JP2003083616A - 蓄熱装置 - Google Patents

蓄熱装置

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JP2003083616A
JP2003083616A JP2001271406A JP2001271406A JP2003083616A JP 2003083616 A JP2003083616 A JP 2003083616A JP 2001271406 A JP2001271406 A JP 2001271406A JP 2001271406 A JP2001271406 A JP 2001271406A JP 2003083616 A JP2003083616 A JP 2003083616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄熱槽内に設けられたヒータの交換作業を簡単
にすることができる蓄熱装置を提供する。 【解決手段】蓄熱材13に複数のヒータ収容部材15を
埋設し、各ヒータ収容部材15内に各ヒータ16a〜1
6fを収容するようにした。このため、各ヒータ16a
〜16fと蓄熱材13との接触が防止される。各ヒータ
16a〜16fと蓄熱材13との摩擦がないので、各ヒ
ータ16a〜16fの交換作業を容易に行うことができ
る。また、ヒータ収容部材15のヒータ挿入口15aを
ケース12内に充填された蓄熱材13の上面よりも上方
に位置させるようにした。このため、ヒータ収容部材1
5内への蓄熱材13の侵入を防止することができる。さ
らに、ヒータ収容部材15の内部には硝酸塩を充填する
ようにした。このため、各ヒータ16a〜16fの熱は
効率的に蓄熱材13に伝導される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比熱の大きな物質
に熱を蓄えておき、後でこの顕熱を利用する蓄熱装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、次のような蓄熱装置が知られ
ている。即ち、蓄熱装置のケース内には、固体のマグネ
シア及び所定の蓄熱温度域で液体化する硝酸塩から構成
された蓄熱材が充填されている。この蓄熱材には同蓄熱
材を加熱するヒータ及び伝熱管がそれぞれ埋設されてい
る。ケース内の蓄熱材をヒータにより加熱しておき、こ
の状態で伝熱管の一方から水を供給し、他方から蒸気と
して取り出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
蓄熱装置には、次のような問題があった。即ち、前記ヒ
ータが蓄熱材に直接埋設されているため、蓄熱材の固形
分とヒータとの摩擦により同ヒータを蓄熱材から引き抜
くことが困難であった。従って、何らかの原因により前
記ヒータが故障した場合、この故障したヒータを交換す
ることができなかった。従来は、故障した場合を想定し
て予備のヒータを配設していた。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、蓄熱槽内に設けられた
ヒータの交換作業を容易に行うことができる蓄熱装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケースに充填された蓄熱材を加熱するヒータと、前
記ケース内に配設されると共に内部に熱媒体が流され同
熱媒体と前記蓄熱材との間で熱交換を行う伝熱管とを備
えた蓄熱装置において、前記ケース内には、ヒータと蓄
熱材との接触を防止するヒータ隔離構造を設けたことを
その要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ヒータ隔離構造は、ヒータの少な
くとも蓄熱材埋設部分の周囲を覆うように設けられた隔
壁であることをその要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記隔壁は、蓄熱材に埋設されると共
に前記ヒータを収容可能としたヒータ収容部材であるこ
とをその要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記ヒータ収容部材は、上部が開口し
た筒状に形成されており、この上部開口部をヒータ挿入
口とすると共にケース内に充填された蓄熱材の上面より
も上方に位置させるようにしたことをその要旨とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項3又は請
求項4に記載の発明において、前記ヒータ収容部材の内
部には、熱媒体を充填するようにしたことをその要旨と
する。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、ヒータと蓄熱
材との接触が防止される。ヒータと蓄熱材との摩擦がな
いので、ヒータの着脱が容易になる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、隔壁によりヒータの少な
くとも蓄熱材埋設部分の周囲が覆われる。請求項3に記
載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え
て、ヒータは蓄熱材に埋設されたヒータ収容部材内に収
容される。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、ヒータ挿入口はケース内
に充填された蓄熱材の上面よりも上方に位置する。この
ため、ヒータ収容部材内への蓄熱材の侵入が防止され
る。
【0012】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
又は請求項4に記載の発明の作用に加えて、ヒータとヒ
ータ収容部材の内面との隙間が熱媒体により埋められ
る。このため、ヒータの熱は効率的に蓄熱材に伝導され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を蓄熱装置に具体化
した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0014】図1及び図2に示すように、蓄熱装置11
のケース12は、上部が開口したケース本体12aと同
ケース本体12aの上部開口部を閉鎖する蓋体12bと
を備えている。ケース本体12a内にはマグネシア及び
硝酸塩を主成分とする蓄熱材13(図1〜図3では一部
のみを図示する)が充填されていると共に、内部に熱媒
体としての水が流通される伝熱管14が配設されてい
る。
【0015】伝熱管14は、蛇行状に形成された複数の
管がそれらの配置間隔が均一となるように並列配置され
ると共に、互いに直列に接続されることによって形成さ
れている。蓄熱材13の単位容積当たりの伝熱管14の
表面積はケース本体12a内の各部においてほぼ均等に
なっている。伝熱管14の両端はそれぞれ蓋体12bを
貫通して外部に導出されている。
【0016】図1及び図2に示すように、ケース本体1
2a内において、前記伝熱管14の蛇行部間には複数の
ヒータ収容部材15が埋設されている。ヒータ収容部材
15はステンレス鋼鋼材等の熱伝導性を有する金属材料
により上部が開口した有底筒状に形成されている。各ヒ
ータ収容部材15はそれぞれ前記伝熱管14に直交する
ように並列配置されている。ヒータ収容部材15の上部
開口部は後述するヒータ16a〜16fが挿入されるヒ
ータ挿入口15aとされており、蓄熱材13の上面から
突出している。このヒータ挿入口15aは蓋体12bに
より閉鎖されている。
【0017】図2及び図3に示すように、各ヒータ収容
部材15には、それぞれ蛇行状に形成された複数のヒー
タ16a〜16fが収容されている。また、各ヒータ収
容部材15内にはそれぞれ硝酸塩が充填されており、こ
れにより各ヒータ収容部材15の内面とヒータ16a〜
16fとの隙間が埋められている。各ヒータ16a〜1
6fの両端はそれぞれ蓋体12bを貫通して外部に導出
されている。
【0018】尚、ヒータ収容部材15は、ヒータ16a
〜16fと蓄熱材13との接触を防止するヒータ隔離構
造を構成する。また、ヒータ収容部材15は、各ヒータ
16a〜16fの少なくとも蓄熱材埋設部分の周囲を覆
う隔壁として機能する。蓄熱材13を構成する硝酸塩は
ヒータ収容部材15の内部に充填される熱媒体を構成す
る。
【0019】(組み立て手順)次に、前記蓄熱装置11
の組立手順について説明する。蓄熱装置11を組み立て
る場合、まず伝熱管14をケース本体12a内に配設し
て、この後、仮止め治具(図示略)により各ヒータ収容
部材15をケース本体12aに対する所定の取付位置に
仮止めする。
【0020】次に、マグネシア及び硝酸塩をミキサ(図
示略)に投入し、硝酸塩の融点(142℃)以上に加熱
しながら混練する。すると、固形状態のマグネシアと流
動状態の硝酸塩とが均一に混合され、前記蓄熱材13が
得られる。この蓄熱材13を流動状態を保持しながらケ
ース本体12a内に充填する。
【0021】次に、テーブルバイブレータ等の振動付与
機構(図示略)を作動させて、ケース本体12aに対し
て振動を付与する。この結果、前記ミキサによる混合時
に蓄熱材13に混入又は溶解した気泡又は空気等の気体
が大気に排出除去され、蓄熱材13の充填密度が向上す
る。
【0022】蓄熱材13のケース本体12a内への充填
が完了すると、前記仮止め治具をケース本体12aから
取り外し、各ヒータ収容部材15内へヒータ16a〜1
6fをそれぞれ上方から挿入する。そして、各ヒータ収
容部材15内へそれぞれ流動状態の硝酸塩を充填する。
この後、ケース本体12aに対して蓋体12bを取り付
ければ、蓄熱装置11の組立が完了となる。
【0023】(実施形態の作用)次に、前述のように構
成された蓄熱装置11の作用について説明する。蓄熱材
13に熱を蓄える場合には、各ヒータ16a〜16fを
通電発熱させる。すると、各ヒータ16a〜16fから
発せられた熱は各ヒータ収容部材15内に充填された硝
酸塩及び各ヒータ収容部材15を介して蓄熱材13に効
率的に伝導する。
【0024】ちなみに、ヒータ収容部材15内に硝酸塩
を充填しない場合、ヒータ収容部材15の内面と各ヒー
タ16a〜16fとの間には隙間が形成され、各ヒータ
16a〜16fから発せられた熱がヒータ収容部材15
外の蓄熱材13に対して効率的に伝達されない。また、
各ヒータ16a〜16fが空焚き状態となる。
【0025】各ヒータ16a〜16fのうち例えばヒー
タ16aが何らかの原因で故障した場合、このヒータ1
6aは次のようにして交換する。即ち、他の正常なヒー
タ16b〜16fを通電発熱させて、蓄熱材13を硝酸
塩が液化する140℃程度まで昇温させる。硝酸塩が液
体化した状態で、故障したヒータ16aをヒータ収容部
材15から引き抜き、正常な別のヒータを挿入する。
【0026】各ヒータ16a〜16fはそれぞれヒータ
収容部材15内に収容されているので、各ヒータ16a
〜16fと蓄熱材13を構成する固形状態のマグネシア
とが直接接触することはない。また、硝酸塩は液体化し
ているので各ヒータ16a〜16fに大きな摩擦抵抗が
作用することもない。このため、各ヒータ16a〜16
fのヒータ収容部材15内への(厳密には溶融した硝酸
塩内への)抜き差しは容易である。従って、各ヒータ1
6a〜16fをそれぞれ蓄熱材13に直接埋設した場合
と異なり、各ヒータ16a〜16fの交換作業が容易に
なる。
【0027】(実施形態の効果)従って、本実施形態に
よれば、以下の効果を得ることができる。 (1)前記ケース12内には、各ヒータ16a〜16f
と蓄熱材13との接触を防止するヒータ隔離構造を設け
た。即ち、蓄熱材13に複数のヒータ収容部材15を埋
設し、各ヒータ収容部材15内に各ヒータ16a〜16
fを収容するようにした。このため、各ヒータ16a〜
16fと蓄熱材13を構成する固形分との接触が防止さ
れる。各ヒータ16a〜16fと蓄熱材13との摩擦が
ないので、各ヒータ16a〜16fの着脱が容易にな
り、各ヒータ16a〜16fの交換作業を容易に行うこ
とができる。また、故障した場合を想定して予備のヒー
タを配設する必要がなく、蓄熱装置11のコストアップ
を抑えることができる。さらに、各ヒータ16a〜16
fとマグネシアとが直接接触することがないことによ
り、各ヒータ16a〜16fの傷つきを防止することが
できる。
【0028】(2)ヒータ収容部材15を上部が開口し
た筒状に形成し、この上部開口部をヒータ挿入口15a
とすると共にケース12内に充填された蓄熱材13の上
面よりも上方に位置させるようにした。このため、ヒー
タ収容部材15内への蓄熱材13の固形分の侵入を防止
することができる。
【0029】(3)ヒータ収容部材15の内部には、硝
酸塩を充填するようにした。このため、各ヒータ16a
〜16fとヒータ収容部材15の内面との隙間が硝酸塩
により埋められる。従って、各ヒータ16a〜16fと
ヒータ収容部材15の内面との間に隙間が形成される場
合と異なり、各ヒータ16a〜16fの熱は効率的に蓄
熱材13に伝導する。また、各ヒータ16a〜16fの
空焚きを防止することができる。
【0030】(別例)尚、前記実施形態は以下のように
変更して実施してもよい。 ・本実施形態では各ヒータ16a〜16fをそれぞれ蛇
行状に形成したが、各ヒータ16a〜16fの形状は任
意に変更可能である。例えば図4に示すように、各ヒー
タ16a〜16fをそれぞれU字状のヒータ21と置き
換えてもよい。尚、図4では蓄熱材13を一部のみ図示
する。
【0031】・また、図5(a),(b)に示すよう
に、各ヒータ16a〜16fをそれぞれ棒状のヒータ2
2と置き換えてもよい。この場合、ヒータ収容部材15
は上部が開口した有底円筒状とする。尚、図5(a),
(b)では蓄熱材13を一部のみ図示する。
【0032】・さらに、図6及び図7に示すように、各
ヒータ16a〜16fを螺旋状のヒータ23としてもよ
い。この場合、伝熱管14(図6及び図7では図示略)
も例えば螺旋状に形成し、ヒータ23に沿うように配設
する。また、ヒータ収容部材15を上部が開口した有底
円環筒状とする。尚、図7では蓄熱材13を一部のみ図
示する。
【0033】・本実施形態では、ヒータ収容部材15内
に硝酸塩を充填するようにしたが、他の熱媒体(例えば
熱媒油)を充填するようにしてもよい。このようにして
も、各ヒータ16a〜16fの熱は、ヒータ収容部材1
5内の熱媒体及びヒータ収容部材15を介して蓄熱材1
3に効率的に伝導する。また、有機系の熱媒油を使用し
た場合、常温状態においても液状であるためヒータ交換
時において温度を上げる必要がない。
【0034】・本実施形態ではヒータ収容部材15を上
部が開口した有底四角筒状に形成したが、有底円筒状又
は有底楕円筒状としてもよい。このようにしても、蓄熱
材13と各ヒータ16a〜16fとを隔絶することがで
きる。
【0035】・本実施形態ではヒータ収容部材15の上
部を開口したが、その両端をそれぞれ開口させるように
してもよい。このようにしても、各ヒータ16a〜16
fの長手方向における全周囲での蓄熱材13との接触を
防止することができるため、ヒータの交換作業は容易と
なる。
【0036】・ヒータ収容部材15の外面に例えば複数
のフィン及び凹凸等を設けるようにしてもよい。このよ
うにすれば、ヒータ収容部材15の表面積、即ち蓄熱材
13との接触面積が増大し、各ヒータ16a〜16fの
熱を効率的に蓄熱材13に伝達することができる。
【0037】・本実施形態では、蛇行状又はU字状のヒ
ータ16a〜16fを採用しているが、図8に示すよう
に、複数の棒状ヒータ24〜24を、ケース12の上部
あるいは側部(図8では側部配置を示す)に対して液密
状に設けた有底筒状のヒータ収容部材25に外側から挿
入するようにしてもよい。このようにすれば、ヒータ2
4が蓄熱材13と接触することが防止できることによ
り、ヒータ24の交換作業が容易となるばかりか、ヒー
タ24がヒータ収容部材25の内面と全周に亘って密接
するため、熱媒体の充填が不要となる。また、熱媒体の
漏れを考慮する必要がなく、図8に示すように水平配置
が可能となる。
【0038】(付記)次に前記実施形態及び別例から把
握できる技術的思想を以下に追記する。 ・前記熱媒体は、蓄熱材を構成する硝酸塩である請求項
5に記載の蓄熱装置。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ヒータと蓄熱材との接
触を防止することにより、蓄熱槽内に設けられたヒータ
の交換作業を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における蓄熱装置の正断面図。
【図2】 本実施形態における蓄熱装置の平断面図。
【図3】 本実施形態におけるヒータ収容部の正断面
図。
【図4】 別の実施形態におけるヒータ収容部の正断面
図。
【図5】 (a)は、別の実施形態におけるヒータ収容
部の正断面図、(b)は、別の実施形態におけるヒータ
収容部の平断面図。
【図6】 別の実施形態におけるヒータとヒータ収容部
材との組み立てを示す分解正面図。
【図7】 別の実施形態におけるヒータ収容部の平断面
図。
【図8】 別の実施形態における蓄熱装置の正断面図。
【符号の説明】
11…蓄熱装置、12…ケース、12a…ケース本体、
21b…蓋体、13…蓄熱材、14…伝熱管、15…ヒ
ータ隔離構造及び隔壁を構成するヒータ収容部材、15
a…ヒータ挿入口、16a〜16f,21,22,23
…ヒータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月26日(2002.8.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項3又は請
求項4に記載の発明において、前記ヒータ収容部材の内
部には、熱媒体を充填するようにしたことをその要旨と
する。請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明
において、前記熱媒体は所定温度域で液体化する硝酸塩
であり、当該硝酸塩の内部に前記ヒータを配置するよう
にしたことをその要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、ヒータと蓄熱
材との接触が防止される。ヒータと蓄熱材との摩擦がな
いので、ヒータの着脱が容易になる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
又は請求項4に記載の発明の作用に加えて、ヒータとヒ
ータ収容部材の内面との隙間が熱媒体により埋められ
る。このため、ヒータの熱は効率的に蓄熱材に伝導され
る。請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の
発明の作用に加えて、ヒータとヒータ収容部材の内面と
の隙間は所定温度域で液体化する硝酸塩により埋められ
る。即ち、当該硝酸塩の内部に前記ヒータが配置され
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに充填された蓄熱材を加熱するヒ
    ータと、前記ケース内に配設されると共に内部に熱媒体
    が流され同熱媒体と前記蓄熱材との間で熱交換を行う伝
    熱管とを備えた蓄熱装置において、前記ケース内には、
    ヒータと蓄熱材との接触を防止するヒータ隔離構造を設
    けた蓄熱装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ隔離構造は、ヒータの少なく
    とも蓄熱材埋設部分の周囲を覆うように設けられた隔壁
    である請求項1に記載の蓄熱装置。
  3. 【請求項3】 前記隔壁は、蓄熱材に埋設されると共に
    前記ヒータを収容可能としたヒータ収容部材である請求
    項2に記載の蓄熱装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒータ収容部材は、上部が開口した
    筒状に形成されており、この上部開口部をヒータ挿入口
    とすると共にケース内に充填された蓄熱材の上面よりも
    上方に位置させるようにした請求項3に記載の蓄熱装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ヒータ収容部材の内部には、熱媒体
    を充填するようにした請求項3又は請求項4に記載の蓄
    熱装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221182A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Hokuriku Electric Power Co Inc:The 蓄熱槽
JP2007032866A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Ishikawajima Inspection & Instrumentation Co 蓄熱槽

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JP2005221182A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Hokuriku Electric Power Co Inc:The 蓄熱槽
JP2007032866A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Ishikawajima Inspection & Instrumentation Co 蓄熱槽

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