JP2003083106A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置

Info

Publication number
JP2003083106A
JP2003083106A JP2001270909A JP2001270909A JP2003083106A JP 2003083106 A JP2003083106 A JP 2003083106A JP 2001270909 A JP2001270909 A JP 2001270909A JP 2001270909 A JP2001270909 A JP 2001270909A JP 2003083106 A JP2003083106 A JP 2003083106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
motor
engine
fuel
hybrid vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001270909A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Miyamoto
勝彦 宮本
Kenji Goshima
賢司 五島
Hiroyuki Tanaka
寛之 田中
Nobuaki Murakami
信明 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2001270909A priority Critical patent/JP2003083106A/ja
Publication of JP2003083106A publication Critical patent/JP2003083106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド車両の制御装置に関し、減速時
の燃料カット状態からのトルク復帰時において車両に発
生するショックを低減できるようにする。 【解決手段】 車両の減速時にエンジンヘの燃料カット
条件が成立すると(時点t1)、エンジンヘの燃料供給
を停止又は抑制し、ドライバの加速指示部材の操作によ
り燃料カット状態からのトルク復帰条件が成立すると
(時点t3)、ドライバの加速指示部材の操作量に基づ
き算出された要求トルクとなるようにモータの駆動トル
クを徐々に増大して車両を駆動し、モータによる車両の
駆動後にエンジンヘの燃料供給を開始する(時点
4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンとモータ
とを備えたハイブリッド車両の制御装置に関し、詳しく
は、減速時の燃料カット状態からのトルク復帰時におけ
るモータ及びエンジンの制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンにモータを組み合わせ、
エンジン出力及び/又はモータ出力により走行可能とし
たハイブリッド車両が実用化されている。この種のハイ
ブリッド車両では、エンジンとモータとの協調制御によ
って、従来のエンジンのみによる駆動形式の車両に比較
してより良好な運転性能を得ることができる。
【0003】例えば、エンジンには燃料噴射の有無によ
りトルク段差が存在する。このため、従来のエンジンの
みによる駆動形式の車両では、減速時の燃料カットから
の燃料の再供給によるトルク復帰時には、エンジンのト
ルク段差によって車両にショックを与えてしまい運転性
能を低下させていた。これに対し、ハイブリッド車両で
は、特開2000−97068号公報に開示されている
ように、エンジンの燃料カットからの再供給に合わせて
モータを駆動することによってエンジントルクに対する
補償トルクを与えることができる。燃料再供給時にはエ
ンジントルクが急激に発生するので、そのトルク段差を
解消するためにモータを駆動して補償トルクを与えるこ
とは、トルク段差を低減するために有効な方法であると
いえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンのトルク復帰時のショックとしては、エンジントルク
の上昇により発生するトルク段差に伴うものだけではな
く、それ以外にも変速機等の駆動系のガタ詰め等の要素
により発生するガタ詰めショックが存在する。このガタ
詰め等によるショックは特に微速走行時において顕著に
発生し、しかも、エンジントルクが発生する前(クラン
クシャフトが回転して駆動系のガタ詰めと駆動系捻りの
より戻しが行われた瞬間)に生じるものである。このた
め、上記従来技術のようにエンジントルクに応じてモー
タを制御しても、ガタ詰め等によるショックが発生した
後での制御となってしまう。したがって、上記従来技術
では、ガタ詰め等により発生するショックについては、
それを低減することはできない。
【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、減速時の燃料カット状態からのトルク復帰時
において車両に発生するショックを低減できるようにし
た、ハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハイブリッド車両の制御装置は、車両の減
速時にエンジンヘの燃料カット条件が成立すると燃料カ
ット手段によりエンジンヘの燃料供給を停止又は抑制
し、ドライバの加速指示部材の操作により燃料カット状
態からのトルク復帰条件が成立すると、要求トルク算出
手段によりドライバの加速指示部材の操作量に基づき算
出された要求トルクとなるように、モータ制御手段によ
りモータの駆動トルクを徐々に増大して車両を駆動し、
モータによる車両の駆動後に燃料復帰手段によってエン
ジンヘの燃料供給を開始することを特徴としている。
【0007】モータはエンジンに比較して負から正へト
ルクを連続的に変化させることができので、このように
エンジンへの燃料供給に先立ちモータにより車両の駆動
を開始することで駆動系のガタ詰め等が滑らかに行わ
れ、ガタ詰め等に伴い発生するショックが低減されるこ
とになる。好ましくは、燃料復帰手段による燃料供給の
開始と同期してモータの駆動トルクを低下させるように
モータ制御手段よるモータの制御を行う。これにより、
燃料復帰時のトルク段差によるショックを低減すること
ができる。
【0008】より好ましくは、モータの駆動トルクとエ
ンジンの駆動トルクの合計が要求トルクとなるようにモ
ータ制御手段と燃料復帰手段とを協働させる。これによ
り、燃料カット復帰時のトルクを要求トルクに一致させ
ることが可能となり、ドライバの要求に一致した加速性
能を得ることができる。さらに好ましくは、スロットル
弁を制御するスロットル制御手段により、燃料カット条
件の成立時にはスロットル弁を開状態に制御し、燃料復
帰条件の成立とともにスロットル弁を閉状態に制御す
る。これにより、減速時にはポンプ損失を低減してモー
タの回生効率を向上させることができるとともに、燃料
供給の開始時には吸入空気量を絞ることによりトルク段
差を低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の一実施
形態としてのハイブリッド車両の制御装置を示すもの
で、ここでは、パラレル式のハイブッド車に本発明の制
御装置を適用した場合について示している。
【0010】図1の全体構成図に示すように、本実施形
態にかかるハイブリッド車両1の駆動系は、エンジン
2,モータ3及びCVT(無段自動変速機)4を組み合
わせた構成となっている。ここでは、エンジン2は一般
的な内燃機関として構成され、その出力軸2aをクラッ
チ5を介してCVT4の入力軸4aに連結され、CVT
4を介して左右の駆動輪8,8へ駆動トルクを伝達でき
るようになっている。
【0011】また、モータ3は電力供給を受けると電動
機として作動し、車両1の減速時等において回転駆動ト
ルクを受けると発電機として作動しうる電動機兼発電機
(M/G)として構成されている。モータ3はその出力
軸をCVT4の入力軸4aと共用しており、電動機とし
て作動したときには入力軸4aを介してエンジン2及び
CVT4を直接回転駆動し、発電機として作動したとき
には入力軸4aから回転駆動トルクを入力されるように
なっている。なお、モータ3が発生した電力は図示しな
いバッテリに蓄えられるようになっており、モータ3の
駆動トルクが必要とされる場合にはバッテリに蓄えられ
た電力がモータ3へ供給されるようになっている。
【0012】一方、車室内には、図示しない入出力装
置,制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記
憶装置(ROM,RAM等),中央処理装置(CPU)
及びカウンタ等を備えた制御装置としてのコントローラ
(ECU)20が設置されている。コントローラ20の
入力側には、アクセルペダル(加速指示部材)6の開度
を検出するアクセル開度センサ(APS)30等の各種
センサが接続されている。また、コントローラ20の出
力側には、モータ3の制御回路3aや、エンジン2の燃
料噴射弁10や電子制御スロットル弁(ETV)11等
が接続されている。コントローラ20は、ドライバによ
るアクセルペダル6の操作をAPS30により検出し、
ドライバのアクセル操作に応じた運転状態になるように
エンジン2とモータ3を制御している。
【0013】次に本実施形態の制御装置の要部について
説明すると、本制御装置は、減速時の燃料カット状態か
らのトルク復帰の際に駆動系のガタ詰め等によって車両
1に発生するショックを、エンジン2とモータ3との協
調制御によって低減しようとしたものである。以下、図
2,図3に示すフローチャートを用いて、制御装置、す
なわちコントローラ20によって、減速時の燃料カット
状態からのトルク復帰の際に行われるエンジン2とモー
タ3との協調制御について説明する。なお、以下の処理
では、コントローラ20は、本発明にかかる燃料カット
手段、要求トルク算出手段、モータ制御手段、燃料復帰
手段、及びスロットル制御手段として機能している。
【0014】図2は減速時の燃料カット中に行われる処
理フローである。まずステップS10ではAPS30か
らの信号によりアクセルペダル6が全閉(APS全閉)
になっているか判定する。そして、APS全閉の場合に
は、さらにステップS20で燃料カット中か判定する。
そして、APS全閉で且つ燃料カット中の場合には、E
TV11の開度を所定開度に設定するとともに(ステッ
プS30)、トルク復帰カウンタを所定値に設定し(ス
テップS40)、エンジン燃料カット復帰指示後カウン
タも所定値に設定する(ステップS50)。
【0015】ステップS30でETV11を所定開度に
開くのは、減速時におけるモータ3の回生効率を向上さ
せるためである。ETV11を開くことによって、エン
ジン2への吸入空気量が増大し、これにより減速時にお
けるエンジン2のポンプ損失が低減し、その低減分がモ
ータ3の回生トルクに振り分けられることによりモータ
3の回生効率が向上する。また、ステップS40,S5
0で設定するトルク復帰カウンタ及びエンジン燃料カッ
ト復帰指示後カウンタは、図3に示すトルク復帰時の処
理フローにおいて用いられる。
【0016】トルク復帰処理は、ドライバの加速要求、
すなわちアクセルペダル6の踏み込みをトリガとして行
われる。図3に示すように、コントローラ20は、まず
ステップS110でAPS全閉か判定する。そして、ド
ライバによりアクセルペダル6が踏み込まれてステップ
S110の条件が不成立になったときには、ステップS
120に進む。
【0017】ステップS120ではトルク復帰カウンタ
が0になっているか判定する。このトルク復帰カウンタ
は、次のステップS130において、ステップS110
の条件不成立時(トルク復帰条件の成立時)からの経過
時間に応じて、図2のステップS40で設定された所定
値から減算されていく。ステップS140ではAPS開
度を所定値と比較する。APS開度が所定値以下の場合
には、ステップS150に進み、モータ3の駆動トルク
(モータトルク)がAPS開度に基づき算出されるドラ
イバの要求トルク(P/P(パワープラント)要求トル
ク)になるようにモータ3を制御する。すなわち、この
段階ではモータトルクのみによって車両1を駆動する。
また、ステップS160では、ETV11の開度を所定
開度から全閉近傍に制御する。これは、ETV11を開
いたままエンジン2の燃料復帰を行うと、エンジントル
クが大きくなりすぎてトルク段差が生じてしまうからで
ある。
【0018】ステップS170ではP/P要求トルクが
所定値以上か判定する。P/P要求トルクが所定値未満
の場合にはステップS210に進み、エンジン燃料カッ
ト復帰指示後カウンタの減算のみを行う。このエンジン
燃料カット復帰指示後カウンタは、ステップS110に
おけるトルク復帰条件の成立時からの経過時間に応じ
て、図2のステップS50で設定された所定値から減算
されていく。
【0019】一方、ステップS170の判定でP/P要
求トルクが所定値以上の場合には、ステップS180で
エンジン2に燃料復帰を指示する。すなわち、ETV1
1を制御してETV開度を全閉近傍から徐々に開いてい
くとともに燃料噴射弁10からの燃料噴射量も徐々に増
大させていく。これにより燃料噴射量に応じたエンジン
2の駆動トルク(エンジントルク)が発生する。そし
て、ステップS190の判定でエンジン燃料カット復帰
指示後カウンタが0になっていない場合には、ステップ
S210においてエンジン燃料カット復帰指示後カウン
タを減算し、エンジン燃料カット復帰指示後カウンタが
0になっている場合には、ステップS200においてモ
ータトルクを所定の勾配で減少させていく。なお、この
とき、ステップS180の燃料復帰によるエンジントル
クとステップS200におけるモータトルクの合計トル
クがP/P要求トルクに一致するように、エンジン2,
モータ3の各駆動トルクの協調制御を行う。
【0020】そして、ステップS110のトルク復帰条
件の成立時から所定時間が経過し、ステップS120に
おいてトルク復帰カウンタが0になったときには、ステ
ップS240に進みエンジン2,モータ3ともに通常の
トルク制御を行う。また、ステップS140でAPS開
度が所定値を超えたときには、ドライバが加速を強く要
求しているものとみなしてステップS220でトルク復
帰カウンタを強制的に0にし、また、ステップS230
でエンジン燃料カット復帰指示後カウンタを強制的に0
にした後、ステップS240に進みエンジン2,モータ
3ともに通常のトルク制御を行う。
【0021】以上のような制御により、本制御装置によ
れば車両1の減速時の燃料カット状態からのトルク復帰
時において次のような作用及び効果が得られる。以下、
図4を参照しながら本制御装置の作用及び効果について
説明する。まず、図4(f)に示すようにアクセルペダ
ル6が戻されてAPS開度が全閉になると(時点
1)、ECU10の燃料カット手段としての機能によ
り、図4(d)に示すようにETV11が閉じられ、図
4(e)に示すように燃料噴射弁10から供給される燃
料量(Pw)は徐々に低減されていき、それに伴ってエ
ンジントルクも図4(c)に示すように低下していく。
そして、燃料が完全にカットされた時点(時点t2
で、ECU10のスロットル制御手段としての機能によ
りETV11が全閉状態から所定開度に開かれる。
【0022】次に、アクセルペダル6が踏まれてAPS
開度が全閉状態から開状態になると(時点t3)、EC
U10の要求トルク算出手段としての機能によりAPS
開度に基づきドライバのP/P要求トルクが算出され、
燃料はカットされた状態のまま、ECU10のモータ制
御手段としての機能により図4(b)に示すようにモー
タトルクが負(吸収トルク)から正へ、APS開度に基
づき算出されるドライバのP/P要求トルクとなるよう
に徐々に増大されていく。モータ3はエンジン2に比較
して負から正へトルクを連続的に変化させることができ
るので、このようにエンジン2への燃料供給に先立ちモ
ータ3により車両1の駆動を開始することで駆動系のガ
タ詰めや駆動系の捻りのより戻しが滑らかに行われ、ガ
タ詰め等に基づき発生するショックが低減されることに
なる。また、このときETV11は所定開度から全閉状
態に制御される。
【0023】そして、モータ3によるトルク復帰後、ド
ライバのP/P要求トルクが所定値以上になった時点
(時点t4)で、ECU10のスロットル制御手段とし
ての機能により図4(d)に示すようにETV11が全
閉から開状態に制御されるとともに、ECU10の燃料
復帰手段としての機能により図4(e)に示すように燃
料供給が開始されて燃料量(Pw)が徐々に増大してい
く。また、この燃料供給の開始に伴うエンジントルクの
増大に応じてモータトルクが徐々に減少されていき、エ
ンジントルクとモータトルクとの合計、すなわち車両駆
動トルクがドライバのP/P要求トルクに一致するよう
にエンジン2とモータ3との協調制御が行われる。この
ように燃料供給の再開とともにモータトルクが減少され
ることにより、燃料復帰時のトルク段差によるショック
が低減されることになる。また、車両駆動トルクをドラ
イバのP/P要求トルクに一致させることで、ドライバ
の要求に一致した加速性能が得られるようになる。その
後、トルク復帰時点(時点t 3)から所定時間(トルク
復帰カウンタの初期値に対応する時間)が経過した時点
(時点t5)で、エンジン2,モータ3ともに通常のト
ルク制御が行われる。
【0024】このように、本発明の一実施形態としての
ハイブリッド車両の制御装置によれば、減速時の燃料カ
ット中にドライバからの加速要求があった場合には、エ
ンジン2への燃料供給に先立ちモータ3により車両1の
駆動が開始され、且つ、ドライバのP/P要求トルクに
なるようにモータトルクが制御されるので、駆動系のガ
タ詰め等に伴い発生するショックを低減してドライバビ
リティを向上させることができるとともに、良好な加速
性能を得ることができるという利点がある。
【0025】また、燃料供給の開始と同期してモータト
ルクを低下させるようにモータ3が制御されるので、燃
料復帰時のトルク段差によるショックを低減することが
できるという利点がある。また、モータトルクとエンジ
ントルクの合計がP/P要求トルクとなるようにモータ
2とエンジン3とが協調制御されるので、燃料復帰時の
車両駆動トルクをP/P要求トルクに一致させることが
可能となり、ドライバの要求に一致した加速性能を得る
ことができるという利点もある。
【0026】さらに、燃料カット中にはETV11が開
状態に制御され、トルク復帰条件の成立とともにETV
11が閉状態に制御されるので、減速時にはポンプ損失
を低減してモータの回生効率を向上させることができる
とともに、燃料供給の開始時には吸入空気量を絞ること
によりトルク段差を低減することができるという利点も
ある。
【0027】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施
しうるものである。例えば、上述の実施形態では減速時
の燃料カット中にETV11を所定開度に開いている
が、これは必須の制御ではなく、ETV11を閉じたま
まであってもよい。
【0028】また、上述の実施形態では減速時には燃料
を完全にカットしているが、完全にカットするのではな
く微小量に抑制するものでもよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のハイブリ
ッド車両の制御装置によれば、減速時の燃料カット中に
ドライバにより加速指示部材が操作されたときには、エ
ンジンへの燃料供給に先立ちモータにより車両の駆動が
開始され、且つ、ドライバの要求トルクになるようにモ
ータの駆動トルクが制御されるので、駆動系のガタ詰め
等に伴い発生するショックを低減してドライバビリティ
を向上させることができるとともに、良好な加速性能を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両
の全体構成を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる減速時の燃料カッ
ト中の制御の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態にかかるトルク復帰時の制
御の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態にかかる制御装置の作用及
び効果を説明するための図であり、(a)は燃料カット
からトルク復帰までの車両駆動トルクの時間変化を示す
図、(b)はモータトルクの時間変化を示す図、(c)
はエンジントルクの時間変化を示す図、(d)はETV
開度の時間変化を示す図、(e)は燃料噴射量の時間変
化を示す図、(f)はAPS開度の時間変化を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ハイブリッド車両 2 エンジン 3 モータ 4 CVT 6 アクセルペダル 10 燃料噴射弁 11 電子制御スロットル弁(ETV) 20 コントローラ(制御装置) 30 アクセル開度センサ(APS)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 9/02 351 F02D 11/10 F 11/10 41/10 310 41/10 310 330J 330 330S 41/12 310 41/12 310 330K 330 ZHV ZHV B60K 9/00 E (72)発明者 田中 寛之 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 村上 信明 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3G065 BA06 CA13 EA05 FA02 FA08 GA46 KA36 3G093 AA06 AA07 AA16 BA02 CB07 DB23 EA05 EA09 EB00 EC02 FA11 FB01 FB02 FB03 3G301 HA01 JA04 KA16 KA26 LA03 MA11 MA24 MA25 NA08 NE03 NE08 NE23 PF03Z 5H115 PA01 PG04 PI16 PU01 PU25 QE01 QE08 QE10 QH02 RE03 RE05 SE03 SE05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンとモータとを備えるハイブリッ
    ド車両において、 車両の減速時に上記エンジンヘの燃料カット条件が成立
    すると上記エンジンヘの燃料供給を停止又は抑制する燃
    料カット手段と、 ドライバの加速指示部材の操作量に基づき要求トルクを
    算出する要求トルク算出手段と、 ドライバの加速指示部材の操作により燃料カット状態か
    らのトルク復帰条件が成立すると、上記要求トルクとな
    るように上記モータの駆動トルクを徐々に増大して車両
    を駆動するモータ制御手段と、 上記モータによる車両の駆動後に上記エンジンヘの燃料
    供給を開始する燃料復帰手段とを備えたことを特徴とす
    る、ハイブリッド車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記モータ制御手段は上記燃料復帰手段
    による燃料供給の開始と同期して上記モータの駆動トル
    クを低下させることを特徴とする、請求項1記載のハイ
    ブリッド車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記モータ制御手段と上記燃料復帰手段
    とは、上記モータの駆動トルクと上記エンジンの駆動ト
    ルクの合計が上記要求トルクとなるように協働すること
    を特徴とする、請求項1又は2記載のハイブリッド車両
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 上記燃料カット条件の成立時にはスロッ
    トル弁を開状態に制御し、上記トルク復帰条件の成立と
    ともに上記スロットル弁を閉状態に制御するスロットル
    制御手段を備えたことを特徴とする、請求項1〜3の何
    れかの項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
JP2001270909A 2001-09-06 2001-09-06 ハイブリッド車両の制御装置 Pending JP2003083106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001270909A JP2003083106A (ja) 2001-09-06 2001-09-06 ハイブリッド車両の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001270909A JP2003083106A (ja) 2001-09-06 2001-09-06 ハイブリッド車両の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003083106A true JP2003083106A (ja) 2003-03-19

Family

ID=19096500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001270909A Pending JP2003083106A (ja) 2001-09-06 2001-09-06 ハイブリッド車両の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003083106A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004201408A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Toyota Motor Corp 車両の制御装置および制御方法
JP2008261337A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Ford Global Technologies Llc 自動車の推進システムの制御方法
JP2009544891A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 1つの燃焼室の作用停止時に、熱エンジンの出力軸に印加されるトルクを管理する方法、および管理システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004201408A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Toyota Motor Corp 車両の制御装置および制御方法
JP2009544891A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 1つの燃焼室の作用停止時に、熱エンジンの出力軸に印加されるトルクを管理する方法、および管理システム
JP2008261337A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Ford Global Technologies Llc 自動車の推進システムの制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8020652B2 (en) Generator power-based cold start strategy
US7877184B2 (en) Control apparatus and control method for hybrid vehicle
US7607499B2 (en) Hybrid vehicle controller
US6414401B1 (en) Regeneration control system and method of hybrid vehicle
US6942594B2 (en) Automatic stop/start controller for an engine
JPH08232817A (ja) ハイブリッド車両
JP2001233088A (ja) 車両のエンジン自動停止再始動装置
JP2004042734A (ja) 車両の制御装置
JP2006036197A (ja) ハイブリッド自動車のパワートレインにおける主動力源の振動を減衰する方法
US10800400B2 (en) Control system for hybrid vehicle
JP2000038939A (ja) ハイブリッド自動車
US6334499B1 (en) Output control apparatus for hybrid vehicles
JP2001263209A (ja) 内燃機関の始動装置
JP3896640B2 (ja) 車両のパワートレーンシステム
JP3370265B2 (ja) ハイブリッド車両
JP3794351B2 (ja) 車両のトルク制御装置及びトルク制御方法
JP2003083106A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2016141379A (ja) 電子制御装置
JP3062567B2 (ja) ハイブリッド型車両
JP2008247265A (ja) 車両およびその制御方法
JP3350520B2 (ja) ハイブリッド車両
JP2000261909A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2010274876A (ja) ハイブリッド車両の振動制御装置
JP2001152900A (ja) エンジンの始動判定装置、及び、これを用いたエンジン始動制御装置
JP2003235107A (ja) 車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090210