JP2003081774A - 二剤式ヘアトリートメント剤 - Google Patents
二剤式ヘアトリートメント剤Info
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- JP2003081774A JP2003081774A JP2001273259A JP2001273259A JP2003081774A JP 2003081774 A JP2003081774 A JP 2003081774A JP 2001273259 A JP2001273259 A JP 2001273259A JP 2001273259 A JP2001273259 A JP 2001273259A JP 2003081774 A JP2003081774 A JP 2003081774A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トリートメント処理後の毛髪の柔軟性および
指通り性が良好で、しかもこれら効果の持続性にも優れ
るヘアトリートメント剤を提供することを課題とする。 【解決手段】 メチルハイドロジェンポリシロキサンを
含有する第1剤と、高級アルコール、ノニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤、シリコーン油を含有する
第2剤とからなり、また、所望により第2剤中にアミノ
変性シリコーンを含有することを特徴とするヘアトリー
トメント剤とする。
指通り性が良好で、しかもこれら効果の持続性にも優れ
るヘアトリートメント剤を提供することを課題とする。 【解決手段】 メチルハイドロジェンポリシロキサンを
含有する第1剤と、高級アルコール、ノニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤、シリコーン油を含有する
第2剤とからなり、また、所望により第2剤中にアミノ
変性シリコーンを含有することを特徴とするヘアトリー
トメント剤とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアトリートメン
ト剤に関し、詳しくは、トリートメント処理後の毛髪の
柔軟性および指通り性が良く、しかもそれら効果の持続
性にも優れるヘアトリートメント剤に関する。
ト剤に関し、詳しくは、トリートメント処理後の毛髪の
柔軟性および指通り性が良く、しかもそれら効果の持続
性にも優れるヘアトリートメント剤に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪をシャンプーにより洗浄すると、毛
髪の汚れと共に毛髪に必要な油分まで洗い流されるため
に、また、パーマ施術や染毛処理すると、配合されるア
ルカリ剤のために毛髪が損傷する。損傷した毛髪は、水
分含量が減少し毛髪のなめらかな風合いが失われ、パサ
パサとした硬い感触が生じ、毛髪の柔軟性や指通り性が
悪くなる。そこで、このような毛髪の損傷を解消するた
めには、通常、カチオン性の界面活性剤、カチオン性ポ
リマー、シリコーン、カチオン性シリコーン等の成分を
毛髪に付与するヘアリンスやヘアトリートメント等が用
いられている。また、近年、アニオン性ポリマーとカチ
オン性ポリマーとの複合体を毛髪上で形成させる試み
や、これら成分の毛髪中への吸収を促進させるために更
に加温する試みがなされている。
髪の汚れと共に毛髪に必要な油分まで洗い流されるため
に、また、パーマ施術や染毛処理すると、配合されるア
ルカリ剤のために毛髪が損傷する。損傷した毛髪は、水
分含量が減少し毛髪のなめらかな風合いが失われ、パサ
パサとした硬い感触が生じ、毛髪の柔軟性や指通り性が
悪くなる。そこで、このような毛髪の損傷を解消するた
めには、通常、カチオン性の界面活性剤、カチオン性ポ
リマー、シリコーン、カチオン性シリコーン等の成分を
毛髪に付与するヘアリンスやヘアトリートメント等が用
いられている。また、近年、アニオン性ポリマーとカチ
オン性ポリマーとの複合体を毛髪上で形成させる試み
や、これら成分の毛髪中への吸収を促進させるために更
に加温する試みがなされている。
【0003】しかしながら、従来のヘアリンスやヘアト
リートメントでは、上記した成分がイオン結合やファン
デルワールス力により毛髪表面上に結合するために、日
常のシャンプーによる洗浄や物理的な力により容易に剥
がれ落ちてしまい、毛髪に付与された毛髪の柔軟性や指
通り性などの良好な感触が持続的に得られないといった
問題を有していた。また、毛髪を加温して該成分を毛髪
に吸収させる場合には、加温のために特別な装置が必要
なうえ、施術に時間を要し操作が簡便ではないといった
問題を有していた。
リートメントでは、上記した成分がイオン結合やファン
デルワールス力により毛髪表面上に結合するために、日
常のシャンプーによる洗浄や物理的な力により容易に剥
がれ落ちてしまい、毛髪に付与された毛髪の柔軟性や指
通り性などの良好な感触が持続的に得られないといった
問題を有していた。また、毛髪を加温して該成分を毛髪
に吸収させる場合には、加温のために特別な装置が必要
なうえ、施術に時間を要し操作が簡便ではないといった
問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、トリートメント処理後
の毛髪の柔軟性および指通り性が良く、しかもそれら効
果の持続性にも優れるヘアトリートメント剤を提供する
ことを課題とする。
術に鑑みてなされたものであり、トリートメント処理後
の毛髪の柔軟性および指通り性が良く、しかもそれら効
果の持続性にも優れるヘアトリートメント剤を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1に係る発
明は、メチルハイドロジェンポリシロキサンを含有する
第1剤と、高級アルコール、ノニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤、シリコーン油を含有する第2剤と
からなることを特徴とするヘアトリートメント剤に関す
る。請求項2に係る発明は、第1剤を使用後に第2剤を
使用することを特徴とする請求項1に記載のヘアトリー
トメント剤に関する。請求項3に係る発明は、第2剤中
のシリコーン油が、高重合メチルポリシロキサンである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアトリート
メント剤に関する。請求項4に係る発明は、更に、第2
剤中にアミノ変性シリコーンを含有することを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれかに記載のヘアトリートメン
ト剤に関する。請求項5に係る発明は、第2剤のpHが
2〜7であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載のヘアトリートメント剤に関する。
明は、メチルハイドロジェンポリシロキサンを含有する
第1剤と、高級アルコール、ノニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤、シリコーン油を含有する第2剤と
からなることを特徴とするヘアトリートメント剤に関す
る。請求項2に係る発明は、第1剤を使用後に第2剤を
使用することを特徴とする請求項1に記載のヘアトリー
トメント剤に関する。請求項3に係る発明は、第2剤中
のシリコーン油が、高重合メチルポリシロキサンである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアトリート
メント剤に関する。請求項4に係る発明は、更に、第2
剤中にアミノ変性シリコーンを含有することを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれかに記載のヘアトリートメン
ト剤に関する。請求項5に係る発明は、第2剤のpHが
2〜7であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載のヘアトリートメント剤に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のヘアトリートメント剤
は、メチルハイドロジェンポリシロキサンを含有する第
1剤と、高級アルコール、ノニオン性界面活性剤、カチ
オン性界面活性剤、シリコーン油を含有する第2剤とか
らなる二剤式のヘアトリートメント剤とされる。本発明
のヘアトリートメント剤は、かかる構成を有することか
ら、髪への柔軟性や指通り性の効果が良好で、しかもそ
れら効果を持続させることができるといった効果を奏す
ることができる。この持続性の効果は、第1剤中のメチ
ルハイドロジェンポリシロキサンが、毛髪中のOH基や
SH基などと反応して結合すると共に、第2剤中に配合
されるヘアトリートメント中の成分とも反応して結合す
るために、毛髪への柔軟性や指通り性の効果を持続させ
ることができるものと考えられる。
は、メチルハイドロジェンポリシロキサンを含有する第
1剤と、高級アルコール、ノニオン性界面活性剤、カチ
オン性界面活性剤、シリコーン油を含有する第2剤とか
らなる二剤式のヘアトリートメント剤とされる。本発明
のヘアトリートメント剤は、かかる構成を有することか
ら、髪への柔軟性や指通り性の効果が良好で、しかもそ
れら効果を持続させることができるといった効果を奏す
ることができる。この持続性の効果は、第1剤中のメチ
ルハイドロジェンポリシロキサンが、毛髪中のOH基や
SH基などと反応して結合すると共に、第2剤中に配合
されるヘアトリートメント中の成分とも反応して結合す
るために、毛髪への柔軟性や指通り性の効果を持続させ
ることができるものと考えられる。
【0007】まず、本発明の第1剤について説明する。
本発明の第1剤に配合されるメチルハイドロジェンポリ
シロキサンは、メチルポリシロキサンのメチル基の一部
を水素で置換したものであり、直鎖状であっても環状で
あってもよい。本発明に用いることのできるメチルハイ
ドロジェンポリシロキサンの市販品としては、例えば、
SH1107C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社
製、商品名)、NUCシリコーンL−31(日本ユニカ
ー社製、商品名)、KF−99(信越化学工業社製、商
品名)等が挙げられる。
本発明の第1剤に配合されるメチルハイドロジェンポリ
シロキサンは、メチルポリシロキサンのメチル基の一部
を水素で置換したものであり、直鎖状であっても環状で
あってもよい。本発明に用いることのできるメチルハイ
ドロジェンポリシロキサンの市販品としては、例えば、
SH1107C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社
製、商品名)、NUCシリコーンL−31(日本ユニカ
ー社製、商品名)、KF−99(信越化学工業社製、商
品名)等が挙げられる。
【0008】メチルハイドロジェンポリシロキサンの配
合量は、第1剤中0.1〜50.0重量%とされ、好ま
しくは1.0〜10.0重量%とされる。この理由は、
配合量が0.1重量%未満である場合には、期待する効
果が得られないために、また、50.0重量%を越えて
配合した場合には、べたつきが生じ、トリートメント後
の風合いに悪影響を及ぼすために、いずれの場合も好ま
しくないからである。
合量は、第1剤中0.1〜50.0重量%とされ、好ま
しくは1.0〜10.0重量%とされる。この理由は、
配合量が0.1重量%未満である場合には、期待する効
果が得られないために、また、50.0重量%を越えて
配合した場合には、べたつきが生じ、トリートメント後
の風合いに悪影響を及ぼすために、いずれの場合も好ま
しくないからである。
【0009】また、第1剤は、毛髪にメチルハイドロジ
ェンポリシロキサンを均一に付与させるために液状とし
て用いることが好ましい。液状とする溶媒としては、メ
チルハイドロジェンポリシロキサンを溶解させるもので
あれば特に限定されないが、メチルハイドロジェンポリ
シロキサンの溶解性や毛髪への浸透性の理由から、エタ
ノール又はイソプロパノールを用いるのが好ましい。
ェンポリシロキサンを均一に付与させるために液状とし
て用いることが好ましい。液状とする溶媒としては、メ
チルハイドロジェンポリシロキサンを溶解させるもので
あれば特に限定されないが、メチルハイドロジェンポリ
シロキサンの溶解性や毛髪への浸透性の理由から、エタ
ノール又はイソプロパノールを用いるのが好ましい。
【0010】尚、本発明のヘアトリートメント剤第1剤
には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記し
た成分の他、増粘剤、界面活性剤、高分子樹脂、エステ
ル類、高級脂肪酸、炭化水素類、高級アルコール、シリ
コーン類、動物及び植物エキス類、水、香料などを適宜
配合することができる。
には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記し
た成分の他、増粘剤、界面活性剤、高分子樹脂、エステ
ル類、高級脂肪酸、炭化水素類、高級アルコール、シリ
コーン類、動物及び植物エキス類、水、香料などを適宜
配合することができる。
【0011】次に本発明における第2剤について説明す
る。第2剤中には、必須成分として、高級アルコール、
ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、および
シリコーン油が配合される。
る。第2剤中には、必須成分として、高級アルコール、
ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、および
シリコーン油が配合される。
【0012】第2剤に配合される高級アルコールとして
は、例えば、10−ウンデセノール、11−ドデセノール、
12−トリデセノール、オレイルアルコール、エライジル
アルコール、リトレイルアルコール、リノレニルアルコ
ール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリ
ルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルア
ルコール等が例示され、これらのうち、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、セト
ステアリルアルコール等を用いることが好ましい。ま
た、これらの1種又は2種以上を組合わせて配合するこ
ともできる。
は、例えば、10−ウンデセノール、11−ドデセノール、
12−トリデセノール、オレイルアルコール、エライジル
アルコール、リトレイルアルコール、リノレニルアルコ
ール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリ
ルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルア
ルコール等が例示され、これらのうち、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、セト
ステアリルアルコール等を用いることが好ましい。ま
た、これらの1種又は2種以上を組合わせて配合するこ
ともできる。
【0013】高級アルコールの配合量は、第2剤中1.
0〜10.0重量%とするのが好ましく、3.0〜7.
0重量%とするのがより好ましい。この理由は、配合量
が1.0重量%未満の場合、粘度が低く使用性に劣るた
めに、また、10.0重量%を越えて配合した場合、粘
度が高くなりすぎ使用性に劣るために、いずれの場合も
好ましくないからである。
0〜10.0重量%とするのが好ましく、3.0〜7.
0重量%とするのがより好ましい。この理由は、配合量
が1.0重量%未満の場合、粘度が低く使用性に劣るた
めに、また、10.0重量%を越えて配合した場合、粘
度が高くなりすぎ使用性に劣るために、いずれの場合も
好ましくないからである。
【0014】第2剤に配合されるノニオン性界面活性剤
としては、例えば、POEアルキルエーテル、POEア
ルキルアリルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステ
ル、POEグリセリルモノ脂肪酸エステル、POEソル
ビトール脂肪酸エステル、ヒマシ油及びその誘導体、硬
化ヒマシ油及びその誘導体、POE脂肪酸エステル、高
級脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ラノリン誘導体、アルキロールアミド、POE脂肪
酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル等を例示することがで
き、具体的には、POEセチルエーテル、モノステアリ
ン酸グリセリル、モノステアリン酸POEソルビタン等
を用いることが好ましい。また、これらは、1種又は2
種以上を組合せて用いることもできる。尚、POEと
は、ポリオキシエチレン付加を意味する。
としては、例えば、POEアルキルエーテル、POEア
ルキルアリルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステ
ル、POEグリセリルモノ脂肪酸エステル、POEソル
ビトール脂肪酸エステル、ヒマシ油及びその誘導体、硬
化ヒマシ油及びその誘導体、POE脂肪酸エステル、高
級脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ラノリン誘導体、アルキロールアミド、POE脂肪
酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル等を例示することがで
き、具体的には、POEセチルエーテル、モノステアリ
ン酸グリセリル、モノステアリン酸POEソルビタン等
を用いることが好ましい。また、これらは、1種又は2
種以上を組合せて用いることもできる。尚、POEと
は、ポリオキシエチレン付加を意味する。
【0015】ノニオン性界面活性剤の配合量は、第2剤
中0.1〜5.0重量%とするのが好ましく、0.3〜
2.0重量%とするのがより好ましい。この理由は、配
合量が0.1重量%未満の場合、乳化の効果が得られな
いために、また、5.0重量%を越えて配合した場合、
べたつきが生じ風合いが悪くなるために、いずれの場合
も好ましくないからである。
中0.1〜5.0重量%とするのが好ましく、0.3〜
2.0重量%とするのがより好ましい。この理由は、配
合量が0.1重量%未満の場合、乳化の効果が得られな
いために、また、5.0重量%を越えて配合した場合、
べたつきが生じ風合いが悪くなるために、いずれの場合
も好ましくないからである。
【0016】第2剤に配合されるカチオン性界面活性剤
としては、例えば、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドア
ミン塩、エステル含有3級アミン塩、モノアルキル型4
級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、
トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム
型4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、塩化
ベンゼエトニウム等を例示することができ、具体的に
は、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジス
テアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチ
ルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、臭化セチルトリメチルアンモニウム等を用いること
が好ましい。また、これらは、1種又は2種以上を組合
せて用いることもできる。
としては、例えば、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドア
ミン塩、エステル含有3級アミン塩、モノアルキル型4
級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、
トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム
型4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、塩化
ベンゼエトニウム等を例示することができ、具体的に
は、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジス
テアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチ
ルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、臭化セチルトリメチルアンモニウム等を用いること
が好ましい。また、これらは、1種又は2種以上を組合
せて用いることもできる。
【0017】カチオン性界面活性剤の配合量は、第2剤
中0.1〜10.0重量%とするのが好ましく、1.0
〜5.0重量%とするのがより好ましい。この理由は、
配合量が0.1重量%未満の場合、目的とする風合いが
得られないために、また、10.0重量%を越えて配合
した場合、皮膚刺激が生じる場合があるために、いずれ
の場合も好ましくないからである。
中0.1〜10.0重量%とするのが好ましく、1.0
〜5.0重量%とするのがより好ましい。この理由は、
配合量が0.1重量%未満の場合、目的とする風合いが
得られないために、また、10.0重量%を越えて配合
した場合、皮膚刺激が生じる場合があるために、いずれ
の場合も好ましくないからである。
【0018】第2剤に配合されるシリコーン油とは、メ
チルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等
の鎖状シリコーン油;オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シリ
コーン油であり、これらのうち、メチルポリシロキサン
を用いることが好ましく、なかでも高重合メチルポリシ
ロキサンを用いることがより好ましい。
チルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等
の鎖状シリコーン油;オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シリ
コーン油であり、これらのうち、メチルポリシロキサン
を用いることが好ましく、なかでも高重合メチルポリシ
ロキサンを用いることがより好ましい。
【0019】シリコーン油の配合量は、第2剤中0.1
〜10.0重量%とするのが好ましく、1.0〜5.0
重量%とするのがより好ましい。この理由は、配合量が
0.1重量%未満の場合、目的とする風合いが得られな
いのために、また、10.0重量%を越えて配合した場
合、付着感が大きくなり過ぎ風合いに劣るために、いず
れの場合も好ましくないからである。
〜10.0重量%とするのが好ましく、1.0〜5.0
重量%とするのがより好ましい。この理由は、配合量が
0.1重量%未満の場合、目的とする風合いが得られな
いのために、また、10.0重量%を越えて配合した場
合、付着感が大きくなり過ぎ風合いに劣るために、いず
れの場合も好ましくないからである。
【0020】また、第2剤には、毛髪の柔軟性や指通り
性といった風合いをより向上させるために、アミノ変性
シリコーンを更に配合することができる。本発明の第2
剤に好適に用いられるアミノ変性シリコーンの市販品と
しては、例えば、SM8704C(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製、商品名)、TSF4704(GE
東芝シリコーン社製、商品名)等が挙げられる。
性といった風合いをより向上させるために、アミノ変性
シリコーンを更に配合することができる。本発明の第2
剤に好適に用いられるアミノ変性シリコーンの市販品と
しては、例えば、SM8704C(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製、商品名)、TSF4704(GE
東芝シリコーン社製、商品名)等が挙げられる。
【0021】アミノ変性シリコーンの配合量は、第2剤
中0.1〜20.0重量%とするのが好ましく、1.0
〜10.0重量%とするのがより好ましい。この理由
は、配合量が0.1重量%未満の場合、風合いの向上効
果が期待できないために、また、20.0重量%を越え
て配合した場合、付着感が大きくなり過ぎ風合いを損ね
るために、いずれの場合も好ましくないからである。
中0.1〜20.0重量%とするのが好ましく、1.0
〜10.0重量%とするのがより好ましい。この理由
は、配合量が0.1重量%未満の場合、風合いの向上効
果が期待できないために、また、20.0重量%を越え
て配合した場合、付着感が大きくなり過ぎ風合いを損ね
るために、いずれの場合も好ましくないからである。
【0022】また、本発明の第2剤のpHは、パーマ施
術後の髪に適用した場合にパーマスタイルが崩れる理由
から、pH2〜7とすることが好ましい。第2剤を目的
のpHに調製するためには、クエン酸、リン酸、乳酸等
の酸やトリエタノールアミン、モノエタノールアミン、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリによ
り、適宜調整すればよい。
術後の髪に適用した場合にパーマスタイルが崩れる理由
から、pH2〜7とすることが好ましい。第2剤を目的
のpHに調製するためには、クエン酸、リン酸、乳酸等
の酸やトリエタノールアミン、モノエタノールアミン、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリによ
り、適宜調整すればよい。
【0023】尚、本発明のヘアトリートメント剤第2剤
には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記し
た成分の他、増粘剤、高分子樹脂、エステル類、高級脂
肪酸、炭化水素類、カチオン化ポリマー、動物及び植物
エキス類、水、香料などを適宜配合することができる。
には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記し
た成分の他、増粘剤、高分子樹脂、エステル類、高級脂
肪酸、炭化水素類、カチオン化ポリマー、動物及び植物
エキス類、水、香料などを適宜配合することができる。
【0024】かくして得られる本発明のヘアトリートメ
ント剤は、第1剤を適用後に第2剤を使用するか、或い
は、第2剤を適用後に第1剤を使用することもできる
が、メチルハイドロジェンポリシロキサンの毛髪への吸
着性の観点から、第1剤を適用後に第2剤を使用するの
が好ましい。また、本発明のヘアトリートメント剤のト
リートメント方法としては、例えば、以下のようにして
使用することができる。まず、毛髪をシャンプーした後
に、毛髪の水分をタオルで拭き取り、タオルドライ後の
毛髪に本発明のヘアトリートメント剤第1剤を適用し、
0〜5分間程度放置する。続いて又はすすぎを行った後
に本発明のヘアトリートメント剤第2剤で毛髪をトリー
トメントする方法を例示することができる。
ント剤は、第1剤を適用後に第2剤を使用するか、或い
は、第2剤を適用後に第1剤を使用することもできる
が、メチルハイドロジェンポリシロキサンの毛髪への吸
着性の観点から、第1剤を適用後に第2剤を使用するの
が好ましい。また、本発明のヘアトリートメント剤のト
リートメント方法としては、例えば、以下のようにして
使用することができる。まず、毛髪をシャンプーした後
に、毛髪の水分をタオルで拭き取り、タオルドライ後の
毛髪に本発明のヘアトリートメント剤第1剤を適用し、
0〜5分間程度放置する。続いて又はすすぎを行った後
に本発明のヘアトリートメント剤第2剤で毛髪をトリー
トメントする方法を例示することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるも
のではない。尚、配合量は重量%である。
るが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるも
のではない。尚、配合量は重量%である。
【0026】(試料の調製)表1および表2に記した組
成に従い、実施例1〜5および比較例1〜4のヘアトリ
ートメント剤第2剤を調製した。また、ヘアトリートメ
ント剤第1剤としては、下記処方に従って調製したもの
を用いた。 <ヘアトリートメント剤第1剤処方> メチルハイドロジェンポリシロキサン 10.0 エタノール 100%に調製 尚、メチルハイドロジェンポリシロキサンは、SH11
07C(東レ・ダウコーニング社製、商品名)を用い、
アミノ変性シリコーンは、SM8704C(東レ・ダウ
コーニング・シリコーン社製、商品名)を用いた。
成に従い、実施例1〜5および比較例1〜4のヘアトリ
ートメント剤第2剤を調製した。また、ヘアトリートメ
ント剤第1剤としては、下記処方に従って調製したもの
を用いた。 <ヘアトリートメント剤第1剤処方> メチルハイドロジェンポリシロキサン 10.0 エタノール 100%に調製 尚、メチルハイドロジェンポリシロキサンは、SH11
07C(東レ・ダウコーニング社製、商品名)を用い、
アミノ変性シリコーンは、SM8704C(東レ・ダウ
コーニング・シリコーン社製、商品名)を用いた。
【0027】(試験例;トリートメント効果の評価)上
記で調製したヘアトリートメント剤第1剤をブリーチ剤
で脱色処理しシャンプーで洗浄後にタオルドライした長
さ30cmの毛束(以下、処理毛束と言う。)に均一に
塗布後、実施例1〜5および比較例1〜4のヘアトリー
トメント剤第2剤を適用し水洗し乾燥し、処理後の毛束
について、5名の専門パネラーにより下記評価基準に従
い、柔軟性および指通り性を評価させた。結果を表3に
記す。また、専門パネラーによる評価後の毛束に、5回
のシャンプー処理を繰り返し、再度、5名の専門パネラ
ーにより下記評価基準に従い、柔軟性および指通り性を
評価させた。結果を表3に記す。尚、比較対象として、
処理毛束を用いた。また、比較例5として、ヘアトリー
トメント剤第1剤で処理を行わずに、実施例1のヘアト
リートメント剤第2剤のみで処理した。
記で調製したヘアトリートメント剤第1剤をブリーチ剤
で脱色処理しシャンプーで洗浄後にタオルドライした長
さ30cmの毛束(以下、処理毛束と言う。)に均一に
塗布後、実施例1〜5および比較例1〜4のヘアトリー
トメント剤第2剤を適用し水洗し乾燥し、処理後の毛束
について、5名の専門パネラーにより下記評価基準に従
い、柔軟性および指通り性を評価させた。結果を表3に
記す。また、専門パネラーによる評価後の毛束に、5回
のシャンプー処理を繰り返し、再度、5名の専門パネラ
ーにより下記評価基準に従い、柔軟性および指通り性を
評価させた。結果を表3に記す。尚、比較対象として、
処理毛束を用いた。また、比較例5として、ヘアトリー
トメント剤第1剤で処理を行わずに、実施例1のヘアト
リートメント剤第2剤のみで処理した。
【0028】<柔軟性の評価基準>
○:5名中4〜5名が、処理毛束より柔軟性があると回
答。 △:5名中2〜3名が、処理毛束より柔軟性があると回
答。 ×:5名中0〜1名が、処理毛束より柔軟性があると回
答。
答。 △:5名中2〜3名が、処理毛束より柔軟性があると回
答。 ×:5名中0〜1名が、処理毛束より柔軟性があると回
答。
【0029】<指通り性の評価基準>
○:5名中4〜5名が、処理毛束より指通り性があると
回答。 △:5名中2〜3名が、処理毛束より指通り性があると
回答。 ×:5名中0〜1名が、処理毛束より指通り性があると
回答。
回答。 △:5名中2〜3名が、処理毛束より指通り性があると
回答。 ×:5名中0〜1名が、処理毛束より指通り性があると
回答。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】表3から、ヘアトリートメント剤第1剤と
第2剤とを併用すると、ヘアトリートメント処理後の毛
髪の柔軟性や指通り性といったヘアトリートメント効果
に優れるうえ、それら効果が持続することが分かる。
第2剤とを併用すると、ヘアトリートメント処理後の毛
髪の柔軟性や指通り性といったヘアトリートメント効果
に優れるうえ、それら効果が持続することが分かる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係るヘアト
リートメント剤は、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ンを含有する第1剤と、高級アルコール、ノニオン性界
面活性剤、カチオン性界面活性剤、シリコーン油を含有
する第2剤とからなるヘアトリートメント剤とするもの
であるから、毛髪の柔軟性および指通り性に優れ、しか
もこれら効果の持続性にも優れるヘアトリートメント剤
を提供することができる。
リートメント剤は、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ンを含有する第1剤と、高級アルコール、ノニオン性界
面活性剤、カチオン性界面活性剤、シリコーン油を含有
する第2剤とからなるヘアトリートメント剤とするもの
であるから、毛髪の柔軟性および指通り性に優れ、しか
もこれら効果の持続性にも優れるヘアトリートメント剤
を提供することができる。
フロントページの続き
(72)発明者 椿原 操
大阪市中央区十二軒町5番12号 株式会社
マンダム中央研究所内
(72)発明者 藤原 延規
大阪市中央区十二軒町5番12号 株式会社
マンダム中央研究所内
Fターム(参考) 4C083 AC071 AC072 AC102 AC182
AC302 AC422 AC692 AD151
AD152 AD161 AD162 BB04
BB06 CC33 DD27 DD28 EE06
EE07 EE28
Claims (5)
- 【請求項1】 メチルハイドロジェンポリシロキサンを
含有する第1剤と、高級アルコール、ノニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤、シリコーン油を含有する
第2剤とからなることを特徴とするヘアトリートメント
剤。 - 【請求項2】 第1剤を使用後に第2剤を使用すること
を特徴とする請求項1に記載のヘアトリートメント剤。 - 【請求項3】 第2剤中のシリコーン油が、高重合メチ
ルポリシロキサンであることを特徴とする請求項1又は
2に記載のヘアトリートメント剤。 - 【請求項4】 更に、第2剤中にアミノ変性シリコーン
を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載のヘアトリートメント剤。 - 【請求項5】 第2剤のpHが2〜7であることを特徴
とする請求項1乃至4のいずれかに記載のヘアトリート
メント剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001273259A JP2003081774A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 二剤式ヘアトリートメント剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001273259A JP2003081774A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 二剤式ヘアトリートメント剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003081774A true JP2003081774A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19098500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001273259A Pending JP2003081774A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 二剤式ヘアトリートメント剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003081774A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006306823A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Milbon Co Ltd | 毛髪の処理方法 |
JP2009096737A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Milbon Co Ltd | 3剤式ヘアトリートメント用組成物および毛髪の処理方法 |
JP2009184979A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Tamari Kagaku Kk | 毛髪コンディショニング剤およびこれを用いた毛髪のコンディショニング方法 |
JP2014001184A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Number Three:Kk | 毛髪トリートメント用組成物 |
JP2016088879A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 株式会社ミルボン | 多剤式毛髪処理剤 |
-
2001
- 2001-09-10 JP JP2001273259A patent/JP2003081774A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006306823A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Milbon Co Ltd | 毛髪の処理方法 |
JP4641865B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-03-02 | 株式会社ミルボン | 毛髪の処理方法 |
JP2009096737A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Milbon Co Ltd | 3剤式ヘアトリートメント用組成物および毛髪の処理方法 |
JP2009184979A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Tamari Kagaku Kk | 毛髪コンディショニング剤およびこれを用いた毛髪のコンディショニング方法 |
JP2014001184A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Number Three:Kk | 毛髪トリートメント用組成物 |
JP2016088879A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 株式会社ミルボン | 多剤式毛髪処理剤 |
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