JP2003082271A - 被覆用組成物及び積層体 - Google Patents

被覆用組成物及び積層体

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JP2003082271A
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Junichi Narita
淳一 成田
Toru Sawai
透 澤井
Kazumichi Takeishi
一路 武石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、比較的低温で被覆しても基材層との
接着性に優れた基材にマット感を付与できる透明性を有
する被覆用組成物を提供する。 【解決手段】オレフィン系重合体(A)90〜10重量
%、脂肪族ポリエステル(B)0〜90重量%及び/又
はシリカ(C)0〜40重量%とからなることを特徴と
する被覆用組成物、水性分散体からなる被覆用組成物及
びかかる被覆用組成物を基材に被覆してなる積層体に関
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材層の表面に被覆す
ることにより基材層にマット感を与え、且つ基材層との
耐水剥離性に優れた低温での被覆が可能な透明性を有す
る被覆用組成物及びかかる被覆用組成物を被覆してなる
積層体に関するものであり、更に詳しくは生分解性を有
する被覆用組成物及びその積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリ乳酸に代表される生分解性ポリマー
からなるフィルムは、透明性、光沢、剛性等に優れ且つ
生分解性を有しているので、ポリプロピレン二軸延伸フ
ィルムに代表されるポリオレフィンフィルムの代るもの
と期待されている。そして、用途開発が進むにつれて、
高級感を与えるマット調を有するフィルム、シートへの
要求が高まっている。フィルムをマット化する方法とし
ては、ポリ乳酸等の生分解性ポリマーにシリカ、炭酸カ
ルシウムを添加してフィルムにする方法があるが、かか
る方法で得られるフィルムはフィルムの両面に凹凸が生
じるので、例えば得られるフィルムと紙との接着する際
に、フィルム表面への接着剤の乗りが悪くなり接着ムラ
が生じ易くなる虞がある。
【0003】一方、生分解性ポリエステルからなる生分
解性エマルジョンが提案されている(特開平11−92
712号公報)が、かかる生分解性エマルジョンは高温
で基材に塗布しないと、基材との接着性に劣り、高温下
で収縮あるいは皺が生じ易いポリ乳酸等の生分解性ポリ
マーからなるフィルムには適用できない虞がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、比較的低温
で被覆しても基材層との接着性に優れた基材にマット感
を付与できる透明性を有する被覆用組成物を開発するこ
とを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【発明の概要】本発明は、オレフィン系重合体(A)9
0〜10重量%、脂肪族ポリエステル(B)0〜90重
量%及び/又はシリカ(C)0〜40重量%とからなる
ことを特徴とする被覆用組成物、水性分散体からなる被
覆用組成物及びかかる被覆用組成物を基材に被覆してな
る積層体を提供するものである。
【0006】
【発明の具体的な説明】オレフィン系重合体(A) 本発明に係るオレフィン系重合体(A)は、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、4−メチルー1ペンテン等の炭素数2から10のα
―オレフィンの単独若しくは共重合体あるいはかかるα
―オレフィンとアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、
マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル等の不飽
和カルボン酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸イソプロピル、アクリル酸イソブチル、アク
リル酸nブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸イソブチル等の不飽和カ
ルボン酸エステル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等
のビニルエステル、オレフィン・不飽和カルボン酸共重
合体を周期表のIa,IIa,又はIIb族の少なくと
も1種のある量の金属イオン、好ましくは、リチウム、
ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、カルシ
ウム又は亜鉛イオンで中和した金属イオンアイオノマー
等である。これらオレフィン系重合体(A)の溶融粘度
〔メルトフローインデックス:MFR(190℃、荷重
2160g)〕は通常、0.1〜3000g/10分の
範囲にある。
【0007】これらオレフィン系重合体(A)の中で
も、エチレンを主体とした重合体である、高圧法低密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、エチレン・α―オレフィン共重合体、エチレン
・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共
重合体、エチレン・メタクリル酸メチル共重合体、エチ
レン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共
重合体、エチレン・アクリル酸共重合体の金属イオンア
イオノマー、エチレン・メタクリル酸共重合体の金属イ
オンアイオノマー等のエチレン系重合体が好ましく、特
に融点が100℃以下、更には70〜95℃のエチレン
系重合体が好ましい。中でも、特にエチレン・アクリル
酸共重合体の金属イオンアイオノマー、エチレン・メタ
クリル酸共重合体の金属イオンアイオノマーが好まし
い。
【0008】脂肪族ポリエステル(B) 本発明に係る脂肪族ポリエステル(B)は、コハク酸、
グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二
酸、シクロペンタンジカルボン酸およびシクロヘキサン
ジカルボン酸等の通常、炭素数が4〜12の二塩基性カ
ルボン酸とエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ペンタメチレングリコー
ル、1,8−オクチレングリコール、ナノメチレングリ
コール、デカメチレングリコール等の通常、炭素数が2
〜10のグリコールから任意に選ばれた1種あるいは2
種以上のジカルボン酸とグリコールの脱水縮合あるいは
それに続く脱グリコール反応により得られるエステルで
あり、これら脂肪族ポリエステルは通常生分解性を有す
る。又、本発明に係る脂肪族ポリエステル(B)の数平
均分子量は、通常、1000以上、好ましくは1000
〜25000、更に好ましくは5000〜20000の
範囲にある。
【0009】シリカ(C) 本発明に係るシリカ(C)は、通常、樹脂の添加剤とし
て用いられる微粉状のシリカであり、好ましくはコール
カウンター法で測定された平均粒径が1〜5μmのシリ
カ、更に好ましくは1〜3μmの範囲にある。なお、こ
こで平均粒径が1〜5μmのシリカとは、粒径0.5〜
8.0μmの積算体積比率が95%以上で且つその平均
粒径が1〜5μmのシリカを意味し、また平均粒径が1
〜3μmのシリカとは、粒径0.5〜6.0μmの積算
体積比率が95%以上で且つその平均粒径が1〜3μm
のシリカを意味する。なお、使用するシリカは水中に分
散させるため表面処理がされてない方がよい。
【0010】被覆用組成物 本発明の被覆用組成物は、前記、オレフィン系重合体
(A)90〜10重量%、好ましくは20〜80重量
%、脂肪族ポリエステル(B)0〜90重量%、好まし
くは80〜20重量%及び/又はシリカ(C)0〜40
重量%、好ましくは0〜20重量%とからなる組成物で
ある。オレフィン系重合体(A)が90重量%を越える
と基材に塗布してもマット感を付与できない虞があり、
又、生分解性に劣る傾向にある。一方、10重量%未満
であると熱融着性に劣る傾向にあり、基材に被覆しても
被覆面が脆くなる虞がある。又、本発明の被覆用組成物
は、脂肪族ポリエステル(B)若しくはシリカ(C)が
10重量%以上含まれていることが必要であり、脂肪族
ポリエステル(B)若しくはシリカ(C)が10重量%
未満では、基材に塗布してもマット感を付与できない虞
がある。脂肪族ポリエステル(B)が90重量%を越え
ると被覆面が十分融着せず脆くなる虞があり、シリカ
(C)が40重量%を越えると基材に被覆した際に、シ
リカが脱落する虞がある。
【0011】本発明の被覆用組成物は、水性分散体にす
ることにより、基材層に容易に被覆できる。かかる水性
分散体としては、通常、粒子径が0.01〜10μm、
好ましくは0.01〜3μmのオレフィン系重合体
(A)粒子、通常、粒子径が0.1〜10μm、好まし
くは1〜3μmの脂肪族ポリエステル(B)粒子及び/
又は通常、粒径が1〜5μm、好ましくは1〜3μmの
シリカ(C)粒子が前記範囲の重量割合で水に分散され
た分散体である。又、基材に被覆(塗布)した後、乾燥
を速やかに行えるようにアルコールを5〜50溶液重量
%、更には7〜30溶液重量%含む水性分散体にしてお
いても良い。本発明に係る水性分散体には基材フィルム
との接着性若しくは濡れ性改良のために水系イソシアネ
ート系接着材、セロソルブ系等の有機溶剤、粘度調整
剤、防かび剤、静防剤などを添加することができる。水
性分散体の濃度は、コーティングに支障のない範囲で高
い方が良い。通常3〜50%、好ましくは5〜40%で
ある。最適な粘度は塗布方法や製造速度により異なる
が、例えば、グラビアロールコーティングにおいては2
00cps以下が好ましい。
【0012】基材 本発明に係る基材は、通常、包装材料として使用されて
いる種々材料、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン及びポリメチルペンテン等のポリオレフ
ィン、ポリエチレンテレフタレート及びポリカーボネー
ト等のポリエステル、ナイロン、ポリスチレン、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコー
ル、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリメチル
メタクリレート、エチレン・酢酸ビニル共重合体等、ポ
リ乳酸、脂肪族ポリエステル等の生分解性ポリマー、熱
可塑性ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、あるいは熱硬化
性ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミ
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ジア
リルフタレート樹脂、ケイ素樹脂、ポリイミド樹脂等の
熱硬化性樹脂等から得られるフィルム、シート、カッ
プ、トレー状物、ボトル(容器)あるいはその発泡体、
その他、ガラス、金属、アルミニューム箔、紙等から得
られる各種形状物等が挙げられる。フィルムはあらかじ
めコロナ処理などの前処理を行うことが好ましい。隠蔽
性が必要な場合は、基材フィルムとして隠蔽性のあるも
の、例えば内部紙化法で作られた合成紙やアルミ蒸着フ
ィルムなどを使用することができる。かかる熱可塑性樹
脂からなるフィルムは無延伸であっても一軸あるいは二
軸延伸フィルムであっても良い。勿論、基材は1層でも
2層以上としても良い。これら基材の中でも、ポリ乳
酸、脂肪族ポリエステル等の生分解性ポリマーからなる
基材を用いると、前記被覆用組成物を被覆した積層体も
生分解性を有する。
【0013】積層体 本発明の積層体は、前記被覆用組成物を基材に積層して
なる。被覆用組成物層の厚さは用途に応じて種々決定さ
れるが、通常、0.1〜5μm、好ましくは0.5〜2
μmの範囲にある。
【0014】積層体の製造方法 本発明の積層体は、前記基材の表面に前記被覆用組成物
の水性分散体を塗布することにより製造し得る。基材と
被覆用組成物との接着性、耐水性をより改良するため
に、基材表面に下塗り剤としてイソシアネート系などの
接着剤を基材フィルムに塗布しておいても良い。かかる
下塗り剤の塗布量は、通常、固形分重量で50〜150
mg/mの範囲が好ましい。前記被覆用組成物の塗布
量は、通常、固形分重量で0.1〜5g/m、好まし
くは0.5〜2g/mの範囲にある。被覆用組成物の
水性分散体を塗布した積層体の乾燥温度は、通常、50
〜120℃、好ましくは60〜90℃の範囲がよい。乾
燥温度が低いと、良好な被膜が形成されなかったり、乾
燥時間を長くする必要が生じ、生産性が低下する虞があ
る。一方、乾燥温度が高すぎると、代表的な生分解性フ
ィルムであるポリ乳酸等の耐熱性が低いフィルムは乾燥
時に軟化してシワが発生する虞がある。
【0015】被覆用組成物の水性分散体の塗布方法は、
従来使用されているものが利用できる。例えば、ダイレ
クトグラビアコーティング、グラビアオフセットコーテ
ィング、アークグラビアコーティング、グラビアリバー
スコーティング等のグラビアコーティング、トップフィ
ードリバースロールコーティング、ボトムフィードリバ
ースロールコーティング、ノズルフィードリバースロー
ルコーティング等のリバースロールコーティング、キス
ロールコーテイング、マイヤーバーコーティング、ドク
ターブレードコーティング、及びエアーナイフコーティ
ングなどが挙げられる。これらの中でもグラビアコーテ
ィング、特にグラビアリバースコーティングが好まし
い。
【0016】
【発明の効果】本発明の被覆用組成物は比較的低温で被
覆しても基材層との接着性に優れた基材にマット感を付
与でき、透明性を有するので、容易に耐水性、耐摩耗性
が改良されたマット調を有する積層体を得ることができ
る。本発明の被覆用組成物を基材に被覆する際には、基
材全面に被覆することは勿論のこと、得られる積層体の
用途によっては基材表面の一部にのみ被覆(パートコー
ト)し立体的なグラデーションを有する積層体とするこ
ともできる。又、被覆用組成物に含まれるオレフィン系
重合体(A)、脂肪族ポリエステル(B)及び/又はシ
リカ(C)の量を適宜変えることにより、マット感の調
整が容易である。更に、オレフィン系重合体(A)とし
て、融点(軟化点)が100℃以下、更には70〜95
℃のエチレン系重合体を用いた被覆用組成物は乾燥温度
が低くできるためコートする際の加工性が優れている。
またポリ乳酸、脂肪族ポリエステル等の生分解性ポリマ
ーからなる基材との積層体は生分解性を有する。又、ポ
リ乳酸、脂肪族ポリエステル等の生分解性ポリマーを含
む透明な基材層を用いた積層体は、積層体自体も透明性
を有するので、例えば積層体の被覆用組成物を被覆して
いない面に印刷を施し、当該積層体の印刷面に紙または
他のプラスチックフィルムとラミネートして得られる積
層体は優れた化粧性を有する。
【0017】本発明の被覆用組成物を被覆した積層体、
例えば紙に被覆した積層体は、ペーパーバッグ、包装
紙、壁紙、テーブルカバー等に加工することもできる。
又、基材として、生分解性ポリマーあるいは紙を用いた
積層体は生分解性をも有する。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの実
施例に制約されるものではない。
【0019】実施例及び比較例で得られた積層体の物性
値は以下の方法で測定した。 (1)光学特性 日本電色工業社製 ヘイズメーター300Aを用いてヘ
イズ、平行光線透過率(PT)及びグロスを測定した。 (2)透湿度 JIS Z0208 防湿包装材料の透湿度試験(カッ
プ法)による。 (3)耐水性 作製したサンプル10cm×10cm角を25℃の水に
1分間浸し、空気中に出した後に塗布膜面同士を指でこ
すり合わせた。そのさい塗布膜の欠落の有るものを×、
またないものを○として評価した。
【0020】実施例及び比較例で使用した原料は次の通
りである。 (1)オレフィン系共重合体(PO):エチレンメタク
リル酸共重合体ナトリウムイオンアイオノマーの水性分
散体(三井化学社製 商品名ケミパール S−659) エチレンメタクリル酸共重合体ナトリウムイオンアイオ
ノマーの物性:密度:0.95g/cm、ビカット軟
化点:58℃、融点:82℃ MFR:0.1〜1(g/10分) 水性分散体の物性:固形分濃度:25重量%、pH:1
0、粘度:100CP、粒径:0.1μm以下 (2)脂肪族ポリエステル(PES):1,4ーブタン
ジオール・コハク酸エステルの水性分散体(昭和高分子
社製 商品名ビオノーレエマルジョンOLX−752
7) 1,4ーブタンジオール・コハク酸エステルの物性:融
点:93〜95℃、ガラス転移点 :―45℃、結晶化
度:20〜35%、比重:1.3 水性分散体の物性:固形分濃度:50〜56重量%、p
H:4〜6、粘度:100CP、粒径:1〜2μm (3)シリカ:(水沢化学社製 商品名ミズカシルP5
27) 粒径1.8μm
【0021】(実施例1〜実施例10、比較例1〜比較
例2)片面にコロナ処理を施した厚さ25μmの二軸延
伸ポリ乳酸フィルムのコロナ処理面にイソシアネート系
接着剤(三井武田ケミカル社製商品名:タケネートA−
3:1gに同A−310:12gを酢酸エチル187g
で希釈し固形分3.4%液にする)を、マイヤーバーを
用いて固形分重量で100 mg/m塗布し、60℃
で10秒間乾燥した。次いで、表1に示す組成比の水性
分散体からなる被覆用組成物を用意し、マイヤーバーを
用いて固形分重量で 1.0g/m塗布した後、ドラ
イヤーを用いて70℃で20秒間乾燥し積層フィルムを
得た。尚、表1には記載していないが、水性分散体には
界面活性剤として花王社製ポリオキシエチレン(13,
3)ラウリルエーテル、商品名:エマルゲン120を
0.4重量%加えた。一方、実施例10には実施例3の
条件で更に水系イソシアネート接着剤、三井武田ケミカ
ル社製:商品名:タケネートXD−72−K6を0.4
重量%、及び中京油脂社製脂肪族アミド系水溶性スリッ
プ剤:商品名:K−711(22重量%液)を7.3重
量%夫々、水性分散体に配合した。評価結果を表1に示
す。
【0022】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 167/00 C09D 167/00 Fターム(参考) 4F100 AA20B AA20C AK01A AK03B AK03C AK04B AK04C AK51B AK51C AL05B AL05C AT00A BA02 BA03 BA06 BA07 BA10A BA10B BA10C CA18B CA18C CC00B CC00C GB15 GB90 JC00A JC00B JC00C JN01 YY00B YY00C 4J038 CB001 CB002 CB031 CB032 CB091 CB092 CB111 CB112 CB121 CB122 DD021 DD022 HA446 KA09 MA08 NA01 PB03 PC02 PC03 PC08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オレフィン系重合体(A)90〜10重量
    %、脂肪族ポリエステル(B)0〜90重量%及び/又
    はシリカ(C)0〜40重量%とからなることを特徴と
    する被覆用組成物。
  2. 【請求項2】被覆用組成物が水性分散体である請求項1
    記載の被覆用組成物。
  3. 【請求項3】被覆用組成物が界面活性剤を含んでなる水
    性分散体である請求項2記載の被覆用組成物。
  4. 【請求項4】脂肪族ポリエステル(B)が生分解性ポリ
    エステルである請求項1記載の被覆用組成物。
  5. 【請求項5】オレフィン系重合体(A)がエチレン系重
    合体である請求項1記載の被覆用組成物。
  6. 【請求項6】基材層の少なくとも片面に、オレフィン系
    重合体(A)90〜10重量%、脂肪族ポリエステル
    (B)0〜90重量%及び/又はシリカ(C)0〜40
    重量%とからなる被覆用組成物が積層されてなることを
    特徴とする積層体。
  7. 【請求項7】基材層が生分解性ポリマーである請求項6
    記載の積層体。
  8. 【請求項8】脂肪族ポリエステル(B)が生分解性ポリ
    エステルである請求項6記載の積層体。
  9. 【請求項9】オレフィン系重合体(A)がエチレン系重
    合体である請求項6記載の積層体。
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