JP2003082904A - 開閉体制御装置 - Google Patents

開閉体制御装置

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JP2003082904A
JP2003082904A JP2001273837A JP2001273837A JP2003082904A JP 2003082904 A JP2003082904 A JP 2003082904A JP 2001273837 A JP2001273837 A JP 2001273837A JP 2001273837 A JP2001273837 A JP 2001273837A JP 2003082904 A JP2003082904 A JP 2003082904A
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Takuji Oka
卓爾 岡
Akira Yasutake
昭 安竹
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を車両に積み込むに際し、当該物品の収
容に適応した収容箇所を判定して対応する開閉体を自動
的にアンロックする。 【解決手段】 車両に収容されるべき物品の寸法値デー
タを発信し得るカート側制御ユニットからの物品情報信
号を受信し得る送受信部23と、自車の物品収容箇所の
寸法値データを記憶し得るメモリ部22と、物品の寸法
値データ及び自車の物品収容箇所の寸法値データに基づ
いて当該物品の収容に適応した収容箇所を判定し得る判
定手段を有する制御部21とを備え、該制御部21は、
送受信部23が物品情報信号を受信した際には、上記判
定手段の判定結果に基づいて、適応した収容箇所にアク
セスできるドアを自動的にアンロックするように駆動ア
クチュエータA1〜A5を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、開閉体制御装
置、特に、車体の一部を開閉可能に覆う複数の開閉体を
備えた車両について、各開閉体のロック・アンロック手
段を駆動制御する開閉体制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車等の車両において、
車体の一部を開閉可能に覆う例えばドア等の開閉体の開
閉制御装置として、送信機から送信されたロック・アン
ロック信号を車両側の受信機で受信して当該開閉体のロ
ック・アンロックを行わせることにより、開閉体のロッ
ク・アンロック状態を遠隔操作できるようにした、所
謂、キーレス・エントリ装置は、一般に良く知られてい
る。
【0003】また、近年では、例えば、自車を離れてい
た乗員が再び乗車するために自車に近付いて行く場合な
ど、乗員が当該車両から所定範囲内に接近した際には、
送信機の発信操作等の特別な操作をわざわざ行わなくて
も、乗員が接近する側に対応したドアが自動的にアンロ
ックされるようにした、所謂、スマートキーレス・シス
テムも知られており、一部では既に実用に供されてい
る。
【0004】尚、本明細書において、「(車両の)開閉
体」というときは、普通乗用車やワゴン型あるいはワン
ボックス型などの自動車にあっては、車室の側部を開閉
可能に覆う所謂サイドドアのみならず、例えば、車室後
部又は車体後部の荷室を開閉可能に覆うリヤのゲート若
しくはハッチ或いはトランクリッド等の開閉体をも含む
ものとし、また、トラック等の荷台や独立した荷室を備
えた荷物等の運搬用車両にあっては、運転室(キャビ
ン)の側部を開閉可能に覆う運転室サイドドアのみなら
ず、例えば、荷室の側部や後部を開閉可能に覆うドア
体、更には、荷台の側部や後部を仕切る所謂アオリ等の
開閉体をも含むものとする。
【0005】ところで、自動車等の車両で買い物に出掛
けた乗員が、車両を停めて買い物をし、購入した物品を
カート等に載せて自車に戻って来た場合、上述のスマー
トキーレス・システムを装備した車両であれば、自車に
近付くだけで何らの特別な操作を行うことなく、接近し
た側に近いドアが自動的に前以ってアンロックされるの
で、購入した物品を車内に積み込む上で非常に便利であ
る。また、かかるスマートキーレス・システムではなく
通常のキーレスエントリ・システムでも、乗員が送信機
を操作することにより、所定のドアを遠隔操作で前以っ
てアンロックさせることができるので、非常に便利であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、購入し
た物品の大きさによっては、このように前以ってアンロ
ックされたドアから車内に積み込もうとしても、当該ド
アからアクセス可能な(つまり、積み込み可能な)収容
箇所に収容しきれない場合がある。つまり、上記のよう
に前以ってアンロックされたドアからアクセス可能な収
容箇所の収容スペースが積み込もうとする物品の大きさ
よりも小さく、当該収容箇所には寸法的に入らない場合
が生じ得る。
【0007】また、購入した物品の重さによっては、上
記のように前以ってアンロックされたドアからアクセス
可能な収容箇所に積み込むと、車両全体の重心に大きな
変化を来たし、例えば、走行安定性やヘッドライトの光
軸の方向に影響を及ぼす等の、不都合が生じる場合もあ
る。更に、上記のように前以ってアンロックされたドア
からアクセス可能な収容箇所に物品を積み込む場合、こ
の収容箇所によっては、買い物前に乗員が着座していた
箇所に積み込む結果となり、その乗員が着座できなくな
る等の不都合が生じる場合もある。
【0008】以上のような不都合が生じた場合には、購
入した物品を積み込もうとする乗員は、改めて収容可能
または最適の収容箇所に対応したドアを探し、これをマ
ニュアル操作でアンロックし、当該ドアを開いて物品の
積み込み作業を行い、更に、キーレスシステムにより前
以ってアンロックされていたドアについては、忘れない
ようにロック操作しなければならず、却って煩わしいと
いう難点があった。特に、上述のスマートキーレス・シ
ステムの場合には、乗員が無意識に近付いただけで、そ
の近付いた側に最も近いドアが自動的にアンロックされ
てしまうので、この問題はより顕著なものとなる。
【0009】この発明は、かかる技術的課題に鑑みてな
されたもので、車両に収容されるべき物品を当該車両に
積み込むに際し、当該物品の収容に適応した収容箇所を
判定し該収容箇所に対応した開閉体を自動的にアンロッ
クすることができる開閉体制御装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、各々ロック
・アンロック手段を有し車体の一部を開閉可能に覆う複
数の開閉体と、各開閉体のロック・アンロック手段をそ
れぞれ駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御
手段とを備えた車両の開閉体制御装置であって、上記車
両に収容されるべき物品の物理量に関する情報を発信し
得る物品情報発信手段からの物品情報信号を受信し得る
受信手段と、少なくとも自車の物理量に関するデータを
記憶し得るデータ記憶手段と、上記物品情報信号に含ま
れた物品の物理量に関する情報および上記データ記憶手
段に記憶された自車の物理量に関するデータに基づいて
当該物品の収容に適応した収容箇所を判定し得る判定手
段と、を備え、上記制御手段は、上記受信手段が上記物
品情報信号を受信した際には、上記判定手段の判定結果
に基づいて、上記物品の収容に適応した収容箇所に対応
した開閉体を自動的にアンロックするように上記駆動手
段を制御する、ことを特徴としたものである。
【0011】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
物品の物理量は当該物品の大きさを示す寸法値を含むも
のであり、上記自車の物理量は当該車両の各収容箇所の
収容スペースの大きさをそれぞれ示す寸法値を含むもの
であることを特徴としたものである。
【0012】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第1又は第2の発明におい
て、上記物品の物理量は当該物品の重さを示す重量値を
含むものであり、上記自車の物理量は当該車両の各収容
箇所の許容積載荷重値を含むものであることを特徴とし
たものである。
【0013】また、更に、本願の請求項4に係る発明
(以下、第4の発明という)は、上記第1〜第3の発明の
いずれか一において、上記自車の物理量は当該車両の各
収容箇所と車両重心との関係を示す位置データを含むも
のであり、上記判定手段は、上記物品の収容に適応した
収容箇所のうち、当該物品の収容による車両重心の位置
変化がより小さい箇所を優先的な収容箇所と判定するこ
とを特徴としたものである。
【0014】また、更に、本願の請求項5に係る発明
(以下、第5の発明という)は、上記第1〜第4の発明の
何れか一において、直前の車両停止時における車両の乗
員に関する情報を検出する検出手段を更に備えており、
上記判定手段は、上記検出手段で検出された乗員に関す
る情報に応じて、上記物品の収容に適応した収容箇所を
判定することを特徴としたものである。
【0015】また、更に、本願の請求項6に係る発明
(以下、第6の発明という)は、上記第1〜第5の発明の
何れか一において、上記物品情報発信手段は、上記物品
情報信号と、上記車両に固有の識別信号とを、上記受信
手段に対して自動送信することを特徴としたものであ
る。
【0016】また、更に、本願の請求項7に係る発明
(以下、第7の発明という)は、上記第1〜第6の発明の
何れか一において、上記判定手段の判定結果に基づいて
上記物品の収容のためにアンロックされるべき開閉体に
関する開閉体情報を発信し得る発信手段を更に備え、上
記物品情報発信手段には、上記発信手段からの上記開閉
体情報を受信し得る受信部と、該受信部で受信した上記
開閉体情報に基づいてアンロックされるべき開閉体を表
示する表示手段とが設けられていることを特徴としたも
のである。
【0017】また、更に、本願の請求項8に係る発明
(以下、第8の発明という)は、上記第1〜第7の発明の
何れか一において、上記物品情報発信手段は、上記物品
を運搬するための物品運搬手段に設けられていることを
特徴としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいて詳細に説明する。まず、第1の実施の
形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る開
閉体制御装置を装備した自動車の内部を概略的に示す平
面説明図である。この図に示すように、上記自動車M1
には、車体の一部を開閉可能に覆う複数の開閉体とし
て、車体側部を開閉可能に覆う4つのサイドドアD1〜
D4と車体後端部を開閉可能に覆う1つのバックドアD
5の計5つのドアを備えている。これら各ドアD1〜D
5には、具体的には図示していないが、従来周知のロッ
ク・アンロック機構が付設されている。
【0019】この図1から良く分かるように、上記自動
車M1の場合、買い物で購入した物品等を収容できる収
容スペースとしては、運転者以外に乗員がいなければ、
フロントサイドドアD2で開閉される助手席上の収容ス
ペースS1と、リヤサイドドアD3又はD4で開閉され
るリヤシート(後席)上の収容スペース(後席収容スペ
ース)S2と、バックドアD5で開閉されるリヤシート
後方の荷室スペースS3の3箇所があるが、比較的大き
な物品を収容する場合には、後席収容スペースS2と荷
室スペースS3の何れかが使用される。また、後席に乗
員がいる場合には、専ら上記荷室スペースS3が使用さ
れる。
【0020】図2は、上記自動車に装備された開閉体制
御装置と共に用いられる買い物カートを模式的に示す説
明図である。この図に示すように、上記カートK1は、
購入した物品P1を収納する本体部Kaと、該本体部K
aの底面Kbに取り付けられた複数のキャスタKcと、
カート操作用のハンドル部Kdとを備えている。この買
い物カートK1が、本願請求項に記載した「(物品を運
搬するための)物品運搬手段」に相当している。尚、こ
の買い物カートK1は、より好ましくは、折り畳み式の
ものであり、折り畳んだ状態で上記車両M1内に収納さ
れ、買い物用に持ち運びされる。
【0021】上記物品P1の側面には、当該物品P1に
ついての情報が記載された例えばバーコード等を含むタ
グТgが付されており、当該タグТgのバーコード情報
には、車両M1に収容されるべき購入された物品P1の
物理量に関する情報として、その大きさを示す寸法値
(例えば、外箱の縦寸法,横寸法および高さ寸法)が含
まれている。
【0022】一方、上記カートK1の本体部Kaの例え
ば内側面には、上記物品P1に付されたタグТgのバー
コードを走査してその情報を読み取るスキャナScが取
り付けられており、物品P1をカート本体Ka内に収納
する際に、物品P1のタグТgが貼付された面がカート
本体部KaのスキャナScが取り付けられた面と対面す
るように入れることにより、物品収納時にタグТgのバ
ーコード情報が自動的に読み取られ、物品P1の物理量
データ(物品P1の大きさを示す寸法値)が検知される
ようになっている。
【0023】上記スキャナScはカート本体部Kaの内
側面から取り外し可能であり、必要に応じて、適宜、取
り外して使用される。尚、かかるスキャナScは、カー
ト本体部Kaに取り付けて使用するのではなく、初めか
らポータブル式のものとして使用するようにしても良
い。
【0024】上記カートK1の本体部Kaとハンドル部
Kdとの間の連結部分の近傍には、上記車両M1の各ド
アD1〜D5のロック・アンロック状態を制御する開閉
体制御システムのカート側制御ユニット10が設けられ
ている。該カート側制御ユニット10は、図3に示すよ
うに、例えばマイクロコンピュータを主要部として構成
された制御部11と、該制御部11に付設されたメモリ
部12と、後述する車両側の制御ユニット20(図4参
照)との送受信を行う送受信部13を備えている。ま
た、この制御ユニット10には、例えば液晶画面を備え
た表示部14と、車両M1内への物品収容のために、何
れかのドアのアンロックを要求する解錠ボタン15とが
電気的に接続されている。
【0025】上述のスキャナScも、上記制御部11に
電気的に接続されており、物品P1のタグТgから読み
取った物品P1に関する物理量データを含む情報を制御
部11に送信し入力できるようになっている。上記メモ
リ部12は、上記車両M1に固有の識別コード(所謂、
IDコード)を予め記憶しており、また、制御部11に
対して信号授受可能に接続されており、上記スキャナS
cが物品P1の物理量データを含む情報を制御部11に
入力した際には、この情報を記憶する。
【0026】上記送受信部13は、後述する車両M1側
の制御ユニットの送受信部と信号の送受信を行うもの
で、上記制御部11に対して信号授受可能に接続されて
おり、該制御部11からの制御信号に基づいて、上記メ
モリ部12に記憶された上記識別コードや物品P1の物
理量データを、車両側の制御ユニットに送信することが
できる。また、上記表示部14は、上記制御部11の制
御信号に応じて表示画面上に所要の表示を行うもので、
上記スキャナScが読み取った物品P1に関する情報
や、後述するように、車両M1のドアD1〜D5の何れ
かがアンロックされた場合には、当該ドア位置を表示す
ることができる。
【0027】更に、上記解錠ボタン15は、買い物を終
えた乗員が自車M1に戻る途中などにおいて、購入した
物品P1を自車両M1内へ収容するために、ドアのアン
ロックを要求する際に、乗員が入力操作するボタンであ
り、制御部11に入力信号送信可能に接続されている。
尚、上記カート側制御ユニット10が、本願請求項に記
載した「物品情報発信手段」に相当している。
【0028】かかる物品情報発信手段としての上記カー
ト側制御ユニット10は、物品P1を運搬するための物
品運搬手段としての買い物カートK1に設けられている
ので、買い物時に該カートK1と別途に持ち運ぶ必要が
なく、買い物時および物品運搬時の利便性を高めること
ができる。
【0029】一方、車両M1には、例えば車室前部のイ
ンストルメントパネル内に、車両M1の各ドアD1〜D
5のロック・アンロック状態を制御する開閉体制御シス
テムの車両側制御ユニット20が設けられている。該車
両側制御ユニット20は、図4に示すように、例えばマ
イクロコンピュータを主要部として構成された制御部2
1と、該制御部21に付設されたメモリ部22と、上記
カートK1側の制御ユニット10の送受信部13との送
受信を行う送受信部23とを備えている。
【0030】上記メモリ部22には、少なくとも、当該
車両M1に固有の識別コード(IDコード)と、車両M
1の各物品収容スペースS1〜S3の物理量に関するデ
ータとしてその大きさを示す寸法値データが記憶されて
いる。また、上記制御部21には、車両M1の各座席S
1〜S4毎に乗員が着座しているか否かを検出する乗員
検知スイッチ24が信号入力可能に接続されており、こ
の乗員検知スイッチ24から入力された検知データは、
上記メモリ部22に記憶される。つまり、今回の買い物
のための駐車時に乗員が着座していた座席については、
この乗員検知スイッチ24によって乗員の存在が検知さ
れ、その検知データがメモリ部22に記憶されることに
なる。
【0031】上記制御部21には、更に、各サイドドア
D1〜D4のロック・アンロック機構(不図示)を駆動
するアクチュエータA1〜A4及びバックドアD5のロ
ック・アンロック機構(不図示)を駆動するアクチュエ
ータA5が接続されており、これらアクチュエータA1
〜A5は制御部21からの制御信号に応じて駆動制御さ
れるようになっている。
【0032】尚、上記アクチュエータA1〜A5が本願
請求項に記載した「(各開閉体のロック・アンロック手
段をそれぞれ駆動する)駆動手段」に相当し、上記制御
部21が本願請求項に記載した「(駆動手段を制御す
る)制御手段」に相当し、上記メモリ部22が本願請求
項に記載した「データ記憶手段」に相当し、上記送受信
部23が本願請求項に記載した「(物品情報信号を受信
し得る)受信手段」及び「(開閉体情報を発信し得る)
発信手段」に相当し、上記乗員検知スイッチ24が本願
請求項に記載した「(乗員に関する情報を検出する)検
出手段」に相当している。また、本願請求項に記載した
「(物品の収容に適応した収容箇所を判定し得る)判定
手段」は上記制御部21内に設けられている。
【0033】以上の構成において、上記カート側制御ユ
ニット10では、以下の制御が行われる。すなわち、図
6のフローチャートに示すように、制御が開始される
と、まず、ステップ#1で、スキャナScから物品P1
に関する物理量データを含む情報の入力があったか否か
が継続的に判定され、これがイエス(YES)になる
と、その入力された上記情報がメモリ部12に記憶され
る(ステップ#2)。この入力情報には、少なくともカ
ートK1に収納された物品P1の物理量に関するデータ
として物品P1の外箱の大きさを示す寸法値データが含
まれている。
【0034】次に、ステップ#3で、解錠ボタン15が
入力操作があったか否かが継続的に判定され、これがY
ESになると、ステップ#4で、メモリ部12に記憶さ
れていた車両M1に固有の識別コード(IDコード)と
物品P1の上記寸法値データが、上記送受信部13から
車両M1側の制御ユニット20に(具体的には、その送
受信部23に)送信される。かかる送信を受けた車両側
制御ユニット20での制御については、後で詳しく説明
する。
【0035】更に、その後、ステップ#5で、送受信部
13がアンロックされたドア情報(どのドアがアンロッ
クされたかについての情報)を車両側制御ユニット20
から受信したか否かが継続的に判定される。そして、こ
の判定結果がYESになると、アンロックされたドア位
置が表示部14のディスプレイ画面上に表示されるよう
になっている。
【0036】図5は、上記表示部14のディスプレイ画
面表示の一例を示している。この例では、画面上で車両
M1のバックドアD5を示す部分が点滅しており、バッ
クドアD5がアンロックされていることが容易に分かる
ようになっている。従って、この場合、カートK1を押
しながら自車M1に戻る乗員は、自車M1のバックドア
D5を開いて、購入した物品P1を車両M1の最後部に
位置する荷室S3に収容すれば良い。
【0037】このように、アンロックされ開かれるべき
開閉体がカート側制御ユニット10の表示部14にディ
スプレイ表示されるので、カートK1を押して車両M1
に戻る乗員は、どの開閉体がアンロックされるかを容易
に前以て知ることができ、利便性がより一層向上する。
【0038】次に、上記車両M1側の制御ユニット20
での制御について、図7のフローチャートを参照しなが
ら説明する。図7に示すように、制御が開始されると、
まず、ステップ#11で、送受信部23が自車M1に固
有の識別コード信号(ID信号)をカート側制御ユニッ
ト10から受信したか否かを継続的に判定し、これがY
ESになると、ステップ#12で、受信したID信号が
正規のものであるか否かを判定する。この判定は、受信
したID信号とメモリ部22に記憶されていたID信号
とを対照することによって行われる。このステップ#1
2での判定結果がノー(NO)の場合には、制御を終了
しスタートに戻る。
【0039】上記ステップ#12での判定結果がYES
の場合には、ステップ#13で、送受信部23が自車M
1に収容されるべき物品P1の寸法値データをカート側
制御ユニット10から受信したか否かを判定し、これが
NOの場合には、物品P1を車両M1内に収容する意図
は認められるものの、物品P1に関する物理量(寸法
値)データが不明であるので、取り敢えず運転席ドアD
1をアンロックする(ステップ#17)。
【0040】そして、ステップ#18で、運転席ドアD
1がアンロックされたことを示すドア位置情報が、送受
信部23からカート側制御ユニット10に送信される。
このドア位置情報がカート側制御ユニット10の送受信
部13で受信された場合には、アンロックされたドア位
置(この場合には、運転席ドアD1)が表示部14のデ
ィスプレイ画面上に表示されることは、上述の通りであ
る(図6のフローチャート:ステップ#5及びステップ
#6参照)。
【0041】一方、上記ステップ#13での判定結果が
YESの場合には、ステップ#14で、メモリ部22に
記憶されていた乗員検知データに基づいて、今回駐車時
に後席(リヤシート)に乗員が着座していたか否かが判
定される。この判定結果がYESの場合、つまり、駐車
時に後席に乗員が着座していた場合には、サブルーチン
1が実行される(ステップ#15)。また、上記ステッ
プ#14での判定結果がNOの場合、つまり、駐車時に
後席に乗員がおらず空いていた場合には、サブルーチン
2が実行される(ステップ#16)。
【0042】上記サブルーチン1又はサブルーチン2の
実行が終了すると、ステップ#18で、車両M1のどの
ドアがアンロックされたかを示すドア位置情報が、送受
信部23からカート側制御ユニット10に送信される。
そして、上述のように、このドア位置情報がカート側制
御ユニット10の送受信部13で受信されると、アンロ
ックされたドア位置が表示部14のディスプレイ画面上
に表示されるようになっている(図6のフローチャー
ト:ステップ#5及びステップ#6参照)。
【0043】上記サブルーチン1では、今回駐車時に後
席(リヤシート)に乗員が着座していたので(図7のフ
ローチャートのステップ#14:YES)、上記物品P
1をリヤシート上の収容スペースS2に収容することは
できない関係上、物品P1を荷室スペースS3内に収容
すべく、当該物品P1が荷室スペースS3内に寸法的に
収用可能であるか否かが判定される。
【0044】すなわち、図8のフローチャートに示すよ
うに、まず、ステップ#21で、カート側から受信した
物品寸法値データに基づいて、物品P1の縦寸法,横寸
法および高さ寸法について大小関係を調べ、それらを大
きいものから順に、P1a,P1b,P1c(つまり、
P1a≧P1b≧P1c)として並べて認識する。更
に、ステップ#22で、メモリ部22に記憶していた自
車M1の物理量に関するデータのうちの荷室スペースS
3の寸法値データに基づいて、荷室スペースS3の縦寸
法,横寸法および高さ寸法について大小関係を調べ、そ
れらを大きいものから順に、S3a,S3b,S3c
(S3a≧S3b≧S3c)として並べて認識する。
【0045】次に、ステップ#23で、物品P1の最大
寸法P1aが荷室スペースS3の最大寸法S3a以下
(P1a≦S3a)であるか否かが判定される。この判
定結果がNO(P1a>S3a)の場合には、物品P1
は上記荷室スペースS3内に寸法的に収容しきれないの
で、取り敢えず運転席ドアD1がアンロックされる(ス
テップ#27)。上記ステップ#23での判定結果がY
ES(P1a≦S3a)の場合には、ステップ#24
で、物品P1の2番目の寸法値P1bが荷室スペースS
3の2番目の寸法値S3b以下(P1b≦S3b)であ
るか否かが判定される。この判定結果がNO(P1b>
S3b)の場合にも、やはり物品P1は上記荷室スペー
スS3内に寸法的に収容しきれないので、取り敢えず運
転席ドアD1がアンロックされる(ステップ#27)。
【0046】上記ステップ#24での判定結果がYES
(P1b≦S3b)の場合には、ステップ#25で、物
品P1の最小寸法P1cが荷室スペースS3の最小寸法
S3c以下(P1c≦S3c)であるか否かが判定され
る。この判定結果がNOの場合にも、やはり物品P1は
上記荷室スペースS3内に寸法的に収容しきれないの
で、取り敢えず運転席ドアD1がアンロックされる(ス
テップ#27)。一方、上記ステップ#25での判定結
果がYESの場合には、物品P1を上記荷室スペースS
3内に寸法的に収容可能であるので、ステップ#26
で、該荷室スペースS3を開閉するバックドアD5をア
ンロックするようになっている。
【0047】上記ステップ#26でバックドアD5がア
ンロックされるか、又はステップ#27で運転席ドアD
1がアンロックされた場合には、ステップ#18で、前
述のように、バックドアD5又は運転席ドアD1がアン
ロックされたことを示すドア・アンロック情報が、送受
信部23からカート側制御ユニット10の送受信部13
に送信される。
【0048】一方、上記サブルーチン2では、今回駐車
時に後席(リヤシート)に乗員が着座しておらず空いて
いたので(図7のフローチャートのステップ#14:N
O)、上記物品P1をできればリヤシート上の収容スペ
ースS2(後席収容スペース)に収容すべく、当該物品
P1が後席収容スペースS2に寸法的に収用可能である
か否かが判定される。このサブルーチン2での判定制御
処理は、荷室スペースS3の代わりに後席収容スペース
S2が判定対象となる点と、物品P1が後席収容スペー
スS2に寸法的に収用不能である場合には、サブルーチ
ン1を実行するように構成されている点を除いては、上
述のサブルーチン1と同様である。
【0049】すなわち、図9のフローチャートに示すよ
うに、まず、ステップ#31で、カート側から受信した
物品寸法値データに基づいて、物品P1の縦寸法,横寸
法および高さ寸法について大小関係を調べ、それらを大
きいものから順に、P1a,P1b,P1c(つまり、
P1a≧P1b≧P1c)として並べて認識する。更
に、ステップ#32で、メモリ部22に記憶していた自
車M1の物理量に関するデータのうちの後席収容スペー
スS2の寸法値データに基づいて、後席収容スペースS
2の縦寸法,横寸法および高さ寸法について大小関係を
調べ、それらを大きいものから順に、S2a,S2b,
S2c(S2a≧S2b≧S2c)として並べて認識す
る。
【0050】次に、ステップ#33で、物品P1の最大
寸法P1aが後席収容スペースS2の最大寸法S2a以
下(P1a≦S2a)であるか否かが判定される。この
判定結果がNO(P1a>S2a)の場合には、物品P
1は上記後席収容スペースS2内に寸法的に収容しきれ
ないので、上述のサブルーチン1が実行される(図8の
フローチャートにおけるY1参照)。
【0051】上記ステップ#33での判定結果がYES
(P1a≦S2a)の場合には、ステップ#34で、物
品P1の2番目の寸法値P1bが後席収容スペースS2
の2番目の寸法値S2b以下(P1b≦S2b)である
か否かが判定される。この判定結果がNO(P1b>S
2b)の場合にも、やはり物品P1は上記後席収容スペ
ースS2内に寸法的に収容しきれないので、サブルーチ
ン1が実行される。
【0052】上記ステップ#34での判定結果がYES
(P1b≦S2b)の場合には、ステップ#35で、物
品P1の最小寸法P1cが後席収容スペースS2の最小
寸法S2c以下(P1c≦S2c)であるか否かが判定
される。この判定結果がNOの場合にも、やはり物品P
1は上記後席収容スペースS2内に寸法的に収容しきれ
ないので、上記サブルーチン1が実行されるようになっ
ている。
【0053】一方、上記ステップ#35での判定結果が
YESの場合には、物品P1を上記後席収容スペースS
2内に寸法的に収容可能であるので、ステップ#36
で、該後席収容スペースS2を開閉するリヤサイドドア
D3又はD4をアンロックする。この場合、より好まし
くは、カートK1が近づいて来る方向に近い方のドアD
3又はD4がアンロックされる。
【0054】尚、上記ステップ#36でリヤサイドドア
D3又はD4がアンロックされた場合には、ステップ#
18で、前述のように、リヤサイドドアD3又はD4が
アンロックされたことを示すドア・アンロック情報が、
送受信部23からカート側制御ユニット10の送受信部
13に送信されるようになっている。
【0055】以上、説明したように、本実施の形態によ
れば、車両M1に収容されるべき物品P1の物理量に関
する情報と自車M1の物理量に関するデータに基づい
て、当該物品P1の収容に適応した収容箇所が判定さ
れ、この判定結果に基づいて上記収容箇所に対応したド
アが自動的にアンロックされるので、車両M1内に物品
を収容する際の乗員の利便性を大いに向上させることが
できる。特に、従来のように、当該物品の収容に必ずし
も適応していない収容箇所に対応したドアがアンロック
されることが無くなるので、不要な開閉体のアンロック
による煩わしさを解消でき、また、無駄なエネルギ消費
も回避することができる。
【0056】また、本実施の形態では、特に、上記物品
P1の大きさを示す寸法値と自車の各収容箇所S1〜S
3の収容スペースの大きさをそれぞれ示す寸法値のデー
タに基づいて、当該物品P1の収容に適応した収容箇所
が判定され、この判定結果に基づいて上記収容箇所に対
応したドアが自動的にアンロックされるので、上記物品
P1が当該収容箇所に寸法的に入らないことにより、当
該物品P1の収容に適応していない収容箇所に対応した
開閉体がアンロックされることを、確実に防止すること
ができるのである。
【0057】更に、直前の車両停止時における車両M1
の乗員に関する情報に応じて、上記物品P1の収容に適
応した収容箇所が判定されるので、直前の車両停止時に
乗員が存在していた箇所に上記物品P1が収容されて当
該乗員の乗車スペースが無くなるような不都合が生じる
ことを、確実に防止することができる。
【0058】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。この第2の実施の形態は、物品の収容・積載
による車両重心の変化をできるだけ小さくすることを意
図したものである。尚、以下の説明において、上述の第
1の実施の形態における場合と、実質的に同様の構成を
備え同様の作用をなすものについては同一の符号を付
し、それ以上の説明は省略する。
【0059】図10は、本実施の形態に係る開閉体制御
装置を装備したトラックM2の内部および荷台を概略的
に示す平面説明図である。この図に示すように、上記ト
ラックM2には、車体の一部を開閉可能に覆う複数の開
閉体として、キャビンCB側部を開閉可能に覆う4つの
サイドドアE1〜E4と、荷台CAの側部及び後端部を
仕切る3枚の荷台アオリF1〜F3とを備えている。
【0060】上記各ドアE1〜E4には、具体的には図
示していないが、従来周知のロック・アンロック機構が
付設されている。また、荷台アオリF1〜F3にも周知
のロック・アンロック機構が付設されており、該機構を
アンロックすることにより、当該荷台アオリF1〜F3
は、そのロック状態が解除されて開かれるようになって
いる。
【0061】この図10から良く分かるように、上記ト
ラックM2の場合、買い物で購入した物品等を収容でき
る収容スペースとしては、運転者以外に乗員がいなけれ
ば、フロントサイドドアE2で開閉される助手席上の収
容スペースT1と、リヤサイドドアE3又はE4で開閉
されるリヤシート(後席)上の収容スペース(後席収容
スペース)T2と、荷台アオリF1,F2又はF3で開
閉される荷台スペースT3の3箇所があるが、比較的大
きな物品を収容する場合には、後席収容スペースT2と
荷台スペースT3の何れかが使用される。
【0062】図11は、上記トラックM2に装備された
開閉体制御装置と共に用いられる買い物カートK2を模
式的に示す説明図である。この図に示すように、上記カ
ートK2は、上述の第1の実施の形態で説明したカート
K1と同様に、例えば折り畳み式のものであり、購入し
た物品P1を収納する本体部Kaと、その底面Kbに取
り付けられた複数のキャスタKcと、カート操作用のハ
ンドル部Kdとを備えている。
【0063】本実施の形態では、カート本体部Kaの底
面部Kbに重量センサJwが取り付けられており、積み
込んだ物品P2の物理量データとしての重量値が検知で
きるようになっている。尚、この代わりに、第1の実施
の形態における場合と同様に、物品の外面(若しくは物
品の外箱)に例えばバーコード等を含むタグを貼付して
おき、このタグのバーコード情報に、車両M2に収容さ
れる物品P2の物理量として、その重さを示す重量値を
含ませておき、これを第1の実施の形態における場合と
同様のスキャナで読み取るようにしても良い。
【0064】上記カートK2の本体部Kaとハンドル部
Kdとの間の連結部分の近傍には、上記車両M2の各ド
アE1〜E4及び荷台アオリF1〜F3のロック・アン
ロック状態を制御する開閉体制御システムのカート側制
御ユニット30が設けられている。図12に示すよう
に、該カート側制御ユニット30は、第1の実施の形態
におけるカート側制御ユニット10と類似しているが、
表示部14は備えておらず、また、スキャナSc及び解
錠ボタン15が制御部31に接続されておらず、この代
わりに上記重量センサJwが制御部31に接続されてい
る点が、構造的に異なっている。
【0065】すなわち、本実施の形態に係るカート側制
御ユニット30は、例えばマイクロコンピュータを主要
部として構成された制御部31と、該制御部31に付設
されたメモリ部32と、後述する車両側の制御ユニット
40(図14参照)との送受信を行う送受信部33とを
備えている。制御部31には上記重量センサJwが電気
的に接続されており、カートK2の本体部Ka内に収納
された物品P2の重量値を検出して、制御部11に送信
し入力できるようになっている。上記メモリ部12は、
上記車両M1に固有の識別コード(所謂、IDコード)
を予め記憶している。
【0066】一方、車両M2には、例えば車室前部のイ
ンストルメントパネル内に、車両M2の各サイドドアE
1〜E4及び荷台アオリF1〜F3のロック・アンロッ
ク状態を制御する開閉体制御システムの車両側制御ユニ
ット40が設けられている。図13に示すように、該車
両側制御ユニット40は、第1の実施の形態における車
両側制御ユニット20と類似しているが、乗員検知スイ
ッチ24は接続されておらず、また、バックドアD5の
ロック・アンロック機構(不図示)を駆動するアクチュ
エータA5の代わりに、荷台アオリF1〜F3のロック
・アンロック機構(不図示)を駆動するアクチュエータ
C1〜C3が接続されている点が、構造的に異なってい
る。
【0067】すなわち、本実施の形態に係る車両側制御
ユニット40は、例えばマイクロコンピュータを主要部
として構成された制御部41と、該制御部41に付設さ
れたメモリ部42と、上述のカート側制御ユニット30
(具体的には、その送受信部33)との送受信を行う送
受信部43とを備えており、制御部41には、各サイド
ドアE1〜E4のロック・アンロック機構(不図示)を
駆動するアクチュエータB1〜B4及び各荷台アオリF
1〜F3のロック・アンロック機構(不図示)を駆動す
るアクチュエータC1〜C3が接続されている。
【0068】また、本実施の形態では、上記メモリ部4
2には、少なくとも当該車両M2に固有の識別コード
(IDコード)と、当該車両M2の物理量に関するデー
タとして、車両重心に関するデータ(具体的には、重心
位置データ)及び車両M2の後席シートへの最大許容積
載荷重値データが予め格納されている。この場合、当該
車両M2の重心Gvは、キャビン内の後席配置部分Т3
にあり、メモリ部42は、この重心位置を予め記憶して
いる。
【0069】更に、この車両側制御ユニット40の送受
信部43は、数秒間隔(例えば、3〜5秒間隔程度)の
短い一定時間間隔で呼び出し信号を出力するように構成
されており、買い物カートK2が所定範囲内にある場合
には、カート側制御ユニット30の送受信部33がこれ
を受信するようになっている。
【0070】以上の構成において、上記カート側制御ユ
ニット30では、以下の制御が行われる。すなわち、図
14のフローチャートに示すように、制御が開始される
と、まず、ステップ#51で、車両側制御ユニット40
からの呼び出し信号を受信したか否かが継続的に判定さ
れ、これがYESになると、送受信部33から車両側制
御ユニット40に対して応答信号が送信される(ステッ
プ#52)。この応答信号には、メモリ部32に記憶さ
れていた当該車両M2に固有の識別コード(IDコー
ド)情報が含まれている。
【0071】次に、ステップ#53で、重量センサJw
からカートK2に収納された物品P2の重量値データを
取得する。そして、ステップ#54で、この重量値デー
タを車両側制御ユニット40に送信する。以上により、
カート側制御ユニット30の制御は終了する。尚、物品
P2の重量値データは、カートK2内への物品P2の収
納が完了した時点で行い、このデータをメモリ部32に
記憶させておき、これを読み出して利用するようにして
も良い。
【0072】この場合、物品情報発信手段としてのカー
ト側制御ユニット30が、物品P2の物理量に関する情
報としての重量値データと車両M2に固有のIDコード
信号とを自動送信するので、乗員は何ら特別な操作を行
う必要がなく、利便性をより高めることができる。
【0073】次に、上記車両M2側の制御ユニット40
での制御について、図15のフローチャートを参照しな
がら説明する。図15に示すように、制御が開始される
と、まず、ステップ#61で、送受信部43から呼び出
し信号が発信される。この呼び出し信号は、上述のよう
に、例えば3〜5秒間隔程度の短い一定サイクルで出力
されるもので、買い物カートK2が所定範囲内にある場
合には、カート側制御ユニット30の送受信部33がこ
れを受信して自動的に応答信号が出力される(図16の
フローチャート:ステップ#51及びステップ#52参
照。)
【0074】上記呼び出し信号を発信した後、ステップ
#62で、カート側制御ユニット30から応答信号を受
信したか否かを判定し、これがNOの場合には、ステッ
プ#63で、所定時間(呼び出し信号の発信サイクルに
基づく所定の時間間隔)が経過したか否かが継続的に判
定され、これがYESになると、ステップ#61に戻っ
て次サイクルの呼び出し信号が発信される。
【0075】上記ステップ#62での判定結果がYES
になると、次に、ステップ#64で、受信した応答信号
が正規のものであるか否かを判定する。この判定は、応
答信号に含まれる車両M2の識別コード信号(ID信
号)とメモリ部42に記憶されていたID信号とを対照
することによって行われる。このステップ#64での判
定結果がNOの場合には、制御を終了しスタートに戻
る。
【0076】上記ステップ#64での判定結果がYES
の場合には、ステップ#65で、送受信部43が自車M
2に収容されるべき物品P2の重量値データをカート側
制御ユニット30から受信したか否かを判定し、これが
NOの場合には、ステップ#66で、予め設定された一
定時間(例えば、2〜3秒程度のごく短い時間)が経過
したか否かが継続的に判定され、これがYESになる
と、応答信号を受信し上記一定時間が経過しても、物品
P2に関する物理量(重量値)データが不明であるの
で、制御を終了しスタートに戻る。
【0077】上記ステップ#65での判定結果がYES
になると、次に、ステップ#67で、自車M2内に収容
されるべき物品P2の重量が、予め設定された所定値未
満であるか否かを判定する。この所定値は、車両M2の
重心Gvがあるキャビン後席シートに着座し得る最多人
数(例えば3人)の体重の総和の推定値(つまり、後席
シートへの最大許容積載荷重データ)に基づいて予め設
定された閾値であり、この値はメモリ部42に記憶され
ている。
【0078】また、上述のように、このメモリ部42に
は、当該車両M2の車両重心Gvの位置データが予め格
納されており、車両重心Gvは、キャビンCB内の後席
配置部分Т3にあるので、当該車両M2に収容されるべ
き物品P2の重量が後席シートТ3上に支障なく収容で
きる範囲内である場合には、この後席シートТ3上に物
品P2を収容・積載することにより、車両重心Gvの変
化をできるだけ小さくすることができる。すなわち、当
該車両M2内に物品を収納・積載する際には、車両重心
Gvの変化を抑制する観点から、上記後席シートТ3上
のスペースに優先的に物品を収容することが好ましい。
【0079】上記ステップ#67での判定結果がYES
の場合には、物品P2を後席シート上に収容しても重量
的に何ら問題はないので、物品P2の収容・積載による
車両重心Gvの変化を極力小さくするために、上記物品
P2を後席シートТ3上に収容すべく、リヤサイドドア
E3又はE4がアンロックされる(ステップ#68)。
一方、上記ステップ#67での判定結果がNOの場合に
は、重量的に物品P2を後席シートТ3上に収容・積載
するのに無理があるので、上記物品P2を荷台Т4上に
収容すべく、荷台アオリF1〜F3の何れかがアンロッ
クされるようになっている(ステップ#69)。
【0080】尚、上記リヤサイドドアE3又はE4をア
ンロックする場合、及び荷台アオリF1〜F3の何れか
をアンロックして開く場合、より好ましくは、カートK
2が近づいて来る方向に近い方のリヤサイドドアE3又
はE4、或いは荷台アオリF1〜F3の何れかがアンロ
ックされるようになっている。
【0081】以上、説明したように、本第2の実施の形
態によれば、基本的には前述の第1の実施の形態におけ
る場合と同様の作用効果を奏することができる。すなわ
ち、車両M2に収容されるべき物品P2の物理量に関す
る情報と自車M2の物理量に関するデータに基づいて、
当該物品P2の収容に適応した収容箇所が判定され、こ
の判定結果に基づいて上記収容箇所に対応したドアが自
動的にアンロックされるので、車両M2内に物品を収容
する際の乗員の利便性を大いに向上させることができ
る。従って、当該物品P2の収容に必ずしも適応してい
ない収容箇所に対応したドアがアンロックされることに
よる煩わしさを解消でき、また、無駄なエネルギ消費も
回避することができるのである。
【0082】また、本第2の実施の形態では、特に、上
記物品P2の重さを示す重量値と自車M2の各収容箇所
Т1〜Т3の許容積載荷重データに基づいて、当該物品
P2の収容に適応した収容箇所が判定され、この判定結
果に基づいて上記収容箇所に対応した開閉体(ドア又は
荷台アオリ)が自動的にアンロックされるので、上記物
品P2が当該収容箇所に重量的に積載できないことによ
り、当該物品の収容に適応していない収容箇所に対応し
た開閉体がアンロックされることを、確実に防止するこ
とができる。
【0083】更に、上記物品P2の収容による車両重心
Gvの位置変化がより小さい収容箇所を優先的な収容箇
所と判定し、当該収容箇所に対応した開閉体がアンロッ
クされるので、物品P2の収容によって車両重心Gvの
位置が変化し、車両M2の走行安定性やヘッドライトの
光軸の方向に影響を及ぼすことを、有効に抑制できるの
である。
【0084】尚、以上の説明では、第1の実施の形態
は、物品の物理量に関する情報として当該物品の大きさ
を示す寸法値を用い、また、第2の実施の形態は、物品
の物理量に関する情報として当該物品の重さを示す重量
値を用いるようにしたものであったが、これら寸法値と
重量値の両方を組み合わせて用いることも可能である。
この場合には、第1及び第2の実施の形態で得られる作
用効果の両方を併せて得ることができる。
【0085】また、上記各実施の形態では、カート側の
制御ユニット10,30は、買い物カートK1,K2に
一体的に設けられていたが、この代わりに、かかる制御
ユニットをカートK1,K2とは別体に設け、例えばポ
ータブル型としても良い。更に、上記各実施の形態で
は、物品を運搬するための物品運搬手段として買い物カ
ートK1,K2が用いられていたが、この代わりに、例
えばサイズの大きい買い物袋などを用いるようにしても
良い。
【0086】このように、本発明は、以上の実施態様に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて、種々の改良あるいは設計上の変更が可能である
ことは言うまでもない。
【0087】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、車両に収容
されるべき物品の物理量に関する情報と自車の物理量に
関するデータに基づいて、当該物品の収容に適応した収
容箇所が判定され、この判定結果に基づいて上記収容箇
所に対応した開閉体が自動的にアンロックされるので、
車両内に物品を収容する際の乗員の利便性を大いに向上
させることができる。特に、従来のように、当該物品の
収容に必ずしも適応していない収容箇所に対応した開閉
体がアンロックされることが無くなるので、不要な開閉
体のアンロックによる煩わしさを解消でき、また、無駄
なエネルギ消費も回避することができる。
【0088】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、上記物品の大きさを示す寸法値と自車の各収
容箇所の収容スペースの大きさをそれぞれ示す寸法値の
データに基づいて、当該物品の収容に適応した収容箇所
が判定され、この判定結果に基づいて上記収容箇所に対
応した開閉体が自動的にアンロックされるので、上記物
品が当該収容箇所に寸法的に入らないことにより、当該
物品の収容に適応していない収容箇所に対応した開閉体
がアンロックされることを、確実に防止することができ
る。
【0089】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第1又は第2の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。特に、上記物品の重さを示す重量値と自車
の各収容箇所の許容積載荷重データに基づいて、当該物
品の収容に適応した収容箇所が判定され、この判定結果
に基づいて上記収容箇所に対応した開閉体が自動的にア
ンロックされるので、上記物品が当該収容箇所に重量的
に積載できないことにより、当該物品の収容に適応して
いない収容箇所に対応した開閉体がアンロックされるこ
とを、確実に防止することができる。
【0090】また、更に、本願の第4の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第3の発明の何れか一と同様の
効果を奏することができる。特に、上記物品の収容によ
る車両重心の位置変化がより小さい収容箇所を優先的な
収容箇所と判定し、当該収容箇所に対応した開閉体がア
ンロックされるので、物品の収容によって車両重心が変
化し、車両の走行安定性やヘッドライトの光軸の方向に
影響を及ぼすことを、有効に抑制できる。
【0091】また、更に、本願の第5の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第4の発明の何れか一と同様の
効果を奏することができる。特に、直前の車両停止時に
おける車両の乗員に関する情報に応じて、上記物品の収
容に適応した収容箇所が判定されるので、直前の車両停
止時に乗員が存在していた箇所に上記物品が収容されて
当該乗員の乗車スペースが無くなることを、確実に防止
できる。
【0092】また、更に、本願の第6の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第5の発明の何れか一と同様の
効果を奏することができる。特に、上記物品情報発信手
段が上記物品情報と車両に固有の識別信号とを自動送信
するので、乗員は何ら特別な操作を行う必要がなく、利
便性をより高めることができる。
【0093】また、更に、本願の第7の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第6の発明の何れか一と同様の
効果を奏することができる。特に、アンロックされ開か
れるべき開閉体が表示手段に表示されるので、乗員はど
の開閉体がアンロックされるかを容易に前以て知ること
ができ、利便性がより一層向上する。
【0094】また、更に、本願の第8の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第7の発明の何れか一と同様の
効果を奏することができる。特に、上記物品情報発信手
段を物品運搬手段と別途に持ち運ぶ必要がなく、物品運
搬時の利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る開閉体制御
装置を装備した自動車の内部を概略的に示す平面説明図
である。
【図2】 第1の実施の形態に係る買い物カートを模式
的に示す説明図である。
【図3】 第1の実施の形態に係るカート側制御ユニッ
トの構成を概略的に示すブロック構成図である。
【図4】 第1の実施の形態に係る車両側制御ユニット
の構成を概略的に示すブロック構成図である。
【図5】 上記カート側制御ユニットの表示部での画面
表示の一例を示す説明図である。
【図6】 上記カート側制御ユニットでの制御の概要を
示すフローチャートである。
【図7】 上記車両側制御ユニットでの制御の概要を示
すフローチャートである。
【図8】 上記車両側制御ユニットでの制御におけるサ
ブルーチン1の概要を示すフローチャートである。
【図9】 上記車両側制御ユニットでの制御におけるサ
ブルーチン2の概要を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の第2の実施の形態に係る開閉体制
御装置を装備したトラックのキャビン内部及び荷台を概
略的に示す平面説明図である。
【図11】 第2の実施の形態に係る買い物カートを模
式的に示す説明図である。
【図12】 第2の実施の形態に係るカート側制御ユニ
ットの構成を概略的に示すブロック構成図である。
【図13】 第2の実施の形態に係る車両側制御ユニッ
トの構成を概略的に示すブロック構成図である。
【図14】 第2の実施の形態に係るカート側制御ユニ
ットでの制御の概要を示すフローチャートである。
【図15】 第2の実施の形態に係る車両側制御ユニッ
トでの制御の概要を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A1〜A5…ドアのロック・アンロック機構駆動用アク
チュエータ B1〜B4…ドアのロック・アンロック機構駆動用アク
チュエータ C1〜C3…荷台アオリのロック・アンロック機構駆動
用アクチュエータ D1〜D5…自動車のドア E1〜E4…トラックのドア F1〜F3…トラックの荷台アオリ Gv…車両の重心 Jw…重量センサ K1,K2…買い物カート M1,M2…車両 P1,P2…物品 P1a,P1b,P1c…物品の寸法値 S1,S2,S3…自動車の物品収容スペース S2a,S2b,S2c,S3a,S3b,S3c…収
容スペースの寸法値 Sc…スキャナ T1,T2,T3…トラックの物品収容スペース Tg…タグ 10,30…カート側制御ユニット 11,31…カート側制御ユニットの制御部 12,32…カート側制御ユニットのメモリ部 13,33…カート側制御ユニットの送受信部 14…カート側制御ユニットの表示部 20,40…車両側制御ユニット 21,41…車両側制御ユニットの制御部 22,42…車両側制御ユニットのメモリ部 23,43…車両側制御ユニットの送受信部 24…乗員検知スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 BB05 BB08 BB25 BB61 CC11 CC27 DD06 FF08 FF18 FF24 FF36 HH02 HH04 JJ00 JJ03 KK03 LL01 SS06 3D004 AA12 BA03 CA13 CA41

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々ロック・アンロック手段を有し車体
    の一部を開閉可能に覆う複数の開閉体と、各開閉体のロ
    ック・アンロック手段をそれぞれ駆動する駆動手段と、
    該駆動手段を制御する制御手段とを備えた車両の開閉体
    制御装置であって、 上記車両に収容されるべき物品の物理量に関する情報を
    発信し得る物品情報発信手段からの物品情報信号を受信
    し得る受信手段と、 少なくとも自車の物理量に関するデータを記憶し得るデ
    ータ記憶手段と、 上記物品情報信号に含まれた物品の物理量に関する情報
    および上記データ記憶手段に記憶された自車の物理量に
    関するデータに基づいて当該物品の収容に適応した収容
    箇所を判定し得る判定手段と、を備え、 上記制御手段は、上記受信手段が上記物品情報信号を受
    信した際には、上記判定手段の判定結果に基づいて、上
    記物品の収容に適応した収容箇所に対応した開閉体を自
    動的にアンロックするように上記駆動手段を制御する、
    ことを特徴とする開閉体制御装置。
  2. 【請求項2】 上記物品の物理量は当該物品の大きさを
    示す寸法値を含むものであり、上記自車の物理量は当該
    車両の各収容箇所の収容スペースの大きさをそれぞれ示
    す寸法値を含むものであることを特徴とする請求項1記
    載の開閉体制御装置。
  3. 【請求項3】 上記物品の物理量は当該物品の重さを示
    す重量値を含むものであり、上記自車の物理量は当該車
    両の各収容箇所の許容積載荷重値を含むものであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉体制御
    装置。
  4. 【請求項4】 上記自車の物理量は当該車両の各収容箇
    所と車両重心との関係を示す位置データを含むものであ
    り、上記判定手段は、上記物品の収容に適応した収容箇
    所のうち、当該物品の収容による車両重心の位置変化が
    より小さい箇所を優先的な収容箇所と判定することを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一に記載の開閉
    体制御装置。
  5. 【請求項5】 直前の車両停止時における車両の乗員に
    関する情報を検出する検出手段を更に備えており、上記
    判定手段は、上記検出手段で検出された乗員に関する情
    報に応じて、上記物品の収容に適応した収容箇所を判定
    することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一
    に記載の開閉体制御装置。
  6. 【請求項6】 上記物品情報発信手段は、上記物品情報
    信号と、上記車両に固有の識別信号とを、上記受信手段
    に対して自動送信することを特徴とする請求項1〜請求
    項5のいずれか一に記載の開閉体制御装置。
  7. 【請求項7】 上記判定手段の判定結果に基づいて上記
    物品の収容のためにアンロックされるべき開閉体に関す
    る開閉体情報を発信し得る発信手段を更に備え、上記物
    品情報発信手段には、上記発信手段からの上記開閉体情
    報を受信し得る受信部と、該受信部で受信した上記開閉
    体情報に基づいてアンロックされるべき開閉体を表示す
    る表示手段とが設けられていることを特徴とする請求項
    1〜請求項6のいずれか一に記載の開閉体制御装置。
  8. 【請求項8】 上記物品情報発信手段は、上記物品を運
    搬するための物品運搬手段に設けられていることを特徴
    とする請求項1〜請求項7のいずれか一に記載の開閉体
    制御装置。
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