JP2003082723A - 圧送装置および圧送装置システム - Google Patents

圧送装置および圧送装置システム

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JP2003082723A
JP2003082723A JP2001267649A JP2001267649A JP2003082723A JP 2003082723 A JP2003082723 A JP 2003082723A JP 2001267649 A JP2001267649 A JP 2001267649A JP 2001267649 A JP2001267649 A JP 2001267649A JP 2003082723 A JP2003082723 A JP 2003082723A
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pressure
pumping
waste water
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JP2001267649A
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English (en)
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Hirofumi Sato
裕文 佐藤
Shuho Miyahara
秀峰 宮原
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内蔵物の高さを低くした圧送装置および、排水
口高さの異なる壁排水式水洗式大便器に取り付けて床上
に設置して使用できる圧送装置 【解決手段】流入口からの汚物排水を貯留する本体容器
と、前記本体容器内に備えられ、前記本体容器の吐出口
より外部へ回転軸の回転運動により汚物排水を圧送する
圧送部と、から成る圧送装置において、前記本体容器の
底面に対して略水平に配置される前記回転軸を備えるこ
ととしたので、装置の内蔵物の高さを低くでき、装置本
体を高さ方向にコンパクトな装置にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭い空間に設置し
て使用する圧送装置、および該圧送装置と水洗式大便器
とから成る圧送装置、システムに関するものであり、特
に上下方向の設置高さに制約がある空間において設置お
よび使用可能にした圧送装置、および該圧送装置と水洗
式大便器都から成る圧送装置システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図14、図15および図1
6を用いて説明する。図中の破線矢印は汚物排水の流れ
を示す。図14は、従来の圧送装置の斜視概観図であ
り、図15は正面図であり、図16は便器と圧送装置を
組み合わせた従来の圧送装置システムの全体図である。
図14は、流入口10からの汚物排水を貯留する本体容
器1と、前記本体容器1内に備えられ、前記本体容器の
吐出口20より外部へ回転軸30の回転運動により汚物
排水を圧送する圧送部40と、から成り、本体容器1が
設置される床面70と略垂直に配置される回転軸30を
備えた圧送装置60の斜視概観である。本体容器1の内
部には、流入口付近に開口を設けた汚物排水の捕捉部1
20を配置し、該捕捉部120の内部にカッター130
を設け、該捕捉部120の直下にモーター141を配置
し、該モーター141の下にハウジング100と羽根車
110により構成する圧送部40を設けて底面部71上
に載せて設置し、該底面部71に対して垂直方向に直列
に配置した構成となっている。そして、上記の構成によ
る装置は本体脚50を介して床面70上に設置されてい
る。
【0003】図15は、本体容器1に汚物排水の流入口
10を設け、その近傍に流入口側に開口をもつ捕捉部1
20を配置し、該捕捉部120の内部に汚物排水を粉砕
するカッター130を備えて粉砕部150を構成してい
る。またさらに、該粉砕部150の直下に、モーター1
41を配置し、さらにモーター141と一体に設けた回
転軸30を持ち、その下に吸入口80を設けたハウジン
グ100と該回転軸30に取り付けた羽根車110から
成る圧送部40を構成しており、該粉砕部150と、該
モーター141と、該圧送部40は、底面部71上に垂
直方向に直列に配置した構成となっている。そして、上
記の構成による装置は本体脚50を介して床面70上に
設置されている。
【0004】図16は、ロータンク350と、壁排水式
水洗大便器260と、壁排水式水洗大便器260からの
汚物排水を排出する排水口261と、該排水口261に
接続して大便器260からの汚物排水を流入させる流入
口10と、流入口10からの汚物排水を貯留する本体容
器1と、本体容器1内に備えられ、流入口10からの汚
物排水を粉砕する粉砕部150と、本体容器1の吐出口
20より外部へ排水を圧送する圧送部40と、該粉砕部
150および該圧送部40とを駆動するモーター141
から成る圧送装置60と、圧送装置60以降において汚
物排水を搬送するために接続される排水管路360から
成る圧送装置システムである。
【0005】この種の圧送装置は、流入口10から本体
容器1に汚物排水が入ってくると、汚物排水を本体容器
1に一次貯留し、圧送装置60に備えられた図示しない
スイッチによって、本体容器1内に備えた粉砕部150
および圧送部40を駆動するために駆動部としてのモー
ター141を動かし、前記モーター141と同軸に備え
られ、粉砕部150を構成するカッター130および圧
送部40を構成するハウジング100内の羽根車110
を回転させることで、捕捉部120に捕捉された汚物排
水を粉砕し、捕捉部120から排出された汚物排水を圧
送部40の吸入口80から吸入して、ハウジング100
に設けた連通部90に連通する吐出口20から排水管路
360に通じて本体容器1内に貯留された汚物排水を強
制的に圧送することが可能であるため、圧送装置60以
降において汚物排水を搬送するために接続される排水管
路360の管径φを細くできることや勾配が上り勾配に
なる搬送路でも汚物排水の排出が可能である。従って、
排水管の敷設空間が狭くできるため居住空間を広げるこ
とや、居住空間における排水設備機器の設置レイアウト
の自由度を向上させることができた。なお、ここで汚物
排水とは、固形物である汚物と汚物を搬送する排水の二
相混合物を意味しており、具体的には、汚物として便器
からの大便、紙、洗面台や浴室からの髪の毛、台所から
の野菜くずなどがあげられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の圧送装置によると、図14、図15及び図16に示す
ように、本体容器に内蔵される圧送部は、本体容器の底
面部71および床面70に対して略垂直に配置される回
転軸を備えるため、前記内蔵物の構成は高さ向に直列に
並び配置される。このため、高さ方向にコンパクトな設
計とするには限界があった。したがって高さ方向に制約
を設けられたコンパクトな空間に設置する事ができない
という不都合があった。また、図16に示すように、特
に壁排水式水洗大便器260に用いる場合、前記便器の
排水口261の高さHが圧送装置60の流入口10の芯
高さTより低い場合には、圧送装置60を設置して使用
するために、設置場所の床面70を掘り下げて高さ調整
台370などに載せて設置する必要があり、床の掘り下
げ工事や、防火区画工事などが必要になるという不都合
があった。
【0007】本発明は、こういった問題に鑑みてなされ
たものであり、本発明の第一の目的は、内蔵物の高さを
低くした圧送装置を提供することにある。また本発明の
第二の目的は、排水口高さの異なる壁排水式水洗式大便
器に取り付けて床上に設置して使用できる圧送装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記課
題を解決するため本発明請求項1記載の圧送装置では、
流入口からの汚物排水を貯留する本体容器と、前記本体
容器内に備えられ、前記本体容器の吐出口より外部へ回
転軸の回転運動により汚物排水を圧送する圧送部と、か
ら成る圧送装置において、前記本体容器の底面に対して
略水平に配置される前記回転軸を備えた構成としてい
る。ただし、ここで汚物排水とは、固形物である汚物と
汚物を搬送する排水の二相混合物を意味しており、具体
的には、汚物として便器からの大便、紙、洗面台や浴室
からの髪の毛、台所からの野菜くずなどがあげられる。
【0009】本発明によると、以上の構成とすること
で、前記圧送装置は、汚物排水が流入口から本体容器に
入ってくると、本体容器に汚物排水を一次貯留し、圧送
装置に備えられたスイッチによって、本体容器内に備え
た圧送部を構成する駆動部を動かし、本体容器内に備え
られ前記駆動部に接続して備えられた圧送部を駆動する
ことで、本体容器に設けた吐出口から本体容器内に貯留
された汚物排水を強制的に圧送することができる。ここ
で、圧送作用は、回転軸にたとえば螺旋翼やプロペラ翼
を備えておくことで発生させることができる。螺旋翼の
場合、前記翼の周辺に円筒状の隔壁を設けることで汚物
排水が筒の入り口Aから取り込まれ、翼の回転とともに
後方Bに順次押しやられる間に、汚物は翼の専断力をう
けて粉砕され流動化する。こうして細かく粉砕された汚
物を伴った排水はさらに後方C側に送られ、そこに設け
た吐出口から順次排出される。プロペラ翼の場合も同様
である。
【0010】回転軸を水平に設けることで、該回転軸を
中心に回転運動をする機構部を直列に連ねても、圧送装
置の高さは回転部分の直径寸法に本体容器の底部と天井
部の厚みを足した程度で収まる。従って装置の内蔵物の
高さを低くでき、装置本体を高さ方向にコンパクトな装
置にできる。この結果高さ方向に制限のある空間や、狭
い床下空間など扁平な空間においても圧送装置を収納、
設置できる。
【0011】前記課題を解決するため本発明請求項2記
載の圧送装置では、前記圧送部は、前記本体容器内の汚
物排水を吸い込む吸入口と、前記吐出口へ連通する連通
部と、を備えるハウジングと、前記ハウジング内に備え
られる羽根車を設けた回転軸とからなることを特徴とす
る請求項1記載の圧送装置とした。
【0012】本発明によると、以上の構成とすること
で、前記圧送部は、前記圧送部の羽根車の回転力でハウ
ジング内の汚水を旋回させ、羽根車に接した汚物をハウ
ジングに設けた連通部から吐出口、さらには吐出口の先
の下水管までの流路の閉塞が起きない状態まで細かく粉
砕する事ができる。またハウジングの内壁に向かって圧
力を発生し、ハウジングに備えられた連通部から吐出口
へ向かって汚水を圧送する事ができる。同時に旋回の中
心部に負圧を生じさせて汚水を吸いこむことができる。
この作用が連続して起こり本体容器内に貯留する汚水は
圧送部へ送り込まれ、吐出口から圧送される。このとき
さらに、吸入口を設けることで、本体容器内の汚水に対
して漫然と作用していた吸引力が大きく作用することに
なり、圧送部から遠方にある汚物を吸いこむことができ
るようになる。吐出圧力および吸引力は、ハウジングと
羽根車の回転により形成される旋回流によって発生する
が、圧力によって発生する流れの速度は通過部の面積が
小さいほど大きくなるため、適度な大きさの吸入口を設
けることにより、吸引速度は大きくなり遠くの汚物を吸
い寄せることが可能となる。本体容器内に浮遊する汚物
は吸入口から速やかに吸入され羽根車の回転によって旋
回流をうけ、ハウジングと羽根車との剪断により粉砕さ
れ連通部を経由して吐出口から外部へ圧送される。ま
た、適度な大きさの吸入口を設けることにより大きな汚
物が圧送部に直接はいることを阻止し、圧送部が閉塞し
たり、回転軸および回転軸の回転運動で圧送する圧送部
が破壊する事を防止する。回転軸を水平にすることで、
高さ方向にコンパクトな圧送装置本体が提供でき、さら
に吸入口と連通部とハウジングと羽根車を設けること
で、羽根車とハウジングの組み合わせにより圧送能力を
高くすることができるため、同じ駆動力でも効率のいい
圧送部が設計でき、従ってさらにコンパクトな装置とす
ることができる。
【0013】前記課題を解決するため本発明請求項3記
載の圧送装置では、流入口からの汚物排水を貯留する本
体容器と、前記本体容器内に備えられ、前記流入口から
の汚物を捕捉する捕捉部と、前記捕捉部内に備えられ汚
物を粉砕するカッターと、前記カッターを動かす駆動部
と、からなる粉砕部と、前記本体容器の吐出口へ連通す
る連通部と、前記連通部を備えるハウジングと、前記ハ
ウジング内に備えられる回転軸の回転運動により、前記
汚物排水を吸入口から吸い込んで前記吐出口から外部へ
圧送する圧送部と、から成る圧送装置において、前記本
体容器の底面に対して略水平に配置される前記回転軸を
備えた構成としている。
【0014】本発明によると、以上の構成とすること
で、前記圧送装置は、流入口から本体容器に入ってきた
汚物排水を、本体容器内の捕捉部で捕捉する事ができ
る。そして駆動部により回転軸が駆動されると、該回転
軸に接続したカッターが回転することにより、捕捉部に
捕らえられた汚物は捕捉部から排出可能な大きさになる
までカッターで粉砕され、排水は粉砕された汚物を伴っ
て、本体容器内に発生する流れの圧力差に従って粉砕部
から圧送部の吸入口近傍へ移動し、前記回転軸の回転運
動によって前記吸入口からハウジング内に吸い込まれ
る。そして圧送部の吐出側に位置する連通部側の圧力が
あがり、連通部から吐出口を経由して汚物排水が外部へ
圧送される。このとき、圧力を作り出す手段は、回転軸
に設けた羽根車翼でもいいし、プロペラ翼でもよく、ま
た螺旋翼でもいい。このように捕捉部を設けることによ
り、汚物の捕捉が可能になり、汚物の流路への流入が防
止でき、流路を閉塞するような巨大汚物の吸い込みによ
る流路閉塞の危険が解消される。また、捕捉部をもつ粉
砕部を設けることにより、汚物を捕捉し、流動化するま
で粉砕し、流動化した汚物は吸入口以降での閉塞なしに
圧送することができる。またさらに、回転軸が水平軸で
あるため、駆動部に内蔵する回転軸にカッターを取り付
けたり、圧送部の羽根車などを取り付けたりして、同軸
での直列並びの構成にしても高さ方向には大きくならな
いため高さ方向にコンパクトな設計が可能となる。
【0015】前記課題を解決するため本発明請求項4記
載の圧送装置では、前記捕捉部を前記流入口の近傍に設
けたことを特徴とする請求項3記載の圧送装置とした。
【0016】本発明によると、前記圧送装置は、流入口
からの汚物を捕捉する捕捉部を備えているため、流入口
から本体容器に入ってきた汚物排水を、最も早く本体容
器内の捕捉部で捕捉する事ができる。そして前記捕捉部
にカッターを備えているため、駆動部により回転軸が駆
動されると、該回転軸に接続したカッターが回転するこ
とにより、固形物である汚物は捕捉部から排出可能な大
きさになるまでカッターで粉砕される。排水は粉砕され
た汚物を伴って、本体容器内に発生する流れの圧力差に
従って粉砕部から圧送部の吸入口近傍へ移動し、前記回
転軸の回転運動によって前記吸入口からハウジング内に
吸い込まれる。そして圧送部の吐出側に位置する連通部
側の圧力があがり、連通部から吐出口を経由して汚物排
水が外部へ圧送される。このとき、圧力を作り出す手段
は、回転軸に設けた羽根車翼でもいいし、プロペラ翼で
もよく、また螺旋翼でもいい。
【0017】このように捕捉部を流入口の近傍に設ける
ことにより、汚物の捕捉がより確実に実施できるように
なり、汚物の流路への流入がより確実に防止でき、汚物
を貯留部にこぼさないから吸入口が汚物で閉塞する危険
や、吸入口以降の流路を閉塞するような巨大汚物の吸い
込みによる流路閉塞の危険がより確実に解消される。ま
た、捕捉部には粉砕部を設けることにより、汚物はすべ
て捕捉部から脱出できる大きさまで粉砕され、吸入口以
降での閉塞なしに圧送することができる。またさらに、
回転軸が水平軸であるため、高さ方向には大きくならな
いため高さ方向にコンパクトな設計が可能となる。回転
軸を水平にすることで、駆動部に内蔵する回転軸にカッ
ターを取り付けたり、圧送部の羽根車などを取り付けた
りして、同軸での直列並びの構成にしても高さ方向にコ
ンパクトな圧送装置本体が提供でき、さらに捕捉部を流
入口の近傍に設けることにより、汚物排水が本体容器に
流入すると汚物を貯留部にこぼさないで直ちに汚物の捕
捉を実施することができ、吸入口以降の流路の閉塞が起
こらない圧送装置とすることができる。
【0018】前記課題を解決するため本発明請求項5記
載の圧送装置では、前記ハウジングの頂部に通気開口部
を設けたことを特徴とする請求項2乃至4いずれか記載
の圧送装置とした。
【0019】本発明によると、以上の構成とすること
で、前記ハウジングの頂部に設けた通気開口部は、本体
容器に一次貯留された汚物排水が、本体容器内に設けた
吸入口からやはり本体容器内に設けたハウジングに入り
ハウジング内に存在する空気を押し上げ、ハウジング頂
部に開けた通気開口部からハウジング内の空気をハウジ
ング内の空間から本体容器内の空間に押しだし、空気と
置換しハウジング内を満たしやすくすることができる。
そして、ハウジング内が汚物排水で置換された状態で、
駆動部により圧送装置を稼働させると、圧送時のエア噛
みによる作動不良をなくしたり、騒音発生を抑制するこ
とができる。さらに、ハウジング頂部に通気開口部を設
けることによって、連通部のレイアウトの自由度が広が
ることで、本体容器の吐出口の配置が自由に設定可能に
なり、圧送装置設置の自由度が高くなる。圧送部の起動
のタイミングは、ハウジング内の空気が汚物排水と置換
された時とすることで、空気の巻き込みをなくすことが
可能になるが、このタイミングの取り方は、水位スイッ
チで所定の水位を検出した時点でもいいし、タイマーな
どで設定してもいい。このように、ハウジングの頂部に
通気開口部を設けることにより、ハウジング内の空気を
排出する事が可能になり、運転時の作動不良や騒音発生
を押さえ、信頼性の高い静粛性を確保した圧送装置で、
さらに吐出口の配置の自由度も確保できることで、設置
現場の空間的な条件に合わせた設置が可能な、高さ方向
にコンパクトな圧送装置を提供することができる。
【0020】前記課題を解決するため本発明請求項6記
載の圧送装置では、前記連通部は前記ハウジングの頂部
に設けられたことを特徴とする請求項2乃至5いずれか
記載の圧送装置とした。
【0021】本発明によると、以上の構成とすること
で、前記ハウジングの頂部に設けた連通部は、本体容器
に一次貯留された汚物排水が、本体容器内に設けた吸入
口からやはり本体容器内に設けたハウジングに入りハウ
ジング内に存在する空気を押し上げ、ハウジング頂部に
開けた連通部からハウジング内の空気を速やかに押しだ
し、空気と置換しハウジング内を満たしやすくすること
ができる。ハウジング内の空間から押し出された空気
は、ハウジング頂部に設けた連通部を通過し、連通部が
接続する吐出口を経て外部へ速やかに押し出される。そ
して、ハウジング内が汚物排水で置換された状態で、駆
動部により圧送装置を稼働させることにより、圧送時の
エア噛みによる作動不良をなくし、騒音発生を抑制する
ことができる。圧送部の起動のタイミングは、ハウジン
グ内の空気が汚物排水と置換された時とすることで、空
気の巻き込みをなくすことが可能になるが、このタイミ
ングの取り方は、水位スイッチで所定の水位を検出した
時点でもいいし、タイマーなどで設定してもいい。この
ように、ハウジングの頂部に連通部を設けることによ
り、ハウジング内の空気を速やかに排出する事が可能に
なり、運転時の作動不良や騒音発生を押さえ、信頼性の
高い静粛性を確保した、高さ方向にコンパクトな圧送装
置を提供することができる。
【0022】前記課題を解決するため本発明請求項7記
載の圧送装置では、前記吸入口に、前記本体容器の底部
に開口部を備えた吸い上げ流路を設けたことを特徴とす
る請求項3乃至6いずれか記載の圧送装置とした。
【0023】本発明によると、以上の構成とすること
で、前記本体容器の底部に開口部を備えた吸い上げ流路
は、本体容器に一次貯留された汚物排水を、前記本体容
器の底部に設けた開口部から吸入口を通じてハウジング
に吸い込ませ、連通部を経て、吐出口から本体容器の外
部へと排出させる。通常、汚物排水は、吸入口の水位の
高さまで吸い込まれ、吸入口の水位より下の汚物排水は
本体容器に残留することになるが、本体容器の底部に開
口部を備えた吸い上げ流路を設けることで、より低位置
までの汚物排水を吸い込むことが可能となる。このよう
に、本体容器の底部に開口部を備えた吸い上げ流路を設
けることにより、より低位置までの汚物排水を吸い込み
排出する事が可能になり、従って本体容器での汚物排水
の残水が少なくなり、衛生性が保たれ、臭気発生や虫が
わくなどの不具合がない、高さ方向にコンパクトな圧送
装置を提供することができる。
【0024】前記課題を解決するため本発明請求項8記
載の圧送装置では、前記本体容器の内部側面に前記吸い
上げ流路を取付可能な吸い上げ流路取付部を設けたこと
を特徴とする請求項7記載の圧送装置とした。
【0025】本発明によると、以上の構成とすること
で、該圧送装置は、吸い上げ流路を取り付けることが可
能な吸い上げ流路取付部を、前記本体容器の内部側面に
設けているので、吸い上げ流路を本体容器の側面に取り
付け固定することができ、従って汚物排水を処理する場
合に吸い上げ流路が汚物排水の流れによって振動するこ
とを抑制することができ、また流路本体容器の底面やほ
かの側面との位置決めがし易くなり、さらに吸い上げ流
路と粉砕部から圧送部までを含む内蔵物を一体ユニット
としてあらかじめ構成しておき、吸い上げ流路を吸い上
げ流路取付部に装着することで、内蔵物の本体容器への
位置決めと取り付け固定作業が簡便にできる。同時に、
内蔵物の点検や修理交換などの場合にも、本体容器との
着脱が簡便に作業でき、作業時間の短縮ができるため、
使用者側への待機による不便を解消する。このように、
本体容器の内部側面に前記吸い上げ流路を取り付け可能
な吸い上げ流路取付部を設けた構成とすることにより、
吸い上げ流路が振動しないように本体容器に固定するこ
とができ、本体容器に対して吸い上げ流路の位置決めが
し易くなり、また本体容器から内蔵物を素早く着脱する
事が可能になり、従って組み立て時やメンテ修理点検時
に迅速な作業が実施できることで、静粛性があり、衛生
性およびメンテ性に優れた高さ方向にコンパクトな圧送
装置を提供することができる。
【0026】前記課題を解決するため本発明請求項9記
載の圧送装置では、前記捕捉部の前記粉砕部側に、粉砕
後の汚物排水を、前記圧送部側に排出させる通過部を設
けたことを特徴とする請求項3乃至8いずれか記載の圧
送装置とした。
【0027】本発明によると、以上の構成とすること
で、捕捉部の粉砕部側に設けた通過部は、粉砕後の汚物
排水を、圧送部側に排出させる。流入口から本体容器に
流入した汚物排水を、捕捉部で捕捉し、捕捉された汚物
排水をカッターで粉砕し、捕捉部に留まらせることなく
粉砕部側に設けた通過部から圧送部側に速やかに排出さ
せることができる。流入口から本体容器に流れ込む汚物
排水は、一端捕捉部にとどめられることで、汚物の粉砕
を達成している。従って、汚物排水を止めおく捕捉部が
存在しないと粉砕部における汚物粉砕は不十分なもので
ある。一方、粉砕のために一端捕捉部に捕捉されるのは
汚物のみではなく汚物を運ぶ役目をしている排水も留め
置かれる。捕捉部は汚物排水の流路でもあるため、捕捉
部に汚物排水が留まることは捕捉部での流れの衝突を起
こし、流入口上流への堰として作用して、流入口上流の
排水機能に悪影響を及ぼすが、本発明を実施することに
より、本体容器内での汚水の流れを阻害せずに速やかに
吸い込み口へ向かわせることができ、流れの衝突による
損失が減るため効果的な排出ができる。このため上流側
への排水機能の影響を少なくする、高さ方向にコンパク
トな圧送装置を提供することができる。
【0028】前記課題を解決するため本発明請求項10
記載の圧送装置では、前記捕捉部と前記粉砕部を離間配
置可能な捕捉部固定部を有することを特徴とする請求項
3乃至9いずれか記載の圧送装置とした。
【0029】本発明によると、以上の構成とすること
で、捕捉部固定部を有するため、捕捉部と粉砕部を離間
配置可能にする。従って、流入口から本体容器に流入し
た汚物排水は、捕捉部で捕捉され、カッターで粉砕さ
れ、捕捉部に留まることなく前記捕捉部と前記粉砕部の
間に設けられた隙間から圧送部側に速やかに排出され
る。さらに前記捕捉部と前記粉砕部を離間配置している
ので、粉砕処理後の汚物排水が通過できる隙間は全周に
設けることができ、捕捉部からのより速やかな排出が可
能になる。流入口から本体容器に流れ込む汚物排水は、
一端捕捉部にとどめられることで、汚物の粉砕を達成し
ている。従って、汚物排水を止めおく捕捉部が存在しな
いと粉砕部における汚物粉砕は不十分なものである。一
方、粉砕のために一端捕捉部に捕捉されるのは汚物のみ
ではなく汚物を運ぶ役目をしている排水も留め置かれ
る。捕捉部は汚物排水の流路でもあるため、捕捉部に汚
物排水が留まることは捕捉部での流れの衝突を起こし、
流入口上流への堰として作用して、流入口上流の排水機
能に悪影響を及ぼすが、本発明を実施することにより、
本体容器内での汚水の流れを阻害せずに速やかに吸い込
み口へ向かわせることができ、流れの衝突による損失が
減るため効果的な排出ができる。このため上流側への排
水機能の影響を少なくする、高さ方向にコンパクトな圧
送装置を提供することができる。
【0030】前記課題を解決するため本発明請求項11
記載の圧送装置では、前記捕捉部の上部に開口部がある
ことを特徴とする請求項3乃至10いずれか記載の圧送
装置とした。
【0031】本発明によると、以上の構成とすること
で、捕捉部の上部に設けた開口部によって、メンテ点検
時や装置への異物投入などによる異常時に、たとえば、
本体容器の天井をはずして、捕捉部内部の様子を観察し
たり、本体容器の上部から捕捉部に手を入れて異物除去
やカッター交換などの作業をすることができる。こうし
て、メンテ時や異常時への対応性および作業性のよい、
高さ方向にコンパクトな圧送装置を提供することができ
る。
【0032】前記課題を解決するため本発明請求項12
記載の圧送装置では、前記捕捉部の上部の前記本体容器
上面に点検口を備えることを特徴とする請求項11記載
の圧送装置とした。
【0033】本発明によると、以上の構成とすること
で、捕捉部の上部の前記本体容器上面に備えた点検口か
ら、メンテ点検時や装置への異物投入などによる異常時
に、本体容器の天井をはずさずに、捕捉部内部の様子を
観察したり、本体容器の上部から捕捉部に手を入れて異
物除去やカッター交換などの作業をすることができる。
本体容器の上部蓋を着脱するよりも、本体容器上面をそ
のままにして点検口のみを開閉または着脱する方式にす
ることで、大面積に汚物排水が付着する可能性のある本
体上部蓋を扱わずに済み、作業時の衛生性および、捕捉
部メンテ時の作業性は向上する。こうして、メンテ時や
異常時への対応性および作業性がさらによい、高さ方向
にコンパクトな圧送装置を提供することができる。
【0034】前記課題を解決するため本発明請求項13
記載の圧送装置では、汚物排水を外部へ排出する吐出口
を備えた本体蓋と、汚物排水を一次貯溜する貯槽部とか
ら成る本体容器と、前記容器本体に内蔵され汚物排水を
外部へ圧送する圧送部と、前記圧送部に連通する連通部
とからなり、前記連通部と前記吐出口の接合部に水密部
を備えた構成としている。
【0035】本発明によると、水密部が、圧送部に連通
する連通部と本体蓋に設けた吐出口の接合部に設けてあ
る。従って、前記本体容器に圧送部を内蔵した後、本体
蓋を該本体容器に接合することで、連通部と吐出口の連
結および水密が確実にとれる。内蔵物を本体容器内に設
置した後に、本体蓋を本体蓋に備えた吐出口が内蔵物に
備えた連通部に勘合するように、貯槽部の上部から組み
付ける。このとき、該吐出口と該連通部との間にはあら
かじめ水密部を備えており、両者の勘合組み立てと同時
に、連通部と吐出口の組み付けが簡単確実に出来る。こ
うして、内蔵物を本体容器内に設置した後に、本体容器
の蓋と貯槽部を組み立てると同時に、連通部と吐出口の
水密が確実容易に完了する、組み立て作業性のよい、水
密部の組み付け忘れのない、高さ方向にコンパクトな圧
送装置を提供することができる。
【0036】前記課題を解決するため本発明請求項14
記載の圧送装置システムでは、壁排水式水洗大便器と、
前記水洗式大便器からの汚物排水を流入する流入口と、
前記流入口からの汚物排水を貯留する本体容器と、前記
本体容器内に備えられ、前記流入口からの汚物排水を粉
砕する粉砕部と、前記本体容器の吐出口より外部へ回転
軸の回転運動により排水を圧送する圧送部と、から成
り、前記水洗式大便器及び前記本体容器が同一床面に設
置される圧送装置システムにおいて、同一床面と略水平
に配置される前記回転軸を備えた構成としている。な
お、ここで壁排水式水洗大便器とは、便器の背面に排水
口を設けた形式の水洗式大便器を意味しており、これに
対して便器底部から床下へ貫通する排水方式をもつ大便
器もある。前者壁排水式水洗大便器は、背面の壁に便器
からの排水管を導く形式で設置使用されることから、こ
の呼称が用いられている。
【0037】本発明によると、前記圧送装置システム
は、壁排水式水洗大便器と、同一床面に設置される圧送
装置を持っている。従って、用便後に、便器洗浄レバー
を操作すると、壁排水式水洗大便器から汚物排水が流入
口へ向かって排出され、汚物排水が流入口から本体容器
に入ってくると、本体容器に汚物排水を一次貯留し、前
記本体容器内に備えられ、前記流入口からの汚物排水を
粉砕する粉砕部を圧送装置に備えられたスイッチによっ
て、駆動し、本体容器内に備えられ前記駆動部に接続し
て備えられた圧送部を駆動することで、本体容器に設け
た吐出口から本体容器内に貯留された壁排水式水洗大便
器からの汚物排水を強制的に圧送することができる。こ
こで、粉砕部は汚物排水に混ざる固形物である大便、紙
などの汚物を粉砕することが可能なカッターなどを回転
軸に備え、また圧送部の圧送作用は、回転軸にたとえば
螺旋翼やプロペラ翼を備えておくことで発生させること
ができる。このとき、流入口から本体容器に流入してき
た汚物排水を圧送するために作動する回転体の回転軸は
床面に対して水平に設けられている。回転軸を水平に設
けることで、該回転軸を中心に回転運動をする機構部を
直列に連ねても、圧送装置の高さは回転部分の直径寸法
に本体容器の底部と天井部の厚みを足した程度で収ま
る。従って装置の内蔵物の高さを低くでき、装置本体を
高さ方向にコンパクトな装置にできる。この結果高さ方
向に制限のある空間や、狭い床下空間など扁平な空間に
おいても圧送装置を収納、設置できる。壁排水式水洗大
便器の場合は、便器からの排水口の高さが様々な寸法で
設定され供給されており、便器洗浄性能の追求から排水
口高さの低い方を志向し、一方、排水口と排水管の接続
施工の容易さの追求から排水口高さの統一と高い方を志
向する傾向にあり、その結果様々な寸法で設定された排
水口高さをもつ壁排水式水洗大便器が存在する。従っ
て、壁排水式水洗大便器に、本発明による圧送装置を組
み合わせることにより、様々な排水口高さに対応できる
床上設置可能な圧送装置システムが提供できる。また、
さらに、床上に設置できるためトイレ空間などの狭い場
所でも、設置施工、点検メンテが容易になる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。なお、従来例および各実施例にお
いて、同じ構成、同じ動作をするものについては同一符
号を付し、一部説明を省略する。
【0039】
【第1の実施形態】図1および図2は本発明の第1の実
施形態を示すものであり、図1は本装置の全体斜視図で
あり、図2は本装置内に内蔵する作用部の正面図であ
る。なお、図2の破線矢印は汚物排水の流れを示す。
【0040】図1によると、流入口10からの汚物排水
を貯留する本体容器1と、本体容器1内に備えられ、本
体容器1の吐出口20より外部へ回転軸30の回転運動
により汚物排水を圧送する圧送部40と、本体容器1の
底面である底面部71に対して水平に配置した回転軸3
0を備えている。ここで、圧送部40は、ハウジング1
00と、回転軸30と、螺旋翼270と、連通部90
と、回転軸30および螺旋翼270を回転運動させる駆
動部140とから構成されるが、ここでは特に、連通部
90に近い領域をいい、たとえば、図2のC部を指す。
本体容器1の片側に流入口10を設け、流入口10側に
向けて吸入口80を設けたハウジング100とその内部
に、駆動部140からの回転力を伝える回転軸30を本
体容器1の底面部71に対して水平に設置し、回転軸3
0に螺旋翼270を備え、吸入口80とは反対側に圧送
部40および連通部90を設けている。そして、上記の
構成による圧送装置60は本体脚50を介して床面70
上に設置されている。また、駆動部140は図示しない
ケーブルを介して図示しない外部の電源とつながり、駆
動部140と圧送部40の底面には圧送部支持脚380
を設けて、本体容器1の底面部71に固定されている。
汚物排水が流入口10から入ってくると、汚物排水は本
体容器1に一次貯留され、本体容器1に備えられた図示
しないスイッチを操作することによって、本体容器1内
に備えた駆動部140を動かし、駆動部140が駆動部
140に接続して備えられた圧送部40を駆動すること
で、流入口10側に設けた吸入口80から吸い込まれ
る。さらに、汚物排水は円筒形のハウジング100の内
部に水平に設けた回転軸30と回転軸30に備えた螺旋
翼270により、ハウジング100内を圧送部40側へ
押し込まれ、圧送部40から連通部90を経て、O−リ
ングなどによる水密部250を挟んで連結している吐出
口20から外部へ圧送される。ここで、駆動部140
は、モーター141を用いており、家庭用100V電源
ケーブルで外部電源と接続され、図示しないスイッチに
よって電源供給することで駆動している。なお、駆動部
140を起動するための図示しないスイッチは、本体容
器1に流入する汚物排水の水位検出手段により作動して
もいいし、外部からの手動操作手段によるものでもい
い。
【0041】ここで、圧送作用は、螺旋翼270を回転
軸30の回転によって回転させることで発生させてい
る。すなわち、図2によると、螺旋翼270の周辺に円
筒状のハウジング100を設けることで、汚物排水がハ
ウジング100の入り口の位置Aから取り込まれ、螺旋
翼270の回転とともに後方の位置Bに順次押しやられ
る間に、汚物310は螺旋翼270回転による攪拌およ
び剪断力をうけて細かく粉砕され流動化する。こうして
細かく粉砕された汚物310を伴った排水はさらに後方
の位置C側の圧送部40に押しやられ、そこに設けた連
通部90から吐出口20へ向けて順次排出される。ま
た、回転軸30に備える翼としては、ほかにプロペラ翼
を用いてもいい。
【0042】回転軸30は装置の底面部71に対して水
平に設けられ、回転軸30を中心に回転運動をする螺旋
翼270と、回転軸30に回転力を伝える駆動部140
を水平方向に直列に連ねているため、圧送装置60の高
さは回転部分の直径寸法に本体容器1の底部290と天
井部300の厚みを足した高さに収まる。また昇圧作用
として、位置Aから位置B、そして位置Cへ順次押し込
まれて圧力があがるため、大きな吐出圧力を得るには、
軸方向の長さを長くすることで達成されるが、回転軸3
0を水平にしているため、高さ方向の制約があっても圧
力を上げる設計が容易である。従って装置の内蔵物の高
さを低くでき、高さ方向にコンパクトな装置にできた。
この結果高さ方向に制限のある空間や、狭い床下空間な
ど扁平な空間においても圧送装置60を収納、設置でき
た。
【0043】
【第2の実施形態】図3、図4および図5は本発明の第
2の実施形態を示すものであり、図3は本装置の全体斜
視図であり、図4は本装置内の正面図であり、図5は本
装置に内蔵する作用部の斜視図である。
【0044】図3によると、流入口10からの汚物排水
を貯留する本体容器1と、本体容器1内に備えられ、本
体容器1の吐出口20より外部へ回転軸30の回転運動
により汚物排水を圧送する圧送部40と、本体容器1の
底面である底面部71に対して水平に配置した回転軸3
0を備えており、さらに、圧送部40は、本体容器1内
の汚物排水を吸い込む吸入口80をもち、吐出口20へ
連通する連通部90と、を備えるハウジング100と、
そのハウジング100内に、羽根車110を備えた回転
軸30を設け、該吸入口80が流入口10との距離dを
隔てた近傍に位置するように、吸入口80圧送部支持脚
380によって本体容器1に設置されている。そして、
上記の構成による圧送装置60は本体脚50を介して床
面70上に設置されている。また、圧送部40を内蔵す
る本体容器1と、圧送部40を駆動する駆動部140は
空間的に隔離され、駆動部140は本体容器1の外部に
隣接して壁面390に接しながら、床面70上に設けて
ある。駆動スイッチ319が駆動部140に電気的に連
結されており、駆動スイッチ319の操作により駆動部
140が駆動し、その動力が回転軸30を介して、羽根
車110を回転させる。
【0045】図4は図3と同じ部分は説明を省略する。
駆動部140の内部にはモーター141を床面70に対
して垂直に設置し、モーター141の回転軸30に設け
た第1ギヤ470と、本体容器1の底面である底面部7
1に対して水平に配置した圧送部40の回転軸30に設
けた第2ギヤ480は互いに接しており、圧送部40の
回転軸30は圧送部40側と駆動部140側を隔てる隔
壁に設けた水密構造の軸受部530を介して駆動部14
0側の第2ギヤ480に接続する。したがって 、駆動
スイッチ319の操作によりモーター141を駆動させ
ると、その駆動力は第1ギヤ470を介して第2ギヤ4
80へ伝達し圧送部40の羽根車110を回転させる。
【0046】図5では、圧送部40の詳細な説明をす
る。図中の破線矢印は、汚物310および汚物排水の流
れ方向を示す。汚物排水はハウジング100内に満たさ
れており、モーター141を運転すると、回転軸30に
設けられた圧送部40の羽根車110は、回転軸30が
回転する事により回転軸30を中心にして回転し、ハウ
ジング100内の汚物排水を旋回させる。ハウジング1
00内の汚物排水は回転する羽根車110によって遠心
力を受け、ハウジング100内周部に押しつけられ、そ
こに設けた連通部90の接続部から排出される。一方、
ハウジング100の吸入口80付近にある汚物排水は、
吸引力を受け吸入口80からハウジング100内に吸い
込まれる。汚物排水は、連続体であるために、ハウジン
グ100の連通部90から排出された分に等しい体積の
汚物排水が吸入口80から吸い込まれることが継続して
起こり、吸入口80から空気が吸い込まれるなどして連
続状態が消失するまで本体容器1からの汚物排水の排出
は続く。
【0047】また回転する羽根車110はハウジング1
00の内壁に向かって圧力を発生し、ハウジング100
に備えられた連通部90から吐出口20へ向かって汚物
排水を圧送し、同時に旋回の中心部に負圧を生じさせて
汚物排水を吸いこむ。この作用が連続して起こり本体容
器1内に貯留する汚物排水は吸入口80から吸い込ま
れ、圧送部40へ送り込まれ、吐出口20から圧送され
る。このとき、吸入口80を設けることは吸い込む面積
を制限することになり、そこでの流速は速くなるため、
吸入口80付近での吸引力は強力になり、圧送部40か
ら距離dの範囲にある汚物排水までの流れを形成し汚物
排水に混在する汚物310を吸い寄せる。ここで距離d
は、流入口10から流入してくる汚物310が吸入口8
0に到達し、吸入口80からハウジング100内に吸い
込まれるのに適当な距離であり、10cm程度である。
吐出圧力および吸引力は、ハウジング100と羽根車1
10の回転により形成される旋回流によって発生する
が、圧力によって発生する流れの速度は通過部断面積が
小さいほど大きくなるため、適度な大きさの吸入口80
を設けることにより、吸引速度は大きくなり遠くの汚物
310を吸い寄せることが可能である。本体容器1内に
浮遊する汚物310は吸入口80から速やかに吸入され
羽根車110の回転によって旋回流をうけ、ハウジング
100と羽根車110との剪断により粉砕され連通部9
0を経由して吐出口20から外部へ圧送される。また、
適度な大きさの吸入口80を設けることにより過度の大
きな汚物310が圧送部40に直接はいることを阻止
し、圧送部40が閉塞したり、回転軸30および回転軸
30の回転運動で圧送する圧送部40が破壊する事を防
止している。
【0048】回転軸30を水平にすることで、高さ方向
にコンパクトな圧送装置60本体が提供でき、さらに吸
入口80と連通部90とハウジング100と羽根車11
0を設けることで、羽根車110とハウジング100の
組み合わせにより圧送能力を高くすることができるた
め、同じ駆動力でも効率のいい圧送部40が設計でき、
従ってさらにコンパクトな装置とすることができた。ま
た、圧送能力をさらに向上させるために圧送部40の容
積を大きくとり、連通部90の断面積を大きくすればい
いが、回転軸30を水平に設置したことで、圧送能力を
上げても高さ方向にコンパクトな圧送装置60が提供で
きた。
【0049】
【第3の実施形態】図6および図7は本発明の第3の実
施形態を示すものであり、図6は本装置の正面図であ
り、図7は本装置の吸い上げ流路170側からみた側面
図である。図中の破線矢印は、汚物排水の流れを示し、
実線矢印は空気の流れを示す。
【0050】図6によると、本装置は、本体容器1に汚
物排水が流入する流入口10を設け、流入口10から距
離tの位置に流入口10からの汚物を捕捉する捕捉部1
20を持ち、捕捉部120内にカッター130を備え、
該カッター130は駆動部140であるモーター141
の回転軸30に取り付けられている。ここで、距離tは
汚物排水中に混在する汚物がすり抜けない距離で3cm
以内程度である。そして捕捉部120とカッター130
とモーター141で粉砕部150を構成し、粉砕部15
0には排水および粉砕後の汚物排水を排出可能な小穴4
40が設けられている。さらに本体容器1の吐出口20
へ連通する図示しない連通部と、該連通部を備えるハウ
ジング100と、ハウジング100内に備えられる回転
軸30および該回転軸30に設けられた羽根車110
と、該回転軸30および該羽根車110の回転運動によ
り汚物排水を吸入口80から吸い込んで吐出口20から
外部へ圧送する圧送部40をもち、本体容器1の底面で
ある底面部71に対して水平に配置した回転軸30を備
えている。回転軸30は、モーターに直結しており、水
位スイッチ320による水位信号がきっかけとなって図
示しない外部からの電力供給により回転する。さらに、
ハウジング100頂部に通気開口部160をもち、ま
た、吸入口80に吸い上げ流路170を備え、その吸い
上げ流路170は本体容器1の底部に第2吸入口430
を持っている。この場合、吸い上げ流路170は設けな
くても差し支えないが、あると残水が少なくなるために
衛生性が向上する。そして、圧送部40は圧送部支持脚
380で本体容器1に固定され、吸い上げ流路170は
図示しない吸い上げ流路取付部に固定され、吸い上げ流
路取付部520は本体容器1の壁に設けられている。そ
してさらに、上記の構成による圧送装置60は本体脚5
0を介して床面70上に設置されている。
【0051】汚物排水の流れをおって装置の動きを説明
する。図6によると、流入口10から本体容器1に入っ
てきた汚物排水は、まず最初に本体容器1内の捕捉部1
20で捕捉される。そして小穴440から通過可能な排
水が本体容器1内に排出され、通過できない汚物は捕捉
部120に留まる。本体容器1には排水が流入してくる
ため水位が上昇し、圧送部40のハウジング100室内
へも流入してくる。ここで、ハウジング100室内の空
気は通気開口部160より本体容器1の上部へ排出され
るため、空気と排水とは速やかに置換し圧送部40に排
水が満たされる。そして所定の水位になったところで水
位スイッチ320が入り、モーター141が駆動される
と、回転軸30に接続したカッター130が回転するこ
とにより、捕捉部120にとらわれている固形物である
汚物は捕捉部120から排出可能な大きさまでカッター
130で瞬時に粉砕され、排水は粉砕された汚物を伴っ
て、本体容器1内に発生する流れの圧力差に従って粉砕
部150から圧送部40の吸入口80近傍へ移動する。
カッター130の回転と同時に回転軸30の回転運動に
よって羽根車110が回転するとき、ハウジング100
内が汚物排水で置換された状態であるため、エア噛みに
よる作動不良がなく、騒音発生がない状態で、汚物排水
は第2吸入口430から吸い上げ流路170を経由して
ハウジング100内に吸い込まれる。そして第2吸入口
430の水位まで排水して停止する。ただし、吸い上げ
流路170を設けていない場合は、吸入口80の水位ま
で排水する。図7によると、粉砕部150で粉砕された
汚物排水は、破線のように粉砕部150の底部に設けた
第2吸入口430から圧送部40に向かって速やかに吸
い込まれる。そして、ハウジング100内の羽根車11
0の回転により、旋回流を形成し連通部90側へ圧力形
成し排水をおしだす、と同時に吸入口80付近の旋回中
心部は負圧が形成され連続流となって、排水が続く。圧
送部40から押し出された汚物排水は、連通部90を通
って、吐出口20へ向かい、さらにその先の下水設備に
通じる排水管路360へ排出される。やがて本体容器1
の汚物排水の水位が低下して吸入口80に空気が入り込
み、連続状態が保持できなくなると空気巻き込みにより
圧送および吸引作用がなくなる。従ってこの状態になる
前に、水位検出などの手段で運転を停止する。この場
合、吸い上げ流路170は設けなくても差し支えない
が、あると第2吸入口430の位置まで残水が少なくな
るために臭気発生や虫がわくなどの不具合がないため、
衛生性が向上する点でメリットがある。
【0052】このように捕捉部120を流入口10の近
傍に設けることにより、汚物の捕捉がより確実に実施で
きるようになり、汚物の流路への流入がより確実に防止
でき、汚物を貯留部にこぼさないから吸入口80が汚物
で閉塞する危険や、吸入口80以降の流路を閉塞するよ
うな巨大汚物の吸い込みによる流路閉塞の危険がより確
実に解消できた。また、捕捉部120には粉砕部150
を設けることにより、汚物はすべて捕捉部120から脱
出できる大きさまで粉砕され、吸入口80以降での閉塞
なしに圧送することができた。圧送部40の起動のタイ
ミングは、ハウジング100内の空気が汚物排水と置換
された時とすることで、空気の巻き込みをなくすことが
可能になるが、このタイミングの取り方は、水位スイッ
チ320で所定の水位を検出した時点でもいいし、図示
しないタイマーなどで所定の時間を決めて設定してもい
い。また停止のタイミングも同様である。またさらに、
回転軸30が水平軸であるため、高さ方向には大きくな
らないため高さ方向にコンパクトな設計が可能となっ
た。
【0053】回転軸30を水平にすることで、駆動部1
40に内蔵する回転軸30にカッター130を取り付け
たり、圧送部40の羽根車110などを取り付けて、同
軸での直列並びの構成にしても高さ方向にコンパクトな
圧送装置60本体が提供でき、さらに捕捉部120を流
入口10の近傍に設けることにより、汚物排水が本体容
器1に流入すると汚物を貯留部にこぼさないで直ちに汚
物の捕捉を実施することができ、吸入口80以降の流路
の閉塞が起こらない圧送装置60とすることができた。
さらに、ハウジング100頂部に通気開口部160を設
けることによって、連通部90のレイアウトの自由度が
広がることで、本体容器1の吐出口20の配置が自由に
設定可能になり、圧送装置60設置の自由度が高くなっ
た。また、ハウジング100の頂部に通気開口部160
を設けることにより、ハウジング100内の空気を排出
する事が可能になり、運転時の作動不良や騒音発生を押
さえ、信頼性の高い静粛性を確保した圧送装置60で、
さらに吐出口20の配置の自由度も確保できることで、
設置現場の空間的な条件に合わせた設置が可能な、衛生
性に優れた高さ方向にコンパクトな圧送装置60を提供
することができた。
【0054】
【第4の実施形態】図8、図9および図10は本発明の
第4の実施形態を示すものであり、図8は本装置の正面
図であり、図9は吸入口80周りの詳細図であり、図1
0は粉砕部150の詳細図である。図中の破線矢印は、
汚物排水の流れを示し、実線矢印は空気の流れを示す。
【0055】図8によると、本装置は、本体容器1に汚
物排水が流入する流入口10を設け、流入口10から距
離tの位置に流入口10からの汚物を捕捉する捕捉部1
20を持ち、その捕捉部120の上部は大きく切り取ら
れた開口部210を成し半円筒状の形状を成しており、
該捕捉部120内にカッター130を備え、該カッター
130は駆動部であるモーター141の回転軸30に取
り付けられている。ここで、距離tは汚物排水中に混在
する汚物がすり抜けない距離で3cm以内程度である。
また、捕捉部120の上部の本体容器1の上面に点検口
220を備えている。そして捕捉部120とカッター1
30とモーター141で粉砕部150を構成し、粉砕部
150には排水および粉砕後の汚物排水を排出可能な小
穴440が設けられている。さらに、捕捉部120の粉
砕部150側に、粉砕後の汚物排水を、圧送部40側に
排出させる通過部190を設けている。そして本体容器
1の吐出口20へ連通する連通部90をハウジング10
0の頂部に設け、ハウジング100内に備えられる回転
軸30および該回転軸30に設けられた羽根車110
と、該回転軸30および該羽根車110の回転運動によ
り汚物排水を吸入口80から吸い込んで吐出口20から
外部へ圧送する圧送部40をもち、本体容器1の底面で
ある底面部71に対して水平に配置した回転軸30を備
えている。回転軸30は、モーター141に直結してお
り、水位スイッチ320による水位信号がきっかけとな
って図示しない外部からの電力供給により回転する。ま
た、吸入口80と、吸い上げ流路接続部510はO−リ
ングよりなる水密シール材500を挟み込んで接合し吸
い上げ流路170を設け、その吸い上げ流路170は本
体容器1の底部に第2吸入口430を持っている。さら
に、本体容器1の内部側面に吸い上げ流路取付部180
を設けてあり、吸い上げ流路170を取り付けられるよ
うにしている。この場合、吸い上げ流路170は設けな
くても差し支えないが、吸い上げ流路170を設けると
残水が少なくなるために衛生性が向上する。そして、圧
送部40は圧送部支持脚380で本体容器1に固定さ
れ、吸い上げ流路170は吸い上げ流路取付部180に
固定され、吸い上げ流路取付部180は本体容器1の壁
に設けられている。そしてさらに、上記の構成による圧
送装置60は本体脚50を介して床面70上に設置され
ている。
【0056】汚物排水の流れを追って装置の動きを説明
する。図8によると、流入口10から本体容器1に入っ
てきた汚物排水は、まず最初に本体容器1内の捕捉部1
20で捕捉される。そして重い汚物は捕捉部120の下
層へ捕捉され、軽い排水および排水中に浮遊する小さい
汚物などは捕捉部120の上層の開口部210や小穴4
40および通過部190から本体容器1内に排出され
る。ここで、汚物排水は捕捉部120の小穴440およ
び通過部190から排出されるが、排水の流れは、汚物
排水が流入口10から入ってくるため圧送部40側に排
出するのが自然である。本装置では、捕捉部120の粉
砕部150側に、粉砕後の汚物排水を、圧送部40側に
排出させる通過部190を設けていることで、流入口1
0からの汚物排水と捕捉部120で処理中の汚物排水と
の衝突がなくなり、流入口10付近に汚物排水を滞留さ
せないで、粉砕処理済みの汚物排水を捕捉部120から
圧送部40側に速やかに排出する。本体容器1には排水
が流入してくるため水位が上昇し、圧送部40のハウジ
ング100室内へも流入してくる。ここで、ハウジング
100室内の空気はハウジング100頂部の連通部90
より吐出口20以降の排水経路へ排出されるため、ハウ
ジング100内の空気と排水とは速やかに置換し圧送部
40に排水が満たされる。そして所定の水位になったと
ころで水位スイッチ320が入り、モーター141が駆
動されると、回転軸30に接続したカッター130が回
転することにより、捕捉部120にとらわれている汚物
は捕捉部120から排出可能な大きさまで瞬時に粉砕さ
れ、排水は粉砕された汚物を伴って、本体容器1内に発
生する流れの圧力差に従って粉砕部150から圧送部4
0の吸入口80近傍へ移動する。カッター130の回転
と同時に回転軸30の回転運動によって羽根車110が
回転するとき、ハウジング100内が汚物排水で置換さ
れた状態であるため、エア噛みによる作動不良がなく、
騒音発生がない状態で、汚物排水は第2吸入口430か
ら吸い上げ流路170を経由してハウジング100内に
吸い込まれる。そして第2吸入口430の水位まで排水
して停止する。ただし、吸い上げ流路170を設けてい
ない場合は、吸入口80の水位まで排水する。圧送部4
0の起動のタイミングは、ハウジング100内の空気が
汚物排水と置換された時とすることで、空気の巻き込み
をなくすことが可能になるが、このタイミングの取り方
は、水位スイッチ320で所定の水位を検出した時点で
もいいし、図示しないタイマーなどで設定してもいい。
【0057】このように、ハウジング100の頂部に連
通部90を設けることにより、ハウジング100内の空
気を速やかに排出する事が可能になり、運転時の作動不
良や騒音発生を押さえ、信頼性の高い静粛性を確保し
た、高さ方向にコンパクトな圧送装置60を提供するこ
とができた。また、図8および図10によると、装置は
捕捉部120の上部に開口部210を備え、その上部に
さらに点検口220を設けている。従って、捕捉部12
0に異物などが流入して異常が発生した場合に、点検口
220を開けて捕捉部120の様子を確認できる。ま
た、点検口220をから捕捉部120内に手を入れて異
常の原因を除去することも容易に出来る。メンテ点検時
や装置への異物投入などによる異常時に、たとえば、本
体容器1の天井をはずして、捕捉部120の上部に設け
た開口部210から捕捉部120内部の様子を観察した
り、本体容器1の上部から捕捉部120に手を入れて異
物除去やカッター130交換などの作業をすることがで
きる。点検校口があれば、本体容器1の天井をはずさず
に点検作業や簡単な補修作業ができるので、大面積に汚
物排水が付着する可能性のある本体上部蓋を扱わずに済
み、点検メンテ時の衛生性や作業性が向上してなおい
い。こうして、メンテ時や異常時への対応性および作業
性のよい、高さ方向にコンパクトな圧送装置60を提供
することができた。
【0058】また図9によると本体容器1の内部側面に
吸い上げ流路170を取り付けるための吸い上げ流路取
付部180を設けている。さらに、圧送部40から突出
している吸入口80は水密シール材500を備え、吸い
上げ流路170接続部に挿入することで、吸圧送部40
の吸入口80と吸上流路の両者は水密な接合ができる。
そして、吸い上げ流路170は本体容器1側面に設けた
吸い上げ流路取付部180に固定されて使用される。こ
こで、圧送部40と吸上流路の本体容器1への組み付け
方は2通りある。その一つは、まず、圧送部40を吸上
流路接続部510と接合しておき、それを吸い上げ流路
取付部180に取付け固定する方法であり、残る一つ
は、吸い上げ流路170を吸い上げ流路取付部180に
取付け固定しておき、そこに圧送部40を接合する方法
である。本構成にするといずれの方法を取ることも可能
である。従って、生産現場での組み立て作業や点検修理
の際の分解再組み立て作業などの場合に、位置決めが楽
であり、設置作業が容易であり、その結果作業時間が短
縮できた。また、吸い上げ流路170を本体容器1側面
に固定して使用するため、汚物排水を吸い上げる場合の
振動が抑制され静粛性が保たれる。
【0059】図10では、捕捉部120の上部空間に開
口部210を有し、該捕捉部120の粉砕部150側
に、粉砕後の汚物排水を、図8に示す圧送部40に通じ
る吸入口80側に排出させる通過部190を有する捕捉
部120と、カッター130を備えたモーター141を
示している。捕捉部120上部は斜めに切り取った開口
を成して上部からのカッター130点検、交換、異物除
去などの作業が可能である。また、該捕捉部120の粉
砕部150端にはモーター141側に取り付けられるよ
うに取り付け部をもち、モーター141側の捕捉部12
0取り付け部と勘合して固定する。さらに、捕捉部12
0の粉砕部150側周縁部には通過部190が一周設け
られている。この場合には該捕捉部120の吸入口80
側の端は図8の例のように、上部が完全に切り取られた
形ではなく、円筒状であるため、該捕捉部120上部の
吸入口80側から未処理または処理不十分な汚物が漏れ
出すことがない。そして、通過部190が周囲に設けて
あるため、捕捉部120での過度の滞留は防止でき、処
理された汚物排水を速やかに吸入口80側へ排出するこ
とができた。
【0060】
【第5の実施形態】図11および図12は本発明の第5
の実施形態を示すものであり、図11は本装置の正面図
であり、図12は組み付け前の斜視図である。図中の破
線矢印は、汚物排水の流れを示し、実線矢印は空気の流
れを示す。
【0061】図11によると、本装置は、本体容器1に
汚物排水が流入する流入口10を設け、流入口10に密
接した位置に流入口10からの汚物を捕捉する捕捉部1
20を流入口10捕捉部接続部450で固定し、その捕
捉部120の上部は大きく切り取られた円形の開口部2
10を有し、該捕捉部120内にカッター130を備
え、該カッター130は駆動部であるモーター141の
回転軸30に取り付けられている。さらに、捕捉部12
0とモーター141を距離λの隙間を設けて離間配置す
る捕捉部固定部200を持っている。ここで距離λは、
汚物排水中に混在する汚物がすり抜けないが捕捉部12
0の粉砕処理後の排水には排出抵抗のない間隔距離で5
mm以内程度である。また、捕捉部120の上部の本体
容器1の上面に点検口220を備えている。そして捕捉
部120とカッター130とモーター141で粉砕部1
50を構成し、粉砕部150には排水および粉砕後の汚
物排水を排出可能な小穴440が設けられている。そし
て本体容器1の吐出口20へ水密部250を備えて連通
する連通部90をハウジング100の頂部に設け、また
ハウジング100頂部にはハウジング100内の空気を
排出可能な通気開口部160を有し、ハウジング100
内に備えられる回転軸30および該回転軸30に設けら
れた羽根車110と、該回転軸30および該羽根車11
0の回転運動により汚物排水を吸入口80から吸い込ん
で吐出口20から外部へ圧送する圧送部40をもち、本
体容器1の底面である底面部71に対して水平に配置し
た回転軸30を備えている。回転軸30は、モーター1
41に直結しており、水位スイッチ320による水位信
号がきっかけとなって図示しない外部からの電力供給に
より回転する。また、吸入口80と、吸い上げ流路17
0接続部は水密シール材500を挟み込んで接合し吸い
上げ流路170を設け、その吸い上げ流路170は本体
容器1の底部に第2吸入口430を持っている。この場
合、吸い上げ流路170は設けなくても差し支えない
が、吸い上げ流路170を設けると残水が少なくなるた
めに衛生性が向上する。
【0062】以下、汚物排水の挙動を説明する、尚、前
述の実施例と同様な部分は簡単のため省略する。図11
によると、捕捉部120と粉砕部150を距離λ離間配
置可能にする捕捉部固定部200を有しており、この距
離λの隙間から粉砕処理後の汚物排水が直ちに排出され
るため、捕捉部120に滞留がなく、従って流入口10
から順次流入してくる排水と衝突することがない粉砕部
150が提供できた。捕捉部120と粉砕部150を離
間配置しているので、粉砕処理後の汚物排水が通過でき
る隙間330は全周に設けることができ、捕捉部120
からのより速やかな排出が可能になった。流入口10か
ら本体容器1に流れ込む汚物排水は、一端捕捉部120
にとどめられることで、汚物の粉砕を達成している。従
って、汚物排水を止めおく捕捉部120が存在しないと
粉砕部150における汚物粉砕は不十分なものである。
一方、粉砕のために一端捕捉部120に捕捉されるのは
汚物のみではなく汚物を運ぶ役目をしている排水も留め
置かれる。捕捉部120は汚物排水の流路でもあるた
め、捕捉部120に汚物排水が留まることは捕捉部12
0での流れの衝突を起こし、流入口10上流への堰とし
て作用して、流入口10上流の排水機能に悪影響を及ぼ
すが、本発明を実施することにより、本体容器1内での
汚水の流れを阻害せずに速やかに吸い込み口へ向かわせ
ることができ、流れの衝突による損失が減るため効果的
な排出ができる。このため上流側への排水機能の影響を
少なくする、高さ方向にコンパクトな圧送装置60を提
供することができた。
【0063】さらに図12によると、本装置は、特に、
連通部90と吐出口20の接合部に水密部250を備え
ている。水密部250はたとえばO−リングなどを用い
ている。本体蓋230に本体容器1の内側へ伸張した吐
出口20と点検口220を有し、点検口220と460
は螺合により着脱可能にしている。本体容器1には、流
入口10を設け、本体容器1の内壁には吸い上げ流路取
付部180を設けている。さらに、上層部に大きな切り
欠きによる開口部210を設けた捕捉部120と、図示
しないカッター130からなる粉砕部150と、モータ
ー141と、図示しない羽根車110と、図示しない水
平な回転軸30と、上部へ伸張した水密部250を有す
る連通部90をもつハウジング100からなる圧送部4
0と、第2吸入口430を持つ吸い上げ流路170とを
流入口10側から直列に水平に配置連結し本体容器1へ
内蔵する。吸い上げ流路170は吸い上げ流路取付部1
80へ装着固定し、モーター141と圧送部40の底部
に設けた圧送部支持脚380を本体容器1に固定するこ
とで、内蔵物の本体容器1への組み付けが完了する。さ
らに、上記本体蓋230の吐出口20を連通部90の上
部から被せることで、連通部90に設けた水密部250
により、吐出口20と連通部90は容易に水密を保持し
た組み付けが完了する。このように本体容器1に圧送部
40を内蔵した後本体蓋230を接合することで連通部
90と吐出口20の水密が確実にとれ、両者の勘合組み
立てと同時に、連通部90と吐出口20の組み付けが簡
単確実に出来た。こうして、内蔵物を本体容器1内に設
置した後に、本体容器1の蓋と貯槽部240を組み立て
ると同時に、連通部90と吐出口20の水密が確実容易
に完了する、組み立て作業性のよい、水密部250の組
み付け忘れのない、高さ方向にコンパクトな圧送装置6
0を提供することができた。
【0064】
【第6の実施形態】図13は、本発明の第6の実施形態
を示すものであり、本装置システムの正面図である。図
中の破線矢印は、汚物排水の流れを示す。
【0065】図13によると、本圧送装置システムで
は、便器洗浄レバー340を備えたロータンク350を
もつ壁排水式水洗大便器260と、壁排水式水洗大便器
260からの汚物排水を流入する流入口10と、流入口
10からの汚物排水を貯留する本体容器1と、本体容器
1内に備えられ、流入口10からの汚物排水を粉砕する
粉砕部150と、本体容器1の吐出口20より外部へ回
転軸30の回転運動により排水を圧送する圧送部40と
から成る圧送装置60を持っている。そして、特に、壁
排水式水洗大便器260と本体容器1は同一床面70に
設置されている。
【0066】用便後に、便器洗浄レバー340を操作す
ると、ロータンク350から便器への給水が起こり、壁
排水式水洗大便器260から汚物排水が流入口10へ向
かって排出され、汚物排水が流入口10から本体容器1
に入ってくると、本体容器1に汚物排水を一次貯留し、
本体容器1内に備えられ、流入口10からの汚物排水を
粉砕する粉砕部150を圧送装置60に備えられた図示
しないスイッチによって、駆動し、本体容器1内に備え
られ駆動部140に接続して備えられた圧送部40を駆
動することで、本体容器1に設けた吐出口20から本体
容器1内に貯留された壁排水式水洗大便器260からの
汚物排水を強制的に圧送する。ここで、粉砕部150は
汚物排水に混ざる固形物である大便、紙などの汚物を粉
砕することが可能なカッター130などを回転軸30に
備え、また圧送部40の圧送作用は、回転軸30にたと
えば螺旋翼270やプロペラ翼または羽根車110を備
え、それらを回転することで発生させることができる。
このとき、流入口10から本体容器1に流入してきた汚
物排水を圧送するために作動するモーター141の回転
軸30は本体容器1の底面である底面部71および、床
面70に対して水平に設けられている。回転軸30を水
平に設けることで、図では該回転軸30を中心に回転運
動をする機構部を直列に連ねても、圧送装置60の高さ
は回転部分の直径寸法に本体容器1の底部290と天井
部300の厚みを足した高さで収まっている。従って装
置の内蔵物の高さを低くでき、装置本体を高さ方向にコ
ンパクトな装置ができた。この結果高さ方向に制限のあ
る空間や、狭い床下空間など扁平な空間においても圧送
装置60を収納、設置できた。
【0067】壁排水式水洗大便器260の場合は、便器
からの排水口の高さが様々な寸法で設定され供給されて
おり、便器洗浄性能の追求から排水口高さの低い方を志
向し、一方、排水口と排水管の接続施工の容易さの追求
から排水口高さの統一と高い方を志向する傾向にあり、
その結果様々な寸法で設定された排水口高さをもつ壁排
水式水洗大便器260が存在する。従って、壁排水式水
洗大便器260に、本発明による圧送装置60を組み合
わせることにより、様々な排水口高さに対応できる圧送
装置60システムが提供できた。また、さらに、床上に
設置できるため床上での作業ができるため、トイレ空間
などの狭い場所でも、設置施工、点検メンテが容易なシ
ステムが提供できた。
【符号の説明】
1 本体容器 10 流入口 20 吐出口 30 回転軸 40 圧送部 50 本体脚 60 圧送装置 70 床面 71 底面部 80 吸入口 90 連通部 100 ハウジング 110 羽根車 120 捕捉部 130 カッター 140 駆動部 141 モーター 150 粉砕部 160 通気開口部 170 吸い上げ流路 180 吸い上げ流路取付部 190 通過部 200 捕捉部固定部 210 開口部 220 点検口 230 本体蓋 240 貯槽部 250 水密部 260 壁排水式水洗大便器 261 便器排水口 270 螺旋翼 280 円筒状の隔壁 290 底部 300 天井部 310 汚物 320 水位スイッチ 340 便器洗浄レバー 350 ロータンク 360 排水管路 370 高さ調整台 380 圧送部支持脚 390 壁面 430 第二吸入口 440 小穴 450 捕捉部接続部 460 点険口蓋 470 第1ギヤ 480 第2ギヤ 500 水密シール材 510 吸い上げ流路接続部 520 捕捉部取り付け部 530 軸受部
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で圧送装置の構成を示す斜視
図である。
【図2】本発明の実施例1で本装置内に内蔵する作用部
の横正面図である。
【図3】本発明の実施例2で圧送装置の斜視図である。
【図4】本発明の実施例2で本装置の横正面図である。
【図5】本発明の実施例2で本装置内の圧送部の斜視図
である。
【図6】本発明の実施例3で本装置の正面図である。
【図7】本発明の実施例3の本装置の吸い上げ流路17
0側からみた側面図である。
【図8】本発明の実施例4で本装置の正面図である。
【図9】本発明の実施例4で本装置の吸入口80周りの
詳細図である。
【図10】本発明の実施例4で本装置の粉砕部150の
詳細図である。
【図11】本発明の実施例5で本装置の横正面図であ
る。
【図12】本発明の実施例5で本装置の組み付け前の斜
視図である。
【図13】本発明の実施例6で本装置システムの正面図
である。
【図14】従来の圧送装置の斜視概観図である。
【図15】従来の圧送措置の横正面図である。
【図16】従来の圧送装置と便器を組み合わせたの圧送
装置システムの全体図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 7/04 F04D 7/04 C 3H071 H 3H075 J K M 29/00 29/00 Z 29/18 101 29/18 101Z 29/22 29/22 B 29/42 29/42 E 29/52 29/52 A Fターム(参考) 2D038 ZA00 2D061 AA03 AB07 3H022 AA01 BA01 BA04 BA07 CA48 CA56 DA04 3H033 AA01 AA13 BB01 BB06 BB08 BB11 CC01 CC03 CC07 DD01 DD29 DD30 EE04 3H034 AA01 AA13 BB01 BB06 BB08 BB11 CC01 CC03 CC07 DD01 DD28 DD30 EE04 3H071 AA01 AA13 BB03 CC11 CC19 CC34 CC36 CC41 DD32 DD72 DD74 DD89 3H075 AA01 AA12 BB08 BB21 CC28 CC33 DA01 DA30 EE09 EE12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口からの汚物排水を貯留する本体容
    器と、前記本体容器内に備えられ、前記本体容器の吐出
    口より外部へ回転軸の回転運動により汚物排水を圧送す
    る圧送部と、から成る圧送装置において、前記本体容器
    の底面に対して略水平に配置される前記回転軸を備える
    ことを特徴とする圧送装置。
  2. 【請求項2】 前記圧送部は、前記本体容器内の汚物排
    水を吸い込む吸入口と、前記吐出口へ連通する連通部
    と、を備えるハウジングと、前記ハウジング内に備えら
    れる羽根車を設けた回転軸とからなることを特徴とする
    請求項1記載の圧送装置。
  3. 【請求項3】 流入口からの汚物排水を貯留する本体容
    器と、前記本体容器内に備えられ、前記流入口からの汚
    物を捕捉する捕捉部と、前記捕捉部内に備えられ汚物を
    粉砕するカッターと、前記カッターを動かす駆動部と、
    からなる粉砕部と、前記本体容器の吐出口へ連通する連
    通部と、前記連通部を備えるハウジングと、前記ハウジ
    ング内に備えられる回転軸の回転運動により、前記汚物
    排水を吸入口から吸い込んで前記吐出口から外部へ圧送
    する圧送部と、から成る圧送装置において、前記本体容
    器の底面に対して略水平に配置される前記回転軸を備え
    ることを特徴とする圧送装置。
  4. 【請求項4】 前記捕捉部を前記流入口の近傍に設けた
    ことを特徴とする請求項3記載の圧送装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの頂部に通気開口部を設
    けたことを特徴とする請求項2乃至4いずれか記載の圧
    送装置。
  6. 【請求項6】 前記連通部は前記ハウジングの頂部に設
    けられたことを特徴とする請求項2乃至5いずれか記載
    の圧送装置。
  7. 【請求項7】 前記吸入口に、前記本体容器の底部に開
    口部を備えた吸い上げ流路を設けたことを特徴とする請
    求項3乃至6いずれか記載の圧送装置。
  8. 【請求項8】 前記本体容器の内部側面に前記吸い上げ
    流路を取付可能な吸い上げ流路取付部を設けたことを特
    徴とする請求項7記載の圧送装置。
  9. 【請求項9】 前記捕捉部の前記粉砕部側に、粉砕後の
    汚物排水を、前記圧送部側に排出させる通過部を設けた
    ことを特徴とする請求項3乃至8いずれか記載の圧送装
    置。
  10. 【請求項10】 前記捕捉部と前記粉砕部を離間配置可
    能な捕捉部固定部を有することを特徴とする請求項3乃
    至9いずれか記載の圧送装置。
  11. 【請求項11】 前記捕捉部の上部に開口部があること
    を特徴とする請求項3乃至10いずれか記載の圧送装
    置。
  12. 【請求項12】 前記捕捉部の上部の前記本体容器上面
    に点検口を備えることを特徴とする請求項11記載の圧
    送装置。
  13. 【請求項13】汚物排水を外部へ排出する吐出口を備え
    た本体蓋と、汚物排水を一次貯溜する貯槽部とから成る
    本体容器と、前記容器本体に内蔵され汚物排水を外部へ
    圧送する圧送部と、前記圧送部に連通する連通部とから
    なり、前記連通部と前記吐出口の接合部に水密部を備え
    ることを特徴とする圧送装置。
  14. 【請求項14】 壁排水式水洗大便器と、前記水洗式大
    便器からの汚物排水を流入する流入口と、前記流入口か
    らの汚物排水を貯留する本体容器と、前記本体容器内に
    備えられ、前記流入口からの汚物排水を粉砕する粉砕部
    と、前記本体容器の吐出口より外部へ回転軸の回転運動
    により排水を圧送する圧送部と、から成り、前記水洗式
    大便器及び前記本体容器が同一床面に設置される圧送装
    置システムにおいて、同一床面と略水平に配置される前
    記回転軸を備えることを特徴とする圧送装置システム。
JP2001267649A 2001-09-04 2001-09-04 圧送装置および圧送装置システム Pending JP2003082723A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106284580A (zh) * 2016-09-17 2017-01-04 徐洪恩 一种可智能清堵坐便器

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