアースに導き、微小な地絡電流が検出可能な
地絡継電器を動作させて、絶縁材料劣化を確実に検出す
ることができる。
【0010】請求項1において、前記絶縁フレームの相
間に、前記充電部相間部分を除いて空隙を設けるとよい
(請求項2)。これにより、充電部相間の漏れ電流を導
電体を配設した充電部相間部分に集中させ、漏れ電流の
検出感度を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に基づいて、こ
の発明の実施の形態を説明する。ここで、図1は真空遮
断器の平面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図
3(A)は絶縁フレームの裏面図、図3(B)はその正
面図である。なお、従来例と対応する部分には同一の符
号を用いるものとする。まず、図3において、絶縁フレ
ーム2はモールド樹脂により三相一体成形されている
が、各相の真空バルブ1を搭載するバルブ搭載部2eは
各相別に門形に形成され、これら各相バルブ搭載部2e
は充電部相間で連結部2fにより一体に連結され、連結
部2fを除いて絶縁フレーム2の相間は空隙2gで隔て
られている。連結部2fは図2に示すように断面方形
で、端子5,6の前後間の中央に位置している。バルブ
搭載部2eは、従来と同様に正面がカバー2cにより覆
われ、また端子貫通部に端子カバー2dが形成されてい
る。各相のバルブ搭載部2eには、真空バルブ1が従来
と同様にそれぞれ搭載されている。
【0012】図1及び図2に示すように、絶縁フレーム
2には操作機構部3が固定され、その金属(鋼鈑)製の
フレーム3aは接地されている。ここで、絶縁フレーム
2の充電部相間部分には、導電体としてのボルト8が垂
直に配設されている。このボルト8は、連結部2fの中
心にあけられた貫通穴9(図3)に上から挿入され、バ
ルブ搭載部2eの裏側で相間に跨ってあてがわれた帯状
のアース板10にねじ込みにより結合されている。そし
て、アース板10は連結棒11を介して、操作機構部3
のフレーム3aに連結されている。ボルト8、アース板
10、連結棒11はいずれも鋼材からなり、連結棒11
の両端は、アース板10及びフレーム3aにそれぞれ溶
接されている。連結棒11は電線でもよい。
【0013】さて、図1及び図2において、絶縁フレー
ム2の絶縁材料が劣化し、充電部から相間に漏れ電流が
流れ出ると、絶縁フレーム2の外側を流れる漏れ電流は
矢印Pの経路で、また絶縁フレーム2の内側を流れる漏
れ電流は矢印Qの経路で相間を伝わろうとするが、この
漏れ電流は途中でボルト8に先に伝わり、アース板10
及び連結棒11を通して接地金属である操作機構部3の
フレーム3aに伝わる。これにより、主回路導体には地
絡の場合と同様に電流の不平衡が生じ、地絡継電器が動
作して漏れ電流の発生、つまり絶縁フレーム2の絶縁材
料の劣化が検出される。
【0014】また、図1において、絶縁フレーム2の相
間には、充電部相間部分、つまり連結部2fを除いて空
隙2gが設けられている。そのため、充電部相間の漏れ
電流は連結部2fに集中し、連結部2fに配設されたボ
ルト8に漏れ電流が伝わりやすいので、漏れ電流の検出
感度が高い。なお、図示実施の形態では、絶縁フレーム
2の貫通穴9に導電体(ボルト)8を挿入したが、導電
体8はインサート成形により絶縁フレーム2に固着し、
その場合にアース板10は省き、各導電体8を電線を介
して直にフレーム2aに接続してもよい。また、導電体
8はボルト形状に限られず、その形状・大きさは任意で
あり、更に外部に露出させることなく絶縁フレーム2内
に埋設することも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、三相一
体成形された絶縁フレームの充電部相間に漏れ電流が生
じた場合に、この漏れ電流を充電部相間部分に配設した
接地導電体に導くことにより、過電流継電器では検出し
えない絶縁材料の劣化を地絡継電器により検出すること
ができ、真空遮断器の機能低下を未然に防止することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す真空遮断器の平面
図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1における絶縁フレームを示し、(A)は裏
面図、(B)はその正面図である。
【図4】真空遮断器の従来例を示す縦断面図である。
【図5】図4における絶縁フレームを示し、(A)は裏
面図、(B)はその正面図である。
【符号の説明】
1 真空バルブ 2 絶縁フレーム 2g 空隙 3 操作機構部 3a 接地フレーム 5 端子 6 端子 8 導電体 10 アース板 11 連結棒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三相一体成形された絶縁フレームに、各相
    の主遮断部を構成する真空バルブが搭載された真空遮断
    器において、 前記絶縁フレームの充電部相間部分に導電体を配設する
    とともに、この導電体を接地金属に接続し、前記絶縁フ
    レームを介して充電部相間に漏れ電流が流れた場合に、
    この漏れ電流を前記導電体を通じて前記接地金属に導
    き、地絡継電器を動作させて前記漏れ電流を検出するよ
    うにしたことを特徴とする真空遮断器。
  2. 【請求項2】前記絶縁フレームの相間に、前記充電部相
    間部分を除いて空隙を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の真空遮断器。
JP2001278195A 2001-09-13 2001-09-13 真空遮断器 Pending JP2003083831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10161987B2 (en) 2014-09-29 2018-12-25 Mitsubishi Electric Corporation Insulation degradation monitoring device
CN109599292A (zh) * 2018-12-26 2019-04-09 环欧电气有限公司 一二次融合成套柱上开关

Cited By (2)

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