JP2003083480A - 樹脂ホースの接続構造及びこの接続構造における樹脂ホースとシール部材の接着方法 - Google Patents

樹脂ホースの接続構造及びこの接続構造における樹脂ホースとシール部材の接着方法

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Hifumi Yasumatsu
一二三 安松
Shigeto Oga
繁人 大賀
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 樹脂ホースと硬質相手パイプ・ホースとをシ
ール性を確保して十分な接続力で接続する。 【解決手段】 硬質相手パイプ・ホースとシール接続さ
れる樹脂ホースの接続構造であって、樹脂ホース2の接
続側端部と、硬質相手パイプ・ホース1とシール接続さ
れるショアA硬度80以下のゴム若しくは熱可塑性エラ
ストマーの弾性体からなるシール部材3とを相互に挿嵌
するとともに、重合する部分を接着剤4で接着したこと
を特徴とする樹脂ホースの接続構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に用いら
れる各種の樹脂ホースの接続構造及びこの接続構造にお
ける樹脂ホースとシール部材の接着方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車には、燃料系、エアー系、冷却
(水)系等において、数多くのホースが使用されてお
り、多くは、金属又はゴム製のものであった。しかし、
金属ホース(又はパイプ)は重い上に防錆処理等にコス
トがかかるし、ゴムホースはリサイクルがきかない。こ
のため、最近では、これらホースは、リサイクル、安価
化、軽量化が可能な樹脂製のものに置き換えられつつあ
る。この場合、問題となるのは、硬度が高い樹脂ホース
の接続部におけるシール性である。多くのホースは相手
部材(パイプやホース)と接続されて用いられるが、こ
れら相手部材は金属や硬質樹脂製のものが大半であるこ
とから、硬いもの同士の接続になり、直接接続するとシ
ール性に問題があった。又、硬い樹脂ホースを相手部材
へ手作業で挿入するのは難しく、挿入部を加熱して軟ら
かくする等の操作を必要とするが、自動車組立工程等の
流れ作業の場でこのようことをするのは実際問題無理で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、挿入部にOリ
ングを装着したクイックコネクタと称されるものが広範
に使用されたりしている。しかし、これは比較的高価で
あるとともに、十分なシール効果が期待できるのは直径
15mm程度以下の小径のものである。特に、30mm
以上の大径のものになると、この方式ではコストが非常
に高くなる上にシール性が低下してくる。又、挿嵌重合
部を外周から締め付けるホースバンドを用いる方法も従
前から広く行われているが、バンド費、組付け工数共に
必要とし、コストを押し上げる。
【0004】更に、樹脂ホースの接続端部を相手部材に
対してフィット性の良い薄肉に成型する方法もあるが、
材料による制約が多い上に成形時間が長くなって現実的
ではない。殊に、200〜600mmの長さの範囲の中
で薄肉部を部分的に形成することは技術的には簡単では
ない。本発明は、これらの課題を解決したものであり、
相手パイプ・ホースとシール接続可能なシール部材を介
在させてこのシール部材と樹脂ホースとを接着剤によっ
て接着したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、請求項1に記載した、硬質相手パイプ・ホースとシ
ール接続される樹脂ホースの接続構造であって、樹脂ホ
ースの接続側端部と、硬質相手パイプ・ホースとシール
接続されるショアA硬度80以下のゴム若しくは熱可塑
性エラストマーの弾性体からなるシール部材とを相互に
挿嵌するとともに、重合する部分を接着剤で接着したこ
とを特徴とする樹脂ホースの接続構造を提供したもので
ある。
【0006】則ち、本発明は、樹脂ホースを相手パイプ
・ホースとシール接続させるに、相手パイプ・ホースと
は容易にシール接続できる弾性体のシール部材を介在さ
せ、このシール部材と樹脂ホースを相互に挿嵌するとと
もに、重合する部分を接着剤で接着したものである。樹
脂とゴム若しくは熱可塑性エラストマーの弾性体からな
るシール部材とは、接着剤との相容性が良く、十分な接
続力が得られるし、シール性においても問題はない。シ
ール部材がこのように樹脂ホースと挿嵌され、かつ、相
手パイプ・ホースに対してシール接続できるためには、
十分な弾性力を有していることが必要であり、それに
は、ショアA硬度80以下のものが適する。尚、シール
部材と樹脂ホースとの挿嵌は、樹脂ホースの方を内挿す
るのが一般的であるが、この逆であってもよい。以上よ
り、特別な部材や面倒な操作、作業を必要としないで、
樹脂ホースとシール部材とを強固に一体化でき、低コス
トなシール接続構造を具現できたのである。
【0007】又、本発明は、請求項2に記載した、以上
のシール部材が単層体若しくは同質又は異質材料の積層
体である手段を提供する。複層体によれば、各層で特性
等を変えることができるから、目的や用途に応じて最適
なものにできる。更に、本発明は、請求項3に記載し
た、相手パイプ・ホースの端部にバルジが形成されてお
り、シール部材に内挿された樹脂ホースがバルジを乗り
越えて相手パイプ・ホースに外挿している手段を提供す
る。樹脂ホースと相手パイプ・ホースとを直接挿嵌する
ことになるから、シール部材が単独で存在する個所がな
くなり、高い耐液性、耐ガス透過性を得ることができる
とともに、樹脂ホースと相手パイプ・ホース相互の抜出
防止やシール性強化にも貢献する。
【0008】加えて、本発明は、請求項4に記載した、
樹脂ホースとシール部材の挿嵌部に両者の抜出を防止す
る抜出防止手段が施される手段、そして、この具体例と
して、請求項5に記載した、抜出防止手段が、樹脂ホー
スとシール部材の挿嵌部の外周に巻回される索条体と、
索条体の傍に設けられ、両者を抜出させようとする外力
が作用しても、索条体の乗り越えが困難な堰とで構成さ
れる手段を提供する。シール部材と樹脂ホースとの抜出
を防止し、結果的に樹脂ホースと相手パイプとが分離す
るのを防ぐ。
【0009】この他、本発明は、以上の樹脂ホースとシ
ール部材の接着方法の具体的な例として、請求項6に記
載した、シール部材を成形型による成形操作で得るとと
もに、樹脂ホースの挿嵌部に反応型接着剤を塗布して上
記成形型にセットし、シール部材が成形されると同時に
樹脂ホースが接着されていることを特徴とする樹脂ホー
スの接続構造における樹脂ホースとシール部材の接着方
法及び請求項7に記載した、樹脂ホースとシール部材の
挿嵌時に接着剤を塗布して接着することを特徴とする樹
脂ホースの接続構造を構成する樹脂ホースとシール部材
の接着方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す相手パ
イプ・ホース(以下、相手パイプという)1と樹脂ホー
ス2との接続を示す要部断面図であるが、ここで、相手
パイプ1は金属又は硬質樹脂製であることは前述したと
おりである。又、樹脂ホース2も剛体又は半剛体をして
いるが、この両者を直接接続したのでは十分なシール性
が得られないことも前述したとおりである。
【0011】このため、本発明では、これらの間にシー
ル部材3を介在させるのである。このシール部材3は、
相手パイプ1や樹脂ホース2とシール接続できることが
条件であり、そのためには、ゴム若しくは熱可塑性エラ
ストマーからなる弾性体が適する。尚、これら弾性体は
所要の形状を必要とすることから、射出成形等で得られ
るのが通常である。加えて、これらゴム若しくは熱可塑
性エラストマーが十分な弾性力を有してシール性を発揮
するには、これらがショアA硬度80以下であることが
条件となる。
【0012】本発明では、樹脂ホース2の接続側端部に
シール部材3を接着剤4によって接着するのである。こ
の接着には、以下の二つの方法があり、その一つは、樹
脂ホース2の接続側端部に反応型接着剤4を塗布してお
いてシール部材3の成形型にセットし、射出成形等によ
ってシール部材3が成形されたときには既にこれに樹脂
ホース2が接着されているとする同時接着によるもので
ある。これによると、樹脂ホース2とシール部材3とは
一体的に製作されるから、この状態でシール部材3を相
手パイプ1に挿嵌する等してシール接続することにな
る。
【0013】この場合、樹脂ホース2の接続側端部とシ
ール部材3の端部とは相互に挿嵌されるが、本例では、
樹脂ホース2をシール部材3に対して内挿していること
から、接着剤4はその重合部の外周又は/及び内周に塗
布することになる。更に、この場合、内部を流通する流
体の流通性を損なわないために、シール部材3の内周は
樹脂ホース2の内周、場合によっては相手パイプ1の内
周とも同じ形状、口径になるようにするのが好ましい。
但し、口径が多少違う程度なら、流通性に問題はない。
【0014】接着の方法の二つ目は、既に得られたシー
ル部材3に樹脂ホース2を挿嵌する際に接着剤4を塗布
することであり、言わば、後接着ということになる。こ
の場合も、樹脂ホース2の端部をシール部材3に内挿す
るから、接着剤4はその重合部の外周又は/及び内周に
塗布することになる。尚、この接着、即ち、樹脂ホース
2のシール部材3への挿嵌は、シール部材3を相手パイ
プ1に接続した後から樹脂ホース2を挿入してもよい
し、予め樹脂ホース1を挿入して接着しておいたシール
部材3を相手パイプ1に接続してもよい。
【0015】一方、接着剤4については、樹脂ホース2
と接着されるシール部材3の材質及び同時接着か後接着
かで用いる接着剤4も異なるが、現在では数多くの接着
剤4が出廻っていることから、その中からこれに適した
ものを選定すればよく、特に限定するものはない。又、
樹脂の材質によっては、接着剤4の塗布前の接着面に特
定の表面処理をした方がよい場合もあるが、その処理方
法としても、コロナ放電処理やプラズマ放電処理といっ
た通常処理で十分である。一例を挙げると、樹脂ホース
2がフッ素系樹脂のETFEで、シール部材3がFKM
であるような場合、樹脂ホース2の接着面をコロナ放電
処理してロードファーイースト社製「ケムロック60
7」を塗布し、これが乾燥したならシール部材3の成形
型にセットした後、FKMを射出成形すれば、良好な接
着体が得られる。
【0016】以上のシール部材3は、相手パイプ1とシ
ール接続されることになるが、シール部材3は弾性体で
構成されるから、相手パイプ1に挿嵌(外挿)する等で
シール性を確保した接続が可能である。しかし、シール
力を一層高めたり、相互の抜出を防止して十分な接続力
を確保するためには、相手パイプ1の端部にバルジ5を
形成したり、外周をホースバンド6等で締め付けたりす
るのが好ましい。この場合、シール部材3は十分な弾性
力を有するものであるから、用いるホースバンド6も安
価な通常製品で十分である。尚、シール部材3と相手パ
イプ1との接続を解く必要がないときには、この接続に
も接着剤を用いてもよい。
【0017】この場合、樹脂ホース2の材質は、ホース
の用途、目的により異なるが、例えば、燃料系に用いら
れるものであれば、フッ素系樹脂、ボリアミド系樹脂、
ポリビニルアルコール系樹脂、ポリエステル系樹脂、P
PS等が採用され、エアー系に用いられるものであれ
ば、ポリオレフィン系樹脂、ボリアミド系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂等が採用され、水系に用いられるものであ
れば、ポリオレフィン系樹脂、ボリアミド系樹脂、PP
S等が採用される。尚、これら樹脂ホース2も、同一樹
脂の単層品に限らず、同種又は異種材料を積層した積層
品の場合もある。
【0018】ゴム若しくは熱可塑性エラストマーの弾性
体からなるシール部材3は、シール性を確保するため
に、ショアA硬度80以下であることが望ましいのは上
述したとおりである。そして、材質も用途、目的に応じ
て種々選択され、燃料系に用いられるものであれば、N
BR系ゴム、FKM系ゴム、フッ素系熱可塑性エラスト
マー、PVC系熱可塑性エラストマー等が採用され、エ
アー系に用いられるものであれば、EPDM系ゴム、C
R系ゴム、ECO系ゴム、NBR系ゴム、CM系ゴム及
び熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラス
トマー、PVC系熱可塑性エラストマー等が採用され、
水系に用いられるものであれば、EPDM系ゴム、オレ
フィン系熱可塑性エラストマー等が採用される。加え
て、これらシール部材3の形状を直筒の他に蛇腹等にし
ておくと、振動吸収を樹脂ホース2とは別に行うことに
なって好ましい。
【0019】図2は本発明の他の実施の形態を示す要部
断面図であるが、本例のものは、シール部材3を複数材
料からなる積層体にしたものである。積層体にすれば、
ホース内外の耐液性の違い、温度の違い、耐候性の違い
等に対応できるものとなる。例えば、燃料系に用いられ
るものであれば、内層3aに耐燃料油性に優れたFKM
系ゴム等を、外層3bに耐候性に優れたECO系ゴム等
を採用すれば、コストパーフォーマンスに優れたものと
なる。尚、この積層は二層に限らず、三層以上であって
もよい。
【0020】この積層型における接着も、上記した後接
着、同時接着が共に可能である。例えば、後接着の場合
は、複層のホース体を押出成形等で成形してシール部材
2とし、これを所定長さにカットして接着剤4を塗布し
た樹脂ホース2の挿嵌部に対して外挿すればよい。これ
対して同時接着の場合は、複層のホース体を押出成形等
で予備成形しておき、シール部材3として本成形する本
成形型に、挿嵌部に反応型接着剤4を塗布した樹脂ホー
ス2をセットして後に本成形すれば、成形と同時に接着
されているものを得ることができる。
【0021】樹脂ホース2と相手パイプ1とは以上のよ
うにしてシール部材3を介して接続されるが、このと
き、樹脂ホース2と相手パイプ1とはシール部材3の内
側で突き合わされ又は所定の間隔で隔てられている(図
1)。操作、作業の容易性を確保するためであるが、こ
うすると、シール部材3のみが存在する個所がある。シ
ール部材3は上記した弾性体であることから、耐ガス透
過性等において劣るのは否めず、この部分で中の流通流
体が蒸散するおそれもある。図3はこのようなことに対
応する本発明の他の実施例に係る相手パイプ1と樹脂ホ
ース2との接続を示す要部の断面図であるが、本例のも
のは、樹脂ホース2の端部を相手パイプ1の端部に通常
形成してあるバルジ5を乗り越えるまで引き寄せたもの
である。
【0022】尚、当然ながら、接着剤4は、樹脂ホース
2とシール部材3との重合部すべてに塗布してあり、接
続は、予めシール部材3を外周に接着した樹脂ホース2
を相手パイプ1に外挿することになる。こうすれば、樹
脂ホース2と相手パイプ1とは直接重合されるから(シ
ール部材3のみの個所が存在しないから)、樹脂の持つ
優れた耐液性、耐ガス透過性等を生かすことができると
ともに、樹脂ホース2と相手パイプ1相互の抜出防止や
シール性強化にも貢献する。尚、この場合でも、樹脂ホ
ース2はバルジ5を乗り越すだけの挿入深さで足りるか
ら、挿入の困難さもそれほどではない。この点で、樹脂
ホース2の端部にもバルジ加工を施しておくと、挿入性
の悪さを最小限に抑えた上で、上記目的を果たすことが
でき、更に、相手パイプ1の挿入代(外挿代)も相互の
バルジ形状の嵌め合いによって確保し易くなる。この場
合、樹脂ホース2のバルジ形状の内径は、相手パイプ1
の外径より多少小さくするのが好ましい。
【0023】図4も本発明の他の実施例に係る相手パイ
プ1と樹脂ホース2との接続を示す要部の断面図である
が、本例のものは、接着剤4による接着力を補強するた
めに、樹脂ホース2とシール部材3の重合部に両者の抜
出を防止する抜出防止手段7を施したものである。この
抜出防止手段7には種々のものがあるが、一例を挙げる
と、樹脂ホース2に外挿されているシール部材3の樹脂
ホース2との重合部の外周に凹溝8を形成するととも
に、この凹溝8に索状体9を巻回するとともに、凹溝8
の傍に両者を抜出させようとする外力が作用しても、索
条体9の乗り越えが困難な堰10を形成したものが考え
られる。
【0024】自動車が衝突したとき等、相手パイプ1と
樹脂ホース2との相対位置がずれて、例えば、相手パイ
プ1がA方向に引っ張られることがある。通常は、シー
ル部材3が弾性体であること、樹脂ホース2やシール部
材3が蛇腹に形成されること等によってこの引っ張りに
対処するが、その範囲を越えた外力が働くと、接着剤4
が剥がれて両者1、2が分断され、非常に危険なことが
ある。この場合でも、上記の抜出防止手段7によれば、
索状体9が堰10を乗り越える際の抵抗によって両者が
完全に分離することが避けられ、危険を回避できる。
【0025】この場合、索状体9は、断面が円形である
必要はなく、四角形をした板状のものでもよいが、索状
体9の重心高さ9aが堰10の高さ10aよりも低いの
が乗り越えの際の抵抗が大になって好ましい。又、索状
体9としては、金属製のリングや板状のかしめ体が考え
られるが、この他にコイル状のスプリング、リング状や
板状のばねクランプやネジ式クランプ等であってもよ
い。更に、索状体9の代わりにこの凹溝8の中に樹脂を
オーバーインジェクションすることも考えられ、こうす
ると、索条体9に比べて脱落防止効果が高い。
【0026】
【発明の効果】以上、本発明は、上記したものであるか
ら、則ち、樹脂ホースを相手パイプ・ホースとシール接
続させるに、相手パイプ・ホースとは容易にシール接続
できる弾性体のシール部材を介在させ、このシール部材
と樹脂ホースを相互に挿嵌するとともに、重合する部分
を接着剤で接着したものであるから、特別な部材や面倒
な操作、作業を必要としないで、樹脂ホースとシール部
材とを強固に一体化できるとともに、それに要するコス
トを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す樹脂ホースの接続状態の要
部断面図である。
【図2】本発明の他の一例を示す樹脂ホースの接続状態
の要部断面図である。
【図3】本発明の他の一例を示す樹脂ホースの接続状態
の要部断面図である。
【図4】本発明の他の一例を示す樹脂ホースの接続状態
の要部断面図である。
【符号の説明】
1 相手パイプ・ホース 2 樹脂ホース 3 シール部材 4 接着剤 5 バルジ 7 抜出防止手段 9 索条体 10 堰
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 33/22 F16L 33/22 33/24 33/24 // B29K 21:00 B29K 21:00 B29L 23:00 B29L 23:00 Fターム(参考) 3H017 HA04 KA03 KA04 3H111 AA02 BA11 BA15 BA34 CB14 CB27 CB28 DA14 DB19 EA03 EA15 4F211 AA45 AD12 AD24 AG08 AH11 AH43 TA03 TC11 TD02 TD07 TH17 TJ30 4H017 AA03 AB07 AB10 AB12 AD06 AE02 4J040 MA10 MA12 MB06 NA22 PA44

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質相手パイプ・ホースとシール接続さ
    れる樹脂ホースの接続構造であって、樹脂ホースの接続
    側端部と、硬質相手パイプ・ホースとシール接続される
    ショアA硬度80以下のゴム若しくは熱可塑性エラスト
    マーの弾性体からなるシール部材とを相互に挿嵌すると
    ともに、重合する部分を接着剤で接着したことを特徴と
    する樹脂ホースの接続構造。
  2. 【請求項2】 シール部材が単層体若しくは同質又は異
    質材料の積層体である請求項1の樹脂ホースの接続構
    造。
  3. 【請求項3】 相手パイプ・ホースの端部にバルジが形
    成されており、シール部材に内挿された樹脂ホースがバ
    ルジを乗り越えて相手パイプ・ホースに外挿している請
    求項1又は2の樹脂ホースの接続構造。
  4. 【請求項4】 樹脂ホースとシール部材の重合部に両者
    の抜出を防止する抜出防止手段が施される請求項1〜3
    いずれかの樹脂ホースの接続構造。
  5. 【請求項5】 抜出防止手段が、樹脂ホースとシール部
    材の重合部の外周に巻回される索条体と、索条体の傍に
    設けられ、両者を抜出させようとする外力が作用して
    も、索条体の乗り越えが困難な堰とで構成される請求項
    4の樹脂ホースの接続構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれかに記載の樹脂ホー
    スとシール部材の接着方法において、シール部材を成形
    型による成形操作で得るとともに、樹脂ホースの挿嵌部
    に反応型接着剤を塗布して上記成形型にセットし、シー
    ル部材が成形されると同時に樹脂ホースが接着されてい
    ることを特徴とする樹脂ホースの接続構造における樹脂
    ホースとシール部材の接着方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5いずれかに記載の樹脂ホー
    スとシール部材の接着方法において、樹脂ホースとシー
    ル部材の挿嵌時に接着剤を塗布して接着することを特徴
    とする樹脂ホースの接続構造を構成する樹脂ホースとシ
    ール部材の接着方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007147803A1 (de) * 2006-06-22 2007-12-27 Flint Group Germany Gmbh Fotopolymerisierbarer schichtenverbund zur herstellung von flexodruckelementen

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