JP2003081444A - 投入設備 - Google Patents
投入設備Info
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- JP2003081444A JP2003081444A JP2001278969A JP2001278969A JP2003081444A JP 2003081444 A JP2003081444 A JP 2003081444A JP 2001278969 A JP2001278969 A JP 2001278969A JP 2001278969 A JP2001278969 A JP 2001278969A JP 2003081444 A JP2003081444 A JP 2003081444A
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- conveyor
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- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
- Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納容器に対する被収納物の投入を、損傷や
静電気の発生が殆どない状態で均一状に行える投入設備
を提供する。 【解決手段】 支持手段31により支持する収納容器D
に対し、投入手段23によって物品9を上方から投入す
る。収納容器Dと投入手段23を横方向において相対的
に移動可能に構成して、収納容器Dへの投入位置を連続
的に移動させる。投入手段23から物品9を投入しなが
ら、収納容器Dと投入手段23を横方向において相対的
に移動させることで、収納容器Dに対する物品9の投入
は、収納容器Dの中に小さな山が均一状の高さにできた
状態で、充填率を高くして行える。山を均す必要はなく
て、物品の損傷は殆どなくなり、物品9間の摩擦も少な
くなって静電気の発生も殆どない状態で、所期の投入を
均一状に行える。
静電気の発生が殆どない状態で均一状に行える投入設備
を提供する。 【解決手段】 支持手段31により支持する収納容器D
に対し、投入手段23によって物品9を上方から投入す
る。収納容器Dと投入手段23を横方向において相対的
に移動可能に構成して、収納容器Dへの投入位置を連続
的に移動させる。投入手段23から物品9を投入しなが
ら、収納容器Dと投入手段23を横方向において相対的
に移動させることで、収納容器Dに対する物品9の投入
は、収納容器Dの中に小さな山が均一状の高さにできた
状態で、充填率を高くして行える。山を均す必要はなく
て、物品の損傷は殆どなくなり、物品9間の摩擦も少な
くなって静電気の発生も殆どない状態で、所期の投入を
均一状に行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば小物の物
品など各種製品の生産設備や、生産設備のない単なる配
送センターにおいて、半製品または製品である物品を、
支持手段により支持した収納容器に対して投入手段によ
って上方から投入させるときなどに採用される投入設備
に関するものである。
品など各種製品の生産設備や、生産設備のない単なる配
送センターにおいて、半製品または製品である物品を、
支持手段により支持した収納容器に対して投入手段によ
って上方から投入させるときなどに採用される投入設備
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の投入設備としては、たと
えば図19に示される構成が提供されている。すなわち
図19の(a)に示すように、上面開放で矩形箱状の収
納容器160は支持台161上に支持されており、この
収納容器160に対して、シュート162を介しての落
下(滑動)により、物品163が上方から投入される。
そして投入が継続され、投入量が或る量を超えること
で、図19の(b)に示すように、収納容器160の中
で物品163の山ができる。このとき図19の(c)に
示すように、支持台161を水平方向で往復移動164
させることで、収納容器160に水平方向の振動を与え
ることになり、以て物品163の山を均して充填率(収
納量)を高めている。
えば図19に示される構成が提供されている。すなわち
図19の(a)に示すように、上面開放で矩形箱状の収
納容器160は支持台161上に支持されており、この
収納容器160に対して、シュート162を介しての落
下(滑動)により、物品163が上方から投入される。
そして投入が継続され、投入量が或る量を超えること
で、図19の(b)に示すように、収納容器160の中
で物品163の山ができる。このとき図19の(c)に
示すように、支持台161を水平方向で往復移動164
させることで、収納容器160に水平方向の振動を与え
ることになり、以て物品163の山を均して充填率(収
納量)を高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来構
成によると、支持台161を往復移動164させ、収納
容器160に水平方向のみの振動を与えて物品163の
山を均す際に、その均しは十分に行えない。これに対し
ては、水平方向の振動を急激にして与えればよいが、こ
の場合、物品163の損傷を招く恐れがあるだけでな
く、物品163間の摩擦によって静電気が発生し、物品
163に電気的な悪影響を及ぼすことになる。
成によると、支持台161を往復移動164させ、収納
容器160に水平方向のみの振動を与えて物品163の
山を均す際に、その均しは十分に行えない。これに対し
ては、水平方向の振動を急激にして与えればよいが、こ
の場合、物品163の損傷を招く恐れがあるだけでな
く、物品163間の摩擦によって静電気が発生し、物品
163に電気的な悪影響を及ぼすことになる。
【0004】そこで本発明の請求項1記載の発明は、収
納容器に対する物品の投入を、損傷や静電気の発生が殆
どない状態で、均一状に行える投入設備を提供すること
を目的としたものである。
納容器に対する物品の投入を、損傷や静電気の発生が殆
どない状態で、均一状に行える投入設備を提供すること
を目的としたものである。
【0005】また請求項5記載の発明は、収納容器に対
する物品の投入を、より均一状に行える投入設備を提供
することを目的としたものである。
する物品の投入を、より均一状に行える投入設備を提供
することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の投入設備は、支持手段
により支持する収納容器に対して、投入手段によって物
品を上方から投入する投入設備であって、収納容器と投
入手段とが横方向において相対的に移動可能に構成され
て、収納容器への投入位置が連続的に移動することを特
徴としたものである。
ために、本発明の請求項1記載の投入設備は、支持手段
により支持する収納容器に対して、投入手段によって物
品を上方から投入する投入設備であって、収納容器と投
入手段とが横方向において相対的に移動可能に構成され
て、収納容器への投入位置が連続的に移動することを特
徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、投入
手段を収納容器の上方の所定箇所に位置させた状態で、
投入手段から物品を投入しながら、収納容器と投入手段
とを横方向において相対的に移動させることにより、収
納容器に対する物品の投入は、収納容器の中に小さな山
が均一状の高さにできた状態で行える。
手段を収納容器の上方の所定箇所に位置させた状態で、
投入手段から物品を投入しながら、収納容器と投入手段
とを横方向において相対的に移動させることにより、収
納容器に対する物品の投入は、収納容器の中に小さな山
が均一状の高さにできた状態で行える。
【0008】また本発明の請求項2記載の投入設備は、
上記した請求項1記載の構成において、物品の種類に応
じて、投入位置の移動軌跡が変更可能に構成されている
ことを特徴としたものである。
上記した請求項1記載の構成において、物品の種類に応
じて、投入位置の移動軌跡が変更可能に構成されている
ことを特徴としたものである。
【0009】したがって請求項2の発明によると、物品
の種類に応じた好ましい移動軌跡で所期の投入を行え
る。そして本発明の請求項3記載の投入設備は、上記し
た請求項1または2記載の構成において、物品の投入量
の変化に応じて、相対的な移動量が変更可能に構成され
ていることを特徴としたものである。
の種類に応じた好ましい移動軌跡で所期の投入を行え
る。そして本発明の請求項3記載の投入設備は、上記し
た請求項1または2記載の構成において、物品の投入量
の変化に応じて、相対的な移動量が変更可能に構成され
ていることを特徴としたものである。
【0010】したがって請求項3の発明によると、たと
えば相対的な移動量を、物品の投入量が多量のときに大
きく変更し、そして物品の投入量が少量のときに小さく
変更することによって、投入した物品の収納容器内での
拡がり(拡散)を、物品の投入量に関係なく行える。
えば相対的な移動量を、物品の投入量が多量のときに大
きく変更し、そして物品の投入量が少量のときに小さく
変更することによって、投入した物品の収納容器内での
拡がり(拡散)を、物品の投入量に関係なく行える。
【0011】さらに本発明の請求項4記載の投入設備
は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成にお
いて、支持手段を介して収納容器が、平面視において2
軸方向に移動可能に構成されていることを特徴としたも
のである。
は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成にお
いて、支持手段を介して収納容器が、平面視において2
軸方向に移動可能に構成されていることを特徴としたも
のである。
【0012】したがって請求項4の発明によると、支持
手段における作動は構造簡単として行える。しかも本発
明の請求項5記載の投入設備は、上記した請求項1〜4
のいずれかに記載の構成において、収納容器と投入手段
との相対的な移動が間欠的に行われるように構成されて
いることを特徴としたものである。
手段における作動は構造簡単として行える。しかも本発
明の請求項5記載の投入設備は、上記した請求項1〜4
のいずれかに記載の構成において、収納容器と投入手段
との相対的な移動が間欠的に行われるように構成されて
いることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項5の発明によると、収納
容器内に小さな山が多数箇所にできた状態とし得る。ま
た本発明の請求項6記載の投入設備は、上記した請求項
1〜5のいずれかに記載の構成において、収納容器が、
導電性材料から構成されていることを特徴としたもので
ある。
容器内に小さな山が多数箇所にできた状態とし得る。ま
た本発明の請求項6記載の投入設備は、上記した請求項
1〜5のいずれかに記載の構成において、収納容器が、
導電性材料から構成されていることを特徴としたもので
ある。
【0014】したがって請求項6の発明によると、発生
した僅かな静電気を素早く放電し得る。そして本発明の
請求項7記載の投入設備は、上記した請求項1〜6のい
ずれかに記載の構成において、収納容器の搬送経路を形
成するコンベヤ装置が設けられ、このコンベヤ装置の一
部により支持手段が構成され、この支持手段の部分には
収納容器の位置決め手段が設けられていることを特徴と
したものである。
した僅かな静電気を素早く放電し得る。そして本発明の
請求項7記載の投入設備は、上記した請求項1〜6のい
ずれかに記載の構成において、収納容器の搬送経路を形
成するコンベヤ装置が設けられ、このコンベヤ装置の一
部により支持手段が構成され、この支持手段の部分には
収納容器の位置決め手段が設けられていることを特徴と
したものである。
【0015】したがって請求項7の発明によると、支持
手段に対する収納容器の受け渡し移動はコンベヤ装置の
搬送を利用して行え、そして位置決め手段を作動させる
ことで、収納容器の位置決めを行える。
手段に対する収納容器の受け渡し移動はコンベヤ装置の
搬送を利用して行え、そして位置決め手段を作動させる
ことで、収納容器の位置決めを行える。
【0016】さらに本発明の請求項8記載の投入設備
は、上記した請求項1〜7のいずれかに記載の構成にお
いて、収納容器に対する投入位置は、大きな物品を投入
するとき、小さな物品に比して収納容器の中央部分で投
入されることを特徴としたものである。
は、上記した請求項1〜7のいずれかに記載の構成にお
いて、収納容器に対する投入位置は、大きな物品を投入
するとき、小さな物品に比して収納容器の中央部分で投
入されることを特徴としたものである。
【0017】したがって請求項8の発明によると、物品
の大きさを考慮して投入を行える。
の大きさを考慮して投入を行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図18に基づいて説明する。図14は物流設備の概
略構成図である。図14に示すように、生産工程である
B工程とA工程との2つの工程の中間に、貯留・搬送手
段として自動倉庫Cが複数(図では4基)設けられ、前
記自動倉庫Cとは別にA工程からB工程につながるバイ
パス経路(搬送経路の一例)Xが設けられている。また
B工程と自動倉庫Cとの間に、一定経路Lを移動する自
走搬送台車Eが設けられ、自動倉庫CとA工程との間
に、一定経路Mを移動する自走搬送台車Fが設けられて
いる。
1〜図18に基づいて説明する。図14は物流設備の概
略構成図である。図14に示すように、生産工程である
B工程とA工程との2つの工程の中間に、貯留・搬送手
段として自動倉庫Cが複数(図では4基)設けられ、前
記自動倉庫Cとは別にA工程からB工程につながるバイ
パス経路(搬送経路の一例)Xが設けられている。また
B工程と自動倉庫Cとの間に、一定経路Lを移動する自
走搬送台車Eが設けられ、自動倉庫CとA工程との間
に、一定経路Mを移動する自走搬送台車Fが設けられて
いる。
【0019】上記バイパス経路Xは、A工程から搬出さ
れた空の収納容器(コンテナやバケット;物品を収める
或いは載せる物品支持体の一例)DのB工程への搬送に
際して、自動倉庫Cより優先して使用される。
れた空の収納容器(コンテナやバケット;物品を収める
或いは載せる物品支持体の一例)DのB工程への搬送に
際して、自動倉庫Cより優先して使用される。
【0020】上記自動倉庫Cは、収納容器Dを収納する
複数の区画収納空間(荷収納部)201が上下多段かつ
左右に並設された収納棚202と、この収納棚202に
沿って走行する走行車体、この走行車体に垂設されたマ
ストに沿って昇降される昇降台、およびこの昇降台上に
設けられ、収納棚202の区画収納空間201と搬入出
口に相当する自走搬送台車E側(B工程側)の入出庫コ
ンベヤ203または自走搬送台車F側(A工程側)の入
出庫コンベヤ204において前記収納容器Dの受け渡し
を行うフォーク装置(いずれも図示せず)を有するスタ
ッカークレーン(荷搬送手段)205などから構成さ
れ、このスタッカークレーン205の動作により収納棚
202の区画収納空間201とB工程側入出庫コンベヤ
203またはA工程側の入出庫コンベヤ204との間、
あるいはB工程側入出庫コンベヤ203とA工程側入出
庫コンベヤ204との間において収納容器Dの搬送・移
載が行われ、自動倉庫Cにおいて収納容器Dの貯留・搬
送が行われる。
複数の区画収納空間(荷収納部)201が上下多段かつ
左右に並設された収納棚202と、この収納棚202に
沿って走行する走行車体、この走行車体に垂設されたマ
ストに沿って昇降される昇降台、およびこの昇降台上に
設けられ、収納棚202の区画収納空間201と搬入出
口に相当する自走搬送台車E側(B工程側)の入出庫コ
ンベヤ203または自走搬送台車F側(A工程側)の入
出庫コンベヤ204において前記収納容器Dの受け渡し
を行うフォーク装置(いずれも図示せず)を有するスタ
ッカークレーン(荷搬送手段)205などから構成さ
れ、このスタッカークレーン205の動作により収納棚
202の区画収納空間201とB工程側入出庫コンベヤ
203またはA工程側の入出庫コンベヤ204との間、
あるいはB工程側入出庫コンベヤ203とA工程側入出
庫コンベヤ204との間において収納容器Dの搬送・移
載が行われ、自動倉庫Cにおいて収納容器Dの貯留・搬
送が行われる。
【0021】なお、バイパス経路Xを使用しないとき或
いはバイパス経路Xが使用できないとき、自動倉庫Cの
スタッカークレーン205が収納容器Dの搬送手段とし
て使用され、空の収納容器Dの流れが止められることが
ないようにされている。
いはバイパス経路Xが使用できないとき、自動倉庫Cの
スタッカークレーン205が収納容器Dの搬送手段とし
て使用され、空の収納容器Dの流れが止められることが
ないようにされている。
【0022】以下、B工程において半製品{たとえば、
樹脂製のキャップ(栓体)など}が自動生産されて収納
容器Dに収納され、A工程において樹脂製のキャップは
加工されて製品に仕上げられ、A工程で不要となった空
の収納容器Dは、B工程へ戻されるものとして説明す
る。 [B工程]上記B工程を実施する第1作業室の構成を図
2に示す。図2に示すように、B工程を実施する第1作
業室1は囲壁体2によって区画形成されている。
樹脂製のキャップ(栓体)など}が自動生産されて収納
容器Dに収納され、A工程において樹脂製のキャップは
加工されて製品に仕上げられ、A工程で不要となった空
の収納容器Dは、B工程へ戻されるものとして説明す
る。 [B工程]上記B工程を実施する第1作業室の構成を図
2に示す。図2に示すように、B工程を実施する第1作
業室1は囲壁体2によって区画形成されている。
【0023】この第1作業室1には、囲壁体2を貫通す
る状態で、空の収納容器Dの搬入部3と、実の収納容器
Dの搬出部4とが設けられ、そして多数列かつ多数行に
投入設備21が配置されるとともに、搬入部3から投入
設備21群を経て搬出部4に至る吊り搬送手段11が設
けられている。前記搬入部3や搬出部4は、たとえばロ
ーラコンベヤ装置によって構成され、囲壁体2の外側に
位置される始終端は、前記自走搬送台車Eに接続されて
いる。
る状態で、空の収納容器Dの搬入部3と、実の収納容器
Dの搬出部4とが設けられ、そして多数列かつ多数行に
投入設備21が配置されるとともに、搬入部3から投入
設備21群を経て搬出部4に至る吊り搬送手段11が設
けられている。前記搬入部3や搬出部4は、たとえばロ
ーラコンベヤ装置によって構成され、囲壁体2の外側に
位置される始終端は、前記自走搬送台車Eに接続されて
いる。
【0024】図4、図5において、前記収納容器Dは上
面開放の矩形箱状であって、導電性材料から構成されて
いる。そして、その上面開放部6を開閉自在な蓋体7が
対として設けられ、ここで蓋体7は着脱形式とされてい
る。なお収納容器Dは、物品9を多数個で収納可能に構
成されており、ここで物品9は、たとえば前記投入設備
21に設けられた製造手段22によって製造された樹脂
製で半製品のキャップなどからなる。
面開放の矩形箱状であって、導電性材料から構成されて
いる。そして、その上面開放部6を開閉自在な蓋体7が
対として設けられ、ここで蓋体7は着脱形式とされてい
る。なお収納容器Dは、物品9を多数個で収納可能に構
成されており、ここで物品9は、たとえば前記投入設備
21に設けられた製造手段22によって製造された樹脂
製で半製品のキャップなどからなる。
【0025】図2、図3において、前記吊り搬送手段1
1は、天井側のレール装置12と、このレール装置12
に支持案内され自動走行自在な吊り走行形式の移動体1
3と、この移動体13の下部側に設けられた保持部14
などにより構成されている。そして保持部14には、収
納容器Dの底部に対して係脱自在な吊り装置15が昇降
動自在に設けられている。なお、吊り搬送手段11によ
る吊り搬送経路16は、搬入部3、投入設備21群、搬
出部4の上方間を結ぶ状態で無端状に形成されており、
その際に投入設備21群の多数列に対応されて、分岐、
合流されるように形成されている。
1は、天井側のレール装置12と、このレール装置12
に支持案内され自動走行自在な吊り走行形式の移動体1
3と、この移動体13の下部側に設けられた保持部14
などにより構成されている。そして保持部14には、収
納容器Dの底部に対して係脱自在な吊り装置15が昇降
動自在に設けられている。なお、吊り搬送手段11によ
る吊り搬送経路16は、搬入部3、投入設備21群、搬
出部4の上方間を結ぶ状態で無端状に形成されており、
その際に投入設備21群の多数列に対応されて、分岐、
合流されるように形成されている。
【0026】図2、図4、図5において、前記投入設備
21は、支持手段31により支持する収納容器Dに対し
て、製造手段22によって製造された物品9を、投入手
段23によって上方から投入するように構成されてい
る。そして支持手段31は、前記収納容器Dの搬送経路
24をコの字状に形成するコンベヤ装置25の一部によ
り構成されている。
21は、支持手段31により支持する収納容器Dに対し
て、製造手段22によって製造された物品9を、投入手
段23によって上方から投入するように構成されてい
る。そして支持手段31は、前記収納容器Dの搬送経路
24をコの字状に形成するコンベヤ装置25の一部によ
り構成されている。
【0027】すなわち、コンベヤ装置25はローラコン
ベヤからなり、搬入側ローラコンベヤ26と、この搬入
側ローラコンベヤ26の終端部分の一側方に設けられた
横方向の中継ローラコンベヤ27と、この中継ローラコ
ンベヤ27の終端部分に他側方が対向して設けられた支
持ローラコンベヤ32と、この支持ローラコンベヤ32
の終端部分に連続される状態で設けられた搬出側ローラ
コンベヤ28などにより構成されている。
ベヤからなり、搬入側ローラコンベヤ26と、この搬入
側ローラコンベヤ26の終端部分の一側方に設けられた
横方向の中継ローラコンベヤ27と、この中継ローラコ
ンベヤ27の終端部分に他側方が対向して設けられた支
持ローラコンベヤ32と、この支持ローラコンベヤ32
の終端部分に連続される状態で設けられた搬出側ローラ
コンベヤ28などにより構成されている。
【0028】その際に、搬入側ローラコンベヤ26の長
さに対して、支持ローラコンベヤ32と搬出側ローラコ
ンベヤ28との連続した長さが同様とされており、以て
コの状の搬送経路24が形成されている。そして、前記
搬入側ローラコンベヤ26の始端部分の上方から搬出側
ローラコンベヤ28の上方に亘って、前記吊り搬送手段
11の吊り搬送経路16が位置されるように構成されて
いる。
さに対して、支持ローラコンベヤ32と搬出側ローラコ
ンベヤ28との連続した長さが同様とされており、以て
コの状の搬送経路24が形成されている。そして、前記
搬入側ローラコンベヤ26の始端部分の上方から搬出側
ローラコンベヤ28の上方に亘って、前記吊り搬送手段
11の吊り搬送経路16が位置されるように構成されて
いる。
【0029】前記コンベヤ装置25は、たとえば、搬入
側ローラコンベヤ26と支持ローラコンベヤ32と搬出
側ローラコンベヤ28とが駆動形式とされ、そして押し
込み装置(図示せず。)の作動によって、収納容器Dが
中継ローラコンベヤ27上で横移動されるように構成さ
れることにより、コの字状の搬送経路24で収納容器D
を搬送可能に構成されている。なお押し込み装置に代え
て、送り込み装置や引き込み装置などが採用されてもよ
い。
側ローラコンベヤ26と支持ローラコンベヤ32と搬出
側ローラコンベヤ28とが駆動形式とされ、そして押し
込み装置(図示せず。)の作動によって、収納容器Dが
中継ローラコンベヤ27上で横移動されるように構成さ
れることにより、コの字状の搬送経路24で収納容器D
を搬送可能に構成されている。なお押し込み装置に代え
て、送り込み装置や引き込み装置などが採用されてもよ
い。
【0030】前記支持手段31は、床側に設置されるベ
ース体33と、このベース体33上に前後方向ガイド体
34を介して前後方向Xa,Xbに移動自在に設けられ
た前後移動体35と、前記ベース体33と前後移動体3
5との間に設けられた前後動装置36と、前後移動体3
5上に左右方向ガイド体37を介して左右方向Ya,Y
bに移動自在に設けられた左右移動体38と、前後移動
体35と左右移動体38との間に設けられた左右動装置
39と、左右移動体38上に設けられた前記支持ローラ
コンベヤ32などにより構成されている。ここで前後動
装置36や左右動装置39は、たとえば螺子軸形式やシ
リンダー形式などにより構成されている。
ース体33と、このベース体33上に前後方向ガイド体
34を介して前後方向Xa,Xbに移動自在に設けられ
た前後移動体35と、前記ベース体33と前後移動体3
5との間に設けられた前後動装置36と、前後移動体3
5上に左右方向ガイド体37を介して左右方向Ya,Y
bに移動自在に設けられた左右移動体38と、前後移動
体35と左右移動体38との間に設けられた左右動装置
39と、左右移動体38上に設けられた前記支持ローラ
コンベヤ32などにより構成されている。ここで前後動
装置36や左右動装置39は、たとえば螺子軸形式やシ
リンダー形式などにより構成されている。
【0031】したがって支持手段31の支持ローラコン
ベヤ32は、前後動装置36の作動によって、前後移動
体35や左右移動体38などを介して前後方向Xa,X
bに移動され、そして左右動装置39の作動によって、
左右移動体38などを介して左右方向Ya,Ybに移動
され、以て支持手段31の支持ローラコンベヤ32を介
して支持された収納容器Dが、平面視において2軸方向
(Xa−Xb方向とYa−Yb方向)に移動可能に構成
されている。
ベヤ32は、前後動装置36の作動によって、前後移動
体35や左右移動体38などを介して前後方向Xa,X
bに移動され、そして左右動装置39の作動によって、
左右移動体38などを介して左右方向Ya,Ybに移動
され、以て支持手段31の支持ローラコンベヤ32を介
して支持された収納容器Dが、平面視において2軸方向
(Xa−Xb方向とYa−Yb方向)に移動可能に構成
されている。
【0032】そして、支持手段31の支持ローラコンベ
ヤ32によって空の収納容器Dを支持し、たとえば図5
の(a)に示すように、この収納容器Dの上方の所定箇
所に投入手段23の投入口(投入位置の一例)23aを
位置させた状態で、支持ローラコンベヤ32などを介し
て収納容器Dを、次のように順次移動させる。
ヤ32によって空の収納容器Dを支持し、たとえば図5
の(a)に示すように、この収納容器Dの上方の所定箇
所に投入手段23の投入口(投入位置の一例)23aを
位置させた状態で、支持ローラコンベヤ32などを介し
て収納容器Dを、次のように順次移動させる。
【0033】すなわち、図5の(b)に示すように左方
向Yaに第2段移動させ、図5の(c)に示すように前
方向Xaに移動させ、図5の(d)に示すように右方向
Ybに第1段移動させ、図5の(e)に示すように右方
向Ybに第2段移動させ、図5の(f)に示すように後
方向Xbに移動させたのち、図5の(a)に示すように
左方向Yaに第1段移動させる。
向Yaに第2段移動させ、図5の(c)に示すように前
方向Xaに移動させ、図5の(d)に示すように右方向
Ybに第1段移動させ、図5の(e)に示すように右方
向Ybに第2段移動させ、図5の(f)に示すように後
方向Xbに移動させたのち、図5の(a)に示すように
左方向Yaに第1段移動させる。
【0034】このような投入手段23に対する収納容器
Dの移動により、収納容器Dと投入手段23とは、横方
向において相対的に移動可能に構成されて、図7の
(a)に示すように、収納容器Dに対する投入口(投入
位置)23aの移動軌跡Zが長方形の無端状に形成され
ることになり、以て投入位置が連続的に移動されること
になる。さらに左方向Yaや右方向Ybの大略2段で示
した移動を、それぞれ複数段(多数段)で行うととも
に、前方向Xaや後方向Xb移動も複数段(多数段)で
行うことにより、収納容器Dと投入手段23との相対的
な移動が間欠的に行われるように構成されている。
Dの移動により、収納容器Dと投入手段23とは、横方
向において相対的に移動可能に構成されて、図7の
(a)に示すように、収納容器Dに対する投入口(投入
位置)23aの移動軌跡Zが長方形の無端状に形成され
ることになり、以て投入位置が連続的に移動されること
になる。さらに左方向Yaや右方向Ybの大略2段で示
した移動を、それぞれ複数段(多数段)で行うととも
に、前方向Xaや後方向Xb移動も複数段(多数段)で
行うことにより、収納容器Dと投入手段23との相対的
な移動が間欠的に行われるように構成されている。
【0035】図4に示すように、前記支持手段31にお
ける支持ローラコンベヤ32は、左右移動体38の上に
設けられたコンベヤフレーム32Aと、このコンベヤフ
レーム32A側に配設されたローラ32B群によって構
成されている。そしてローラ32B群により支持された
収納容器Dの位置が乱れることを防止するために、前記
支持ローラコンベヤ32の部分には、収納容器Dの位置
決め手段41が設けられている。
ける支持ローラコンベヤ32は、左右移動体38の上に
設けられたコンベヤフレーム32Aと、このコンベヤフ
レーム32A側に配設されたローラ32B群によって構
成されている。そしてローラ32B群により支持された
収納容器Dの位置が乱れることを防止するために、前記
支持ローラコンベヤ32の部分には、収納容器Dの位置
決め手段41が設けられている。
【0036】すなわち位置決め手段41は、左右移動体
38またはコンベヤフレーム32A側に設けられた一対
の作動装置(シリンダー装置など)42と、これら作動
装置42によって昇降動される一対の係止体43などに
より、その一例が構成されている。そして作動装置42
の作動により係止体43が、収納容器Dの前後面に沿っ
て昇降動するように構成されている。
38またはコンベヤフレーム32A側に設けられた一対
の作動装置(シリンダー装置など)42と、これら作動
装置42によって昇降動される一対の係止体43などに
より、その一例が構成されている。そして作動装置42
の作動により係止体43が、収納容器Dの前後面に沿っ
て昇降動するように構成されている。
【0037】図1、図4に示すように、前記支持手段3
1の部分には蓋体開閉手段51が設けられている。すな
わち、床側からは、前記中継ローラコンベヤ27を跨ぐ
状態で固定枠体52が設けられ、この固定枠体52の上
部には保持体53が設けられている。この保持体53側
には、昇降動装置(シリンダー装置など)54が前後方
向Xa,Xbに位置調整自在に設けられ、この昇降動装
置54の下向きの作動部55には矩形板状の昇降体56
が連結されている。そして昇降体56の四隅部分の下面
側には、それぞれ緩衝部材57を介して吸着体58が設
けられている。なお吸着体58は下向き椀状であって、
その内部に吸引力を作用させることで、蓋体7の上面に
吸着自在に構成されている。
1の部分には蓋体開閉手段51が設けられている。すな
わち、床側からは、前記中継ローラコンベヤ27を跨ぐ
状態で固定枠体52が設けられ、この固定枠体52の上
部には保持体53が設けられている。この保持体53側
には、昇降動装置(シリンダー装置など)54が前後方
向Xa,Xbに位置調整自在に設けられ、この昇降動装
置54の下向きの作動部55には矩形板状の昇降体56
が連結されている。そして昇降体56の四隅部分の下面
側には、それぞれ緩衝部材57を介して吸着体58が設
けられている。なお吸着体58は下向き椀状であって、
その内部に吸引力を作用させることで、蓋体7の上面に
吸着自在に構成されている。
【0038】以下に、上記した第1作業室1における作
業を説明する。その上面開放部6を蓋体7により閉じて
いる空の収納容器Dを、前記自走搬送台車Eから取り出
して搬入部3に位置させる。この前後に、レール装置1
2による支持案内によって自動走行させてきた移動体1
3を搬入部3の上方で停止させる。そして、吊り装置1
5を下降動させて収納容器Dの底部に係合させたのち、
吊り装置15を上昇動させることで、収納容器Dの持ち
上げを行える。この持ち上げた収納容器Dを保持部14
によって適宜に保持した状態で移動体13を自動走行さ
せることで、図3に示すように、収納容器Dを吊り搬送
手段11によって吊り搬送経路16上で搬送し得る。
業を説明する。その上面開放部6を蓋体7により閉じて
いる空の収納容器Dを、前記自走搬送台車Eから取り出
して搬入部3に位置させる。この前後に、レール装置1
2による支持案内によって自動走行させてきた移動体1
3を搬入部3の上方で停止させる。そして、吊り装置1
5を下降動させて収納容器Dの底部に係合させたのち、
吊り装置15を上昇動させることで、収納容器Dの持ち
上げを行える。この持ち上げた収納容器Dを保持部14
によって適宜に保持した状態で移動体13を自動走行さ
せることで、図3に示すように、収納容器Dを吊り搬送
手段11によって吊り搬送経路16上で搬送し得る。
【0039】そして移動体13を、目的とする投入設備
21における搬入側ローラコンベヤ26の上方で停止さ
せる。次いで、保持部14による保持を開放したのち、
吊り装置15を下降動させて収納容器Dを搬入側ローラ
コンベヤ26上に載置させる。そして収納容器Dの底部
に対する吊り装置15の係合を解除したのち、吊り装置
15を上昇動させることで、移動体13を次の目的地へ
と移動し得る。
21における搬入側ローラコンベヤ26の上方で停止さ
せる。次いで、保持部14による保持を開放したのち、
吊り装置15を下降動させて収納容器Dを搬入側ローラ
コンベヤ26上に載置させる。そして収納容器Dの底部
に対する吊り装置15の係合を解除したのち、吊り装置
15を上昇動させることで、移動体13を次の目的地へ
と移動し得る。
【0040】前述したようにして搬入側ローラコンベヤ
26上に載置させた収納容器Dを、この搬入側ローラコ
ンベヤ26の終端部分に搬送し、そして押し込み装置な
どによって横移動させることで、中継ローラコンベヤ2
7を介して支持手段31の支持ローラコンベヤ32上に
移動させる。このとき支持手段31側では、中継ローラ
コンベヤ27などを、図1に示すように、右方向Ybに
第2段移動させるとともに前方向Xaに移動させた位置
としている。
26上に載置させた収納容器Dを、この搬入側ローラコ
ンベヤ26の終端部分に搬送し、そして押し込み装置な
どによって横移動させることで、中継ローラコンベヤ2
7を介して支持手段31の支持ローラコンベヤ32上に
移動させる。このとき支持手段31側では、中継ローラ
コンベヤ27などを、図1に示すように、右方向Ybに
第2段移動させるとともに前方向Xaに移動させた位置
としている。
【0041】これにより支持ローラコンベヤ32は、中
継ローラコンベヤ27と搬出側ローラコンベヤ28に接
続した状態にあり、以て収納容器Dの、前述した中継ロ
ーラコンベヤ27を介しての支持ローラコンベヤ32上
への移動は、何ら支障なく円滑に行える。そして位置決
め手段41を作動させて、支持ローラコンベヤ32上に
おける収納容器Dの位置決めを行う。このときに収納容
器Dは、蓋体開閉手段51の真下に位置している。
継ローラコンベヤ27と搬出側ローラコンベヤ28に接
続した状態にあり、以て収納容器Dの、前述した中継ロ
ーラコンベヤ27を介しての支持ローラコンベヤ32上
への移動は、何ら支障なく円滑に行える。そして位置決
め手段41を作動させて、支持ローラコンベヤ32上に
おける収納容器Dの位置決めを行う。このときに収納容
器Dは、蓋体開閉手段51の真下に位置している。
【0042】したがって、昇降動装置54の作動により
作動部55を介して昇降体56を下降させることで、図
4の仮想線に示すように、吸着体58群を蓋体7の上面
に当接し得、その際に緩衝部材57によって一定状の当
接力(圧接力)にし得る。そして吸着体58群の内部に
吸引力を作用させて、蓋体7の上面に吸着させた状態
で、昇降動装置54の逆作動により作動部55を介して
昇降体56を上昇させることで、図4の実線に示すよう
に、蓋体7のみを上昇させて収納容器Dの上面開放部6
を開放し得る。
作動部55を介して昇降体56を下降させることで、図
4の仮想線に示すように、吸着体58群を蓋体7の上面
に当接し得、その際に緩衝部材57によって一定状の当
接力(圧接力)にし得る。そして吸着体58群の内部に
吸引力を作用させて、蓋体7の上面に吸着させた状態
で、昇降動装置54の逆作動により作動部55を介して
昇降体56を上昇させることで、図4の実線に示すよう
に、蓋体7のみを上昇させて収納容器Dの上面開放部6
を開放し得る。
【0043】このように収納容器Dの上面開放部6を開
放したのち、図4の仮想線で示すように蓋体7などを待
機位置へ移動させた状態で、まず中継ローラコンベヤ2
7などを、後方向Xbに移動させるとともに左方向Ya
に第1段移動させ、以て図5の(a)に示す位置として
いる。
放したのち、図4の仮想線で示すように蓋体7などを待
機位置へ移動させた状態で、まず中継ローラコンベヤ2
7などを、後方向Xbに移動させるとともに左方向Ya
に第1段移動させ、以て図5の(a)に示す位置として
いる。
【0044】次いで投入手段23の投入口23aを移動
させ、以て収納容器Dの上方の所定箇所、たとえば図5
の(a)に示すように、左右方向Ya,Ybの中央部分
でかつ前方向Xaに寄った箇所に投入口23aを位置さ
せる。この状態で、投入手段23の投入口23aを介し
て物品9を投入しながら、収納容器Dを無端状の移動軌
跡Z上で連続的に移動させる。
させ、以て収納容器Dの上方の所定箇所、たとえば図5
の(a)に示すように、左右方向Ya,Ybの中央部分
でかつ前方向Xaに寄った箇所に投入口23aを位置さ
せる。この状態で、投入手段23の投入口23aを介し
て物品9を投入しながら、収納容器Dを無端状の移動軌
跡Z上で連続的に移動させる。
【0045】すなわち、まず左右移動体38を左方向Y
aに移動させて、収納容器Dを左方向Yaに第2段移動
させ、以て図5の(b)に示すように、収納容器Dの右
方向Ybでかつ前方向Xaに寄った箇所に投入口23a
を位置させる。次いで前後移動体35を前方向Xaに移
動させて、収納容器Dを前方向Xaに移動させ、以て図
5の(c)に示すように、収納容器Dの右方向Ybでか
つ後方向Xbに寄った箇所に投入口23aを位置させ
る。
aに移動させて、収納容器Dを左方向Yaに第2段移動
させ、以て図5の(b)に示すように、収納容器Dの右
方向Ybでかつ前方向Xaに寄った箇所に投入口23a
を位置させる。次いで前後移動体35を前方向Xaに移
動させて、収納容器Dを前方向Xaに移動させ、以て図
5の(c)に示すように、収納容器Dの右方向Ybでか
つ後方向Xbに寄った箇所に投入口23aを位置させ
る。
【0046】そして左右移動体38を右方向Ybに移動
させて、収納容器Dを右方向Ybに第1段移動させ、以
て図5の(d)に示すように、収納容器Dの左右方向Y
a,Ybの中央部分でかつ後方向Xbに寄った箇所に投
入口23aを位置させる。次いで左右移動体38をさら
に右方向Ybに移動させて、収納容器Dを右方向Ybに
第2段移動させ、以て図5の(e)に示すように、収納
容器Dの左方向Yaでかつ後方向Xbに寄った箇所に投
入口23aを位置させる。
させて、収納容器Dを右方向Ybに第1段移動させ、以
て図5の(d)に示すように、収納容器Dの左右方向Y
a,Ybの中央部分でかつ後方向Xbに寄った箇所に投
入口23aを位置させる。次いで左右移動体38をさら
に右方向Ybに移動させて、収納容器Dを右方向Ybに
第2段移動させ、以て図5の(e)に示すように、収納
容器Dの左方向Yaでかつ後方向Xbに寄った箇所に投
入口23aを位置させる。
【0047】そして前後移動体35を後方向Xbに移動
させて、収納容器Dを後方向Xbに移動させ、以て図5
の(f)に示すように、収納容器Dの左方向Yaでかつ
前方向Xaにに寄った箇所に投入口23aを位置させ
る。この後、左右移動体38を左方向Yaに移動させ
て、収納容器Dを左方向Yaに第1段移動させること
で、前述した図5の(a)に示すように、収納容器Dの
左右方向Ya,Ybの中央部分でかつ前方向Xaに寄っ
た箇所に投入口23aを位置させる。
させて、収納容器Dを後方向Xbに移動させ、以て図5
の(f)に示すように、収納容器Dの左方向Yaでかつ
前方向Xaにに寄った箇所に投入口23aを位置させ
る。この後、左右移動体38を左方向Yaに移動させ
て、収納容器Dを左方向Yaに第1段移動させること
で、前述した図5の(a)に示すように、収納容器Dの
左右方向Ya,Ybの中央部分でかつ前方向Xaに寄っ
た箇所に投入口23aを位置させる。
【0048】このようにして、図7の(a)に示すよう
に、投入位置を長方形で無端状の移動軌跡Z上において
連続的に移動させながら、収納容器Dに対して物品9を
投入し得る。その際に、左方向Yaや右方向Ybの大略
2段で示した移動を、それぞれ複数段で行うとともに、
前方向Xaや後方向Xb移動も複数段で行うことによ
り、移動軌跡Z上における連続的な移動が、多数段の間
欠移動により行われる。そして移動軌跡Z上における連
続的な移動を複数回に繰り返すことで、移動軌跡Z上で
循環移動させながら、収納容器Dに対して物品9を投入
し得ることになる。
に、投入位置を長方形で無端状の移動軌跡Z上において
連続的に移動させながら、収納容器Dに対して物品9を
投入し得る。その際に、左方向Yaや右方向Ybの大略
2段で示した移動を、それぞれ複数段で行うとともに、
前方向Xaや後方向Xb移動も複数段で行うことによ
り、移動軌跡Z上における連続的な移動が、多数段の間
欠移動により行われる。そして移動軌跡Z上における連
続的な移動を複数回に繰り返すことで、移動軌跡Z上で
循環移動させながら、収納容器Dに対して物品9を投入
し得ることになる。
【0049】したがって、収納容器Dに対する物品9の
投入は、図6の(a)や(b)に示すように、収納容器
Dの中に小さな山が均一状の高さにできた状態で、充填
率を高くして行える。そして山を均す必要がないことか
ら、物品9の損傷は殆どなくなり、さらに物品9間の摩
擦も少なくなって静電気の発生も殆どない状態で、所期
の投入を均一状に行えることになる。しかも収納容器D
が導電性材料から構成されていることで、発生した僅か
な静電気を素早く放電し得、以て物品9に電気的な悪影
響を及ぼすことを防止し得る。さらに複数段に分けて間
欠移動させることで、小さな山が多数箇所にできた状態
とし得、以て充填率をより高くして、所期の投入を均一
状に行えることになる。
投入は、図6の(a)や(b)に示すように、収納容器
Dの中に小さな山が均一状の高さにできた状態で、充填
率を高くして行える。そして山を均す必要がないことか
ら、物品9の損傷は殆どなくなり、さらに物品9間の摩
擦も少なくなって静電気の発生も殆どない状態で、所期
の投入を均一状に行えることになる。しかも収納容器D
が導電性材料から構成されていることで、発生した僅か
な静電気を素早く放電し得、以て物品9に電気的な悪影
響を及ぼすことを防止し得る。さらに複数段に分けて間
欠移動させることで、小さな山が多数箇所にできた状態
とし得、以て充填率をより高くして、所期の投入を均一
状に行えることになる。
【0050】その際に支持ローラコンベヤ32を介して
支持された収納容器Dを、平面視において2軸方向(X
a−Xb方向とYa−Yb方向)に移動させる構成によ
って、支持手段31における作動は、前後動装置36や
左右動装置39を構造簡単として容易にかつ確実に行え
る。
支持された収納容器Dを、平面視において2軸方向(X
a−Xb方向とYa−Yb方向)に移動させる構成によ
って、支持手段31における作動は、前後動装置36や
左右動装置39を構造簡単として容易にかつ確実に行え
る。
【0051】このようにして所期の充填を行ったのち、
中継ローラコンベヤ27などを、右方向Ybに第2段移
動させるとともに前方向Xaに移動させた位置へ移動さ
せる。これにより支持ローラコンベヤ32を、図1、な
らびに図4に示すように、中継ローラコンベヤ27と搬
出側ローラコンベヤ28に接続させ、このときに収納容
器Dの真上に、蓋体7を位置させている。
中継ローラコンベヤ27などを、右方向Ybに第2段移
動させるとともに前方向Xaに移動させた位置へ移動さ
せる。これにより支持ローラコンベヤ32を、図1、な
らびに図4に示すように、中継ローラコンベヤ27と搬
出側ローラコンベヤ28に接続させ、このときに収納容
器Dの真上に、蓋体7を位置させている。
【0052】したがって、昇降動装置54の作動により
作動部55を介して昇降体56を下降させることで、図
4の仮想線に示すように、吸着体58群により吸着して
いる蓋体7を収納容器Dに嵌めて、その上面開放部6を
閉塞し得る。そして吸着体58群の内部の吸引力を開放
させ、吸着を解除させたのち、昇降動装置54の逆作動
により作動部55を介して昇降体56を上昇させること
で、蓋体7を残したまま吸着体58群を上昇し得る。そ
の後に位置決め手段41を逆作動させて、支持ローラコ
ンベヤ32上における収納容器Dの位置決めを解除させ
る。
作動部55を介して昇降体56を下降させることで、図
4の仮想線に示すように、吸着体58群により吸着して
いる蓋体7を収納容器Dに嵌めて、その上面開放部6を
閉塞し得る。そして吸着体58群の内部の吸引力を開放
させ、吸着を解除させたのち、昇降動装置54の逆作動
により作動部55を介して昇降体56を上昇させること
で、蓋体7を残したまま吸着体58群を上昇し得る。そ
の後に位置決め手段41を逆作動させて、支持ローラコ
ンベヤ32上における収納容器Dの位置決めを解除させ
る。
【0053】次いで、支持ローラコンベヤ32上の実の
収納容器Dを、この支持ローラコンベヤ32から搬出側
ローラコンベヤ28へと搬送し、図4の仮想線に示すよ
うに、この搬出側ローラコンベヤ28の終端部分に位置
させる。その際に、支持ローラコンベヤ32から搬出側
ローラコンベヤ28への移動は、何ら支障なく円滑に行
える。
収納容器Dを、この支持ローラコンベヤ32から搬出側
ローラコンベヤ28へと搬送し、図4の仮想線に示すよ
うに、この搬出側ローラコンベヤ28の終端部分に位置
させる。その際に、支持ローラコンベヤ32から搬出側
ローラコンベヤ28への移動は、何ら支障なく円滑に行
える。
【0054】そして、搬出側ローラコンベヤ28上の収
納容器Dを、前述と同様にして移動体13側で支持した
のち、この移動体13を自動走行させることで、収納容
器Dを吊り搬送手段11によって吊り搬送経路16上で
搬送し得る。そして、その上面開放部6を蓋体7により
閉じている実の収納容器Dを、搬出部4に位置させるこ
とで、前記自走搬送台車Eにより入庫し得る。
納容器Dを、前述と同様にして移動体13側で支持した
のち、この移動体13を自動走行させることで、収納容
器Dを吊り搬送手段11によって吊り搬送経路16上で
搬送し得る。そして、その上面開放部6を蓋体7により
閉じている実の収納容器Dを、搬出部4に位置させるこ
とで、前記自走搬送台車Eにより入庫し得る。
【0055】上記した実施の形態では、収納容器Dの上
面開放部6を開放したのち、中継ローラコンベヤ27な
どを、後方向Xbに移動させるとともに左方向Yaに第
1段移動させ、以て図5の(a)に示す位置として投入
手段23からの物品9の投入を開始しているが、これは
図5の(e)に示すように、支持ローラコンベヤ32
を、中継ローラコンベヤ27と搬出側ローラコンベヤ2
8に接続させた状態で、支持ローラコンベヤ32上へ収
納容器Dを移動させた位置を始点として、投入手段23
からの物品9の投入を開始してもよい。
面開放部6を開放したのち、中継ローラコンベヤ27な
どを、後方向Xbに移動させるとともに左方向Yaに第
1段移動させ、以て図5の(a)に示す位置として投入
手段23からの物品9の投入を開始しているが、これは
図5の(e)に示すように、支持ローラコンベヤ32
を、中継ローラコンベヤ27と搬出側ローラコンベヤ2
8に接続させた状態で、支持ローラコンベヤ32上へ収
納容器Dを移動させた位置を始点として、投入手段23
からの物品9の投入を開始してもよい。
【0056】上記した実施の形態では、投入手段23の
投入口23aを介して物品9を投入しながら、図7の
(a)に示すように、収納容器Dを長方形で無端状の移
動軌跡Z上において連続的に移動させているが、これは
前後動装置36による前後移動体35の前後移動と、左
右動装置39による左右移動体38の左右移動とを制御
することにより、さらには前後移動と左右移動とを同時
に行うように制御することにより、種々な形状の無端状
の移動軌跡Z上において連続的に移動し得る。
投入口23aを介して物品9を投入しながら、図7の
(a)に示すように、収納容器Dを長方形で無端状の移
動軌跡Z上において連続的に移動させているが、これは
前後動装置36による前後移動体35の前後移動と、左
右動装置39による左右移動体38の左右移動とを制御
することにより、さらには前後移動と左右移動とを同時
に行うように制御することにより、種々な形状の無端状
の移動軌跡Z上において連続的に移動し得る。
【0057】すなわち、図7の(b)に示すように、Z
字形状に類し、中間でクロスする無端状の移動軌跡Z上
において連続的に移動させ得る。また、図7の(c)に
示すように、長円形状の無端状の移動軌跡Z上において
連続的に移動させ得る。
字形状に類し、中間でクロスする無端状の移動軌跡Z上
において連続的に移動させ得る。また、図7の(c)に
示すように、長円形状の無端状の移動軌跡Z上において
連続的に移動させ得る。
【0058】このように、無端状の移動軌跡Z、すなわ
ち投入位置の移動軌跡Zを種々に変更(設定)し得るの
であり、その際に、物品9の種類(形状や大きさや重量
など)に応じて、投入位置の移動軌跡Zを変更すること
によって、物品9の種類に応じた最も好ましい移動軌跡
Zで所期の投入を行える。
ち投入位置の移動軌跡Zを種々に変更(設定)し得るの
であり、その際に、物品9の種類(形状や大きさや重量
など)に応じて、投入位置の移動軌跡Zを変更すること
によって、物品9の種類に応じた最も好ましい移動軌跡
Zで所期の投入を行える。
【0059】たとえば、図7の(d)に示すように、小
さな物品9の移動軌跡Z1に対して大きな物品9の移動
軌跡Z2を収納容器Dの中央部分に形成し得る。このよ
うに、収納容器Dに対する大きな物品9の投入位置を、
小さな物品9の投入位置に比して収納容器Dの中央部分
とすることで、物品9の大きさを考慮して投入を行える
ことになり、以て物品9の大きさに関係なく充填率をよ
り高くして、所期の投入を均一状に行えることになる。
さな物品9の移動軌跡Z1に対して大きな物品9の移動
軌跡Z2を収納容器Dの中央部分に形成し得る。このよ
うに、収納容器Dに対する大きな物品9の投入位置を、
小さな物品9の投入位置に比して収納容器Dの中央部分
とすることで、物品9の大きさを考慮して投入を行える
ことになり、以て物品9の大きさに関係なく充填率をよ
り高くして、所期の投入を均一状に行えることになる。
【0060】上記した実施の形態では、収納容器Dと投
入手段23とを横方向において相対的に移動させること
で、投入口(投入位置)23aを連続的に移動させてい
るが、その際に相対的な移動量は、物品9の投入量の変
化に応じて変更可能に構成してもよい。すなわち、たと
えば相対的な移動量を、物品9の投入量が多量のときに
大きく変更(設定)し、そして物品9の投入量が少量の
ときに小さく変更(設定)している。
入手段23とを横方向において相対的に移動させること
で、投入口(投入位置)23aを連続的に移動させてい
るが、その際に相対的な移動量は、物品9の投入量の変
化に応じて変更可能に構成してもよい。すなわち、たと
えば相対的な移動量を、物品9の投入量が多量のときに
大きく変更(設定)し、そして物品9の投入量が少量の
ときに小さく変更(設定)している。
【0061】このような構成によって、投入した物品9
の収納容器D内での拡がり(拡散)を、物品9の投入量
に関係なく常に好適に行え、以て充填率をより高くし
て、所期の投入を均一状に行えることになる。
の収納容器D内での拡がり(拡散)を、物品9の投入量
に関係なく常に好適に行え、以て充填率をより高くし
て、所期の投入を均一状に行えることになる。
【0062】上記した実施の形態で示したように、支持
手段31により支持する収納容器Dに対して、投入手段
23によって物品9を上方から投入する投入設備21で
あって、収納容器Dと投入手段23とを横方向において
相対的に移動可能に構成して、収納容器Dに対する投入
口23aの位置が連続的に移動する構成によって、投入
手段を収納容器Dの上方の所定箇所に位置させた状態
で、投入手段23から物品9を投入しながら、収納容器
Dと投入手段23とを横方向において相対的に移動させ
ることにより、収納容器Dに対する物品9の投入は、収
納容器Dの中に小さな山が均一状の高さにできた状態
で、充填率を高くして行える。そして山を均す必要がな
いことから、物品9の損傷は殆どなくなり、さらに物品
9間の摩擦も少なくなって静電気の発生も殆どない状態
で、所期の投入を均一状に行えることになる。
手段31により支持する収納容器Dに対して、投入手段
23によって物品9を上方から投入する投入設備21で
あって、収納容器Dと投入手段23とを横方向において
相対的に移動可能に構成して、収納容器Dに対する投入
口23aの位置が連続的に移動する構成によって、投入
手段を収納容器Dの上方の所定箇所に位置させた状態
で、投入手段23から物品9を投入しながら、収納容器
Dと投入手段23とを横方向において相対的に移動させ
ることにより、収納容器Dに対する物品9の投入は、収
納容器Dの中に小さな山が均一状の高さにできた状態
で、充填率を高くして行える。そして山を均す必要がな
いことから、物品9の損傷は殆どなくなり、さらに物品
9間の摩擦も少なくなって静電気の発生も殆どない状態
で、所期の投入を均一状に行えることになる。
【0063】上記した実施の形態で示したように、物品
9の種類に応じて、投入位置の移動軌跡Zを変更可能に
構成したことによって、物品9の種類に応じた最も好ま
しい移動軌跡Zで所期の投入を行える。
9の種類に応じて、投入位置の移動軌跡Zを変更可能に
構成したことによって、物品9の種類に応じた最も好ま
しい移動軌跡Zで所期の投入を行える。
【0064】上記した実施の形態で示したように、物品
9の投入量の変化に応じて、相対的な移動量を変更可能
に構成したことによって、たとえば相対的な移動量を、
物品9の投入量が多量のときに大きく変更し、そして物
品9の投入量が少量のときに小さく変更することによっ
て、投入した物品9の収納容器D内での拡がり(拡散)
を、物品9の投入量に関係なく常に好適に行え、以て充
填率をより高くして、所期の投入を均一状に行えること
になる。
9の投入量の変化に応じて、相対的な移動量を変更可能
に構成したことによって、たとえば相対的な移動量を、
物品9の投入量が多量のときに大きく変更し、そして物
品9の投入量が少量のときに小さく変更することによっ
て、投入した物品9の収納容器D内での拡がり(拡散)
を、物品9の投入量に関係なく常に好適に行え、以て充
填率をより高くして、所期の投入を均一状に行えること
になる。
【0065】上記した実施の形態で示したように、支持
手段31を介して収納容器Dを、平面視において2軸方
向に移動可能に構成したことによって、支持手段31に
おける作動は、前後動装置36や左右動装置39を構造
簡単として容易にかつ確実に行える。
手段31を介して収納容器Dを、平面視において2軸方
向に移動可能に構成したことによって、支持手段31に
おける作動は、前後動装置36や左右動装置39を構造
簡単として容易にかつ確実に行える。
【0066】上記した実施の形態で示したように、収納
容器Dと投入手段23との相対的な移動を間欠的に行な
うように構成したことによって、収納容器D内に小さな
山が多数箇所にできた状態とし得、以て充填率をより高
くして、所期の投入を均一状に行えることになる。
容器Dと投入手段23との相対的な移動を間欠的に行な
うように構成したことによって、収納容器D内に小さな
山が多数箇所にできた状態とし得、以て充填率をより高
くして、所期の投入を均一状に行えることになる。
【0067】上記した実施の形態で示したように、収納
容器Dを、導電性材料から構成したことによって、発生
した僅かな静電気を素早く放電し得、以て物品9に電気
的な悪影響を及ぼすことを防止し得る。
容器Dを、導電性材料から構成したことによって、発生
した僅かな静電気を素早く放電し得、以て物品9に電気
的な悪影響を及ぼすことを防止し得る。
【0068】上記した実施の形態で示したように、収納
容器Dの搬送経路24を形成するコンベヤ装置25を設
け、このコンベヤ装置25の一部により支持手段31を
構成し、この支持手段31の部分に収納容器Dの位置決
め手段41を設けた構成によって、支持手段31に対す
る収納容器Dの受け渡し移動は、コンベヤ装置25の搬
送を利用して何ら支障なく円滑に行え、そして位置決め
手段41を作動させることで、収納容器Dの位置決めを
確実に行え、以て収納容器Dの位置が乱れることを防止
し得る。
容器Dの搬送経路24を形成するコンベヤ装置25を設
け、このコンベヤ装置25の一部により支持手段31を
構成し、この支持手段31の部分に収納容器Dの位置決
め手段41を設けた構成によって、支持手段31に対す
る収納容器Dの受け渡し移動は、コンベヤ装置25の搬
送を利用して何ら支障なく円滑に行え、そして位置決め
手段41を作動させることで、収納容器Dの位置決めを
確実に行え、以て収納容器Dの位置が乱れることを防止
し得る。
【0069】上記した実施の形態で示したように、収納
容器Dに対する投入位置を、大きな物品9を投入すると
き、小さな物品9に比して収納容器Dの中央部分で投入
する構成によって、物品9の大きさを考慮して投入を行
えることになり、以て物品9の大きさに関係なく充填率
をより高くして、所期の投入を均一状に行えることにな
る。
容器Dに対する投入位置を、大きな物品9を投入すると
き、小さな物品9に比して収納容器Dの中央部分で投入
する構成によって、物品9の大きさを考慮して投入を行
えることになり、以て物品9の大きさに関係なく充填率
をより高くして、所期の投入を均一状に行えることにな
る。
【0070】上記した実施の形態では、収納容器Dとし
て着脱自在な蓋体7を有する形式が示されているが、こ
れは収納容器Dに蓋部分が一体化されており、この一体
化の状態で開閉動される形式や、蓋体7のない形式など
であってもよい。
て着脱自在な蓋体7を有する形式が示されているが、こ
れは収納容器Dに蓋部分が一体化されており、この一体
化の状態で開閉動される形式や、蓋体7のない形式など
であってもよい。
【0071】上記した実施の形態では、収納容器Dと投
入手段23とを横方向において相対的に移動させるに際
し、収納容器D側を移動させているが、これは投入手段
23側を移動させる形式などであってもよい。
入手段23とを横方向において相対的に移動させるに際
し、収納容器D側を移動させているが、これは投入手段
23側を移動させる形式などであってもよい。
【0072】上記した実施の形態では、収納容器Dと投
入手段23とを横方向において相対的に移動させるに際
し、左右方向Ya,Ybの移動を複数段で行うととも
に、前後方向Xa,Xbの移動も複数段で行うことによ
り、収納容器Dと投入手段23との相対的な移動を間欠
的に行っているが、これは左右方向Ya,Ybの移動と
前後方向Xa,Xbの移動との少なくとも一方を、間欠
ではない連続移動としてもよい。
入手段23とを横方向において相対的に移動させるに際
し、左右方向Ya,Ybの移動を複数段で行うととも
に、前後方向Xa,Xbの移動も複数段で行うことによ
り、収納容器Dと投入手段23との相対的な移動を間欠
的に行っているが、これは左右方向Ya,Ybの移動と
前後方向Xa,Xbの移動との少なくとも一方を、間欠
ではない連続移動としてもよい。
【0073】上記した実施の形態では、収納容器Dが導
電性材料から構成されているが、これは非導電性材料か
ら構成されたものなどであってもよい。上記した実施の
形態では、コンベヤ装置25として、コの字状の搬送経
路24で収納容器Dを搬送可能とした形式が示されてい
るが、これはL字状の搬送経路24で収納容器Dを搬送
可能とした形式などであってもよい。
電性材料から構成されているが、これは非導電性材料か
ら構成されたものなどであってもよい。上記した実施の
形態では、コンベヤ装置25として、コの字状の搬送経
路24で収納容器Dを搬送可能とした形式が示されてい
るが、これはL字状の搬送経路24で収納容器Dを搬送
可能とした形式などであってもよい。
【0074】また上記実施の形態では、物品9として樹
脂製で半製品のキャップが示されているが、この物品と
しては、粒子状のものや、小さなカートン状のものなど
であってもよい。 [A工程]次に、上記A工程を実施する第2作業室61
の構成や、収納容器Dの取り扱い設備ならびに周辺装置
などの構成を、図8〜図13に基づいて説明する。
脂製で半製品のキャップが示されているが、この物品と
しては、粒子状のものや、小さなカートン状のものなど
であってもよい。 [A工程]次に、上記A工程を実施する第2作業室61
の構成や、収納容器Dの取り扱い設備ならびに周辺装置
などの構成を、図8〜図13に基づいて説明する。
【0075】図8において、A工程を実施する第2作業
室61は囲壁体62などによって区画形成されている。
この第2作業室61には、実の収納容器Dの搬入部63
と、空の収納容器5の搬出部64とが設けられ、そして
搬入部63や搬出部64との間で収納容器Dを受け渡し
自在な中継搬送手段71が配設されるとともに、この中
継搬送手段71との間で収納容器Dを受け渡し自在な取
り扱い設備81が3列(単数列または複数列)で配置さ
れている。
室61は囲壁体62などによって区画形成されている。
この第2作業室61には、実の収納容器Dの搬入部63
と、空の収納容器5の搬出部64とが設けられ、そして
搬入部63や搬出部64との間で収納容器Dを受け渡し
自在な中継搬送手段71が配設されるとともに、この中
継搬送手段71との間で収納容器Dを受け渡し自在な取
り扱い設備81が3列(単数列または複数列)で配置さ
れている。
【0076】前記搬入部63は、前記自動倉庫(保管装
置の一例)Cから出庫を行うローラコンベヤ装置などに
よって構成され、また搬出部64は、別な箇所(室)な
どへ搬出するための前記バイパス経路Xなどによって構
成されている。なお収納容器Dは、自動倉庫Cによる保
管時には上面開放部6が蓋体7によりが閉塞されてお
り、そして、上面開放部6が閉塞された収納容器Dが、
自動倉庫Cから搬出部64に取り出されるように構成さ
れている。
置の一例)Cから出庫を行うローラコンベヤ装置などに
よって構成され、また搬出部64は、別な箇所(室)な
どへ搬出するための前記バイパス経路Xなどによって構
成されている。なお収納容器Dは、自動倉庫Cによる保
管時には上面開放部6が蓋体7によりが閉塞されてお
り、そして、上面開放部6が閉塞された収納容器Dが、
自動倉庫Cから搬出部64に取り出されるように構成さ
れている。
【0077】前記中継搬送手段71は、図8、図9に示
すように、床側のレール装置72と、このレール装置7
2に支持案内され自動走行自在な前記自走搬送台車F
と、この自走搬送台車Fの上部側に設けられた支持部7
4などにより構成されている。そして支持部74には、
収納容器Dを支持して搬送自在なローラコンベヤ装置7
5が、その搬送方向を走行方向とは直交される横方向と
して設けられている。なお、中継搬送手段71による前
記一定経路Mは、搬入部63、搬出部64、ならびに取
り扱い設備81の端部分における側方間を結ぶ状態で無
端状(L字状)に形成されている。
すように、床側のレール装置72と、このレール装置7
2に支持案内され自動走行自在な前記自走搬送台車F
と、この自走搬送台車Fの上部側に設けられた支持部7
4などにより構成されている。そして支持部74には、
収納容器Dを支持して搬送自在なローラコンベヤ装置7
5が、その搬送方向を走行方向とは直交される横方向と
して設けられている。なお、中継搬送手段71による前
記一定経路Mは、搬入部63、搬出部64、ならびに取
り扱い設備81の端部分における側方間を結ぶ状態で無
端状(L字状)に形成されている。
【0078】前記各取り扱い設備81は、図8、図1
0、図11に示すように、それぞれ、一定経路82上で
前後方向に移動自在な自走台車(移動体の一例)90
と、前記一定経路82の側方に設けられた受け入れ部8
5と、前記自走台車90への積み込み部100などによ
り構成されている。
0、図11に示すように、それぞれ、一定経路82上で
前後方向に移動自在な自走台車(移動体の一例)90
と、前記一定経路82の側方に設けられた受け入れ部8
5と、前記自走台車90への積み込み部100などによ
り構成されている。
【0079】すなわち、床側にはレール装置83が配設
され、このレール装置83に支持案内されて直線状の一
定経路82上で前後方向に移動自在な自走台車90が設
けられている。この自走台車90は、前記レール装置8
3に支持案内される台車本体91上に、左右方向のガイ
ド体92に案内されて左右方向(経路脇方向)へ摺動自
在な摺動体93が設けられている。そして台車本体91
と摺動体93との間に、摺動体93を左右摺動させるた
めの左右摺動装置94が設けられている。ここで左右摺
動装置94は、たとえば螺子軸形式やシリンダー形式な
どにより構成されている。
され、このレール装置83に支持案内されて直線状の一
定経路82上で前後方向に移動自在な自走台車90が設
けられている。この自走台車90は、前記レール装置8
3に支持案内される台車本体91上に、左右方向のガイ
ド体92に案内されて左右方向(経路脇方向)へ摺動自
在な摺動体93が設けられている。そして台車本体91
と摺動体93との間に、摺動体93を左右摺動させるた
めの左右摺動装置94が設けられている。ここで左右摺
動装置94は、たとえば螺子軸形式やシリンダー形式な
どにより構成されている。
【0080】前記摺動体93上には、その搬送方向を走
行方向とは直交される横方向としたローラコンベヤ装置
95が設けられ、以て左右方向への転動面(ローラ転動
面)により、上面開放の収納容器Dを支持可能に構成さ
れている。また摺動体93には、収納容器Dの保持を行
うクランプ手段(図示せず。)が設けられている。
行方向とは直交される横方向としたローラコンベヤ装置
95が設けられ、以て左右方向への転動面(ローラ転動
面)により、上面開放の収納容器Dを支持可能に構成さ
れている。また摺動体93には、収納容器Dの保持を行
うクランプ手段(図示せず。)が設けられている。
【0081】前記摺動体93上、すなわちローラコンベ
ヤ装置95の部分には揺動体96が設けられ、この揺動
体96は、前後一対の側板部96Aと、これら側板部9
6A間でかつ左右方向の複数箇所に設けられた櫛歯部9
6Bなどにより構成されている。その際に櫛歯部96B
は、ローラコンベヤ装置95におけるローラ95A間に
嵌入自在に構成されている。
ヤ装置95の部分には揺動体96が設けられ、この揺動
体96は、前後一対の側板部96Aと、これら側板部9
6A間でかつ左右方向の複数箇所に設けられた櫛歯部9
6Bなどにより構成されている。その際に櫛歯部96B
は、ローラコンベヤ装置95におけるローラ95A間に
嵌入自在に構成されている。
【0082】前記揺動体96は、左右方向の一方側に設
けられた前後方向軸97を介して摺動体93側に連結さ
れることで、左右方向で一方側の前後方向軸心97aの
周りに揺動自在に構成されている。そして摺動体93と
揺動体96との間に、揺動体96を上下揺動させるため
の揺動装置98が設けられている。ここで揺動装置97
は、たとえばリンク形式やシリンダー形式などにより構
成されている。
けられた前後方向軸97を介して摺動体93側に連結さ
れることで、左右方向で一方側の前後方向軸心97aの
周りに揺動自在に構成されている。そして摺動体93と
揺動体96との間に、揺動体96を上下揺動させるため
の揺動装置98が設けられている。ここで揺動装置97
は、たとえばリンク形式やシリンダー形式などにより構
成されている。
【0083】前記受け入れ部85は、左右方向の一方側
の側方において、一定経路82に沿った多数箇所に設け
られている。これら受け入れ部85は受けホッパー状で
あって、その本体86には一定経路82側に向いた開放
部87が、上部ほど一定経路82から離れるように傾斜
して形成され、以て収納容器Dからの物品9を受け入れ
るように構成されている。そして、本体86の下部には
シュート部88が設けられ、このシュート部88におい
て物品9群を一時滞留させたのち、収納体(図示せ
ず。)などに収納させるように構成されている。
の側方において、一定経路82に沿った多数箇所に設け
られている。これら受け入れ部85は受けホッパー状で
あって、その本体86には一定経路82側に向いた開放
部87が、上部ほど一定経路82から離れるように傾斜
して形成され、以て収納容器Dからの物品9を受け入れ
るように構成されている。そして、本体86の下部には
シュート部88が設けられ、このシュート部88におい
て物品9群を一時滞留させたのち、収納体(図示せ
ず。)などに収納させるように構成されている。
【0084】前記自走台車90への積み込み部100
は、全体としてコの字状のコンベヤ装置101と蓋体開
閉手段111などにより構成されている。すなわち、コ
ンベヤ装置101はローラコンベヤからなり、直線状ま
たはZ字状の搬入側ローラコンベヤ102と、この搬入
側ローラコンベヤ102に併設された直線状またはZ字
状の搬出側ローラコンベヤ103などにより構成されて
いる。そして搬入側ローラコンベヤ102の終端部分と
搬出側ローラコンベヤ103の始端部分とは一定経路8
2を挟んで位置されている。
は、全体としてコの字状のコンベヤ装置101と蓋体開
閉手段111などにより構成されている。すなわち、コ
ンベヤ装置101はローラコンベヤからなり、直線状ま
たはZ字状の搬入側ローラコンベヤ102と、この搬入
側ローラコンベヤ102に併設された直線状またはZ字
状の搬出側ローラコンベヤ103などにより構成されて
いる。そして搬入側ローラコンベヤ102の終端部分と
搬出側ローラコンベヤ103の始端部分とは一定経路8
2を挟んで位置されている。
【0085】したがって、搬入側ローラコンベヤ102
の終端部分と搬出側ローラコンベヤ103の始端部分と
の間に自走台車90を停止させた状態で、押し込み装置
(図示せず。)の作動によって、搬入側ローラコンベヤ
102上の終端部分上の収納容器Dが自走台車90のロ
ーラコンベヤ装置95上に横移動され、またローラコン
ベヤ装置95上の収納容器Dが搬出側ローラコンベヤ1
03の始端部分上に横移動されるように構成されてい
る。なお押し込み装置に代えて、送り込み装置や引き込
み装置などが採用されてもよい。
の終端部分と搬出側ローラコンベヤ103の始端部分と
の間に自走台車90を停止させた状態で、押し込み装置
(図示せず。)の作動によって、搬入側ローラコンベヤ
102上の終端部分上の収納容器Dが自走台車90のロ
ーラコンベヤ装置95上に横移動され、またローラコン
ベヤ装置95上の収納容器Dが搬出側ローラコンベヤ1
03の始端部分上に横移動されるように構成されてい
る。なお押し込み装置に代えて、送り込み装置や引き込
み装置などが採用されてもよい。
【0086】そして、前記搬入側ローラコンベヤ102
における始端部分の外方から搬出側ローラコンベヤ10
3における終端部分の外方に亘って、前記中継搬送手段
71の一定経路Mが位置されるように構成されている。
における始端部分の外方から搬出側ローラコンベヤ10
3における終端部分の外方に亘って、前記中継搬送手段
71の一定経路Mが位置されるように構成されている。
【0087】前記コンベヤ装置101の部分に蓋体開閉
手段111が設けられている。すなわち、床側からは、
前記一定経路82を跨ぐ状態で固定枠体112が設けら
れ、この固定枠体112の上部には保持体113が設け
られている。この保持体113側には昇降動装置(シリ
ンダー装置など)114が、一定経路82に対して直交
状の方向に位置調整自在に設けられ、この昇降動装置1
14の下向きの作動部115には矩形板状の昇降体11
6が連結されている。そして昇降体116の四隅部分の
下面側には、それぞれ緩衝部材117を介して吸着体1
18が設けられている。なお吸着体118は下向き椀状
であって、その内部に吸引力を作用させることで、蓋体
7の上面に吸着自在に構成されている。
手段111が設けられている。すなわち、床側からは、
前記一定経路82を跨ぐ状態で固定枠体112が設けら
れ、この固定枠体112の上部には保持体113が設け
られている。この保持体113側には昇降動装置(シリ
ンダー装置など)114が、一定経路82に対して直交
状の方向に位置調整自在に設けられ、この昇降動装置1
14の下向きの作動部115には矩形板状の昇降体11
6が連結されている。そして昇降体116の四隅部分の
下面側には、それぞれ緩衝部材117を介して吸着体1
18が設けられている。なお吸着体118は下向き椀状
であって、その内部に吸引力を作用させることで、蓋体
7の上面に吸着自在に構成されている。
【0088】以下に、上記した第2作業室61における
作業を説明する。上面開放部6を蓋体7により閉じてい
る実の収納容器Dを、自動倉庫Cにおいて、効率良く、
しかも塵埃などによって物品9に悪影響を及ぼすことな
く保管し得る。そして、この上面開放部6が閉塞された
実の収納容器Dを、自動倉庫Cから取り出して搬入部6
3に位置させる。この前後に、レール装置72による支
持案内によって自動走行させてきた自走搬送台車Fを搬
入部63の前方で停止させる。
作業を説明する。上面開放部6を蓋体7により閉じてい
る実の収納容器Dを、自動倉庫Cにおいて、効率良く、
しかも塵埃などによって物品9に悪影響を及ぼすことな
く保管し得る。そして、この上面開放部6が閉塞された
実の収納容器Dを、自動倉庫Cから取り出して搬入部6
3に位置させる。この前後に、レール装置72による支
持案内によって自動走行させてきた自走搬送台車Fを搬
入部63の前方で停止させる。
【0089】搬入部63に位置している収納容器Dを、
適宜の移載手段によって自走搬送台車Fのローラコンベ
ヤ装置75上に移す。そして図9に示すように、レール
装置72による支持案内によって自走搬送台車Fを一定
経路M上で自動走行させたのち、目的とする取り扱い設
備81の積み込み部100に停止させる。これにより、
上面開放部6が閉塞された収納容器Dを、自動倉庫Cか
ら取り出したのち、中継搬送手段71を介して自走台車
90への積み込み部100へ、塵埃などによって物品9
に悪影響を及ぼすことなく搬送し得る。
適宜の移載手段によって自走搬送台車Fのローラコンベ
ヤ装置75上に移す。そして図9に示すように、レール
装置72による支持案内によって自走搬送台車Fを一定
経路M上で自動走行させたのち、目的とする取り扱い設
備81の積み込み部100に停止させる。これにより、
上面開放部6が閉塞された収納容器Dを、自動倉庫Cか
ら取り出したのち、中継搬送手段71を介して自走台車
90への積み込み部100へ、塵埃などによって物品9
に悪影響を及ぼすことなく搬送し得る。
【0090】積み込み部100において自走搬送台車F
は、搬入側ローラコンベヤ102の始端部の前方に停止
させる。そして収納容器Dを、ローラコンベヤ装置75
から搬入側ローラコンベヤ102へと搬送して、この搬
入側ローラコンベヤ102の終端部分における定位置に
停止させる。この前後に、蓋体開閉手段111の吸着体
118群を収納容器Dの真上に位置させている。
は、搬入側ローラコンベヤ102の始端部の前方に停止
させる。そして収納容器Dを、ローラコンベヤ装置75
から搬入側ローラコンベヤ102へと搬送して、この搬
入側ローラコンベヤ102の終端部分における定位置に
停止させる。この前後に、蓋体開閉手段111の吸着体
118群を収納容器Dの真上に位置させている。
【0091】したがって、図10の仮想線に示すよう
に、昇降動装置114の作動により作動部115を介し
て昇降体116を下降させることで、吸着体118群を
蓋体7の上面に当接し得、その際に緩衝部材117によ
って一定状の当接力(圧接力)にし得る。そして吸着体
118群の内部に吸引力を作用させて、蓋体7の上面に
吸着させた状態で、昇降動装置114の逆作動により作
動部115を介して昇降体116を上昇させることで、
図10の実線に示すように、蓋体7のみを上昇させて収
納容器Dの上面開放部6を開放し得る。
に、昇降動装置114の作動により作動部115を介し
て昇降体116を下降させることで、吸着体118群を
蓋体7の上面に当接し得、その際に緩衝部材117によ
って一定状の当接力(圧接力)にし得る。そして吸着体
118群の内部に吸引力を作用させて、蓋体7の上面に
吸着させた状態で、昇降動装置114の逆作動により作
動部115を介して昇降体116を上昇させることで、
図10の実線に示すように、蓋体7のみを上昇させて収
納容器Dの上面開放部6を開放し得る。
【0092】すなわち収納容器Dに、その上面開放部6
を開閉自在な蓋体7を設け、自走台車90が収納容器D
を受け入れる前工程で蓋体7を開放しており、したがっ
て塵埃などによって物品9に悪影響を及ぼすことを最小
限にし得る。
を開閉自在な蓋体7を設け、自走台車90が収納容器D
を受け入れる前工程で蓋体7を開放しており、したがっ
て塵埃などによって物品9に悪影響を及ぼすことを最小
限にし得る。
【0093】このようにして収納容器Dの上面開放部6
を開放させる前後に、搬入側ローラコンベヤ102の終
端部分と搬出側ローラコンベヤ103の始端部分との間
に自走台車90を停止させている。このとき自走台車9
0側では、摺動体93を台車本体91の中心部分に位置
させており、そして揺動体96を下方へ揺動させて櫛歯
部96Bをローラ95a間に嵌入させることで、この揺
動体96をローラコンベヤ装置95上に重ね状としてお
り、さらにクランプ手段は非クランプ姿勢にある。
を開放させる前後に、搬入側ローラコンベヤ102の終
端部分と搬出側ローラコンベヤ103の始端部分との間
に自走台車90を停止させている。このとき自走台車9
0側では、摺動体93を台車本体91の中心部分に位置
させており、そして揺動体96を下方へ揺動させて櫛歯
部96Bをローラ95a間に嵌入させることで、この揺
動体96をローラコンベヤ装置95上に重ね状としてお
り、さらにクランプ手段は非クランプ姿勢にある。
【0094】この状態で、搬入側ローラコンベヤ102
の終端部分に位置している収納容器Dを、押し込み装置
などによってローラコンベヤ装置95上に押し込み、以
て実の収納容器Dをローラ95A群からなる転動面によ
り支持させる。すなわち収納容器Dを、その上面開放部
6を蓋体7により閉塞した状態で自走台車90への積み
込み部100へ搬送し得、そして蓋体7を取り外したの
ち自走台車90へ積み込み得る。したがって自走台車9
0への積み込みは、塵埃などによって物品9に悪影響を
及ぼすことを最小限にして行える。
の終端部分に位置している収納容器Dを、押し込み装置
などによってローラコンベヤ装置95上に押し込み、以
て実の収納容器Dをローラ95A群からなる転動面によ
り支持させる。すなわち収納容器Dを、その上面開放部
6を蓋体7により閉塞した状態で自走台車90への積み
込み部100へ搬送し得、そして蓋体7を取り外したの
ち自走台車90へ積み込み得る。したがって自走台車9
0への積み込みは、塵埃などによって物品9に悪影響を
及ぼすことを最小限にして行える。
【0095】このように上面開放の収納容器Dをローラ
コンベヤ装置95上に位置させた状態で、クランプ手段
をクランプ作動させて、収納容器Dを揺動体93側(ロ
ーラコンベヤ装置95側)に保持させる。その後、レー
ル装置83の支持案内により自走台車90を一定経路8
2上で走行させ、そして図11に示すように、目的とす
る受け入れ部85に対向して停止させる。
コンベヤ装置95上に位置させた状態で、クランプ手段
をクランプ作動させて、収納容器Dを揺動体93側(ロ
ーラコンベヤ装置95側)に保持させる。その後、レー
ル装置83の支持案内により自走台車90を一定経路8
2上で走行させ、そして図11に示すように、目的とす
る受け入れ部85に対向して停止させる。
【0096】この状態で、まず左右摺動装置94を作動
させ、ガイド体92の案内により摺動体93を摺動さ
せ、以て台車本体91に対して側方へ突出するように移
動させる。これにより図12に示すように、摺動体93
の突出側の端部を受け入れ部85の開放部87に位置し
得る。すなわち、前後方向軸心97aを開放部87に位
置し得る。
させ、ガイド体92の案内により摺動体93を摺動さ
せ、以て台車本体91に対して側方へ突出するように移
動させる。これにより図12に示すように、摺動体93
の突出側の端部を受け入れ部85の開放部87に位置し
得る。すなわち、前後方向軸心97aを開放部87に位
置し得る。
【0097】次いで揺動装置98を作動させ、揺動体9
6を前後方向軸心97aの周りで上方かつ側方へ揺動さ
せる。これにより、ローラ95A間から櫛歯部96Bが
上昇されることになり、以てローラ95Aにより形成さ
れた転動面により支持している収納容器Dを持ち上げた
のち、図13に示すように、受け入れ部85の上方部分
で反転させ、その上面開放部6を斜め下向きとする。そ
の際にクランプ手段(図示せず。)によりクランプした
状態で反転させることにより、収納容器Dの反転は、脱
落や大きな位置ずれなどが生じることなく確実に行え
る。
6を前後方向軸心97aの周りで上方かつ側方へ揺動さ
せる。これにより、ローラ95A間から櫛歯部96Bが
上昇されることになり、以てローラ95Aにより形成さ
れた転動面により支持している収納容器Dを持ち上げた
のち、図13に示すように、受け入れ部85の上方部分
で反転させ、その上面開放部6を斜め下向きとする。そ
の際にクランプ手段(図示せず。)によりクランプした
状態で反転させることにより、収納容器Dの反転は、脱
落や大きな位置ずれなどが生じることなく確実に行え
る。
【0098】これにより、収納容器D内の物品9群を、
開放部87を通して受け入れ部85の本体86内に投入
し得る。その際に揺動体96の反転の支点、すなわち前
後方向軸心97aが自走台車90における台車本体91
の幅外に位置されていることで、収納容器Dの反転が受
け入れ部85の上方位置から開始されることになり、以
て収納容器D内の物品9を、受け入れ部85からこぼれ
ることなく、常に確実に投入し得る。
開放部87を通して受け入れ部85の本体86内に投入
し得る。その際に揺動体96の反転の支点、すなわち前
後方向軸心97aが自走台車90における台車本体91
の幅外に位置されていることで、収納容器Dの反転が受
け入れ部85の上方位置から開始されることになり、以
て収納容器D内の物品9を、受け入れ部85からこぼれ
ることなく、常に確実に投入し得る。
【0099】このようにして所期の投入を行ったのち、
まず揺動装置98の逆作動により、揺動体96を前後方
向軸心97aの周りで内方かつ下方へ揺動させて、この
揺動体96をローラコンベヤ装置95上に重合状に位置
させる。すなわち空の収納容器Dを、ローラコンベヤ装
置98上に位置させる。次いで、左右摺動装置94を逆
作動させ、ガイド体92の案内により摺動体93を摺動
させ、以て台車本体91内に退入するように移動させ
る。これにより図11に示すように、摺動体93や揺動
体96などを台車本体91の中心部分に戻し得る。
まず揺動装置98の逆作動により、揺動体96を前後方
向軸心97aの周りで内方かつ下方へ揺動させて、この
揺動体96をローラコンベヤ装置95上に重合状に位置
させる。すなわち空の収納容器Dを、ローラコンベヤ装
置98上に位置させる。次いで、左右摺動装置94を逆
作動させ、ガイド体92の案内により摺動体93を摺動
させ、以て台車本体91内に退入するように移動させ
る。これにより図11に示すように、摺動体93や揺動
体96などを台車本体91の中心部分に戻し得る。
【0100】そして、レール装置83の支持案内により
自走台車90を一定経路82上で逆走行させ、搬入側ロ
ーラコンベヤ102の終端部分と搬出側ローラコンベヤ
103の始端部分との間で停止させる。次いでクランプ
手段を開放動させて、収納容器Dをローラコンベヤ装置
95側に対してフリーにする。この状態で、ローラコン
ベヤ装置95上に位置している空の収納容器Dを、押し
込み装置などによって搬出側ローラコンベヤ103にお
ける始端部分の所定位置に押し込む。
自走台車90を一定経路82上で逆走行させ、搬入側ロ
ーラコンベヤ102の終端部分と搬出側ローラコンベヤ
103の始端部分との間で停止させる。次いでクランプ
手段を開放動させて、収納容器Dをローラコンベヤ装置
95側に対してフリーにする。この状態で、ローラコン
ベヤ装置95上に位置している空の収納容器Dを、押し
込み装置などによって搬出側ローラコンベヤ103にお
ける始端部分の所定位置に押し込む。
【0101】この前後に蓋体開閉手段111の保持体1
13を移動させ、吸着体58群により吸着している蓋体
7を空の収納容器Dに対して真上から対向させている。
したがって、昇降動装置114の作動により作動部11
5を介して昇降体116を下降させることで、吸着体1
18群により吸着している蓋体7を収納容器Dに嵌め
て、その上面開放部6を閉塞し得る。そして吸着体11
8群の内部の吸引力を開放させ、吸着を解除させたの
ち、昇降動装置114の逆作動により作動部115を介
して昇降体116を上昇させることで、蓋体7を残した
まま吸着体118群を上昇し得る。
13を移動させ、吸着体58群により吸着している蓋体
7を空の収納容器Dに対して真上から対向させている。
したがって、昇降動装置114の作動により作動部11
5を介して昇降体116を下降させることで、吸着体1
18群により吸着している蓋体7を収納容器Dに嵌め
て、その上面開放部6を閉塞し得る。そして吸着体11
8群の内部の吸引力を開放させ、吸着を解除させたの
ち、昇降動装置114の逆作動により作動部115を介
して昇降体116を上昇させることで、蓋体7を残した
まま吸着体118群を上昇し得る。
【0102】このように、自走台車90から降したのち
の空の収納容器Dに対して、その上面開放部6を蓋体7
により素早く閉塞し得ることで、空の収納容器D内に塵
埃などが入り込んで悪影響を及ぼすことを最小限にし得
る。
の空の収納容器Dに対して、その上面開放部6を蓋体7
により素早く閉塞し得ることで、空の収納容器D内に塵
埃などが入り込んで悪影響を及ぼすことを最小限にし得
る。
【0103】次いで、搬出側ローラコンベヤ103上の
空の収納容器Dを、この搬出側ローラコンベヤ103の
終端部分に位置させる。そして、搬出側ローラコンベヤ
103上の収納容器Dを、前述と同様にして自走搬送台
車Fのローラコンベヤ装置75側で支持させたのち、こ
の自走搬送台車Fを自動走行させることで、収納容器D
を中継搬送手段71によって一定経路M上で搬送し得
る。そして、その上面開放部6を蓋体7により閉じてい
る空の収納容器Dを、搬出部64に移すことで、バイパ
ス経路Xへ搬出し得る。
空の収納容器Dを、この搬出側ローラコンベヤ103の
終端部分に位置させる。そして、搬出側ローラコンベヤ
103上の収納容器Dを、前述と同様にして自走搬送台
車Fのローラコンベヤ装置75側で支持させたのち、こ
の自走搬送台車Fを自動走行させることで、収納容器D
を中継搬送手段71によって一定経路M上で搬送し得
る。そして、その上面開放部6を蓋体7により閉じてい
る空の収納容器Dを、搬出部64に移すことで、バイパ
ス経路Xへ搬出し得る。
【0104】上記した実施の形態では、移動体として床
側で移動自在な自走台車90が示されているが、これは
天井側で移動自在な自走台車や、クレーン形式の移動体
などであってもよい。
側で移動自在な自走台車90が示されているが、これは
天井側で移動自在な自走台車や、クレーン形式の移動体
などであってもよい。
【0105】上記した実施の形態では、転動面を形成す
るローラコンベヤ装置95が揺動体96と別体化された
形式が示されているが、これはローラコンベヤ装置95
が揺動体96と一体化されて揺動される形式形式などで
あってもよい。
るローラコンベヤ装置95が揺動体96と別体化された
形式が示されているが、これはローラコンベヤ装置95
が揺動体96と一体化されて揺動される形式形式などで
あってもよい。
【0106】上記した実施の形態で示したように、一定
経路82上で移動自在な自走台車90に、経路脇方向へ
の摺動体93を設け、この摺動体93に揺動自在な揺動
体96を設け、この揺動体96は上面開放の収納容器D
を保持可能に構成し、一定経路82の側方に収納容器D
内の物品9の受け入れ部85を設けた構成によると、上
面開放の収納容器Dを揺動体96側に保持させた状態
で、自走台車90を一定経路82上で移動させて、目的
とする受け入れ部85に対向して停止させ、この状態
で、まず摺動体93を摺動させて、その突出側の端部を
受け入れ部85側に位置させ、次いで揺動体96を揺動
させることによって、この揺動体96で保持している収
納容器Dを受け入れ部85の上方部分で反転し得る。
経路82上で移動自在な自走台車90に、経路脇方向へ
の摺動体93を設け、この摺動体93に揺動自在な揺動
体96を設け、この揺動体96は上面開放の収納容器D
を保持可能に構成し、一定経路82の側方に収納容器D
内の物品9の受け入れ部85を設けた構成によると、上
面開放の収納容器Dを揺動体96側に保持させた状態
で、自走台車90を一定経路82上で移動させて、目的
とする受け入れ部85に対向して停止させ、この状態
で、まず摺動体93を摺動させて、その突出側の端部を
受け入れ部85側に位置させ、次いで揺動体96を揺動
させることによって、この揺動体96で保持している収
納容器Dを受け入れ部85の上方部分で反転し得る。
【0107】これにより、収納容器D内の物品9群を受
け入れ部85内に投入し得る。その際に、揺動体96の
反転の支点を自走台車90における台車本体91の幅外
に位置し得ることで、収納容器Dの反転を受け入れ部8
5の上方部分の位置から開始し得ることになり、以て収
納容器D内の物品9を、受け入れ部85からこぼれるこ
となく、常に確実に投入し得る。
け入れ部85内に投入し得る。その際に、揺動体96の
反転の支点を自走台車90における台車本体91の幅外
に位置し得ることで、収納容器Dの反転を受け入れ部8
5の上方部分の位置から開始し得ることになり、以て収
納容器D内の物品9を、受け入れ部85からこぼれるこ
となく、常に確実に投入し得る。
【0108】上記した実施の形態で示したように、前後
方向に移動自在な自走台車90に左右方向への摺動体9
3を設け、この摺動体93に対して揺動体96は、左右
方向で一方側の前後方向軸心97aの周りに揺動自在で
あり、この一方側の側方に受け入れ部85を設けた構成
によると、摺動体93を左右方向で摺動させて、前後方
向軸心97aを受け入れ部85側に位置させ、そして揺
動体96を前後方向軸心97aの周りで揺動させること
によって、この揺動体96側で保持している収納容器D
を受け入れ部85の上方部分で反転し得る。
方向に移動自在な自走台車90に左右方向への摺動体9
3を設け、この摺動体93に対して揺動体96は、左右
方向で一方側の前後方向軸心97aの周りに揺動自在で
あり、この一方側の側方に受け入れ部85を設けた構成
によると、摺動体93を左右方向で摺動させて、前後方
向軸心97aを受け入れ部85側に位置させ、そして揺
動体96を前後方向軸心97aの周りで揺動させること
によって、この揺動体96側で保持している収納容器D
を受け入れ部85の上方部分で反転し得る。
【0109】これにより収納容器D内の物品9群を受け
入れ部85内に投入し得る。その際に、揺動体96の反
転の支点である前後方向軸心97aを自走台車90にお
ける左右方向の一方側でかつ台車本体91の幅外に位置
し得ることで、収納容器Dの反転を受け入れ部85の上
方部分の位置から開始し得る。
入れ部85内に投入し得る。その際に、揺動体96の反
転の支点である前後方向軸心97aを自走台車90にお
ける左右方向の一方側でかつ台車本体91の幅外に位置
し得ることで、収納容器Dの反転を受け入れ部85の上
方部分の位置から開始し得る。
【0110】上記した実施の形態で示したように、揺動
体96の揺動によって、転動面により支持している収納
容器Dを、受け入れ部85の上方部分で反転可能にした
構成によると、揺動体96に対する収納容器Dの積み下
ろしは、転動面の転動を利用して容易に行え、そして受
け入れ部85に対向して停止させたのち、揺動体96を
揺動させることによって、転動面側で支持していた収納
容器Dを、受け入れ部85の上方部分で反転させて、収
納容器D内の物品9群を受け入れ部85内に投入し得
る。
体96の揺動によって、転動面により支持している収納
容器Dを、受け入れ部85の上方部分で反転可能にした
構成によると、揺動体96に対する収納容器Dの積み下
ろしは、転動面の転動を利用して容易に行え、そして受
け入れ部85に対向して停止させたのち、揺動体96を
揺動させることによって、転動面側で支持していた収納
容器Dを、受け入れ部85の上方部分で反転させて、収
納容器D内の物品9群を受け入れ部85内に投入し得
る。
【0111】上記した実施の形態で示したように、収納
容器Dに、その上面開放部6を開閉自在な蓋体7を設
け、自走台車90が収納容器Dを受け入れる前工程で蓋
体7を開放する構成によると、塵埃などによって物品9
に悪影響を及ぼすことを最小限にし得る。
容器Dに、その上面開放部6を開閉自在な蓋体7を設
け、自走台車90が収納容器Dを受け入れる前工程で蓋
体7を開放する構成によると、塵埃などによって物品9
に悪影響を及ぼすことを最小限にし得る。
【0112】上記した実施の形態で示したように、収納
容器Dを保管自在な自動倉庫Cを設け、収納容器Dは、
自動倉庫Cによる保管時には上面開放部6を閉塞してお
り、この上面開放部6を閉塞した収納容器Dを、自動倉
庫Cから取り出したのち、自走台車90への積み込み部
100へ搬送するようにした構成によると、上面開放部
6を蓋体7により閉じている実の収納容器Dを、自動倉
庫Cにおいて、効率良く、しかも塵埃などによって物品
9に悪影響を及ぼすことなく保管し得、そして、上面開
放部6を閉塞した実の収納容器Dを、自動倉庫Cから取
り出したのち、自走台車90への積み込み部100へ、
塵埃などによって物品9に悪影響を及ぼすことなく搬送
し得る。
容器Dを保管自在な自動倉庫Cを設け、収納容器Dは、
自動倉庫Cによる保管時には上面開放部6を閉塞してお
り、この上面開放部6を閉塞した収納容器Dを、自動倉
庫Cから取り出したのち、自走台車90への積み込み部
100へ搬送するようにした構成によると、上面開放部
6を蓋体7により閉じている実の収納容器Dを、自動倉
庫Cにおいて、効率良く、しかも塵埃などによって物品
9に悪影響を及ぼすことなく保管し得、そして、上面開
放部6を閉塞した実の収納容器Dを、自動倉庫Cから取
り出したのち、自走台車90への積み込み部100へ、
塵埃などによって物品9に悪影響を及ぼすことなく搬送
し得る。
【0113】上記した実施の形態で示したように、収納
容器Dを、その上面開放部6を蓋体7により閉塞した状
態で自走台車90への積み込み部100へ搬送し、蓋体
7を取り外したのち自走台車90へ積み込み、自走台車
90から降ろしたのち蓋体7により閉塞するようにした
構成によると、自走台車90への積み込みは、塵埃など
によって物品9に悪影響を及ぼすことを最小限にして行
え、そして自走台車90から降したのちの空の収納容器
Dに対して、その上面開放部6を蓋体7により素早く閉
塞し得ることで、空の収納容器D内に塵埃などが入り込
んで悪影響を及ぼすことを最小限にし得る。
容器Dを、その上面開放部6を蓋体7により閉塞した状
態で自走台車90への積み込み部100へ搬送し、蓋体
7を取り外したのち自走台車90へ積み込み、自走台車
90から降ろしたのち蓋体7により閉塞するようにした
構成によると、自走台車90への積み込みは、塵埃など
によって物品9に悪影響を及ぼすことを最小限にして行
え、そして自走台車90から降したのちの空の収納容器
Dに対して、その上面開放部6を蓋体7により素早く閉
塞し得ることで、空の収納容器D内に塵埃などが入り込
んで悪影響を及ぼすことを最小限にし得る。
【0114】なお、上記実施の形態では、移動体として
床側で移動自在な自走台車90が示されているが、これ
は天井側で移動自在な自走台車や、スタッカークレーン
形式の移動体などであってもよい。なお、スタッカーク
レーン形式の移動体の場合、キャレッジ上に摺動体93
などを配設して構成される。
床側で移動自在な自走台車90が示されているが、これ
は天井側で移動自在な自走台車や、スタッカークレーン
形式の移動体などであってもよい。なお、スタッカーク
レーン形式の移動体の場合、キャレッジ上に摺動体93
などを配設して構成される。
【0115】また上記実施の形態では、転動面を形成す
るローラコンベヤ装置95が揺動体96と別体化された
形式が示されているが、これはローラコンベヤ装置95
が揺動体96と一体化されて揺動される形式などであっ
てもよい。
るローラコンベヤ装置95が揺動体96と別体化された
形式が示されているが、これはローラコンベヤ装置95
が揺動体96と一体化されて揺動される形式などであっ
てもよい。
【0116】また上記実施の形態では、自動倉庫(保管
装置)Cからの収納容器Dを取り扱っているが、これは
自動倉庫(保管装置)Cのない形式などであってもよ
い。また上記実施の形態では、一定経路82を中にして
左右方向の一方側の側方において受け入れ部85が設け
られた形式が示されているが、これは左右方向の両方側
の側方に受け入れ部85が設けられ、両側の受け入れ部
85を使い分ける形式などであってもよい。
装置)Cからの収納容器Dを取り扱っているが、これは
自動倉庫(保管装置)Cのない形式などであってもよ
い。また上記実施の形態では、一定経路82を中にして
左右方向の一方側の側方において受け入れ部85が設け
られた形式が示されているが、これは左右方向の両方側
の側方に受け入れ部85が設けられ、両側の受け入れ部
85を使い分ける形式などであってもよい。
【0117】また上記実施の形態では、左右摺動装置9
4を作動させて摺動体93を摺動させたのち、揺動装置
98を作動させて、揺動体96を前後方向軸心97aの
周りで上方かつ側方へ揺動させているが、これは摺動体
93の摺動中(摺動の終わり頃など)に揺動体96を揺
動させる形式であってもよい。 [バイパス経路X]上記バイパス経路Xは、図14,図
15に示すように、自走搬送台車Fより空の収納容器D
を受け取り連続的に搬送する、ストレージ機能付き搬送
コンベヤ121と、この搬送コンベヤ121へ自走搬送
台車Fより搬入された空である収納容器Dに残留物が残
っていないかどうかを確認する残留物検出装置122
と、残留物検出装置122により残留物が確認される
と、残留物検出装置122に隣接してその下流に配置さ
れた分岐装置123(搬送コンベヤ121内)を介して
空の収納容器Dを搬出するリジェクトコンベヤ124
と、前記搬送コンベヤ121から分岐装置125(搬送
コンベヤ121内)を介して空の収納容器Dが搬入され
ると、この空の収納容器Dを洗浄し、合流装置126
(搬送コンベヤ121内)を介して搬送コンベヤ121
へ戻す洗浄装置127と、搬送コンベヤ121の終端に
接続され、終端の分岐装置128より合流装置129を
介して空の収納容器Dを受け取り自走搬送台車Eへ搬出
する、ストレージ機能付き第1搬出コンベヤ130と、
前記終端の分岐装置128より空の収納容器Dを受け取
り、自動倉庫Cの入庫コンベヤC’へ搬出する第2搬出
コンベヤ131より構成されている。
4を作動させて摺動体93を摺動させたのち、揺動装置
98を作動させて、揺動体96を前後方向軸心97aの
周りで上方かつ側方へ揺動させているが、これは摺動体
93の摺動中(摺動の終わり頃など)に揺動体96を揺
動させる形式であってもよい。 [バイパス経路X]上記バイパス経路Xは、図14,図
15に示すように、自走搬送台車Fより空の収納容器D
を受け取り連続的に搬送する、ストレージ機能付き搬送
コンベヤ121と、この搬送コンベヤ121へ自走搬送
台車Fより搬入された空である収納容器Dに残留物が残
っていないかどうかを確認する残留物検出装置122
と、残留物検出装置122により残留物が確認される
と、残留物検出装置122に隣接してその下流に配置さ
れた分岐装置123(搬送コンベヤ121内)を介して
空の収納容器Dを搬出するリジェクトコンベヤ124
と、前記搬送コンベヤ121から分岐装置125(搬送
コンベヤ121内)を介して空の収納容器Dが搬入され
ると、この空の収納容器Dを洗浄し、合流装置126
(搬送コンベヤ121内)を介して搬送コンベヤ121
へ戻す洗浄装置127と、搬送コンベヤ121の終端に
接続され、終端の分岐装置128より合流装置129を
介して空の収納容器Dを受け取り自走搬送台車Eへ搬出
する、ストレージ機能付き第1搬出コンベヤ130と、
前記終端の分岐装置128より空の収納容器Dを受け取
り、自動倉庫Cの入庫コンベヤC’へ搬出する第2搬出
コンベヤ131より構成されている。
【0118】上記搬送コンベヤ121と第1搬出コンベ
ヤ130にはそれぞれ、収納容器Dの搬送方向へ予め複
数のストレージ位置が設定され、下流のストレージ位置
に収納容器Dがなくなるとこのストレージ位置へ上流よ
り収納容器Dが搬送されることにより、下流へ順に収納
容器Dが自動搬送される。また残留物検出装置122
は、CCDカメラにより上方から収納容器D内を撮影し
て画像処理により残留物を検出する装置であり、その下
方に空である収納容器Dを検出すると残留物検出を開始
する信号を出力する機能、残留物の有無の結果を出力す
る機能を有している。また収納容器D毎にそれぞれ各収
納容器Dを特定するバーコード(符号の一例)が付され
ている。
ヤ130にはそれぞれ、収納容器Dの搬送方向へ予め複
数のストレージ位置が設定され、下流のストレージ位置
に収納容器Dがなくなるとこのストレージ位置へ上流よ
り収納容器Dが搬送されることにより、下流へ順に収納
容器Dが自動搬送される。また残留物検出装置122
は、CCDカメラにより上方から収納容器D内を撮影し
て画像処理により残留物を検出する装置であり、その下
方に空である収納容器Dを検出すると残留物検出を開始
する信号を出力する機能、残留物の有無の結果を出力す
る機能を有している。また収納容器D毎にそれぞれ各収
納容器Dを特定するバーコード(符号の一例)が付され
ている。
【0119】また搬送コンベヤ121の上流に、搬送コ
ンベヤ121が空の収納容器Dで満杯になったことを検
出する光電スイッチからなる満杯検出装置140が設け
られ、分岐装置123の位置における空の収納容器Dの
有無を検出する第1有無検出装置141が設けられ、ま
た分岐装置125の位置における空の収納容器Dの有無
を検出する第2有無検出装置142が設けられ、さらに
分岐装置125の位置における空の収納容器Dのバーコ
ードを読み取る第1バーコードリーダ143が設けら
れ、合流装置126の位置における空の収納容器Dの有
無を検出する第3有無検出装置144が設けられてい
る。
ンベヤ121が空の収納容器Dで満杯になったことを検
出する光電スイッチからなる満杯検出装置140が設け
られ、分岐装置123の位置における空の収納容器Dの
有無を検出する第1有無検出装置141が設けられ、ま
た分岐装置125の位置における空の収納容器Dの有無
を検出する第2有無検出装置142が設けられ、さらに
分岐装置125の位置における空の収納容器Dのバーコ
ードを読み取る第1バーコードリーダ143が設けら
れ、合流装置126の位置における空の収納容器Dの有
無を検出する第3有無検出装置144が設けられてい
る。
【0120】また搬送コンベヤ121の下流端で前記分
岐装置128の上流に隣接するストレージ位置に、空の
収納容器Dが到着したことを検出する光電スイッチから
なる到着検出装置145が設けられ、さらにこのストレ
ージ位置より所定数上流のストレージ位置に、空の収納
容器Dがストレージされていることを検出する光電スイ
ッチからなるストレージ検出装置146が設けられてい
る。さらに第1搬出コンベヤ130の合流装置129
(最上流のストレージ位置)における空の収納容器Dの
有無を検出する第4有無検出装置147が設けられ、ま
た第1搬出コンベヤ130の終端に、空の収納容器Dが
到着したことを検出する光電スイッチからなる終端検出
装置148と空の収納容器D毎にそれぞれ付されたバー
コードを読み取る第2バーコードリーダ149が設けら
れている。
岐装置128の上流に隣接するストレージ位置に、空の
収納容器Dが到着したことを検出する光電スイッチから
なる到着検出装置145が設けられ、さらにこのストレ
ージ位置より所定数上流のストレージ位置に、空の収納
容器Dがストレージされていることを検出する光電スイ
ッチからなるストレージ検出装置146が設けられてい
る。さらに第1搬出コンベヤ130の合流装置129
(最上流のストレージ位置)における空の収納容器Dの
有無を検出する第4有無検出装置147が設けられ、ま
た第1搬出コンベヤ130の終端に、空の収納容器Dが
到着したことを検出する光電スイッチからなる終端検出
装置148と空の収納容器D毎にそれぞれ付されたバー
コードを読み取る第2バーコードリーダ149が設けら
れている。
【0121】さらに図16に示すように、上記残留物検
出装置122、洗浄装置127、満杯検出装置140、
第1有無検出装置141、第2有無検出装置142、第
1バーコードリーダ143、第3有無検出装置144、
到着検出装置145、ストレージ検出装置146、第4
有無検出装置147、終端検出装置148、第2バーコ
ードリーダ149より信号を入力し、搬送コンベヤ12
1、分岐装置123、リジェクトコンベヤ124、分岐
装置125、合流装置126、洗浄装置127、終端の
分岐装置128、第1搬出コンベヤ130、第1搬出コ
ンベヤ130の合流装置129、および第2搬出コンベ
ヤ131の駆動などを制御する制御装置150が設けら
れている。
出装置122、洗浄装置127、満杯検出装置140、
第1有無検出装置141、第2有無検出装置142、第
1バーコードリーダ143、第3有無検出装置144、
到着検出装置145、ストレージ検出装置146、第4
有無検出装置147、終端検出装置148、第2バーコ
ードリーダ149より信号を入力し、搬送コンベヤ12
1、分岐装置123、リジェクトコンベヤ124、分岐
装置125、合流装置126、洗浄装置127、終端の
分岐装置128、第1搬出コンベヤ130、第1搬出コ
ンベヤ130の合流装置129、および第2搬出コンベ
ヤ131の駆動などを制御する制御装置150が設けら
れている。
【0122】上記制御装置150は、残留物検出部15
1、収納容器洗浄部152、分岐制御部153、および
自走搬送台車インターフェイス部154より構成されて
いる。これら各部151〜154の動作を全体の動作と
ともに説明する。なお、搬送コンベヤ121と第1搬出
コンベヤ130は、移動停止信号を入力していない間
は、上述したように、収納容器Dを下流方向へ順送りし
ているものとする。「残留物検出部151」残留物検出
装置122より残留物検出を開始する信号を入力する
と、搬送コンベヤ121へ移動停止信号を出力し、続い
て残留物の有無の結果信号を入力すると、搬送コンベヤ
121へ移動停止解除信号を出力して、移動を許可し、
同時にこの信号が残留物の有りかを確認し、確認したと
き、第1有無検出装置141により空である収納容器D
が検出された時点で、搬送コンベヤ121へ移動停止信
号を出力し、続いて分岐装置123とリジェクトコンベ
ヤ124へ駆動信号を出力し、第1有無検出装置141
により空の収納容器Dが検出されなくなると、分岐装置
123とリジェクトコンベヤ124へ停止信号し、続い
て搬送コンベヤ121へ移動停止解除信号を出力する。
1、収納容器洗浄部152、分岐制御部153、および
自走搬送台車インターフェイス部154より構成されて
いる。これら各部151〜154の動作を全体の動作と
ともに説明する。なお、搬送コンベヤ121と第1搬出
コンベヤ130は、移動停止信号を入力していない間
は、上述したように、収納容器Dを下流方向へ順送りし
ているものとする。「残留物検出部151」残留物検出
装置122より残留物検出を開始する信号を入力する
と、搬送コンベヤ121へ移動停止信号を出力し、続い
て残留物の有無の結果信号を入力すると、搬送コンベヤ
121へ移動停止解除信号を出力して、移動を許可し、
同時にこの信号が残留物の有りかを確認し、確認したと
き、第1有無検出装置141により空である収納容器D
が検出された時点で、搬送コンベヤ121へ移動停止信
号を出力し、続いて分岐装置123とリジェクトコンベ
ヤ124へ駆動信号を出力し、第1有無検出装置141
により空の収納容器Dが検出されなくなると、分岐装置
123とリジェクトコンベヤ124へ停止信号し、続い
て搬送コンベヤ121へ移動停止解除信号を出力する。
【0123】これにより、残留物が残っている収納容器
Dはリジェクトコンベヤ124へ搬出される。 「収納容器洗浄部152」第2有無検出装置142によ
り収納容器Dが分岐装置125の位置に検出されると、
第1バーコードリーダ143を駆動して収納容器Dのバ
ーコードを読み取らせ、このバーコードを記憶し、この
バーコードの読み取り回数をカウントする。このカウン
トした回数(サイクル)がN回(たとえば5回)となる
と、或いは一時的な指令が入力されると、搬送コンベヤ
121へ移動停止信号を出力し、続いて分岐装置125
へ駆動信号を出力し、洗浄装置127へ洗浄信号を出力
する。
Dはリジェクトコンベヤ124へ搬出される。 「収納容器洗浄部152」第2有無検出装置142によ
り収納容器Dが分岐装置125の位置に検出されると、
第1バーコードリーダ143を駆動して収納容器Dのバ
ーコードを読み取らせ、このバーコードを記憶し、この
バーコードの読み取り回数をカウントする。このカウン
トした回数(サイクル)がN回(たとえば5回)となる
と、或いは一時的な指令が入力されると、搬送コンベヤ
121へ移動停止信号を出力し、続いて分岐装置125
へ駆動信号を出力し、洗浄装置127へ洗浄信号を出力
する。
【0124】これにより分岐装置125上の収納容器D
は、分岐装置125により洗浄装置127へ搬出され
る。この搬出により第2有無検出装置142により収納
容器Dが検出されなくなると、分岐装置125へ停止信
号を出力し、搬送コンベヤ121へ移動停止解除信号を
出力して、移動を許可する。
は、分岐装置125により洗浄装置127へ搬出され
る。この搬出により第2有無検出装置142により収納
容器Dが検出されなくなると、分岐装置125へ停止信
号を出力し、搬送コンベヤ121へ移動停止解除信号を
出力して、移動を許可する。
【0125】また洗浄装置127により洗浄され、洗浄
が終了すると、洗浄装置127より洗浄終了信号が出力
される。この洗浄終了信号を入力すると、第3有無検出
装置144により合流装置126の位置が収納容器Dが
無くなった状態となっているかどうかを確認し、収納容
器Dが無くなると搬送コンベヤ121へ移動停止信号を
出力し、続いて洗浄装置127へ搬出信号を出力し、合
流装置126へ駆動信号を出力する。
が終了すると、洗浄装置127より洗浄終了信号が出力
される。この洗浄終了信号を入力すると、第3有無検出
装置144により合流装置126の位置が収納容器Dが
無くなった状態となっているかどうかを確認し、収納容
器Dが無くなると搬送コンベヤ121へ移動停止信号を
出力し、続いて洗浄装置127へ搬出信号を出力し、合
流装置126へ駆動信号を出力する。
【0126】これにより洗浄装置127の収納容器D
は、合流装置126により搬送コンベヤ121上へ搬入
される。この搬入により第3有無検出装置144により
収納容器Dが検出されると、合流装置126へ停止信号
を出力し、搬送コンベヤ121へ移動停止解除信号を出
力して、移動を許可する。
は、合流装置126により搬送コンベヤ121上へ搬入
される。この搬入により第3有無検出装置144により
収納容器Dが検出されると、合流装置126へ停止信号
を出力し、搬送コンベヤ121へ移動停止解除信号を出
力して、移動を許可する。
【0127】上記制御装置150の収納容器洗浄部15
2の動作により、空の収納容器Dは、搬送コンベヤ12
1により搬送されている途中でサイクル毎(搬送N回
毎)に或いは一時的に洗浄装置127により洗浄され
る。したがって、循環して使用される収納容器DがA工
程でN回使用されると或いは一時的に、洗浄されること
になる。 「分岐制御部153」この分岐制御部153の動作を図
4に示すフローチャートにしたがって説明する。
2の動作により、空の収納容器Dは、搬送コンベヤ12
1により搬送されている途中でサイクル毎(搬送N回
毎)に或いは一時的に洗浄装置127により洗浄され
る。したがって、循環して使用される収納容器DがA工
程でN回使用されると或いは一時的に、洗浄されること
になる。 「分岐制御部153」この分岐制御部153の動作を図
4に示すフローチャートにしたがって説明する。
【0128】到着検出装置145により、搬送コンベヤ
121の下流端へ空の収納容器Dが到着したことを確認
すると(ステップ−1)、第4有無検出装置147によ
り第1搬出コンベヤ130の合流装置129(最上流の
ストレージ位置)に空の収納容器Dが検出されているか
どうかを確認し(ステップ−2)、確認できないとき
(空きがあるとき)、搬送コンベヤ121へ最下流スト
レージ位置の空の収納容器Dの切出し指令信号を出力し
(ステップ−3)、第1搬出コンベヤ130へ移動停止
信号を出力し(ステップ−4)、さらに分岐装置128
へ第1搬出コンベヤ130の方向への空の収納容器Dの
搬出信号を出力し、第1搬出コンベヤ130の合流装置
129へ駆動信号を出力する(ステップ−5)。そして
第4有無検出装置147により空の収納容器Dが検出さ
れると(ステップ−6)、分岐装置128と合流装置1
29へ停止信号を出力し(ステップ−7)、第1搬出コ
ンベヤ130へ移動停止解除信号を出力する(ステップ
−8)。
121の下流端へ空の収納容器Dが到着したことを確認
すると(ステップ−1)、第4有無検出装置147によ
り第1搬出コンベヤ130の合流装置129(最上流の
ストレージ位置)に空の収納容器Dが検出されているか
どうかを確認し(ステップ−2)、確認できないとき
(空きがあるとき)、搬送コンベヤ121へ最下流スト
レージ位置の空の収納容器Dの切出し指令信号を出力し
(ステップ−3)、第1搬出コンベヤ130へ移動停止
信号を出力し(ステップ−4)、さらに分岐装置128
へ第1搬出コンベヤ130の方向への空の収納容器Dの
搬出信号を出力し、第1搬出コンベヤ130の合流装置
129へ駆動信号を出力する(ステップ−5)。そして
第4有無検出装置147により空の収納容器Dが検出さ
れると(ステップ−6)、分岐装置128と合流装置1
29へ停止信号を出力し(ステップ−7)、第1搬出コ
ンベヤ130へ移動停止解除信号を出力する(ステップ
−8)。
【0129】これにより、搬送コンベヤ121へ最下流
ストレージ位置から空の収納容器Dが切り出され、第1
搬出コンベヤ130の最も上流のストレージ位置へ空の
収納容器Dが補充される。
ストレージ位置から空の収納容器Dが切り出され、第1
搬出コンベヤ130の最も上流のストレージ位置へ空の
収納容器Dが補充される。
【0130】また上記ステップ−2において第4有無検
出装置147により第1搬出コンベヤ130の合流装置
129(最上流のストレージ位置)に空の収納容器Dが
検出されていると、ストレージ検出装置146により所
定数上流のストレージ位置に空の収納容器Dがストレー
ジされているかを確認し(ステップ−9)、確認する
と、搬送コンベヤ121へ最下流ストレージ位置の空の
収納容器Dの切出し指令信号を出力し(ステップ−1
0)、分岐装置128へ第2搬出コンベヤ131の方向
への空の収納容器Dの搬出信号を出力し、第2搬出コン
ベヤ131へ駆動信号を出力し(ステップ−11)、自
動倉庫CへコンベヤC’(合流装置)の駆動信号を出力
する(ステップ−12)。また所定時間経過すると(ス
テップ−13)、分岐装置128と第2搬出コンベヤ1
31へ停止信号を出力する(ステップ−14)。
出装置147により第1搬出コンベヤ130の合流装置
129(最上流のストレージ位置)に空の収納容器Dが
検出されていると、ストレージ検出装置146により所
定数上流のストレージ位置に空の収納容器Dがストレー
ジされているかを確認し(ステップ−9)、確認する
と、搬送コンベヤ121へ最下流ストレージ位置の空の
収納容器Dの切出し指令信号を出力し(ステップ−1
0)、分岐装置128へ第2搬出コンベヤ131の方向
への空の収納容器Dの搬出信号を出力し、第2搬出コン
ベヤ131へ駆動信号を出力し(ステップ−11)、自
動倉庫CへコンベヤC’(合流装置)の駆動信号を出力
する(ステップ−12)。また所定時間経過すると(ス
テップ−13)、分岐装置128と第2搬出コンベヤ1
31へ停止信号を出力する(ステップ−14)。
【0131】これにより、搬送コンベヤ121へ最下流
ストレージ位置から空の収納容器Dが切り出され、自動
倉庫CのコンベヤC’へ空の収納容器Dが搬出され、自
動倉庫C内に一旦貯留される。
ストレージ位置から空の収納容器Dが切り出され、自動
倉庫CのコンベヤC’へ空の収納容器Dが搬出され、自
動倉庫C内に一旦貯留される。
【0132】また上記ステップ−9においてストレージ
検出装置146により所定数上流のストレージ位置に空
の収納容器Dがストレージされていないことが確認され
ると、何もせずに待機する。
検出装置146により所定数上流のストレージ位置に空
の収納容器Dがストレージされていないことが確認され
ると、何もせずに待機する。
【0133】上記制御装置150の分岐制御部153の
動作により、第1搬出コンベヤ130に空の収納容器D
をストレージする空きがあるとき、搬送コンベヤ121
の最終のストレージ位置より切り出された空の収納容器
Dは第1搬出コンベヤ130へ搬出されてストレージさ
れ、また第1搬出コンベヤ130に空きがないとき、所
定数の空の収納容器Dがストレージされていると、搬送
コンベヤ121の最終のストレージ位置より切り出され
た空の収納容器Dは第2搬出コンベヤ131を介して自
動倉庫CのコンベヤC’へ搬出され、自動倉庫Cに貯留
される。また所定数の空の収納容器Dがストレージされ
ていないときは待機される。
動作により、第1搬出コンベヤ130に空の収納容器D
をストレージする空きがあるとき、搬送コンベヤ121
の最終のストレージ位置より切り出された空の収納容器
Dは第1搬出コンベヤ130へ搬出されてストレージさ
れ、また第1搬出コンベヤ130に空きがないとき、所
定数の空の収納容器Dがストレージされていると、搬送
コンベヤ121の最終のストレージ位置より切り出され
た空の収納容器Dは第2搬出コンベヤ131を介して自
動倉庫CのコンベヤC’へ搬出され、自動倉庫Cに貯留
される。また所定数の空の収納容器Dがストレージされ
ていないときは待機される。
【0134】したがって、通常は、ストレージ機能を有
する第1搬出コンベヤ130により空の収納容器Dはス
トレージされながら自走搬送台車Eへ搬出され、自走搬
送台車EによりB工程へ戻されることによって、空の収
納容器Dの発生の度合い、自走搬送台車Eの能力にバラ
ンス・対応しながら、自動倉庫Cを経由せずに、A工程
からB工程へ(2つの工程の間で)空の収納容器Dを搬
送できる。
する第1搬出コンベヤ130により空の収納容器Dはス
トレージされながら自走搬送台車Eへ搬出され、自走搬
送台車EによりB工程へ戻されることによって、空の収
納容器Dの発生の度合い、自走搬送台車Eの能力にバラ
ンス・対応しながら、自動倉庫Cを経由せずに、A工程
からB工程へ(2つの工程の間で)空の収納容器Dを搬
送できる。
【0135】このように、バイパス経路Xは空の収納容
器Dの搬送に際して自動倉庫Cより優先して使用され、
自動倉庫Cを経由せずに、A工程からB工程へ(2つの
工程の間で)空の収納容器Dを搬送することにより、自
動倉庫Cのスタッカークレーンの負荷を減少でき、自動
倉庫Cに対して供給指示があった場合に、自動倉庫Cか
ら指示された収納容器Dを迅速に供給でき、自動倉庫C
において収納容器Dの流れが滞り、全体の効率が低下す
る恐れを回避できる。
器Dの搬送に際して自動倉庫Cより優先して使用され、
自動倉庫Cを経由せずに、A工程からB工程へ(2つの
工程の間で)空の収納容器Dを搬送することにより、自
動倉庫Cのスタッカークレーンの負荷を減少でき、自動
倉庫Cに対して供給指示があった場合に、自動倉庫Cか
ら指示された収納容器Dを迅速に供給でき、自動倉庫C
において収納容器Dの流れが滞り、全体の効率が低下す
る恐れを回避できる。
【0136】またB工程へ戻しが遅れ、搬送コンベヤ6
6へ所定数以上の空の収納容器Dが溜まると、自動倉庫
Cへ一旦貯留することができる。 「自走搬送台車インターフェイス部154」 <搬送コンベヤ121への空の収納容器Dの搬入拒否>
満杯検出装置140により搬送コンベヤ121が空の収
納容器Dで満杯になったことが検出されると、自走搬送
台車Fのコントローラに対して空の収納容器Dの搬入を
拒否する信号を出力する。
6へ所定数以上の空の収納容器Dが溜まると、自動倉庫
Cへ一旦貯留することができる。 「自走搬送台車インターフェイス部154」 <搬送コンベヤ121への空の収納容器Dの搬入拒否>
満杯検出装置140により搬送コンベヤ121が空の収
納容器Dで満杯になったことが検出されると、自走搬送
台車Fのコントローラに対して空の収納容器Dの搬入を
拒否する信号を出力する。
【0137】これにより、自走搬送台車Fにより搬送さ
れてきた空の収納容器Dは、自動倉庫Cへ搬送されて貯
留され、空の収納容器Dは自動倉庫Cを経由してB工程
へ搬送される。
れてきた空の収納容器Dは、自動倉庫Cへ搬送されて貯
留され、空の収納容器Dは自動倉庫Cを経由してB工程
へ搬送される。
【0138】<空の収納容器Dの搬出データの送信>終
端検出装置148により第1搬出コンベヤ130の終端
に空の収納容器Dが到着したことが検出されると、この
到着した空の収納容器Dに付されたバーコードが第2バ
ーコードリーダ149により読み取られ、自走搬送台車
Eのコントローラへこの読み取られたバーコードのデー
タが送信される。
端検出装置148により第1搬出コンベヤ130の終端
に空の収納容器Dが到着したことが検出されると、この
到着した空の収納容器Dに付されたバーコードが第2バ
ーコードリーダ149により読み取られ、自走搬送台車
Eのコントローラへこの読み取られたバーコードのデー
タが送信される。
【0139】これにより、自走搬送台車Eのコントロー
ラはこれから搬送する空の収納容器Dを特定でき、この
時点で、この送信されてきたバーコードにより特定され
る収納容器Dを、以後、どのように使用するかを決定
し、B工程の搬入部3へ搬送する。よって、第1搬出コ
ンベヤ130の終端に搬送されてくるまで、空の収納容
器Dはフリーな状態でランダムに搬送することができ
る。
ラはこれから搬送する空の収納容器Dを特定でき、この
時点で、この送信されてきたバーコードにより特定され
る収納容器Dを、以後、どのように使用するかを決定
し、B工程の搬入部3へ搬送する。よって、第1搬出コ
ンベヤ130の終端に搬送されてくるまで、空の収納容
器Dはフリーな状態でランダムに搬送することができ
る。
【0140】上記した実施の形態のように、A工程とB
工程との間に、貯留・搬送手段である自動倉庫Cとは別
に物品に相当する収納容器Dを搬送するバイパス経路X
を設け、このバイパス経路Xにより空の収納容器Dを自
動倉庫Cを経由せずに、A工程とB工程との間で搬送す
ることにより、自動倉庫Cにおいて、複数の工程で循環
して使用される収納容器Dの流れが滞り、全体の効率が
低下する恐れを回避できる。
工程との間に、貯留・搬送手段である自動倉庫Cとは別
に物品に相当する収納容器Dを搬送するバイパス経路X
を設け、このバイパス経路Xにより空の収納容器Dを自
動倉庫Cを経由せずに、A工程とB工程との間で搬送す
ることにより、自動倉庫Cにおいて、複数の工程で循環
して使用される収納容器Dの流れが滞り、全体の効率が
低下する恐れを回避できる。
【0141】上記した実施の形態のように、自動倉庫C
は、実の収納容器Dの搬送に使用され、バイパス経路X
は、空の収納容器Dの搬送に使用されることにより、空
の収納容器Dを、バイパス経路Xを使用して迅速に戻す
ことができる。
は、実の収納容器Dの搬送に使用され、バイパス経路X
は、空の収納容器Dの搬送に使用されることにより、空
の収納容器Dを、バイパス経路Xを使用して迅速に戻す
ことができる。
【0142】上記した実施の形態のように、バイパス経
路X、サイクル毎にあるいは一時的に、空の収納容器D
を洗浄する洗浄装置122を配置したことにより、空の
収納容器Dをバイパス経路Xにより戻される途中で、サ
イクル毎にあるいは一時的に洗浄することができる。
路X、サイクル毎にあるいは一時的に、空の収納容器D
を洗浄する洗浄装置122を配置したことにより、空の
収納容器Dをバイパス経路Xにより戻される途中で、サ
イクル毎にあるいは一時的に洗浄することができる。
【0143】上記した実施の形態のように、収納容器D
の搬送に際して、バイパス経路Xは自動倉庫Cより優先
して使用されることにより、収納容器Dを迅速に搬送す
ることができる。
の搬送に際して、バイパス経路Xは自動倉庫Cより優先
して使用されることにより、収納容器Dを迅速に搬送す
ることができる。
【0144】上記した実施の形態のように、バイパス経
路Xを使用しないとき、またはバイパス経路Xを使用で
きないとき、収納容器Dの搬送に自動倉庫Cが使用され
ることにより、収納容器Dの流れが完全に止められてし
まうことを防止できる。
路Xを使用しないとき、またはバイパス経路Xを使用で
きないとき、収納容器Dの搬送に自動倉庫Cが使用され
ることにより、収納容器Dの流れが完全に止められてし
まうことを防止できる。
【0145】上記した実施の形態のように、バイパス経
路Xに収納容器Dの満杯検出装置140を配し、この満
杯検出装置140によりバイパス経路Xが収納容器Dで
満杯であると検出されると、収納容器Dの搬送が自動倉
庫Cにより行われることにより、バイパス経路Xが収納
容器Dで満杯のときに、収納容器Dの流れが止められて
しまうことを防止できる。
路Xに収納容器Dの満杯検出装置140を配し、この満
杯検出装置140によりバイパス経路Xが収納容器Dで
満杯であると検出されると、収納容器Dの搬送が自動倉
庫Cにより行われることにより、バイパス経路Xが収納
容器Dで満杯のときに、収納容器Dの流れが止められて
しまうことを防止できる。
【0146】上記した実施の形態のように、バイパス経
路Xをコンベヤ装置121,130(収納容器Dを連続
的に搬送するもの)で形成することにより、自走搬送台
車などとは異なり、収納容器Dを連続して搬送すること
ができ、搬送効率を高めることができる。
路Xをコンベヤ装置121,130(収納容器Dを連続
的に搬送するもの)で形成することにより、自走搬送台
車などとは異なり、収納容器Dを連続して搬送すること
ができ、搬送効率を高めることができる。
【0147】上記した実施の形態のように、各収納容器
Dにそれぞれ、収納容器Dを特定するバーコード(符
号)を設け、第1搬出コンベヤ130の終端部(バイパ
ス経路Xの終端部)にバーコードを検出するバーコード
リーダ149を配し、このバーコードリーダ149によ
りバーコードが検出されると、この時点で、この検出さ
れたバーコードにより特定される収納容器Dが、以後、
どのように使用するかが決定されることにより、バイパ
ス経路Xにより搬送されてくるまで、収納容器Dはフリ
ーな状態でランダムに搬送することができる。
Dにそれぞれ、収納容器Dを特定するバーコード(符
号)を設け、第1搬出コンベヤ130の終端部(バイパ
ス経路Xの終端部)にバーコードを検出するバーコード
リーダ149を配し、このバーコードリーダ149によ
りバーコードが検出されると、この時点で、この検出さ
れたバーコードにより特定される収納容器Dが、以後、
どのように使用するかが決定されることにより、バイパ
ス経路Xにより搬送されてくるまで、収納容器Dはフリ
ーな状態でランダムに搬送することができる。
【0148】なお、上記実施の形態において、バイパス
経路Xと自動倉庫Cでは収納容器Dを介して物品(半製
品や製品)を搬送しているが、物品(半製品や製品)そ
のものを搬送し、自動倉庫Cで物品を貯留・搬送するよ
うによい。またバイパス経路Xでは、空の収納容器Dを
搬送・貯留しているが、空の収納容器Dに限ることはな
く、物品(半製品や製品)が収納された収納容器Dを搬
送するようにしてもよい。このとき、複数の種類の物
品、たとえばα,β,γの3種類の物品が収納されてい
る収納容器Dがあるとき、αの物品が収納されている収
納容器D、βの物品が収納されている収納容器D、γの
物品が収納されている収納容器Dの順に交互に搬送する
こともできる。さらにバイパス経路Xと自動倉庫Cのス
タッカークレーン205をともに並列に使用して空の収
納容器Dまたは物品(半製品や製品)が収納された収納
容器Dまたは物品を搬送することも可能である。
経路Xと自動倉庫Cでは収納容器Dを介して物品(半製
品や製品)を搬送しているが、物品(半製品や製品)そ
のものを搬送し、自動倉庫Cで物品を貯留・搬送するよ
うによい。またバイパス経路Xでは、空の収納容器Dを
搬送・貯留しているが、空の収納容器Dに限ることはな
く、物品(半製品や製品)が収納された収納容器Dを搬
送するようにしてもよい。このとき、複数の種類の物
品、たとえばα,β,γの3種類の物品が収納されてい
る収納容器Dがあるとき、αの物品が収納されている収
納容器D、βの物品が収納されている収納容器D、γの
物品が収納されている収納容器Dの順に交互に搬送する
こともできる。さらにバイパス経路Xと自動倉庫Cのス
タッカークレーン205をともに並列に使用して空の収
納容器Dまたは物品(半製品や製品)が収納された収納
容器Dまたは物品を搬送することも可能である。
【0149】また上記実施の形態では、残留物検出装置
122は画像処理により残留物を検出しているが、接触
センサを備えたアームを空の収納容器D内に降ろして残
留物を接触センサにより検出するかどうかにより機械的
に残留物を検出するようにしてもよい。
122は画像処理により残留物を検出しているが、接触
センサを備えたアームを空の収納容器D内に降ろして残
留物を接触センサにより検出するかどうかにより機械的
に残留物を検出するようにしてもよい。
【0150】また上記実施の形態では、搬送経路を構成
する搬送コンベヤ121をストレージ機能付きのコンベ
ヤにより形成しているが、終端にストッパを有し、収納
容器を1個ずつ切り出すことができるコンベヤにより形
成することもできる。また搬送コンベヤ121の途中に
残留物検出装置122や洗浄装置127を設けている
が、これら装置を備えてなくてもよい。
する搬送コンベヤ121をストレージ機能付きのコンベ
ヤにより形成しているが、終端にストッパを有し、収納
容器を1個ずつ切り出すことができるコンベヤにより形
成することもできる。また搬送コンベヤ121の途中に
残留物検出装置122や洗浄装置127を設けている
が、これら装置を備えてなくてもよい。
【0151】また上記実施の形態では、A工程とB工程
の2工程間で、バイパス経路Xを使用しているが、それ
以上の複数の工程間で、バイパス経路Xを使用するよう
にすることもできる。たとえば図5に示すように、自走
搬送台車EまたはFを使用することにより、バイパス経
路Xを3工程、すなわちA工程とB工程、J工程とA工
程、J工程とB工程で収納容器Dを搬送する経路として
使用することができる。またA工程とB工程の2工程間
で、1経路のバイパス経路Xを使用しているが、図5に
示すように複数(図では2経路)のバイパス経路Xを使
用するようにすることもできる。
の2工程間で、バイパス経路Xを使用しているが、それ
以上の複数の工程間で、バイパス経路Xを使用するよう
にすることもできる。たとえば図5に示すように、自走
搬送台車EまたはFを使用することにより、バイパス経
路Xを3工程、すなわちA工程とB工程、J工程とA工
程、J工程とB工程で収納容器Dを搬送する経路として
使用することができる。またA工程とB工程の2工程間
で、1経路のバイパス経路Xを使用しているが、図5に
示すように複数(図では2経路)のバイパス経路Xを使
用するようにすることもできる。
【0152】また上記実施の形態では、物品を収める或
いは載せる物品支持体の一例として収納容器(コンテナ
やバケット)Dを使用しているが、パレットや板材を使
用することもできる。また収納容器Dは、ダンボール箱
や蓋付きの容器を使用することもできる。
いは載せる物品支持体の一例として収納容器(コンテナ
やバケット)Dを使用しているが、パレットや板材を使
用することもできる。また収納容器Dは、ダンボール箱
や蓋付きの容器を使用することもできる。
【0153】また上記実施の形態では、物品または物品
支持体を特定する符号として、バーコードを使用してい
るが、バーコードに限ることはなく、数字や文字など他
の符号を使用することもできる。このとき、バーコード
リーダに代えて、数字や文字を判別できる処理装置(画
像処理装置など)を使用する。
支持体を特定する符号として、バーコードを使用してい
るが、バーコードに限ることはなく、数字や文字など他
の符号を使用することもできる。このとき、バーコード
リーダに代えて、数字や文字を判別できる処理装置(画
像処理装置など)を使用する。
【0154】また上記実施の形態では、複数の工程の間
に、これら工程間の物品を貯留および搬送する自動倉庫
(貯留・搬送手段)Cを備え、前記工程の間に、前記自
動倉庫Cとは別に物品を搬送するバイパス経路(搬送経
路)Xを設けた構成を物流設備に適用しているが、一般
設備、たとえば生産設備のない単なる配送センターや包
装センターなどにも適用することは可能である。
に、これら工程間の物品を貯留および搬送する自動倉庫
(貯留・搬送手段)Cを備え、前記工程の間に、前記自
動倉庫Cとは別に物品を搬送するバイパス経路(搬送経
路)Xを設けた構成を物流設備に適用しているが、一般
設備、たとえば生産設備のない単なる配送センターや包
装センターなどにも適用することは可能である。
【0155】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、投
入手段を収納容器の上方の所定箇所に位置させた状態
で、投入手段から物品を投入しながら、収納容器と投入
手段とを横方向において相対的に移動させることによ
り、収納容器に対する物品の投入は、収納容器の中に小
さな山が均一状の高さにできた状態で、充填率を高くし
て行うことができる。そして山を均す必要がないことか
ら、物品の損傷は殆どなくなり、さらに物品間の摩擦も
少なくなって静電気の発生も殆どない状態で、所期の投
入を均一状に行うことができる。
入手段を収納容器の上方の所定箇所に位置させた状態
で、投入手段から物品を投入しながら、収納容器と投入
手段とを横方向において相対的に移動させることによ
り、収納容器に対する物品の投入は、収納容器の中に小
さな山が均一状の高さにできた状態で、充填率を高くし
て行うことができる。そして山を均す必要がないことか
ら、物品の損傷は殆どなくなり、さらに物品間の摩擦も
少なくなって静電気の発生も殆どない状態で、所期の投
入を均一状に行うことができる。
【0156】また上記した本発明の請求項2によると、
物品の種類に応じた最も好ましい移動軌跡で所期の投入
を行うことができる。そして上記した本発明の請求項3
によると、たとえば相対的な移動量を、物品の投入量が
多量のときに大きく変更し、そして物品の投入量が少量
のときに小さく変更することによって、投入した物品の
収納容器内での拡がり(拡散)を、物品の投入量に関係
なく常に好適に行うことができ、以て充填率をより高く
して、所期の投入を均一状に行うことができる。
物品の種類に応じた最も好ましい移動軌跡で所期の投入
を行うことができる。そして上記した本発明の請求項3
によると、たとえば相対的な移動量を、物品の投入量が
多量のときに大きく変更し、そして物品の投入量が少量
のときに小さく変更することによって、投入した物品の
収納容器内での拡がり(拡散)を、物品の投入量に関係
なく常に好適に行うことができ、以て充填率をより高く
して、所期の投入を均一状に行うことができる。
【0157】さらに上記した本発明の請求項4による
と、支持手段における作動は、構造簡単として容易にか
つ確実に行うことができる。しかも上記した本発明の請
求項5によると、収納容器内に小さな山が多数箇所にで
きた状態にでき、以て充填率をより高くして、所期の投
入を均一状に行うことができる。
と、支持手段における作動は、構造簡単として容易にか
つ確実に行うことができる。しかも上記した本発明の請
求項5によると、収納容器内に小さな山が多数箇所にで
きた状態にでき、以て充填率をより高くして、所期の投
入を均一状に行うことができる。
【0158】また上記した本発明の請求項6によると、
発生した僅かな静電気を素早く放電でき、以て物品に電
気的な悪影響を及ぼすことを防止できる。そして上記し
た本発明の請求項7によると、支持手段に対する収納容
器の受け渡し移動は、コンベヤ装置の搬送を利用して何
ら支障なく円滑に行うことができる。そして位置決め手
段を作動させることで、収納容器の位置決めを確実に行
え、以て収納容器の位置が乱れることを防止できる。
発生した僅かな静電気を素早く放電でき、以て物品に電
気的な悪影響を及ぼすことを防止できる。そして上記し
た本発明の請求項7によると、支持手段に対する収納容
器の受け渡し移動は、コンベヤ装置の搬送を利用して何
ら支障なく円滑に行うことができる。そして位置決め手
段を作動させることで、収納容器の位置決めを確実に行
え、以て収納容器の位置が乱れることを防止できる。
【0159】さらに上記した本発明の請求項8による
と、物品の大きさを考慮して投入を行うことができ、以
て物品の大きさに関係なく充填率をより高くして、所期
の投入を均一状に行うことができる。
と、物品の大きさを考慮して投入を行うことができ、以
て物品の大きさに関係なく充填率をより高くして、所期
の投入を均一状に行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、投入設備の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同投入設備が配備された作業室の平面図であ
る。
る。
【図3】同投入設備への吊り搬送手段の斜視図である。
【図4】同投入設備の一部切り欠き側面図である。
【図5】同投入設備における投入作業を説明する平面図
である。
である。
【図6】同投入設備における投入作業を説明し、(a)
は一部切り欠き側面図、(b)は一部切り欠き正面図で
ある。
は一部切り欠き側面図、(b)は一部切り欠き正面図で
ある。
【図7】同投入設備における投入作業を説明する概略平
面図である。
面図である。
【図8】同取り扱い設備が配備された作業室の平面図で
ある。
ある。
【図9】同取り扱い設備への中継搬送手段の斜視図であ
る。
る。
【図10】同取り扱い設備における積み込み部の一部切
り欠き正面図である。
り欠き正面図である。
【図11】同取り扱い設備における停止時の要部の斜視
図である。
図である。
【図12】同取り扱い設備における摺動時の要部の斜視
図である。
図である。
【図13】同取り扱い設備における投入時の要部の斜視
図である。
図である。
【図14】同投入設備や取り扱い設備が配備された物流
設備の構成図である。
設備の構成図である。
【図15】同物流設備のバイパス経路の構成図である。
【図16】同物流設備のバイパス経路の制御構成図であ
る。
る。
【図17】同物流設備のバイパス経路の制御装置の分岐
制御を説明するフローチャートである。
制御を説明するフローチャートである。
【図18】同物流設備の他の構成図である。
【図19】従来例を示し、投入設備における投入作業を
説明する一部切り欠き側面図である。
説明する一部切り欠き側面図である。
1 第1作業室
3 搬入部
4 搬出部
6 上面開放部
7 蓋体
9 物品
11 吊り搬送手段
16 吊り搬送経路
21 投入設備
22 製造手段
23 投入手段
23a 投入口(投入位置)
24 搬送経路
25 コンベヤ装置
26 搬入側ローラコンベヤ
27 中継ローラコンベヤ
28 搬出側ローラコンベヤ
31 支持手段
32 支持ローラコンベヤ
33 ベース体
35 前後移動体
36 前後動装置
38 左右移動体
39 左右動装置
41 位置決め手段
51 蓋体開閉手段
54 昇降動装置
56 昇降体
58 吸着体
61 第2作業室
63 搬入部
64 搬出部
71 中継搬送手段
76 搬送経路
81 取り扱い設備
82 一定経路
85 受け入れ部
86 本体
87 開放部
90 自走台車(移動体)
91 台車本体
93 摺動体
94 左右摺動装置
95 ローラコンベヤ装置
96 揺動体
96A 側板部
96B 櫛歯部
97 前後方向軸
97a 前後方向軸心
98 揺動装置
100 積み込み部
101 コンベヤ装置
111 蓋体開閉手段
114 昇降動装置
116 昇降体
118 吸着体
118 吸着体
121 搬送コンベヤ
122 残留物検出装置
127 洗浄装置
145 到着検出装置
148 終端検出装置
150 制御装置
C 自動倉庫(保管装置)
D 収納容器
E 自走搬送台車
F 自走搬送台車
L 一定経路
M 一定経路
Xa 前方向
Xb 後方向
Ya 左方向
Yb 右方向
Z 投入位置の移動軌跡
Z1 小さな物品の移動軌跡
Z2 大きな物品の移動軌跡
Claims (8)
- 【請求項1】 支持手段により支持する収納容器に対し
て、投入手段によって物品を上方から投入する投入設備
であって、収納容器と投入手段とが横方向において相対
的に移動可能に構成されて、収納容器への投入位置が連
続的に移動することを特徴とする投入設備。 - 【請求項2】 物品の種類に応じて、投入位置の移動軌
跡が変更可能に構成されていることを特徴とする請求項
1記載の投入設備。 - 【請求項3】 物品の投入量の変化に応じて、相対的な
移動量が変更可能に構成されていることを特徴とする請
求項1または2記載の投入設備。 - 【請求項4】 支持手段を介して収納容器が、平面視に
おいて2軸方向に移動可能に構成されていることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の投入設備。 - 【請求項5】 収納容器と投入手段との相対的な移動が
間欠的に行われるように構成されていることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれかに記載の投入設備。 - 【請求項6】 収納容器が、導電性材料から構成されて
いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
投入設備。 - 【請求項7】 収納容器の搬送経路を形成するコンベヤ
装置が設けられ、このコンベヤ装置の一部により支持手
段が構成され、この支持手段の部分には収納容器の位置
決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜
6のいずれかに記載の投入設備。 - 【請求項8】 収納容器に対する投入位置は、大きな物
品を投入するとき、小さな物品に比して収納容器の中央
部分で投入されることを特徴とする請求項1〜7のいず
れかに記載の投入設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001278969A JP2003081444A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 投入設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001278969A JP2003081444A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 投入設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003081444A true JP2003081444A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19103245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001278969A Pending JP2003081444A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 投入設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003081444A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007269459A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Daifuku Co Ltd | 物品搬送設備 |
KR100850633B1 (ko) * | 2007-03-06 | 2008-08-05 | 대 욱 강 | 팽창 방화블록 |
JP7555649B1 (ja) | 2024-04-03 | 2024-09-25 | 杉山電機システム株式会社 | 箱替機 |
-
2001
- 2001-09-14 JP JP2001278969A patent/JP2003081444A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007269459A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Daifuku Co Ltd | 物品搬送設備 |
JP4614099B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2011-01-19 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
KR100850633B1 (ko) * | 2007-03-06 | 2008-08-05 | 대 욱 강 | 팽창 방화블록 |
JP7555649B1 (ja) | 2024-04-03 | 2024-09-25 | 杉山電機システム株式会社 | 箱替機 |
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